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平成22年度 年報 - 公益財団法人 大阪府保健医療財団 大阪がん循環器

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平成22年度 年報 - 公益財団法人 大阪府保健医療財団 大阪がん循環器
第1節
大阪府立健康科学センター年報
平成 22 年度・23 年度
大阪府立健康科学センター
Osaka Medical Center for
Health Science and Promotion
目次
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
これまでの歩み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第1章
健康科学センターの概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第1節
設置目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第2節
沿革
第3節
施設の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
第4節
組織及び職員配置の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
第2章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
健康度測定コース、健康開発ドックコース ・・・・・・・・・・・・・・・・・11
第1節
健康度測定コース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
第2節
健康処方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
第3節
特定保健指導・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
第4節
精密検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
第5節
健康開発ドックコース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
第6節
禁煙治療コースおよび禁煙サポートコース・・・・・・・・・・・・・・・・・18
第7節
脂質の精度管理と標準化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
第3章
第1節
普及、啓発活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
健康情報発信事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
(1)展示施設、イベント等による活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
(2)ホームページ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
(3)マスメディア等を通じた広報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
第2節
指導者養成事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
第3節
地域への展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
第4節
医療費分析に基づく行動変容事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
第5節 「健康おおさか 21」及びその関連事業の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・37
第6節
森之宮健康ゾーンの活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
第4章 調査・研究成果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
<地域・職域の実態把握、モニタリング>
第1節 大阪府下の住民・勤務者の最近 10 年間の身体所見、生活習慣の動向 ・・・・40
第2節 職域・地域における高血圧と網膜細動脈硬化の有病率の推移について・・・・・75
第3節 都市部勤労者の業種別にみたストレス・うつ症状の実態と背景要因・・・・・・77
<危険因子・生活習慣>
第4節 大阪近郊の勤務者・住民における高血圧の発症に影響する因子の検討 ・・・・80
第5節
尿蛋白疑陽性の心血管系イベントのリスクに関する検討・・・・・・・・・・・81
第6節
大阪府民の食生活の実態と問題点
第1報 ドック受診者と地域住民の健診結果による比較 ・・・・・・・・・・82
第2報 ドック受診者の健診結果による検討 ・・・・・・・・・・・・・・・84
第3報 地域住民の健診結果による検討 ・・・・・・・・・・・・・・・・・86
第7節 大阪府下の地域住民女性における食生活の実態と問題点 ・・・・・・・・・・・・・・88
第8節 血中脂質変動に関わる食習慣因子の検討 ・・・・・・・・・・・・・・・・・90
第9節 農村部における近年の肥満者増加の背景について-食環境面からの検討-・・・93
第10節 音楽・笑いと血圧・心拍数・及び心理的ストレスとの関連 ・・・・・・・・95
第11節 大阪府と長野県の食・生活習慣の差異-がん予防の観点から- ・・・・・・96
第12節 都市部金融系男性勤務者の高血圧と生活実態 ・・・・・・・・・・・・・・98
第13節 いびきとうつ症状・怒りの表現方法との関連・・・・・・・・・・・・・ ・100
第14節 いびきと循環器疾患発症に関する住民を対象にした大規模縦断研究・・・・・101
<詳細な健康度測定・検査技法の開発>
第15節 ドック受診者の頸動脈の動脈硬化進行に及ぼす因子の検討・・・・・・・・・103
第16節 ドック受診者におけるメタボリックシンドロームと冠動脈石灰化との関連についての検討 ・105
第17節 ドック受診者における冠状動脈石灰化の経年変化について ・・・・・・・・107
第18節 閉経女性の頸動脈の動脈硬化進行に関連する食事因子の検討・・・・・・・・109
第19節 心理的ストレス負荷に対する性別、年齢別の血圧、心拍数、自律神経活動
および末梢血流量の反応性の比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111
<保健指導の技法開発>
第20節 大阪府立健康科学センターにおける特定保健指導の1年後の効果の検討・・・・・113
第21節 特定保健指導における体重減量者のインタビューによる成功要因の質的検討・・・・115
第22節 喫煙状況と食習慣、運動習慣、睡眠障害との関連性の検討 ・・・・・・・・116
<地域対策>
第23節
特定健診・特定保健指導の効果的な運用に向けての提言
-疫学研究と予防対策の現状からみた考察- ・・・・・・・・・・・・・119
・・・・129
第24節 特定健診導入期の地域における循環器疾患予防対策の展開(第3報)
<血液精度管理>
第25節 特定健診の検査項目に総コレステロールの追加を期待する ・・・・・・・・133
第26節 同位体希釈/ガスクロマトグラフ/質量分析計による総コレステロールの精密分析法の確立・134
第5章 研究成果の公表・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・135
第1節 研究論文・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・135
第2節 書籍・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・142
第3節 学会発表・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・143
第4節 学術講演・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・157
第5節 研究班活動・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・163
(資料1)2010 年度
健康度測定コース受診者
(資料2)数値表(第4章
基本統計・・・・・・・・・・・・・・166
第1節) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・172
平成 24 年度以降の展望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・198
平成22年度・23年度
大阪府立健康科学センター年報
発行:平成24年3月
編集・発行責任者
大阪府立健康科学センター
所 長
石 川 善 紀
〒537-0025
大阪市東成区中道1-3-2
TEL:06-6973-3535
FAX:06-6973-3574
ホームページアドレス http://www.kenkoukagaku.jp
はじめに
健康科学という概念は、筑波大学名誉教授で当センター顧問の小町喜男先生が、1989 年の
第 48 回日本公衆衛生学会の学会長講演において、わが国で初めて提唱されました。その中で、
健康科学とは、健康づくりに関するあらゆる情報を収集し、これを整理し、理論的なものと
して、普遍的な法則を見出し、その結果を基に行政機関、医療機関、住民組織と一体となっ
て、予防対策の方法についてのノウハウの開発と蓄積を行う学問であるとされています。そ
の具体的内容では、
1)若年者から老年者に至る健康像の把握、
2)地域や環境要因の特性の把握、
3)医療、社会保障の実態把握
など、地域に密着して正確な地域診断を行い、これをもとに、
4)栄養と健康の基礎的な検討、
5)mental stress と physical labor と健康の関係、
6)医療、社会保障の社会、経済的検討などの実際的な諸問題を科学的に解明することを
目標にし、これらに関する基礎的な研究を行うとしています。
私どもは、この健康科学を原点に、平成13年以来、地域住民や職域勤務者を対象にした
予防のための疫学分析を行い、行政、医療、大学等の関係諸機関と協働して大阪府民の健康
管理の向上に寄与すべく取り組んでまいりました。この間、平成20年度から特定健診・特
定保健指導が開始されたものの、メタボリックシンドローム以外の対策が不十分な制度上の
課題が明らかになり、早期の見直しを願っているところです。私たちは、全国一律の対策で
はなく、地域の健康実態をしっかりと把握した上で対策を講じることが重要だと考えていま
す。
これまで当センターでは、大阪府民の健康実態を正確に把握して、大阪府の健康医療行政
に科学的な根拠を提供し、それに基づく大阪府全域での効果的な健康管理事業の推進と評価
に貢献するべく取り組んでまいりました。
平成23年度には、大阪府健康医療部長マニフェストとして、3つの重点課題の一つに「循
環器病予防の推進」が掲げられ、大阪府の健康医療行政として新たに循環器病予防の推進が
重点課題として取り組まれることとなりました。その推進に当センターが果たす役割が期待
されているところです。
平成24年度からは、大阪府の方針により、当センターは大阪がん予防検診センターと統
合され、新しいセンターとして出発することとなりました。新センターにおいては、さらに
上記の役割が大きく期待されています。引き続き、新センターへのご指導ご支援をお願い申
し上げます。
このたび、平成22年度と平成23年度(11 月末まで)に実施した事業の成果をまとめま
した。ご高覧いただければ幸いです。
平成24年3月
大阪府立健康科学センター
所長
石
川 善
紀
1
これまでの歩み
健康科学センターの事業面での成果の第1は当センターの事業の特色である、科学的・実
践的な健康づくり技法の開発につながる健康度測定コース、各種の健康開発ドックコース等
の技術的な基礎固めを種々の紆余曲折、試行錯誤を経て完了したことです。現在は開設以来、
継続して受診している特定の固定集団を対象として疾病発生に関する情報提供をも含めたフ
ォローアップの体制ができています。
健康開発ドックコースについては循環器病予防コースや心身リフレッシュコース、健康ス
リムコース、血流健康コースなど健康状態を種々の観点より調べるコースを設定してきまし
た。高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満をすべて持つハイリスク者の労災二次健診コースは、
運営委員会委員の協力を得て、府下の各種企業や健保組合に呼びかけ、当センターで一次健
診(健康度測定コース)を受診せず、他の健診機関で一次健診を受けた団体からも受け付け
るようにしました。労災二次健診は企業(健保組合)
、受診者本人の何れにも経済的負担のな
い制度ですが、多くの健診機関は頚部エコー等の必要な検査のすべてを実施し得ず、府下で
の利用が伸び悩んでいることから、当センターでの受診枠を増やしています。また、各種の
ドックコースにオプション検査を設けたり、健康度測定コース受診者のフォローとして、再
検査や精検を設けたり、健診受診後の生活改善と連動させてのフォローアップの精検を開始
したりして、受診者の要望に応じてできる限り柔軟なきめ細かい対応ができるよう工夫して
います。
平成14年度に開始された府職員の健診(健康度測定コースを所外健診として実施)は平
成17年度で終了し、平成18年度以降はより多くの民間団体或は個人に受診機会を提供す
る努力を進めています。当初の計画では府職員 8,000 人余の追跡調査を行い、初診時の健診
成績や生活習慣とその後の脳卒中、心疾患発生との関連を分析し、府民にその情報を提供す
る計画でしたが、個人情報保護法との関連で不可能となり予定を変更したものです。
当センターの開所以来、事業面での第2の成果としては3階の運動施設(プール、フィッ
トネス)と4,5階の健診、ドックの一体的な運用が進んだことです。3階の運動施設と提
携したドックコースとして、スリム塾、健康運動チェックコース、健康スリムコース、府職
員ドックコース等を安定的に運営してきました。運動施設の利用者数は年々増加し、長期継
続利用者の一部に対して、健康度測定コース、骨密度検査、体脂肪検査等がフィットネス事
業団よりメディカルチエックとして提供されました。
府民への普及、啓発、活動を継続して行うため、新しい情報をパネルにして展示するほか、
ニュースレターの発行やホームページを抜本的にリニューアルするなど情報発信に努めてい
るところです。
平成20年度には、健康科学センターの費用効果面からの事業見直しが行われた結果、府
の財政再建プログラム(案)が出され、平成21年度から1階展示及び3階フィットネスが
廃止となりました。
健康づくり指導者の養成としては、専門職員、健康づくりボランティアに対しての研修を
積極的に行ない、又、これらの活動も含めて健康おおさか21事業の推進、とくに食育事業
2
の推進に協力しました。
平成18年6月に食育基本法による食育推進基本計画に基づく食育月間行事として、第1
回の食育推進全国大会が、内閣府、大阪府の主催により大阪にて開催されました。国に先駆け
て積極的に取組んできた大阪府の食育には、健康科学センターも企画段階から深く関与し、大
会の企画、パネル討議、ブース展示等にも協力して大会の成功に貢献することができました。
平成18年7月には、健康科学センター設立5周年を迎え、8日間にわたる記念事業を開催
しました。この間、各イベント団体は、無料の教室、イベントを開催し、多くの府民の参加を
得ています。メインイベントとして、
「大阪府民の健康と食生活を考える」をテーマに、大阪
府立女性総合センターにて大阪府立公衆衛生研究所と共同して、記念講演会を開催しました。
冒頭、健康科学センター設立に精魂傾けられた健康科学センター小町喜男顧問が挨拶をされ、
地域や職域の人々の健康状態を地道に調査研究し、データを積み重ね、日本人の特性に基づ
いた健康科学を進めることが重要であること、また科学的根拠を理解して実践する重要性を
強調されました。また健康科学センター所長、公衆衛生研究所長の挨拶の後、健康関連分野で
は最も関心が高まっている3つの課題、
「メタボリッタシンドロームほんとに多いのか悪いの
か大阪の実態-成人病センター及び健康科学センターを通じての取組みから」、「大阪府民の
食生活と健康-見えてきた「できる」食生活改善」、「食道楽大阪の食中毒事情-多様化して
きた食中毒から身を守るには」について、健康科学センター、公衆衛生研究所の講師による熱
のこもった講演が行われ、科学的な視点に基づく対策の重要性の理解が一層深まったものと
考えています。
調査研究の面では、開所当初は新しい健診機器の開発、各種ドックコースの意義に関する
もの等単発的かつ断面調査によるものが中心でしたが、時間の経過とともに生活習慣病の研
究の本流である追跡研究の成績がまとまってきました。その中から、大阪の職域集団のみで
なく、大阪、秋田、高知、茨城といった成人病センター集検1部の時代より継続して疫学研
究を実施している地域集団の脳卒中、虚血性心疾患の発生状況および主要なリスクファクタ
ーの推移を明らかにしてきました。
特に、都市部における循環器疾患の動向を明らかにすることは、生活環境の欧米化が進む
わが国での循環器疾患の将来動向を予測する上で有用であると考え、大阪府下で我々が長年
脳卒中予防のモデル地域として対策を続けてきた八尾市における脳卒中と虚血性心疾患(心
筋梗塞等)の発生率、及び関連するリスクファクターの 40 年の推移を中心に報告してきまし
た。脳卒中発生率は、組織的な脳卒中予防対策と住民の健康づくり活動の結果、大きく低下
しました。一方、虚血性心疾患の発生率の動向は急性心筋梗塞に PCI(経皮的冠動脈介入術)
を加えて検討した結果、壮年男性においては 1980 年代以降に発生率が上昇しているという課
題が見えてきました。その背景として八尾市の壮年男性で血清総コレステロールレベルの上
昇する中、最小血圧レベルの上昇、高中性脂肪血症、高血糖者の増加が加わり、喫煙率の低
下抑制と相まって、虚血性心疾患の発生率の上昇がもたらされていると推察されることを報
告しました。今後、喫煙率を一層低下させ、肥満の有無に関わらず、最小血圧値の上昇を抑
制して、高血糖者の増加の抑制を図ることが重要であると考えられます。
また、八尾市と、これに隣接する東大阪市の脳卒中の発生、死亡の状況を比較し、関与す
るリスクファクターの比較検討を行い、東大阪市では都市でありながら脳出血の多いこと、
3
その背景には肥満との関連は少なく、高血圧、低コレステロール、飲酒の関連が疑われるこ
とを報告しました。一方で当センターの循環器予防コース等のドックコースの受診者を中心
に近年話題になっているメタボリックシンドロームに関する検討を行い、東大阪市の成績と
は対照的な肥満、高脂血症、高血糖、高血圧が混在する生活習慣病の実態を報告しました。
健康度測定コースで実施している健康処方の成果について、当初は1年間の所見の変化に
ついて、個別健康処方、集団処方の比較成績を示しました。しかし、1 年間のみの成績であ
り、生活習慣の改善ならびに健診成績の改善がより長期に継続しうるか否かに疑問が残りま
した。そこで、次の段階として3年間の成果をまとめ、改善の効果は3年間継続しうること
を示しました。生活習慣病のすべてではないにしても、高血圧、肥満、高コレステロール血
症についての予防の有効性を強く示唆する成績と考えます。
また、通信教育と組み合わせた健康処方の効果についても報告しました。3年連続して健
康度測定を受診し、2年連続して健康処方に加え、通信制フォロ-アッププログラムに参加
した集団と、参加しなかった集団を比較した結果、参加集団では、高血圧等の改善率、検査所
見の悪化の抑制傾向がみられました。簡易な通信教育による1ケ月のフォローアッププログ
ラムが有所見者、特に高血圧の改善に有効であったことは、通信教育による保健指導の有効性
を示唆するものと考えています。また、通信教育と組み合わせた健康処方の効果について、
集団健康処方に加え、1 ケ月のフォローアッププログラムを実施することで、高血圧の有所
見者の改善割合が有意に高いことを確認しています。
さらには、健康科学センターが技術指導を引き受けてきた泉佐野市の国保ヘルスモデルア
ップ事業では、短期間の事業ですが、生活習慣改善の有効性を示す成績となっており、健康
科学センターの健康処方の一般化につながるものと考えています。
平成20年度からは、高齢者医療確保法に基づく特定健康診査、特定保健指導が各保険者
により開始されました。しかし、平成19年度まで市町村が実施してきた老人保健法の基本
健康診査と比較して、健診項目が減少し、腹囲測定主体の健診方式となり、受診者に魅力的
な健診ではなくなり、また実施主体が市町村から各保険者へ移行し地域一体となった取り組
みが困難となったことから、地域住民では受診率の低下がみられました。
当センターでは、肥満者以外でも生活習慣病のリスクを重視した保健指導が必要であるこ
とを疫学研究に基づいて全国に向けて提言してきました。当センターでは、これまで培った
健康処方の実践をもとに、効果的な特定保健指導方法を開発し、その普及を図ってきたとこ
ろです。そのため当センターの特定保健指導への評価が高く、市町村、健康保険組合等から
の保健指導担当者の見学、特定健診・特定保健指導研修会への講師派遣依頼が増加してきまし
た。
一方、大阪府の特定健診受診率、特定保健指導実施率は全国的に見て低い率になっていま
す。平成20年度の特定健診受診率は、市町村国保では 22%で全国最下位から8番目、きょ
うかい健保の被扶養者では8%で最下位から3番目と低率で、その改善が緊急の課題となっ
たところです。
平成23年度には、大阪府健康医療部長マニフェストの3つの重点課題の一つに「循環器
病予防の推進」が取り上げられ、特定健診・特定保健指導の改善が政策課題として浮かび上
がってきました。
4
これまで健康科学センターでは、八尾市M地区で地域と一体となった健康管理活動を推進
し、脳卒中発生率の減少、虚血性心疾患発生率の増加抑制の成果を上げてきました。特定健
診・特定保健指導が開始されて以降、それまで健康保険の種類に関係なく市町村で受診でき
ていた健康保険の被扶養者や生活習慣病の兆しが見られる 30 歳代の若年層が受診できなく
なる事態を回避するため、八尾市M地区では、健康保険の種別に関係なく受診できる仕組み
を構築して高い受診率を維持してきています。その技法を広く市町村に活用してもらい、府
全体の健康指標の改善につなげていくことが求められています。
そのためには地域ごとに異なる健康課題を客観的データに基づき明確化し、効果的な予防
対策を進めていく必要があることから、平成21年度から積極的な対策を目指している数市
町村で特定健診データと国保医療費データから健康課題を抽出する作業を開始しました。
大阪府では、平成22年度から、医療費適正化計画の一環として、保険者、被保険者、行
政機関の習慣化された行動パターンを健康的な方向へ変換していくため、行動変容プログラ
ムの策定事業に取り組み始めました。この事業では、市町村単位に健診データや医療費デー
タの分析を行い、短期長期の行動変容プログラムを提案し、市町村の健康政策を支援するこ
とを目的としています。事業主体は、大阪府国保課・健康づくり課ですが、当センターが保
険者協議会、大阪大学、保健所、市町村と連携して実施しています。平成22年度2市、平
成23年度2市において取り組みました。次年度以降も継続される予定です。
また、当センターでは、大阪府から各年度の全市町村国保の特定健診・特定保健指導デー
タの集計解析を依頼されています。平成23年度から大阪府健康医療部長マニフェストで重
点課題となった「循環器病予防の推進」をデータに基づいて効果的に推進していくために不
可欠な事業として当センターに依頼されたものです。
平成23年度は、府健康づくり課が実施した市町村の特定健診・特定保健指導の実態把握
のための個別ヒヤリングにも参加し、現場の市町村の実態やニーズを直接把握することがで
きました。今後の政策立案に貴重な資料となったと考えています。
今後、保健所の地域・職域連携推進協議会、大阪府保険者協議会を通じた広域的取組み、
また大阪府健康増進計画、医療費適正化計画に位置づけるなど、大阪府、保健所、市町村、
保険者、また大阪大学との連携を深めて地域への展開を推進して行く必要があります。すで
に積極的な市町村が活動を活性化してきており、大阪府全体の健康管理事業の向上が期待さ
れます。
平成24年度からは、大阪府立健康科学センターと大阪がん予防検診センターが統合され
た新センターに移行します。大阪府民の健康管理の向上に貢献していくために、さらなるご
指導ご支援をお願いします。
5
第1章
第1節
健康科学センターの概要
設置目的
大阪府では、従来から他府県に比較して平均寿命が短く、中高年の死亡率が高いこと、特
に循環器疾患やがんによる死亡率が高いことが行政課題となっています。これらの課題の解
決のために、府民の健康度の変化を早期に把握し、生活習慣を改善するとともに環境の改善
や必要な医療へ繋げていくことが必要となっています。そのためには、科学的根拠に基づく
効果的な健康づくり技法の開発、健康情報の普及啓発、指導者育成、実践活動を行う拠点施
設が必要であることが強く認識され、健康科学センターの設置へと繋がりました。
第2節
沿革
昭和34年に、脳卒中、心疾患、がん等の成人病の研究および対策を確立するため、大阪
府では全国に先駆けて、大阪府立成人病センターをオープンし、死因の第一位で国民病と言
われた脳卒中の予防を図るため、調査部集検一科を設置しました。当時、脳卒中の原因はお
ろか死亡や発生の実態すら十分に把握されていない状況でしたが、現健康科学センター顧問
の小町喜男氏が先駆的に循環器疾患の予防のための疫学研究と実践活動を開始され、さらに
集団検診第一部へと発展した組織で活動を展開され、日本の循環器疾患予防の疫学研究と対
策の進展に先導的な役割を果たされてきました。
平成4年には、
「大阪府衛生対策審議会」が成人病予防から治療に至る一貫した体制を整備
するため、生活習慣に関する専門施設(大阪府立成人病センター、大阪がん予防検診センター、
大阪府立公衆衛生研究所)が集中する森ノ宮地区に府民の健康づくりの拠点施設を整備し、
これまで以上に積極的な健康づくり施策を推進していくとした「森ノ宮健康ゾーン構想」を
打ち出しました。
平成7年には、
「大阪府森ノ宮健康ゾーン推進計画書」が自治省「リーディングプロジェク
ト」先導的な地域づくり対策に対する支援、地域総合整備事業債の適用を受けることとなり、
健康づくりの拠点施設の設置の実現性が高まりました。
平成8年には、大阪府が「成人病克服おおさか10か年プラン」を策定し、府民の自主的
な健康づくり活動の支援を行うため、その拠点施設として、大阪府立成人病センター集団検
診第一部等を基盤に、大阪府立健康科学センターを設置することとしています。
平成13年には、2月議会で設置条例が可決され、3月に本体建物が竣工し、4月には(財)
大阪府保健医療財団へ管理運営を委託して、7月に、大阪府立健康科学センターとしての事
業開を開始しました。
平成20年には、大阪府の財政非常事態宣言で財政再建プログラム素案が出され、大阪府
立健康科学センターの廃止が提示されましたが、府民はもとより全国から存続嘆願の署名
22,320 人が集まり、知事に提出され、廃止案は後退しました。しかし、同プログラム案で、
運動フロアでのフィットネス、展示施設の廃止、健診事業の内容精査、
(財)大阪がん予防検
診センターと統合の方針が出され、さらに、府派遣職員の全員引揚げ方針が出された結果、
組織・財源の大幅な見直しが行われました。
平成23年9月議会で、平成23年度末で大阪府立健康科学センターの公の施設としては
6
廃止する条例が可決され、平成24年度から、大阪府立健康科学センターと大阪がん予防検
診センターの統合による新センターが設置されることとなりました。
第3節
施設の概要
①所在地
大阪市東成区中道1-3-2(大阪府立成人病センター敷地内)
②アクセス
最寄駅はJR西日本大阪環状線
森ノ宮駅、大阪市交通局地下鉄中央線、鶴見緑地線
森ノ宮駅
③施設規構造及び施設規模
鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上 13 階・地下1階・塔屋2階
(大阪府立成人病センター新研究所と合築)
延床面積
11,971.92 ㎡
地下・1階~7階
健康科学センター
延床面積
5,190.00 ㎡
地下・8階~13 階
成人病センター研究所
延床面積
4,267.93 ㎡
共用部分
2,513.99 ㎡
④施設配置図
13階
12階
11階
成人病センター研究所
10階
9階
8階
7階
スタッフフロア
6階
血液検査室・スタッフフロア
5階
健康度測定フロア(CT検査室 他)
4階
健康度測定フロア(超音波検査室 他)
3階
運動フロア(マシンジム・プール他)※
2階
健康相談室・講習室※
1階
体内探検シアター※・健康ふしぎ発見広場※
(※:大阪府財政再建プログラム(案)により、平成21年度以降廃止)
7
1階
2階
3階
8
4階
6階
5階
7階
9
第4節
組織及び職員配置の概要
職員表
平成 23 年 3 月 31 日現在
10
平成 23 年 11 月 30 日現在
常勤
非常勤
計
常勤
非常勤
計
理事
1
-
1
1
-
1
医師
6
9
15
5
7
12
臨床検査技師
5
7
12
4
8
12
診療放射線技師
2
1
3
1
2
3
管理栄養士・栄養士
2
10
12
1
6
7
保健師
4
8
12
3
9
12
看護師
1
5
6
1
4
5
検査補助
-
16
16
-
16
16
事務(教育)
5(1)
2
7(1)
5(1)
2
7(1)
計
26
58
84
21
54
75
第2章
健康度測定コース、健康開発ドックコース
第1節
健康度測定コース
健康度測定コースは、生活習慣病予防のための一般的かつ基本的な循環器系を中心とする
検診で、検診項目は平成20年度からの特定健診や労働安全衛生法によって定められたもの
を満たしています。当センターの健康度測定コースは他機関の類似の検診やドックと異なり、
生活習慣や健診成績(過去からの健診成績の推移を参照して)を基に、医師の総合判定に続
いて保健師や栄養士による健康処方を行なうことが大きな特徴です。健診のやりっ放しでは
なく、受診者が生活習慣を改善しうるよう具体的な指示、処方を行なって、健診成績の改善
を通じて生活習慣病の予防をはかるものです。健康度測定コースの流れを図1に示します。
平成20年度から平成22年度には、これまでのノウハウを活用して、特定保健指導を実施
しました。
図1
健康度測定コースの流れ
問合せ・
申込み
予約
当日受付
更衣
問診
採血
尿検査
コースの説明
眼底検査
胸部 X 線検査
身体測定
血圧測定
心電図検査
成績票送付
個別健康処方
総合判定
健康処方
ガイダンス
特定保健指導
初回面接
表1、図2に平成13年度以来の健康度測定コースの受診者数の推移を示します。所内の
受診者数は、開所当時の平成13年度を除き、平成14年度以降、7 千人余りでしたが、平
成19年度は 8,600 人に増加しました。しかし、平成20年度の所内の受診者数は、7,476
人へ減少し、所外の受診者数も 6,540 人へと減少しました。これは、平成20年4月に出さ
れた当センターの廃止論議により、受診団体の一部が委託を中止したこと、また平成20年
度から老人保健法が廃止され、新たに開始された高齢者医療確保法に基づく特定健診・特定
保健指導が各保険者により円滑には実施されなかったためと考えられます。平成21年度に
は、受診勧奨の取組みにも拘らず、条例改正で健診料金が 25%上昇したことや、経済不況の
影響もあり、受診者数の大幅な増加は見られておりません。
11
表1
コース名 対象
13年度
個人
事業所または健康保険組合
所内
所外
健康度測定コースの受診者数の推移
自主グループ
14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度*
48
99
109
176
168
124
138
132
283
110
142
3,863
5,331
5,575
5,063
5,844
6,078
6,883
6,872
7,028
6,928
5,164
111
152
190
177
171
152
143
127
113
91
111
住民団体
2,224
2,136
1,917
1,806
1,725
1,582
1,468
359
-
-
-
小計
6,287
7,756
7,778
7,216
7,889
7,927
8,616
7,476
7,402
7,149
5,417
事業所または健康保険組合
1,380
1,312
1,934
1,922
1,876
3,040
3,083
3,174
3,222
3,176
1,902
大阪府下市町村
2,155
2,189
2,320
2,219
2,225
2,518
2,421
1,815
1,965
2,056
827
疫学調査地区1
759
702
752
821
665
-
-
-
-
-
-
疫学調査地区2
-
1,627
1,575
1,571
1,572
1,540
1,515
1,551
1,592
1,580
1,571
大阪府職員
小計
小計(大阪府職員を除く)
-
8,463
8,282
8,191
8,152
-
-
-
-
-
-
4,294
14,293
14,863
14,724
14,490
7,098
7,019
6,540
6,779
6,812
4,300
4,294
5,830
6,581
6,533
6,338
7,098
7,019
6,540
6,779
6,812
4,300
合計
10,581
22,049
22,641
21,940
22,379
15,025
15,635
14,016
14,181
13,961
9,717
合計(大阪府職員を除く)
10,581
13,586
14,359
13,749
13,584
15,025
15,635
14,016
14,181
13,961
9,717
(*11 月末現在)
図2
16,000
健康度測定コース受診者数の推移
人
14,000
12,000
10,000
所外
所内
8,000
6,000
4,000
2,000
0
13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度
(*平成 23 年 11 月末現在)
第2節
健康処方
次に、健康処方の実施状況を表2に示します。健康処方には集団健康処方と個別健康処方が
あり、保健師・管理栄養士が実施しています。集団健康処方は、健康度測定コースの所内健
診の受診者の殆ど全員に対して、個別健康処方は、健診成績や生活習慣に問題の多い受診者
に対して健診当日に実施しています。平成22年度、ならびに平成23年度(11月末現在)
の集団健康処方の受診者の割合は、各々68.2%、75.1%で、そのうち個別健康処方は各々1.8%、
0.2%を占めていました。所外健診では血液検査の成績が当日得られないため、個別健康処方
を実施していませんが、後日、健診結果を通知する際に、健診結果の判定のみでなく、それ
に基づく日常生活や食生活の総合的な指導を書面で行っています。
12
表2
健康処方の実施状況
全受診者数
健康処方実施数
集団
個別
計(%)
13年度
6,287
609
873
1,482(23.6)
14年度
7,756
4,871
*585
4,871(62.8)
15年度
7,778
6,838
*333
6,838(87.9)
16年度
7,216
8,167
*207
6,167(85.5)
17年度
7,889
6,758
*275
6,758(85.7)
18年度
7,905
6,614
*127
6,614(83.7)
19年度
8,132
6,946
*187
6,947(85.4)
20年度
7,056
4,888
110
4,921(69.7)
21年度**
7,187
4,449
62
4,483(62.4)
22年度**
6,902
4,708
*84
4,708(68.2)
5,234
3,933
*6
3,933(75.1)
23年度
(11月末現在)
*:平成 14 年度以降、原則として受診者全員に集団健康処方を行い、診察後必要な方に個別健康処方を
実施したため、再掲載。
**:上記の健康処方以外に特定保健指導を平成 21 年度 699 人、平成 22 年度 406 人に実施。
第3節
特定保健指導
平成20年度から、メタボリックシンドロームに着目した、特定健診・特定保健指導が導
入されました。当センターでも、前述の健康処方をベースに20年度から特定保健指導を実
施していましたが、組織統合により当センター業務が23年度末で終了するため22年度末
までの実施となりました。
当センターにおける特定保健指導の流れは図3のとおりです。
図3
積極的支援の
積極的支援
プログラムの説明
プログラム
察
動機づけ支援の
説明
■ITコース
6ヶ月後評価
メ タボ
個別面接
診
メタボ用
健康処方ガイダンス
特定保健指導の流れ(初回個別面接~6ヶ月後評価まで)
健康診断当日
■レターコース(一部)
(1)健康処方ガイダンス(一般用及びメタボ用に分類して実施)
受診者の当日の腹囲またはBMIの数値でメタボガイダンスと一般ガイダンスに振り分け
ます。
メタボガイダンスでは、専用のテキスト(図4)を使って、メタボリックシンドロームの
病態、特定保健指導の概念、減量の考え方等を指導します。
さらに、個々に応じた生活習慣改善のための健康プラン(行動目標)を、ワークシートを
用いて参加者自ら作成してもらいます。
メタボ用ガイダンスと一般用ガイダンスの内容の比較を表3に示しました。
13
表3
健康処方ガイダンス比較表
健康処方ガイダンスは、メタボガイダンスと一般ガイダンスの2種類提供。
腹囲、またはBMIが一定基準以上の受診者は、減量に焦点をあてたメタボ用ガイダンスを実施。
それ以外の受診者は、幅広く生活習慣改善に取り組む一般用ガイダンスを実施。
メタボ用ガイダンス
対
象
腹囲 男性 85cm 以上
一般用ガイダンス
左記以外
女性 90cm 以上
または、BMI25 以上
特
徴
メタボリックシンドロームに焦点を
検査値の改善や生活習慣改善を目的と
あてた減量中心のプログラム
した健康教育プログラム
所要時間
約 25~30 分
約 15~20 分
内
食生活改善プラン
検査値改善コース(6プラン)
運動習慣改善プラン
生活習慣改善コース(6プラン)
容
禁煙プラン
図4
メタボ用ガイダンスで用いる資料
(2)初回個別面接
当日の問診、身体測定、血液検査の結果等から、
『積極的支援』
『動機づけ支援』
『情報提供』
のいずれかに階層化します。『積極的支援』『動機づけ支援』の該当者に対しては、診察終了
後に初回の個別面接を保健師・管理栄養士が行います。
初回個別面接の内容は以下のとおりです。
① 問題行動の把握とフィードバック
現状の生活習慣を振り返り、問題点の気付きをしてもらう。
② 改善テーマの設定
食事・運動・飲酒・喫煙について、実際に取り組める問題点を絞る。
③ プランの補正
メタボガイダンスでたてた健康プランをライフサイクルに合わせて、現実的なもの
に修正し、6ヶ月間実行できるように確認。
④ 手段の説明
健康プランの実行状況を6ヶ月間記録する手段を説明する。
14
(3)特定保健指導実施数
特定保健指導は、実施希望団体の受診者 406 人に実施しました(表4)
。そのうち、動機づ
け支援は 209 人、積極的支援は 197 人でした。男女別では、男性 370 人、女性 36 人で、男性
は特定健診受診者の約 5 人に 1 人(19.3%)
、女性は約 20 人に 1 人(4.8%)の割合で実施し
ました。現在の基準では、特定保健指導の対象者は男性に多くなることを示しています。
平成22年度の積極的支援プログラムは、原則ITコースのみとしました。参加者に健康
プランの実行状況を毎日携帯電話やパソコンから入力してもらい、その実行状況に応じて定
期的にメッセージを配信しました。Webアンケートで3ヶ月後の中間評価と6ヶ月後評価
を行いました。(平成23年度は、事業見直しによる保健師、管理栄養士の人員削減のため、
特定保健指導の実施体制が確保できないため、特定保健指導は実施していません。
)
表4
特定保健指導実施数-平成22年度実績
特定健診受診者数
特定保健指導受診者数
動機づけ支援
積極的支援
合計
男性
1,912
182 (9.5%)
188 (9.8%)
370 (19.3%)
女性
749
27 (3.6%)
9 (1.2%)
36 (4.8%)
合計
2,661
209 (7.9%)
197 (7.4%)
406 (15.3%)
第4節
精密検査
精密検査の受診者数の推移を表5、図6に示します。毎年約 3,200 人以上が受診していま
す。健康度測定コースを受診した人々の中から精密検査を必要と判定された人々が主な対象
です。平成17年度から20年度にかけてはメタボリックシンドロームへの関心の高まりか
ら、CT撮影による内臓脂肪の測定が増加しました。平成15年度以降の骨粗しょう症への
関心の高まりを反映して骨密度検査(DXA法)が増加しています。なお、血液検査は健康
度測定コースの受診者からの精密検査該当者のみでなく、大学等の研究機関や病院から研究
データの測定として依頼されたものを含んでいます。第6節にも述べるように当センターの
脂質の測定精度が国際的な比較に耐える水準を保持し続けていることから、測定を依頼され
ているものです。
表5 精密検査の受診者数
コース名
13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
21年度
22年度 23年度*
再検
36
35
28
77
116
74
頸部エコー
79
45
2
88
145
68
70
113
92
106
59
24時間心拍血圧
2
4
3
14
16
17
16
19
15
4
0
24時間心電図
3
3
1
4
15
6
10
9
9
5
6
リラクゼーション
20
35
31
14
9
12
15
29
23
13
睡眠ポリグラフィー
15
25
8
腹部エコー
10
16
18
38
44
52
41
心エコー
3
7
3
11
13
11
10
CT撮影(脳心、内臓脂肪)
37
146
157
24
202
417
316
725
181
162
57
骨密度検査
3
295
207
195
211
319
300
298
326
104
血液検査
2,130
2,147
2,080
2,345
3,045
1,651
2,143
3,024
1,449
354
その他
642
76
238
239
579
719
195
合計
121
2,351
3,297
2,473
3,065
4,069
2,682
3,373
4,361
2,973
913
(*11 月末現在)
15
図6
5,000
精密検査の受診者数の推移
人
4,000
3,000
2,000
1,000
0
13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度*
(*11 月末現在)
第5節
健康開発ドックコース
健康開発ドックコースの内容を表6、受診者数の推移を表7、図7に示します。健康開発
ドックコースでは平成13年度から23年度までの11年間に 15,694 人が受診しています。
平成17年度に減少した理由としては、心身リフレッシュ、快適睡眠の両コースを専門とす
る医師の退職により、これらのコースの実施数を減らさざるを得なかったためです。また禁
煙サポートコースで、治験の減少と健康保険の適用を見越して私費での受診を控える人々が
出てきたことも影響しています。かつて、血液サラサラと骨粗しょう症予防でブームとなっ
た骨と血管チェックコース(母の日コース)の受診者の減少、睡眠時無呼吸症候群を心配す
る人々の快適睡眠コースへの集中的な受診が減ったことも原因です。平成20年度に減少し
た理由は、わが国全体の経済不況の影響を受け、比較的高額の循環器病予防コース、健康ス
リムコース、禁煙サポートコースの受診数が落ち込んだこと、府職員ドックも職員数の減少
とともに減ってきたこと、前年度まで実施していたメタボリック精検コースが特定保健指導
のメタボ精検コースに移行したことがあげられます。メタボリックシンドロームや過労死の
防止と関連する労災二次健康診断コースは、健康保険組合、会社、受診者本人の何れにも金
銭的負担のかからないものですが、どの健診機関でも実施できる検診ではなく、当センター
以外で定期健康診断を行なっている健保組合にも精検コースとして受託するように PR した
結果、受診者数が維持されています。
平成21年度は、健康度測定コースの受診者枠の拡大を優先し、健康開発ドックコースの
種類を半減させたことから受診者数は減少しました。平成21年度から健診料金が 25%アッ
プしたことも受診者数の減少に拍車をかけたものと考えられます。
コース別にみると、循環器病予防のための各種の精密検査が受けられる循環器病予防コー
ス、血管と内臓脂肪チェックコース、また心身ストレスと自律神経の精密検査、リラクゼー
ショントレーニングが受けられる心身リフレッシュコースは毎年コンスタントな受診が得ら
れています。
16
表6
コース名
健康開発ドックコース等の内容
循環器病予防コース
主な内容
○CT検査(心臓及び脳の動脈硬化度、内臓脂肪)○血液マイクロレオロジー検査○超音
波検査(頚動脈・心臓)○血圧・心電図精密検査○血圧脈波検査○食事診断 など
血管と内臓脂肪チェック
コース
○血液検査○眼底検査○血圧脈波検査○超音波検査(頚動脈、心臓)○尿検査○血圧
検査○CT検査(心臓及び脳の動脈硬化度、内臓脂肪)○安静時心電図検査○食事診断
など
健やか加齢コース
○身体バランス(重心動揺・下肢荷重検査)○骨密度検査(腰椎・両大腿骨頸部)○
CT検査(脳の動脈硬化度)○頸部超音波検査○加齢指標ホルモン、一般血液検査○健
康処方○認知機能検査 など
健康スリムコース
○CT検査(内臓脂肪○骨密度検査○血液検査○尿検査○身体活動量評価及び体力測定
○健康処方○運動処方など
心身リフレッシュコース
○心理テスト○血液検査○ストレス反応検査(血圧、心拍、ストレスホルモン、抹梢
血流量、自律神経機能)○リラクゼーショントレーニング など
労災二次健康診断コース
○血液検査○心臓超音波検査○頚動脈超音波検査○尿検査(微量アルブミン)○眼底
検査○下肢血圧検査○特定保健指導
禁煙治療コース
禁煙サポートコース
表7
○たばこ検査(尿中ニコチン代謝産物と呼気中一酸化炭素濃度の測定)○呼吸機能検
査(初診時のみ)○身体測定
○医師による診察○カウンセラーによる禁煙カウンセリング○ニコチン代替療法の処
方 など
健康開発ドックコース等受診者数の推移
コース名
13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
21年度
22年度 23年度*
循環器病予防コース
41
183
194
163
149
135
125
96
102
230
168
血管と内臓脂肪チェック
10
44
43
91
39
26
51
47
コース *1
血流健康コース
24
147
98
41
81
88
健やか加齢コース *2
22
58
27
21
18
15
18
16
46
40
冷え・冷房病チェックコース
15
57
54
36
70
56
23
4
心身リフレッシュコース
17
119
140
193
119
130
145
131
195
160
87
快適睡眠コース *3
65
302
200
88
54
14
0
健康スリムコース
5
22
81
29
135
41
83
57
94
87
42
健康運動チェックコース
25
12
15
17
11
1
労災二次健康診断コース
21
55
50
75
73
79
81
81
86
60
禁煙サポートコース
232
209
330
374
172
81
67
34
13
2
0
禁煙治療コース
256
318
322
175
224
105
骨と血管チェックコース
412
17
19
9
8
4
9
大阪府職員ドックコース
691
592
642
514
484
524
453
277
238
176
スリムで健康塾
30
64
33
50
113
46
65
-メタボリック精検コース *4
32
107
132
3
-その他
7
49
91
82
56
32
49
24
15
22
20
計
414
2,197
1,937
1,980
1,605
1,629
1,756
1,431
998
1,089
658
*1 17 年度まで動脈硬化予防コース
21 年度以降は循環器予防コースに包含
*2 18 年度まで長寿で健康コース
*3 睡眠外来を含む
*4 20 年度は、特定保健指導のメタボ精検コースに大部分が移行
*5 23 年度は 11 月末現在
17
図7
健康開発ドックコース等受診者数の推移
(*11 月末現在)
第6節
禁煙治療コースおよび禁煙サポートコース
当センターでは、保険診療による「禁煙治療コース」と、自由診療による「禁煙サポート
コース」を実施しています。実際のところ、保険が適用される禁煙治療コースを受ける方が
ほとんどで、平成 22 年度は 224 名、平成 23 年度(4 月から 11 月末まで)は 105 名でした。自
由診療のコースは、平成 22 年度に 1 名受診者がいましたが、保険による禁煙治療後のフォロ
ーアップとして、このコースを利用された方でした。
平成 22 年度の禁煙治療コースの受診者数が平成 21 年度に比べて増加した理由としては、
平成 22 年 10 月のタバコ 1 箱約 100 円の値上げが影響したと考えられます。しかし、全国的
に禁煙治療を希望する喫煙者が増えたため、飲み薬であるバレニクリンが品不足に陥り、当
センターでも 10 月から 12 月までの 3 ヵ月間初診患者の治療を中止しました。もし、薬剤の
品不足がなければ受診者数はさらに増加したものと考えます。
保険による禁煙治療終了時の禁煙率は、平成 22 年度が 77.8%、
平成 23 年度が 90.9%でした。
平成 23 年度の禁煙率は、初診患者 23 名のうち 11 月末までに 5 回全ての治療を終了した 12
名に限って算出しました。禁煙率は 90.9%と高い結果ですが、対象者が少ないため結果が安
定していない可能性も考えられます。平成 22 年度の成績を 2009 年に中医協診療報酬改定結
果検証部会が実施した全国調査の結果と比較すると、当センターの成績(77.8%)は全国調査
(58.1%)と比べて高い結果でした。
保険による禁煙治療は 12 週間の治療期間の中で計 5 回受けることになっています。当セン
ターの禁煙治療コースの特徴として、5 回の治療を全て受けた方の割合(治療の完了率)が
高いことがあげられます。2009 年の中医協の全国調査の結果と比較すると、当センターの完
了率(71.0%)は全国調査(35.5%)と比べて約 2 倍高い結果でした。
18
表8
禁煙サポートコースおよび禁煙治療コースの実績
保険診療
初診者数 再診者数 小計
(実数)
(延数)
平成13年度
平成14年度
平成15年度
平成16年度
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
自由診療
治療終了時 初診者数 再診者数 治験受診者数
の禁煙率
(実数) (延数)
(延数)
小計
治療終了時の
禁煙率
64
74
58
35
55
23
192
244
264
140
169
82
256
318
322
175
224
105
75.0%
71.6%
75.9%
77.1%
77.8%
90.9%*
47
49
58
63
30
12
14
3
1
0
0
185
160
152
188
142
69
53
31
12
1
0
120
123
-
232
209
330
374
172
81
67
34
13
1
0
62.2%
73.3%
52.7%
70.6%
75.0%
72.7%
100%
100%
100%
-
309
1,091
1,400
75.7%
277
993
243
1,513
65.9%
(4月~11月)
計
注)治療終了時の禁煙率は、治療終了時禁煙者、または治療を中断したが最終受診日に禁煙していた者を禁煙者として算出しまし
た。治療終了時の定義は、保険治療コースでは治療開始 12 週間後、自由診療コースでは、治療開始後、禁煙が 6 ヵ月継続し
た時点としました。なお、治療中の受診者は集計対象から除外しました。また、保険診療コース終了後に追加治療として、自
由診療コースを受診された場合は、自由診療コースの初診患者ではなく、自由診療の再診者数として計上されますが、禁煙率
の算出にあたっては、自由診療に含まず、保険診療コースとして集計しました。平成 19 年度は、文部科学省の研究対象者 10
名が保険診療コースと自由診療コースの初診患者として含まれていますが、禁煙率は保険治療コースとして集計しました。な
お、平成 20 年度の初診患者が平成 18、19 年度に比べて減少しているにも関わらず、再診患者が増加しているのは、平成 20
年 5 月にバレニクリンが発売され、発売後 1 年間は新薬による 2 週間ごとの投与が必要であったため、再診回数が増加したこ
とによると考えられます。
*:平成 23 年度の治療終了時の禁煙率は、11 月末までに 5 回全ての治療が終了した患者 12 名を対象に算出しました。
当センターの禁煙外来は、府内を中心に新規開設を希望する医療機関のスタッフ(平成 22
~23 年度 10 名)の実施研修を受け入れるほか、一般の禁煙外来での対応が難しい禁煙困難
症例(たとえば精神疾患を有する患者)を他の医療機関や保健所、保健センターなどから受
け入れ、治療にあたっています。
当センターの禁煙治療で得られた方法論や研究成果は、2006 年度の禁煙治療の保険適用の
制度化に貢献するとともに、当センターが中心的に関わった e ラーニングによる指導者トレ
ーニングプログラムの開発の基礎となりました。
19
第7節
脂質の精度管理と標準化
国際的な脂質測定の精度管理、標準化の中心となっているのは米国の CDC(疾病対策セン
ター Center
for
Disease
Control and Prevention)で WHO からもその役割を委託されて
います。CDC が主宰する脂質標準化の国際ネットワーク(略称
CRMLN)が承認する脂質基準
分析室は全世界で7ケ国9室ですが、我が国では当センターのみです。当センターは前身の大
阪府立成人病センター集検1部の時代を含めて 1992 年以来、国際ネットワークに参加し続け
ています。これらの9センターが世界の主立った試薬メーカーや臨床検査室の精度管理、標
準化を担当しています。わが国の国民健康・栄養調査や循環器疾患基礎調査、国内の主要な
疫学研究において血清脂質の測定を担当する臨床検査室は当センターでの精度管理、標準化
を受けています。表9に平成13年度の開所以来の認証実施数の推移を示します。
図8
表9
認証(標準化)実施数(平成13~23年度)
標準化の対象施設 標準化の対象項目 認証有効期間 13年度
試薬メーカー
臨床検査室
20
総コレステロール
総コレステロール
HDLコレステロール
2年間有効
6ヶ月有効
1年間有効
22社
88室
14室
14年度
0社
102室
148室
15年度
20社
100室
54室
16年度
13社
91室
56室
17年度
14社
75室
48室
18年度
15社
69室
45室
19年度
7社
56室
34室
20年度
34社
45室
33室
21年度
12社
40室
31室
22年度
10社
42室
34室
23年度
(4月~11月)
0社
26室
19室
第3章
第1節
普及、啓発活動
健康情報発信事業
(1)展示施設、イベント等による活動
当センターの1、2階は展示施設を利用して府民に正しい健康情報を発信することを主な
使命として運営してきました。開設以来、平成20年度までの入館者数は38万人を超えて
います。
平成21年度以降は1、2階の展示施設、3階運動フロアのフィットネスが、大阪府の方
針により廃止されましたが、骨髄バンクチャリティー、ボランティア養成、健康情報の発信
などの公益性が高いと判断されるイベントは継続しています。当センター単独では、イベン
トに必要な予算、要員、参加者の確保が困難な事業では、民間との協働で開催をしています。
その一環として、生活習慣病の予防のための健康情報提供セミナーで成果を上げてきました。
開設以来、平成23年度までのイベント参加者数は「食と健康」が 14,591 人(表 10)、
「音
楽と健康」が 31,530 人(表 11)、
「運動と健康」が 8,073 人(表 12)でした。特に中高年者
を対象とした「大阪府ディスコン協会」が推進するユニバーサルスポーツ「ディスコン」の
指導者講習は継続されています(表 13) 。
なお、1、2階の展示施設は、大阪府の方針に基づき平成20年度末で廃止されました。
イベントについては、骨髄バンクチャリティ(表 14)、ボランティア育成等、公益性の高い
ものは、一部継続しています。
表 10
実施回数
平成14年度
15
食と健康イベント
参加者数
主な行事
2,133人
①食と健康フェア(フェスティバル) 3回
②薬膳料理セミナー 2回
③但東町健康物産展 3回
④スローフードセミナー 1回
⑤おおさか採れたてやさい即売会 5回
平成15年度
22
1,002人
①食と健康フェア(フェスティバル) 3回
②薬膳料理セミナー 3回
③但東町健康物産展 12回
④スローフードセミナー 1回
⑤おおさか採れたてやさい即売会 5回
平成16年度
23
1,579人
①但東町健康物産展 11回
②薬膳料理セミナー 6回
③食と健康フェア 3回
平成17年度
25
1,522人
①但東町健康物産展 11回
②薬膳料理セミナー 4回
③スローフード物産展 7回
平成18年度
20
1,204人
①但東町健康物産展11回
②薬膳料理セミナー4回
平成19年度
20
1,284人
①但東町健康物産展 11回
②薬膳料理セミナー 4回
平成20年度
24
1,652人
①但東町健康物産展 12回
②若狭・おおい町健康物産展 12回
平成21年度
23
1,310人
①但東町健康物産展 11回
②若狭・おおい町健康物産展 12回
平成22年度
35
1,831人
①但東町健康物産展 11回
②若狭・おおい町健康物産展 12回
③健康応援セミナー 12回
22
1,074人
①但東町健康物産展 7回
②若狭・おおい町健康物産展 8回
③健康応援セミナー 7回
229
14,591人
平成23年度
(4月~11月)
計
21
表 11
音楽と健康、コンサート
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
(4月~11月)
計
表 12
参加者数
実施回数 参加者数
9
685人
26
1,925人
40
3,016人
98
6,069人
138
6,248人
119
5,651人
118
4,863人
61
2,863人
3
210人
2
90人
612
31,530人
ディスコン無料体験
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
計
実施月数 参加者数
9ヶ月
475人
12ヶ月
829人
12ヶ月
479人
12ヶ月
657人
12ヶ月
818人
12ヶ月
672人
12ヶ月
452人
12ヶ月
652人
8ヶ月
433人
5,467人
14年度
280人
15年度
275人
16年度
404人
17年度
1,549人
18年度
1,376人
19年度
1,377人
20年度
1,244人
21年度
453人
22年度
23年度
(4月~11月)
614人
計
表 14
表 13
運動と健康イベント
501人
8,073人
その他・チャリティーイベント
骨髄バンク(フリーマーケット等)
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
(4月~11月)
計
実施回数
2
3
8
29
20
24
33
6
5
1
参加者数
130人
180人
690人
1,243人
1,005人
444人
1,120人
465人
990人
320人
3
390人
134
6,977人
(2)ホームページ
当センターでは活動内容や研究成果を、府民をはじめ関係者にわかりやすく情報発信する
ため、ホームページとニュースレターを活用しています。ホームページで発信している主な
内容は、当センターで行っている健診やドックの内容紹介、府民向けに健康情報をわかりや
すく情報提供する健康ライブラリー、指導者向けに学会発表の内容や研究成果を紹介するリ
サーチニュース、当センターの医師等が実施した主な研修会や講演会の内容です。平成 22 年
度から 23 年度(11 月末現在)にかけて、14 件のリサーチニュース、9件の研修会や講演内容
を紹介しました。平成23年12月には、ホームページにおいて大阪府民版のプログラムと
して「循環器疾患・発症予測ツール」を公開しました。健診結果を用いて、府民が循環器疾
患(脳卒中や虚血性心疾患など)に将来かかる確率を計算する予測式を開発し、ホームペー
ジ上で利用できるようにしました。今後、本ツールを保健指導の中に取り入れ、生活習慣改
善のための動機づけや取り組み課題を検討するための教材として活用していく予定です。
ニュースレターは、平成23年2月に第4号を発行し、関係機関・団体等へ送付しました。
第 4 号では、研究成果の紹介だけでなく、研究成果を活用して大阪府下に広げる地域展開の
活動について具体的に紹介しました。これまでのニュースレターは、ホームページにも掲載
し、ダウンロードできるようになっています。
22
(3)マスメディア等を通じた広報
当センターの活動や研究成果を広く府民をはじめ社会に情報発信するため、マスメ
ディアへも積極的に広報活動を行いました(表 15)。
表 15
日 時
マスメディアを通じた広報
新聞・雑誌
テレビ・ラジオ
内 容
2010/5/24
日本経済新聞
京阪神地区、肥満者の比率少なく歩いて買い物、体形を維
持
2010/7/9
山形新聞
禁煙治療-5回受診で半数継続
2010/7/9
静岡新聞
禁煙受診回数多いほど成功
2010/7/21
読売ファミリー
こうなりゃタバコをスパッ!?とやめます
2010/9/26
日本経済新聞
眼底検査
緑内障を早期発見/脳卒中のリスク把握も
2010/10/28
日本経済新聞
最前線データ「禁煙外来、値上げで増加」
2010/11/12
聖教新聞
失敗・成功の例から学ぶ禁煙のコツ
2010/11/15
週間保健衛生ニュース
公衆衛生学会総会
制度導入の影響など取組みを報告
2010/11/17
読売新聞
冬の健康特集
ストレスに注意 免疫力を高め予防
2010/12/4
朝日新聞
元気のひけつ「飲み薬やパッチで離脱」
2010/12/18
日本経済新聞
喫煙者、食事に偏り
2010/12/23
Medical Tribune
第69回日本公衆衛生学会 特定健診・特定保健指導 効
果的な運用のための課題を議論
2011/1/9
日本経済新聞
メタボ対策 成功の秘訣
2011/2/3
医療介護Cbnet
シンポジウム報告「健診での禁煙指導は少しずつ何回も」
2011/3/17
Medical Tribune
第21回日本疫学会 疫学研究成果の変遷から一次予防対
策の在り方を探る
2011/7/3
四国新聞(別冊 健康新聞)
全国禁煙推進研究会2011香川フォーラム
2011/7/10
徳島新聞
医師の禁煙の勧めは不十分
2011/7/17
千葉日報
医師の禁煙の勧めは不十分
2011/8/2
山陽新聞
割合低い禁煙勧める医師
2011/8/11
健保連大阪連合会機関紙「かけはし」8月号
動脈硬化の裏でうごめくもの
悪い生活習慣は何か?
2011年11月号 へるすあっぷ21
禁煙なう「禁煙治療薬"チャンピックス"の副作用を巡って」
2011/11/24
読売テレビ
「サンデードクター」
禁煙及び生活習慣病について説明
2011/11/28
毎日放送
「VOICE」の「健康ナビ」
運動の効果について説明
2011/12/4
2011/12/11
読売テレビ
「サンデー・ドクター」
喫煙の健康影響、禁煙外来
23
第2節
指導者養成事業
指導者養成事業として、開設以来、保健師、栄養士、保健医療関係者、学校関係者、産業
保健関係者等の専門職員研修と、健康づくりに関わるボランティア研修を実施してきました。
平成22年度、23年度に公的機関等から依頼された専門職員の研修の実施状況は表16に
示すとおりです。
従来から指導者養成に関する大阪府からの委託事業としては、健康づくりヘルスプロモー
ション(生活習慣病予防)、健康増進事業(たばこ対策)が多くを占めていたところですが、
平成16年からは、府の推進する食育推進に関する研修が加わっています。
平成19年度以降は、現在に至るまで、特定健診・特定保健指導の効果的推進に向けた研
修会が大きな割合を占めています。大阪府では市町村国保、きょうかい健保の被扶養者の特
定健診の受診率、特定保健指導の実施率が全国的にも低く、その改善が急務となっているこ
とから、市町村や保険者の従事者研修は、年々その重要性が高まってきています。当センタ
ーは従来から、健診・保健指導の技法開発を先進的に取り組んできたため、多くの公的機関・
民間機関から研修会への講師派遣の依頼があり、なかでも大阪府保険者協議会(国民健康保
険組合連合会)
、全国健康保険協会大阪支部、医師会、看護協会、保健所、市町村等が実施す
る指導者研修に講師派遣要請が数多く寄せられています。当センターとしては、積極的に講
師派遣に協力して府全域での指導者養成の活性化に取り組み、府全体の特定健診の受診率、
特定保健指導の実施率の改善と効果的な推進に貢献していきたいと考えています。
健康づくりに関わるボランティアの育成に関しては、平成13年度から20年度まで、健
康ふれ愛推進員の養成を府から委託され、養成講座と中央研修を実施してきました。これは
府や市町村が健康づくり事業を実施する際に、中核となって活動する指導者養成を目指した
もので、食生活改善推進員、エイフボランタリーネットワーク、国際ソロプチミスト、シル
バーアドバイザー、老人福祉大学の若手リーダー等、基礎教育を終了した人に、保健所、市
町村の推薦者を加えて養成されました。8年間で 1,644 名が養成講座を修了し、養成数の増
加とともに府全域で健康づくりボランティア活動が活性化しています。
この他に、当センターが独自に支援している健康づくりボランティア団体に、特定非営利
活動法人生きがい大阪(平成20年度までは、健康生きがいづくり協議会)があります。平
成9年に東京に本部がある財団法人健康・生きがいづくり開発財団の認定を受けた93人を
中心に大阪にて協議会が結成され、平成13年に当センターが開設されて以来、自主的に健
康づくり活動を行ってきました。当センターも指導者養成に協力するとともに、協議会の開
発したこどもから高齢者にいたるまで屋内で楽しめるユニバーサルスポーツであるディスコ
ンの普及を支援してきました。全国的にディスコンインストラクターも増加し、各地に普及
してきています。生きがい大阪の会員は当センターを拠点に健康づくりへの啓発に重要な役
割を果たしてきています。
24
表 16
平成22~23年度指導者養成のための研修会の開催状況
氏名
専 増居志津子
門
職
員 中村 正和
研
修
中村 正和
研修会名
大精協看護専門学校「禁煙対策講演」
開催日
参加対象
研修内容
2010年4月15日
看護師、准看護師
120名
「看護職とたばこ問題」
国立保健医療科学院「生活習慣病対策健 2010年5月17日
診・保健指導に 関する企画・運営・技術研
修」
守口市健康部健康推進課「特定健診等にお 2010年5月20日
ける禁煙対策の介入方法」
北村明彦
2010年5月28日
2010年7月23日
北村明彦
2010年10月22日
山野 賢子
奈良県看護協会「保健指導ミーティング」
西村・河中
河中・八木
保健師、栄養士の生活指導アドバイス
保健師、栄養士の生活指導アドバイス
「保健師が行う保健指導とは」
広島県国民健康保険団体連合会 特定保健 2010年11月24日
指導研修会
保健師・管理栄養士・看護師等40
名
「大阪府立健康科学センターでの特定保健指導の実
際」
大阪府富田林保健所「効果的な特定保健指 2010年11月29日
導のためのスキルアップ研修会2」
20名
「大阪府立健康科学センターでの特定保健指導の1年
後の効果」「特定保健指導に おけ る減量者のイ ンタ
ビューによる成功要因の検討」
2010年12月21日
20名
保健師、栄養士の生活指導アドバイス
2011年1月17日
保健師等
「保健師指導のスキルアップ発想の転換を試みよう」
山野 賢子
日本看護協会「保健指導支援事業・保健指
導ミーティング」
中村 正和
社団法人堺市医師会・堺市医師会 産業医 2011年2月3日
部会「堺市医師会産業医部会研修会 」
北村明彦
河中・八木
保健師・栄養士
20名
保健師等
北村明彦
2010年10月26日
都道府県の医療従事者・医療保険 Ⅳ特定保健指導の実際:効果的な保健指導のポイント
者等
~「禁煙指導のポイント」
131名
保健師
「効果的な禁煙指導について」
10名
2011年2月18日
堺市健康部・堺市医師会「堺市特定保健指 2011年3月4日
導実務者研修」
北村明彦
日本医師会認定産業医および未 「職場における喫煙対策の必要性と効果的な進め方」
認定産業医、堺市医師会員
158名
20名
疫学研究と予防対策の現状からみた特定健診・特定保
健指導への考察
保健師・栄養士・歯科衛生士・看護 「効果的な特定保健指導について」
師36名
2011年3月11日
70名
「私たちの住む地域の健康課題を知り健康づくりに生か
そう」
中村 正和
大阪府八尾保健所「禁煙指導者講習会」
2011年3月24日
医師、助産師、看護師等
57名
「禁煙支援・治療は面白いーその方法と実際ー」
音地 美穂
看護職とたばこ
2011年4月14日
大精協看護専門学校生120名
禁煙対策について
谷地 克彦
RIを語ろう会
2011年7月29日
RI診療に携わる放射線技師及び関 福島県原発事故における活動報告「緊急被ばく医療活
係者
動と原子力防災」
中村正和
財 団 法 人 愛 知 県 健 康 づ く り 振 興 事 業 団 2011年9月6日
「JICA研修 生活習慣病予防対策研修」
アジア太平洋諸国の保健医療従事 The Role of Health Professionals in Tobacco Control
者
7名
大阪府保険者協議会「特定健診・保健指導 2011年9月22日
研修会」
保健師等保健指導従事者お よび
保健事業実施責任者等事務職
約200名
国立保健医療科学院
100名
「NCD(生活習慣病)の発症・重症化予防における禁煙
の意義」
保健師等保健指導従事者および
保健事業実施責任者等事務職
約200名
「Part1 特定健診・保健指導の効果的推進を目指して」
(座長)午前及び午後の部
専 中村 正和
門
職
員 中村 正和
研
修
中村 正和
中村 正和
北村 明彦
生活習慣病対策健診・保健指導に関する企 2011年9月26日
画・運営・技術研修
大阪府保険者協議会「特定健診・保健指導
研修会」
2011年10月17日
2011年10月25日
Ⅳ.特定保健指導の実際: 効果的な保健指導のポイン
ト「禁煙指導のポイント」
「Part2 特定健診・保健指導の効果的推進を目指して」
(座長)午前の部
25
健康づくりボランティア育成研修
研修会名
開催日
参加対象
NPO法人生きがい大阪
2011/11/11 健康づくりボランティア希望者
認知症予防インストラクター養成講座
表 18
保健専門職員研修(人)
健康ふれ愛推進
養成講座(人)
(参考)
各種講演会総数(回)
研修内容
認知症の基礎知識とその予防法
指導者養成の実績
13年度
354
14年度
537
15年度
825
16年度
567
17年度
625
18年度
677
19年度
2,784
20年度
2,260
21年度
1,200
22年度 23年度*
2,106
1,118
200
157
361
294
239
143
68
182
-
-
-
110
96
113
86
59
109
59
91
95
96
29
(*11 月末現在)
第3節
地域への展開
健康科学センターが市町村支援を行う原動力となっている循環器病予防対策のノウハウを
生み出すための実地の調査研究活動の一つが、八尾市南高安地区で循環器疾患の疫学研究と
予防対策です。同地区の予防対策は、健康科学センターの前身である大阪府立成人病センタ
ー時代の昭和38年から開始され、平成24年度で50年になります。現在では同地区の健
康づくりは住民主体の活動になっています。その中核として活動している住民のボランティ
ア団体「南高安地区成人病予防会」は、我々と住民の長年の交流から生まれたものです。表
1と表2は、南高安地区成人病予防会の平成22年度、23年度の事業内容ですが、この中
の健康教室OB会総会、交流会、予防会総会、骨密度測定検査と健康相談、成人病健診、健
診結果説明会、健康増進歩く会、会報誌作成等に健康科学センターのスタッフが関わってい
ます。また、予防対策事業の評価の一環として、八尾市、八尾市医師会、関係医療機関、八
尾保健所等と協力して、脳卒中・虚血性心疾患発症者調査を行っています。平成22年度の
調査の内訳を表3~5に示します。
こうした南高安地区の成果を広く波及させるため、八尾市衛生問題対策協議会の委員とし
て参画し、全市的な対策の推進を支援しています。
26
表1
平成22年度事業(南高安地区成人病予防会)
会議等
事業内容
実施日
備考
健康教室 OB 会総会
22.6.15
出席者 50 名
健診打ち合わせ会議
22.8.31
健康科学センター、八尾市、予防会、OB
会役員
交流会
22.8.14
健康科学センター、予防会、OB 会役員
予防会総会
22.12.2
21 年度事業実施報告
22 年度中間報告・事業計画
健診反省会議
23. 2.16
健康科学センター、八尾市、予防会、OB
健診等
会役員
骨密度測定検査と健康相 22.10.26
受診者 109 名
談
成人病検診(循環器)
23.1.24~2.1(8 日 受診申込者 2216 名
肺がん(レントゲン)健診
間)
胸部健診(喀痰検査含む)
受診者 1973 名
受診率 89%
肺がん検診受診者 1796 名
健診結果説明会
23.3.19、3.22
胃がん検診
23 年 3 月(8 日 受診者 388 名
間)
出席者 555 名
地域での開催にあたり、予防会が会
実践活動
場設定や地区との調整に協力
秋の歩く会
22.11.17
81 名参加
講演「生活習慣病予防について」も
実施
会報誌
料理講習会
22.10.27
「アイデア料理」参加者 24 名
74 号
22.5
7000 部、自治振興委員にて全戸配布
75 号
23.1
7000 部、自治振興委員にて全戸配布
自治新興委員の活動
・脳卒中、心臓病調査への協力
・健診申込み事務処理
・健診会場での設営・受付・案内補助
・会報誌配布
健康教室 OB 会の活動
・各種健診・検査時の奉仕活動(介
護・昼食等)
・歩く会の実施
・健康教室への参加
27
表2
平成23年度事業(南高安地区成人病予防会)平成23年11月末現在
事業内容
実施日
備考
会議等
( )内は予定
健康教室 OB 会総会
23.6.29
出席者 50 名
健診打ち合わせ会議
23.8.18
健康科学センター、八尾市、予防会、OB
会役員
交流会
23.8.13
健康科学センター、予防会、OB 会役員
予防会総会
23.12.8
21 年度事業実施報告
22 年度中間報告・事業計画
健診反省会議
(24.2 .中旬)
健康科学センター、八尾市、予防会、OB
健診等
会役員
骨密度測定検査と健康相 23.11.15~16
受診者 158 名
談
成人病検診(循環器)
(24.1.23~1.31)
肺がん(レントゲン)健診
受診申込者 2132 名
8 日間
胸部健診(喀痰検査含む)
健診結果説明会
(23.3.24、3.26)
受診者全員対象
胃がん検診
(24 年 2.20~24、 地域での開催にあたり、予防会が会
実践活動
会報誌
27~29)8 日間
場設定や地区との調整に協力
秋の歩く会
23.11.17
46 名参加
料理講習会
(24.2.22)
「健康料理」
76 号
23.5
7000 部、自治振興委員にて全戸配布
77 号
(24.1)
7000 部、自治振興委員にて全戸配布
自治新興委員の活動
・脳卒中、心臓病調査への協力
・健診申込み事務処理
・健診会場での設営・受付・案内補助
・会報誌配布
健康教室 OB 会の活動
・各種健診・検査時の奉仕活動(介
護・昼食等)
・歩く会の実施
・健康教室への参加
28
脳卒中・虚血性心疾患の発症に関する調査
この調査は、地区全世帯にアンケート配布(実施状況は表3)するほか、死亡票や健診時
の問診を情報源として対象をリストアップし、本人または家族からの聞き取り調査や医師に
よる医療機関調査を実施します。その結果に基づき脳卒中及び虚血性心疾患の発生の有無、
及び病型を判定しています。
平成 22 年度調査分の延べ 97 件の調査結果は表4のとおりです。
表3
アンケート実施状況(平成 21 年 10~11 月配布・回収)
配布数
回収数
6518
5209
回収率
79.9%
※1 世帯につき 1 部を配布
表4
脳卒中・虚血性心疾患発症者調査結果
脳
脳梗塞(確)
人数
(平成 22 年度調査分)
心臓
17 労作性狭心症(確)
人数
1
脳梗塞(疑い)
1 労作性狭心症(疑い)
0
脳出血(確)
6 安静時狭心症(確)
2
脳出血(疑い)
0 安静時狭心症(疑い)
4
くも膜下出血(確)
2 心筋梗塞(確)
2
分類不能
4 心筋梗塞(疑い)
4
TIA
2 心除外
22
18 急性死
3
脳除外
未調査・要
0 団体外心発症
0
団体外脳発症
2 未調査・不在
0
調査不能
4 調査不能
3
計
56
計
41
さらに、この調査結果から脳卒中と虚血性心疾患の発症があったと判定された者について、
直近過去5年間における南高安地区成人病予防会が実施する成人病検診(八尾市及び当セン
ターが協力)の受診状況をまとめました。ここでの脳卒中は、表4の脳梗塞(確)
・脳出血(確)
・
くも膜下出血(確)
・分類不能の脳卒中を、虚血性心疾患は労作性狭心症(確)
・心筋梗塞(確)
・
心筋梗塞(疑い)・急性死としました。
結果は表5のとおりです。発症前5年間に受診歴のある者の割合は、脳卒中 29 件のうち8
件で 27.6%、虚血性心疾患 10 件のうち0件で、発症者の多くは、健診を受けていなかった
ことがわかりました。
29
表5
脳卒中
脳卒中と虚血性心疾患の発症者の発症前の健診受診の有無
全
脳卒中
件数
発症時年齢
男女別
発症前 5 年
男
発症前 5 年
女
発症前 5 年
健診受診歴
件数
健診受診歴
件数
健診受診歴
あり
なし
発症時年齢
あり
なし
あり
なし
~39 才
1
0
1
~39 才
0
0
0
1
0
1
40 才~74 才
13
4
9
40 才~74 才
9
4
5
4
0
4
75 才~
15
4
11
75 才~
6
3
3
9
1
8
計
29
8
21
計
15
7
8
14
1
13
単位:人数
虚血性心疾患
全
虚血性心疾患
件数
発症時年齢
男女別
発症前 5 年
男
発症前 5 年
女
発症前 5 年
健診受診歴
件数
健診受診歴
件数
健診受診歴
あり
なし
発症時年齢
あり
なし
あり
なし
~39 才
0
0
0
~39 才
0
0
0
0
0
0
40 才~74 才
9
0
9
40 才~74 才
8
0
8
1
0
1
75 才~
1
0
1
75 才~
1
0
1
0
0
0
計
10
0
10
計
9
0
9
1
0
1
単位:人数
第4節
医療費分析に基づく行動変容事業
大阪府においては、人口の高齢化が進行し、また医療技術の高度化も相まって、医療や介
護の需要が増大しています。特に大阪府では、今後の高齢化の進展度合いが全国平均を大き
く上回ることが予測されており、他の都道府県よりも、今後より厳しい状況を迎えることが
予想されています。このままの状態が続くと、医療費の総額が増加して健康保険財政の逼迫
による保険料の増大を来たし、健康保険制度の維持が困難になる事態が考えられます。その
ため被保険者の長寿を図り、健康を増進しつつ、医療費総額の増加を抑制していくことがな
によりも求められています。
大阪府では、医療費適正化の推進を図るため、平成22年度から保険者、被保険者、行政
機関の習慣化された行動パターンを健康的な方向へ変えていく施策として、行動変容プログ
ラムの策定事業を開始しました。この事業では、各保険者の医療費の構造分析を行い、短期
的及び長期的な取組みを見据え、具体的に利用可能なアウトプットとして、行動変容プログ
ラムを提案することを目的としています。
平成22年度は、2カ所の府保健所(寝屋川保健所、泉佐野保健所)における医療費分析
と行動変容プログラムの提案を、大阪大学の協力を得て、大阪府立健康科学センターが行い
ました。これらの結果を基に、保健所に設置されている「地域・職域連携推進協議会」等に
30
おいて、各保険者・市町村・地区医師会・地域団体等が協力して具体的な取組みにつなげる
ことが期待されます。
本事業の詳細は報告書に記載しましたので、概略のみ述べます。
寝屋川保健所圏域では、医療費分析の結果、大阪府全体に比較して、調剤医療費が高いこ
と(図1)
、および疾病別では、後期の腎不全の医療費が突出していることが特徴的でした(図
2)。調剤医療費が高い理由としては、患者の割合が高いこと、医薬分業が進んでいること、
重複受診者が多いこと、後発医薬品(ジェネリック)の使用率が低いこと等が考えられます。
図1.
図2.
31
調剤薬局の頻回利用者に対して、アンケート調査を実施したところ、複数の医療機関を受
療した者のうち、他の医療機関での処方薬について医師に対して十分に伝えていない者が約
3割、同じような薬剤を重複処方された経験のある者も約3割を占めていました。重複処方
された者のうち、重複した薬剤を服薬している者は4割も存在することがわかり、安全性の
面からも重複処方の防止対策が必要と考えられました。その一つとしてかかりつけ薬局を持
つことを勧めていくとともに、一冊にまとめたお薬手帳の適切な活用が望まれますが、今回
の調査では、
「おくすり手帳」一冊にしていない人が4割程度もおられました。かかりつけ薬
局、
「おくすり手帳」の制度の普及が重要と考えられました。
ジェネリックに関心がある者は全体の約半数であり、ジェネリックの使用については、主
治医の指示次第と回答した者が約2/3を占めました。市が発行するジェネリック医薬品差
額お知らせ通知に関しては肯定的に捉える者が約6割であったものの、医師に対しては変更
を頼みにくいと感じている割合が比較的高いことも明らかとなりました。
寝屋川保健所圏域において、後期の腎不全の医療費が高いことの理由を探るために、当市
の推定外来透析患者数を算出したところ(図3)、透析患者数は年齢とともに増加する中で、
特に50歳代前半の壮年層で府平均よりも多い傾向を示していました。壮年期の透析患者数
が多い背景要因を調べるために、市の保健師が、腎不全で透析治療を受けている 40~69 歳の
住民を個別訪問し、病歴や治療歴、生活習慣等を聞き取りました。その結果、糖尿病や高血
圧の長期間の既往がある人が大部分であり、その中でも、高血圧、糖尿病の継続治療や腎機
能の定期検査を行っていない人が約6割と多くと占めていることが明らかとなりました。ま
た、生活習慣のうち、透析開始以前の食生活に問題点を抱える者が多く、糖尿病とも関連す
るような、欠食や外食が多い者や栄養バランスの良い食事ができていない者の割合が比較的
多いこと、および男性では喫煙習慣、飲酒習慣が比較的高率であることがわかりました。ま
た、特定健診データの集計結果から、当市は府平均に比べて、慢性腎臓病の危険因子である
喫煙とメタボリックシンドロームの有所見率が高率でした。これらの結果から、当地域では
腎不全・人工透析の予防につながると考えられる予防策として、高血圧、糖尿病の放置者を
減らす、高血圧、糖尿病の経過が長期間の場合は腎機能の定期的検査を必ず受けさせるよう
にするなどの啓発・指導、および糖尿病、メタボリックシンドローム、喫煙に対する対策の
徹底が重要であると考えられました。
図3.
32
また、今回の分析結果から、健診を受診した結果、早急に医療機関への受診が必要とされ
たデータ不良者の中で健診後に全く医療にかかっていない人が少なからず存在することが明
らかとなりました(表1)。これらのケースについても、市の保健師が訪問指導を行いました。
その結果、重度の異常所見であったにもかかわらず医療機関に受診していない理由としては、
「自分は大丈夫と思っている」「症状がないから」と答えた者が最も多く。次いで、「医師が
大丈夫と言った」、
「自分なりに工夫している」と回答した者も比較的多い結果でした(表2)
。
表1.
表2.
重度の要医療者の中の未受診者に対する訪問調査は、受診を促すために有効であるととも
に、できるだけ早期に行うことが重症な疾病の予防につながると考えられます。一方、健診
の結果について自覚が無く放置している者が多かったことから、結果返却時の本人への説明
33
と受診勧奨が極めて重要であると考えられました。さらに、健診結果についての主治医の説
明がその後の受診行動に大きく影響することが確かめられました。
泉佐野保健所圏域の6市町の医療費分析の結果では、大阪府全体に比較して、後期の医科
入院が多い(図4)
、国保、後期ともに精神神経疾患の医療費が突出しており、次いで循環器
疾患の医療費が多い、後期の腎不全の医療費が比較的多い(図5)ことが明らかになりまし
た。精神神経疾患の医療費が多い原因としては、当保健所圏域では人口あたりの精神科病床
数が府下で 2 番目に多いという社会的な要因が影響していると考えられます(図6)。さらに
後期高齢者では血管性及び詳細不明の認知症にかかる医療費も多くを占めていることから
(表3)
、循環器疾患の一つである脳卒中が基礎疾患となって精神神経疾患の医療費を押し上
げている面もあると推測されました。
図4.
図5.
34
図6.病棟数と医科医療費との関連
-府下14保健所圏域の散布図―
表3.
特定健診データの分析結果からは、市町間での差異はあるものの、全体として当管内は府
全体に比し、高血圧とメタボリックシンドロームの有病率が高い傾向が認められました(図
略)。この特徴は、健康意識が高いと考えられる健診受診者のみの成績ですので、健診の未受
診者については、さらに高血圧とメタボの有所見率が高いのではと推測されます。高血圧、
メタボともに循環器疾患の重要な危険因子であることから、当管内における予防対策の重点
課題であると考えられます。
また、泉佐野保健所圏域でも、健診を受診して、早急に医療機関への受診が必要とされた
にもかかわらずその後全く医療にかかっていない人が少なからず存在することが明らかとな
りました(表4)
。これらのケースについては、最近の受診状況を確認するとともに、未だに
放置されている場合は早急に医療につなげる必要があると考えられます。
35
表4.
以上の分析結果から、当圏域では循環器疾患の予防に焦点を当てた特定健診、保健指導、
健康教室、住民ボランティア養成等の実施、特定健診結果の要医療者に対する訪問指導、特
定健診の受診率向上を目標とした施策が必要と考えられ、各市町において循環器病予防教室
や住民組織の育成、ハイリスク者の未治療者に対する受診勧奨について独自で取り組んでい
るところです。特に、泉佐野市では、循環器疾患の予防に有効である心電図検査と総コレス
テロール検査を特定健診項目として受診者全員に実施し、その結果に基づく重症者と心房細
動有所見者への受診勧奨と指導を行っています(表5)
。
表5.重症者と心房細動への対応
●
重症要医療・心房細動の人のレセプト確認後、対応
人
数
血糖
200mg/dl以上
最高血圧
180mmHg以上
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成20年度
最低血圧
110mmHg以上
平成21年度
平成22年度
平成20年度
心房細動
平成21年度
平成22年度
32
35
43
46
59
64
19
18
19
52
54
54
内服 健診後
(-) 受診なし
9
1
25
24
30
37
12
12
13
0
0
8
3
7
16
1
4
2
17
41
26
電話
0
0
6
0
6
9
0
4
1
7
40
22
訪問 追跡
不能
0
0
0
0
1
0
0
0
0
8
0
2
健診問診時、内服(-)の人
36
0
0
2
3
0
7
1
0
1
2
1
2
平成22年度は以上のような大阪府からの委託以外にも、岸和田市、羽曳野市、高石市か
ら委託を受け、医療費データと特定健診データの分析を行いました。また、平成23年度は、
大阪府の行動変容推進事業として、箕面市と八尾市の医療費データの分析とそれに基づく行
動変容プログラムの立案と実施、および羽曳野市と高石市からの委託事業としての医療費デ
ータ・特定健診データの分析を行っています。
第5節 「健康おおさか 21」及びその関連事業の推進
1.平成22年度
大阪府では平成13年8月に「健康おおさか 21」を策定し、たばこ対策、栄養・食生活の
改善、運動・身体活動の習慣化、休養・こころの健康づくりとアルコール対策、健康診査・
事後指導の充実の5つを重点課題に設定し、社会全体で府民一人ひとりの健康づくりを応援
する取り組みを行っています。
大阪府立健康科学センターでは、府民の健康づくりの推進拠点施設として、
「健康おおさか
21」を推進するための各種活動を行っています。具体的には、「健康おおさか 21」を推進す
る組織である健康おおさか 21 推進府民会議や幹事会、たばこ対策部会、栄養・食生活部会、
運動・身体活動部会、休養・こころの健康づくり・アルコール対策部会に当センターのスタ
ッフがそれぞれ委員として参画し、「健康おおさか 21」の推進方策を検討するとともに、推
進にあたっての技術支援や活動を行っています。
「健康おおさか 21」推進に関連して、当センターの実施した主な活動内容としては、前述
の指導者養成事業や健康情報発疹事業のほか、
1)
「健康おおさか21 健康・体力づくりスタンプラリーウォーキング」にて健康科学セ
ンターをスタートし、御堂筋 Kappo2010会場のゴール
を目指すイベントへの医師等スタッフの参加
2)食育推進の一環として「野菜バリバリ、朝食モリモリ」の
ポスターコンクール(府内小学生対象)、さらに入賞作品
で 2011 年のカレンダーの作成に協力
3)府のホームページ「おおさか食育通信」の更新やメルマガ
の配信
4)スーパーマンダイとの協働によるリーフレット等での健康
情報の提供やホテルニューオータニ大阪の「からだ SMILE」
メニューの監修
5)おおさか食育フェスタ 2010 での展示や体験型食育による
啓発
なお、平成21年度に大阪府健康医療部保健医療室健康づくり課から当センターに「健康
おおさか 21 府民会議」の事務局が移管されています。事業の実施について、役割分担を行い、
相互に連携して円滑な運営を図っています。
37
「健康おおさか21」関連事業への参加数等(平成 22 年度)
「健康おおさか21
健康・体力づくりスタ
ンプラリーウォーキ
ング」
参加者数
「野菜バリバリ・
朝食モリモリ」
ポスターコンクール
応募数
434人
3,435通
大阪府ホームページ
「おおさか食育フェス
「おおさか食育通信」
タ」来場者数
更新とメルマガ発信
毎月1回メルマガ発信
3,137人
スーパーマンダイとの協働による
健康情報の提供
リーフレット作成
配布用チラシの
記事提供
7万部×年4回発行
40回
ホテルニューオータニ大阪
「からだSMILE」
メニュー監修
464食
2.平成23年度
大阪府では平成13年8月に「健康おおさか 21」を策定し、たばこ対策、栄養・食生活の
改善、運動・身体活動の習慣化、休養・こころの健康づくりとアルコール対策、健康診査・
事後指導の充実の5つを重点課題に設定し、社会全体で府民一人ひとりの健康づくりを応援
する取り組みを行っています。
大阪府立健康科学センターでは、府民の健康づくりの推進拠点施設として、
「健康おおさか
21」を推進するための各種活動を行っています。具体的には、「健康おおさか 21」を推進す
る組織である健康おおさか 21 推進府民会議や幹事会、たばこ対策部会、栄養・食生活部会、
運動・身体活動部会、休養・こころの健康づくり・アルコール対策部会に当センターのスタ
ッフがそれぞれ委員として参画し、「健康おおさか 21」の推進方策を検討するとともに、推
進にあたっての技術支援や活動を行っています。
「健康おおさか 21」推進に関連して、当センターの実施した主な活動内容としては、前述
の指導者養成事業や健康情報発信事業のほか、
1)食育推進の一環として「野菜バリバリ、朝食モリモリ」のポスターコンクール(府内
小学生対象)
、さらに入賞作品で 2012 年のカレンダーの作成に協力
2)スーパーマンダイとの協働によるリーフレット等での健康情報の提供
3)おおさか食育フェスタ 2011 での展示や体験型食育による啓発
なお、平成21年度に大阪府健康医療部保健医療室健康づくり課
から当センターに「健康おおさか 21 府民会議」の事務局が移管され
ています。事業の実施について、役割分担を行い、相互に連携して
円滑な運営を図っています。
「健康おおさか21」関連事業への参加数等(平成 23 年度)
「野菜バリバリ・
朝食モリモリ」
ポスターコンクール
応募数
「おおさか食育フェス
タ」来場者数
3,730通
3,397人
第6節
スーパーマンダイとの協働による
健康情報の提供
リーフレット作成
配布用チラシの
記事提供
7万部×年3回発行
40回
森之宮健康ゾーンの活動
当センターの設立に当り、森之宮地区に既設の大阪府立成人病センター、大阪がん予防検
診センター、大阪府立公衆衛生研究所と連携して、森之宮健康ゾーンとして保健・医療の連
携活動を密にすることが強く要望されました。そこで各機関の長で構成する森ノ宮健康ゾー
ン「医療システム推進会議」が設立され、各機関の受診者が重複する場合の患者サービスの
38
向上を検討するとともに、講習会、研修会、研究発表等情報発信や府民への教育、啓発活動
についての相互協力、また相互に所有する図書の共通利用の便等を協議してきています。
これらの協議事項の中、現在実行されているもので当センターの関与する事項は、以下の
とおりです。
1)成人病センターでは乳がん手術後のフォローアップ検診等として、DXA法による骨
密度の測定が定期的に必要となっています。しかし、成人病センターではDXA法による測
定機器がないため、当センターで検査を引き受けています。平成14年度末から開始し、23
年11月末までの当センターでの実施数は 1,272 例です。なお、がん予防検診センター及び
成人病センターからの依頼による当センターでの胸部CT撮影については、平成14年度か
ら15年度にかけて実施しましたが、平成15年度当初にがん予防検診センターにCT撮影
装置が配備されたため終了しました(表1)
。
2)がん予防検診センターで実施している健康診断のうちで、心電図の判定及び眼底写真
の読影を当センターで協力しています。平成14年度以降増加傾向にあります。
表1
機関
項目
CT撮影
成人病
センター 骨密度検査
CT撮影
がん予防
心電図読影
検診セン
眼底写真
ター
読影
計
森之宮健康ゾーン業務連携実績
16年度
17年度
18年度
19年度
単位:件
14年度
96
3
166
1,409
15年度
118
18
1,752
99
1,757
130
2,138
125
3,050
216
3,668
20年度
203
2,879
21年度
171
3,603
22年度
139
3,669
23年度*
68
2,873
1,242
1,559
1,502
1,429
1,958
2,357
1,226
1,243
1,243
854
2,651
3,311
3,259
3,567
5,008
6,025
4,105
5,017
5,051
3,795
(*11 月末現在)
逆に、府職員のドックコースをはじめとする胃X線検診等については、当センターからが
ん予防検診センターに撮影、読影を依頼しています。
3)当センターの健診、がん予防検診センターでの胃検診をともに受診する団体(府職員
ドックを含む)については、その団体の申し入れにより、同一日に受診できるように両者協
議して日程調整しています。この調整は、平成15年度から受託団体の希望に沿うように拡
大の努力をしており、平成21年度には、15 団体 1,782 人が同時受診できるようになりまし
た。
4)公衆衛生研究所、がん予防検診センター、健康科学センターが各々の機関の主催する
講演会等に、相互に講師を派遣するなど協力し合っています。
平成21年2月に開催した「女性の健康フォーラム」は、企画段階から、がん予防検診セ
ンターと健康科学センターが連携し、双方からシンポジウムの講師も派遣するなど、一体と
なった事業を実施し、大きな成果を上げました。
また、平成19年度には府から委託を受けて「女性と健康」小読本の編集を大阪がん予防
検診センターとともに行い充実した内容の冊子を作成しています。
以上のように、森之宮健康ゾーンの各機関が保健医療面での連携協調した取組みが行われ
ています。
39
第4章
調査・研究成果
<地域職域の実態把握、モニタリング>
第1節
大阪府下の住民・勤務者の最近 10 年間の身体所見、生活習慣の動向
大阪府立健康科学センターでは、府民の健康状態の動向を明らかにするために、長期間、
高い検査精度のもとで、地域住民と職域勤務者に対する健診を行ってきました。地域は八尾
市M地区住民約2000人、職域は府下の約20事業所の勤務者約4000人を対象として
います。
このたび、最近10年間(2001~2010年)の身体所見や生活習慣の動向を分析し
ましたので主な結果を報告します。
はじめにグラフで結果を示し、そのもとになったデータは後に表で示します。なお、地域
では40歳代と50歳代の男性の受診率が低いため、この部分はグラフから割愛しました。
この動向データが優れている点は、
1.地域住民データは、住民が加入する医療保険によらない、健診受診者全員のデータか
ら成っています。地域の予防施策を設計するにあたっては、住民全体を対象としたデータが
必要です。
*2008 年度からの特定健診制度導入により、多くの市町村では国保加入者のみのデータし
か入手できなくなりました。
2.職域勤務者データは、受診率が極めて高い会社の定期健康診断の結果から成っていま
す。このため、30歳代~50歳代の比較的若い年代の実態を正確にあらわすデータとなっ
ています。
*地域の健診では比較的若い年代の受診率が極めて低いために、その実態を把握すること
が困難です。
3.健康科学センターの専門職自らが健診に従事し、健診方法や結果判定についての精度
管理を継続して行っていることから、経時的データの比較性が保たれています。また、スタ
ッフ自らが現地調査や保健指導を行って地域や職域の実情に精通しているため、各種データ
が変化してきた背景について考察することができます。
以上のような高い精度の動向データを有するところは、全国的にもみても大阪府のみです。
本動向データが種々の施策設計などのお役に立てればと願っています。
Ⅰ.身体所見、危険因子の年次推移
府民はどんどん太る一方かといえば、決してそうではないようです。中年男性は太ってき
ていますが、30歳代男性および30~69歳代の女性はやせてきています(図1~6)。
〔BMI の平均値の年次推移〕
1.男性
職域の 30 歳代は有意な低下、40 歳代、50 歳代は有意(P<0.001)な上昇が認められる。
2.女性地域の 50~70 歳代、職域の 40、50 歳代は有意(P<0.05)な低下が認められる。地
域の 40 歳代、職域の 30 歳代は有意ではないものの低下傾向がある。
40
図1 BMI平均値の年次推移(男性)
図2 BMI平均値の年次推移(女性)
kg/m2
kg/m2
25.0 24.8 24.6 24.4 24.2 24.0 23.8 23.6 23.4 23.2 23.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
24.0 地域 40歳代
23.5 地域 50歳代
23.0 地域 60歳代
22.5 地域 70歳代
22.0 21.5 職域 30歳代
21.0 職域 40歳代
20.5 職域 50歳代
20.0 傾向性の検定:地域の50、60、70歳代と
職域の40、50歳代で有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:職域の30、40、50歳代で有意差(P<0.001)あり
〔やせ(BMI<20kg/m2)の割合の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代ともに、この10年間では、有意な変化は認められない。
職域の 50 歳代において有意(P<0.001)な減少が認められる。
30 歳代では 2005 年以降やや増加傾向を示す。
2.女性
地域の 40 歳代~60 歳代は有意(P<0.01)な増加が認められる。70 歳代は有意な変化は
認められない。
職域の 40 歳代、50 歳代で有意(P<0.001)な増加が認められる。
図4 やせ( BMI<20kg/m2)の割合の年次推移(女性)
図3 やせ(BMI<20kg/m2)の割合の年次推移(男性)
%
%
20.0 18.0 16.0 14.0 12.0 10.0 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:職域の50歳代で有意差(P<0.001)あり
50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の40、50、60歳代と職域の40、50歳代で
有意差(P<0.01)あり
41
〔肥満者(BMI≧25kg/m2)の割合の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代ともに、有意な変化は認められない。
職域の 40 歳代、50 歳代において有意(P<0.001)な増加が認められる。30 歳代では逆に
有意(P<0.001)な減少を認める。
2.女性
地域の 60 歳代、70 歳代で有意な減少が認められる。40 歳代、50 歳代は有意な変化は
認められない。
職域の 40 歳代で有意な減少が認められる。30 歳代、50 歳代も有意ではないが減少傾
向が認められる。
図6 肥満者(BMI≧25kg/m2)の割合の年次推移(女性)
図5 肥満者(BMI≧25kg/m2)の割合の年次推移(男性)
%
%
40.0 40.0 地域 40歳代
35.0 35.0 地域 50歳代
30.0 地域 60歳代
30.0 地域 60歳代
25.0 地域 70歳代
25.0 地域 70歳代
20.0 職域 30歳代
15.0 職域 40歳代
10.0 職域 50歳代
5.0 20.0 職域 30歳代
15.0 職域 40歳代
10.0 職域 50歳代
5.0 0.0 0.0 傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の40歳代で
有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:職域の30、40、50歳代で有意差(P<0.001)あり
血圧値は男女とも下がってきています(図7~10)。しかし降圧剤(血圧を下げる薬)を
飲んでいる人の割合が増えており、職域の50歳代男性などでは高血圧者全体としては増え
ています(図11~24)。
〔最大血圧平均値の年次推移〕
1.男性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)な低下が認められる。
2.女性
地域、職域とも年代が高いほど平均値は高いが、どの年代も有意(P<0.01)な低下が認
められる。
図8 最大血圧平均値の年次推移(女性)
図7 最大血圧平均値の年次推移(男性)
㎜Hg
㎜Hg
140
140
135
135
130
地域 60歳代
125
地域 40歳代
地域 50歳代
130
地域 60歳代
125
120
地域 70歳代
120
地域 70歳代
115
職域 30歳代
115
職域 30歳代
110
職域 40歳代
110
職域 40歳代
職域 50歳代
105
職域 50歳代
105
100
100
傾向性の検定:全て有意差(P<0.001)あり
42
傾向性の検定:全て有意差(P<0.01)あり
〔最小血圧平均値の年次推移〕
1.男性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)な低下が認められる。
2.女性
地域の 40~70 歳代、職域の 30、40 歳代は有意(P<0.05)な低下が認められる。職域の
50 歳代は有意な変化は認められない。
図9 最小血圧平均値の年次推移(男性)
図10 最小血圧平均値の年次推移(女性)
㎜Hg
㎜Hg
90
88
86
84
82
80
78
76
74
72
70
84
82
80
78
76
74
72
70
68
66
64
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:全て有意差(P<0.001)あり
地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の全ての年代と
職域の40、50歳代で有意差(P<0.05)あり
43
〔高血圧者(最大血圧値≧140mmHg and/or 最小血圧値≧90mmHg、または数値がこれ以下でも
高血圧治療中の者)の割合の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代ともに、有意な変化は認められない。
職域の 30 歳代で有意(P<0.01)な減少が、
50 歳代で有意(P<0.05)な増加が認められる。
高血圧治療中の者の割合は、地域の 60 歳代と職域の 40 歳代、50 歳代で有意(P<0.001)
な増加が認められる。
図11 高血圧者の割合(地域男性60歳代)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 図13 高血圧者の割合(職域男性30歳代)
60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
0.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
30.0 40.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
傾向性の検定:
有意差(0.01)あり
0.0 60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20.0 図14 高血圧者の割合(職域男性40歳代)
図12 高血圧者の割合(地域男性70歳代)
0.0 10.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
10.0 20.0 30.0 40.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
図15 高血圧者の割合(職域男性50歳代)
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図16 高血圧治療中の者の割合(男性)
%
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60歳代と職域の40、50歳代で
有意差(P<0.001)あり
44
10.0 20.0 30.0 40.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
傾向性の検定:
有意差(0.05)あり
2.女性
地域の 50 歳代で有意(P<0.001)な減少が認められる。他の年代でも有意ではないが軽
度の減少傾向が認められる。
職域の 50 歳代で、2006 年以降増加傾向が認められる。
高血圧治療中の者の割合は、地域の 40 歳代、60 歳代と職域の 50 歳代で有意(P<0.05)
な増加が認められる。
図17 高血圧者の割合(地域女性40歳代)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 図21 高血圧者の割合(職域女性30歳代)
60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
0.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 10.0 15.0 20.0 25.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
図22 高血圧者の割合(職域女性40歳代)
図18 高血圧者の割合(地域女性50歳代)
0.0 5.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
0.0 60.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 2001年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2002年
1度高血圧
2003年
1度高血圧
2度高血圧
2004年
2度高血圧
3度高血圧
2005年
高血圧治療中
3度高血圧
2006年
高血圧治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(0.001)あり
2009年
2010年
図19 高血圧者の割合(地域女性60歳代)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 図23 高血圧者の割合(職域女性50歳代)
60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
0.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
図24 高血圧治療中の者の割合(女性)
図20 高血圧者の割合(地域女性70歳代)
%
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
高血圧治療中
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の40、60歳代と職域の50歳代で
有意差(P<0.05)あり
45
糖尿病については、男女ほぼ全ての年齢層で、血液所見のヘモグロビン A1c(HbA1c)の値
の上昇、および糖尿病治療中の人の割合が増加がみられます(図25~40)。
〔HbA1c 平均値の年次推移〕
1.男性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)な上昇が認められる。
2.女性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)な上昇が認められる。
図25 HbA1c平均値の年次推移(男性)
図26 HbA1c平均値の年次推移(女性)
%
%
5.6 5.6 地域 40歳代
5.4 5.4 地域 50歳代
5.2 5.0 4.8 5.2 地域 70歳代
5.0 4.6 職域 30歳代
4.4 職域 40歳代
4.2 職域 50歳代
4.0 地域 60歳代
地域 70歳代
4.8 職域 30歳代
4.6 4.4 職域 40歳代
4.2 職域 50歳代
4.0 傾向性の検定:全て有意差( P<0.001)あり
46
地域 60歳代
傾向性の検定:全て有意差( P<0.001)あり
〔HbA1c 高値者(HbA1c≧5.6%または数値がこれ以下でも糖尿病治療中の者)の割合の年次
推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代で有意な(P<0.01)増加が認められる。
職域の 40 歳代、50 歳代で有意な(P<0.001)増加が認められる。
糖尿病治療中の者の割合は、地域の 70 歳代と職域の 40 歳代、50 歳代で有意な増加が
認められる。
図27 HbA1c高値者の割合(地域男性60歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 図29 HbA1c高値者の割合(職域男性30歳代)
30.0 0.0 2001年
5.0 10.0 15.0 20.0 2001年
2002年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2005年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
2005年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
図30 HbA1c高値者の割合(職域男性40歳代)
図28 HbA1c高値者の割合(地域男性70歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 0.0 30.0 5.0 10.0 15.0 20.0 2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2005年
2006年
2007年
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
2010年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
2008年
2009年
2005年
傾向性の検定:
有意差(P<0.01)あり
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
図31 HbA1c高値者の割合(職域男性50歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 2001年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2005年
2006年
2007年
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
2008年
2009年
2010年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
47
2.女性
地域の 40 歳代、50 歳代は HbA1c 高値者の割合は低いが、全ての年代で有意(P<0.05)
な増加が認められる。
職域の 50 歳代は有意(P<0.05)な増加が認められる。
糖尿病治療中の者の割合は地域の 40 歳、60 歳代、70 歳代で有意(P<0.05)な増加が 50
歳代で有意(P<0.05)な減少が認められる。
図33 HbA1c高値者の割合(地域女性40歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 図37 HbA1c高値者の割合(職域女性30歳代)
30.0 0.0 2001年
5.0 10.0 15.0 20.0 2001年
2002年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2005年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
2005年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.05)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
図34 HbA1c高値者の割合(地域女性50歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 図38 HbA1c高値者の割合(職域女性40歳代)
30.0 0.0 2001年
5.0 10.0 15.0 20.0 2001年
2002年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2005年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
2005年
6.5≦HbA1c
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
図35 HbA1c高値者の割合(地域女性60歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 図39 HbA1c高値者の割合(職域女性50歳代)
30.0 0.0 2001年
5.0 10.0 15.0 20.0 2001年
2002年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
2005年
2005年
2006年
糖尿病治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2010年
図36 HbA1c高値者の割合(地域女性70歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 2001年
2002年
2003年
5.6≦HbA1c<6.1
2004年
6.1≦HbA1c<6.5
2006年
2007年
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
2008年
2009年
2010年
48
2007年
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
2008年
2009年
2005年
2006年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
傾向性の検定:
有意差(P<0.05)あり
血中の総コレステロール値については、男女とも地域の 60 歳代、70 歳代と職域の 50 歳代
などで、脂質異常症治療中の人の割合、総コレステロール値が高い人の割合が増えてきてい
ます(図41~56)。
〔総コレステロール平均値の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代は有意な上昇(P<0.01)が認められる。他の年代は有意な変化は認められ
ない。
2.女性
地域も職域も年代が高いほど平均値は高い。
地域の 50 歳代と職域との 50 歳代は有意(P<0.05)に上昇、地域の 70 歳代は有意
(P<0.01)な下降が認められる。他の年代は有意な変化は認められない。
図42 総コレステロール平均値の年次推移(女性)
図41 総コレステロール平均値の年次推移(男性)
mg/dl
mg/dl
245
」
245
235
235
地域 60歳代
225
215
205
195
地域 70歳代
215
職域 30歳代
205
職域 40歳代
195
職域 50歳代
185
225
185
地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
175
傾向性の検定:地域の60歳代で有意差(P<0.01)あり
傾向性の検定:地域の50、70歳代と
職域の50歳代で有意差(P<0.05)あり
49
〔総コレステロール高値者(総コレステロール値≧220mg/dl または数値がこれ以下でも脂質
異常症治療中の者)の割合の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代は有意(P<0.01)な増加が認められる。
職域は年代が上がるにつれて、
高値者の割合は高くなっている。50 歳代は有意(P<0.01)
な増加が認められる。
脂質異常症治療中の者の割合は、地域の 60 歳代、70 歳代と職域の 40 歳代、50 歳代
で有意(P<0.001)な増加が認められる。
図45 総コ レステロール高値者の割合(職域男性30歳代)
図43 総コ レステロール高値者の割合(地域男性60歳代)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 0.0 %
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
220≦Tchol<240
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
2004年
240≦Tchol<260
2005年
260≦Tchol
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
2005年
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 脂質異常症治療中
2007年
2008年
2009年
2010年
図44 総コ レステロール高値者の割合(地域男性70歳代)
0.0 260≦Tchol
2006年
図46 総コ レステロール高値者の割合(職域男性40歳代)
%
0.0 2001年
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 %
2001年
2002年
2002年
2003年
220≦Tchol<240
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
2004年
240≦Tchol<260
2005年
2006年
2007年
260≦Tchol
脂質異常症治療中
2008年
2009年
2010年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2005年
260≦Tchol
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
2009年
2010年
図47 総コ レステロール高値者の割合(職域男性50歳代)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 %
2001年
2002年
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図48 脂質異常症治療中の者の割合(男性)
%
25.0 20.0 15.0 10.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
5.0 職域 50歳代
0.0 傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の40、50歳代で
有意差(P<0.001)あり
50
260≦Tchol
脂質異常症治療中
傾向性の検定:
有意差(P<0.01)あり
2.女性
地域の 40 歳代は他の年代に比べて高値者の割合が低く、有意な変化は認められない。
50 歳代、60 歳代は有意(P<0.05)な増加が認められる。
職域は年代が上がるにつれて、
高値者の割合は高くなっている。50 歳代で有意(P<0.001)
な増加がみとめられる。
脂質異常症治療中の者の割合は、地域の 60 歳代、70 歳代と職域の 50 歳代で有意な
(P<0.01)増加が認められる。
図49 総コレステロール高値者の割合(地域女性40歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 図53 総コ レステロール高値者の割合(職域女性30歳代)
0.0 %
2001年
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2002年
2003年
220≦Tchol<240
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
2004年
240≦Tchol<260
260≦Tchol
2005年
2005年
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
2009年
2009年
2010年
2010年
図54 総コレステロール高値者の割合(職域女性40歳代)
図50 総コレステロール高値者の割合(地域女性50歳代)
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 脂質異常症治療中
2007年
2008年
0.0 260≦Tchol
2006年
%
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
220≦Tchol<240
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
2004年
240≦Tchol<260
2005年
260≦Tchol
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.05)あり
2009年
2010年
2005年
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 脂質異常症治療中
2007年
2008年
2009年
2010年
図55 総コ レステロール高値者の割合(職域女性50歳代)
図51 総コレステロール高値者の割合(地域女性60歳代)
0.0 260≦Tchol
2006年
%
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
220≦Tchol<240
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
2004年
240≦Tchol<260
2005年
260≦Tchol
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図52 総コレステロール高値者の割合(地域女性70歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
260≦Tchol
脂質異常症治療中
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
図56 脂質異常症治療中の者の割合(女性)
%
40.0 地域 40歳代
2001年
35.0 2002年
30.0 地域 50歳代
25.0 地域 60歳代
2003年
220≦Tchol<240
2004年
240≦Tchol<260
20.0 地域 70歳代
260≦Tchol
15.0 職域 30歳代
脂質異常症治療中
10.0 職域 40歳代
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
5.0 職域 50歳代
0.0 2010年
傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の50歳代で
有意差(P<0.01)あり
51
血中のLDLコレステロール値(悪玉コレステロール)については、男女とも地域の 60
歳代、70 歳代と職域の 50 歳代などで、LDLコレステロール値が高い人の割合が増えてき
ています(図57~70)。
〔LDL コレステロール平均値の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代と職域の 40 歳代は有意(P<0.05)な上昇が認められるが、その他の年代は
有意な変化は認められない。
2.女性
地域の 40、50、60 歳代と職域の 50 歳代は有意(P<0.05)な上昇、職域の 40 歳代は有
意(P<0.01)な下降が認められる。他の年代は有意な変化は認められない。
図57 LDLコレステロール平均値の年次推移(男性)
mg/dl
145
140
地域 60歳代
135
地域 70歳代
130
職域 30歳代
125
職域 40歳代
職域 50歳代
120
115
傾向性の検定:地域の60歳代と
職域の40歳代で有意差(P<0.05)あり
52
図58 LDLコレステロール平均値の年次推移(女性)
mg/dl
150
145
140
135
130
125
120
115
110
105
100
地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の40、50、60歳代と
職域の40、50歳代で有意差(P<0.05)あり
〔LDL コレステロール高値者(LDL コレステロール値≧140mg/dl または数値がこれ以下でも
脂質異常症治療中の者)の割合の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代とも有意(P<0.01)増加が認められる。
職域は年代が上がるにつれて、高値者の割合は高くなっていて、40 歳代、50 歳代で有
意(P<0.001)に増加している。
図59 LDLコ レステロール高値者の割合(地域男性60歳代)
図61 LDLコレステロール高値者の割合(職域男性30歳代)
0.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2002年
2003年
140≦LDL<160
2004年
2003年
140≦LDL<160
2004年
2005年
160≦LDL
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2007年
2008年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.01)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
図60 LDLコレステロール高値者の割合(地域男性70歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
0.0 2001年
2004年
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2003年
図62 LDLコ レステロール高値者の割合(職域男性40歳代)
2002年
140≦LDL<160
2003年
140≦LDL<160
2004年
2005年
160≦LDL
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2007年
2008年
2009年
2010年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.01)あり
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
図63 LDLコ レステロール高値者の(職域男性50歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2003年
2004年
140≦LDL<160
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
2009年
2010年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
53
2.女性
地域の 50 歳代から 70 歳代で有意(P<0.05)な増加が認められる。
職域は年代が上がるにつれて、高値者の割合は高くなっていて、50 歳代で有意
(P<0.001)な増加が認められる。
図68 LDLコ レステロール高値者の割合(職域女性30歳代)
図64 LDLコ レステロール高値者の割合(地域女性40歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
0.0 2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
140≦LDL<160
2004年
40.0 60.0 80.0 100.0 %
2003年
140≦LDL<160
2004年
2005年
160≦LDL
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2007年
2008年
2008年
2009年
2009年
2010年
2010年
図65 LDLコ レステロール高値者の割合(地域女性50歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 図69 LDLコ レステロール高値者の割合(職域女性40歳代)
0.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
140≦LDL<160
20.0 40.0 60.0 80.0 %
100.0 2003年
2004年
140≦LDL<160
2005年
160≦LDL
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2006年
脂質異常症治療中
2004年
2007年
2007年
2008年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.05)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
図66 LDLコ レステロール高値者の割合(地域女性60歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 図70 LDLコ レステロール高値者の割合(職域女性50歳代)
%
0.0 2001年
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2002年
2003年
140≦LDL<160
2004年
2003年
2004年
140≦LDL<160
2005年
160≦LDL
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
図67 LDLコ レステロール高値者の割合(地域女性70歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2003年
2004年
140≦LDL<160
2005年
160≦LDL
2006年
脂質異常症治療中
2007年
2008年
2009年
2010年
54
20.0 傾向性の検定:
有意差(P<0.01)あり
2008年
2009年
2010年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
血中のHDLコレステロール値(善玉コレステロール)については、男女いずれの年齢層
でも、HDLコレステロールのレベルが高くなっており、低すぎる人の割合が減っています
(図71~84)。
〔HDL コレステロール平均値の年次推移〕
1.男性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)な上昇が認められる。
2.女性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)な上昇が認められる。
図71 HDLコレステロール平均値の年次推移(男性)
mg/dl
図72 HDLコレステロール平均値の年次推移(女性)
mg/dl
64
62
地域 60歳代
60
地域 70歳代
58
職域 30歳代
56
職域 40歳代
54
職域 50歳代
52
50
傾向性の検定:地域の60歳代で有意差(P<0.05)あり
地域 40歳代
78
76
74
72
70
68
66
64
62
60
58
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60歳代で有意差(P<0.001)あり
55
〔HDL コレステロール低値者(HDL コレステロール値<40)の割合の年次推移〕
1.男性
地域、職域のすべての年代で有意(P<0.001)に減少している。
図75 HDLコレステロール低値者の割合(職域男性30歳代)
図73 HDLコレステロール低値者の割合(地域男性60歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 0.0 %
2001年
2001年
2002年
2003年
2004年
2002年
%
HDL<40
2005年
2006年
2007年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
図74 HDLコレステロール低値者の割合(地域男性70歳代)
図76 HDLコ レステロール低値者の割合(職域男性40歳代)
0.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
2003年
2004年
5.0 10.0 15.0 %
2004年
HDL<40
2006年
2007年
2007年
2008年
HDL<40
2005年
2006年
2010年
15.0 2004年
HDL<40
2008年
2009年
2010年
2009年
10.0 2003年
2005年
2006年
2007年
2005年
5.0 2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2010年
図77 HDLコレステロール低値者の割合(職域男性50歳代)
0.0 5.0 10.0 15.0 %
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
HDL<40
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
56
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2.女性
地域は各年代とも HDL コレステロール低値者の割合は低いが、さらに 50、60 歳代は有
意(P<0.001)な減少を示す。職域の 30、50 歳代は有意(P<0.01)な減少が認められる。
図82 HDLコ レステロール低値者の割合(職域女性30歳代)
図78 HDLコ レステロール低値者の割合(地域女性40歳代)
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 0.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
2003年
1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 %
2004年
2004年
HDL<40
2005年
HDL<40
2005年
2006年
2006年
2007年
2007年
2008年
2008年
2009年
2009年
2010年
2010年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
図79 HDLコ レステロール低値者の割合(地域女性50歳代)
図83 HDLコ レステロール低値者の割合(職域女性40歳代)
0.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
2003年
1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 %
2004年
2004年
HDL<40
2005年
HDL<40
2005年
2006年
2006年
2007年
2007年
2008年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
図84 HDLコ レステロール低値者の割合(職域女性50歳代)
図80 HDLコ レステロール低値者の割合(地域女性60歳代)
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 0.0 %
2001年
2001年
2002年
2002年
2003年
2003年
1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 %
2004年
2004年
HDL<40
2005年
2005年
2006年
2006年
2007年
2007年
2008年
2008年
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
2009年
2010年
2009年
2010年
HDL<40
傾向性の検定:
有意差(P<0.001)あり
図81 HDLコ レステロール低値者の割合(地域女性70歳代)
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 %
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
HDL<40
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
57
Ⅱ.生活習慣の年次推移
運動習慣のある人の割合は、男女いずれの年齢層でも、増えてきています(図85
~86)。
〔運動習慣ある者の割合の年次推移〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代とも有意(P<0.001)な増加が認められる。
職域は年代が高くなるほど、運動習慣がある者の割合は高く、どの年代も有意
(P<0.001)な増加が認められる。
2.女性
地域の 40 歳代は有意な変化は認められないが、50 歳代~70 歳代は有意(P<0.001)な増
加が認められる。
職域は年代が高くなるほど、運動習慣がある者の割合は高く、どの年代も有意
(P<0.001)な増加が認められる。
図85 運動習慣がある者の割合(男性)
%
運動習慣ある者:
週1回以上、1回15分以
上の運動を3ヶ月以上継
続している者
80.0 70.0 60.0 50.0 地域 60歳代
40.0 地域 70歳代
30.0 *2008~2009年の
職域はデータなし
20.0 職域 30歳代
職域 40歳代
10.0 職域 50歳代
0.0 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
傾向性の検定:全ての年代で有意差(P<0.001)あり
図86 運動習慣がある者の割合(女性)
%
運動習慣ある者:
週1回以上、1回15分以
上の運動を3ヶ月以上継
続している者
80.0 70.0 60.0 50.0 地域 40歳代
40.0 地域 50歳代
地域 60歳代
30.0 20.0 *2008~2009年の
職域はデータなし
地域 70歳代
職域 30歳代
10.0 職域 40歳代
0.0 職域 50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
傾向性の検定:全ての年代で有意差(P<0.001)あり
58
喫煙率は、男性ではいずれの年齢層でも下がっており、1日20本以上吸う人が減
っていますが、女性では職域、地域ともに50歳代で上昇傾向を示しています(図8
7~104)。
〔喫煙習慣がある者の割合、〕
1.男性
地域、職域のどの年代も有意(P<0.05)な減少が認められる。
2.女性
喫煙者の割合は、地域の 60 歳代、70 歳代は有意(P<0.05)な減少が認められる。
職域の 40 歳代は有意(P<0.001)な減少、50 歳代は有意(P<0.001)な増加が認められる。
図87 現在吸う人の割合(男性)
図90 現在吸う人の割合(女性)
%
%
60.0 25.0 50.0 地域60歳代
40.0 地域70歳代
30.0 職域30歳代
20.0 職域40歳代
10.0 職域50歳代
20.0 15.0 地域50歳代
地域60歳代
地域70歳代
10.0 5.0 職域30歳代
職域40歳代
職域50歳代
0.0 0.0 傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:全ての年代で有意差(P<0.05)あり
図88 現在吸わないが過去に吸っていた人の割合(男性)
図91 現在吸わないが過去に吸っていた人の割合(女性)
%
%
80.0 14.0 70.0 12.0 60.0 50.0 地域40歳代
地域60歳代
10.0 地域40歳代
地域50歳代
40.0 地域70歳代
8.0 30.0 職域30歳代
6.0 地域70歳代
20.0 職域40歳代
4.0 職域30歳代
10.0 職域50歳代
2.0 職域40歳代
0.0 職域50歳代
0.0 図89 過去を含めてほとんど吸ったことがない人の割合(男性)
%
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域60歳代
図92 過去を含めてほとんど吸ったことがない人の割合(女性)
%
地域60歳代
地域70歳代
職域30歳代
職域40歳代
職域50歳代
100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 地域40歳代
地域50歳代
地域60歳代
地域70歳代
職域30歳代
職域40歳代
職域50歳代
59
〔喫煙本数別割合にみた喫煙者の年次推移〕
1.男性
20 本/日未満の者の割合は変化ないが、20 本/日以上の者の割合は地域職域とも各年代
で減少傾向が認められる。
図95 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(職域男性30歳代)
図93 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(地域男性60歳代)
%
%
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 0.0 60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20本未満
20本以上
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図94 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(地域男性70歳代)
20本未満
20本以上
図96 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(職域男性40歳代)
%
%
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 0.0 20本未満
20本以上
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20本未満
20本以上
図97 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(職域男性50歳代)
%
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
60
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 20本未満
20本以上
2.女性
20 本/日未満の者の割合は地域の 40 歳代、60 歳代、70 歳代はほぼ横ばい、職域 30 歳
代、40 歳代は減少傾向、50 歳代は増加している。20 本/日以上の者は地域ではどの年
代も一定の増加も減少も認められないが、職域は 30~50 歳代で 2005 年以降減少傾向
が認められる。
図102 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(職域女性30歳代)
図98 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(地域女性40歳代)
%
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 %
0.0 25.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20本未満
20本以上
5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図99 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(地域女性60歳代)
20本未満
20本以上
図103 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(職域女性40歳代)
%
%
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20本未満
20本以上
図100 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(地域女性60歳代)
%
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 10.0 15.0 20.0 25.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20本未満
20本以上
図104 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(職域女性50歳代)
%
25.0 0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
5.0 20本未満
20本以上
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 20本未満
20本以上
図101 喫煙者の割合(1日の喫煙本数別)の年次推移
(地域女性70歳代)
%
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 20本未満
20本以上
61
飲酒者の割合は、男性ではいずれの年齢層でも大きくは変わらないが、女性では地
域の50歳代、70歳代など増加している年齢層もある(図105~118)。
〔飲酒習慣がある者の割合〕
1.男性
地域の 60 歳代、職域の 30 歳代、40 歳代は有意(P<0.01)な減少が認められたが、他の
年代は有意な変化はなかった。
2.女性
地域の 40 歳代、60 歳代は横ばいだが、50 歳代、70 歳代は有意(P<0.05)な増加が認め
られる。
職域の 30 歳代 50 歳代は横ばいだが、40 歳代は有意(P<0.05)な減少が認められる。
図105 現在飲酒者の割合(男性)
図106 現在飲酒者の割合(女性)
%
%
90.0 地域 60歳代
80.0 地域 70歳代
70.0 60.0 職域 30歳代
50.0 職域 40歳代
40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 職域 50歳代
現在飲酒;
酒類を習慣的に
(週1日以上)飲む
傾向性の検定:地域の60歳代と職域の30、40歳代で有意差(P<0.01)あり
62
50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
現在飲酒;
酒類を習慣的に
(週1日以上)飲む
傾向性の検定:地域の50、70歳代と職域の40歳代で有意差(P<0.05)あり
〔飲酒量別にみた飲酒者の割合の年次推移〕
1.男性
地域、職域のどの年代も飲酒量別の割合はこの 10 年間でほぼ変わらず、日本酒換算で
1 日 1 合未満と1合以上2合未満の区分が最も多い。
図107 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(地域男性60歳代)
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 図109 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(職域男性30歳代)
%
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20.0 40.0 60.0 80.0 1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
80.0 100.0 %
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
0.0 1.0合未満
60.0 図110 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(職域男性40歳代)
%
日本酒換算
40.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図108 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(地域男性70歳代)
0.0 20.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
図111 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(職域男性50歳代)
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 %
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
63
2.女性
地域の 50 歳代、70 歳代と職域の 30 歳代、40 歳代で 1 合以上2合未満の飲酒者の割合
はやや増加傾向が認められる。地域の 40 歳代、60 歳代、職域の 50 歳代はほとんど変
化がない。
図112 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(地域女性40歳代)
図116 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(職域女性30歳代)
%
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
10.0 20.0 30.0 40.0 1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
10.0 20.0 30.0 40.0 1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
図115 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(地域女性70歳代)
0.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
64
10.0 20.0 30.0 40.0 1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
%
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 %
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
0.0 日本酒換算
%
図118 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(職域女性50歳代)
%
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
50.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図114 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(地域女性60歳代)
0.0 40.0 日本酒換算
0.0 日本酒換算
30.0 図117 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(職域女性40歳代)
%
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
20.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図113 飲酒者の割合(飲酒量別検討)の年次推移
(地域女性50歳代)
0.0 10.0 2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 %
日本酒換算
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
食事については、「朝食をよく抜くことがある」「砂糖入り飲料を毎日飲む」割合が男女と
もに年齢層によって減少傾向がみられる一方で、男女ともに「ついついお腹いっぱい食べる」
や「間食または夜食をほぼ毎日とる」割合が増加していた(図119~128)。
さらに職域男性や地域・職域女性で「油料理をほぼ毎日食べる」、「脂身の多い肉類を週に
3 日以上食べる」の割合が増え、男女ともに「魚介類を週 3 日以上食べる」割合が減少して
いた(図129~136)。塩分摂取に関連する食べ方は男女とも概ね減少していた(図13
7~148)。
「野菜・海藻類・きのこ類をほぼ毎食食べる」の割合は、地域では健診時に食事アンケー
トや食事診断を開始した 2002 年以降に大きく上昇して以後高い割合を維持している(図14
9~150)。卵、果物、大豆製品、乳製品を毎日食べる人の割合については、いずれも大き
な変化はみられなかった(図151~156)。
〔朝食をよく抜くことがある者の割合〕
1.男性
若い年代ほど朝食欠食の割合は高い。
地域の 70 歳代、職域 30 歳代、40 歳代、では有意(P<0.05)な減少が認められる。
2.女性
男性と同様に、若い年代ほど朝食欠食率は高い。
地域の 60 歳代は有意(P<0.01)な減少が認められる。
職域の 30 歳代、40 歳代では、有意な変化ではないものの、2004 年以降若干の減少傾
向を示す。
図119 朝食を抜くことがよくある者の割合(男性)
%
%
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の70歳代と職域の30、40歳代は
有意差( P<0.05)あり
図120 朝食を抜くことがよくある者の割合(女性)
地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60歳代は有意差(P<0.01)あり
65
〔夕食後 1~2 時間以内に床につく者の割合〕
1.男性
いずれの年代でも大きな変化はなくほぼ横ばい。職域は地域に比べて割合が高く、特
に 40 歳代が高かった。職域の 30 歳代は有意(P<0.05)な減少、50 歳代は有意(P<0.001)
な増加が認められる。
2.女性
いずれの年代でもほぼ横ばい。職域は地域に比べ割合が高く、30 歳代が最も高い。ど
の年代も有意な変化はなかった。
図122 夕食後1~2時間で床につく者の割合(女性)
図121 夕食後1~2時間で床につく者の割合(男性)
%
%
60.0 60.0 50.0 50.0 地域 50歳代
地域 60歳代
地域 60歳代
40.0 地域 70歳代
40.0 30.0 職域 30歳代
30.0 20.0 職域 40歳代
職域 50歳代
10.0 0.0 地域 40歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
20.0 職域 40歳代
10.0 職域 50歳代
0.0 傾向性の検定:職域の30、50歳代は有意差(P<0.05)あり
〔ついついお腹いっぱい食べる者の割合〕
1.男性
地域、職域とも年代が若いほど割合が高い。地域の 70 歳代、職域の 50 歳代は有意
(P<0.05)に増加している。その他の年代はほぼ横ばい。
2.女性
地域、職域で差はなく 30 歳代~50 歳代は 60%前後で横ばい。地域の 60 歳代、70 歳
代は有意(P<0.001)に増加している。
図124 ついついお腹いっぱい食べる者の割合(女性)
図123 ついついお腹いっぱい食べる者の割合(男性)
%
%
80.0 80.0 70.0 地域 60歳代
60.0 50.0 40.0 30.0 50.0 職域 30歳代
40.0 職域 40歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
30.0 職域 40歳代
20.0 職域 50歳代
10.0 0.0 職域 50歳代
10.0 0.0 傾向性の検定:地域の70歳代と職域の50歳代で
有意差(P<0.05)あり
66
地域 50歳代
60.0 地域 70歳代
20.0 地域 40歳代
70.0 傾向性の検定:地域の60、70歳代で
有意差(P<0.001)あり
〔間食または夜食をほぼ毎日とる者の割合〕
1.男性
地域 70 歳代は減少傾向にあるものの、
職域 30~50 歳代で有意(P<0.01)な増加を示す。
2.女性
地域 40~60 歳代、職域 30、40 歳代の各年代において有意(P<0.01)な増加を示してい
る。
図126 間食または夜食をほぼ毎日とる者の割合(女性)
図125 間食または夜食をほぼ毎日とる者の割合(男性)
%
%
70.0 70.0 地域 40歳代
60.0 60.0 地域 50歳代
50.0 地域 60歳代
50.0 地域 60歳代
40.0 地域 70歳代
40.0 地域 70歳代
30.0 職域 30歳代
30.0 職域 30歳代
20.0 職域 40歳代
20.0 職域 40歳代
10.0 職域 50歳代
10.0 職域 50歳代
0.0 0.0 傾向性の検定:地域の40、50、60歳代と
職域の30、40歳代で有意差(P<0.01)あり
傾向性の検定:職域の30、40、50歳代で有意差(P<0.01)あり
〔砂糖入り飲料を毎日飲む者の割合〕
1.男性
職域 30 歳代は他に比べて若干高めだが、その他は地域・職域、年代間で差はなく、い
ずれも有意(P<0.05)な減少が認められる。
2.女性
地域・職域、年代間で差はなく、地域の 60 歳代、職域の 30~50 歳代で有意(P<0.05)
な減少が、他の年代も有意ではないもののやや減少傾向が認められる。
図128 砂糖入り飲料をほぼ毎日飲む者の割合(女性)
図127 砂糖入り飲料をほぼ毎日飲む者の割合(男性)
%
%
60.0 60.0 地域 40歳代
50.0 50.0 地域 50歳代
地域 60歳代
40.0 40.0 地域 70歳代
30.0 職域 30歳代
30.0 20.0 職域 40歳代
20.0 職域 50歳代
10.0 10.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
0.0 0.0 傾向性の検定:全ての年代で有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:地域の60歳代と職域の30、40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
67
〔油料理をほぼ毎日食べる者の割合〕
1.男性
地域、職域とも年代が若いほど割合が高い。職域はどの年代も有意(P<0.05)な増加が
認められる。
2.女性
地域・職域に関係なく 30 歳代、40 歳代は 50~70 歳代に比べて割合が高く、地域の 50、
60 歳代と職域の 40 歳代は有意(P<0.05)な増加が認められ、地域の 70 歳代は有意
(P<0.01)な減少が認められる。
図130 油料理をほぼ毎日食べる者の割合(女性)
図129 油料理をほぼ毎日食べる者の割合(男性)
%
%
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の50、60、70歳代と
職域の40歳代は有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:職域の30、40、50歳代は
有意差(P<0.05)あり
〔卵をほぼ毎日食べる者の割合〕
1.男性
若い年代ほど割合が高く、職域の 40 歳代は有意(P<0.05)な減少が認められ、その他の
年代では有意な変化はなかった。
2.女性
若い年代ほど割合が高く、地域の 50 歳代で有意(P<0.001)な増加、その他の年代では
有意な変化はなかった。
図131 卵をほぼ毎日食べる者の割合(男性)
%
50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:職域の40歳代で有意差(P<0.05)あり
68
図132 卵をほぼ毎日食べる者の割合(女性)
%
50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の50歳代で有意差(P<0.001)あり
〔脂身の多い肉類を週に 3 日以上食べる者の割合〕
1.男性
地域の 60 歳代、70 歳代は割合が低く、70 歳代はさらに有意(P<0.05)に減少している。
職域は若い年代ほど高く、どの年代も有意(P<0.001)に増加が認められる。
2.女性
若い年代ほど高い傾向にあり、地域の 40~60 歳代、職域の 30~50 歳代では有意
(P<0.05)に増加している。特に地域の 40 歳代は 2005 年以降増加が著しい。
図133 脂身の多い肉を週3日以上食べる者の割合(男性)
%
図134 脂身の多い肉を週3日以上食べる者の割合(女性)
%
60.0 60.0 地域 40歳代
50.0 50.0 地域 50歳代
40.0 地域 60歳代
地域 60歳代
40.0 地域 70歳代
30.0 職域 30歳代
職域 30歳代
20.0 職域 40歳代
20.0 10.0 職域 50歳代
10.0 0.0 地域 70歳代
30.0 職域 40歳代
職域 50歳代
0.0 傾向性の検定:地域の70歳代と職域の30、40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:地域の40、50、60歳代と地域の30、40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
〔魚介類を週 3 日以上食べる者の割合〕
1.男性
若い年代ほど割合は低く、どの年代も有意(P<0.05)に減少している。
2.女性
男性と同じく若い年代ほど割合は低く、地域 40 歳代~60 歳代と職域の 30~50 歳代は
有意(P<0.01)に減少している。
図135 魚介類を週3日以上食べる者の割合(男性)
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 図136 魚介類を週3日以上食べる者の割合(女性)
%
%
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60、70歳代と
地域の30、40、50歳代で有意差(P<0.05)あり
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の40、50、60歳代と
職域の30、40、50歳代で有意差(P<0.01)あり
69
〔煮物などの味付けが濃い者の割合〕
1.男性
地域の 60 歳代で有意(P<0.05)な増加、職域の 40 歳代で有意(P<0.01)な減少が認めら
れたが、他の年代はほぼ横ばい。
2.女性
地域の 50 歳代、職域の 40 歳代は有意(P<0.01)な減少、地域の 70 歳代有意(P<0.01)
な増加が認められたが、その他の年代はほぼ横ばい。
図138 煮物などの味付けが濃い者の割合(女性)
図137 煮物などの味付けが濃い者の割合(男性)
%
%
45.0 45.0 地域 40歳代
40.0 35.0 40.0 35.0 地域 50歳代
地域 60歳代
30.0 25.0 地域 60歳代
30.0 地域 70歳代
地域 70歳代
20.0 15.0 職域 30歳代
25.0 20.0 職域 40歳代
10.0 5.0 15.0 10.0 職域 50歳代
職域 40歳代
0.0 職域 30歳代
職域 50歳代
5.0 0.0 傾向性の検定:地域の60歳代と職域の40歳代で
有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:地域の50、70歳代と職域の40歳代で
有意差(P<0.01)あり
〔汁物を 1 日 2 杯以上飲む者の割合〕
1.男性
職域の 50 歳代は有意(P<0.001)に減少しているが、その他の年代は有意な変化はなか
った。
2.女性
地域の 40、60 歳代と職域の 50 歳代は有意(P<0.05)に減少しているが、その他の年代
は有意な変化はなかった。
図139 汁物を1日2杯以上飲む者の割合(男性)
%
%
25.0 25.0 20.0 地域 60歳代
15.0 10.0 地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
5.0 職域 50歳代
0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
20.0 地域 60歳代
15.0 地域 70歳代
10.0 職域 30歳代
職域 40歳代
5.0 職域 50歳代
0.0 傾向性の検定:職域の50歳代で有意差(P<0.001)あり
70
図140 汁物を1日2杯以上飲む者の割合(女性)
傾向性の検定:地域60歳代と職域50歳代で
有意差(P<0.05)あり
〔めん類の汁をほとんど全部飲む者の割合〕
1.男性
職域の 30、40 歳代は有意(P<0.001)に減少しているが、その他は有意な変化はなかっ
た。
2.女性
地域の 40 歳代と職域の 30~50 歳代は有意(P<0.01)に減少している。その他の年代も
有意ではないものの減少傾向がみられる。
図141 めん類の汁をほとんど全部飲む者の割合(男性)
図142 めん類の汁をほとんど全部飲む者の割合(女性)
%
%
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の40歳代と職域の30、40、50歳代で
有意差(P<0.01)あり
傾向性の検定:職域の30、40歳代で有意差(P<0.001)あり
〔塩蔵品を週 3 日以上食べる者の割合〕
1.男性
地域の 60、70 歳代と職域の 40、50 歳代は有意(P<0.05)な減少が認められる。他の年
代も有意ではないものの減少傾向がみられる。
2.女性
地域 40、60 歳代と職域の 30、50 歳代は有意(P<0.05)な減少が認められる。
図143 塩蔵品を週3日回以上食べる者の割合(男性)
図144 塩蔵品を週3日以上食べる者の割合(女性)
%
%
30.0 30.0 25.0 25.0 地域 50歳代
20.0 地域 60歳代
15.0 地域 70歳代
20.0 地域 60歳代
地域 70歳代
15.0 職域 30歳代
10.0 職域 40歳代
10.0 5.0 職域 50歳代
5.0 0.0 地域 40歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
0.0 傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:地域の40、60歳代と職域の30、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
71
〔漬物や味付けしてあるおかずにしょうゆやソースをかけることが多い者の割合〕
1.男性
地域の 60 歳代は有意(P<0.05)な増加が認められる。職域の 30~50 歳代は有意
(P<0.001)な減少が認められる。
2.女性
地域の 50~70 歳代、職域の 30~50 歳で有意(P<0.05)な減少が認められる。
図 145 漬物や味付けしてあるおかずにしょうゆやソースを
かけることが多い者の割合(男性)
%
図146 漬物や味付けしておるおかずにしょうゆやソースを
かけることが多い者の割合(女性)
%
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 傾向性の検定:地域の60歳代と職域の30、40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の50、60、70歳代と
職域の30、40、50歳代で有意差(P<0.05)あり
〔漬物を 1 日 2 回以上食べる者の割合〕
1.男性
年代が高い方が割合が高い。地域、職域のどの年代も有意(P<0.001)に減少してきてい
る。
2.女性
男性と同様、年代が高い方が割合が高いが、地域 50~70 歳代と職域 30~50 歳代で有
意(P<0.05)に減少している。
図147 漬物を1日2回以上食べる者の割合(男性)
%
60.0 60.0 50.0 50.0 地域 50歳代
40.0 地域 60歳代
30.0 地域 70歳代
地域 60歳代
40.0 地域 70歳代
30.0 職域 30歳代
20.0 職域 40歳代
20.0 10.0 職域 50歳代
10.0 地域 40歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
0.0 0.0 傾向性の検定:全ての年代で有意差(P<0.001)あり
72
図148 漬物を1日2回以上食べる者の割合(女性)
%
傾向性の検定:地域の50、60、70歳代と
職域の30、40、50歳代で有意差(P<0.05)あり
〔野菜・海藻類・きのこ類をほぼ毎食食べる者の割合〕
1.男性
2003 年以降、この質問の回答には地域と職域で大きな差がある。
地域の 60 歳代は有意(P<0.001)な増加が認められる。
職域の 50 歳代は有意(P<0.001)な減少が認められる。
2.女性
2003 年以降、この質問の回答には地域と職域で大きな差がある。
地域の 40~70 歳代と職域の 30 歳代、40 歳代は有意な増加(P<0.05)が認められる。
職域の 50 歳代は有意(P<0.05)な減少が認められる。
*当地域では 2002 年以降、健診時に食事アンケートや食事診断を行っており、それが
住民の意識を高めることにつながったのではないかと考えられる。
%
図150 野菜・海藻類・きのこ類をほぼ毎食食べる者の割合
( 女性)
図149 野菜・海藻類・きのこ類をほぼ毎食食べる者の割合
( 男性)
%
80.0 80.0 70.0 70.0 60.0 50.0 40.0 60.0 地域 70歳代
50.0 地域 60歳代
40.0 地域 70歳代
30.0 職域 30歳代
20.0 職域 40歳代
10.0 職域 50歳代
職域 40歳代
20.0 職域 50歳代
10.0 地域 50歳代
地域 60歳代
職域 30歳代
30.0 地域 40歳代
0.0 0.0 傾向性の検定:地域の60歳代と職域の50歳代で
有意差(P<0.001)あり
傾向性の検定:全ての年代で有意差(P<0.05)あり
〔果物をほぼ毎日食べる者の割合〕
1.男性
年代が高い方が割合が高い。地域の 60 歳代と職域の 40、50 歳代は有意(P<0.05)な減
少が認められる。その他の年代はほぼ横ばい。
2.女性
年代が高い方が割合が高い。地域の 50 歳代と職域の 50 歳代で有意(P<0.001)な減少が
認められる。その他の年代は有意な変化は認められない。
図151 果物をほぼ毎日食べる者の割合(男性)
図152 果物をほぼ毎日食べる者の割合(女性)
%
%
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60歳代と職域の40、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の50歳代と職域の50歳代で
有意差(P<0.001)あり
73
〔大豆製品をほぼ毎日食べる者の割合〕
1.男性
年代が高い方が割合が高い。地域の 60、70 歳代と職域の 50 歳代は有意(P<0.01)な減
少が認められる。その他の年代は有意な変化はなかった。
2.女性
年代が高い方が割合が高い。地域の 60 歳代と職域の 50 歳代は有意(P<0.001)な減少が
認められる。職域の 30 歳代は有意}(P<0.05)な増加が認められる。
図154 大豆製品をほぼ毎日食べる者の割合(女性)
図153 大豆製品をほぼ毎日食べる者の割合(男性)
%
%
80.0 80.0 地域 40歳代
70.0 70.0 地域 50歳代
60.0 地域 60歳代
60.0 50.0 地域 70歳代
50.0 地域 60歳代
職域 30歳代
40.0 地域 70歳代
30.0 職域 30歳代
20.0 職域 40歳代
10.0 10.0 職域 50歳代
0.0 0.0 40.0 30.0 職域 40歳代
20.0 職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60歳代と職域の30、50歳代で
有意差(P<0.05)あり
傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の50歳代で
有意差(P<0.01)あり
〔乳製品をほぼ毎日とる者の割合〕
1.男性
職域の 30、50 歳代は有意(P<0.01)に減少しているが、他の年代は有意な変化は認めら
れない。
2.女性
地域 60、70 歳代は有意(P<0.01)な減少、職域の 40 歳代は有意(P<0.01)な増加が認め
られる。他の年代は有意な変化は認められない。
図155 乳製品をほぼ毎日とる者の割合(男性)
図156 乳製品をほぼ毎日とる者の割合(女性)
%
%
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:職域の30、50歳代で有意差(P<0.01)あり
「第4章
90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 地域 40歳代
地域 50歳代
地域 60歳代
地域 70歳代
職域 30歳代
職域 40歳代
職域 50歳代
傾向性の検定:地域の60、70歳代と職域の40歳代で
有意差(P<0.01)あり
調査・研究成果
<地域職域の実態把握、モニタリング>
第1章
大阪府下住民・勤務者の最近の 10 年間の身体所見、生活習慣の動向」の数値表を巻
末(資料2)に掲載しています。
74
第2節
職域・地域における高血圧と網膜細動脈硬化の有病率の推移についての検
討
【目的】近年、勤労者の健康状態が悪化し、高血圧や糖尿病の増加が指摘されています。そ
こで、高血圧や糖尿病と関連する眼底の網膜細動脈硬化について、その有病率の推移を検討
しました。
【対象】2001 年から 2010 年に循環器健診を受診した男性 で、40~69 歳の大阪の勤務者およ
び住民を対象としました。
受診期間を 3 年毎にⅠ期(01~03 年度):3760 人(平均年齢 52 歳) 、
Ⅱ期(04~06 年度):3042 人(52 歳) 、Ⅲ期(07~09 年度):3053 人(53 歳) に分けて検討しまし
た。
【方法】1、網膜細動脈硬化( Scheie 分類・高血圧性変化Ⅰ度以上
and/or
動脈硬化性
変化Ⅰ度以上)の頻度および関連因子の平均値と頻度の推移をみました。2、多変量解析に
より、各時期の網膜細動脈硬化の関連因子を検討しました。
写真1
網膜細動脈硬化の進んだ例
網膜細動脈が部分的に細
くなっています
【結果】
1、Ⅰ期からⅢ期にかけて高血圧者(最大血圧≧140mmHg or 最小血圧≧90mmHg and/or
治
療中)の頻度に明らかな変化はありませんでした(図1)。高血圧者の内訳[血圧区分:高血
圧治療ガイドライン(2009 年)に準ずる]をみると、Ⅰ度~Ⅲ度高血圧(非服薬)はいずれ
も増加していませんでしたが、降圧剤服薬者の頻度がⅠ期からⅢ期にかけて増加しているこ
とが明らかになりました(図2)
。糖代謝異常(ヘモグロビン A1c≧5.6% and/or 治療中)の
頻度はいずれの年齢層でも有意に増加しました(図3)。そして、網膜細動脈硬化の頻度は
40 歳代、50 歳代で有意に増加 していることが明らかになりました(図4)。
75
図2 高血圧区分別頻度(年齢調整)の
推移ー男性
図1 高血圧者の推移ー男性
60 20
Ⅰ期
Ⅰ期
18
Ⅱ期
50 14
40 Ⅲ期
12
頻度(%)
頻度(%)
*
16
Ⅱ期
Ⅲ期
30 10
8
20 6
4
10 2
0
0 n= 1419 1699 642
1187 1255 600
40‐49歳
50‐59歳
n = 1231 1056 766
***
3群間の差
645 438 489 251 168 173 :p<0.001
**
30 :p<0.01 *:p<0.05
30 ***
Ⅰ期
Ⅰ期
25 Ⅱ期
Ⅱ期
***
Ⅲ期
Ⅲ期
15 10 ***
20 頻度(%)
頻度(%)
20 15 ***
10 ***
5 0 服薬中
図4 網膜細動脈硬化の推移ー男性
図3 糖代謝異常の推移ー男性
25 63 48 37 452 420 503
Ⅰ度高血圧 Ⅱ度高血圧 Ⅲ度高血圧
60‐69歳
5 n= 1419
1699
642
40‐49歳
1187
1255
600
50‐59歳
1231
1056
0 766
n= 1419
60‐69歳
3群間の差
1699
642
40‐49歳
***
:p<0.001
**
:p<0.01
*
1187
1255
600
50‐59歳
1231
1056
766
60‐69歳
:p<0.05
2、網膜細動脈硬化の関連要因としては、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期ともに、年齢、血圧値、降圧剤
服薬が有意に関連していました。このことは加齢と、血圧の高いこと(降圧剤を飲むほど)
が、網膜細動脈硬化を進めることを示唆しています。糖代謝異常のオッズ比はⅠ期からⅢ期
にかけて上昇し、Ⅲ期では糖代謝異常は網膜細動脈硬化の有意の関連因子となりました(表
1)
。
76
表1 網膜細動脈硬化の関連要因
〔男性ーⅠ期〕
〔男性ーⅡ期〕
〔男性ーⅢ期〕
年齢
O R*1
1.0 9
多変量解析
95% Cl*2
1.07 ~ 1.11
P値
<0.001
最小血圧値
1.0 6
1.05
~
1.07
<0.001
高血圧服薬
1.9 7
1.53
~
2.55
<0.001
糖代謝異常
0.9 8
0.71
~
1.36
n.s.
年齢
1.0 7
1.05
~
1.09
<0.001
最小血圧値
1.0 9
1.08
~
1.10
<0.001
高血圧服薬
2.3 0
1.79
~
2.98
<0.001
糖代謝異常
1.1 4
0.86
~
1.51
n.s.
年齢
1.0 7
1.05
~
1.08
<0.001
最小血圧値
1.0 9
1.08
~
1.11
<0.001
高血圧服薬
2.9 8
2.34
~
3.79
<0.001
糖代謝異常
1.4 5
1.12
~
1.88
<0.01
*1:オッズ比 *2:9 5%信頼区間
調整変数:年齢、最小血圧値、高血圧服薬、糖代謝異常、肥満、ブリンクマン指
数
【考察】近年、網膜細動脈硬化の頻度が 40 歳代、50 歳代で有意に上昇した背景としては、
降圧剤服薬に至るまでの高血圧者の増加、及び糖代謝異常の者の増加が関連していると考え
られました。
第3節
職域・地域における心電図心筋障害の有所見率の推移と血圧、脂質、糖代謝
異常との関連
【目的】循環器疾患のリスクファクターが心筋障害に及ぼす影響についての検討は、日本人
では十分になされていません。そこで、大阪職域・地域集団において血圧高値、脂質代謝異
常、糖代謝異常の頻度と心電図心筋障害(ST 降下と陰性 T)が関連しているかを検討しました。
【対象】対象は、Ⅰ期(2001~2003 年,4380 人),Ⅱ期(2004-2006 年,4145 人),Ⅲ期(2007-2009
年,3800 人)に循環器健診を受診し、心電図検査を実施した大阪職域・地域の男性 30-59 歳
です。
【方法】当センターでは、心電図の判定は医師がダブル判定を行っています。
心電図心筋障害は、ミネソタコードにて①4-1~3(ST降下)②5-1~3(陰性T)
いずれかを認めたものと定義しました。危険因子については、国民健康・栄養調査の基準に
より、
血圧高値は最大血圧 140mmHg 以上、または最小血圧 90mmHg 以上、または降圧剤を服用して
いるもの、
脂質代謝異常は HDL コレステロールが 40mg/dl 未満、またはコレステロールを下げる薬を
服用しているもの、
糖代謝異常は、糖尿病が強く疑われる人(HbA1c 値 6.1%以上)(糖尿病有病者)、糖尿病の
可能性が否定できない人(HbA1c 値 5.6%以上、6.1%未満)(糖尿病予備群)を合わせたものと
それぞれ定義しました。
各期において年齢区分別に、心電図心筋障害と危険因子の出現頻度を比較検討しました。
77
【結果】年齢別にみた所見の頻度を示します(表1)。
表1
期間別年齢区分別
各所見の頻度
各期間とも、年齢区分が高くになるに伴い、血圧高値、脂質代謝異常、糖代謝異常が増加
する傾向を認めました。
心電図 ST 降下、陰性 T、心筋障害についても同様に、各期ともに年齢区分が高くなるに伴
い、頻度が増加する傾向を認めました。また、心筋障害の頻度はいずれの年齢層でもⅠ期か
らⅢ期にかけての一定の変化は認められませんでした。
各期間毎に、各因子有無別の心筋障害の年齢調整した頻度を比較しました。
図 1 肥満(BMI>=25)有無別心筋障害の頻度(年齢調整) 図 2
血圧高値有無別心筋障害の頻度(年齢調整)
心筋障害の頻度は、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期とも肥満がない群に対し肥満あり群において、有意
に高い傾向を認めました(図1)。
血圧高値についても、非血圧高値群に対し、血圧高値群における心筋障害の頻度は有意に
高い傾向を認めました(図2)。
78
図 3 脂質代謝異常有無別心筋障害の頻度(年齢調整) 図 4
糖代謝異常有無別心筋障害の頻度(年齢調整)
脂質代謝異常では、どの期間においても脂質異常群と非脂質異常群との間での心筋障害の
頻度に有意な差を認めませんでした。
糖代謝異常については、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期いずれの期間においても糖尿病有病者以外、糖
尿病予備群、糖尿病有病者と糖代謝異常の頻度が進むほど心筋障害の頻度は有意に高くなり
ました(図4)。
次に心筋障害と肥満、血圧高値、脂質代謝異常、糖代謝異常との関連をロジスティック回
帰分析による多変量解析により検討しました(表2)。
表2
心筋障害に関係する因子の検討(多変量解析)
Ⅰ期において、心筋障害と有意の関連を認めた因子は、年齢、血圧高値でした。Ⅱ期では、
年齢、肥満、血圧高値、糖代謝異常が、Ⅲ期では、年齢、血圧高値、糖代謝異常がそれぞ
れ有意の関連因子となりました。
脂質代謝異常は多変量解析の結果でも有意な関連を認めませんでした。
79
【まとめ】大阪職域・地域集団の男性 30~59 歳において、心筋障害に関連する因子は、いず
れの期間においても年齢、血圧高値であることを認めました。さらに、最近では糖代謝異常
が関連してきたことが明らかとなりました。
<危険因子・生活習慣>
第4節
大阪近郊の勤務者・住民における高血圧の発症に影響する因子の検討
日本人の3大死因は悪性新生物(がん)
・心疾患・脳血管疾患ですが、このうち心疾患と脳
血管疾患は高血圧や糖尿病といった生活習慣病に分類される共通のリスクファクターを有す
ることが知られています。そこで重大な疾患の発症に至る前に生活習慣病の対策をとること
が望ましいのですが、生活習慣は常に変化し続けているため、過去に報告されているリスク
ファクターが現在も影響を及ぼしているか、新しいリスクファクターが出現していないか、
ということを定期的に調べていくことが必要となります。
大阪府立健康科学センターでは、開設以来、定期健康診断を受診する方に詳しい問診や検
査を行い、正確なデータを蓄積しています。そのデータをもとに、平成13年以降(西暦 2001
年以降)の高血圧の発症に影響する因子の検討を行いました。
対象は大阪府立健康科学センターで 2001 年4月から 2007 年3月までに健康診断を受けた、
大阪府下の職域に勤める男女 7,138 人と大阪府八尾市の地域に在住する男女 3,584 人としま
した(合計 10,722 人)
。このうち、初回の健康診断受診時に高血圧を示した者、高血圧の薬
を飲んでいた者を除き、さらにその中から健診を2回以上受診した 6,103 人を解析の対象と
しました。この対象者について、健診を初めて受けた時の問診結果、検査結果とその後の健
診での高血圧の発症との関連を分析しました。
まず、6,103 人の解析対象者の基本データを表1に示しました。対象者の平均年齢は 45.1
歳、男性が約6割でした。飲酒者が6割弱、喫煙者が3割強認められました。
初回の健診時における問診結果、検査結果とその後の高血圧発症との関連を表2と3に示
しました。年齢が1歳上がるごと、Body Mass Index が1大きくなるごと、1日あたりの飲
酒量が日本酒換算で1合多くなるごとにそれぞれ高血圧の発症リスクが 1.06 倍、1.11 倍、
1.12 倍に上昇していました。逆に、女性は男性に比べて発症リスクが 0.55 倍と低く、果物
を毎日摂っている、乳製品を毎日摂っていると問診で回答した人はそれぞれ発症リスクが
0.61 倍、0.73 倍と低くなりました。
今回の分析では自覚するストレスや睡眠時間、勤務時間などについても検討しましたが、
先に示したような高血圧発症リスクに影響を及ぼす項目は認められませんでした。
以上の結果から、大阪府下の職域に勤める人、大阪府下の地域に住む人においては、体重
管理や飲酒量の管理を行うこと、果物や乳製品の摂取をすすめることが高血圧発症のリスク
を下げることにつながると考えられます。
今回明らかとなった4つの項目のうち、体重や飲酒については以前から血圧上昇のリスク
ファクターとして数多くの報告がされています。しかし、果物や乳製品の摂取は漠然と良い
だろうとは考えられてきたものの、日本人の追跡調査で高血圧との関連が明らかとなったこ
とはありませんでした。このことから、本研究は生活指導に役立つ示唆に富む、科学的な価
80
値の高い研究であるといえます。
今後、これらの結果を活用した生活習慣病、そして心疾患や脳血管疾患の予防対策が進め
られていくことが望まれます。
表1 解析の対象者の属性
対象者数(人)
平均年齢(歳)
男性の割合(%)
平均Body Mass Index(kg/㎡)
現在飲酒者(%)
平均飲酒量(合/日)
現在喫煙者(%)
過去喫煙者(%)
第5節
6107
45.1
58.8
22.6
56.8
0.6
32.3
16.6
表2 高血圧の発症と健診項目の関連(正の関連を示した項目)
オッズ比 95%信頼区間
年齢(歳)
1.06 ( 1.04 - 1.08 )
Body Mass Index(1kg/㎡)
1.11 ( 1.06 - 1.16 )
飲酒量(1合)
1.12 ( 1.001 - 1.26 )
表3 高血圧の発症と健診項目の関連(負の関連を示した項目)
オッズ比 95%信頼区間
性別(女性)
0.55 ( 0.35 - 0.87 )
果物を毎日摂っている
0.61 ( 0.43 - 0.87 )
乳製品を毎日摂っている
0.73 ( 0.54 - 0.97 )
尿蛋白疑陽性の心血管系イベントのリスクに関する検討
【背景・目的】多彩な腎臓病の医学的管理を進めやすくするため、近年慢性腎障害(CKD)と
いう概念が導入されています。この慢性腎障害は透析への初期段階でありますが、さらに心
血管系イベントの危険因子であることが次々と報告され、現在では危険因子として確立され
ています。慢性腎障害は腎機能低下と腎障害(蛋白尿が代用指標)の両者を指しますが、腎
機能低下と蛋白尿はそれぞれ独立した危険因子であるという報告もなされています。この蛋
白尿との判断は、尿中アルブミン 300mg/day 以上(顕性アルブミン尿)という目安にほぼ相
当する試験紙法+(アルブミン 30mg/dL)以上で通常判断されています。一方、慢性腎障害
の概念導入前、主に糖尿病患者などで微量アルブミン尿(30-300mg/day)が危険因子である
ことも確認されています。すると、微量アルブミンは検査室での精密測定が必要ですが、健
診や外来などで簡易に行える試験紙でも尿蛋白+となる以前からすでに有意な危険因子とな
っていると確認できる可能性があります。そこで今回、一般住民において、試験紙法±(疑
陽性、アルブミン 15mg/dL 相当)の心血管系イベントに対するリスクについて検討しました。
【方法】対象は、秋田県 I 町における 2002-2003 年の住民健診受診者 1,893 人(平均 60.5 歳、
男性 40%)で、2009 年 3 月末まで追跡しました(平均追跡期間 5.7 年)
。尿蛋白は試験紙(ヘ
マコンビスティクス、シーメンスヘルスケア社)を用い自動機器で、-/+-/+/2+/3+の判定を
行いました。追跡期間中、脳卒中 48 例、心筋梗塞 5 例、急性死(24 時間以内)8 例の計 61
例が発症し、このイベント発症に対するハザード比(HR)を Cox 比例ハザードモデルを用い
て解析しました。
【結果】ベースラインにおける尿蛋白は陽性(+以上)が 49 例(2.6%)、疑陽性(±)が 45
例(2.4%)出現しました。イベント発症に対する性・年齢(10 歳毎)を調整した尿蛋白のハ
ザード比(95%CI)は、陽性が 4.15(1.76-9.80)、疑陽性が 2.66(0.95-7.50)でした。これ
は、さらに CKD(血清クレアチニンによる推定糸球体濾過量 60ml/min/1.73m2 未満)で調整
すると、それぞれ 4.44(1.80-11.0)、2.70(0.96-7.63)となり、さらに肥満、喫煙、飲酒、
高血圧、糖尿病、低 HDL コレステロール血症、高 LDL コレステロール血症で調整すると、そ
れぞれ 3.51(1.29-9.59)、2.12(0.62-7.21)となりました。
81
【考察】尿蛋白陽性の心血管系イベントに対するリスクは明瞭でしたが、疑陽性のリスクは
可能性にどどまりました。今後、追跡期間を延ばす、対象集団を広げるなど検出力を高めた
検討が必要です。
第6節 大阪府民の食生活の実態と問題点
第1報 ドック受診者と地域住民の健診結果による比較
【目的】大阪府民の食生活の実態と問題点について、ドック受診者と府下の地域住民の生活
習慣や健診結果を比較し、その特徴を明らかにすることにより、今後の食生活支援に役立て
ることを目的としました。
【対象・方法】大阪府立健康科学センターで、平成13~22年度に実施した循環器系ドッ
クを受診した男性 645 名(平均 55 歳、BMI24.4)と大阪府八尾市南高安地区の平成19~21
年度住民健診を新規に受診した男性 157 名(平均 53 歳、BMI24.0、いずれも 30-69 歳)を対象
としました。循環器疾患危険因子の平均値と保有頻度、運動、喫煙、飲酒、食習慣等の生活
習慣、半定量食物摂取頻度調査(Genkeep FFQ)より算出した栄養素・食品群別摂取量について、
ドック受診者と住民健診受診者(以下、地域住民)の2群にわけて比較しました。
【結果】ドック受診者で一番多い職種は管理的職業であり、地域住民では作業系職業でした
(図1)。ドック受診者では仕事中の座位時間が8割以上の者が、地域住民では仕事中の座位
時間が2割未満の者が多く、有意な差がありました。
図1 職業区分
地域住民
31 地域住民
50代
ドッ ク
地域住民
ドッ ク
ドッ ク
地域住民
事務的
10 16 0 16 ドッ ク
地域住民
全体
管理的
ドッ ク
60代
40代
30代
専門的・ 技術的
図2
営業
23 13 16 29 18 15 17 47 1 10 0 8 0 11 0 12 1 1 34 4 44 14 12 49 12 8 30代
20 40 60 ***
40代
***
50代
***
60代
***
全体
17 19 %
100 80 56 36 ドック
地域住民
71 59 5 7 3 1 *
0 8 1 18 33 18 6 69 3 14 17 58 13 0 3 13 5 0 5 無職
%
52 26 15 0 12 作業
腹囲高値者の割合
64 50 67 50 66 50 *
***
ドック受診者と地域住民の2群間で主な危険因子の平均値を比較すると、ドック受診者は
腹囲が有意に大きく、HDL コレステロールは有意に低値でした。地域住民はドック受診者に
比べ、血圧、総コレステロール、HbA1c が有意に高値でした。主な危険因子の頻度を比較す
ると、ドック受診者では腹囲高値、高血圧治療中、脂質異常症治療中の者が、地域住民では
治療者を除いた血圧高値、治療者を除いた高コレステロール血症、喫煙者がそれぞれ有意に
多い結果でした(表1)。
82
表1
主な危険因子の比較(頻度)
肥満
腹囲高値
40歳代
ドック
地域住民
120
34
人 (%)
人 (%)
55 (45.8)
10 (29.4)
82 (71.3)
20 (58.8)
高血圧治療中
血圧高値(治療中除く)
22 (18.3)
25 (25.5)
0 (0.0) **
16 (47.1) *
脂質異常症治療中
高コレステロール血症(治療中除く)
低HDL-C血症(治療中除く)
高LDL-C血症(治療中除く)
高中性脂肪血症(治療中除く)
8
41
13
71
49
0 (0.0)
19 (55.9) *
2 (5.9)
23 (67.6)
15 (44.1)
糖尿病治療中
高血糖(治療中除く)
1 (0.8)
20 (16.8)
人数
(6.7)
(36.6)
(11.6)
(63.4)
(43.8)
0
3
(0.0)
(8.8)
50歳代
ドック
地域住民
239
32
人 (%)
人 (%)
92 (38.5)
11 (34.4)
140 (64.2)
16 (50.0)
61 (25.5)
60 (33.7)
3 (9.4) *
15 (51.7) *
30
86
12
136
76
(12.6)
(41.1)
(5.7)
(65.1)
(36.4)
3
11
0
21
7
(9.4)
(37.9)
(0.0)
(72.4)
(24.1)
14
34
(5.9)
(15.1)
1
6
(3.1)
(19.4)
生活習慣では、ドック受診者は定期
60歳代
ドック
地域住民
234
66
人 (%)
人 (%)
68 (29.1)
18 (27.3)
137 (66.5)
33 (50.0) *
図3
74 (31.6)
71 (44.4)
30
65
24
127
49
(12.8)
(31.9)
(11.8)
(62.3)
(24.0)
10 (4.3)
42 (18.8)
朝食を欠食することが多い
夕食後1~2時間で就寝
18 (11.5) ***
66 (47.5) **
5 (7.6)
31 (50.8) **
2 (3.3)
34 (55.7)
15 (24.6)
69 (10.7)
208 (36.1)
52 (9.0)
362 (62.8)
189 (32.8)
8 (5.1) *
72 (48.3) **
5 (3.4) *
93 (62.4)
45 (30.2)
4 (6.1)
14 (22.6)
25 (3.9)
5 (3.2)
103 (16.6)
25 (16.4)
* p<0.05、 ** p<0.01、 *** p<0.001
20 40 間食・ 夜食をほぼ毎日
油料理をほぼ毎日
「砂糖入り飲料をほぼ毎日飲む」
「めん
*
37 21 23 33 **
46 22 18 36 36 25 31 魚介類を週 3日以上
食べる」者の割合が有意に低い結果で
煮物等の味付けが濃い
した(図3)。栄養摂取状況では、ドッ
汁物を1日2杯以上
ク受診者は地域住民に比べ、脂肪エネ
めん類の汁を全部飲む
塩蔵品を週 3日以上
ルギー比率と飽和脂肪酸、多価不飽和
60 36 漬物を1日2回以上
野菜ジュースの摂取量が有意に多く、
野菜類をほぼ毎食
摂取エネルギーと穀類、芋類、砂糖類、
果物をほぼ毎日
大豆製品をほぼ毎日
卵類の摂取量が有意に少ない結果でし
乳製品をほぼ毎日
た(表2)。
69 *
40 17 20 32 54 ***
52 **
18 14 37 36 しょうゆ・ ソースをかける
脂肪酸、カルシウム、乳製品、豆類、
地域住民
64 62 卵を毎日
脂肪の多い肉を週3日以上
%
100 80 ドッ ク
29 砂糖入り 飲料をほぼ毎日
「夕食後1~2時間以内に就寝する」
60 17 17 満腹するま で食べる
日」「大豆製品を毎日」「乳製品をほぼ
類の汁を飲む」
「野菜海藻類をほぼ毎食
159 (24.7)
166 (34.2)
0 診者は地域住民に比べ、
「果物をほぼ毎
毎日」食べる者の割合が有意に高く、
14 (21.2)
31 (59.6) *
食習慣問診に「はい」と答えた人の割合
的な運動実施者が多く、有意な差があ
りました。また、食習慣ではドック受
30~60歳代全体
ドック
地域住民
645
157
人 (%)
人 (%)
237 (36.7)
47 (29.9)
388 (65.7)
78 (49.7) ***
16 19 39 30 34 43 50 54 40 **
***
**
表2 栄養摂取状況の比較
人数
摂取エネルギー
たんぱく質摂取量
脂質摂取量
脂肪エネルギー比率
食塩摂取量
カルシウム摂取量
飽和脂肪酸摂取量
多価不飽和脂肪酸摂取量
肉類摂取量
魚介類摂取量
卵類摂取量
豆類摂取量
乳類摂取量
野菜摂取量
果物摂取量
野菜ジュース摂取量
穀類摂取量
いも類摂取量
砂糖摂取量
油脂類摂取量
アルコールエネルギー
エタノール量
40歳代
ドック
地域住民
120
34
2004.8
2160.8 *
72.9
76.4
60.9
58.8
27.6
25.0 **
10.5
11.1
473.8
477.8
15.1
14.7
15.3
14.6
90.9
88.9
37.2
50.9
112.9
198.3
77.1
34.3
478.2
25.6
10.9
22.3
215.4
25.0
97.4
87.2
41.8
54.6
115.4
192.8
69.8
13.6
619.4 ***
31.3
12.8
19.6
195.2
19.7
50歳代
ドック
地域住民
239
32
1935.4
2015.3
72.9
70.1
56.5
55.2
26.3
24.8
10.6
10.7
539.0
434.8 **
14.3
13.8
14.4
13.5
71.8
100.9
35.1
69.8
140.0
212.3
95.1
31.7
422.8
27.6
11.4
18.0
264.2
30.5
78.6
89.8
44.5
50.3
79.9
207.6
98.2
24.1
477.1
36.1
12.3
17.3
283.7
33.1
*
*
*
*
*
60歳代
ドック
地域住民
234
66
1918.4
1962.3
73.8
70.8
54.4
50.6
25.6
23.5
11.1
10.6
596.6
477.1
14.0
12.6
14.0
12.8
56.7
106.0
35.3
75.3
161.0
243.0
141.7
33.0
431.3
32.7
12.9
15.5
207.0
23.7
*
***
***
**
*
30~60歳代全体
ドック
地域住民
645
157
1948.5
2039.6
73.4
72.0
57.3
54.9
26.6
24.5
10.7
10.9
547.7
458.6
14.5
13.6
14.5
13.7
**
***
***
**
**
56.2
72.6
75.5
107.0
98.1
94.6
39.2
36.2
41.8 **
64.0
66.8
57.0 *
103.7 **
144.9
93.4 ***
223.8
218.9
211.8
141.8
105.9
105.4
8.3 **
33.6
15.2 **
477.8 **
441.4
517.8 ***
35.6
28.9
34.0 **
13.7
11.8
13.1 *
13.8
18.3
17.2
249.9
224.1
237.4
28.9
25.8
26.7
* p<0.05、 ** p<0.01、 *** p<0.001
83
【考察】ドック受診者では、地域住民に比べて運動習慣を有する者の割合は多いものの、仕
事上の活動量が少ない傾向にありました。食習慣上は栄養バランスに配慮していることが窺
えましたが、栄養摂取面では穀類や芋類が少ない、脂肪エネルギー比率が高いなど、欧米型
の食事傾向がありました。これらの身体活動、食生活傾向が腹囲高値者が多いことに関連が
あると推測されました。一方、地域住民では仕事上の活動量が多いため、ドック受診者より
腹囲高値者は少なかったと考えられます。食習慣では、甘い飲料や塩分の摂りすぎ、果物や
乳製品、大豆製品が少ない等の傾向があり、また喫煙や飲酒の機会の多いこと、60 歳以降で
は仕事上での活動量が減ること等が健診結果と関連しているのではないかと推察されました。
第2報
ドック受診者の健診結果による検討
【目的】第 1 報の結果より、ドック受診者では一般住民よりも腹囲が有意に大きいことが示
されました。そこでドック受診者を対象として、内臓脂肪の蓄積の状態に着目して食生活、
身体所見の実態と問題点を検討しました。
【対象】第 1 報で示したドック受診者 645 名(男性)のうち腹囲を計測した 591 名を、腹囲
が 85cm 未満の者を腹囲正常群(203 名、平均年齢 55 歳、BMI 21.7)、腹囲が 85cm 以上の者を
腹囲高値群(388 名、同 55 歳、25.9)としました。
【方法】健診結果及び食物摂取頻度調査の結果について比較検討しました。
ドック受診者は管理的職業、専門的職業についている人が多く、管理的職業の 7 割の人が、
腹囲高値でした。全体でみても腹囲高値者が半数以上を占めていました(図1)
。
主な危険因子の平均値は、30,40,50 歳代の腹囲
図1 職業区分別腹囲高値群の人数
人
250
高値群では腹囲正常群に比し、血圧、中性脂肪値が
有意に高く、40,50,60 歳代では HDL コレステロー
腹囲正常群
200
腹囲高値群
54
ルが有意に低いでした。LDL コレステロール値は腹
150
100
50
44
147
66
21
43
47
25
25
59
事
務
的
営
業
作
業
そ
の
他
0
専
門
的
管
理
的
囲高値群と腹囲正常群で有意な差を認めませんで
27
31
した。危険因子の頻度は、50 歳代の腹囲高値群で
は腹囲正常群よりも高血圧治療者が有意に高く、治
療者を除いた血圧高値の頻度も有意に高いでした。
高中性脂肪血症の頻度はすべての年代で腹囲高値群の方が有意に高く、高 LDL コレステロー
ル血症の頻度は腹囲高値群、腹囲正常群ともすべての年齢層で高いでした(表1)
。
表1 主な危険因子の比較(頻度)
30歳代
腹囲正常群 腹囲高値群
29
40歳代
腹囲正常群 腹囲高値群
33
82
50歳代
腹囲正常群 腹囲高値群
78
140
60歳代
腹囲正常群 腹囲高値群
人数
23
高血圧治療中
血圧高値(治療中除く)
人
0
1
(%)
(0.0)
(4.3)
人
2
9
(%)
(6.9)
(33.3) *
人
3
7
(%)
(9.1)
(23.3)
人
18
16
(%)
(22.0)
(25.0)
人
10
15
(%)
(12.8)
(22.1)
人
48
38
(%)
(34.3) ***
(41.3) **
人
18
21
69
(%)
(26.1)
(41.2)
137
人
47
44
(%)
(34.3)
(48.9)
脂質異常症治療中
高コレステロール血症(治療中除く)
低HDL-C血症(治療中除く)
高LDL-C血症(治療中除く)
高中性脂肪血症(治療中除く)
0
7
0
11
3
(0.0)
(30.4)
(0.0)
(47.8)
(13.0)
1
9
3
17
12
(3.4)
(32.1)
(10.7)
(60.7)
(42.9) *
1
8
1
19
4
(3.0)
(25.0)
(3.1)
(59.4)
(12.5)
6
30
11
49
43
(7.3)
(39.5)
(14.5)
(64.5)
(56.6) ***
6
30
2
44
15
(7.7)
(41.7)
(2.8)
(61.1)
(20.8)
23
50
5
81
50
(16.4)
(42.7) *
(4.3)
(69.2)
(42.7) ***
8
20
5
40
8
(11.6)
(32.8)
(8.2)
(65.6)
(13.1)
19
37
17
71
32
(13.9)
(31.4)
(14.4)
(60.2)
(27.1) *
糖尿病治療中
高血糖(治療中除く)
0
1
(0.0)
(4.3)
0
6
(0.0)
(20.7)
1
1
(3.0)
(3.1)
0
17
(0.0)
(20.7) *
5
6
(6.4)
(8.2)
8
27
(5.7)
(20.5) *
3
(4.3) 7
(5.1)
12
(18.2) 30 (23.1)
* p<0.05、** p<0.01、*** p<0.001
「身体活動量が少ない」者は腹囲高値群に高く、40,60 歳代では有意に高いでした(図 2)。
食習慣では、
「お腹いっぱい食べる」は 30,50 歳代で(図3)、「脂の多い肉を週 3 回以上食べ
る」人の割合は 50 歳代で腹囲高値群が正常群より有意に高いでした。
84
栄養摂取状況においては、脂肪エネルギー比 25%以上の人の割合は40 歳代で、腹囲高値
群が正常群より有意に高く(図4)、食塩摂取量は各年代とも腹囲高値群の方が 10g 以上摂取
している人の割合が高いでした(図5)。
少ない
ふつう
多い
図2 身体活動(自己申告)
~同世代の人に比べて~
30歳代
腹囲正常群
40歳代
腹囲正常群
50歳代
腹囲正常群
60歳代
0%
腹囲正常群
20%
40%
30
30
79
53
50歳代
20
腹囲正常群
42
*
43
40
60
49
60歳代
図5 食塩摂取量10g以上の人の割合
100 %
80
腹囲高値群
59
26
87
83
30歳代
*
70
図4 脂肪エネルギー比率25%以上の人の割合
0
*
64
40歳代
23
42
31
*
37
29
16
100 %
80
100
11
28
48
60
57
30歳代
30
35
40
18
27
59
20
100%
14
42
腹囲高値群
腹囲高値群
80%
22
68
腹囲高値群
0
60%
48
腹囲高値群
お腹いっぱい食べる人の割合
図3図3
お腹いっぱい食べる人の割合
0 20 40 80 %
60 35 30歳代
**
72 腹囲正常群
40歳代
58
50歳代
56
60歳代
42 40歳代
*
76
47 50歳代
64
腹囲高値群
57 60歳代
61
*
61 腹囲正常群
48
腹囲高値群
55 *
71 腹囲正常群内でも血圧や中性脂肪、LDL コレステロール値は、BMI、腹囲、体脂肪率など肥
満に関係する項目と有意な相関関係があることがわかりました。
表2 危険因子とBMI、腹囲、体脂肪率との相関関係
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
LDLコレステロール
中性脂肪
最大血圧
HDLコレステロール
LDLコレステロール
中性脂肪
最小血圧
LDLコレステロール
HbA1c
中性脂肪
人数
23
23
29
32
32
32
68
72
73
61
BMI
0.468 *
相関係数
腹囲
0.600 **
体脂肪率
0.729 ***
0.501 *
0.437 *
-0.397 *
0.486 **
0.394 *
0.481 **
0.272 *
0.295 *
0.267 *
0.430 ***
0.357 **
* p<0.05 ** p<0.01 *** p<0.001
腹囲正常群内の LDL コレステロール高値者は正常者に比べて 30 歳代では脂肪エネルギー比
率、肉類、卵類、油脂類摂取量が有意に高く、40 歳代でも同様の傾向がみられました(表3)。
表3 LDLコレステロール正常者と高値者の栄養摂取状況の比較(平均値)
人数
BMI
腹囲
体脂肪率
cm
%
摂取エネルギー
kcal
たんぱく質摂取量
g
脂質摂取量
g
脂肪エネルギー比率 %
飽和脂肪酸摂取量
g
肉類摂取量
魚介類摂取量
卵類摂取量
豆類摂取量
乳類摂取量
油脂類摂取量
アルコールエネルギー
エタノール量
g
g
g
g
g
g
kcal
g
30歳代
正常者 高値者
12
11
20.4
22.0
73.0
80.4 **
15.3
21.4 ***
40歳代
正常者 高値者
13
19
21.1
22.3 *
78.8
80.4
16.5
20.4 **
50歳代
正常者 高値者
28
44
21.1
21.9
78.8
80.0
16.9
19.4 **
60歳代
正常者 高値者
21
40
21.3
22.1
79.0
81.4 *
16.8
18.8 *
1803.4
68.5
55.5
27.4
1964.9
68.5
53.2
24.6
1922.6
70.9
57.7
27.5
1860.4
68.9
51.6
25.2
1826.4
69.0
52.8
26.1
1934.4
71.7
53.2
24.7
1850.7
73.6
53.0
25.9
1975.3
76.5
69.0
31.9 *
14.3
18.3
13.2
14.5
13.4
13.5
13.4
13.8
70.4
70.8
22.9
59.3
121.1 *
68.0
51.4 *
45.6
62.6
84.5
41.3
64.2
90.8
83.0
42.5
42.2
56.8
99.3
30.4
64.4
60.8
99.8
26.6
73.4
60.5
91.0
39.3
65.2
52.9
107.2
32.0
77.1
195.4
210.7
16.8
44.4
4.4
26.0 *
87.8
9.2
135.2
108.8
155.4
128.7
180.1
174.6
16.5
288.3
32.3
20.5
192.2
22.3
15.3
270.1
30.5
16.7
227.9
26.0
18.0
211.9
25.8
14.2
173.5
18.3
* p<0.05、** p<0.01、*** p<0.001
85
【まとめ】腹囲高値群は腹囲正常群に比べて危険因子の頻度は高く、身体活動や食習慣、栄
養摂取状況にも差がみられたことから生活習慣を改善して腹囲正常者を増やすことが危険因
子の減少につながると考えられました。
腹囲正常群内でも血圧値や血清脂質値は腹囲や BMI と相関関係があることから、腹囲が
85cm 未満であっても体重、腹囲を増加させない食事、生活習慣が重要と考えられました。な
かでも特に高 LDL コレステロール血症の頻度は各年代とも高く、腹囲正常群の LDL コレステ
ロール高値者は LDL コレステロール正常者に比べて若年層で肉類、卵類、油脂類摂取量が多
かったことから、これらの脂質摂取に関係する食品の適正摂取が重要であると考えられまし
た。
第3報
地域住民の健診結果による検討
【目的】地域住民を対象として、内臓脂肪の蓄積に着目し、食生活、身体所見の実態と問題
点を検討しました。
【対象】第 1 報で示した地域男性住民 157 名(新規受診者)を、第 2 報と同様に腹囲正常群
(79 名、平均年齢 52 歳、BMI22.0)、腹囲高値群(78 名、同 54 歳、26.0)の 2 群に分け、さら
に、年齢を 59 歳以下と 60 歳以上に分けました。
【方法】健診結果及び食物摂取頻度調査の結果について、比較検討しました。
【結果】<腹囲高値群と腹囲正常群との比較>
表1 主な危険因子の比較(平均値)
59歳以下
腹囲正常群 腹囲高値群
46
45
168.9
169.7
6 2 .4
7 6 .3
2 1 .9
2 6 .5
人数
身長
体重
BMI
高血圧治療除く 最大血圧(治療中除く) 最小血圧(治療中除く) 人数
mmHg
mmHg
45
119.1
78.8
42
123.1
80.9
脂質異常症治療中除く 人数
総コレステロール値(治療中除く) HDLコレステロール値(治療中除く)
LDLコレステロール値(治療中除く)
中性脂肪値(治療中除く) mg/dl
mg/dl
mg/dl
mg/dl
44
2 0 7 .8
6 6 .1
1 2 0 .8
1 1 9 .8
44
2 2 7 .4
5 6 .3
1 4 0 .7
1 9 0 .8
糖尿病治療中除く HbA1c(治療中除く) 人数
% 46
5.1
44
5.3
表2
主な危険因子の比較(頻度)
60歳以上
***
***
**
**
**
**
腹囲正常群 腹囲高値群
33
33
1 6 2 .4
1 6 6 .8
5 8 .3
7 0 .7
2 2 .1
2 5 .4
28
127.6
7 8 .7
24
135.7
8 3 .6
31
230.7
70.6
139.7
9 9 .4
30
217.9
62.7
127.0
1 3 9 .4
32
5.4
**
***
*
59歳以下
腹囲正常群
腹囲高値群
46
45
60歳以上
腹囲正常群
腹囲高値群
33
33
高血圧治療中
血圧高値(治療中除く)
人 (%)
1 (2.2)
14 (31.1)
人 (%)
3 (6.7)
21 (50.0)
人 (%)
5 (15.2)
15 (53.6)
人 (%)
9 (27.3)
16 (66.7)
脂質異常症治療中
高コレステロール血症(治療中除く)
低HDLコレステロール血症(治療中除く)
高LDLコレステロール血症(治療中除く)
高中性脂肪血症(治療中除く)
2
17
0
26
10
1
24
3
33
20
2
18
0
19
3
3
13
2
15
12
***
(4.3)
(38.6)
(0.0)
(59.1)
(22.7)
(2.2)
(54.5)
(6.8)
(75.0)
(45.5)
*
(6.1)
(58.1)
(0)
(61.3)
(9.7)
糖尿病治療中
高血糖(治療中除く)
0 (0.0)
7 (15.2)
1 (2.2)
4 (9.1)
1 (3)
3 (9.4)
3 (9.1)
10 (33.3)
**
P<0.05、 P<0.01
主な危険因子の平均値の比較では、59 歳以下の腹囲高値群は同正常群に比し、総コレステ
ロール値、LDL コレステロール値、中性脂肪値が有意に高く、HDL コレステロール値は有意に
低いでした。60 歳以上の腹囲高値群は同正常群に比し、最小血圧値、中性脂肪値が有意に高
いでした(表1)。
主な危険因子の頻度の比較では、59 歳以下の腹囲高値群は同正常群に比し、高中性脂肪血
症者の頻度が有意に高く、60 歳以上の腹囲高値群は同正常群に比し、高中性脂肪血症者と高
血糖者の頻度が有意に高いでした(表2)
。
栄養摂取状況の平均値の比較では、59 歳以下の腹囲高値群は同正常群に比し、豆類摂取量
の平均値が有意に高く、油脂類摂取量の平均値は有意に低いでした。 60 歳以上の腹囲高値
群は同正常群に比し、豆類摂取量やアルコールエネルギーの平均値が有意に高く、油脂類摂
取量の平均値は有意に低いでした(表3)
。
86
(9.1)
(43.3)
(6.7)
(50.0)
(40.0)
**
**
30
5.4
*
人数
*
**
*
P<0.05、 P<0.01
表3 栄養摂取状況の比較(平均値)
59歳以下
腹囲正常群
腹囲高値群
人数
摂取エネルギー
たんぱく質摂取量
脂質摂取量
脂肪エネルギー比率
食塩摂取量
kcal
g
g
%
g
肉類摂取量
魚介類摂取量
卵類摂取量
豆類摂取量
乳・乳製品摂取量
緑黄色野菜摂取量
その他の野菜摂取量
野菜類摂取量
果物摂取量
穀類摂取量
油脂類摂取量
菓子エネルギー
ジュースエネルギー
アル コ ール エネ ル ギー
エタノ ール 量
g
g
g
g
g
g
g
g
g
g
g
kcal
kcal
kc al
g
60歳以上
腹囲正常群
腹囲高値群
46
2099.6
70.4
58.2
25.2
10.5
45
2091.8
75.3
58.0
25.2
11.7
33
1905.7
68.6
51.9
24.6
10.0
33
2018.9
73.1
49.3
22.4
11.1
90.3
79.6
41.4
4 4 .6
82.4
58.3
137.7
196.0
74.1
534.6
2 1 .9
138.7
50.2
255.9
28.5
88.6
91.8
46.1
5 9 .4
89.4
65.8
144.6
210.4
84.2
559.2
1 7 .6
109.8
46.4
200.2
21.6
58.1
95.8
41.1
5 2 .9
113.6
69.5
156.1
225.5
139.2
480.3
1 5 .7
136.6
11.5
1 6 5 .9
1 8 .8
54.2
118.2
37.3
7 5 .2
93.7
69.0
153.1
222.0
144.4
475.2
1 1 .9
84.5
5.7
3 3 4 .0
3 9 .0
*
*
*
*
*
*
*
P<0.05
職業構成区分では、59 歳以下の腹囲高値群は同正常群に比し、作業系の占める割合が小さ
く、専門職、営業の割合が大きいでした(図1)
。定期的な運動習慣のない人の割合では、60
歳以上は腹囲高値群は同正常群に比し、運動習慣のない人の割合が大きいでした(図2)
。
主な生活習慣の比較(頻度)
図1 職業構成区分
59歳以下
腹囲正常群
60歳以上
専門的
腹囲正常群
事務的
9
11
営業
%
図2 定期的運動習慣のない人の割合
0 作業
11
無職
10 20 30 40 50 60 70 %
69
63 59歳以下
64 腹囲高値群
20
3
9
9
18
12
51
30
2
46
33 60歳以上
腹囲高値群
6
15
36
腹囲正常群
55 42
腹囲高値群
<腹囲正常群内(治療中を除く)の比較>
①LDL コレステロール正常群と高値群との比較
59 歳以下、60 歳以上とも、LDL コレステロール高値群は同正常群に比し、お腹いっぱい食
べる人が多い傾向がみられ、定期的な運動習慣のない人が多くいました(図3、4)。
図 3 お 腹 い っぱ い食 べ る人 の 割合
0 20 40 図 4 定 期 的 な 運 動 習 慣 の ない 人 の 割合
%
60 0 80 61 59歳 以 下
20 40 %
80 44 59歳 以 下
77 73 33 60歳 以 上
60 47 25 60歳 以 上
L D L ‐C 正 常 群
L D L ‐C正 常 群
37 L D L ‐C高 値 群
L D L ‐C 高 値 群
②血圧正常群と高値群との比較
図5 かけ醤油、かけソースが多い人の割合
0 10 20 30 40 50 %
26 59歳以下
23 20 0 *
57 60歳以上
図 6 カ ル シウ ム 摂 取 量の 8割 未満 の人 の割合
60 血圧正常群
血圧高値群
20 40 60 80 %
0 20 40 %
100 86 62 54 血圧正 常群
60 80 59歳以下
86 60歳 以上
60 71 65 59歳 以下
図 7 果物 をほ ぼ 毎日 は 食べ ない人の割合
100 血圧高 値群
60歳以上
血圧正常群
67 血圧高値群
*P>0.05
59 歳以下の血圧高値群は同正常群に比し、かけ醤油やかけソースが多い人が有意に多くい
ました(図5)
。
59 歳以下、60 歳以上とも、血圧高値群は同正常群に比し、カルシウム摂取量が少なく、果
物を毎日は食べない人が多い傾向がみられました(図6、7)。
87
【考察】今回の地域男性住民の新規受診者について検討した結果、59 歳以下の壮年層で、腹
囲高値群は同正常群に比べ、豆類や野菜類が多い傾向がみられましたが、栄養摂取状況の全
体における有意な差はほとんど認められませんでした。また作業系が少なく、仕事中に座っ
ている時間が長い人が多い傾向がありました。60 歳以上の高齢者で、腹囲高値群は同正常群
に比べ、豆類や食塩の摂取が多く、1 日 2 合以上の飲酒者が多くみられ、定期的な運動習慣
のない人が多くいました。
以上により、壮年層は活動量を増やすための運動指導、高齢者では減塩や節酒、運動習慣
の促しが指導のポイントとして重要であると考えられました。
腹囲正常群にも、危険因子保有者(治療中を除く)が多くみられ、LDL コレステロール高値
者は、腹八分目、運動習慣の促し、また、血圧高値者は、かけ醤油等を控える等の減塩指導
だけではなく、カルシウムを多く含む食品や果物の摂取を増やすこと等、血圧コントロール
に留意した指導が重要であると考えられました。
第7節
大阪府下の地域住民女性における食生活の実態と問題点
【目的】大阪府下の地域住民女性を対象として、食生活や身体所見の実態と問題点を検討し
ました。
【対象】大阪府八尾市南高安地区の女性 231 名(新規受診者)を、BMI 判定で、非肥満群 183
名(50 歳、21.2kg/m2)と肥満群 48 名(51 歳、28.0kg/m2)の2群に分け、さらに年代別に分け
ました。
【方法】健診結果及び食物摂取頻度調査(ゲンキープ FFQ)の結果について、比較検討しまし
た。
【結果および考察】
<非肥満群と肥満群との比較>
主な危険因子の平均値の比較では、肥満群は非肥満群に比し、30 歳代で最大血圧、中性脂
肪値、40 歳代で最大血圧、最小血圧、LDL コレステロール値、HbA1c 値、50 歳代で中性脂肪
値、HbA1c 値、60 歳代で中性脂肪値が高く、逆に、40、50 歳代の HDL コレステロール値は有
意に低いでした(表1)。
人数
身長
体重
BMI
ウエスト
高血圧治療除く
最大血圧(治療中除く)
最小血圧(治療中除く)
脂質異常症治療中除く
総コレステロール値(治療中除
HDLコレステロール値(治療中
LDLコレステロール値(治療中
中性脂肪値(治療中除く)
糖尿病治療中除く HbA1c(ヘモグロビンA1c)
表1 主な危険因子の比較(平均値)
30歳代
非肥満群 肥満群
41
8
160.8
161.5
53.9
74.4
20.8
28.4
76.2
93.0
人数
mmHg
mmHg
人数
mg/dl
mg/dl
mg/dl
mg/dl
人数
% 41
105.2
66.6
8
113.5
70.5
41
191.0
67.9
112.5
69.9
8
211.8
65.9
131.1
122.3
41
4.8
8
5.0
***
***
***
*
**
40歳代
非肥満群 肥満群
52
16
158.0
156.8
52.3
68.8
21.0
27.9
75.9
92.4
52
111.5
72.4
13
122.0
78.6
51
210.7
78.9
119.4
78.3
16
218.2
62.8
145.7
102.5
51
4.9
15
5.2
***
***
***
**
*
**
**
*
50歳代
非肥満群 肥満群
43
15
155.6
154.4
52.2
68.4
21.5
28.7
78.5
95.1
40
122.7
78.0
11
125.5
79.1
37
230.4
74.1
141.0
97.4
14
228.7
56.6
143.6
187.3
43
5.1
15
5.3
***
***
***
**
**
60歳代
非肥満群 肥満群
47
9
153.1
151.4
50.3
61.5
21.5
26.8
78.8
94.7
40
128.1
77.6
6
126.7
70.7
43
241.5
70.1
150.9
93.8
6
240.5
66.3
154.5
131.5
***
***
***
*
46
8
*
5.3
6.0
*P<0.05、**P<0.01、***P<0.001
主な危険因子の頻度の比較では、肥満群は非肥満群に比し、 40 歳代で高血圧治療中、高
LDL コレステロール血症、高血糖者の頻度が有意に高く、50 歳代で高中性脂肪血症、高血糖
者の頻度が有意に高いでした(表2)。
88
表2 主な危険因子の比較(頻度)
高血圧治療中
血圧高値(治療中除く)
30歳代
非肥満群
肥満群
41
8
人
(%)
人
(%)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(13)
40歳代
非肥満群
肥満群
52
16
人
(%)
人
(%)
0
(0)
3
(19) *
6
(12)
4
(31)
50歳代
非肥満群
肥満群
43
15
人
(%)
人
(%)
3
(7)
4
(27)
13
(33)
5
(46)
60歳代
非肥満群
肥満群
47
9
人
(%)
人
(%)
7
(15)
3
(33)
20
(50)
3
(50)
脂質異常症治療中
高コレステロール血症(治療中除く)
低HDLコレステロール血症(治療中除く)
高LDLコレステロール血症(治療中除く)
高中性脂肪血症(治療中除く)
0
10
0
15
1
(0)
(24)
(0)
(37)
(2)
0
2
0
5
2
(0)
(25)
(0)
(63)
(25)
1
21
0
28
4
(2)
(41)
(0)
(55)
(8)
0
7
0
13
2
(0)
(44)
(0)
(81) *
(13)
6
23
1
26
4
(14)
(62)
(3)
(70)
(11)
1
11
1
10
7
(7)
(79)
(7)
(71)
(50) **
4
33
1
36
3
(9)
(77)
(2)
(84)
(7)
3
5
0
6
1
糖尿病治療中
高血糖(治療中除く)
0
0
(0)
(0)
0
0
(0)
(0)
1
0
(2)
(0)
1
2
(6)
(13) *
0
0
(0)
(0)
0
3
(0)
(20) **
1
1
(2)
(2)
1
1
人数
(33)
(83)
(0)
(100)
(17)
(11)
(13)
*P<0.05、**P<0.01
栄養摂取状況の平均値の比較では、肥満群は、非肥満群に比し、30 歳代で摂取エネルギー、
コレステロール摂取量、砂糖入り飲料エネルギー、菓子エネルギー、40 歳代でたんぱく質摂
取量、60 歳代でたんぱく質、コレステロール摂取量、卵類摂取量が有意に多いでした(表3)。
表3 栄養摂取状況の比較(平均値)
人数
摂取エネルギー
たんぱく質摂取量
脂質摂取量
脂肪エネルギー比率
コレステロール摂取量
飽和脂肪酸エネルギー比率
食物繊維摂取量
食塩摂取量
kcal
g
g
%
mg
%
g
g
肉類摂取量
魚介類摂取量
卵類摂取量
豆類摂取量
乳製品摂取量
野菜類摂取量
果物摂取量
いも類摂取量
砂糖類摂取量
油脂類摂取量
砂糖入り飲料エネルギー
菓子エネルギー
アルコールエネルギー
g
g
g
g
g
g
g
g
g
g
kcal
kcal
kcal
30歳代
非肥満群 肥満群
41
8
1590.5
1979.3
59.1
69.2
55.0
63.5
31.2
28.9
326.9
426.9
8.4
8.4
9.9
9.4
9.1
8.3
66.4
52.0
36.1
51.6
126.1
197.6
59.2
26.4
11.1
18.8
13.1
207.9
64.1
85.5
58.6
44.0
34.1
166.5
171.0
66.0
24.6
9.4
16.1
38.8
380.3
13.4
40歳代
非肥満群 肥満群
52
16
1632.5
1736.5
61.8
69.1
52.8
58.7
29.1
30.3
300.7
350.8
7.8
8.1
11.4
11.8
9.6
10.1
*
*
64.3
61.7
30.2
56.3
144.4
211.9
123.7
32.7
11.8
16.8
12.7
183.9
57.9
*
*
75.3
73.8
36.8
57.6
157.9
215.0
113.8
27.9
8.3
16.0
18.1
208.1
14.2
50歳代
非肥満群 肥満群
43
15
1641.2
1648.3
64.6
63.8
50.8
50.6
27.7
27.8
318.2
296.1
7.2
7.2
12.4
11.4
10.3
9.5
*
55.2
72.5
37.0
64.1
160.5
224.3
156.4
36.6
12.1
15.3
12.6
157.2
23.3
*
60歳代
非肥満群 肥満群
47
9
1581.9
1740.3
63.9
73.0
46.2
51.5
26.1
26.4
295.8
385.1
6.8
7.4
13.6
14.9
10.2
11.4
70.3
73.1
30.3
61.6
119.1
210.2
150.8
36.7
12.8
15.5
6.9
140.5
29.3
44.6
80.3
34.0
67.7
140.0
248.6
193.9
36.4
12.8
12.9
14.7
138.7
29.6
51.7
89.1
49.1
61.8
204.1
275.3
232.7
34.4
14.2
13.0
4.0
136.7
15.6
*
*
*
*P<0.05
栄養摂取状況の頻度の比較ですが、肥満群は非肥満群に比べて、30、60 歳代で、エネルギ
ーの過剰者(推定エネルギー必要量 20%以上過剰) の割合が有意に高い値でした(図1)。ま
た全年代で、菓子エネルギー300kcal 以上を摂取する者の割合が高い傾向を認め(図2)、30、
40 歳代で、野菜類の摂取量が少ない傾向がみられました(図3)。
栄養摂取状況の比較(頻度)
図1 エネルギー摂取量区分
39
肥満群
38
25
肥満群
非肥満群
61
38
非肥満群
4
69
7
19
84
肥満群
13
非肥満群
11
9
80
7
83
肥満群
6
67
33
図4 定期的な運動をしていない者 ※の割合
0
20
60
39
肥満群
40
肥満群
6
38
非肥満群
非肥満群
肥満群
28
47
11
肥満群
13
53
22
19
44
11
12
20
17
22
図5 満腹まで食べる者の割合
0
20
40
60
80
78
75
56
60
非肥満
200‐350g未満
63
非肥満群
49
78
38
40
肥満
58
50
2
44
6
非肥満
40
56
5
肥満
40
53
7
非肥満
肥満
21
68
11
11
78
11
図6 間食夜食をほぼ毎日する者の割合
%
0
20
40
%
80
100
88
40歳代
64
50歳代
65
60
60歳代
60
76
75
肥満群
60歳代
59
肥満
非肥満
%
350g以上
42
30歳代
65
69
非肥満群
56
31
49
50歳代
67
32
17
25
20
40歳代
44
38
39
12
肥満群
200g未満
27
63
4
%
≧300kcal
<300kcal
27
30歳代
56
56
50歳代
7
<150kcal
非肥満群
%
50
40歳代
*
非肥満群
80
63
30歳代
60歳代
40
0kcal
**
25
71
13
図3 野菜摂取量区分
図2 菓子エネルギー区分
%
120%以上
60歳代 50歳代 40歳代 30歳代
非肥満群
80‐120%未満
60歳代 50歳代 40歳代 30歳代
60歳代 50歳代 40歳代 30歳代
80%未満
非肥満群
肥満群
26
56
89
主な生活習慣の頻度の比較では、肥満群は非肥満群に比べ、50、60 歳代で定期的な運動の
ない者の割合が高い傾向がみられました(図4)。また 40、50、60 歳代で満腹まで食べる者の
割合が高く(図5)、30、40、60 歳代で、間食夜食をほぼ毎日する者の割合が高い傾向がみら
れました(図6)。
以上により、肥満者に対しては、腹八分目を心がけ、菓子類を摂り過ぎないこと、活動量
を増やすこと、さらに 30、40 歳代では、野菜類の摂取を増やすことが指導のポイントとして
重要であると考えられました。
<非肥満群での検討>
LDL コレステロール正常群と高値群(治療中除く)との比較
非肥満群についても、特に頻度の高かった LDL コレステロール正常群と高値群の2群間で、
食生活の差がいくつかみられました(図7~12)。LDL コレステロール高値者は、若年者では
脂身の多い肉類を控えたり、朝食を摂ることの促し、高齢者では野菜類等の摂取を増やすこ
とが指導のポイントとして重要であると考えられました。
60歳代 50歳代 40歳代 30歳代
80%未満
LDL‐C正常群
LDL‐C高値群
図8 脂身の多い肉を週3日以上食べる人の割合
%
120%以上
35 21 71 9 15 86 14 14 81 図10 脂質エネルギー比率25%以上摂取者の割合
20 40 60 80 50
LDL‐C正常群
LDL‐C高値群
図11 飽和脂肪酸エネルギー比率7%以上摂取する人の割合
%
200g未満
27
29
25
0
20
40
60
図9 野菜摂取量区分
%
60
46
60歳代
100 88 93 30歳代
50
60
50歳代
6 40
35
91 85 30
46
40歳代
7 LDL‐C高値群
0 20
70 LDL‐C正常群
LDL‐C高値群
10
30歳代
30 LDL‐C高値群
0
65 47 LDL‐C正常群
LDL‐C正常群
80‐120%未満
60歳代 50歳代 40歳代 30歳代
図7 エネルギー摂取量区分
80
LDL‐C正常群
200‐350g未満
350g以上
LDL‐C高値群
53 47 LDL‐C正常群
39 LDL‐C高値群
39 LDL‐C正常群
36 LDL‐C高値群
38 4 57 61 64 54 LDL‐C正常群
71 LDL‐C高値群
%
62 38 8 29 67 25 8 図12 朝食をよく抜く者の割合
%
0
10
20
30
40
65
30歳代
80
12
30歳代
40歳代
78 50歳代
73 81 60歳代
71 第8節
40歳代
89 61 50歳代
LDL‐C正常群
LDL‐C高値群
60歳代
33
70
71
46
58
43
42
9
LDL‐C正常群
40歳代
11
LDL‐C高値群
LDL‐C正常群
LDL‐C高値群
血中脂質変動に関わる食習慣因子の検討
【目的】限られた時間で効果的な食事指導を行うためには、対象者の抱える問題点を素早く
知る必要があり、食習慣チェックリスト様の媒体が有用と考えられます。よってチェック項
目を検討するため血中脂質と食事を中心とした生活習慣等との関連について調べることを目
的としました。本稿では LDL コレステロール(以下、LDLC)値の変化に及ぼす因子について報
告いたします。
【方法】対象は、当センターで健康度測定コースを平成15年度および平成20年度ともに
受診した企業勤務者 20~69 歳の男性 2279 名のうち、平成15年度並びに平成20年度の受
診時に高 LDL-C 血症現在治療中の人、問診票記載不十分の人は除外しました。
本研究では、
平成15年度と比し平成20年度の LDL-C 値が 20mg/dl 以上低下した人(以下、
低下群)、20mg/dl 以上上昇した人(以下、上昇群)の食習慣を比較しました。また、年齢によ
り LDL-C 値、食習慣に違いがみられたため 20~49 歳 (以下、成人期)と 50~69 歳(以下、中
90
%
年期)に分けて検討を行いました。最終解析対象者は、成人期 421 名、中年期 371 名でした。
【結果】低下群と上昇群の食習慣の変化についてχ二乗検定を行った結果、成人期では、低
下群は上昇群と比し、平成15年度、平成20年度ともに「朝食を抜く」に「はい」と答え
た人の割合が有意に低くなっていました。また、
「お腹いっぱい食べる」や「砂糖入り飲料を
ほぼ毎日飲む」の質問に5年後「はい」から「いいえ」に変化した人の割合がいずれも有意
に高くなっていました(表 1)。中年期では、低下群は上昇群と比し、
「乳製品をほぼ毎日摂る」
の問いに、5年後「いいえ」から「はい」に変化した人の割合が有意に低くなっていました(表
2)。
ほか、成人期、中年期ともに低下群は上昇群と比し、5年後の BMI による判定が「肥満」
から「普通」に変化した人の割合が有意に高くなっていました(表3)。
表1および表2で有意な関連がみられた項目について、年齢や BMI の影響を調整したロジ
スティック回帰分析を行いました。すると、成人期においては年齢と BMI の両方を調整する
と有意差がみられませんでした。
このことから、成人期においては BMI の増加による LDL-C 値の上昇が示唆されたため、BMI
の変化量を従属変数に、食習慣の変化を固定因子に共分散分析を行いました。すると、すべ
ての食習慣の質問項目と BMI との関連に有意差がみられた。
以上の結果をまとめると LDL-C 値を上昇させる食習慣として成人期では「朝食の欠食」「食
べ過ぎ」「飲料からの糖類の過剰摂取」、中年期では「乳製品由来の動物性脂肪摂取」の項目との
関連性が強くみられました。
91
【考察】今回の調査で成人期においては、体重増加をもたらす食習慣と LDL-C 値に強い関連
性がみられたことから、今後、運動、飲酒、喫煙習慣についても検討する必要があると考え
ます。また、今回使用した質問票は、肥満をもたらす食習慣の評価にも有効であると考えら
れました。
中年期においては「乳製品由来の動物性脂肪摂取」との関連性がみられました。しかし、
以前学会発表で 報告したように、食品の摂取頻度から推定される摂取量と実際の摂取量にズ
レがあり、乳製品については過大評価する傾向があります。従って、指導の際には、1日の
摂取量の確認が必要であると考えます。
92
第9節
農村部における近年の肥満者増加の背景について-食環境面からの検討-
【目的】農村部に位置する秋田県I町では、肥満者の割合が全国に比べて高く、男性では若
年者でその差が大きく、女性ではどの年代でも 10%程度高いという現状です。近年の肥満者
増加の背景因子について、食品購入場所や家族構成等食環境面から検討し、今後の食生活支
援に役立てることを目的としました。
【対象・方法】2009 年度の秋田県 I 町循環器健診受診者 1592 名のうち、問診に追加した食
環境についての質問に回答の得られた 30 歳以上の男性 614 名(平均 62.1 歳,BMI24.0)、女性
840 名(61.0 歳, BMI23.8)を対象としました。食環境についての回答結果を性・年代別、世帯
状況別に集計、またその他の生活習慣問診の結果も集計し、肥満との関連について検討しま
した。
【結果】食環境についての性・年代別の結果では、どの年代もスーパー等大型店の利用が多
い一方、高齢者では宅配や移動販売の利用も少しありました。男性より女性の方が食事を食
べ過ぎる傾向でしたが、食べ過ぎるのは料理が余るからという理由が男性に比べて多い結果
でした。また、市販の弁当や惣菜の利用は若い世代ほど多い傾向でした(表1)
。
肥満と身体活動との関係では、50 歳以上の女性では、週に 105 分以上の歩行をする者はし
ない者に比べ、有意に肥満が少ないという結果でした(図1)。年代が高くなるほど農作業の
時間が長い人が増え、農作業の時間が長い人の方が歩行時間が短い人が多く、肥満との関連
が考えられました(表2)
。
肥満と食習慣との関係では、50 歳未満の男性では、満腹まで食べることや間食夜食をほぼ
毎日食べること、濃い味付けなどが肥満と有意な関係がみられました。50 歳以上では、男女
とも満腹まで食べることや食べる速度が速いことが肥満と有意な関係がありました(表3)。
50 歳未満の男性では、油料理や脂身の多い肉、砂糖入り飲料が多い等食べ方の問題が多く
みられました(表3)。また、若年ほど仕事中の座位時間が長い者が多いことも若年者の肥満
に影響しているのではないかと思われました。
50 歳以上について、世帯状況別に検討した結果、男女とも「親と同居」「親及び子との同
居」では、菓子や飲料の買い置きが多く、食事や間食の食べすぎ、油料理が多い等の傾向が
あり、男性では肥満がやや多い傾向でした(図2、図3)。
「単身」男性では、市販の弁当や惣
菜が多い、野菜が少ない、油料理が多いことなどが肥満に影響している可能性が考えられま
した(図3)。
以上、肥満と食習慣の関係を検討するうえで、年代や世帯状況、購入店等も考慮した食生
活支援が必要と考えられました。今回の調査では、対象者本人の主観による回答で、客観的
な分量の把握ができていないため、今後は、食環境と実際の食事量との関連も考慮した、よ
り詳細な検討が必要と考えられます。
93
表1
食環境についての回答結果(性・年代別)
男 性
人 数
朝食を誰かといっしょに食べる
女 性
30代
40代
50代
60代
70代以上
30代
40代
50代
60代
50
53
118
196
197
72
87
193
279
249
54.0
64.2
59.0
85.6
86.2
76.4
67.8
68.6
76.3
79.2
***
70代以上
昼食を誰かといっしょに食べる
84.0
84.9
82.9
95.8
87.6
*
94.4
90.5
93.2
88.2
96.8
弁当・惣菜を週2~3回以上利用する
56.3
41.5
35.6
18.8
29.9
***
37.5
39.1
39.2
17.8
24.1
***
食事をついつい食べすぎてしまうことがよくある
74.0
60.4
42.4
37.9
21.9
***
66.7
67.1
62.0
61.7
42.7
***
人から勧められたとき
5.4
0.0
2.0
9.5
2.3
10.4
1.8
6.7
9.4
8.6
好きなものがあるとき
70.3
81.3
90.0
77.0
86.0
75.0
71.9
71.4
68.4
68.6
料理が余ったとき
40.5
31.3
22.0
25.7
32.6
60.4
54.4
59.7
56.1
33.3
***
**
どんな時によく食べてしまうか
(ついつい食べすぎる人のみ回答)
菓子等をつい食べすぎてしまうことがよくある
どんな時に菓子をよく食べてしまうか
(菓子等をつい食べすぎる人のみ回答)
菓子や飲料の買い置きをする
食料品購入に週に2回以上利用するところ
28.6
18.9
16.9
18.4
18.9
45.8
42.5
46.6
40.5
30.6
人から勧められたとき
0.0
0.0
0.0
5.6
10.8
18.2
10.8
6.7
17.0
17.3
好きなものがあるとき
64.3
60.0
70.0
66.7
62.2
81.8
75.7
70.0
68.8
77.3
手持ち無沙汰なとき
50.0
40.0
50.0
55.6
35.1
30.3
18.9
52.2
41.1
26.7
自分用にする
26.0
22.6
19.5
22.4
27.9
19.4
20.7
20.2
22.2
22.9
**
家族や来客用にする
42.0
50.9
32.2
41.3
32.0
*
70.8
66.7
56.5
49.5
37.3
***
スーパー等大型店
52.0
41.2
60.0
55.5
63.8
*
88.7
93.1
92.7
84.3
57.0
***
コンビニ・小売店
47.9
27.5
21.7
11.8
14.5
***
19.7
8.1
8.7
7.9
14.5
*
0.0
4.0
9.0
8.4
15.6
5.7
6.0
6.2
13.5
12.9
*
宅配
車での移動販売
外食時や食品購入時に栄養成分表示を参考にする(いつも・時々)
4.1
0.0
2.0
2.4
9.6
27.7
23.5
28.8
22.6
42.5
**
1.4
1.2
2.8
2.9
9.1
53.5
57.0
57.0
52.3
60.3
*p<0.05、**p<0.01、***p<0.001
図1 身体活動と肥満者の割合(50 歳以上)
表2 身体活動の状況(年代別)
運動習慣有り
男
週に105分以上の歩行
性
週に105分以上の農作業
運動習慣有り
女
週に105分以上の歩行
性
週に105分以上の農作業
30代
38.0
10.0
6.0
27.8
5.6
2.8
40代
34.0
11.3
7.5
39.1
17.2
5.7
50代
51.3
19.5
16.1
57.0
14.0
19.7
肥
満 30
者
の 20
割
合 10
30
33
間食または夜食をほぼ毎日とる
砂糖入りの飲料をほぼ毎日飲む
油料理をほぼ毎日食べる
卵をほぼ毎日食べる
脂身の多い肉類を週に3日以上食べる
魚介類を週に3日以上食べる
煮物などの味付けは、濃いほうである
汁物を1日に2杯以上飲む
めん類の汁をほとんど全部飲む
塩蔵品を週に3日以上食べる
おかずに、しょうゆやソースをかけることが多い
漬物を1日に2回以上食べる
漬物以外の野菜・海藻・きのこ類をほぼ毎食食べる
果物をほぼ毎日食べる
大豆製品をほぼ毎日食べる
乳製品をほぼ毎日摂る
人と比較して食べる速度が速いほうである
31
34
35
30
37
37
33
34
0
*p<0.01
はい
いいえ
性
女
50歳以上(510名)
t検定
はい
いいえ
割合
22.3%
77.7%
6.1%
93.9%
平均BMI
24.2
25.0
24.0
23.8
割合
24.3%
75.7%
45.7%
54.3%
平均BMI
25.5
24.6
23.8
23.8
割合
69.9%
30.1%
平均BMI
25.4
23.5
割合
24.3%
75.7%
平均BMI
26.7
24.2
割合
46.6%
53.4%
§
§§
36.3%
63.7%
24.8
23.2
17.8%
82.2%
23.9
23.7
35.1%
64.9%
50歳未満(159名)
χ2検定
はい
t検定
いいえ
性
50歳以上(721名)
t検定
はい
いいえ
6.5%
93.5%
***
9.4%
22.9
22.6
24.1
24.0
***
10.7%
89.3%
31.2%
68.8%
23.2
22.6
24.6
23.7
66.0%
34.0%
54.4%
45.6%
23.1
21.7
24.8
23.1
52.2%
47.8%
38.6%
61.4%
***
§§§
90.6%
§
23.0
22.3
24.2
23.9
*
23.3%
76.7%
25.5%
74.5%
*
24.4
25.1
23.7
23.9
22.0
22.8
23.7
24.1
割合
32.0%
68.0%
21.6%
78.4%
35.2%
64.8%
15.1%
84.9%
平均BMI
25.6
24.4
24.1
23.7
23.0
22.4
23.5
24.1
割合
37.9%
62.1%
37.5%
62.5%
37.1%
62.9%
19.6%
80.4%
平均BMI
平均BMI
24.5
25.0
23.7
23.9
割合
63.1%
36.9%
35.6%
64.4%
平均BMI
25.2
24.1
23.8
23.8
割合
73.8%
26.2%
87.3%
12.7%
平均BMI
24.8
24.8
23.9
23.5
割合
35.9%
64.1%
38.2%
61.8%
§
平均BMI
26.0
24.1
23.9
23.8
割合
33.0%
67.0%
44.9%
55.1%
平均BMI
24.3
25.0
24.0
23.7
割合
41.7%
58.3%
26.7%
***
***
*
**
73.3%
22.6
22.6
24.4
23.9
56.6%
43.4%
34.1%
65.9%
22.3
23.0
24.0
24.0
59.1%
40.9%
88.3%
11.7%
22.4
23.0
24.1
23.5
34.6%
65.4%
36.5%
63.5%
23.4
22.2
24.2
23.9
25.8%
74.2%
34.4%
65.6%
22.2
22.8
23.8
24.1
12.6%
87.4%
8.0%
25.0
24.7
23.6
23.9
22.6
22.6
24.2
24.0
割合
20.4%
79.6%
29.0%
76.1%
13.2%
86.8%
26.5%
73.5%
平均BMI
24.9
24.8
23.7
23.9
22.0
22.7
24.4
23.9
割合
25.2%
74.8%
17.3%
82.7%
0.0%
100.0%
3.3%
96.7%
平均BMI
26.2
24.3
23.9
23.8
-
22.6
23.8
24.0
6.8%
93.2%
44.7%
***
55.3%
10.7%
89.3%
42.6%
26.5
24.7
23.9
23.7
23.7
22.5
24.1
23.9
割合
68.9%
31.1%
77.1%
22.9%
77.4%
22.6%
83.4%
16.6%
平均BMI
24.9
24.7
23.9
23.7
22.5
22.9
24.0
24.0
18.2%
81.8%
43.3%
56.7%
21.8
22.8
24.0
24.0
**
56.0%
44.0%
70.7%
29.3%
22.5
22.8
23.8
24.4
*
56.6%
43.4%
63.2%
36.8%
22.5
22.8
24.1
23.9
***
50.9%
49.1%
50.8%
49.2%
23.2
22.0
24.7
23.3
割合
11.7%
88.3%
27.3%
72.7%
25.2
24.8
23.7
23.9
割合
50.5%
49.5%
70.4%
29.6%
平均BMI
25.0
24.6
23.8
23.8
割合
38.8%
61.2%
50.4%
49.6%
平均BMI
25.2
24.5
23.7
24.0
割合
68.0%
32.0%
48.4%
51.6%
平均BMI
25.3
23.8
24.4
23.2
**
§§§
***
§§
**
§§§
**
***
***
***
*
***
*
***
57.4%
平均BMI
平均BMI
χ2検定
t検定
92.0%
平均BMI
割合
34
22
10
§p<0.05、§§p<0.01、§§§p<0.001(t検定)
94
20
食習慣と肥満の状況(性・年代別)
食事についての問診
ついついお腹いっぱい食べる
34
0
男
夕食後1~2時間以内に床につく
*
40
50歳未満(104名)
朝食を抜くことがよくある
女性
(%)
40
60代 70代以上 χ2検定
66.8
81.6 ***
*
28.1
20.8
32.1
47.2 ***
76.3
84.7 ***
24.0
12.0 ***
39.8
54.2 ***
表3
男性
(%)
***
***
§§§
*p<0.05、**p<0.01、***p<0.001(χ2 検定)
図2
家族・来客用に菓子・飲料の買置きあり
図 3 油料理をほぼ毎日食べる(50 歳以上・世帯状況別)
(50 歳以上・世帯状況別)
(%)
(%)
80
70
60
50
40
30
20
10
0
40
30
68
55
46
8
37
31
43
41
10
22
男性
(χ2検定:<0.01)
単身
夫婦
第10節
29
17
23
21
23
17
8
子と同居
10
15
0
女性
(χ2検定:p<0.001)
親と同居
33
20
48
男性
単身
親及び子と同居
夫婦
親と同居
女性
(χ2検定:p<0.01)
子と同居
親及び子と同居
音楽・笑いと血圧・心拍数・及び心理的ストレスとの関連
近年、ストレスへの音楽や笑いの心理学的な効果が注目されています。本研究では中高齢
地域住民を対象として 3 カ月間の健康教室「歌って笑って健康教室」を実施し、心理的スト
レスの低下を介した血圧・心拍数の低下への影響を検討しました。
「歌って笑って健康教室」の参加者 79 人を音楽群 35 人、笑い群 33 人、対照群 25 人に年
齢を層別した上で 3 グループに分け、最初の3ヶ月間にわたって音楽群は音楽療法士による
音楽聴取、歌唱、楽器演奏を中心としたプログラム、笑い群は笑いヨガに加えて、笑いと健
康に関する講演、落語等のプログラムに参加しました。教室参加前、3ヶ月後、6ヶ月後に
血圧、心拍数、心理的ストレス、その他生活習慣病に関連する因子を測定し検討しました。
その結果、教室参加前と3カ月後に測定した主観的健康感は、対照群では特に変化があり
ませんでしたが、音楽群では、
「悪い」を選んだ人が約7%から0%に、笑い群では「やや悪い」
を選んだ人が約 37%から 18%に減少していました。また、血圧は、音楽群、笑い群、対照群そ
れぞれ-5.5mmHg (p=0.02)、-5.0mmHg (p=0.02)
、-2.2mmHg (p=0.6)であり、笑い群、音楽
群では有意な血圧低下がみられました。(図1)。1回の健康教室の開始前と終了後で測定し
た血圧についても笑い群、音楽群で有意な最大血圧の低下がみられました。
(図2)心拍数に
ついても健康教室の開始前と終了後で両群ともに有意な低下がみられました。
(図3)さらに、
さらに、ストレスホルモンを測定するコルチゾールについても、低下している傾向が見られ
ました。一方、肥満度、血清脂質、HbA1c については教室参加前と 3 カ月後の値に有意な変
化はみられませんでした。
図1.介入前後における健診時最大血圧値の推移
mmHg
122
124
120.6
122
120
118
117.3
P=0.02
120
115.1
116
114
112
図2.健康教室前後における最大血圧値の推移
mmHg
112.8 P=0.02
112.3
†
音楽群
笑い群
対照群
118
122.0
121.4
P=0.05
P=0.03
116
115.7
115.3
114
音楽群
笑い群
P=0.6
110
110.6
112
110
108
ベースライン時
3カ月後
セッション前
セッション後
† p<0.01 3カ月後最大血圧値の低下の差
† P<0.01 3ヵ月後最大血圧値の低下の差
95
図3.健康教室前後における心拍数の推移
拍/分
本研究の結果、音楽および笑いの介入の両
90.0
方による心理的ストレスや血圧値・心拍数の
85.0
80.0
楽と笑いの両方の教室で効果が表れたことは、
P=0.01
75.3
75.0
70.0
低下への効果の可能性が示唆されました。音
82.8
P=0.02
72.7
音楽群
笑い群
69.4
65.0
集団での活動による効果である可能性もあり
ますが、音楽と笑いはどちらもそれぞれに心
理的ストレスへの効果が報告されており、そ
れぞれに心理的ストレスに作用し、心理的ス
60.0
トレスを減少させ、血圧や心拍の低下につな
セッション前 セッション後
がった可能性もあります。今後、年齢に加え
てベースラインの血圧を層別したうえでの無作為化を行い、対象者を増やして音楽・笑いの
それぞれについて生活習慣の改善との関連についても明らかにし、血圧・心拍数低下に関連
する因子について検討するとともに、長期的な効果の検討し、心理的ストレスの軽減に役立
てていきたいと考えています。
第11節
大阪府と長野県の食・生活習慣の差異-がん予防の観点から-
【目的】大阪府は、全国の中でも生活習慣と関わりの強いがん死亡率が高い状況にあります。
そこで、全がん、肺、胃、肝臓、大腸の各がんの年齢調整死亡率がいずれも低い長野県と大
阪府の生活習慣を比較し、大阪府民のがん予防に役立てることを目的としました。
【方法】大阪府と長野県の平成 19 年国民健康・栄養調査結果等を比較検討しました。
【対象者数】対象者数は大阪府 618 人、長野県 1264 人で、両府県の調査結果の間で男女比は
大差なく、年齢構成は、長野県が 60 歳以上の割合が多くなっていました。
【結果】1)栄養素別摂取量の平均値の比較
大阪府は長野県に比べ、炭水化物(大阪府 261.6g vs 長野県 283.2g 以下同じ)、カリウム
(2240mg vs 2681mg)、カルシウム(489mg vs 569mg)、食物繊維(13.6g vs 16.1g)、食塩(10.3g
vs 11.8g)他 13 栄養素の摂取量が少なくなっていました(表1)。
2)食品群別摂取量の平均値の比較
大阪府は長野県に比べ、豆類(50.6g vs 63.6g)、種実類(1.5g vs 3.5g)、緑黄色野菜(86.5g
vs 137.9g)、その他の野菜(161.0g vs 227.8g)、藻類(11.9g vs 17.4g)、乳類(115.5g vs 125.4g)
他4食品群の摂取量が少なく、肉類(91.7g vs 71.2g)のみ摂取量が多くなっていました(表2)。
96
(表1)栄養素別摂取量平均値の比較(20歳以上 全体) (表2)食品群別摂取量平均値の比較(20歳以上 全体)
栄養素 ( )内は単位を示す
エネルギー量 (kcal) ***
たんぱく質(g)**
脂質(g)
***
炭水化物(g)
カリウム(mg) ***
カルシウム(mg) ***
マグネシウム(mg)***
***
リン(mg)
鉄(mg)***
亜鉛(mg)
銅(mg)***
ビタミンA(µgRE)
ビタミンD(µg)***
ビタミンE(mg)
ビタミンK(µg)***
ビタミンB1(mg)
ビタミンB2(mg)*
ナイアシン(mgNE)***
ビタミンB6(mg)
*
ビタミンB12(µg)
葉酸(µg) ***
パントテン酸(mg)***
ビタミンC(mg)*
コレステロール(mg)
食物繊維(g)***
食塩(g)*
脂肪エネルギー比率(%)*
***
炭水化物エネルギー比率(%)
動物性蛋白質比率(%)
大阪府 長野県
1884
1996
70.0
73.5
53.4
54.6
261.6
283.2
2240
2681
489
569
244
281
971
1094
8.1
8.9
8.3
8.5
1.12
1.3
685
592
7.4
10.9
9.6
9.9
208
242
1.74
1.77
1.38
1.76
15.1
17.1
1.87
1.82
7.3
8.3
306
353
5.33
5.96
106
125
336
322
13.6
16.1
10.3
11.8
25.4
24.6
55.8
60.6
52.4
50
食品群 大阪府
448.8
47.2
8.0
***
50.6
豆類
1.5
種実類***
86.5
緑黄色野菜***
161.0
その他の野菜***
果実類
105.6
14.2
きのこ*
11.9
藻類 ***
80.1
魚介類*
***
91.7
肉類
卵類
36.8
115.5
乳類***
9.7
油脂類**
菓子類
23.1
補助栄養素・特定保健用食品
22.3
穀類*
いも類**
砂糖・甘味料
長野県
470.7
55.8
7.4
63.6
3.5
137.9
227.8
105.5
17.6
17.4
89.9
71.2
37.7
125.4
11.2
25.0
14.6
単位は全て(g)
*P<0.05 **P<0.01 ***P<0.001
3)朝食の状況
朝食を何も食べていない者や、錠剤のみですませている者の割合に差は見られませんでし
たが、大阪府は長野県に比べ、菓子・果物などのみですませている者(6.5% VS 2.5%)、調理
済み食を食べている者(9.9% vs 4.6%)、外食・給食を食べている者の割合が(2.8% vs 1.1%)
多く、家庭食を食べている者の割合が(75.4% vs 88.1%)少なくなっていました。
4)外食(給食・調理済み食品を含む)の状況
大阪府は長野県に比べ、「朝食、昼食を外食する者の割合」が朝食 12.7% VS 10.6% 、昼食
38.0% VS 23.1%で多くなっていました。
5)BMI と運動習慣の状況
「BMI の状況」に差は見られませんでしたが、大阪府は長野県に比べ、「運動習慣ありの者の
割合」が 39.8% VS 27.4%で多くなっていました。
6)飲酒習慣の状況
大阪府は長野県に比べ、「飲酒習慣ありの者の割合」が 21.8% VS 28.8%と少なかったのです
が(図1)、飲酒者の「1 日当たりの飲酒量」は、大阪府の方が長野県に比べ「1合以上飲んでい
る者の割合」が 59.6% VS 35.7%と多くなっていました(図2)。
飲酒習慣ありの者の割合(図1)
1日当たりの飲酒量の状況(図2)
35
*
28.8
30
25
大阪府
40.4
50.4
9.2
21.8
20
15
長野県
63.3
25.6
10.1
10
5
0
0
大阪府
長野県 *
1合未満
P<0.01
20
40
60
1合以上3合未満
80
100
3合以上
* P<0.001
※1合とは清酒180mlに換算した値を意味する
97
7)喫煙の状況
「喫煙率」は男女計で見ると差は見られませんでしたが、大阪府の方が長野県と比べ、
「女性
の喫煙率」が(12.6% vs 7.6%)で高くなっていました。
【考察】がん死亡率は、罹患率のみならず、高齢化率、早期発見率(健診受診率)、治療率の
差など多くの因子の影響を受けますが、大阪府と長野県の間で見られた 食生活や飲酒習慣の
差は、両府県のがん死亡率の差を説明するのに矛盾しない結果となりました。
平成19年度大阪府と長野県の悪性新生物75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対)の比較
及び本研究からがん死亡率の差に関連すると考えられた因子のまとめ
75歳未満年齢調整死亡率
がん死亡率に関連すると考えられた因子
大阪府 長野県
全がん
食道
胃
大腸
肝及び肝内胆管
気管、気管支及び肺
乳房
前立腺
97.3
4.8
14.5
11.5
12.1
18.0
10.4
2.2
食品・栄養素
72.7 飲酒量↑↑↑
2.8 飲酒量↑↑↑ 野菜↓↓
9.7 <塩・塩蔵品↑↑> 野菜↓
9.2 飲酒量↑↑↑ カルシウム↓
6.2 飲酒量↑↑↑
12.1
9.5 大豆製品↓
2.9 <大豆製品↓>
その他
喫煙(女性)↑↑↑
喫煙(女性)↑↑↑
喫煙(女性)↑↑↑
喫煙(女性)↑ <運動↓>
喫煙(女性)↑↑
喫煙(女性)↑↑↑
喫煙(女性)↑
※↑(上向き矢印)はがん発生の促進効果ありを意味し、
↓(下向き矢印)はがん発生を抑制する効果があることを意味する
(↑↑↑、↓↓↓:確実)(↑↑、↓↓:ほぼ確実)(↑、↓:可能性あり)
赤字は大阪府の方が多かった項目。青字は大阪府の方が少なかった項目
< >は逆の関連がみられたもの
出典:国立がん研究センターがん対策情報センター
参考資料:厚生労働省研究班による多目的コホート研究の成果(2008年)
第12節
都市部金融系男性勤労者の高血圧と生活実態
【目的】ストレスの多い労働環境や生活習慣は、循環器疾患の発症や予後にも関係している
といわれています。昨年度、本学会で金融系男性勤労者にストレス・うつが多い傾向がみら
れ、血圧値においても他の業種に比べて高いことを報告しました。今回は金融系男性の血圧
レベルと生活習慣との関連を分析したので報告します。
【対象と方法】平成20年度に当センターで健診を受診した金融系男性 1232 名(年齢 44 歳
±11.3 歳)を対象としました。問診票より、生活習慣(食事・運動・飲酒・喫煙等)、就労
状況(通勤時間・就労時間等)を聞き取り、血圧高値(最大血圧値≧140mmH gand/or 最小血
圧≧90mmHg、または降圧剤治療中)の有無別に比較しました。
【結果・考察】血圧高値群(343 人)の平均値は、年齢 50.5 歳、BMI25.5kg/m2、ウエスト
89.9cm、労働時間 49.1 時間/週、通勤時間 124.7 分でした。血圧正常群(889 人)は年齢 43.0
歳、BMI23.1kg/m2、ウエスト 83.2 cm、労働時間 50.1 時間/週、通勤時間 118.8 分でした。
生活習慣では、血圧高値群は正常群に比して、飲酒、早食い、濃い味つけ、醤油等を使う
頻度が有意に高いこと、生活習慣の改善意欲では、血圧高値群は正常群に比して、減塩行動、
間食・糖分の摂り方に注意、1ヶ月以内に減量したい、禁煙の割合が比較的高いことがわか
りました。
98
また、血圧高値群を軽症群(140/90mmHg 以上 160/100 mmHg 未満かつ非服薬)
、中等症以上
群(160/100 mmHg 以上かつ非服薬)
、服薬群(血圧値に依らず降圧剤服用中)に分類すると、
血圧高値群に占める割合は、軽症群 42%、中等症以上群 15%、服薬群 42%でした。
血圧高値群を肥満(ウエスト≧85cm または BMI≧25kg/m2)の合併の有無に分けて生活習
慣を比較すると、肥満の血圧高値群(168 人)は非肥満の血圧高値群(175 人)に比して、労
働時間週 60 時間以上、満腹まで食べる、乳製品・脂肉類多い、早食い、喫煙が有意に多く見
られました。逆に非肥満の血圧高値群は肥満の血圧高値群に比して、飲酒の割合が有意に大
きく、運動・減量実行中が多く占めていました。
また、非肥満の血圧高値群中の軽症群では、飲酒 92%、ストレスあり 52%、労働時間 60 時
間/週以上 22%、遅い夕食 63%、野菜少ない 77%といった生活習慣が比較的多くなっていま
した。
*:P<0.05, ***:P<0.01:両群の差の検討
99
第13節
いびきとうつ症状・怒りの表現方法との関連
睡眠呼吸障害の主症状であるいびきは、高血圧や糖尿病、高脂血症等の代謝障害を引き起
こし、その後の心疾患や脳血管疾患発症とも関連することがいくつかの研究で示されていま
すが、近年、そのような身体的疾患のみならず、うつ等心理的疾患とも関連することが欧米
を中心に報告されています。また、近年わが国においては、うつ病と関連する自殺が中高年
で増加してきており、大きな社会的問題として注目されています。一方、怒りの表現方法に
ついては、未だわが国での報告は少ないものの、怒りを内にためる傾向は高血圧と関連が強
く、うつ病と同じく循環器疾患リスクとして知られています。
大阪府立健康科学センターでは、この睡眠や心理的要因による健康影響を重要視し、身体
測定に限った健康ドックのみならず、10 年前からストレスドック(心身リフレッシュコース)
を開設し、受診者に対し、身体的・心理的症状や、睡眠に関する問診、測定を行っています。
そのデータをもとに最近9年間(2001 年 12 月から 2009 年3月)の受診者を対象に、日本人
におけるいびきとうつ症状、怒りの表現方法といった心理的要因との関連を検討しました。
対象人数は男女 979 人(男性 338 人、女性 641 人)で、対象者の主な職業構成は、教員 51%
(男性 44%、女性 55%)、一般事務 24%(男性 26%、女性 24%)です。
いびきの頻度は、
「なし」から「ほぼ毎日(週6~7回)」の4段階で聴取し、
「わからない」
と 回 答 し た 人 を 除 い た 777 人 に つ い て 解 析 を 行 い ま し た 。 う つ 症 状 は 、 Center for
Epidemiological Self-depression Scale (CES-D)を使用して測定し、≥17 点をうつ症状あ
りとし、さらにより重症が疑われる≥30 点との関連についても検討しました。怒りの表現方
法は Spielberger らが開発した怒りの表現方法に関する質問紙によりコア化し、怒りを内に
ためる傾向あり(≥ 20 点)
、怒りを外に表出する傾向あり(≥ 15 点)として、いびきとの関
連を評価しました。
その結果、男女ともいびきの頻度が高いほど、うつ症状、怒りを内にためる程度が高いこ
とが分かりました(表1)
。いびきの頻度と怒りを外に出す程度との間には関連は見られませ
んでした。更に、いびきの頻度や心理的要因に影響を与えると思われる、年齢、BMI(Body Mass
Index;体格指数)、飲酒量、喫煙量、閉経の有無(女性のみ)を調整した多重ロジスティック
分析の結果、いびき「なし」と比較したうつ症状(CES-D17 点以上)ありのリスクは、男性
ではいびきの頻度「ほぼ毎日」いびきをかく人で 2.7 倍高く、いびきをかく頻度が高いほど
そのリスクが高く、女性では、頻度に依存したリスクの増加は見られませんでしたが、
「週1
~5回」いびきをかく人で、うつ症状のリスクが 1.8 倍高くなっていることが認められまし
た(図1)。同様に、より重症のうつ症状(CES-D30 点以上)ありのリスクはいびきを「ほぼ
毎日」かく男性で 2.7 倍、
「週1~5回」
「ほぼ毎日」いびきをかく女性ではそれぞれ 2.9 倍、
2.6 倍と高く、男女ともいびきの頻度とうつ症状の関連が示されましたが、女性ではより重
症のうつ症状とのみ量反応的な関連をすることが分かりました(図1)
。怒りの表現方法につ
いては、男性のみでいびきの頻度が増すほど怒りを内にためる傾向が高いことが示されまし
た(図2)
。
以上の結果から、今回調査した地域、職域の日本人対象者では、男女ともいびきとうつ症
状との関連が示され、これは海外の先行研究と一致します。いびきと怒りを内にためる傾向
との関連はこれまでほとんど報告がありませんが、今回、日本人男性においてその関連が認
100
められました。女性については、いびきの頻度と怒りを内にためる傾向との間に量反応的な
関連は見られませんでしたが、これは女性で毎日いびきをかく割合が少なかったためである
可能性があります。いびきとうつ、怒りの表現方法との関連における考えうるメカニズムと
しては、いびきによる睡眠構築の障害や、低酸素血症による血管内皮機能の低下を介した大
脳機能の変化などが考えられます。
結論として、本研究では男女とものいびきの頻度が高いほどうつ症状を有する傾向があり、
男性ではいびきの頻度と怒りを内にためることとの関連が示されました。いびきがうつや怒
りの表現方法に影響を与えている可能性があり、うつ病への移行や循環器疾患リスク上昇さ
せていることも考えられるため、今後、縦断研究により因果関係の検証が必要であると思わ
れます。
表 1.いびきの頻度別対象者属性
男性
いびきの頻度
なし
<1/週
女性
1-5回/週 ほぼ毎日 p value
なし
<1/週
1-5回/週 ほぼ毎日 p value
N=182
N=107
N=132
N=69
N=182
N=107
N=132
N=69
年齢(歳)
44.3
46.1
48.2
47.4
0.04
46.1
46.4
47.9
50.1
0.01
BMI(kg/m 2) *
22.8
23.3
23.9
25.2
<0.001
21.5
21.9
22.7
24.2
<0.001
喫煙割合(%) *
24.1
23.9
23.1
21.8
0.99
8.1
6.4
10.1
15.8
0.19
飲酒割合(%) *
59.1
66.5
64.1
61.7
0.85
37.3
35.7
42.1
48.2
0.33
-
-
-
-
-
36.3
35.9
41.1
41.9
0.49
12.8
11.6
14.6
18.7
<0.001
13.6
13.9
17.6
16.0
0.002
内にためる(点)
15.7
15.6
17.2
17.8
0.003
15.9
15.9
17.4
16.6
0.01
外に出す(点)
12.4
12.4
12.4
12.8
0.76
12.1
12.0
12.8
12.8
0.09
教員(%)
45.8
53.6
43.7
33.7
0.12
53.9
58.2
59.8
54.4
0.73
一般事務(%)
30.7
17.4
25.3
29.5
0.31
22.2
22.1
21.1
24.4
0.96
閉経(%) *
うつ傾向 *
CES-D得点(点)
怒り *
現在の職業 *
図1.いびきの頻度別うつ症状の多変量調整オッズ比
図2.いびきの頻度別うつ症状の多変量調整オッズ比
2.5 2.0 1.5 1.0 【男性】怒りを外に出す
【男性】怒りを内に溜める
0.5 0.0 2.5 2.0 1.5 1.0 【女性】怒りを外に出す
【女性】怒りを内に溜める
0.5 0.0 第14節
いびきと循環器疾患発症に関する住民を対象とした大規模縦断研究
睡眠呼吸障害の主症状であるいびきは、高血圧や糖尿病、高脂血症等の代謝障害を引き起
こし、その後の心疾患や脳血管疾患発症とも関連することが欧米を中心に報告されています。
日本でも、睡眠呼吸障害と高血圧や糖尿病との関連が報告されてきていますが、睡眠呼吸障
害と循環器疾患発症との関連を縦断的に調べた研究はまだありません。
大阪府立健康科学センターでは、この睡眠による健康影響を重要視し、秋田県 I 町、大阪
101
府Y市、茨城県C市での循環器健診の中に、睡眠、特にいびきに関する問診を平成14年よ
り追加し、先駆的に睡眠呼吸障害スクリーニングを行ってきました。そのデータをもとに、
いびきの頻度(ほぼ毎日、時々、なし、分からない)とその後の循環器疾患(脳卒中、虚血
性心疾患)の発症との関連を検証しました。対象者は、秋田県I町、大阪Y市で 2001-2005
年、茨城県 C 市で 2000~2004 年に循環器健診を受診した 35~79 歳の住民とし、既に循環器
疾患を罹患していた人やいびきの頻度について「分からない」と回答した人などを除いた
7,387 人(男性 2,819 人、女性 4,568 人)について追跡調査を行いました。
年齢で調整した、循環器健診受診時の対象者の属性を性別いびきの頻度別に示した表を下
記に示します(表1)
。その結果、いびきの頻度が高いほど、BMI、血圧、血糖値、閉経割合、
飲酒割合などが高いことが示されました。いびきの頻度や循環器疾患の発症に影響を及ぼす
と考えられる年齢、収縮期血圧、降圧剤服用の有無、糖尿病・高脂血症の有無、閉経の有無
(女性のみ)
、喫煙状況、飲酒状況、地域を調整し、いびきの頻度と循環器疾患発症率との関
連を検討した結果、女性では、いびきの頻度が高いほど循環器疾患の発症率が高いことが示
されましたが、男性ではそのような関連は見られませんでした。さらに女性について BMI を
調整すると、その関連が弱まりました。これらの結果から、日本人女性においていびきは循
環器疾患の発症リスクを高めることが示され、その関連には BMI が一部介在していることが
示されました。
女性におけるこれらの結果は、これまでの海外の研究結果と一致します。習慣的ないびき
は睡眠時無呼吸症候群を含む睡眠呼吸障害を有することが多く、今回の結果も、習慣的ない
びきの中に中等症から重症の睡眠呼吸障害も含まれていたことが反映されている可能性があ
ります。睡眠呼吸障害と循環器疾患発症との関連のメカニズムは未だ完全には分かっていま
せんが、睡眠呼吸障害では、睡眠中頻回な無呼吸や低呼吸を繰り返すことにより、低酸素血
症と過換気が繰り返され、交感神経の活性化、睡眠構造の変化などを介して、血圧の上昇、
血糖値の上昇、インスリン抵抗性、脂質代謝異常などが引き起こされ、循環器系に影響を及
ぼすことが示唆されています。
いびきや睡眠呼吸障害の原因の一つに肥満が挙げられますが、循環器疾患発症のリスクで
ある肥満の少ない日本人でも、いびきが循環器疾患発症に寄与することが示されました。
今後、より大規模で長期的な調査を行うことにより、いびきがどのような循環器疾患の発
症と関連が強いのかを明らかにするとともに、パルスオキシメーターや睡眠ポリソムノグラ
フィーなどの客観的な指標を用いてそれらの関連を詳細に検証することが必要と思われます。
(表1) 性別いびきの頻度別の対象者属性 a
男性
いびきの頻度
女性
時々
毎日
n=1 869
57.0 ( 0.3 )
n= 2271
56.2 ( 0.2 )
n=4 28
57.6 ( 0.5 )
22.6 ( 0.1 )
23.5 ( 0.1 )
時々
年齢(歳)
n =708
63.0 ( 0.4 )
n= 1456
59.0 ( 0.3 )
BMI(kg/m2)
収縮期血圧(mmHg)
( 0.1 )
23.6 ( 0.1 )
24.7 ( 0.1 )
<0.001
132.4 ( 0.6 ) 133.0 ( 0.4 )
133.7 ( 0.6 )
0.29
拡張期血圧(mmHg)
80.7
81.6 ( 0.3 )
83.6 ( 0.4 )
<0.001
降圧剤服用
22%
22%
25%
0.20
高血圧b
28%
28%
32%
0.09
糖尿病c
11%
11%
10%
0.90
4%
高脂血症d
喫煙率
16%
18%
18%
0.60
18%
43%
47%
46%
0.39
5%
飲酒率
65%
74%
74%
<0.001
閉経後
-
-
-
-
a
22.9
( 0.4 )
毎日
p value
n=6 55
58.3 ( 0.4 ) <0.001
年齢調整後の平均値(標準誤差)及び割合
b
高血圧:?160/100mmHg かつ/または治療中.
c
102
なし
なし
糖尿病:空腹時血糖?126mg/dl または非空腹時血糖?200mg/dl かつ/または治療中.
d
高脂血症:総コレステロール(男性)?240mg/dl、(女性)?260 mg/dl かつ/または治療中.
p value
0.01
25.0 ( 0.2 )
<0.001
126.8 ( 0.4 ) 129.1 ( 0.3 ) 131.0 ( 0.8 )
<0.001
75.8 ( 0.2 )
78.2 ( 0.2 )
79.7 ( 0.5 )
<0.001
17%
20%
26%
<0.001
20%
23%
30%
<0.001
6%
8%
0.003
20%
23%
0.05
6%
8%
0.08
15%
18%
20%
0.004
66%
70%
71%
<0.001
(図1)無調整、年齢調整、多変量調整後のいびきの頻度別
循環器疾患発症のハザードリスク比(女性)
p for trend=0.01 4.5
* * p for trend=0.60
3.0 p for trend=0.01 4
(図2)無調整、年齢調整、多変量調整後のいびきの頻度別
循環器疾患発症のハザードリスク比(男性)
p for trend=0.95
2.5 3.5
p for trend=0.06 3
無調整
p for trend=0.12 2.5
年齢調整
2
多変量調整1
1.5
1
p for trend=0.82
2.0 1.5 多変量調整2
1.0 *p<0.05 0.5 無調整
年齢調整
p for trend=0.81
多変量調整1
多変量調整2
0.5
0.0 0
なし
ときどき
なし
毎日
多変量調整1:年齢、地域、飲酒状況、喫煙状況、収縮期血圧値、降圧剤服薬の有無、 糖尿病・高脂質血
症の有無、閉経の有無を調整. 多変量調整2: 上記に加え、BMIを調整.
ときどき
毎日
多変量調整1:年齢、地域、飲酒状況、喫煙状況、収縮期血圧値、降圧剤服薬の有無、 糖尿病・高脂質血
症の有無を調整. 多変量調整2: 上記に加え、BMIを調整.
<詳細な健康度測定・検査技法の開発>
第15節
ドック受診者の頸動脈の動脈硬化進行に及ぼす因子の検討
【目的】脳梗塞、心筋梗塞といった動脈硬化性疾患は、公衆衛生的にもその予防が重要視さ
れています。しかしながら、その基盤となる血管の動脈硬化を進める因子について、追跡調
査で明らかにした成績は多くありません。そこで動脈硬化の指標である頸動脈エコー所見の
経年変化とそれに関連する危険因子を検討しました。
【対象】2001 年4月~2010 年3月に実施したドックコース・労災二次健診の受診者で、1年
以上の期間をおいて2回以上頸部エコー検査を実施した男性 159 名(初回時平均年齢 56 歳)
を対象としました。平均の観察期間は 3.7 年でした。
【方法】頸動脈エコー検査時に、超音波診断装置の計測機能を用いて頸動脈の内膜・中膜複
合体という血管壁の厚さの最大値(最大 IMT)を計測しました。そして初回検査時と最終の
検査時の最大 IMT の差を経過年数で割った値を動脈硬化進行度の指標とし、以下の3群に区
分し、各危険因子との関連を検討しました。
A群:変化なし又は減少
B群:軽度増加(1年あたり 0.1mm 以上 0.2mm 未満の増加)
C群:増加(1年あたり 0.2mm 以上の増加)
図1
頸動脈の動脈硬化が進んだ例(40 歳代男性)
初診時
6年後
血管の壁が厚
くなっていま
した。
103
【結果】1、最大IMTの平均値の変化をみますと、総頸動脈(心臓に近い部分)よりも内
頸動脈(脳に近い部分)の方の平均値が高く、両方とも初回よりも最終受診時のほうが平均
値が上がっていました(図2)
。
図2
初回との差
***:p<0.001
またそれぞれの部分でA~C群の割合を検討したところ、総頸動脈は8割以上が「変化な
し」のA群ですが、内頸動脈ではA群が6割程度とやや低く、B群やC群の割合が高い傾向
がみられました(図3)
。すなわち脳に近い部分の血管ほど動脈硬化が進みやすいことがわか
りました。
図3
最大IMT変化区分別頻度
2、総頸動脈と内頸動脈の IMT 増加(動脈硬化をすすめる)因子を探るため、最終検査時の
主な健診所見を3群間で比較したところ、総頸動脈の変化別では HDL コレステロール値がA群に比べ
C群で低値を示しました。また内頸動脈の変化別では最大血圧値がA群に比べB、C群で高
値を示しました。
さらにこの最終検査時の検診所見をもとに、A群を「変化なし」
、B群・C群を「増加」と
して多変量解析という統計手法で解析した結果、総頸動脈に HDL コレスレロールが、内頸動
脈に最大血圧値が IMT 増加の有意な関連要因となりました(表1)
。
すなわち男性の動脈硬化の進行は、HDL コレステロールと最大血圧値の影響が大きいと考えられ、
これらの因子をコントロールすることが動脈硬化の進行を抑えることに効果的であると考え
られました。
104
表1
IMT 増加の関連要因
―多重ロジスティックモデルによる多変量解析―
総頸動脈変化の関連要因(最終検査時)
HDL コレステロール(㎎/dl)
P値
オッズ比
95.0% 信頼区間
<0.05
0.96
0.92~1.00
内頸動脈変化の関連要因(最終検査時)
最大血圧(㎜ Hg)
従属変数
説明変数
P値
オッズ比
95.0% 信頼区間
<0.01
1.03
1.01~1.05
A 群を対照群:0、B 群と C 群を増加群:1
年齢、BMI、HDL コレステロール、LDL コレステロール、最大血圧値、ヘモグロビン A1c、
ブリンクマン指数
*表には有意な要因のみ示しています。
第16節
:
:
ドック受診者におけるメタボリックシンドロームと冠動脈石灰化との
関連についての検討
【目的】内臓脂肪型肥満によるメタボリックシンドロームが動脈硬化性疾患のリスクファク
ターと考えられています。そこで、動脈硬化所見の一つである血管壁の石灰化に着目し、冠
動脈石灰化と内臓脂肪型肥満、メタボリックシンドロームとの関連について断面的に検討し
ました。
【対象】2005 年から 2009 年度に当センター循環器系ドックコースを受診した男性 273 名
(58.9±8.5 歳)、女性 346 名(59.9±7.7 歳)を検討の対象としました。
【方法】冠動脈石灰化は、3㎜厚でスライスした CT 画像を NetraMD(Sclmgee.Inc)で解析
しました。また、内臓脂肪面積は、臍部の CT 画像から FatScan(N2 システム株式会社製)に
より求め、内蔵脂肪面積が 100cm2 以上の者を内臓脂肪型肥満と定義しました。
【結果】冠動脈石灰化は男女とも年齢が高いほどその割合が高くなりました(図1、2)。内臓
脂肪型肥満とメタボリックシンドロームの割合は、女性では年齢が高いほど大きくなりまし
たが、男性では内臓脂肪型肥満は、40 歳代において最も高く、メタボリックシンドロームは
年齢に関係なくほぼ一定の割合でした。冠動脈石灰化の頻度は、男性では内臓脂肪型肥満の
ある群とない群で差を認めませんでした。女性においては内臓脂肪型肥満のある群が無い群
に比べ高い傾向にありました(図3、4)。また、男女ともメタボリックシンドロームの有る群
では無い群に比べて冠動脈石灰化の頻度は高い傾向にありました(図5、6)。
図1
70.0
冠動脈石灰化、内臓脂肪型肥満とメタボリッ
クシンドロームを有するものの割合(男)
図2
冠動脈石灰化、内臓脂肪型肥満とメタボリッ
クシンドロームを有するものの割合(女)
60.0
60.0
50.0
50.0
40.0
40.0
冠動脈石灰化
冠動脈石灰化
内臓脂肪
内臓脂肪
30.0
メタボ
30.0
メタボ
20.0
20.0
10.0
10.0
105
105
0.0
0.0
40
40
50
60
年齢層
70
50
60
総計
年代
70
総計
図3
内臓脂肪型肥満の有無別にみた冠動脈石灰化
の頻度(男)
図4
70.0%
内臓脂肪型肥満の有無別にみた冠動脈石灰化
の頻度(女)
90.0%
80.0%
60.0%
70.0%
50.0%
60.0%
40.0%
有
無
30.0%
50.0%
有
無
40.0%
30.0%
20.0%
20.0%
10.0%
10.0%
0.0%
0.0%
40
50
60
70
総計
40
50
60
図5
70
総計
年代
年代
メタボリックシンドロームの有無別にみた
冠動脈石灰化の頻度(男)
図6
90.0%
80.0%
80.0%
70.0%
70.0%
メタボリックシンドロームの有無別にみた
冠動脈石灰化の頻度(女)
60.0%
60.0%
50.0%
50.0%
有
無
有
40.0%
無
40.0%
30.0%
30.0%
20.0%
20.0%
10.0%
10.0%
0.0%
0.0%
40
50
60
70
40
総計
50
60
70
総計
年代
年代
冠動脈石灰化との有意の関連要因を多変量解析を用いて検討した結果、女性では、年齢と
高血圧が、男性では、年齢、脂質異常とブリンクマンインデックスがそれぞれ有意の関連要
因となりました(表1)。内臓脂肪型面積の高値は男女とも有意の関連因子とはなりませんで
した。
表1
冠動脈石灰化(0:なし、1:あり)の関連要因
ー多重ロジスティックモデルによる多変量解析ー
<男性>
年齢
偏回帰係数
B
0.071
オッズ比
1.074
オッズ比の95.0%
下限
1.038
信頼区間
上限
1.111
有意確率
<0.001
高血圧の有無
0.141
1.151
0.664
1.996
0.616
耐糖能異常の有無
0.367
1.444
0.839
2.484
0.185
脂質異常の有無
内臓脂肪面積≧100
ブリンクマンインデックス≧400
106
0.609
1.838
1.027
3.290
<0.05
-0.366
0.693
0.396
1.213
0.199
0.826
2.284
1.349
3.866
<0.05
偏回帰係数
B
0.072
<女性>
年齢
オッズ比
1.075
オッズ比の95.0%
下限
1.034
信頼区間
上限
1.117
有意確率
<0.001
高血圧の有無
0.648
1.911
1.088
3.359
<0.05
耐糖能異常の有無
0.309
1.363
0.794
2.338
0.261
脂質異常の有無
0.276
1.318
0.620
2.803
0.473
内臓脂肪面積≧100
0.434
1.543
0.784
3.036
0.209
ブリンクマンインデックス≧400
0.126
1.134
0.346
3.721
0.835
共変量に年齢、高血圧、耐糖能異常、脂質異常、内臓脂肪面積とブリンクマンインデックスを用いた場合
【まとめ】冠動脈石灰化には、男性では脂質異常と喫煙が、女性では高血圧がそれぞれ関連
していました。今後の追跡調査による確認が必要であると考えます。
第17節
ドック受診者における冠状動脈石灰化の経年変化について
【目的】近年、突然死を引き起こす、生活制限をせざるを得なくなる心筋梗塞や狭心症
が、脂肪分の摂りすぎや運動不足など生活習慣の欧米化にともない、都市部の壮年男性
を中心に増えつつあります。今回、心筋梗塞や狭心症をもたらす心臓の冠状動脈の動脈
硬化の1つの指標である冠状動脈の石灰化量を単純 CT 検査において測定し、複数回受
診した受診者の石灰化スコアの変化量と関連する因子を検討しました。
【対象】2001 年から 2003 年に心臓 CT 検査を受け、再度 2009 年度に同検査を受けた男
性 28 名(平均年齢 59.0 歳±9.4)女性 40 名(平均年齢 62.7 歳±7.8)を対象としまし
た。また、各リスク因子の基準は 高血圧(最高血 140mmHg 以上 and/or 最低血圧 90mmHg
以上または降圧剤服用中)
、高コレステロール血症(総コレステロール 220mg/dl 以上
または治療中)、糖代謝異常(HbA1c
5.6%以上または治療中)、高尿酸血症(尿酸 7.0
mg/dl以上または治療中)としました。
【方法】冠状動脈石灰化スコアは Aquilion(TOSHIBA 社製)にて、心電同期シングルスキャン
モードで3mm スライスした CT 画像を NetraMD(Sclmgee,Inc)で求めました。スコアリング
のソフトのアルゴリズムは Agatston 法を用いています。
【結果】男性では、女性に比べ初回時から石灰化スコアが高い傾向でした。また、石灰化ス
コアの増加量の平均値も女性に比べ大きい傾向でした。
(図略)
冠状動脈の石灰化の進んだ例(60歳代男性)
初診時
7年後
石灰化
(白い点)
が増えて
いました。
107
初診時の検査所見と石灰化スコアの変化について検討した結果、男性では高血圧、糖代謝
異常、高尿酸血症がある群では、石灰化スコア量が増えていました。
(図1)女性では高血圧
と喫煙経験のある群では、ない群に比べて石灰化スコアは有意に増加していました。
(図2)
また男女とも複数の因子をもっていると石灰化スコアは増加傾向にありました。
図1 動脈硬化要因を有する者の石灰化スコアの変化
図2 動脈硬化要因を有する者の石灰化スコアの変化
(女性)
(男性)
500
1000
800
Δ石灰化 ス コア
Δ石灰化ス コア
400
300
200
P>0.05
P>0.05
P>0.05
600
400
200
100
0
‐
0
‐
+
高コレステロー
ル血症
‐
+
高血圧
‐
+
糖代謝異常
‐
+
高尿酸血症
‐
+
喫煙経験
‐
+
複数因子
+
高コレステロー
ル血症
‐
+
高血圧
‐
+
糖代謝異常
‐
+
高尿酸血症
‐
+
喫煙経験
動脈硬化は加齢による影響もあることから、年齢の影響を除くために石灰化スコアの増加
量と各因子の関連について重回帰分析による多変量解析を行ったところ、男性では加齢とは
関係なく、糖尿病の指標であるHbA1c(ヘモグロビンA1c)の高いことが、女性ではH
DLコレステロールの低いこと及び喫煙経験が有意に冠状動脈の石灰化を進める因子がある
ことが示されました。
(図3)
図3 石灰化スコアの増加量(2回目-初回)と各因子との関連
―重回帰分析による多変量解析―(図3)
(男性)
偏回帰係数
年齢
ΔHDLコレステロール
ΔHbA1c値
喫煙経験(0:なし 1:あり)
(女性)
0.265
0.200
0.002
0.655
-0.120
0.991
P<0.001
0.569
偏回帰係数
年齢
ΔHDLコレステロール
ΔHbA1c値
喫煙経験(0:なし 1:あり)
有意確率
0.098
-0.378
0.142
0.331
有意確率
0.565
P<0.05
0.402
P<0.05
従属変数:Δ石灰化スコア
説明変数:性別(1:男性 2:女性)、年齢、ΔHDLコレステロール値、ΔHbA1c値、喫煙経験(0:なし 1:あり)
今後、さらに症例数を増やし、冠状動脈石灰化の進行に及ぼすリスク因子の影響を明らか
にしたいと考えています。
108
‐
+
複数因子
第18節
閉経女性の頸動脈の動脈硬化進行に関連する食事因子の検討
【目的】心・血管系疾患は閉経前の女性には少ないですが、閉経後は増加します。閉経後の
女性の動脈硬化の進行に関連する因子を探るため、動脈硬化の指標である頸動脈エコー所見
の経年変化とそれに関連する危険因子、食事因子について検討しました。
【対象】平成13年から17年3月に循環器病予防ドック(初回)を受診した者 581 人のうち、
21年9月から23年3月までに再受診した女性 91 人の中で、再受診時に閉経していた 87
名(再受診時平均年齢 70.5 歳、平均経年期間7年)。
【方法】1年あたりの頸動脈の内膜・中膜複合体厚(IMT)の変化量を動脈硬化進行度の指標と
し、IMT の変化量が+0.1mm 未満を変化なし群、+0.1mm 以上を増加群としました。今回は特に
増加群の多かった右内頸動脈 IMT について身体的な危険因子、及び食物摂取頻度調査(FFQ)
の結果を検討しました。
表1
表2
対象者の頸動脈 IMT の変化状況
計測部位 変化なし(人) 増加(人) 平均変化量(mm)
右総頸動脈
85
2 0.016±0.031
右内頸動脈
56
31 0.078±0.116
左総頸動脈
84
3 0.018±0.035
左内頸動脈
75
12 0.044±0.060
表3
BMI
初回
対象者の頸動脈 IMT の変化状況
変化なし群
増加群
合計
人数
56
31
87
2
χ 検定
初回
年齢
BMI
62.4
22.2
65.6
22.8
63.5
22.4
p=0.043
再受診時
年齢
BMI
69.4
21.9
72.7
22.8
70.5
22.2
p=0.034
再受診時の2群間の検査項目の平均値の比較
変化なし群
2
kg/m 増加群
総コレステロール
変化なし群
mg/dl 増加群
HDL-コレステロール 変化なし群
mg/dl 増加群
LDL-コレステロール 変化なし群
mg/dl 増加群
トリグリセライド
変化なし群
mg/dl 増加群
HbA1c
変化なし群
(ヘモグロビンA1c) % 増加群
最大血圧
変化なし群
mmHg 増加群
最小血圧
変化なし群
mmHg 増加群
N
56
31
56
31
56
31
56
31
56
31
56
31
56
31
56
31
初回
再受診時
平均値 標準偏差
平均値 標準偏差
22.2 ± 2.2
21.9 ± 2.4
23.0 ± 2.6
22.8 ± 2.4
222.9 ± 31.0
216.1 ± 37.6
221.6 ± 33.1
220.3 ± 33.1
67.7 ± 14.5 ***
73.0 ± 13.9 ***
57.0 ± 11.9
61.2 ± 13.5
132.9 ± 33.1
122.4 ± 37.0 *
144.5 ± 31.8
138.1 ± 31.3
87.3 ± 39.1
83.7 ± 30.2 **
101.6 ± 37.9
104.8 ± 38.8
5.0 ± 0.5
5.3 ± 0.4
5.3 ± 1.3
5.3 ± 0.6
119.0 ± 13.6
119.3 ± 10.0 **
124.9 ± 13.2
126.5 ± 13.2
69.0 ± 8.2
68.5 ± 8.7
71.5 ± 9.4
69.0 ± 9.2
* p<0.05、**p<0.01、***p<0.001
初回は増加群が変化なし群に比べ、HDL コレステロール平均値が有意に低かったですが、その他の
項目は2群間に有意な差はありませんでした。再受診時は増加群が変化なし群に比べ、HDL コ
レステロール平均値が有意に低く、LDL コレステロール、トリグリセライド、最大血圧の平均値が有意に高いでし
た。再受診時の治療者の割合は2群間に差はありませんでした。
LDL コレステロール値、トリグリセライド値、最大血圧値の階層別割合は、初回は 2 群間に有意な差はな
いですが、再受診時には変化なし群が増加群に比べ、高値者の割合が有意に少ないでした。
HDL コレステロール値の階層別割合は初回、再受診時とも 2 群間で有意な差が認められました。
109
食品群別摂取量は初回のその他の野菜摂取量が変化なし群が増加群に比べて有意に多いで
した。再受診時の食品群別摂取量には2群間に有意な差はありませんでした。
再受診時の LDL コレステロール値は豆類摂取量、その他の野菜摂取量と負の相関が油脂類摂取量と
正の相関が認められました。 HDL コレステロール値は肉類摂取量と果物摂取量増加と正の相関が、
トリグリセライド値は菓子エネルギーと正の相関が認められました。
表4
再受診時の血清脂質の値と食事関連因子
(脂質異常症治療中を除く54名)
再受診時
トリグリセライド
LDL-chol
HDL-chol
相関係数 P値 相関係数 P値 相関係数 P値
肉類摂取量
-0.039
0.782
0.340
0.013
-0.050
0.725
再
豆類摂取量
-0.325
0.018
0.009
0.951
-0.168
0.230
受
その他の野菜
-0.278
0.044
0.158
0.258
-0.045
0.747
診
油脂類摂取量
0.322
0.019
0.133
0.344
0.242
0.081
時
菓子エネルギー
0.112
0.424
-0.157
0.263
0.272
0.048
肉類摂取量
-0.072
0.610
-0.064
0.648
0.129
0.356
変
果物摂取量
0.212
0.127
0.316
0.021
0.010
0.945
化
-0.242
0.081 -0.278
0.044
-0.083
0.557
量 いも類摂取量
油脂類摂取量
0.280
0.042
0.052
0.713
0.182
0.192
年齢調整
油脂類の摂取量の増加が、右内頸動脈 IMT の増加に影響を与えていると考えられます。
表5 重回帰分析による右内頸部動脈 IMT 変化量と油脂類、肉類摂取変化量との関連
(脂質異常症治療中を除く54名)
標準化回帰係数
P値
油脂類摂取変化量
モデル1
モデル2
肉類摂取変化量
モデル1
モデル2
0.357
0.294
0.006
0.026
0.291
0.210
0.022
0.096
モデル1:再受診時LDL-c、HDL-c、TG、年齢で調整
モデル2:再受診時LDL-c、HDL-c、TG、年齢と油脂類(肉類)摂取変化量で調整
図1
110
右内頸動脈 IMT 増加例
<初回>
H16.7.21 61歳
身長 153.0cm 体重 47.4kg BMI 20.2
HDL-c 64mg/dl LDL-c 171mg/dl TG 87mg/dl
HbA1c 5.1% 血圧 108/64mmHg
<再受診時>
・栄養素等摂取状況
エネルギー1550kcal 脂肪エネルギー比率30% 食塩11.2g
・栄養素等摂取状況
エネルギー1300kcal 脂肪エネルギー比率30% 食塩9.5g
・食品群別摂取量
肉類37g 魚介類74g 卵類26g 豆類28g 乳製品415g
緑黄色野菜54g その他の野菜126g 果物91g
油脂類2g 菓子エネルギー276kcal
・食品群別摂取量
肉類57g 魚介類64g 卵類4g 豆類38g 乳製品225g
緑黄色野菜116g その他の野菜174g 果物46g
油脂類23g 菓子エネルギー27kcal
H22.12.17 67歳
身長 151.3cm 体重 48.5kg BMI 21.2
HDL-c 69mg/dl LDL-c 174mg/dl TG 121mg/dl
HbA1c 5.2% 血圧 110/70mmHg
【考察】右内頸動脈 IMT の変化なし群では増加群に比べ、再受診時に LDL コレステロール、トリグリセラ
イド、最大血圧の高値者が有意に少ないことから、これらの値を適正に保つことが重要と考え
られました。さらに豆類や肉類、油脂類などの適正摂取など、食事内容を改善して血清脂質
の値を適正に保つことが、また正常値内であっても HDL コレステロールはより高めに、トリグリセライド
はより低めに維持することが閉経女性の動脈硬化の進行を遅らせるのに有効ではないかと考
えられました。
第19節
心理的ストレス負荷に対する性別、年齢別の血圧、心拍数、自律神経活
動および末梢血流量の反応性の比較
心理的なストレスと循環器疾患発症との関連には、性差・年齢差があると報告されていま
す。しかし、心理的ストレス負荷に対する循環器系の反応についての大規模な研究は未だ多
くはありません。
大阪府立健康科学センターでは、循環器疾患と心理的ストレスやそれに関連する自律神経
活動の重要性に着目し、身体測定に限った健康ドックのみならず、約 10 年前からストレスド
ック(心身リフレッシュコース)を開設し、受診者に対し、身体的・心理的症状に関する問
診やストレス負荷試験を含めた身体指標の測定を行っています。それらのデータをもとに最
近 9 年間(2001 年 12 月から 2009 年 3 月)のストレスドック受診者を対象に、心理的ストレ
ス負荷に対する性別、年齢別の血圧、心拍数、自律神経活動および末梢血流量の反応性の違
いについて検証しました。
対象人数は男女 979 人(男性 338 人、女性 641 人)で、対象者の主な職業構成は、教員 51%
(男性 44%、女性 55%)、一般事務 24%(男性 26%、女性 24%)です。ストレス指標とし
て、トノメトリー法により撓骨動脈で連続測定した収縮期血圧(SBP)、拡張期血圧(DBP)、心
拍数(HR)、心拍数変動(HRV)と、レーザードップラー血流測定による末梢血流量を、2 種類
の心理的ストレス負荷中(1.鏡描写試験、2.迷路負荷試験)に測定し、安静時と比較した変
化量を算出しました。自律神経機能は高周波領域(HF, 0.15-0.4 Hz)を副交感神経活動、低周
波領域(LF, 0.05-0.15 Hz)を交感神経活動と副交感神経活動の両方を反映するパワーと見な
し、交感神経系の指標として LF/HF 比を算出しました。
その結果、男女比較では、安静時の平均 SBP、DBP、LF/HF、末梢血流量は男性の方が高く、
HF は女性の方が高いことが分かりました(表1)。また、心理的ストレス試験による変化量
は、SBP、DBP、HR、末梢血流量で女性の方が大きい傾向がありました(表2)
。安静時と比較
した迷路負荷試験時の SBP 平均変化量は、男性 10.7mmHg、女性 12.5mmHg (性差:p=0.01)、
HR 変化量は男性 0.8 拍/分、女性 1.9 拍/分 (性差:p=0.004)であり、安静時の値で除した変
化率においても同様の結果であることが確認されました。年齢群別の比較では、男女とも平
均 SBP、DBP は高齢群ほど高く、HF の活動は高齢群ほど低い傾向が見られました。HR は男女
とも年齢による差がありませんでした(表3)。心理的ストレス付加による各変化量・率は、
女性で SBP、HR、鏡描写試験時の LF/HF 変化量・率が高齢群ほど大きく、男性では迷路負荷
試験時の LF/HF 変化率が高齢ほど大きく、末梢血流量の変化量・率が高齢群ほど小さいこと
が分かりました(表4)
。
111
以上の結果から、循環器系-自律神経系の指標である血圧値、自律神経活動、末梢血流量は、
平均値、心理的ストレス負荷による変化量・率のいずれも男女差を認めました。男女とも、
血圧、自律神経活動とも、加齢に伴う変化は類似していましたが、心理的ストレスに対する
循環器系-自律神経系の反応は性別により異なり、高齢女性でより各変化量が大きいことが示
されました。これらの心理的ストレスから受ける身体的影響の性差・年齢差が、心理的スト
レスと各種疾患との関連に影響している可能性が考えられます。今後、この性差を踏まえて、
循環器系-自律神経系の指標と各疾患との関連を検討する必要があると考えられます。
(表1) 性別ストレス負荷による血圧・心拍数・自律神経系の各平均値
男性
n=338
最大血圧
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
最小血圧
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
心拍数
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
LF/HF
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
HF
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
末梢血流量
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
(表2) 性別ストレス負荷による血圧・心拍数・自律神経系の変化量
女性
n=641
男性
n=338
123.1
133.8
130.9
120.1
(
(
(
(
0.9
1.1
1.2
0.9
)
)
)
)
113.7
124.2
122.4
109.9
(
(
(
(
0.6
0.8
0.8
0.7
)
)
)
)
<0.001
<0.001
<0.001
<0.001
78.7
86.6
82.5
76.0
(
(
(
(
0.7
0.9
0.9
0.8
)
)
)
)
69.6
77.1
73.8
66.1
(
(
(
(
0.5
0.6
0.6
0.6
)
)
)
)
<0.001
<0.001
<0.001
<0.001
73.5
73.5
73.6
72.8
(
(
(
(
0.6
0.6
0.6
0.5
)
)
)
)
73.4
73.9
73.5
71.6
(
(
(
(
0.4
0.4
0.4
0.4
)
)
)
)
0.90
0.62
0.92
0.08
1.5
3.1
3.0
1.5
(
(
(
(
0.1
0.1
0.1
0.1
)
)
)
)
1.2
2.7
2.5
1.2
(
(
(
(
0.0
0.1
0.1
0.0
)
)
)
)
<0.001
0.01
<0.001
<0.001
53.0
31.0
32.9
52.8
(
(
(
(
2.8
1.9
1.9
2.9
)
)
)
)
58.1
35.5
37.0
58.9
(
(
(
(
2.0
1.4
1.4
2.1
)
)
)
)
0.13
0.05
0.09
0.08
170.3
150.9
153.1
176.4
(
(
(
(
4.5
4.4
4.6
4.4
)
)
)
)
165.6
139.5
147.8
176.2
(
(
(
(
3.3
3.2
3.4
3.2
)
)
)
)
0.40
0.04
0.35
0.97
ストレス変化量( SB P)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( DBP)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( HR)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( LF/ HF)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( HF)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( 末梢血流量)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
女性
n=641
3.0 ( 0.6 )
13.6 ( 0.7 )
10.7 ( 0.5 )
3.7 (
14.3 (
12.5 (
0.4 )
0.5 )
0.4 )
0.27
0.44
0.01
2.7 ( 0.4 )
10.5 ( 0.6 )
6.5 ( 0.4 )
3.5 (
10.9 (
7.7 (
0.3 )
0.4 )
0.3 )
0.12
0.56
0.01
0.7 ( 0.2 )
0.7 ( 0.4 )
0.8 ( 0.3 )
1.8 (
2.3 (
1.9 (
0.2 )
0.3 )
0.2 )
<0.001
0.001
0.004
0.0 ( 0.1 )
1.5 ( 0.1 )
1.5 ( 0.1 )
0.0 (
1.5 (
1.4 (
0.0 )
0.1 )
0.1 )
0.90
0.86
0.40
-0.1 ( 1.9 )
-21.8 ( 2.3 )
-19.9 ( 2.2 )
-0.8 (
-23.4 (
-21.9 (
1.4 )
1.7 )
1.6 )
0.80
0.57
0.45
-6.1 ( 2.2 )
-25.5 ( 2.9 )
-23.2 ( 2.4 )
-10.6 (
-36.7 (
-28.4 (
1.6 )
2.1 )
1.8 )
0.09
0.002
0.09
(表3) 性別年齢層別ストレス負荷による血圧・心拍数・自律神経系の各平均値
男性
1 0- 20代
N=20
最大血圧
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
最小血圧
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
心拍数
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
LF/ HF
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
HF
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
末梢血流量
ストレス負荷前
ストレス負荷1
ストレス負荷2
ストレス負荷後
112
30 代
N=51
女性
4 0代
N=133
5 0代
N=122
116.8
129.2
128.7
114.7
(
(
(
(
3.3
4.3
4.5
3.9
)
)
)
)
120.2
131.0
127.3
118.1
(
(
(
(
2.0
2.7
2.8
2.4
)
)
)
)
122.6
133.6
131.5
120.8
69.1
79.8
75.8
67.8
(
(
(
(
2.6
3.5
3.5
3.2
)
)
)
)
74.5
83.7
78.8
72.8
(
(
(
(
1.6
2.2
2.2
2.0
)
)
)
)
78.3
86.2
82.4
76.5
(
(
(
(
1.0
1.4
1.4
1.2
)
)
)
)
82.3
90.0
85.7
78.6
(
(
(
(
1.0
1.4
1.4
1.3
74.3
74.7
74.3
74.3
(
(
(
(
2.3
2.8
2.6
2.4
)
)
)
)
74.4
74.7
74.3
74.1
(
(
(
(
1.4
1.7
1.6
1.5
)
)
)
)
73.5
72.4
73.4
72.8
(
(
(
(
0.9
1.1
1.0
0.9
)
)
)
)
73.4
74.3
73.7
72.5
(
(
(
(
1.6
2.8
2.9
1.3
(
(
(
(
0.3
0.5
0.4
0.2
)
)
)
)
1.6
3.0
3.2
1.5
(
(
(
(
0.2
0.3
0.3
0.2
)
)
)
)
1.6
2.9
2.8
1.6
(
(
(
(
0.1
0.2
0.2
0.1
)
)
)
)
1.5
3.4
3.0
1.5
72.4
42.0
41.6
63.4
( 10.4 )
( 7.7 )
( 8.6 )
( 11.1 )
59.6
40.0
50.3
68.5
(
(
(
(
6.5
4.8
5.4
6.9
)
)
)
)
56.4
36.2
34.6
54.8
(
(
(
(
4.1
3.0
3.4
4.4
)
)
)
)
152.4
115.2
115.5
151.9
(
(
(
(
174.7
148.9
154.2
182.9
(
(
(
(
11.1
11.2
11.5
11.0
)
)
)
)
175.2
148.8
153.4
183.5
(
(
(
(
6.9
7.0
7.1
6.9
)
)
)
)
17.8
18.0
18.4
17.6
)
)
)
)
( 1.3 )
( 1.7 )
( 1.8 )
( 1.5 )
125.0
135.8
131.8
120.8
6 0代~
N=12
( 1.3 )
( 1.7 )
( 1.8 )
( 1.6 )
p value
1 0-2 0代
N=35
30 代
N=95
40代
N=245
50代
N=240
60代~
N=26
p value
131.8
135.3
133.4
123.6
(
(
(
(
4.2
5.5
5.9
5.0
)
)
)
)
0.02
0.44
0.67
0.47
105.8
114.3
111.8
104.5
(
(
(
(
2.7
3.7
3.6
2.9
)
)
)
)
109.2
118.9
117.7
107.6
(
(
(
(
1.6
2.2
2.2
1.8
)
)
)
)
113.1
122.8
120.9
108.9
(
(
(
(
1.0
1.4
1.4
1.1
)
)
)
)
116.5
128.5
126.5
112.1
(
(
(
(
1.0
1.4
1.4
1.1
)
)
)
)
119.2
130.7
130.0
116.1
(
(
(
(
3.1
4.3
4.2
3.4
)
)
)
)
<0.001
<0.001
<0.001
0.01
)
)
)
)
79.7
81.7
78.3
72.1
(
(
(
(
3.3
4.5
4.5
4.1
)
)
)
)
<0.001
0.02
0.01
0.01
63.7
70.4
67.3
61.7
(
(
(
(
2.1
2.7
2.7
2.3
)
)
)
)
66.5
74.5
71.4
64.8
(
(
(
(
1.3
1.7
1.6
1.4
)
)
)
)
69.4
76.7
73.0
65.1
(
(
(
(
0.8
1.0
1.0
0.9
)
)
)
)
71.4
79.1
76.2
67.9
(
(
(
(
0.8
1.0
1.0
0.9
)
)
)
)
73.7
80.1
78.0
69.7
(
(
(
(
2.4
3.2
3.1
2.7
)
)
)
)
<0.001
0.01
0.003
0.02
0.9
1.1
1.1
1.0
)
)
)
)
69.8
70.1
70.2
67.7
(
(
(
(
3.0
3.6
3.4
3.1
)
)
)
)
0.72
0.53
0.85
0.40
73.0
72.3
72.8
72.6
(
(
(
(
1.7
1.8
1.8
1.7
)
)
)
)
74.2
73.9
73.6
72.6
(
(
(
(
1.1
1.1
1.1
1.0
)
)
)
)
73.5
73.8
73.3
72.0
(
(
(
(
0.7
0.7
0.7
0.6
)
)
)
)
72.9
73.9
73.4
70.5
(
(
(
(
0.7
0.7
0.7
0.6
)
)
)
)
75.2
76.8
76.7
73.6
(
(
(
(
2.0
2.1
2.1
1.9
)
)
)
)
0.72
0.60
0.62
0.21
(
(
(
(
0.1
0.2
0.2
0.1
)
)
)
)
1.1
2.5
3.0
0.7
(
(
(
(
0.3
0.6
0.6
0.3
)
)
)
)
0.74
0.25
0.76
0.10
1.1
2.1
3.0
1.1
(
(
(
(
0.2
0.3
0.3
0.2
)
)
)
)
1.2
2.3
2.4
1.2
(
(
(
(
0.1
0.2
0.2
0.1
)
)
)
)
1.2
2.7
2.4
1.2
(
(
(
(
0.1
0.1
0.1
0.1
)
)
)
)
1.2
2.9
2.7
1.2
(
(
(
(
0.1
0.1
0.1
0.1
)
)
)
)
1.2
3.1
2.5
1.2
(
(
(
(
0.2
0.4
0.4
0.2
)
)
)
)
0.93
0.06
0.25
0.95
45.3
21.5
24.0
44.2
(
(
(
(
4.2
3.1
3.5
4.5
)
)
)
)
31.0
13.7
15.1
31.9
( 13.4 )
( 9.9 )
( 11.1 )
( 14.3 )
0.03
<0.001
<0.001
0.02
82.0
51.8
53.4
90.3
(
(
(
(
8.6
5.6
5.5
8.7
)
)
)
)
80.0
50.1
47.9
80.6
(
(
(
(
5.3
3.5
3.4
5.4
)
)
)
)
56.9
35.6
38.7
57.1
(
(
(
(
3.3
2.2
2.1
3.3
)
)
)
)
49.3
29.3
30.2
50.4
(
(
(
(
3.3
2.2
2.1
3.4
)
)
)
)
37.9
18.0
22.3
33.4
(
(
(
(
10.0
6.7
6.3
10.1
)
)
)
)
<0.001
<0.001
<0.001
<0.001
166.0
157.4
157.2
170.6
(
(
(
(
7.2
7.3
7.4
7.1
)
)
)
)
171.1
176.3
168.2
169.7
(
(
(
(
0.73
0.20
0.30
0.39
160.4
125.9
137.7
165.8
(
(
(
(
14.3
13.5
14.5
13.9
)
)
)
)
155.5
131.7
132.1
154.6
(
(
(
(
8.7
8.3
8.9
8.5
)
)
)
)
163.3
136.0
143.2
174.0
(
(
(
(
5.4
5.1
5.5
5.3
) 173.8
) 147.5
) 159.4
) 188.9
(
(
(
(
5.5
5.2
5.6
5.3
)
)
)
)
156.2
146.2
156.6
173.2
(
(
(
(
16.6
15.7
16.8
16.1
)
)
)
)
0.38
0.30
0.06
0.01
23.0
23.2
23.7
22.8
)
)
)
)
(表4) 性別年齢層別ストレス負荷による血圧・心拍数・自律神経系の変化量
男性
1 0 -2 0代
N=20
ストレス変化量( SBP)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( DBP)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( HR)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( LF/HF)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( HF)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
ストレス変化量( 末梢血流量)
ストレス負荷前-負荷後
ストレス負荷1-負荷後
ストレス負荷2-負荷後
30代
N=51
女性
4 0代
N=133
1.8 (
12.8 (
10.7 (
0.8 )
1.1 )
0.8 )
5 0代
N=122
2.1 (
14.6 (
14.1 (
2.1 )
2.8 )
2.0 )
2.1 (
12.8 (
9.2 (
1.3 )
1.8 )
1.3 )
4.2 (
14.7 (
11.0 (
1.4 (
12.1 (
8.1 (
1.8 )
2.6 )
1.5 )
1.6 (
10.9 (
5.9 (
1.1 )
1.6 )
0.9 )
1.8 ( 0.7 )
9.7 ( 1.0 )
5.8 ( 0.6 )
0.0 (
0.4 (
-0.1 (
0.9 )
1.8 )
1.3 )
0.3 (
0.6 (
0.3 (
0.6 )
1.1 )
0.8 )
0.7 (
-0.3 (
0.6 (
0.4 )
0.7 )
0.5 )
0.9 (
1.8 (
1.1 (
0.3 (
1.4 (
1.6 (
0.3 )
0.4 )
0.4 )
0.1 (
1.5 (
1.7 (
0.2 )
0.3 )
0.3 )
-0.1 (
1.3 (
1.2 (
0.1 )
0.2 )
0.2 )
9.0 (
-21.4 (
-21.8 (
7.5 )
9.0 )
9.4 )
-8.9 (
-28.5 (
-18.2 (
4.7 )
5.6 )
5.9 )
0.8 (
-18.6 (
-20.2 (
3.0 )
3.5 )
3.7 )
0.5 ( 7.5 )
-36.8 ( 10.7 )
-36.4 ( 9.0 )
-8.2 (
-34.0 (
-28.7 (
4.7 )
6.7 )
5.6 )
-8.4 ( 2.9 )
-34.7 ( 4.2 )
-30.2 ( 3.5 )
6 0 代~
N=12
p value
1 0- 2 0代
N=35
3 0代
N=95
4 0代
N=245
5 0代
N=240
6 0 代~
N=26
0.9 )
1.1 )
0.8 )
8.3 (
11.8 (
9.8 (
2.7 )
3.7 )
2.6 )
0.08
0.73
0.37
1.3 (
9.8 (
7.2 (
1.8 )
2.2 )
1.7 )
1.6 (
11.3 (
10.1 (
1.1 )
1.4 )
1.1 )
4.3 ( 0.7 )
14.0 ( 0.8 )
12.1 ( 0.7 )
4.4 ( 0.7 )
16.3 ( 0.9 )
14.4 ( 0.7 )
3.1 ( 2.1 )
14.6 ( 2.6 )
13.9 ( 2.0 )
3.7 ( 0.7 )
11.1 ( 1.1 )
7.1 ( 0.6 )
7.6 (
9.6 (
6.2 (
2.3 )
3.3 )
1.9 )
0.04
0.82
0.43
1.9 (
8.7 (
5.6 (
1.4 )
1.8 )
1.2 )
1.7 (
9.7 (
6.5 (
0.8 )
1.1 )
0.7 )
4.3 ( 0.5 )
11.6 ( 0.7 )
7.8 ( 0.5 )
3.5 ( 0.5 )
11.2 ( 0.7 )
8.2 ( 0.5 )
4.0 (
10.3 (
8.3 (
0.4 )
0.7 )
0.5 )
2.1 (
2.4 (
2.5 (
1.2 )
2.3 )
1.6 )
0.62
0.29
0.63
0.4 (
-0.3 (
0.2 (
0.7 )
1.1 )
1.0 )
1.6 (
1.3 (
1.0 (
0.4 )
0.7 )
0.6 )
1.5 ( 0.3 )
1.8 ( 0.4 )
1.3 ( 0.4 )
0.0 (
1.9 (
1.5 (
0.1 )
0.2 )
0.2 )
0.4 (
1.8 (
2.3 (
0.4 )
0.5 )
0.5 )
0.56
0.14
0.18
0.0 (
1.0 (
1.9 (
0.2 )
0.3 )
0.3 )
-0.1 (
1.1 (
1.2 (
0.1 )
0.2 )
0.2 )
1.1 (
-22.7 (
-20.2 (
3.1 )
3.7 )
3.8 )
-0.8 ( 9.6 )
-18.2 ( 11.6 )
-16.7 ( 12.1 )
0.26
0.67
0.99
-8.3 (
-38.5 (
-36.9 (
6.2 )
7.3 )
6.4 )
-0.1 (
-30.5 (
-32.9 (
-4.5 ( 3.0 )
-13.2 ( 4.3 )
-13.4 ( 3.6 )
1.4 ( 9.6 )
6.6 ( 13.9 )
-1.5 ( 11.6 )
0.65
<0.001
0.002
-5.4 (
-40.0 (
-28.2 (
7.1 )
9.3 )
7.9 )
0.9 (
-22.9 (
-22.5 (
p value
0.11
0.01
<0.001
1.6 )
2.1 )
1.4 )
0.08
0.42
0.14
2.4 ( 0.3 )
3.4 ( 0.4 )
3.0 ( 0.4 )
1.6 ( 0.9 )
3.3 ( 1.3 )
3.2 ( 1.1 )
0.05
0.003
0.002
0.0 ( 0.1 )
1.5 ( 0.1 )
1.2 ( 0.1 )
0.1 ( 0.1 )
1.7 ( 0.1 )
1.5 ( 0.1 )
0.0 ( 0.2 )
2.0 ( 0.4 )
1.3 ( 0.3 )
0.84
0.03
0.09
3.8 )
4.5 )
4.0 )
-0.3 ( 2.4 )
-21.8 ( 2.8 )
-18.5 ( 2.4 )
-1.0 ( 2.4 )
-21.0 ( 2.8 )
-20.1 ( 2.5 )
4.5 ( 7.2 )
-14.6 ( 8.6 )
-11.1 ( 7.4 )
0.71
0.07
0.001
4.3 )
5.7 )
4.8 )
-10.7 ( 2.7 )
-38.0 ( 3.5 )
-30.8 ( 3.0 )
-15.1 ( 2.7 )
-41.4 ( 3.6 )
-29.5 ( 3.0 )
-17.0 ( 8.3 )
-27.0 ( 10.8 )
-16.5 ( 9.2 )
0.03
0.07
0.42
<保健指導の技法開発>
第20節 大阪府立健康科学センターにおける特定保健指導の 1 年後の効果の検
討
【はじめに】2008 年度に開始された特定健診・特定保健指導制度において生活習慣病予防の
ための保健指導が重要視されています。当センターで系統的に実施した特定保健指導の効果
について検討しました。
【対象】2008 年度の健康診断で特定保健指導の対象となった男性 585 人に対して、特定保健
指導を行いました(動機づけ支援 183 人、積極的支援 402 人)。そのうち1年後の 2009 年度
の健康診断を受診した男性 511 人について健診結果の変化を検討しました。
【結果】その結果メタボリックシンドローム(MetS)該当者は 25.2%減少、MetS と予備群を
あわせると 31.1%減少していました(図1)。階層化判定の変化をみると、積極的支援の対
象者は 39.3%減少、動機づけ支援は 29.7%減少していました(図2)
。個々の危険因子の有
所見率の変化をみると、血糖高値、脂質異常、喫煙について有意な減少がみられました(図
3)
。
図1 MetS該当区分割合の変化
N=511
100%
図2 階層化判定区分割合の変化
N=511
100%
16
170
80%
245
60%
80%
140
162
⊿29.7%**
⊿31.1%*
(MetS+予備軍)
114
154
40%
40%
250 ⊿25.2%*
20%
45
60%
187
349
⊿ 39.3 % *
*
20%
212
0%
0%
2008年度
非MetS
MetS予備群
* p<0.05
2009年度
MetS該当者
McNemar 検定
2008年度
非該当
動機づけ支援
** p<0.01
2009年度
情報提供
積極的支援
McNemar 検定
113
図3
次に、1年後の体重変化が「4%以上減少」「不変または4%未満減少」「増加」の3群に
分け、群間で検査値の変化に差があるかについて検討しました。対象者 511 名の中で1年後
に血圧、血糖、脂質異常のいずれかの治療を受けている者を除いた 474 名を対象に解析した
結果、体重が4%以上減少した者は体重が増加した者と比べて血圧値(収縮期、拡張期とも)
、
血中脂質(トリグリセライド、HDL コレステロール)、血糖指標(空腹時血糖、HbA1c)のい
ずれにおいても改善がみられました(図4)
。
図4
1年後の体重の変化率と検査値の変化
1年後の体重の変化率と検査値の変化
(1年後血圧、糖、脂質いずれか治療中を除く治療中を除く) N=474
(mmHg)
2.0 1.8 収縮期血圧の変化
拡張期血圧の変化
2.0 1.1 0.0 0.0 増加
不 変 、4%未 満減少
‐2.0 **
‐4.0 4% 以 上減 少
増加
‐2.0 ‐1.5 ‐4.2 2 .4 ‐10.0 増加
‐50.0 2.0 4% 以 上減 少
‐4 9.9 空腹時血糖の変化
(mg/dl)
‐0.2
‐1.0 増加
0
(%)
不 変 、4% 未満減 少
不 変 、4%未満 減少
不 変 、4%未 満減少
4% 以 上減 少
‐0 .1
4% 以 上減 少
*
‐0.3 **
*
4% 以 上減 少
HbA1cの変化
増加
‐0.2 増加
0 .5
‐0.1 0.8
0.0 ‐2.0 1.0 0.0 1 .7
1.0 ‐1.0 5.2
(mg/dl)
3.0 **
**
**
**
‐1 3.0 ‐30.0 ‐4 .5 HDLコレステロールの変化
5.0 不 変、 4%未満 減少
**
**
‐6.0 トリグリセライドの変化
(mg/dl)
4% 以 上減 少
‐1.3 ‐4.0 **
‐6.0 10.0 不 変、 4%未満 減少
*
‐1. 8
‐0.4 ‐0 .3
**
注)空腹時血糖:初年度、1年後ともに食後10時間以上経過している者N=331
体重増 加群N =164、体重不変・体重4%未満減少群N=206、体重4%以上減少群N=104
一元配 置分散分析 *P<0.05 **P<0.01
【考察】特定保健指導の結果、1年後のメタボ関連の検査値、MetS 該当者および MetS+予備
群の判定割合、階層化判定割合(積極的支援・動機づけ支援該当者)
、メタボの構成因子の有
所見率、禁煙率の改善がみられ、その効果が示されました。
また、1年後の体重が4%以上減少した者は、そうでない者に比べて検査値が有意に改善
していたことから、同指標は減量目標の目安となることが示唆されました。
114
第21節
特定保健指導における体重減量者のインタビューによる成功要因の質
的検討
【目的】特定保健指導で体重4%以上の減量に成功した事例を対象としてインタビュー調査を
実施して、減量の成功要因を質的に検討し、量的な検討結果と合わせて今後の保健指導の充
実に役立てることを目的としています。
【方法】当センターでは、厚生労働科学研究「生活習慣病対策における行動変容を促す効果
的な食生活支援の手法に関する研究」
(主任研究者:女子栄養大学
武見ゆかり)の一環とし
て、当センターでの指導例を対象に 18 例の減量成功要因を質的検討しました。対象は平成2
0年4~8月に特定保健指導を受けた男性 477 人のうち、支援終了時に体重が 4%以上減量し
た 64 人の中で、インタビュー調査への了解を得た 18 人(動機づけ7人、積極的支援 IT コー
ス1人・検査 IT コース8人・面接レターコース1人・検査レターコース1人)です。
保健師・管理栄養士がインタビュアーとなり 30 分程度の個別インタビューを実施し、面談
直後記録シートと逐語録を作成しました。インタビューは、①「減量に成功した要因は何だ
と本人が思っているか。取り組んでいる時の気持ちとその変化を把握する。
」②「減量に対す
る特定保健指導の影響を、プラス面・マイナス面を含めて把握する。
」ということを目的に実
施しました。逐語録から成功要因に関係すると思われる文章を抽出し、質的データ分析法を
用い分析しました。
【結果】対象者の特性は平均年齢 48.1 歳、初回平均腹囲 91.6 ㎝、6ヶ月後平均腹囲 84.5 ㎝、
初回平均体重 77.0 ㎏、6ヶ月後平均体重 70.4 歳、体重減少割合-8.42%、初回平均 BMI 26.0
㎏/㎡、6ヶ月後平均 BMI 23.9 ㎏/㎡でした。
個別インタビューの結果、成功要因として以下の5つの点が示唆されました。
①『強い動機があること』
:取り組みのきっかけとして特定保健指導の対象になったことなど
を上げていますが、単に体重減量が目的ではなく、何のために減量に取り組むかといった
価値づけ、すなわち「親より先には死ねない」
「糖尿病になりたくない」などの言葉が聞か
れ、上位目標のあることが窺えました。
②『生活習慣の改善目標の取り組み方に無理がないこと』
:苦しい思いをせず、自分のせ活に
合わせて調整しながらほどほどに取り組むことが継続につながると思われました。
③『減量効果の実感が得られていること』
:
「身体が軽い」
「服のサイズが変わった」など取り
組んだ成果が体感として感じていることは継続を大きく支えていると思われました。
④『取り組みに工夫があること』
:
「体重をこまめに計る」
「歩く量を増やす」など、プランで
設定した目標以外に自分に合った工夫がなされていました。
⑤『家族の協力があること』
:
「お弁当を作ってもらった」
「妻と一緒にウォーキング」など家
族の協力が支えになっていました。
また、インタビューを通して、減量成功者は以下の3つのタイプに分けられることが示唆
されました。
115
◆マイペースで取り組むタイプ
自分のペース守り無理をしないで取り組んでいくタイプで「押し付けられるのはい
や」
「無理をしたくない」などの言葉が聞かれました。
支援のあり方としては、健康目標は低くし、目標は少し頑張ればできるものを設定
するなど 無理のないことが重要。うまくいかない場合は、厳しくするのではなく、
目標変更を提案 するなど、柔軟な支援が必要と思われました。
◆目標達成タイプ
決めた目標に向かって、必ずやるという固い意志を持って進むタイプで「決めたこ
とは実行する」
「やるべきことはイヤでもやる」などの言葉が聞かれました。
支援のあり方としては、効果の上がる具体的なアドバイスや効果に対する期待感を
高めるような支援が有効であると考えられました。また急激な減量につながらない
よう、取り組みがやり過ぎとならない配慮が必要と思われました。
◆約束やルールを守るタイプ
枠にはめられると実行しなければと思うタイプで「支援メールがくるからやらない
といけない」
「枠にはめられてよかった」などの言葉が聞かれました。
支援のあり方は、日々の実行報告を守ろうという力が強いので、きめ細やかな支援
が有効であると考えられました。また支援終了後も継続してもらえるような働きか
けが必要と思われました。
【まとめ】以上のことから、支援者は、単に減量目標を持ってもらうだけでなく、自分の身
体状況が先々どのように変化をし、生活にどのような影響があるか想像してもらうこと、無
理なプラン立てにはならないよう支援すること、効果の上がる工夫を自分の生活の中で考え
てもらうことなどを提案する必要であると考えられました。
また対象者のタイプによって、それぞれに合う支援のあり方に変えることも必要であると
思われました。
質的検討により得られた結果を量的にも妥当かどうかを検討するため、今年度は「特定保
健指導の取組みに対する意識アンケート」を保健指導直後に実施しており、今後、データを
取りまとめて保健指導に役立てたいと考えています。
第22節
喫煙状況と食習慣、運動習慣、睡眠障害との関連性の検討
【目的】喫煙は心血管疾患、がんなどの重要な危険因子としてのみならず、メタボリック・
シンドロームの促進因子でもあることが報告されています。喫煙者がメタボリック・シンド
ロームになりやすい理由はいくつか考えられていますが、そのひとつに、喫煙者の食品摂取
に偏りがみられることや身体活動不足であることが報告されています。喫煙は単独でも大き
な健康リスクですが、他の不健康な生活習慣と結びつくことによって、さらに大きな健康上
のリスクになり得ると考えられます。しかし、喫煙と生活習慣との関連や、禁煙すると生活
習慣の偏りが禁煙後の年数とともに改善するかについて、詳細に検討したものはほとんどあ
116
りません。そこで、喫煙を含む複数の不健康な生活習慣を有する健診受診者への保健指導の
あり方を検討する基礎資料を得るために、喫煙状況と食習慣、運動習慣、睡眠障害との関連
を検討しました。
【方法】当センターの健診を 2009 年度に受診した男性 4,009 人(平均 46.1 歳)と女性 1,620
人(平均 40.4 歳)です。喫煙習慣と各習慣との関連について多重ロジスティック回帰分析を
行いました。
【結果】男性の現在喫煙者は 33.6%、過去喫煙者は 32.6%、非喫煙者は 33.8%であり、女
性では順に 10.9%、8.1%、81.0%でした。
喫煙と生活習慣との関連について図1、2に示しました。まず、喫煙と食習慣、飲酒習慣
との関連については、以下の結果が男女共通してみられました。すなわち、現在喫煙者は、
非喫煙者に比べて砂糖入り飲料を毎日とる、味付けが濃い、醤油・ソースをかける、朝食欠
食、果物・大豆製品・乳製品が少ない、1合/日以上の飲酒という食習慣および飲酒習慣の偏
りがみられました。一方、間食・夜食については毎日とらないことが明らかになりました。
男性の喫煙者でのみ、夕食が遅い、漬物を2回/日以上とる、早食い、魚介類が少ない、麺類
の汁を全部のむ、野菜が少ない、満腹までは食べない傾向がみられました。女性の喫煙者で
は、卵を毎日とらない傾向がみられました。
喫煙と身体活動、睡眠との関連については、男性の喫煙者では、非喫煙者に比べて、運動・
身体活動が少ないものが多く、いびきや睡眠時呼吸停止といった睡眠障害が多くみられまし
た。
図1 現在喫煙者における各習慣ありの調整オッズ比(非喫煙者を基準)男性
男性において、禁煙後の年数別にみた生活習慣との関連について図 3 に示しました。男性
では禁煙すると、食品摂取の偏りや運動不足、多量飲酒が禁煙後の年数とともに改善して、
喫煙しない人に近づくか、それ以上の望ましい方向に変わることがわかりました。
117
図2 現在喫煙者における各習慣ありの調整オッズ比(非喫煙者を基準)女性
男性において、禁煙後の年数別にみた生活習慣との関連について図 3 に示しました。男性
では禁煙すると、食品摂取の偏りや運動不足、多量飲酒が禁煙後の年数とともに改善して、
喫煙しない人に近づくか、それ以上の望ましい方向に変わることがわかりました。
図3
現在喫煙および喫煙年数別にみた各習慣ありのオッズ比-男性
【考察】喫煙は、男女ともに食習慣の偏りや飲酒と関連し、男性では運動不足、睡眠障害と
も関連することが明らかになりました。男性では、禁煙によって運動や食習慣にも改善が波
及する可能性が考えられました。現在は禁煙治療を受ければ比較的容易に禁煙することがで
きます。喫煙している人は、まず禁煙をはじめとして生活習慣の改善に取り組むのがよいと
考えます。
118
<地域対策>
第23節 特定健診・特定保健指導の効果的な運用に向けての提言-疫学研究と予
防対策の現状からみた考察-
平成20年度に始まった特定健診、特定保健指導制度により、地域住民対象の健診・保健
指導は、実施主体が市町村保健センター等から国保や健保等の医療保険者へと転換され、内
容的には、メタボリックシンドロームの発見と指導に重点が置かれるようになりました。
本制度は、メタボリックシンドロームが日本国民の循環器疾患罹患の危険因子としてどの
程度寄与しているか等の疫学的なエビデンスが不十分なままで開始されたこともあり、腹囲
に基づく層別化の有効性やその基準値の根拠が厳しく問われています。同制度をより効果的
に運用するために、大阪府立健康科学センターが実施してきた疫学研究と予防対策の現状を
整理し、現制度での課題や今後の方向性について提言したいと思います。
1.疫学研究からの考察
厚生労働省は「保健指導への活用を前提としたメタボリックシンドロームの診断・管理の
エビデンス創出のための横断・縦断研究」班(研究代表者:門脇孝)を立ち上げ、わが国に
おける疫学的エビデンスを検討してきました(表1)
。大阪府立健康科学センターも分担研究
者として参画し、これまでに実施してきた精度の高い健診や脳卒中・虚血性心疾患の発症調
査のデータを分析してまいりました。
表1.保健指導への活用を前提としたメタボリックシンドロームの診断・管理のエビデンス
創出のための横断・縦断研究
研究代表者
門脇
孝
(東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科 教授)
班員名簿 (平成21年度)
門脇 孝
島本 和明
清原 裕
大門 真
中尾 一和
伊藤 千賀子
磯 博康
伊藤 貞嘉
齋藤 康
野田 光彦
岡村 智教
北村 明彦
島袋 充生
中川 秀昭
斉藤 功
山田美智子
山田 信博
富永 真琴
山内 敏正
原 一雄
高本偉碩
東京大学大学院医学系 (研究代表者)
札幌医科大学医学部内科学第二講座
九州大学大学院医学研究院環境医学分野
山形大学医学部内科学第三講座
京都大学大学院医学系研究科臨床病態医科学
グランドタワーメディカルコートライフケアクリニック
大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座公衆衛生学
東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座
千葉大学
国立国際医療センター糖尿病・代謝症候群診療部
国立循環器病センター予防検診部
大阪府立健康科学センター
琉球大学医学部附属病院第二内科
金沢医科大学医学部健康増進予防医学(公衆衛生学)
愛媛大学大学院医学系研究科公衆衛生・健康医学分野
放射線影響研究所・臨床研究部
筑波大学
山形大学医学部器官病態統御学講座
東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科
東京大学医学部附属病院医療評価・安全・研修部
東京大学大学院医学系研究科
119
全国の男性約 1 万 3000 人、女性約 1 万 6000 人を平均 8~9 年間追跡調査して、循環器疾患
の発症の危険因子を分析した主な結果は、
1)男女ともウエスト周囲径(腹囲)は循環器疾患発症の独立した危険因子ではありませ
んでした(表2)。循環器疾患の発症には、男女ともに、加齢、低 HDL コレステロール
血症、高血圧、喫煙、糖尿病、高脂血症が有意に関連していました。
表2.全循環器疾患発症のリスクファクター
-ロジスティック回帰分析-
*
β偏回帰係数=偏回帰係数×1000
連続量については1SD増加分の変化量を示した
耐糖能低下:空腹時血糖値≧110mg/dl または非空腹時血糖値≧140mg/dl または薬物療法中
2)ウエスト周囲径は循環器疾患発症の独立した危険因子ではなかったものの、ウエスト
周囲径が大きいほど高血圧、脂質異常、高血糖といった危険因子を重複して合併する
危険度(オッズ比)が高いことがわかりました(図1)
。
3)ウエスト周囲径が大きくてかる危険因子を2個以上有する者(メタボリックシンドロ
ーム)は、男女ともに循環器疾患の発症を有意に高める(ハザード比が大きい)こと
が示されました(表3)
。
4)メタボリックシンドロームを定義するウエスト周囲径の基準は男女とも 75~90cm の範
囲内であれば妥当である、またウエスト周囲径の替わりに BMI を用いてもメタボリッ
クシンドロームの循環器疾患発症のリスクはほぼ同程度であると考えられました(表
4)
。
120
図1.ウエスト周囲径とリスクファクター重積のオッズ比
ウエスト周囲径(cm)
リスクファクター:血圧高値、脂質異常、血糖高値
表3.全循環器疾患発症の年齢調整ハザード比
表4.非メタボリックシンドローム群に対するメタボリックシンドローム群の全循環器疾患発症の年齢調整
ハザード比と PAF
メタボリックシンドロームの
診断における基準値
男性
ハザード比
75cm
1.54
80cm
1.57
ウエスト周囲径
85cm
1.65
90cm
1.79
BMI
25kg/㎡
1.65
PAF
15.1
14.1
12.1
8.4
8.0
女性
ハザード比
1.64
1.64
1.61
1.47
1.45
PAF
12.1
10.4
7.5
3.6
4.6
5)現行の特定保健指導で用いられている動機づけ支援レベル、積極的支援レベルは、男
女ともに、循環器疾患発症の危険度(ハザード比)が高い群であることが示されまし
たが、同時にウエスト周囲径が基準未満でも、リスク因子が1個以上有する者は、循
環器疾患発症の危険度が高いことがわかりました(表5、6)。
121
表5.全循環器疾患発症の年齢調整ハザード比(男性)
情報提供レベル
対照群
ウエスト周囲径 ウエスト周囲径 ウエスト周囲径
<85cm
<85cm
<85cm
BMI<25
BMI<25
BMI<25
+リスク2個以上
+リスク1個
+リスク0
人数
動機付け支援
動機付け支援レ
レベル
ベル
積極的支援レベル
ウエスト周囲径
≧85cm+リスク数
1個 or
ウエスト周囲径
<85cm
BMI≧25
+リスク数1-2個
ウエスト周囲径
≧85cm+リスク数
2個以上 or
ウエスト周囲径
<85cm
BMI≧25
+リスク数3個以上
2,048
2,451
1,609
2,189
2,033
発症数
37
86
74
97
83
ハザー
ド比
1.00
1.66
(1.12-2.46)
2.05
(1.37-3.07)
1.79
(1.21-2.64)
2.83
(1.90-4.22)
表6.全循環器疾患発症の年齢調整ハザード比(女性)
動機付け支援
動機付け支援レ
レベル
ベル
積極的支援
積極的支援レベ
レベル
ル
ウエスト周囲径
<90cm
BMI<25
+リスク2個以上
ウエスト周囲径
≧90cm+リスク数
1個 or
ウエスト周囲径<
90cm
BMI≧25
+リスク数1-2個
ウエスト周囲径
≧90cm+リスク数
2個以上 or
ウエスト周囲径<
90cm
BMI≧25
+リスク数3個以上
情報提供レベル
対照群
ウエスト周囲径 ウエスト周囲径
<90cm
<90cm
BMI<25
BMI<25
+リスク1個
+リスク0
人数
4,938
3,484
1,428
2,012
521
発症数
43
91
53
62
18
ハザー
ド比
1.00
2.08
(1.43-3.01)
2.61
(1.72-3.95)
2.14
(1.43-3.21)
3.88
(2.22-6.80)
以上の結果をまとめますと(図2)
、内臓脂肪が蓄積する(ウエスト周囲径が大きくなる)
と高血圧、糖尿病、高脂血症といった危険因子を合併しやすくなり、危険因子を合併すれば
メタボリックシンドロームと判定され、特定保健指導の動機づけ支援、積極的支援の対象と
なります。しかしながら、現実には日本人の循環器疾患の危険因子は複数存在し、特に、高
血圧、糖尿病、そして喫煙の影響力が大きいと考えられます。メタボリックシンドロームは
あくまでも危険因子の一つの概念に過ぎないものと考えられます。それゆえ、メタボリック
シンドロームのみでなく、それ以外の人でも何らかの危険因子を有する場合は、循環器疾患
を予防するための適切な対処が必要であるということになります。
122
図2.疫学研究成績からの考察-1
大阪府立健康科学センターではこれまでに、危険因子の蔓延状況には地域差、職域差があ
ることから、循環器疾患の予防対策は、地域・職域の特徴や課題に応じた形で実施されるの
が望ましいと主張してきました。今回の疫学研究班の成果をふまえ、全国一律の基準でメタ
ボ対策を実施するのではなく、地域・職域の現状分析の結果に基づき、メタボリックシンド
ロームを含めた複数の危険因子の中から重点項目を判断し、その重点因子を的確に発見でき
る健診項目の設定と健診に続く系統的な保健指導や受診勧奨を行うといった柔軟性のある対
策を行うことを提言したいと思います(図3)
。
図3.疫学研究成績からの考察-2
全国一律の基準で健診・保健指導を実施
z 地域、職域の現状分析の結果にもとづいた上で、
メタボリックシンドロームを含めた複数の危険因子
の中から予防の重点項目を決定
↓
z 重点項目を的確に発見できる健診項目の設定と
それに続く保健指導、受診勧奨を実施
↓
z 重点項目の改善度を指標として効果判定
123
2.予防対策の現状からの考察
平成20年度の全国の特定健診受診率をみますと、保険者間で大きく差があり、40~59 歳
の年齢層では、男性では、組合健保と共済健保で 70%以上であったのに対し、全国健康保険
協会と国保組合では約 40%、市町村国保は最も低く 10~20%の受診率でした(図4)。女性
では、組合健保と共済健保でも 40~50%程度で、全国健康保険協会、国保組合、市町村国保
は 20~30%の受診率でした(図5)。このことは、自営業者や中小企業勤務者、および勤務
者の被扶養者の多くが健診未受診であることを示しています。
図4.特定健診受診率(全国男性、平成 20 年度)
図5.特定健診受診率(全国女性、平成 20 年度)
124
特定保健指導実施率についてはさらに低調であり、特定保健指導の対象者全体に対して、
保健指導の実施率はわずか 7.8%と 10 人に 1 人も満たない数字でした(表7)
。このことは、
メタボリックシンドロームをハイリスク者として重点指導する現行の特定保健指導制度が十
分に機能していないことを意味しています。
表7.特定保健指導の対象者の割合及び特定保健指導実施率(全国、平成 20 年度)
人数
割合・実施率
特定保健指導の対象者 3,942,621
特定保健指導の終了者 307,847
19.8%
7.8%
厚生労働省「平成20年度 特定健康診査・特定保健指導の実施状況」より作成
こうした中で、私どもが関わっています、循環器疾患予防に先進的に取り組んでいる地域
では、予防対策を地域全体の課題としてとらえ、年齢区分や保険者の種類に関係なく、住民
全体が同じ健診を受けられるように工夫しています。
秋田県井川町では、社会環境の変化に伴い顕在化してきた血圧レベルの再上昇や肥満、糖
尿病の増加などの地域全体に共通する健康問題に対しては、地域ぐるみの予防対策を推進す
る必要があるという認識のもとで、予防対策の要である健診は、町民全員が年齢区分無しで
受けられるよう体制を整備しています(図6、写真)。その結果、町の集団健診受診者数は、
国保加入者よりも社保加入者の方が多く、また、39 歳未満や 75 歳以上の方も受診できてい
ます(表8)
。さらに、町民全体が健診を受けるという意識の結果として、国保加入者に限っ
ても、その健診受診率は高いという結果となっています。
図6.秋田県井川町における取り組み
人口 5,847 人、世帯数 1,615(内、国保加入 919)(平成 17 年)
125
表8.年齢・性別健診受診者数
年齢
20~39歳
40~44歳
45~49歳
50~54歳
55~59歳
60~64歳
65~69歳
70~74歳
75歳以上
40~74歳
男女別
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
計
(秋田県井川町、平成20年度、6月分)
人口
国保加入者数
申込み書配布
数
(特定対象者)
314
313
143
148
157
169
193
187
257
253
198
208
174
214
170
223
299
504
1905
2219
4124
55
40
29
15
33
22
42
30
72
69
83
90
106
121
117
123
後期対象
後期対象
482
470
952
(受診者数)
国保
社保
総数
13
12
7
6
6
5
13
7
19
38
46
59
62
81
69
79
36
68
12
29
24
33
22
52
54
100
45
65
37
70
34
62
222
275
497
228
411
639
49
80
19
35
30
38
35
59
73
138
91
124
99
151
103
141
126
160
450
686
1136
国保受診率
23.6
30.0
24.1
40.0
18.2
22.7
31.0
23.3
26.4
55.1
55.4
65.6
58.5
66.9
59.0
64.2
46.1
58.5
52.2
大阪の八尾市南高安地区では、住民自らが成人病予防会という組織を作って、健診や様々
な健康づくり活動を行っています(図7、写真)
。この地区での結論も、地域の健康づくり活
動の要である健診は、住民全員が保険者の種類に関係なく受けられる形で継続したいという
ものでした。住民の願いを市も十分に理解し協力しながら、保険者に関係なく集団健診を受
けられる体制を構築しています。その結果、国保加入者、後期高齢者、社会保険加入者、30
歳代、被扶養者など多くの住民の方が、同じ集団健診を受けることが実現できています(表
9)
。
126
図7.八尾市南高安地区成人病予防会における取り組み
地区人口約 2 万人、予防会会員約 5000 人
住民のボランティアが主体的に健康づくり活動を継続
・循環器健診 1月下旬(集団) ・会報紙発行
年3回
・結果説明会
3月(2日間)
・歩く会
11月
・OB会総会
6月
・OB会料理講習会
年1回
・盆踊り大会
8月
・健康科学センターのイベント
・健康相談(骨密度測定)9月
・予防会総会
12月
参加
年数回
・生活習慣病の勉強会 年数回
(予防会の結論)
地域の健康づくり活動の要である健診は、住民全員が保険者
の種類に関係なく受けられる形で継続したい
健診受診率、保健指導実施率の問題のみならず、特定健診、特定保健指導制度の発足後に
見えてきた課題は多いと思われます。わが国は、国民皆保険制度のもとで、結核予防対策か
ら脳卒中予防対策に至るまで、地域全体に働きかける集団的な生活習慣病予防対策のシステ
ムを築きあげてきました。さらに、住民グループが主体となって集団健診や健康づくり活動
などが積極的に展開されている地域も出来てきました。このようにして培われてきた日本式
の予防対策のシステムを、本制度は「分割」したと考えられます。すなわち、健診は、保険
127
者ごとに内容、期間、受診機関が異なりますし、保健指導は、メタボとそれ以外に分割され、
メタボの人は危険因子の集積度によって指導内容が分けられます。このことで、住民に「国
保」と「国保以外」といったフラグがたち、地域の予防対策の中のハイリスクアプローチと
ポピュレーションアプローチの一体的な運用に不連続性をもたらすようになったと考えられ
ます。さらには、がん予防対策、介護予防対策との間でも不連続性をもたらし、がん検診の
受診率や生活機能評価の実施率の減少にもつながっています。
こうした健康管理システムの変化が続くと、健康づくりに関わる住民組織や住民の意識自
体も変化するのではないかと懸念されます。日本人に適した地域ぐるみの生活習慣病予防対
策といった要素が薄れ、個人個人が自己責任で健康管理を行う社会となれば、国民の健康格
差はさらに拡大し、健康管理が不十分な層からの循環器疾患の多発とそれに続く医療制度、
介護制度への負担の増加につながると思われます。特定健診・特定保健指導の評価時期とな
る平成24年度に向けて、予防医学に携わる関係諸機関が、住民の視点にたった予防対策の
フレームワークを改めて設計していく必要があると考えられます。
128
第24節
特定健診導入期の地域における循環器疾患予防対策の展開(第 3 報)
-大阪府八尾市 M 地区-
八尾市 M 地区(人口約 23000 人)は昭和52年に住民主体の健診を実施するべく、自治会
や婦人会などが中心となって成人病予防会(予防会)を結成し、健康科学センターや八尾市、
医師会、保健所などと共に活動を行ってきました。しかし、平成20年度より実施されてい
る特定健診・保健指導は保険者が実施主体となることから、保険者が混然となってしまう地
域における集団検診は、市町村が実施する場合、国保以外の保険加入者の受診時に費用面の
問題が生じることになることから、その実施が困難となってしまう場合が想定されました。
そこで、我々は予防会や市と協議を行ない、①健診の受診料金は、予防会・八尾市・健康科
学センターの3者での話し合いの結果、65 歳以上は加入している保険に関わりなく一律予防
会会費の 1,000 円としました。
65 歳未満については、
自己負担金と 1,000 円の合計金額とし、
最高額を 2,000 円に設定しました。②健診受診希望者の申し込み受け付けは予防会と八尾市
が行いましたが、受診券の配布は従来予防会で行っていたものを、八尾市からの郵送に変更
しました。
その結果、
旧制度下の平成19年度の健診受診者は申込者 2,778 人、受診者は 2,421
人でしたが、平成20年度では申込者 2,038 人、受診者は 1,814 人でした。平成22年度の
特定健診を今年1月から2月にかけて実施したのでそのことについて報告します。
[対象・方
法]予防会(会員数約 5,100 人)の主たる構成メンバーである予防会役員および保健推進課
と受診者減に対応するための問題点・解決方法を検討し、健診を実施しました。①国保など
からの受診券が送付される時期に会報誌を発行し、受診券の保管を広報しました。②特定健
診の項目に心電図や血液検査項目を付加し、充実した検査内容であることの告知を実施しま
した。③平成17~19年度に1度でも受診し、平成20~21年度に健診を受診しなかっ
た 1,241 人に受診勧奨はがきを送付しました。
【結果・考察】平成21年度は健診受診者数は 1,965 人であり、平成20年度より 151 人受
診者が増加していました。受診者増については、①制度がある程度浸透し、受診券を保管し
ていた人が増加したこと、②受診券を発行する保険者が増加したこと、③他施設で特定健診
を受診した結果、項目が少ないことがわかったことなどが影響していることが考えられまし
た。しかし平成 22 年度の健診受診者数は 1,973 人であり、微増に止まりました。受診勧奨者
対象者(はがきを送付した 1,241 人)で受診した人は 153 人でした。ただ、今回は受診券を
使用した人が増加していることから、受診券の発行が比較的きちんと行われるようになった
と思われます。来年度に向けては、希望者には直接健康情報など送付することとし、さらな
る受診者増につなげていきたいと考えています。
129
130
131
132
<血液精度管理>
第25節 特定健診の検査項目に総コレステロールの追加を期待する
【目的】特定健診では、総コレステロールが廃止、LDL-コレステロールが新規追加された。
日米の標準化成績(A,B)から、この判断を検証します。
【方法】HDL-コレステロールと LDL-コレステロールの直接法は、わが国の7社の試薬メーカ
ーが独自に開発し、世界市場に導入されて 10 年以上が経過しました。わが国では、(A) 大阪
府立健康科学センターが試薬メーカーを対象に2年毎に CDC/CRMLN の脂質標準化プログラム
による標準化(1996~2008 年)を実施し、また、臨床検査室を対象とした標準化(2006~2008
年)も実施しました。米国では、(B) NIH と CDC が試薬メーカーを対象に日米リポ蛋白標準化
検討プロジェクトによる標準化(2004~2010 年)を実施しました。
【結果】(A) 大阪府立健康科学センターの標準化成績では、試薬メーカーの標準化達成率は、
総コレステロールで 100%、HDL-コレステロールでは 98%であるのに対して、LDL-コレステ
ロールは 67%に留まります。臨床検査室を対象とした LDL-コレステロールの標準化達成率
は 70.4%でした。(B) 日米リポ蛋白標準化検討プロジェクトでは、二つの論文が得られまし
た。第一に、健常者では HDL-コレステロールで8社(米国から1社が参加)中6社が、LDL-コ
レステロールでは8社中5社が判定基準を満たしたが、脂質異常症や循環器疾患患者では
HDL-コレステロールも LDL-コレステロールも、すべての直接法は判定基準を満しませんでし
た。第二に、高トリグリセライド検体以外では、LDL-コレステロールの直接法は Friedewald
の計算式に勝る結果は得られず、non-HDL-C で評価するのが望ましいという結論でした。日
米の標準化成績に相互矛盾は認められません。日本動脈硬化学会は「特定健診については、
総コレステロールを測定項目に加えることを強く希望する」声明(2010 年 4 月 26 日)を発表
しました。
【考察】(1) 特定健診に総コレステロールを廃止して、LDL-コレステロールを導入したこと
は、早すぎました。LDL-コレステロールの直接法の試薬は完成途上にあり、参考値として限
定使用が望ましい。正確度の改良が望まれます。(2) 特定健診に LDL-コレステロールよりも
信頼性の高い総コレステロールの追加を期待します。(3) 日本動脈硬化学会の声明を支持し
ます。
133
第26節
同位体希釈/ガスクロマトグラフ/質量分析計による総コレステロール
の精密分析法の確立
【目的】次世代の基準分析法として、同位体希釈/ガスクロマトグラフ/質量分析計による総
コレステロールの精密分析法を確立します。
【 方 法 】 濃 度 未 知 検 体 に 、 内 部 標 準 物 質 と し て コ レ ス テ ロ ー ル の 同 位 体 で あ る 3,413C2-cholesterol を添加し、加水分解後、トリメチルシリル誘導体に導く。その後、磁場型
質量分析計(日本電子 GC mateII)により、濃度未知検体の質量電荷比 m/z 368.4 と内部標
準物質の質量電荷比 m/z 370.4 の両フラグメント・イオンを検出し、質量電荷比の差異から
検量線を引き、コレステロールの正確な濃度を求めます。測定精度を把握するために、CDC
由来の 3 種類の管理血清(MQ, Q27, Q28)と NIST 由来の標準血清 SRM1951b を測定しました。
【結果】精密度(ばらつきの程度)は、日内変動が 0.08%--1.57%、日差変動が 0.20%--0.51%
でした。CDC と NIST で確立された目標値と比較した場合、正確度(正確さの指標)は、CDC
に対して+0.39%、NIST に対して+0.03%を示しました。相関係数は、0.9998 でした。
【考察】以上の成績から、総コレステロールの精密基準分析法としての精度は十分と考えら
れます。今後は、HDL コレステロールと LDL コレステロールへの応用を検討します。
【文献】 S.H. Edwards, S.D. Pyatt, S.L. Stribling, R. Washburn, M.M. Kimberly, G.L.
Myers. Gas chromatography-isotope dilution mass spectrometry method for multi-level
serum cholesterol analysis.
Clin Chem 2007; 53(6S), A43 [Abstract]
【その他】AACC へのポスター発表の結果、本学会のリポ蛋白分析に関する部門賞(AACC
Division Award for Excellence in Research) を受賞しました。
134
第5章
第1節
主著者
北村明彦
研究成果の公表
研究論文
共著者
雑誌名
発行年
巻
都市部男性勤務者の32
年間の身体所見の推移
-1977~2008年の定期
健康診断成績の検討-
産業衛生学雑誌
2010
52
北村明彦
大阪府の循環器疾患の
動向と対策
成人病
2010
50
Kitamura A Noda H, Nakamura M,
Kiyama M, Okada T,
Imano H, Ohira T,
Sato S, Yamagishi
K, Iso H
Association between
non-high-density
lipoprotein
cholesterol levels
and the incidence of
coronary heart
disease among
Japanese: The
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS)
非肥満リスク保有者へ
の対応は?
J Atheroscler
Thromb
2011
28
肥満と糖尿病
2011
10
北村明彦
木山昌彦、岡田武
夫、前田健次、井戸
正利、中村正和、嶋
本喬、飯田稔、石川
善紀
タイトル
号
頁
123-132
290
種類
原著
総説
454-463
原著
4
606-608
総説
16-17
提言
1-8
総説
北村明彦
豊中市、寝屋川市への
助言
~特定健診受診率向上
に向けて~
こくほ大阪
2011
348
中村正和
特集 禁煙のすすめ や
められない”たばこ”
解決法教えます
ろうさい
2010
7
中村正和
特集「禁煙支援と歯周
病予防」座談会
肥満と糖尿病
2010
9
5
659-675
総説
中村正和
特集「禁煙支援と歯周 肥満と糖尿病
病予防」 Question 禁
煙とメタボの関係は?
2010
9
5
682-684
総説
中村正和
メタボリックシンド
ローム対策、特定保健
指導における禁煙サ
ポート
Medical ASAHI
2010
39
4
32-33
総説
中村正和
メタボリックシンド
ローム対策、特定保健
指導における禁煙サ
ポート
成人病と生活習
慣病
2010
40
5
502-506
総説
135
主著者
共著者
タイトル
中村正和
最新かつ効果的な禁煙
支援について
中村正和
雑誌名
産業看護
発行年
巻
号
頁
種類
2011
3
2
14-21
総説
フロントエッセイ これ 呼吸器ケア
からのCOPD予防対策
2011
9
5
1
その他
中村正和
特集「患者さんの
Question」 Question
禁煙したいのですが?
肥満と糖尿病
2011
10
3
413-415
その他
中村正和
特集「予備群と特定健
診」 Question 喫煙す
る受診者への対応は?
肥満と糖尿病
2011
10
4
602-605
その他
中村正和
特集 プライマリーケア 動脈硬化予防
における動脈硬化のリ
スクファクターの包括
的管理 ③喫煙と動脈硬
化
2011
10
3
15-21
総説
中村正和
特集 心血管危険因子生活習慣病の観点から
11.喫煙
2011
1
3
94-102
総説
中村正和
日本総合健診医学会 第 総合健診
39回大会・シンポジウ
ム2 禁煙指導: 一人で
も多くの成功者を「禁
煙推進における医療従
事者の役割-個人とし
てできること、学会と
してするべきこと
2011
38
6
61-70
その他
Medicinal
Shimizu Y
Imano H, Ohira T,
Kitamura A, Kiyama
M, Okada T, Sato S,
Shimamoto T,
Yamagishi K,
Tanigawa T, Iso H
STROKE
gammaGlutamyltranspeptidas
e and incident stroke
among Japanese men
and women: the
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS).
2010
41
385-8
Shimizu Y
Maeda K, Imano H,
Ohira T, Kitamura
A, Kiyama M, Okada
T, Ishikawa Y,
Shimamoto T,
Yamagishi K,
Tanigawa T, Iso H;
for the CIRCS
Investigators
Stroke
Chronic kidney
disease and drinking
status in relation to
risks of total stroke
and its subtypes: the
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS)
2011
41
2531-2537 原著
136
主著者
Shimizu Y
共著者
Maeda K, Imano H,
Ohira T, Kitamura
A, Kiyama M, Okada
T, Ishikawa Y,
Shimamoto T,
Yamagishi K,
Tanigawa T, Iso H
Ohira T
タイトル
雑誌名
発行年
巻
号
頁
種類
STROKE
Chronic kidney
disease and drinking
status in relation to
risks of stroke and
its subtypes: the
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS).
2011
42
Psychological
distress and
cardiovascular
disease: the
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS).
2010
20
3
185-191
総説
J Epidemiol
2531-7
Ohira T
Folsom AR, Cushman
M, White RH, Hannan
PJ, Rosamond WD,
Heckbert SR.
Reproductive history, Br J Haematol
hormone replacement,
and incidence of
venous
thromboembolism: the
Longitudinal
Investigation of
Thromboembolism
Etiology.
2010
149
4
606-612
原著
Ohira T
Shahar E, Iso H,
Chambless LE,
Rosamond WD,
Sharrett AR, Folsom
AR.
Carotid artery wall
thickness and risk of
stroke subtypes. The
Atherosclerosis Risk
in Communities (ARIC)
Study.
2011
42
2
397-403
原著
大平哲也
広崎真弓、今野弘
規、木山昌彦、北村
明彦、磯博康
笑い・ユーモア療法に
よる認知症の予防と改
善
老年精神医学
2011
22
1
32-38
総説
大平哲也
今野弘規、崔仁哲、
木山昌彦、北村明
彦、磯博康
成人における自律神経
系機能とストレスとの
関連
自律神経
2011
48
3
225-228
総説
Imano H
Noda H, Kitamura A,
Sato S, Kiyama M,
Sankai T, Ohira T,
Nakamura M,
Yamagishi K, Ikeda
A, Shimamoto T, Iso
H
Low-density
lipoprotein
cholesterol and risk
of coronary heart
disease among
Japanese men and
women: The
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS).
Prev Med
2011
52
5
381-386
原著
Stroke
137
主著者
共著者
今野弘規
磯博康
Umesawa M
Yamagishi K,
Sawachi S, Ikeda A,
Noda H, Ikehara S,
Cui R, Sakurai S,
Tanigawa T, Iso H
Muraki I
タイトル
雑誌名
動脈硬化リスク因子の 循環器内科
update トリグリセライ
ド
巻
852-858
原著
2010
17
369-377
原著
2010
65
523-527
原著
Prev Med
2011
52
381-386
原著
肥満と糖尿病
2010
9
873-875
総説
The rs2231142 variant Rheumatology
of the ABCG2 gene is
associated with uric
acid levels and gout
among Japanese people
2010
49
1461-1465 原著
Nocturnal
Thorax
intermittent hypoxia
and C-reactive
protein among middleaged community
residents: a cross
sectional survey
Imano H
Noda H, Kitamura A,
Sato S, Kiyama M,
Sankai T, Ohira T,
Nakamura M,
Yamagishi K, Ikeda
A, Shimamoto T, Iso
H
山岸良匡
横田紀美子,磯博康
Low-density
lipoprotein
cholesterol and risk
of coronary heart
disease among
Japanese men and
women: The
Circulatory Risk in
Communities Study
(CIRCS)
減塩キャンペーンと
は?地域ぐるみの減塩
キャンペーンについて
教えて下さい
Yamagishi
K
Tanigawa T,
Kitamura A, Köttgen
A, Folsom AR, Iso
H, on behalf of the
CIRCS Investigators
2010
2
種類
23
Tanigawa T,
Yamagishi K,
Sakurai S, Ohira T,
Imano H, Kitamura
A, Kiyama M, Sato
S, Shimamoto T,
Konishi M, Iso H;
for the CIRCS
Investigators
70
頁
総説
Urea nitrogen
Am J Hypertens
concentrations in
spot urine, estimated
protein intake and
blood pressure levels
in a Japanese general
Tanigawa T,
Nocturnal
J Atheroscler
Yamagishi K,
intermittent hypoxia Thromb
Sakurai S, Ohira T, and metabolic
Imano H, Kiyama M, syndrome; the effect
Kitamura A, Sato S, of being overweight:
Shimamoto T,
the CIRCS study
Konishi M, Iso H
2011
号
143-147
Muraki I
138
発行年
主著者
共著者
タイトル
Yamagishi
K
Ohira T, Nakano H,
Bielinski SJ,
Sakurai S, Imano H,
Kiyama M, Kitamura
A, Sato S, Konishi
M, Shahar E, Folsom
AR, Iso H, Tanigawa
T
Cross-cultural
comparison of the
sleep-disordered
breathing prevalence
among Americans and
Japanese
Cui R
Iso H, Date C,
Kikuchi S,
Tamakoshi A and
JACC Study Group.
雑誌名
Eur Respir J
発行年
巻
号
頁
379-384
種類
2010
36
原著
Dietary folate,
Stroke
vitamin B6 and B12
intake in relation to
mortality from
cardiovascular
disease: the Japan
Collaborative Cohort
Study Group.
2010
41
6
1285-1259 原著
Cui R
Iso H, Yamagishi K, Diabetes mellitus and Stroke
Saito I, Kokubo Y, risk of stroke and
Inoue M, Tsugane S its subtypes among
Japanese: the Japan
public health center
study.
2011
42
9
2611-2614 原著
Cui R
Tanigawa T, Sakurai
S, Yamagishi K,
Muraki I, Imano H,
Ohira T, Kiyama M,
Kitamura A,
Ishikawa Y, Iso H
Associations between
alcohol consumption
and sleep-disordered
breathing among
Japanese women.
Respir Med
2011
105
5
796-800
原著
Cui R
Tanigawa T, Sakurai
S, Yamagishi K,
Muraki I, Imano H,
Ohira T, Kiyama M,
Kitamura A,
Ishikawa Y, Iso H;
CIRCS Investigators
Associations between
alcohol consumption
and sleep-disordered
breathing among
Japanese women: the
Circulatory Risk in
Communities Study
Respir Med
2011
105
796-800
原著
Peacock J
Ohira T, Post W,
Sotoodehnia N,
Rosamond WD, Folsom
AR.
Serum magnesium and
Am Heart J
risk of sudden
cardiac death in the
Atherosclerosis Risk
in Communities (ARIC)
Study.
2010
160
3
464-470
原著
櫻井進
大平哲也、前田均、
津田徹、成井浩司、
吉田良子、谷川武
睡眠医療専門機関受診
者における睡眠呼吸障
害と交通事故との関
連.
厚生の指標
2010
57
4
6-13
原著
横田紀美子 椎名由美、原田美知
子、若林洋子、稲川
三枝子、大島美幸、
鳥海佐和子、廣瀬久
美子、山岸良匡、池
原賢代、尾崎亜希
子、藤田かおり、湊
孝治、佐竹幸栄、福
田英輝、磯博康
地域における幼児う蝕
予防対策の展開とその
評価:20年間の観察
研究
日本公衛誌
2010
57
624-632
原著
139
主著者
Yatsuya H
共著者
Toyoshima H,
Yamagishi K,
Tamakoshi K, Taguri
M, Harada A, Ohashi
Y, Kita Y, Naito Y,
Yamada M, Tanabe N,
Iso H, Ueshima H;
for the Japan
Arteriosclerosis
Longitudinal Study
(JALS) Group
タイトル
雑誌名
発行年
巻
Body mass index and
Circ Cardiovasc 2010
risk of stroke and
Qual Outcomes
myocardial infarction
in a relatively lean
population: Metaanalysis of 16
Japanese cohorts
using individual data
3
特定健診・特定保健指導 肥満研究
における積極的支援の
効果検証と減量目標の
妥当性についての検討
2010
16
2010
Karl
Nakamura M, HongFagerström Jun Cho, Shih-Tzu
Tsai, Chen Wang,
Simon Davies, Wendy
Ma, Theodore C.
Lee, Cristina Russ
池原賢代
号
頁
種類
498-505
原著
3
182-187
総説
37
4
490-492
原著
Varenicline treatment Current Medical 2010
for smoking cessation Research and
in Asian populations: Opinion
a pooled analysis of
placebo-controlled
trials conducted in
six Asian countries
26
9
2165-2173 原著
磯博康
【特集 飲酒習慣と生
活習慣病のかかわりを
探る】飲酒習慣を見直
す
Journal of Life 2010
Style Medicine
4
1
53-59
総説
池原賢代
磯博康
【特集 嗜好品と高血
圧・循環器病】アル
コールと循環器病
血圧
2010
8
11
669-674
総説
Nagayoshi
M
Yamagishi K,
Tanigawa T, Sakurai
S, Kitamura A,
Kiyama M, Imano H,
Ohira T, Sato S,
Sankai T, Iso H;
CIRCS
Investigators.
Risk factors for
Sleep Breath
snoring among
Japanese men and
women: a communitybased cross-sectional
study.
2011
15
1
63-69
原著
Nishina M
Nishina K, Ohira T, Associations of
Makino K, Iso H
psychological
distress with
metabolic syndrome
among Japanese urban
residents.
2011
402
5
396-402
原著
村本あき子 山本直樹、 中村正
和、 小池城司、 沼
田健之、 玉腰暁子、
津下一代
Mitsumune
T
140
Senoh E, Adachi M, COPD Prevention at
Health
Nakamura M, Masui S Health Checkup:
Evaluation and
Mainly Describing the Promotion
Promotion of Smoking
Cessation by Brief
Intervention
J Atheroscler
Thromb.
主著者
共著者
タイトル
雑誌名
発行年
巻
号
頁
種類
Shiozaki M Iso H, Ohira T,
Nakatani D, Shimizu
M, Sakata Y, Komuro
I, Sato H
Longitudinal risk of Circ J
cardiovascular events
in relation to
depression symptoms
after discharge among
survivors of
myocardial
infarction: Osaka
Acute Coronary
Insufficiency Study
(OACIS)
2011
75
Nagayoshi
M
Yamagishi K,
Tanigawa T, Sakurai
S, Kitamura A,
Kiyama M, Imano H,
Ohira T, Sato S,
Sankai T, Iso H;
for the CIRCS
Investigators
Risk factors for
Sleep Breath
snoring among
Japanese men and
women: A communitybased cross-sectional
study 2011;15: 63-69
2011
15
63-69
原著
Chei CL
Yamagishi K,
Kitamura A, Kiyama
M, Imano H, Ohira
T, Cui R, Tanigawa
T, Sankai T,
Ishikawa Y, Sato S,
Iso H; for the
CIRCS Investigators
C-reactive protein
levels and risk of
stroke and its
subtype in Japanese:
the Circulatory Risk
in Communities Study
(CIRCS)
Atherosclerosis 2011
217
187-193
原著
Katanoda K Saika K, Yamamoto
S, Tanaka S, Oshima
A, Nakamura M,
Sato H, Tajima K,
Suzuki T, Tamakoshi
A, Tsugane S, Sobue
T
Projected Cancer
Mortality Among
Japanese Males Under
Different Smoking
Prevalence Scenarios:
Evidence for Tobacco
Control Goal Setting
Japanese
Journal of
Clinical
Oncology
2011
41
4
483-489
原著
Nakashita
Y
Nakamura M,
Kitamura A, Kiyama
M, Ishikawa Y,
Mikami H
Relationships of
Journal of
Cigarette Smoking and Epidemiology
Alcohol Consumption
to Matabolic Syndrome
in Japanese Men
2010
20
5
391-397
原著
Nakashita
Y
Nakamura M,
Kitamura A, Kiyama
M, Yamano M,
shikawa Y,Mikami H
Relationship of
cigarette smoking
status with other
unhealthy lifestyle
habits in Japanese
employees
2011
19
3
204-216
原著
2010
17
12
1275-1281
Nakamura M Koyama I, Iso H,
Sato S, Okazaki M,
Kayamori Y, Kiyama
M, Kitamura A,
Shimamoto T ,
Ishikawa Y
Japanese
Journal of
Health
Education and
Promotion
Ten-year evaluation
JAT
of homogeneous lowdensity lipoprotein
cholesterol methods
developed by Japanese
manufacturers-Application of the
Centers for Disease
Control and
Prevention/Cholestero
l Reference Method
Laboratory Network
lipid standardization
protoco
12
2878-2884 原著
141
第2節
主著者
書籍
共著者
章のタイトル
書籍名
編者
出版社
出版社
の所在
地
発行年
頁
中村正和
各論Ⅰ:禁煙治 科領域における禁煙治 藤原久義
療の基本 1 禁 療の実際
煙治療への導入
と非薬物治療
医薬ジャー 大阪
ナル社
2010
46-55
中村正和
Ⅰ .禁煙治療の 禁煙外来ベストプラク 中村正和
現況
ティス
日経メディ 東京
カル開発
2010
14-18
中村正和
増居志津子 Ⅱ .禁煙外来の 禁煙外来ベストプラク 中村正和
実際~様々な場 ティス
における禁煙治
療・禁煙支援の
取り組み~ 1
診療所 きめ細
かいフォロー
アップが再喫煙
を食い止める
日経メディ 東京
カル開発
2010
20-25
中村正和
2肺癌の予防 1. 肺癌診療Q&A 一つ上を 弦間昭彦
禁煙治療の具体 行く診療の実践
(編著)
的な方法を教え
て下さい
中外医学社 東京
2011
6-9
中村正和
2肺癌の予防 2. 肺癌診療Q&A 一つ上を 弦間昭彦
なかなかやめら 行く診療の実践
(編著)
れない人に禁煙
をどう働きかけ
たらよいです
か?
中外医学社 東京
2011
10-12
中村正和
第2章 予防
がんから身を守る予防 若林敬二
PART2ライフス と検診
(監修)
タイルと「発が
んリスク」 タ
バコ
ヤクルト本 東京
社広報室
2011
66-75
中村正和
A 基本編 2 罹 精神腫瘍学
患・生存と心理
社会的問題 Ⅶ
がん患者におけ
る喫煙問題と医
療者の役割
2011
38-40
142
内富庸介, 医学書院
小川朝生
(編)
東京
第3節
発表者
北村明彦
学会発表
共同発表者
木山昌彦、岡田武
夫、永野英子、宇
野充子、岡田睦
美、迫義知、谷地
克彦、石川善紀、
村木功
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
血管部位別の動脈 第51回人間
硬化進展度と脳卒 ドック学会学
中、虚血性心疾患 術大会
既往との関連につ
いての検討
2010年8月
北海道旭
川
口演
北村明彦
大阪府立健康科学 第33回日本高
センターのコホー 血圧学会総会
ト研究による高血
圧の有病率の推移
と関連要因につい
ての検討
2010年10月
福岡
シンポジウム
北村明彦
疫学研究と予防対 第69回日本公
策の現状からみた 衆衛生学会総
特定健診・特定保 会
健指導への考察
2010年10月
東京国際
フォーラ
ム
フォーラム
北村明彦
地域・職域・ドッ 第21回日本疫
ク研究よりみた心 学会学術総会
血管病の疫学的エ
ビデンス
2011年1月
かでる
2.7
シンポジウム
シンポジウム
北村明彦
木山昌彦、中村正
和、岡田武夫、石
川善紀
地域・中小企業に 第28回日本医
おける特定健診・ 学会総会
特定保健指導の現
状と課題
2011年4月
東京
北村明彦
Nagano E, Uno M,
Okada M, Kiyama
M, Nakamura M,
Okada T, Maeda K,
Shimizu Y,
Ishikawa Y
Trends in the
IEA World
Prevalence of
Congress of
Diabetes and
Epidemiology
Diabetic
Retinopathy among
Japanese urban
population
2011年8月
Edinburgh ポスター
Internati
onal
Conferenc
e Center
(Scotland
)
木山昌彦
北村明彦、今野弘
規、岡田武夫、前
田健次、中村正
和、井戸正利、梅
澤光政、石川善
紀、嶋本喬、堀井
裕子、高橋愛、武
森貞、山野賢子
特定健診導入 期の 第69回日本公
地域における 循環 衆衛生学会総
器疾患予防対 策の 会
展開(第3報)-大
阪府八尾市M地区-
2010年10月
東京
示説
木山昌彦
北村明彦、今野弘
規、岡田武夫、中
村正和、清水悠
路、石川善紀、嶋
本喬、武森貞、八
木英子、山野賢
子、山崎和美
特定健診導入 期の 第70回日本公
地域における 循環 衆衛生学会総
器疾患予防対 策の 会
展開(第4報)-大
阪府八尾市M地区-
2011年10月
秋田
示説
143
発表者
中村正和
共同発表者
学会名
開催年月
開催場所
種類
ステージモデルと 第83回日本産
ヘルスインパク
業衛生学会
ト・アセスメント
に基づいた職場の
喫煙対策の評価の
試み-調査の概要
とねらい(第一
報)
2010年5月
福井
口演
中村正和
健診を活用した職 第58回近畿地
場の禁煙推進
方会総会
2010年6月
大阪
シンポジウム
Nakamura M
Smoking cessation
treatments in
Japan: current
status and issues
for the future.
名古屋
シンポジウム
中村正和
喫煙と食習慣・運 第57回日本栄
動習慣との相互の 養改善学会学
関連
術総会
2010年9月
埼玉
市民公開講座
禁煙治療のための 第69回日本公
指導者トレーニン 衆衛生学会総
グプログラムの開 会
発と評価(第1報)
2010年10月
東京
示説
中村正和
喫煙に関する環境 第69回日本公
整備の現状と今後 衆衛生学会総
の課題
会
2010年10月
東京
メインシンポ
ジウム
中村正和
保険適用5年目の禁 第69回日本公
煙治療の現状と今 衆衛生学会総
後の課題
会
2010年10月
東京
シンポジウム
Nakamura M
The pilot
APACT
implementation of
J-STOP (The Japan
Smoking Cessation
Training Outreach
Project): the
outline and
evaluation
results
2010年10月
シドニー
ポスター
Nakamura M
What cessation
APACT
services do we
need and how are
they best
delivered?
2010年10月
シドニー
シンポジウム
中村正和
144
福田洋
タイトル
大島明、 飯田真
美、川合厚子、繁
田正子、田中英
夫、狭間礼子、増
居志津子、石川善
紀
The 42nd
2010年7月
Annual
Scientific
Meeting of
the Japan
Atheroscleros
is Society
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
中村正和
禁煙推進における 日本総合健診
医療従事者の役
医学会第39回
割:個人としてで 大会
きること、学会と
してするべきこと
2011年1月
東京
シンポジウム
中村正和
禁煙指導者のため
のeラーニング-医
療や職場の禁煙推
進を目指して-
第20回日本禁
煙推進医師歯
科医師連盟総
会・学術総会
2011年2月
北九州
特別講演
eラーニングを用い
た禁煙治療の指導
者トレーニング
(J-STOP)の全国
展開とその評価
第20回日本禁
煙推進医師歯
科医師連盟総
会・学術総会
2011年2月
北九州
ポスター
中村正和
ニコチン依存症の 第28回日本医
治療と指導者教育 学会総会
2011年4月
東京
教育講演
(震災の影響
により開催中
止のため、口
演内容を
DVD、ならび
にホームペー
ジで公開)
中村正和
たばこ対策-疫学 がん予防大会
研究で得られた知 2011 ワーク
見を社会に還元す ショップ
るために
2011年6月
京都
口演
中村正和
大島明、飯田真
美、加藤正隆、川
合厚子、繁田正
子、田中英夫、谷
口千枝、野村英
樹、狭間礼子、増
居志津子
中村正和
鈴木朋子、増居志
津子、衣笠幸恵、
大島明
「たばこ対策の自 第70回日本公
己点検票」を用い 衆衛生学会総
た自治体のたばこ 会
規制・対策の実態
把握
2011年10月
秋田
示説
Oshima A
Nakamura M,Masui
S
J-STOP (The Japan World cancer
Smoking Cessation Congress
Training Outreach
Project) for
dissemination of
smoking cessation
treatment in
Japan
2010年8月
深圳
ポスター
腎機能低下と心電 第70回日本公
図虚血性変化の関 衆衛生学会総
連
会
2011年10月
秋田
示説
地域住民における、 第21回日本疫
慢性腎障害の短
学会学術総会
期・長期の臨床的
アウトカム
2011年1月
札幌
口演
岡田武夫
前田健次
北村明彦、木山昌
彦、清水悠路、岡
田武夫、大平哲
也、今野弘規、山
岸良匡、佐藤眞
一、石川善紀、磯
博康
145
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
大平哲也
山岸良匡、北村明
彦、櫻井進、磯博
康、谷川武
睡眠呼吸障害と家 第 80 回 日 本 衛 2010年4月
庭血圧との関連に 生学会総会
ついての日米比較
研究 MESA研究と
CIRCS研究の結果か
ら
仙台
シンポジウム
大平哲也
山岸良匡、北村明
彦、櫻井進、磯博
康、谷川武
睡眠呼吸障害と家 第80回日本衛
庭血圧との関連に 生学会学術総
ついての日米比較 会
研究:MESA研
究とCIRCS研
究の結果から
仙台
シンポジウム
大平哲也
今野弘規、崔仁
哲、木山昌彦、北
村明彦、磯博康
成人における自律 第 63 回 日 本 自 2010年10月
神経系機能とスト 律 神 経 学 会 総
レスとの関連
会
横浜
シンポジウム
大平哲也
今野弘規、崔仁
哲、山岸良匡、前
田健次、木山昌
彦、岡田武夫、井
戸正利、中村正
和、北村明彦、石
川善紀、磯博康
今野弘規、崔仁
哲、山岸良匡、前
田健次、木山昌
彦、岡田武夫、井
戸正利、中村正
和、北村明彦、石
川善紀、磯博康
Suzuki H,
Maruyama M, Imano
H, Yamagishi K,
Cui R, Noda H,
Kitamura A,
Kiyama M, Okada
T, Maeda K,
Takeishi Y,
Ishikawa Y, Iso
H, for the CIRCS
investigators.
笑いの頻度と認知 第 69 回 日 本 公 2010年10月
機能との関連につ 衆 衛 生 学 会 総
いての横断・縦断 会
研究
東京
示説
笑いの頻度と認知 第69回日本公
機能との関連につ 衆衛生学会総
いての横断・縦断 会
研究
東京
Early
repolarization
pattern on
electrocardiogram
and risk of
sudden cardiac
death: The
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS).
American
2011年3月
Heart
Association
51th Annual
Conference on
Cardiovascula
r Disease
Epidemiology
and
Prevention.
Atlanta,
GA.USA
示説
Ohira T
Suzuki S,
Maruyama M, Imano
H, Yamagishi K,
Cui R, Noda H,
Kitamura A,
Kiyama M, Maeda
K, Okada T,
Takeishi Y,
Ishikawa Y, Iso H
Early
repolarization
pattern on
electrocardiogram
and risk of
sudden cardiac
death: the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
The 51st
2011年3月
Annual AHA
Conference on
Cardiovascula
r Disease
Epidemiology
and
Prevention
Atlanta,
USA
Poster
大平哲也
丸山皆子、今野弘
規、北村明彦、木
山昌彦、岡田武
夫、山岸良匡、野
田博之、石川善
紀、磯博康
わが国における心
臓突然死の推移と
その危険因子につ
いての検討―CIRCS
第 47 回 日 本 循 2011年5月
環器病予防学
会・日本循環
器管理研究協
議会総会
福岡
シンポジウム
大平哲也
Ohira T
146
2010年4月
2010年10月
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
大平哲也
今野弘規、山岸良
匡、野田博之、北
村明彦、磯博康
Dyslipidemia and 第 43 回 日 本 動 2011年7月
Risk of Stroke
脈硬化学会学
Subtypes: the
術総会
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
札幌
シンポジウム
Ohira T
Suzuki H, Kinuta
M, Yamagishi K,
Okada T, Takeishi
Y, Iso H
Association of
第75回日本循
early
環器学会総
repolarization
会・学術総会
pattern on
electrocardiogram
with risk of
sudden cardiac
death: the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年8月
横浜
口演
Ohira T
Imano H,
Yamagishi K, Noda
H, Kitamura A,
Iso H
Dyslipidemia and 第43回日本動
risk of stroke
脈硬化学会総
subtypes: the
会・学術集会
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年8月
札幌
シンポジウム
大平哲也
梶浦貢、北村明
彦、木山昌彦、岡
田武夫、今野弘
規、永野英子、音
地美穂、山崎和
美、永吉真子、江
口依里、石川善
紀、嶋本喬、磯博
康
精神的疾患による 第 70 回 日 本 公 2011年10月
休職を予測する因 衆 衛 生 学 学 術
子についての前向 総会
き研究
秋田
示説
今野弘規
北村明彦、山岸良
匡、野田博之、崔
仁哲、大平哲也、
木山昌彦、清水悠
路、梅澤光政、前
田健次、岡田武
夫、谷川武、佐藤
眞一、石川善紀、
磯博康
血清HDL-コレステ 第69回日本公
ロール値と心血管 衆衛生学会総
疾患発症との関連 会
(CIRCS)
2010年10月
東京
今野弘規
大平哲也、崔仁
哲、野田博之、磯
博康、北村明彦、
木山昌彦、山岸良
匡
大平哲也、 崔仁
哲、 野田博之、
磯博康、 北村明
彦、 木山昌彦、
山岸良匡
長期コホートによ
る冠動脈疾患発症
への総コレステ
ロールの寄与に関
する研究
長期コホートによ
る冠動脈疾患発症
への総コレステ
ロールの寄与に関
する研究
第21回日本疫
学会学術総会
2011年1月
札幌
第21回日本疫
学学術総会
2011年1月
札幌
示説
北村明彦、木山昌
彦、岡田武夫、大
平哲也、崔仁哲、
山岸良匡、野田博
之、清水悠路、佐
藤眞一、石川善
紀、磯博康
空腹時・非空腹時別 第 70 回 日 本 公 2011年10月
にみた高血糖と病 衆 衛 生 学 学 術
型別脳卒中発症と 総会
の関連(CIRCS)
秋田
示説
今野弘規
今野弘規
147
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
今野弘規
北村明彦、木山昌
彦、岡田武夫、大
平哲也、崔仁哲、
山岸良匡、野田博
之、清水悠路、佐
藤眞一、石川善
紀、磯博康
空腹時、非空腹時 第70回日本公
別に見た高血糖と 衆衛生学会総
病型別脳卒中発症 会
との関連(CIR
CS)
2011年10月
秋田
村木功
谷川武、櫻井進、
山岸良匡、大平哲
也、今野弘規、木
山昌彦、北村明
彦、佐藤眞一、磯
博康
夜間の間欠的低酸 日本睡眠学会
素状態とメタボ
第35回定期学
リックシンドロー 術集会
ムの関連;CIRCS研
究
2010年7月
名古屋
村木功
谷川武、山岸良
匡、櫻井進、大平
哲也、今野弘規、
北村明彦、木山昌
彦、佐藤眞一、嶋
本喬、磯博康
夜間の間欠的低酸 日本睡眠学会
素状態と2型糖尿 第35回定期学
病発症の関連;
術集会
CIRCS研究
2010年7月
名古屋
村木功
木山昌彦、山岸良
匡、今野弘規、大
平哲也、北村明
彦、前田健次、佐
藤眞一、谷川武、
石川善紀、嶋本
喬、磯博康
高感度CRP値と 第21回日本疫
糖尿病発症との関 学会学術総会
連:CIRCS研
究
2011年1月
札幌
口演
村木功
木山昌彦、山岸良
匡、今野弘規、大
平哲也、崔仁哲、
北村明彦、前田健
次、佐藤眞一、谷
川武、石川善紀、
嶋本喬、磯博康
衣笠幸恵、永井伸
彦、高山佳洋、増
居志津子、中村正
和、大島明
血清ビタミンC濃 第54回日本糖
度と糖尿病発症と 尿病学会年次
の関連:CIRCS研究 学術集会
2011年5月
札幌
口演
大阪府内の病院に 第69回日本公
おける禁煙化及び 衆衛生学会総
禁煙サポート調査 会
報告
2010年10月
東京
示説
Tanigawa T
Muraki I,
Yamagishi K,
Sakurai S, Ohira
T, Imano H,
Kitamura A,
Kiyama M, Sato S,
Iso H
Nocturnal
intermittent
hypoxia and
cardiovascular
risk factors in
communitydwelling
Japanese: the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年8月
Edinburgh Poster
,
Scotland
崔仁哲
磯博康、伊達ちぐ
さ、菊地正悟、玉
腰暁子
葉酸、ビタミンB 第 80 回 日 本 衛 2010年5月
の摂取量と循環器 生学学術総会
疾患死亡との関連
(JACC Study)
狭間礼子
148
IEA World
Congress of
Epidemiology
2011
仙台
ポスター
示説
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
崔仁哲
北村明彦、木山昌
彦、岡田武夫、梅
沢光政、清水悠
路、前田健次、井
戸正利、中村正
和、石川善紀、今
野弘規、大平哲
也、磯博康
地域住民における 第10回臨床血
中心動脈圧・AI 圧脈波研究会
と循環器疾患リス
クファクターとの
関連
2010年5月
東京
口演
崔仁哲
佐藤眞一、都島基
夫、原田亜紀子、
柳堀朗子、今野弘
規、中村雅一、大
橋靖雄、上島弘嗣
血清HDL-コレス 第 58 回 日 本 心 2010年9月
テロール値と循環 臓 病 学 会 学 術
器疾患リスクとの 集会
関連
東京
口演
地域住民における 第69回日本公
中心動脈圧・AI、 衆衛生学学術
上腕血圧と高血圧 総会
性臓器障害指標の
関連
2010年10月
東京
口演
2011年1月
札幌
崔仁哲
崔仁哲
章雯、李媛英、北
村明彦、木山昌
彦、岡田武夫、前
田健次、山岸良
匡、今野弘規、大
平哲也、谷川武、
石川善紀、磯博康
地域住民における 第21回日本疫
中心動脈圧と循環 学会学術総会
器疾患のリスク
ファクターとの関
連
崔仁哲
章文、李媛英、木
山昌彦、岡田武
夫、北村明彦、山
岸良匡、今野弘
規、大平哲也、谷
川武、石川善紀、
磯博康
章雯、李媛英、木
山昌彦、岡田武
夫、北村明彦、山
岸良匡、今野弘
規、大平哲也、谷
川武、石川善紀、
磯博康
地域住民における 第 70 回 日 本 公 2011年10月
中心動脈圧・AI、 衆 衛 生 学 学 術
上腕血圧と高血圧 総会
性臓器障害指標の
関連
秋田
示説
地域住民における 第70回日本公
中心動脈圧・AI 衆衛生学会総
と高血圧性臓器障 会
害指標との関連
2011年10月
秋田
ポスター
崔仁哲
章文、李媛英、北
村明彦、木山昌
彦、岡田武夫、前
田健次、山岸良
匡、今野弘規、大
平哲也、谷川武、
石川善紀、磯博康
循環器疾患予防の 第21回日本疫
ための早期動脈硬 学学術総会
化の形態学的・生
化学的評価に関す
る研究
2011年11月
札幌
示説
山岸良匡
北村明彦、木山昌
彦、今野弘規、岡
田武夫、中村正
和、前田健次、井
戸正利、梅澤光
政、大平哲也、崔
仁哲、村木功、佐
藤眞一、谷川武、
石川善紀、磯博康
各種脂肪酸・蛋白
質・コレステロー
ル摂取と脳梗塞発
症との関連:CI
RCS研究
2010年5月
東京
口演
つくば
公開シンポジ
ウム
崔仁哲
山岸良匡
第46回日本循
環器病予防学
会・日本循環
器管理研究協
議会総会
地域医療・保健に 日本公民館学 2010年12月
関わる市民活動
会第9回研究大
会
149
発表者
山岸良匡
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
大久保一郎、佐藤
眞一、北村明彦、
木山昌彦、岡田武
夫、谷川武、大平
哲也、今野弘規、
近藤正英、石川善
紀、嶋本喬、磯博
康
長期にわたる脳卒 第47回日本循
中予防対策に関す 環器病予防学
る費用効果分析
会・日本循環
器管理研究協
議会総会
2011年6月
福岡
口演
山岸良匡(今 謝翠麗、江口依
野弘規代演) 里、崔仁哲、今野
弘規、大平哲也、
山海知子、吉田ち
い子、北村明彦、
磯博康
地域住民における 第36回日本脳
メタボリックシン 卒中学会総会
ドロームの有病率
の20年間の推移:
CIRCS筑西市協和地
区研究
2011年7月
京都
口演
Yamagishi K
Muraki I, Imano
H, Ohira T,
Kitamura A, Iso
H; on behalf of
the CIRCS
Investigators
Trends in the
incidences of
stroke and
coronary heart
disease in
Japanese rural
communities
2010年10月
福岡
ポスター・国
際セッション
Yamagishi K
(Eguchi E
代演)
Chei CL, Ikeda A,
Eguchi E,
Moriyama Y, Noda
H, Imano H, Ohira
T, Kiyama M,
Kitamura A,
Ishikawa Y, Asada
T, Iso H
Serum coenzyme
第43回日本動
Q10 and disabling 脈硬化学会総
dementia among
会・学術集会
Japanese: the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年8月
札幌
口演
Yamagishi K
Kitamura A,
Kiyama M, Okada
T, Ohira T, Imano
H, Cui R, Noda H,
Umesawa M,
Shimizu Y,
Ishikawa Y, Iso H
N-terminal
fragment of the
prohormone braintype natriuretic
peptide (NTproBNP) and
cardiovascular
risk factors
amongst Japanese
population: The
Circulatory Risk
in Communities
Study
World
Congress on
Predictive
Preventive &
Personalised
Medicine
(PPPM)
2011年9月
Bonn,
Germany
Oral and
Panel
福田洋
中村正和
ステージモデルと 第83回日本産
ヘルスインパク
業衛生学会
ト・アセスメント
に基づいた職場の
喫煙対策の評価の
試み-実施状況と
課題(第二報)
2010年5月
福井
口演
福田洋
中村正和
健康保険組合の喫 第19回日本健
煙対策実態調査か 康教育学会学
ら組織の行動変容 術大会
を考える
2010年6月
京都
口演
150
第33回日本高
血圧学会総会
発表者
Cui R
Cui R
共同発表者
タイトル
Kitamura A,
Kiyama M, Okada
T, Maeda K,
Yamagishi K,
Imano H, Ohira T,
Tanigawa T,
Ishikawa Y, Iso
H.
Associations
between central
aortic pressure
and
cardiovascular
disease risk
factors among
general Japanese:
the Circulatory
Risk in
Communities
Study.
Kitamura A,
Associations
Kiyama M, Okada
between central
T, Maeda K,
aortic pressure
Yamagishi K,
and
Imano H, Ohira T, cardiovascular
Tanigawa T,
disease risk
Ishikawa Y, Iso H factors among
general Japanese:
the Circulatory
Risk in
Communities Study
学会名
開催年月
開催場所
種類
American
2011年3月
Heart
Association
51th Annual
Conference on
Cardiovascula
r Disease
Epidemiology
and
Prevention.
Atlanta,
GA.USA
示説
The 51st
2011年3月
Annual AHA
Conference on
Cardiovascula
r Disease
Epidemiology
and
Prevention
Atlanta,
USA
Poster
示説
Cui R
Iso H, Yamagishi
K, Saito I,
Kokubo Y, Inoue M
and Tsugane S.
Diabetes mellitus
and risk of
stroke and its
subtypes among
Japanese: the
JPHC study.
The 5th
JaoaneseKorean Joint
Stroke
Conference
2011年11月
Korea,
Gyeongju
Tsuneoka H
Yamagishi K,
Ohira T,
Murakoshi N, Xu
DZ, Igarashi M,
Yamazaki H, Ito
Y, Kitamura A,
Okada T, Tanigawa
T, Sekiguchi Y,
Tada H, Yamaguchi
I, Iso H, Aonuma
K
中村正和、片野田
耕太、小谷和彦、
萩本明子、雑賀公
美子、狭間礼子
The prevalence
and over 20 years
long term
prognosis of the
Brugada-type
electrocardiogram
: From the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
The Heart
Rhythm
Society’s
31st Annual
Scientific
Sessions
2010年5月
Denver,
USA
2010年5月
岡山
ポスター
Nishida S
Eguchi E,Ohira T,
Kitamura A,
Arimitsu J,
Kishida Y, Inoue
T, Nakanishi M,
Otsuka S, Kato Y,
Iso H
The 14th
2010年9月
Congress of
the Asian
College of
Psychosomatic
Medicine
Beijing,
China,
口頭
野田博之
池田愛、山岸良
匡、横田紀美子、
椎名由美、謝翠
麗、江口依里、大
平哲也、今野弘
規、北村明彦、磯
博康
Therapeutic
effects of
Tokisigyakukagosh
uyushokyoto(TJ38) on peripheral
blood flow in
persons with
feeling
chillness, Hiesho
血圧値およびその
長期的変化が要介
護認知症発症に及
ぼす影響
第69回日本公
衆衛生学会総
会
東京
繁田正子
喫煙と糖代謝の関 第53回日本糖
連についての系統 尿病学会
的レビュー
2010年10月
151
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
池原賢代
永吉真子、大平哲
也、梶浦貢、江口
依里、長尾匡則、
丸山広達、北村明
彦、木山昌彦、岡
田武夫、前田健
次、音地美穂、山
野賢子、永野英
子、宇野充子、岡
田睦美、西田慎
二、加藤由紀子、
石川善紀、磯博康
アレキシサイミア 第21回日本疫
と身体的・心理的 学学術総会
指標及び生活習慣
との関連
2011年1月
札幌
示説
大和浩
江口泰正、太田雅
規、中田ゆり、吉
見逸郎、中村正
和、大島明
飲食店の受動喫
第69回日本公
煙、特に従業員の 衆衛生学会総
個人曝露の実態と 会
神奈川県受動喫煙
防止条例の効果
2010年10月
東京
示説
大和浩
斉藤照代、本多
融、守田祐作、井
上智博、尾前知
代、江口泰正、太
田雅規、中田ゆ
り、中村正和、大
島明
Tanigawa T,
Yamagishi K,
Sakurai S,
Kitamura A,
Kiyama M, Imano
H, Ohira T, Sato
S, Iso H; for the
CIRCS
Investigators
常岡秀和、山岸良
匡、横山泰廣、許
東洙、五十嵐都、
山崎浩、井藤葉
子、北村明彦、岡
田武夫、大平哲
也、谷川武、関口
幸夫、夛田浩、高
木雅彦、磯博康、
青沼和隆
神奈川県公共的施 第84回日本産
設における受動喫 業衛生学会
煙防止条例の効果
2011年5月
東京
ポスター
Atlanta,
USA
Poster
Nagayoshi M
村越伸行
謝翠麗
山岸良匡、池田
(野田博之代 愛、野田博之、江
演)
口依里、椎名由
美、湊百合子、大
平哲也、北村明
彦、磯博康
梶川奈月
152
山岸良匡、謝翠
麗、野田博之、今
野弘規、大平哲
也、廣瀬久美子、
山海知子、北村明
彦、磯博康
Self-reported
snoring frequency
and incidence of
cardiovascular
disease: The
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
The 51st
2011年3月
Annual AHA
Conference on
Cardiovascula
r Disease
Epidemiology
and
Prevention
一般住民検診にお 第9回特発性心 2011年3月
けるブルガダ型心 室細動研究会
電図の長期予後調
査:Circulatory
Risk in
Communities Study
(CIRCS)
東京
高感度CRPと要介護
認知症との関連に
ついての前向き研
究:The
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
地域住民における
血清総コレステ
ロール値の約30年
間の推移:CIRCS筑
西市協和地区研究
第36回日本脳
卒中学会総会
2011年7月
京都
口演
第36回日本脳
卒中学会総会
2011年7月
京都
ポスター
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
Choy Lye
Chei
山岸良匡、池田
愛、野田博之、江
口依里、椎名由
美、湊百合子、大
平哲也、北村明
彦、磯博康
高感度CRPと要介護 第75回日本循
認知症との関連に 環器学会総
関する前向き研
会・学術集会
究:The
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年8月
横浜
示説
Tsuneoka H
Yokoyama Y,
Yamagishi K,
Takagi M, Itoh Y,
Naruse Y, Xu DZ,
Yamasaki H,
Igarashi M,
Murakoshi N,
Sekiguchi Y, Tada
H, Okada N, Ohira
T, Iso H, Aonuma
K
The prevalence
第75回日本循
and over 20-year 環器学会総
long-term
会・学術総会
prognosis of the
Brugada-type
electrocardiogram
: From the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年8月
横浜
口演
Saika K
Sobue T,Nakamura
M, Tajima K
Smoking behavior
and attitudes
toward smoking
cessation among
members of
Japanese Cancer
Associatio in
2010.
70th Annual
Meeting of
the Japanese
Cancer
Association
2011年10月
名古屋
ポスター
山野賢子
八木英子、山崎和
美、武森貞、米田
晃子、仲下祐美
子、増居志津子、
高橋愛、西村節
子、河中弥生子、
宮崎純子、中村正
和、木山昌彦、北
村明彦、石川善紀
大阪府立健康科学 第69回日本公
センターにおける 衆衛生学会総
特定保健指導の1年 会
後の効果の検討
2010年10月
東京
示説
増居志津子
中村正和、大島
明、川合厚子、繁
田正子、田中英
夫、飯田真美、狭
間礼子、石川善紀
禁煙治療のための 第69回日本公
指導者トレーニン 衆衛生学会総
グプログラムの開 会
発と評価(第2報)
2010年10月
東京
示説
増居志津子
大島明、 飯田真
美、加藤正隆、川
合厚子、繁田正
子、田中英夫、谷
口千枝、中村正
和、野村英樹、狭
間礼子
大平哲也、木山昌
彦、北村明彦、崔
仁哲、丸山(絹
田) 皆子、丸山公
達、西出緑、章
文、李媛英、音地
美穂、永野英子、
山野賢子、石川善
紀、磯博康
eラーニングを用い
た禁煙治療の指導
者トレーニング
(J-STOP)の開発
とパイロット実施
2011年2月
北九州
ポスター
東京
示説
江口依里
第20回日本禁
煙推進医師歯
科医師連盟総
会・学術総会
音楽 による血圧低 第69回 日本公 2010年10月
下効果に関する無 衆衛生学会総
作為化比較化試験 会
153
発表者
江口依里
Eguchi E
江口依里
Maruyama K
Maruyama K
154
共同発表者
永吉真子、大平哲
也、梶浦貢、池原
賢代、長尾匡則、
丸山広達、北村明
彦、木山昌彦、岡
田武夫、前田健
次、音地美穂、山
野賢子、永野英
子、宇野充子、岡
田睦美、西田愼
二、加藤由紀子、
石川善紀、磯博康
Ohira T, Kiyama
M, Kitamura A,
Cui R, Maruyama
M, Maruyama K,
Nishide M, Syou
B, Takano T,
Maruya S,
Yoshioka A, Onji
M, Nagano E,
Yamano M,
Ishikawa Y, Iso
大平哲也、中野佳
菜、木山昌彦、北
村明彦、丸山皆
子、本田瑛子、久
保佐智美、西出
緑、章文、音地美
穂、永野英子、山
崎和美、石川 善
紀、磯博康
Kiyama M, Sato S,
Ohira T, Maeda K,
Noda H, Nishimura
S, Kitamura A,
Okada T, Imano H,
Nakamura M,
Ishikawa Y,
Kurokawa M,
Yamagishi K, Iso
H
Kiyama M, Sato S,
Ohira T, Maeda K,
Noda H, Nishimura
S, Kitamura A,
Okada T, Imano H,
Nakamura M,
Ishikawa Y,
Kurokawa M,
Yamagishi K, Iso
H
タイトル
学会名
うつと生活習慣お 第 21回 日本
よび自律神経機能 疫学学術総会
との関連
開催年月
種類
札幌
示説
Atlanta,
GA.USA
示説
無作為化比較試験 第70回 日本公 2011年10月
による音楽と笑い 衆衛生学会総
の効果:第1報
会
血 圧、心拍数低下
への効果
秋田
示説
Accumulation of
obesity-related
eating behaviours
and the incidence
of type 2
diabetes among
middle-aged
Japanese men and
women: the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS).
Accumulation of
obesity-related
eating behaviours
and the incidence
of type 2
diabetes among
middle-aged
Japanese men and
women: the
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
19th IEA
2011年8月
World
Congress of
Epidemiology.
Edinburgh 示説
.UK
IEA World
Congress of
Epidemiology
2011
Edinburgh Poster
,
Scotland
Music and
Laughter to Lower
Blood Pressure
Levels among
Middle-Aged
Japanese Men and
Women: A
RandomizedControlled Trial.
2011年1月
開催場所
American
2011年3月
Heart
Association
51th Annual
Conference on
Cardiovascula
r Disease
Epidemiology
and
Prevention.
2011年8月
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
丸山広達
木山昌彦、佐藤眞
一、大平哲也、野
田博之、西村節
子、北村明彦、岡
田武夫、今野弘
規、中村正和、石
川善紀、黒川通
典、山岸良匡、磯
博康
睡眠時間別にみた 第70回日本公
朝食欠食並びに就 衆衛生学会総
寝前摂食と体重変 会
化との関連:CIRCS
2011年10月
秋田
示説
丸山広達
木山昌彦、佐藤眞
一、大平哲也、野
田博之、西村節
子、北村明彦、岡
田武夫、今野弘
規、中村正和、石
川善紀、黒川通
典、山岸良匡、磯
博康
睡眠時間別にみた 第70回日本公
朝食欠食並びに就 衆衛生学会総
寝前摂食と体重変 会
化との関連:CIRCS
2011年10月
秋田
ポスター
丸山皆子
大平哲也、今野弘
規、北村明彦、木
山昌彦、岡田武
夫、前田健次、山
岸良匡、野田博
之、嶋本喬、石川
善紀、磯博康
食事からの葉酸、 第21回日本疫
ビタミンB6、ビタ 学会学術総会
ミンB12摂取量と心
臓突然死発症との
関連:The
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
2011年1月
札幌
Maruyama M
Ohira T, Imano H,
Kitamura A,
Kiyama M, Okada
T, Maeda K,
Yamagishi K, Noda
H, Shimamoto T,
Ishikawa Y, Iso H
Maruyama M
丸山皆子
丸山皆子
The associations
of dietary
folate, vitamin
B6 and B12
intakes with risk
of sudden cardiac
death: The
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
Ohira T, Imano H, The association
Kitamura A,
of dietary
Kiyama M, Okada
folate, vitamin
T, Maeda K,
B6 and B12
Yamagishi K, Noda intakes with risk
H, Ishikawa Y,
of sudden cardiac
Shimamoto T, Iso death: the
H
Circulatory Risk
in Communities
Study (CIRCS)
木山昌彦、佐藤眞
一、山岸良匡、谷
川武、小林美智
子、嶽崎俊郎、岸
本拓治、白井ここ
ろ、緒方剛、磯博
康
木山昌彦、佐藤眞
一、山岸良匡、谷
川武、小林美智
子、嶽崎俊郎、岸
本拓治、白井ここ
ろ、緒方剛、磯博
康
19th IEA
2011年8月
World
Congress of
Epidemiology.
Edinburgh 示説
.UK
IEA World
Congress of
Epidemiology
2011
Edinburgh Poster
,
Scotland
2011年8月
離島・農村地域に 第70回 日本公 2011年10月
おける特定健診・ 衆衛生学会総
特定保健指導の実 会
施・達成状況の変
化とその要因分析
秋田
示説
離島・農村地域に 第70回日本公
おける特定健診・ 衆衛生学会総
特定保健指導の実 会
施・達成状況の変
化とその要因分析
秋田
ポスター
2011年10月
155
発表者
共同発表者
タイトル
学会名
開催年月
開催場所
種類
Koyama I
Iso H,Kiyama M,
Shimamoto T,
Ishikawa Y,
Nakamura M
Establishment of AACC
practical
procedure for
measurement of
total glycerides
by Isotope
Dilution/Gas
Chromatography/Ma
ss Spectrometry
at the Osaka
Medical Center
for Health
Science and
Promotion (CRMLN
lipid reference
laboratory)
2011年7月
Atlanta
ポスター
萩本明子
中村正和、増居志
津子、大島明
禁煙および再喫煙 第69回日本公
の推移とその要因: 衆衛生学会総
喫煙者の5年間追跡 会
調査結果から
2010年10月
東京
示説
中野裕紀
岡田武夫
健診における問診
業務のIT支援に
よる効率化に向け
た取り組み~問診
業務における障害
発生状況の調査及
びエンドユーザ作
成の電子問診票シ
ステムとベンダ健
診システムとの連
携~
2011年11月
鹿児島
示説
156
第31回医療情
報学連合大会
(第12回日本
医療情報学会
学術大会)
第4節
発表者
学術講演
講演会のタイトル
主催者名
開催年月
北村明彦
地域の健康課題解決に向けてのアプローチ研修
池田保健所
2010年7月
北村明彦
枚方保健所圏域 地域・職域連携協議会
枚方保健所
2010年7月
北村明彦
メタボ解消のワンポイントアドバイス
熊取町
2010年7月
北村明彦
メタボ・すっきり・ウォーキング
医師からの応援メッセージ
泉佐野市
2010年8月
北村明彦
健康づくりの基本について
泉佐野市
2010年9月
北村明彦
認知症予防のために何をどれだけ食べればいい
か
八尾市地域包括支援センター
ホーム太子堂
2010年9月
北村明彦
ウォーキングチャレンジ
医師からのワンポイントアドバイス
泉佐野市
2010年11月
北村明彦
健診の結果の見方・・ここがポイント!!
泉佐野市
2010年12月
北村明彦
食生活と認知症予防
大阪市住吉区社会福祉協議会
2010年12月
北村明彦
「井川町健康づくり管理指導委員会」
秋田県井川町
2011年2月
北村明彦
地域・職域連携に係る研修会岸和田市
国保の医療費分析の状況等の話題提供
岸和田保健所
2011年2月
北村明彦
メタボ・すっきり・ウォーキング 医師からの
最後の応援メッセージ
健康の維持、病気の予防のために気をつけたい
こと
泉佐野市
2011年2月
北村明彦
寝屋川市域地域・職域連携研修会 寝屋川市国
保の医療費分析の状況等の話題提供
寝屋川保健所
2011年2月
北村明彦
疫学研究と予防対策の現状からみた特定健診・
特定保健指導への考察
全国健康保険協会大阪支部
2011年2月
北村明彦
「地域保健と産業保健の情報交換と課題共有」
大阪府池田保健所
2011年2月
北村明彦
泉佐野保健所地域・職域連携会議
課題等の解決に向けて
泉佐野保健所
2011年3月
北村明彦
健診の結果の見方・・ここがポイント!!
泉佐野市
2011年3月
北村明彦
和泉保健所地域職域連絡会 地域ぐるみの健康
づくりの重要性
和泉市コミュニティセンター
2011年3月
北村明彦
「大阪府枚方保健所圏域 地域・職域連携推進
協議会」の提言と助言
大阪府枚方保健所
2011年7月
157
発表者
講演会のタイトル
主催者名
開催年月
木山昌彦
高血圧について
南高安健康教室OB会
2010年6月
木山昌彦
これからの健康管理について
OHS協議会
2010年7月
木山昌彦
食育フェスタ「めざせ食育マスター」
大阪府食育推進ネットワーク会 2010年8月
議
木山昌彦
高齢者のための夏期講座「これからの健康管理
について」
NPO法人ふれあいサポート
2010年8月
木山昌彦
企画セミナー「笑いと健康」
大阪府教育委員会
2010年8月
木山昌彦
企画セミナー「笑いと健康」
大阪府教育委員会
2010年8月
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年8月
木山昌彦
食育シンポジウム
2010年9月
木山昌彦
健康応援セミナー(大学生対象)
2010年9月
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
木山昌彦
「これからの健康管理について」
社団法人大阪ビルメンテナンス 2010年9月
協会
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年10月
木山昌彦
「これからの健康管理 栄養・運動・休養+α
を考えよう」
豊中市健康福祉部健康支援室
2010年10月
木山昌彦
「これからの健康管理について」
南高安健康教室OB会
2010年11月
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
財団法人大阪府老人クラブ連合 2010年12月
会
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2011年1月
木山昌彦
「これからの健康管理について 循環器疾患を
中心に」
大阪府吹田保健所
2011年2月
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2011年2月
158
2010年9月
発表者
講演会のタイトル
主催者名
開催年月
木山昌彦
受診団体説明会「笑いと健康」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2011年2月
木山昌彦
「生活習慣病予防について がんを含めた生活
習慣病についての基本知識および予防方法につ
いて正しく理解いたたく。」
アフラック大阪総合支社
2011年3月
木山昌彦
結果説明会「これからの健康管理について」
南高安健康教室OB会
2011年3月
木山昌彦
「これからの健康管理について」
茨木市老人クラブ連合会
2011年3月
木山昌彦
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2011年3月
木山昌彦
「これからの健康管理 栄養 運動 休養+α
を考えよう」
豊中市健康福祉部健康支援室
2011年9月
木山昌彦
「これからの健康管理について」
財団法人大阪府老人クラブ連合 2011年11月
会
中村正和
住友病院禁煙セミナー 「わが国の禁煙治療の現 財団法人住友病院
状と課題」
中村正和
京都産業保健推進センター研修会 「職場におけ 独立行政法人労働者健康福祉機 2010年5月
る効果的な禁煙推進のポイント」
構
京都産業保健推進センター
中村正和
産業医学専門講習会 「職場における喫煙対策」 財団法人産業医学振興財団
2010年7月
中村正和
三重県特定健診・特定保健指導実践者育成研修
会「たばこの最新知識と禁煙支援・治療の実
際」
三重県健康福祉部
2010年9月
中村正和
特定健診・特定保健指導実践者育成研修会「た
ばこ・アルコールに関する保健指導」
富山県保険者協議会
2010年9月
中村正和
がん予防キャンペーン大阪2010 シンポジウム
「肺がん予防~個人としてできること、社会と
してするべきこと~」
「がん予防キャンペーン大阪」 2010年10月
実行委員会
中村正和
健康21推進宇治大会講演「生活習慣病の最前線
~メタボと喫煙について~」
財団法人健康・体力づくり事業 2010年10月
財団
中村正和
栃木県健康づくり研修「喫煙率低下を目指して
~ライフステージ別アプローチ法について考え
る(成人編)~」
社会福祉法人 とちぎ健康福祉 2010年12月
協会
中村正和
秋田県保健指導実践者・減塩推進指導者研修会
「効果的な禁煙指導について」
秋田県健康福祉部
2010年4月
2011年3月
159
発表者
講演会のタイトル
主催者名
開催年月
中村正和
京都産業保健推進センター研修会 「職場におけ 独立行政法人労働者健康福祉機 2011年5月
る効果的な禁煙推進のポイント」
構
京都産業保健推進センター
中村正和
厚生労働省 世界禁煙デー記念シンポジウム「自 厚生労働省健康局
治体の受動喫煙防止対策の推進を目指して」
2011年5月
中村正和
三重県特定健診・特定保健指導実践者育成研修
会「たばこの最新知識と禁煙支援・治療の実
際」
三重県健康福祉部
2011年7月
中村正和
富山県特定健診・特定保健指導実践者育成研修
会「たばこ・アルコールに関する保健指導」
富山県保険者協議会
富山県厚生部厚生企画課
2011年9月
中村正和
健康講話「労働衛生の3管理からみる喫煙問
題」
㈱椿本チエイン
京田辺工場
2011年10月
中村正和
今後の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期
発見のあり方について
全国厚生農業協同組合連合会
2011年11月
岡田武夫
「日本CKDコホート研究会ミネソタコード化会議 協和発酵キリン株式会社
の専門的助言」
2010年9月
岡田武夫
「日本CKDコホート研究会心機能論文化会議の専 協和発酵キリン株式会社
門的助言」
2011年2月
岡田武夫
日本CKDコホート(CKD-JAC)研究会年次報告会 協和発酵キリン株式会社
専門的助言
2011年2月
岡田武夫
日本CKDコホート研究会心機能中央評価会議
に出席し、専門的な立場から研究に関する助言
を行う。
協和発酵キリン株式会社
2011年7月
岡田武夫
「がんばれば良いことがある? 生活指導の現
場から」
東リ健康保険組合
2011年7月
岡田武夫
「生活習慣改善セミナー」
株式会社法研関西
2011年7月
岡田武夫
健康セミナー「動脈硬化の裏でうごめくもの
悪い生活習慣は何か?」
健康保険組合連合会大阪連合会 2011年8月
岡田武夫
産官学食育実践演習「食生活の変遷と生活習慣
病」
2011年9月
岡田武夫
平成23年度認知症予防インストラクター養成講 NPO法人生きがい大阪
座 講義1 基調講演「認知症の基礎知識とその
予防法」
2011年11月
160
発表者
講演会のタイトル
主催者名
開催年月
井戸正利
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年7月
清水悠路
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年11月
梅沢光政
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年4月
梅沢光政
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年5月
梅沢光政
「ゲンキープ健康応援セミナー」
カゴメ株式会社
大阪府立健康科学センター
2010年6月
梅沢光政
「メタボを自分で治すために」
椿本チエイン健康保険組合
2010年8月
大平哲也
生きがいフォーラム「いつかは誰でもおひとり
さま」
NPO法人生きがい大阪
2011年2月
大平哲也
「河内長野市自殺緊急強化事業「笑いと健康」
河内長野市立保健センター
2011年3月
大平哲也
「笑いと健康について」
城東区食生活改善推進員協議会 2011年4月
大平哲也
健康に関する内容の講演
大阪府赤十字血液センター
2011年7月
大平哲也
「笑いと健康・認知症予防」~笑いはストレス
と病気を予防するか~
株式会社アステム
2011年9月
山崎和美
八木英子
河中弥生子
「こんどこそ!メタボ脱出大作戦!!」
椿本チエイン健康保険組合
2010年8月
西村節子
公衆栄養臨地実習「健康科学センターにおける
栄養改善業務
大阪府健康医療部
2010年8月
西村節子
行政(大阪府)による食育の実践的演習
相愛大学人間発達学部発達栄養 2010年9月
科
西村節子
「食生活をチェックしてみよう」
大阪国民健康保険団体連合会
西村節子
「体脂肪を減らす食事について」
相愛大学人間発達学部発達栄養 2010年10月
科
西村節子
「かしこく食べて、すっきりスリム」
大阪国民健康保険団体連合会
2010年12月
西村節子
岡田武夫
行政(大阪府)による食育の実践的演習
相愛大学人間発達栄養学科
2011年9月
西村節子
「食事改善大作戦」
相愛大学人間発達栄養学科
2011年10月
河中弥生子
「今日から始めるあなたの健康づくり」
関西学院保健館
2011年3月
増居志津子
禁煙講習会「卒煙講習会-上手にタバコを卒業す 大阪狭山市政策調整室
るために」
2010年10月
2010年5月
161
発表者
講演会のタイトル
主催者名
開催年月
増居志津子
愛知県特定健診・保健指導研修会「生活習慣病
予防に関する保健指導」
増居志津子
多治見市禁煙セミナー「禁煙支援のための効果 ファイザー株式会社
的なアプローチ ~実践に活かせるスキルを学ぶ
~」
2010年8月
増居志津子
市民公開セミナー「受動喫煙防止の知識と最新
情報 ~禁煙支援のための導入編~」
多治見市保健センター
2010年8月
増居志津子
府立学校衛生管理者等研修会「喫煙の健康影響
と上手な禁煙の方法」
大阪府教育委員会事務局教育振 2010年12月
興室
増居志津子
特定健診・保健指導研修会「たばこに関する保
健指導」
福岡県保健医療介護部健康増進 2011年1月
課
増居志津子
禁煙支援研修会および担当者連絡会「あなたも
たばこをやめられる!」
静岡県東部健康福祉センター
増居志津子
禁煙セミナー「失敗しない禁煙方法」
三洋電機株式会社エナジーデバ 2011年10月
イスカンパニー
増居志津子
禁煙講習会「失敗しない禁煙のすすめ方」
関西電力株式会社大阪南電力所 2011年10月
増居志津子
禁煙講習会「失敗しない禁煙のすすめ方」
関西電力株式会社大阪南電力所 2011年11月
162
財団法人愛知県健康づくり振興 2010年5月
事業団
2011年1月
第5節
氏 名
研究班活動
研究者種類
研究班の分類
研究班の課題名
嶋本 喬 主任研究者
日本フルハップ研究助成
中小企業経営者・従業員における心理的健康の維
持、増進を目的としたストレスドックの開発につ
いての調査研究
飯田 稔 主任研究者
日本フルハップ研究助成
中小企業の疾病動向の動態調査と早期発見・早期
診断に関わる調査研究
中小企業経営者・従業員における身体・心理的健
康のセルフケアを目的とした効果的な介入方法・
健康指導に関する調査研究
北村明彦
主任研究者
日本フルハップ研究助成
北村明彦
研究代表者
(北村班)
文部科学研究費補助金基盤研究 粥状硬化と細動脈硬化の進展に及ぼす生活習慣・
B
危険因子の影響に関するコホート研究
(北村班)
北村明彦
研究分担者
(今野班)
北村明彦
研究分担者
(西田班)
北村明彦
研究分担者
(桜井班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(今野班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(西田班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(桜井班)
北村明彦
研究分担者
(崔班)
文部科学研究費補助金基盤研究 循環器疾患予防における中心動脈圧の測定意義に関
C
する疫学研究
(崔班)
北村明彦
研究分担者
(岡田班)
循環器疾患危険因子として大動脈石灰化・大動脈径
の測定意義についての疫学研究
北村明彦
研究分担者
(藤田班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(岡田班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(藤田班)
北村明彦
研究分担者
(大平班)
我が国の高血圧に及ぼす身体・心理・社会的危険
因子の時代的変遷と予防法に関する研究
北村明彦
研究分担者
(磯班)
北村明彦
研究分担者
(川崎班)
北村明彦
研究代表者
(北村班)
文部科学研究費補助金基盤研究
B
(大平班)
文部科学研究費補助金基盤研究
A
(磯班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(川崎班)
文部科学研究費補助金萌芽研究
(北村班)
北村明彦
研究分担者
(谷川班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病 睡眠呼吸障害による生活習慣病に関する医療情報提
等生活習慣病対策総合研究事業 供とその効果の評価
(谷川班)
北村明彦
研究分担者
(門脇班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病 特定健診・保健指導におけるメタボリックシンドローム
等生活習慣病対策総合研究事業 の診断・管理のエビデンス創出に関する横断・縦断研
(門脇班)
究
北村明彦
研究分担者
(岡村班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病 大規模コホート共同研究の発展による危険因子管理
等生活習慣病対策総合研究事業 の優先順位の把握と個人リスク評価に関するエビデン
(岡村班)
スの構築
心臓突然死の発症率とそのリスクファクターに関する疫
学研究
冷え性と生活習慣・生活習慣病との関連、及びその介
入方法に関する研究
睡眠呼吸障害が頸動脈硬貨の進展におよぼす影響に
関するコホート研究
ノルディックウォーキングが高分子アディポネクチンに
与える影響:ランダム化比較試験
社会心理要因から循環器疾患に至るプロセス解明
のための社会・健康科学融合研究
網膜血管に基づく網膜疾患発症予測システムの構
築
脳卒中の発症予測のための新しい眼底検査解析法
の開発
163
氏 名
研究者種類
研究班の分類
研究班の課題名
北村明彦
研究分担者
(青沼班)
厚生労働省科学研究費補助金難 心電図健診による長期にわたる疫学調査
治性疾患克服研究事業
(青沼班)
北村明彦
主任研究者
公益信託日本動脈硬化予防研究 大阪府八尾市南高安地区における動脈硬化性疾患の
基金研究
動向と新しい動脈硬化評価法の開発
木山昌彦
研究分担者
(大平班)
文部科学研究費補助金萌芽研究 新しい健康指標としての笑いの頻度の測定意識に
関する研究
木山昌彦
研究代表者
(木山班)
木山昌彦
研究分担者
(磯班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(木山班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病
等生活習慣病対策総合研究事業
(磯班)
木山昌彦
研究分担者
(岡村班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病 未受診者対策を含めた健診・保健指導を用いた循環
等生活習慣病対策総合研究事業 器疾患予防のための地域保健メデイカルパスの開発と実
(岡村班)
践に関する研究
木山昌彦
研究分担者
(宮本班)
循環器病研究委託費(宮本班)
木山昌彦
主任研究者
公益信託日本動脈硬化予防研究 都市(大阪)勤務者における動脈硬化性疾患の動向に
基金研究
関するコホート研究
中村正和
研究代表者
厚生労働科学研究費補助金第3
次対がん総合戦略研究事業
中村正和
研究分担者
厚生労働科学研究費補助金循環 喫煙に関する環境の整備および目標設定に関する研
器疾患・糖尿病等生活習慣病対 究
策総合研究事業
中村正和
研究分担者
厚生労働科学研究費補助金循環 システマティックレビューによるたばこの健康影響に関
器疾患・糖尿病等生活習慣病対 する新たな科学的証拠の創出に関する研究
策総合研究事業
中村正和
研究分担者
厚生労働科学研究費補助金循環 喫煙習慣に着目した保健指導の効果の検討
器疾患・糖尿病等生活習慣病対
策総合研究事業
中村正和
研究分担者
国立がん研究センターがん研究 医師会を通した禁煙治療の効果的な普及方策の確立
開発費
に関する研究
中村正和
研究分担者
厚生労働科学研究費補助金循環 自治体レベルでのたばこ規制・対策のモニタリングに
器疾患・糖尿病等生活習慣病対 関する研究
策総合研究事業
中村正和
研究分担者
厚生労働科学研究費補助金循環 喫煙習慣に着目した保健指導の効果の検討
器疾患・糖尿病等生活習慣病対
策総合研究事業
中村正和
研究協力者
国立がん研究センターがん研究 医師による禁煙治療の指導者研修法のがん専門医療
開発費
機関への適用と評価に関する研究
岡田武夫
研究分担者
(青沼班)
厚生労働省科学研究費補助金難 心電図健診による長期にわたる疫学調査
治性疾患克服研究事業(青沼班)
164
食行動、身体活動、社会心理要因とメタボリック
シンドローム発症に関するコホート研究
離島・農村地域における生活習慣病対策の環境整備
とその評価に関する研究
20公-6肥満を伴わない循環器疾患危険因子集積者を
対象とした非薬物療法の開発
発がんリスクの低減に資する効果的な禁煙推進のため
の環境整備と支援方策の開発ならびに普及のための
制度化に関する研究
氏 名
研究者種類
研究班の分類
研究班の課題名
岡田武夫
研究代表者
(岡田班)
文部科学研究費補助金萌芽研究 循環器危険因子としての心臓周囲脂肪の測定意義
(岡田班)
についての疫学研究
岡田武夫
研究代表者
(岡田班)
文部科学研究費補助金基盤研究 循環器危険因子としての大動脈石灰化・大動脈径
C(岡田班)
の測定意義についての疫学研究
岡田武夫
主任研究者
財団法人いきいき健康増進財団
ITを用いた特定保健指導の成果の評価と改善点の探
究
岡田武夫
主任研究者
日本フルハップ研究助成
健診データを活用するための考察
前田健次
研究分担者
(北村班)
文部科学研究費補助金基盤研究 粥状硬化と細動脈硬化の進展に及ぼす生活習慣・
B
危険因子の影響に関するコホート研究
(北村班)
前田健次
研究分担者
(木山班)
文部科学研究費補助金基盤研究 食行動、身体活動、社会心理要因とメタボリック
C
シンドローム発症に関するコホート研究
(木山班)
前田健次
研究分担者
(岡村班)
循環器病研究委託費(岡村班)
前田健次
主任研究者
公益信託日本動脈硬化予防研究 肥満を伴わない循環器疾患危険因子集積者におけ
基金研究
るライフスタイル問題点の寄与度
清水悠路
主任研究者
公益信託日本動脈硬化予防研究 肥満を伴わない循環器疾患危険因子集積者におけ
基金研究
るライフスタイル問題点の寄与度
清水悠路
研究分担者
(磯班)
文部科学研究費補助金萌芽研究 インスリン抵抗性と分泌能のメタボリックシンド
(磯班)
ローム、循環器疾患発症に対する影響
川崎良
研究代表者
(川埼班)
川崎良
研究分担者
(北村班)
文部科学研究費補助金基盤研究
C
(川崎班)
文部科学研究費補助金萌芽研究
(北村班)
中村雅一
研究分担者
(吉池班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病 健康増進施策推進・評価のための健康・栄養モニタリ
等生活習慣病対策総合研究事業 ングシステムの構築
(吉池班)
中村雅一
検討会委員
HECTEF(福祉・医療技術振興
会)自主事業
中村雅一
研究協力者
厚生労働省科学研究費補助金循 脳血管疾患の再発に対する高脂血症治療薬
環器疾患等生活習慣病対策総合 HMG-CoA還元酵素薬の予防効果に関する研究
研究事業
中村雅一
研究協力者
文部科学研究費補助金(奨励研
究)
中村雅一
研究協力者
公益信託日本動脈硬化予防研究 動脈硬化予防研究に関する複合研究
基金研究
西村節子
研究分担者
(武見班)
厚生労働省循環器疾患・糖尿病 生活習慣病対策における行動変容を効果的に促す食
等生活習慣病対策総合研究事業 生活支援の手法に関する研究
(武見班)
20公-6肥満を伴わない循環器疾患危険因子集積者を
対象とした非薬物療法の開発
網膜血管に基づく網膜疾患発症予測システムの構
築
脳卒中の発症予測のための新しい眼底検査解析法
の開発
LDL-C RMS技術検討会
LDLコレステロールの基準分析法の確立における
CDC/CRMLNによる評価
小児生活習慣病、特に小児肥満と小児動脈硬化
病変との関連に関する研究
165
(資料1)
2010 年度
健康度測定コース受診者
基本統計
性別
男性
女性
計
-39歳
2483
2101
4584
40-49歳
1995
1220
3215
50-59歳
1646
983
2629
60-69歳
1133
965
2098
70-歳
532
661
1193
計
7789
5930
13719
団体
南高安地区
フォロー事業所
医療機関
その他
計
-39歳
111
2180
883
1410
4584
40-49歳
251
1808
349
807
3215
50-59歳
268
1324
262
775
2629
60-69歳
725
350
100
923
2098
70-歳
618
5
13
557
1193
計
1973
5667
1607
4472
13719
男性
団体
南高安地区
フォロー事業所
医療機関
その他
計
-39歳
25
1392
170
896
2483
40-49歳
67
1316
92
520
1995
50-59歳
76
1018
89
463
1646
60-69歳
259
317
41
516
1133
70-歳
269
3
9
251
532
計
696
4046
401
2646
7789
女性
団体
南高安地区
フォロー事業所
医療機関
その他
計
-39歳
86
788
713
514
2101
40-49歳
184
492
257
287
1220
50-59歳
192
306
173
312
983
60-69歳
466
33
59
407
965
70-歳
349
2
4
306
661
計
1277
1621
1206
1826
5930
男性
喫煙
-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-歳
計
1243
659
421
220
127
2670
吸う
計
418
822
2483
652
684
1995
695
530
1646
599
314
1133
318
87
532
2682
2437
7789
喫煙
-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-歳
計
1676
929
769
884
629
4887
217
208
2101
154
137
1220
101
113
983
51
30
965
21
11
661
544
499
5930
-39歳
32
2451
2483
40-49歳
172
1823
1995
50-59歳
352
1294
1646
60-69歳
386
747
1133
70-歳
245
287
532
計
1187
6602
7789
-39歳
7
2094
2101
40-49歳
31
1189
1220
50-59歳
121
862
983
60-69歳
265
700
965
70-歳
328
333
661
計
752
5178
5930
過去を含めて、ほとんど吸ったこ
とがない
現在吸わないが、過去に吸った
女性
過去を含めて、ほとんど吸ったこ
とがない
現在吸わないが、過去に吸った
吸う
計
男性
高血圧治療中
現在治療中、断続治療中のみ
はい
いいえ
計
女性
高血圧治療中
現在治療中、断続治療中のみ
はい
いいえ
計
166
男性
糖尿病治療中
現在治療中、断続治療中のみ
-39歳
8
2475
2483
40-49歳
43
1952
1995
50-59歳
94
1552
1646
60-69歳
103
1030
1133
70-歳
66
466
532
計
314
7475
7789
-39歳
1
2100
2101
40-49歳
7
1213
1220
50-59歳
26
957
983
60-69歳
42
923
965
70-歳
48
613
661
計
124
5806
5930
-39歳
15
2468
2483
40-49歳
85
1910
1995
50-59歳
168
1478
1646
60-69歳
143
990
1133
70-歳
89
443
532
計
500
7289
7789
はい
いいえ
計
-39歳
4
2097
2101
40-49歳
19
1201
1220
50-59歳
88
895
983
60-69歳
239
726
965
70-歳
234
427
661
計
584
5346
5930
脳卒中治療中
定期検査を含む
-39歳
40-49歳
2
1993
1995
50-59歳
9
1637
1646
60-69歳
9
1124
1133
70-歳
13
519
532
計
33
7756
7789
2101
2101
40-49歳
1
1219
1220
50-59歳
2
981
983
60-69歳
6
959
965
70-歳
8
653
661
計
17
5913
5930
はい
いいえ
計
-39歳
1
2482
2483
40-49歳
9
1986
1995
50-59歳
22
1624
1646
60-69歳
34
1099
1133
70-歳
26
506
532
計
92
7697
7789
虚血性心疾患
定期検査を含む
-39歳
40-49歳
2101
2101
1220
1220
50-59歳
2
981
983
60-69歳
7
958
965
70-歳
9
652
661
計
18
5912
5930
-39歳
157
1751
478
97
2483
40-49歳
27
1255
605
107
1994
50-59歳
33
1063
483
63
1642
60-69歳
28
736
340
23
1127
70-歳
23
351
147
9
530
計
268
5156
2053
299
7776
はい
いいえ
計
女性
糖尿病治療中
現在治療中、断続治療中のみ
はい
いいえ
計
男性
脂質異常症治療中
現在治療中、断続治療中のみ
はい
いいえ
計
女性
男性
脂質異常症治療中
現在治療中、断続治療中のみ
はい
いいえ
計
女性
脳卒中治療中
定期検査を含む
はい
いいえ
計
男性
女性
虚血性心疾患
定期検査を含む
はい
いいえ
計
男性
BMI(kg/㎡)
-18.4
18.5-24.9
25.0-29.9
30.0計
2483
2483
-39歳
167
女性
BMI(kg/㎡)
-18.4
18.5-24.9
25.0-29.9
30.0計
-39歳
526
1404
106
47
2083
40-49歳
145
897
141
26
1209
50-59歳
88
714
146
27
975
60-69歳
60
655
215
34
964
70-歳
41
422
165
21
649
計
860
4092
773
155
5880
男性
最大血圧(mmHg)
-119
120-129
130-139
140-159
160-179
180計
-39歳
1690
513
166
51
8
1
2429
40-49歳
1126
463
244
114
10
2
1959
50-59歳
684
431
284
200
29
60-69歳
357
313
250
169
29
5
1123
70-歳
159
155
115
88
10
4
531
計
4016
1875
1059
622
86
12
7670
最大血圧(mmHg)
-119
120-129
130-139
140-159
160-179
180計
-39歳
1916
138
27
13
2
1
2097
40-49歳
950
152
64
46
6
1
1219
50-59歳
549
240
111
68
15
983
60-69歳
383
284
153
122
20
3
965
70-歳
193
221
114
116
13
4
661
計
3991
1035
469
365
56
9
5925
男性
最小血圧(mmHg)
-79
80-84
85-89
90-99
100-109
110計
-39歳
2095
166
99
43
22
4
2429
40-49歳
1291
251
229
134
38
16
1959
50-59歳
927
256
253
143
44
5
1628
60-69歳
704
176
156
69
16
2
1123
70-歳
416
58
35
16
5
1
531
計
5433
907
772
405
125
28
7670
女性
最小血圧(mmHg)
-79
80-84
85-89
90-99
100-109
110計
-39歳
2003
61
17
11
5
50-59歳
747
106
79
39
10
2
983
60-69歳
738
115
75
33
4
2097
40-49歳
1052
69
55
32
9
2
1219
965
70-歳
562
49
30
17
2
1
661
計
5102
400
256
132
30
5
5925
総コレステロール(mg/dL)
-129
130-149
150-199
200-219
220計
-39歳
29
160
1019
336
318
1862
40-49歳
10
66
824
457
575
1932
50-59歳
11
43
668
387
507
1616
60-69歳
8
32
459
270
350
1119
70-歳
10
17
240
153
111
531
計
68
318
3210
1603
1861
7060
女性
男性
168
1628
女性
総コレステロール(mg/dL)
-129
130-149
150-219
220-239
240計
-39歳
27
213
1513
135
59
1947
40-49歳
6
37
872
151
137
1203
50-59歳
1
6
428
245
294
974
60-69歳
1
8
446
232
277
964
70-歳
3
15
386
117
140
661
計
38
279
3645
880
907
5749
男性
HDLコレステロール(mg/dL)
-34
35-39
40計
-39歳
28
94
1746
1840
40-49歳
43
113
1783
1896
50-59歳
32
92
1494
1586
60-69歳
26
63
1030
1093
70-歳
5
21
505
526
計
134
383
6558
6941
HDLコレステロール(mg/dL)
-39歳
50-59歳
1
9
965
974
60-69歳
70-歳
6
1953
1959
40-49歳
2
5
1201
1206
11
953
964
10
651
661
計
3
41
5723
5764
-39歳
1091
149
53
1293
40-49歳
1052
237
132
1421
50-59歳
852
202
87
1141
60-69歳
602
120
39
761
70-歳
291
41
8
340
計
3888
749
319
4956
-39歳
526
18
31
575
40-49歳
456
21
41
518
50-59歳
423
20
34
477
60-69歳
322
11
25
358
70-歳
179
8
4
191
計
1906
78
135
2119
-39歳
1299
16
4
1319
40-49歳
795
39
9
843
50-59歳
626
60
8
694
60-69歳
554
67
13
634
70-歳
397
36
5
438
計
3671
218
39
3928
-149
150-249
250計
-39歳
637
1
2
640
40-49歳
357
4
4
365
50-59歳
274
2
5
281
60-69歳
318
4
8
330
70-歳
214
6
3
223
計
1800
17
22
1839
空腹(食後4時間以上)
血糖値(mg/dL)
-39歳
40-49歳
60-69歳
70-歳
1121
286
6
1413
995
546
35
1576
50-59歳
1
603
611
80
1294
479
407
56
942
251
202
25
478
計
1
3449
2052
202
5703
女性
-34
35-39
40計
男性
空腹時(食後8時間以上)
トリグリセライド(mg/dL)
-149
150-249
250計
男性
食後8時間未満
トリグリセライド(mg/dL)
-149
150-249
250計
女性
空腹時(食後8時間以上)
トリグリセライド(mg/dL)
-149
150-249
250計
女性
男性
食後8時間未満
トリグリセライド(mg/dL)
-59
60-100
100-139
140計
169
男性
空腹(食後4時間未満)
血糖値(mg/dL)
-59
60-100
100-139
140計
女性
空腹(食後4時間以上)
血糖値(mg/dL)
-59
60-100
100-139
140-
女性
空腹(食後4時間未満)
血糖値(mg/dL)
-59
60-100
100-139
140-
-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-歳
計
278
133
19
430
1
170
144
33
347
132
153
32
317
1
68
71
35
174
12
29
12
53
2
660
530
131
1321
-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-歳
計
1477
67
1
1545
907
112
7
1026
659
185
18
862
612
233
30
875
389
209
19
617
4044
806
75
4925
-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-歳
計
287
61
2
350
128
37
3
168
81
22
5
108
56
23
6
85
15
20
9
44
567
163
25
755
男性
HbA1c(%)
-4.3
4.4-5.8
5.9-6.4
6.5-6.9
7.0計
-39歳
70
1531
5
2
8
1616
40-49歳
35
1805
41
16
34
1931
50-59歳
26
1421
81
35
53
1616
60-69歳
15
931
96
36
41
1119
70-歳
1
439
53
18
20
531
計
147
6127
276
107
156
6813
女性
HbA1c(%)
-4.3
4.4-5.8
5.9-6.4
6.5-6.9
7.0計
-39歳
103
1755
3
1
1862
40-49歳
35
1150
7
5
6
1203
50-59歳
8
915
20
6
25
974
60-69歳
4
872
48
19
21
964
70-歳
2
574
56
11
18
661
計
152
5266
134
41
71
5664
男性
血圧高値
なし
あり
計
-39歳
2133
296
2429
40-49歳
1378
581
1959
50-59歳
850
778
1628
60-69歳
456
667
1123
70-歳
178
353
531
計
4995
2675
7670
女性
血圧高値
なし
あり
計
-39歳
2039
58
2097
40-49歳
1071
148
1219
50-59歳
701
282
983
60-69歳
513
452
965
70-歳
229
432
661
計
4553
1372
5925
170
男性
血糖高値
なし
あり
計
女性
血糖高値
なし
あり
計
男性
脂質異常
なし
あり
計
女性
脂質異常
なし
あり
計
-39歳
1932
27
1959
40-49歳
1142
66
1208
50-59歳
824
151
975
60-69歳
660
304
964
70-歳
395
266
661
計
4953
814
5767
男性
メタボリックシンドローム
あり
予備軍
なし
計
-39歳
210
459
1077
1746
40-49歳
545
694
676
1915
50-59歳
709
592
307
1608
60-69歳
587
357
172
1116
70-歳
288
191
52
531
計
2339
2293
2284
6916
女性
メタボリックシンドローム
あり
予備軍
なし
計
-39歳
40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-歳
1420
1089
644
409
173
423
835
968
708
358
1843
1924
1612
1117
531
-39歳
1711
184
1895
70-歳
222
439
661
計
3776
1904
5680
-39歳
40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-歳
1576
1438
1149
797
385
292
501
469
322
146
1868
1939
1618
1119
531
計
5345
1730
7075
-39歳
14
217
1483
1714
40-49歳
901
293
1194
40-49歳
84
318
786
1188
50-59歳
548
422
970
50-59歳
212
372
386
970
60-69歳
394
566
960
計
3735
3292
7027
60-69歳
425
335
200
960
70-歳
395
196
69
660
計
1130
1438
2924
5492
171
(資料2)
数値表
参照:第4章
調査・研究成果
<地域職域の実態把握、モニタリング>
第1節
大阪府下住民・勤務者の最近 10 年間の身体所見、生活習慣の動向
表1 性別年代別の人数
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表2
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
66
68
78
65
72
94
94
57
66
67
135
116
120
112
108
137
120
78
82
76
271
282
312
318
296
331
338
256
277
259
141
158
183
179
191
200
207
194
213
227
613
624
693
674
667
762
759
585
638
629
654
894
887
965
922 1113 1129 1160 1130
965
1278 1208 1213 1221 1188 1312 1386 1465 1502 1410
1425 1294 1246 1229 1149 1295 1260 1256 1257 1087
3357 3396 3346 3415 3259 3720 3775 3881 3889 3462
202
209
215
206
216
252
247
156
162
184
441
422
403
376
350
369
320
217
218
192
462
488
534
507
534
548
524
451
482
466
181
193
214
216
233
260
281
242
275
306
1286 1312 1366 1305 1333 1429 1372 1066 1137 1148
142
296
314
384
406
430
439
451
443
375
231
269
301
425
508
474
506
516
568
482
186
201
211
228
264
292
293
284
334
263
559
766
826 1037 1178 1196 1238 1251 1345 1120
単位:人
BMI 平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
172
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
計
30歳代
40歳代
50歳代
計
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
計
30歳代
40歳代
50歳代
計
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
23.8
24.0
24.4
23.9
23.9
24.2
23.7
23.4
23.8
24.0
24.1
24.2
24.1
24.3
23.9
24.0
24.2
23.5
24.0
23.7
23.9
23.9
24.0
24.0
23.9
23.6
23.8
23.7
23.7
23.9
23.3
23.5
23.3
23.3
23.4
23.5
23.4
23.4
23.4
23.5
23.8
23.9
23.8
23.6
23.7
23.7
23.6
23.5
23.5
23.4
23.6
23.9
24.1
24.1
24.2
24.2
24.2
24.4
24.2
24.3
23.4
23.6
23.7
23.7
23.8
23.7
23.7
23.7
23.8
23.9
22.1
22.3
22.1
22.1
22.1
22.1
22.2
22.0
21.9
21.8
22.5
22.8
22.7
22.6
22.5
22.4
22.3
22.4
22.3
22.1
23.0
23.1
22.9
22.9
22.7
22.7
22.6
22.5
22.4
22.6
23.1
23.2
23.4
23.3
22.7
22.7
22.8
22.7
22.8
22.9
21.1
20.6
20.9
21.0
21.1
21.0
20.7
20.7
20.8
20.6
22.7
22.2
21.9
21.8
21.9
21.8
21.7
21.7
21.5
21.4
22.8
22.7
22.6
22.5
22.4
22.2
22.3
22.4
22.3
22.3
単位:kg/㎡
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.01
P<0.001
P<0.05
N.S.
P<0.001
P<0.05
表3-1
BMI 階層別割合の年次推移(男性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
男性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
1.5
4.6
15.2
16.7
28.8
30.3
3.0
6.1
60.6
33.3
3.0
3.7
8.2
22.2
26.7
34.1
2.2
6.7
57.0
36.3
1.5
5.5
10.3
21.0
30.6
29.2
1.9
7.0
62.0
31.0
2.9
7.1
11.4
24.3
30.7
21.4
2.1
10.0
66.4
23.6
3.5
9.5
13.6
16.4
25.1
26.9
5.1
13.0
55.1
32.0
3.0
6.7
14.2
20.5
26.9
25.4
3.4
9.7
61.6
28.7
3.0
7.0
13.6
20.8
29.1
25.3
1.3
10.0
63.5
26.5
1.5
2.9
19.1
11.8
29.4
30.9
4.4
4.4
60.3
35.3
1.7
2.6
9.5
19.0
30.2
35.3
1.7
4.3
58.6
37.1
2.5
5.7
10.4
17.1
28.9
33.6
1.8
8.2
56.4
35.4
0.7
7.1
12.9
23.9
28.4
25.2
1.9
7.8
65.2
27.1
3.0
6.8
15.4
16.3
25.4
27.9
5.2
9.8
57.2
33.0
2.2
6.7
11.4
19.3
26.6
30.3
3.6
8.9
57.3
33.9
3.3
5.0
12.6
20.7
29.9
26.8
1.7
8.4
63.2
28.5
1.3
6.4
12.8
10.3
26.9
37.2
5.1
7.7
50.0
42.3
0.8
6.7
10.0
14.2
31.7
34.2
2.5
7.5
55.8
36.7
2.2
4.8
9.6
17.6
31.7
31.7
2.2
7.1
59.0
34.0
2.2
8.3
13.3
26.5
23.2
24.9
1.7
10.5
63.0
26.5
3.3
8.0
13.3
20.6
22.4
28.0
4.4
11.3
56.4
32.4
2.2
5.0
12.0
18.6
26.6
31.4
4.2
7.3
57.1
35.6
2.7
5.6
12.3
18.4
30.9
28.4
1.8
8.2
61.6
30.2
4.6
4.6
9.2
15.4
32.3
30.8
3.1
9.2
56.9
33.9
1.8
6.3
6.3
17.0
30.4
35.7
2.7
8.0
53.6
38.4
1.6
5.7
12.3
14.8
29.6
33.7
2.5
7.2
56.6
36.2
1.1
8.0
15.3
23.9
26.1
24.4
1.1
9.1
65.3
25.6
2.8
8.0
16.7
18.6
25.1
25.0
3.9
10.8
60.3
28.9
1.9
6.1
12.4
18.7
24.9
31.0
5.1
8.0
55.9
36.0
2.9
5.2
12.4
18.2
29.7
29.9
1.7
8.1
60.3
31.6
4.2
5.6
12.5
19.4
26.4
25.0
6.9
9.7
58.3
31.9
2.8
6.5
9.3
20.4
30.6
29.6
0.9
9.3
60.2
30.6
2.7
4.4
12.5
17.6
30.2
29.2
3.4
7.1
60.3
32.5
2.1
7.4
17.5
20.6
23.3
27.5
1.6
9.5
61.4
29.1
2.2
7.6
14.2
19.9
26.6
25.2
4.5
9.8
60.6
29.6
1.7
6.2
12.1
17.0
27.4
30.7
5.0
7.9
56.5
35.7
3.1
5.2
12.1
18.8
29.8
29.2
1.8
8.3
60.7
31.0
1.1
4.3
12.8
20.2
29.8
26.6
5.3
5.3
62.8
31.9
1.5
4.4
11.0
20.4
29.2
31.4
2.2
5.8
60.6
33.6
2.1
6.3
11.8
20.9
28.1
29.3
1.5
8.5
60.7
30.8
2.0
6.6
15.8
17.9
32.7
22.5
2.6
8.7
66.3
25.0
2.3
6.6
15.0
21.5
25.2
25.6
3.8
8.9
61.7
29.4
1.5
5.3
12.5
18.8
24.9
32.4
4.7
6.8
56.1
37.1
2.7
5.9
13.8
18.0
28.7
28.8
2.1
8.6
60.6
30.9
3.2
10.6
12.8
17.0
26.6
23.4
6.4
13.8
56.4
29.8
2.5
5.0
10.8
14.2
28.3
35.0
4.2
7.5
53.3
39.2
3.0
5.3
12.2
15.4
31.8
30.9
1.5
8.3
59.4
32.3
1.9
5.8
19.3
15.5
29.5
26.6
1.5
7.7
64.3
28.0
2.7
7.5
17.4
20.9
23.2
24.4
4.0
10.2
61.5
28.4
1.4
5.3
12.7
19.7
24.6
31.6
4.6
6.8
57.0
36.2
2.9
6.5
13.4
17.5
28.6
28.5
2.6
9.4
59.6
31.0
1.8
7.0
12.3
24.6
31.6
22.8
0.0
8.8
68.4
22.8
2.6
10.3
16.7
19.2
20.5
25.6
5.1
12.8
56.4
30.8
2.3
6.6
10.9
20.7
27.0
30.1
2.3
9.0
58.6
32.4
2.6
6.3
17.2
16.7
30.7
26.0
0.5
8.9
64.6
26.6
3.0
9.2
15.1
20.9
24.4
23.0
4.3
12.3
60.4
27.4
1.0
5.2
13.1
18.2
25.4
31.0
6.1
6.2
56.7
37.1
2.6
5.8
13.4
19.8
27.2
28.1
3.0
8.5
60.4
31.2
1.5
7.6
10.6
18.2
33.3
25.8
3.0
9.1
62.1
28.8
1.2
4.9
15.9
17.1
25.6
31.7
3.7
6.1
58.5
35.4
1.8
7.6
13.0
14.4
32.5
29.2
1.4
9.4
59.9
30.7
4.3
5.2
15.1
22.6
28.8
23.6
0.5
9.4
66.5
24.1
2.8
8.6
15.4
21.7
24.3
23.2
4.0
11.4
61.4
27.2
1.1
6.0
13.3
16.8
27.6
29.5
5.7
7.1
57.7
35.2
2.5
5.4
14.0
19.8
27.0
28.2
3.2
7.9
60.8
31.3
単位:%
3.0
9.0
6.0
10.5
38.8
32.8
0.0
12.0
55.2
32.8
1.3
5.3
23.7
15.8
25.0
22.4
6.6
6.6
64.5
29.0
2.7
3.9
14.0
16.7
29.5
31.0
2.3
6.6
60.1
33.3
3.1
6.2
17.7
19.5
23.5
28.3
1.8
9.3
60.6
30.1
3.5
8.1
16.0
22.1
23.6
22.7
4.0
11.6
61.7
26.7
1.6
5.5
11.6
18.0
27.4
30.8
5.3
7.0
57.0
36.0
1.8
3.5
13.8
21.6
26.6
29.2
3.6
5.3
62.0
32.8
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P=0.05
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P=0.05
P<0.001
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.05
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.01
P=0.05
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
173
表3-2
BMI 階層別割合の年次推移(女性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
女性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
174
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
BMI<18.5
18.5≦BMI<20.0
20.0≦BMI<21.5
21.5≦BMI<23.0
23.0≦BMI<25.0
25.0≦BMI<30.0
30.0≦BMI
やせ(BMI<20.0)
正常(20.0≦BMI<25.0
肥満(25.0≦BMI)
4.5
15.4
26.7
21.8
17.3
12.9
1.5
19.8
65.8
14.4
7.0
11.6
17.5
24.0
20.4
18.4
1.1
18.6
61.9
19.5
4.6
11.9
13.7
20.8
25.2
22.3
1.5
16.5
59.7
23.9
8.9
7.8
16.7
10.6
29.4
24.4
2.2
16.7
56.7
26.7
16.9
25.4
26.1
11.3
9.9
9.2
1.4
42.3
47.2
10.6
9.5
14.3
21.2
14.3
19.1
15.6
6.1
23.8
54.6
21.6
4.8
10.2
17.7
21.0
24.7
20.4
1.1
15.1
63.4
21.5
4.3
16.3
22.0
23.4
16.8
15.8
1.4
20.6
62.2
17.2
5.5
10.5
19.5
21.9
21.4
20.0
1.4
15.9
62.7
21.4
5.5
8.6
14.8
19.5
28.7
20.9
2.1
14.1
62.9
23.0
9.0
7.9
10.1
18.5
28.6
24.9
1.1
16.9
57.1
25.9
19.6
27.4
26.0
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4.4
1.7
47.0
47.0
6.1
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18.6
24.2
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14.1
13.8
4.5
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54.3
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5.5
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21.9
20.9
21.4
21.9
0.5
13.4
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24.2
22.8
16.7
13.0
1.4
21.9
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14.4
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12.4
17.9
18.6
23.6
19.6
1.7
18.6
60.1
21.3
4.7
10.5
16.3
21.4
24.6
20.8
1.7
15.2
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22.5
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10.0
10.4
16.6
26.1
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2.8
16.6
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18.8
24.5
26.8
12.7
8.6
7.3
1.3
43.3
48.1
8.6
9.3
20.6
24.3
16.9
14.6
10.6
3.7
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55.8
14.3
7.6
8.1
19.9
24.2
19.9
19.0
1.4
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20.4
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19.4
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20.4
15.5
14.1
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20.2
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21.0
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18.9
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19.8
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10.8
20.0
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20.2
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18.0
20.6
20.9
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14.4
19.3
17.1
20.5
15.9
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20.6
15.9
15.9
14.7
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13.6
20.3
18.4
16.5
20.9
1.4
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55.3
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18.8
16.4
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1.7
19.2
60.2
20.7
8.4
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27.6
18.4
0.8
17.2
63.6
19.2
17.2
26.1
24.2
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10.9
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2.1
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47.0
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10.6
19.0
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15.8
12.0
1.7
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8.9
17.1
21.6
16.4
18.2
16.1
1.7
26.0
56.2
17.8
7.7
21.1
17.8
18.2
17.4
15.0
2.8
28.7
53.4
17.8
9.4
14.1
21.6
14.1
20.3
19.4
1.3
23.4
55.9
20.6
5.7
13.4
18.3
19.7
22.7
19.1
1.2
19.1
60.7
20.2
6.8
11.7
14.2
19.2
28.8
18.2
1.1
18.5
62.3
19.2
21.6
26.2
21.6
11.2
10.5
7.5
1.4
47.8
43.3
8.9
11.3
17.8
25.7
19.2
12.7
11.3
2.2
29.1
57.5
13.4
9.3
15.8
21.2
16.1
20.2
14.7
2.7
25.0
57.5
17.5
9.0
25.0
20.5
18.6
9.0
14.7
3.2
34.0
48.1
18.0
8.8
13.4
20.3
19.4
18.4
18.4
1.4
22.1
58.1
19.8
9.1
13.1
16.2
20.4
21.1
18.6
1.6
22.2
57.7
20.2
6.6
9.9
17.8
19.0
27.3
17.8
1.7
16.5
64.1
19.4
20.8
24.0
23.5
12.6
10.0
8.2
0.9
44.8
46.1
9.1
12.2
20.7
21.3
18.6
14.2
10.5
2.5
33.0
54.1
13.0
8.1
17.6
17.6
18.3
19.0
16.2
3.2
25.7
54.9
19.4
8.0
20.4
23.5
21.0
12.4
12.4
2.5
28.4
56.8
14.8
8.3
12.8
23.9
17.4
21.6
13.8
2.3
21.1
62.8
16.1
8.9
11.8
17.6
18.3
24.1
17.8
1.5
20.8
60.0
19.3
6.6
10.9
16.0
18.6
26.6
19.3
2.2
17.5
61.1
21.5
19.9
26.0
19.6
15.1
11.7
6.6
1.1
45.8
46.5
7.7
13.4
20.1
23.8
16.0
14.8
10.2
1.8
33.5
54.6
12.0
9.6
17.4
17.4
18.3
19.8
13.8
3.9
27.0
55.4
17.7
単位:%
8.7
20.1
26.6
15.8
13.6
13.6
1.6
28.8
56.0
15.2
9.4
14.1
22.4
18.2
18.2
15.6
2.1
23.4
58.9
17.7
7.5
13.3
16.1
20.6
22.1
18.2
2.2
20.8
58.8
20.4
7.6
9.2
13.2
19.8
28.4
19.5
2.3
16.8
61.4
21.8
22.9
25.3
20.5
11.7
12.0
6.7
0.8
48.3
44.3
7.5
11.4
23.4
21.6
18.1
15.6
8.5
1.5
34.9
55.2
10.0
8.8
17.1
17.5
21.3
18.3
13.7
3.4
25.9
57.0
17.1
P<0.01
P<0.05
N.S.
P=0.05
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
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N.S.
P<0.05
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P<0.01
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P<0.01
P<0.05
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P<0.001
N.S.
P<0.05
N.S.
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N.S.
P<0.05
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.01
P<0.05
N.S.
P=0.05
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
P<0.05
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.01
P<0.001
P<0.01
N.S.
表4 最大血圧平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年
125.4
133.3
134.3
135.1
120.5
122.5
128.3
118.9
126.7
131.9
137.6
108.4
115.5
123.6
2002年
121.0
130.9
132.8
136.7
120.1
123.3
128.2
116.8
124.8
129.6
136.4
109.6
115.6
121.5
2003年
120.3
128.0
129.2
131.9
118.6
122.1
127.3
115.2
122.1
127.7
133.4
107.2
115.3
122.3
2004年
119.9
127.4
131.2
134.0
118.1
122.2
126.6
115.3
123.3
129.1
133.3
106.7
113.2
121.2
2005年
121.8
131.3
133.8
133.6
119.4
123.1
127.6
116.3
123.3
129.5
134.4
108.3
112.9
121.0
2006年
120.4
127.4
134.6
134.4
118.9
121.5
127.2
115.9
125.6
131.1
134.8
107.4
112.5
120.3
2007年
119.0
127.1
133.8
133.1
116.4
119.7
125.9
115.0
123.4
130.0
132.5
105.0
110.4
118.3
2008年
118.5
123.3
130.9
132.2
116.1
119.4
125.0
111.9
122.6
127.7
130.3
107.2
111.4
119.4
2009年 2010年
116.2 117.2
121.9 121.3
128.0 126.4
127.0 126.2
115.9 115.4
119.0 118.4
124.1 123.9
110.1 109.0
118.7 117.0
124.3 123.8
128.2 125.5
107.5 106.8
111.6 111.9
119.4 119.3
単位:mmHg
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.01
P<0.001
P<0.001
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
82.3
77.9
77.0
77.1
78.4
79.3
78.9
78.1
76.3
77.5
85.0
83.7
80.5
81.7
83.4
81.3
82.1
80.2
79.7
78.7
83.3
81.7
78.4
79.4
80.3
81.4
80.8
79.7
78.8
77.1
79.5
78.6
75.8
76.6
76.7
78.3
77.0
77.2
74.8
74.9
75.6
77.0
75.5
75.0
75.3
74.1
73.7
74.4
74.0
72.8
77.9
81.1
79.9
79.9
79.4
78.1
78.3
78.7
78.2
77.5
80.2
83.0
81.4
80.8
80.6
80.3
80.5
80.4
79.9
79.7
75.6
73.7
71.9
72.9
73.5
73.9
73.9
71.5
70.4
71.2
79.4
77.5
75.2
75.9
76.7
78.0
77.5
77.6
75.2
74.6
79.8
78.0
75.5
76.9
76.4
78.4
78.2
77.2
75.4
75.1
77.8
76.5
74.2
74.8
75.0
75.3
74.8
75.3
72.9
71.7
65.9
68.6
66.5
67.8
68.1
65.7
65.3
67.1
67.1
66.8
72.0
72.8
72.0
71.6
71.2
70.2
70.3
71.2
70.2
70.7
74.5
75.3
75.0
74.8
75.1
73.5
74.1
74.8
74.3
74.7
単位:mmHg
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.05
P<0.001
N.S.
表5 最小血圧平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
175
表6-1
血圧区分別割合の年次推移(男性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
男性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
176
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
31.8
18.2
21.2
18.2
4.6
1.5
4.6
28.8
13.4
13.4
30.6
24.6
6.0
1.5
10.5
42.5
11.1
13.7
29.5
21.0
5.9
1.1
17.7
45.8
6.4
16.3
26.2
13.5
2.8
0.7
34.0
51.1
40.2
27.8
20.0
7.2
2.8
1.2
0.8
11.9
34.7
24.1
21.2
9.9
4.1
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39.7
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2.9
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1.5
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19.8
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20.7
5.2
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5.0
0.4
19.9
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17.7
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0.6
31.0
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1.0
1.8
12.2
29.7
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12.1
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1.8
5.4
22.9
20.7
18.3
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4.8
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20.2
24.4
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20.3
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0.6
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10.1
3.5
1.2
4.9
19.7
23.2
19.3
23.4
12.4
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15.8
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1.5
15.4
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25.6
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1.5
0.3
1.8
8.2
36.1
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20.2
9.8
4.4
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5.8
20.8
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5.4
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0.4
1.4
8.2
32.9
24.7
21.6
9.5
4.0
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20.8
24.5
20.6
22.7
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32.1
38.3
22.3
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16.0
21.2
19.7
26.3
13.1
3.7
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14.6
32.9
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16.0
25.4
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4.5
1.5
24.8
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10.5
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19.0
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1.0
0.4
1.6
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26.3
19.4
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2.8
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18.2
23.8
19.9
23.9
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0.0
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1.0
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52.3
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12.5
5.0
0.7
0.2
1.2
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39.7
24.3
16.3
8.9
2.7
0.4
7.7
19.6
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19.8
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10.5
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12.1
28.1
14.1
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20.6
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16.5
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1.0
0.4
1.7
8.6
39.3
30.5
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1.8
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1.7
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40.9
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10.3
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10.7
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単位:%
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20.3
37.1
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
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N.S.
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P<0.001
P<0.001
P<0.05
表6-2
血圧区分別割合の年次推移(女性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
女性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
至適血圧
正常血圧
正常高値血圧
1度高血圧
2度高血圧
3度高血圧
治療中
高血圧+治療中
47.0
26.2
16.8
7.9
1.0
0.0
1.0
9.9
26.3
23.8
22.9
13.6
2.0
0.5
10.9
27.0
14.8
20.4
24.3
13.0
5.4
0.4
21.7
40.6
6.1
13.3
26.0
13.3
4.4
1.1
35.9
54.7
76.8
13.4
7.8
2.1
0.0
0.0
0.0
2.1
61.0
15.2
14.3
4.3
1.7
0.4
3.0
9.5
40.9
17.2
22.0
8.6
3.2
0.5
7.5
19.9
55.0
23.0
13.9
6.2
1.0
0.0
1.0
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33.4
20.9
20.6
10.0
2.8
0.2
12.1
25.1
21.7
19.3
22.1
13.3
2.3
0.8
20.5
36.9
10.9
11.4
21.2
15.0
4.2
0.5
36.8
56.5
76.4
15.5
5.1
2.4
0.3
0.0
0.3
3.0
61.0
16.0
11.9
6.3
2.2
0.4
2.2
11.2
40.3
20.9
18.9
7.5
1.5
0.5
10.5
19.9
63.3
15.4
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6.1
0.5
0.0
2.3
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21.1
21.3
6.0
1.2
0.0
12.4
19.6
24.5
20.4
21.9
9.7
1.7
0.2
21.5
33.2
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10.8
19.6
12.6
2.3
0.0
40.7
55.6
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1.6
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0.0
0.3
1.9
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15.6
11.3
2.7
3.3
1.0
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10.6
39.3
20.9
20.9
6.2
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9.5
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59.2
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11.2
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1.5
0.0
1.5
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19.7
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1.9
0.0
10.1
20.0
22.7
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19.9
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0.0
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19.0
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0.0
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2.0
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1.6
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20.8
20.8
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15.0
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0.2
0.0
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20.4
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0.0
10.1
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10.6
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17.8
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1.5
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単位:%
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P<0.001
N.S.
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N.S.
N.S.
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N.S.
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N.S.
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N.S.
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N.S.
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N.S.
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P<0.001
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N.S.
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N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.01
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N.S.
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N.S.
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N.S.
P<0.01
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
表7
HbA1c 平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表8-1
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
4.6
4.7
4.9
4.8
4.9
5.1
5.1
4.9
5.0
5.0
4.8
4.9
5.1
5.1
5.3
5.3
5.3
5.1
5.1
5.1
4.8
5.1
5.2
5.2
5.2
5.3
5.3
5.3
5.3
5.3
5.0
5.1
5.2
5.2
5.3
5.5
5.4
5.4
5.3
5.4
4.5
4.6
4.6
4.7
4.7
4.8
4.9
4.9
4.8
4.9
4.7
4.7
4.8
4.9
4.9
5.0
5.0
5.1
5.0
5.0
4.9
5.0
5.1
5.2
5.1
5.2
5.2
5.3
5.1
5.2
4.5
4.7
4.8
4.8
4.9
5.0
5.1
5.0
5.0
5.0
4.8
5.0
5.1
5.1
5.1
5.2
5.1
5.1
5.1
5.2
4.9
5.1
5.2
5.2
5.2
5.4
5.3
5.3
5.3
5.3
4.9
5.1
5.2
5.2
5.3
5.4
5.3
5.3
5.3
5.4
4.4
4.5
4.5
4.7
4.6
4.8
4.8
4.8
4.8
4.8
4.6
4.7
4.7
4.9
4.8
5.0
5.0
5.0
4.9
4.9
4.8
4.9
5.0
5.1
5.1
5.2
5.2
5.3
5.1
5.2
単位:%
P<0.001
P<0.001
P<0.001
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P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
糖代謝異常の階層別割合の年次推移(男性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
50歳代
地域
60歳代
男性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
178
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5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
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再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0<HbA1c<5.6
5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0<HbA1c<5.6
5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0<HbA1c<5.6
5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0<HbA1c<5.6
5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0<HbA1c<5.6
5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0<HbA1c<5.6
5.6≦HbA1c<6.1
6.1≦HbA1c<6.5
6.5≦HbA1c
糖尿病治療中
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
93.9
4.6
0.0
1.5
0.0
6.1
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2.2
1.5
2.2
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6.7
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1.5
1.5
2.2
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9.2
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6.4
0.7
2.1
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17.0
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0.3
0.8
0.3
1.8
96.2
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0.3
1.5
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3.8
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1.0
3.1
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11.5
94.1
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0.0
2.9
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90.5
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1.7
1.7
1.7
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1.9
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0.1
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2.3
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1.2
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4.6
13.3
94.9
2.6
0.0
2.6
0.0
5.1
89.2
4.2
2.5
1.7
2.5
10.8
82.1
8.7
1.9
3.2
4.2
18.0
74.9
13.7
2.2
2.2
7.1
25.1
98.1
0.4
0.2
0.4
0.9
1.9
95.2
1.6
0.7
1.4
1.1
4.8
85.0
4.7
1.4
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15.0
98.5
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0.0
0.0
0.0
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93.9
2.5
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91.7
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2.8
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0.0
1.8
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2.3
5.1
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20.6
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1.2
1.4
2.2
7.3
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15.0
単位:%
97.0
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3.0
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1.3
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1.4
1.6
5.6
15.9
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
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P<0.01
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N.S.
N.S.
P<0.05
P<0.01
P<0.001
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
P<0.05
P<0.001
表8-2
糖代謝異常の階層別割合の年次推移(女性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
50歳代
地域
60歳代
女性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
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0.9
糖尿病治療中
2.7
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
5.7
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91.6
5.6≦HbA1c<6.1
3.7
6.1≦HbA1c<6.5
1.5
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1.3
糖尿病治療中
2.0
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
8.5
0<HbA1c<5.6
93.4
5.6≦HbA1c<6.1
2.2
6.1≦HbA1c<6.5
1.1
6.5≦HbA1c
1.1
糖尿病治療中
2.2
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
6.6
0<HbA1c<5.6
99.3
5.6≦HbA1c<6.1
0.7
6.1≦HbA1c<6.5
0.0
6.5≦HbA1c
0.0
糖尿病治療中
0.0
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
0.7
0<HbA1c<5.6
96.5
5.6≦HbA1c<6.1
0.4
6.1≦HbA1c<6.5
0.4
6.5≦HbA1c
0.9
糖尿病治療中
1.7
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
3.5
0<HbA1c<5.6
94.1
5.6≦HbA1c<6.1
2.2
6.1≦HbA1c<6.5
0.0
6.5≦HbA1c
1.1
糖尿病治療中
2.7
再掲 5.6≦HbA1cまたは糖尿病治療中
5.9
99.0
1.0
0.0
0.0
0.0
1.0
91.9
2.4
1.9
1.2
2.6
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87.3
7.6
1.4
1.8
1.8
12.7
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1.0
1.6
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0.0
0.0
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0.0
0.0
1.4
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2.5
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1.7
3.0
2.6
13.7
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9.8
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0.0
0.0
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1.8
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1.8
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10.6
0.7
2.9
4.4
18.6
78.1
12.0
3.3
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21.9
98.8
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0.8
0.8
0.8
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9.2
1.4
2.1
2.8
15.6
95.1
96.7 P<0.001
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0.0 N.S.
1.2
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1.5
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2.3
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3.3
3.7 P<0.01
14.3
15.0 P<0.001
78.2
79.7 P<0.001
12.4
10.8 P<0.01
0.4
2.3 N.S.
4.0
2.3 P=0.05
5.1
4.9 P<0.05
21.8
20.3 P<0.001
99.7 100.0 P<0.001
0.3
0.0 N.S.
0.0
0.0 N.S.
0.0
0.0 N.S.
0.0
0.0 N.S.
0.3
0.0 N.S.
96.6
97.9 N.S.
1.9
1.0 P<0.05
0.4
0.0 N.S.
0.5
0.4 N.S.
0.5
0.6 N.S.
3.4
2.1 N.S.
90.4
90.9 N.S.
4.2
3.0 P<0.01
0.0
0.8 N.S.
1.2
1.9 N.S.
4.2
3.4 N.S.
9.6
9.1 P<0.05
単位:%
179
表9 総コレステロール平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
180
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年
205.7
215.8
205.8
202.1
196.4
203.9
203.8
205.8
228.7
228.9
226.9
190.5
198.1
221.8
2002年
215.5
216.0
209.9
204.6
195.6
204.7
207.2
208.5
230.9
232.7
225.4
189.5
198.6
218.3
2003年
212.2
216.5
212.1
204.6
193.6
204.5
206.3
209.3
230.5
233.4
227.7
183.1
199.6
221.0
2004年
213.1
215.0
212.5
205.8
194.0
204.6
208.9
211.9
234.0
231.2
227.6
186.6
197.6
219.4
2005年
217.8
221.7
215.0
209.7
193.6
202.9
206.5
212.8
237.0
236.1
225.8
184.6
198.8
218.7
2006年
218.0
221.4
216.4
210.2
197.2
207.0
209.2
213.4
235.4
237.1
226.1
187.4
202.5
223.5
2007年
214.9
221.3
215.4
213.2
198.7
207.6
209.6
214.7
238.8
239.2
230.3
188.5
202.6
227.3
2008年
215.2
216.3
213.0
210.5
195.6
204.8
206.1
210.8
234.7
233.2
228.9
188.1
200.1
225.0
2009年 2010年
216.7 208.7
218.4 211.9
214.0 210.3
208.8 203.0
197.8 194.2
205.9 203.2
206.6 204.6
212.2 206.3
235.0 229.0
233.8 227.9
222.2 218.2
190.2 185.8
197.3 196.0
226.0 221.4
単位:mg/dl
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
表10-1
総コレステロール値の階層別割合の年次推移(男性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
男性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
1.5
16.7
28.8
25.8
15.2
6.1
6.1
0.0
27.3
6.7
5.2
17.8
19.3
26.7
14.1
6.7
3.7
51.1
7.8
14.0
18.1
23.3
18.5
7.8
6.3
4.4
36.9
5.7
15.6
24.1
17.7
17.0
4.3
2.8
12.8
36.9
14.7
18.8
19.6
22.3
13.6
4.6
5.5
0.9
24.6
9.9
13.9
22.3
20.5
17.3
8.8
5.6
1.7
33.4
8.9
15.1
20.8
20.0
16.5
7.9
4.8
6.0
35.2
2.9
10.3
19.1
22.1
23.5
13.2
8.8
0.0
45.6
5.2
10.3
11.2
29.3
18.1
13.8
7.8
4.3
44.0
5.7
13.5
18.4
21.3
14.2
11.0
9.2
6.7
41.1
6.3
10.8
26.6
22.8
10.8
9.5
3.2
10.1
33.5
13.4
18.4
25.1
19.8
13.1
6.1
2.9
1.3
23.3
8.0
13.1
21.4
24.5
15.7
10.2
4.3
2.8
33.0
6.0
12.4
22.0
22.3
16.6
10.1
4.4
6.3
37.5
2.6
9.0
19.2
30.8
20.5
10.3
6.4
1.3
38.5
5.8
9.2
18.3
16.7
23.3
13.3
9.2
4.2
50.0
4.8
10.9
19.2
21.8
16.4
12.2
6.7
8.0
43.3
6.0
11.5
26.8
19.1
12.6
8.2
3.8
12.0
36.6
15.4
18.4
24.9
19.7
13.5
5.4
2.2
0.6
21.6
7.3
15.6
22.2
22.5
16.2
8.5
4.8
3.0
32.5
6.8
13.4
20.2
21.1
18.5
8.8
5.1
6.2
38.5
4.6
13.9
20.0
18.5
21.5
12.3
9.2
0.0
43.1
1.8
14.3
17.9
27.7
11.6
12.5
7.1
7.1
38.4
4.7
8.5
19.2
22.0
19.8
11.0
6.9
7.9
45.6
4.5
14.0
17.3
19.6
15.1
8.4
5.0
16.2
44.7
15.0
18.5
23.2
22.3
13.5
4.2
2.9
0.5
21.1
6.9
17.4
21.8
22.4
14.3
8.0
5.9
3.4
31.5
5.8
11.8
21.1
20.7
19.3
9.1
5.9
6.4
40.7
6.9
15.3
9.7
20.8
20.8
9.7
15.3
1.4
47.2
0.9
6.5
18.5
27.8
14.8
17.6
11.1
2.8
46.3
4.4
8.1
15.9
24.3
20.3
10.5
7.8
8.8
47.3
5.2
14.1
16.8
16.8
17.3
10.0
5.8
14.1
47.1
13.9
19.3
26.4
20.3
12.0
4.3
3.3
0.7
20.2
8.7
15.6
24.8
20.0
15.7
7.4
5.1
2.9
31.1
6.1
12.5
19.8
24.1
15.7
8.8
5.3
7.8
37.5
4.3
10.6
13.8
24.5
19.2
13.8
12.8
1.1
46.8
1.5
10.2
16.1
18.3
27.0
6.6
16.1
4.4
54.0
3.0
8.2
18.7
19.3
18.7
10.9
9.1
12.1
50.8
3.5
10.5
17.5
22.0
19.5
4.0
8.0
15.0
46.5
11.2
18.5
26.3
20.3
12.6
6.4
4.1
0.6
23.7
6.8
13.0
22.1
22.8
16.3
9.5
5.7
3.7
35.3
5.4
12.1
18.5
21.4
19.0
10.4
5.6
7.6
42.6
1.1
13.8
18.1
33.0
13.8
6.4
13.8
0.0
34.0
1.7
10.0
12.5
22.5
24.2
16.7
10.8
1.7
53.3
4.4
6.5
16.3
22.8
20.4
11.5
6.5
11.5
50.0
4.8
6.8
21.7
19.8
14.5
6.8
9.7
15.9
46.9
10.8
18.3
23.9
22.2
13.3
6.6
4.5
0.5
24.9
6.1
11.9
23.1
24.3
15.0
10.1
5.9
3.6
34.6
5.2
11.3
20.8
21.2
18.8
10.2
5.2
7.5
41.6
5.3
7.0
15.8
28.1
19.3
14.0
8.8
1.8
43.9
2.6
6.4
25.6
24.4
21.8
3.9
12.8
2.6
41.0
3.1
10.2
19.9
16.8
20.3
9.8
9.0
10.9
50.0
3.1
7.7
19.6
19.6
11.9
8.8
8.3
21.1
50.0
12.8
18.8
25.8
20.3
12.2
6.1
3.4
0.7
22.3
7.6
13.3
23.6
22.7
17.1
7.3
5.1
3.3
32.8
6.3
12.2
20.2
21.3
15.8
9.7
4.9
9.7
40.0
1.5
7.6
19.7
25.8
21.2
15.2
7.6
1.5
45.5
2.4
9.8
18.3
24.4
20.7
13.4
9.8
1.2
45.1
3.3
6.5
17.0
23.5
17.7
9.8
8.7
13.7
49.8
2.4
10.3
16.9
21.1
14.6
9.9
4.2
20.7
49.3
11.1
17.9
23.5
22.6
14.3
6.3
3.3
1.1
24.9
7.5
12.7
21.2
24.7
15.1
9.1
5.5
4.3
34.0
6.0
11.1
20.8
22.9
15.5
9.6
4.9
9.3
39.2
単位:%
4.5
10.5
25.4
25.4
16.4
6.0
9.0
3.0
34.3
4.0
13.2
17.1
27.6
18.4
10.5
6.6
2.6
38.2
3.9
7.0
20.1
22.4
16.6
10.4
4.6
15.1
46.7
2.6
11.9
19.8
24.7
11.5
5.3
2.2
22.0
41.0
12.9
20.2
26.0
20.4
12.0
5.0
2.8
0.7
20.5
7.3
15.3
22.0
22.6
16.9
6.9
4.4
4.5
32.7
5.6
13.0
21.7
20.6
16.7
8.2
4.1
10.2
39.1
181
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
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P<0.01
P<0.001
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P<0.001
P<0.01
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P<0.05
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P<0.001
P<0.01
P<0.001
N.S.
N.S.
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P<0.05
N.S.
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N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.01
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.01
表10-2
総コレステロール値の階層別割合の年次推移(女性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
女性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
182
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
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180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
0<Tchol<160
160≦Tchol<180
180≦Tchol<200
200≦Tchol<220
220≦Tchol<240
240≦Tchol<260
260≦Tchol
脂質異常症治療中
220≦Tchol or 脂質異常症治療中
4.5
19.3
24.3
20.3
14.4
10.9
5.5
1.0
31.7
3.2
3.2
9.8
23.6
19.7
15.7
17.7
7.3
60.3
2.2
4.6
9.1
18.2
20.4
17.5
15.8
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1.1
3.9
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18.2
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9.9
21.0
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14.1
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4.2
0.7
14.8
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19.9
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19.5
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26.0
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20.4
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21.0
18.5
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17.3
19.2
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20.7
17.1
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9.2
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5.0
4.0
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10.0
12.8
19.4
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11.9
5.2
55.5
1.9
10.7
29.6
22.3
15.1
12.1
8.3
0.0
35.4
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3.7
9.8
18.1
17.3
17.3
20.2
10.6
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0.4
3.8
7.5
18.0
21.7
16.8
14.8
17.2
70.4
2.3
2.8
5.6
19.9
17.6
12.0
13.0
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16.1
26.3
30.0
14.5
6.8
3.4
2.1
0.8
13.2
8.9
17.9
30.6
19.8
13.2
6.6
2.1
0.9
22.8
2.2
7.5
18.0
24.1
20.6
10.5
13.6
3.5
48.3
2.8
10.2
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27.8
18.1
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7.1
17.7
20.0
17.7
23.1
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0.0
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18.0
18.2
17.6
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17.6
15.0
9.9
26.6
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18.7
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14.2
6.1
3.0
1.4
24.6
1.1
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20.5
23.9
20.1
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19.1
24.6
16.3
10.3
10.7
1.2
38.5
1.4
3.0
10.8
14.9
21.1
17.3
20.6
10.8
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0.2
2.0
5.8
12.2
23.4
17.9
19.5
19.0
79.8
3.1
3.1
7.3
17.3
13.9
16.5
11.2
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69.2
13.2
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27.6
18.2
6.7
2.0
2.5
0.5
11.7
7.8
13.7
27.0
22.6
15.4
8.4
3.8
1.3
28.9
0.7
6.2
15.8
26.4
20.2
14.4
12.3
4.1
51.0
3.2
13.8
17.0
24.3
17.0
14.2
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1.2
41.7
0.6
3.4
9.7
12.8
23.1
16.3
24.1
10.0
73.4
0.2
1.3
5.3
11.8
18.3
23.1
17.9
22.0
81.3
1.4
2.9
7.5
13.9
19.2
15.3
11.4
28.5
74.4
15.4
23.9
30.4
14.2
10.4
2.9
2.4
0.5
16.1
8.7
14.3
24.4
25.0
15.3
6.9
4.6
1.0
27.7
1.4
3.8
14.7
20.5
23.2
18.4
14.7
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59.7
6.4
10.9
19.2
23.1
23.1
9.6
7.1
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40.4
0.0
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15.7
18.0
17.1
23.5
9.7
68.2
0.2
3.3
5.8
13.8
19.3
16.9
16.0
24.8
76.9
3.3
2.1
8.7
12.4
19.4
15.7
14.9
23.6
73.6
16.2
23.2
30.1
16.7
7.9
3.8
1.9
0.2
13.9
8.5
17.3
25.8
23.8
11.1
7.2
4.5
1.9
24.6
1.4
5.3
12.7
24.0
24.0
12.0
15.9
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25.3
20.4
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18.1
17.6
17.4
25.5
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16.0
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2.6
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15.0
6.9
62.0
単位:%
5.4
14.7
28.3
20.1
16.3
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0.0
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17.8
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28.8
28.8
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18.3
27.8
12.9
11.4
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59.7
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
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P<0.05
N.S.
P<0.01
P<0.01
P<0.01
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.05
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.05
P<0.001
表11
LDL コレステロール平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表12-1
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年
122.4
132.5
126.6
124.9
124.3
128.2
129.4
118.3
136.3
138.2
136.3
111.0
118.7
136.1
2002年
129.5
131.7
127.0
123.7
121.8
125.1
127.2
119.4
135.0
138.2
132.7
106.8
116.9
130.1
2003年
128.8
135.5
131.4
126.3
122.6
128.2
130.4
122.9
140.9
143.9
141.1
104.7
119.8
137.9
2004年
127.6
128.7
128.2
123.9
122.6
127.7
131.8
120.6
138.9
137.7
135.5
106.7
117.0
136.3
2005年
130.4
129.6
126.9
124.1
123.2
127.7
131.0
119.4
138.7
138.0
129.8
106.4
119.8
136.1
2006年
139.7
139.2
134.3
131.4
126.8
130.5
131.9
126.7
144.9
147.4
138.6
109.0
121.7
138.5
2007年
128.4
130.7
126.5
126.2
126.7
131.3
132.7
122.8
138.5
139.7
134.4
108.5
120.5
140.2
2008年
129.0
122.4
128.1
127.4
123.1
127.3
127.2
118.9
138.8
139.9
136.7
106.1
117.2
137.8
2009年 2010年
132.2 131.6
132.1 129.9
130.8 133.2
127.9 126.1
124.7 124.3
128.5 130.1
126.3 128.1
122.8 123.5
141.4 141.0
142.4 142.4
132.7 133.2
107.7 107.2
114.2 113.9
138.4 136.7
単位:mg/dl
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
P<0.05
P<0.05
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.05
LDL コレステロール値の階層別割合の年次推移(男性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
男性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
0<LDL<120
120≦LDL<140
140≦LDL<160
160≦LDL
脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
48.5
22.7
19.7
9.1
0.0
28.8
34.1
23.7
16.3
22.2
3.7
42.2
41.0
22.1
18.1
14.4
4.4
36.9
41.8
17.0
19.2
9.2
12.8
41.1
46.3
21.8
16.7
14.0
1.2
31.9
37.6
24.7
18.8
16.8
2.1
37.7
34.3
23.6
18.8
15.2
8.1
42.0
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29.4
16.2
19.1
0.0
35.3
37.1
21.6
21.6
15.5
4.3
41.4
39.4
20.6
18.8
14.5
6.7
40.1
43.7
21.5
15.8
8.9
10.1
34.8
48.1
25.2
14.1
11.3
1.3
26.7
41.9
23.8
17.2
14.2
2.9
34.2
37.3
24.7
17.2
14.1
6.7
38.0
37.2
28.2
20.5
12.8
1.3
34.6
35.8
19.2
19.2
21.7
4.2
45.0
33.0
25.6
18.6
14.7
8.0
41.3
36.1
25.7
16.4
9.8
12.0
38.3
45.8
24.4
19.1
10.2
0.6
29.9
38.5
25.7
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15.4
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35.8
35.0
22.1
20.0
16.5
6.4
42.9
40.0
23.1
23.1
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0.0
36.9
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25.0
19.6
11.6
7.1
38.4
36.5
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17.3
13.8
7.9
39.0
39.7
17.3
17.3
9.5
16.2
43.0
46.1
24.8
17.7
10.9
0.5
29.1
40.8
21.7
19.4
14.7
3.4
37.5
31.6
25.3
20.1
16.5
6.6
43.2
43.1
20.8
16.7
18.1
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36.1
33.3
32.4
17.6
13.9
2.8
34.3
38.2
26.0
15.2
11.8
8.8
35.8
37.2
24.1
15.2
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16.1
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17.5
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表12-2
LDL コレステロール値の階層別割合の年次推移(女性)
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
再掲
50歳代
再掲
地域
60歳代
再掲
女性
70歳代
再掲
30歳代
再掲
職域 40歳代
再掲
50歳代
再掲
184
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120≦LDL<140
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脂質異常症治療中
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140≦LDL<160
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脂質異常症治療中
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脂質異常症治療中
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0<LDL<120
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脂質異常症治療中
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脂質異常症治療中
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脂質異常症治療中
140≦LDL or 脂質異常症治療中
56.9
18.3
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10.7
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21.0
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21.5
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17.2
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20.9
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20.6
20.6
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20.1
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単位:%
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20.9
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表13
HDL コレステロール平均値の年次推移
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表14
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
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60.2
60.0
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55.7
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57.4
56.3
62.5
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63.9
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63.3
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55.9
56.7
56.2
59.3
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61.8
61.7
62.4
61.4
52.9
57.2
56.4
57.0
58.8
59.7
60.1
60.2
60.8
61.3
53.0
52.0
53.2
53.3
53.5
54.5
55.4
55.4
55.8
56.0
53.3
53.6
54.0
53.9
54.0
55.6
56.3
55.8
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56.0
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53.1
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53.9
54.8
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56.4
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67.4
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67.2
67.8
67.6
68.4
68.7
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70.3
69.1
63.0
63.8
66.7
66.9
67.3
69.0
68.9
68.4
69.2
70.0
62.5
63.4
65.3
64.6
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単位:mg/dl
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P<0.001
P<0.001
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P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
HDL コレステロール値の階層別割合の年次推移
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
50歳代
地域
60歳代
男性
70歳代
30歳代
職域
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
地域
60歳代
70歳代
女性
30歳代
職域
40歳代
50歳代
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
0<HDL<40
40≦HDL
脂質異常症治療中
10.6
89.4
0.0
10.4
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12.1
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12.8
12.2
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12.8
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1.7
10.3
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1.0
3.2
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3.7
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12.3
3.9
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21.0
1.4
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0.7
1.7
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0.9
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4.3
8.8
91.2
0.0
7.8
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4.3
10.3
83.0
6.7
6.3
83.5
10.1
12.3
86.4
1.3
11.6
85.6
2.8
10.4
83.2
6.3
1.0
98.6
0.5
2.8
87.9
9.2
2.1
84.2
13.7
2.1
74.1
23.8
1.0
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1.5
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1.5
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3.9
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1.3
7.5
88.3
4.2
8.0
84.0
8.0
8.2
79.8
12.0
10.9
88.6
0.6
10.1
87.0
3.0
9.4
84.4
6.2
0.0
98.1
1.9
3.2
86.6
10.2
0.9
85.4
13.7
2.3
68.7
29.0
0.7
98.7
0.7
0.3
98.0
1.7
1.4
93.4
5.2
1.5
98.5
0.0
10.7
82.1
7.1
9.8
82.4
7.9
6.7
77.1
16.2
10.7
88.7
0.5
9.2
87.5
3.4
9.4
84.1
6.4
0.0
100.0
0.0
2.7
86.7
10.6
2.0
80.9
17.2
1.9
71.3
26.9
1.1
98.2
0.8
1.9
97.2
0.9
2.2
94.3
3.5
5.6
93.1
1.4
5.6
91.7
2.8
7.1
84.1
8.8
6.3
79.6
14.1
10.6
88.8
0.7
9.6
87.5
2.9
8.3
84.0
7.8
0.9
98.2
0.9
0.9
89.4
9.7
0.9
81.5
17.6
0.4
73.0
26.6
0.5
99.0
0.5
0.6
98.0
1.4
0.4
96.2
3.4
8.5
90.4
1.1
5.8
89.8
4.4
4.2
83.7
12.1
3.5
81.5
15.0
8.6
90.8
0.6
7.2
89.1
3.7
6.1
86.3
7.6
0.0
98.8
1.2
1.4
87.8
10.8
1.8
79.2
19.0
1.5
70.8
27.7
1.0
98.5
0.5
0.6
98.1
1.3
0.3
95.6
4.1
2.1
97.9
0.0
4.2
94.2
1.7
3.9
84.6
11.5
3.9
80.2
15.9
7.8
91.7
0.5
7.2
89.2
3.6
6.4
86.2
7.5
0.0
98.8
1.2
0.6
89.4
10.0
1.2
76.9
22.0
1.4
70.1
28.5
0.2
99.3
0.5
0.8
98.2
1.0
0.7
95.9
3.4
3.5
94.7
1.8
5.1
92.3
2.6
5.9
83.2
10.9
5.7
73.2
21.1
9.5
89.9
0.7
7.7
89.1
3.3
6.8
83.5
9.7
0.6
98.7
0.6
0.9
89.4
9.7
1.1
74.1
24.8
2.5
74.0
23.6
0.5
99.3
0.2
1.2
96.9
1.9
1.4
94.0
4.6
7.6
90.9
1.5
7.3
91.5
1.2
2.2
84.1
13.7
4.7
74.7
20.7
6.9
92.0
1.1
7.9
87.9
4.3
5.8
84.9
9.3
0.0
99.4
0.6
0.5
87.2
12.4
0.8
73.7
25.5
1.5
64.7
33.8
0.0
99.8
0.2
1.1
96.8
2.1
1.5
91.6
6.9
10.5 N.S.
86.6 N.S.
3.0 N.S.
4.0 P<0.05
93.4 P<0.01
2.6 N.S.
5.4 P<0.001
79.5 N.S.
15.1 P<0.001
2.6 P<0.001
75.3 N.S.
22.0 P<0.001
7.4 P<0.001
92.0 P<0.01
0.7 N.S.
7.7 P<0.001
87.7 P<0.01
4.5 P<0.001
7.5 P<0.001
82.3 N.S.
10.2 P<0.001
0.5 N.S.
99.5 N.S.
0.0 N.S.
1.0 P<0.001
88.0 N.S.
10.9 N.S.
0.6 P<0.001
72.5 P<0.001
26.8 P<0.001
1.6 N.S.
64.7 P<0.01
33.7 P<0.01
0.3 P<0.01
99.1 P<0.001
0.6 N.S.
0.6 N.S.
97.5 N.S.
1.9 N.S.
0.8 P<0.001
91.6 N.S.
7.6 P<0.05
単位:%
185
表15
運動習慣がある者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
31.8
23.5
29.5
29.2
26.4
37.2
41.5
47.4
40.9
35.8
31.1
25.0
30.8
28.6
25.9
38.2
41.7
41.0
35.4
30.3
48.7
52.8
56.4
54.1
54.7
61.3
59.8
62.1
65.7
60.6
44.7
50.0
57.1
57.5
57.6
68.5
70.1
72.2
73.2
70.0
32.8
31.2
35.7
40.0
37.5
37.0
38.9
62.4
64.2
52.6
35.5
39.8
47.0
47.6
45.3
47.0
50.3
74.2
72.7
61.6
47.4
49.3
54.1
57.2
55.8
56.1
55.4
77.2
79.1
71.2
39.6
47.4
43.3
38.8
37.0
44.1
44.3
53.6
46.3
41.9
45.6
46.0
47.4
46.5
49.1
54.2
54.2
58.5
57.3
55.7
48.9
52.4
54.3
54.4
51.7
61.1
67.0
66.7
63.3
61.4
43.7
46.4
53.3
52.6
55.8
70.0
66.6
71.1
70.2
70.6
23.9
23.7
26.8
27.1
30.6
34.2
36.2
68.7
69.3
49.1
26.1
30.1
33.2
36.5
38.4
38.4
37.9
66.2
67.3
50.4
36.0
35.8
44.6
46.5
46.8
44.5
50.2
75.4
71.3
55.5
単位:%
P<0.01
P<0.05
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
運動習慣がある者とは、週1回以上、1回15分以上の運動を3ヶ月以上続けている者
(ただし、2008 年~2009 年の職域は、週 1 回、1 回5分以上の運動をしている者を運動習慣があるとしている)
186
表16
喫煙者の区分別割合の年次推移
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
50歳代
地域
60歳代
男性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
地域
60歳代
女性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
現在喫煙者
過去喫煙者
非喫煙者
計
59.1
30.3
10.6
100.0
49.6
35.6
14.8
100.0
35.8
46.5
17.7
100.0
30.5
56.7
12.8
100.0
50.9
13.5
35.6
100.0
50.7
23.3
26.0
100.0
48.8
31.6
19.7
100.0
12.4
8.4
79.2
100.0
6.4
3.2
90.5
100.0
6.1
2.8
91.1
100.0
6.6
4.4
89.0
100.0
21.1
9.9
69.0
100.0
18.2
7.8
74.0
100.0
9.1
3.2
87.6
100.0
55.9
29.4
14.7
100.0
46.6
39.7
13.8
100.0
37.9
44.7
17.4
100.0
24.7
61.4
13.9
100.0
46.9
16.3
36.8
100.0
47.5
26.2
26.2
100.0
46.5
33.6
19.9
100.0
15.9
10.6
73.6
100.0
6.7
4.1
89.3
100.0
6.6
3.3
90.1
100.0
5.2
4.2
90.7
100.0
14.5
5.1
80.4
100.0
21.9
8.9
69.1
100.0
7.5
5.5
87.1
100.0
50.0
29.5
20.5
100.0
46.7
40.8
12.5
100.0
34.9
44.9
20.2
100.0
24.2
61.5
14.3
100.0
45.4
16.9
37.7
100.0
45.8
27.5
26.8
100.0
43.6
36.4
20.0
100.0
12.1
11.6
76.3
100.0
7.8
4.0
88.3
100.0
4.7
5.4
89.9
100.0
4.7
5.1
90.2
100.0
12.4
7.6
79.9
100.0
22.6
8.3
69.1
100.0
7.6
7.1
85.3
100.0
40.0
36.9
23.1
100.0
43.8
43.8
12.5
100.0
34.6
48.4
17.0
100.0
18.4
68.2
13.4
100.0
45.6
17.5
36.9
100.0
46.7
25.6
27.8
100.0
43.0
35.7
21.3
100.0
9.8
11.2
79.0
100.0
8.0
4.0
87.9
100.0
5.3
4.6
90.1
100.0
3.2
5.6
91.2
100.0
13.8
7.0
79.2
100.0
22.8
9.9
67.3
100.0
10.5
7.9
81.6
100.0
54.2
22.2
23.6
100.0
44.4
41.7
13.9
100.0
32.4
50.3
17.2
100.0
20.0
65.3
14.7
100.0
43.6
19.3
37.1
100.0
43.9
27.0
29.0
100.0
42.4
36.2
21.4
100.0
11.7
11.7
76.5
100.0
6.6
4.9
88.5
100.0
4.1
5.4
90.4
100.0
3.9
6.0
90.1
100.0
16.0
6.7
77.3
100.0
20.1
9.7
70.3
100.0
14.4
5.7
79.9
100.0
45.7
25.5
28.7
100.0
45.3
38.0
16.8
100.0
36.3
48.9
14.8
100.0
24.1
59.8
16.1
100.0
41.5
20.7
37.8
100.0
41.2
28.5
30.3
100.0
40.9
36.1
23.1
100.0
12.9
9.7
77.4
100.0
7.6
6.3
86.1
100.0
4.4
5.9
89.7
100.0
3.1
5.4
91.5
100.0
14.7
8.1
77.2
100.0
16.0
10.6
73.4
100.0
13.0
8.2
78.8
100.0
43.0
29.0
28.0
100.0
40.8
42.5
16.7
100.0
36.1
48.5
15.4
100.0
17.9
64.3
17.9
100.0
38.2
20.9
40.9
100.0
39.6
31.0
29.4
100.0
39.8
37.7
22.5
100.0
12.6
12.2
75.2
100.0
9.4
6.6
84.0
100.0
5.4
6.1
88.5
100.0
3.6
6.1
90.3
100.0
14.8
8.0
77.2
100.0
15.0
10.9
74.1
100.0
14.7
8.2
77.1
100.0
43.9
31.6
24.6
100.0
37.2
46.2
16.7
100.0
32.8
50.8
16.4
100.0
16.5
65.5
18.0
100.0
37.9
20.9
41.2
100.0
39.9
30.0
30.2
100.0
39.8
36.5
23.7
100.0
10.3
9.0
80.8
100.0
7.4
10.1
82.5
100.0
4.7
3.8
91.6
100.0
3.7
4.1
92.2
100.0
12.9
8.2
78.9
100.0
14.5
10.9
74.6
100.0
15.5
10.2
74.3
100.0
47.7
40.3
30.8
35.8
21.5
23.9
100.0 100.0
32.9
31.6
46.3
52.6
20.7
15.8
100.0 100.0
30.3
24.3
53.4
61.0
16.3
14.7
100.0 100.0
18.3
15.4
63.9
67.0
17.8
17.6
100.0 100.0
36.7
36.5
21.2
22.1
42.0
41.5
100.0 100.0
35.8
33.2
31.6
32.3
32.6
34.5
100.0 100.0
37.4
33.7
39.0
40.9
23.6
25.5
100.0 100.0
9.9
12.5
9.9
12.0
80.3
75.5
100.0 100.0
8.7
9.4
8.3
9.4
83.0
81.3
100.0 100.0
4.2
3.0
4.6
5.6
91.3
91.4
100.0 100.0
3.7
2.6
4.0
4.6
92.3
92.8
100.0 100.0
13.8
11.5
8.6
10.7
77.7
77.9
100.0 100.0
12.7
12.5
10.0
11.2
77.3
76.4
100.0 100.0
16.2
14.8
10.2
12.9
73.7
72.2
100.0 100.0
単位:%
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
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N.S.
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N.S.
N.S.
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N.S.
N.S.
187
表17
現在喫煙者における1日あたりの喫煙量の年次推移
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
地域
男性
職域
地域
女性
職域
188
20本未満
40歳代 20本以上
計
20本未満
50歳代 20本以上
計
20本未満
60歳代 20本以上
計
20本未満
70歳代 20本以上
計
20本未満
30歳代 20本以上
計
20本未満
40歳代 20本以上
計
20本未満
50歳代 20本以上
計
20本未満
40歳代 20本以上
計
20本未満
50歳代 20本以上
計
20本未満
60歳代 20本以上
計
20本未満
70歳代 20本以上
計
20本未満
30歳代 20本以上
計
20本未満
40歳代 20本以上
計
20本未満
50歳代 20本以上
計
25.6
74.4
100.0
19.4
80.6
100.0
29.9
70.1
100.0
41.9
58.1
100.0
17.1
82.9
100.0
14.7
85.3
100.0
14.5
85.5
100.0
68.0
32.0
100.0
42.9
57.1
100.0
57.1
42.9
100.0
66.7
33.3
100.0
70.0
30.0
100.0
69.1
31.0
100.0
58.8
41.2
100.0
29.0
71.1
100.0
13.0
87.0
100.0
31.8
68.2
100.0
38.5
61.5
100.0
21.0
79.0
100.0
17.3
82.8
100.0
17.6
82.4
100.0
63.6
36.4
100.0
66.7
33.3
100.0
61.3
38.7
100.0
60.0
40.0
100.0
62.8
37.2
100.0
72.9
27.1
100.0
60.0
40.0
100.0
28.2
71.8
100.0
14.3
85.7
100.0
32.1
67.9
100.0
52.3
47.7
100.0
24.6
75.4
100.0
18.4
81.6
100.0
16.2
83.8
100.0
57.7
42.3
100.0
61.3
38.7
100.0
56.0
44.0
100.0
90.0
10.0
100.0
66.7
33.3
100.0
73.5
26.5
100.0
62.5
37.5
100.0
15.4
84.6
100.0
18.4
81.6
100.0
34.6
65.5
100.0
51.5
48.5
100.0
25.5
74.6
100.0
21.1
79.0
100.0
18.0
82.0
100.0
75.0
25.0
100.0
50.0
50.0
100.0
59.3
40.7
100.0
85.7
14.3
100.0
64.2
35.9
100.0
72.2
27.8
100.0
54.2
45.8
100.0
20.5
79.5
100.0
16.7
83.3
100.0
36.5
63.5
100.0
52.6
47.4
100.0
24.9
75.1
100.0
20.9
79.1
100.0
17.0
83.0
100.0
64.0
36.0
100.0
47.8
52.2
100.0
47.6
52.4
100.0
100.0
0.0
100.0
63.1
36.9
100.0
72.6
27.5
100.0
57.9
42.1
100.0
30.2
69.8
100.0
17.7
82.3
100.0
29.2
70.8
100.0
60.4
39.6
100.0
30.3
69.7
100.0
24.1
75.9
100.0
20.2
79.8
100.0
75.0
25.0
100.0
71.4
28.6
100.0
39.1
60.9
100.0
100.0
0.0
100.0
65.1
34.9
100.0
72.4
27.6
100.0
63.2
36.8
100.0
30.0
70.0
100.0
22.5
77.6
100.0
29.5
70.5
100.0
48.7
51.4
100.0
29.9
70.1
100.0
27.3
72.7
100.0
22.2
77.8
100.0
51.6
48.4
100.0
72.4
27.6
100.0
50.0
50.0
100.0
80.0
20.0
100.0
70.8
29.2
100.0
68.4
31.6
100.0
72.1
27.9
100.0
8.3
91.7
100.0
6.9
93.1
100.0
29.8
70.2
100.0
65.6
34.4
100.0
30.5
69.6
100.0
28.3
71.8
100.0
24.6
75.4
100.0
56.3
43.8
100.0
50.0
50.0
100.0
57.1
42.9
100.0
88.9
11.1
100.0
75.9
24.1
100.0
77.3
22.7
100.0
75.0
25.0
100.0
25.8
18.5
74.2
81.5
100.0 100.0
7.4
8.3
92.6
91.7
100.0 100.0
31.0
42.9
69.1
57.1
100.0 100.0
61.5
60.0
38.5
40.0
100.0 100.0
35.7
39.2
64.3
60.8
100.0 100.0
27.7
32.9
72.3
67.1
100.0 100.0
26.4
30.3
73.6
69.7
100.0 100.0
68.8
73.9
31.3
26.1
100.0 100.0
79.0
88.9
21.1
11.1
100.0 100.0
70.0
50.0
30.0
50.0
100.0 100.0
70.0 100.0
30.0
0.0
100.0 100.0
78.7
72.1
21.3
27.9
100.0 100.0
72.2
68.3
27.8
31.7
100.0 100.0
74.1
76.9
25.9
23.1
100.0 100.0
単位:%
表18
飲酒者の区分別割合の年次推移
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
40歳代
50歳代
地域
60歳代
男性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
地域
60歳代
女性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
現在飲酒者
過去飲酒者
非飲酒者
計
80.3
7.6
12.1
100.0
65.9
8.2
25.9
100.0
72.3
8.5
19.2
100.0
64.5
12.1
23.4
100.0
74.0
5.7
20.3
100.0
82.0
3.1
15.0
100.0
81.0
5.3
13.8
100.0
36.6
9.9
53.5
100.0
23.8
4.1
72.1
100.0
22.9
4.3
72.7
100.0
10.5
2.8
86.7
100.0
36.6
9.9
53.5
100.0
47.2
4.3
48.5
100.0
36.0
4.8
59.1
100.0
69.1
8.8
22.1
100.0
65.5
6.9
27.6
100.0
74.8
6.0
19.2
100.0
65.8
10.8
23.4
100.0
72.7
6.6
20.7
100.0
80.7
3.8
15.5
100.0
78.8
7.0
14.3
100.0
35.1
8.2
56.7
100.0
25.2
6.2
68.6
100.0
20.2
4.7
75.1
100.0
13.5
2.6
83.9
100.0
38.9
9.5
51.7
100.0
46.8
5.2
48.0
100.0
35.8
8.0
56.2
100.0
70.5
3.9
25.6
100.0
68.3
6.7
25.0
100.0
72.1
9.6
18.3
100.0
66.1
11.5
22.4
100.0
70.1
7.0
22.9
100.0
81.1
4.8
14.1
100.0
77.1
6.2
16.7
100.0
33.0
10.7
56.3
100.0
21.8
8.0
70.3
100.0
23.5
6.2
70.4
100.0
10.3
3.7
86.0
100.0
40.5
10.2
49.4
100.0
45.9
6.0
48.2
100.0
34.6
8.1
57.4
100.0
67.7
7.7
24.6
100.0
69.6
3.6
26.8
100.0
69.1
10.4
20.5
100.0
64.3
14.5
21.2
100.0
71.9
7.2
20.9
100.0
78.3
6.1
15.6
100.0
77.9
5.9
16.2
100.0
33.5
9.7
56.8
100.0
24.1
6.7
69.3
100.0
21.3
7.3
71.3
100.0
15.3
5.6
79.2
100.0
39.1
8.3
52.6
100.0
47.3
7.3
45.4
100.0
41.2
7.9
50.9
100.0
61.1
8.3
30.6
100.0
75.9
0.9
23.2
100.0
70.3
11.2
18.6
100.0
62.1
16.8
21.1
100.0
71.6
6.5
21.9
100.0
78.2
6.1
15.7
100.0
77.6
6.3
16.2
100.0
36.7
10.7
52.6
100.0
25.1
7.4
67.4
100.0
22.1
6.8
71.1
100.0
14.6
6.4
79.0
100.0
37.4
9.4
53.2
100.0
43.5
9.3
47.2
100.0
37.5
8.7
53.8
100.0
59.6
8.5
31.9
100.0
72.8
2.2
25.0
100.0
68.8
10.6
20.6
100.0
64.0
12.5
23.5
100.0
69.6
7.7
22.6
100.0
77.7
7.1
15.2
100.0
77.3
6.3
16.5
100.0
32.5
12.5
55.0
100.0
24.8
9.0
66.2
100.0
22.4
7.9
69.7
100.0
18.5
4.3
77.2
100.0
40.5
8.8
50.7
100.0
44.1
9.5
46.4
100.0
38.4
9.3
52.4
100.0
62.8
6.4
30.9
100.0
74.2
4.2
21.7
100.0
65.9
9.2
24.9
100.0
62.8
16.9
20.3
100.0
67.3
7.8
24.9
100.0
77.3
7.7
15.1
100.0
77.5
6.4
16.1
100.0
34.2
11.8
54.1
100.0
24.0
9.5
66.6
100.0
22.4
9.4
68.2
100.0
16.8
6.4
76.8
100.0
39.9
11.2
49.0
100.0
45.5
10.5
44.1
100.0
38.6
10.2
51.2
100.0
68.4
5.3
26.3
100.0
76.6
3.9
19.5
100.0
66.8
8.6
24.6
100.0
62.7
13.5
23.8
100.0
65.8
7.3
26.9
100.0
74.9
7.7
17.4
100.0
77.2
6.2
16.6
100.0
34.6
13.5
51.9
100.0
28.1
5.5
66.4
100.0
22.2
6.4
71.4
100.0
21.1
3.7
75.2
100.0
38.4
12.2
49.5
100.0
43.8
8.9
47.3
100.0
40.9
8.8
50.4
100.0
67.7
74.6
4.6
3.0
27.7
22.4
100.0 100.0
62.2
72.4
7.3
4.0
30.5
23.7
100.0 100.0
66.3
68.0
7.3
6.6
26.5
25.5
100.0 100.0
66.7
66.5
12.7
11.5
20.7
22.0
100.0 100.0
68.4
66.6
7.7
8.2
23.9
25.2
100.0 100.0
74.3
73.4
7.7
8.3
18.1
18.3
100.0 100.0
78.0
77.8
6.1
5.6
15.9
16.6
100.0 100.0
38.9
36.4
8.0
8.7
53.1
54.9
100.0 100.0
27.5
30.2
7.3
7.8
65.1
62.0
100.0 100.0
19.9
21.7
5.4
4.9
74.7
73.4
100.0 100.0
19.9
19.3
3.7
3.6
76.5
77.1
100.0 100.0
41.8
39.2
10.8
10.9
47.4
49.9
100.0 100.0
40.1
41.3
9.2
9.5
50.7
49.2
100.0 100.0
41.3
41.1
8.4
10.3
50.3
48.7
100.0 100.0
単位:%
189
N.S.
N.S.
N.S.
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表19
現在飲酒者における飲酒量階層別割合の年次推移
1日あたり飲酒量
40歳代
50歳代
地域
60歳代
男性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
地域
60歳代
女性
70歳代
30歳代
職域 40歳代
50歳代
190
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
1.0合未満
1.0合以上2.0合未満
2.0合以上3.0合未満
3.0合以上
計
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
44.2
26.9
21.2
7.7
100.0
29.6
26.1
33.0
11.4
100.0
38.5
35.4
15.9
10.3
100.0
51.7
34.1
9.9
4.4
100.0
50.6
27.4
12.3
9.7
100.0
36.2
31.1
19.8
12.9
100.0
28.9
36.9
19.3
14.9
100.0
84.1
11.6
2.9
1.5
100.0
88.7
11.3
0.0
0.0
100.0
87.0
10.0
2.0
1.0
100.0
100.0
0.0
0.0
0.0
100.0
88.4
7.0
0.0
4.7
100.0
80.7
10.8
3.6
4.8
100.0
81.0
15.5
1.7
1.7
100.0
37.8
31.1
24.4
6.7
100.0
34.7
28.0
33.3
4.0
100.0
37.9
33.0
18.5
10.7
100.0
43.7
38.8
15.5
1.9
100.0
57.2
26.4
11.1
5.4
100.0
39.3
31.3
15.5
13.9
100.0
33.2
33.2
21.6
12.1
100.0
78.8
16.7
1.5
3.0
100.0
87.1
11.8
1.1
0.0
100.0
87.6
11.2
0.0
1.1
100.0
100.0
0.0
0.0
0.0
100.0
80.2
14.4
2.7
2.7
100.0
79.2
12.8
4.8
3.2
100.0
84.5
12.7
1.4
1.4
100.0
45.5
27.3
14.6
12.7
100.0
32.9
32.9
25.3
8.9
100.0
35.7
34.4
20.1
9.8
100.0
45.0
34.2
15.0
5.8
100.0
56.0
25.9
12.1
6.0
100.0
39.4
31.6
16.6
12.4
100.0
33.0
33.7
20.8
12.5
100.0
80.9
14.7
2.9
1.5
100.0
87.3
11.4
1.3
0.0
100.0
84.1
13.3
0.9
1.8
100.0
95.2
4.8
0.0
0.0
100.0
77.6
12.8
6.4
3.2
100.0
76.6
16.8
4.4
2.2
100.0
81.4
14.3
2.9
1.4
100.0
36.4
40.9
15.9
6.8
100.0
39.5
30.3
23.7
6.6
100.0
36.9
35.5
21.7
6.0
100.0
36.0
43.9
13.2
7.0
100.0
54.3
26.9
11.1
7.7
100.0
39.6
33.7
16.0
10.7
100.0
36.5
34.1
17.7
11.7
100.0
83.1
10.8
4.6
1.5
100.0
86.4
12.4
1.2
0.0
100.0
86.5
10.4
2.1
1.0
100.0
89.3
10.7
0.0
0.0
100.0
79.1
14.2
5.4
1.4
100.0
74.1
18.4
3.5
4.0
100.0
75.8
20.9
1.1
2.2
100.0
34.1
43.2
6.8
15.9
100.0
38.0
25.3
29.1
7.6
100.0
38.4
35.0
19.9
6.8
100.0
41.9
39.3
13.7
5.1
100.0
55.7
26.2
9.6
8.5
100.0
43.2
31.7
15.0
10.1
100.0
34.0
34.8
19.9
11.3
100.0
84.4
10.4
3.9
1.3
100.0
86.3
13.8
0.0
0.0
100.0
88.9
10.2
0.0
0.9
100.0
83.9
12.9
3.2
0.0
100.0
85.1
7.4
5.4
2.0
100.0
78.6
15.0
3.2
3.2
100.0
77.9
20.0
0.0
2.1
100.0
39.3
32.1
16.1
12.5
100.0
38.8
31.6
20.4
9.2
100.0
34.8
32.2
24.7
8.4
100.0
39.4
43.3
10.2
7.1
100.0
57.8
23.8
11.3
7.1
100.0
42.4
29.9
15.6
12.1
100.0
35.3
33.1
20.1
11.5
100.0
76.9
18.0
2.6
2.6
100.0
84.7
11.8
1.2
2.4
100.0
83.6
14.6
0.9
0.9
100.0
86.4
11.4
2.3
0.0
100.0
83.1
11.5
2.4
3.0
100.0
73.5
19.1
3.9
3.4
100.0
84.4
12.8
0.9
1.8
100.0
37.3
30.5
22.0
10.2
100.0
37.1
34.8
18.0
10.1
100.0
29.7
36.5
23.4
10.4
100.0
46.5
38.8
8.5
6.2
100.0
58.4
25.5
10.1
6.0
100.0
44.0
28.1
15.9
12.0
100.0
34.7
33.2
20.7
11.5
100.0
79.3
15.9
3.7
1.2
100.0
81.7
15.5
2.8
0.0
100.0
81.7
15.6
1.8
0.9
100.0
86.1
9.3
4.7
0.0
100.0
84.8
11.7
2.9
0.6
100.0
74.3
17.1
5.9
2.7
100.0
80.0
13.6
3.6
2.7
100.0
35.9
33.3
10.3
20.5
100.0
35.6
18.6
28.8
17.0
100.0
33.9
28.1
25.7
12.3
100.0
52.9
39.7
3.3
4.1
100.0
61.7
23.2
10.4
4.7
100.0
43.7
30.7
15.7
9.9
100.0
35.8
34.1
19.4
10.7
100.0
67.3
25.0
7.7
0.0
100.0
82.1
12.5
1.8
3.6
100.0
81.1
15.6
2.2
1.1
100.0
89.8
8.2
2.0
0.0
100.0
78.4
17.0
4.1
0.6
100.0
74.7
18.6
3.2
3.6
100.0
83.5
11.3
1.7
3.5
100.0
29.6
40.8
31.8
28.6
20.5
22.5
18.2
8.2
100.0 100.0
36.0
32.7
30.0
27.3
20.0
23.6
14.0
16.4
100.0 100.0
33.3
36.6
37.2
32.0
22.4
25.1
7.1
6.3
100.0 100.0
51.1
47.0
34.0
36.2
12.8
11.4
2.1
5.4
100.0 100.0
59.9
61.0
25.3
27.0
9.0
6.8
5.7
5.2
100.0 100.0
45.1
46.7
30.2
29.1
15.3
16.6
9.5
7.5
100.0 100.0
38.2
36.8
32.1
30.9
17.4
21.5
12.4
10.8
100.0 100.0
78.0
85.7
17.0
14.3
1.7
0.0
3.4
0.0
100.0 100.0
80.0
74.6
16.0
20.0
4.0
3.6
0.0
1.8
100.0 100.0
84.6
83.0
11.0
11.7
4.4
4.3
0.0
1.1
100.0 100.0
87.8
89.1
10.2
9.1
2.0
1.8
0.0
0.0
100.0 100.0
77.2
75.2
18.5
17.0
2.2
7.1
2.2
0.7
100.0 100.0
77.9
74.2
14.8
18.3
6.0
5.9
1.4
1.6
100.0 100.0
78.5
80.4
14.1
17.7
5.9
1.0
1.5
1.0
100.0 100.0
単位:%
表20
朝食を抜くことがよくある者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表21
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
21.2
19.1
15.4
16.9
19.4
17.0
26.6
22.8
21.2
19.4
16.3
14.7
21.7
15.2
18.5
18.3
16.7
20.5
22.0
19.7
6.6
7.1
7.1
6.3
8.8
6.0
8.9
7.8
7.6
5.8
8.5
10.8
7.1
7.4
9.5
7.5
7.3
6.7
5.2
5.7
31.2
38.9
37.3
38.2
39.5
34.3
31.8
33.9
31.7
29.3
28.1
26.3
26.5
25.1
27.2
25.5
23.8
24.9
25.0
24.3
14.7
17.9
18.0
17.7
18.4
15.8
15.7
15.9
15.8
14.4
8.9
11.5
8.4
8.3
10.7
11.1
11.3
9.0
6.2
7.6
6.4
5.9
7.0
4.5
6.0
4.9
5.0
7.4
4.1
5.2
4.8
7.0
5.6
5.9
4.7
4.7
4.8
4.9
3.3
3.0
4.4
5.7
5.1
5.6
4.7
4.6
5.0
7.4
7.3
6.5
23.9
19.9
21.7
26.6
21.9
20.7
18.2
22.0
20.5
18.1
19.9
16.0
16.6
19.3
17.9
16.7
17.2
15.3
15.5
16.6
12.9
15.4
10.4
13.2
13.3
11.3
14.0
15.1
12.9
14.8
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
P<0.001
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
夕食後1~2 時間以内に床につく者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表22
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
43.9
35.3
34.6
26.2
29.2
30.9
23.4
26.3
31.8
31.3
36.3
30.2
27.5
31.3
36.1
31.4
32.5
25.6
22.0
30.3
23.7
27.1
26.3
24.8
24.7
29.6
24.9
29.3
23.8
20.9
25.5
27.9
20.8
22.0
22.2
22.0
26.1
20.1
22.1
18.9
40.5
42.3
42.3
45.3
47.5
43.0
42.8
41.2
40.0
38.8
46.3
45.9
45.9
47.9
50.1
46.8
48.7
44.3
45.7
42.7
36.5
38.1
36.4
41.0
42.5
38.2
41.2
41.1
41.8
40.9
6.9
5.3
5.6
3.9
8.3
9.5
7.3
7.1
5.6
9.2
7.3
7.4
7.4
6.9
8.3
8.1
8.5
6.9
7.8
7.8
9.5
6.8
7.3
8.5
9.4
7.9
8.0
11.3
9.3
8.4
12.7
9.8
9.4
9.8
11.6
10.0
13.2
10.3
12.0
9.8
19.7
23.0
27.7
25.3
24.4
21.2
25.7
20.8
21.7
22.9
17.8
19.3
18.9
20.2
19.1
20.7
22.1
18.2
16.0
18.7
18.8
19.4
13.8
17.6
16.3
16.4
18.1
18.0
17.7
17.9
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
ついついお腹いっぱい食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
68.2
61.8
68.0
60.0
62.5
69.2
69.2
73.7
78.8
68.7
54.1
58.6
64.2
63.4
58.3
67.9
62.5
59.0
59.8
55.3
44.3
41.3
41.0
46.9
50.3
45.0
45.0
48.1
43.3
43.2
31.4
30.4
30.1
35.6
33.2
39.0
37.2
41.8
38.5
36.6
67.7
69.1
67.1
68.6
70.2
69.8
68.8
67.2
68.3
66.2
60.4
62.2
62.8
63.0
65.7
63.8
65.2
64.4
64.7
61.6
51.4
53.1
56.3
53.6
54.7
55.9
56.1
55.6
55.1
54.9
59.9
64.1
64.0
64.6
64.4
61.9
63.2
66.0
66.7
62.0
56.6
60.9
58.3
61.2
64.0
61.0
62.4
65.0
63.8
53.1
47.6
49.2
49.4
50.1
49.8
56.0
55.0
54.1
57.5
52.8
33.9
34.7
35.7
39.4
37.9
40.0
38.4
41.9
45.8
45.1
62.7
63.9
65.6
67.7
69.5
67.9
69.0
66.7
63.0
62.7
61.9
61.3
60.1
59.8
60.6
64.1
62.9
61.2
61.3
59.1
58.1
64.2
62.1
60.5
60.6
58.6
60.4
60.2
62.6
59.3
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
191
表23
間食または夜食をほぼ毎日とる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表24
男性
職域
地域
女性
職域
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.01
P<0.001
P<0.01
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
P<0.001
N.S.
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
54.6
54.4
57.7
44.6
55.6
51.1
50.0
46.4
56.1
58.2
48.2
48.3
42.5
44.6
40.7
40.9
44.2
46.2
47.6
47.4
45.9
47.5
41.4
40.9
36.5
36.3
35.2
35.2
35.4
38.4
47.5
41.8
44.8
47.5
47.6
44.0
40.1
36.1
39.2
34.8
52.5
46.2
46.7
49.3
46.4
46.9
45.9
47.4
45.7
44.6
46.8
43.9
41.2
39.6
38.9
38.8
38.0
34.6
34.0
35.1
46.8
43.0
42.6
40.3
38.8
40.3
39.1
37.0
34.2
31.5
37.6
32.5
32.6
30.6
31.5
29.8
31.2
24.4
30.9
29.9
34.2
30.1
29.5
29.3
26.3
26.3
29.8
31.8
32.1
26.0
32.9
34.5
31.1
31.0
25.7
28.5
26.3
24.0
25.1
26.2
34.4
31.6
34.6
36.6
34.1
30.4
31.3
31.8
30.2
30.4
35.2
32.4
32.2
29.4
30.1
29.1
30.5
27.7
28.7
27.7
39.4
36.8
38.5
39.8
37.4
33.1
33.4
34.3
31.2
33.4
46.2
30.4
26.5
25.9
28.0
25.7
29.0
27.1
29.0
26.0
単位:%
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.01
P<0.05
P<0.001
P<0.001
P=0.05
N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.05
P<0.01
P<0.01
油料理をほぼ毎日食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
192
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
19.7
25.0
32.1
23.1
31.9
34.0
30.9
26.3
27.3
35.8
26.7
25.0
28.3
25.0
30.6
33.6
30.8
20.5
42.7
25.0
19.6
22.3
21.2
21.1
19.6
21.5
21.9
17.6
20.2
21.2
25.0
24.7
31.2
30.5
24.2
30.0
24.2
24.2
21.2
21.2
15.6
15.3
16.8
18.5
19.0
17.6
19.4
21.0
21.2
17.9
14.3
12.8
13.4
14.0
15.0
14.5
14.7
16.1
16.3
16.0
9.5
11.3
13.2
13.7
13.2
13.5
13.4
15.1
14.3
15.4
53.5
55.0
58.1
61.2
54.2
58.7
61.5
64.1
67.3
63.6
44.6
50.2
48.6
54.0
57.1
54.7
59.3
54.8
60.1
56.8
30.7
29.5
31.7
34.6
35.0
37.8
42.2
35.0
43.8
42.7
30.2
31.6
32.2
35.7
26.7
33.1
38.1
31.8
30.6
24.5
31.9
34.8
36.0
37.0
39.2
38.6
43.5
47.0
45.2
41.6
33.8
27.9
35.6
35.8
37.8
39.5
39.9
40.7
43.7
41.1
42.7
35.8
37.4
33.8
40.9
38.5
40.3
37.7
38.6
36.9
単位:%
砂糖入り飲料をほぼ毎日摂る習慣がある者の割合
地域
表25
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
22.7
27.9
20.5
16.9
25.0
34.0
35.1
28.1
25.8
28.4
17.0
17.2
15.0
18.8
22.2
21.2
21.7
20.5
22.0
22.4
10.1
10.3
11.2
17.0
11.5
12.1
12.4
12.1
15.5
13.1
11.4
12.7
10.4
10.2
7.4
8.5
9.2
12.9
9.4
7.1
35.3
34.8
36.4
39.2
35.4
40.7
38.1
39.2
39.3
39.9
28.0
29.5
30.0
29.3
31.1
31.4
31.5
31.6
30.7
32.1
19.2
22.2
23.3
23.3
22.9
25.0
24.8
25.7
23.3
24.2
23.9
22.0
31.2
24.8
20.0
26.2
25.1
27.6
29.6
29.4
12.9
11.1
11.4
11.7
11.4
17.1
16.3
16.6
17.0
15.6
5.6
6.8
5.8
4.9
4.9
5.3
7.8
6.7
9.8
7.9
6.6
8.3
7.0
10.7
7.8
6.5
7.5
5.8
5.5
2.9
22.5
28.0
26.8
28.4
31.8
25.1
23.7
25.1
27.5
28.0
23.8
22.7
23.6
22.1
24.2
24.5
26.1
27.3
27.6
26.8
16.7
12.4
13.7
17.1
14.0
12.3
8.9
10.6
14.7
14.8
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.05
P<0.001
N.S.
P<0.01
P<0.01
P<0.01
N.S.
P<0.05
N.S.
表26
卵をほぼ毎日食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表27
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
45.5
35.3
50.0
40.0
37.5
39.4
34.0
43.9
45.5
44.8
37.8
35.3
35.8
35.7
30.6
30.7
40.8
55.1
45.1
42.1
30.6
29.4
31.7
33.7
30.1
32.0
28.1
28.5
25.6
30.5
29.8
31.0
36.6
33.5
34.2
31.0
28.5
28.9
29.6
27.8
38.5
43.5
44.8
41.4
42.0
43.0
41.6
42.2
43.7
42.8
39.2
38.7
39.5
37.4
37.0
36.1
36.6
36.7
36.4
36.5
31.7
34.5
34.8
33.1
32.3
31.1
32.6
33.4
31.0
34.9
35.6
34.0
38.6
34.5
38.0
32.1
33.6
31.4
37.7
32.6
17.7
21.1
21.6
17.3
22.3
26.6
27.0
24.0
31.2
25.5
19.3
22.0
18.2
18.9
18.9
21.2
19.1
18.4
17.0
18.2
18.9
20.7
25.2
19.4
20.3
26.2
23.1
18.6
17.8
21.2
35.9
40.2
39.8
36.5
37.7
38.6
34.2
35.7
40.2
34.9
38.1
39.4
35.2
36.2
30.9
32.1
32.0
33.7
32.9
34.7
29.0
26.4
29.9
24.1
27.4
26.0
24.6
27.1
25.8
27.0
単位:%
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
脂身の多い肉類を週3日以上食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表28
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
33.3
44.1
30.8
33.9
38.9
41.5
38.3
49.1
40.9
53.7
23.7
27.6
24.2
31.3
23.2
29.2
30.0
30.8
36.6
32.9
17.0
19.9
19.9
25.5
19.3
19.3
22.5
19.9
18.8
19.7
22.7
20.3
21.9
23.7
15.3
18.5
18.8
17.0
18.9
15.4
41.1
48.7
49.8
51.0
54.0
53.7
54.7
54.1
57.1
53.4
35.8
38.5
40.3
39.7
42.9
44.5
45.3
43.8
47.3
45.8
21.5
26.5
27.4
28.0
27.4
28.6
28.3
30.0
30.7
30.4
49.8
45.7
42.8
40.5
38.1
45.2
50.2
55.1
54.9
58.2
22.1
25.2
21.8
25.3
29.5
27.6
31.0
34.1
30.7
37.0
16.1
17.0
17.1
17.0
15.4
18.3
21.8
22.4
20.5
24.5
15.7
13.5
17.3
22.3
16.8
16.9
18.9
18.6
22.3
15.7
28.9
33.1
35.0
39.6
40.6
40.9
38.8
35.7
37.9
42.1
34.6
32.3
37.9
37.9
42.3
39.5
41.3
41.9
40.5
41.5
28.1
18.0
22.8
24.6
25.8
27.1
26.6
32.0
28.7
29.3
単位:%
P<0.05
P<0.05
N.S.
P<0.05
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.01
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.05
P<0.05
P<0.01
魚介類を週3日以上食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
68.2
58.8
53.9
47.7
55.6
54.3
51.1
47.4
51.5
46.3
74.8
67.2
64.2
62.5
64.8
62.0
51.7
64.1
58.5
48.7
78.6
80.9
77.6
77.0
72.0
74.0
71.9
73.1
70.0
61.0
83.7
84.8
82.0
78.5
79.5
80.9
77.8
76.8
77.9
73.6
46.5
47.3
46.4
47.1
42.1
46.2
43.6
45.3
44.1
42.2
52.2
55.6
54.6
50.4
50.1
49.2
46.8
47.4
45.9
44.8
68.5
68.3
66.5
66.5
61.9
60.8
59.7
57.6
55.9
54.1
62.9
57.2
50.7
52.2
53.7
52.0
49.0
54.5
45.1
42.9
79.4
70.3
70.5
68.4
66.9
67.5
67.7
63.0
59.6
53.7
81.8
78.7
77.5
77.5
77.2
76.4
76.9
78.7
71.8
69.7
84.5
77.7
79.8
79.2
79.3
80.4
78.9
85.5
80.3
74.8
47.9
45.3
43.6
40.4
40.9
40.7
41.1
40.6
35.9
36.5
48.0
48.7
45.9
43.1
38.6
41.7
42.9
42.1
38.9
39.4
60.8
70.7
68.7
67.5
61.7
56.2
58.7
56.3
50.6
52.1
単位:%
P<0.04
P<0.001
P<0.001
P<0.01
P<0.05
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.01
P<0.01
P<0.001
193
表29
煮物などの味付けが濃い者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表30
男性
職域
地域
女性
職域
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
P<0.01
N.S.
P<0.01
N.S.
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
12.1
14.7
10.3
10.8
11.1
18.1
20.2
21.1
10.6
10.5
20.0
19.0
16.7
15.2
14.8
19.7
16.7
14.1
15.9
11.8
15.6
14.9
14.7
18.6
20.6
18.4
16.0
13.7
9.8
13.5
15.8
15.8
14.2
16.4
14.7
13.0
15.5
14.4
14.6
14.6
12.7
13.9
15.8
18.3
18.8
17.2
15.2
16.6
15.7
15.3
15.0
15.2
14.1
14.0
15.9
13.9
15.3
14.8
13.7
12.7
16.8
17.6
17.3
16.0
16.1
16.4
16.0
13.6
15.1
12.0
7.4
9.1
5.6
7.8
10.2
5.2
8.9
9.0
7.4
4.9
10.9
5.7
8.7
12.2
8.0
9.8
8.2
7.8
9.6
13.0
10.5
11.5
10.1
12.7
10.1
10.2
10.9
9.8
7.9
8.4
15.0
12.4
11.7
13.9
8.6
12.7
15.0
10.7
10.2
11.1
9.2
8.1
7.0
9.1
10.8
9.3
6.8
9.1
9.9
11.2
5.7
5.6
5.7
9.0
8.5
9.5
7.9
6.4
5.6
4.4
10.8
8.5
9.0
6.6
9.1
8.6
7.2
6.0
5.4
5.3
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
P<0.05
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
めん類の汁をほとんど全部飲む者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
194
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
42.4
51.5
42.3
43.1
47.2
38.3
36.2
49.1
37.9
32.8
36.3
43.1
36.7
33.9
38.9
39.4
34.2
46.2
41.5
39.5
34.9
32.6
37.8
35.9
36.2
32.6
34.3
40.0
38.6
40.2
25.5
24.7
27.3
31.1
21.6
25.5
27.5
29.9
25.4
31.3
36.5
34.1
33.4
35.0
32.7
33.8
34.2
33.8
34.4
34.0
38.7
38.1
38.9
36.1
36.1
34.8
37.5
35.0
35.4
33.2
38.7
38.9
40.2
39.8
39.9
38.9
38.2
38.0
39.6
36.9
30.7
29.2
27.9
25.7
25.9
22.2
26.3
29.5
25.9
25.5
31.1
34.8
33.3
27.9
28.3
28.0
27.3
26.7
28.4
24.0
28.2
29.5
34.5
29.6
29.0
28.8
29.6
32.8
26.8
29.2
19.4
23.3
20.1
23.6
18.5
23.5
24.9
27.3
25.8
27.5
30.3
26.0
25.8
23.2
27.6
27.0
23.7
25.9
25.1
22.7
33.3
30.1
30.2
35.1
31.3
27.2
29.6
26.2
27.6
25.3
33.3
32.8
28.4
29.0
33.7
26.7
24.6
29.2
30.9
24.3
単位:%
汁物を 1 日2杯以上飲む者の割合
地域
表31
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
50.0
57.4
51.3
43.1
47.9
47.9
51.1
54.4
59.1
46.3
40.0
47.4
40.8
44.6
40.7
46.7
53.3
42.3
43.9
51.3
36.2
36.9
39.1
33.0
38.3
36.9
41.1
35.6
40.4
36.7
37.9
36.1
31.2
31.6
30.0
32.0
32.9
34.5
34.4
29.5
42.1
38.1
36.3
39.7
35.9
34.1
32.6
31.8
30.4
30.1
41.1
39.1
37.8
37.0
36.9
35.5
35.6
35.6
35.5
34.5
30.7
29.0
29.1
30.2
30.1
30.6
30.0
32.6
31.8
30.5
22.8
24.9
20.0
19.4
14.8
16.3
17.0
15.4
14.2
14.7
19.7
21.3
17.6
20.0
19.2
16.0
18.5
18.9
18.8
16.2
19.5
16.8
16.7
14.8
16.9
14.8
16.4
16.6
15.8
14.2
13.9
12.0
12.6
14.4
12.9
15.8
16.0
16.9
18.6
14.1
14.8
13.5
14.3
14.3
11.1
12.3
10.3
11.8
12.0
8.3
21.2
17.5
18.6
19.1
17.7
16.5
12.5
13.4
13.7
12.7
23.7
24.9
14.7
20.6
17.1
17.8
16.0
15.5
15.3
11.8
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.001
P<0.001
表32
塩蔵品を週3日以上食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表33
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
16.7
19.1
11.5
9.2
13.9
14.9
14.9
12.3
9.1
10.5
17.0
21.6
16.7
14.3
16.7
19.0
18.3
21.8
26.8
17.1
21.4
17.4
26.3
26.4
23.3
20.9
18.9
23.1
16.3
15.4
27.0
22.8
20.8
24.3
23.2
22.0
20.8
18.0
16.4
18.1
8.6
7.8
8.7
7.8
8.4
7.3
6.5
8.5
7.5
5.9
12.7
14.9
13.0
11.6
11.1
10.5
9.6
9.3
9.2
8.5
14.7
15.6
16.1
16.4
14.0
16.1
13.3
13.8
12.5
11.9
12.4
12.0
11.6
13.1
13.0
9.9
8.1
7.1
7.4
8.7
16.6
13.3
19.4
18.1
16.3
14.4
15.1
18.4
18.8
11.5
21.4
18.7
21.2
24.5
19.7
22.1
20.8
20.8
13.5
14.4
18.8
22.4
23.4
21.8
20.3
21.2
20.6
22.3
26.2
24.5
6.3
8.1
7.6
8.3
9.9
6.7
8.2
6.2
5.2
4.5
7.8
6.0
8.0
11.1
8.9
8.2
8.5
8.3
7.6
8.1
21.1
15.9
14.7
18.9
10.6
11.6
10.6
13.0
10.2
8.8
単位:%
N.S.
N.S.
P<0.01
P<0.05
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.05
N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.05
N.S.
P<0.001
漬け物や味付けしてあるおかずにしょうゆやソースをかけることが多い者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表34
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
54.6
52.9
44.9
46.2
50.0
40.4
46.8
42.1
40.9
37.3 P<0.05
40.7
37.1
40.8
44.6
45.4
45.3
52.5
46.2
48.8
54.0 P<0.05
26.9
29.4
32.4
30.5
31.1
32.6
34.6
35.6
31.8
33.2 P<0.05
30.5
31.0
30.1
27.1
29.5
30.5
25.1
33.5
23.5
25.1 N.S.
40.8
34.2
32.4
33.3
32.6
30.9
30.1
24.8
25.4
22.8 P<0.001
41.6
41.1
39.1
38.5
37.7
35.3
35.1
33.9
32.5
31.0 P<0.001
40.3
41.8
40.8
40.0
39.5
36.5
37.9
38.2
34.0
33.6 P<0.001
12.4
13.9
10.7
8.7
13.9
11.5
12.6
9.0
9.9
10.3 N.S.
14.1
14.7
13.4
13.6
11.7
10.8
10.3
13.8
11.5
9.9 P<0.05
13.9
13.5
13.3
11.6
10.5
12.4
11.5
13.5
9.5
10.1 P<0.05
13.9
9.8
14.1
8.8
12.9
12.7
13.9
13.2
10.6
6.9 P<0.01
19.0
13.2
11.8
11.2
10.8
12.1
11.2
9.1
7.5
8.0 P<0.001
18.6
14.9
13.0
14.6
12.8
11.6
13.0
9.5
9.7
8.3 P<0.001
18.8
18.9
13.7
12.7
13.3
10.6
12.0
12.0
12.0
7.6 P<0.001
漬物を1日2回以上食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
16.7
17.7
11.5
10.8
15.3
16.0
11.7
19.3
15.2
14.9
31.9
31.0
30.0
34.8
29.6
21.9
22.5
10.3
19.5
22.4
40.6
37.0
37.5
33.7
35.5
31.4
32.6
27.7
26.4
29.3
53.2
46.2
39.3
43.5
41.3
38.0
41.6
36.1
31.0
31.7
9.0
8.4
6.9
5.9
5.9
5.8
4.9
4.0
5.4
3.8
15.4
12.4
11.1
10.9
10.2
9.2
8.7
7.0
5.6
6.2
22.1
21.2
18.5
18.3
16.9
13.8
13.3
12.8
11.5
10.0
12.9
10.5
8.8
8.7
11.1
8.7
10.9
9.6
8.0
9.8
29.6
28.0
24.3
21.5
17.4
16.0
17.9
18.9
14.2
17.7
40.9
36.9
36.3
35.3
32.4
29.9
27.7
30.6
23.2
23.0
49.2
48.7
43.9
44.0
34.5
32.7
34.6
33.9
32.0
31.4
11.3
6.4
5.4
6.5
6.7
4.9
4.3
3.8
4.1
2.1
10.4
8.9
8.6
10.1
10.2
7.4
5.9
5.4
5.6
4.4
22.0
20.4
18.1
15.4
13.6
12.0
8.5
9.9
9.9
6.1
単位:%
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
195
表35
野菜・海藻類・きのこ類をほぼ毎食食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
表36
男性
職域
地域
女性
職域
P<0.01
P<0.01
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.001
P<0.05
P<0.05
P<0.05
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
25.8
14.7
19.2
20.0
20.8
23.4
19.2
17.5
18.2
17.9
40.0
30.2
31.7
32.1
30.6
29.9
34.2
33.3
40.2
27.6
55.8
55.0
51.9
47.2
48.3
45.3
48.8
46.7
52.4
46.3
67.4
65.2
65.6
62.7
64.7
64.0
64.3
62.9
65.7
62.6
16.5
17.2
19.3
19.7
18.7
18.4
18.3
19.7
19.7
16.2
22.9
24.1
23.0
22.0
22.5
20.3
20.1
21.9
23.2
18.8
37.6
37.5
34.1
32.4
31.8
30.9
30.7
32.4
31.8
30.4
34.7
35.9
33.0
27.7
34.4
34.5
33.6
35.9
37.7
37.5
65.3
58.3
56.3
55.3
58.6
54.1
49.5
51.2
55.5
50.0
75.5
69.7
70.2
67.1
69.7
68.6
70.8
71.0
75.1
67.4
85.6
78.7
80.4
75.9
76.3
74.6
79.4
81.8
78.9
75.8
34.5
33.1
25.2
23.7
26.9
29.5
30.1
33.0
31.2
29.9
37.7
33.5
27.9
26.1
24.4
23.6
26.9
31.0
32.2
29.3
57.0
58.0
46.0
42.7
48.1
48.0
47.8
41.6
42.2
41.8
単位:%
N.S.
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.05
P<0.001
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
大豆製品をほぼ毎日食べる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
196
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
28.8
32.4
43.6
53.9
50.0
54.3
54.3
57.9
47.0
49.3
41.5
36.2
47.5
50.0
60.2
55.5
53.3
51.3
54.9
54.0
36.4
40.1
57.4
60.1
64.9
62.2
63.0
60.2
62.5
58.3
50.4
51.9
73.8
74.0
73.2
70.0
69.1
68.6
62.9
65.2
21.6
25.2
25.9
26.6
26.6
25.9
26.4
25.4
25.4
25.1
26.7
28.8
28.2
25.4
26.9
26.4
26.4
27.4
25.7
24.8
36.6
38.4
34.4
33.2
32.8
31.3
32.1
31.4
30.9
30.1
42.1
35.4
67.9
70.9
71.8
72.6
74.1
73.1
72.8
73.4
43.4
37.0
67.3
65.2
70.3
75.3
76.8
71.9
72.0
72.4
47.8
44.1
73.0
69.1
74.9
72.8
75.4
72.7
69.5
73.4
51.4
52.3
72.0
65.1
72.4
73.5
75.1
75.2
74.9
74.8
23.9
29.4
24.5
28.4
29.1
30.7
30.8
32.4
30.5
30.9
27.7
26.0
27.6
27.1
28.0
28.9
30.4
30.8
29.6
31.3
39.3
39.3
35.2
36.0
36.1
33.2
30.0
36.6
32.3
32.3
単位:%
果物をほぼ毎日食べる者の割合
地域
表37
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
33.3
25.0
29.5
27.7
31.9
35.1
30.9
19.3
27.3
28.4
49.6
46.6
40.0
43.2
47.2
39.4
39.2
35.9
36.6
35.5
52.4
52.1
56.4
56.3
50.7
45.9
47.3
44.9
43.3
40.9
63.8
63.9
65.0
67.2
61.6
60.5
60.4
56.7
57.3
52.9
27.5
26.0
29.5
30.5
27.1
29.6
27.0
29.3
28.2
30.2
29.3
31.0
32.7
32.6
31.0
31.3
28.6
28.7
28.9
30.7
40.8
42.5
40.3
38.8
38.6
38.8
35.6
35.3
35.1
33.8
49.5
52.2
56.1
52.9
51.4
52.0
48.2
51.9
46.9
54.4
61.5
54.5
63.0
61.2
59.7
55.3
59.3
54.4
57.3
55.2
67.3
63.9
67.0
66.5
65.0
65.5
66.4
61.9
56.9
54.5
65.2
71.0
71.5
73.2
69.8
67.7
68.7
68.2
70.1
68.0
27.5
31.8
29.3
37.2
38.9
39.1
36.2
37.9
33.9
37.9
35.1
39.4
32.6
33.7
36.2
36.5
32.8
34.3
35.7
37.6
45.2
50.0
50.5
54.4
45.6
45.9
42.7
45.1
36.8
38.4
単位:%
N.S.
P<0.05
P<0.001
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.05
N.S.
P<0.001
表38
乳製品を毎日とる者の割合
地域
男性
職域
地域
女性
職域
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
30歳代
40歳代
50歳代
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
39.4
41.2
44.9
47.7
51.4
42.6
37.2
36.8
33.3
31.3
34.8
33.6
35.8
41.4
46.3
40.2
40.0
43.6
37.8
44.7
50.6
52.8
53.4
50.6
50.7
50.2
43.9
51.6
49.1
50.2
63.6
63.3
63.4
62.7
59.0
67.0
58.9
59.3
57.3
61.2
45.6
48.6
50.3
49.0
46.8
47.3
44.2
41.0
43.7
42.2
40.0
46.4
47.4
47.8
46.8
43.4
44.6
43.1
44.9
43.6
45.3
46.1
48.8
50.0
47.8
47.3
44.8
42.8
43.6
44.3
64.4
66.0
63.7
70.9
63.9
68.7
66.8
66.0
64.2
71.7
62.3
65.4
64.2
63.6
62.3
62.3
62.4
57.6
62.8
66.2
68.6
69.5
71.7
68.1
68.5
68.6
63.6
60.8
61.8
64.6
71.8
79.3
78.0
81.9
77.6
69.6
66.9
69.0
72.7
70.6
64.1
61.2
65.0
63.0
66.0
61.6
62.0
59.7
61.4
65.3
56.3
57.3
62.1
61.9
60.8
62.7
62.3
62.6
65.3
64.3
64.0
71.1
68.3
67.5
69.3
66.4
66.2
62.3
59.9
67.7
単位:%
N.S.
N.S.
N.S.
N.S.
P<0.001
N.S.
P<0.01
N.S.
N.S.
P<0.001
P<0.01
N.S.
P<0.01
N.S.
197
平成24年度以降の展望
大阪府立健康科学センターは、大阪府の方針により、平成24年3月31日をもって公の
施設として廃止されることとなりました。
一方、大阪府は総合的な循環器病予防対策に3年計画で重点的に取り組むとする平成23
年度の健康医療部長マニフェストを打ち出すとともに、府民全体の心筋梗塞、脳卒中などの
循環器病の予防を推進し、医療費の適正化につなげるとする戦略課題を明らかにしました。
大阪府の方針のもとで、健康科学センターは大阪がん予防検診センターと平成24年度に
統合され、新たな「大阪がん循環器病予防センター(仮称)
」の[循環器病予防部門]として
位置づけられ、大阪府からの委託契約に基づき、府下市町村の特定健診・特定保健指導の実
施水準の維持向上に必要な支援を行うための事業を行うこととなりました。
平成24年度からは、府の方針に則り、下記のような目標を設定し、事業展開を図ってい
く計画です。
<目標>
市町村等の実施するがん検診、特定健診・特定保健指導の実施水準の維持・向上を目的と
して、1)データ分析による課題の明確化、2)市町村へ改善策の提案・実践支援、3)対
策に役立つエビデンスや方法論の開発と普及を進めます。この3本柱を通じて、大阪府の循
環器疾患予防施策の目標である、特定健診の受診率の向上と特定保健指導および特定保健指
導の対象とならないハイリスク者も含めた保健指導の充実に貢献します。
<事業展開>
1)データ分析による課題の明確化
・特定健診・特定保健指導データの分析(毎年)
・医療費データ分析(毎年)
・分析結果を「市町村健康診断結果」として毎年提示
2)市町村へ改善策の提案・実践支援
・医療費分析を含めた地域診断結果に基づく市町村における行動変容プログラムの開発、
実践の支援
・府内市町村(医師会委託分を含む)における特定健診・特定保健指導の情報収集とグッ
ドプラックティスの情報提供
・個別健診の受託先である医師会と連携した取り組みの推進、そのための定期的会合やガ
イドライン・マニュアルの共同作成
・健診結果を活用した効果的なハイリスク者対策の提案(非メタボのハイリスク者、喫煙
者、要治療の未治療者、治療コントロール不良者などへの対策)
・研修や教育ツールを活用した指導者の資質向上の支援
・次期健康日本21の都道府県・市町村計画の策定支援と効果的なポピュレーション対策
(環境整備対策)の提案
3)対策に役立つエビデンスや方法論の開発と普及
・モデル地域・職域での詳細な調査・分析により、循環器病予防対策に役立つエビデンス
やノウハウの開発
198
・がんと循環器健診を統合した新しい総合健診の実施とその成果として得られる健診技法
や保健指導プログラムの普及
・府全域の国保の特定健診・特定保健指導受診者のフォローアップ体制の構築と対策に役
立つエビデンスの提供やツールの開発
平成13年度に開設された大阪府立健康科学センターは11年間で幕を閉じることとなり
ました。この間、府民の皆様および関係各所からいただきました絶大なるご支援、ご協力に
深く感謝申し上げます。
199
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