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平成27年度 修学旅行から元気に帰って来ました。

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平成27年度 修学旅行から元気に帰って来ました。
平成27年度 洞北中だより
きずな No.5
平成27年6月15日(月)
文責:北九州市立洞北中学校 校長 笠原 鶴代
大切にしたいこと
修学旅行から元気に帰って来ました。みんなの想いを
ひとつにして、多くのことを学んだ旅でした。
あいさつ・掃除・思いやり
5月18日(月)
、19日(火)
、20日(水)に、
「みんなの想いをひとつに!!~共に
笑い、共に語り、共に分かち合おう!~」をテーマとして、修学旅行に行ってきました。
出発までの準備は、
白石健人君を実行委員長として、
実行委員会の皆さんが力を合わせて、
計画やしおりづくりをしてくれました。ご苦労様でした。出発式の時に、
「1番のおみやげ
は何ですか。
」と尋ねると、
「安全に帰ってくることです。
」という声が返ってきましたが、
その言葉どおり、1年時、2年時の行事における班活動の体験を生かして、二泊三日を無
事に、楽しく過ごすことができました。
<1日目>5月18日(月)出発式を行い、小倉駅に向かいました。9時49分発の新
幹線に乗り、12時40分に京都駅に到着。その後、すぐに京都市内班別研修に出発しま
した。ほとんどの人にとって初めての場所でしたので、最初は、
「どこ、どこ?」とうろう
ろしている人が多かったですが、しばらくすると各班がそれぞれの目的地に向かって出発
しました。 二条城や三十三間堂、清水寺など、各班で立てた計画に沿って半日の班別研
修を楽しんでいました。清水寺では、舞妓さんの撮影があり、外国の方が、
「beautiful!」
と声を上げながら、写真を撮っていました。心配していた雨も降らず、暑くもなく、絶好
の旅行日よりでした。清水寺では、生徒の皆さんは、おみやげを買うのに一生懸命で、味
見をしながら家族や友達におみやげを買っていました。
班別研修の終わりは、第1日目の宿「花月」がゴールでした。
「花月」では、夕食にお刺
身や鉄板焼きもついて豪勢で、みんなたいへん喜んで食べ
ていました。
また、
お風呂もしゃれたお風呂で、
学級の友達と楽しく、
そしてゆっくりと入浴することができました。
<2日目>旅館の皆さんにお礼を言って、朝早く金閣寺
に向かいました。お天気も良く、池に映る金閣寺の姿も美
しく、生徒はその美しさに感動していました。プ
ロジェクトエックスで、金閣寺の金箔を貼る様子
を見たということで、さらに感動が深まったよう
です。
その後、奈良に向かい、まず、東大寺を見学し
ました。東大寺南大門には、右に吽形像、左に阿形像が向かい合う形で安置されて
いました。配置は、通常のものとは逆になっているそうです。その力強さや表情に
子どもたちは、見入っていました。
大仏殿では、大仏様の大きさに圧倒されるとともに感嘆の声が
上がり、一生懸命写真を撮っていました。今年は、外国の方がた
いへん多く、声をかけてみようと努力している生徒もたくさんい
ました。2度とお会いすることはないかもしれませんが、生徒が
“Do you like Japan?”と尋ねると、
”I like very much.” と答えて
くれる外国の方が多く、うれしい気持ちになりました。外国の方
にとっても、思い出に残る旅行になるといいですね。あれこれ考
えて、勇気をもってチャレンジして、とても頼もしかったです。
外国に行くと、現地の方から声をかけてもらうと本当にうれしい
ものです。
その後、鹿がたくさんい
る場所で、鹿とのふれあい
タイムがありました。鹿せ
んべいをあげながら、鹿と
近くでゆっくりとふれあう
ことができました。鹿せん
べいを味見している生徒も
いましたね
その後、
ホテルアジールで昼食をとり、
薬師寺に向かいました。
薬師寺では、恒例のお坊さんによる説教がありました。今年は、みんなの反応がとてもよく、阿吽(あうん)の呼吸で
やり取りができて、たいへん盛り上がった時間になりました。
自分の身の周りのいろいろなことは、周りの方のお陰でできている。
「お陰様」という気持ちを常に大切にして生きよう
というお話を生徒もしっかりと聞いていました。各ご家庭でも、この話を聞かれた
でしょうか。
続いて、法隆寺に行きました。1993年に日本で始めて世界文化遺産に登録さ
れた世界最古の木造建築であり、訪れる者すべてにその歴史の重さを感じさせてい
ました。
「聖霊院」の前に法隆寺の「鏡池」があ
ります。池の西側に、正岡子規が明治28年に
法隆寺を訪れて、茶店で好物の柿を食べたとき
の有名な俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句碑が建っており、バスガイドさ
んの説明を聞いて、皆、その句碑の句をしっかりと読んでいました。
1400年以上も前に、
何も機械がない時代に、
こんなに高い塔を造ったことに、
みんな驚いていました。また、ガイドさんから、木の組み方などを聞いて感心して
いました。
ここは、
「おみやげタイム」があり、くずきりや奈良漬、キーホルダーなどを、いろいろ見比べて買っていました。法隆
寺で、仏像や彫刻などを見ながら、遠い昔にタイムスリップしたようでした。
そして、明石大橋を渡って、二日目の宿泊地 淡路島のウェスティンホテルに向
かいました。明石大橋は、たいへんながめも良く、美しい橋でした。ウェスティン
ホテルは、昨年も宿泊しましたが、日本が誇る建築家安藤忠雄さんのデザインによ
るもので、国際会議場が隣接し、島の自然を取り込んだすばらしい建物でした。サ
ッカー選手のベッカムも泊まったことがあるというりっぱなホテルでした。
前は海、
後ろは山で、部屋からのながめも良く、自然の中にどっぷりとつかっているような
そんな印象をもつホテルでした。
ここでの夕飯は、円卓でフルコースのような料理が出て、たいへんおいしく、生徒も大喜び
でした。
<3日目>3日目は、ウェスティンホテルの近くの北淡震災記念公園へ行き、阪神・淡路大
震災のときの体験談を語り部の方から御伺いし、実際の被害のあった状況などを残した記念館
を見学して回りました。淡路島では、近隣の方のことをよく知っていたので、倒壊した建物の
中からも「隣のおばあちゃんはこの辺りに寝ていたはずだ。
」と
近所の方ですぐに救出することができ、亡くなった方はたいへ
ん少なかったそうです。そういう地域のつながりが命を救うこ
とができたと話されていました。
このお話を聞いて、どんなに社会がグローバル化
しようとも、人と人とのきずなを日本の良さとして
大切にしていきたいと改めて思いました。生徒は、
液状化現象の仕組みを学んだり、地震体験をしたり
することで、地震の時には、実際は歩けないということも実感したと思います。今
後、一人ひとりが世界のどこで暮らそうとも、危機意識をもち、安全に気をつける
意識をもってくれることを願っています。
それから、再度明石大橋を渡って、一路神戸へ。南京町では、神戸の文化に触れ
るとともに、中華街でおいしいものをいろいろと食べてみていました。<次号へ続く>
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