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2007/08/01
投資信託説明書(目論見書)
2 0 0 7 年8月
ク リ エ イ テ ィ ブ・ト ラ ス ト
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
ケイマン籍 契約型 外国投資信託(円建て)
管理・運用は
投資信託説明書(交付目論見書)
2 0 0 7年 8月
1.本交付目論見書に係るクリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の受益
証券の募集については、管理会社は、証券取引法(昭和 23 年法第 25 号)第5条の規定により有価
証券届出書を平成 19 年7月 31 日に財務省関東財務局長に提出しており、その届出の効力は平成 19
年8月1日より生じております。
2.交付目論見書は、証券取引法第 15 条第2項の規定により、あらかじめまたは同時に交付しなけれ
ばならない目論見書です。
3.請求目論見書(記載項目等については本交付目論見書「第二部
ファンド情報 第4 ファンド
の詳細情報の項目」をご参照下さい。)は、投資者のみなさまから請求された場合に交付されるも
のであり、請求を行った場合には投資者のみなさまがその旨の記録をしておくこととなっておりま
すが、便宜上、この交付目論見書と併せて掲載しておりますのでご留意ください。
4.投資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象外です。また、投資者保護基金の支払いの対象外
です。投資信託は、シティバンクまたはシティグループおよびその子会社・関連会社の債務ではな
く、それらによる保証もありません。投資信託は値動きがあり、元本の保証はなく、値下がりのリ
スクがあります。
5.クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の受益証券の価格は、同ファ
ンドに組み入れられている有価証券等の値動きによる影響を受けますが、これらの運用における損
益はすべて投資者のみなさまに帰属します。
(本書は、証券取引法第 13 条の規定に基づく目論見書です。)
金融商品取引法施行後は、本書中、日本の証券取引法への言及は金融商品取引法と読み替えます。
投資信託説明書(交付目論見書)
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(CREATIVE TRUST:HEDGE FUND LINKED FUND (JPY))
平成19年7月31日有価証券届出書提出
発
行
者
名 : リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ
(Lyxor Asset Management S. A.)
代表者の役職氏名: チーフ・エグゼクティブ・オフィサー
ローラン・セイヤー
(Laurent SEYER)
本店の所在の場所: フランス共和国 92800、ピュトー市、バルミー通り17番、
ソシエテ ジェネラル タワー
(Tour Société Générale,17 cours Valmy,92800 Puteaux,France)
代 理 人 の 氏 名 : 弁護士
同
中
野
三
浦
春
芽
健
代 理 人 の 住 所: 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
森・濱田松本法律事務所
届出の対象とした募集
募集外国投資信託受益証券に係るファンドの名称:クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型
ファンド(円建て)
(CREATIVE TRUST:HEDGE FUND LINKED FUND (JPY))
募 集 外 国 投 資 信 託 受 益 証 券 の 金 額:230億円を上限とする。
有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
第一部
証
券
情
報 ····························································· 1
第ニ部
フ ァ ン ド 情 報 ····························································· 4
第1
フ ァ ン ド の 状 況 ····························································· 4
1
フ ァ ン ド の 性 格 ······························································· 4
2
投
3
投 資 リ ス ク ······························································· 17
4
手数料等及び税金······························································· 19
5
運
6
手 続 等 の 概 要 ······························································· 30
7
管理及び運営の概要····························································· 30
資
用
方
状
針 ······························································· 7
況 ······························································· 25
第2
財 務 ハ イ ラ イ ト 情 報 ····························································· 33
第3
外国投資信託受益証券事務の概要··················································· 39
第4
ファンドの詳細情報の項目························································· 40
別紙A
定
義·························································· 41
別紙B
保 証 証 書 の 様 式 ·························································· 43
別紙C
最終償還価額の計算·························································· 48
別紙D
ヘッジファンド投資について·················································· 50
第一部【証券情報】
(1)【ファンドの名称】
クリエイティブ・トラスト-
ヘッジファンド連動
ファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)
、ヘッジ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)
、ヘッジファン
ド連動型ファンド(円建て)
(CREATIVE TRUST:
HEDGE FUND LINKED CAPITAL PROTECTED FUND (USD)、HEDGE FUND
LINKED CAPITAL PROTECTED FUND (EUR)、HEDGE FUND LINKED
FUND (JPY))
(注1)
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)は、アンブレラ・ファンドであるクリエイ
ティブ・トラスト(以下「トラスト」という。)のサブ・ファンドであり、クリエイティブ・トラスト-ヘッジフ
ァンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)、ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)と同
時期に設定された(以下個別にまたは総称して「ファンド」という。)。なお、クリエイティブ・トラスト-ヘ
ッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)、ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
については申込期間が終了しており、現在は募集していない。現在、トラストは、ファンドを含め 37 個のサ
ブ・ファンドにより構成されている。なお、アンブレラとは、1つの投資信託を傘と見立て、その傘の下で一
または複数の投資信託(サブ・ファンド)を設定できる仕組みのものを指す。
(注2) 日本において、各ファンドの名称について「クリエイティブ・トラスト」を省略することができる。また、フ
ァンドを総称して「ヘッジファンド連動型ファンド」ということがあり、ヘッジファンド連動 元本確保型ファン
ド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)を総称して「ヘッジファンド連動元
本確保型ファンド」ということがある。
(2)【外国投資信託受益証券の形態等】
記名式無額面受益証券で、すべて同一種類である。
(以下「フ
ァンド証券」または「受益証券」という。
)
格付は取得していない。
受益証券は追加型である。
(3)【発行(売出)価額の総額】
(注1)
(注2)
230 億円を上限とする。
ファンドは、ケイマン諸島の法律に基づいて設立されているが、ファンド証券は、米ドル建て、ユーロ建てまたは円建
てのため以下の金額表示は別段の記載がない限り米ドル貨、ユーロ貨または円貨をもって行う。
本書の中で金額および比率を表示する場合、四捨五入または切り捨てしてある。従って、合計の数字が一致しない場合
がある。また、円貨への換算は、本書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必要な場合四
捨五入してある。従って、本書中の同一情報につき異なった円貨表示がなされている場合もある。
(4)【発行(売出)価格】
当該評価日に発効する買戻しまたは発行に先んじて、当該評
価日における当該ファンドの純資産価額を当該評価日におけ
る当該ファンドの発行済受益証券口数で除することにより計
算される受益証券一口当たりの純資産価格
(注)
「評価日」とは各取引日(毎木曜日またはかかる木曜日が営業日では
ない場合は前営業日を意味する。
)に関してかかる取引日に続く8営
業日目をいう。「営業日」とは(土曜日を除く。)東京およびパリにお
ける通常の銀行営業日をいう。
(5)【申込手数料】
申込時に販売手数料は課されないが、購入後の経過年数によ
り買戻時に条件付後払申込手数料が課される。
購入後経過年数
条件付後払申込手数料の適用料率
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
-1-
なし
(注1)
(注2)
(注3)
(注4)
(注5)
(注6)
(注7)
(注8)
(6)【申込単位】
投資者は、買戻価額から条件付後払申込手数料を差し引いた金額を
買戻時に受領する。
条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料率
により計算される。すなわち、投資者は、最初に当該申込手数料の
課されない受益証券を、次に4年以上保有した受益証券を、最後に
より長く保有された受益証券を買い戻す。
条件付後払申込手数料の金額は、買戻日における一口当たりの純資
産価格と当初購入価格のいずれか低い金額に基づいて計算される。
分配金の再投資またはキャピタルゲインの分配により発行された
受益証券には条件付後払申込手数料は課されない。
条件付後払申込手数料は、買戻し手続を取り扱う日本における販売
会社または販売取扱会社を通じて精算される。条件付後払申込手数
料の金額は、ファンドの管理運営に関わった保管銀行および管理会
社で分け合うことができる。
販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社は、上記の受益証券
に適用される条件付後払申込手数料のシステムを「ハンドレッド
(手数料後払い方式)」と称する。
購入後経過年数の計算は、当該受益証券の日本における約定日を起
算日とし、買戻時の日本における約定日までとする。
販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社を通じて当該受益
証券を購入し保有する投資者が死亡した場合、受益証券は買い戻す
こととする。
当初購入 500,000 円以上1円単位、追加購入 10,000 円以上1円単
位
(7)【申込期間】
平成19年8月1日(水曜日)から
平成20年7月31日(木曜日)まで
(注1) 日本における申込受付時間は、原則として午後 3 時までとする。販売取扱
会社によっては、状況により、異なる申込受付時間を定めることがある。
(注2) 日本において発注を取り扱うことが適当でないと代行協会員が判断する取
引日(以下「取扱除外日」という。)には、例外的に発注の取扱いが行わ
れないことがある。
(8)【申込取扱場所】
シティバンク証券株式会社(注1)
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル
(以下「シティバンク証券」または「日本における販売会社」と
いう。)
(注1) シティコープ証券会社東京支店は、平成 18 年 11 月 30 日付でその事業の
全部をシティコープ証券準備株式会社に譲渡し、同社は、平成 18 年 12
月 1 日付でその名称をシティバンク証券株式会社に変更し、営業を開始
した。
(注2) 受益証券の販売・買戻取扱会社(以下(12)(ロ)②に定義されている。)は、
シティバンク銀行株式会社(東京都品川区東品川二丁目3番 14 号に所在)
とする。
(1) 上記シティバンク銀行株式会社においては、累積投資コースによる申込
みのみを受付ける。
(2) シティバンク銀行株式会社のうち、一部の支店等で申込みの取扱いを行
わないこととしている場合がある。
(3) シティバンク銀行株式会社本店川崎出張所においては、電話による申込
みのみを受付ける。
(4) インターネット取引では、買戻請求を取り扱わない。
(9)【払込期日】
申込金額の支払は、申込みが受領された、または受領されたとみ
-2-
なされる取引日の翌日以降、日本の4営業日目の日(以下「支払
日」という。)までに日本における販売会社により受領されなけ
ればならない。申込金額は日本における販売会社が保管銀行の各
ファンド口座に送金する。
(注) 日本における販売会社または販売取扱会社は、その定めるところにより、
支払日以前に申込金額等の支払を投資者に依頼する場合がある。販売取扱
会社であるシティバンク銀行株式会社では、通常、申込み((12)(ハ)を
参照のこと。
)を受領した日に申込金額等の引き落としを行う。
(10)【払込取扱場所】
シティバンク証券
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル
発行総額は各支払日に保管銀行であるソシエテ ジェネラルのフ
ァンド口座へ円貨にて払い込まれる。
(11)【振替機関に関する事項】
該当事項なし。
(12)【その他】
(イ)申込証拠金はない。
(ロ)引受等の概要
①
シティバンク証券は、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ(以下「管理会社」とい
う。
)との間の、平成 15 年2月 19 日付けの日本における受益証券の販売および買戻しに関する契約
に基づき、受益証券の募集を行う。
(注)平成 18 年 12 月 1 日付で、シティバンク証券、管理会社およびシティコープ証券会社東京支店との間で、上記契約に
関して、シティコープ証券会社東京支店からシティバンク証券への譲渡契約が締結された。
②
日本における販売会社は、直接または他の販売・買戻取扱会社(販売会社とあわせて以下「販売
取扱会社」という。)を通じて間接に受けた受益証券の購入申込および買戻請求について管理会社へ
の取次ぎを行う。
(注)
「販売・買戻取扱会社」とは、販売会社または管理会社と受益証券の取次業務にかかる契約を締結し、投資者からの受
益証券の申込みまたは買戻しを販売会社に取り次ぎ、投資者からの申込金額の受入れまたは投資者に対する買戻代金の
支払等にかかる事務等を取り扱う取次証券会社および(または)取次登録金融機関をいう。
③
管理会社は、シティバンク証券をファンドに関して日本における代行協会員に指定している。
(注)
「代行協会員」とは、外国投資信託証券の発行者と契約を締結し、一口当たりの純資産価格の公表を行い、また決算報
告書その他の書類を日本証券業協会および販売取扱会社に提出または送付する等の業務を行う協会員をいう。
(ハ)申込みの方法
受益証券の申込みを行う投資者は、販売取扱会社と外国証券の取引に関する契約を締結する。この
ため、販売取扱会社は、「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以下「口座約款」という。)を
投資者に交付し、投資者は、当該口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込書を
提出する。投資者はまた、販売取扱会社と累積投資約款に基づく累積投資契約を締結する。申込金額
は、円貨によって支払われる。
申込金額は、日本における販売会社により各支払日に保管銀行に円貨で払い込まれる。
販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社においては、投資者の受益証券の申込みは、日本に
おける営業日に受け付けられるが、かかる申込みは、日本における販売会社によって、取引日に管理
会社に取次ぎが行われる。
(ニ)日本以外の地域における発行
日本以外の地域における販売は行われない。
-3-
第二部【ファンド情報】
第1
【ファンドの状況】
1【ファンドの性格】
(1) 【ファンドの目的及び基本的性格】
a.ファンドの目的、信託金の限度額および基本的性格
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)
、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユー
ロ建て)およびヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(以下個別にまたは総称して「ファンド」という。
)
は、アンブレラ・ファンドであるクリエイティブ・トラスト(以下「トラスト」という。
)のサブ・ファ
ンドである。
トラストは、ファンドを含む 37 個のサブ・ファンドにより構成されている。なお、アンブレラとは、
1つの投資信託を傘と見立て、その傘の下で一または複数の投資信託(サブ・ファンド)を設定できる
仕組みのものを指す。追加のサブ・ファンドは、受託会社と管理会社との間の信託証書の補遺により設
定することができる。
各ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において連動先ファンドの運用実績から連動先ファ
ンドの費用および報酬を控除した額のリターンを達成するとともに、ヘッジファンド連動
ァンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保型フ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)については、満期日ま
たは満期日以降、受益証券の買戻しを請求する投資者に対し1口当たり当初募集価格の 100%相当額を
保証することである。
ファンドにおける信託金の限度額は、ヘッジファンド連動
4億米ドル、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)について
元本確保型ファンド(ユーロ建て)について2億ユーロ、ヘッジファンド
連動型ファンド(円建て)について 400 億円である。
b.ファンドの特色
トラストは、ケイマン諸島の法律に基づきオープンエンド型投資信託として設立された。
管理会社および/または管理会社から任命されたいかなる者も、かかる目的のためにファンドの勘定
で受益証券を発行する独占的な権利を有する。各受益者は、各取引日(別紙Aに定義される。
)において、
書面による通知を日本における販売会社および販売取扱会社を通じて管理会社に送付することにより、
管理会社にそのファンド証券の買戻しを請求することができる。
1口当たりの買戻価格は、管理会社によって買戻請求が受領された翌日に計算される一口当たり純資
産価格である。
-4-
(2)【ファンドの仕組み】
①
ファンドの仕組み
ト
ラ
ス
ト
クリエイティブ・トラスト
(ファンド)
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
管
理
受
会 社
託
会
社
信託証書
追補証書
リクソー・アセット・
マネジメント・エス・エイ
クロース・トラスティーズ
(ケイマン)リミテッド(注1)
(ファンド資産の運用管理、
ファンド証券の発行、買戻し)
(ファンドの受託業務)
代
行
協
会
員
契
約
(注3)
保管契約
受
益
証
券
販
売
・
買
戻
契
約
保証証書
(注4)
保
保
代
行 協 会 員
日本における
販売会社
証
管
銀
銀
行
行
ソシエテ ジェネラル
(保証の提供および
ファンド資産の保管業務)
シティバンク証券株式会社(注2)
(代行協会員業務および日本におけ
る受益証券の販売・買戻業務)
(注1) 平成 19 年 5 月 31 日付で、クロース・トラスティーズ(ケイマン)リミテッドがスコシアバンク・アンド・トラスト(ケイマ
ン)リミテッドに代わりファンドの受託会社となった。
(注2) シティコープ証券会社東京支店は、平成 18 年 11 月 30 日付でその事業の全部をシティコープ証券準備株式会社に譲渡し、同社
-5-
は、平成 18 年 12 月 1 日付でその名称をシティバンク証券株式会社に変更し、営業を開始した。
(注3) 平成 18 年 12 月 1 日付で、シティバンク証券株式会社、管理会社およびシティコープ証券会社東京支店との間で、同契約に関
して、シティコープ証券会社東京支店からシティバンク証券株式会社への譲渡契約が締結された。
(注4) 平成 18 年 12 月 1 日付で、シティバンク証券株式会社、管理会社およびシティコープ証券会社東京支店との間で、同契約に関
して、シティコープ証券会社東京支店からシティバンク証券株式会社への譲渡契約が締結された。
②
管理会社とファンドの関係法人の名称、ファンドの運営上の役割および契約等の概要
名
称
リクソー・アセット・マネジメント・
ファンド運営
契約等の概要
上の役割
管理会社
エス・エイ
2002 年5月6日付で信託証書(追補証書、変更追
補証書および変更証書により改訂済)をスコシア
(Lyxor Asset Management S.A.)
バンク・アンド・トラスト(ケイマン)リミテッド
(以下「旧受託会社」という。)と締結。2007 年5
月 17 日付で追補信託証書を管理会社、旧受託会社
および受託会社との間で締結。ファンド資産の運
用・管理、ファンド証券の発行、買戻しならびに
トラストおよびファンドの終了について規定して
いる。
クロース・トラスティーズ (ケイマン)
受託会社
2002 年5月6日付で信託証書(追補証書、変更追
リミテッド
補証書および変更証書により改訂済)を管理会社
(Close Trustees (Cayman) Limited)
と旧受託会社の間で締結。2007 年5月 17 日付で
追補信託証書を管理会社、旧受託会社および受託
会社との間で締結。上記に加え、トラストおよび
ファンドの資産の保管について規定している。
ソシエテ ジェネラル
保管銀行
2003 年2月 17 日付保証証書は保証銀行の責任を
(Société Générale)
保証銀行
規定している。
2002 年5月6日付で管理会社および旧受託会社と
の間で保管契約(注1)を締結。ファンド資産の保管
業務について規定している。
シティバンク証券株式会社
代行協会員
2003 年2月 19 日付で管理会社との間で代行協会
日本における
員契約(注2)(譲渡契約により改訂済)を締結。日
販売会社
本における代行協会員業務について規定してい
る。
2003 年2月 19 日付で管理会社との間で受益証券
販売・買戻契約(注3)(譲渡契約により改訂済)を
締結。日本における販売会社業務の提供について
規定している。
(注1) 保管契約とは、受託会社および管理会社によって任命された保管銀行が、ファンドに関する決済を含むファンド資産の
保管業務を提供することを約する契約である。
(注2) 代行協会員契約とは、管理会社によって任命された代行協会員が、ファンドに対し、ファンド証券に関する目論見書の
日本証券業協会に対する提出、ファンド証券一口当たり純資産価格の公表ならびに決算報告書その他の書類の日本証券
業協会に対する提出等代行協会員業務を提供することを約する契約である。
(注3) 受益証券販売・買戻契約とは、管理会社によって任命された日本における販売会社が、ファンド証券の日本における募
集の目的で管理会社から交付を受けたファンド証券を日本の法令、規則および目論見書に準拠して販売することを約す
る契約である。
③
管理会社の概況
(ⅰ) 設立準拠法
管理会社は、フランス法に基づき、個人、法人、事業体およびミューチュアル・ファンドに運用お
よび管理業務を提供する目的で設立された。
管理会社は、フランス金融市場庁(Autorité des Marchés Financiers)(旧称、フランス証券取引
-6-
委員会(Commission des Opérations de Bourse))により規制されており、1998 年6月 10 日にフラ
ンス証券取引委員会に登録された。
(ⅱ) 会社の目的
管理会社の目的は、フランスおよび欧州連合加盟国のすべてにおいて、1996 年7月2日法律第 96
-597 号の規定および施行令に従い、以下のとおりである。
・証券ポートフォリオおよび譲渡性のある証券に投資する投資信託の運用、注文の受領および送信、
金融商品の販売ならびに付随的および関連する行為の遂行。
・会社、特に金融活動の再編に関する法律上管理会社に該当する会社の株式の購入。
・一般に、直接的または間接的に会社の目的に関連する、会社の拡張および発展のために金融、事
業、商業上の取引ならびに証券および不動産取引を遂行すること。
(ⅲ) 資本金の額
資本金は、2007 年5月末日現在1株当り 16 ユーロ(約 2,615 円)の株式 75,000 株に表章される
1,200,000 ユーロ(約 196 百万円)である。
(注)ユーロの円換算額は、平成 19 年5月 31 日現在の株式会社三菱東京 UFJ 銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ユーロ=
163.43 円)による。
(ⅳ) 会社の沿革
1998 年5月 19 日設立。
(ⅴ) 大株主の状況
(2007 年5月末日現在)
名
称
住
フランス共和国
ソシエテ ジェネラル
パリ
所
所有株式数
比
率
75009、オスマン通り 29 番
(29 boulevard Haussmann, 75009 Paris, France)
74,993 株
99.9%
2【投資方針】
(1) 【投資方針】
投資目的
各ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において連動先ファンドの運用実績から連動先フ
ァンドの費用および報酬を控除した額のリターンを達成するとともに、ヘッジファンド連動
型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保
元本確保型ファンド(ユーロ建て)については、
満期日以降受益証券の買戻しを請求する投資者に対し1口当たり当初募集価格の 100%相当額を保証
することである。
各ファンドは、(ⅰ)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、また(ⅱ)他の投資信託(株式
に投資する契約型投資信託の証券および会社型投資信託の株式を含む。)に投資を行わない。
基準通貨
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)は米ドル建て、ヘッジファンド連動
元本確
保型ファンド(ユーロ建て)はユーロ建て、ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)は日本円建てであ
る。
-7-
(2) 【投資対象】
各ファンドは、EMTN(ユーロ・ミディアム・ターム・ノート)発行日に、または(当初募集期間終了
後の受益証券の買付については)管理会社によって買付申込が受領された後合理的に実務上可能な限り
早急に、リターンが関連する連動先ファンドの運用実績に連動する当該 EMTN にその資産のほぼ全額を投
資する。ファンドは、費用および経費に充当するために十分な現金を留保する。EMTN の発行要項は、管
理会社の営業所において入手できるプライシング・サプルメントに規定される。米ドル建て、ユーロ建
ておよび日本円建ての3つのシリーズの EMTN が発行される。
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)は、満期日において LST 米ドル・フィーダー・
ファンド(以下「米ドル建て連動先ファンド」ということがある。)のプラスの運用実績に連動する米ド
ル建て EMTN にその資産のほぼ全額を投資する。ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建て)
は、満期日において LST ユーロ・フィーダー・ファンド(以下「ユーロ建て連動先ファンド」ということ
がある。)のプラスの運用実績に連動するユーロ建て EMTN にその資産のほぼ全額を投資する。ヘッジファ
ンド連動型ファンド(円建て)は、LST 円・フィーダー・ファンドの運用実績から該当するクーポンを差引
いたものに連動する円建て EMTN にその資産のほぼ全額を投資する(詳細については「別紙 C 最終償還
価額の計算」を参照のこと)。ソシエテ ジェネラルの子会社である SGA ソシエテ ジェネラル・アクセプ
タンス N.V.(SGA Société Générale Acceptance N.V.)により発行される EMTN の各シリーズは、受益
証券の買戻資金を調達するため必要に応じて償還され、またヘッジファンド連動
(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建て)により保有されるすべ
ての発行済み EMTN は、満期日に償還され、その後ヘッジファンド連動
て)およびヘッジファンド連動
元本確保型ファンド
元本確保型ファンド(米ドル建
元本確保型ファンド(ユーロ建て)は、すべての発行済受益証券が買
戻される最終買戻日まで現金を保有する。最終買戻日は、ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)に
は適用されない。満期日において、ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)は、資産のほぼ全額を新
規発行の円建ての EMTN に投資する。かかる方法により、円建て EMTN は、各 EMTN の満期日毎に新規発行
の EMTN にロールアップされる。ソシエテ ジェネラルは、ムーディーズから長期債務格付として Aa1 を、
またスタンダード・アンド・プアーズから長期格付として AA を取得している(2007 年6月末日現在)。
米ドル建ておよびユーロ建ての EMTN に限っては、満期日において元本が 100%確保されている。各 EMTN
は、EMTN 発行体の直接的かつ非劣後のクーポン付無担保債であり、恒久大券と交換可能な仮大券の形式
で発行される。ファンドは、クーポンを受領し、後記「4
手数料等及び税金(3)管理報酬等」に記載さ
れたファンドに付随する報酬を直接支払うために充当する。従って、受益者は、クーポンを受領するこ
とができない。米ドル建ておよびユーロ建ての EMTN は、投資家に対し、連動先ファンドの運用実績に連
動して当初投資額に加算される追加のリターンを受領する可能性を提供する。他方、円建て EMTN は、連
-8-
動先ファンドの運用実績(関連するクーポンの控除後)に連動したリターンを受領する可能性を提供す
るが、満期日における元本の確保は行われない。
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保型ファンド
(ユーロ建て)の投資戦略は、満期日まで受益証券を保有している投資家が最低でも受益証券1口当たり
の当初募集価格を受領することを保証する、ソシエテ ジェネラルにより発行される保証証書によりさら
に強化される。
管理会社はまた、ソシエテ ジェネラルにより署名された保証証書に関し、保証請求代理人として行為
するよう任命されている。
連動先ファンド
EMTN の各シリーズのリターンは、関連する連動先ファンドの運用実績に連動している。連動先ファン
ドである米ドル建て連動先ファンド(LST 米ドル・フィーダー・ファンド)、ユーロ建て連動先ファンド
(LST ユーロ・フィーダー・ファンド)および円建て連動先ファンド(LST 円・フィーダー・ファンド)は、
リクソー・マスター・ファンド(Lyxor Master Fund)のファンドとして 2003 年4月 15 日に設定された。
リクソー・マスター・ファンドは、1988 年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)
法(Collective Investment Funds (Jersey) Law, 1988)(改正済)に基づく「コレクティブ・インベス
トメント・ファンド」として設定・規制されるアンブレラ型ユニット・トラストである。
連動先ファンドの投資目的は、その資産のほぼ全額を、2003 年4月 15 日にリクソー・マスター・フ
ァンドの一ファンドとして設定されたパーマル・ロング ショート・トレーディング・ファンド(Permal
Long Short Trading Fund)(「パーマル LSTF」
)に投資することである。
ヘッジファンド戦略
毎日のリスク監視
ロング/ショート
株式戦略
トレーディング
戦略
…
そ の 他 の
戦略
…
等
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
リ
ク
ソ
|
ア
セ
ッ
ト
・
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
・
サ
|
ビ
シ
ズ
パ
|
マ
ル
・
イ
ン
ベ
ス
ト
メ
ン
ト
・
…
…
パーマル LSTF
トレーディング・アドバイザー
の選別、資産の配分
パーマル LSTF の投資目的は、トレーディング・アドバイザーの指図に基づく広範な取引機会への投
資を通じて資産の増大を追求するとともに、様々な市場、戦略および投資商品に分散化された広範な
ヘッジファンド戦略ポートフォリオへのアクセスを投資家に提供することである。パーマル LSTF のた
めに行われるすべての取引は、投機を目的とするものであり、広範なグローバル・マーケットに存在
する価格動向を利用し、スプレッドを捉えることを追求する。
パーマル LSTF のトレーディング・アドバイザーは、パーマル LSTF の目論見書補遺に記載されてい
-9-
るとおり、リクソー・マスター・ファンドの受託会社である SG ハンブロス(SG Hambros)と協議した
上で、ヘッジファンド戦略を追及するトレーディング・アドバイザーの中から随時投資顧問会社が選
別および推薦し、副管理会社が承認する。かかるヘッジファンド戦略には、以下の投資戦略(これら
に限定されない。
)が含まれる。
(ⅰ) ロング/ショート株式戦略
これらは、投資マネージャーが株式のロング・ポジションとショート・ポジションの両方を保
有することにより、広範なセクターにわたり可能な限りの方式で投資を行う投資手法である。本
戦略の利点は、市場の動向に対するエクスポージャーを削減し、市況の騰落から利益を獲得する
機会を追求する点にある。ロング/ショート株式戦略には、オポチュニスティック手法、セクタ
ー手法、国際的手法等の多様な種類の手法が存在する。
オポチュニスティック手法によるロング/ショート戦略の利点は、ファンダメンタルズや投資
家心理の変化に対応して柔軟に投資対象分野を出入りできる点にある。セクター手法によるロン
グ/ショートを行う投資マネージャーは、特定の産業部門に深い専門性を有する者であり、彼ら
はその専門部門(たとえば、金融機関、バイオテクノロジー、ヘルスケア、科学技術)の会社に
のみ投資を行う。国際的手法によるロング/ショート戦略は、非米国籍証券への投資に関与する。
米国外に所在しまたは重点を置くヘッジファンドの数が増えつつある。
ロング/ショート株式戦略の中には、ネット・ショートのポートフォリオを構築するマネージ
ャーが含まれる。歴史的に、これは困難かつ変動しやすい領域である。空売りは長期的投資の対
極に位置するものではなく、特別な思考と異なる視点を要する。空売りにより利益を得るために、
本戦略のマネージャーは、会社に関する、信頼しうるネガティブな情報をいちはやく獲得しなけ
ればならない。経営者は自己に都合のよい話をする一方で不利な情報についてはできるだけ公表
を遅らせる傾向があるため、この作業は特に困難である。空売りを成功させるためには取引を行
うタイミングが決定的に重要であるため、いかなる要素がマーケットに会社の再評価を迫るか、
かかる要素がいつ生ずるかを理解することもまた必要不可欠である。
(ⅱ) トレーディング戦略
本戦略には、主として2つの戦略が含まれる。マネージド・フューチャーズ・トレーディング
とグローバル・マクロ・トレーディングである。
マネージド・フューチャーズ・トレーディング
本戦略において、投資マネージャーは、金融先物、通貨先物、商品先物等を原資産とする先物
の売りまたは買いを行う。一定の先物の売りまたは買いの判断は、組織的または裁量的に判断さ
れる各市場の動向に基づいてなされる。
グローバル・マクロ・トレーディング
グローバル・マクロ・トレーディングを行うマネージャーは、金融先物、商品先物、外国為替、
株式、金利スワップその他のデリバティブといった広範な金融商品を売りまたは買うことにより、
裁量的な判断に基づく裁量的なポジションを取る。取引の判断は、特定の国または市場の経済ま
たはファンダメンタルズの分析に基づいて行われる。本戦略においては、しばしばレバレッジを
利用し、追加的金銭を借入れて前述の金融商品に投資を行う。パーマル LSTF は、以上のうち全部
もしくは一部の戦略または随時その他のヘッジファンド戦略を採用する。
ファンドの多くのトレーディング・アドバイザーがマネージド・アカウントを通じて取引を行
うが、一部のトレーディング・アドバイザーは自ら運営するその他の外国のファンドに対する投
-10-
資を通じてエクスポージャーを達成することが予想されている。
パーマル・グループ
パーマル・グループ(Permal Group)は、ヘッジファンドを専門とする国際金融企業グループ
である。ザ・パーマル・グループ・リミテッドの株主は、レッグ・メイソン・インク(Legg Mason,
Inc.)およびパーマル・グループ経営陣である。レッグ・メイソンによる買収以前には、パーマル
は創立 150 年以上を誇るセクアナ・キャピタル(Sequana Capital)(元ウォルムズ&シー(Worms &
Cie)として知られる)により所有されていた。パーマル・グループのヘッジファンド資産運用活
動の発展は、1974 年にオスマン・ホールディング・エヌ・ブイ(Haussmann Holdings N.V.)を
立ち上げたことに始まる。オスマン・ホールディング・エヌ・ブイはヨーロッパの富裕層の投資
家に対し、米国をベースとするマルチ・マネージャー/マルチ・ストラテジー投資方針によるオ
ルタナティブ投資へのアクセスを提供した。
パーマルの 30 年を超える歴史と経験の深さは業界においても際立っている。2007 年4月1日
現在、20 を超えるファンドに 300 億米ドル超の資産を有しており、パーマルはこの分野における
最大のファンド・グループの一つである。パーマル・ファミリーのファンドは、米国以外の投資
家に対し、それ以外の方法ではアクセスが困難である独立した世界規模のポートフォリオ・マネ
ージャーへのアクセスを提供している。これらのポートフォリオ・マネージャーは、彼らの証明
済みのトラック・レコードの強さおよび資産配分を最適にする投資スタイルに基づき慎重に選別
されている。各ファンドは独自の哲学、地理的目的およびリスク/リターン・プロファイルに基
づき運用されている。
以下の図表はパーマル・グループの組織図である。
レッグ・メイソン・インク
パーマル・グループ・リミテッド
パーマル・
インベストメント・
マネジメント・
サービシズ・
リミテッド
パーマル・
アセット・
マネジメント・インク
パーマル・
キャピタル・
マネジメント LLC
ニューヨーク
ボストン
その他の会社
ロンドン
パーマル・インベストメント・マネジメント・サービシズ・リミテッドは、ファンドが EMTN お
よび連動先ファンドを通じて連動しているパーマル LSTF のインベストメント・アドバイザーであ
る。
パーマル・インベストメント・マネジメント・サービシズ・リミテッドは、ロンドンおよびシ
ンガポールに事務所を有しており、英国の FSA およびシンガポールの MAS の監督下にあり、パー
マルの国際的な資産運用活動のスポンサー、投資運用会社および監督者としてのサービスを提供
している。
-11-
リクソー・マスター・ファンド
リクソー・マスター・ファンドは、チャネル諸島、ジャージーの法律に基づくユニット・トラスト
として、1998 年 10 月 19 日付信託証書によって、ソシエテ ジェネラルの主導により設定された。投
資家に対して発行される受益証券は、リクソー・マスター・ファンドの受益権を証するものである。
リクソー・マスター・ファンドは、1988 年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)
法(Collective Investment Funds (Jersey) Law, 1988)(改正済)に基づく「コレクティブ・インベ
ストメント・ファンド」として設定され、規制される。リクソー・マスター・ファンドは、アンブレ
ラ型ユニット・トラストであり、2007 年5月末日現在各種ファンドについて合計で約 290 億米ドル(約
3.5 兆円)の運用資産を有している。
(注)米ドルの円換算額は、平成 19 年5月 31 日現在の株式会社三菱東京 UFJ 銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=
121.69 円)による。以下、別段の記載がない限り同じ。
リクソー・マスター・ファンドの下にある多くのファンドは、その資産の一部または全部をいくつ
かのマネージド・アカウントに投資している。マネージド・アカウントとは第三者のトレーディング・
アドバイザーがマネージド・アカウントのための取引の執行を助言している管理会社が運用する個別
の投資ファンドである。現在約 170 のマネージド・アカウントがある。
マネージド・アカウントにおいて採用されている戦略は、ロング/ショート株式戦略、トレーディ
ング戦略、イベント・ドリブン戦略、転換社債裁定戦略および債券裁定戦略の5つの主要な戦略に分
けられる。
SG ハンブロス・トラスト・カンパニー(チャネル・アイランド)リミテッド
SG ハンブロス・トラスト・カンパニー(チャネル・アイランド)リミテッド(SG Hambros Trust Company
(Channel Islands)Limited)(以下「マスター・ファンド受託会社」という。)は、リクソー・マス
ター・ファンドの受託会社であり、副管理契約の要項に従い、リクソー・アセット・マネジメント・
エス・エイ(Lyxor Asset Management S.A.)に一定の職務を委任している。マスター・ファンド受託
会社は、1970 年7月 21 日にチャネル諸島、ジャージーの法律に基づき無期限で設立された有限責任
会社であり、ソシエテ ジェネラルの全額出資子会社である。マスター・ファンド受託会社の発行済か
つ払込済株式資本は、250,000 スターリング・ポンドである。マスター・ファンド受託会社の主たる
事業活動は、受託業務および関連サービスの提供である。
副管理会社
連動先ファンドの副管理会社は、1998 年5月 19 日にフランスにおいて設立された有限責任会社であ
るリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイである。ソシエテ ジェネラルは、副管理会社の過
半数保有株主である。
(3) 【運用体制】
リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、2007 年5月末日現在、約 940 億米ドル(約 11.4
兆円)の運用資産を有し、200 名以上の専門家を擁しており、うち約 92 名はヘッジファンドの専属であ
る。また、7名のリーガル・プロジェクト・マネージャーおよび 27 名の IT 専門家もヘッジファンド専
属である。IT 専門家は、特に純資産価格計算および投資マネージャーの実績またはポートフォリオ全体
のリスク分析のためのソフトウェア開発に力を注いでいる。
ヘッジファンド投資チームは、以下の3部門に分割されている。
-12-
(ファンド・オブ・ファンズ運用部門)
本部門は、リクソー・マスター・ファンドの下に設定されたファンドの運用および外部の投資顧問と
の関係につき第一次的な責任を負う。リクソー・マスター・ファンドはリクソー・アセット・マネジメ
ント・エス・エイが運用する 550 以上のファンドを擁し、それらの中には外部の投資顧問をも使用して
いるものがある。リクソー・マスター・ファンドの各ファンドは、リスク対リターンの観点による特定
の投資家の需要に応えるものである。各ファンドはそれぞれ、目標リターン、目標投資期限、目標ボラ
ティリティおよび不慮の事態に対する目標許容差に基づき定義される独自の投資目的を有している。投
資目的に基づき、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、外部の投資顧問を使用すること
が適切である場合、次の一般的基準を満たすトレーディング・アドバイザー間でポートフォリオの当初
配分を行う。
・ 組織化された内部組織があること、特にチーム編成で投資運用を行い(人的要因によるリスク回避の
ため)、堅固なサポート機能(事務管理、バックオフィス)が存すること。
・ 多様な市場環境の下における、安定したリスク調整後リターンの長期的なトラック・レコードが存す
ること。
・ 強力な管理体制(所定の投資ガイドライン、定型化されたリスク制限)が存すること。
・ 多額の投資元本を運用することができること(対応能力上の制約の回避のため)
。
(ヘッジファンド・リサーチ・アンド・セレクション部門)
本部門は、トレーディング・アドバイザーがマネージド・アカウントにより実行するヘッジファンド
戦略に関するリスクの監視を担当する。リクソー・マスター・ファンドのファンドの過半数は、プライ
ムブローカー口座を利用してマネージド・アカウントで投資を行うため、トレーディング・アドバイザ
ーの役割はアドバイザーとしてのものに限られ、したがって、トレーディング・アドバイザー自身が運
用する投資信託へと直接投資する形式は回避される。一般に、マネージド・アカウントとは、分別管理
される専用口座で、リクソーが採用するマネージド・アカウントは、リクソーがトレーディング・アドバ
イザーの取るすべての日々の取引記録を分析してリスクをモニターすることができる透明性の高い独自
の専用口座である。ファンドではこの特殊なマネージド・アカウントの仕組みを利用することにより、リ
クソーの専用口座とリンクする商品について基準価額を週一回ディスクローズすることおよび週一回売
買を行うことを可能にした。本部門の目的は、トレーディング・アドバイザーの運用実績を独自に確認
すること、および過度のリスクを回避するため日々リスク分析を行うことにある。
(オペレーション部門)
本部門は、トレーディング・アドバイザーのポートフォリオの評価および純資産価格の公表に関し第
一次的な責任を負う。
-13-
下図は、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイの組織図である。
広
経
報
営 陣
ファイナンス
総務部門
ヘッジファンド・
リサーチ・アンド・
セレクション部門
ファンド・オブ・
ファンズ運用部門
ストラクチャード
・アセット
運用部門
サポート
リーガル・
プロジェクト
ロング/ショート
・エクイティ
クロス・アセット
・リサーチ
ストラクチュエー
ション
ミドル・
オフィス
開 発
事務管理
イベント・ドリブン
ファンド・オブ・
ファンズ運用
ストラクチャード
・アセット運用
トランス
バーサル
プロジェクト・
マネジメント
内部統制
CTA / GM
ポートフォリオ・
アドバイザリー
オペレーション
部門
IT 部門
資産評価
セールス・アンド
マーケティング
部門
(オルタナティブ
投資)
セールス・アンド
マーケティング
部門(ETF)
債券および
クレジット
リスク・
マネジメント
(4) 【ファンドの買付け・買戻しの概要】
当初募集期間終了後の投資
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保型ファン
ド(ユーロ建て)については、設定日から約6か月間に限り、各取引日において受益証券一口当たり純
資産価格により発行された。ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファン
ド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)については申込期間が終了しており、現在募集していない。ヘッジ
ファンド連動型ファンド(円建て)については、設定日以降各取引日において受益証券一口当たり純資
産価格により発行される。
満期日以後の買戻し
満期日以後(満期日を含む。)最終買戻日まで(最終買戻日を含む。)の期間において、受益証券の
買戻しを請求するヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元
本確保型ファンド(ユーロ建て)の投資者は、各受益証券について、保証証書に基づき、当初募集価格
または一口当たり純資産価格(別紙 C「最終償還価額の計算」に記載される EMTN 一券面当たりの最終
償還価額を反映する。
)のいずれか高い金額を受領する。かかる期間中、管理会社の受領した買戻請求
は翌営業日に実行される。最終買戻日において発行済みのヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米
ドル建て)およびヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)の受益証券は、すべて強制買戻
しされる。疑義を回避するために記せば、ヘッジファンド連動
びヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)の受益証券を当初募集期間より後に購入し満
期日以後に買戻しを請求した投資者は、購入価格(購入時に適用ある評価日の一口当たり純資産価格)
-14-
ではなく、各受益証券につき最低でも一口当たり 10 米ドルおよび 10 ユーロの最低保証価格を受領す
ることになる。
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については、当初募集価格について元本保証はない。
受益証券の買戻しを請求するヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の投資者は、各受益証券に
ついて、一口当たり純資産価格(別紙 C「最終償還価額の計算」に記載される日本円建て EMTN に適用
される償還時の EMTN 価額を反映する。)を受領する。
満期日前の買戻し
受益者は、潜在的便益(特に、ヘッジファンド連動
ッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)にのみ適用される満期日以後の買戻しについ
ての元本確保条項の利点)を最大限享受するために、満期日までファンドへの投資を継続することを
強く推奨される。ただし、受益者が満期日前に保有している受益証券を買い戻す必要がある場合、受
益者は、設定日後1年間が経過した後、ファンドの存続期間中のいずれかの取引日において、買戻し
を請求することができる。ファンドは7年満期であるため、満期日前に買い戻された受益証券に対し
ては、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確
保型ファンド(ユーロ建て)に適用される満期日における元本確保条項が適用されないことを、受益
者は認識しなければならない。
満期日よりも前に受益証券の買戻請求を行う投資者は、買戻時における受益証券の純資産価格を参
照して算出される価格(別紙 C「最終償還価額の計算」に記載される関連する EMTN に適用される償還
時の EMTN 価額を反映する。
)を受領する。かかる期間中受益証券の価格は、下記「3
投資リスク」
に記載されている要因により、下落していることもまたは上昇していることもある。
満期日前に買い戻される受益証券には、保有期間に応じて後記「4
手数料等及び税金
(1)申込手
数料」に記載される条件付後払申込手数料が課せられる。以上から、ファンドは、4年以上の保有期
間を考えている投資家向けと判断されている。ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については、当
初募集価格の保証は行われない。ヘッジファンド連動
ッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)については、満期日以後に買い戻された場合
を除いて、当初募集価格は、買戻しにおいて確保または保証されない。
(5) 【保証】
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保型フ
ァンド(ユーロ建て)の保証銀行であるソシエテ ジェネラルは、フランスの法律に基づき認可を受けた
銀行であり、2006 年 12 月末日現在連結総資産が 9,568 億ユーロである。
保証銀行は、77 ヶ国に 12 万人近い従業員を有している。
保証銀行は、ムーディーズから長期債務格付として Aa1 を、またスタンダード・アンド・プアーズか
ら長期格付として AA を取得している(2007 年6月末日現在)
。
保証銀行は、1864 年にフランスで設立されたフランス最大級の銀行グループの一つである。
同銀行は、
その後 1945 年に国有化されたが、1987 年 7 月にフランス共和国の法律に基づく株式会社として民間セ
クターに戻った。
保証銀行の登録番号は、No.552 120 222 R.C.S. Paris であり、その登記上の事務所は、75009 パリ、
オスマン通り 29 番である。
保証証書は、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元
本確保型ファンド(ユーロ建て)の当初募集価格に対してのみ適用され、また、満期日まで保有され満
期日以後に買い戻された受益証券に対してのみ適用される。
満期日よりも前に買い戻された受益証券は、保証の利益を享受せず、買戻価格が当初募集価格より低
くなる場合がある。
-15-
満期日よりも前に買い戻された受益証券の買戻しは、連動先ファンドの価格の変動、金利および満期
日までの残存期間による影響を受ける EMTN の価格の変動によって、影響を受ける。
保証証書の様式は別紙 B に記載されるとおりであり、投資者は、注意深く保証証書の要項を検討すべ
きである。
疑義を回避するために記せば、ヘッジファンド連動
ジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)は保証銀行によって保証されるものであり、いか
なる意味においても受託会社によって保証されるものではない。
(6) 【分配方針】
管理会社は、ファンドの分配宣言を行うことができる。ただし、当面、ファンドの分配宣言は行われ
ない予定である。ファンドの収益は、費用の支払に充当され、余資はファンドに再投資され、受益証券
の価額に反映される。
(7) 【投資制限】
(ⅰ)管理会社は、ファンドのために、いかなる種類の株式への投資または出資も行わない。
(ⅱ)空売りされる有価証券の時価総額は、いつでも、ファンドの純資産価額の総額を超えてはならない。
(ⅲ)ファンドは、他の投資信託(株式に投資する契約型投資信託の証券および会社型投資信託の株式を含
む。)に投資できないものとする。
(ⅳ)ファンドの純資産総額の 15%を超えて、即時に換金できない私募株式、未上場株式または不動産等
の流動性を欠く資産に投資することはできないものとする。
(ⅴ)管理会社が、管理会社または受益者以外の第三者の利益を図る目的で行う取引等、受益者の保護に
欠け、またはファンド資産の運用の適正を害する取引は、禁止されている。
(ⅵ)ファンドは、いかなる有価証券貸付も行わない。
(ⅶ)ファンドは、受託会社の事前の書面による同意なしで、いずれかの者のいずれかの債務または負債
のためにまたはこれらに関連する貸付け、引受、保証、裏書を行うことはなく、またはその他の方
法により直接的または偶発的に責任を負うことはない。
(ⅷ)ファンドは、無限責任を負うことになるいかなる資産も取得しない。
(ⅸ)信託証書は、(a)借入れ時の当該ファンドの直近の純資産総額の 10%を上限として、また(b)受益証
券の換金にかかる金額の支払を目的としてのみ、ファンドの勘定で借入れを行うことを認める。フ
ァンドの資産は、かかる一切の借入れのための担保に供されることはない。
管理会社は、ファンドの資産の一部を構成する有価証券に付与されている新株引受権を行使する際に
は、上記の投資制限の料率を遵守する必要がない。
ファンドの資産の価格の事後的な変動により、または新株引受権を行使した結果、上記の投資制限の
料率に違反した場合、証券の売却を行う際、受益者の利益を十分考慮しつつ、事態の是正を優先する。
管理会社は、受益者の利益と相反せずまたは利益に資する場合、受益証券を販売する国の法令を遵守
するために、適宜、追加の投資制限を課すことができる。
すべての投資制限および借入制限は、投資または借入れを行った時点の関係するファンドの最新の純
資産価格を基準に測定する。
いずれかの投資制限または借入制限に違反した場合、管理会社は、受益者の利益を十分考慮した上で、
合理的な期間内に事態を是正するために必要なすべての措置を優先的に講じる。管理会社は、関係する
ファンドの投資対象の価格の変動、ファンドの再建もしくは合併、ファンドの資産からの支払、または
受益証券の換金の結果、投資制限を超えた場合、投資対象を売却する義務はないが、当該制限を超えて
-16-
いる限り、管理会社は、買戻しに従い追加の投資対象を購入せず、制限の超過がなくなるまでポジショ
ンを回復するためのすべての合理的措置を講じる。
3【投資リスク】
①
リスク要因
市場リスク
ファンドは、市場の変動およびすべての投資対象に内在するリスクを負う。ファンドの受益証券の価
格およびその収益は、上昇することも下落することもある。
取引相手方の信用リスク
ファンドの資産は、関連する EMTN のみで構成され、分散投資されない。ファンドは、支払不能、破産
またはその他の原因により EMTN 発行体が EMTN に関する業務を行うことができなくなるというリスクを
負う。保証証書に基づく請求は、ソシエテ ジェネラルが同様の業務を行うことができなくなるというリ
スクを伴う。
金利リスク
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保型フ
ァンド(ユーロ建て)は、それらの投資先である EMTN の価値に影響を及ぼす金利変動リスクを負うこと
になる。
希薄化リスク
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の投資先である EMTN の償還価格は、円建て連動先ファンドの
運用実績がマイナスになったこと、または計算式において記載されるとおり、クーポン率の部分に対す
る支払を償還価額から差引いたことを理由として、額面総額の 100%を下回ることがある。
ファンドへの投資によるリスクはまた、EMTN が連動している連動先ファンドへの投資によるリスクを
反映する。連動先ファンドに関して以下に記載するリスク要因は、ファンドへの投資に内在するリスク
を完全に説明するものではない。
(トレーディング・アドバイザー)
受益証券の購入予定者およびより一般的に連動先ファンドまたは連動先ファンドの純資産価格のパフ
ォーマンスに利害関係を有するかまたはこれに依拠するすべての者は、連動先ファンドのパフォーマン
スが相当程度、パーマル LSTF のパフォーマンス、ひいてはパーマル LSTF のトレーディング・アドバイ
ザーのパフォーマンスに依存することを認識する必要がある。リクソー・マスター・ファンドの副管理
会社としてのリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイおよびリクソー・マスター・ファンドの
受託会社としての SG ハンブロス・トラスト・カンパニーは、上記のトレーディング・アドバイザー側の
詐欺または不正表示のリスクに対する防御を行うことができない。
(複数のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF について、現実の資産配分は、当初配分から変化する可能性があり、連動先ファンドか
らパーマル LSTF に配分された資産は、パーマル LSTF の純資産総額の 100%とならない可能性がある。
さらに、一定の状況下において、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、トレーディング・
アドバイザーを解任し、交代させ、または追加することができる。かかる措置の結果、パーマル LSTF の
全体的なパフォーマンスが、一定の期間、悪影響を被る場合がある。
-17-
(独立のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF のトレーディング・アドバイザーは、互いに独立して取引を行い、時には、経済効果の
面で互いに相殺し合うポジションを保有する場合がある。トレーディング・アドバイザーがこのような
ポジションを現実に保有する場合、パーマル LSTF は、全体としていかなる利益も損失もなく、ただ報酬
および費用を潜在的に負担することとなる。
(大きく価値が変動する投資対象への投資)
パーマル LSTF は、デリバティブ商品のような大きく価値の変動する商品に投資することがある。それ
らの商品は、空売りまたは売りオプションとして利用されることがあり、当初の申込証拠金や受取プレ
ミアムよりも多額の損失を蒙る場合がある。さらに、デリバティブや借入れの利用を通じて、純資産価
額の変動をさらに増大させるレバレッジ戦略がとられることもある。
(新興市場に対する投資)
パーマル LSTF の投資対象には、新興の経済または証券市場を有する国の発行体の証券が含まれること
がある。このような国々の多くでは、政治・経済構造が大きな進化と急速な発展の過程にあり、このよ
うな国々は、より発展した国々の特徴である社会的・政治的・経済的安定性を欠いている場合がある。
このような国々の一部は、過去に、私的財産権を認識せず、時に私企業の資産を国有化し、または収用
している。したがって、このような国々への投資によるリスク(国有化、資産の収用または通貨の転換
に対する制限のリスクを含む。
)は、増大することがある。さらに、予期しない政治的または社会的動向
がパーマル LSTF の投資対象の価値に影響を及ぼすことがある。
(オープン・エンド型ファンドに対する投資)
パーマル LSTF は、流動性に関して一定の制限を有する他の投資スキームに投資することができる。ま
た、パーマル LSTF は、かかる投資スキームに対する監督者による監督がほとんど行われていない法域に
おいて設立された投資スキームに対しても投資することがある。マスター・ファンド受託会社は、実務
上可能な限り、かかるスキームに関してパーマル LSTF の受益者の利益を保護するための他の保護手段を
確保するように試みるが、かかる保護は、監督者による監督が行われる場合に比べて効果が小さいこと
がある。さらに、オープン・エンド型のファンドへの投資は、パーマル LSTF による直接投資の場合に比
べ透明性が低い。
(為替リスク)
パーマル LSTF の資産の相当部分は、パーマル LSTF の純資産価額の表示通貨である基準通貨以外の一
または複数の通貨建てとなることがある。さらに、外国為替市場などの一部の市場は、市場に直接的ま
たは間接的に影響を及ぼす政府の介入を受ける場合が多い。
(買付または償還の影響)
多額の買付または償還は、
資産の早急な処分または資産の一時的な希薄化を引き起こし、
パーマル LSTF
の純資産価格に影響を及ぼすことがある。償還はまた、パーマル LSTF の固定費がより少数の投資家によ
り分担される結果を導くため、残存投資家の負担する費用を増大させる。
(流動性の低い商品)
パーマル LSTF は、投資方針の一環として、その特有の性質上、他の商品より相当程度流動性の低い商
品に投資することがある。その結果、パーマル LSTF は、それらの資産の価値が大きく変動している最中
に、それらの資産を換金しようとしても、大幅に遅延することがある。
-18-
(運用者一名のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF によって利用されるトレーディング・アドバイザーには、運用者が一名のみのものがあ
る。当該個人が死亡し、または無能力となった場合、パーマル LSTF は、該当するポジションの清算前に、
または清算中に、損失を被ることがある。
(相手方リスク)
パーマル LSTF は、相手方による履行または相手方の信用リスクの影響を受けるスワップ、レポ、貸付
けその他の取引を行うことがある。
(倒産または債務不履行)
パーマル LSTF のための取引の執行に利用されるプライム・ブローカーまたはその他のブローカーが破
産した場合、パーマル LSTF は、その資金を回収できない可能性があり、たとえ当該ファンドがその他の
面では非常に良好な利益を計上している場合でも、投資家は、多額の損失を被る可能性がある。
(規制・監督上の変更)
将来の規制・監督上の変更は、リクソー・マスター・ファンドまたはそのファンドの一部に大きな不
利益をもたらす可能性がある。
上記の連動先ファンドに関連するリスクは、前記「2
投資方針
(2)投資対象」に記載されるとおり、
副管理会社により監視されている。
上記のファンドに関連するリスクは、管理会社により監視されている。
ファンドおよび EMTN は、満7年間かけて投資目標を達成するように設計されている。満期日前の EMTN
の価格は、連動先ファンドの実績のみならず、金利や満期日までの残存期間などの他の要因によって影
響を受ける。満期日以後にヘッジファンド連動
動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連
元本確保型ファンド(ユーロ建て)の受益証券を買い戻す投資家のみが保証条項の利益を受けること
ができる。ファンドへの投資は7年の投資として考えられるべきである。投資家は、保証証書をサポー
トするために採用される投資戦略が、同様の市場に投資する保証のないファンドと比べた場合、パフォ
ーマンスの希薄化につながる可能性のあることを認識しなければならない。保証証書はまた、関係当局
による課税に服し、保証銀行が投資家に支払う金額が減額される場合がある。保証証書の「6.課税」の
項を参照のこと。ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)は、保証の利益を受けない。
②
リスクに対する管理体制
上述のファンドに関連するリスクは、管理会社により監視されている。
上述の連動先ファンドに関連するリスクは、「2
投資方針
(2)投資対象」に記載されるとおり、副
管理会社により監視されている。
4【手数料等及び税金】
(1) 【申込手数料】
①
海外における申込手数料
販売手数料は、購入時には課されない。それに代わり、受益証券が満期日前に買い戻された場合、
かかる買戻しには、以下に詳述されるとおり、一口当たり純資産価格と当初の購入価格のいずれか
より低額のものを参照して計算される条件付後払申込手数料が課される。
-19-
購入後経過年数
条件付後払申込手数料の適用料率
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
②
なし
日本国内における申込手数料
申込時に販売手数料は課されないが、購入後の経過年数により買戻時に条件付後払申込手数料が
課される。
購入後経過年数
条件付後払申込手数料の適用料率
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
(注1) 投資者は、買戻価額から条件付後払申込手数料を差し引いた金額を買戻時に受領する。
(注2) 条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料率により計算される。すなわち、投資者は、
最初に当該申込手数料の課されない受益証券を、次に4年以上保有した受益証券を、最後により長く保有され
た受益証券を買い戻す。
(注3) 条件付後払申込手数料の金額は、買戻日における一口当たりの純資産価格と当初購入価格のいずれか低い金額
に基づいて計算される。
(注4) 分配金の再投資またはキャピタルゲインの分配により発行された受益証券には条件付後払申込手数料は課さ
れない。
(注5) 条件付後払申込手数料は、買戻し手続を取り扱う日本における販売会社または販売取扱会社を通じて精算され
る。条件付後払申込手数料の金額は、ファンドの管理運営に関わった保管銀行、保証会社および管理会社で分
け合うことができる。
(注6) 販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社は、上記の受益証券に適用される条件付後払申込手数料のシス
テムを「ハンドレッド(手数料後払い方式)」と称する。
(注7) 購入後経過年数の計算は、当該受益証券の日本における約定日を起算日とし、買戻時の日本における約定日ま
でとする。
(注8) 販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社を通じて当該受益証券を購入し保有する投資者が死亡した場
合、受益証券は買い戻すこととする。
(2) 【買戻し手数料】
①
海外における買戻し手数料
条件付後払申込手数料を除いて、買戻し手数料は徴収されない。
②
日本国内における買戻し手数料
条件付後払申込手数料を除いて、買戻し手数料は徴収されない。
(3) 【管理報酬等】
管理報酬および受託報酬は、ファンドが投資する EMTN のクーポンからファンドにより支払われる。す
べての報酬は、初年度が発行日から開始されるものとして計算され、終期は、満期日とする。ただし、
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の場合、償還される EMTN からの手取金が満期日に新規発行さ
れる EMTN にロールされる場合、報酬は、ロールオーバーされた満期日まで支払われる。
-20-
(ⅰ) 管理報酬
管理会社は、ファンドから、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初発行価格に当該期
間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の、ヘッジファンド連動
建て)については上限 0.45%(年率)、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル
元本確保型ファンド(ユーロ建て)につ
いては上限 0.55%(年率)、ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については上限 0.65%(年率)
の管理報酬(年額約 25,000 ユーロの固定報酬を反映する。)を、毎年後払いで受領する権利を有する。
管理報酬は、保管報酬、受託報酬および監査報酬をカバーする。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建
て)の管理報酬は、583,911.18 米ドルであった。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建
て)の管理報酬は、92,372.54 ユーロであった。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の管理報酬
は、100,479,410.59 円であった。
管理会社は、受領した報酬をファンドの募集を行った販売取扱会社または日本における販売会社
と配分することができる。管理会社および管理会社のグループ内のその他の会社は、受託会社の同
意を得て、当事者または代理人としてファンドと取引を行うことができ、また、信託証書および以
下の規定に従い、かかる取引の結果受領する一切の利益を保有することができる。
(ⅱ) 販売報酬
日本における販売会社および販売取扱会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初
発行価格に当該期間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率 0.40%の報酬を、毎月後
払いで受領する権利を有する。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建
て)の販売報酬は、147,090.10 米ドルであった。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建
て)の販売報酬は、21,254.29 ユーロであった。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の販売報酬
は、21,174,471.72 円であった。
(ⅲ) 代行協会員報酬
日本における代行協会員は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初発行価格に当該期
間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率 0.05%の報酬を、毎月後払いで受領する権
利を有する。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建
て)の代行協会員報酬は、19,353.96 米ドルであった。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建
て)の代行協会員報酬は、2,796.62 ユーロであった。
2007 年 1 月 31 日に終了した会計年度中のヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の代行協会
員報酬は、2,786,114.70 円であった。
(ⅳ) 受託報酬
2006 年2月 28 日より前は、受託会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初発行
価格に当該期間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の年率 0.015%の信託報酬(最低年間報
酬を各ファンドにつき 8,000 米ドルとする。)を毎年設定日およびその後の各年における応答日に前
払いで、当該年度の年初における発行済受益証券を基準とし、当該年度中に発行された受益証券に
関して各応答日に調整した金額を受領する権限を有していた。受託報酬は管理報酬から支払われた。
-21-
2006 年2月 28 日以降は、
受託会社は、
ファンド資産のうち、2億米ドル以下の部分は年率 0.015%、
2億米ドル超3億 5,000 万米ドル以下の部分は年率 0.005%で、各評価日に発生し計算される信託
報酬
(最低年間報酬を各ファンドにつき 4,000 米ドルとし、最高年間報酬を各ファンドにつき 37,500
米ドルとする。)を設定日およびその後の各年における応答日に前払いで、受領する権限を有する。
受託報酬は管理報酬から支払われる。
(ⅴ) 保証銀行報酬
保証銀行は報酬の支払を受けない。
(4) 【その他の手数料等】
(ⅰ) その他の報酬
以下の報酬は、直接にファンドによって支払われるものではないが、ファンドの投資対象は段階
的構造となっているため、ファンドの受益証券1口当たり純資産価格に影響する。
米ドル建て連動先ファンド(LST 米ドル・フィーダー・ファンド)の副管理会社であるリクソー・ア
セット・マネジメント・エス・エイは、毎週発生し四半期毎に後払いされる、米ドル建て連動先フ
ァンドの純資産に対し、3か月もの米ドル LIBOR(注1)から 0.5%を減じた料率(0%を下限とする。)
を乗じた額を上限とする運用報酬を受領する権利を有する。
(注1) 3か月もの米ドル LIBOR とは、米ドル建ての3か月もののロンドン銀行間貸し手金利をいい、平成 19 年5月末現在
では 5.36%であったが、時期によって変動する。
ユーロ建て連動先ファンド(LST ユーロ・フィーダー・ファンド)の副管理会社であるリクソー・ア
セット・マネジメント・エス・エイは、毎週発生し四半期毎に後払いされる、ユーロ建て連動先フ
ァンドの純資産に対し、
3か月ものユーロ EURIBOR(注2)から 0.7%を減じた料率(0%を下限とする。)
を乗じた額を上限とする運用報酬を受領する権利を有する。
(注2) 3か月もの EURIBOR とは、ユーロ建ての3か月もののロンドン銀行間貸し手金利をいい、平成 19 年5月末現在では
4.122%であったが、時期によって変動する。
円建て連動先ファンド(LST 円・フィーダー・ファンド)の副管理会社であるリクソー・アセット・
マネジメント・エス・エイは、毎週発生し四半期毎に後払いされる、円建て連動先ファンドの純資
産の年率 0.6%を上限とする運用報酬を受領する権利を有する。
パーマル LSTF の副管理会社であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、毎週発生
し四半期毎に後払いされる、パーマル LSTF の純資産総額の年率 0.50%を上限とするマネージド・
アカウント管理手数料を受領する権利を有する。
パーマル LSTF の投資顧問会社であるパーマル・インベストメント・サービシズは、(ⅰ)毎週発生
し四半期毎に後払いされる、パーマル LSTF の純資産総額の上限年率 1.50%の投資顧問報酬および
(ⅱ)毎週発生し四半期毎に支払われる、パーマル LSTF の当該投資顧問成功報酬の直近の支払日から
の増加分の上限5%に相当する投資顧問成功報酬を受領する権利を有する。
パーマル LSTF に採用された各トレーディング・アドバイザーは、パーマル LSTF から各トレーデ
ィング・アドバイザーに分配された純資産額の原則として年率1%から2%の範囲内の運用報酬お
よび特定の期間内に各トレーディング・アドバイザーにより達成された累積的取引収益額の増加分
を基準とする成功報酬を受領する。
(ⅱ) キャッシュ・リベートとソフト・コミッション
管理会社または管理会社のその他のグループ企業は、トラストの勘定で行う取引に関連してブロ
ーカーまたはディーラーからキャッシュ・コミッションまたはその他のリベートを受領してはなら
ない。
管理会社および/または管理会社の関連会社は、随時、管理会社および/もしくは管理会社の関
-22-
連会社に、または管理会社もしくは管理会社の関連会社のために、物品、サービスまたはその他の
利益(調査・助言業務、専用ソフトウェアに関連するコンピュータ・ハードウェア、調査業務およ
びパフォーマンス測定等)を提供する取決めを行った者またはかかる者の代理人と取引を実施する
権利を留保する。かかる取引は、本質的にトラスト全体の利益になることが合理的に予想され、ト
ラスト、またはトラストに業務を提供する上で管理会社および/もしくは管理会社の関連会社のパ
フォーマンスの向上に寄与することができ、かつかかる取引に関する直接の支払を伴わない代わり
に、管理会社もしくは管理会社の関連会社が上記の者に仕事を発注することを約束するものとする。
疑義を避けるため、上記の物品およびサービスには、移動、宿泊、接待、一般管理に関する物品も
しくはサービス、一般的な事務機器、施設、会費、従業員の給与または直接的な金銭の支払を含ま
ない。
(5)【課税上の取扱い】
ファンド受益証券の投資者になろうとする者は、その設立地や住居地の法律における、ファンド受
益証券の購入、保有、売却その他の処分に伴う税金等の取扱いについて専門家に相談することが推奨
される。
①
日
本
日本の受益者に対する課税については、以下のような取扱いとなる。
(イ)ファンドが税法上公募外国公社債投資信託である場合
(ⅰ)ファンドの分配金は、公募国内公社債投資信託の分配金と同じ取扱いとなる。
(ⅱ)日本の個人受益者が支払を受けるファンドの分配金(表示通貨ベースの償還金額と元本相当
額との差額を含む。以下同じ。)については、分離課税となり、20%(所得税 15%、地方税
5%)の税率による源泉徴収が日本国内で行われ、この場合支払調書は提出されない。
(ⅲ)日本の法人受益者が支払を受けるファンドの分配金については、20%(所得税 15%、地方税
5%)の税率による源泉徴収が日本国内で行われ、一定の場合支払調書が税務署長に提出さ
れる。
(ⅳ)法人の益金不算入の適用は認められない。
(ⅴ)ファンド証券の売買および買戻しに基づく損益は、公募国内公社債投資信託の売買損益と同
様に取扱われ、個人の受益者の売買益については課税されない。
(注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかにかかわらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営業所もしく
は恒久的施設を有しない場合、ファンド証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課税されることは
一切ない。
(ロ)ファンドが税法上公募外国株式投資信託である場合
(ⅰ)ファンドの分配金は、公募国内株式投資信託の分配金と同じ取扱いとなる。
(ⅱ)平成 16 年1月1日以降平成 21 年3月 31 日までの間に、個人に支払われるファンドの分配金
は、10%(所得税7%、地方税3%)の税率による源泉徴収が行われる(平成 21 年4月1日
以降の源泉徴収税率については、20%(所得税 15%、地方税5%)とされる。)
。受益者の選
択により、分配金額にかかわらず申告不要とすることも、確定申告により配当所得として総
合課税とすることもできる。申告不要とした場合は源泉徴収された税額のみで課税関係は終
了する。
(ⅲ)法人(公共法人等を除く。
)が分配金を受け取る場合は、7%(所得税のみ)の源泉徴収が行
われる(平成 21 年4月1日以降の源泉徴収税率については、15%(所得税のみ)とされる。
)。
法人の益金不算入の適用は認められない。
-23-
(ⅳ)個人が受益証券を譲渡・買戻し請求した場合、その課税方法は以下のとおりとなる。
(a) 受益証券の譲渡価額(邦貨換算額)から当該受益者の取得価額(邦貨換算額)を控除した
金額が株式等の譲渡所得の金額となり、平成 20 年 12 月 31 日までの間は 10%(所得税7%、
地方税3%)の税率による申告分離課税となる(平成 21 年1月1日以降は 20%(所得税 15%、
地方税5%)の税率となる。
)。また、損益が生じた場合には、当該損益は、他の株式等の譲渡
損益との損益通算が可能となる。
(b) 受益証券は特定口座において取扱うことができる。また、譲渡による損失については、上
場株式等に係る譲渡損失の繰り越し控除の対象となる。
(ⅴ)分配金および譲渡・買戻しの対価につき、一定の場合、支払調書が税務署長に提出される。
(ⅵ)償還損益については、2つに区分して取り扱われる。
(a) 表示通貨ベースの償還価額が元本相当額(管理会社が算出する。)を上回る額は、配当所得
とされ、分配金と同じ扱いになる(上記(ⅱ)および(ⅲ)を参照)。
(b) 上記の元本相当額(邦貨換算額)と取得価額(邦貨換算額)との差額は、譲渡所得として取り
扱われる(上記(ⅳ)参照)。
(注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかに関わらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営業所もしくは
恒久的施設を有しない場合、ファンド証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課税されることは一
切ない。
(ハ)ファンドは、税法上、公募外国公社債投資信託として取扱われる。
ただし、将来における税務当局の判断によりこれと異なる取扱いがなされる可能性もある。
なお、税制等の変更により上記の取扱いは変更されることがある。
②
ケイマン諸島
トラストは、ケイマン諸島の信託法(2001 年改訂)第 81 条に従い、ケイマン諸島総督に、保証証
書の日付から 50 年間ケイマン諸島で制定された所得、資本資産、資本利得またはキャピタル・ゲイ
ンに税金を課す法律はトラストには適用されない旨、および財産税または相続税の性格を有する税
金は、トラストの資産もしくは所得またはかかる資産もしくは所得に関係する受益者には適用され
ない旨の保証書を申請しており、当該保証書は受領されている。
現行のケイマン諸島の法律は、ケイマン諸島においてトラストの利益または収益に税金が課され
ず、トラストの分配金は、受益者に税金を控除することなく支払われる。
トラストの受益証券の譲渡または買戻しに関してケイマン諸島で課される印紙税はない。本書の
作成日の時点で、ケイマン諸島で為替管理は行われていない。免税トラストとして、トラストは、
トラストの登録事務代行会社に 609.76 米ドルの初回登録料と、609.76 米ドルの年間料金を支払う
義務を負う。トラストおよび各ファンドは、免税トラストとして登録されており、かかる費用を支
払っている。
-24-
5【運用状況】
(1) 【投資状況】
資産別および地域別の投資状況
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)
(2007 年5月末日現在)
資産の種類
ユーロ・ミディアム・
ターム・ノート
国
名
オランダ領アンティル諸島
現金・その他の資産
(負債控除後)
合
計
時 価 合 計
投 資 比 率
(米ドル)
(%)
66,382,278.75
99.82
122,265.26
0.18
66,504,544.01
(純資産総額)
(約 8,093 百万円)
100.00
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
(2007 年5月末日現在)
資産の種類
ユーロ・ミディアム・
ターム・ノート
国
名
オランダ領アンティル諸島
現金・その他の資産
(負債控除後)
合
計
時 価 合 計
投 資 比 率
(ユーロ)
(%)
9,693,949.65
99.78
21,373.34
0.22
9,715,322.99
(純資産総額)
(約 1,588 百万円)
100.00
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(2007 年5月末日現在)
資産の種類
ユーロ・ミディアム・
ターム・ノート
国
名
オランダ領アンティル諸島
現金・その他の資産
投 資 比 率
(円)
(%)
10,199,521,838
(42,294,241)
(負債控除後)
合
時 価 合 計
計
10,157,227,597
(純資産総額)
100.42
(0.42)
100.00
(注1) 投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価の比率をいう。以下同じ。
(注2) 米ドルおよびユーロの円換算額は、別段の表示がない限り、平成19年5月31日現在の株式会社三菱東京UFJ銀行の対
顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=121.69円および1ユーロ=163.43円)による。以下、別段の表示がない限り、
米ドルおよびユーロの円換算額はすべてこれによる。
(注3) クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)と同時期に設定された、クリエイティブ・トラス
ト-ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)およびクリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動 元本確
保型ファンド(ユーロ建て)は、現在募集を行っていない。
-25-
(2)【投資資産】
①【投資有価証券の主要銘柄】
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)
(2007 年5月末日現在)
順
銘
柄
発行地
種
類
位
SGA Société
Générale
Acceptance
N.V. EMTN
1
オランダ領
アンティル
諸島
ヘッジファンド連動
ユーロ・ミデ
ィアム・ター
ム・ノート
利率
(%)
償還日
1.00
2010/3/31
額面金額
(米ドル)
59,006,470.00
簿
価
(米ドル)
66,382,278.75
時
価
(米ドル)
投資
比率
(%)
66,382,278.75 99.82
元本確保型ファンド(ユーロ建て)
(2007 年5月末日現在)
順
銘
柄
発行地
種
類
位
SGA Société
Générale
Acceptance
N.V. EMTN
1
オランダ領
アンティル
諸島
ユーロ・ミデ
ィアム・ター
ム・ノート
利率
(%)
償還日
1.10
2010/3/31
額面金額
(ユーロ)
簿
価
(ユーロ)
8,393,030.00
9,693,949.65
時
価
(ユーロ)
9,693,949.65
投資
比率
(%)
99.78
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(2007 年5月末日現在)
順
銘
柄
発行地
種
類
位
1
SGA Société
Générale
Acceptance
N.V. EMTN
オランダ領
アンティル
諸島
ユーロ・ミデ
ィアム・ター
ム・ノート
利率
(%)
償還日
1.10
2010/3/31
②【投資不動産物件】
該当事項なし(2007 年5月末日現在)
。
③【その他投資資産の主要なもの】
該当事項なし(2007 年5月末日現在)
。
-26-
額面金額
(円)
8,665,694,000
簿
価
(円)
10,199,521,838
時
価
(円)
投資
比率
(%)
10,199,521,838 100.42
(3)【運用実績】
①【純資産の推移】
下記会計年度末および 2007 年5月末日までの1年間における各月末の純資産の推移は次のとおり
である。
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)
純資産総額
米ドル
第一会計年度末
一口当たり純資産価格
円
米ドル
円
161,199,649.79
19,616,385,383
10.54
1,283
144,004,054.55
17,523,853,398
10.62
1,292
115,261,064.22
14,026,118,905
10.81
1,315
73,588,253.58
8,954,954,578
10.79
1,313
2006年6月27日
87,236,148.20
10,615,766,874
10.16
1,236
7月27日
85,708,944.14
10,429,921,412
10.26
1,249
8月29日
80,548,859.82
9,801,990,751
10.45
1,272
9月27日
79,324,574.33
9,653,007,450
10.50
1,278
10月31日
76,050,427.92
9,254,576,574
10.67
1,298
11月29日
75,499,537.82
9,187,538,757
10.77
1,311
12月27日
76,037,035.67
9,252,946,871
10.90
1,326
2007年1月31日
73,588,253.58
8,954,954,578
10.79
1,313
2月27日
72,711,211.67
8,848,227,348
10.95
1,333
3月28日
71,219,684.45
8,666,723,401
10.85
1,320
4月24日
69,393,695.37
8,444,518,790
11.13
1,354
5月30日
66,504,544.01
8,092,937,961
11.27
1,371
(2004年1月30日)
第二会計年度末
(2005年1月31日)
第三会計年度末
(2006年1月31日)
第四会計年度末
(2007年1月31日)
-27-
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
純資産総額
ユーロ
第一会計年度末
(2004年1月30日)
一口当たり純資産価格
円
ユーロ
円
26,767,156.21
4,374,556,339
10.56
1,726
22,647,495.67
3,701,280,217
11.05
1,806
15,221,804.17
2,487,699,456
11.46
1,873
11,330,149.67
1,851,686,361
11.27
1,842
2006年6月27日
13,072,260.02
2,136,399,455
10.85
1,773
7月27日
12,842,219.77
2,098,803,977
10.91
1,783
8月29日
12,525,391.23
2,047,024,689
11.10
1,814
9月27日
12,201,202.40
1,994,042,508
11.08
1,811
10月31日
11,900,430.21
1,944,887,309
11.22
1,834
11月29日
11,807,943.60
1,929,772,223
11.29
1,845
第二会計年度末
(2005年1月31日)
第三会計年度末
(2006年1月31日)
第四会計年度末
(2007年1月31日)
12月27日
11,652,056.60
1,904,295,610
11.33
1,852
2007年1月31日
11,330,149.67
1,851,686,361
11.27
1,842
2月27日
11,243,127.49
1,837,464,326
11.39
1,861
3月28日
10,971,047.42
1,792,998,280
11.22
1,834
4月24日
10,338,925.05
1,689,690,521
11.46
1,873
5月30日
9,715,322.99
1,587,775,236
11.57
1,891
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
純資産総額
一口当たり純資産価格
円
円
2,453,112,189
1,088
15,048,904,631
1,077
第三会計年度末
(2006年1月31日)
14,509,371,148
1,136
第四会計年度末
(2007年1月31日)
11,441,966,221
1,124
2006年6月27日
12,225,376,575
1,073
7月27日
12,223,344,885
1,073
8月29日
12,599,293,139
1,086
9月27日
12,155,150,768
1,078
10月31日
12,163,931,467
1,105
11月29日
11,898,869,917
1,110
12月27日
11,859,334,895
1,125
2007年1月31日
11,441,966,221
1,124
2月27日
11,337,729,735
1,139
3月28日
10,887,592,312
1,116
4月24日
10,346,050,816
1,150
5月30日
10,157,227,597
1,172
第一会計年度末
(2004年1月30日)
第二会計年度末
(2005年1月31日)
-28-
②
【分配の推移】
該当事項なし。
③
【収益率の推移】
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)
会 計 年 度
第一会計年度
(2003 年3月 31 日~2004 年1月 30 日)
第二会計年度
(2004 年1月 31 日~2005 年1月 31 日)
第三会計年度
(2005 年2月1日~2006 年1月 31 日)
第四会計年度
(2006 年2月1日~2007 年1月 31 日)
収 益 率(注)
5.40%
0.76%
1.79%
-0.19%
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
会 計 年 度
第一会計年度
(2003 年3月 31 日~2004 年1月 30 日)
第二会計年度
(2004 年1月 31 日~2005 年1月 31 日)
第三会計年度
(2005 年2月1日~2006 年1月 31 日)
第四会計年度
(2006 年2月1日~2007 年1月 31 日)
収 益 率(注)
5.60%
4.64%
3.71%
-1.66%
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
会 計 年 度
第一会計年度
(2003 年3月 31 日~2004 年1月 30 日)
第二会計年度
(2004 年1月 31 日~2005 年1月 31 日)
第三会計年度
(2005 年2月1日~2006 年1月 31 日)
第四会計年度
(2006 年2月1日~2007 年1月 31 日)
収 益 率(注)
8.80%
-1.01%
5.48%
-1.06%
(注)収益率(%)=100x(a-b)/b
a= 上記会計年度末の一口当たり純資産価格(当該会計年度の分配金の合計額を加えた額)
b= 当該会計年度の直前の会計年度末の一口当たり純資産価格(分配落の額)
(ただし、第一会計年度については、当初発行価格(10 米ドル、10 ユーロ、1,000 円)である。)
-29-
6【手続等の概要】
(1) 日本における販売手続等
本書「第一部
証券情報(7)申込期間」に記載される申込期間中の各日に本書「第一部
証券情報」
に従って取扱いが行われる。
(2) 日本における買戻し手続等
①
買戻日
日本における受益者は、日本における営業日に全部または一部のファンド証券の買戻しを請求す
ることができる。
②
買戻価格と買戻手数料
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の受益証券は、該当する評価日におけるファンドの受益
証券の一口当たりの純資産価格を参照して算出された価格で買い戻される。受益証券が満期日前に
買い戻される場合、本書「第一部
証券情報(5)申込手数料」に記載された条件付後払申込手数料
が課せられる。
③
買戻単位
1 口以上 1,000 分の 1 口単位
④
買戻代金の支払
買戻代金は、外国証券取引口座約款の定めるところに従って、管理会社が買戻請求を実行した日
の翌営業日から4営業日目に、日本における販売取扱会社を通じて支払われる。
7【管理及び運営の概要】
(1) 資産の評価
①
純資産価格の計算
ファンドの純資産価額は、評価日毎に、基準通貨で算定される。受益証券一口当たりの純資産価格
は、ファンドの純資産総額を関係する評価日の発行済み受益証券口数で除した価格である。
ファンドの純資産価額は、常に(a)資産と(b)債務の差額に相当する。
ファンドの純資産価額は、以下の要領で計算される。
(ⅰ)
証券取引所で取引されまたは上場されている資産の価格は、当該評価日の直前の営業日の最
終買呼値または決済価格(場合による。)に基づいて決定される。
(ⅱ)
組織化された市場で取引されている資産の価格は、当該評価日の直前の営業日に入手可能な
直近の買呼値を基準とする。
(ⅲ)
取引所で相場が立っておらず、上場されていないまたは通常取引されていない資産(投資信
託の受益権または商品を除く。)の価格は、取得原価、当該資産の評価について適格性を有す
る専門家により決定される他の価格、または額面価格よりディスカウントして取得された債
務証書の場合、管理会社が定額法で決定する価格とする。
(ⅳ)
公認された市場で取引されている商品の価格は、当該評価日の直前の営業日に市場で確認可
能な直近の価格を考慮して評価され、かかる価格が合理的にみて直近の価格でないと管理会
社が判断する場合、または管理会社が確認できない場合、関係する商品のマーケット・メー
クを行う機関が提出した価格に関する証明書を考慮する。
(ⅴ)
投資信託の受益証券の価格は、当該評価日の直前の当該投資信託の受益証券の入手可能な直
近の純資産価格、当該純資産価格が入手できない場合、売却予定日において管理会社が決定
する公正な市場価格を基準とする。
(ⅵ)
いずれかの評価日にファンドが所有する資産で、証券取引所または組織化された市場で取引
されていない、もしくは上場されていないもの、または上記の(i)から(iii)に定める規
-30-
定を遵守して決定された価格が上記の資産の真正な価格を表していない場合、かかる資産は、
慎重かつ誠実に見積もられた予想売却価格に基づいて評価する。
(ⅶ) 現金、預金および類似の投資対象は、額面価格(経過利息を加える。
)で評価される。ただし、
かかる投資対象の価値を反映するように調整を行うべきと管理会社が判断する場合はこの限
りではない。
(ⅷ)
その他すべての資産は、予想換金価格に基づく公正な市場価格で評価される。ただし、割引
された預金証書は割引価格で評価される。
②
純資産価格の決定の停止
管理会社は、一定の期間中、受託会社に通知後、ファンドの純資産価格の一部または全部の計算を
停止することを宣言できる。投資者は当該停止期間中には、受益証券の発行または買戻しができない
ことに注意すべきである。
(2) 保管
日本の投資者に販売される受益証券の確認書は、日本における販売会社の保管者名義で保管され、
日本の受益者に対しては、販売取扱会社から受益証券の取引残高証明書が定期的に交付される。
ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合はこの限りではない。
(3) 信託期間
トラストは、信託証書の日付から 100 年間継続する。
(4) 計算期間
ファンドの決算期は毎年 1 月 31 日である。
(5) 信託証書の変更
受託会社と管理会社は、以下の場合、追補証書により信託証書を修正することを同意することがで
きる。
(a) 受託会社の意見によればかかる修正が、(i) 受益者の権利の重大な侵害をせず、受託会社、管
理会社またはその他の者が受益者に対する責任を免除されることにならず、また(当該追補証書の作
成費用を除いて)トラストの資産から支払われる費用および手数料が増加せず、(ii)会計、法律また
は職務上の要件を遵守するために必要であり、または(iii) 明らかな誤りを是正するために行われる
場合。その他すべての場合において、信託証書の修正は、影響を受ける受益者集会の特別決議による
承認を必要とする。
(b) かかる修正が保証を受けているファンドに関係し、かかる保証が失効する前に効力を発生する
ように行われ、またはそのように明言される際、当該保証人が同意している場合。
(6) 開示制度の概要
①
ケイマン諸島における開示
ファンドは、目論見書を発行しなければならない。目論見書は、ファンドについての詳細を記載し
た申請書とともにケイマン諸島金融庁(以下「CIMA」という。)に提出しなければならない。
ファンドはCIMAが承認した監査人を選任し、会計年度終了後6か月以内に監査済会計書類を提
出しなければならない。
監査済年次報告書および未監査半期報告書は、決算日から4か月以内および半期終了時から2か月
以内に、それぞれ受益者に送付され、管理会社の登記上の事務所において、閲覧または入手可能であ
る。
②
日本における開示
受益証券の販売取扱会社は、有価証券届出書第一部および第二部と実質的に同一の内容を記載した
目論見書(
「交付目論見書」)を投資者に交付する。また、投資者から請求があった場合は、有価証券
届出書第三部と実質的に同一の内容を記載した目論見書(「請求目論見書」
)を交付する。管理会社は、
各事業年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、各半期修了後3か月以内に半期報告書を、
-31-
さらに、ファンドに関する重要な事項について変更があった場合にはそのつど臨時報告書を、それぞ
れ関東財務局長に提出する。
管理会社は、信託証書を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、あら
かじめ、変更しようとする旨およびその内容を変更 30 日前までに公告し、かつこれらの事項を記載し
た書面を日本の知られたる受益者に交付しなければならない。ただし、かかる書面をすべての日本の
受益者に交付したときは、公告することを要しない。
なお、平成 18 年6月 14 日に成立した投資信託及び投資法人に関する法律(昭和 26 年法律第 198 号)
の改正施行後は、前段落の記載を、
「管理会社は、信託証書を変更しようとする場合であって、その変
更の内容が重大なものである場合または他の信託と併合しようとする場合には、あらかじめ、変更の
内容および理由等をその2週間前までに、日本の知られたる受益者に対し、書面をもって通知しなけ
ればならない。
」に読み替える。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は販売取扱会社を通じて日本の受
益者に通知される。
ファンドの運用報告書は、日本の知られたる受益者に交付される。
(7) 受益者の権利等
①
受益者の権利等
受益者が管理会社および受託会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人とし
て、登録されていなければならない。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している日本
の受益者はファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社および受託会社に対し直接受益権を
行使することはできない。これら日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販売取扱会
社をして受益権を自己のために行使させることができる。
受益者の有する主な権利は次のとおりである。
(ⅰ)分配金受領権
(ⅱ)買戻請求権
(ⅲ)残余財産分配請求権
(ⅳ)損害賠償請求権
(ⅴ)議決権
②
為替管理上の取扱い
日本の受益者に対するファンドの受益証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ケイマン諸島に
おける外国為替管理上の制限はない。
③
本邦における代理人
森・濱田松本法律事務所
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
④
丸の内北口ビル
裁判管轄等
ファンド証券の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は下記の裁
判所が有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認している。判決の執行手続きは、日本法に
従って行われる。
東京地方裁判所
東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
-32-
第2【財務ハイライト情報】
a.
「財務ハイライト情報」においては、有価証券届出書「第三部
ファンドの詳細情報」の「第4
フ
ァンドの経理状況」の「財務諸表」に記載すべき「貸借対照表」および「損益計算書」等(これらの作
成に関する重要な会計方針の注記を含む。)を記載している。これらの記載事項は、「第三部
の詳細情報」の「第4
ファンド
ファンドの経理状況」の「財務諸表」に記載すべき財務諸表(以下「財務書類」
ともいう。
)から抜粋して記載されたものである。
b.
ファンドの直近2会計年度の日本文の財務書類は、スイスにおける諸法令および一般に認められた会
計原則に準拠して作成された原文(英語)の財務書類を日本語に翻訳したものである。これは「特定有
価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、
「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規
則」第 127 条第5項ただし書の規定の適用によるものである。
上記財務書類は、ファンドの本国における監査人であるプライスウォーターハウスクーパースの監査
を受けており、監査報告書を受領している。
c.
ファンドの原文の財務書類は日本円で表示されている。
-33-
(1)【貸借対照表】
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
貸借対照表
2007 年 1 月 31 日現在
2007 年 1 月 31 日
日本円
2006 年 1 月 31 日
日本円
11,568,121,113.00
11,568,121,113.00
14,669,983,890.00
14,669,983,890.00
22,524,551.00
103,630,341.00
34,260,949.00
126,351,793.00
126,154,892.00
160,612,742.00
買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産額
11,441,966,221.00
14,509,371,148.00
負債合計
11,568,121,113.00
14,669,983,890.00
資産
損益計算書を通じて公正価値で測定する金融資産
資産合計
負債
銀行債務
未払費用およびその他の未払金
負債(買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資
産を除く)
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
スコシアバンク・アンド・トラスト
(ケイマン)リミテッド
2007 年 5 月 21 日
リクソー・アセット・マネジメント
2007 年 5 月 21 日
-34-
(2)【損益計算書】
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
損益計算書
2007 年 1 月 31 日終了年度
2007 年 1 月 31 日
日本円
収益
投資有価証券にかかる実現損益
投資有価証券にかかる未実現損益の純変動
損益計算書を通じて公正価値で測定する金融資産にか
かる純損益
投資損益合計
2006 年 1 月 31 日
日本円
302,563,315.00
(345,150,492.00)
203,509,949.38
734,788,599.61
(42,587,177.00)
(42,587,177.00)
938,298,548.99
938,298,548.99
費用
管理報酬およびその他の報酬
運用費用合計
(124,439,997.00)
(124,439,997.00)
(151,221,726.00)
(151,221,726.00)
運用損益
(167,027,174.00)
787,076,822.99
運用による買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純
資産の増減
(167,027,174.00)
787,076,822.99
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
-35-
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
財務書類に対する注記
重要な会計方針
当財務書類の作成に採用されている重要な会計方針は、以下に記載される。
(a)
作成の基礎
当財務書類は、金融資産および負債の再評価により公正価値に修正された取得原価主義に基づき、また国
際財務報告基準に従って作成されている。国際財務報告基準に準拠した財務書類を作成するために、経営
陣は、財務書類の日付現在の資産および負債の報告額ならびに偶発資産および負債の開示、報告期間中の
収益および費用の報告額に影響を与える見積および仮定を行うことを要求される。実際の結果は、財務書
類に記載される見積りとは異なることがある。
a)2007 年に発効する公表された基準の修正
IAS 第 39 号(修正)
「公正価値オプション」は、ファンドの 2006 年 2 月 1 日に開始した会計期間から適用
が義務付けられている。ファンドはこの修正基準を、2006 年においても適用した。当該修正基準は、事業
体が、金融資産および金融負債を取引目的で保有していない場合で、当該指定によって測定上または認識
上の不一致(会計上の不整合)が解消または大幅に削減される場合、または金融資産のグループ、金融負
債のグループ、またはその両方のグループが公正価値によって管理および業績評価がなされている場合に
おいて、金融資産および金融負債を損益計算書を通じて公正価値で測定するよう指定することを認めてい
る。当該修正基準の適用による影響は、財務書類における開示の様式および範囲に対してのみである。
2007 年に発効するその他すべての基準、修正基準および解釈指針は、ファンドの運用には関連しないと考
えられる。
b)2007 年 1 月 31 日より前に発行され、将来の期間において発効する関連基準および修正基準
IFRS 第 7 号「金融商品:開示」、IAS 第1号の補完的修正「財務諸表の表示-資本の開示」
(2007 年 1 月 1
日から発効)。IFRS 第 7 号は、金融商品に関する情報を改善するために新たな開示を導入している。そこ
では、信用リスク、流動性リスクおよび市場リスク(市場リスクに対する感応度分析を含む)に関する所
定の最低限の開示を含む、金融商品から生じるリスクに対するエクスポージャーの定性的および定量的情
報を開示することが要求されている。IAS 第 1 号の修正は、事業体の資本のレベルおよび事業体による資
本の管理方法に関する開示を要求している。ファンドは IFRS 第 7 号および IAS 第 1 号の修正を、2007 年 2
月 1 日に開始する会計年度から適用する。
別途記載されない限り、本書中の純資産に関するすべての言及は、買戻可能参加受益証券保有者に帰属す
る純資産を指すものとする。
(b)
機能通貨および表示通貨
ファンドの財務書類に含まれている項目は、ファンドが運用を行う主たる経済環境における通貨を使用し
て測定される(以下「機能通貨」という。)。ここでは日本円であり、日本の資産に投資するというファン
ドの主要な活動および受益証券が日本円で発行されているという事実を反映している。
-36-
表示通貨は、機能通貨と同じである。
(c)
損益計算書を通じて公正価値で測定される金融資産および負債
金融資産は、設立時に経営陣により損益計算書を通じて公正価値で測定すると指定された。
金融資産は、ソシエテ ジェネラルの子会社である SGA ソシエテ ジェネラル・アクセプタンス N.V.が発行
する円建てユーロ・ミディアム・ターム・ノートで構成される(詳細は注記1を参照のこと)。
通常の投資有価証券の売買は、取引日-ファンドが資産の購入または売却を約定した日-に認識される。
投資有価証券は、当初は公正価値で認識され、損益計算書を通じて公正価値で計上されるすべての金融資
産および金融負債についての取引費用は、発生時に費用計上される。
損益計算書を通じて公正価値で測定される金融資産の公正価値の変動から生じる損益は、発生した期間の
損益計算書に含まれる。
EMTN は、管理会社により誠実に決定される公正な時価で評価される。
(d)
費用
すべての費用は、発生基準で計上される。
(e)
買戻可能参加受益証券発行手取額および買戻支払額
ファンドの買戻可能参加受益証券の当初発行
ファンドの受益証券は、2003 年 3 月 9 日から 2003 年 3 月 27 日までの期間(以下「当初募集期間」という。)
において、一口当たり 1,000 円の発行価格で投資者に対して募集された。ファンドにより課せられる当初
販売手数料はなかった。
受益証券は、設定日までに決済資金による申込金と共に管理会社が受領した申込みに関して、当初募集期
間終了後の評価日に発行された。
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については、設定日以降各取引日において受益証券一口当たり
純資産価格により発行される。
買戻可能参加受益証券の買戻し
受益証券は、該当する評価日または満期日におけるファンド受益証券の一口当たり純資産価格を参照して
計算された価格で買い戻される。受益証券が満期日前に買い戻される場合、以下に記述されるとおり、受
益証券一口当たりの純資産価格または当初購入価格のいずれか低い方を参照して算出される条件付後払申
込手数料が課せられる。これは受益者が受益証券を保有していた期間(以下「購入後経過期間」という。)
に対応して変わり、当該期間は、買付けおよび買戻しの両方の決済日を基準に決定される。疑義を避ける
ために付言すると、期間の計算は取引日を基準にするものではない。
-37-
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
当該手数料は、販売会社により買戻金額から差し引かれ、ファンドの管理運営にかかわった保管銀行およ
び管理会社で分け合うことができる。
(f)
現金および現金等価物
キャッシュ・フロー計算書のために、現金および現金等価物は、当座借越を除いた口座残高で構成される。
-38-
第3【外国投資信託受益証券事務の概要】
(1)ファンド証券の名義書換
ファンドの記名式証券の名義書換機関は次のとおりである。
取扱機関
リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ
取扱場所
フランス共和国 92800、ピュトー市、バルミー通り 17 番、ソシエテ ジェネラル タワー
日本の受益者については、ファンド証券の保管を日本における販売会社または販売取扱会社に委
託している場合、その販売取扱会社の責任で必要な名義書換手続がとられ、それ以外のものについ
ては本人の責任で行う。
名義書換の費用は受益者から徴収されない。
(2)受益者名簿の閉鎖の時期
特に定めていない。
(3)受
益
者
集
会
信託証書には、受益者集会が受託会社または管理会社により 21 日前までに通知をして招集する旨
が定められている。受益者集会の招集通知は、受益者宛てに郵送される。
代理人を任命することができる。発行済受益証券の 10%(または特別決議事項として提案される
決議案については 25%)以上を保有する受益者本人または代理人の出席をもって受益者集会の定足
数とする。定足数の出席がない場合、集会は 15 日を超えない期間延期される。延期された集会の招
集通知が別途送付され、また延期された集会では受益者の人数または受益者が保有する受益証券の
口数に関係なく定足数が充足される。
信託証書に基づいて、一部の目的には特別決議が必要であり、特別決議事項として提出された決
議案は、投票総数の 75%の多数で可決される。
信託証書には、特定のファンドの受益者の利益にのみ影響がある場合、ファンド毎に受益者集会
を開催する規定が含まれている。
受益者集会では、挙手に際して、(個人の場合)本人が出席し、また(パートナーシップまたは法
人の場合)正式に授権された代表者が出席するすべての受益者が一議決権を有し、また投票に際し
て、上記の要領で本人または代理人が出席するすべての受益者は、保有するすべての受益証券につ
いて一議決権を有する旨が信託証書に定められている。
(4)受益者に対する特典、譲渡制限
受益者に対する特典はない。
管理会社は、いかなる者(米国人および(制限付例外がある)ケイマン諸島の居住者または所在
地事務代行会社を含む。
)によるファンド証券の取得も制限することができる。
-39-
第4【ファンドの詳細情報の項目】
第1
ファンドの追加情報
1
ファンドの沿革
2
ファンドに係る法制度の概要
3
監督官庁の概要
第2
手続等
1
申込(販売)手続等
2
買戻し手続等
3
乗換え
第3
1
管理及び運営
資産管理等の概要
(1)
資産の評価
(2)
保管
(3)
信託期間
(4)
計算期間
(5)
その他
2
開示制度の概要
3
受益者の権利等
第4
1
2
(1)
受益者の権利等
(2)
為替管理上の取扱い
(3)
本邦における代理人
(4)
裁判管轄等
ファンドの経理状況
財務諸表
(1)
貸借対照表
(2)
損益計算書
(3)
投資有価証券明細表等
ファンドの現況
純資産額計算書
第5
販売及び買戻しの実績
-40-
【別 紙
A】
定
義
「日本における代行協会員」
シティバンク証券株式会社をいう。
「営業日」
東京およびパリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜
日を除く。
)をいう。
「取引日」
毎木曜日または当該木曜日が営業日でない場合には直前の営業日をい
う。
「取引締切時間」
各取引日の午後7時をいう。(海外において適用される。
)
「保証証書」
本書の別紙Bにおいて規定されている保証銀行により作成された保証
証書(ヘッジファンド連動
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)および
元本確保型ファンド(ユーロ建て)のみに適用
される。)をいう。
「販売会社」
日本におけるファンドの受益証券の販売会社であるシティバンク証券
株式会社をいう。販売会社は、直接にまたは販売取扱会社を通じて受
領した買付または買戻しの請求を管理会社に取り次ぐ。
「EMTN」
ユーロ・ミディアム・ターム・ノートをいう。
「ユーロ・ターゲット営業日」
ユーロの支払に関して TARGET(Trans-European Automated Real-time
Gross settlement Express Transfer System)が稼動している銀行営
業日をいう。TARGET とは、ヨーロッパ中央銀行によって決定された、
ユーロの支払に関する欧州連合全体に及ぶシステムである。
「英文目論見書」
クリエイティブ・トラストに関する、2002 年5月6日付のファンド説
明書(随時改正または補完される。
)をいう。
「最終償還価額」
本書別紙C記載の通り計算される各 EMTN の満期日における一券面当
たりの償還価額をいう。
「ファンド」
ヘッジファンド連動
ンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)
、ヘッジファ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)およびヘッジファンド
連動型ファンド(円建て)をいい、また文脈に応じて上記のうち1フ
ァンドをいう。
「保証請求代理人」
保証証書において付与された意味を有する。
「保証銀行」
フランス、75009 パリ、オスマン通り 29 番所在のソシエテ ジェネラ
ルをいう。
「当初募集期間」
2003 年3月9日から 2003 年3月 27 日までの期間(または管理会社が
決定するその後の日付)をいう。
「当初募集価格」
当初募集期間中に購入されるヘッジファンド連動
元本確保型ファン
ド(米ドル建て)受益証券一口当たり 10 米ドル、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建て)受益証券一口当たり 10 ユーロおよ
びヘッジファンド連動型ファンド(円建て)受益証券一口当たり 1,000
円をいう。
「投資顧問会社」
パーマル・ロング・ショート・トレーディング・ファンドの投資顧問会社として
の資格における、パーマル・アセット・マネジメントの子会社である
パーマル・インベストメント・マネジメント・サービシズをいう。
-41-
「EMTN 発行日」
2003 年4月 15 日をいう。
「EMTN 発行体」
SGA ソシエテ ジェネラル・アクセプタンス N.V.をいう。
「設定日」
2003 年3月 31 日をいう。
「満期日」
2010 年3月 31 日をいう。
「パリ営業日」
パリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜日を除く。
)
をいう。
「最終買戻日」
2010 年4月 30 日をいう。なお、ヘッジファンド連動型ファンド(円
建て)には適用されない。
「販売取扱会社」
日本におけるファンドの受益証券の販売取扱会社であるシティバンク
銀行株式会社をいう。
「副管理会社」
または「管理会社」
リクソー・マスター・ファンドのすべてのサブ・ファンド(連動先フ
ァンドを含む。
)の管理会社としてのリクソー・アセット・マネジメン
ト・エス・エイをいう。
「連動先ファンド」
1988 年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)法
(改正済)に基づく「コレクティブ・インベストメント・ファンド」
として設立され規制されているアンブレラ型ユニット・トラストであ
るリクソー・マスター・ファンドのファンドとして設定された、LST
米ドル・フィーダー・ファンド(ヘッジファンド連動
元本確保型フ
ァンド(米ドル建て)に関して)、LST ユーロ・フィーダー・ファンド
(ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)に関して)
および LST 円フィーダー・ファンド(ヘッジファンド連動型ファンド
(円建て)に関して)をいい、その運用実績は、EMTN のリターンに連
動する。リクソー・マスター・ファンドの詳細は、2004 年1月 30 日
付マスター・プロスペクタス(随時改正される。
)に記載される。連動
先ファンドの情報は、2003 年4月 15 日付プロスペクタス補遺に記載
される。当該プロスペクタス補遺は、1995 年コレクティブ・インベス
トメント・ファンズ(アンクラシファイド・ファンド)(プロスペクタ
ス)
(ジャージー)指令(改正済)に基づき作成され、マスター・プロ
スペクタスと併せて読まれ、解釈されなければならず(上記のマスタ
ー・プロスペクタスと併せて「プロスペクタス」という。)、要求する
ことにより、ソシエテ ジェネラルの特定の営業所において入手可能で
ある。
「ファンド証券」
ファンドの受益証券をいう。ファンドの「クラス B 受益証券」と呼ば
れることがある。
「評価日」
取引日のうち当該取引日の8営業日後の営業日または満期日から最終
買戻日までの期間中の毎営業日をいう。
本書に記載されている時間は、日本国東京時間である。
-42-
【別
紙
B】
保証証書の様式
保証証書
本保証証書は、フランス、75009 パリ、オスマン通り 29 番に登記上の事務所を有するソシエテ ジェネ
ラル(「保証銀行」
)により 2003 年2月 17 日に作成された。
本証書は、捺印証書の形式で、受益者の利益のために作成され、他のいかなる者の利益のためにも作
成されず、本保証証書の利益は、本証書中の規定を条件として、各受益者の利益のために効力を生ずる。
1.定義
本保証証書において、以下の用語および表現は、文脈上別途の解釈を要しない限り、当該用語お
よび表現に当てられた以下の各意味を有する。
「営業日」
東京およびパリの銀行が通常の銀行業務のために営業している日(土曜日を除
く。)をいう。
「説明書」
受益証券の発行に関する 2002 年5月6日付のクリエイティブ・トラストに係
る説明書および 2003 年2月 17 日付のファンドに係るファンド説明書をいう。
「ファンド」
ヘッジファンド連動
ド連動
「ファンド説明書」
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファン
元本確保型ファンド(ユーロ建て)と称する投資信託をいう。
ファンドに関する 2003 年2月 17 日付ファンド・スペシフィック・メモランダ
ムをいう。
「政府機関」
あらゆる政府、または、あらゆる政府の、準政府もしくは法的主体もしくは当
局またはこれらのあらゆる権限を付与された役職者をいう。「政府機関」には、
制定法に基づき設立されたあらゆる自主規制機関またはあらゆる証券取引所
が含まれる。
「保証請求代理人」
請求代理人として行為することに同意した管理会社または管理会社が自己の
代わりに保証請求代理人として行為するため保証銀行の事前承認を受けて任
命することがあるその他の者をいう。
「保証換金価格」
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)については 10 米ド
ルを、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建て)については 10
ユーロをいい、本保証証書第 6 条に従い減額される場合がある。
「受益者」
満期日における受益証券の保有者としてファンドの受益者の登録簿に登録さ
れている者をいう。
-43-
「管理会社」
リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイまたは随時任命されることが
あるその他の会社をいう。
「満期日」
2010 年3月 31 日をいう。
「最終買戻日」
2010 年4月 30 日をいう。
「換金価格」
信託証書に従って計算される受益証券一口当たりの買戻価格(最低価格を考慮
しない。)をいう。
「税金」
政府機関により賦課されるあらゆる税金、賦課金、租税、控除額、徴収金、料
率、関税、強制的ローンまたは源泉徴収をいい、あらゆる源泉徴収税、所得税、
印紙税もしくは取引税、関税、徴収金およびこれらのいずれかに関して賦課さ
れるあらゆる利息、罰金、徴収金、手数料その他の金額を含むが、これらに限
定されない。
「信託証書」
クリエイティブ・トラストを設定する本書の日付またはその頃の日付の信託証
書であって、管理会社と受託会社との間で締結され、ファンドを設定する追補
証書により修正された信託証書をいう。
「受託会社」
ザ・バンク・オブ・ノバ・スコシア・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミ
テッドまたはファンドの受託者として当該時点において適法に任命されてい
るその他の一または複数の者をいう。
「受益証券」
ファンドの受益証券をいう。
「評価日」
説明書に定義される。
2.保証
2.1 本証書の要項を条件として、保証銀行は、各受益者に対して、満期日に、保有される各受益証券に
関する満期日における換金価格(説明書に記載されるあらゆる取扱手数料を控除する前の金額)と
保証証書の条項に従い計算される保証換金価格との差額に相当する金額について、適切かつ期限通
りの支払を取消不能の形で保証する。ただし、本証書に基づく保証銀行の最大責任額は、保証換金
価格に、満期日において発行済の受益証券口数を乗じた金額を超えない。
2.2 本保証証書に基づく保証銀行の債務は、満期日において発行済の受益証券にのみ対応する。疑義を
避けるため記せば、いずれの状況においても、保証銀行は、満期日前に換金されたいずれの受益証
券に関しても、本保証証書に基づき支払を行う一切の義務を負わない。
2.3 第 3.1 条、第 4.2 条および第 5 条を条件として、本保証証書により構成される保証は、満期日まで
有効であり、同日(または、当該日が営業日でない場合は、翌営業日)に終了し、保証証書に基づ
く請求は、第 4.1 条において規定される期限内に行われなければならない。
-44-
3.条件
3.1 第 2.1 条および第 2.3 条の規定にかかわらず、第 2.1 条に基づき受益者のために支払を行う保証銀
行の債務は、満期日における換金価格が保証換金価格を下回る場合にのみ生ずる。かかる場合、満
期日において発行済の各受益証券に関して支払を行う保証銀行の債務は、満期日における保証換金
価格と換金価格との正の差額に相当する金額に限定される。本保証証書により構成される保証は、
満期日における換金価格が保証換金価格以上である場合、満期日における換金価格の決定後自動的
に終了する。疑義を避けるために記せば、保証銀行は、満期日時点の換金価格の計算後、ファンド
の資産のいずれの損失または減損に対しても責任を負わず、換金を行う受益者に対する受託会社ま
たは保証請求代理人による換金代金のいずれの不履行に対しても責任を負わない。
3.2 第 5 条に従い、本保証証書に基づく請求は、受益者に代わり保証請求代理人のみが行うことができ、
その他のいずれの者もこれを行うことができない。
3.3 第 4.1.1 条に従い特定されるあらゆる受益証券の保証換金価格に関して本保証証書に基づき支払わ
れるべき金額の保証銀行から保証請求代理人への支払は、当該支払が本保証証書の第 4.1.3 条に従
い通知された保証請求代理人の銀行口座に対して行われることを条件として、本保証証書に基づく
当該受益証券の受益者に対するさらなるあらゆる債務から保証銀行を免除する。
3.4 第 5 条に従い行われた請求に基づく保証銀行による受益者への支払は、本保証証書に基づく当該受
益者に対するさらなるあらゆる債務から保証銀行を免除する。
3.5 第 3.1 条、第 3.3 条および第 3.4 条における免除は、以下の事由にかかわらず(いずれの場合も理
由の如何を問わない。)適用される。
3.5.1 以後の、保証銀行による保証請求代理人に対するいずれかの支払または保証請求代理人による
受益者へのいずれかの支払の留保、または
3.5.2 いずれかの受益者の受領した金銭のいずれかの者に対する返済要求
3.6 保証銀行は、以下の場合を除いて、受益者に対してまたは受益者に関して、いずれの支払を行うこ
とも要求されない。
3.6.1 当該受益者が第 5.2 条に規定された期間内に保証請求代理人に対して請求を行う場合、または
3.6.2 本保証証書に従い、保証請求代理人が当該受益者の名義で登録された受益証券を特定し、かか
る受益証券に関して別途に請求を行う場合
4.支払
4.1 第 5 条に従い、本証書に基づき単一の請求のみを行うことができ、満期日後 5 営業日目の午後4時
(パリ時間)までに下記のすべてを保証銀行が受領した場合にのみ、保証銀行により支払が行われ
る。
4.1.1 当該請求の対象となっている受益証券を特定し、かつ第 3.1 条に基づく支払総額を記載した保
証銀行に対する保証請求代理人の書面による請求
4.1.2 管理会社により作成された、満期日現在の換金価格を詳述した最終評価報告書の写し
4.1.3 当該請求について代理している一または複数の受益者が当該受益証券の満期日における登録済
保有者であることを証する保証請求代理人からの署名付きの申告書、および当該請求金額が保
証銀行によって支払われるべき支払先である保証請求代理人名義の銀行口座の十分な詳細(当
該口座の番号および当該支店の所在地を含む。)を記載した書面
-45-
4.2 本証書の規定に従い、本保証証書に基づく支払は、ヘッジファンド連動
ドル建て)については米ドル建てでヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米
元本確保型ファンド(ユーロ建て)につ
いてはユーロ建てで、本証書の第 4.1.3 条に従い指定された口座に対して、保証請求代理人による
請求の保証銀行による受領の日から 5 営業日内に行われる。
4.3 受託会社および/または保証請求代理人により本証書に基づき行われまたは交付されるあらゆる請
求の通知またはその他の文書は、(保証銀行が受託会社および/または保証請求代理人に対する書
面通知により別途指定しない限り)保証銀行に対して上記に指定された所在地において(または、
保証銀行が本目的のため随時、保証請求代理人および/または受託会社に書面で指定する保証銀行
の部署または役職者に対して)行われまたは交付される。
5.保証請求代理人の不履行
5.1 満期日における受益証券についての受益者が本保証証書に基づく支払を受ける権利を有し、かつ
5.1.1 当該時において保証請求代理人が存在せず、または
5.1.2 保証請求代理人が本保証証書に基づく単一の請求を満期日後 5 営業日目の午後4時(パリ時間)
までに行わなかった場合、
かかる場合に限り、上記第 3.2 条、第 3.3 条および第 4.1 条にかかわらず、保証銀行は、合理的
に可能な限り早急に、受益者が本保証証書に基づき請求を行うことを可能にする、(保証銀行がそ
の完全な裁量により決定する)状況において合理的かつ適切なメカニズムを確立することを約束す
る。ただし、本保証証書のいずれの記載も、保証銀行に対して、受益者が本保証証書に基づく支払
に対する請求権を有しうることの受益者への通知、または受益者に対する請求の提出の要求を義務
づけるものではない。
5.2 上記第 5.1 条が適用される場合、本保証証書に基づき請求を行うための期間は、かかるメカニズム
が確立された日(または、当該日が営業日でない場合、翌営業日)から 1 暦月間延長される。
5.3 各受益者は、なかんずく、保証請求代理人が保証銀行の代理人ではなく受益者の代理人であるとい
う条件で本保証証書の利益を享受する。
6.課税
保証銀行が、本保証証書に基づき保証銀行が行う支払から、税金のために、いくらかの金額を控除
または源泉徴収することを要求される場合、保証銀行は、
(a) 当該金額を控除または源泉徴収し、かつ関連する政府機関に迅速に送金し、
(b) かかる支払が行われており、これに従い、本保証証書に基づき保証銀行から当該受益者に対して
支払われるべき金額が減額されることを保証請求代理人に通知する。
7.地位
本保証証書により構成される保証は、保証銀行の現在および将来の無担保かつ非劣後のすべての他
の債務(適用法の強制的規定によって優先されるものを除く。)と少なくとも同等の、保証銀行の直接
的、無条件かつ無担保の債務を構成する。保証銀行は、保証銀行によりまたは保証銀行に代わり実行お
よび履行されるため必要な、本保証証書の作成および発行に先立ち発生しているため必要な、または本
保証証書をその要項に従い強制執行可能な合法的、有効かつ拘束力のある保証銀行の債務として構成す
るために必要なすべての行為、条件および事柄が、あらゆる適用法に準拠して実行および履行されてお
り、発生していることを表明し、保証する。
-46-
8.準拠法
本保証証書の規定はフランスの法律に準拠し、フランスの法律に従い解釈されるものとし、フラン
スの裁判所は、本保証証書からまたは本保証証書に関連して生じることがある、あらゆる裁判、訴訟ま
たは手続を審理および判断し、あらゆる紛争を解決する管轄権を有する。
上記の証として、保証銀行は、保証銀行に代わり、本保証証書を、捺印証書として、冒頭記載の年
月日付で作成させた。
[
]の立ち会いの下)
ソシエテ ジェネラルのために
および同社を代表して、
)
)
その適法に授権された代理人により)
署名され、捺印され、交付された
)
当該保証銀行により署名された本保証証書の原本は、受託会社により、または受託会社の指図によ
り保管される。
-47-
【別
紙
C】
最終償還価額の計算
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)
、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド
(ユーロ建て)およびヘッジファンド連動型ファンド(円建て)についての各 EMTN が満期日において償
還される金額(「最終償還価額」)は、下記に記載された算式に従って計算される。最終償還価額は、該
当する EMTN の額面金額に等しい EMTN 一券面当たりの発行価格、および連動先ファンドのパフォーマン
スを参照して計算される。連動先ファンドのパフォーマンスは、EMTN 発行日から 2010 年3月 18 日まで
の当該連動先ファンドの当初発行価格に対する当該連動先ファンドの満期日における一口当たり純資産
価格の一口当たりの累積増加率に額面金額を乗じて計算される。
満期日において、各ファンドについての各 EMTN は以下のとおり償還される。
米ドル建て EMTN の場合
1券面当たりいずれか高い金額
・額面金額(=10米ドル)
・額面金額(=10米ドル)×{100%+100%×(最終米ドル純資産価格-当初米ドル純資産価格)
/当初米ドル純資産価格}
ユーロ建て EMTN の場合
1券面当たりいずれか高い金額
・額面金額(=10ユーロ)
・額面金額(=10ユーロ)×{100%+100%×(最終ユーロ純資産価格-当初ユーロ純資産価格)
/当初ユーロ純資産価格}
円建て EMTN の場合
1券面当たり
・額面金額(=1,000円)×{100%+100%×(最終円純資産価格-当初円純資産価格/当初円純資
産価格-n× クーポン率}
「最終米ドル純資産価格」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、2010 年
3月 18 日からパリにおける営業日前の午後1時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件に従って、
ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対してなされた買戻請求に対し、連動先ファンドにより発
行された受益証券の所持人としてのソシエテ
ジェネラルに実際支払われる、米ドル建て連動先ファン
ド(LST 米ドル・フィーダー・ファンド)の受益証券一口当たりの純資産価格(ソシエテ
ジェネラルから
連動先ファンドに対して支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味する。プライシング・サ
プルメントは、管理会社から入手可能である。
「当初米ドル純資産価格」とは米ドル建て連動先ファンド(LST 米ドル・フィーダー・ファンド)の 1 口
当たり発行価格である 100 米ドルを意味する。
「最終ユーロ純資産価格」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、2010 年
3月 18 日から3パリ営業日前の午後1時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件に従って、ソシ
-48-
エテ
ジェネラルから連動先ファンドに対してなされた買戻請求に対し、連動先ファンドにより発行さ
れた受益証券の所持人としてのソシエテ
ジェネラルに実際支払われる、ユーロ建て連動先ファンド
(LST ユーロ・フィーダー・ファンド)の受益証券一口当たりの純資産価格(ソシエテ
ジェネラルから連
動先ファンドに対して支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味する。プライシング・サプ
ルメントは、管理会社から入手可能である。
「当初ユーロ純資産価格」とはユーロ建て連動先ファンド(LST ユーロ・フィーダー・ファンド)の 1 口
当たり発行価格である 100 ユーロを意味する。
「最終円純資産価格」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、2010 年3月
18 日から 3 パリ営業日前の午後1時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件に従って、ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対してなされた買戻請求に対し、連動先ファンドにより発行された受
益証券の所持人としてのソシエテ
ジェネラルに実際支払われる、円建て連動先ファンド(LST 円・フィ
ーダー・ファンド)の受益証券一口当たりの純資産価格(ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対
して支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味する。プライシング・サプルメントは、管理
会社から入手可能である。
「当初円純資産価格」とは円建て連動先ファンド(LST 円・フィーダー・ファンド)の一口当たり発行価
格である 10,000 円を意味する。
「n」とは、EMTN 発行日から EMTN の関連する償還日までの経過年数をいう。満期日における償還の場
合には7年、円建て EMTN についてのその後の償還日における償還の場合には関連するプライシング・サ
プルメントに規定される償還期限までの年数となる。
「クーポン率」は設定日の市況に基づき、設定日において(円建て EMTN については)1.1%と決定され
た。
-49-
投資信託説明書(請求目論見書)
2 0 0 7 年8月
1.本請求目論見書に係るクリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の受益
証券の募集については、管理会社は、証券取引法(昭和 23 年法第 25 号)第5条の規定により有価
証券届出書を平成 19 年7月 31 日に財務省関東財務局長に提出しており、その届出の効力は平成 19
年8月1日より生じております。
2.請求目論見書は、証券取引法第 15 条第3項の規定により、投資者のみなさまから請求された場合
に交付されるものであり、請求を行った場合には投資者のみなさまがその旨の記録をしておくこと
となっております。なお、便宜上、前記の交付目論見書と併せて掲載しておりますので、ご留意く
ださい。
3.本書において用いられている用語は、本書中で別段の定めがある場合を除いて、前記の交付目論
見書において使用される用語と同様の意味を有するものとします。
4.投資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象外です。また、投資者保護基金の支払いの対象外
です。投資信託は、シティバンクまたはシティグループおよびその子会社・関連会社の債務ではな
く、それらによる保証もありません。投資信託は値動きがあり、元本の保証はなく、値下がりのリ
スクがあります。
5.クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の受益証券の価格は、同ファ
ンドに組み入れられている有価証券等の値動きによる影響を受けますが、これらの運用における損
益はすべて投資者のみなさまに帰属します。
6.原文(英文)の財務書類は、本書には記載されておりませんが、有価証券届出書には記載されて
おります。
(本書は、証券取引法第 13 条の規定に基づく目論見書です。)
金融商品取引法施行後は、本書中、日本の証券取引法への言及は金融商品取引法と読み替えます。
投資信託説明書(請求目論見書)
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(CREATIVE TRUST:HEDGE FUND LINKED FUND (JPY))
平成19年7月31日有価証券届出書提出
発
行
者
名 : リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ
(Lyxor Asset Management S. A.)
代表者の役職氏名: チーフ・エグゼクティブ・オフィサー
ローラン・セイヤー
(Laurent SEYER)
本店の所在の場所: フランス共和国 92800、ピュトー市、バルミー通り17番、
ソシエテ ジェネラル タワー
(Tour Société Générale,17 cours Valmy,92800 Puteaux,France)
代 理 人 の 氏 名 : 弁護士
同
中
野
三
浦
春
芽
健
代 理 人 の 住 所: 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
森・濱田松本法律事務所
届出の対象とした募集
募集外国投資信託受益証券に係るファンドの名称:クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型
ファンド(円建て)
(CREATIVE TRUST:HEDGE FUND LINKED FUND (JPY))
募 集 外 国 投 資 信 託 受 益 証 券 の 金 額:230億円を上限とする。
有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
ファンドの詳細情報
第1
ファンドの追加情報······························································· 1
1
ファンドの沿革································································· 1
2
ファンドに係る法制度の概要····················································· 1
3
監督官庁の概要································································· 1
第2
手
等 ··································································· 2
1
申込(販売)手続等····························································· 2
2
買 戻 し 手 続 等 ································································· 4
3
乗
第3
換
え ································································· 8
管理及び運営····································································· 9
1
資産管理等の概要······························································· 9
2
開示制度の概要································································· 12
3
受益者の権利等································································· 13
第4
第5
続
ファンドの経理状況······························································· 16
1
財
務
諸
表 ································································· 16
2
ファンドの現況································································· 33
販売及び買戻しの実績····························································· 34
【ファンドの詳細情報】
第1【ファンドの追加情報】
1【ファンドの沿革】
1998年5月19日
管理会社の設立
2002年5月6日
信託証書締結
2003年2月17日
ファンド設定のための追補証書締結
2003年4月1日
ファンドの運用開始
2003年10月21日
変更追補証書締結
2004年7月23日
変更証書締結
2004年10月26日
変更証書締結
2006年11月7日
変更追補証書締結
2007年5月17日
追補信託証書締結
2【ファンドに係る法制度の概要】
(ⅰ) 準拠法の名称
ファンドは、ケイマン諸島の信託法(2001 年改訂)(改正済)(以下「信託法」という。)に基づ
き設立されている。ファンドは、また、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法(2003 年改訂)
(改正済)
(以下「ミューチュアル・ファンド法」という。)により規制されている。
(ⅱ) 準拠法の内容
①
信託法
ケイマン諸島の信託の法律は、基本的には英国の信託法に従っており、英国の信託法のほとんど
の部分を採用しており、この問題に関する英国判例法のほとんどを採用している。さらに、ケイマ
ン諸島の信託法は、英国の 1925 年受託者法を実質的に基礎としている。投資者は、受託会社に対し
て資金を払い込み、投資者(受益者)の利益のために投資運用会社はこれを運用する。各受益者は、
信託資産持分比率に応じて権利を有する。
受託会社は、通常の忠実義務に服し、かつ受益権者に対して説明の義務がある。その機能、義務
および責任の詳細は、ユニット・トラストの信託証書に記載される。
大部分のユニット・トラストは、免税信託として登録申請される。その場合、信託証書、ケイマ
ン諸島の居住者またはケイマン諸島を本拠地とする者を(限られた一定の場合を除き)受益者とし
ない旨宣言した受託会社の法定の宣誓書が登録料と共に信託登記官に届出される。
免税信託の受託会社は、受託会社、受益者、および信託財産が 50 年間課税に服さないとの約定を
取得することができる。
信託は、150 年まで存続することができ、一定の場合は無期限に存続できる。
免税信託は、信託証書の変更を信託登記官に提出しなければならない。
免税信託は、信託登記官に対して、当初手数料および年次手数料を支払わなければならない。
②
ミューチュアル・ファンド法
「監督官庁の概要」の記載を参照。
3【監督官庁の概要】
トラストおよびファンドは、ケイマン諸島ミューチュアル・ファンド法第4条(1)(b)項に基づき
規制される。従って、ファンド(および受託会社)は、ミューチュアル・ファンド法上、ケイマン当
-1-
局に申請書および募集関連書類(およびその変更)および監査済年次財務諸表を提出しなければなら
ない。規制された投資信託として、ファンドは、ミューチュアル・ファンド法に基づきケイマン諸島
金融庁(以下「CIMA」という。)の監督に服し、CIMA は、いつでもファンドに、財務書類の監査を行
い、同書類を CIMA が特定する一定の期日までに CIMA に提出するよう指示することができる。さらに、
CIMA は、受託会社に CIMA がミューチュアル・ファンド法上の義務を遂行するために合理的に必要と
するファンドに関する情報または説明を提出するよう求めることができる。受託会社は、ファンドに
関するすべての記録を、合理的な時間に、CIMA に提出または開示しなければならず、CIMA は、開示さ
れた記録の写しまたは抜粋を作成することができる。CIMA の要求を遵守しない場合、受託会社は、高
額の罰金に服し、CIMA は、裁判所にファンドの解散を請求することができる。
規制された投資信託が、履行期の到来した義務を履行できなくなる可能性がある場合、また投資者
や債権者の利益を害する方法で業務を遂行もしくは遂行を企図し、または任意解散を行おうとしてい
る場合、CIMA は、一定の措置を取ることができる。CIMA の権限には、受託会社の交替を要求すること、
ファンドの適切な業務遂行についてファンドに助言を与える者を任命すること、またはファンドの業
務監督者を任命すること等が含まれる。CIMA は、その他の権限(その他措置の承認を裁判所に申請す
る権限を含む。
)を行使することができる。
ファンドの受託会社は、ケイマン諸島の会社として登録されており、かつ信託会社としてケイマン
政府の認可を受けている。受託会社は、CIMA の監督下にある。受託会社はまた、ミューチュアル・フ
ァンド法に基づく投資信託管理会社として認可されている。
第2【手続等】
1【申込(販売)手続等】
(イ) 海外における販売手続等
ファンドの受益証券の発行
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本
確保型ファンド(ユーロ建て)については申込期間が終了しており、現在は募集していない。ヘ
ッジファンド連動型ファンド(円建て)については、設定日以降各取引日において受益証券一口
当たり純資産価格により発行される。
申込手続
受益証券の申込みは、申込書式を完成させ、管理会社に送付し、受益証券に関する支払を行
うことにより行われる。申込みは、信託証書、関連するファンドについての追補証書および設
定通知、英文説明書、英文目論見書の条項ならびに申込書式の規定に服する。電子送信または
ファクシミリで行われた申込みの原本は、管理会社に送付されなければならない。管理会社は、
電子送信またはファクシミリで送信された申込書が受領されなかったことにより生じた一切の
損失について、申込人に対しいかなる責任も負わない。
最低投資価額
ファンドの受益証券の当初最低投資価額は、以下の通りとする。
最低投資価額
ファンド名
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
-2-
500,000 円
支払手続
支払は、申込書式に記載されている方法のいずれかで行われなければならない。支払はヘッ
ジファンド連動型ファンド(円建て)については円建てで行われなければならない。
かかる申込みの手続において、決済資金による申込金の支払は、英文目論見書により許容さ
れる継続募集については取引日に関連する評価日後4営業日目までに、管理会社により受領さ
れなければならない。投資者は、特定日に円建ての価額で受領される支払は、東京における当
該日の前銀行営業日に、東京における評価額で行われなければならないことに注意することを
要する。
投資者は、決済遅延のため、小切手で支払うことができない。
受益証券の譲渡
受益証券は、受託会社が承認した様式の書面による証書で譲渡人および譲受人により署名(も
しくは、法人の場合、譲渡人または譲受人のために署名もしくは捺印)されたものにより、譲
渡することができる。譲渡人は、譲渡した受益証券について、受益者名簿に譲受人の名前が登
録されるまでは、譲渡された受益証券の保有者であるとみなされる。共同受益者のいずれか一
名の死亡の場合、生存者は、共同受益者の名義で登録されている受益証券の権原を有する唯一
の人間となる。
不正資金浄化(マネー・ロンダリング)防止規定
マネー・ロンダリングを防止する責任の一環として、受託会社および管理会社は、投資者の
身元および申込代金の資金源の入念な確認を要求することができる。受託会社および管理会社
は、申込人の身元および資金源を確認するために必要な情報を請求する権利を留保する。申込
人が確認のために必要な情報の提出を怠るかまたは遅延した場合、受託会社および/または管
理会社は、申込書および関係する申込代金の受領を拒絶することができる。
トラストの事業に関与するケイマン諸島の居住者(受託会社を含む。
)が、その他の者がマネ
ー・ロンダリングに従事しているとの疑いまたは確信を抱いた場合、かかる者はケイマン諸島
の犯罪行為による受取代金に関する法律(2005 年改訂)に基づいて上記の疑いを関係当局に報
告する義務を負う。監督機関(CIMA を含むがこれに限定されない。
)から請求された場合、管
理会社および/または受託会社は、投資者に関する情報を上記の監督機関に引き渡すことがで
きる。投資者がかかる情報を監督機関に引き渡すことに同意したとみなされることが申込みの
条件となる。
(ロ) 日本における販売手続等
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動
イティブ・トラスト-ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびクリエ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)については申込期間が
終了しており、現在は募集していない。ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については、平成 19 年8
月1日から平成20年7月31日までの申込期間中の各日に申込取扱場所である日本における販売会社におい
て申込みの取扱いが行われる。なお、インターネット取引での申込みの詳細については、販売取扱会社に問
い合わせのこと。
日本における販売会社または販売取扱会社は、「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以
下「口座約款」という。)を投資者に交付する。投資者は、販売会社または販売取扱会社に対し、
当該口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨の申込書を提出する。買付の単位は、当初購
入について 500,000 円以上1円単位、追加購入について 10,000 円以上1円単位である。
-3-
購入時の受益証券の口数は、小数点3桁まで(小数点以下第4位で切り上げまたは切り下げの
調整を行う。)で割り当てる。
A
=
B
C
A:購入したファンドの割当予定ファンドの受益証券口数
B:購入したファンドの受益証券に対して支払われた申込金額(申込手数料は除く。
)
C:購入したファンドの受益証券一口当たりの当該計算日における純資産価格
一口当たり販売価格は、原則として、管理会社が当該申込みを受諾した取引日に関連する評価
日の一口当たり純資産価格とする。申込みのなされた取引日に関連する評価日の翌営業日(通常、
取引日に続く9営業日目の水曜日)が日本における約定日とみなされ、受渡しは、原則として、約
定日から(同日を含む。
)日本における 4 営業日目に行われる。
日本における販売会社または販売取扱会社は、代金の受領と引換えに、取引報告書を交付する。
代金の支払は、円貨で行う。
日本において販売手数料は課せられないが、購入後の経過年数により、買戻し時に後記の条件
付後払申込手数料が課せられる。
なお、日本証券業協会の会員である日本における販売会社または販売取扱会社は、ファンドの
純資産が 1 億円未満となる等同協会の定める「外国証券の取引に関する規則」中の「外国投資信
託受益証券の選別基準」にファンド証券が適合しなくなったときは、ファンド証券の日本におけ
る販売を行うことができない。
2【買戻し手続等】
(イ) 海外における買戻し手続等
保有するファンド証券の一部または全部の買戻請求を希望する受益者は、買戻請求書を提出し
なければならない。すべて記入された買戻請求書は、適用ある取引締切時間の前に管理会社が受
領しなければならない(翌評価日に処理される。)
。当該時間以降に受領された買戻請求書は、当
該評価日の翌評価日に繰り越され、処理される。
買戻請求書は、書面で提出するか、または電子送信もしくはファクシミリで送付し、ファンド
の名称、受益証券の買戻口数、登録受益者の氏名、および買戻代金の支払指図を記入しなければ
ならない。管理会社が別途合意するか、または別段の定めがない限り、電子送信またはファクシ
ミリで送付した買戻請求書の原本を管理会社に送付する必要がある。管理会社は、電子送信また
はファクシミリで送付された買戻請求書の不受理に起因する損失について、受益者に対して責を
負わない。
受益証券は、該当する評価日または最終買戻日において自動的に買戻しを受ける受益証券の場
合は満期日におけるファンドの受益証券一口当たりの純資産価格を参照して算出された価格で買
い戻される。受益証券が満期日前に買い戻される場合、以下に記述されるとおり、受益証券一口
当たりの純資産価格または原取得価格のいずれか低い方を参照して算出される条件付後払申込手
数料が課せられる。これは受益者が受益証券を保有していた期間(以下「購入後経過期間」とい
う。
)に対応して変わり、当該期間は、買付けおよび買戻しの両方の日本における約定日を基準に
決定される。疑義を避けるために付言すると、期間の計算は取引日を基準にするものではない。
-4-
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1 年未満
4.00%
1 年以上 2 年未満
3.00%
2 年以上 3 年未満
2.00%
3 年以上 4 年未満
1.00%
4 年以上
なし
受益証券の買戻単位は、1 口以上 1/1,000 口単位である。ただし、保有している全口数を買い
戻す場合は、1/1,000 口以上 1/1,000 口単位とする。
満期日に残存するヘッジファンド連動
ンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)のすべての受益証券は、上記のとおり最終買戻日
までに買い戻される。ヘッジファンド連動
ァンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジフ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)について、ファンドの受益証券一口当たりの買
戻価格が当初発行価格を下回る場合、保証銀行は、
(保証証書の条項に従い)満期日以後に買い戻
されたすべての受益証券について保証証書に従い差額を支払う。投資者は保証証書の条項を注意
深く読まれたい。
保証証書に基づき、当該期限内までに行われた一切の請求に従い、満期日以後に買い戻された
受益証券に関する支払額は、1暦月以内、またはそれより遅い場合、適式に完成された買戻請求
書の関係書類の原本の受託会社による受領の後支払われる。
買戻代金の支払
買戻代金(受益証券の口数に買戻価格を乗じた金額)は、(a) 受託会社が別途合意しない限り、
受益者の正式な署名を付した買戻請求書の原本を管理会社が受領し、(b) 買戻代金を電信為替で
銀行口座に送金する場合、受益者(またはそれぞれの共同受益者)の署名を受託会社または管理
会社の満足の行くよう確認するまで支払われない。買戻代金は、関係する受益者にのみ支払われ、
第三者に対する支払請求は受け付けられない。
管理会社と登録事務代行会社がその他の支払方法に合意しない限り、買戻代金は、通常、関係
する評価日から5営業日以内に、ファンドの基準通貨で、受益者のリスクで銀行振込により、受
益者(または共同受益者の筆頭者)に対して支払われる。疑義を避けるため付言すると、登録事
務代行会社が特別に授権する場合を除いて、基準通貨による支払は小切手では行われない。
買戻代金は、受益者の請求および費用負担により、日本円で小切手または銀行振込により支払
うことができるが、かかる方法は遅れが生じるおそれがある。疑義を避けるため付言すると、日
本円での支払が行われる場合、受益者は通貨リスクを負担することになる。
買戻代金は、いかなる場合でも、関連する取引日(または、もしこれより遅ければ、適式に記
載された買戻請求書の管理会社による受領)後4週間以内に支払われる。
受益証券の強制買戻し
管理会社は、受益者がファンド証券を保有することが(a) 受益証券が上場されている国、政府
機関もしくは証券取引所が定めた法律もしくは要件に違反し、または(b)トラストまたは、ファン
ドに発生しまたは負担する必要のない納税責任を負い、もしくはその他の金銭的不利益を被る結
果(直接または間接的にかかる受益者に影響するか、単独で考えた場合か、その他の者(関係者
であるか否かを問わない。
)との関連で考えた場合か、または管理会社が関連性を有すると判断す
る事態かを問わない。
)を招くと管理会社が判断する状況において、信託証書に従ってファンド証
券を買い戻すことができる。
-5-
(ロ) 日本における買戻し手続等
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動
元本確保
型ファンド(ユーロ建て)の受益証券は、満期日以降に買戻される場合、該当する評価日、または
最終買戻日において自動的に買戻しを受ける受益証券の場合は満期日におけるファンドの受益証
券の当初募集価格または一口当たりの純資産価格を参照して算出された価格(別紙 C に記載され
る 1 券面当りの最終償還価額を反映する。
)のいずれか高い価格で買い戻される。またヘッジファ
ンド連動型ファンド(円建て)の受益証券は、該当する評価日におけるファンドの受益証券の一口
当たりの純資産価格を参照して算出された価格で買い戻される。受益証券が満期日前に買い戻さ
れる場合、受益証券一口当たりの純資産価格または原取得価格のいずれか低い方を参照して算出
される条件付後払申込手数料が課せられる。
条件付後払申込手数料は、受益者が受益証券を保有していた期間(以下「購入後経過期間」と
いう。
)に対応して変わり、当該期間は、買付けおよび買戻しの両方の日本における約定日を基準
に決定される。疑義を避けるために付言すると、期間の計算は取引日を基準にするものではない。
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1 年未満
4.00%
1 年以上 2 年未満
3.00%
2 年以上 3 年未満
2.00%
3 年以上 4 年未満
1.00%
4 年以上
なし
(注1) 投資者は、買戻価額から条件付後払申込手数料を差し引いた金額を買戻時に受領する。
(注2) 条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料率により計算される。すなわち、投資者は、最
初に当該申込手数料の課されない受益証券を、次に4年以上保有した受益証券を、最後により長く保有された受
益証券を買い戻す。
(注3) 条件付後払申込手数料の金額は、買戻日における一口当たりの純資産価格と当初購入価格のいずれか低い金額に
基づいて計算される。
(注4) 分配金の再投資またはキャピタルゲインの分配により発行された受益証券には条件付後払申込手数料は課されな
い。
(注5) 条件付後払申込手数料は、買戻し手続を取り扱う日本における販売会社または販売取扱会社を通じて精算される。
条件付後払申込手数料の金額は、ファンドの管理運営に関わった保管銀行、保証会社および管理会社で分け合う
ことができる。
(注6) 販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社は、上記の受益証券に適用される条件付後払申込手数料のシステ
ムを「ハンドレッド(手数料後払い方式)」と称する。
(注7) 購入後経過年数の計算は、当該受益証券の日本における約定日を起算日とし、買戻時の日本における約定日まで
とする。
(注8) 販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社を通じて当該受益証券を購入し保有する投資者が死亡した場合、
受益証券は買い戻される。
日本における受益者は、日本における営業日に全部または一部のファンド証券の買戻しを請求
することができる。かかる買戻請求は、日本における販売会社によって、取引日に管理会社への
取次ぎが行われる。インターネット取引では、買戻請求は受け付けない。
ファンド証券の買戻しは1口以上 1,000 分の1口を単位とする。ただし、保有する受益証券全
部の買戻しの場合には、1,000 分の1口以上 1,000 分の1口単位とする。(1,000 分の1口未満の
端数の取扱いについては、各日本における販売会社、販売取扱会社により適宜切り上げ、切り捨
て等の調整を行う。)買戻代金は下記の計算式により算出する。
A=B×C
A:買戻時に支払われる買戻代金(ただし、上記の条件付後払申込手続料相当額が減じられ
る。
)
-6-
B:買戻しをするファンドの受益証券口数
C:買戻しをするファンドの受益証券一口当りの当該計算日における純資産価格
※B×Cによって算出されるAは、外貨の場合、小数点第三位を四捨五入し、小数点第二
位まで求めた額となる。また、円貨の場合、1円未満の端数の取扱いについては、各日
本における販売会社、販売取扱会社により適宜切り上げ、切り捨て等の調整を行う。
買戻請求は、取引日までに日本における販売会社が受領しなければならない。買戻価格は、当
該評価日に算出された一口当たりの純資産価格であり、買戻代金は、管理会社が買戻請求を実行
した日の翌営業日から 4 営業日目に支払われる。取引日以降に受領された買戻請求は、当該取引
日の翌取引日に繰り越され処理される。
受益証券は、関連する取引日または、受益証券が最終買戻日に自動的に買い戻される場合には、
最終買戻日現在の一口当たり純資産価格を参考に算出される価格で買い戻される。
満期日に残存するヘッジファンド連動
ンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建て)のすべての受益証券は、上記のとおり最終買戻日
に買い戻される。ヘッジファンド連動
ド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファ
元本確保型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファン
元本確保型ファンド(ユーロ建て)について、ファンドの受益証券一口当たりの買戻価
格が当初発行価格を下回る場合、保証銀行は、
(保証証書の条項に従い)満期日以後に買い戻され
たすべての受益証券について保証証書に従い差額を支払う。投資者は保証証書の条項を注意深く
読まれたい。
保証証書に基づき、当該期限内までに行われた一切の請求に従い、満期日以後に買戻された受
益証券に関する支払額は、1暦月以内、またはそれより遅い場合、適式に完成された買戻請求書
の関係書類の原本の受託会社による受領の後支払われる。
上述の制限に従い、買戻価額は、当該評価日から起算して5営業日以内(同日を含む。)に支払
われる。
買戻代金は外国証券取引口座約款の定めるところに従って日本における販売会社または販売取
扱会社を通じて支払われる。
販売取扱会社は、買戻請求を管理会社に取り次ぎ、買戻代金の支払は、販売取扱会社により口
座約款に従って受益者に対して行われる。
受益証券の強制買戻し
管理会社は、受益者がファンド証券を保有することが(a) 受益証券が上場されている国、政府
機関もしくは証券取引所が定めた法律もしくは要件に違反し、または(b)トラストまたは、ファン
ドに発生しまたは負担する必要のない納税責任を負い、もしくはその他の金銭的不利益を被る結
果(直接または間接的にかかる受益者に影響するか、単独で考えた場合か、その他の者(関係者
であるか否かを問わない。
)との関連で考えた場合か、または管理会社が関連性を有すると判断す
る事態かを問わない。
)を招くと管理会社が判断する状況において、信託証書に従ってファンド証
券を買い戻すことができる。
受益者が販売取扱会社を通じて満期日の5営業日前までに受託会社またはその受任者に反対の
通知をしない限り、満期日までヘッジファンド連動
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)および
元本確保型ファンド(ユーロ建て)の受益証券を保有する受益者は、その
保有するすべての受益証券の買戻しのための買戻請求を満期日に提出したものとみなされ、買戻
請求を提出する必要がない。
-7-
3【乗換え】
受益証券は、別のサブ・ファンドの受益証券に転換することができず、他のサブ・ファンドの受
益証券も、ファンドの受益証券に転換することができない。ヘッジファンド連動
ンド(米ドル建て)
、ヘッジファンド連動
元本確保型ファ
元本確保型ファンド(ユーロ建て)およびヘッジファン
ド連動型ファンド(円建て)の間での転換も取扱いが行われない。
-8-
第3【管理及び運営】
1【資産管理等の概要】
(1)【資産の評価】
(イ)純資産価格の計算
各ファンドの純資産価額は、評価日毎に、基準通貨で算定される。受益証券一口当たりの純資
産価格は、ファンドの純資産総額を関係する評価日の発行済み受益証券口数で除した価格である。
ファンドの純資産価額は、常に(a) 資産と(b) 債務の差額に相当する。
ファンドの純資産価額は、以下の要領で計算される。
(ⅰ)証券取引所で取引されまたは上場されている資産の価格は、当該評価日の直前の営業日の
最終買呼値または決済価格(場合による。)に基づいて決定される。
(ⅱ)組織化された市場で取引されている資産の価格は、当該評価日の直前の営業日に入手可能
な直近の買呼値を基準とする。
(ⅲ)取引所で相場が立っておらず、上場されていないまたは通常取引されていない資産(投資
信託の受益権または商品を除く。)の価格は、取得原価、当該資産の評価について適格性を
有する専門家により決定される他の価格、または額面価格よりディスカウントして取得され
た債務証書の場合、管理会社が定額法で決定する価格とする。
(ⅳ)公認された市場で取引されている商品の価格は、当該評価日の直前の営業日に市場で確認
可能な直近の価格を考慮して評価され、かかる価格が合理的にみて直近の価格でないと管理
会社が判断する場合、または管理会社が確認できない場合、関係する商品のマーケット・メ
ークを行う機関が提出した価格に関する証明書を考慮する。
(ⅴ)投資信託の受益証券の価格は、当該評価日の直前の当該投資信託の受益証券の入手可能な
直近の純資産価格、当該純資産価格が入手できない場合、売却予定日において管理会社が決
定する公正な市場価格を基準とする。
(ⅵ)いずれかの評価日にファンドが所有する資産で、証券取引所または組織化された市場で取
引されていない、もしくは上場されていないもの、または上記の(ⅰ)から(ⅲ)に定める規定
を遵守して決定された価格が上記の資産の真正な価格を表していない場合、かかる資産は、
慎重かつ誠実に見積もられた予想売却価格に基づいて評価する。
(ⅶ)現金、預金および類似の投資対象は、額面価格(経過利息を加える。)で評価される。た
だし、かかる投資対象の価値を反映するように調整を行うべきと管理会社が判断する場合は
この限りではない。
(ⅷ)その他すべての資産は、予想換金価格に基づく公正な市場価格で評価される。ただし、割
引された預金証書は割引価格で評価される。
(ロ)純資産価格の決定の停止
管理会社は、以下に定める期間中、受託会社に通知後、ファンドの純資産価格の一部または全
部の計算を停止することを宣言できる。
(ⅰ)ファンドの投資対象の相当部分が通常取引されている証券市場において取引が閉鎖され、制
限され、もしくは停止されている期間、またはファンドの純資産価額もしくはファンドの受
益証券一口当たりの純資産価格を確認するために管理会社もしくは受託会社(場合による。)
が通常使用するいずれかの手段が故障している期間。
(ⅱ)その他の理由で、ファンドの投資対象の価格を合理的に、迅速かつ公正に確認できないと管
理会社が判断する期間。
-9-
(ⅲ)管理会社の意見によれば、ファンドの投資対象の換金が合理的に実行できないか、または受
益者の利益への重大な侵害なくして実行できないことになる状況が存在する期間。
(ⅳ)ファンドの投資対象の換金もしくは代金の支払またはファンドの受益証券の発行もしくは買
戻しに伴う資金の送金が遅延するか、または管理会社の意見によれば通常の為替レートで迅
速に実行できない期間。
上記の停止は、宣言後直ちに効力を発生し、以後、関係するファンドの純資産価格の算定は、
管理会社が停止を解除することを宣言するまで行われない。ただし、停止が(a) 停止の原因とな
った状況が消滅し、かつ(b) 停止が認められるその他の状況が存在しなくなる最初の営業日の翌
日に終了した場合はこの限りではない。
管理会社が停止を宣言する場合、管理会社は、宣言の後できる限り速やかに、受益証券の買戻
請求が停止の影響を受けた受益者およびその他すべての者(受益者であるか否かを問わない。)に、
当該宣言をした旨を通知する。
投資者は当該停止期間中には、受益証券の発行または買戻しができないことに注意すべきであ
る。
(2)【保管】
受益証券が販売される海外において、受益証券の確認書は受益者の責任において保管される。
日本の投資者に販売される受益証券の確認書は、日本における販売会社の保管者名義で保管され、
日本の受益者に対しては、販売取扱会社から受益証券の取引残高証明書が定期的に交付される。
ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合は、この限りではない。
(3)【信託期間】
トラストは、下記「(5)その他 (ロ) ファンドの解散」に定めるいずれかの方法により終了しない
限り、信託証書の日付から 100 年間継続する。
(4)【計算期間】
ファンドの決算期は毎年 1 月 31 日である。
(5)【その他】
(イ) 発行限度額
受益証券の発行限度額は、以下のとおりである。
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
400 億円
(ロ) ファンドの解散
(ⅰ)受託会社は、以下の場合、トラストを終了することができる。
(a) 管理会社が清算手続を開始する場合(受託会社が事前に書面で承認した条件に基づく再建ま
たは合併を目的とする任意清算を除く。)。
(b) 管理会社が職務を適切に履行することができないと受託会社が判断する場合。
(c) トラストの存続が違法となるか、または不可能もしくは不適切となると受託会社が判断する
法律が制定された場合。
(d) 管理会社がトラストの運用を停止し、受託会社が 30 日以内に後任の管理会社を任命しない
場合。
(e) 受託会社がトラストの受託者を辞任することを希望し、管理会社が後任の管理会社を任命し
ない場合。
(ⅱ)管理会社は、以下の場合、トラストおよび/またはファンドおよび当該ファンドに関する受
益証券のクラス(場合による。)を終了しなければならない。
(a) トラストとの存続が違法となるか、または不可能もしくは不適切となると管理会社が判断す
-10-
る法律が制定された場合。
(b) いつでも、いずれかのファンドについて、追補証書に基づき発行された当該ファンドについ
ての関連するクラス受益証券の純資産総額が当該ファンドに関する設立通知および追補証書
に特定された金額を下回る場合。
(c) いつでも、いずれかのファンドについて、当該ファンドについての関連するクラス受益証券
の一口当たり純資産価格が当該ファンドに関する設立通知および追補証書に特定された一定
の水準に到達した場合。
本項において定められた事項についての管理会社の判断は最終のものであり、かつ関係当事
者を拘束する。ただし、管理会社は、本項または他の規定に従ったトラストおよび/または関
連するファンドの終了の誤りについて何ら責任を負うものではない。
上記の(ⅰ)または(ⅱ)に従ってトラストが終了する場合、トラストを終了させる当事者は、3
か月前までに書面でその旨を受益者に通知しなければならない。
加えて、ファンドは、(ⅰ)ファンドの受益者による特別決議により、または(ⅱ)ファンドの存
続を違法とする場合もしくはファンドの継続を実務的もしくは適切でないと管理会社が判断する
法律が制定された場合終了されることがある。管理会社は、(a)管理会社の意見において、ファン
ドの存続が違法または実務的もしくは適切でないものとする法律が制定された場合、または、(b)
ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(米ドル建て)の残存受益証券の純資産総額が
1,000,000 米ドルを下回った場合、ヘッジファンド連動
元本確保型ファンド(ユーロ建て)の
残存受益証券の純資産総額が 1,000,000 ユーロを下回った場合、またはヘッジファンド連動型フ
ァンド(円建て)の残存受益証券の純資産総額が 1 億円(ヘッジファンド連動型ファンド(円建
て)の設定日から 4 年経過後は 50 億円)を下回った場合、その独自の裁量により、書面による通
知をもって関連するファンドを終了させることができる。これらの場合、終了の通知が受益者に
対してなされなければならない。
(ハ) 信託証書の変更
受託会社と管理会社は、以下の場合、追補証書により信託証書を修正することを同意するこ
とができる。
(a) 受託会社の意見によればかかる修正が、(ⅰ) 受益者の権利の重大な侵害をせず、受託会社、
管理会社またはその他の者が受益者に対する責任を免除されることにならず、また(当該追補
証書の作成費用を除いて)トラストの資産から支払われる費用および手数料が増加せず、(ⅱ)
会計、法律または職務上の要件を遵守するために必要であり、または(ⅲ) 明らかな誤りを是
正するために行われる場合。その他すべての場合において、信託証書の修正は、影響を受ける
受益者集会の特別決議による承認を必要とする。
(b) かかる修正が保証を受けているファンドに関係し、かかる保証が失効する前に効力を発生す
るように行われ、またはそのように明言される際、当該保証人が同意している場合。
信託証書の修正は、影響を受ける受益者集会の特別決議で承認され、または重要性はないと受
託会社が判断し、または明らかな誤りを是正するために行われる場合を除いて、修正を行った後
できる限り速やかに受益者に通知される。
(ニ) 関係法人との契約の更改等に関する手続
代行協会員契約
本契約は、本契約のいずれかの当事者が3か月前に他の当事者に対し、書面により解約を通
知するまで有効に存続する。
-11-
本契約は日本国の法律に準拠し、同法により従い解釈されるものとし、同法に基づき変更す
ることができる。
受益証券販売・買戻契約
本契約は、一当事者が他の全当事者に対し、書面による通知を3か月前になすことによりこ
れを解約することができる。
本契約は、日本国の法律に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更する
ことができる。
保証証書
本証書の変更は予定されていない。
2【開示制度の概要】
A.ケイマン諸島における開示
①
ケイマン諸島金融庁への開示
ファンドは、目論見書を発行しなければならない。目論見書は、受益証券についてすべての重
要な内容を記載し、投資者となろうとする者がファンドに投資するか否かについて十分な情報に
基づく決定をなしうるために必要なその他の情報を記載しなければならない。目論見書は、ファ
ンドについての詳細を記載した申請書とともにCIMAに提出しなければならない。
ファンドはCIMAが承認した監査人を選任し、会計年度終了後6か月以内に監査済会計書類
を提出しなければならない。監査人は、監査の過程において、ファンドに以下の事由があると信
ずべき理由があることを知ったときはCIMAに報告する法的義務を負っている。
(ⅰ)弁済期に債務を履行できないであろうこと。
(ⅱ)投資者または債権者に有害な方法で自発的にその事業を遂行しもしくは事業を解散し、ま
たはその旨意図していること。
(ⅲ)会計を適切に監査しうる程度に十分な会計記録を備置せずに事業を遂行し、または遂行し
ようと意図していること。
ファンドの監査人は、プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopers)である。
ファンドは毎年7月 31 日までには同年1月 31 日に終了する会計年度の監査済会計書類をCI
MAに提出する。ファンドの監査済年次財務書類は、スイスにおいて承認されている会計基準に
基づき作成されている。
②
受益者に対する開示
監査済年次報告書および未監査半期報告書は、決算日から4か月以内および半期終了時から2
か月以内に、それぞれ受益者に送付され、管理会社の登記上の事務所において、閲覧または入手
可能である。
ファンドの会計年度は、毎年1月 31 日に終了する。
B.日本における開示
①
監督官庁に対する開示
(ⅰ)証券取引法上の開示
管理会社は日本における1億円以上の受益証券の募集をする場合、有価証券届出書にトラス
トの信託証書および主要な関係法人との契約書の写し等を添付して、関東財務局長に提出しな
ければならない。投資者およびその他希望する者は、財務省関東財務局の閲覧室または証券取
引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(以下「EDINET」という。)
-12-
において、これを閲覧することができる。
受益証券の販売取扱会社は、有価証券届出書第一部および第二部と実質的に同一の内容を記
載した目論見書(以下「交付目論見書」という。
)を投資者に交付する。また、投資者から請求
があった場合は、有価証券届出書第三部と実質的に同一の内容を記載した目論見書(以下「請
求目論見書」という。
)を交付する。管理会社は、その財務状況等を開示するために、各事業年
度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、各半期終了後3か月以内に半期報告書を、さ
らに、ファンドに関する重要な事項について変更があった場合にはそのつど臨時報告書を、そ
れぞれ関東財務局長に提出する。投資者およびその他希望する者は、これらの書類を財務省関
東財務局の閲覧室または EDINET において閲覧することができる。
(ⅱ)投資信託及び投資法人に関する法律上の届出等
管理会社は、ファンド受益証券の募集の取扱等を行う場合、あらかじめ、投資信託及び投資
法人に関する法律(昭和 26 年法律第 198 号)
(以下「投信法」という。
)に従い、ファンドにか
かる一定の事項を金融庁長官に届け出なければならない。また、トラストの信託証書を変更し
ようとするときは、あらかじめ、その旨およびその内容を金融庁長官に届け出なければならな
い。さらに、管理会社は、ファンドの資産について、ファンドの各計算期間終了後遅滞なく、
投信法に従って、一定の事項につき運用報告書を作成し、金融庁長官に提出しなければならな
い。
②
日本の受益者に対する開示
管理会社は、信託証書を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、
あらかじめ、変更しようとする旨およびその内容を変更 30 日前までに公告し、かつこれらの事項
を記載した書面を日本の知られたる受益者に交付しなければならない。ただし、かかる書面をす
べての日本の受益者に交付したときは、公告することを要しない。
なお、平成 18 年6月 14 日に成立した投信法の改正施行後は、前段落の記載を、
「管理会社は、
信託証書を変更しようとする場合であって、その変更の内容が重大なものである場合または他の
信託と併合しようとする場合には、あらかじめ、変更の内容および理由等をその2週間前までに、
日本の知られたる受益者に対し、書面をもって通知しなければならない。」に読み替える。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は販売取扱会社を通じて日本
の受益者に通知される。
上記のファンドの運用報告書は、日本の知られたる受益者に交付される。
3【受益者の権利等】
(1)【受益者の権利等】
受益者が管理会社および受託会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人と
して、登録されていなければならない。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している
日本の受益者はファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社および受託会社に対し直接受
益権を行使することはできない。これら日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販
売取扱会社をして受益権を自己のために行使させることができる。
ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託しない日本の受益者は、本人の責任において権利行使
を行う。
受益者の有する権利は次のとおりである。
-13-
(ⅰ)分配金請求権
受益者は、管理会社の決定したファンドの分配金を、ファンド証券口数に応じて請求する権利
を有する。ただし、管理会社は、現在のところ分配を行う意図を有しない。
(ⅱ)買戻請求権
受益者は、ファンド証券の買戻しを信託証書の規定および本書の記載に従って請求することが
できる。
(ⅲ)残余財産分配請求権
ファンドが清算される場合、受益者は、保有するファンド証券の持分に応じて残金財産の分配
を請求する権利を有する。
(ⅳ)損害賠償請求権
受益者は、管理会社および受託会社に対し、信託証書に定められた義務の不履行に基づく損害
賠償を請求する権利を有する。
(ⅴ)議
決 権
信託証書には、受益者集会が受託会社または管理会社により 21 日前までに通知をして招集する
旨が定められている。受益者集会の招集通知は、受益者宛てに郵送される。
代理人を任命することができる。発行済受益証券の 10%(または特別決議事項として提案され
る決議案については 25%)以上を保有する受益者本人または代理人の出席をもって受益者集会の
定足数とする。定足数を充足する出席がない場合、受益者集会は 15 日を超えない期間延期される。
延期された集会の招集通知が別途送付され、また延期された集会では受益者の人数または受益者
が保有する受益証券の口数に関係なく定足数が充足される。
信託証書に基づいて、一部の目的には特別決議が必要であり、特別決議事項として提出された
決議案は、投票総数の 75%の多数で可決される。
信託証書には、特定のファンドの受益者の利益にのみ影響がある場合、ファンド毎に受益者集
会を開催する規定が含まれている。
受益者集会では、挙手に際して、(個人の場合)本人が出席し、また(パートナーシップまたは
法人の場合)正式に授権された代表者が出席するすべての受益者が一議決権を有し、また投票に
際して、上記の要領で本人または代理人が出席するすべての受益者は、保有するすべての受益証
券について一議決権を有する旨が信託証書に定められている。
(2)【為替管理上の取扱い】
日本の受益者に対するファンドの受益証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ケイマン諸島
における外国為替管理上の制限はない。
(3)【本邦における代理人】
森・濱田松本法律事務所
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
上記代理人は、管理会社から日本国内において、
(ⅰ) 管理会社またはトラストおよびファンドに対する、法律上の問題および日本証券業協会の規則
上の問題について一切の通信、請求、訴状、その他の訴訟関係書類を受領する権限、
(ⅱ) 日本におけるファンド証券の募集販売および買戻しの取引に関する一切の紛争、見解の相違に
関する一切の裁判上、裁判外の行為を行う権限を委任されている。なお、関東財務局長に対する
ファンド証券の募集、継続開示等に関する届出代理人および金融庁長官に対する届出代理人は、
-14-
弁護士
同
中 野
三
浦
春
芽
健
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
森・濱田松本法律事務所
である。
(4)【裁判管轄等】
上記(3)(ⅱ)の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は下記の裁
判所が有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認している。判決の執行手続は、日本法に
従って行われる。
東京地方裁判所
東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
-15-
第4【ファンドの経理状況】
1【財務諸表】
a.
ファンドの直近2会計年度の日本文の財務書類は、スイスにおける諸法令および一般に認められた会
計原則に準拠して作成された原文(英語)の財務書類を日本語に翻訳したものである。これは「特定有
価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、
「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規
則」第 127 条第5項ただし書の規定の適用によるものである。
上記財務書類は、ファンドの本国における監査人であるプライスウォーターハウスクーパースの監査
を受けており、添付のとおり監査報告書を受領している。
b.
ファンドの原文の財務書類は日本円で表示されている。
-16-
(1)【貸借対照表】
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
貸借対照表
2007 年 1 月 31 日現在
注記
資産
損益計算書を通じて公正価値で測定する金融資産
資産合計
1,2(c),14
負債
銀行債務
未払費用およびその他の未払金
負債(買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資
産を除く)
5
2(d)
買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産額
7
負債合計
2007 年 1 月 31 日
日本円
2006 年 1 月 31 日
日本円
11,568,121,113.00
11,568,121,113.00
14,669,983,890.00
14,669,983,890.00
22,524,551.00
103,630,341.00
34,260,949.00
126,351,793.00
126,154,892.00
160,612,742.00
11,441,966,221.00
14,509,371,148.00
11,568,121,113.00
14,669,983,890.00
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
スコシアバンク・アンド・トラスト
(ケイマン)リミテッド
2007 年 5 月 21 日
リクソー・アセット・マネジメント
2007 年 5 月 21 日
-21-
(2)【損益計算書】
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
損益計算書
2007 年 1 月 31 日終了年度
注記
収益
投資有価証券にかかる実現損益
投資有価証券にかかる未実現損益の純変動
損益計算書を通じて公正価値で測定する金融資産にか
かる純損益
投資損益合計
2007 年 1 月 31 日
日本円
2006 年 1 月 31 日
日本円
302,563,315.00
(345,150,492.00)
203,509,949.38
734,788,599.61
2(c)
(42,587,177.00)
(42,587,177.00)
938,298,548.99
938,298,548.99
3
(124,439,997.00)
(124,439,997.00)
(151,221,726.00)
(151,221,726.00)
運用損益
(167,027,174.00)
787,076,822.99
運用による買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純
資産の増減
(167,027,174.00)
787,076,822.99
費用
管理報酬およびその他の報酬
運用費用合計
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
-22-
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産変動計算書
2007 年 1 月 31 日終了年度
注記
2 月 1 日現在の買戻可能参加受益証券保有者に帰
属する純資産
2007 年 1 月 31 日
日本円
2006 年 1 月 31 日
日本円
14,509,371,148.00
15,048,904,631.00
買戻可能参加受益証券発行手取額
6
1,904,217,080.00
1,116,707,177.00
買戻可能参加受益証券買戻し
6
(4,804,594,833.00)
(2,443,317,482.99)
11,608,993,395.00
13,722,294,325.01
合計
運用損益
(167,027,174.00)
1 月 31 日現在の買戻可能参加受益証券保有者に帰
属する純資産
7
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
-23-
11,441,966,221.00
787,076,822.99
14,509,371,148.00
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
キャッシュ・フロー計算書
2007 年 1 月 31 日終了年度
2007 年 1 月 31 日
日本円
2006 年 1 月 31 日
日本円
運用活動からのキャッシュ・フロー
金融資産購入
金融資産売却手取額(実現利益を含む)
金融資産からの受取額
支払運用費用
運用活動からの現金(流出)/流入純額
(1,915,864,656.00)
4,846,347,207.00
128,793,049.00
(147,161,449.00)
2,912,114,151.00
(1,120,057,748.69)
2,465,452,895.00
148,819,952.68
(132,385,915.00)
1,361,829,183.99
資金調達活動からのキャッシュ・フロー
買戻可能参加受益証券発行手取額
買戻可能参加受益証券買戻し
資金調達活動からの現金(流出)/流入純額
1,904,217,080.00
(4,804,594,833.00)
(2,900,377,753.00)
1,116,707,177.00
(2,443,317,482.99)
(1,326,610,305.99)
現金および現金等価物の増減純額
2 月 1 日現在現金および現金等価物
1 月 31 日現在現金および現金等価物
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
-24-
11,736,398.00
35,218,878.00
(34,260,949.00)
(22,524,551.00)
(69,479,827.00)
(34,260,949.00)
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
財務書類に対する注記
定
義
以下の財務書類注記に使用されている条件および定義は、関連するファンド説明書の中でそれらに付与され
ている意味を表示している。
「営業日」とは、東京およびパリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜日を除く。)をいう。
「取引日」とは、毎木曜日、または当該木曜日が営業日でない場合には直前の営業日をいう。
「評価日」とは、取引日のうち当該取引日の 8 営業日後の営業日または満期日から最終買戻日までの期間中
の毎営業日をいう。
1.ファンドの主要な活動
クリエイティブ・トラスト(以下「トラスト」という。)は、2002 年5月6日付の信託証書により設定さ
れ、2002 年5月 15 日付でケイマン諸島の信託法に基づき免除トラストとして登録された。トラストは、2002
年5月 16 日付でケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づきミューチュアル・ファンドとして登録
された。クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(以下「ファンド」という。)
は、トラストのサブ・ファンドであり、2003 年 10 月 30 日付で効力が発生している 2003 年 10 月 21 日付の
追補証書により完全に代わられた 2003 年2月 17 日付の追補証書により設定された。ファンドは、トラスト
のサブ・ファンドであり、従ってケイマン諸島法のもとでは、トラストのアンブレラ型登録に該当するため
ミューチュアル・ファンドとしての別個の登録を要求されないが、ファンドの募集書類はミューチュアル・
ファンド法に基づき提出された。ファンドは、2003 年3月に運用を開始した。
ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において、連動先ファンドである LST 円・フィーダー・フ
ァンド(1988 年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)法に基づく「コレクティブ・イ
ンベストメント・ファンド」として設定・規制されるアンブレラ型ユニット・トラストであるリクソー・マ
スター・ファンドのファンド)の報酬および費用を控除した運用実績を反映した額のリターンを達成するこ
とである。
ファンドは、(i)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、(ii) 他の投資信託(株式に投資する
契約型投資信託の証券および会社型投資信託の株式を含む。)に投資できないものとする。
ファンドは、EMTN(「ユーロ・ミディアム・ターム・ノート」
)発行日(2003 年 4 月 15 日)に、そのリタ
ーンが関連する連動先ファンドの運用実績に連動する当該 EMTN にファンドの資産のほぼ全額を投資した。フ
ァンドは、費用および経費を賄うのに十分な現金を留保している。ソシエテ ジェネラルの子会社である SGA
ソシエテ ジェネラル・アクセプタンス N.V.により発行される EMTN は、満期日(2010 年3月 31 日)に償還
される。ソシエテ ジェネラルは、スタンダード・アンド・プアーズから AA-、またムーディーズから Aa3 の
信用格付を取得している。EMTN は、発行体の直接的かつ非劣後の無担保債であり、恒久大券と交換可能な仮
大券の形式で発行された。EMTN については、2004 年3月 31 日から 2010 年3月 31 日(両日を含む。
)までの
間毎年3月 31 日に年率 1.1%のクーポン・レートが支払われる。円建て EMTN は、投資家に対し、連動先フ
ァンドの運用実績に連動して当初投資額に加算される追加のリターンを受領する可能性を提供する。
-25-
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については、当初募集価格(受益証券一口当たり 1,000 円)の
保証は適用されない。
2.重要な会計方針
当財務書類の作成に採用されている重要な会計方針は、以下に記載される。
(a)
作成の基礎
当財務書類は、金融資産および負債の再評価により公正価値に修正された取得原価主義に基づき、また国
際財務報告基準に従って作成されている。国際財務報告基準に準拠した財務書類を作成するために、経営
陣は、財務書類の日付現在の資産および負債の報告額ならびに偶発資産および負債の開示、報告期間中の
収益および費用の報告額に影響を与える見積および仮定を行うことを要求される。実際の結果は、財務書
類に記載される見積りとは異なることがある。
a)2007 年に発効する公表された基準の修正
IAS 第 39 号(修正)
「公正価値オプション」は、ファンドの 2006 年 2 月 1 日に開始した会計期間から適用
が義務付けられている。ファンドはこの修正基準を、2006 年においても適用した。当該修正基準は、事業
体が、金融資産および金融負債を取引目的で保有していない場合で、当該指定によって測定上または認識
上の不一致(会計上の不整合)が解消または大幅に削減される場合、または金融資産のグループ、金融負
債のグループ、またはその両方のグループが公正価値によって管理および業績評価がなされている場合に
おいて、金融資産および金融負債を損益計算書を通じて公正価値で測定するよう指定することを認めてい
る。当該修正基準の適用による影響は、財務書類における開示の様式および範囲に対してのみである。
2007 年に発効するその他すべての基準、修正基準および解釈指針は、ファンドの運用には関連しないと考
えられる。
b)2007 年 1 月 31 日より前に発行され、将来の期間において発効する関連基準および修正基準
IFRS 第 7 号「金融商品:開示」、IAS 第1号の補完的修正「財務諸表の表示-資本の開示」
(2007 年 1 月 1
日から発効)。IFRS 第 7 号は、金融商品に関する情報を改善するために新たな開示を導入している。そこ
では、信用リスク、流動性リスクおよび市場リスク(市場リスクに対する感応度分析を含む)に関する所
定の最低限の開示を含む、金融商品から生じるリスクに対するエクスポージャーの定性的および定量的情
報を開示することが要求されている。IAS 第 1 号の修正は、事業体の資本のレベルおよび事業体による資
本の管理方法に関する開示を要求している。ファンドは IFRS 第 7 号および IAS 第 1 号の修正を、2007 年 2
月 1 日に開始する会計年度から適用する。
別途記載されない限り、本書中の純資産に関するすべての言及は、買戻可能参加受益証券保有者に帰属す
る純資産を指すものとする。
(b)
機能通貨および表示通貨
ファンドの財務書類に含まれている項目は、ファンドが運用を行う主たる経済環境における通貨を使用し
て測定される(以下「機能通貨」という。)。ここでは日本円であり、日本の資産に投資するというファン
ドの主要な活動および受益証券が日本円で発行されているという事実を反映している。
-26-
表示通貨は、機能通貨と同じである。
(c)
損益計算書を通じて公正価値で測定される金融資産および負債
金融資産は、設立時に経営陣により損益計算書を通じて公正価値で測定すると指定された。
金融資産は、ソシエテ ジェネラルの子会社である SGA ソシエテ ジェネラル・アクセプタンス N.V.が発行
する円建てユーロ・ミディアム・ターム・ノートで構成される(詳細は注記1を参照のこと)。
通常の投資有価証券の売買は、取引日-ファンドが資産の購入または売却を約定した日-に認識される。
投資有価証券は、当初は公正価値で認識され、損益計算書を通じて公正価値で計上されるすべての金融資
産および金融負債についての取引費用は、発生時に費用計上される。
損益計算書を通じて公正価値で測定される金融資産の公正価値の変動から生じる損益は、発生した期間の
損益計算書に含まれる。
EMTN は、管理会社により誠実に決定される公正な時価で評価される。
(d)
費用
すべての費用は、発生基準で計上される。
(e)
買戻可能参加受益証券発行手取額および買戻支払額
ファンドの買戻可能参加受益証券の当初発行
ファンドの受益証券は、2003 年 3 月 9 日から 2003 年 3 月 27 日までの期間(以下「当初募集期間」という。)
において、一口当たり 1,000 円の発行価格で投資者に対して募集された。ファンドにより課せられる当初
販売手数料はなかった。
受益証券は、設定日までに決済資金による申込金と共に管理会社が受領した申込みに関して、当初募集期
間終了後の評価日に発行された。
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)については、設定日以降各取引日において受益証券一口当たり
純資産価格により発行される。
買戻可能参加受益証券の買戻し
受益証券は、該当する評価日または満期日におけるファンド受益証券の一口当たり純資産価格を参照して
計算された価格で買い戻される。受益証券が満期日前に買い戻される場合、以下に記述されるとおり、受
益証券一口当たりの純資産価格または当初購入価格のいずれか低い方を参照して算出される条件付後払申
込手数料が課せられる。これは受益者が受益証券を保有していた期間(以下「購入後経過期間」という。)
に対応して変わり、当該期間は、買付けおよび買戻しの両方の決済日を基準に決定される。疑義を避ける
ために付言すると、期間の計算は取引日を基準にするものではない。
-27-
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
当該手数料は、販売会社により買戻金額から差し引かれ、ファンドの管理運営にかかわった保管銀行およ
び管理会社で分け合うことができる。
(f)
現金および現金等価物
キャッシュ・フロー計算書のために、現金および現金等価物は、当座借越を除いた口座残高で構成される。
3.報酬
管理報酬、販売報酬および代行協会員報酬
管理会社は、ファンドから、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平
均発行済受益証券口数を乗じた金額に対する上限年率 0.65%の管理報酬を、毎年後払いで受領する権利を
有する。管理報酬は、保管報酬、受託報酬および監査報酬をカバーする。
管理会社はまた、満期日より前に買い戻される受益証券の買戻価格の 4.00%を上限とするスライド制の条
件付後払申込手数料を請求する(詳細は注記2を参照のこと。
)。
日本における販売会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均
発行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率 0.40%の報酬を、毎月後払いで受領する権利を有する。販売
取扱会社は、かかる販売会社を通じて支払われる報酬の一部を受領する権利を有する。
日本における代行協会員は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平
均発行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率 0.05%の報酬を、毎月後払いで受領する権利を有する。
管理会社は、受領した報酬をファンドの募集を行った販売会社または代行協会員と配分することができる。
管理会社および管理会社のグループ内のその他の会社は、受託会社の同意を得て、当事者および代理人と
して、ファンドと取引を行うことができ、また、信託証書および以下の規定に従い、かかる取引の結果受
領する一切の利益を留保することができる。
受託報酬
受託会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初発行価格に当該期間中の平均発行済受益証
券口数を乗じた金額の年率 0.015%の受託報酬(最低年間報酬をファンドにつき 8,000 米ドルとする。)を
毎年 EMTN 発行日およびその後の各年における応答日に前払いで、当該年度の年初における発行済受益証券
を基準として、前年度中に発行された受益証券について各応答日に調整されて受領する権利を有する。
4.税金
ケイマン諸島法に基づき、ファンドには所得税、源泉税およびキャピタル・ゲイン税が課せられない。
-28-
5.銀行借入金、当座借越およびその他の借入金
当座借越は、貸借対照表に表示されるとおり、2007 年 1 月 31 日現在合計 22,524,551.00 円である。銀行
借入金およびその他の借入金はない。
当座借越は、2006 年 1 月 31 日現在の貸借対照表に表示されるとおり、合計 34,260,949.00 円である。
6.発行済買戻可能参加受益証券
期首現在発行済受益証券
2007 年 1 月 31 日
2006 年 1 月 31 日
終了年度
終了年度
12,767,611.168
13,968,716.384
発行受益証券
1,697,534.451
1,030,192.060
買戻受益証券
(4,290,895.793)
(2,231,297.276)
期末現在発行済受益証券
10,174,249.826
12,767,611.168
7.受益証券一口当たり純資産価格
2007 年 1 月 31 日現在
2006 年 1 月 31 日現在
11,441,966,221.00
14,509,371,148.00
10,174,249.826
12,767,611.168
1,124.00
1,136.00
買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産
発行済受益証券口数
受益証券一口当たり純資産価格
8.株式貸付契約
株式貸付契約はない。
9.契約債務
契約債務はない。
10.資産の譲渡性
すべての資産は譲渡可能である。
11.偶発債務
偶発債務はない。
12.後発事象
後発事象はない。
13.リスク要因
以下の要約は、あらゆるリスクの包括的な概略を示すものではなく、投資者は、ファンドへの投資に内在
するリスクの詳細な論点について英文目論見書を参照すべきである。
負債リスク
信託証書に従い、当サブ・ファンドの資産および負債は、クリエイティブ・トラストの他のサブ・ファン
ドと資産および負債と分離されている。
市場リスク
ファンドは、市場変動およびすべての投資に内在するリスクを負う。ファンドの受益証券の価格およびそ
の収益は、変動する。
-29-
取引相手方の信用リスク
ファンドの資産は、EMTN のみで構成され、分散投資されない。ファンドは、支払不能、破産およびその他
の原因のいずれかにより EMTN 発行体が EMTN に関して履行できなくなるというリスクを負う。
希薄化リスク
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)の投資先である EMTN の償還価格は、円建て連動先ファンドの運
用実績がマイナスになったこと、または計算式において記載されるとおり、クーポン率の部分に対する支
払を償還価格から差引いたことを理由として、額面総額の 100%を下回ることがある。
上述のファンドに関連するリスクは、管理会社により監視されている。
連動先ファンドに関連するリスク
ファンドへの投資によるリスクはまた、EMTN が連動している連動先ファンドへの投資によるリスクを反映
する。連動先ファンドに関して以下に記載するリスク要因は、連動先ファンドのリスクの完全な説明では
なくファンドへの投資に内在するリスクを完全に説明するものでもない。
(トレーディング・アドバイザー)
受益証券の購入予定者およびより一般的に連動先ファンドまたは連動先ファンドの純資産価格のパフォー
マンスに利害関係を有するかまたはこれに依拠するすべての者は、連動先ファンドのパフォーマンスが相
当程度、その資産のすべてを投資したパーマル LSTF(リクソー・マスター・ファンドの一ファンドである
パーマル・ロング・ショート・トレーディング・ファンドをいう。
)のパフォーマンス、ひいてはパーマル
LSTF のトレーディング・アドバイザーのパフォーマンスに依存することを認識する必要がある。リクソー・
マスター・ファンドの副管理会社としてのリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイおよびリクソ
ー・マスター・ファンドの受託会社としての SG ハンブロス・トラスト・カンパニー(ジャージー)リミテ
ッドは、上記のトレーディング・アドバイザー側の詐欺または不正表示のリスクに対する防御を行うこと
ができない。
(複数のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF について、現実の資産配分は、当初配分から変化する可能性があり、連動先ファンドからパ
ーマル LSTF に配分された資産は、パーマル LSTF の純資産総額の 100%とならない可能性がある。さらに、
一定の状況下において、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、トレーディング・アドバイ
ザーを解任し、交代させ、または追加することができる。かかる措置の結果、パーマル LSTF の全体的なパ
フォーマンスが、一定の期間、悪影響を被る場合がある。
(独立のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF のトレーディング・アドバイザーは、互いに独立して取引を行い、時には、経済効果の面で
互いに相殺し合うポジションを保有する場合がある。トレーディング・アドバイザーがこのようなポジシ
ョンを現実に保有する場合、パーマル LSTF は、全体としていかなる利益も損失もなく、ただ報酬および費
用を潜在的に負担することとなる。
(大きく価値が変動する投資対象への投資)
パーマル LSTF は、デリバティブ商品のような大きく価値の変動する商品に投資することがある。それらの
商品は、空売りまたは売りオプションとして利用されることがあり、当初の申込証拠金や受取プレミアム
よりも多額の損失を蒙る場合がある。さらに、デリバティブや借入れの利用を通じて、純資産価額の変動
をさらに増大させるレバレッジ戦略がとられることもある。
-30-
(新興市場に対する投資)
パーマル LSTF の投資対象には、新興の経済または証券市場を有する国の発行体の証券が含まれることがあ
る。このような国々の多くでは、政治・経済構造が大きな進化と急速な発展の過程にあり、このような国々
は、より発展した国々の特徴である社会的・政治的・経済的安定性を欠いている場合がある。このような
国々の一部は、過去に、私的財産権を認識せず、時に私企業の資産を国有化し、または収用している。し
たがって、このような国々への投資によるリスク(国有化、資産の収用または通貨の転換に対する制限の
リスクを含む。)は、増大することがある。さらに、予期しない政治的または社会的動向がパーマル LSTF
の投資対象の価値に影響を及ぼすことがある。
(オープン・エンド型ファンドに対する投資)
パーマル LSTF は、流動性に関して一定の制限を有する他の投資スキームに投資することができる。また、
パーマル LSTF は、かかる投資スキームに対する監督者による監督がほとんど行われていない法域において
設立された投資スキームに対しても投資することがある。マスター・ファンド受託会社は、実務上可能な
限り、かかるスキームに関してパーマル LSTF の受益者の利益を保護するための他の保護手段を確保するよ
うに試みるが、かかる保護は、監督者による監督が行われる場合に比べて効果が小さいことがある。さら
に、オープン・エンド型のファンドへの投資は、パーマル LSTF による直接投資の場合に比べ透明性が低い。
(為替リスク)
パーマル LSTF の資産の相当部分は、パーマル LSTF の純資産価額の表示通貨である基準通貨以外の一また
は複数の通貨建てとなることがある。さらに、外国為替市場などの一部の市場は、市場に直接的または間
接的に影響を及ぼす政府の介入を受ける場合が多い。
(買付または買戻しの影響)
多額の買付または買戻しは、資産の早急な処分または資産の一時的な希薄化を引き起こし、パーマル LSTF
の純資産価格に影響を及ぼすことがある。買戻しはまた、パーマル LSTF の固定費がより少数の投資家によ
り分担される結果を導くため、残存投資家の負担する費用を増大させる。
(流動性の低い商品)
パーマル LSTF は、投資方針の一環として、その特有の性質上、他の商品より相当程度流動性の低い商品に
投資することがある。その結果、パーマル LSTF は、それらの資産の価値が大きく変動している最中に、そ
れらの資産を換金しようとしても、大幅に遅延することがある。
(運用者一名のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF によって利用されるトレーディング・アドバイザーには、運用者が一名のみのものがある。
当該個人が死亡し、または無能力となった場合、パーマル LSTF は、該当するポジションの清算前に、また
は清算中に、損失を被ることがある。
(相手方リスク)
パーマル LSTF は、相手方による履行または相手方の信用リスクの影響を受けるスワップ、レポ、貸付けそ
の他の取引を行うことがある。
-31-
(倒産または債務不履行)
パーマル LSTF のための取引の執行に利用されるプライム・ブローカーまたはその他のブローカーが破産し
た場合、パーマル LSTF は、その資金を回収できない可能性があり、たとえ当該ファンドがその他の面では
非常に良好な利益を計上している場合でも、投資家は、多額の損失を被る可能性がある。
(規制・監督上の変更)
将来の規制上の変更は、リクソー・マスター・ファンドまたはそのファンドの一部に大きな不利益をもた
らす可能性がある。
上述の連動先ファンドに関連するリスクは、連動先ファンドの副管理会社(リクソー・アセット・マネジ
メント)により監視されている。
14.関係会社取引
投資有価証券
ファンドは、ソシエテ ジェネラルまたはその子会社が発行する以下のスキームに投資していた。
投資の公正価値純額
保有持分
2007 年1月 31 日
2007 年1月 31 日
(日本円)
(%)
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)
11,568,121,113.00
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)
100.00
2006 年1月 31 日
2006 年1月 31 日
(日本円)
(%)
14,669,983,890.00
100.00
EMTN は SGA ソシエテ ジェネラル・アクセプタンス N.V.により発行され、その運用実績は管理会社により
管理される連動先ファンドに連動している。
管理会社であるリクソー・アセット・マネジメントも、ソシエテ ジェネラルの全額出資子会社である。
15.財務書類の承認
当財務書類は、2007 年 5 月 21 日付で受託会社および管理会社により承認された。
(本書は英語版の原文を日本語に翻訳したものであり、英語版が正式のものである。
)
(3)【投資有価証券明細表等】
「(1)貸借対照表」および注記 1、2(c)、14 の項目を参照のこと。
-32-
2【ファンドの現況】
【純資産額計算書】
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)
(2007 年5月末日現在)
千円
米ドル
(e を除く)
a.資産総額
66,601,125.86
8,104,691
b.負債総額
96,581.85
11,753
66,504,544.01
8,092,938
c.純資産総額(a-b)
d.発行済口数
5,900,644.791 口
e.一口当たり純資産価格(c/d)
11.27
1,371 円
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
(2007 年5月末日現在)
千円
ユーロ
(e を除く)
a.資産総額
9,730,692.50
1,590,287
b.負債総額
15,369.51
2,512
9,715,322.99
1,587,775
c.純資産総額(a-b)
d.発行済口数
839,301.065 口
e.一口当たり純資産価格(c/d)
11.57
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
(2007 年5月末日現在)
円
a.資産総額
10,199,521,838
b.負債総額
42,294,241
c.純資産総額(a-b)
10,157,227,597
d.発行済口数
8,665,693.244口
e.一口当たり純資産価格(c/d)
1,172
-33-
1,891 円
第5【販売及び買戻しの実績】
下記会計年度における販売および買戻しの実績ならびに当該年度末現在の発行済口数は次のとおり
である。
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(米ドル建て)
第一会計年度
(2003 年3月 31 日~
2004 年1月 30 日)
第二会計年度
(2004 年 1 月 31 日~
2005 年1月 31 日)
第三会計年度
(2005 年2月1日~
2006 年1月 31 日)
第四会計年度
(2006 年2月1日~
2007 年1月 31 日)
販売口数
買戻口数
発行済口数
15,285,631.647
2,668.037
15,282,963.610
(15,285,631.647)
(2,668.037)
(15,282,963.610)
0
1,728,222.091
13,554,741.519
(0)
(1,728,222.091)
(13,554,741.519)
0
2,898,272.423
10,656,469.096
(0)
(2,898,272.423)
(10,656,469.096)
0
3,842,401.608
6,814,067.488
(0)
(3,842,401.608)
(6,814,067.488)
ヘッジファンド連動 元本確保型ファンド(ユーロ建て)
販売口数
第一会計年度
(2003 年3月 31 日~
2004 年1月 30 日)
第二会計年度
(2004 年 1 月 31 日~
2005 年1月 31 日)
第三会計年度
(2005 年2月1日~
2006 年1月 31 日)
第四会計年度
(2006 年2月1日~
2007 年1月 31 日)
買戻口数
発行済口数
2,534,724.780
0
2,534,724.780
(2,534,724.780)
(0)
(2,534,724.780)
0
486,304.641
2,048,420.139
(0)
(486,304.641)
(2,048,420.139)
0
720,187.470
1,328,232.669
(0)
(720,187.470)
(1,328,232.669)
0
323,542.205
1,004,690.464
(0)
(323,542.205)
(1,004,690.464)
-34-
ヘッジファンド連動型ファンド(円建て)
第一会計年度
(2003 年3月 31 日~
2004 年1月 30 日)
第二会計年度
(2004 年 1 月 31 日~
2005 年1月 31 日)
第三会計年度
(2005 年2月1日~
2006 年1月 31 日)
第四会計年度
(2006 年2月1日~
2007 年1月 31 日)
(注1)(
販売口数
買戻口数
発行済口数
2,253,040.003
0
2,253,040.003
(2,253,040.003)
(0)
(2,253,040.003)
12,334,861.426
619,185.045
13,968,716.384
(12,334,861.426)
(619,185.045)
(13,968,716.384)
1,030,192.060
2,231,297.276
12,767,611.168
(1,030,192.060)
(2,231,297.276)
(12,767,611.168)
1,697,534.451
4,290,895.793
10,174,249.826
(1,697,534.451)
(4,290,895.793)
(10,174,249.826)
)の数字は本邦内における販売・買戻しおよび発行済口数である。
(注2) 第一会計年度の販売口数は、当初募集期間中の販売口数を含む。
-35-
PRO-LSH
0708111
上記7桁の数字がシティバンクの目論見書コードです
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