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ごみ減量の効果・メリットについて ごみ減量・リサイクルの進め方
ごみ減 量の効果・メリットについて ごみ減量・リサイクルの進め方 事業所のごみを減らしてリサイクルを進めることは、ごみ問題の解決につながるのはもちろんです が、事業所自体にも大きなメリットがあります。 ★企業のイメージアップ アルミ缶 A3 ペットボトル B4 A4 環境問題への意識が高まるなか、企業が、環境保 全や地 域 貢 献 活動に積極的に取り組むことによ り企業価値の向上やイメージアップにつながりま す。 ~事業所全体で取り組もう~ ごみ減量・リサイクルを効果的に進めていくためには、リーダーを中心にごみを分別しやすい環境をつ くったり、具体的なルールや目標を決めて行動するなど、事業所全体で取り組んでいくことが重要です。 ごみ減量・リサイクル推進担当者を決める 排出しているごみや資源物の量を把握する 「ごみ減量推進委員会」の設置など ★社員の意識改革を促します ★コスト削減につながります ごみを出さない職場・製品づくりを目指すことで 事業の合理化・管理体制の向上につながります。 また、職場のみなさん一人ひとりが考えることで従 業員の意識啓発にもなります。 ごみの減量はごみ処理費用の削減に直結します。 設備や事務用品などの無駄遣いを減らし、再使用 により節約を促進すれば、コストの削減にもつな がります。 減 量によるコスト削 減の計算例 まずは紙 のリサイクルでごみ減 量を開 始! 1,000㎏/月 700㎏/月 【取組後】 ①燃やすごみの搬入回数が週3回から週2回へ ②分別した古紙を市内の古紙業者へ持ち込んで 4円/㎏で売却 年間で3.6tの減量(300㎏×12か月) 処理手数料 9,000 6,300 【取組前】 円/月 1,000㎏× (90円/10㎏) =9,000円 【取組後】 円/月 700㎏× (90円/10㎏) =6,300円 月2,700円のコスト削減 古紙売却費用 月300㎏×4円=月1,200円の収入 年間で46,800円分の効果 (2,700円×12か月=32,400円) + (300㎏×4円×12か月=14,400円) 古紙の分別を徹底するだけで、これだけのコストの削減等につながります ※三田市クリーンセンターでのごみ処理手数料は10㎏までごとに90円です。 ※モデルケースとして古紙業者の持ち込みでの売却費用を4円/㎏として計算していますが実際の料金は古紙相場・ 品目・量・引き渡し形態により変動しますので古紙業者に相談してください。 11 どのようにごみを減らすかを考えて計画を立てる ごみの減量計画の作成(排出ルール・目標等) <A社の場合> 調査の結果、事業所からは1か月あたり「1,000㎏」のごみが出て、クリーンセンターに持 ち込んで処理する際の処理手数料が「月9,000円」かかっていました。その中身をみるとコピー紙やチラシ・ 雑がみ・シュレッダー紙など資源化可能な紙類が3割含まれており、すべて「ごみ」として処理していました。 【取組前】 ①どんなごみが、どれくらい発生し、どのように処理されているか ②ごみの中にどれくらいリサイクル可能なものが含まれているか ③従業員への分別の実態調査等 ①自分たちで減量・リサイクルできるものがないか具体的 な取り組みを考える ②どのくらい減量・リサイクルできるか考える ③資源物の回収方法を考える ④リサイクルできないごみの処理方法を考える ごみ減量・リサイクルの実行 できることから始めましょう! ①分別ルールの作成 ②従業員・関係者への周知(マニュアル作成、研修会の開 催、掲示板、グループウエア等の活用) ③保管場所の確保、分別容器の表示の作成 ごみが減っているか。分別がされているかなどの確認 問題点を抽出し、効果的になるよう再検討 更なる減量にむけて計画を見直し アルミ缶 ペットボトル ①実際にごみが減っているか点検 (各部署のごみ箱の中身をパトロールして分別を点検) ごみの排出量を把握しよう! ごみ量を把握することは、減量効果の確認や減量計画の策定に不可欠なもので す。また、収集処理料金の支払いの根拠となるため、事業者が自ら量を把握しておく ことが重要です。 ごみ量の把握方法としては、排出する毎にはかりで計測して記録する方法や一定 期間を計測して年間量を推計する方法があります。また、ごみ種毎に袋や容器の平 均的な重さを計測し基準値を重量換算表として作成しておき、ごみ袋や容器の数量 から排出量を換算する方法もあります。 12 ! ch e ck