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天候の変化に要注意! その体調不良、『気象病』かも…!?

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天候の変化に要注意! その体調不良、『気象病』かも…!?
北海道帯広南商業高等学校
平成28年9月21日(水)
No.12(気象病・レジリエンス)
天候の変化に要注意! その体調不良、
『気象病』
かも…!?
2学期スタートと同時に、度重なる台風の影響による交通障害や断水などで、落ち着かない生活が続きましたね。
加えて天候の変化に伴う体調不良を訴える生徒が増え、保健室のベッドには必ず誰かが寝ているという日が多く
なりました。以前から「雨が降る前は片頭痛や生理痛の生徒が増えるなあ…。」と感じてはいましたが、TV で『気象
病』という言葉を聞いて「これだ~!!」と納得。「私もそうかも…?」と思い当たる人、いませんか?
◇どんな症状があるの?
◇『気象病』とは…?
頭痛(主に片頭痛)
気圧や気温の変化によって起こるさまざまな体
だるい(倦怠感)
調不良のこと。主に低気圧の時にこういった症状
眠気
むくみやすい
が起こりますが、中には高気圧の時や、その両方
めまい
で気圧の変化を敏感に察知して体調が悪化する
胃腸のトラブル(消化不良・便秘など)
人もいます。季節の変わり目に風邪をひきやすく
腰痛
なるなど、そういった症状も気象病の一つと考え
不安感
られています。
ネガティブになる
ふらつき
喘息
肩こり
関節の痛み(以前、骨折したところなど古傷が痛む)
やる気が出ない
落ち込みやすい
など
◇どうして天候の変化で体調が悪くなるの?
○1日の中での気温の変化が大きいから…気温の変化に適応するのに時間がかかる
○気圧の変化が血圧に影響を与えるから…気圧により血管が膨張や収縮し、血圧も変動する
○自律神経がアンバランスになるから
自律神経とは、交感神経と副交感神経のこと。この2つを切り替えて、内臓や血流など
体の中のさまざまな働きのバランスを取っており、通常、気候に合わせて自律神経が自然にちょうどいい状態に切り替わってく
れます(例:暑いときに汗をかいて体温を下げるなど)。しかし、急激な気圧や気温の変化により、自律神経そのもののバランス
が崩れ、体調不良を引き起こしてしまうタイプの人もいます。また、ストレスやホルモンバランスの乱れから自律神経がアンバラ
ンスになってしまっている時も、気圧の変化を受けやすくなります。女性は生理周期でホルモンバランスが変化する分、気象病
になりやすい人が多いと言われています。
◇どうやって予防・対処すればいいの?
○普段からよく眠る・太陽の光を浴びる
→
十分な睡眠時間で自律神経のバランスを整えよう。太陽の光を浴びて交感神経のスイッチを入れることも効果的。
○天気が悪くてだるいときには適度な運動をする
→ 運動で交感神経を刺激し、血圧を正常値に調整しよう。
○日頃からストレスをためない → 過度のストレスは自律神経のアンバランスを招きます。うまく発散を!
○気圧がいつ変わるか調べておく
→
片頭痛の女子が天気予報で「気圧配置」をチェックしていました。賢いね!
○具合が悪いときは無理をしない
→
調子が悪いときこそ、ゆったり過ごして自分をいたわろう!
『気象病』は個人の体質によります。自分の体質を知って予防と対処をしながら、天候と上手に付き合っていこう!
傷つきから立ち直る力
レジリエンス
レジリエンス(resilience)とは、直訳すると「元のかたちに戻る力・弾性」となります。ぎゅっと押しつぶしても元のかたちに
戻るような物理的な復元力を心に当てはめ、つらい状況や傷つきの中でも元に戻れる心の強さ…『精神的回復力』を
表した用語です。“傷つかない力”や“正しく対処する能力”ではなく、「傷ついたとき、凹みながらも心を徐々に回復させ、例
え元通りになれなくても前に進んでいける力」のことを指します。
一人ひとり個性が違うように、その人の持つレジリエンスもそれぞれ違います。楽観的に考えることが得意な人はポジテ
ィブに物事をとらえ進んでいくことができるし、行動力のある人は状況を具体的に解決することで進んでいくことが多いで
しょう。中には、立ち止まってゆっくりと時間をかけて考えてから進んでいく人もいます。自分のレジリエンスのタイプを知り、
自分なりの「傷つきからの立ち直り方」を探してみましょう。
あてはまらない
あまり
あてはまらない
どちらとも
いえない
やや
あてはまる
とても
あてはまる
①どんなことでも何とかなりそうな気がする
1
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②昔から人との関係をとるのが上手だ
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③たとえ自信のないことでも、結果的になんとかなると思う
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④自分から人と親しくなることが得意だ
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⑤自分は体力がある方だ
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⑥努力することを大事にする方だ
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⑦つらいことも我慢できる方だ
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⑧決めたことを最後までやり通すことができる
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⑨困難な出来事が起きても、どうにか切り抜けることができると思う
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⑩交友関係が広く、社交的である
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⑪嫌なことがあっても、自分の感情をコントロールすることができる
1
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4
5
⑫自分は粘り強い人間だと思う
1
2
3
4
5
以下の項目について、自分に当てはまるものをチェックしてみよう!
【1,3,9の合計が10点以上】
A
『将来に明るい希望を持って進むことができるレジリエンス』
嫌な出来事も、見方を変えて、ポジティブにとらえ直すことが得意です。
【5,7,11の合計が10点以上】
B
結
果
は
こ
ち
ら
!
『あまり感情に振り回されずにコントロールできるレジリエンス』
嫌な出来事があった時にも、うまく気持ちを切り替えて落ち着くことができます。
【2,4,10の合計が10点以上】
C
『人との関係の中でうまく助け合って乗り切るレジリエンス』
困ったときには誰かにちゃんと助けを求めたり、助け合ったりすることが得意です。
【6,8,12の合計が10点以上】
D
『問題解決のために考えて行動するレジリエンス』
困ったときには状況を良くする方法を考えて、解決に向けて行動することが得意です。
【A~Dいずれも10点未満】
『つらい気持ちを持ちながらも、粘り強く我慢するレジリエンス』
E
壁にぶつかったり落ち込んだりした時、
一度ゆっくりと自分を見つめ直し、
自分なりのペースで
前に進んでいけたらいいね!
あまり焦って動かずに、状況がうまくいくまで待ったり「あるがまま」に任せたりすること
が得意です。
★保健室前に、同じ内容のポスターも掲示しています!
参考文献:高校保健ニュース/少年写真新聞社
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