...

風力発電システムの 導入促進に関する提言

by user

on
Category: Documents
122

views

Report

Comments

Transcript

風力発電システムの 導入促進に関する提言
風力発電システムの
導入促進に関する提言
平成18年3月
(財)新エネルギー財団
新エネルギー産業会議
風力発電システムの導入促進に関する提言
風力委員会
目
緒
言
提
言
次
1:風力発電の長期展望を踏まえての導入促進
2:風力発電施設の建設、運用に係わる規制緩和
3:洋上(オフショア)風力発電の導入促進
参考資料
新エネルギー産業会議
評議員名簿
新エネルギー産業会議
風力委員会名簿
緒
言
新エネルギー産業会議では、1995 年以来、これまで6回に及ぶ「風力発電システムの
導入促進に関する提言」を行ってきた。これを反映する形で、わが国における風力発電
は 1990 年代中期以降、急速にその導入量を増大し、2001 年 6 月「総合資源エネルギー
調査会」において、風力発電の導入目標値が、従来の 30 万 kW から 300 万 kW に上方修
正された。
さらに、2005 年2月には京都議定書が発効し、わが国にも二酸化炭素の削減が義務づ
けられることになったことから、2010 年度までに 1990 年比で6%の温室効果ガス削減
という高い目標に向かって、国際的な責務を遂行する必要がある。このため、従来にも
まして再生可能エネルギーの積極的導入が期待されている。
急速に進行しつつある地球温暖化の速やかな防止と、化石燃料資源の枯渇を勘案する
と、これら環境・エネルギー問題の解決のためには、2020 年、2030 年程度までを展望
する長期的・具体的な目標設定が必要である。このような観点から 2005 年7月に独立
行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下 NEDO)により発表された 2030
年までの風力発電導入ロードマップは評価しうるものであるが、その具体的内容を評価
の上、風力発電の将来展望に関する基本方針を明確にし、基本方針に従って各種施策を
講ずることが急務といえる。
世界の風力発電の累積設備容量は 2004 年末で 4,700 万 kW を超えているが、わが国の
導入量は世界の約 2%程度にすぎない。
特にデンマークは、大規模洋上風力発電を含め電力需要の 20%を風力発電でまかなっ
ており、世界一位のドイツや二位のスペインにおいても大規模な導入が進められている。
これらの国々では、政府が風力発電を環境政策・エネルギー政策の中に積極的に位置
づけ、風力発電電力の買い取り義務付けや固定価格での長期購入を法律で定めており、
その結果として、価格的にも既存電力との競争力を獲得しつつある。
わが国においても、これまで政府や NEDO による導入促進政策並びに電力事業者に
よる風力発電電力の優遇買い上げメニューの設定など、いくつかの効果的な施策が講じ
られてきた。しかし、風力発電の導入が進展するにつれて、落雷、強風、風の乱れなど
の環境条件や、風力適地での脆弱な電力系統や道路インフラの未整備など、わが国独自
の課題も生じている。また、狭隘且つ山岳丘陵地の多い陸地に比較して、3 万 km を超
える長い海岸線を有するわが国はオフショア風力発電もきわめて有望である。このたび、
新エネルギーを取り巻く内外の情勢並びに最新の政策動向などを踏まえ、「風力発電の
導入に関する提言」を取りまとめた。これを各界各層に訴求するものである。
第一は、導入促進に関する提言であり、
「風力発電の長期展望を踏まえての導入促進」
第二は、環境整備に関する提言であり、
「風力発電施設の建設、運用に係わる規制緩
和」
第三は、技術開発に関する提言であり、
「洋上(オフショア)風力発電の導入促進」
などである。
これらの提言に基づき、政府が高い目標を掲げ、わが国独自の風力発電の普及促進を
リードすることを熱望する。
1
1.風力発電の長期展望を踏まえての導入促進
2005 年 2 月に先進国に温室効果ガスの削減義務を課した「京都議定書」が発効した。
更にポスト京都議定書(2013 年~)を視野に入れた中長期的な将来の行動に向けた取
組みが開始されている状況にある。
このような動きに対応して、わが国では 2004 年に経済産業省により「2030 年のエ
ネルギー需給展望」が策定され、新エネルギーを含むエネルギーの長期需給見通しに
関するケーススタディーが実施された。又、新エネルギー分野においては、新エネル
ギー産業としての自立化を目指す「新エネルギー産業ビジョン」が 2004 年に経済産
業省において検討・発表された。
風力分野においても上記「新エネルギー産業ビジョン」での将来展望を含める形で、
2005 年にNEDOが、風力発電導入に関する長期の可能性(目標)と実現するために必
要な対応策を検討した「風力発電ロードマップ」を策定した。
現在までのところ、風力発電の導入は着実に進展しては来たもの、今後とも風力発
電の導入を着実に進め国内産業として確実に定着させていくためには、長期エネルギ
ー需給見通し等国の長期的なエネルギー政策の中で、新エネルギーとしての風力発電
の位置づけを明確にしておく必要がある。
以上を踏まえて、今後の風力発電導入拡大に向けて次の通り提言する。
(1)風力発電の長期展望を踏まえての導入促進
NEDOが策定した「風力発電ロードマップ」については、風力発電の長期的
展望がない現状を踏まえると貴重な成果であり、今後はこれらの検討結果を諸外
国との対比を含めて適宜レビューするとともに、国として評価の上、風力発電の
将来展望に関する基本方針を明確にし、基本方針に従って確実に推進するための
具体的な施策を講ずることが必要である。
(参考資料 1.1 風力発電ロードマップ )
(2)基本方針の策定に際して特に配慮すべき事項
将来展望に関する基本方針の策定に際しては、目標のみならず推進対策を含め
た見通しと道筋の検討が必要であり、ここでは特に配慮すべき事項について提言
する。
(a)長期導入目標の策定
風力発電産業として自立化を目指すためには、2030 年程度までを展望した導
入目標を設定することが必要である。NEDOが策定した「風力発電ロードマ
ップ」によると 2020 年:1,000 万 kW 、2030 年:2,000 万 kW となっている。
これを国内総電力需要量に対する寄与率から見ると 2030 年で約 3 %程度と想
定され、欧米主要国の目標レベルからすると決して高い目標とはいえないが、
2
上記試算値を評価の上、長期導入目標を策定することが必要である。
また、上記試算値は洋上風力を含めて検討したものであるが、導入目標の検
討・策定の際にも、わが国の地理的特性を考慮すれば、洋上風力を含めて評価
することが必要である。
(参考資料 1.2 風力発電の導入目標と海外比較)
(3.洋上(オフショア)風力発電の導入促進
参照)
(b)系統連系対策
風力発電の系統連系対策として、周波数変動対策と送電容量対策については
新エネルギー部会「風力発電系統連系対策小委員会報告書」2005 年 6 月にて検
討され、蓄電池併設型風力発電施設の導入など一定の方向を得、2010 年までの
道筋を明確にしたと言える。今後は、上記対策が十分な効果をあげているかど
うかの検証をしていく必要がある。
しかしながら、長期的な視点を踏まえた場合、
「風力発電系統連系対策小委
員会報告書」にも記載されている会社間連系線活用などに関する検討を引き続
き行うことが必要である。また、新エネルギー部会報告書「今後の新エネルギ
ー対策のあり方について」2001 年 6 月にも述べられている通り、既存系統増強
対策を含めて検討に着手するとともに、対策に要する負担に偏りが生じないよ
う、公平且つ公正な負担のあり方についても検討を行なう必要がある。
(c)風力産業の育成
長期的展望のもとに風力発電の導入目標を示すことは、地球温暖化対策のみ
ならず、風力発電の新しい国内産業としての自立を促すとともに、国内他分野
への波及・誘発効果など多様な形態を通してわが国の経済と地域社会の再生に
大きく貢献することが期待される。
ちなみにNEDOが示した国内導入目標値と国内風車メーカ輸出分を考慮
すると、2030 年における雇用人口は約 34,000 人、産業規模は約 1.3 兆円と試
算される。
今後、長期目標、具体的な施策の策定に際しては、風力産業の育成の視点か
らの対策を更に強化していくことが必要である。
(参考資料 1.2 風力発電の導入目標と海外比較)
3
2.風力発電施設の建設、運用に係わる規制緩和
風力発電施設は、火力・水力発電施設などと同様に工事計画から運用に至る過程に
おいて様々な関係法規、基準を遵守の上、導入が進められている。
ここでは、風力発電施設の導入実態を踏まえて、設備の維持、運用に関する保安監
督者の選任などに関して、関係法規、基準等の弾力的な運用や規制緩和が望まれる諸
点について下記の通り提言する。
(1)危険物取扱者選任の免除
風力発電の系統連系対策として、「新エネルギー部会 風力発電系統連系対策小
委員会」にて各種の対策が検討、評価された。特に、周波数変動対策としては、風
力発電施設に蓄電池を併設することにより風力発電の出力変動を平滑化する方式
を前提に当面、導入促進が検討されている。
風力発電施設に適用可能な蓄電池の有力な候補の一つに NAS 電池があり、現状、
消防法により NAS 電池設置箇所には危険物取扱者の選任が必要とされている。風
力発電施設は、その特質から人里離れた遠隔地に建設されることが多く、選任には
困難が予想される。風力発電所もしくは連系用の変電所構内に設置し、設備を遅延
なく保守運用できる組織を有していること条件に、選任が免除されることを求める
ものである。
(参考資料 2.1
危険物取扱者選任の免除について)
(2)電気主任技術者兼任要件の緩和
電気主任技術者が複数の事業所を兼任する場合は、電気主任技術者が当該設備に
2 時間以内に到着する必要がある旨、電気事業法並びに関係規則に記載がある。上
記と同様に風力発電施設は、その特質から人里離れた遠隔地に建設されることが多
く、電気主任技術者の確保は困難を極めているため、運用の実態を踏まえて「一律
2時間以内」の規制に関する弾力的運用を求めるものである。
(参考資料 2.2
電気主任技術者兼任要件の緩和について)
(3)工事計画書(変更)の審査期間短縮化
工事計画は入念な検討の上に作成されるが、想定し得ない要因により、変更を余
儀なくされる場合がある。工事計画の変更を届け出た場合、電気事業法によりその
届出が受理された日から 30 日を経過した後でなければ、その届出に係わる工事を
開始してはならないとされている。従って、その期間は工事ができなくなることに
より風力発電所の設備建設、設備利用率への影響も大きい。工事変更内容までの実
態を踏まえて、
「一律30日経過後」の規制に関する弾力的運用を求めるものであ
る。
(参考資料 2.3 工事計画書(変更)の審査期間短縮化について)
4
3.洋上(オフショア)風力発電の導入促進
欧州における今後の風力発電は、陸上から比較的浅い水域での洋上風力発電が主体
となって導入が進んでいる。現状、18 サイト、約 78 万 kW のオフショア風力発電施設
が運転中(2005 年末現在)であり、さらに、ヨーロッパ風力発電協会(EWEA)によると、
2003~2010 年の洋上風力発電の見通しは、156 ヶ所 4,979 万 kW となっている。
洋上風力発電は、陸上に比べて①風況が良い(風速が高い、風の乱れが少ない)②
建設に伴う制約が少ないなど多くのメリットを有する反面、基礎部建設に伴う経済性
や自然環境面への影響確認などの課題があり、欧州各国はこれらの課題克服に向けて
政策面、開発面からの様々な取組みを実施してきた。
この結果、現状では経済性を含め産業として充分成立しており、今後の風力発電の
主流を築きつつある状況となっている。
(参考資料 3.1
欧州での洋上風力の導入状況)
(参考資料 3.2
欧州での洋上風力の経済性について)
わが国は、世界有数の海岸線の長さを有する海洋国家であり、その特徴を生かし、
今後の風力発電産業育成の観点からも洋上風力発電の導入促進が必要とされる。その
ためには、前述の「風力発電の長期展望を踏まえての導入促進」で提言したように、
国の長期的なエネルギー政策の中で、洋上風力発電を含む新エネルギーとしての風力
発電の将来展望を明確にしておくことが必要である。
以上を踏まえて、洋上風力の視点からの将来展望並びに施策具体化に際して特に配
慮すべき事項について提言する。
(1)長期導入目標の策定
NEDOが策定した「風力発電ロードマップ」によると洋上風力発電の導入目標
は、2020 年:380 万 kW 、2030 年:1,300 万 kW となっている。
導入のシナリオとしては、沿岸域(低水深エリア、着床型洋上風力)への導入と
近海域(高水深エリア、浮体上設置のフローティング型洋上風力)への大規模導
入を前提としており、2030 年には、合計 1,300 万 kW(着床型:300 万 kW フロー
ティング型:1,000 万 kW)の導入目標を設定している。併せて、洋上風力発電に
伴う技術開発面、環境整備面等からの課題と対応策を示している。
洋上風力の賦存量については、沿岸域(水深 20m 以内、年平均風速 6m/s 以上)
だけでも 4,000~5,000 万 kW を有するとの試算値もあり、立地のポテンシャルは
高く、上記導入シナリオ、対応策を含めて評価の上、長期導入目標を策定するこ
とが必要である。
(参考資料 1.1 風力発電ロードマップ)
(参考資料 3.3 わが国における洋上風力発電の賦存量)
5
(2)洋上での風況観測の実施
現状、我が国では風力発電のデータ取得のための洋上での風況観測が行われたこ
とはなく、既存の陸上データ(港湾区域含む)
、国土交通省及び水産試験場などの
データから想定している状況である。今後、洋上風力発電の導入促進のためには、
洋上風力のための本格的な風況観測(風向、風速、波浪、地盤等)を実施し、洋
上風況マップ、賦存量等の基礎データを収集しておくことが必要である。
(参考資料 3.4 洋上での風況観測について)
(3)洋上風力発電実証試験の実施
本格的な導入に先だって、実証試験を行い、各種のデータを取ることが重要であ
る。欧州においても、洋上風力発電の初期は、技術的な検証や、鳥類、魚類への
影響などを調査するために国策としてパイロット事業を立ち上げ、商用運転を目
的とした本格導入に進む手順を踏んでいる。
わが国においても 今後の本格的導入に先立ち、洋上での風車性能、安全性、生
態系への影響、施工・保守性等の多くのデータを取得、課題を摘出し今後の洋上
風力導入促進に向けて、国家プロジェクトとして実施、推進することが必要であ
る。
(参考資料 3.5 洋上風力発電の実証試験について)
6
参考資料1 世界の風力発電導入の推移
(出典:WIND POWER MONTHLY APRIL 2005 )
12000
10000
8000
累積導入量 47574MW(2004年末)
単年度導入量 8140MW(2004年末)
39434
31234
24471
6000
17706
4000
2000
1318
0
1588
45000
40000
2002
49056172
2539
25000
20000
10000
5000
0
参考資料2 主要国の風力発電導入の比率
(出典:WIND POWER MONTHLY APRIL 2005)
(2004年末 累積導入量 47574MW)
イギリス
1.9%
30000
15000
13455
9814
7183
年
日本
2.0%
(940MW)
50000
35000
単年度導入量
累積導入量
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
2000
2001
2002
2003
2004
単年度導入量(MW)
14000
47574
中国
1.6%
ドイツ
35.0%
(16628MW)
オランダ
2.3%
イタリア
2.7%
インド
6.3%
(2983MW)
デンマーク
6.6%
(3118MW)
スペイン
17.4%
(8263MW)
アメリカ
14.2%
(6752MW)
7
累積導入量(MW)
16000
2010年度
300万kW目標
参考資料3 日本の風力発電導入の推移
100%
(出典:NEDO)
1000
800
900
2004年度累積導入量:約92.6万kW
(924基)
基数(基)
8
500
680.7
464.2
312.8
300
200
100
37.8
143.7
82.6
0
70%
700
600
累積導入量
総設置基数
400
80%
800
700
600
90%
500
400
導入量(MW)
900
926.6 1000
60%
50%
300
40%
200
30%
100
20%
0
89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04
19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 20 20 20 20 20
西暦年度
年度
10%
1
0%
2004年度
92.7万kW
参考資料 1.1
年度
風力発電ロードマップ
導入目標
(出典:NEDO)
備 考
2010 年度
300 万 kW
現時点における国の設定目標(陸上のみ)
2020 年度
1000 万 kW
陸上 620 万 kW、洋上 380 万 kW を予測
2030 年度
2000 万 kW
陸上 700 万 kW、洋上 1300 万 kW を予測
9
参考資料1.2 風力発電の導入目標と海外比較 「風力発電ロードマップ(NEDO) に基づく関連要因」
1 導入量
2004年
2010年
2030年
導入量
陸上設置
洋上設置
約92.6万kW(実績)
300万kW
2,000万kW
700万kW
1,300万kW
風力発電 ロードマップ H17.3
NEDO
設置コスト
発電コスト
19万円/kW
10円/kWh
15万円/kW
8円/kWh
10万円/kW
4円/kWh
風力発電 ロードマップ H17.3
NEDO
年間需要電力量
約9,396億kWh
(2000年実績)
約9,420億kWh
(追加対策ケース)
約12,200億kWh
2030年の需給展望(H16-6) 総合
資源エネルギー調査会需給部会報
告書
風力発電電力量
約14.4億kWh
(RPS実績)
約63億kWh(想定)
約420億kWh(想定)
2004年度:RPS実績
2010、2030:設備利用率24%想
定(WF12より)
約0.15%
約0.67%
約3.4%
約3,000人~4,000人(国内導入分)
約1,000億~1,500億(国内導入分)
約34,000人(※)
約1兆3,000億(※)
備考
2 経済性
3 電力規模
10
風力発電の電力需
要寄与率
4
経済効果
雇用効果
産業規模
「諸外国の動向と目標」 (出典:WIND POWER MONTHLY ,NEA IEA2005,EWEA2005,WF12)
風力導入実績
風力導入目標
経済性
1663万kW
電力需要の約8%(2010年)
(2004年)
ドイツ
電力需要の約25%(2025年)
(2005年)
826万kW
陸上:13万円/kW
(2004年)
スペイン
2011年までに13,000MW
(1,100USD/kW)
洋上:15~22万円/kW
675万kW
電力消費の6%
(2004年)
アメリカ
(100,000MW相当、2020年)
デンマーク
312万kW
(2004年)
電力需要の1/2 程度
(2030年)
全世界
4745万kW
(2004年)
(WF12評価)
電力需要の12%(2020年)
電力需要の20%(2030年)
(2020年 : WF12評価)
6.7万円/kW
(約504ユーロ/kW)
市場規模
(2003年)
9,310億円
(約70億ユーロ、建設コストベース)
(※)国内導入分及び
国内メーカ輸出分
雇用
約45,000人
(2002年)
-
150,000人
(現状2005の8倍導入で)
(2020年 : WF12評価)
9兆9,750億円
(約750億ユーロ、建設コストベース)
約20,000人
(2006年)
(WF12評価)
約14万人(2002年)
約180万人(2020年)
参考資料 2.1
危険物取扱者選任の免除について
(1) 関連法規類
消防法
第十三条
第1項
政令で定める製造所、貯蔵所又は取扱所の所有者、管理者又は占有者は、甲種危険物取扱
者又は乙種危険物取扱者で、六月以上危険物取扱いの実務経験を有するもののうちから危
険物保安監督者を定め、総務省令で定めるところにより、その者が取り扱うことができる
危険物の取扱作業に関して保安の監督をさせなければならない。
(2)規制緩和の概要
風力発電設備に導入される蓄電池の有力な候補の一つに NAS 電池がある。現状 NAS 電池設
置箇所には危険物取扱者の選任が必要とされているが、風力発電設備はその特質から人里離れ
た郊外に建設されることが多く、選任には困難が予想される。風力発電所もしくは連系用の変
電所構内に設置し、設備を遅延なく保守運用できる組織を有していること条件に、選任が免除
されることを求めるものである。
参考資料 2.2
電気主任技術者兼任要件の緩和について
(1)関連法規類
電気事業法
第四十三条
第1項
事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安
の監督をさせるため、経済産業省令で定めるところにより、主任技術者免状の交付を受け
ている者のうちから、主任技術者を選任しなければならない。
電気事業法施行規則
第五十二条
第3項
事業用電気工作物を設置する者は、主任技術者に二以上の事業場又は設備の主任技術者を
兼ねさせてはならない。ただし、事業用電気工作物の工事、維持及び運用の保安上支障が
ないと認められる場合であって、経済産業大臣の承認を受けた場合は、この限りではない。
主任技術者制度の解釈及び運用(内規)
4.規則第五十二条第三項ただし書きの承認は次の基準により行うものとする。
(1) 電気主任技術者に係る規則第52条第3項ただし書の承認は、その申請が次の要件に適
合する場合に行うものとする。
②申請に係る者の執務状況が次に適合すること。
イ申請に係る電気工作物は、選任しようとする者が、常時勤務する事業場又はその者の住
所から二時間以内に到達できるところにあること。
11
(2)規制緩和の概要
電気主任技術者の兼任規定には電気主任技術者が当該設備に 2 時間以内に到着する必要が
ある旨記載がある。上記と同様の理由で電気主任技術者の確保は困難を極めているため、監
督官庁同一管内かつ電気主任技術者の指示を迅速に実行できる組織を有していることを条件
に、時間制限の弾力的運用を求めるものである。
参考資料 2.3
工事計画書(変更)の審査期間短縮化について
(1)関連法規類
電気事業法
第四十八条
第1項
事業用電気工作物の設置又は変更の工事であって、経済産業省令で定めるものをしようと
する者は、その工事の計画を経済産業大臣に届け出なければならない。その工事の計画の
変更をしようとするときも、同様とする。
電気事業法
第四十八条
第2項
前項の規定による届出をした者は、その届出が受理された日から三十日を経過した後でな
ければ、その届出に係る工事を開始してはならない。
(2)規制緩和の概要
工事計画は入念な検討の上に作成されるが、想定し得ない要因により、変更を余儀なくされ
る場合がある。工事計画の変更を届け出た場合、30 日間は工事ができなくなり、設備建設に重
大な影響を及ぼす可能性がある。風力発電所の規模にもよるが、工事計画書の資料は数百ペー
ジ以上に上り、審査期間を短縮できない一因となっていると考えられることから、資料の一部
を省略することで現在の審査期間が半分の期間になることを期待したい。具体的には短絡容量
計算書・風車、タワー、基礎の強度計算書の結果のみを提示することと、配置図の詳細を省略
することで、相当の資料数を削減できることが予想され、省略した資料については竣工図書に
収め、安全管理審査において確認できることが適当と思料する。従って、
「一律30日経過後」
の規制については、工事変更内容の実態を踏まえて、弾力的運用を求めるものである。
12
参考資料3.1 洋上風力発電所導入状況(2005年度)
オランダ
2%
(19MW)
アイルランド
3%
(25MW)
(出典:風力委員会調査)
ドイツ
1%
スウエーデン
3%
(23MW)
デンマーク
52%
(409MW)
英国
39%
(304MW)
784.9
設置容量(MW)
386
風車基数(基)
18
サイト数
参考資料 3.2 洋上風力の経済性について(代表サイト)
(出典:風力委員会調査)
設置場所
Middelgrunden
Blyth
Horns Rev
Rødsand/Nysted
The Kentish Flats
国
デンマーク
英国
デンマーク
デンマーク
英国
設備利用率
28.3%
34.2%
42.8%
41.0%
35.5%
事 業 費
384 millionDKK
700 万米ドル
2 billionDKK
1.6 billionDKK
1.05 億ポンド
事 業 費(円)
61.44 億円
8.4 億円
320億円
256 億円
199.5 億円
1kW当たり事業費
15.4 万円
21 万円
20万円
15.5 万円
22.2 万円
為 替
16円/DKK
120円/米ドル
16円/DKK
16円/DKK
190円/ポンド
発電コスト
6.1 円
6.8 円
5.4 円
4.5 円
6.9 円
13
参考資料 3.3
算出ケース
ケース1
出典
千代田デイムス・アンド・ムーア株式会社
(現,イー・アンド・イー ソリューションズ㈱)
(2000)
賦
存
5
以上
わが国における洋上風力発電の賦存量
量[万 kW(億 kWh)]
0- 10 m 深
2,300(
推 計 方 法
推
計
条
件
530)
14
0- 20 m 深 5,400(1,230)
・風車設備可能海岸線:水深 20m 以浅の海域(東京湾、
0- 30 m 深 8,800(2,000)
伊勢湾、瀬戸内海、島嶼部、港湾、航路を除く)
・自然公園:自然公園指定地域の前面海域は除外する。
0- 10 m 深 1,800( 460)
年
6
・港湾、河口、航路の海域:これらの海域面積は水深
0- 20 m 深 4,100(1,100)
平
GPV、 灯台 等
以上
10m 以浅の利用可能海域面積の 15%として除外する。
030
m
深
6,600(1,700)
均
の風況観測
・漁業:漁業による占有面積は考慮していない。
0- 10 m 深 1,100( 330) データ
月
7
・対象風車:定格出力 1,650kW、ハブ高 60m、ロータ直
0- 20 m 深 2,400( 740)
速
以上
径 66m
0- 30 m 深 4,000(1,200)
(m/s)
・風車の配列:5D×10D(D
はロータ直径)
0- 10 m 深
540( 190)
8
・年平均風速:海面上
30m
の風速値
0- 20 m 深 1,100( 390)
以上
0- 30 m 深 I,600( 370)
ケース2
0- 20 m 深
11,335
5
出典
以上
20-300 m 深
144,201
年
・風車建設可能域:各風速条件を満足する洋上開発可能
CRCソリューションズ’(2004)
020
m
深
5,724
6
平
気
象
解
析
モ
面積の 10%が建設可能とした。
以上
20-300 m 深
129,064
均
デル LOCALSTM ・風車の占有面積:0.0615km2
月
0- 20 m 深
1,764
7
(CFD)
・対象風車:定格出力 2,000kW
速
以上
20-300 m 深
77,724
・年平均風速:海面上 60m の風速値
(m/s)
8
0- 20 m 深
181
以上
20-300 m 深
16,420
ケース3
0‐20 m 深
14,388
・風車建設可能域:全海域(制限条件は無い)
SSMI 衛 星
出典
年
6
20-100 m 深
56,623
・年平均風速:海面上 60m の風速値
加藤・長井(2004)
平
以上
0‐20 m 深
4,521 (NASA)の風速 ・対象風車:定格出力 2,000kW
データと海岸
均
20-100 m 深
43,334
・風車建設可能域:国立、国定公園指定海域を除く、ま
近傍
賦存量は、制約条件を代えてこれ以外に 5 ケー
月
た、自然環境情報、海上産業の各指定海域を除く(最も
0‐20 m 深
526
風況観測デ
スの算出結果がある。
速
厳しい条件)
7
20-100 m 深
5,515
ータによる
(m/s) 以上
・年平均風速:海面上
60m の風速値
0‐20 m 深
1,526 WAsP 解析
・対象風車:定格出力
2,000kW
20-100 m 深
7,167
その他
・長井 浩・牛山 泉・上野 康男(1997):日本におけるオフショア風力発電の可能性、第 19 回日本風力エネルギーシンポジウム、1997.11
算出文献 ・藤井朋樹(1999):An Estimation of the Potential of Offshore Wind Power in Japan by Satellite Data 太陽/風力エネルギー講演論文集、
1999.11
・長井 浩・牛山 泉(2000):日本沿岸のオフショア風力発電の可能性、日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー協会合同研究発表会、2000.11
・Leutz,R.,T.Ackermann.A.Suzuki and T.Kashiwagi(ps):Offshore Wind Energy Potentials of Japan and South korea.
参考資料 3.4
洋上での風況観測について
我が国で風力発電のデータ取得のためのオフショアでの風況観測が行われたことはない。国土
交通省の全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS)や水産試験場での風況観測は行われているが、
観測の目的が違うため、風向・風速のデータが 1 回/2 時間もしくは 1 回/1 時間の時間間隔で取得
されているに過ぎない。風速の標準偏差も取られていないため、風車の疲労強度に影響する風の
乱れ強度も不明である。風速の観測高も海面より 20m 以下であることが多く、風車の設置高を考
えるとかなり低い。
すなわち、現状の風況データでは、風力発電の基礎データとして不足する部分が多い。又、現
在は精度の高いとされる風況シミュレーションソフトもできているが、実際のオフショアでの風
況との検証を行った例は報告されていない。
オフショアへの風力発電の導入促進のためには、基礎データとなるオフショアでの風況観測を
行うことがまず必要である。しかしながら、民間で個別に風況観測することは、漁業との協調や
観測費用が莫大という問題があり困難が伴う。そのため、国として風況観測を複数箇所で行い基
礎データを取得することが必要である。なお、観測手法は、現在いくつかの方法があるが、いず
れの方法にしても海面上 50m あるいはそれ以上の風向・風速データが必要である。その際、オフ
ショア建設に必要な波浪や地盤のデータも取得するとより効果的である。
日本の周辺海域における海上風観測地点(代表地点)
機
代表地点
関
緯度(N)
経度(E)
設置
設置
水深
高度
(m)
(m)*
備
考
国
酒 田
39°00’31”
139°46’43”
―
19.2 NOWPHAS Data
土
新潟沖
38°00’18”
139°06’55”
―
17.6 観測地点は海上塔もしくは
交
第二海堡
35°18’43”
139°44’28”
―
通
アシカ島
35°12’44”
139°44’10”
―
13.5
省
MT局
34°25’54”
135°11’52”
―
15.0
陸奥湾(東湾)
41°06’
139°32’
49
水
相模湾(城ヶ島沖)
35°06’
139°32’
650
― 神奈川県
産
遠州灘(御前崎沖)
34°25’
138°48’
120
― 静岡県
試
三河湾(蒲郡)
34°44’
137°13’
10
― 愛知県
験
土佐湾(高知沖)
33°07’
133°38’
560
― 高知県
場
東シナ海(下甑島沖)
31°37’
129°27’
700
― 鹿児島県
東シナ海(粟国島沖)
24°33’
123°48’
1,510
15
7.0 島や岩礁上
― 青森県
― 沖縄県
参考資料 3.5
洋上風力発電の実証試験について
(1)実証試験の必要性
本格的な導入に先だって、実証試験を行い、各種のデータを取ることが重要である。
欧州においても、洋上風力発電の初期は、技術的な検証や、鳥類、魚類への影響などを
調査するためにパイロット事業として立ち上げ、商用運転を目的とした本格導入に進む
手順を踏んでいる。
今後の本格的導入に向けて、上記実証試験設備により、洋上での風車性能、波高、風
況、洋上でのウエイクの影響、生態系への影響、安全性、施工性、実施手続き等の多く
のデータを取得し公開する必要がある。特に日本の場合、上記の他に以下の2項目の解
決も必要となる。
①漁業との協調問題
オフショアでの大きな問題として漁業との協調問題がある。風力発電は、海面を
埋め立てるわけではなく、漁業への影響は少ないことが予想される。逆に風車基礎
による魚礁効果も期待される。そのため、既設火力発電所などに見られるような膨
大な漁業補償対応と同じような扱いは望ましくない。この問題は、最初の案件が今
後の基本(規範、規格)となるため国内外で範例となるような取り組みが必要である。
実証試験は、調査に基づき、良い範例となることが期待される。
②省庁をまたぐ問題
オフショア風力は、省庁をまたぐ問題でもある。国交省、水産庁、環境省、経済
産業省などが関連してくる。予算化の問題、省庁間の調整の問題、イニシアティブ
の問題を考えると、省庁の連携強化や窓口の一本化が必要となる。
(2)計測内容
① 洋上での風車性能
風車の実際の性能は現地に設置してみて始めてわかる。陸上においても、現在、
問題となっている「故障・事故の低減」
「発電性能の向上」
「発電量予測の精度向上」
などの問題は、実際に設置して判明したことである。洋上においても、以下の項目
等についての計測を行う。
・洋上での風車の発電性能
・洋上風車の動的挙動
・洋上風車の耐久性
② 魚類等水生生物への影響
漁業との協調問題への対応を考える時、実際に洋上風車が水生生物にどのように
影響を与えているか計測することは重要なことである。そのため、影響の科学的計
測を行う。
③ 鳥類への影響
鳥類への影響の一つにバードストライクが考えられる。例えば、デンマークの Tunø
Knob の案件では、実際に洋上風力発電の現場において影響計測がなされている。国
内でも、実際の影響を計測する。
16
④ 洋上風力発電の施工に関するデータ収集
最近の海外の洋上風車は、専用の作業船で施工されている。国内で実施する場合
も合理的に施工しようとすると、専用の作業船の建造や既存の船舶の改良が必要と
なると想定される。実証試験では、その作業船や施工機械の施工性についてのデー
タを収集する。このデータは施工費の算定、より良い施工船・施工機械の開発につ
なげる。
⑤ 洋上の風況および波浪
洋上で独自に風況や波浪を観測しようとすると、風況タワーの設置やケーブルの
設置等で多大な費用が発生する。洋上風車が完成してしまえば、その中に風速計や
波浪計を設置することは容易である。そのため、完成した洋上風車に風速計、超音
波波浪計等を設置して計測を行う。風車の動的挙動を連動して計測すると、なお効
果的である。この計測結果は、今後の合理的設計に活用する。
⑥ 洋上風車のメンテナンスに関するデータ収集
例えば、冬の日本海などは悪天が多く、メンテナンスには困難が予想される。実
際にメンテナンスを行いデータを収集し、より良いメンテナンス方法だけではなく、
より良い風車設計につなげる。
⑦ 洋上風力発電の実施手続きの明確化
実際に実施手続きを踏んでいくなかで、手続きを明確化する。
⑧ 洋上風力のガイドラインや手引き書の作成。
上記の試験結果を洋上風力のガイドラインや手引き書としてまとめる。
(3)実施主体
これらを踏まえると実証試験は、莫大な費用や難しい調整が発生するものと予想され、
現状では民間単独での実施は困難が伴う。以上のことから、オフショア風力発電実証試
験を国家プロジェクトとして実施、推進することが必要である。
(4)効果
実証試験で得た情報はすべて公開し、結果をもとに洋上風力に関するガイドラインお
よび手引き書を作成する。このことにより、技術的問題だけではなく、経済性や手続き
面も明確になる。当初の適切の助成制度の検討も可能となる。陸上の風力発電において
も、NEDO、NEF 等の手引き書や助成制度の果たした役割は大きい。洋上においても、
実証試験を元に適切な対応を取ることができれば、陸上風力以上の導入が期待される。
17
新エネルギー産業会議評議員名簿
自 平成17年 7月 1日
任期
至 平成19年 6月30日
平成 18 年 3 月 3 日
氏
評議員
荒 木
名
会 社 名 等
浩
役
東京電力株式会社
顧
職
問
〃
稲 川 泰 弘
石川島播磨重工業株式会社
取締役常務執行役員
〃
秋 山
財団法人エネルギー総合工学研究所
理 事 長
〃
大 下 孝 裕
株式会社 荏原製作所
取締役常務執行役員
〃
小笠原 政 教
株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ
〃
永 田 秀 昭
大阪ガス株式会社
常務取締役
〃
塚 越 東 男
株式会社大林組
常務執行役員
〃
滝 田 裕 久
鹿島建設株式会社
常務執行役員
環境本部長
〃
守 岡 修 一
川崎重工業株式会社
理事環境ビジネス
センター長
〃
齊 藤 紀 彦
関西電力株式会社
代表取締役副社長
〃
岩 科 季 治
株式会社関電工
取締役副社長
〃
樋 口 隆 啓
九州電力株式会社
常務取締役
〃
湯 川
勲
京セラ株式会社
〃
幡 掛 大 輔
株式会社クボタ
代表取締役社長
〃
山 口 啓 二
株式会社熊谷組
取締役副社長
〃
石 谷
久
慶応義塾大学
教
〃
相 馬
勲
公営電気事業経営者会議
専務理事
〃
大 西 功 一
株式会社神戸製鋼所
常務執行役員
〃
桃 井 忠 勝
佐藤工業株式会社
〃
島 田 忠 男
三洋電機株式会社
常務執行役員
〃
関 田 貴 司
JFE スチール株式会社
常務執行役員
〃
小 野
四国電力株式会社
常務取締役
守
健
18
取締役
エネルギー事業本部長
執行役員専務
ソーラーエネルギー
事業本部長
授
専務執行役員
営業本部長
氏
評議員
平 田
名
会 社 名 等
賢
芝浦工業大学
役
学
職
長
常務執行役員
技術研究所長
〃
藤 盛 紀 明
清水建設株式会社
〃
太 田 賢 司
シャープ株式会社
〃
亀 田 繁 明
昭和シェル石油株式会社
〃
奥 村 直 樹
新日本製鐵株式会社
取締役副社長
〃
中 村 建 一
住鉱コンサルタント株式会社
代表取締役社長
〃
飯 村
修
住友金属工業株式会社
専務執行役員
〃
服 部 昌 樹
石油資源開発株式会社
〃
高 田 忠 尚
全国市長会
副会長(富良野市長)
〃
寺 田 典 城
全国知事会
秋田県知事
〃
山 岡 治 喜
全国町村会
〃
田 邉 弘 幸
双日株式会社
常務執行役員
〃
葉 山 莞 児
大成建設株式会社
社
〃
最 上 公 彦
株式会社竹中工務店
常務取締役
〃
茅
財団法人地球環境産業技術研究機構
副理事長
〃
中 田 晴 弥
地熱技術開発株式会社
代表取締役社長
〃
瀬 古 一 郎
中央開発株式会社
代表取締役社長
〃
末 廣 惠 雄
中国電力株式会社
常務取締役
〃
野 嶋
孝
中部電力株式会社
顧
〃
山 下 惠 司
帝国石油株式会社
常務取締役
〃
南
帝石削井工業株式会社
代表取締役社長
〃
中 神 尚 男
電源開発株式会社
取締役副社長
〃
関
東海大学
〃
村 木
茂
東京ガス株式会社
常務執行役員
〃
林
喬
東京電力株式会社
取締役副社長
陽 一
和 雄
和 市
専務取締役 技術統轄
執行役員 ニュービジネス デ
ベロップメント部長
常務執行役員
探鉱副本部長
経済農林部会長
(岡山県矢掛町長)
長
問
総合科学技術研究所教
授
19
氏
会 社 名 等
名
役
職
執行役上席常務
電力・社会システム社社長
評議員
庭 野 征 夫
株式会社東芝
〃
木 村 芳 幸
東芝燃料電池システム株式会社
代表取締役社長
〃
西 脇 芳 文
東電設計株式会社
常務取締役
〃
前 川 文 章
東北電力株式会社
常務取締役
〃
古 賀 義 人
同和鉱業株式会社
〃
正 木 浩太郎
飛島建設株式会社
取締役副社長
〃
山 科
トヨタ自動車株式会社
常務役員
〃
斉 田 洋 三
ドリコ株式会社
常務取締役
〃
山 本 英 興
日鉱金属株式会社
取締役常務執行役員
〃
嶽 山 輝 夫
日鉱探開株式会社
代表取締役社長
〃
長
日鉄鉱業株式会社
常務取締役
〃
内 藤 正 久
財団法人 日本エネルギー経済研究所
理 事 長
〃
塚 田 尚 史
株式会社日本製鋼所
特別顧問
〃
広 崎 膨太郎
日本電気株式会社
執行役員常務
〃
山 下 正 義
株式会社ニュージェック
常務取締役
〃
友 野 希 成
株式会社間組
代表取締役副社長
〃
斉 藤 荘 蔵
株式会社日立製作所
執行役常務
〃
村 川 忠 夫
日立造船株式会社
〃
鈴 木
富士重工業株式会社
〃
原 嶋 孝 一
富士電機ホールディングス株式会社
〃
竹 内
古河電気工業株式会社
常務取締役
〃
濱 田 賢 一
北海道電力株式会社
取締役副社長
〃
松 波 孝 之
北陸電力株式会社
副 社 長
〃
前 田 靖 治
前田建設工業株式会社
代表取締役社長
〃
古 池
松下電器産業株式会社
代表取締役専務
忠
久
浩
浄
進
20
コーポレートスタッフ
企画・広報部門部長
常務取締役
エンジニアリング本部長
代表取締役副社長
取締役 シニアエグゼクティ
ブオフィサー
氏
名
会 社 名 等
役
職
代表取締役副社長兼
副社長執行役員
評議員
須 永 達 夫
三井金属鉱業株式会社
〃
橋 本 雅 方
三井造船株式会社
取締役技術本部長
〃
伊 藤
株式会社みずほ銀行
常務執行役員
〃
小 林 喜 光
三菱化学株式会社
常務執行役員
〃
青 木 素 直
三菱重工業株式会社
執行役員技術本部長
〃
佐 藤 秀 一
三菱電機株式会社
〃
小 野 幸 雄
三菱マテリアル株式会社
執行役員
〃
柴 田 芳 彰
三菱マテリアル資源開発株式会社
取締役資源調査部長
〃
佐 藤 興 輔
株式会社明電舎
取締役兼専務執行役員
〃
守 永 孝 之
矢崎総業株式会社
〃
中 村 成 人
株式会社ユーラスエナジーホールディングス
評議員
薫
83名
21
常務執行役員 電力・産業
システム事業本部長
専務取締役環境エネルギー
機器本部長
常務取締役
平成17年度
風力委員会
氏名
委員長
牛山 泉
委員
赤田 悟
委員
飯塚 元信
委員
植田 健司
委員
上田 悦紀
委員
遠藤 昭
委員
久家 秀海
委員
勝又 正治
委員
腰
委員
小林 雅啓
委員
櫻井 美方
委員
柴田 和正
委員
須賀井 直哉
委員
隅田 耕二
委員
関 和市
委員
多田 文三
委員
田中 俊博
委員
富田 強
委員
中尾 徹
委員
永尾 徹
委員
中村 成人
委員
弘末 文紀
委員
福田 寿
委員
藤井 義久
委員
松宮 煇
委員
幹 淳
委員
三保谷 明
委員
横井 克明
委員
渡邊 不二夫
一昭
オブザーバー
石井 公生
オブザーバー
小林 信雄
オブザーバー
東野 政則
名簿
所属/役職
足利工業大学大学院教授 総合研究センター
センター長
豊国工業㈱ ライフサイエンス事業部
副事業部長
㈱日立製作所 日立事業所 電動機システム部
主幹技師
関西電力㈱ 研究開発室
技術調査グループ マネージャー
三菱重工業㈱ 原動機事業本部 タービン技術部
タービンサービス技術課 主席技師
日本風力開発㈱
顧問
エコ・パワ-㈱
技術部長
前田建設工業(株)技術本部 技術研究所
部長
富士電機システムズ(株)e-ソリューション本部
エネルギーソリューション統括部 電力SI技術部長
大成建設㈱ エンジニアリング本部
エネルギー・インフラ施設グループ エンジニア
シースカイエナジー㈱
理事
みずほ情報総研㈱ 環境・資源エネルギーグループ
地球環境研究室 主事研究員
東京電力㈱ 販売営業本部 省エネルギー推進グループ
グループマネージャー 部長
大旺建設(株)風力発電事業部
技術次長
東海大学総合科学技術研究所
教授
ヴェステックジャパン(株)技術統括部担当
取締役
㈱大林組 東京本社 建築本部設備技術部
専任役
㈱荏原製作所 新エネルギーカンパニー
風力発電事業室 参事
イーアンドイーソリューションズ㈱ 環境第2事業部
技師長 理事
富士重工業㈱ エコテクノロジーカンパニー
風力発電プロジェクト部長
㈱ユーラスエナジーホールディングス
常務取締役
㈱間組 技術・環境本部 環境事業開発部
部長
㈱CRCソリューションズ 科学システム事業部
地球科学部 応用気象チーム 課長
鹿島建設㈱
環境本部 新エネルギーグループ
部長
九州大学大学院工学研究院機械科学部門
教授
(社)日本電機工業会
新エネルギー部長
電源開発(株) 新事業部
部長
中部電力㈱ 経営戦略本部
設備・投資計画グル-プ スタッフ部長
㈱竹中工務店 エネルギービジネスプロデュース本部
本部長
東京電力㈱ 技術開発研究所 分散電源技術グループ
主管研究員
日本風力発電協会
事務局企画広報担当
(有)ネクストエナジー
代表
22
風力発電システムの導入促進に関する提言
平成18年3月
この提言書は、新エネルギー産業会議の審議を経て、新エネルギー
財団がまとめたものです。内容などのご照会につきましては、下記
事務局までご連絡願います。
財団法人 新 エ ネ ル ギ ー 財 団 計画本部
〒102-8555 東京都千代田区紀尾井町3番6号
電話 03-5275-9822
FAX
03-5275-9831
Fly UP