...

資料1 - 徳島県

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

資料1 - 徳島県
資料1
平成21年度南部圏域課題解決プラン実施結果及び評価
【課題解決プラン1】自然環境調和型の産業づくり
(1) 農林水産資源を活用した個性ある産業の育成
1 ブランド化の推進
2 間伐材等の利用促進
3 新漁法等の検討、開発
4 地産地消の促進
5 異業種間の交流・連携の促進
(2) LEDを核とした新たな製品の開発と地域産業の育成
6 LEDを使った産業振興
7 第一次産業への応用
8 利用の促進
(3) 那賀川水系の渇水対策
9 (那賀川水系の渇水対策)
・・・・・・・・・・・P1
・・・・・・・・・・・P11
・・・・・・・・・・・P16
【課題解決プラン2】体験型観光の振興
(1) 農林水産業・農山漁村の持つ自然特性を活用した
・・・・・・・・・・・P18
ブルー(グリーン)ツーリズムの振興
10 広域的な取り組み
11 新商品の開発
12 コミュニティビジネスの創出
13 効果的な情報発信
(2) 観光資源や歴史・文化等を活かした交流の促進
・・・・・・・・・・・P22
14 歴史文化資源等の再発見と地域イメージの確立
15 アウトドアスポーツによる交流の促進
16 スポーツ合宿等の誘致
17 四国霊場八十八箇所を訪れる人々との交流の促進
【課題解決プラン3】地域公共交通体系の整備促進
~高速道路等の早期供用と地域公共交通の確保~
・・・・・・・・・・・P30
(1) 高速道路・地域高規格道路の整備促進
18 四国横断自動車道 鳴門JCT~徳島東IC
19 四国横断自動車道 徳島東IC~阿南IC
20 阿南安芸自動車道
(2) 主要幹線道路の整備推進
・・・・・・・・・・・P34
21 (主要幹線道路の整備推進)
(3) 地域公共交通の確保
・・・・・・・・・・・P35
22 (地域公共交通の確保)
【課題解決プラン4】県南の魅力満載
(1) ブロードバンド環境の整備促進
23 光ファイバー網の整備促進・CATV事業の促進
・利活用の検討
(2) インターネット等ICTを活用した情報発信
24 発信コンテンツの充実・情報発信力の強化
・・・・・・・・・・・P36
・・・・・・・・・・・P38
【課題解決プラン5】きらり輝く人づくりの実践
(1) 地域コミュニティを支えていく人づくり
25 地域コミュニティの維持・地域コミュニティの活性化
・地域活性化コーディネーターの誘致
(2) 各種産業を支えていく人づくり
26 後継者の育成
27 UIJターンによる転入者の受け入れ体制の充実
(3) 地域の将来を支えていく人づくり
28 (地域の将来を支えていく人づくり)
・・・・・・・・・・・P39
・・・・・・・・・・・P42
・・・・・・・・・・・P46
【課題解決プラン6】安全・安心して暮らせる地域づくり
(1) 南海地震や台風等の大規模災害に対する防災対策の強化 ・・・・・・・・・・・P48
29 自然災害への共通の取り組み
30 南海地震対策への主な取り組み(ソフト事業)
31 南海地震対策への主な取り組み(ハード事業)
32 台風等による豪雨災害への取り組み
(2) 少子高齢化社会に対応した福祉、医療体制の確保
・・・・・・・・・・・P53
33 高齢者の生きがいづくりや健康づくり
34 地域医療の充実
35 少子化への取り組み
(3) 子どもたちの安全・安心の確保
・・・・・・・・・・・P59
36 (子どもたちの安全・安心の確保)
【課題解決プラン7】自然環境の保護と共生
(1) きれいな水環境の実現
37 (きれいな水環境の実現)
(2) 自然環境に配慮した行政施策の展開
38 自然環境に配慮した公共工事の施工
39 生物多様性の保全、復元
(3) 地域における自然保護活動の展開
40 (地域における自然保護活動の展開)
【課題解決プラン8】廃校等の地域ストックの活用
(1) 廃校等の地域資産の活用
41 (廃校等の地域資産の活用)
(2) 空き家等の活用
42 空き家等の活用
43 遊休農地の活用
≪緊急的課題の解決に向けた取り組み≫
(1) 緊急経済雇用対策
(2) 高速道路 新料金活用戦略
(3) 地球温暖化対策の推進
・・・・・・・・・・・P61
・・・・・・・・・・・P62
・・・・・・・・・・・P64
・・・・・・・・・・・P66
・・・・・・・・・・・P68
・・・・・・・・・・・P72
Ⅰ 「課題解決プラン実施結果及び評価」の構成について
1 「課題解決プラン」について
「南部圏域振興計画」では、課題解決に向けての取り組みとして、8つの課題解決プランを設定している。
8つの課題解決プランの解決のために、43の小プランを策定し、それぞれに「成果指標」を設け、「プラン評価」を行った。
成果指標達成のために、単年度の「施策」の「活動指標」を設定している。活動指標に対する「実績」も記載している。
2 「プラン評価」について
①各プランについてはA、B、Cで評価される。
A評価 : 達成目標年度において80%以上、成果指標の達成見込み
B評価 : 達成目標年度において50%以上80%未満、成果指標の達成見込み
C評価 : 達成目標年度において50%未満、成果指標の達成見込み
②市町及び民間実施施策が主体となっている小プランについてはプラン評価をしていないことから、それにかわり、「意見」を付している。
③県の施策の内、成果指標の設定が困難なプランについてはプラン評価をしていないことから、それにかわり、「意見」を付している。
3 「実績」について
①活動指標に対する、「実績」を記載している。
②市町および民間実施施策については、「活動指標」を設けていないことから、それにかわり、「施策意見」を付している。
平成21年度「成果指標」達成見込
1
2
3
4
5
6
自然環境 体験型観 地域公共 県南の魅 きらり輝く 安全・安
区 分
調和型の 光の振興 交通体系 力満載
人づくりの 心して暮
産業づくり
の整備促
実践
らせる地
進
域づくり
A:順調に進んでいる
3
6
3
2
3
5
B:進んでいる
4
0
1
0
0
2
C:努力を要する
0
0
0
0
0
1
小 計
7
6
4
2
3
8
成果指標無し
2
2
1
0
1
0
合 計
9
8
5
2
4
8
7
8
自然環境 廃校等地
の保護と 域ストック
共生
の活用
2
1
0
3
1
4
2
1
0
3
0
3
平成21年度「成果指標」達成見込
A:順調に進んでいる
B:進んでいる
C:努力を要する
3%
25%
72%
H21年度末達成見込
比率
(%)
計
26
9
1
36
7
43
H20年度末達成見込
比率
(%)
計
72.2
25
2.8
(100)
18
15
2
35
8
43
51.4
42.9
5.7
(100)
課題解決プラン毎の達成見込
100%
80%
60%
40%
20%
0%
1
2
3
4
5
課題解決プラン番号
6
7
8
平成21年度 南部圏域課題解決プラン実施計画 成果指標一覧
1 自然環境調和型の産業づくり
(1)農林水産資源を活用した個性ある産業の育成
№
プラン名
1
ブランド化等の推進
2
間伐材等の利用促進
成果指標
目標値(目標年度)
★ブランド品目販売の販売実績額
(園芸品目の産出額)
★エコファーマーの認定数(累計)
★間伐材搬出量(単年度)
★公共事業利用量(単年度)
3
新漁法等の検討、開発
H19
B
プラン評価
H20
B
H21
B
A
B
B
A
B
B
B
B
B
5件
-
-
A
86社
B
B
A
-
29社
-
B
-
A
-
A
-
-
-
-
2,232泊
B
A
A
4商品
A
A
A
-
40万ビュー
-
C
-
A
-
A
21年度実績
47億円 (H22)
37億円
185人 (H22)
220人
45,000m3 (H22)
31,739m3
3,200m3 (H22)
3,012m3
★徳島県木材認証制度登録事業所数
45事業所 (H22)
50事業所
★複層林誘導面積(累計)
1,400ha (H22)
826ha
モズク養殖試験者数
10経営体 (H22)
9経営体
アラメ販売ルート開発
4
地産地消の促進
乾燥アラメ生産量
10トン (H22)
2トン
★地産地消協力店舗数
30店舗 (H22)
31店舗
「徳島県食育推進計画」の推進
「かいふサポーター」登録数
5
異業種間の交流・連携の推進
異業種連携プロジェクトの件数
推進 (H22)
50店舗 (H22)
5件 (H22)
推進
33店舗
(2)LEDを核とした新たな製品の開発と地域産業の育成
LEDを使った産業振興
7 第一次産業への応用
8 利用の促進
6
★LED関連企業の集積(累計)(県全体)
100社 (H22)
-
★LED応用製品の研究開発参画企業数(累
計)
32社 (H22)
-
(3)那賀川水系の渇水対策
9
那賀川水系の渇水対策
-
-
2 体験型観光の振興
(1)農林水産業・農山漁村の持つ自然特性を活用したブルー(グリーン)ツーリズムの振興
10 広域的な取り組み
★体験型教育旅行における協議会受け入れ宿
泊数(累計)
11 新製品の開発
新製品の開発数(累計)
12 コミュニティビジネスの創出
13 効果的な情報発信
-
「みなみ@徳島」年間総アクセス数
2,500泊 (H22)
4商品 (H22)
-
50万ビュー (H22)
(2)観光資源や歴史・文化等を活かした交流の促進
№
プラン名
成果指標
14 歴史文化資源等の再発見と地域イメー あわ文化発信事業数
プラン評価
H20
A
H21
A
10団体
B
A
A
21年度実績
15回以上(圏域内)
ジの確立
(H22)
15 アウトドアスポーツによる交流の促進 ★インストラクター・ガイドを業とする個
人・団体数
16 スポーツ合宿等の誘致
13回
H19
A
目標値(目標年度)
10団体 (H22)
★総合型地域スポーツクラブ設立数
7団体 (H22)
6団体
圏域内の施設におけるスポーツ合宿の誘致
30件 (H22)
28件
C
A
A
-
-
-
-
-
用地取得率100%
・工事全面展開中
用地取得率約99%
・工事全面展開
現地調査準備作業中
A
A
A
全地区設計協議着手
阿南市1地区
設計協議完了
A
A
A
67%+残工事区間工 67%+残区間の用地
買収完・工事推進
事展開(H22)
A
C
B
供用
供用
工事促進
A
A
A
-
-
-
-
100%
A
A
A
40万ビュー
C
A
A
17 四国八十八カ所を訪れる人々との交流 -
の促進
3 地域公共交通体系の整備促進
(1)高速道路・地域高規格道路の整備促進
18 四国横断自動車道 鳴門JCT~徳島東 ★四国横断自動車道(鳴門~徳島間)の整備
IC
★四国横断自動車道(徳島~徳島東間)の整
備
設計協議中 (H22)
19 四国横断自動車道 徳島東IC~阿南IC ★四国横断自動車道(徳島東間~阿南間)の
整備
工事施工中 (H22)
20 阿南安芸自動車道
★日和佐道路の供用率(暫定含む)
★桑野道路、福井道路の整備
★牟岐バイパス(延長2.4km)の整備
調査設計中 (H22)
都市計画手続き着手
工事施工中 (H22)
設計協議実施
(2)主要幹線道路の整備促進
21 (主要幹線道路の整備促進)
22 地域公共交通の確保
西宇バイパスの供用
一般国道195号橘バイパスの供用
・阿南小松島線(楠根工区)の供用
供用 (H21)
-
-
供用 (H19)
供用 (H22)
4 県南の魅力満載
(1)ブロードバンド環境の整備促進
23 光ファイバー網の整備促進・CATV事 ★CATVサービス提供市町の割合
業の促進・利活用の検討
24 発信コンテンツの充実、情報発信力の 「みなみ@徳島」年間総アクセス数
強化
100% (H21)
50万ビュー (H22)
5 きらり輝く人づくりの実践
(1)地域コミュニティを支えていく人づくり
№
プラン名
成果指標
25 地域コミュニティの維持、地域コミュ ★「とくしま県民活動プラザサテライトオ
ニティの活性化、地域活性化コーディ フィス」の設置
★NPO法人数
ネーターの誘致
★アドプト参加団体数
H19
A
プラン評価
H20
A
H21
A
300経営体
47名
B
A
A
4地域
B
B
A
-
-
-
-
74.5%
74.5%
B
B
B
B
B
B
7地区 (H22)
6地区
B
B
A
100% (H22)
98.7%
A
A
A
3カ所 (H21)
3カ所
B
B
A
目標値(目標年度)
事業の継続 (H22)
23団体 (H22)
150団体 (H22)
21年度実績
事業の継続
24団体
128団体
(2)各種産業を支えていく人づくり
26 後継者の育成
27 UIJターンによる転入者の受け入れ体
制の充実
★認定農業者数
★森のエキスパート育成数(高能率間伐材搬
出技術者)(累計)
★移住交流支援センターの設置地域数
市町サポート体制推進会議の設置(累計)
★U・Iターン等新規就農者数(累計)
310経営体 (H22)
45名 (H22)
3地域 (H22)
3町 (H22)
50名 (H22)
3町
42名
(3)地域の将来を支えていく人づくり
28 (地域の将来を支えていく人づくり) -
-
6 安全・安心して暮らせる地域づくり
(1)南海地震や台風等の大規模災害に対する防災対策の強化
★自主防災組織率
29 自然災害への共通の取り組み
30 南海地震対策への主な取り組み(ソフ ★自主防災組織率
ト事業)
31 南海地震対策への主な取り組み(ハー 既設急傾斜地崩壊対策施設への避難階段設置
の実施
ド事業)
32 台風等による豪雨災害への取り組み
平成16年度の台風豪雨による農林水産施設
100% (H22)
100% (H22)
災害の復旧(事業進捗率)
(2)少子高齢化社会に対応した福祉、医療体制の確保
33 高齢者の生きがいづくりや健康づくり 小学校余裕教室を活用した高齢者と児童との
交流
34 地域医療の充実
35 少子化への取り組み
災害医療体制の強化
強化 (H22)
強化
C
C
C
★糖尿病標準化死亡比
改善 (H22)
改善
堅持
3カ所
B
B
A
★乳幼児等医療費助成制度の堅持
小学校余裕教室を活用した高齢者と児童との
交流
★要保護児童対策地域協議会(児童虐待防止
ネットワーク)の体制強化
堅持 (H22)
3カ所 (H21)
強化 (H22)
強化
(3)子どもたちの安全・安心の確保
№
プラン名
36 (子どもたちの安全・安心の確保)
成果指標
全小学校区でのスクールガード配置の継続
小学校余裕教室を活用した高齢者と児童との
★要保護児童対策地域協議会(児童虐待防止
ネットワーク)の体制強化
消費生活相談窓口の設置
H19
B
プラン評価
H20
B
H21
A
全河川達成
B
A
A
-
未策定
-
B
-
B
-
B
10カ所 (H22)
16カ所
A
A
A
1件以上 (H22)
1カ所 (H20)
1件
5カ所
3件
C
B
A
目標値(目標年度)
配置の継続 (H22)
3カ所 (H21)
強化 (H22)
設置 (H21)
21年度実績
配置の継続
3カ所
強化
設置
7 自然環境の保護と共生
(1)きれいな水環境の実現
37 (きれいな水環境の実現)
河川の水質環境基準の達成
宍喰浄化センター等根幹施設の整備
海部浄化センター等根幹施設の整備
全河川達成 (H22)
(2)自然環境に配慮した行政施策の展開
38 自然環境に配慮した公共工事の施工
39 生物多様性の保全、復元
-
★竹ヶ島海中公園及びその周辺の自然再生に
係る全体構想の実施計画の策定
-
策定 (H21)
(3)地域における自然保護活動の展開
40 (地域における自然保護活動の展開) 公共事業等での自然再生活動(累計)
外部資金新規導入実績
「みなみから届ける環づくり会議」で着手す
る自然保護活動(累計)
8 廃校等地域ストックの活用
(1)廃校等の地域資産の活用
41 (廃校等の地域資産の活用)
利活用方針の決定件数(累計)
3件 (H21)
(2)空き家等の活用
42 空き家等の活用
★移住交流支援センターの設置地域数
3地域 (H22)
4地域
A
A
A
43 遊休農地の活用
集団協定等による維持管理面積率
85% (H22)
81.0%
B
B
B
★は、オンリーワン行動計画指標項目
1 自然環境調和型の産業づくり
(1) 農林水産資源を活用した個性ある産業の育成
【プラン1】ブランド化の推進
プラン評価
事務局所見
成果指標
B
これまでの取組により「ブランド産地強化計画」を策定する品目の充実や、環境にやさしい農業に取り組む「エコファー
マー」は増加しているものの、近年の燃油高騰や肥料費の上昇、さらには、農業者の高齢化や後継者不足に伴う面積の減少、
また、近年の異常気象による収量の不安定化、輸入野菜の増加や外食産業の増加による生鮮野菜の需要の低下等により販売実
績額が落ちている状況にある。今後も、生産者や関係機関の連携を強化し、販売額増加に向けた積極的な取組が必要である。
目標値
H18
H19
H20
H21
H22
・ブランド品目別販売実績額
47億円(22年度)
42億円
41億円
42億円
37億円
(-)
(-)
(-)
(園芸品目の産出額)
(71億円)
(66.3億円)
・エコファーマーの認定数(累計)
185人(22年度)
159人
207人
211人
220人
「園芸品目の産出額」の年度別実績額は、農林水産省による統計調査業務の見直しによりH19以降は市町村別の農業産出額が作成されなくなったため、「ブランド産地強化計画」に
おける目標値に置き換えた。従来の「園芸品目の産出額」も参考として()で併記
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
B
B
B
-
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
「ブランド産地強化計画」に基づき、認定農業者を核と
した強固な産地づくりを目指し、ブランド品目及び次世
代品目等の生産出荷体制の整備等により産地強化を図
る。
《県民局 農林水産部(美波・阿南)農業支援担当》
阿南・那賀地域ブランド産地戦略会議(事務局:JAあなん),海部地域ブランド産地戦略会議(事務局:JAかいふ)で
策定された「ブランド産地強化計画」に基づき、認定農業者を核とした強固な産地づくりを目指し、ブランド品目及びブラン
ド育成品目等の生産出荷体制の整備等により産地強化を図るための巡回指導や鳥獣害対策研修会・講習会を展開した。
また、山間部のゆずでは事業を活用したゆず加工品の製作,ゆず園の再生のための研修会を行った。
21年度も昨年度に引き続き燃油高騰や肥料費上昇に伴う経営の打撃対策の対策会議や各種補助事業の推進を実施した。
・にんじんの通いコンテナの利用による出荷形態の一元化
・きゅうり施設の保温力向上のため循環扇や3重の被覆
・ハウスミカンやすだちでPOフィルムを使い保温力の高い被覆
・低コストや省エネ化を前提とした石油から他のエネルギーへの転換 など
○「ブランド産地強化計画」の推進
阿南:20品目/20品目
阿南・那賀地域ブランド産地戦略会議(20品目)
にんじん,いちご,きゅうり,ねぎ,オクラ,なのはな,ブロッコリー,トマト,すだち,みかん,ゆず,
しいたけ,シンビジウム,サンチュ,チンゲンサイ,デコポン,オモト,ケイトウ,たけのこ,ふき
美波:7品目/7品目
海部ブランド産地戦略会議(7品目)
きゅうり,ブロッコリー,オクラ,なのはな,にんじん,ねぎ,ほうれんそう
活 動 指 標
①「ブランド産地強化計画」の推進:延べ27品目
-1-
実 績
①延べ27品目
【継続施策②】
那賀川下流域を中心とした阿南地域における農業基盤整
備(ほ場整備等)の推進を図る。
≪県民局 農林水産部(阿南)農村保全担当≫
【継続施策③】
環境への負荷の少ない「持続性の高い農業」の推進を図
るため、エコファーマーの育成を支援する。
経営体育成基盤整備事業 平島上・今津南部・福井川・長生西部の各地区で、計9.4haのほ場整備工事とその他関連工
事を実施した。
活 動 指 標
①ほ場整備(面工事)の実施:2地区 9.0ha
実 績
①4地区 9.4ha
○「乙姫米」の収穫作業体験、新米の試食等を通じエコファーマーと消費者の交流を促進した。
交流会の開催
・開催日 8月22日(土)
場 所 美波町
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農業支援担当≫
○生産者に対してエコファーマーへの取り組みについて推進活動を行った。
乙姫米栽培講習会の開催
・開催日 2月4日(木)、8日(月)
場 所 美波町
活 動 指 標
①交流会の開催:2回
【新規施策①】
とくしまブランド飛躍戦略を推進するため、営農上の阻
害要因を排除する「きめ細やかな基盤整備」を緊急的に
実施する。
実 績
①交流会 1回
講習会 2回
○ブランド産地育成に必要な農業水利施設や農道等の基盤整備事業を実施した。
(事業制度説明会)
・開催日 6月19日(金)、7月10日(金)
・場 所 阿南庁舎
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農村保全担当≫
(南部圏域)
・農作物の荷傷み防止のために、農道舗装を3ヶ所を実施した。(福井、新野、見能林)
・ブランド産地の一体制と労力軽減のため、橋梁を設置した。(延野)
・揚水機場に圧力タンクを設置し、用水の管理を簡素化した。(太田川土地改良区、京免)
活 動 指 標
①事業制度説明会:2回
実 績
①2回
②事業実施
※エコファーマー
堆肥などによる土づくりと併せて化学肥料、化学農薬の使用量を低減するための生産方式(持続性の高い農業生産方式)を導入する計画を立て、県知事に申請し、認定された
農業者の愛称
-2-
【プラン2】間伐材等の利用促進
プラン評価
事務局所見
成果指標
B
高性能林業機械の導入を行い、技術者の養成や間伐材搬出量の増加を図ってきたが、平成21年度は、住宅需要の低迷によ
る木材価格の低下等により間伐材搬出量が減少した。
また、低質材の合板工場への供給や公共事業での利用、木材認証による合法木材の利用と防護柵等の設置検討などを行い、
利用の促進や間伐実施による複層林への誘導を行ってきたが、目標達成には至っていない。
今後も林業飛躍プロジェクトを積極的に推進し、より効率的な林業事業の展開に取り組む必要がある。
H18
H19
H20
H21
29,224m3
2,976m3
40事業者
219ha
-
34,817m3
4,795m3
49事業者
486ha
A
38,526m3
3,500m3
49事業者
662ha
B
31,739m3
3,012m3
50事業者
826ha
B
目標値
・間伐材搬出量(単年度)
45,000m3(22年度)
・公共事業利用量(単年度)
3,200m3(22年度)
・徳島県木材認証制度登録事業所数
45事業者(22年度)
・複層林誘導面積(累計)
1,400ha(22年度)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
充実しつつある人工林資源の整備と活用を図るため、高
性能林業機械の導入や木材搬出技術者の育成・確保に取
り組み、搬出間伐を推進する。
低質な間伐材については、県内合板工場への安定供給を
進めるとともに、公共事業における利用を促進する。
また、木材認証への取り組みにより、違法に伐採・流通
している木材の利用を防止し、合法木材の利用を推進す
る。
≪県民局 農林水産部(美波)
林務・林業飛躍プロジェクト第一担当
農林水産部(那賀林務)
林業振興・林業飛躍プロジェクト第二担当≫
【継続施策②】
景観防護柵として、間伐材を有効利用した「木製防護
柵」や周辺の景観と調和した「色彩防護柵」を組み合わ
せて,地域の魅力を活かし、自然環境にふさわしい景観
を形成し観光地づくりの支援を行う。
≪県民局 県土整備部(阿南)道路・公園担当、
県土整備部(美波)維持管理担当
県土整備部(那賀)維持管理担当≫
H22
○高性能林業機械の導入や生産技術者の育成を支援し、搬出間伐を中心とした林業飛躍プロジェクトを推進している。
・導入機械:スイングヤーダ、プロセッサ、フォワーダ(平成22年1月~2月導入)
・木材搬出技術者:8名
○町が実施する木造施設等整備の支援や、公共事業において間伐材等県産木材の利用を推進した。
・海陽町:海南小学校体育倉庫
○公益的機能の持続的な発揮に効果的な長伐期において混交林や複層林に誘導するため、長期育成循環整備として抜き伐り
を推進した。
活 動 指 標
①高性能林業機械の導入:1セット
②木材利用推進協議会の開催:2回
③複層林誘導面積:250ha
実 績
①2セット
②1回
③164ha
○間伐材を有効利用した木製防護柵を設置した。
・美波町:木製防護柵(ガードレール) L=90m
・那賀町:木製防護柵(転落防止柵) L=65m
活 動 指 標
①木製防護柵の設置
-3-
実 績
①2箇所(L=155m)
【継続施策③】
那賀町では、未利用の木質バイオマスをウッドケミカル
製品やエネルギーに利用する事を目的とした「那賀町バ
イオマスタウン事業実施計画」に基づき国庫補助と民間
資金を利用した事業を実施することとしている。
○経済産業省の公募型事業に四電エンジニアリングが応募し木質バイオマスからバイオ液体燃料(BTL)を作る実証事業
が採択された。
成果として木材チップ58㎏から約7リットルのBTLを生成することに成功した。なお,今回の実証で100㎏の木材チッ
プから12リットル(47.6リットル/1 )のBTLの生成が可能であることが分かった。引き続き22年度において実証
調査を行う計画である。
【継続施策④】
「バイオマスタウン構想」実現のため、原材料となる木
質バイオマス資源を低コストで大量に供給するための調
査や情報収集、提供等を実施する。
○那賀町と連携の上、町内の搬出間伐可能林分等の資源量調査を実施した。
○低コストで間伐材を搬出する「新間伐システム」による搬出間伐事業の経費データ等の集積を実施するとともに、間伐材
や林地残材等の新たな収集・運搬システムを検討した。
≪県民局 農林水産部(那賀林務)
林業振興・林業飛躍プロジェクト第二担当≫
施 策 意 見
林業による地域振興を目指す那賀町が、最新の技術を使って新素材やバイオマスエネルギー開発を進めている。県としても、
木材の安定供給体制の構築に向け支援していく。
【継続施策⑤】
漁業関係者と林業関係者が連携し、森林造成や木質資源
を利用した産卵礁の設置などを行い、豊かな森づくり、
海づくりを推進する。
≪県民局 農林水産部(美波)水産振興担当、
林務・林業飛躍プロジェクト第一担当≫
○漁業者と林業者の連携体制の構築
・連絡会議の開催
漁業者、林業者、行政、NPO等関係者による連絡会議を開催し、情報交換を行った。(H22.2.26)
○海山連携活動の実施
・アオリイカ産卵礁(しば漬け)の設置試験
アオリイカ産卵礁として、間伐材、竹枝等の材料別、設置深さ別の設置効果の予備試験を実施した。(H21.4~8)
・漁・林連携の植樹活動
海部郡林業指導者会、美波町青年林業者会議、同漁業者会議の活動を支援し、日和佐湾周辺でマツの植樹を行った。
(H21.9.17)
○海岸線森林の機能強化と有効利用
・広葉樹生産林業(樵木林業)従事者の組織化と技術改善
伝統的な樵木林業(広葉樹生産林業)の組織化と技術改善を図り、うお付き、航行目標等の公益的機能を持つ海岸線森
林の機能強化による漁業の振興と地域林業の活性化を図るため、広葉樹生産林業の意見交換会を開催した。
(H22.3.11)
施 策 意 見
連絡会議を通じて、漁業関係者と林業関係者の連携を強め、豊かな森づくり、海づくりの推進に取り組む。
-4-
【新規施策①】
森林・林業に関する専門知識・技術を持つ民間人や事業
体、行政など地域一体となった協力体制として森林整
備・経営サポートセンターを設立し、不在村所有者など
を含め森林所有者に積極的に森林整備などの施業の働き
かけを行うとともに搬出可能な森林を南部フォレストバ
ンクとして登録し、森林整備の推進と木材の安定供給に
つなげる「南部フォレストバンク事業」を実施する。
≪県民局 農林水産部(美波)
林務・林業飛躍プロジェクト第一担当
農林水産部(那賀林務)
林業振興・林業飛躍プロジェクト第二担当≫
【新規施策②】
間伐等の森林整備の加速化と間伐材等の森林資源を活用
した林業・木材産業等の飛躍を図るための基金を造成
し、間伐から木材・バイオマス利用までの対策を一体
的・総合的に展開する。
≪県民局 農林水産部(美波)
林務・林業飛躍プロジェクト第一担当
農林水産部(那賀林務)
林業振興・林業飛躍プロジェクト第二担当≫
○森林整備・経営サポートセンターの設立
平成21年7月1日に森林組合・林業経営士・町及び県で構成する森林整備・経営サポートセンターを設立した。
また、併せて構成員のレベルアップと意志統一を図るため、研修会を開催した。
○相談会等の開催
森林整備に関心の薄い所有者に対し森林整備を働きかけるため、講習会を実施し、参加者を対象に相談会等を実施した。
また、海部郡内を対象に間伐実施を呼びかける新聞折り込みチラシの配布を実施した。
○現地森林調査等
森林整備・経営サポートセンター構成員による現地森林調査を実施し、フォレストバンク候補地の森林所有者にフォレス
トバンク登録と施業の実施について働きかけを行った。
活 動 指 標
①森林整備・経営サポートセンター:設立
②相談会等の開催:9回
実 績
①設立
②4回
○地域の実情・創意工夫によって間伐や高性能林業機械の導入などを実施し、森林整備の加速化と間伐等の森林整備を活用
した林業、木材産業の振興が図られた。
・地域協議会の運営等:協議会の設立、協議会開催3回、研修会開催2回等
・間伐:那賀町 3.42ha
・森林境界の明確化:事前調査、現地調査 54.16ha
・里山再生対策:侵入竹の除去5.11ha、森林病害虫防除
・高性能林業機械の導入:プロセッサ等 8台
活 動 指 標
①地域協議会:設立
②南部地域部会:設立
実 績
①設立
②設立
※徳島県木材認証制度
徳島の豊かな森林で育ち、合法的に伐採された県産材を「産地認証」、徳島県内の工場等で製造された品質性能に優れた木材製品を「品質認証」として、徳島県木材認証制度
のためのガイドラインに沿って、徳島県木材認証機構が認証する制度。
※木質バイオマス
林地に放置された間伐材や製材所から出る端材やおが粉、木皮など木質系の生物体総量のこと。また、これらの生物体をエネルギー源に用いるとき、これを、木質バイオマス
エネルギーという。
※複層林
人工更新により造成され、樹齢、樹高の異なる樹木により構成された森林の総称
-5-
【プラン3】新漁法等の検討、開発
B
プラン評価
事務局所見
モズク養殖技術の安定化と普及に努めた結果、9経営体が養殖試験を行った。アラメについては、販売先2社(静岡県)は
確保できているが、天候等の理由で出荷量は2tにとどまっている。
一方、アオリイカの鮮度保持技術の開発による築地市場への新規販路の開拓に伴う大幅な出荷量の増加といった成果も現れ
ている。
成果指標
・モズク養殖試験業者数
・アラメ販売ルート開発
・乾燥アラメ生産量
目標値
H18
H19
H20
H21
10経営体(22年度)
開発(20年度)
10トン(22年度)
5経営体
3トン
7経営体
開発
5トン
9経営体
ー
2.4トン
9経営体
ー
2トン
-
A
B
B
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
モズクおよびアラメについて、それぞれ養殖技術の導
入、資源の有効利用等を図ることにより、海藻産業を育
成する。
H22
○モズク
浅川地区において、養殖技術指導を10回行い、9経営体の参加を得た。
○アラメ
天候等の理由で出荷量は2トンにとどまった。
≪県民局 農林水産部(美波)水産振興担当≫
活 動 指 標
①モズク養殖技術指導:10回
実 績
①10回
※アラメ
由岐町から牟岐町に至る範囲に分布しているが、同じ藻類であるワカメやコンブほど食料として普及しておらず、地域の資源としての活用が十分出来ていない。
-6-
【プラン4】地産地消の促進
B
プラン評価
事務局所見
「海部産品販売戦略協議会」を開催し、海部産品販売戦略を展開した。海部産品の利用を促進する「かいふサポーター」と
して33店舗が登録されるなど、海部郡内における地産地消の取り組みが強化された。
また、学校給食に食材を供給する産直部会が結成されるなど、食育、地産地消が推進された。
目標値
H18
H19
H20
H21
30店舗(22年度)
推進(22年度)
50店舗(22年度)
21店舗
推進
ー
27店舗
推進
-
29店舗
推進
34店舗
31店舗
推進
33店舗
-
B
B
B
成果指標
・地産地消協力店舗数
・「徳島県食育推進計画」の推進
・「かいふサポーター」登録数
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H22
個 別 事 業 内 容
【継続施策①】
地産地消協力店を拡大するとともに、県南の農林水産物
を扱う飲食店等を「かいふサポーター」として募集、拡
大することで、地場産品の利用を促進する。また、サ
ポーター等との交流を促進し、地場産物への理解と利用
が促進されるよう地産地消活動を強化する。
≪県民局 農林水産部(美波)農業支援担当≫
○海部産品販売戦略協議会等の開催
各町毎にワーキンググループを開催し,各町の産品の活用を検討、方向づけた。
○海部産品の新たな候補の試作 5試作品
○かいふサポーターとの交流促進
美波町のかいふサポーター(海部郡調理師会長)と産品活用について意見交換した。
牟岐町では、かいふサポーターと連携、牟岐町産のみその利用拡大を図り、続く産品活用を検討している。
また、海部郡の加工品などを販売するあったか市を道の駅日和佐で開催し(2月11日)特産品化された寒茶とそれに
続くものとして豆茶の試飲サービスを行い、初めて美波町の特産品スジアオノリを使ったとなりしらず(地域の伝統の餅)
を試作販売した。
かいふの味を次世代に伝え、活用を促進するため、海部ならではの味である「かいふの酢にごしのおすし」での学校給食
栄養教諭との交流会を行った。
かいふ産品活用応援のリーフレットおよび海部ならではの味である「かいふの酢にごしのおすし」小冊子を作成した。
活 動 指 標
①かいふサポーターとの交流促進による生産・加工活動と強化:4回
【継続施策②】
学校における食育を推進するため、学校給食における地
場産物の活用を推進する。
実 績
①2回
②海部産品試作品の作成(5作品)
○各校で「食育全体計画」を作成し,地場産物の活用を位置付けた。
○農業体験活動の推進を図る取組が行われた。
推進校:海陽町宍喰小学校
≪県 教育委員会≫
施 策 意 見
各校で「食育全体計画」を策定し、学校給食における地場産物が推進された。引き続き、生産者団体、市町、教育委員会等と
連携し、学校給食における地産地消の取組みを支援していく。
-7-
【新規施策①】
海陽町では、平成21年3月に制定した地産地消推進のた
めの基本的な考え方を示した『海陽町元気になる「和」
条例』に基づき、食の安心安全、地産地消、食育を柱と
して関連施策を推進していくことにより地域の活性化に
結びつけていく。
○食育関係 町産材を活用した遊山箱の製品開発とそのPR.町内小学校による遊山箱を使用した郷土料理と食文化の伝
承。食育講演会やアイデアおにぎり作品募集、学校給食への地域食材供給(12月より3給食センターへ海陽町産米の
供給、2月より給食センターへ食材供給
○農業関係 お米(減農薬)、大豆、加工用玉ねぎ、菜の花、里芋栽培の推進。大豆については町内業者の協力により元気
豆腐を販売して地産地消を推進した。
○林業関係 地元木材を利用した流通システム構築の検討を行い、22年度に実施に向けて取り組むことになった。
○水産業関係 町内3漁協協同によるとれとれ市の開催し、鞆浦漁協では単独による鮮魚直売市を3月より開催し4月以降毎
月開催することになった。
○海陽町PR活動及び新規販売ルート開拓
物産販売イベント参加 東京都吉祥寺ほか8箇所で実施
施 策 意 見
地産地消全般に関係するソフト事業に対する補助事業があるとより一層の事業推進が図れると思われる。
-8-
【プラン5】異業種間の交流・連携の促進
プラン評価
事務局所見
A
経済産業省の「地域資源活用企業化コーディネート活動等支援事業」を活用し、海陽町商工会と協力し、地域資源を活用し
た新商品、新サービスの開発等の新たな取り組みの掘り起こしを目的とした勉強会やワークショップを開催した。
また、平成20年2月に発足した、カイフ異業種交流会議「がけっぷち隊」は、月2回車座会議を定例的に開催し、農商工連
携プロジェクトに取り組んだ。
さらに、建設業者の農業参入や「とくしま経済飛躍ファンド」を活用した農商工連携した取り組みがなされた。
こうした取組は、まだまだ途についたところであるが、着実に成果を結びつつある。
目標値
H18
H19
H20
H21
5件(22年度)
-
-
-
5件
-
-
-
A
成果指標
・異業種連携プロジェクトの件数
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H22
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
海陽町商工会では、海部郡の一次産品に付加価値を付け
て売るためのスキルアップ講座を開催するとともに、希
望する団体等については、専門家の紹介を行う。
○経済産業省の「地域資源活用企業化コーディネート活動等支援事業」を活用し、地域資源を活用した新商品、新サービスの
開発等の新たな取り組みの掘り起こしを目的として、勉強会やワークショップを開催。
【継続施策②】
「とくしま経済飛躍ファンド(地域資源活用枠)」を積
極的に活用し、地域資源を活用した、徳島ならではの、
「ブランド商品の開発」、「新たなサービスの構築」な
ど、県内の中小企業等の先進的な取り組みを支援する。
○頑張る中小企業を応援する「徳島経済飛躍のための中小企業の振興に関する条例」の強力な推進エンジンとして、125
億円の「とくしま経済飛躍ファンド」を創設した。
このうち、60億円の「地域資源活用枠」を設け、その運用益により、本県特有の地域資源を活用した新商品開発や技術
開発、創業、経営革新など、県内中小企業の先進的な取り組みを支援した。
《県 新産業戦略課》
開催状況 :H21/4/20、21 講師:白田典子氏(地域産品コーディネーター)
H21/5/22 講師:中川 葵氏(食品販売業者)
H21/6/3、20、21 講師:浜内千波氏(料理研究家)
・助成交付件数 23件
・助成交付確定額 約88,151千円
施 策 意 見
「とくしま経済飛躍ファンド」の創設により、県内中小企業の先進的な取り組みを支援することとしており、積極的な活用が
期待される。
【継続施策③】
「とくしま経済飛躍ファンド(農商工連携枠)」を積極
的に活用し、本県の強みである、豊富で多様、かつ品質
に優れ、安全な「農林畜水産物」と、中小企業が有する
高い「ものづくり技術」を連携させ、農商工連携による
新たな領域からの産業の創出を図る。
《県 新産業戦略課》
○頑張る中小企業を応援する「徳島経済飛躍のための中小企業の振興に関する条例」の強力な推進エンジンとして、125
億円の「とくしま経済飛躍ファンド」を創設した。
このうち、全国に先駆け25億円の「農商工連携枠」を設け、その運用益により、中小企業者と農林漁業者の連携体が行
う、新商品・新技術の開発、販路開拓などの先進的な取り組みを支援している。
・助成交付件数 10件
・助成交付決定額 約36,120千円
施 策 意 見
「とくしま経済飛躍ファンド」の創設により、県内中小企業の先進的な取り組みを支援することとしており、積極的な活用が
-9期待される。
【継続施策④】
海部郡の住民が中心となり設立された異業種交流組織
「がけっぷち隊」の活動により、郡内の農林水産業、商
業、工業の新たな事業展開を図る。
○平成20年2月に発足した、カイフ異業種交流会議「がけっぷち隊」は、月2回車座会議を定例的に開催し、農商工連携プ
ロジェクトに取り組んでいる。
・海陽町商工会主催「地域資源活用企業化コーディネート活動等支援事業」をサポート。
・寒茶、規格外キュウリ、三種ブレンド酢など、地域資源を活かした農商工連携プロジェクトを推進。
・寒茶のペットボトル化を実施。
・Foodex Japan 2010 に出展し、寒茶を全国のバイヤーにPRした。
【継続施設⑤】
美波町では、民間企業と連携し、地域資源を活用した地
域産品づくり(すじ青海苔)の共同研究を行っている。
将来、地域産業として展開し、地域の雇用機会の創出、
地域の活性化を図る。
○培養による実用化技術の検討
・培養タンク4基により、試験培養研究と試験生産等の実施
○試験生産に基づく生産量・コスト等の生産供給体制の検証
・収穫量 212kg
○試供品提供によるPRや試験販売による販路の模索
・各種イベント等での試供品提供、民間業者への試験販売
(業務用) 町内7業者、町外6業者
(小売用) 町内10業者、町外2業者
○商品開発研究事業の実施
・町内食品加工店による協力
【新規施策①】
地域におけるモデルケースとなりうる、建設業者の農業
参入の先導的な事例を発掘・支援し、その成功事例によ
る成果を広く普及啓発することにより、中小建設業者等
の経営改革の取組みを推進するとともに、新しい農業担
い手確保の方策として定着をめざす。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
≪県民局 農林水産部(阿南・美波)農業支援担当≫
≪県民局 県土整備部(阿南)企画担当≫
○国土交通省の「建設業と地域の元気回復事業」を活用。
中小・中堅建設企業が、その保有する人材、機材やノウハウ等を活用し、農業、林業、福祉、環境、観光等の異業種との
連携や複業化によりにより建設業の活力の再生や雇用の維持拡大、地域の活性化を図るための支援施策で2件が採択。
・光のまちあなん元気回復協議会
・LEDを活用した新商品の開発、防災設備への活用
・みどりの里再生協議会
・「木頭ゆず」のモデル園整備、ゆずの加工と販売促進の試行
・間伐、簡易作業道等の路網整備、間伐材搬出の技術研修
施 策 意 見
建設業の異業種参入は取組みが始まったところで、十分な成果には結びついていないが、「元気回復事業」等の取組み等が成
果を結ぶよう、県民局各部が連携し事業の推進を支援していく。
【新規施策②】
ふるさと雇用再生特別基金事業を活用し、海陽町商工会
と牟岐町商工会に事業委託し、地域の未利用資源を活用
した新たな地域産品の開発や、その供給及び販路の開拓
等を行い、今後の本格的な事業化に取り組む。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○牟岐町商工会
ウツボのタタキ等新たな地域産品を開発を行い、3月に行われたFoodex Japan 2010 においてPRを実施した。
○海陽町商工会
規格外野菜を収集し、これを関西圏の大手量販店において販売した。
- 10 -
(2)LEDを核とした新たな製品の開発と地域産業の育成
【プラン6】LEDを使った産業振興
プラン評価
事務局所見
A
平成17年12月に「LEDバレイ構想」を策定し、構想実現の指針となる「LEDバレイ構想行動計画」のもと、LED
関連企業の集積に努めた結果、平成21年度末現在で86社となっている。構想の強力なエンジンとなるLED推進ファンド
を積極的に活用し、LED関連企業の更なる集積を図る。
目標値
H18
H19
H20
H21
100社(22年度)
25社
38社
59社
86社
-
B
B
A
成果指標
・LED関連企業の集積(累計)(県全体)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
【継続施策①】
県では、「LEDバレイ構想」を推進するため、「とく
しま経済飛躍ファンド(LEDバレイ推進枠)」を積極
的に活用し、国際見本市へのブース出展や、産学官連携
による製品開発の支援、販路開拓など各種施策を実施す
る。
また、南部圏域においては、圏域企業、高等教育機関、
商工団体、行政等が一体となり、LEDの活用について
検討を進める。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当
県 新産業戦略課 ≫
H22
個 別 事 業 内 容
○国内外の見本市等への出展
・県内見本市への出展
徳島ビジネスチャレンジメッセ2009
開催日 平成21年10月15日~17日
・県外見本市等への出展
エコプロダクツ2009
開催日 平成21年12月10日~12日 場所 東京
LED Next Stage 2010
開催日 平成22年3月9日~12日 場所 東京
○産学官連携による製品開発支援
・工業技術センターが中心となって企業等のLED応用製品開発を支援する「LED商品化促進事業」を実
施し、新たに4件の研究開発を開始した。
・LED技術者等による定期的な交流の場となる「阿波のLED塾」や「LEDバレイ技術交流サロン」を開催。
開催回数 5回 参加者数 延べ 240人
○販路開拓支援
・県内企業の開発した製品を県が率先して購入することにより信頼性を高め、販路拡大につなげることを目的とした「L
ED応用製品利用促進事業」を実施し、7所属において、7社から8種類のLED応用製品を購入した。
○とくしま経済飛躍ファンド(LEDバレイ推進枠)を活用した新製品開発等を支援
助成交付件数 14件
助成交付額 約72,858千円
○阿南LEDバレイ構想のPR
・「LED王国・徳島」の創造を積極的に推進
・LEDを利用した光の名所「光の八十八ヶ所めぐり」
31ヶ所(うち 平成21年度認定9ヶ所)
・「期間限定による光の八十八ヶ所めぐり(LED冬のイルミネーション)」
- 11 県内53ヶ所を県のホームページで紹介
○「LED出前講座」を実施し、圏域内のLED関連企業に対し、講師の個別招聘を行った。各企業における新商品の開発
や、マーケティングについて個別に意見の提言を行った。
活 動 指 標
【継続施策②】
県では、LEDに関する人材育成の一環として、小・
中・高等学校に専門家を派遣し、LEDに関する講演や
工作体験等の出前事業を実施する。
≪県 新産業戦略課≫
実 績
①1回
①講習会の開催 : 1回
○県では、LEDに関する人材育成の一環として、LEDに関する講演や工作体験等の出前授業を実施した。
【出前授業:県下全域】
小学校等 11校
【工作教室】
09'とくしま・INAKA博覧会(9/26~9/27)
徳島ビジネスチャレンジメッセ2009(10/17)
ふるさとリレーフェスティバル(11/28)
施 策 意 見
LED専門家という長期的な取組みであり、引き続き積極的な取組みを推進する。
【継続施策③】
阿南工業高等専門学校を県南のLED関連技術者の養成
拠点とし、専門教育を希望する者などを対象に、産学官
連携による実践的な教育を実施する等、創業等につなが
るLED技術者の輩出を推進する。
○阿南工業高等専門学校を県南のLED関連技術者の養成拠点とし、LEDに関する基礎及び応用技術習得を希望する者な
どを対象に、産学官連携による実践的な教育が進められている。
(LED技術者養成講座第3期生=14名)
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当,
県 新産業戦略課≫
○同校は、企業からの寄付を受け、材料工学に関する講座を開設している。
○阿南工業高等専門学校の「徳島県南のLED関連技術者養成講座」が3年目を迎え,この度,第1回生11名が2年の養
成期間を修了した。修了生による成果発表会が行われ,講座で学んだ知識や技術が披露された。
○LED技術者養成講座第1回修了生11名に対して、「とくしまLEDテクノフェロー」の称号を授与した。
○地域に開かれた講座として「LED応用技術セミナー」を学外で開講した。
【継続施策④】
阿南市では、産、学、官、民が連携した『地域雇用創造
協議会』において、LEDを中心とする地域資源を活用
し、各種産業にわたる人材育成を行うことにより、雇用
の創出を図ることとしている。
○事業主を対象とした、雇用拡大メニューとして、以下の事業を実施した。
・事業主向けICT講座
・新分野進出、新ビジネスモデル創造、起業、Web広告などのセミナー
○地域求職者を対象とした、人材育成メニューとして、以下の事業を実施した。
・創業セミナー、相談事業
・ITスキルアップ、簿記、ネット社会対応能力などの講座
○就職促進メニューとして以下の事業を実施した。
・就職面接会の開催
・新パッケージ事業紹介事業(求職者への情報提供、相談等)
- 12 -
○阿南工業高等専門学校主催の「第二回半導体ナノ構造国際会議」が8月10日~14日までの5日間の日程で開催され
【新規施策①】
阿南工業高等専門学校では諸外国から著名な研究者など た。日本を含め,ドイツ,アメリカ,イスラエル,ブラジル,中国など12ヶ国113人の第一線で活躍している研究
を招き、第2回半導体ナノ構造国際会議「Semico 者が集まった。LED技術に関する研究発表や今後のナノ半導体材料について活発な議論が交された。
n Nano2009」を開催し、応用技術であるLED開
発が南部圏域で非常に進んでいることを世界にアピール
する。
※LEDバレイ構想
21世紀の光源であるLEDを利用した光関連企業の工場、研究所等の集積と、高度技術者の育成や先端的技術の研究開発を行う拠点などを整備することによって、光産業の
集積を目指す。
- 13 -
【プラン7】第一次産業への応用
-
プラン評価
事務局所見
平成18年度から、それまでの基礎的研究を踏まえた技術の開発や確立に向けて各研究所における試験研究や企業・生産者
との交流による研究ニーズ把握・新規需要開拓にも取り組んでいるが、引き続き実用化に向けた取組みを推進する必要があ
る。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
【継続施策①】
LEDの利活用による農業生産での新たな生産システム
の開発を図るとともに、農商工連携の強化を図る。
H22
個 別 事 業 内 容
○平成20年度に引き続き,LED利用技術の実用化に向けた研究を行った。菌床シイタケのキノコバエに関する研究に
ついては今年度で終了し,年度内に成績を取りまとめた。
≪県 農林水産総合技術支援センター≫
施 策 意 見
LEDの利活用による第一次産業への実用化に向けた研究を行い、農工連携の強化を図る。
- 14 -
【プラン8】利用の促進
A
プラン評価
事務局所見
徳島大学、地元企業等の協力を得ながら、工業技術センターが中心となって、LED応用製品の技術支援等を行い、21年
度末、県全体で29件を支援し、うち12件が製品化を果たしている。
目標値
H18
H19
H20
H21
32社(22年度)
12社
18社
25社
29社
-
B
A
A
成果指標
・①LED応用製品の研究開発参画企業数(累計)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
圏域企業、住民、行政が一体となり、LEDの活用につ
いて検討を進める。また、LED関連製品の開発支援や
とくしま経済飛躍ファンド(LEDバレイ推進枠)の支
援により開発されたLED応用製品について、販路開拓
支援等、利用促進を図る。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
≪県 新産業戦略課≫
○「LED出前講座」を実施し、圏域内のLED関連企業に対し、講師の個別招聘を行った。県南部に拠点を置くLED関連
企業における新商品の開発や、マーケティングについて個別に意見の提言を行った。
講 師:具秀然氏(CMディレクター)
日 程:第1回 11月30日、12月1日
第2回 12月7日、8日
概 要:マーケティング及び新商品の開発の方法についての個別研修
○とくしま経済飛躍ファンド(LEDバレイ推進枠)を活用し、新製品開発、販売促進など中小企業の先進的な取り組みを支援
した。
・助成交付件数 14件
・助成交付額 72,858千円
活 動 指 標
①講習会の開催 : 1回
【継続施策②】
従来から実施してきた待避所の整備に加え、LEDの製
品が使用された「対向車接近表示システム」※を導入す
ることにより、諸車両の通行の安全とサービスの向上を
図る。
H22
実 績
①2回
○「対向車接近表示システム」のH22設置に向け検討を進めた。
活 動 指 標
①「対向車接近表示システム」の設置
実 績
①H22設置に向け検討
《県民局 県土整備部(美波)工務担当》
【継続施策③】
阿南市では、LEDを基礎とした「光」を表現していく
ことにより、阿南が「光のまち」であることを全国的に
知らしめると同時に、行政や地元企業が一体となった事
業の推進を促すこととしている。
○阿南市では阿南工業高等専門学校と連携し、LED基板の開発に関する研究を行った。
・LEDイルミネーションの点灯パターンを遠隔制御するシステムの構築
・LEDの劣化条件の特定
※対向車接近表示システム
道路幅員が狭くカーブが連続する中山間地域の未改良道路において、対向車の有無をドライバーに知らせることで、安全かつスムーズな行き違いを誘導する走
行支援システムのこと。
- 15 -
(3)那賀川水系の渇水対策
【プラン9】那賀川水系の渇水対策
-
プラン評価
事務局所見
水稲栽培講習会の開催や節水パンフレットの配布により水稲栽培農家への節水栽培の啓蒙を行うとともに、限られた水資源
の有効利用を図るべく、農業水利施設の整備・改修を行った。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
水稲栽培講習会において、代かき期間の短縮、浅水管
理、間断潅漑等節水栽培の指導を行うとともに、那賀川
水系の農業用水受益農家に節水パンフレットを配布し、
節水栽培を啓発する。
≪県民局 農林水産部(阿南)農業支援担当≫
H22
○那賀川水系の農業用受益地での水稲栽培講習会において、水稲の節水対策パンフレットを用い代かき期間の短縮、浅水管
理、間断潅漑等適切な節水栽培管理の指導を行った。
・那賀川南岸地区 12カ所、延べ120名
・那賀川北岸地区 14カ所、延べ140名
○節水パンフレットを那賀川南岸・北岸土地改良区を通じて那賀川水系の農業用受益地農家全戸に配布し、啓蒙を図った。
活 動 指 標
①水稲栽培講習会回数:20回
②講習会参加人数:300人
実 績
①26回
②260人
【継続施策②】
農業用水を効率的に利用し、限られた水資源の有効利用
を図るために、那賀川地区国営総合農地防災事業の事業
推進、国営関連事業(末端整備)の整備を推進するとと
もに、水路など農業水利施設の改修を行う。
○国営総合農地防災事業
国営事業である幹線水路の整備1,600mと、県営・団体営事業で農業水利施設の改修2地区(団体営)と国営関連
事業(末端整備、県営)を3地区実施した。
≪県民局 農林水産部(阿南)農村保全担当≫
活 動 指 標
①幹線水路の整備延長:1,600m
②農業水利施設の改修:1地区
③国営区域内のパイプライン化:4地区
- 16 -
実 績
①1,600m
②2地区
③3地区
【継続施策③】
旱天日が続き農作物に甚大なる被害が想定される場合、
干害応急対策事業を実施する。
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農村保全担当≫
【継続施策④】
長安口ダムの国直轄管理による堆砂対策を実施するとと
もに、国土交通省と連携を図りながら、長安口ダムの堆
砂対策に係る関連調査、上下流の交流・連携の促進等を
行う。
《県 流域振興課》
○渇水対策として、干害応急対策事業を5ヶ所で実施した。
施 策 意 見
干害応急対策事業により、渇水被害を最小限にする。
○長安口ダム改造事業により本格的な堆砂除去が進められている。
○上下流の交流・連携の促進に取り組んだ。
施 策 意 見
長安口ダムの国直轄管理による本格的な堆砂除去が進められた。今後も、堆砂対策をはじめとする長安口ダム改造事業が着実
に実施されるよう、国土交通省と連携を図っていく。
【継続施策⑤】
長安口ダムの有効貯水量が無くなった場合、長安口ダム
及び川口ダムの最低水位以下の貯留水を活用する。
○那賀川水系では、取水制限が行われたが、最低水位以下の貯留水
を活用する事態には、至らなかった。
《県 流域振興課》
施 策 意 見
渇水時には、長安口ダム及び川口ダムの運用について管理者と連携強化を図り、必要な対策を講じる。
【継続施策⑥】
那賀川水系の渇水時に、那賀川下流域の利水企業の工業
用水を確保するため、平成18年度及び平成20年度に
整備した地下水送水設備の適切な運用を行う。
更に、渇水の長期化による工業被害を最小限に抑えるた
めの新たな対策の導入の可能性について、調査を行う。
○那賀川水系の渇水時に、那賀川下流域の利水企業の工業用水を確保するため、平成18年度及び平成20年度に整備した
地下水送水設備の運用を行った。
更には、「吉野川北岸工業用水」から「阿南工業用水」への船舶による工業用水の輸送を行った。
また、渇水の長期化による工業被害を最小限に抑えるための新たな対策の導入の可能性について、調査を行った。
《県 産業立地課》
- 17 -
2 体験型観光の振興
(1)農林水産業・農山漁村の持つ自然特性を活用したブルー(グリーン)ツーリズムの振興
【プラン10】広域的な取り組み
A
プラン評価
事務局所見
毎年度宿泊数は増加しており、取組みの成果が現れている。今後も着実な増加が見込めるよう南阿波よくばり体験協議会や
関係機関と連携し活動する。
成果指標
目標値
H18
H19
H20
H21
・体験型教育旅行における協議会受け入れ宿泊数(累計)
2,500泊(22年度)
190泊
769泊
1,413泊
2,232泊
-
B
A
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
【継続施策①】
体験型観光の振興など、圏域の地域資源を活用した観
光・交流の推進を図るため、「にぎわいづくり」プロ
ジェクトチームを設置し、個別団体の支援等に取り組
む。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
【継続施策②】
海部郡3町と民間団体等で構成する「南阿波よくばり体
験推進協議会」では、修学旅行の受入に向け、インスト
ラクターの研修等、受入体制の整備を図る。また、新た
な教育旅行の誘致を図るため、県外での誘致活動等を実
施することとしている。
H22
個 別 事 業 内 容
○「南阿波よくばり体験推進協議会」とともに、県外旅行エージェント等に対するPR活動を実施
山陽~中部方面 : 平成21年7月21日~23日
首都圏方面 : 平成21年12月7日~9日
近畿方面 : 平成22年1月27日~28日
活 動 指 標
①旅行エージェント等への営業活動の実施 : 1回
実 績
①3回
「南阿波よくばり体験推進協議会」では、今年度も様々な取り組みが行われた。
○県外より修学旅行5校を受け入れるとともに、今年度よりはじまった「子ども農山漁村交流プロジェクト」ではモデル地
域にも選ばれ、県内の小学校3校の受け入れも行われた。
○県外の旅行エージェントに対する誘客活動が実施された。
山陽~中部方面 : 平成21年7月21日~23日
首都圏方面 : 平成21年12月7日~9日
近畿方面 : 平成22年1月27日~28日
○2月にはインストラクターを対象とした、総合研修が実施された。
○ふるさと雇用再生特別基金事業を活用し個人向け体験メニューの開発に取り組んだ。
【新規施策①】
先進的な医療サービス(糖尿病治療)と豊かな地域資源
(観光・食材)を組み合わせた「医療観光」を推進する
ため、糖尿病患者・予備軍の方、旅行エージェント、メ
ディアを対象としたモニターツアーを実施する。
≪県 新産業戦略課≫
「医療観光モニターツアー」の実施
実施日:平成22年3月20日~23日
参加者:上海を中心とした中国から旅行エージェント、メディア関係者ら27名が参加。
県内の観光地、観光施設等の視察、徳島大学病院での糖尿病検診を実施した。
活 動 指 標
①モニターツアーの開催 : 1回
- 18 -
実 績
①1回
【プラン11】新商品の開発
A
プラン評価
事務局所見
新たな体験メニューとして「チリメンモンスター探し&チリモンアート作り」を提案した。今後も開発した商品のフォロー
アップを行い、ブルーツーリズムの振興を図る。
目標値
H18
H19
H20
H21
4商品(22年度)
1商品
2商品
3商品
4商品
-
A
A
A
成果指標
・新商品の開発数(累計)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
漁村の豊かな自然を最大限に活用したブルーツーリズム
を振興するため,ブルーツーリズム活動の情報交換,新
商品の開発のフォローアップを行うとともに町,漁業関
係者および南阿波よくばり体験推進協議会間の連携を図
る。
≪県民局 農林水産部(美波)水産振興担当≫
【継続施策②】
県南部の官民で組織される南阿波観光振興協議会は、地
域の自然や伝統文化を巡る観光周遊ルートや体験観光、
地域の食材などを利用した遊山箱弁当の開発により、地
域内への交流人口増加、伝統文化の保存・継承、地域産
業の活性化を目指す。
H22
○新たな体験メニューとして「チリメンモンスター探し&チリモンアート作り)」を提案し、「南阿波アウトドアフェス
with野田知佑」のイベントの一つとして参画することで、ブルーツーリズムの振興を図った。
実施日 : 平成21年10月31日~11月1日
場 所 : 海陽町浅川 オートキャンプ場 「まぜのおか」
活 動 指 標
①新体験メニューの提案:1提案
実 績
①1提案
【継続施策②】
○旅行商品の開発のための研修会を開催した。 1回
○遊山箱弁当の試作・開発を実施するとともに試食会を開催した。 遊山箱メニュー2種 試食会1回
○人形浄瑠璃の講演の支援及びモデルツアーを実施した。 公演の支援 4カ所 モデルツアー 1回
○知られざる観光スポットを取り上げた「誰も知らない四国の右下」を作成した。 6000部
○特産品開発のための研修会の開催、イベントへ出展した。 研修会 1回 イベント出展 1回
○体験型観光のための施設の整備を実施した。 炭焼き施設1カ所
- 19 -
【プラン12】コミュニティビジネスの創出
-
プラン評価
事務局所見
様々な施策の展開や地域での取組みにより、小規模ながらコミュニティビジネスが創出されつつある。
ダイビング事業は、年間受け入れ客約3,000人で安定して受け入れている。さらに、ボランティアダイバーによるオニ
ヒトデ駆除作業をおこなった。
また、美波町では、「うみがめ荘」及び「日和佐城」の経営を民間委託するなど、新たな地域密着型の事業展開がされた。
このほか、「伊座利cafe」や「わいわい亭」などの取組みなどが始まっている。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H22
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
牟岐町の2漁協が出資している(株)ノアむぎ2000で
は、近畿圏や首都圏、県内を中心にダイビング客を受け
入れている。
○(株)ノアむぎ2000では、近畿圏、首都圏、県内を中心にダイビング客約3,000人を受け入れた。
○地元ダイバーを中心とした県内のダイバーボランティアチームを作り、オニヒトデ駆除を中心とした千年サンゴを守る
活動を行った。
【継続施策②】
美波町では、国民宿舎「うみがめ荘」及び「日和佐城」
の経営を民間に委託し、民間活力により低迷している観
光人口、交流人口の増加及び地域経済の活性化を図る。
○美波町では、国民宿舎(現在:国民の宿)「うみがめ荘」及び「日和佐城」の経営を民間委託した。
・委託開始 平成20年4月1日~
・委託先 ㈱うみがめ荘
- 20 -
【プラン13】効果的な情報発信
A
プラン評価
事務局所見
圏域を一体的・戦略的にPRするため、「四国の右下右上がり」をキャッチフレーズとしたPR活動を展開している。ま
た、「定番観光ルート」や「誰も知らない四国の右下」「南阿波アウトドア道場」等の圏域の総合的なパンフレットを作成
し、積極的なPR活動を展開している。
さらに、圏域のHP「みなみ@徳島」へのタイムリーな情報や魅力あるコンテンツの掲載等に努め、更新回数の増加を目指
すとともに、ホームページ以外にも様々な機会・媒体を通じて、積極的な情報発信に取り組んでいる。
目標値
H18
H19
H20
H21
50万ビュー(22年度)
24万ビュー
24万ビュー
40万ビュー
40万ビュー
-
C
A
成果指標
・「みなみ@徳島」年間総アクセス数
H22
※一部推計データー
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
A
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
観光ホームページによる情報発信を行うほか、圏域で行
われているスポーツイベントを「Human-Powered
Games」としてPRするなど、効果的な情報発信を図
る。
○観光ホームページ「みなみ@徳島」の市町情報コーナーにイベント等の情報を掲載し、タイムリーな情報発信を行った。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○県・市町や民間が主催する圏域内のアウトドアスポーツイベントを、一連のスポーツ集合体
「HumanーPowered Games」として位置づけ、情報発信を図った。
○「南阿波アウトドア道場」を発行し、旅行及びスポーツ専門誌等にPRした。
また、「大阪アウトドアフェスティバル2010」に出展し、関西圏のアウトドアスポーツ愛好家層に「南阿波アウトドア道
場」のPRを行った。
活 動 指 標
①「みなみ@徳島」の更新 : 12回
②専門誌等へのPR : 8件
- 21 -
実 績
①14回
②11件
(2)観光資源や歴史・文化等を活かした交流の促進
【プラン14】歴史文化資源等の再発見と地域イメージの確立
A
プラン評価
事務局所見
「地域ブランド検討」プロジェクトチームを設置し「地域イメージアンケート」や「地域ブランドシンポジウム」の開催す
るなどの取組みを行った。
また、南部圏域において開催する文化事業について助成金を交付し、側面支援を行ったことにより、農村舞台の復活など、
歴史文化資源の活用が図られた。
成果指標
目標値
H18
H19
・「国民文化祭・とくしま2007『おどる国文祭』」の成功
-
成功
・あわ文化発信事業数
-
-
15回以上(圏域内)
(20年度)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H20
H21
-
7回
13回
A
A
A
H22
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
阿南市では、「光のまち・阿南」をブランド化し、市内
外にアピールするため、行政や地元企業が一体となり、
各種イベントの開催等、事業の推進を図る。
また、「恋人の聖地」に選ばれた「牛岐城趾公園」にお
いて、地元商店街が中心となり、各種イベントの開催を
予定している。
○阿南市では、阿南の夏祭りにあわせて、光の祭典が開催され、光のイルミネーション設置等が行われた。
期間 : 7月24日~26日
【継続施策②】
国民文化祭で盛り上がった文化振興の気運のもと設立さ
れた「文化立県徳島推進会議」を通じ、「あわ文化」を
担う人材を育成し、徳島ならではの文化資源に磨きをか
け、全国に発信していく。
○平成21年度4大モチーフ全国発信事業として、平成21年10月3日~11月3日に「阿波人形浄瑠璃月間~ジョールリ
100公演~」を県内各地において開催した。
○「光のまちステーションプラザ」においては、観光情報の提供や特産品等の展示・販売、地域資源等を活かした光関連製
品などの展示のほか、クリスマスイベントを開催するなど、「光のまち阿南」の情報発信が行われている。
○阿南ルミナスタウンプロジェクト 2009X'mas における取組として様々なイベントが実施されている。
(12月23日~25日)
ジャンボLEDクリスマスツリー点灯式・ステージイベント等
光りのまちステーションプラザ会場
○助成金交付事業としては、市町村や文化団体等が実施する国民文化祭の成果継承事業やあわ文化の次世代・後継者育成事
業を支援するため、27事業に交付した。南部圏域については国文祭成果継承事業3事業に交付した。
《県 とくしま文化振興課》
活 動 指 標
①ジョールリ100講演の開催(圏域内) : 4ヵ所
- 22 -
実 績
①4ヵ所
【継続施策③】
地域の一体感を高めるとともに、地域イメージの構築・
向上を図るため、「地域ブランドの検討」プロジェクト
チームを設置し、県、市町及び地域住民が一体となり取
り組む。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○地域イメージに関するアンケート調査を実施した。
県外在住者の徳島県南部のイメージについてインターネットを活用したアンケート調査を実施した。
<スクリーニング調査>県外在住者のうち徳島県南部を認知する者を抽出し、調査実施
<本調査>スクリーニング調査結果を基に訪問意向や体験意向といった調査を実施
○圏域において「地域ブランド」に対する理解を深めるため、「地域ブランドシンポジウム」を開催した。
開催日 : 平成22年3月17日
主 催 : 南部総合県民局
活 動 指 標
①ブランドイメージ等に関する調査の実施 : 1回
【継続施策④】
阿南市・安芸市・室戸市の3市が県境を越えて連携した
AMA(あま)地域連携協議会では、広域的かつ戦略的な
観光・地域振興を図るために観光周遊コースの調査研究
等、各種事業を実施する。
実 績
①1回
○阿南市では、阿南の夏祭りにあわせて、光の祭典が開催され、光のイルミネーション設置等が行われた。
期間 : 7月24日~26日
○「光のまちステーションプラザ」においては、観光情報の提供や特産品等の展示・販売、地域資源等を活かした光関連製
品などの展示のほか、クリスマスイベントを開催するなど、「光のまち阿南」の情報発信が行われている。
○阿南ルミナスタウンプロジェクト 2009X'mas における取組として様々なイベントが実施されている。
【新規施策①】
地域力の向上を図るため、圏域内に潜在する様々な地域
資源の掘り起こしや磨き上げを行うとともに、その活用
策について検討を行う。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○地域イメージに関するアンケート調査を実施した。
県外在住者の徳島県南部のイメージについてインターネットを活用したアンケート調査を実施した。
<スクリーニング調査>県外在住者のうち徳島県南部を認知する者を抽出し調査を実施
<本調査>スクリーニング調査結果を基に訪問意向や体験意向といった調査を実施
○圏域において「地域ブランド」に対する理解を深めるため、「地域ブランドシンポジウム」を開催した。
開催日 : 平成22年3月17日
主 催 : 南部総合県民局
活 動 指 標
①専門家による現地調査の実施 : 4回
②滞在型交流ニーズ、シーズ調査の実施 : 1回
【新規施策②】
NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の放送を機に南部
圏域が一丸となり、圏域の魅力を全国に発信していく。
実 績
①専門家による現地調査の実施:4回
②滞在型交流ニーズ、シーズ調査の実施
: 1回
○日和佐川護岸左岸の草刈り、ゴミ除去
○南阿波サンラインの第1展望台の樹木伐採、ゴミ除去
○厄よけ橋を朱色に塗装
○ふるさと雇用再生特別基金事業を活用し「うみがめマリンクルーズ」と「」日和佐ぼちぼちボランティアガイド」を
開始。
○地域イメージに関するアンケート調査を実施した。
○パンフレット「南阿波 見どころ・地元めしマップ」「誰も知らない四国の右下」を作成。。
○ロケに同行し撮影が円滑に進むよう支援した。
- 23 -
【プラン15】アウトドアスポーツによる交流の促進
プラン評価
事務局所見
A
「四国エクストリームチャレンジ」や「南阿波アウトドア道場」などにより、地域イメージ定着のためのPR活動の積極的
な展開により、着実に交流促進が拡大している。今後も引き続きメニュー充実等に取組み、事業者の誘致や交流促進に努め
る。
成果指標
・インストラクター、ガイドを業とする個人、団体数
・総合型地域スポーツクラブ設立数
目標値
H18
H19
H20
H21
10団体(22年度)
7団体(22年度)
7団体
3団体
7団体
5団体
9団体
5団体
10団体
6団体
-
B
A
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
圏域内のアウトドアスポーツイベントを一連のイベント
群として売り出すためのコアイベントを開催し、県南部
をアウトドアスポーツの聖地にする。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
H22
○平成21年7月に、県や町などの関係25団体で構成する実行委員会を設立し、平成21年10月31日及び11月1日の2日
間に渡り、美波町・牟岐町・海陽町でアドベンチャーレース「四国エクストリームチャレンジin南阿波2009」を開催し
た。
○平成21年10月31日及び11月1日の2日間に渡り、海陽町のまぜのおかオートキャンプ場で「南阿波アウトドアフェス
with野田知佑」を実施し、南部圏域内のアウトドアスポーツフィールドをPRした。
○「南阿波アウトドア道場」を発行し、旅行・スポーツ専門誌や県外のアウトドアスポーツショップ、大阪アウトドア
フェスティバルでPRを行った。
活 動 指 標
実 績
①11件
①専門誌等でのPR : 8件
②2件
②イベントの開催 : 1件
【継続施策②】
市町等が設立する総合型地域スポーツクラブの創設に向
け、支援を行う。
≪県 県民スポーツ課≫
【継続施策③】
「南阿波アウトドアユニオン」に参加した事業者が、
「南阿波アウトドア道場」の新しいメニューを開発する
こととしている。
○平成20年度から那賀町で「那賀町総合型地域スポーツクラブ(仮称)」が設立に向け、準備を進められ,平成21年度
設立できた。
〈参考〉既設クラブ
H16 Rexなかがわ(阿南市)、海部ふれあいスポーツクラブ(海陽町)
H17 ゆきスポーツクラブ(美波町)
H19 サンアリーナスポーツクラブ(阿南市)
スポーツネットワークひわさ夢くらぶ(美波町)
H21 那賀よしクラブ(那賀町)
施 策 意 見
市町等が設立する総合型スポーツクラブの創設に向け、県からも支援を行っていく。
○「南阿波アウトドアフェスwith野田知佑」において、南部圏域内で体験できるアウトドアスポーツの提供を行った。
- 24 -
○8月22日、阿南市北の脇海水浴場において「第4回あなんオープンウォータースイムin徳島(同実行委員会主催)」を
【継続施策④】
阿南市では、実行委員会により、オープンウォータース 開催した。
イムの大会を開催することとしている。
【継続施策⑤】
美波町では、美波うみがめフェスティバルとして「第4
5回うみがめまつり」の開催にあわせ、「第9回ひわさ
うみがめトライアスロン」を開催することとしている。
○美波町大浜海岸や南阿波サンライン等において「第10回ひわさうみがめトライアスロン(美波町・日本トライアスロン
連合主催)がボランティア約700名の協力のもと、開催された。
開催日:7月19日
参加者:711名
【継続施策⑥】
海陽町では、「全国ビーチサッカー大会2009 徳島
県大会・四国大会」が開催される。
○平成21年7月19日(日) 海陽町大砂海岸にて 「全国ビーチサッカー大会2009 徳島県大会」が開催された。
【継続施策⑦】
牟岐町では、太平洋を望む四国屈指の景勝地である南阿
波サンラインをコースとして「南阿波サンライン黒潮マ
ラソン」を開催することとしている。
○平成21年11月15日(日)南阿波サンラインをメインコースにハーフマラソン(21.0975m)を開催。
513名申し込み中、448名が参加。434名が完走。
併設種目の健康マラソンを含め、約600名規模の大会となった。
【継続施策⑧】
那賀町では、林業者の伝統を活かした「木頭杉一本乗り
大会」が開催される。
○弟23回木頭杉一本乗り大会が8月2日開催され県内外から98名の参加があった。初級、中級名人コースがあり初級
中級コースをクリアした挑戦者は9人であった。
事前に講習会が6回(6/14,27,28,7/5.12.19)開催され、参加者は、107名であった。
【継続施策⑨】
阿南市では、那賀川を自転車で走り抜ける「那賀川流域
センチュリーラン羽ノ浦大会」が開催される。
○阿南市では、「第20回那賀川流域センチュリーラン羽ノ浦大会(同実行委員会主催)」が開催された。
開催日 : 5月7日
参加者 : 300名
【継続施策⑩】
海陽町では、交流人口の増加による「地域づくり」を目
指し、フルマラソン大会「徳島・海陽 究極の清流海部
川風流マラソン」を開催することとしている。
海陽町において「第2回 徳島・海陽 究極の清流 海部川風流マラソン」を開催した。
開催日 平成22年2月21日(日)
申込者 1,763名 参加者 1,502名 完走者1,417名 完走率94.3%
大会のライブ映像を生中継でインターネット配信するとともに、地元産品を参加賞に使用し、また大会場において物産
展を開催したことは、海陽町を全国にPRする良い機会となった。
- 25 -
【新規施策①】
アウトドアスポーツを中心とした誘客を図るため、磨き
上げ等行った地域資源を活用し、観光サービスや商品化
を進めるとともに、効果的な情報発信を行う。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○地域イメージに関するアンケート調査を実施した。
県外在住者の徳島県南部のイメージについてインターネットを活用したアンケート調査を実施した。
<スクリーニング調査>県外在住者のうち徳島県南部を認知する者を抽出し調査を実施
<本調査>スクリーニング調査結果を基に訪問意向や体験意向といった調査を実施した。
○圏域において「地域ブランド」に対する理解を深めるため、「地域ブランドシンポジウム」を開催した。
開催日 : 平成22年3月17日
主 催 : 南部総合県民局
活 動 指 標
①ワークショップの実施 : 2回
- 26 -
実 績
①7回
【プラン16】スポーツ合宿等の誘致
A
プラン評価
事務局所見
様々な取組が着実な誘致実績の増加に繋がっている。今後も引き続き、県外へのPR活動、県内のスポーツ施設及び宿泊施
設等と連携を深め、スポーツ合宿・交流試合の誘致を図る。
成果指標
目標値
・圏域内の施設におけるスポーツ合宿の誘致
まぜのおかオートキャンプ場及び蛇王運動公園
南部健康運動公園
30件(22年度)
H18
H19
H20
H21
0件
21件
0件
26件
0件
-
C
A
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
2件
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
南部健康運動公園が、スポーツ交流振興の拠点として定
着するよう、管理運営主体である阿南市等と連携しなが
ら、情報提供やPRなどの支援を行う。
H22
○平成19年5月にオープンした野球場(アグリあなんスタジアム)では、四国・九州アイランドリーグの公式戦をはじ
め、多くの野球大会が実施されており、高い稼働率を維持している。
○平成20年7月に、多目的広場、遊具広場等がオープンし、市民の方々のスポーツ交流の場となっている。
≪県 にぎわいづくり課、
県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
【継続施策②】
「アグリあなんスタジアム」で行われる試合情報等につ
いて、道路情報提供装置を利用して表示し、広く通行者
に周知する。
○平成21年3月より「アグリあなんスタジアム」で行われる試合情報等を道路情報提供装置に表示し、広く周知を
行った。
活 動 指 標
①道路情報提供装置による試合情報の表示
実 績
①実施
≪県民局 県土整備部(阿南)企画・施設管理担当≫
【継続施策③】
南部健康運動公園において、全国規模の大会が開催され
るよう、テニスコートの整備を促進する。
≪県民局 県土整備部(阿南)道路・公園担当≫
○南部健康運動公園のテニスコートの整備を促進する。
・H21実績 テニスコート4面完成
活 動 指 標
【継続施策④】
県内のスポーツ施設及び宿泊施設等と連携をとり、県外
の企業・大学等のスポーツ合宿誘致や、交流試合の実施
による、各施設の有効利用や交流人口の増加をすすめ、
徳島へのリピーター拡大を図る。
《県 にぎわいづくり課、
県民局 企画振興部(美波)県南振興担当》
実 績
①4面
①テニスコートの整備
○県内のスポーツ合宿に適したスポーツ施設を紹介するパンフレットを作成し、県外大学や旅行エージェントに対する誘致
活動を実施した。
○県内で合宿した団体に対し県産物を提供するなど、思い出づくりを支援し、本県のPRを行った。
活 動 指 標
①HP、パンフ等によるPR : 1件
- 27 -
実 績
①1件
【継続施策⑤】
海陽町では、「まぜのおかオートキャンプ場」を中心
に、「蛇王運動公園」や「B&G海南海洋センター」を
利用したスポーツ合宿等の受け入れを促進するため、大
学や高校、各種団体等へのPR活動の実施など行うこと
としている。
【継続施策⑥】
阿南市の「野球のまち阿南推進協議会」では、官民一体
となって、九州四国アイランドリーグの応援や高校野
球、大学野球、、社会人野球等の誘致を図るとともに、
プロ野球等のキャンプの誘致を行うこととしている。
○海陽町「まぜのおかオートキャンプ場」では、旅行会社への誘致活動を積極的に実施しており、その結果、大学や高校、
一般と幅広く利用が図られる等、多くの団体等に利用されている。
種目:野球、サッカー、テニス、水泳、バドミントンなど
○アグリあなんスタジアムでは、四国・九州アイランドリーグの試合が開催され、平均1,000名の観客が入場した。
○8月,3月に大阪市立大学硬式野球部の合宿が行われた。
- 28 -
【プラン17】四国霊場八十八カ所を訪れる人々との交流の促進
-
プラン評価
事務局所見
様々な民間団体が主体となり、歩き遍路に対するお接待が行われ好評を得ている。こうした民間主体の活動が中心となり、
もてなしのある町づくりが進められることが、今後とも望まれている。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
民間団体が主体となり、歩き遍路に対するお接待等が行
われている。
H22
○阿南市新野町西光寺で遍路道西光寺接待所を設置(平成13年から年2回テントを設営、実施主体:癒しの道を守る
会)。
○お接待の場所を牟岐警察署南側駐車場から移転し、新たな場所で水道を引き込み、プレハブとテントで設営しており、
お茶をふるまうなど、交流場所を提供している。(21年度1230名)
○徳島大学と那賀町が連携して行っている、徳島大学地域再生塾の実践事業の中でお茶の接待を行った。
○美波町では旧駐在所をリニューアルして、町内の主婦らでつくる「日和佐うみがめお接待の会」が、通りゆくお遍路さん
等にお接待を行っている。
【継続施策②】
「四国八十八箇所霊場と遍路道」について、世界遺産登
録を目指した取り組みを行う。
○四国遍路世界遺産登録推進4県協議会を随時開催し、札所寺院及び遍路道の保護手法の検討等を行った。
《県 政策企画総局》
○札所寺院一括国史跡指定マニュアル検討会を開催し、札所寺院の史跡指定に向けた方策等を検討した。
○四国遍路世界遺産登録推進徳島県・市町協議会を開催し、これまでの取組や今後の予定等について意見交換を行った。
施 策 意 見
歩き遍路に対するお接待は、圏域におけるおもてなしの文化を伝える重要な取り組みであり、今後とも活動が継続されるとと
もに、広がっていくことが望まれている。
- 29 -
3 地域公共交通体系の整備促進 ~高速道路等の早期供用と地域公共交通の確保~
(1)高速道路・地域高規格道路の整備促進
【プラン18】四国横断自動車道(鳴門JCT~徳島東IC)
A
プラン評価
事務局所見
四国横断自動車道(鳴門~徳島間)については、平成21年度に用地取得が99%となるとともに、工事全面展開中であ
り、順調に事業促進している。
四国横断自動車道(徳島~徳島東間)については、早期に現地調査に着手できるよう調整している。
成果指標
・四国横断自動車道(鳴門~徳島間)の整備
・四国横断自動車道(徳島~徳島東間)の整備
目標値
H18
H20
H21
H22
用地取得率約63% 用地取得率95% 用地取得率約98% 用地取得率約99%
用地取得率100%
工事全面展開中(22年度) 長岸橋上部工施工 工事全面展開開始
工事全面展開
工事全面展開
都市計画決定変更準備 都市計画決定変更完了 現地調査準備作業中 現地調査準備作業中
設計協議中(22年度)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
-
A
A
A
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
有料道路方式により整備される、鳴門JCT~徳島JC
T~徳島東ICについて、西日本高速道路㈱に対し事業
促進を要請するとともに、委託を受けている用地取得業
務に全力を挙げて取り組む。
H19
○鳴門JCT~徳島IC間
・地元対策協議会との設計協議が、平成17年に19地区すべてにおいて調印が完了し、その後用地取得を推進している。
・現在の用地契約率は約99%(H22.3月末現在)
・H20.11月に長岸橋工事が完了した他、全線に渡る工事用道路・プレロード工事に着手している。又本線部の工事着
手率も55%(H22.4月末)と工事が順調に進捗している。
・用地取得については,今年度中に取得率100%を目指す。
≪県 高規格道路課≫
○徳島JCT~徳島東IC間
・徳島東ICの、都市計画変更の手続きが完了した。(H20.2)
・現地調査に着手。
・H22年度より,設計協議に着手できるよう調整中である。
- 30 -
【プラン19】四国横断自動車道(徳島東IC~阿南IC)
A
プラン評価
事務局所見
四国横断自動車道(徳島東~小松島間)については、3地区全てで設計協議に着手した。(小松島~阿南間)については、
全7地区のうち6地区で設計協議を終えるとともに、小松島市で用地取得を促進している。
また新那賀川橋(仮称)や立江トンネル(仮称)の工事が進むなど、順調に事業促進している。
成果指標
・四国横断自動車道(徳島東~阿南間)の整備
^
目標値
H18
工事施工中(22年度)
阿南市設計協議着手
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
-
≪県 高規格道路課≫
設計協議実施
阿南市1地区
設計協議完了
H20
H21
H22
全地区設計協議着手
設計協議実施
小松島市4地区 阿南市1地区
設計協議完了
設計協議完了
A
A
A
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
新直轄方式により無料の高速道路として整備される,徳
島東IC~阿南IC間の整備について,早期に事業が推
進されるよう国に対し要請する。
徳島東IC~小松島ICでは、臨海部での用地造成によ
る受け入れ態勢の促進や、陸上部の徳島市大原地区はじ
め3地区で設計協議が促進されるよう、国に要請、協力
する。
小松島IC~阿南ICでは、残る1地区での設計協議の
早期合意を目指すとともに、新那賀川橋(仮称)、立江
トンネル(仮称)などの工事が促進されるよう,国に要
請,協力する。
H19
○徳島東IC~小松島IC間
・四国横断自動車道の南進に不可欠であるマリンピア沖州第2期事業について、関係港湾事業との調整を図りながら、
高速道路の受け皿となる、本線部分の埋立事業が進められている。
・平成19年9月から本線の、橋梁・トンネル部分の地質調査や、徳島市大原地区、小松島市江田地区、中田地区におい
て、現地調査や設計が進められている。
・徳島東ICの、都市計画変更の手続きが完了した。(H20.2)
・平成20年8月に小松島市「江田・中田地区」において、道路構造等についての設計説明会を開催した。
・平成21年3月に徳島市「大原地区」において、設計協議に着手した。
・平成21年7月に小松島市「中田地区」、同10月に小松島市「江田地区」において、設計協議に着手した。
○小松島IC~阿南間IC間
・平成19年2月に阿南市2地区、さらに平成19年7月から小松島市の5地区において順次設計協議に着手した。
・平成20年2月には、阿南市大野原・渡り上り地区において設計協議調印式を行ったのをはじめ昨年10月の阿南市上
岩脇地区まで6地区で設計協議を完了した。
・今後、残る1地区の設計協議の早期合意を目指して国に協力する。
・平成20年度より用地取得に着手しており、用地取得を促進するため国に協力する。
・新那賀川橋(仮称)や立江トンネル(仮称)等の工事を促進する。
- 31 -
【プラン20】阿南安芸自動車道
B
プラン評価
事務局所見
日和佐道路については、H21.8月の収用裁決を受け、11月には残用地の引き渡しが完了し、工事も発注されるなど、
残る3.1kmの事業促進等、平成23年のできるだけ早期の供用にむけ取り組まれている。
桑野道路・福井道路については、早期事業化に向け、都市計画手続きを進めた。また、牟岐バイパスについては、早期整備
に向け、設計協議を行うとともに用地調査に着手した。
目標値
H18
H19
67%+残区間工事展開
(22年度)
調査設計中(22年度)
工事施工中(22年度)
工事促進
67%
調査等実施
調査等実施
調査等実施
調査等実施
調査等実施
設計協議着手
都市計画手続き着手
-
A
C
B
成果指標
・日和佐道路の供用率(暫定含む)
・桑野道路、福井道路の整備
・牟岐バイパス(延長2.4㎞)の整備
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
67%+残区間の用
地買収・工事推進
H21
H22
67%+残区間の用
地買収完・工事推進
設計協議実施
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
桑野道路・福井道路
一日も早く事業着手できるよう、国に要請する。
H20
○桑野道路
・阿南市下大野(横断道阿南IC)から橘町までの約8㎞が、平成12年12月に調査区間に指定されており、地形、
地質、土地利用状況、環境等の基礎資料をもとにルート検討を行ってきた。
・平成21年12月素案説明会を行うなど、都市計画手続きに着手した。
≪県 高規格道路課≫
○福井道路
・阿南市橘町から福井町までの7㎞が、平成10年12月に調査区間に指定され、地形、地質、土地利用状況、環境等の
基礎資料をもとにルート検討を行ってきた。
・平成21年12月素案説明会を行うなど、都市計画手続きに着手した。
【継続施策②】
日和佐道路
福井町~由岐ICまでの3.1km間を供用できるよ
う事業を促進する。
○日和佐道路
・日和佐道路9.3㎞のうち由岐インターから美波町北河内までの約6.2㎞区間と県道日和佐小野線から由岐インター
までのアクセス道路である県道由岐港線が平成19年5月に開通した。
・平成20年5月に事業認定告示、平成21年3月に裁決申請、同年8月に裁決、11月に土地の明け渡しが完了した。
・残る3.1kmについて、早期供用に向けて、工事が進められている。
≪県 高規格道路課≫
【継続施策③】
海部道路
線形改良や交通事故対策等の緊急度の高いところから
着手できるよう、国とともに取り組む。
また調査区間に指定されるよう国に要請する。
≪県 高規格道路課≫
○海部道路
・平成16年度に地域高規格道路を展望しつつ幹線交通機能の向上を図るために、牟岐町市街化区間で「牟岐バイパス」
(約2.4㎞)が事業採択された。
- 32 -
【継続施策④】
牟岐バイパス
設計協議の早期合意を図り、用地取得に向けた、用地
調査を促進できるよう、国とともに取り組む。
≪県 高規格道路課≫
○牟岐バイパス
・平成16年度に地域高規格道路を展望しつつ幹線交通機能の向上を図るために、牟岐町市街化区間で「牟岐バイパス」
(約2.4㎞)が事業採択された。
・平成20年度、設計協議に着手し、平成21年末時点で3地区で完了している。また完了した地区から用地取得に向け
た用地調査に着手している。
- 33 -
(2)主要幹線道路の整備促進
【プラン21】(主要幹線道路の整備促進)
A
プラン評価
事務局所見
一般国道195号西宇バイパスは、平成21年12月完成供用した。また、阿南小松島線(楠根工区)も本年9月の供用予
定であり、順調に進捗している。
目標値
H18
H19
H20
H21
供用(21年度)
供用(19年度)
供用(22年度)
工事促進
工事促進
工事促進
工事促進
供用
工事促進
工事促進
供用
工事促進
-
A
A
成果指標
・西宇バイパスの供用
・一般国道195号橘バイパスの供用
・阿南小松島線(楠根工区)の供用
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
工事促進(進捗率96%)
A
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
○一般国道195号の整備
狭隘でしかも落石や法面の崩壊により再三の通行止め
を余儀なくされている折宇~西宇については、西宇バイパ
スは平成21年内の完成供用を目指すとともに、平成18
年度から事業に着手した折宇バイパスは引き続き整備を進
める。
H22
○一般国道195号の整備
・西宇バイパスは、平成21年12月完成供用。
・折宇バイパスは、平成20年度までに用地買収が完了し、現道拡幅工事等を推進している。
○主要地方道 阿南小松島線
・平成20年11月に(仮称)楠根トンネルの起工式を行い、平成22年9月の完成供用に向け、工事促進している。
○主要地方道路阿南小松島線
当路線は、阿南市方面から県都徳島市への通勤通学の
道路として利用されており、現道の幅員が3~4m程度
と非常に狭小であることから、平成22年度完成を目指
し、トンネル区間(楠根トンネルL=290m)による
バイパスを整備する。
≪県民局 県土整備部(阿南)道路・公園担当、
県土整備部(那賀)工務担当≫
活 動 指 標
①一般国道195号西宇バイパスの工事促進
②一般国道195号折宇バイパスの工事促進
③主要地方道阿南小松島線の工事促進
- 34 -
実 績
①完成供用
②橋梁工事(町道橋)の完成
③楠根トンネルの工事促進
(3)地域公共交通の確保
【プラン22】地域公共交通の確保
-
プラン評価
事務局所見
管内全市町において、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づき、各地域毎に「地域公共交通総合連携計
画」を策定した。今後はその着実な実施に向けた取組が求められている。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
市町が主体となって、過疎や少子高齢化の進行によ
り、厳しい経営環境が続く鉄道やバス路線について、総
合的に検討し、「地域公共交通の活性化及び再生に関す
る法律」に基づき、各地域毎に「地域公共交通総合連携
計画」の策定とその着実な実行を進める。
H22
○阿南市における取組
平成20年度に「地域公共交通活性化及び再生に関する法律」に基づき「阿南市地域公共交通協議会」を設置し、「地域
公共交通総合連携計画」を策定済み。
平成21年度は公共交通空白地である阿南市那賀川町において、循環バスの実証運行を実施。
(実証運行期間 平成21年11月1日~平成22年3月31日)
○那賀町における取組
平成20年度に「地域公共交通活性化及び再生に関する法律」に基づき「那賀町地域公共交通協議会」を設置し、平成
21年度に「地域公共交通総合連携計画」を策定した。
○海部郡3町(牟岐町、美波町、海陽町)における取組
平成20年度に阿佐東地域公共交通懇話会において、「地域公共交通総合連携計画」を策定済み。
○地域公共交通会議の取組
阿南市、那賀町、美波町、海陽町にて設置済み、バス路線の見直しを行っている。
○研究会の開催
「過疎地域における地域公共交通学習会」 講師 和歌山大学 辻本勝久 准教授
開催日:平成22年2月24日
場 所:南部総合県民局 101会議室
施 策 意 見
阿南市、那賀町、海部3町において「地域公共交通総合連携計画」が策定され、計画の着実な実施に向けた推進を図る。
- 35 -
4 県南の魅力満載
(1)ブロードバンド環境の整備促進
【プラン23】光ファイバー網の整備促進・CATV事業の促進 利活用の検討
A
プラン評価
事務局所見
海部郡3町が連携し、光りケーブルを幹線とするCATV網を整備し、平成21年度は各家庭等への接続を進める地域情報通
信基盤施設整備事業を実施した。
また、阿南市においても、光ファイバーケーブルによる幹線網の敷設が完了し、管内全域にCATV網が整備された。
成果指標
・CATVサービス提供市町の割合
目標値
H18
H19
H20
H21
100%(21年度)
40%
40%
70%
100%
-
A
A
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
南部圏域におけるCATV網の全域整備、サービス開始
に向けた取り組みが進められる中、県職員と市町職員、民
間団体等によるプロジェクトチームにおいて、着実かつ
適正な整備、運用開始に向けた活動を行った。
また、これに併せて、圏域内の住民の皆さんがブロード
バンド環境をより実感し、活用できるようコンテンツの
充実、情報発信の強化等に向けた人材育成等利活用の推
進を図った。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
【継続施策②】
海部郡3町では、光ケーブルを幹線としたCATV網を
構築し、デジタルデバイトの解消を図るため、地域情報
通信基盤整備推進交付金事業(平成20、21年度事
業)を実施し、ケーブルテレビによる放送の完全デジタ
ル化への対応や超高速ブロードバンドの提供を行うこと
としている。
○南部地域支援センター「ブロードバンドの活用」プロジェクトチームにおいて、次の活動を実施。
・プロジェクト推進員会議
「国(総務省ICT関連)の第1次補正予算事業の動向について」
「ユビキタスタウン構想推進事業の具体事例の研究ついて」(計2回)
・講演会の開催
「ブロードバンド活用入門」
講演内容 ①地上デジタル放送について
②ブロードバンドの活用について
開催日:平成22年3月16日
場 所:午前 美波町 日和佐公民館 会議室
午後 海陽町 海陽町海部庁舎 301会議室
実 績
活 動 指 標
①プロジェクト推進員会議等の開催 : 5回
①2回
②情報発信の強化に資する研修会等の開催 : 3回
②2回
○平成19年度に公共施設間を接続する地域イントラネット整備事業を実施
○平成20・21年度において各家庭等まで接続する地域情報通信基盤整備推進交付金事業等を実施
- 36 -
H22
【継続施策③】
阿南市では、地域情報通信基盤整備推進交付金事業を実
施し、民間事業者によるサービスが未提供の地域に光
ファイバーによる幹線整備を行い、ケーブルテレビとブ
ロードバンド環境の提供を行うこととしている。
地上デジタル放送に対応したケーブルテレビと高速のインターネットサービスが利用できるよう光ファイバーによる幹線
網の整備及び支所・住民センター・公民館・学校等を結ぶ公共施設間ネットワークのための幹線整備を行う。
平成21年度においては、センター設備及びサブセンター設備等の設置と光ファイバーケーブルによる幹線網の敷設が完了
している。
【新規施策①】
平成21年度e-とくしまづくり推進事業の活用を想定していたが、募集要項の趣旨に合致しなかったため、実施を見送っ
那賀町では、「地域ICT未来フェスタ2008inと た。
くしまなか」を発展させた、「スカイウェーブプロジェ
クト」を実施する。全町に整備されたHFC方式による
CATV網の利活用促進事業として、アマチュア無線とブ
ロードバンド網を融合させた防災情報共有システムの構
築を行う。
※デジタルデバイト
パソコンやインターネットなどの情報通信技術を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる待遇や金銭、機会などの格差。
- 37 -
(2)インターネット等ICTを活用した情報発信
【プラン24】発信コンテンツの充実、情報発信力の強化
A
プラン評価
事務局所見
「みなみ@徳島」に「南アウトドア道場2nd edition」のPDFファイルを載せるなどコンテンツの充実を図った結果、年間
総アクセス数については増加傾向にある。
今後もプロジェクトチームの研修会を開催するとともに、コンテンツの更なる充実と強化、「みなみ@徳島」のリニューア
ルに取組むなど、さらなるアクセス数の増加に努める。
成果指標
・「みなみ@徳島」年間総アクセス数(再掲)
目標値
H18
H19
H20
H21
H22
50万ビュー(22年度)
24万ビュー
24万ビュー
40万ビュー
40万ビュー
-
C
A
※一部推計データー
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
地域の政策課題に対応するため、県職員と市町職員、民
間団体等によるプロジェクトチームにおいて、課題解決
を図る。職員研修や講習会を重ね、住民がブロードバン
ド環境をより実感できるようコンテンツの充実、情報発
信の強化を図る。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
【新規施策①】
オンラインショップ運営講習会を開催し、ブロードバン
ド環境を利活用したビジネスチャンスの拡大に取り組
む。
≪県 地域情報政策課≫
A
○南部地域支援センター「ブロードバンドの活用」プロジェクトチームにおいて、次の活動を実施。
・プロジェクト推進員会議
「国(総務省ICT関連)の第1次補正予算事業の動向について」
「ユビキタスタウン構想推進事業の具体事例の研究ついて」(計2回)
・講演会の開催
「ブロードバンド活用入門」
講演内容 ①地上デジタル放送について
②ブロードバンドの活用について
開催日:平成22年3月16日
場 所:午前 美波町 日和佐公民館 会議室
午後 海陽町 海陽町海部庁舎 301会議室
活 動 指 標
実 績
①プロジェクト推進員会議等の開催 : 5回
①2回
②情報発信の強化に資する研修会等の開催 : 3回
②2回
③「みなみ@徳島」の更新 : 12回
③14回
○オンラインショップ運営講習会を開催。
阿南市会場
開催日:平成22年1月7日
場 所:南部総合県民局阿南庁舎 中会議室
美波町会場
開催日:平成22年1月8日
場 所:南部総合県民局美波庁舎 301会議室
実 績
活 動 指 標
①講習会の開催 : 2回
- 38 -
①2回
5 きらり輝く人づくりの実践
(1)地域コミュニティを支えていく人づくり
【プラン25】地域コミュニティの維持、地域コミュニティの活性化、地域活性コーディネーターの誘致
A
プラン評価
事務局所見
平成20年度に「とくしま県民活動プラザ」サテライト・オフィスを南部総合県民局に設置し、NPO法人の設立認証や
NPOやボランティア団体に関する相談業務を行った。また、南部総合県民局管内で移動オフィス(記念講演、NPO・ボラン
ティア団体との意見交換会及び相談、助成金についての講座)を開催し、各ボランティア団体・NPO等が相互に連携し、活
動が広がるよう支援を行った。
さらに、住民団体や企業等の協働によるアドプト参加団体数は128団体となり、推進を図ることができた。
成果指標
目標値
H18
H19
H20
H21
・「とくしま県民活動プラザサテライトオフィス」の設置
・NPO法人数
・アドプト参加団体数
事業の継続(22年度)
23団体(22年度)
150団体(22年度)
18団体
82団体
19団体
112団体
設置
21団体
125団体
事業の継続
24団体
128団体
-
A
A
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
官民協働の推進に向け、NPO法人やボランティア団体
等の取り組みを支援し、社会貢献活動の促進を図る。
≪県民との協働課、
県民局 企画振興部(美波)県税・県民生活担当
企画振興部(阿南)県民生活担当≫
H22
○日ごろ社会貢献活動を実践している人たちや関心を持つ人たちが、社会貢献活動に積極的に参加・協力しあえる環境づく
りを目的として、移動オフィスを開催した。
開催日:10月4日、12月12日
場 所: 那賀町、
美波町
参加者:約105名
活 動 指 標
①移動オフィスの開催 : 3回
実 績
①2回
【継続施策②】
住民団体や企業等との協働によるアドプトプログラムの
取り組みを推進する。
○アドプト団体等道路清掃などを行う際の、簡易な清掃用具の支給などを実施した。
≪県民局 県土整備部(阿南)施設管理担当
県土整備部(那賀・美波)維持管理担当≫
活 動 指 標
①県民スポンサー事業(南部花・はな募金事業)の活用
【継続施策③】
那賀町では、まちづくり協議会に対して必要な支援を行
い、コミュニティの維持・活性化ほか、産業の振興や後
継者育成など地域にあった活動を啓発し、地域の特性を
活かしながら、住みよいまちづくりを目指すことを推進
する。
○那賀町内11地域のまちづくり協議会に対して活動費用を助成し、地域コミュニティの維持や地域の活性化に取り組ん
だ。
- 39 -
実 績
①活用
【継続施策④】
美波町では、地域組織の格差など住民の声を集約し、地
域団体及び個人が町の持続的発展を目指して、自発的か
つ積極的に地域づくりを行うため、「自治組織の育成」
「まちづくり組織の育成」に取り組んでいる。
○美波町では、地域の自助努力による地域づくりの拠点となる施設の整備等に助成が行われた。
・地域づくり支援事業 5件
①②情報発信事業(HP更新、案内パンフ作成) ③都市・地域間交流事業(海の学校)
④防災関係事業(防災備品の整備) ⑤文化の推進事業(歴史パンフ作成)
【継続施策⑤】
那賀町では、住民ボランティア組織「縁むすびの会」が
設立され、男女の出逢いを仲立ちするイベント等を開催
し、定住促進を図っている。
○4月、7月、9月、11月、2月の計5回、イベントを開催し、延べ120名が参加した。
○計25回の相談会を実施し、68件の相談に応じた。
○とくしま出逢いきらめきネットワークに参加し、研修や意見交換を行った。
○上記の結果、平成21年度においては、4組のカップルが成婚した。
【継続施策⑥】
那賀町では徳島大学と連携し、まちづくりの担い手とな
る人材を育成するため、「徳島大学地域再生塾」を設置
し、活動している。
◎徳島大学と町が連携し、進めている地域再生塾において、地域活性化の実践組織として「丹生谷応援団」を結成。
塾生と講師、学生が協同で様々な事業に取り組んだ。
○昨年度に続き、山菜の試験出荷をした。また、山菜狩りの体験ツアーを開催した。
○地域資源(行事・景観)を活かす取り組みとしてミニ88カ所を巡る地域行事「水崎巡り」を支援した。また、町の新た
な観光資源として、町内全域の吊り橋を調査し、観光マップを作成した。
○毎月第4日曜日になかなか市を開催し、地元特産品の販売を行った。また、木工教室、シャボン玉教室、津軽三味線演奏
等を併せて行った。
○地域の隠れた名品である拝宮和紙をPRするため、書・版画・写真とのコラボ展を企画し、相生地区 萬福寺で開催した。
○ゆず酢の利用促進・販路拡大を目指し、かきまぜ(ちらし寿司の別称)を中心としたゆず酢料理のPRを行った。
【継続施策⑦】
美波町では、日和佐港と大浜海岸を中心とした地域資源
を活用した継続的な賑わいの創出活動、人材発掘など地
域活性化策を協議するため、住民参加型の「美波みなと
まちづくり協議会」を設置し活動している。
○100万人のキャンドルナイトin日和佐川(エコイベント)
・開催日 平成21年6月21日
・場 所 日和佐川河川敷
○100万人のキャンドルナイトin大浜海岸(エコイベント)
・開催日 平成21年12月19日
・場 所 大浜海岸
○100万人
○ひわさパノラマ絵地図作成・配付
・作成部数 2万部
・配布先 各種イベント時、観光案内用、県内各観光施設等
- 40 -
【継続施策⑧】
道路の植栽帯をアドプト団体に提供し、花苗の提供者か
ら無償提供していただいた花苗を、アドプト団体が植栽
及び手入れを実施する。
○新野高校から花苗が提供され、アドプト団体が道路の植樹帯への植栽及び手入れを実施した。
・場 所 : 阿南市桑野町中野(県道 羽ノ浦福井線)
・時 期 : 平成21年6月、平成22年2月
活 動 指 標
≪県民局 県土整備部(阿南)企画・施設管理担当≫
①植栽箇所 : 1箇所
【新規施策①】
「限界集落の維持・存続に向けた取り組み」を進めるた
め、南部地域支援センターにプロジェクトチームを設置
し、生活交通、医療・福祉・介護、農林水産業、地域文
化等の現状把握のため、「アンケート調査」を実施する
とともに、それをもとに課題の抽出と今後の対策の検討
を行う。
《県 政策企画総局
県民局 企画振興部(美波)県南振興担当》
実 績
①1箇所
南部地域支援センターに「限界集落の維持・存続」プロジェクトチームを設置し,次の活動を行った。
○フォーラムの開催
「高齢化の進む農山漁村フォーラム」の開催
第1回 開催日 平成21年9月26日
講 演 「限界集落と地域再生~35年間の山村調査からみえてくるもの~」
講 師 長野大学 大野 晃教授
第2回 開催日 平成22年3月6日
基調講演 「今なぜ山・川・海なのか~流域の共同管理による地域の再生~」
講 師 長野大学 大野 晃教授
報告① 「高齢化の進む農山漁村集落のアンケート結果(概況把握)について」
報告② 「過疎集落のおける地域公共交通について」
○「高齢化の進む農山漁村集落の概況把握に関する調査」を実施
自治会等代表者からの「聞き取り」及び「アンケート調査」を実施し,考察を行った。
○過疎集落のおける「地域公共交通」について考察を行った。
活 動 指 標
①プロジェクトチームの設置
②圏域内の全限界集落を対象としたアンケートの実施
【新規施策②】
美波町では「わいわいkiki」、「伊座利 cafe」など、
地域住民が主体となって、地域コミュニティーの醸成と
地域の活性化に取り組んでいる。
実 績
①プロジェクトチームを設置した
②アンケートを実施した
○伊座利caféでは地域住民によるコミュニティ活動として地域活性化を図った。
利用者数 宿泊者 500人 食事等 8,500人 計9,000人
○地域住民が組織するわいわいkikiでは「わいわい亭」を開設し、地域の台所として、又配食サービス等を行い、地域コ
ミュニティの維持と地域の活性化に取り組んだ。
- 41 -
(2)各種産業を支えていく人づくり
【プラン26】後継者の育成
A
プラン評価
事務局所見
認定農業者数は、担い手の高齢化等に伴い、再認定者数は減少しつつあるが、新規の認定農業者数は増加した。引き続き地
域担い手育成支援協議会と連携して認定農業者及び認定農業者志向者が安定的な経営が行えるよう経営能力向上講座等を開催
し育成を行っていく。
また、建設業者から林業への新規参入者に対する説明会の開催や林業への新規就業者の資質向上研修を実施するなど、林業
就業者の育成・確保を図った。
目標値
H18
H19
H20
H21
310経営体(22年度)
45名(22年度)
287経営体
31名
282経営体
35名
300経営体
38名
300経営体
47名
-
B
A
A
成果指標
・認定農業者数
・森のエキスパート育成数(累計)
(高能率間伐材搬出技術者)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
【継続施策①】
地域の農業生産の相当部分を担い,安定的な農業生産を
継続させるため,農業の担い手として位置づけられてい
る認定農業者を育成,確保する。
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農業支援担当≫
H22
地域担い手育成総合支援協議会と連携し,認定農業者の育成に向け農業経営改善計画の策定を支援するとともに,経営能力
講座を開催した。
○経営能力講座の開催
阿南市:8回
美波町:2回 牟岐町:1回 海陽町:1回
○経営者セミナーの開催
開催日:平成21年10月19日 開催場所:阿南市
開催日:平成21年10月1日 開催場所:海陽町
活 動 指 標
①経営能力講座の開催 : 30回
②経営者セミナーの開催 : 2回
【継続施策②】
減少・高齢化が進む林業就業者の育成・確保を図るた
め、森林組合等林業事業体が主体となり、新規就業者の
養成、高性能林業機械を運用する技術者の育成など行
う。
≪県民局 農林水産部(美波)林務担当
農林水産部(那賀林務)
林業振興・林業飛躍プロジェクト第二担当≫
実 績
①12回
②2回
○建設業等から林業への新規参入者に対する説明会の開催 2回(那賀、美波各1回)
○新間伐システム技術者育成支援事業による新規就業者への研修等の実施 29回(那賀)
活 動 指 標
①新規就業者の資質向上研修 : 2回
- 42 -
実 績
①2回
【継続施策③】
担い手の高齢化、後継者不足の対応策として、集落営農
組織、ファームサービス事業体を育成し、地域農業の新
たな担い手として位置づける。また、既存組織に対して
は組織・運営体制整備を行い経営の安定化を図る。
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農業支援担当≫
既存の集落営農組織・ファームサービス事業体に対しては,組織・運営体制の現状や問題点,組織の意向を実態調査すると
ともに,経営の安定化を支援した。また,担い手不足が予測される地域においては,新たな組織育成を支援した。
○組織体制・運営方法改善支援
阿南地域 11回
美波地域 15回
活 動 指 標
①組織体制・運営方法の検討 : 20回
実 績
①26回
【継続施策④】
阿南工業高等専門学校でキャリア支援室を設置し、低学
年からの職業教育を実施するとともに、知識・理論の実
践力と製造業が求める真のものづくり能力を兼ね備えた
「ものづくりエリート技術者」を地元企業に供給するた
め、低学年(3年生)から専門教育カリキュラムとリン
クしたコーオプ教育を実施する。
○専門知識・理論の学修と製造業界の団塊ベテラン技術者指導による現場就業を交互に実施することにより、阿南工業高等
専門学校学生に団塊世代の技術の伝承を行っている。就業を終えた学生が就業先パートナー企業からの技術課題に卒業研
究として取り組み,成果を上げた。
【新規施策①】
地域におけるモデルケースとなりうる、建設業者の農業
参入の先導的な事例を発掘・支援し、その成功事例によ
る成果を広く普及啓発することにより、中小建設業者等
の経営改革の取組みを推進するとともに、新しい農業担
い手確保の方策として定着をめざす。(再掲)
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
≪県民局 農林水産部(阿南・美波)農業支援担当≫
≪県民局 県土整備部(阿南)企画担当≫
○国土交通省の「建設業と地域の元気回復事業」を活用。
中小・中堅建設企業が、その保有する人材、機材やノウハウ等を活用し、農業、林業、福祉、環境、観光等の異業種との
連携や複業化によりにより建設業の活力の再生や雇用の維持拡大、地域の活性化を図るための支援施策で2件が採択。
・光のまちあなん元気回復協議会
・LEDを活用した新商品の開発、防災設備への活用
・みどりの里再生協議会
・「木頭ゆず」のモデル園整備、ゆずの加工と販売促進の試行
・間伐、簡易作業道等の路網整備、間伐材搬出の技術研修
※認定農業者
各市町が地域の実情に即して効率的かつ安定的な農業経営の目標等を内容とする「農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想」を策定し、この目標を目指して農業者が
作成した農業経営改善計画の認定を受けた農業者のこと。
※森のエキスパート
新間伐システム(高性能林業機械)などを駆使して、間伐材等を搬出することができる林業の担い手のこと。
※地域担い手育成総合支援協議会
市町、JA、農業委員会、農業支援センターで構成し、地域段階において認定農業者等担い手育成確保に向けた取り組みを支援する組織。
※コーオプ教育(Cooperative Education)
産学連携型の実践的なキャリア教育のこと。大学が主導的に企業での研修内容の管理運営に関わり、単位の認定も行う。
- 43 -
【プラン27】UIJターンによる転入者の受け入れ体制の充実
A
プラン評価
事務局所見
平成21年度は、新たに牟岐町新規就農サポート体制推進会議が設置され、就農希望者の受け入れ体制について検討され
た。
また、海陽町に移住交流センターが設置され、那賀町及び海部郡3町において移住定住希望者の受け皿づくりができた。
こうした取組みにより、U・Iターンによる新規就農者も増加している。
成果指標
・移住交流支援センター※の設置地域数
・市町サポート体制推進会議の設置(累計)
・U・Iターン等新規就農者数(累計)
目標値
H18
H19
H20
H21
3地域以上(22年度)
3町(22年度)
50名(22年度)
-
0町
15名
2地域
1町
23名
3地域
2町
32名
4地域
-
B
B
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
H22
3町
42名
個 別 事 業 内 容
【継続施策①】
圏域での「団塊の世代」をはじめとする定住・交流人口
の増加を図るため、県職員と市町職員で構成される「移
住交流の推進」プロジェクトチームを設置し、受け入れ
体制の整備、情報発信等を行う。
○プロジェクト推進会議の開催
県・市町村職員による推進員会議を開催し、情報交換、問題点の抽出、課題の解決策について議論した。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○移住交流支援センターの設置状況
那賀町、牟岐町、美波町は移住交流センターを設置済み。
海陽町におけるH21年度移住交流モデル事業(「とくしま」ふるさと回帰推進協議会)の取組の支援を行った。
海陽町が移住交流センターを平成22年3月31日に設置した。
○情報発信
ふるさと回帰フェアin大阪にて、移住希望者へ県南部のPRを行った。
活 動 指 標
①プロジェクトチーム推進員会議の開催 : 3回
【継続施策②】
地域担い手育成総合支援協議会を中心に、U・Iターン
等による新規就農者の受け入れ体制等サポート体制を整
備し、新規就農者を確保する。
≪県民局 農林水産部(美波)農業支援担当≫
実 績
①1回
○農業支援センターに「地域あぐり」を設置し,団塊の世代等の新規就農希望者に対する地域の特産品の生産・加工に関す
る研修の受け入れ体制を整備した。今後,地域担い手育成支援協議会と連携し,地域における新規就農者の受け入れ体制
を整備する。
・「美波地域あぐり」における研修受入
研修生 :3名
研修内容:オクラ、ほうれんそう、その他野菜の栽培
○海陽町、美波町において推進会議が開催され、新規就農者のサポート体制について検討された。
○牟岐町において平成22年3月18日に牟岐町新規就農サポート体制推進会議が設置された。
活 動 指 標
①市町サポート体制推進会議の設置:1町
- 44 ②推進会議の開催:3回
実 績
①1町
②2回
【継続施策③】
美波町では、移住交流支援センターを設置し、空き家情
報の提供やお試し滞在施設の整備などを行い、移住定住
の受け皿づくりに取り組んでいる。
○美波町では、移住交流支援センターを設置し、HPによる空き家情報等の提供、地域づくり団体の関連情報の発信が行わ
れた。
【継続施策④】
那賀町では、移住交流支援センターを設置し、空き家の
調査や紹介、民間が行う都市との交流イベントの開催に
対する支援、移住交流体験ツアー、遊休農地の紹介など
を積極的に行い、移住定住希望者の受け皿づくりに取り
組んでいる。
○那賀町では、平成21年度 移住交流モデル事業として「那賀町もんてこい広報事業」を実施。移住交流者向け啓発媒体の
作成、次回交流会開催に向けての啓発活動、移住希望者への情報発進を行った。
○那賀町では、平成21年度 移住・交流受入システム支援事業として「山里のバーチャル体験からリアル体験へとつなげる
ZiVASANプロジェクト2009」を実施。移住情報の提供、交流イベントの開催、移住相談窓口の開設を行った。
○平成21年度は、那賀町移住交流支援センターへ移住相談が27件あり、山村留学センターの実施する移住交流体験事業
などを通じ、滋賀県から1世帯3名が、岐阜県から1世帯1名が移住した。
【新規施策①】
那賀町では、都市部において町民交流イベントを計画・
実施し、「那賀町民会」の結成を呼びかけ、移住交流の
促進に努めることとしている。
那賀町から64名の有志が参加して、平成21年6月14日(日)12時から18時まで東京品川区立総合区民会館において
「ふるさと交流会in品川」を開催しました。200名の来場者があり、交流を深めました。
その後、6/15~21まで品川区民ギャラリーにおいて「中野健吉写真展」を開催。
【新規施策②】
牟岐町では、移住交流センターを設置し、宅地、空き家
情報の提供などを行い、移住交流希望者の受け入れ皿づ
くりに取り組んでいる。
商工会と協力して、空き家等の情報提供を行っている。
【新規施策③】
海陽町では、移住交流センターを設置し、移住交流希望
者の受け皿づくりに取り組むこととしている。
海陽町では、平成21年度移住交流モデル事業として以下の2点の事業を行った。
①海陽町社会福祉協議会及び民生児童委員に依頼し、空き家調査を行った。調査は、住居可能な空き家及び防災面に考慮
し廃屋も対象とし、664戸の空き家があった。
②県内外の人に海陽町を知ってもらうため、「第2回海部川風流マラソン」の開催に伴い、大会場で町紹介パネルの展示
を行った。
※海陽町移住交流支援センター設置 平成22年3月31日
○美波町では、お試し滞在施設の運営を行い、お試し滞在の活用を行った。
・施設名 美波町体験活動施設(南阿波サンラインモビレージ)
・利用者 延べ623人
※移住交流支援センター
地域特性を活かした移住や交流に関する「総合的な受け入れ体制の整備」のため、市町との連携による設置を目指す活動拠点。
※市町サポート体制推進会議
新規就農者をサポートするための研修の受け入れ体制や研修プログラムなどについて検討する組織。
- 45 -
(3)地域の将来を支えていく人づくり
【プラン28】(地域の将来を支えていく人づくり)
-
プラン評価
事務局所見
さまざまな民間団体がされざれの特徴を活かした活動を行っており、交流人口の拡大と地域を支えていく人づくりが図られ
ている。
こうした民間団体が主体となった活動が、これからの地域づくりに欠かすことが出来ないものであり、県としても支援を
行っていく。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
【継続施策①】
民間団体が主体となり、自然体験活動や山村留学、自然
保護活動等の活動により、異年齢層との人々との交流を
とおし、将来の地域を支えていく人づくりに取り組んで
いる。
・自然体験活動:南阿波よくばり体験推進協議会
・山 村 留 学:結遊館(旧木頭村)
伊座利校、阿部校(旧由岐町)
・自然保護活動:竹ヶ島海中公園自然再生協議会
H22
個 別 事 業 内 容
○県外より修学旅行5校を受け入れるとともに、今年度よりはじまった「子ども農山漁村交流プロジェクト」ではモデル地
域にも選ばれ、県内の小学校3校の受け入れも行われた。
○伊座利校(伊座利の未来を考える推進協議会)・「第15回おいでよ海の学校へ」
7月25日に開催し、約400名が砂遊び、テナガエビ獲り、定置網等を体験。年5回の地域内清掃も実施している。
○イザリcafé
・漁村と都市との交流を目指した多面的交流施設「イザリcafe」において、地域食材を活用した食事の提供や宿泊を
通じた地元住民とのふれあいに、約9,000名が利用し、交流が図られた。
○阿部校(阿部の未来をつくる会)・「阿部っ子シーチャレンジ」
10月11日に開催し、参加者及び地元住民約150名が参加し、漁船による伊勢エビ漁体験、クルージング、流木
や貝殻、ビーチグラス等自然の材料を使った作品づくりなどを行った。
○H21竹ヶ島自然再生活動
・H21.5.23~24 「リーフチェック イン 宍喰」地元NPOを中心にダイバーが参加し、海中公園内のサンゴ、その他
生物及び海底の調査を行った。
・H22.3.3 「アオリイカ産卵場作り体験」地元林業後継者及び漁業関係者が檜の間伐材を使った産卵床を作り、
海中公園内に設置した。
・H21.7.8 「シーカヤック・シュノーケリング体験」宍喰小6年生22名が郷土の海に親しみ、自然環境に興味を
持ってもらうため、体験学習を行っている。
・H21.7.13 「遠泳大会」宍喰小6年生22名が、宍喰の海にチャレンジを合い言葉に400~1000㍍の遠泳に
挑戦し、全員が完永した。
・H21.10.5 「竹ヶ島ダイビング体験」宍喰小6年生22名がスキューバダイビングを体験し、同小学校児童が
移植しているサンゴの観察を行った。
・H21.12.14 「サンゴ移植及び清掃活動」宍喰小6年生22名が地元漁協青壮年部及びNPOとともに、海中
公園内で回収した折れたサンゴと調査用プレートを水中ボンドで石に接着して、ダイバーに手渡し海底に
設置した。また、ダイバーによる海底の清掃作業も実施した。
- 46 -
【継続施策②】
徳島県立総合大学校は、21世紀を担う人材育成に向け
た「県民“まなび”拠点」として自治研修センターと総
合教育センターを本部として創設し、ワンストップ総合
窓口の設置、各種講座の開催、人材の育成・活用、とく
しま政策研究センターの運営、学習情報の集積・発信等
を行う。県民局は、南部校として、地域の特性を生かし
た様々な知識等の提供及び各学部の講座を開催する。
《県 総合政策局
県民局 企画振興部(美波)県民生活・県税担当》
【継続施策③】
競技スポーツの重点的な強化を図り、成果指向型の選手
強化事業に努めるとともに、高等学校に競技力向上ス
ポーツ指定校事業を実施し、競技スポーツ振興の基盤強
化を図る。
《県 教育委員会》
【新規施策①】
県南部の子供達に多様な中等教育の選択の機会を充実す
るため、平成22年4月から富岡東高校に中高一貫教育
を導入し、地域との連携を図りながら、6年間にわたり
計画的に生徒の個性や能力を一層伸ばしていく教育を進
めることにより、地域の将来を支えていく人材を育成す
る。
H20.6.1
H20.6.8
H20.10.1
H20.10.9
21世紀を担う人材創造に向けた県民”まなび”拠点「徳島県立総合大学校」開校
開校記念式典開催
本格的なホームページの立ち上げ
本部キャンパスである自治研修センター1階に学習交流の場として「まなびーあるーむ」を開設
その他、人材登録制度による講師派遣、各種講座の開催、学習情報の集積・発信等を行った。
○南部県民局は、南部校として、地域の特性を活かした様々な知識の提供及び各学部の講座を開催した。
南部校主催講座(実績)
H20年度 儲けのネタ話講座、地域振興講演会など 14講座
H21年度 地域公共交通フォ-ラム、地域振興講演会など 19講座
○富岡東高等学校、阿南工業高等学校及び海部高等学校において、競技力向上スポーツ指定校事業を実施し、競技スポーツ
の重点的な強化を図った。3校4部は、全国大会に出場するなど県内高校生スポーツ振興の中核となる活躍をした。
・富岡東高等学校女子バスケットボール部:四国高校選手権大会3位、全国高校総体ベスト32、
全国高校選抜優勝大会出場
・富岡東高等学校女子剣道部:四国高校選手権大会優勝、全国高校総体出場、全国高校選抜優勝大会出場
・阿南工業高等学校ホッケー部:四国高校選手権大会優勝、全国高校総体出場、全国高校選抜優勝大会出場
・海部高等学校男子バスケットボール部:四国高校選手権大会出場
○平成22年4月に富岡東高校に中高一貫教育を導入するため、中学校教育に必要な施設・備品の整備や入学者選抜などの
開校準備を行った。
○中高一貫教育の導入により、県南部の子供達に多様な中等教育の選択の機会を充実し、地域との連携を図りながら、6年
間にわたり計画的に生徒の個性や能力を一層伸ばしていく教育を進めることにより、地域の将来を支えていく人材を育成
する。
《県 教育委員会》
- 47 -
6 安全・安心して暮らせる地域づくり
(1)南海地震や台風等の大規模災害に対する防災対策の強化
【プラン29】自然災害への共通の取り組み
プラン評価
事務局所見
B
地域住民や防災関係機関が参加する南部圏域防災訓練のほか、地域防災力の強化・促進を図るために管内市町が実施する事
業に対し補助を行った結果、管内の自主防災組織率は、平成17年4月現在の24.4%から、年々、着実に増加している。
今後は市町担当職員とともに県職員が未結成地域に出向き、自主防災組織の結成を支援していく。
目標値
H18
H19
H20
H21
100%(22年度)
32.8%
38.5%
48.2%
74.5%
-
B
B
B
成果指標
・自主防災組織率
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
南部防災対策連絡会議において策定した「災害対応マ
ニュアル」について、防災訓練時に検証訓練を実施する
とともに、改善点をとりまとめ、マニュアルの見直しを
行う。
H22
○住民の防災意識の高揚や災害対応能力の向上、関係機関の連携強化を図るため、南部圏域防災訓練を実施し、
「災害対応マニュアル」について必要な検証・見直しを行った。
開催日:平成21年12月13日
場 所:海陽町まぜのおか周辺
参加者:46機関、約2,800人
≪県民局 企画振興部(美波)危機管理担当≫
活 動 指 標
①災害対応マニュアルの見直し
②検証訓練開催数 : 1回
【新規施策①】
災害時に孤立化が予想される集落・地域の通信手段を確
保するため、簡易無線機、衛星携帯電話などの通信機器
等を市町村等が購入する場合、費用の一部を補助すると
ともに、通信訓練を協働で実施することにより、孤立化
予想地域の安全・あんしんを守る。
実 績
①マニュアル見直し
②検証訓練:1回
○災害時等に孤立化が予想され、通信手段の確保が必要であると考えられる集落や地域の自主防災組織の住民団体に対し、
孤立化が予想される地域の通信の確保を目的に市町村が通信機器等を購入する場合の初期費用の1/3以内の補助を行
った。管内では、那賀町が衛星携帯電話6台及び 簡易無線機1台を導入した。
≪県 南海地震防災課≫
- 48 -
【プラン30】南海地震対策への主な取り組み(ソフト事業)
プラン評価
事務局所見
B
地域住民を対象とした寄り合い防災講座や各種研修会の開催、津波避難誘導訓練の実施等により、自主防災組織設立の促進
や活動の推進が図られた結果、管内の自主防災組織率は、平成17年4月現在の24.4%から、年々、着実に増加してい
る。
今後は、本年5月に供用した「南部防災館」を活用した啓発に積極的に取り組むほか、市町担当職員とともに県職員が未結
成地域に出向き、自主防災組織の結成を支援していく。
また、「レジャー客を対象とした周辺事業者の避難誘導訓練」や「孤立化対応能力向上に向けた避難所体験訓練」を実施
し、災害時の即戦力の養成を図った。
目標値
H18
H19
H20
H21
100%(22年度)
32.8%
38.5%
48.2%
74.5%
-
B
B
B
成果指標
・自主防災組織率(再掲)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
【継続施策①】
南海地震に対する正しい知識の普及啓発のため、市町と
連携して「寄り合い防災講座」を開催するとともに、県
立防災センター等で開催する防災講座について、テレビ
会議システムによる中継放送や録画放送により、美波庁
舎をサテライト会場とする「サテライト防災講座」とし
て開催する。
≪県民局 企画振興部(美波)危機管理担当≫
【継続施策②】
県南部を訪れる観光客の安全を確保するため、観光事業
者による「津波避難誘導訓練」を実施するとともに、孤
立化対応能力の向上を目指して、高校生や地域住民を対
象とした「避難所体験訓練」を実施し、災害時の即戦力
を養成する。
≪県民局 企画振興部(美波)危機管理担当≫
個 別 事 業 内 容
○南海地震や各種災害に関する正しい防災知識の普及啓発のため、市町と連携して「寄り合い防災講座」を開催した。
○総合情報通信ネットワークシステムのテレビ会議システムを活用し、県立防災センターで開催している講座を美波庁舎で
中継放送する「サテライト防災講座」を開催した。
活 動 指 標
・「寄り合い防災講座」開催数 : 40回
・「サテライト防災講座」開催数:
テレビ会議システムを活用: 4回
DVD録画放送 :13回
実 績
・寄り合い講座:26回
・サテライト講座:
テレビ会議システムを活用 5回
DVD録画放送 :13回
○甚大な津波被害が予測される地域において、レジャー客や観光事業者の津波避難意識の向上を図るため、「レジャー客を
対象とした周辺事業者の避難誘導による津波避難訓練」を実施した。
開催日:平成21年7月31日
場 所:美波町田井ノ浜海水浴場周辺
参加者:約70名
○県が避難所として利用できるよう整備した海部高校体育館等を利用し、地域住民や高校生を対象とした「孤立化対応能力
向上に向けた避難所体験訓練」を実施した。
開催日:平成21年9月26日
場 所:県立海部高校
参加者:約160名
活 動 指 標
実 績
①津波避難誘導訓練回数 : 1回
①津波避難誘導訓練:1回
②避難所体験訓練回数 : 1回
②避難所体験訓練:1回
○管内実績なし。
【新規施策①】
南海地震発生時に県民の命を守るとともに、発災後、速
やかに災害応急対策を実施できるよう、防災拠点等とな
る公共施設における家具等の転倒防止対策を早急に実施
する。≪県 南海地震防災課≫
H22
- 49 -
【プラン31】南海地震対策への主な取り組み(ハード事業)
A
プラン評価
事務局所見
「南部防災館」の建設工事が完了し、今後は、「災害時の防災活動拠点」、「平常時の防災啓発拠点」として活用してい
く。
また、H21に、1地区の避難階段・避難路を設置する予定であったが、工事繰越によりH22完成となり、H21までに
完成した地区は、6地区となった。さらに、急傾斜地崩壊対策事業に合わせて西浦地区、中由岐地区の避難場所・避難路の整
備を推進したほか、阿南市、海部郡内の7箇所で津波避難タワーが整備された。
成果指標
目標値
H18
H19
H20
H21
既存急傾斜値崩壊対策施設への避難階段設置の実施(累計
7地区(22年度)
3地区
5地区
6地区
6地区
-
B
B
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
津波の避難困難地域において、既存の急傾斜地崩壊対策
施設に避難階段を設置、避難路の確保をする。
また、急傾斜地崩壊対策事業に合わせて、中由岐地区
(美波町)及び西浦地区(阿南市)において避難場所及
び避難路を整備する。
○南海地震防災対策緊急事業により、美波町田井において、避難階段の設置工事を推進した。
≪県民局 県土整備部(阿南)河川・砂防・港湾担当
県土整備部(美波)工務担当≫
活 動 指 標
①既存急傾斜地崩壊対策施設への避難階段の設置 : 1地区
【継続施策②】
南海地震による津波に対する備えとして、既存の海岸保
全施設の防災機能の確保など、津波による人的被害を軽
減するため、引き続きソフト対策と一体となって、地
震・津波対策に着実に取り組んでいく。宍喰浦海岸にお
ける南海・東南海地震対策について、早期完成を目指
し、液状化対策工事等を促進する。
○那佐海岸、宍喰浦海岸において堤防補強工を行った。
≪県民局 県土整備部(阿南)河川・砂防・港湾担当
県土整備部(美波)工務担当≫
【継続施策③】
浅川港において、地震・津波発生時の県南地域の救援活
動や、緊急物資輸送の拠点港として、物揚場の耐震化工
事を行う。
《県 県土整備部(美波)工務担当》
H22
○急傾斜地崩壊対策事業により、擁壁等の整備を行った。
・阿南市橘町西浦地区
・美波町中由岐地区
活 動 指 標
①地震・津波対策実施海岸 : 2海岸
実 績
①0地区
実 績
①2海岸
○港湾補修事業により、耐震物揚場の整備を推進した。
・H21実施 浅川地区 120m
活 動 指 標
①浅川地区の耐震物揚場整備
- 50 -
実 績
①120m
【継続施策④】
生徒の安全・安心を確保するため、高等学校施設の改築
事業と併行し、耐震改修工事を実施するとともに、既存
ストックの有効活用の観点から、大規模耐震改修(耐震
補強+内外装リニューアル)による整備を前提とした耐
震診断、耐震設計に取り組み、耐震化を着実に推進す
る。
《県 教育委員会》
○那賀高等学校校舎・体育館等の耐震改修設計を実施
平成22年度完了予定
活 動 指 標
①那賀高等学校校舎・体育館等の耐震改修工事の着手
実 績
①着手
○19年度に策定した「南部防災拠点基本構想」を踏まえ、「地域防災拠点施設整備モデル事業(内閣府)」を活用して、災
【継続施策⑤】
「南部防災拠点基本構想」を踏まえ、災害対策活動室、 害対策活動室、備蓄・集配室、情報機器室等を備えた「南部防災拠点施設」について、施設の本体工事を完成した。
備蓄・集配室、情報機器室等を備えた「南部防災拠点施
設」について、施設の建設工事等を行う。
《県民局 企画振興部(美波)危機管理担当》
《県 南海地震対策課》
【継続施策⑥】
南海地震等災害時における保健衛生及び防疫活動の拠点
となる美波保健所庁舎の耐震化を推進する。
≪県 保健福祉政策課≫
活 動 指 標
①建設工事の実施
実 績
①建設工事完了、通信設備工事着手
○美波保健所庁舎の耐震改修工事が、平成21年度に完了した。
活 動 指 標
①耐震改修工事
実 績
①完了
【新規施策①】
南海地震等に備え、防災拠点として緊急性の高い牟岐警
察署の耐震化を目的に増築棟の建設等を実施する。
≪県 警察本部≫
牟岐警察署の増築棟を完成させた。
【新規施策②】
日和佐港海岸において、地震による津波への対策とし
て、防波堤及び防潮堤の補強を行う。
《県 県土整備部(美波)工務担当》
○海岸保全施設整備事業により、防波堤の補強工事を推進した。
活 動 指 標
①防波堤補強工事
- 51 -
実 績
①補強工事の推進
【プラン32】台風等による豪雨災害への取り組み
A
プラン評価
事務局所見
農林水産関係施設の災害復旧は、災害関連事業での復旧が終了するなど、ほぼ計画的に進められていたが、最後に残る大用
知地区(那賀町)の復旧については、年度予算の減少により竣工には至っていない。
また、阿津江地区においては、県の復旧工事は終了し、国直轄事業による地すべり防止工事が実施されている。
成果指標
目標値
H18
H19
H20
H21
・平成16年度の台風豪雨による農林水産施設災害の復旧
(事業進捗率)※事業費ベース
100%(22年度)
※一部地域を除く
80.1%
88.6%
94.4%
98.7%
-
A
A
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
大用知地区において、法面復旧、荒廃渓流及び山腹崩壊
地の復旧を行う。
H22
○大用知地区において、谷止工及び山腹工の復旧などを行った。
≪県民局 農林水産部(美波)農村保全担当、
農林水産部(那賀林務)森林整備担当≫
活 動 指 標
①谷止工:2基
②山腹工:0.2ha
【継続施策②】
阿津江地区において、国直轄地すべり防止事業の推進を
行う。
○阿津江地区において、国直轄地すべり防止事業の推進を行った。
活 動 指 標
≪県民局 農林水産部(那賀林務)森林整備担当≫
【新規施策①】
出水時の浸水被害を防ぐため、管内の河川改修を推進す
るとともに、那賀川水系河川整備計画に基づき調査設計
を進める。
≪県民局 県土整備部(阿南)河川砂防港湾担当≫
≪県民局 県土整備部(那賀・美波)工務担当≫
実 績
①2基
②0.2ha
実 績
○管内の岡川、桑野川、福井川、奥潟川、宍喰川において、河川改修を推進する。
活 動 指 標
①河川改修の推進
- 52 -
実 績
①5河川において河川改修の推進
(2)少子高齢化社会に対応した福祉、医療体制の確保
【プラン33】高齢者の生きがいづくりや健康づくり
A
プラン評価
事務局所見
「こどもたちとおじいちゃん、おばあちゃんの元気塾」を平成21年度には阿南市桑野小学校で実施し、目標の3カ所での
交流を実施した。
今後は、こうしたモデル事業を検証し、圏域全体での取組みに拡げることで、老人クラブや地元ボランティアグル-プの協
力による活発な交流とまちづくり、高齢者の生きがいづくりやコミュニティの活性化に繋げていく。
成果指標
・小学校余裕教室を活用した高齢者と児童との交流
目標値
H18
H19
H20
H21
3カ所(21年度)
0カ所
1カ所
2カ所
3カ所
-
B
B
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H22
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
高齢者と児童が交流する場所を提供し、また、高齢者が
放課後児童の世話を行うなど、高齢者の生きがいづくり
と子育て支援の両立ができる事業「こどもたちとおじい
ちゃん、おばあちゃんの元気塾」を実施する。
○阿南市桑野小学校の相談室を「サロン(くわ小元気塾)」と名付け、高齢者等が児童と交流しながら地域福祉活動を行う
拠点としている。地区農家の方や土地改良区などの指導・支援のもと、児童による「米作り」や野菜づくりを実施した。
また、校舎南側にゴ-ヤのエコカ-テンを育成し、どんぐりの育苗も実施した。今後も老人クラブや地元地域の方の協力
のもと、交流活動を計画しているところであり、小学校において、地域の高齢者等が児童とともに活動することにより、
コミュニティの活性化に繋がっている。
≪県民局 保健福祉環境部(美波)社会福祉担当≫
活 動 指 標
①モデル事業の実施 : 1カ所
【継続施策②】
公共施設のユニバーサル点検結果を踏まえ、施設の利用
者の観点に立った施設整備を展開する。
≪県民局 県土整備部(阿南)道路・公園担当
県土整備部(那賀・美波)維持管理担当≫
実 績
①1カ所
○管内2地区において、UD点検を行った。
・国道195号 那賀町(旧鷲敷町)役場~那賀高 平成21年6月
・県道金目宍喰浦線 海陽町(旧宍喰町)宍喰浦 平成21年6月
○管内2箇所において、歩道整備を進めた。
・国道195号 那賀町(旧相生町)吉野 L=43m
・県道金目宍喰浦線 海陽町(旧宍喰町)宍喰浦 L=240m
○「阿南地区あんしん歩行エリア」ワークショップに参加し、ひやり・はっと危険箇所の抽出。
活 動 指 標
①ユニバーサルデザインを考慮した歩道の整備 : 2箇所
【継続施策③】
設定した周回コースに距離標を設置し、案内看板で距離
によるエネルギー消費量等を表示して、散歩やジョギン
グのきっかけとなるよう施設を整備するとともに、その
PRに努める。
≪県民局 県土整備部(阿南)施設管理担当≫
実 績
①2箇所
○南部総合県民局と阿南市が連携し、「あなん健康増進ロード」の利用を促すために、リーフレットを掲示するなど、
市民へのPRに努めた。
活 動 指 標
①「あなん健康増進ロード」のPR
- 53 -
実 績
①リーフレットの掲示
【プラン34】地域医療の充実
C
プラン評価
事務局所見
南部防災対策連絡会議・医療救護体制検討部会において、「災害時医療救護所活動マニュアル」に基づく圏域内市町との医
療救護体制の連携強化を図った。救急医療対策連絡協議会を開催し、救急医療における関係機関の連携を図るとともに、ドク
タ-ヘリ機能が導入された消防防災ヘリの積極的運用を促進し、地域医療の充実強化に繋げることができた。
徳島県は平成19年に、「14年連続糖尿病死亡率全国ワ-スト1位」から脱却したが、平成20年には再び糖尿病死亡率
が全国最下位となった。今後も、糖尿病対策を強化し、継続する必要がある。
成果指標
・災害医療体制の強化
・糖尿病標準化死亡比
目標値
H18
H19
H20
H21
強化(22年度)
改善(22年度)
強化
対策展開
強化
対策展開
強化
対策展開
対策展開
-
C
C
C
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
《保健福祉部 医療政策課》
【継続施策②】
南部防災対策連絡会議・医療救護体制検討部会において
策定した「災害時医療救護所活動マニュアル」の有効性
を維持するため、検証訓練等を通じて適宜見直しを行
い、災害医療体制の充実・強化に資する。
強化
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
徳島県地域医療対策協議会の「公立病院の再編・ネット
ワ-ク化の基本方針」を踏まえつつ、南部圏域の「公立
病院改革」の取り組みの中で、「地元住民の皆様方が真
に必要とする医療」について、また、「限りある医療資
源で、いかに効率的、かつ、安全な医療を提供していく
か」など、各医療機関の機能分化、連携体制の構築を進
める。
H22
○徳島県地域医療対策協議会を3回開催し、「徳島県地域医療再生計画」を策定した。
○この中で、東部Ⅰ医療圏の総合メディカルゾ-ンを核として、県南部をはじめ、「県全体」の医療の最適化を図るための
「地域医療再生・創造拠点機能」を整備し、「医師等養成・研修機能」や「医師等派遣機能」を充実することにより、
地域医療支援機能を強化することとしており、今後、計画に基づき、県南部圏域の医療機関とも連携体制の構築を図るこ
ととした。
施 策 意 見
「公立病院等の再編・ネットワーク化に関する基本方針」の実施に向けた取り組みが求められている。
○南部防災対策連絡会議・医療救護体制検討部会を開催し、災害時の医療救護のあり方や運用訓練等を協議した。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)企画医療担当≫
活 動 指 標
①マニュアルの見直し
- 54 -
実 績
①マニュアル見直し
【継続施策③】
全国的にみて高い死亡率となっている糖尿病に対し、地
域・職域が連携して意識啓発を行う。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南・美波)健康増進担当≫
糖尿病対策について、様々な啓発活動を行った。
○地域職域連携推進会議
・開催日:平成22年2月18日、3月11日
・参加者:36名
○歯科保健関係者研修会「口腔ケアと生活習慣病について」
・開催日:平成21年12月3日
・参加者:50名
○介護事業所で働く職員歯科保健研修会
・開催日:平成21年10月29日、11月25日
・参加者:95名
○事業所健康管理者に対する研修会(事業主セミナ-)
・開催日:平成21年9月15日
・参加者:79名
○はじめてのウォ-ク講座(阿南市教室)
・開催日:平成21年4月28日、5月12日、5月19日、5月26日 計4回
・参加者:実人数23名、延人数74名
○はじめてのウォ-ク講座(海陽町教室)
・開催日:平成21年10月1日、10月15日、10月22日、10月29日の午前・午後 計8回
・参加者:実人数42名、延人数148名
○職域との連携事業による健康づくりの推進
・開催日:平成21年9月30日、11月20日
・参加者:36名
○職域との連携によるモデル事業の実施
・支援回数:9回
・参加者:延人数126名
○地域における食育を推進する関係者への研修会・実習(阿南保健所)
・開催日:平成21年6月25日、11月20日、12月1日、平成22年1月21日 計4回
・参加者:延人数98名
○地域における食育を推進する関係者への研修会(美波保健所)
・開催日:平成22年1月13日、1月27日 計2回
・参加者:延人数49名
活 動 指 標
①地域・職域連携推進協議会の開催 : 2回
②職域への予防啓発講演会の開催 : 3回
③健康づくり教育講座の開催 : 15回
【継続施策④】
今後とも、住民生活に密着した業務を行う施設として、
また、地域住民の安全・安心を守る施設としての役割を
果たしていく。健康づくりについては、「あなん健康増
進ロ-ド」の普及啓発に努め、さらに、より多くの県民
がウォ-キングができる環境づくりも推進していく。ま
た、健康危機管理について、市町等関係機関と連携を深
める。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)健康増進担当ほか≫
実 績
①2回
②4回
③15回
○糖尿病対策としての「はじめてのウォ-ク講座(阿南市教室)」を開催し、「あなん健康増進ロ-ド」の普及啓発を
図った。
・開催日:平成21年4月28日、5月12日、5月19日、5月26日 計4回
○市町等関係機関と連携を深めるため、「南部圏域健康危機管理体制連携調整会議」を開催した。
・開催日:平成21年5月1日、7月30日 計2回
活 動 指 標
①連携調整会議の開催 : 2回
- 55 -
実 績
①2回
【継続施策⑤】
○平成20年8月にドクタ-ヘリ機能が導入された消防防災ヘリの積極的な運用を促進するため、救急医療対策連絡協議会
山間部、離島等へき地の多い南部圏域において、平成20 を開催し、脳卒中や心筋梗塞等緊急を要する疾患に対する救急救命体制の充実強化を図った。
年度にドクターヘリ機能が導入される消防防災ヘリの積
極的な運用を促進し、広域的な救急救命体制の充実強化
を図るため、関係者による会議を開催するとともに、緊
急搬送訓練等を実施する。
活 動 指 標
実 績
①救急医療対策連絡協議会の開催 : 2回
①年1回
《県民局 保健福祉環境部(阿南)企画医療担当》
②ドクターヘリ運用訓練の実施 : 2回
②年2回
③南部圏域における消防防災ヘリの救急運用 : 30回
③年27回
【継続施策⑥】
「医療提供体制確保総合対策事業」により、診療科の偏
在や医師・看護師の確保が課題となっている南部圏域の
地域医療充実を図る。
《県 医療政策課》
○「とくしま医師バンク事業」をはじめ、「県医師会との連携による支援体制」の構築や「徳島大学との地域医療に関する
共同研究」による海部病院への医師派遣など、「医療提供体制確保総合対策事業」を中心として、短期的及び中・長期的
な医師確保の取組みに努めた。
活 動 指 標
実 績
【継続施策⑦】
住民が中心となって病院勤務医師を支援することによ
り、医師の勤務環境を向上させ、地域に医師を確保する
活動に取り組んでいる。
住民が中心となって12,457人分の署名を集めJR四国へ要望を行った結果、通勤列車の牟岐駅到着を30分早めるよう
調整してもらえた。
【新規施策①】
新型インフルエンザ対策として、タミフル、防護具セッ
ト、サ-ジカルマスクなどの医薬品や資器材を追加配備
することにより、新型インフルエンザ対策への備えを図
る。
○抗インフルエンザウイルス薬の県備蓄
・タミフル90,740人分、リレンザ82,000人分
○防護具セット
・53セット
○サ-ジカルマスク
・20箱(100枚入り)
○防護服用手術衣
・上着60着、ズボン30着
○手袋
・3500枚
○手指消毒薬
・ウェルパス(携帯用100ml×10本、補充用5リットル)
○検体搬送容器
・バイオク-ルカ-トン6個、バイオボトル6個
○長靴
・23足
《県民局保健福祉環境部(阿南・美波)健康増進担当》
活 動 指 標
①新型インフルエンザ対策への備え
- 56 -
実 績
①医薬品や資器材の追加備蓄
【プラン35】少子化への取り組み
プラン評価
事務局所見
A
乳幼児の保健の向上には、引き続き乳幼児等医療費助成事業及び周産期医療制度を継続することが必要である。「こどもた
ちとおじいちゃん、おばあちゃんの元気塾」を阿南市桑野小学校で実施し、老人クラブや地元ボランティアグル-プの協力の
もと、活発な交流とまちづくりを実施し、高齢者の生きがいづくりやコミュニティの活性化に繋がった。
また、各市町の要保護児童対策地域協議会の構成員等に対して、研修会の開催やセミナ-への参加を促し能力向上を図ると
ともに、児童虐待防止対策会議を開催し、市町の要保護児童対策地域協議会相互の連携を深めていくことにしている。
目標値
H18
H19
H20
H21
堅持(22年度)
3カ所(21年度)
強化(22年度)
堅持
0カ所
-
堅持
1カ所
-
堅持
2カ所
強化
3カ所
強化
-
B
B
A
成果指標
・乳幼児等医療費助成制度の堅持
・小学校余裕教室を活用した高齢者と児童との交流(再掲)
・要保護児童対策地域協議会の体制強化
(児童虐待防止ネットワーク)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
堅持
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
乳幼児等医療費助成事業を推進し、乳幼児の保健の向上
と福祉の増進を図る。また周産期医療体制の整備を図
る。
H22
○市町が行う乳幼児等医療費助成事業の経費の一部補助することで、その疾病の早期発見と治療を促進し、乳幼児の保健
の向上と福祉の推進を図った。
○周産期医療制度としては、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)等医療費給付、未熟児養育医療給付、自立支援医療(育成医
療)給付、小児慢性特定疾患医療給付、不妊治療費給付事業等を実施している。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南・美波)健康増進担当≫
活 動 指 標
実 績
①5市町
①実施市町数 : 5市町
【継続施策②】
高齢者と児童が交流する場所を提供し、また、高齢者が
放課後児童の世話を行うなど、高齢者の生きがいづくり
と子育て支援の両立ができる事業「こどもたちとおじい
ちゃん、おばあちゃんの元気塾」を実施する。(再掲)
○阿南市桑野小学校の相談室を「サロン(くわ小元気塾)」と名付け、高齢者等が児童と交流しながら地域福祉活動を行う
拠点としている。地区農家の方や土地改良区などの指導・支援のもと、児童による「米作り」や野菜づくりを実施した。
また、校舎南側にゴ-ヤのエコカ-テンを育成し、どんぐりの育苗も実施した。今後も老人クラブや地元地域の方の協力
のもと、交流活動を計画しているところであり、小学校において、地域の高齢者等が児童とともに活動することにより、
コミュニティの活性化に繋がっている。
≪県民局 保健福祉環境部(美波)社会福祉担当≫
活 動 指 標
①モデル事業の実施 : 1カ所
- 57 -
実 績
①1カ所
【継続施策③】
市町の要保護児童対策地域協議会の構成員等を対象に児
童虐待防止セミナーを開催するとともに、児童虐待防止
対策会議を開催し、協議会の効率的な運営や、ネット
ワーク各機関の連携を促進する。また各市町の要保護児
童対策地域協議会の構成員等を対象に、児童虐待家庭へ
の適切な対応の仕方等についての研修会を開催すること
で、構成員の能力向上や協議会の活性化を図る。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)児童相談担当≫
○児童虐待防止のため、市町児童福祉・保健担当者向け研修会を開催。
・児童虐待防止研修会
開催日:平成22年1月28日
参加者:77名
内容:「精神的問題を抱える親への支援について」宮内クリニック 宮内和瑞子氏
○児童虐待防止に関わる関係者を対象にしたセミナ-を開催。
・児童虐待防止セミナ-
開催日:平成21年11月11日
参加者:100名
内容:「子育てに悩む保護者への支援のあり方について」NPO法人児童虐待防止協会 綱本幸子氏
○市町が設置する要保護児童対策地域協議会相互の連携を図るための会議を開催。
・児童虐待防止対策会議
開催日:平成21年8月6日
参加者:29名
活 動 指 標
①研修会の開催回数 : 1回
②セミナーの開催回数 : 1回
③児童虐待防止対策会議の開催回数 : 1回
【継続施策④】
那賀町では、住民ボランティア組織「縁むすびの会」が
設立され、男女の出逢いを仲立ちするイベント等を開催
し、定住促進を図っている。(再掲)
【継続施策⑤】
「GO!GO!くっつき隊」の協賛店舗・施設等の増加
を図り、親子がふれあいを深める機会づくりを応援する
とともに、子育て家庭を社会が支援する体制を推進す
る。
≪県民局 保健福祉環境部(美波)社会福祉担当≫
【新規施策①】
生活保護制度における子どもの健全育成のための支援を
行うため、福祉事務所と地域の社会資源等が連携して取
り組むプログラム(子ども健全育成プログラム)を策
定・実施し、被保護者世帯の子どもを対象として健全に
育成される環境を整備する。
≪県民局 保健福祉環境部(美波)社会福祉担当≫
実 績
①1回
②1回
③1回
○4月、7月、9月、11月、2月の計5回、イベントを開催し、延べ120名が参加した。
○計25回の相談会を実施し、68件の相談に応じた。
○とくしま出逢いきらめきネットワークに参加し、研修や意見交換を行った。
○上記の結果、平成21年度においては、4組のカップルが成婚した。
○「GO!GO!くっつき隊」の協賛店舗・施設等の増加を推進した結果、平成21年度では5店舗の増加となり、親子が
ふれあいを深める機会づくりを提供することができた。
活 動 指 標
①協賛事業者 : 延べ84店舗
実 績
①延べ71店舗
○生活保護制度における子どもの健全育成の支援を行う「健全育成相談員」は、未設置であったが、被保護者世帯の子ども
を対象として健全に育成される環境の整備に努めていく。
活 動 指 標
①健全育成相談員の設置
実 績
①未設置
- 58 -
(3)子どもたちの安全・安心の確保
【プラン36】(子どもたちの安全・安心の確保)
プラン評価
事務局所見
成果指標
A
「こどもたちとおじいちゃん、おばあちゃんの元気塾」を阿南市桑野小学校で実施した。老人クラブや地元ボランティアグ
ル-プの協力のもと、活発な交流とまちづくりを実施し、高齢者の生きがいづくりやコミュニティの活性化に繋がった。
各市町の要保護児童対策地域協議会の構成員等に対して、研修会の開催やセミナ-への参加を促し能力向上を図るととも
に、児童虐待防止対策会議を開催し、市町の要保護児童対策地域協議会相互の連携強化や、本年4月に開設した「南部こども
女性相談センター」においてきめ細やかな対応に取り組むこととしている。
目標値
・全小学校区のスクールガード配置の継続
配置の継続(22年度)
3カ所(21年度)
・小学校余裕教室を活用した高齢者と児童との交流(再掲
・要保護児童対策地域協議会の体制強化(再掲)
強化(22年度)
(児童虐待防止ネットワーク)
・消費生活相談窓口の設置
設置(21年度)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H18
H19
H20
H21
H22
配置
0カ所
-
配置の継続
1カ所
-
配置の継続
2カ所
強化
配置の継続
-
B
B
3カ所
強化
設置
A
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
○警察官OBや教員OB等にスクールガード・リーダー8名を委嘱し,圏域全ての43小学校区において,スクールガードに
地域住民の積極的な参加による学校安全ボランティア(ス よる巡回活動等を実施した。
クールガード)活動等の幼児児童生徒の安全確保を図る取
実 績
活 動 指 標
組を継続して推進する。
①スクールガードリーダーの委嘱 : 8名
①8名
《県 教育委員会》
【継続施策②】
高齢者と児童が交流する場所を提供し、また、高齢者が
放課後児童の世話を行うなど、高齢者の生きがいづくり
と子育て支援の両立ができる事業「こどもたちとおじい
ちゃん、おばあちゃんの元気塾」を実施する。(再掲)
○阿南市桑野小学校の相談室を「サロン(くわ小元気塾)」と名付け、高齢者等が児童と交流しながら地域福祉活動を行う
拠点としている。地区農家の方や土地改良区などの指導・支援のもと、児童による「米作り」や野菜づくりを実施した。
また、校舎南側にゴ-ヤのエコカ-テンを育成し、どんぐりの育苗も実施した。今後も老人クラブや地元地域の方の協力
のもと、交流活動を計画しているところであり、小学校において、地域の高齢者等が児童とともに活動することにより、
コミュニティの活性化に繋がっている。
≪県民局 保健福祉環境部(美波)社会福祉担当≫
活 動 指 標
①モデル事業の実施 : 1カ所
- 59 -
実 績
①1カ所
【継続施策③】
市町の要保護児童対策地域協議会の構成員等を対象に児
童虐待防止セミナーを開催するとともに、児童虐待防止
対策会議を開催し、協議会の効率的な運営や、ネット
ワーク各機関の連携を促進する。また各市町の要保護児
童対策地域協議会の構成員等を対象に、児童虐待家庭へ
の適切な対応の仕方等についての研修会を開催すること
で、構成員の能力向上や協議会の活性化を図る。(再
掲)
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)児童相談担当≫
○児童虐待防止のため、市町児童福祉・保健担当者向け研修会を開催。
・児童虐待防止研修会
開催日:平成22年1月28日
参加者:77名
内容:「精神的問題を抱える親への支援について」宮内クリニック 宮内和瑞子氏
○児童虐待防止に関わる関係者を対象にしたセミナ-を開催。
・児童虐待防止セミナ-
開催日:平成21年11月11日
参加者:100名
内容:「子育てに悩む保護者への支援のあり方について」NPO法人児童虐待防止協会 綱本幸子氏
○市町が設置する要保護児童対策地域協議会相互の連携を図るための会議を開催。
・児童虐待防止対策会議
開催日:平成21年8月6日
参加者:29名
活 動 指 標
①研修会の開催回数 : 1回
②セミナーの開催回数 : 1回
③児童虐待防止対策会議の開催回数 : 1回
実 績
①1回
②1回
③1回
【継続施策④】
県民局庁舎では徳島県消費者情報センターに直接つなが
るテレビ電話による消費者相談が受けられる体制を整備
しており、その利用促進を図る。
≪県民くらし安全課
県民局 企画振興部(美波)県税・県民生活担当
企画振興部(阿南)県民生活担当≫
○新規施策①に移行
【新規施策①】
消費者問題に迅速に対応するため、県民局において徳島
県消費者情報センターの相談員による対面相談活動を実
施する。
≪県民くらし安全課、
県民局 企画振興部(美波)県税・県民生活担当
企画振興部(阿南)県民生活担当≫
○地域における消費生活問題等に対応するため、県民局において月1回(阿南庁舎は毎月第1木曜日・美波庁舎は毎月第3木
曜日)、各庁舎に消費者情報センタ-の窓口を設置し、相談を受けている。
活 動 指 標
①消費生活相談の実施回数 : 24回(毎月 美波、阿南にて各1回実施)
- 60 -
実 績
①消費生活相談の実施回数:17回
(H21.7月より実施のため)
7 自然環境の保護と共生
(1)きれいな水環境の実現
【プラン37】(きれいな水環境の実現)
A
プラン評価
事務局所見
公共用水域における水質環境基準は達成されたが、引き続き水質常時監視とともに排水の排出総量削減計画を推進する。
目標値
H18
H19
H20
H21
全河川達成(22年度)
供用開始(20年度)
供用開始(19年度)
未達成1河川
-
-
未達成1河川
全河川達成
供用開始
全河川達成
幹線管渠工事の実施
-
B
A
A
成果指標
・河川の水質環境基準の達成
・宍喰浄化センター等根幹施設の整備
・海部浄化センター等根幹施設の整備
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
【継続施策②】
浄化槽の管理者による維持管理の指導を強化する。今
後,浄化槽教室の開催による意識啓発に加え,不適正管
理者への指導強化を図っていく。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
【継続施策③】
産学官民の協働型環境保全活動を推進する「みなみから
届ける環づくり会議」は設立から3年が経過したので、
平成21年度に環境課題の見直しを行う。水質について
は、引き続きワ-キングチ-ムによる活動を継続させ、
水質保全を推進する。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
【継続施策④】
阿南市では都市の健全な発達、公衆衛生の向上、生活環
境の改善及び公共用水域水質保全を図るため、公共下水
道事業を推進する。
供用開始
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
公共用水域の水質常時監視とともに,排水の排出総量削
減計画を推進し汚濁負荷量削減を図る。
H22
○公共用水域(河川等)で、毎月1回、水質検査を実施し、常時監視を行った。また、これらの公共用水域に排水している
工場・事業場に立入検査及び排水検査等を実施し、汚濁負荷量の削減指導を行った。
活 動 指 標
①水質常時監視 : 河川18地点
②事業場立入検査件数 : 100回
実 績
①河川18地点
②105回
○新たに浄化槽を設置した方を対象に、浄化槽教室(阿南3回、美波2回)を開催し、浄化槽法上の義務、浄化槽の仕組み
や正しい使用方法等について啓発を行った。また、法定検査未受検者に対する受検指導、法定検査において、維持管理等
の不備により不適正と判定された浄化槽の管理者に対し、改善指導を行った。
活 動 指 標
①浄化槽教室の開催回数 : 5回
実 績
①5回
「みなみから届ける環づくり会議」では、平成21年度に環境課題の見直し行った結果、引き続き水質を環境課題として決定
した。そして、水質のワーキンググループを起ち上げ、ワーキンググループの活動において、2河川の現地観察会などを
行った。
○ワーキンググループでの検討会(3回)、岡川・打樋川等の現地観察会
活 動 指 標
①ワーキンググループ会議の実施回数 : 3回
実 績
①3回
富岡地区80.8ヘクタールを受益地とした雨水と汚水の分流式下水道事業を推進中である。
- 61 -
(2)自然環境に配慮した行政施策の展開
【プラン38】自然環境に配慮した公共工事の施工
-
プラン評価
事務局所見
谷内川をはじめ河川改修事業において、多自然型護岸の整備を行った。今後も「徳島県公共事業環境配慮指針」に基づいた
公共工事の施工を推進していく。
成果指標
目標値
-
-
H18
H19
H20
H21
-
-
-
-
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
自然環境に配慮した公共施設を推進するため、谷内川の
整備を進めるとともに、南部圏域内における河川におい
ても自然にやさしい多自然型護岸の整備を推進する。
H22
○谷内川をはじめ河川改修事業等において、環境に配慮した護岸の整備を行った。
≪県民局 県土整備部(那賀)工務担当≫
活 動 指 標
①多自然型護岸の整備
実 績
①整備
- 62 -
【プラン39】生物多様性の保全、復元
プラン評価
事務局所見
B
「みなみから届ける環づくり会議」において決定した環境保全活動を、産学官民の連携協力による実践活動として実施でき
た。
竹ヶ島海中公園及びその周辺のサンゴ等の調査や海中生物調査に取り組み、実施計画策定を目指したが策定には至っていな
い。
引き続き、計画策定に向け調査等を進めることとしている。
成果指標
・竹ヶ島海中公園及びその周辺の自然再生に係る
全体構想の実施計画の策定
目標値
H18
H19
H20
H21
策定(21年度)
未策定
未策定
未策定
未策定
-
B
B
B
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H22
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
「みなみから届ける環づくり会議」は設立から3年が経過して、平成21年度に環境課題の見直しを行い、改めて5つの環境
「みなみから届ける環づくり会議」で決定した環境課題 課題を決定した。また、環境課題毎にワーキンググループを起ち上げた。生物多様性の保全、復元に関しては、竹林、参加協
である竹林、参加協働や環境教育のワーキンググループ 働及び環境教育を中心に環境保全活動に取り組んだ。
を中心に、活動に取り組んでいく。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
活 動 指 標
①各ワーキンググループ会議の実施回数 : 3回
【継続施策②】
竹ヶ島海中公園及びその周辺の自然再生に係る全体構想
の実施計画の策定を目指し、引き続き各種の事業の実施
及び協議会の運営を行う。
≪県 自然環境課≫
実 績
①3回
○実施計画の策定を目指し、引き続き各種の事業の実施及び協議会の運営を行う。
活 動 指 標
①「竹ヶ島海中公園自然再生協議会」の開催 : 2回
②専門委員会の開催 : 1回
③分科会の開催 : 各1回
- 63 -
実 績
①1回
②1回
③各0回
(3)地域における自然保護活動の展開
【プラン40】(地域における自然保護活動の展開)
プラン評価
事務局所見
成果指標
A
圏域内の自然林から採取した広葉樹の種子を育苗するとともに、民間資金による苗木の購入等により、災害復旧事業地等への
植栽を実施し、自然再生を図った。
また、「みなみから届ける環づくり会議」においては、改めて環境課題の見直しを行い、交通、水質、竹林、参加協働及び
環境教育の5つの環境課題を決定し、課題ごとにワーキンググループを起ち上げ、産学官民の連携協力による実践活動や、
NPO等を中心とする自然環境保護活動が展開されている。
目標値
・公共事業等での自然再生活動(累計)
10カ所(22年度)
・外部資金新規導入実績
1件以上(22年度)
・「みなみから届ける環づくり会議」で着手する
1カ所(20年度)
自然保護活動(累計)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
H18
H19
H20
H21
0カ所
4カ所
16カ所
0カ所
4カ所
10カ所
2件
4カ所
-
A
A
A
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
「みなみから届ける環づくり会議」では設立から3年が経過したので、改めて環境課題の見直しを行い、交通、水質、竹林、
参加協働及び環境教育の5つの環境課題を決定した。また、環境課題毎にワーキンググループを起ち上げた。また、交通ワー
キンググル-プにおいては、企業の参加者に対して経済的なインセンティブを付与することによって、エコ通勤をしてもらう
社会実験を21年11月の毎水曜日に実施した。他のワーキングのおいても、現地観察会などの活動をおこなった。
○「エコ通勤社会実験」を次のとおり実施した。
・実施期間:平成21年11月の毎水曜日
・実施内容:企業の参加者に対する経済的インセンティブを付与したエコ通勤促進の社会実験
交通行動調査
交通量調査
○参加協働ワーキングでは、森づくり、棚田、海藻などの課題検討を行った。
○現地視察会を弁天島において実施した。
活 動 指 標
①環境活動・研究助成の採択 : 1件
②交通社会実験の実施 : 1回
③ワーキンググループ会議の実施 : 3回
【継続施策②】
民間資金を導入し、地元にわずかに残された自然林から
採取した広葉樹の種子を育苗するとともに、災害復旧事
業の植栽工に一部活用することにより、生物多様性の確
保と県土保全の機能強化を図る。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
1件
5カ所
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
産学官民の協働型環境保全活動を推進する「みなみから
届ける環づくり会議」で改めて環境課題の見直しを行
い、交通、水質、竹林、参加協働及び環境教育の5つの
環境課題を決定し、課題毎にワ-キンググル-プを起ち
上げる。また、外部資金の獲得や資材・人材の獲得な
ど,地域での新たな「公」づくりを目指す。
H22
実 績
①0件
②1回
③3回
○地元の自然林から採取した広葉樹の種子(どんぐり)を育成し、瀬戸内オリ-ブ基金などによる民間資金を受け、地元産種
苗
を購入し、県土整備部、農林水産部との連携により、公共事業地等へ植栽した。
・採取した種子:約10,000個
・植栽箇所:6カ所
活 動 指 標
実 績
①公共事業施工地における自然再生緑化植栽箇所 : 2カ所
①6カ所
- 64 -
【継続施策③】
漁港海岸において清掃予定のあるボランティア団体とア
ドプト契約を締結し、簡易な清掃道具等の提供を行い活
動を支援することにより、美しい海岸を守るとともに、
漁場機能の回復と漁場環境の保全を図る。
≪県民局 農林水産部(美波)水産振興担当≫
【継続施策④】
住民団体や企業等との協働によるアドプトプログラムの
取り組みを推進する。(再掲)
≪県民局 県土整備部(阿南)施設管理担当
県土整備部(那賀・美波)維持管理担当≫
○海陽町、牟岐町及び県民局がボランティア2団体とそれぞれアドプト契約を締結し、漁港海岸の清掃活動が行われた。
ボランティア団体:NPO法人大里海岸キレイなあ、NPO法人カイフネイチャーネットワーク
活 動 指 標
①アドプト契約を行う団体数 : 2団体
実績
①2団体
○アドプト団体等道路清掃などを行う際の、簡易な清掃用具の支給などを実施した。
活 動 指 標
①県民スポンサー事業(南部花・はな募金事業)の活用
実 績
①活用
○漂流・漂着ゴミの発生原因等の調査・分析を行い、「対応マニュアル」の作成を目指している。
【継続施策⑤】
グリーンニューディール推進事業により、漂流・漂着ゴ
ミの回収・撤去・処理を実施するとともに「対応マニュア
ル」を策定し海辺環境の保全を図る。
≪県民局 保健福祉環境部(阿南)環境担当≫
【新規施策①】
「牟岐・千年サンゴの森プロジェクト」により地元住
民・NPO法人が中心となり、オニヒトデの駆除活動を
実施している。
活 動 指 標
①漂流・漂着ゴミの発生原因等の調査:1回
実績
①1回
○千年サンゴ(ハマサンゴ)を通じて地域内外に自然環境保護の重要性をアピールすると共に、観光資源としてもアピール
した。他にも観察ツアーの開催や保護のための調査、千年サンゴの森製作委員会による絵本(うみの木)が完成した。
また、子どもたちに絵本の読み聞かせ会を開催した。
○NPO法人カイフネイチャーネットワークが県の協働推進モデル創出事業の助成を受け、地元の環境団体や漁協、行政な
どが協働してサンゴが海中の生態系を支える重要な役割を果たしていることをPRし、保護意識を高め、ボランティアに
よる地元駆除隊員を養成するとともにオニヒトデの発生状態に合わせて迅速な駆除が行えるように地域住民等、連携の駆
除体制を構築することで将来にわたって千年サンゴやその周辺の環境保全を行えるようにすることを目的に活動を実施し
ている。
- 65 -
8 廃校等地域ストックの活用
(1)廃校等の地域資産の活用
【プラン41】(廃校等の地域資産の活用)
A
プラン評価
事務局所見
宍喰商業高校及び水産高校の跡地・建物等の利用については,教育委員会,南部総合県民局及びそれぞれの地元町において
その利活用について検討協議を実施した。今年度も引き続き関係部局,地元町と連携して,利活用の検討を進める。
成果指標
・利活用方針の決定件数(累計)
目標値
H18
H19
H20
H21
3件(22年度)
0件
1件
2件
3件
-
C
B
A
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
宍喰商業高校、水産高校、日和佐老人ホームの跡地につ
いては、関係部局、地元町が連携して、利活用の検討を
進める。
≪県 教育委員会、長寿社会課≫
H22
○宍喰商業高校 :平成20年度に「旧宍喰商業高等学校跡地等利活用推進協議会」(県教育委員会、南部総合県民局、海陽
町)を設立し、跡地・建物等の利活用について検討を進めてきたが、校舎棟等については耐震性が無いことなどから、長
期的な利活用は困難と判断し、セミナーハウス(新耐震建物)及び相撲場以外の建物については取り壊すこととした。
○水産高校 :一部の敷地・建物は徳島科学技術高校マリンキャンパスとして利用し、残りの跡地・建物等の利活用について
は、県教育委員会、南部総合県民局、美波町と検討協議を実施した。短期的な利活用として、グラウンドや校舎の一部に
ついては、町へ無償貸与することとし、長期的な利活用としては、民間への売却・有償貸付の検討を行うこととした。
○日和佐老人ホーム:平成21年3月31日をもって美波町に譲与を行った。今後,美波町により地域活性化のため利用され
る予定である。
活 動 指 標
①短期的利用 : 2件
- 66 -
実 績
①短期的利用 2件
【継続施策②】
「南阿波サンライン」を観光交流拠点として再生させる
ため、県、美波町、牟岐町、住民が協力する「南阿波サ
ンライン再生プロジェクト」を展開する。
《県民局 企画振興部(美波)県南振興担当》
○南阿波サンライン再生プロジェクト委員会による事業の実施。
・実施日:H21.4.11
参加者:美波町、県民局、民間ボランティア
内 容:第1展望台付近の清掃活動
・実施日:H21.10.18
参加者:徳島県産業廃棄物処理協会、美波町、県民局、民間ボランティア
内 容:日和佐浦から山河内の間、4カ所のゴミ除去
・実施日:H21.11.8
参加者:民間ボランティア
内 容:県民参加の森づくり事業による、沿線針葉樹林の整備。
・実施日:H21.11.22
参加者:美波町、県民局、民間ボランティア
内 容:森林教室。小学生を対象とした貴重な樹木の学習や木を使った工作の体験
活 動 指 標
①検討会等の開催 : 3回
①4回
- 67 -
実 績
(2)空き家等の活用
【プラン42】空き家等の活用
プラン評価
事務局所見
成果指標
A
平成19年度に那賀町と美波町、平成20年度に牟岐町、平成21年度に海陽町で移住交流支援センターが設置され、ホー
ムページによる空き家情報等の情報提供を行っており、僅かではあるが移住者による利用が進んでいる。
目標値
・移住交流センターの設置地域数(再掲)
3地域以上(22年度)
参考 (空き家登録数)
(契約数)
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
施 策
H18
H19
H20
H21
0地域
2地域
(4)
(2)
A
3地域
(4)
(3)
A
4地域
(15)
(3)
A
-
H22
個 別 事 業 内 容
【継続施策①】
圏域での「団塊の世代」をはじめとする定住・交流人口
の増加を図るため、県職員と市町職員で構成される「移
住交流の推進」プロジェクトチームを設置し、受け入れ
体制の整備、情報発信等を行う。(再掲)
○プロジェクト推進会議の開催
県・市町村職員による推進員会議を開催し、情報交換、問題点の抽出、課題の解決策について議論した。
≪県民局 企画振興部(美波)県南振興担当≫
○移住交流支援センターの設置状況
那賀町、牟岐町、美波町は移住交流センターを設置済み。
海陽町におけるH21移住交流モデル事業(「とくしま」ふるさと回帰推進協議会)の取組の支援を行った。
○情報発信
ふるさと回帰フェアin大阪にて、移住希望者へ県南部のPRを行った。
活 動 指 標
①プロジェクトチーム推進員会議の開催 : 3回
実 績
①1回
【継続施策②】
美波町では、移住交流支援センターを設置し、空き家情
報の提供やお試し滞在施設の整備などを行い、移住定住
の受け皿づくりに取り組んでいる。(再掲)
○美波町では、移住交流支援センターを設置し、HPによる空き家情報等の提供、地域づくり団体の関連情報の発信が行わ
れた。
【継続施策③】
那賀町では、移住交流支援センターを設置し、空き家の
調査や紹介、民間が行う都市との交流イベントの開催に
対する支援など行い、移住定住希望者の受け皿づくりに
取り組んでいる。(再掲)
○那賀町では、平成21年度 移住交流モデル事業として「那賀町もんてこい広報事業」を実施。移住交流者向け啓発媒体の
作成、次回交流会開催に向けての啓発活動、移住希望者への情報発進を行った。
○那賀町では、平成21年度 移住・交流受入システム支援事業として「山里のバーチャル体験からリアル体験へとつなげる
ZiVASANプロジェクト2009」を実施。移住情報の提供、交流イベントの開催、移住相談窓口の開設を行った。
○平成21年度は、那賀町移住交流支援センターへ移住相談が27件あり、山村留学センターの実施する移住交流体験事業
などを通じ、滋賀県から1世帯3名が、岐阜県から1世帯1名が移住した。
- 68 -
○美波町では、お試し滞在施設の運営を行い、お試し滞在の活用を行った。
・施設名 美波町体験活動施設(南阿波サンラインモビレージ)
・利用者 延べ623人
【新規施策①】
牟岐町では移住交流支援センターを設置し、空き地・空
き家の調査や紹介などを行い、移住交流希望者の受け皿
づくりに取り組んでいる。
商工会と協力して、空き家等の情報提供を行っている。
【新規施策②】
海陽町では、平成21年度移住交流モデル事業として以下の2点の事業を行った。
海陽町では、移住交流センターを設置し、移住交流希望者 ①海陽町社会福祉協議会及び民生児童委員に依頼し、空き家調査を行った。調査は、住居可能な空き家及び防災面に考慮
の受け皿づくりに取り組むこととしている。
し廃屋も対象とし、664戸の空き家があった。
②県内外の人に海陽町を知ってもらうため、「第2回海部川風流マラソン」の開催に伴い、大会場で町紹介パネルの展示
を行った。
※海陽町移住交流支援センター設置 平成22年3月31日
- 69 -
【プラン43】遊休農地の活用
B
プラン評価
事務局所見
中山間地域において農業生産の維持活動を通じて耕作放棄地の発生を防止するため、中山間地域等直接支払交付金の交付を
行い、集落組織の活性化と農地維持管理の持続を図ることができた。
成果指標
・集落協定等による維持管理面積率
目標値
H18
H19
H20
H21
85%(22年度)
83.0%
82.0%
81.0%
81.0%
-
B
B
B
各 年 度 末 時 点 で の 評 価
個 別 事 業 内 容
施 策
【継続施策①】
市町が行う中山間地域等直接支払制度に対し補助する。
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農村保全担当≫
○市町が行う中山間地域等直接支払制度について12月に市町に対し交付決定し,集落協定地区における農業生産活動を支
援している。
(南部圏域)交付決定面積:1,172ha
交付金総額(国+県+市町) :152,273,727円
活 動 指 標
①耕作放棄地の発生を防止する農業生産活動を行う集落数 : 235集落
【新規施策①】
企業との連携によりゆずの安定的な需要の掘り起こしを
行うとともに、それに対応できる労働力支援体制の構築
を行うことで、特産品ゆずの生産振興による耕作放棄地
の解消を目指す。
≪県民局 農林水産部(阿南)農業支援担当≫
【新規施策②】
遊休ハウスの情報を集め関係機関が情報を共有化し、希
望者に提供すると共に受け入れ態勢を整備する事によっ
て、遊休ハウスの活用を図り産地の維持拡大を進める。
≪県民局 農林水産部(美波)農業支援担当≫
H22
実 績
①235集落
○企業、NPO団体との連携による商品開発を通じて木頭ゆずのPRと新たな需要おこしを行うことを目的に木頭ゆずクラ
スターを設立した。
○担い手が高齢化することに伴う生産性向上対策として、モデル園の設置や研修会を行った。
活 動 指 標
①木頭ゆずクラスター:設立
②商品開発会議の開催:4回
実 績
①設立
②5回
○遊休ハウス活用推進チームを結成し、遊休ハウスの所有者を対象に今後の利用について、アンケート調査を実施した。
○遊休ハウス活用推進チームでアンケート調査の取りまとめを行い、遊休ハウスの今後の活用について検討した。
活 動 指 標
①遊休ハウス活用推進チーム:結成
②遊休ハウスの情報収集:1町
- 70 -
実 績
①結成
②3町
【新規施策③】
用排水施設等の老朽化により営農を継続することが困難
と見込まれる場合、耕作放棄地の発生を未然に防止する
観点から、営農上の阻害要因を除去するためのきめ細や
かな基盤整備を実施する。
≪県民局 農林水産部(美波・阿南)農村保全担当≫
○耕作放棄地の発生を未然に防止するため、農業水利施設等の基盤整備事業を実施した。
(南部圏域)地区数:15地区
事業費:28,602,000円
活 動 指 標
実 績
①1回
①事業制度説明会:1回
※中山間地域等直接支払制度
耕作放棄などによる多面的機能の低下が懸念される中山間地域等において、農業生産条件の不利を補正することを目的に農業生産者等に交付金を支給する制度。
- 71 -
緊急課題の解決に向けた取り組み
(1)緊急雇用対策
施 策
【継続施策①】
雇用情勢が悪化する中、県民局では雇用・就業機会の創
出のため各種事業を実施していく。
個 別 事 業 内 容
①みなみへ「ウェルかめ」推進事業 : 10人
②体験型観光推進事業 : 3人
③南阿波サンライン再生プロジェクト推進事業 : 2人
④漁船等を活用した遊覧観光事業 : 2人
⑤「阿波の食品売り込み隊」支援事業 : 3人
⑥野生鳥獣被害緊急調査事業(当初) : 3人
⑦南部県営林緊急整備等事業(当初) : 4人
⑧新たな地域産品開発事業 : 3人
⑨どんぐりプロジェクト支援事業 : 1人
⑩道路河川環境・防災対策事業 : 8人
⑪産学官民協働型環境保全活動推進事業 : 1人
⑫難病患者のQOL向上を目指した調査事業 : 1人
⑬狩猟者モラル向上事業 : 1人
⑭野生鳥獣被害緊急調査事業(5月) : 4人
⑮南部県営林緊急整備等事業(5月) : 4人
⑯農商工連携支援事業 : 1人
⑰地域農業お助け隊整備事業 : 3人
⑱工事図面電子化事業 : 3人
⑲コミュニティ・コーディネート事業 : 1人
⑳落石等道路安全調査事業 : 6人
計 64人
①12人
②5人
③2人
④3人
⑤3人
⑥4人
⑦4人
⑧4人
⑨1人
⑩23人
⑪1人
⑫2人
⑬1人
⑭4人
⑮2人
⑯1人
⑰3人
⑱3人
⑲1人
⑳17人
21
ブランド産地育成支援水土里情報
データ整備事業 : 1人
22
阿南那賀地域ブランド品目現地調
査事業 : 1人
計 98人
- 72 -
(2)高速道路 新料金活用戦略
施 策
【新規施策①】
「土日祝日の普通車料金・千円で乗り放題」をはじめと
する高速道路新料金を最大限活用し、「県外からの観光
客誘致」及び「物流の活性化」を図るため、様々な戦略
を実施する。
個 別 事 業 内 容
○南阿波アウトドア道場を6000部増刷し、大阪府で開催されたアウトドアイベント等で配布しPRを実施した。
○ふるさと雇用再生特別基金事業を活用し、南阿波サンラインにおける眺望を阻害する樹木の伐採を実施した。また一般ボ
ランティアとともにゴミの清掃、県民参加の森作りによる森林整備、区画線の引き直し、防護柵の設置を実施した。観光
案内看板を美波町がリニューアルした。
○ふるさと雇用再生特別基金事業を活用し、漁業体験、シーカヤック体験などの個人対面メニューが創出された。
○地域力アップ事業としてブッククロッシング、ハンモックマップ、公衆無線LAN、携帯電話通話可能スポットマークの
活動を実施した。
○南総魅力「発見・伝」事業で南阿波アウトドアフェスwith野田知佑を開催するとともに地域資源のブラッシュアップを実
施した。
○南部県民局管内の3農業協同組合に委託し、「物流の活性化」を図るため、本県の新鮮な農林水産物や加工品を始めとし
た質の高い食品や体験型観光を、都市部の量販店やイベント会場等で直接消費者にアピールした。
活 動 指 標
①南阿波アウトドア道場の改定・増刷
②南阿波サンラインプロジェクトの推進
③体験型観光の個人客向けメニューの造成
④地域力アップ事業の実施
⑤南総魅力「発見・伝」事業の実施
⑥「阿波の食品売り込み隊」支援事業の実施
⑦ゆずが香る農地再生モデルの実施
①増刷
②推進
③造成
④実施
⑤実施
⑥実施
⑦実施
実 績
活 動 指 標
①太陽光発電パネル(5kw) : 設置
②太陽光発電LED外灯の設置 : 5機
③ソーラー式電動アシスト自転車設置 : 設置
①設置
②5機
③設置
(3)地球温暖化対策の推進
施 策
【新規施策①】
「地域グリーンニューディール基金」を活用し、小中
学生等の自然体験活動の場として利用されている牟岐少
年自然の家に太陽光発電システムや太陽光発電を利用し
たLED外灯、電動アシスト自転車を整備することによ
り、温室効果ガスの排出削減に取り組むとともに、自然
エネルギーの活用や地球温暖化防止に関わる取組の重要
性について教育・啓発を行う。
- 73 -
実 績
Fly UP