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次世代社会づくり

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次世代社会づくり
いい町・いい社会
いい町・いい社会
次世代社会づくり
次世代社会づくり
次世代社会づくり
豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト
「Smart Melit(Smart Mobility & Energy Life in Toyota City)」
未来のモビリティ社会と豊かなライフスタイルに向けて
トヨタは、広い意味での未来のモビリティ社会の実現に向け、クルマを越えて様々な
スマートモビリティ社会実現のための一つとして、豊田市、
トヨタをはじめ民間企業が連携し、低炭素社会と新エネルギーをテーマに2010年
取り組みを行っています。
より取り組みを始めています。
トヨタは本プロジェクトで、
エネルギー分野のEDMS*1に交通分野のTDMS*2を組み入れた家庭・地域・交通を
行政・地域社会・企業・学術界と協力しながら、人々がより自由につながることができ、
含む、生活圏・コミュニティ単位でのエネルギー利用の最適化を目指しています。
環境にもやさしいコミュニティづくりや、豊かな生活をサポートするロボットの開発など
EDMSでは、各家庭に設置されたHEMS*3を束ね、天候や消費者の行動予測を基に、太陽光発電で発電する電力量と、地域内で必要とされる
を通じ、すべての人が笑顔になれるサステイナブルな社会の実現に向けて貢献して
電力量を推測し、地域内の電力利用の集中を回避します。
このようにコミュニティ単位での電力
いきます。
需給をバランスさせることで、地域全体の電力の低炭素化を実現します。
第6回トヨタ夢のクルマアートコンテスト
ワールドコンテスト受賞作品
(金賞,
9歳以下の部)
*1 EDMS:Energy Data Management System
*2 TDMS:Traffic Data Management System
*3 HEMS:Home Energy Management System
「Ha:mo」でつなぐ、人にも街にも社会にもやさしい、次世代交通システム
TOYOTAが目指すスマートモビリティ社会
「Ha:mo」は2012年10月より、
「豊田市低炭素システム実証プロジェクト」の一環として実証実験を開始した都市交通システムです。パーソ
ナルなクルマと公共交通の最適な組み合わせにより、CO2低減とともに快適な移動の実現を目指しています。今回の実証は、
シームレスな
トヨタは、将来のスマートモビリティ社会として、
「クルマの移動から生活シーンまで誰もが安心で心ときめく社会」の早期実現を目指して
移動の情報提供システム「Ha:mo NAVI」、ラスト・ワンマイルの小型EVカーシェアリング「Ha:mo RIDE」の2つのサービスで構成。
います。
「テレマティクス、ITS、都市交通、エネルギーマネジメント」の4つの領域を主とした取り組みを通じ、グローバルビジョンで掲げて
「Ha:mo RIDE」では、豊田市に車両ステーション4ヵ所を設置、EV10台と会員100名で運用を開始しました。2013年10月までに20ヵ所、
100台、1,000名の本格的な実証へ拡大する計画です。
いる、いい町・いい社会の実現に貢献します。
COMFORT
ECOLOGY
様々な利用シーンに応じた
サービスの提供を通じ、お客様の
豊かで快適なカーライフを実現します
社会全体のエネルギー利用の最適化をし、
無理なくQOLの高いエコライフを実現します
トヨタフレンド
プリ君、充電して♪
Ha:mo RIDE(ハーモライド)
「どこかに行こう」を、もっともっと自由にする仕組み
電車+カーシェアリングで乗り継ぎラクラク
高効率発電システム
FEMS
FEMS
Ha:mo NAVI(ハーモナビ)
H2Veneli
「節電ライフの支援」
乗りたい時にちょっとだけ乗るモビリティ・ネットワーク
省エネルギーのエコなEVネットワーク
ストレスフリーで安心の最適ルートを選択
植物工場
F-グリッドCEMS
HEMS
行動履歴考慮案内・意図理解
非接触給電
TA
YO
TO
BEMS
了解!
次世代テレ
マ
*3
¥500
S
M 〇△
△店
〇×セット
V
渋滞予測・プローブ交通情報
クス
ティ
D
協
!
M
調型
S *1
TO
*2
TD M S
Y OTA
ITS
!
t
Smart Ce n
BEMS
リビルト・
G-Station
リユース電池 「充電スタンド」
er
次世代都市
交
ム
ステ
通シ
スマートモビリティパーク
次世代ヘルプネット
事故状況に併せて自動通知
ITSスポット
この先カーブ注意!
TA
YO
TO
エネル
ギー
マネ
EDM
ント
ジメ
ー
リコメンド型
広告案内
「いい町・
いい社会」
高機能パーキング
「自動駐車」
Ha:mo NAVI
「マルチモーダルルート案内」
車両の超小型EV「COMS」
はCO2排出ゼロ、普通サ
「Ha:mo NAVI」
は、電車やバスやカーシェアリング、
RIDE」車両ステーション。たとえば、最寄り駅から大
イズのEVと比べても省エネな上、乗用車よりも狭い
あらゆる交通手段を組み合わせてスムーズに目的
学まで、
バスを待つことなく乗り継いでロスタイムな
スペースに数台駐車可能、渋滞の軽減にもなります。
地までナビするシステム。渋滞、駐車場の満空情報
しに到着。歩くには遠い距離をちょっとだけ乗れる、
充電には夜間電力や再生可能エネルギーを蓄電し
やバスの運行状況、イベントや天気まで考慮して最
快適便利なモビリティネットワークとして人気です。
て利用、地域の電力負荷も軽減しています。
適なルートを選択、移動のストレスを軽減します。
VOICE
路車間システム
!
中京大学豊田キャンパスに設置された「Ha:mo
!
歩車間システム
DSSS
この先 赤信号
車車間システム
!
学生の声
VOICE
学生の声
ワンウェイで乗り捨て自由、予約はスマホで簡単。
EVを使ったカーシェアリングって、環境に配慮した
気に入っています
良い移動手段
VOICE
学生の声
「Ha:mo RIDE」と合わせて行動範囲が広がり、
使い勝手がとても自由
Ha:mo RIDE
「超小型EVカーシェア」
いつでも乗車
OK!
コラム
高度運転支援
SAFETY
CONVENIENCE
フランス・グルノーブル市で超小型EVカーシェアリング実証実験開始へ
トヨタの究極の願いである
交通事故ゼロの社会を目指します
誰もが思い通りに円滑に移動できる、
ストレスフリーな交通社会を築きます
環境規制の厳しい仏グルノーブル市で、温室効果ガスと大気汚染物質の抽出削減を目指して、2013年3月、
トヨタは同市などと
次ページにて詳細説明
詳細は「安全への取り組み」
(P22∼25)およびホームページをご覧ください。
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/its/ultimategoal/
44
Sustainability Report 2013
:スマートモビリティ社会を
構成する各サービス
*1 VDMS:Vehicle Data Management System
*2 TDMS:Traffic Data Management System
*3 EDMS:Energy Data Management System
超小型EVカーシェアリングの実証実験を2014年末より開始するMOU*を締結しました。
* MOU:Memorandum of Understanding
(了解の覚え書き)
Sustainability Report 2013
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いい町・いい社会
いい町・いい社会
次世代社会づくり
次世代社会づくり
新たなライフスタイル∼パートナーロボット
WBCSDを通じて未来のモビリティ社会を検討
̶ 基本的考え方 ̶
「モノづくりを通じて豊かな社会づくりに貢献する」
と
いう創業以来の企業精神のもと、人と共生し、人の生活
をサポートするパートナーロボットの開発を通じて、
より
WBCSD*は、世界各国の広範囲な産業界から約200社が参加し、持続可能な発展に向け、グローバルな視点で経済成長、環境保全、社会
医療・介護・福祉
移動支援
医療・介護・福祉の現場で、病気の
人やお年寄りのお世話や見守りを
したり、医師や看護師や介助士の
方のサポートをします。
人の自由で安全で快適な移動
や歩行をユニバーサルに支援
します。
開発に関する調査・提言活動を行っている組織です。1992年のリオ・サミットを契機に発足以来、環境管理システム(ISO14000)、経済と
環境の効率「エコ・エフィシエンシー」の発案など、持続可能な発展を率先垂範する産業界のリーダーと位置づけられています。
トヨタは創
立以来のメンバーで、サステイナブル・モビリティ・プロジェクトをはじめ、
これまでに様々なプロジェクトに参加。
豊かなライフスタイルの創造を目指しています。
2010年1月にスタートした
「UII(アーバン・インフラストラクチャ・イニシアチブ )
」
にも15社のメンバーの1社として参加しています。
これは、
「やさしさ」
と
「かしこさ」
を備えたパートナーロボットは、
「民間セクターの専門知識を提供し、都市との対話を通じて都市の持続
with
医療・介護・福祉・移動・生活の支援まで多様なシーン
可能性ビジョンを実用的で分野横断的な戦略に変革する」プロジェクト
で人々をサポートし、
よりサステイナブルな社会とユニ
で、
これまでにトゥルク
(フィンランド)、
フィラデルフィア(米国)、神戸市
バーサルな生活に貢献していきます。
トヨタでは、
2010年代の早い段階での実用化を目指し、
自動車技術、IT技術、他分野の先端技術を融合し、様々
なパートナーとの共創で開発と実証を進めていきます。
* WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)
:
持続可能な発展のための世界経済人会議、本部ジュネーブ
人
パートナーロボット
生活支援
仕事支援
家庭の暮らしの中で、家事の支援
や人のお手伝いや見守りなどのラ
イフサポートをします。
モノをつくる現場での製造支援
や人が働く場所での仕事のアシ
ストやサポートをします。
社会
社会システムとしての将来モビリティを、WBCSDを受け皿に多様なステークホルダーと検討
家庭での自立と介助をサポートする生活支援ロボット
トヨタでは、2012年9月、新たなパートナーロボットのファミリーとして、家庭
の暮らしをサポートする生活支援ロボット
「HSR(Human Support Robot)
」
の技術発表をしました。HSRは、手足の不自由な方の家庭内での自立した
生活をサポートするロボットです。
タブレットを使って誰でも簡単に操作する
(日本)など、世界10都市で対話を実施してきました。
開発の3つのポイント
小型・軽量
簡単操作
安全・安心
家庭内で邪魔にならない
大きさ・扱いやすさ
誰でも扱える
簡単操作
人とロボットが共存する
ため安全性の確保
世界人口の増加、新興国を中心とした経済発展、世界的な高齢化、
ニーズや今後の市場の動向を的確にとらえてモノづくりを行う
顕在化する環境・資源の制約など、社会は大きく変化しつつあり、
「マーケットイン」の発想が大切です。そのためには、自動車会社
将来あるべきモビリティの姿も大きく変貌しようとしています。
だけでは対応できず、グローバルに都市や市民社会と対話を重ね
未来のモビリティ社会を考えるには、エネルギー、情報、市民生活
ながら検討していくプロセスが必要です。
などを、社会システムとして包括的にとらえ、地域・ユーザーの
将来のあるべきモビリティ社会を検討するプロジェクトを開始・牽引
ことで、
ロボットが
「拾ってわたす」
「高い所のものを取る」
「カーテンを開ける」
など家事をサポートします。
トヨタでは開発と平行して、障がいのある方の
2012年、
トヨタはWBCSD参加企業と、
「将来のモビリティのある
SMP2.0には、日米欧の自動車会社だけでなく、鉄道、物流、石油、
自宅での実証実験を行い、利用者の視点や意向をフィードバックしています。
べき姿をグローバルにどのように検討していくべきか」
について対
情報、道路運営、自動車部品会社なども参加を表明しています。
今後は、
ネットワーク機能やコミュニケーション機能により遠隔地から高齢者
話を始め、検討作業をリードしてきました。WBCSDはこれを受け、
また、国際的に著名な学識者等をアドバイザーに据えることで
の見守りやお世話を可能にし、
ロボットを通じて、家の中と外を、人と社会を
2013年から「2050年を念頭に、将来のあるべきモビリティを検
検討に客観性を持たせるとともに、世界各地の都市の実務家にも
討する
『サステイナブル・モビリティ・プロジェクト2.0
(SMP2.0)』
参加を促しています。
トヨタは、共同議長会社として3年プロジェ
を開始する」
ことを決定しました。
クトであるSMP2.0をリードしていきます。
つなげていきます。
落ちたものを拾い、
わたす
カーテンを開ける
棚のものを取る
SMP2.0の概要(アクションと手順)
コラム
2013
2014
2015
ロボットが、いつでも・どこでも・みんなとともに暮らす未来を目指して
●
●
「KIBO ROBOT PROJECT」
に参画。現在と未来を希望でつなぎ、地球と宇宙を希望でつなぐコミュニ
●
ケーションロボット
「KIROBO(キロボ)」
を共同開発しました。KIROBOは、
トヨタが開発する音声エンジン、
各社プロジェクトの推進と、経験・結果の持ち寄り
世界のベストプラクティス収集
説得力のある網羅的なモビリティ課題
解決策メニュー作成
認識エンジン、対話エンジン、知能エンジンの「やさしさ」と
「かしこさ」の心と頭がKIROBOの体に宿り、
サステイナブル・モビリティ指標開発
●
人とのコミュニケーションを実現します。KIROBOは、2013年夏から国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙
飛行士とともに滞在し、自律機能や遠隔操作で宇宙飛行士と会話し、活動をサポートしていきます。
都市クラスター分析
トヨタでは、
「 KIBO ROBOT PROJECT」の共同開発と共同実証を通じて、ロボットの対話能力や知能を
●
向上させ、いつでも・どこでも人のパートナーとして人に寄り添い人をサポートするパートナーロボットの
進化につなげていきます。
KIROBO
Sustainability Report 2013
多様な都市をモビリティの観点から類型化、
クラスター毎の課題を特定
長期ビジョンの策定
長期ビジョンやロードマップ策定と、
政策&資金対策を含む実現のための
仕組みづくり
変貌しつつあるモビリティ需要分析
●
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ポジティブ・ネガティブ両面に関する指標作成
サステイナブル・モビリティ
実 現へ向けた力 強い流れ
各社プロジェクトとベストプラクティス収集
トヨタは、
「 人とロボットと車と家と街がつながる未来」
と
「人とロボットの新しい関係」の創造を目指し、
取り組むべき課題の明確化
Sustainability Report 2013
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