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次期システム(SPIRITONE)の概要
参考資料 次期システム(SPIRIT ONE)の概要 2006年9月 独立行政法人日本貿易保険 1 次期システムのシステム化目標と実現機能① システム目標 現行システム 次期システムでの実現機能 1 顧客サービスの向上 ○オンラインでの保険契約申込み・契 約情報照会機能が無いため機能と して不十分。 (現行システムにオンライン機能を 付加することは困難) ○保険契約申込・保険契約情報提供のオンラインサービス(WEBサービス) → お客様の保険申込手続負担を軽減、保険契約の確認を迅速化、リスケ国情報 等の提供情報の充実による顧客ニーズへの対応 2 経営指標の整備 ○ローカルシステムで管理されている 情報もあり、情報に整合性が無く、 統計作業として作業負担が大きい。 ○システムの一元化による統計・指標の適正化 → 案件単位に残高、状況を時系列に管理するデータベースを構築する等、機能を 充実させ、きめ細やかな管理が可能 業務から経理まで一貫した 3 統合化システム ○経理業務はローカルシステムを利 用しており、保険業務からの勘定等 は経理システムに手入力。 【※4ページ参照】 ○業務システムと経理システム間での保険業務に係る勘定等の相互データ連携 → 手入力排除による会計事務品質の向上、効率化(ミス、処理漏れの防止) ○保険証券単位での管理 ○案件単位の引受/審査/査定等の 進捗は手管理 ○案件管理の導入(案件情報と証券を一体的に管理) → 案件単位の状況(実績・残高)が捕捉でき、案件単位のリスクを容易にマネージメント → 商談と内諾・引受のつながりを管理でき、引受までの経緯を把握可能 ○工程管理の導入(社内申請・決裁の電子化) → 業務進捗管理の向上(ミス、処理漏れの防止) 4 案件・証券管理による業務 進捗管理の向上 2 次期システムのシステム化目標と実現機能② システム目標 5 電子化の飛躍的向上 現行システム ○1保険契約でも入力すべき画面が 複数に分かれる等、利便性が低く 作業負担が大きい。 【※5ページ参照】 ○画面入力の際の支援機能が無い ○各グループがそれぞれ必要文書を 保存 ○業務の継続性を重視したため、長 年にわたり追加開発を加えてきた 結果、複雑なシステム構成となり、 メンテナンスコストが上がった。 6 レガシー(旧式)からの脱却 ○ホストコンピュータ ○開発言語はCOBOL言語 (技術者の枯渇) ソフトウェアのスリム化、開 発の効率化・運用の安定化 7 を図るとともに、将来の改造 経費、改造時間の節約 ○1992年稼動開始から14年間経過 しており、毎年の制度改正対応の ため、重複ロジックの多い、継ぎは ぎのシステム(当初2.5Mステップ →5.5Mステップ) 次期システムでの実現機能 ○ユーザーフレンドリーなMMI(マンマシンインタフェース)の導入 例・インターネットエクスプローラーと操作方法が同じであり、直感的に操作を行うことができる ・組織毎のメニューの準備、お気に入りメニューにより、目的の画面に容易に辿り着ける ・1画面で多くの情報の表示・入力が可能 ・画面の配色・文字種・文字の大きさに配慮し、表示情報が認知しやすい画面レイアウト ・リストボックスを用いることでコードの入力を不要とすることにより、入力ミスを防止 ・重要な操作の前に、ポップアップ画面で確認することにより、操作誤りを防止 ○政府調達ルールに基づく総合評価(加算方式)による競争入札 → 大幅なコストダウン ○オープン・システム化(業界標準製品の組合せ) → 今後のIT技術に追随できるハードウェア構成を実現 ○複数のサーバーを多重化、複数CPU化 → 取引が集中しても処理を分散して迅速化 ○既存のPCローカル・システムを統合 → ハードウェア経費の削減、情報管理コストの軽減 ○オブジェクト指向(プログラムの部品化)により改造が容易 → 保守開発期間、保守開発費用を圧縮可能 ○開発言語は標準的なJAVA言語 ○保険商品フレームワーク(保険商品の基本的なロジックをパッケージにしたもの)を導入 → 開発規模を圧縮(4Mステップ) ○現行システムの冗長部分を見直す(重複しているロジック/画面/帳票を削減する) → システム開発量を抑制、改造による影響範囲を限定 ○契約管理と商品管理を分離することにより、商品制度改正による影響が限定される → 商品・制度改正に伴うシステム改造期間の短縮、改造コストの低減 3 業務から経理までの一貫した統合化システムの構築 現行システム ローカルシステム バイヤー格付 システム 次期システム ホストシステム(ACOS) 業務系サブシステム 信用調書管理 システム サーバー系システム 高度情報利用 システム 新リスケシステム 限度額保険 実績管理システム ABCシステム 情報系サブシステム 文書番号管理 システム 書誌事項管理 システム 査定DB 再保険特会 システム ADAMS 引受サブシステム 顧客サブシステム 審査サブシステム Webサブシステム 事故サブシステム 案件管理サブシステム 再保険サブシステム 工程管理サブシステム 回収サブシステム 経営支援サブシステム 高度情報利用 システム 新リスケシステム 会計総務システム 財務系サブシステム 経理システム (勘定奉行) ・ ・ ・ 貿易保険業務システム サーバー系システム (AIX,Windows等) 会計サブシステム 総務サブシステム 人事給与サブシステム 文書管理サブシステム 再保険特会システム 未サポート業務 ○限度額保険(回収・情報系) ○受再案件(事故・回収・再保険・情報系) ※ライセンス保険、中小企業保険は貿一扱い ADAMS 4 現行システムと次期システムの画面比較 操作性の改善 SPIRIT ONEは、「拡張を容易にできるシステム」「汎用性があるシステム」を目指し、WEB技術を導入した。 SPIRIT ONE利用者はWEBブラウザを用いて業務を行う。操作性は現行システムに比べて以下の変更点がある。 【主な変更点(効果)】 ○インターネットエクスプローラーと操作方法が同じであり、直感的に操作を行うことができる ○1画面で多くの情報の表示・入力が可能 ○画面の配色・文字種・文字の大きさに配慮し、表示情報が認知しやすい画面レイアウト ○リストボックスを用いることでコードの入力を不要とすることにより、入力ミスを防止 現行システム 次期システム 5