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日本にイノベーションを起こそう

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日本にイノベーションを起こそう
遠隔授業「ビジネスを学ぼう」最終回
日本にイノベーションを起こそう
2011年7月26日
九州大学カルフォルニアオフィス所長
松尾正人
Why Innovation is Important?
イノベーションはなぜ重要か
イノベーションとは何か?
新しいアイデアを創出し、それを社会的・経
済的価値へと変換するプロセス
技術だけではない
毎日の生活の中でもイノベーションは必要
問題解決のために「変化」を起こすこと
変化できないものは滅びる
会社寿命30年説
セコイヤの森の生き残り条件
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D
No
No
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G
日本ではイノベーションが停滞
日本の生き残りのためにどうしても
イノベーションが必要
Sequoia National Park
1
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
!!
2
Companies Never Grows without Innovation
企業はイノベーションがないと成長しない
「イノベーションのジレンマ」 クレイトン・クリステンセン (2001、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Why Toray Can Continues to Grow?
東レ:1926年創業以来の発展
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Why Zeon
Grew Suddenly From 1993?
日本ゼオン㈱連結業績推移
利益(億円)
売上高(億円)
350
3,500
300
3,000
250
2,500
200
150
2,000
100
1,500
経常利益
売上高
50
1,000
-100
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
3
2
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1
7
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'8
'8
'8
'8
'8
'8
'8
'8
0
0
500
0
5
What Are Zeon’s Businesses?
日本の中堅化学企業
特殊合成ゴムと特殊化学品・プラスチックス
Naphtha
Ethylene(C2)
Propylene(C3)
C4
Fraction
Retreated from
PVC
BD
Butadiene
19ケ国
47プラント
用 途
タイヤ
自動車ゴム部品
Synthetic
Rubbers
№1
IPM
Isoprene
合併浄化槽
住宅設備部材
Di-cyclo-Pentadiene
Cyclo-Olefin
Polymers
レンズ
液晶TV導光板・拡散板
光学フィルム
№1
ブチン-2
Flavor &
Frangances
High-boil Monomers
DCPD
Butyn-2
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
香水・食品添加剤
№1
スペシャリティ
高機能材料事業
RIM
H B
大型
成型
GPI
C5
Fraction
Petroleum
Resins
トラフィックペイント
粘着剤
塗料 インキ
事 業
エラストマー素材事業
GPB
Crude OIL
Naphtha
7
Innovation Overviews
イノベーション概論
1.持続的イノベーションと破壊的イノベーション
Sustaining Innovation and Destructive Innovation
-クレイトン・クリステンセンの理論 Clayton Christensen’s Theory
「イノベーションのジレンマ」 Innovation’s Dilemma
2.オープンイノベーションとは? What is Open Innovation?
3.マイクロイノベーションとは? What is Micro-Innovation?
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Sustaining Innovation and Destructive Innovation
-クレイトン・クリステンセンの理論ー
「イノベーションのジレンマ」
• Sustaining Innovation
持続的イノベーション
– 既存製品を新技術で性能向
上する
– 主要市場のメインの顧客が従
来の評価法で評価してくれる
– 個々の業界の技術的進歩は
ほとんどが持続的
– 性能は長期にわたって向上す
るが、市場のニーズを上回る
ことがある
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
• Destructive Innovation
破壊的イノベーション
– 従来と全く異なる価値基準を
市場にもたらす
– 「主流から外れた」少数の新
ユーザーに評価される
– 一般に低価格、シンプル、小
型、使い勝手が良い
9
Sustaining Innovation
持続的イノベーション
「イノベーションのジレンマ」 クレイトン・クリステンセン (2001、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
10
Two Types in Destructive Innovation
破壊的イノベーションには2つのタイプがある
• Low-end Type
– ニーズを過度に満たさ
れた顧客を攻略
– 収益性が最も低い
– 新市場を生み出さない
– 安ければ性能が低くて
も喜んで受入れる顧客
層がいる
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
• New Market Type
– 従来と別の次元に新し
いバリューを作り出す
– 無消費顧客を対象
これまで全くやっていないか、
高い料金を払って専門家に
やってもらっている
11
Destructive Innovation
(1) Low-end Type
モジュール化が進む
「イノベーションのジレンマ」 クレイトン・クリステンセン (1997、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
12
Destructive Innovation
(2) New Market Type
バリューチェーン(1)
バリューチェーン(2)
「イノベーションへの解」 クレイトン・クリステンセン (2003、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
13
Case Study: Hard Disks-1
ハードディスクの構造
1953年最初のIBM開発の
ハードディスク、
24インチ、50枚、5MB
IBM Almaden研究所
九大QREP2008
IBM Almaden研究所訪問
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
14
Case Study: Hard Disks-2
ハードディスクの持続的イノベーション
「イノベーションのジレンマ」 クレイトン・クリステンセン (1997、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
15
Case Study: Hard Disks-3
ハードディスクの破壊的イノベーション
メインフレーム用
ミニコン用
PC用
デスクトップ用
1.8インチ
Flash Memory
ラップトップ用
「イノベーションのジレンマ」 クレイトン・クリステン
セン (1997、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
16
Case Study: Sony’s Destructive Innovation
ソニーの破壊的イノベーション
•
1950年代 初期のトランジスターは電気製品に必要な電力を処理で
きなかった。大企業は無視。しかしソニーはそれを使って1982年まで
に12の破壊的新事業開発。これで真空管は消滅した。
– 1950 ゲルマニウムトランジスターを利用した補聴器
– 1955 トランジスターラジオ:
低電力、耐久性、携帯性、音質悪い:主流市場でなく無消費型顧客
– 1959 白黒TV: 狭いアパート暮らしの人、無消費型顧客
– 1979 ウォークマン
– 1981 3.5インチフロッピーディスク
ソニーにもその後の破壊的イノベーションがない、持続的ばかり
ゲームのPowerStationは後発
「バイオ」コンピューターも後発
すべての製品でハイエンドに上りつめ成長の余地がない
「イノベーションへの解」 クレイトン・クリステンセン (2003、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
17
Vacuum Tube and Transistor
真空管とトランジスター
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
「イノベーションへの解」 クレイトン・クリステンセン (2003、翔泳社)
18
Case Study: Angioplasty Heart Surgery
Angioplasty
Bypass surgery
ガイドワイヤー挿入
バルーンカテーテ
ル挿入
ステントの設置
バルーン膨張
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
19
Case Study: Angioplasty Heart Surgery
•
•
•
•
•
•
•
1980年代初頭、バルーンカテーテルで血管を広げる技術の開発
最初は効果が低く、再狭窄率が高いので心臓外科医はこれを無視、内
科医が行った
心臓病患者で外科手術を受けられるのは高死亡率の患者のみ、多くの
無消費顧客がいた
軽症患者は治療を受けないよりもまし
と受け取ったため画期的新市場が出現
市場はステントの発明やその後の
薬液放出ステントの発明で急成長
1996年ついに外科手術を追い抜く
やっと外科医が脅威と感じ始めたが
市場は内科医のものとなった
「イノベーションへの解」 クレイトン・クリステンセン (2003、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
20
Case Study: Copy Machines
• 1970年代、ゼロックスの全盛時代、IBMとコダックは
ゼロックス打倒に奮戦したが不成功
持続的技術開発ではゼロックスがはるかに上であった
• 1980年代初頭までは、コピーは会社のコピーセンタ
ーで技師に頼んで行った(そこに無消費顧客がいた)
• キャノンとリコーが卓上コピー機を開発、安価で使いや
すいが速度遅く解像度低いので、ゼロックスは無視
• 無消費顧客が飛びついた
• 急速に改良されゼロックスの市場を奪ってしまった
「イノベーションへの解」 クレイトン・クリステンセン (2003、翔泳社)
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
21
Summary of Innovation’s Dilemma
• 持続的イノベーションでは必ず既存が勝つ
• 破壊的イノベーションでは参入企業が勝つことが多い
• 既存企業は構造上破壊的イノベーションに対応できない
– 市場調査しても何もわからない
– 既存顧客に聞いても「必要ない」という
– 性能が悪い物、市場が見えないものに多額の投資はできない
• 破壊的イノベーションにはローエンド型と新市場型がある
– ローエンド型では既存企業は儲けるビジネスモデルが作れない
– 新市場型は新しいバリューチェーンの中の無消費顧客を対象にする
• 歴史上最も収益性の高いものは破壊的イノベーションから始る
• 破壊的技術を取り込むには小規模、独立の組織に任せる
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Open Innovation
By Henry Chesbrough
社内外のイノベーション要素を最適に組み合わせるー不確実性を最小化
最先端の進歩を柔軟に取り入れるー時間を最短化し成果を最大にする
自社の未利用技術を外部に出し、全体のイノベーション効果を最大にする
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
23
シリコンバレーで何が起こったのか?
What Has Happened in Silicon Valley?
An Innovation’s Capital
シリコンバレーとは世界で最もイノベーショ
ンを起こしてきた地域である
我々の生活に大きな影響をもたらした
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Silicon Valley
UC Berkeley
Oracle
Stanford University
Google
Apple
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Cisco Systems
CA Office
Innovation’s Capital, Silicon Valley
Google
Stanford University
Apple
Steve
Jobs
Sergey Brin, Larry Page
Oracle
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
“Kleiner, Parkins,
Caufield & Byers”
25
Progressive Cycle of Silicon Valley
(1950-2010 and beyond)
04 Facebook
07 Twitter
98 Google
67 National Semicon.
68 Intel
69 AMD
39 Hewlett Packard
51 Stanford Ind. Park
55 Shockley Research
57 Fairchild
Military, Defense
1950
1960
1970
Personal Computer
Internet
94 Netscape
95 Yahoo, Amazon
e-Bay
SNS
Cloud Computing
Clean Tech
82 Sun Micro,
Compac, Silicon Graphics
Integrated 84 Cisco, Dell
Circuits
85 AOL
75 Microsoft
76 Apple
77 Oracle
1980
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
1990
2000
2010
New Innovations in Silicon Valley (1)
Electric Cars‐Tesla Motors
Tesla Motors
Tesla Roadstar
TESLA MOTORS
Founded: 2003
Headquarters: Palo Alto, CA
Employees: 800+
Toyota bought
$50 million of
Tesla’s common
stock .
Tesla and Toyota
agreed to develop
an electric power
train system for
the RAV4 for $60
million.
0‐60 mph 3.9 sec, 244 mph
2x more efficient than Prius
Tesla Sedan
Eron Musk
Toyota/GM’s Plant now Tesla’s
Plant
PayPal, Electric cars, Space exploration, and
Solar power 九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Tesla
obtained low
interest loan
of $465 from
US-DOE.
27
New Innovations in Silicon Valley (2)
Electric Charging Systems-Better Place
“How do you make the world a
better place by 2020?”
Shai Agassi
Founded 2007
Funding A-series $200 Million
B-series $350 million
Israel became the first country—and The
Renault-Nissan Alliance the first carmaker—
to embrace the Better Place model of
building open network infrastructure.
Denmark, Australia, California, Hawaii and
Japan have followed the suit.
First demonstration was withTokyo Taxi Trial
in Japan in August, 2010.
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
New Innovations in Silicon Valley (3)
Solar Thermal Generation
Solar Two Plant, Barstow, CA
九州大学UIプロジェクト
Acciona Co. Nevada Solar
One Plant Kyudai Taro,2007
New Innovation in Silicon Valley (4)
Bio Fuel-Aurora Algae
• Algae captures CO2 and sunlight: convert it into O2 and biomass.
• Up to 300 times more oil per acre and 70-100 times more
productive than conventional crops, such as palms and soybean.
Harvesting cycle of 1–10 days
• Process is C-mitigating and non-competitive with agriculture
• The system is extremely efficient in terms of land usage, uses salt
water in its ponds and can be built on arid land
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
31
New Innovation in Silicon Valley (5)
Facebook と Twitter
Twitter HQ in San Francisco
Facebook HQ in Palo Alto
Mark Elliot
Zuckerberg Kyudai Taro,2007
九州大学UIプロジェクト
日本代表 近藤正晃
Why Innovation Occurs in Silicon Valley?
Many Cultural and Custom Issues
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
Silicon Valley
起業しやすいインフラがある
¾
人材やアイデアを供給する優れた大 ¾
学がある
強力なVCがある
¾
¾
起業や転職は冒険ではない
¾
失敗は重要な経験と見られる
¾
オープンな雰囲気、自由な発想
多様性を許す環境
¾
自発的な行動を奨励する
¾
¾
変人を大事にする
¾
多くの人とのネットワークを作る
¾
新しいことをやるのが当たり前
¾
優れた人を褒める
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Japan
起業インフラは不足
優れた大学はあるがイノベーティブ
か?
VCは強力ではない
起業や転職はかなり冒険
失敗すると人生の終わり
かなり閉鎖的
画一的、人と違うことはやりにくい
自分からは行動しない
変人は疎外される
ネットワークは自分の組織の中だけ
新しいことはやりにくい
あまり人は褒めない
32
How About Innovations in Japan?
日本のイノベーションはどうか
• Japan Was a Country of Innovation Until 1980’s
– 60年代: ソニーのトランジスター、ホンダのオートバイ、トヨタ・
日産の自動車、 京セラのセラミックス、まぶちのモーター、ヤ
マハのエレクトーン
– 70年代: セイコーのデジタル時計
– 80年代: キャノンのコピー機
などは破壊的イノベーション、日本経済の発展の原動力
• However, the Innovation was Not to Make 0 to 1
• No Innovation After 1980’s!!
他社の破壊技術を使って日本企業は成長を遂げた
Especially Bad in Electric Industries
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
33
Poor Performances of Electric Industries
(10% of GDP)
主要電気会社のSales(兆円)/Net Profit(億円)
2007
2008
2009
2010
Hitachi
10.2/400
11.2/530
10.0/-7950
9.0/-843
Toshiba
7.1/1374
7.6/1274
6.6/-3436
6.4/-1974
Fujitsu
5.3/481
4.7/-1123
4.7/930
4.5/550
NEC
4.6/227
4.2/-2966
3.5/114
3.3/150
内弁慶ビジネス(海外ビジネスをマネージする人材不足
国内市場は値段が高くサイズもあるので国内優先
海外は事業リスク大、マネージしにくい(海外シェア10%)
モジュール化技術 vs すり合わせ技術
新しいイノベーション(変革)を起こす力が弱くなった
新しいことを始めるインセンティブがなくなっている
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Share Declines of Japanese Products
35
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Some Products Kept High Share, Why?
36
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
How to Promote Innovation in Japan?
日本にイノベーションを起こすには
どうしたらよいか?
1.日本でもっとベンチャー企業を育成し大事にしよう
– アメリカのイノベーションはベンチャー企業が担っている
2.大企業内の新事業開発を促進しよう
校条浩(日経2010・1・14)
– 大企業はベンチャーコミュニティと積極交流すべき
• 新事業の斥候隊として活用
• 自らの事業自体を変革する核として活用
– 大企業はもっとグローバル人材を活用すべき
• アジアの繁栄は米国からU-ターンした人材けん引している
– 大企業の次世代経営者を選別する基準を見直すべき
• 異質なベンチャーを既存事業とつないで共創できる経営者
3.日本の文化の一部を変えねばならない
4.マイクロリーダーシップー:海部美知著「パラダイス鎖国」
37
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
Why Innovation Occurs in Silicon Valley?
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
シリコンバレーでなぜイノベーションが起こったのか
日本との比較
Japan
Silicon Valley
起業しやすいインフラがある
¾ 起業インフラは不足
人材やアイデアを供給する優れた大 ¾ 優れた大学はあるがイノベーティブ
学がある
か?
強力なVCがある
¾ VCは強力ではない
¾ 起業や転職はかなり冒険
起業や転職は冒険ではない
¾ 失敗すると人生の終わり
失敗は重要な経験と見られる
¾ かなり閉鎖的
オープンな雰囲気、自由な発想
多様性を許す環境
¾ 画一的、人と違うことはやりにくい
自発的な行動を奨励する
¾ 自分からは行動しない
¾ 変人は疎外される
変人を大事にする
¾ ネットワークは自分の組織の中だけ
多くの人とのネットワークを作る
¾ 新しいことはやりにくい
新しいことをやるのが当たり前
38
¾ あまり人は褒めない
優れた人を褒める
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
このような環境の中で今、
あなたが出来ることは何か
¾ 英語(英語を話す、英語を書く)を勉強する
¾ 専門は深く、加えて幅の広い能力を身につける
¾ 自分が好きで得意なことを見つけてそれを磨く
¾ 自分の身の回りでイノベーション(変化)を起こす
¾ 自分の組織の中でのイノベーションを考える
マイクロイノベーションの勧め
39
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
マイクロイノベーションの勧め
日本を変えることは出来ないが、
しかし、あなたは自分を変えることが出来る!!
たとえば、
¾ 少し日本の文化を変える
友達が失敗しても「次に成功するさ」と励ます
変った人とできるだけ友達になる
良いことをした人をはっきり褒める
ユニークなアイデアを出す人を支援する
¾ 自分の組織外の人とのネットワークを作る(オープンな付き合い)
¾ 身の回りで何かクリエーティブなことをやる
40
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
最後にもう一度、なぜこの授業を企画したか
• 会社の各部署の役割や考え方を学ぶ
研究、生産、マーケティング、人事、広報、経理・財務
90%が会社に入るのに大学ではビジネスを教えていない
特に技術者へのビジネス教育が不足
• ビジネス感覚やキャリア志向を学ぶ
お金をもうけるアイデア(ビジネスモデル)とは何か
自分の得意分野を磨くキャリア志向の重要性
• 起業やベンチャーキャピタルのことを学ぶ
• 会社に限らず、もっと自分で考えて行動することを学ぶ
• 何か新しいことを始めうる(イノベーティブな)人間になる
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
41
42
最終レポート課題
15回の授業全体を通してのあなたの感想
率直な意見を書いてください
1.ベスト3の講師を選んでその理由を書いてください。
2.この授業の狙いである
「自分で考えるきっかけを作る」、
「新しいことにチャレンジする」、
は達成できたか
3.後輩のために、この授業内容に付け加えたいことは何か
4.その他感想
九州大学UIプロジェクト Kyudai Taro,2007
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