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今後の最適化施策プランについて(PDF形式, 394.78KB)

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今後の最適化施策プランについて(PDF形式, 394.78KB)
川崎市情報システム全体最適化計画
~今後の最適化施策プランについて~
川崎市
目
次
1
川崎市情報システム全体最適化計画の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2
今後の最適化施策プラン(概要) ・ ・・・・・・ ・・ ・・ ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・3
2-1
2-2
2-3
2-4
2-5
2-6
2-7
3
「汎用機系システムのオープン化」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・ ・・・・・ ・4
「オープン系システムの機器等の共用化・統合」 ・・・・・・・・・・・ ・・5
「システム運用の統合」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・6
「システム連携基盤の活用・拡充」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・7
「ネットワーク基盤の活用・拡充」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・8
「情報化推進体制の下での取組の強化と調達の標準化」 ・・・・・・10
「クラウドコンピューティングへの取組」 ・・ ・・ ・・ ・・ ・・・・・・・・11
想定効果 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
1
1
川崎市情報システム全体最適化計画の概要
1
概要
「川崎市情報システム最適化計画」は、情報システムの経費の増大など各システムが個別対応で解決できない問題
に対し、全体最適の視点で各情報システムで重複する機器や運用を見直し、ICTガバナンスの強化により、情報シ
ステムの経常経費の縮減を中心に、セキュリティ、業務効率性及び市民サービス向上に寄与することを目的として、
平成20年3月に策定した計画です。
目的
シス
ステ
テム
ム全
全体
体最
最適
適化
川川
崎崎
市市
情情
報報シ
化計
計画
画
・経費の縮減
・運用業務の効率化、利便性の
向上
施策及び想定効果(システム)
(1)汎用機系シス
テムのオープン化
・ハードウエア賃借料等の
縮減
(2)オープン系シ
ステムの機器等の
共用化・統合
(3)システム運用
の統合
・サーバ等の機器統合によ
るハードウエア賃借料等
の縮減
・システム運用の統合によ
る運用委託費用の縮減及
び職員作業負荷の軽減
・サーバの位置統合による
セキュリティ確保
(4)システム連携
基盤の活用・拡充
・システム間連携の拡大に
よる市民サービスの向上
(5)ネットワーク
基盤の活用・拡充
・端末の共用化による利便
性向上とセキュリティ強化
・市民サービスの向上
・セキュリティレベルの維持・向上
基本方針
・オープンな国際標準技術の適用
による競争原理の積極的活用
・ITガバナンスの強化・情報シス
テム調達の標準化
・アプリケーション機能、データ、
ハードウェア機器等の共用化・
統合
・セキュリティや市民サービスの向
上に向けた全庁的な基盤の整備
(6)情報化推進体制の下
での取組の強化と調達
の標準化
システム評価の強化
・システム評価につい
て、現状実施している
事前評価に加えてシス
テム等の調達時にも仕
様書や契約方法につ
いて確認を行う。
情報システムの
調達の標準化
・システム調達時の手
順や技術標準を明記し
た情報システム導入ガ
イドブックを整備し、調
達の標準化を進めるこ
とにより、IT経費の適
正化を図る。
2
1 川崎市情報システム全体最適化計画の概要
2
今後の最適化施策プラン(概要)
これまで、川崎市情報システム全体最適化計画の以下の6つの施策に加え、第2次アクションプランから「クラウ
ドコンピューティングへの取組」を加えた、以下の計7つの施策に取り組んできました。
本計画に基づく施策については、引き続き継続する必要がありますが、本市の新しい総合計画が平成28年度の策
定を目指すことになったことから、最適化に向けた当面の取組みとしては、~今後の最適化施策プランについて~を
取りまとめることで、第3次アクションプラン策定に代え、切れ間なく最適化を推進していくこととします。
3
3 第2次アクションプラン 各施策の実績評価
2-1
汎用機系システムのオープン化
「汎用機系システムのオープン化」について、競争原理を積極的に活用し、ハードウェア・ソフトウェア賃借料の縮減を図
れるよう、今後、次のように取組みを進めていきます。
1
残る汎用機系システムのオープン化検討
現時点で汎用機上で稼動する「市税システム」「区役所事務サービスシステム」については、計画策定時には、オープ
ン化(再構築)を想定していましたが、市税システムについては、平成23年10月に市税事務所対応に伴う改修を、区
役所事務サービスシステムについても平成24年4月に外国人対応に伴う改修を実施したばかりの状況です。
また、両システムとも「社会保障・税番号(マイナンバー)制度に伴う改修を平成26~27年度に実施する予定です。
したがって、オープン化(再構築)の時期については、業務所管課等の関連する部署と連携し、費用対効果やスケジュ
ール、技術面の検討を行い、今後具体化することとします。
また、必要に応じ単発的に業務処理を行う「住記利用のその他業務」については、区役所事務サービスシステムがオープ
ン化する際に弊害とならないよう、その時期までにオープン化する必要があります。これらの業務についても、業務所管課
等の関連する部署と連携し、費用対効果やスケジュール、技術面の検討を行うこととします。
2
汎用機のハードウェア構成の見直し
現行汎用機の契約が満了となる平成29年3月以降の汎用機のリプレースの検討や、契約期間については、平成27年
度に検討を行い、汎用機の余剰能力を精査した上で、汎用機のスペック等の見直しを検討し、方向性を決める必要があり
ます。
目指す効果
●ハードウェア・ソフトウェア賃借料・保守料の縮減 <経費の縮減>
●競争原理の積極的活用による調達の透明性の確保 <経費の縮減>
4
5-1 汎用機系システムのオープン化
2-2
オープン系システムの機器等の共用化・統合
「オープン系システムの機器等の共用化・統合」について、共用化・統合による機器賃借料の縮減、セキュリティ強化等
がより進むよう、今後、次のように取り組みを進めていきます。
1
オープン系システム機器等の共用化・統合
(1)大規模オープン系システム
大規模オープン系システムの機器統合については、それぞれのシステム規模が大きく、他システムとの統合は課題
が多いことから、現時点では、機器更新時期や再構築時期に合わせて、各システム内で機器等の共用化・統合を進め
ていきます。
(2)部局オープン系システム
システムごとに個別にサーバ等の機器を導入し、一般事務フロアに設置していくことは、効率的ではないことに加
え、セキュリティ上の課題の大きいため、これまでの取組みと同様に、部局システムサーバ機器を本市マシン室へ、
位置統合をしていくことにより、設置環境に関する物理的セキュリティを確保すると共に、ラック・コンソール類の
共用機器の活用を進めていきます。
位置統合の対象とするシステムについては、各システムの機器更新時に検討を行い、またサーバラックの空きスペ
ースを調整しながら決定していきますが、今後の主な対象システムとしては次のシステムとします。
ア 薬事監視指導業務システム(平成26年度)
イ 共用車配車予約システム(平成26年度)
また、部局システムの共用機器の対象範囲(ファイアウォール機器、バック
アップ機器、監視装置等)を拡大することや庁内システム共用稼動環境の構築
ついても、仮想化技術の動向や費用対効果とあわせて、検討を進めていきます。
目指す効果
●位置統合による物理的セキュリティ強化 <セキュリティレベルの維持・向上>
●機器リース料・通信回線費及び保守料の縮減 <経費の縮減>
●機器設置スペースの効率化 <効率化、利便性の向上>
●マシン室への集約に伴う、事務室移転時のサーバ移設費用の縮減 <経費の縮減>
5
5-2 オープン系システムの機器等の共用化・統合
2-3
システム運用の統合
「システム運用の統合」について、システム運用にかかる費用・作業負荷が効率化されるよう、今後、次のように取組み
を進めていきます。
1
オープン系システムの運用統合
(1)大規模オープン系システム
大規模オープン系システムについては、機器更新時期や再構築時期に合わせて、引き続き各システム内での運用の統合
を進めるとともに、既存の監視システムなどを活用した監視システムの共通化についても検討を行うこととします。
(2)部局オープン系システム
部局オープン系システムについては、利用者や利用時間が限定的であり、システム障害時の影響が少ないため監視の必
要性が低く、監視作業自体を行っていなかったり、バックアップ対応や停電対応については職員が対応しているなどの
ケースが多く、そのままの形での運用統合によるコスト削減効果は、さほど見込めないのが現状です。
ただし、業務継続性の観点から、必要最低限のシステム運用については必ず行うことが望まれるので、マシン室への位
置統合などと合わせて、監視・バックアップ・停電対応などを共通化していけるよう、費用対効果を勘案しながら、調整
を行っていくこととします。
目指す効果
●システム運用の統合による運用委託費用の縮減 <経費の縮減>
●運用保守作業の標準化や集中管理化による業務所管課職員の作業負荷の軽減、運用業務の効率化
<効率化、利便性の向上>
●システム運用の統合に伴うシステム運用の作業マニュアル化による作業正確性の向上
<効率化、利便性の向上>
6
5-3 システム運用の統合
2-4
システム連携基盤の活用・拡充
「システム連携基盤の活用・拡充」について、よりシステム連携基盤を利用拡大がされ、システム機能の重複開発の抑制
等がされるよう、今後、次のように取組みを進めていきます。
1
システム連携基盤を利用するシステムの範囲拡大
「文字コード変換」「外字管理」などの共通機能を利用し、情報システムにおける機能の重複開発を抑制し、利用者の
利便性を向上させることが可能な「システム連携基盤」の活用を推進します。
具体的には、今後以下の情報システムについて、再構築実施に伴い、システム連携基盤と接続する予定です。
(1)福祉総合情報システム(二次開発分)(平成26年度)
(2)こども子育て支援システム(新規開発)(平成26年度)
(3)予防接種管理システム(新規開発)(平成27年度)
(4)証明書コンビニ交付システム(新規開発)(平成27年度)
2
社会保障・税番号制度(マイナンバー)への対応
社会保障・税番号制度(マイナンバー)への対応については、統一宛名管理機能や中間サーバとの連携機能などにおい
て、システム連携基盤など既存の機能を最大限活用するなど、全体最適化方針に沿った手法を選択しうるよう調整を行っ
ていく必要があります。
3
統合文字管理の導入
システム連携基盤を中心とした統合文字管理について、IPAmjフォントの活用なども視野に入れ、業務所管課と情報管理
部門がシステム構築時等に協議を行い、費用対効果等を含め、検討・整備する必要があります。
目指す効果
●共有データの集約化、システム連携の強化 <効率化、利便性の向上>
●各業務システム間のシームレスなサービス連携による市民や企業に対する電子行政サービスの拡充な
どの市民へのサービスレベル向上 <市民サービスの向上>
●機能の共通化による構築費用、運用費用の重複の排除 <効率化、利便性の向上>
7
5-4 システム連携基盤の活用・拡充
2-5
ネットワーク基盤の活用・拡充
「ネットワーク基盤の活用・拡充」について、本市の情報システムを支える安全で効率的な基盤の強化・利活用ができる
よう、今後、次のように取組みを進めていきます。
1
端末の多目的利用・有効活用
(1)情報系端末の多目的利用
現在、庁内に7,500台ある情報系端末(計画配置パソコン)を最大限活用し、独自に端末を導入することを極力減
らしていきます。
(2)基幹業務系端末の有効活用
第1次アクションプランにおける検討内容を元に、基幹業務系端末の有効活用の実現を目指します。今後も、基幹業務
系端末のリプレース時期に合わせて、次のように実施を予定しています。
また、有効活用により不要となる既存の計画配置パソコン(約600台)については、再配置を行う予定です。
有効活用端末
福祉総合情報
システム端末
2
実施予定年度
平成26年度
対象台数
約800台
方式
ログイン切替方式
(PCへのログイン時に福祉端末として利用するか、イントラ
端末として利用するかを選択する方式)
計画配置パソコン等のセキュリティ強化
引き続き、本市の情報システムを支える基盤として引き続きセキュリティレベルを強化する必要があり、具体的には次
のような対策を実施します。
(1)職員認証機能の統合(平成26年度)
平成27年1月(予定)に現行の行政情報システムを改修し、ログイン認証情報管理の一元管理化の観点から、パ
ソコン認証システムに一元化します。
(2)検疫システム等の構築(平成26年度)
接続が認められていない機器(外部からの持込や、必要なセキュリティ対策が採られていない機器)の庁内ネット
ワーク接続を制限するため、検疫(ネットワーク不正接続防止)システム等について、平成25年度の検討結果を踏
まえ導入を行います。
(3)情報セキュリティに関する新たな脅威への対応(平成27年度~)
昨今、インターネット上では、手口が高度化、巧妙化したサイバー攻撃による情報漏えいといった事例が発生して
おり、こうした新たな脅威への対策について検討を進めていきます。
8
5-5 ネットワーク基盤の活用・拡充
2-5
ネットワーク基盤の活用・拡充
3
ネットワークの再構築等、高度化に向けた取組み
本市の情報システムを支える基盤として、強固なセキュリティ確保及び24時間365日安定稼動の実現による市民
サービスの確保を目指します。
具体的には、平成25年度に再構築時期を迎えている本庁地区ネットワークの主要通信機器について、本庁舎建替えや
幸区役所建替え(平成26年度末)などの新規事業との調整を図った上で、より安全性・安定性・効率性が高く、回線共
用化・通信機器共用化が実現できるような構成を検討していきます。
4
iDCに関する取組み
iDCの持つ高度なセキュリティ・耐災害性の特性を活かし、「インターネットデータセンター(iDC)のあり方に
ついて」の考え方に沿った形で、具体的には次のような取り組みを行っていきます。
(1)総合防災情報システムのiDC移設
現在、「総合防災情報システム」は庁内にサーバ機器を設置していますが、災害等に関する情報を市民等へ迅速か
つ適切に伝達するシステムであることから、24時間365日のシステム稼動が可能なiDCへ移設を行います。
(2)次期iDCについての検討
平成29年3月までで現行の機器契約が満了となるiDCの契約について、本市ネットワーク基盤として必要なサ
ービス提供できるよう、次期iDCに求められる機能やサービスを検討し、平成28年度までに方向性を定める必要
があります。
目指す効果
●基幹業務系端末の有効活用による、パソコン利用環境の充実 <効率化、利便性の向上>
●基幹業務系端末の有効活用による事務室スペース効率及び職員の利便性向上
<効率化、利便性の向上>
●利用端末の共用化による、ハードウェア賃借料・保守料の縮減 <経費の縮減>
●ネットワーク回線や機器の共用化による、回線費用、ネットワーク機器賃借料・保守料の縮減
<経費の縮減>
●利用者認証やアクセス権限管理による適正なアクセスコントロールの強化
<セキュリティレベルの維持・向上>
●24時間365日安定稼動の実現による市民サービスの向上 <市民サービスの向上>
9
5-5 ネットワーク基盤の活用・拡充
2-6
情報化推進体制の下での取組の強化と調達の標準化
「情報化推進体制の下での取組の強化と調達の標準化」について、システムライフサイクルの適切な運用がされるよう、
今後、次のように取組みを進めていきます。
1
システム評価制度の適正な実施
これまでシステム評価の取組として情報システムの計画時や調達時の事前評価(システム導入計画書、業務調書)及び
システム開発時における進捗管理に重点を置いて実施してきたところですが、導入されたシステムの品質や計画時に想定
した効果目標(定量的・定性的)の達成度の確認など、システム導入のライフサイクルに即した形で総合的な評価を実施
する必要性もあることから、より効果的な実施方法について検討を行うなど、今後もシステム評価制度を適正かつ効果的
に行っていきます。
2
市職員のICTリテラシーの向上
情報化施策を円滑かつ適正に実施するためには、情報通信技術(ICT)に係る知識や能力を備えた人材を育成・確保
する必要があり、そのためには、組織や人材に応じた教育体系を整備し、計画的な研修環境を整える必要があります。
今後も、一般職員を対象としたセキュリティ対策研修やシステム導入を予定・検討している職員を対象とした業務分析
・改善に関する研修などの情報化研修・段階別研修を実施して、市職員のICTリテラシーの向上を図ります。
3
「川崎市情報システム全体最適化ポリシー(仮)」の策定
平成28年度から実施予定の本市の新総合計画と連動してシステム最適化を推進するために、これまでの「川崎市情報
システム全体最適化計画」、今回の「今後の最適化施策プラン」を踏まえました「川崎市情報システム全体最適化ポリシ
ー(仮)」について検討し、平成27年度までに策定します。
目指す効果
●調達時に調達内容の確認を行うことによる経費の適正化 <経費の縮減>
●システム調達時の手順を明記したシステム導入ガイドブックの活用による調達の標準化
<効率化、利便性の向上>
●職員のICTリテラシーの向上 <セキュリティレベルの維持・向上>
10
5-6 情報化推進体制の下での取組の強化と調達の標準化
2-7
クラウドコンピューティングへの取組
「クラウドコンピューティングへの取組」について、多様化する庁内のシステム構築ニーズに合わせた適切な手法を選べ
るよう、今後、次のように取組みを進めていきます。
1
クラウドコンピューティングの活用
平成24年3月に策定をした「庁内システムのクラウド化に関する指針」では、クラウドコンピューティングには様々
な種類、メリット・デメリットがある、システム開発手法の1つであることから、システム特性に応じて、メリットが享
受できる場合は活用していく方針としています。
今後も、引き続き、「庁内システムのクラウド化に関する指針」の方針に沿って、クラウドコンピューティングの活用
を行っていく必要があり、庁内の情報システム構築や再構築に当たっては、有力なシステム開発手法の選択肢の一つとし
て、前項のシステム評価制度の中で活用を図っていきます。また、国等によるクラウド導入における留意点等に関する指
針・規則の見直しがあった場合には、「庁内システムのクラウド化に関する指針」の見直しの必要性を含め、内容の点検
を行います。
現時点で、主な対象システムとしては次のシステムが予定されています。
(1)校務支援システム(一次:平成26年度、二次:平成27年度)
(2)救急医療情報システム(平成26年度)
目指す効果
●システム構築等に係る初期費用の縮減 <経費の縮減>
●システム構築等に係る導入期間の短縮 <効率化、利便性の向上>
●運用管理作業の軽減 <効率化、利便性の向上>
●庁内のサーバ設置スペースの活用 <効率化、利便性の向上>
11
5-7 クラウドコンピューティングへの取組
3
想定効果
目的
経費の縮減
運用業務の効率化・利便性の向上
市民サービスの向上
最適化施策
汎用機系システムの
オープン化
●脱ホストコンピュータの推進によるハード
ウェア・ソフトウェア賃借料・保守料の縮減
●競争原理の積極的活用による調達の透明性
の確保
オープン系システムの
機器等の共用化・統合
●機器統合によるハードウェア・ソフトウェ
ア賃借料・保守料の縮減
●マシン室への集約に伴う、事務室移転時の
サーバ移設費用の縮減
●庁内のサーバ設置スペースの活用
●移設元の事務フロアのスペースの効率化
システム運用の統合
●システム運用の統合による運用委託費用の
縮減
●運用保守作業の標準化や集中管理化による業務所
管課職員の作業負荷の軽減、運用業務の効率化
●システム運用の統合に伴うシステム運用の作業マ
ニュアル化による作業正確性の向上
●機能の共通化による構築費用、運用費用の
重複の排除
●データ更新タイミングの同期性やデータ整合性の
確保による障害発生の減少及び運用業務の効率化
●一元管理によるメンテナンス作業の効率化
●各業務システム間のシーム
レスなサービス連携による市
民や企業に対する電子行政
サービスの拡充などの市民へ
のサービスレベル向上
●基幹業務系端末の有効活用によるパソコン利用環
境の充実
●基幹業務系端末の有効活用による事務室スペース
効率及び職員の利便性向上
●強固なセキュリティ確保及
び24時間365日稼動の実現に
よる市民サービスの向上
システム連携基盤の活
用・拡充
ネットワーク基盤の活
用・拡充
情報化推進体制の下で
の取組の強化と調達の
標準化
●調達時に調達内容の確認を行うことによる
経費の適正化
●システム調達時の手順及び技術標準を明記
したシステム導入ガイドブックの活用による
調達の標準化
クラウドコンピュー
ティングへの取組
●システム構築等に係る初期費用の縮減
●システム構築等に係る導入期間の短縮
セキュリティレベルの維持、
向上
●位置統合によるサーバ設
置環境のセキュリティ強化
●庁内ネットワークへの被
害及び情報漏えいリスクに
つながるセキュリティリス
クの縮減
●庁内のサーバ機器等の設置スペースの活用
●運用管理作業の軽減
12
7 第3次アクションプランにおける想定効果
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