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第1回交通ネットワークビジョン検討委員会説明PPT(PDF

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第1回交通ネットワークビジョン検討委員会説明PPT(PDF
資料4
“ふじのくに”交通ネットワークの現状
第1回交通ネットワークビジョン
検討委員会(5月31日)配布資料
1.静岡の歴史的背景
2.静岡の課題
3.静岡の交通ネットワーク
4.交通ネットワーク連携による期待
1
1.静岡の歴史的背景
1.静岡の歴史的背景
i.
静岡の産業・経済は、古くから東西の基軸“東海道”に沿っ
て、ヒト、モノ、文化の交流が進み発展
ii.
この地の利を活かし、三大都市圏に次ぐ地域力
2
1.静岡の歴史的背景
静岡の産業・経済は、古くから東西の基軸“東海道”に沿ってヒト、モノ、文化の
交流が進み発展してきた。
ⅰ
東海道
製紙産業
東名高速道路
田子の浦港
温泉・観光
自動車産業
東海道新幹線
中京圏
お茶
桜エビ
清水港
富士山
静岡空港
楽器産業
首都圏
温泉・観光
かつお
加工業
御前崎港
3
東海道の要所にある
立地条件
首都圏・中京圏の
大消費地に隣接
温暖な気候、
豊かな自然、文化歴史
早くから東海道に沿っ
て交通インフラが整備
東西の市場供給源とし
て多くの産業が発展
農林水産業・観光地な
ど豊富な資源
1.静岡の歴史的背景
Ⅰ期
明治
東海道53次
国道の指定(M9)
薩
(自動車・飛行機)
(鉄道)
~江戸
東海道五拾三次 「由井」
Ⅲ期
Ⅱ期
(人・馬)
大正
昭和
国道1号 大井川橋(S3)
平成
東名高速道路開通(S44)
富士山静岡空港開港(H21)
峠
東海道本線開通(M22)
東海道新幹線開通(S39)
清水港
古代東海道(路面幅9m)
御前崎港
東海道石畳
(島田市)
4
1.静岡の歴史的背景
第Ⅰ期( ~江戸時代):古より東西をつなぐ東海道
~ヒト・モノ・文化でにぎわう東海道の街道沿い~
東海道の
風情の残る
町並み
金谷石畳
三島の松並木
日本橋
宇津ノ谷峠
新居関所
新居宿への渡船場跡
食文化
伝統工芸
三条
大橋
駿河竹筋細工
宇津山の十団子
瀬戸の染飯
5
1.しずおかの歴史的背景
第Ⅱ期(明治~大正):西洋文明の到来により形を変える東海道
~ヒト・モノの大量輸送を実現するインフラ整備~
民鉄ブーム
蒸気機関車
電気鉄道
ディー ゼル
機関車
人車鉄道
馬車鉄道
東海道本線開通で
移動時間が大短縮
の到来
御殿場馬車鉄道
東海道本線
小田原
富士馬車鉄道
馬力のある動力源に変化
豆相人車鉄道
安部鉄道
沼津
富士
蛇松線 熱海
静岡
光明電鉄
奥山線
富士馬車鉄道
焼津
藤枝
奥山線
清水港線
中ノ町線
掛川
藤相線
南豆馬車鉄道
浜松
堀之内軌道
下田港
堀之内軌道
南豆馬車鉄道
6
1.しずおかの歴史的背景
第Ⅲ期(戦後):戦後の復興とともに高速化する東海道
~ヒト・モノの輸送を担う高速交通ネットワーク~
高速交通
ネットワーク
電車特急「こだま」
(日帰り圏内)
9:00
9時間
8:20
8:00
7時間
6時間
5時間
「丹那トンネル」
開通
第二次世界大戦
8時間
東海道
新幹線開通
8:00
7:30
6:30
全線電化
「ひかり」
登場
「のぞみ」
登場
4:00
4時間
3:10
3時間
2:30
2時間
1時間
7
東海道本線
東海道新幹線
1.しずおかの歴史的背景
第Ⅲ期(戦後):戦後の復興とともに高速化する東海道
~ヒト・モノの輸送を担う高速交通ネットワーク~
モータリゼーション
の到来
全国の
高速道路の整備
自動車・トラック
の普及
国内物流の輸送形態が変化
•輸送時間の短縮
•モードの変化鉄道→自動車
東名
高速道路
全線開通
S44.5
オイルショック
戦後の復興とともに
著しく進む道路整備
8
1.しずおかの歴史的背景
ⅱ
この地の利を活かし、三大都市圏に次ぐ地域力を生み出した。
静岡県の人口・経済は、全国の3%を占め、三大都市圏に次ぐ地域ポテンシャルを持っている。
物流
東名高速道路
東海通本線
港湾整備 等
旅客
東名高速道路
東海道新幹線
東海道本線 等
資源と交通を活かした
産業
温暖な気候、山・海・川の
豊かな自然資源
温泉や景勝地など
自然豊かな観光地域
産業分野別の県内総生産(名目)の割合
380万人
全国10位
(平成21年)
県内総生産
16兆9,275億円
全国10位
(平成19年)
一人当たり
県民所得
3,384千円
全国3位
(平成19年)
19兆1,777億円
全国3位
(平成20年)
人口
製造品出荷額
地域別累積工場立地件数
平成10年以降の累積工場立地件数は、静岡県が最も多い。
全国と比べると2次産業が大きく、3次産業が小さくなっている。
静岡県
資料:平成20年工場立地動向調査(経済産業省)
9
2.しずおかの課題
2.しずおかの課題
i.
一方、近年静岡は観光、経済面などをはじめ、伸び悩んでいる
i.
伊豆地域を中心とする観光業の低迷
ii.
静岡県の地理的優位性の低下
iii.
東アジアの台頭など産業のグローバル化への対応
iv.
東海地震をはじめ自然災害への対応
v.
都市部と中山間地域の格差
10
2.しずおかの課題
①
i.
静岡には、富士山や伊豆地域など観光資源が多数存在するが、近年、静岡を訪れる
宿泊客数は減少傾向が続いている。
静岡を訪れる宿泊客数の推移
訪日外国人の都道府県別訪問率の推移
訪日外客数は、平成21年度は地震などの影響で減少しているが、微増
傾向にある。
宿泊客数は、過去20年間のピーク時(H3)に比べ、約60%に減
少している。
(千人)
伊豆地域を中心とする観光業の低迷
27,653
近隣都道府県の訪問率は、近年やや増加傾向にあるものの、静岡県は、
平成18年度より減少または停滞傾向にある。
減少
神奈川県
17,231
5位
愛知県
(%)
旅行客の居住地域
山梨県
静岡県全体では、関東と静岡県内居住者が約4割を占め、次いで
中部地方居住者が約2割という構成割合となっている。
関東から訪れる観光客は、10年前に比べ約10%減少している。
(16位)
(17位)
(17位)
(14位)
(19位)
長野県
岐阜県
※訪問率とは、回答者のうち何%の人が当該地域を訪れたかを示すもの。
(該地域を訪れたと回答した人/全回答者数)
出典:日本政府観光局(JNTO)
11
訪日外客数(
百万人)
5位
訪問率
5位 5位
2.しずおかの課題
i.
伊豆地域を中心とする観光業の低迷
首都圏から伊豆地域へのアクセスは良好とはいえず、等距離圏域にある観光地に対し
て競争力が相対的に低下している。
②
119.3km
東京から主要観光地への所要時間
東京-熱海間の鉄道は、東海道新幹線が昭和39年開通した。
下田は、日光・軽井沢と同程度のアクセス時間にあった。
日光
軽井沢
128.8km
(分)
【昭和40年の鉄道での移動時間】
東京
モータリゼーションの到来で移動手段の主流が鉄道から車に転換。
東京駅から同一圏(概ね130km圏)にある主要観光地間の所要時間
を比べると、下田は軽井沢、日光に比べ、60分以上時間がかかる。
(分)
【現在 車での移動時間】
1.4倍
下田
1.7倍
60分
134.2km
(人)
10,000,000
東京駅を中心に
約130km圏域
主要観光地の観光入込客数の推移
6%減
8,000,000
軽井沢
6,000,000
日光
5%増
4,000,000
2,000,000
29%減
0
下田
H13
H14
H15
H16
H17
H18
※昭和40年10月の交通公社時刻表を用いて、東京駅から目的観光地までの乗車時間(最短)を算定(乗換時間は含まない)。
自動車による所要時間は、東京駅から、最寄り各駅までの最短ルートを地図から測定し、想定速度(一般道:40km/h、高速道路80km/h)で走行した場合の時間を算出。
2.しずおかの課題
ii.
H19
H20
H21
12
静岡県の地理的優位性の低下
静岡県は、全国に先駆けて東名高速道路が昭和44年に全線開通し、東京-大阪間の
大消費地を結ぶネットワークの中間に位置することから、産業・経済が発展してきた。
近年は、全国的な高速道路網の整備が進み、全国の時間距離が短縮されるとともに、
静岡県の地理的優位性が相対的に低下している。
全国の高速自動車国道の整備の変遷
S55
H2
供用延長 約2860km
供用延長 約4869km
H12
供用延長 約6861km
13
H22
供用延長 約7898km
2.しずおかの課題
①
iii.
東アジアの台頭など産業のグローバル化への対応
中国をはじめ、東アジアの経済成長が著しく国際競争力が激化しており、県内企業に
おいてもアジアを中心に海外展開をしている。
各国の名目GDPの推移
県内企業の海外展開状況
県内企業の海外事務所のうち約7割が東アジアに集中している。
中国をはじめ東アジアの成長が著しく、中国の名目
GDPは日本の名目GDPとほぼ同様になるまで成長
している。
EU
近年の景気停滞の影響で、海外事務所等数は減少傾向にある。
382
アメリカ
ヨーロッパ
北米
154
184
331
101
128
中国
399
日本
その他
中国
94
NIES
41
ASEAN-5
地域別
海外事務所等数
361
H18
アジア(中国除く)
(注)NEIS:香港、韓国、シンガポール、台湾
ASEAN-5:インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム
H22
資料:平成20年度 静岡県内企業海外展開状況調査報告書
資料:静岡県総合計画富国有徳の理想郷“ふじのくに”のグランドデザイン 参考資料
14
2.しずおかの課題
②
iii.
東アジアの台頭など産業のグローバル化への対応
外貿コンテナ取扱量は、日本海側を中心に成長。さらに、国際競争力の強化に向けた
日本海側拠点港の形成など、県内港湾の相対的な地位が低下している。
外貿コンテナ取扱量
日本海側の特定重要港湾を中心に、外貿コンテナ取扱量は大きな伸び率を示している。清
水港は、2008年取扱量411(千TEU)と全国第8位であるが、コンテナ取扱量の増加割合は
他港に比べると緩やかである。
5.2倍
2.9倍
9.6倍
S
S
S
0.8倍
5.5倍
苫小牧
98年→08年
(6位)(8位)
S
S
単位(千TEU)
清水港全国順位
S
1.5倍
2.2倍
S
新潟
東京
名古屋
S
5.3倍
北九州
博多
神戸大阪
広島
S
横浜
四日市
S
15
1.7倍
清水
3.4倍
2.3倍
7.5倍
S
S
2.しずおかの課題
iv. 東海地震をはじめ自然災害への対応
海岸沿いに主要交通網が発達しており、例えば、主要交通が集中する薩 峠では、東
西交通の要衝であるとともに、防災上のネックとなっている。
①
東海地震の地震予測から想定した震度分布図(第3次被害想定)
主要交通が集中する薩
7
峠
6強
6弱
JR東海道本線
5強以下
国道1号
東名
大井川鉄道
身延線
東海道本線
飯田線
薩 峠は、
高速・国道・鉄道
が集中する。
伊豆箱根鉄道
伊豆急行
天竜浜名湖鉄道
東海道新幹線
16
2.しずおかの課題
②
iv. 東海地震をはじめ自然災害への対応
山間地や半島の緊急輸送路は、土砂災害や地すべりの危険性が高く、災害時において
孤立集落が発生する可能性が高い。
土砂災害(地すべり・急傾斜地崩壊・土石流)危険箇所マップ
・土砂災害危険箇所数
全国13位
・土砂災害警戒区域指定数 全国10位
中山間地や半島に
孤立予想集落が集中
孤立予想地域
大井川鉄道
山
間
部
静岡市(山間地域)
浜松市(山間地域)
島田・川根町
森町
藤枝市
沿
岸
部
沼津市(沿岸地域) 19地区
南伊豆町(沿岸地域)17地区
松崎町(沿岸地域) 12地区
伊豆市(沿岸地域) 13地区
身延線
東海道本線
飯田線
伊豆箱根鉄道
伊豆急行
天竜浜名湖鉄道
東海道新幹線
合計
孤立
予想地域
371地区
孤立予想集落とは、地震等により、拠
点都市まで陸上輸送連絡路が寸断され
ることにより、孤立が予想される集落
(資料:静岡県危機管理部防災政策課)
出典:静岡県土砂災害情報マップ
17
94地区
54地区
43地区
19地区
11地区
2.しずおかの課題
v.
都市部と中山間地域の格差の広がり
静岡の推定人口は2010年ごろをピークに減少傾向に転じ、特に遠州北部や伊豆半
島の中山間地域は、人口減少が大きい。
①
県内市町の人口増減と市町別高齢化率の現状
伊豆半島や中山間地域を中心に、将来人口の減少割合が大きいと推計されている。
静岡県の推計人口
市町別将来人口の増減
11%
増加
将来人口の増減
35%
高齢化率
2030年の推計人口/2005年人口
1.0以上
0.8以上1.0未満
生産年齢人口
0.8未満
24%
年少人口
出典:国立社会保障・人口問題研究所
資料:平成17年まで総務省統計局「国勢調査」
推計値は国立社会保障・人口問題研究所「都道府県別将来推計人口」(平成19年5月推計)
18
2.しずおかの課題
v.
都市部と中山間地域の格差の広がり
伊豆半島や中山間地域では、高齢化が進み、都市部との格差が広がっている。
②
市町別高齢化率の予想状況
伊豆半島や中山間地域では、2030年には、高齢化率が50%以上になると推計されている市町が存在する。
東海道沿線に沿った市町の高齢化率は、山間地や半島地域に比べ低い傾向にある。
市町別高齢化予測(2030年)
市町別高齢化状況(2000年)
高齢化率
高齢化率
45%超
40%超45%以下
35%超40%以下
30%超35%以下
45%超
40%超45%以下
35%超40%以下
30%超35%以下
小山町
25%超30%以下
25%以下
富士宮市
25%超30%以下
25%以下
御殿場市
裾野市
長泉町
函南町
三島市
沼津市
熱海市
清水町
富士市
川根本町
静岡市
伊豆の国
市
浜松市
(天竜区)
島田市
森町
藤枝市
伊豆市
焼津市
浜松市
湖西市
掛川市
吉田町
袋井市 菊川市
牧之原市
磐田市
御前崎市
19
西伊豆町
松崎町
河津町
伊東市
東伊豆町
下田市
南伊豆町
出典:静岡県の高齢者の人口と世帯
-平成22年度高齢者福祉行政の基礎調査結果から- 平成22年10月静岡県健康福祉部長寿政策課
2.しずおかの課題
③
v.
都市部と中山間地域の格差の広がり
公共サービス施設が減少・集約化し、サービス提供に偏りがある。例えば、無医地区
は、中山間地や伊豆半島に集中している。
無医地区等の医療体制
静岡県の中山間地域の現状
西浦
渡元
接岨
二瀬
門桁
原山
上平山
吉沢
笹間
浜松北部
田河内
白倉
花島
石打
大平
百古里
救急車での
搬送時間(分)
最寄医療機関までの公
共交通機関
天神原地区
77分
路線バス2往復/日
伊浜地区
69分
路線バス2往復/日
大沢里地区
20分
路線バス3往復/日
接岨地区
80分
大井川鉄道6往復/日
原山地区
100分
-
笹間地区
40分
路線バス3往復/日
地区名
川根
◎中山間地域の医療支援機構
□中山間地域の医療拠点
○中山間地域の診療所
★Drヘリ運行病院
■無医地区
▲準無医地区
□へき地市町(全部指定)
へき地市町(一部指定)
伊豆
概ね4km以内に
医療機関が無い地域
である「無医地区」
は、中山間地や半島
に集中している。
大沢里
天神原
伊浜
石打地区
50分
路線バス3往復/日
百古里地区
45分
路線バス2往復/日
大平地区
45分
路線バス2往復/日
田河内地区
80分
路線バス2往復/日(週3)
花島地区
60分
路線バス2往復/日(週3)
(吉沢地区)
40分
-
上平山地区
30分
-
(渡元地区)
60分
路線バス2往復/日(週3)
西浦地区
50分
路線バス2往復/日
二瀬地区
55分
路線バス2往復/日(週4)
門桁地区
90分
路線バス1往復/日(週2)
白倉地区
50分
路線バス3往復/日
無医地区:医療機関のない地域で、中心的な場所を起点として、概ね4km の区域内に50 人以上が居住している地区であって、かつ容易に医療機関を利用することができない
地区としている。なお、区域内の人口が49 人以下の場合、無医地区に準じる地区としている。
資料:静岡県第11 次へき地保健医療計画(平成23 年3月)
20
3.静岡の交通ネットワーク
3.静岡の交通ネットワーク
静岡では交通政策は、短期・中期・長期にわたり、大規模な交
通基盤の整備が着実に進められており、現在の状況を大胆に変
えていく。
21
3.静岡の交通ネットワーク
※中央新幹線ルート案については、交通政策審議
会の答申を踏まえ、静岡県交通基盤部で想定
央
動
自
車
圏央
道
中部横断自動車道
中
道
リニア実験線
東京
品川
(地下)
(地下)
線ルート案
中央新幹
中部横断自動車道
(地上)
(地上)
三遠
南信
自動
車道
名古屋
▲富士山
速
道
田子の浦港
名
高
静岡
新
清水港
伊豆縦貫自動
車道
路
東駿河湾
環状道路
東
(地下)
(地上)
富士山静岡空港
東名
高速
道路
金谷御前崎
連絡道路
東海道新幹線
御前崎港
22
3.静岡の交通ネットワーク
i.
短期
~2012年
新東名高速道路の県内区間が開通し、東西軸が強化されるとともに、駿
河湾港(清水港、御前崎港、田子の浦港)の機能が強化される。
富士山静岡空港
3エプロン整備[H23予定]
運用時間延長13時間へ
新東名高速道路
県内開通
東西軸の強化
県内
の
御殿場JCT
軸
東西
東名高速道路
東海道新幹線
県内区間で供用開始
田子の浦港
引佐JCT
清水港
田子の浦港
航路・泊地完了
清水港
第2バース[H22予定]
新東名高速道路
金谷御前崎連絡道路
御前崎港
クレーン整備
23
御前崎港
港機能の強化
3.静岡の交通ネットワーク(新東名高速道路)
I.C名は仮称
新東名高速道路の概要図
■諸 元
双葉JCT
厚木 南
伊勢原
長 泉沼津
富士
■新東名高速道路の役割
清水
小牧JCT
河口湖
海 老名北
土岐JCT
秦野
増穂
美濃関JCT
八王子JCT
大月JCT
伊勢原北
南アルプス
JCT
御殿場
中部横断自動車道
・事業主体 : 中日本高速道路(株)
・区間 : 小山町~浜松市
・延長 : 約165km(他に連絡路17km)
・設計速度 : 120km/h (一部100km/h)
・6車線(暫定4車線)
海老名南JCT
御殿場JCT
名古屋
・新名神と連携した国土の大動脈
・現東名の渋滞解消
・災害、事故発生時の迂回路、
緊急輸送路
吉原JCT
豊田東JCT
尾羽JCT
静岡
藤枝岡部
金谷
浜北
JCT
森掛川
豊田
名 古屋南
引佐JCT
額田
引佐
新東名高速道路
三ヶ日JCT
東名高速道路
供用中
用地買収・工事
工事全面展開
H26
平成24年度開通予定
設計協議
用地・
工事
用地
H32 H30 H28
東名
高速
道
国道1号
JR
東海
道線
進捗状況
開通予定年度
路
東西を結ぶ幹線道路が集中する「薩 峠」
吉原JCT付近(静岡市清水区)
鎧田沢橋付近(富士市)
24
3.静岡の交通ネットワーク(新東名高速道路)
■従来の東名・名神に比べ、急カーブや急坂が少なく、これまで以上に安全で快適な走行が可能となる。
■162km区間の同時供用は、1969年
東名静岡~岡崎間(132km)の開通以来
5%
双葉JCT
土岐JCT
河口湖
PA
身延
沼津
SA
名古屋
引佐
PA
PA
静岡
SA
SA
掛川
引佐JCT
森掛川
森町
浜北
浜松・浜北
豊田
名古屋南
額田
JCT
静岡
藤枝岡部
藤枝
金谷
吉原JCT
豊田東JCT
長泉沼津
南部
富沢
富士
清水
小牧JCT
東京
JCT
御殿場
六郷
秦野
増穂
美濃関JCT
厚木南
伊勢原
南アルプス
2%(概ね)
5%(最大)
伊勢原北
R=1500m(最小)
小山
R=300m(最小)
八王子JCT
海老名北
大月JCT
海老名南JCT
御殿場JCT
清水PA
尾羽JCT
PA
新東名高速道路
三ヶ日JCT
東名高速道路
最小曲線半径(m)
3,000
3,000
1,600
1,500
最急縦断勾配(%)
2.0
2.0
3.0
2.0
設計速度(km/h)
120
120
120
120
車 道 幅 員 (m)
3.5
3.5 ・ 3.75
3.5
3.5
6車線
(暫定4車線)
6車線
(暫定4車線)
車
25
線
数
6車線
6車線
(暫定4車線) (暫定4車線)
3.静岡の交通ネットワーク(富士山静岡空港)
平成21年6月4日開港
静岡空港平面図
旅客搭乗橋(ボーディングブリッジ)の整備(助成)
右下拡大図範囲
平成22年1月撮影
⑥⑦⑧スポット工事中 平成24年春 供用予定
ターミナル区域平面図
■諸 元
・滑走路 : 延長2,500m×幅60m×1本
運用時間の延長(H23.4~)
11.5時間→13時間(7:30~20:30)
・定期就航路線 : 国内5路線 国際2路線
(新千歳・福岡・熊本・鹿児島・那覇) (ソウル・上海)
■平成22年度運航実績・利用状況
・搭 乗 者 数
: 国内線 31.6万人
国際線 23.9万人
・チャーター便 : 国内 13箇所 52便 海外 13箇所 174便
・小型機受入 : 370回
・航 空 貨 物 : 国内 167トン(札幌・沖縄)国際 34トン(上海・ソウル)
⑥⑦⑧スポット工事中
H24年春 供用予定
旅客搭乗橋
(ボーディングブリッジ)の整備
26
3.静岡の交通ネットワーク(港湾)
300km圏域に
人口の6割・GDP7割が集中
駿河湾港アクションプラン
300km
(平成23年3月策定)
■駿河湾港のねらい
背後企業の物流ニーズに湾として一体的に対応、港湾サービスを
向上
県内物流の自港利用率を更に高め、県内産業の国際競争力を強化
■駿河湾港のイメージ
中部横断自動車道
『駿河湾港として3港が連携し、県民生活・経済を支える物流点』
各港個別の課題
東部
相互補完
機能分担
製紙・機械・
化学工業
中部
電気機械・
家具・食料品
自動車・
二輪車・楽器
清水港
東名高速道路
相互補完
機能分担
清水港
田子の浦港
西部
伊豆縦貫自動
車道
新東
名高
速道
路
駿河湾港としての課題
御前崎港
田子の浦港
相互補完
機能分担
<3港の連携で対応>
御前崎港
27
3.静岡の交通ネットワーク(清水港)
コンテナ貨物取扱地区
江尻地区
袖師地区
木材取扱地区
新興津・
興津地区
魚介類取扱地区
エネルギー関連取扱地区
臨海工業地区
廃棄物処理地区
日の出地区
富士見地区
貝島地区
交流拠点地区
新興津国際コンテナ
ターミナル
緑地レクリエーション地区
折戸地区
新興津国際コンテナターミナル計画図
■諸 元
・係留施設:-15m×1バース
-12m×10バース
・取扱貨物量:1,606万トン(H22)
・外貿コンテナ取扱:39万TEU(H22) 【全国第8位(H22)】
・定期航路:24航路、週25.5便(H23年4月現在)
(北米、欧州、東南アジア、韓国・中国・台湾など)
計画図凡例
整備済み
整備中
都市再開発用地
■整備状況
・第2バース(-15m)整備中。平成24年度完成予定
・大型コンテナ船対応コンテナクレーン2機工事中
第1バース
埠頭用地
14.2ha
第2バース
埠頭用地
13.5ha
第1バース(-15m)第2バース(-15m)
350m 整備中
350m 整備済
H24年度完成予定
平成22年8月 田子の浦港とともに国際バルク戦略港湾応募
28
3.静岡の交通ネットワーク(田子の浦港)
田子の浦港平面図
第2バース 240m
平成23年2月19日
供用開始
第1バース
240m
整備済
壁
ー12m岸
-9m→-12m
増深中
富士地区シンボル緑地
(ふじのくに田子の浦みなと公園)
ふじのくに田子の浦みなと公園から見た田子の浦港と富士山
30,000~50,000t級
(ハンディマックス型)
9.0m
3.0m
増深中
12.0m
■整備状況
・第2バース 平成23年2月19日供用開始
・中央泊地・航路 増深整備中(-9m→-12m)
平成22年8月 清水港とともに国際バルク戦略港湾応募
29
中央 一号岸壁
(H22)
中央泊地の増深整備
10,000~30,000t級
(ハンディ型)
中央 一号 岸壁
■諸 元
・係留施設:-12m×2バース
-10m×1バース 他
・取扱貨物量:473万トン【県下第2位】
「富士見の祭典」オープニングイベント
田子の浦港築港50周年記念式典
(於:ふじのくに田子の浦みなと公園)
【平成23年2月19日】
3.静岡の交通ネットワーク(御前崎港)
御前崎港平面図
平面図凡例
岸壁及び物揚場(既設)
港 湾 施 設 (既設)
臨 港 道 路 (既設)
女岩地区国際物流ターミナル
緑
地
(既設)
将 来 計 画
■諸 元
・係留施設:-14m×1バース
-12m×2バース 他
・取扱貨物量:336万トン
・コンテナ取扱:2.1万TEU(H22)
・定期航路:3航路、週3便(H23年6月現在)
(東南・西アジア、中国、韓国)
女岩地区国際物流ターミナル(平成16年1月 暫定供用開始)
計画図凡例
整備済み
整備計画
将来計画
貯炭場
拡張予定地
4.6ha
第2バース予定地
■整備状況
・コンテナクレーン1・2号機 更新中
2号機 平成23年4月28日供用開始
1号機 平成24年夏頃 供用予定
トランスファークレーン6基
トランスファークレーン走行路 3
レーン
平成22年8月
「新規の直轄港湾整備事業着手対象とする港湾」
に選定
コンテナクレーン1号機更新 コンテナクレーン2号機更新
西埠頭10号岸壁(-14m)1バース L=280m
(5万t級貨物船対応)
30
3.静岡の交通ネットワーク
ii.
中期
新東名が全線開通し、大都市間を結ぶ東西軸が強化されるとともに、南
北地域を結ぶ地域高規格道路が概成し、広域的な交通網が整備される。
~2020年
北信地域まで
ヒンターランド化
地域高規格道路
中部横断自動車道
三遠南信自動車道
伊豆縦貫自動車道
長野県
長野
中部横断自動車道
三遠南信自動車道
三遠南進自動車道
岐阜県
南北軸の強化
山梨
名古屋
新東名高速道路
清水立体
新東名高速道路
全線開通
神奈川県
新東名高速道路
伊豆縦貫自動車道
愛知県
山梨県
金谷御前崎連絡道路
東西軸の強化
31
東名高速道路
伊豆
東海道新幹線
東京
3.静岡の交通ネットワーク
iii.
長期
~2027年
東京-名古屋間を結ぶ中央新幹線の開通が予定されており、それに伴い、
東海道新幹線は短中距離旅客を中心に新たな運用や活用が期待される。
北陸新幹線
上越新幹線
中央新幹線開通
一部区間[H39予定]
東北新幹線
“高速”東西軸
中央自動車道
地域密着型
“新”東西軸
三遠南信自動車道
東海道新幹線の
新たな運用・活用
中央新幹線
新東名高速道路
東名高速道路
32
4.交通ネットワーク連携による期待
4.交通ネットワーク連携による期待
現状を好転に変えていくためには、陸・海・空の個々のインフ
ラが有機的に連携し、利活用してことにより、静岡が持つ、自
然・環境・人材のポテンシャルをさらに活かしていく必要があ
る。
33
4.交通ネットワーク連携による期待
大規模な交通インフラ整備は、ヒト・モノの流れが大きく変化するため、陸・海・空
が連携した交通ネットワークを利活用する絶好の機会である。
新東名や高規格幹線道路、中央新幹線などの大規模な交通インフラ整備が完成
ヒト・モノの流れが大きく変化
整備されるインフラの効果や既存のインフラが連携して
その機能を最大限発揮する
交通ネットワークを利活用する絶好の機会
大規模交通インフラが整備される機会をフル活用
新東名高速道路
(県内開通)
高規格幹線道路
概成
2012
(H24)
中央新幹線
(東京-名古屋開通)
2020
(H32)
2027
(H39)
34
4.交通ネットワーク連携による期待
高速道路の整備は、首都圏からのアクセス性を向上させる。
例えば、伊豆縦貫の整備により、首都圏から同距離にある観光地と同程度の
アクセス条件となり、他の観光施策の推進と合わせて、競争力の飛躍的向上
が可能となる。
観光
伊豆縦貫整備後における首都圏から同距離にある観光地への所要時間
伊豆縦貫自動車道が全線開通した場合、首都圏から同距離に
ある観光地への所要時間は下田、日光、軽井沢ともに同程度
のアクセス条件となる。
日光
119.3km
(分)
軽井沢
128.8km
約137分
伊豆縦貫整備後
伊豆縦貫整備前
自動車による所要時間は、東京駅から、最寄り各駅までの最短ルートを地図から測定し、
想定速度(一般道:40km/h、高速道路80km/h)で走行したばあいの時間を算出した。
伊豆縦貫整備後は、計画延長約60kmが開通した場合を想定している。
東京
下田
134.2km
35
東京駅を中心に
約130km圏域
4.交通ネットワーク連携による期待
静岡は、温暖な気候を活かし、食材の王国の支える219品目※の農林水産
品に恵まれ、大都市圏に向けて出荷されている。さらに、静岡空港の開港は、
これらの産品の海外展開を可能にする。
産業
※農林水産統計(H18・19)による平成22年度静岡県集計結果
付加価値の高い多彩な農林水産品
静岡空港の貨物取扱実績
空港貨物取扱量は、国内線を中心に増加傾向に
ある。H22.10以降、国際貨物(上海)の取扱が開
始され、2月にはソウル便が開始された。
温暖な気候や豊かな自然の恵みを受けて、多彩な農林水産品が生産されている。
産出額
全国1位
茶(生葉)
出荷額
全国1位
産出額382億円
わさび
さくらえび
産出額
全国1位
産出額25億円
収穫量
全国1位
しらす
生産額
4,417百万円
漁獲量1,725t
温室メロン
収穫量
12,000t
取扱額
全国1位
ガーベラ
きんめだい
取扱額
1,375百万円
かつお
漁獲量 漁獲量
81,955t 全国1位
出荷額
全国1位
産出額14億円
漁獲量
全国1位
その他
普通温州みかん(収穫量)
芽キャベツ(収穫量) 等
その他
にじます(収穫量)
タカアシガニ(漁獲量)等
トン
36
4.交通ネットワーク連携による期待
災害時における空港の重要性は、東日本大震災において再認識されている。
空路と陸路の連携は、人や緊急物資の輸送において極めて有効な交通手段と
なっている。
安心
安全
国内線の臨時便の運行状況
災害復旧を支援する静岡空港
静岡県からの人的・物的支援は、静岡空港から花巻空港、釜石
自動車道を経由して岩手へ向かった。
(3月12日~24日)
多くの鉄道や幹線道路が寸断され
た東日本大震災
人や緊急物資の輸送で
大きな役割を果たした空港
静岡空港は、他県のヘリの給油地としての支援も行った。
平成23年5月18日現在
人的支援
医師・看護婦 計80名
職員派遣 計136名
13日間で、
合計22路線651便の
臨時便が運行
24
便
新千歳
33
54
物的支援
便
医療品、医療器材
食料品、事務用品等
便
青森
32
花巻
便
JAL
34
34
AIR DO
便
168
福島 70
48
中部
便
便
便
羽田
静岡空港での支援
ヘリへの給油 計21回(経由地)
緊急物資輸送 計 1回
静岡
※便数の多い上位10路線を表示
(資料:国土交通省)
37
遠野
便
便
伊丹
静岡県
支援拠点
34
山形
ANA
花巻空港
5便
静岡空港
4.交通ネットワーク連携による期待
新東名高速道路の開通により、広域的な医療ネットワークが形成される。自
治体毎からから地域全体での対応が可能となる。
くらし
環境
中山間地から病院へのアクセス
新東名高速道路は、東名の北側に位置することから、
中山間地域から最寄ICの時間を短縮する。
静岡IC
静岡県立総合病院は、東名高速道路静岡ICの北側に
あり、静岡市街地(国道1号)との交差点を通過すること
から、渋滞など時間損失の可能性がある。
しかし、新東名高速道路の静岡ICからは、国道1号バイ
パスに向けてアクセス道路が整備され、バイパス近隣
に位置する総合病院へのアクセスはかなり向上するこ
とが期待される。
公立森町
病院
袋井IC
東名
静岡IC
静岡県立
総合病院
40分程度短縮
新東名
静岡IC
公立森町
病院
新東名
森掛川IC
森町→静岡県立総合病院の所要時間
約71分→約34分
公立森町
病院
森掛川IC
静岡県立
総合病院
東名
静岡県立
静岡IC 総合病院
袋井IC
新東名が開通すると、公立森町病院から最寄ICの距離が
1/3程度に短縮する
また、静岡ICから市街地を通過せずに県立総合病院に到
着できる。
38
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