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バイオマニュファクチャリングサイエンス・トレーニングセンター

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バイオマニュファクチャリングサイエンス・トレーニングセンター
ニュースリリース
2014 年 8 月 26 日
メルクミリポア、バイオ医薬品製造の技術支援施設
「バイオマニュファクチャリングサイエンス・トレーニングセンター」開設
旧センターを移転、大幅に拡張した新センターで
バイオ医薬品開発・製造プロセス全体の効率化、迅速化を支援
メルク株式会社(本社東京、会長兼社長カール・レーザー、以下「メルク」)のライフサイエンス部門メルクミリポア事
業部は、バイオ医薬品製造の技術支援施設「バイオマニュファクチャリングサイエンス・トレーニングセンター
(BSTC)」を2014年9月4日に東京・お台場にオープンいたします。BSTCは、バイオ医薬品開発・製造の各プロセ
スにおける実証試験や共同研究から、様々な技術・製品セミナー、同社の最先端製品のデモンストレーションまで、
医薬品製造関連企業のニーズに幅広く対応する、複合オープンラボスペースです。メルクは今回130万ユーロ(約
1億7,800万円※)を投資して神奈川県・横浜市の旧センターを移転し、総面積1,074㎡と規模を拡大、特に実証試
験用スペース「パイロットスケールゾーン」を約5倍に拡張し、設備を充実させた新施設として開設します。
Merck(本社ドイツ・ダルムシュタット、会長カール-ルドウィッグ・クライ)のメルクミリポア事業部CEO兼プレジデント
のウディト・バトラは次のように述べています。「日本のバイオ医薬品企業にとって、開発コスト削減や作業の効率化
は大きな課題となっています。BSTCでは、実際の医薬品製造環境を再現した上で、機器の操作やプロセス評価、ト
レーニングの実施が可能です。メルクミリポアにとって世界で9番目となる当施設では、顧客体験の向上を図り、革
新的で優れた製品とトータルな技術支援を提供してまいります」
最先端の製品で綿密に製造工程を再現したメルクミリポアのBSTCでは、実際に設備・機器を体験し、各システム
を組み合わせた製造工程の評価やオペレータトレーニングも実施できることから、設備導入時のスピードアップと
製造プロセス開発の効率化を実現するとともに、GMPや各種規制に対応した品質保証のバリデーションを提供し、
導入時のリスクを低減することができます。
新施設には、メルクミリポアのシングルユース機器「Mobius®
(モビウス)」シリーズを培養からろ過、精製工程に至る、上流
から下流まで揃え、各製造工程のトータルな実証試験ができる
「パイロットスケールゾーン」の他、工程開発や最適化に向けた
各種試験ができる「プロセス開発・アプリケーションテストゾー
ン」、「セミナー&トレーニングゾーン」、また同社製品を展示し
た「ギャラリーゾーン」を配し、専門知識を有するスタッフが顧客
企業のバイオ医薬品製造を多面的にサポートします。
< パイロットスケールゾーン >
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メルクミリポアは主要地域9か所(日本、アメリカ、ドイツ、フランス、シンガポール、中国、韓国、インド、ブラジル)に
BSTCを備え、世界共通のトレーニングを提供しているため、日本から他国にプロセスを製造移管した際にも、同じ
内容のトレーニングを各地で受講することができます。
「Merck Millipore Bioforum 2014」開催
メルクミリポアでは、BSTCオープン日の2014年9月4日(木)に東京・お台場にて、「Merck Millipore Bioforum
2014」を開催いたします。今年で13回目を迎える同フォーラムでは、「バイオ医薬品製造の先端技術と今後の展望」
と題し、バイオ医薬品製造分野の専門家より、最新の技術を用いたソリューションおよび将来の動向を見据えたバ
イオ医薬品製造の展望についてご講演いただく予定です。
詳細は右記URLをご参照ください。https://www.merckmillipore.com/JP/ja/20140630_040825
※
1 ユーロ=137 円換算(2014 年 8 月 19 日時点)
■施設概要:
<所在地>
東京都江東区青海1丁目1番20号ダイバーシティ東京オフィスタワー15階部分
<規模(面積)>
1074.29㎡
<主な施設>
【パイロットスケールゾーン】
最先端のMobius®(モビウス)シングルユース機器を培養工程から精製工程まで一同に揃え、綿密に工程を再現
した実験施設。バッファ・培地調整から攪拌、細胞培養工程、清澄化、クロマトグラフィー、ウイルスろ過、濃縮・バ
ッファ交換、ろ過滅菌まで、実際の製造工程と同じスケールでバイオプロセスシステムを運転し、評価することがで
きる。また装置導入に際しての複雑なニーズを立証するデモンストレーションや実証実験、製品のプロトコール開
発や手法検討、技術移管時のオペレータトレーニングなども可能。
【プロセス開発・アプリケーションテストゾーン】
プロセス開発、最適運転条件の選定など、小スケールでの各種の試験が可能なラボエリア。バリデーションやエン
ジニアリングで起こる様々な課題に対して、実習形式のトレーニングを含め各種サポートを行う。
【セミナー&トレーニングゾーン】
世界標準のトレーニング施設(最大収容人数:50名)において、豊富なスキルと専門知識、現場での経験を併せ持
つメルクミリポアのスペシャリストや外部講師が、様々な認定トレーニングやセミナーを実施。トレーニングは、理論、
グループディスカッション、ラボでの実習などを複合した体験型となっており、実際のプロセスでの要求を反映した
最新の内容を提供している。
【ギャラリーゾーン】
細胞培養培地、医薬品製造原料、滅菌ろ過、タンジェンシャルフローフィルトレーション、ウイルス除去用各種フィ
ルター、クロマトグラフィー充填剤、無菌送液用コネクタなどメルクミリポアの最新製品を展示。
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メルクについて
Merck(メルク)はドイツのダルムシュタットに本社を置く世界的な医薬・化学品会社です。メルクセローノ、コンシューマヘルス、パフォ
ーマンスマテリアルズ、メルクミリポアの4事業部を有し、最高水準の品質と高度な技術に基づく革新的な製品を提供しています。グ
ループ従業員総数は約38,000人、事業展開地域は世界66カ国に上り、2013年総売上高は約111億ユーロとなっています。会社とし
ての起源は1668 年まで遡り、以来世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社として、革新性・事業の成功・責任ある企業家精神を軸
に、患者様のQOLの向上や顧客企業の支援、地球的規模の課題の解決に向け取り組んでいます。またメルク の株式は創業家が全
体の70%を保有しています。なおメルクは北米では「EMD」として事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968 年に設立。液晶や顔料などの化学品の研究開発・製造・販売や、試薬・分析機器な
どライフサイエンス関連製品・サービスを手がけています。2011年には日本ミリポア株式会社を吸収合併し、バイオサイエンス基礎研
究から医薬品製造、創薬まで、ライフサイエンス分野の製品とソリューションを提供しています。
メルク株式会社についての詳細は、www.merck.co.jp をご覧ください。
メルクミリポアについて
メルクミリポアはドイツに本社を置くメルクのライフサイエンス部門です。バイオテクノロジーや医薬分野での研究・開発・製造向けに
革新的で優れた製品とサービスを提供しています。研究開発への投資額はライフサイエンスツール業界の中でトップ 3 に入り、科学・
工学分野の最先端の研究によって顧客企業の戦略的パートナーとしてライフサイエンスの発展を支えています。米国マサチューセッ
ツ州ビレリカを拠点に、現在 66 カ国で事業を展開、従業員数は約 10,000 人です。2013 年の売上高は 26 億ユーロでした。北米で
は「EMD Millipore」として事業を行っています。
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