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the Heartful
2011.11月号
2011年10月25日発行
http://www.oag-tax.co.jp/
Vol. 79
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H
e
th
l
u
OAG
元 気 な 企 業 を つ く る !
太田孝昭が語る春夏秋冬
「聴き耳を立てよう」
・
・
・02
10月1日にサムカワフードプランニング、東京マツシマの皆さまと
富士山清掃を行いました
実務講座『社長さんと税金 ちょっといい話』
を開催します
情報誌『経理改革』11月号を発刊致しました ・
・
・03
「粉飾決算の教訓」
OAG監査法人 代表社員 公認会計士 今井基喜 ・
・
・04
“異”
心伝心
「父の背中」
東京街路株式会社 代表取締役社長 荒尾春秋様
「仕事はいつも
「青天井」
」
株式会社東京マツシマ 代表取締役会長 松村一夫様 ・
・
・06
ちょっとchat ・
・
・07
今後のセミナー開催予定 ・
・
・08
元気な経営のワンポイント
太田孝昭が語る
|春|夏|秋|冬|
【
元
気
に
な
る
言
葉
】
「聴き耳を立てよう」
太田アカウンティンググループ代表
太田孝昭
「お役に立つ」という言葉があります。どのような
商売であろうと、あるいは商売以外のものであろう
と、人は「お役に立つ」ために生まれて来たんだと、
ものの本には書いてあります。しかし、日々の生活
に追われている身としては、
「お役に立つ」どころか、
足を引っ張っているのではないかと思うこともしば
しばです。
商売をする上では、
「お役に立つ」ことのみがお
客さま満足を得られる唯一の方法です。これがなく
ては会社の存在基盤そのものが失われてしまうこ
とは、誰にでも分かることです。
会社を成長させたい、より良くしたいと考えるの
なら、どうしたらいいのでしょうか。換言すれば、ど
うしたらお役に立つことができるのでしょうか。そ
んなことを日々悩んでいたところ、友人がヒントを
くれました。
ある会社の会議の冒頭で、そこの社長が話を始
めた時、出席していた10名前後の全員が、それこそ
一言一句を聴きもらすことなく聴いていたというの
です。その光景を目の当たりにした友人は、
「この
会社の凄さを見た気がした」と話してくれました。そ
して、この会社はこれからも成長すると実感したそ
うです。
何が凄いのか。それは、全員が「聴き耳を立てて
2
the Heartful OAG
いた」ことです。
「聴き耳を立てる」ことは誰にでもできそうです
が、しかし考えれば考える程、聴き耳は難しい事に
気が付きます。
相手に対して聴き耳を立てると、
①信頼を勝ち取れます
②真意を理解できます
③知恵がわいてきます
④思慮深くなります
⑤コミュニケーション能力が向上します(聴いて
もらっているだけで、相手は嬉んでくれます)
そこで改めて、企業の存立基盤が「お役立ち」に
あるとしたら、お客さまの声に聴き耳を立てなけれ
ばならないということになります。これは、お客さま
に対してだけではありません。部下や上司、同僚に
対しても聴き耳を立てる必要があるんです。何故な
ら、仕事はチームワークで成立するものですし、1人
でできる仕事には限界があります。企業は1人ひと
りが如何に聴き耳を立てているかによって決まると
もいえそうです。
できそうでできない「聴き耳」。皆さまはできてい
ますか。そして、立てさせていますか。
10月1日にサムカワフードプランニング、東京マツシマの皆さまと
富士山清掃を行いました
昨年に続いて、今年もサムカワフードプランニング、東京マツシマの皆さまとご一緒に、富士山清掃に汗を流してきました。当日
(10月
1日)
は、
あいにくの雨模様。
それでも、総勢33名が揃い、
NPO法人富士山クラブにご指導を頂きながら現場に向かいました。
到着した時、
目に飛び込んできたのは、大量のタイヤ、
タイヤ、
タイヤ…。
パッと見では数えきれないほどの廃タイヤが山になっていて、
まるで産廃処分場のようでした。
午後1時から3時までの2時間の活動でしたが、拾い集めたタイヤの数は428本! 一人が13本も運んだ計算です。
廃タイヤは日本全国で年間1億本も発生していて、
その半分強が熱・発電用のボイラー燃料としてリサイクルされています。乗用車用
タイヤが50本もあれば、普通の銭湯1日分のお湯が沸かせるそうですから、
この日集めたタイヤで1週間以上も大丈夫。
タイヤという
「資
源」
が捨てられている現状に、社会全体でのリサイクル体制の構築が必要なことも実感しました。
NPO法人富士山クラブでは、企
業研修を兼ねた富士山清掃活動
なども随時受け付けています。
ご興
味のある方は、弊社スタッフまでお
気軽にお声掛け下さい。
写真はNPO法人富士山クラブのホームページから転載
実務講座『社長さんと税金 ちょっといい話』
を開催します
年末に向けて、多くの会社が決算対策を
考える時期になりました。今年は特に厳しい
経営環境の中で、納税額をできるだけ抑え
たいという気持ちが高まることが予想されま
す。
もちろん節税は合法ですが、
一歩間違え
ると否認され、悪くすれば脱税と判断される
危険性もあります。節税と否認、否認と脱税
の間に引かれている一線は、
どこにあるの
でしょうか。長年、徴税サイドで多くの企業
と向き合ってきた弊社顧問の東野登代次
が、税務調査官の目から見た上手な節税ポ
イントを解説致します。歳末のお忙しい中と
は存じますが、皆さまお誘い合わせの上ご
参加を頂ければ幸いです。
『社長さんと税金 ちょっといい話』
~節税は経営者の仕事の一つ~
■ 内 容
1 脱税は違法、納税は義務、節税は権利か?!
2 税務調査と調査官の眼は
(赤字会社にも)
3 領収証は社長の人柄を語るもの
(調査対応)
4 社長自身も会社の資産だ
(節税対応)
5 節税のポイントはどこに
(是否認の接点)
■ 講 師: OAG税理士法人 埼玉 顧問 東野登代次(元川越税務署長)
■ 日 時: 12月7日
(水)14:00~16:00
■ 会 場: 東松山市民文化センター 大会議室
埼玉県東松山市六軒町5-2 Tel:0493-24-2011
東武東上線「東松山駅」徒歩20分/東松山駅東口からバス
「パークタウン五領行き」
で
「東松山市民文化センター前」下車/駐車場(233台)有り
■ 受講料: 無料
■お申し込み・お問い合わせ
OAG税理士法人 埼玉
Tel:0493-24-2489(担当:大澤・鈴木・太田) 埼玉県東松山市新宿町25-12
情報誌『経理改革』11月号を発刊致しました
公認会計士の人材紹介業を専門とする株式会社GENでは、
経営管理を応援する無料の季刊情報誌
『経理改革』
を年4回発行しております。旬の開示情報から連載小説まで、内容は盛りだくさん。11月号で
は特集も2本掲載しています。
『経理改革』
のご講読を希望される方は、下記まで電話もしくはメールにて
お問い合わせください。
【お問い合わせ先】
株式会社GEN 広報部(担当:寺村)
Tel:03-3356-3500 E-Mail:[email protected]
※記事の作成にあたっては、株式会社インターネット・ディスクロージャー様のご協力を得て
「開示Net」
を活用させて頂きました。
『経理改革』11月号
1.特集1 2012年四半期決算レポート
2.特集2 企業内会計士インタビュー
3.小説 たそがれ監査法人
4.会計 経理部坂本君への手紙
5.監査 監査坊弁慶が斬る!
the Heartful OAG
3
粉飾決算の教訓
OAG監査法人 代表社員 公認会計士 今井基喜
今年は東日本大震災、未曾有の円高、欧州発の金融
危機、タイの大洪水と、日本経済を直撃する事態が次々
と起こっています。すべての企業が、業績の維持や改善
に必死になっているといっていいでしょう。決算期が迫
る中で、決算書の中身が満足に整わなかったとしたら
…? 今回は、そんな緊急事態に遭遇した企業が引き
起こした事件を他山の石として考えてみたいと思います。
粉飾決算は重大な経済犯罪
【ある粉飾決算の事例】
証券取引等監視委員会は、平成23年8月、金融商品取引法違反(偽計)
の嫌疑で、A法人とその関係
人を大阪地方検察庁検察官に告発した。
その犯則事実は次のとおりである。
有価証券を上場していたA法人が22年2月の決算において、前期に続いて債務超過になり、上場廃止
基準に抵触する恐れがあったことなどから、B法人を引受人とする現物出資を含む第三者割当増資を
行って債務超過を解消するとともに、A法人の株価をつりあげる目的で、現物出資資産(土地および建物)
について、真実は、募集株式の払込金額として予定していた12億円に相当する価値がなく、同金額に相
当する現物出資資産として適正な鑑定評価およびその価額が相当であることの証明を受けられないもの
であったにもかかわらず、平成22年1月末前後に、実現可能な具体的な事業計画もないまま、水増しした
事業計画に基づいて上記現物出資資産の鑑定評価額が13億円である旨の鑑定評価書を作成するなど
して、過大評価した上、平成23年2月上旬に同年2月末を現物出資財産給付期日とする第三者割当増資
(発行価額12億円)
を実施する旨および当該金額が適正な鑑定評価およびその価額が相当である旨の
証明をうけている旨の虚偽の内容を含む公表を行い、
もって、有価証券の取引のため、及び、有価証券の
相場の変動を図る目的をもって、偽計を用いたものである。
上記の事例は、証券取引等監視委員会の発表を転載したものです。内容を簡単にまとめると、上場維持や株価の
釣り上げのために、過大に評価した現物出資資産を給付財産とする第三者割当増資を実施した、
ということになりま
す。
これは
「金融商品取引法第197条第1項第5号、
第158条、
第207条第1項第1号、
刑法第60条」
に抵触し、
法定刑は
「法人7億円以下の罰金、個人10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、又は併料」
とされていますから、経済
事件としては極めて重い
「犯罪」
だといえるでしょう。
この結末について、経営者の皆さまおよび職業会計人の皆さまはどのように思われるでしょうか? いろいろな立場
や見解があるとしても、
こうした事実認定および法律解釈が「社会の公器」
たる会社に対して行われる可能性があるこ
とだけは肝に銘じておく必要があります。
今回の事例は、上場会社です。
しかし、上場会社だからこのような厳しい追及が行われたと考えるのではなく、一般的
な認識として考えなければなりません。経営判断やクライアントから相談を受ける等の際には、細心の注意が必要です。
4
the Heartful OAG
経営者の決断が明暗の分かれ道
A法人は、
どうして粉飾決算などという邪道に迷い込んでしまったのでしょうか? それを推測する手掛かりは、財務
諸表の動きにもあります。
【A法人の財務諸表の推移】
単体財務指標
(単位:百万円)
H17/9
売上高
H19/9
H20/2
H21/2
H22/2
17,784
27,871
38,585
16,664
15,958
3,055
163
412
△318
232
△757
△880
△900
1
△1,590
382
△2,278
△1,052
経常利益
当期純利益
H18/9
資本金
1,233
1,233
1,233
1,783
1,783
2,751
純資産額
1,700
1,710
115
1,598
△690
198
総資産額
6,277
9,721
6,241
5,805
1,543
1,865
営業CF
−
−
△819
△275
1,288
△753
投資CF
−
−
1,652
5
△557
304
財務活動CF
−
−
△2,010
339
△938
514
期末現金同等物
−
−
150
219
12
78
*H18/9までは連結財務諸表を作成していたため単体CF計算書は作成されていない。
*H20/2は5カ月の変則決算となっている。
A法人の事業は、
テレビゲーム等の販売店の経営およびFC店への商品供給が主なものでした。財務指標上注目す
べき点は、以下のとおりです。
①
②
③
④
⑤
H19/9期をピークとして売上高が減少しH22/2期には約12分の1となった。
H19/9期の財務CF、H21/2期の財務CFが大幅なマイナスである。
H19/9期とH21/2期が大幅な損失を計上している
(内容的には、
リストラ費用、貸倒損失等の計上)。
H20/2期とH22/2期に増資を実施。
H21/2期の現預金残高が12百万円。
また、財務CFと投資CFが共に大幅なマイナスである。
平成19年9月期を境に本業の売り上げが急角度で落ちていき、
リストラを繰り返しても業績は改善せず、事業の継続
性に赤信号が灯っている――。財務指標の推移をみれば、
そんな経営実態が一目瞭然です。
もう少し詳しく見ていくと、売り上げの急減は既存のビジネモデルが通用しなくなっているにもかかわらず、
その転換が
進んでいないか、転換したとしても失敗したことを示しています。
また、財務活動CFの大幅なマイナスは、借り入れ等の
負債によって調達していた資金が大幅に回収され、投資CFの大幅なプラスは固定資産の売却等を急ぎ、資金回収を
進めたことを表しています。
5カ月の変則決算となった平成20年2月期には増資によって資本調達を実施し、資金面で一息つき、損益面でもプラ
スに転換するなど、立ち直ったかに見えます。
しかし、翌21年2月期には更に資金が回収され、財務活動CFは再度大幅
なマイナス、多額の損失も計上し、債務超過に陥ります。資金的には、
ショート寸前です。
そこで平成22年2月期に実施したのが、2度目の増資です。
これが冒頭にご紹介した現物出資で、数字の上では何と
か債務超過から脱出します。
しかし、売上高は前年比5分の1に激減し、損益は大幅なマイナスを続け、改善の兆しは全
くありません。平成19年9月期をターニングポイントとして、2年5カ月後の現物出資による増資=粉飾決算まで、一気に
転落していったといえるでしょう。
A法人の経営者は、
どの時点でどのような決断をし、
どのように行動するべきだったのでしょうか。
この問いへの答え
は、
いろいろあると思います。
しかし、
もし皆さまがA法人の経営者だったとしたら、
その答えと同じ決断と行動ができた
でしょうか? 秋の夜長、一度考えてみるのも良いと思います。
the Heartful OAG
5
異心
伝心
父の背中
仕事はいつも「青天井」
東京街路株式会社 代表取締役社長 荒尾春秋様
株式会社東京マツシマ 代表取締役会長 松村一夫様
建設現場というと、“荒っぽい
男の仕事”というイメージが定着
しています。しかし、実際にはだ
いぶ違っています。
「違ってきた」
と言った方がいいかもしれません。
東京などの都会のど真ん中で
工事をしようとすると、工期の半
分以上が、実は工事をしていない
ということがよくあります。何をしているのかといえば、工事現場の周
辺に住んでいる方々への説明や調整です。
工事が始まった後も、騒音や振動にクレームが上がっていないか、
工事の資機材が現場以外の敷地に少しでも入っていないか、周辺の
掃除は行き届いているか、作業員の服装や態度はきちんとしているか
等々、気を使わなければならないことは山ほどあります。少しでも荒っ
ぽいことしたら、すぐに苦情が出てきて、施主の皆さまの信用まで傷つ
けてしまいます。現在の工事現場は、一般の方々の目に触れる機会が
多いだけに、とてもデリケートな作業が求められているのです。
私は、道路工事会社の跡継ぎとして、同業の大手企業に勤め、“他流
試合”を経験してきました。そこでは、すべての仕事がシステマチックに
進み、
「失敗しない仕組み」が出来上がっていたように思います。工事
現場の管理にしても、しかりです。
そのために、大企業ではたくさんのヒト・モノ・カネを掛けているわ
けですが、中小企業にはそれほどの余裕はありません。そんな現実に
直面したのが、大手企業を退社してこの会社に入社した時でした。
「大手企業で得た私の経験を移植すれば、中小企業でも時代の先端
を行く企業に生まれ変わらせることができる」
私は、そう意気込んでいました。
私の目から見れば、当時の社長がやっていることは何とも歯がゆい
ばかりで、
「やり方が生ぬるい!」と、何度も議論になったものです。
私は、道路工事に関することなら、ひと通りのことは何でもできると
いう自信がありました。ただ、それは「人並みにできる」というレベルで、
「人並み以上」というレベルでは無かったのです。いわば、スペシャリ
ストではなく、ゼネラリストでした。
単純化していえば、大企業はゼネラリストを求め、中小企業はスペ
シャリストを求めるといえるかもしれません。その視点に立った時、特
定の分野では私を遥かに上回るスペシャリストが社内にはたくさんい
ると気付いたのです。
では、スペシャリストを上手に管理するには、どうしたらいいので
しょう。大企業的な方法が通用するはずもなく、中小企業には中小企
業の人材育成や人事があったのです。それが的を射ていたからこそ、先
代は社員の心を掌握し続けることができたのだと思います。
昨年、先代は経営の一線から身を引きました。ところが、その瞬間か
ら、私の思考方法が大きく変わったのです。
「先代だったら、どう考える
だろうか」と、常に自問自答し、自分自身の考え方と突き合わせ、融合し
たり、修正したり。そなんことを繰り返す中で、先代の大きさをますます
実感しています。まだまだ、先代の背中を追いかける日々が続きそうです。
東京街路株式会社
東京都港区芝大門2-6-4
設立:1966年
事業内容:舗装工事、土木工事、水道施設工事
6
the Heartful OAG
5年前に作った創業50周年記
念誌のタイトルは「快 適空間を
求めつづけて」でした。その10年
前に作った40周年記念誌は「…
求めて」です。末尾を変えたの
は、
「やるべきことに終わりは無
い」という思いを端的に表すこと
が狙いでした。
私たちの会社は、全国のホテルや旅館にアメニティグッズを販売す
ることを主な仕事としています。今では、どんなホテルにも歯ブラシや
シャンプー、ヒゲ剃りなどが常備されていますが、実は宿泊業界でそ
れが常識になったのはごく最近のことでした。
一つのきっかけは、1971年に開業した新宿の京王プラザホテルで
す。弊社の発案でアメニティグッズの採用を働きかけたことにより、全
室への導入へとつながったのですが、当時のシティホテルの中では先
駆的な動きでした。その後、徐々に全国へと浸透していく中で、爆発
的な成長の起爆剤になったのが、1980年に開園した東京ディズニー
ランドです。ディズニーランドの周辺に次々と誕生したホテルが、競う
ようにアメニティグッズを充実させていき、それがディズニーランドを
視察に訪れた全国のホテル経営者の目にとまったのです。顧客満足
を高める大きな要素として、アメニティグッズが評価された瞬間でし
た。
本社のショールームを訪ねてくださった皆さんは、
「まるで化粧品
メーカーの直営店のようですね」と驚かれるのですが、そこにも狙い
があります。私たちはアメニティグッズを販売していますが、単なる商
品の販売業者だとは考えていません。宿泊されるお客さまにアメニ
ティグッズをどのように提供すれば、お客さまの満足感を高め、リピー
ターになり、新たなお客さまもご紹介して頂けるのか、そこまでを考え
た提案をすることが当社の仕事なのです。ですから、ショールームは
商品の展示場ではなく、アメニティグッズの提供方法を提案する場所
であるべきだと思っています。
よく、日本は「ものづくり大国」だといわれます。製造技術の高さは、
確かに世界に冠たるものがあるでしょう。技術の裏付けとなる手先の
器用さなど、緻密な作業に向いた国民性が出来上がった理由には諸
説あります。私は「指先」=「ハード」よりも、むしろ一つひとつの作
業に込めている「気持ち」=「ソフト」の部分が大きいのではないかと
考えています。そこには、日本人の代表的な国民性といわれる「気配
り」が溢れているのではないでしょうか。
私は、よく「当社の商売は青天井で、やるべきことはきりがない」と
いっています。実際に、やればやるほど、やるべきことが出てくるとい
うのが私の実感で、手前味噌かもしれませんが、日本的な「気配り」
の文化が、それを支えてくれているように思います。常に相手の立場
に立って、相手が喜ぶことを考え続けていく。商売のことを「商い」と
いうのは、新しい課題が次々に生まれてくるから「飽きない」というこ
とを指しているのではないか。その意味では、本当に「あきない」、い
い仕事に巡り会えたと思っています。
株式会社東京マツシマ
東京都府中市天神町1-23-1
設立:1956年
事業内容:ホテル・旅館用品および消耗品の企画・開発・販売、飲
食料品販売
ちょっと
「アズーロ」
経営管理部 栗田美穂
私の身の回りは、“アズーロ色”であふれています。
これは、
ほんの一部。
アズーロは青という意味なのですが、
とあることがきっかけで集めるようになりました。
アズーロ色だと、
とりあえず欲しくなってしまいます。
「マレーバク」
調布支店 坂口雅庸
「マレーバクの赤ちゃんが生まれた」
というニュースを見て、多摩動物園に行ってきまし
た。生後4~6カ月は、
ウリボウ柄だそうです。
「夏休み」
法人税部 木村聖子
「サイトウキネンフェスティバル」
は、長野県松本市で行われる市をあげての音楽の
一大イベントです。約1カ月間、市内各地でコンサートやオペラなど行われます。毎
年このイベントを訪ねるのが私の楽しみです。
「松本山賊焼き」
法人税部 矢野晴久
松本といえば、蕎麦や馬刺しが有名ですが、B級グルメの郷土料理「山賊焼き」
を食
べてきました。
名前の由来は諸説あるみたいですが、鶏の一枚肉
(ボリューム満点!)
に下味がしっ
かりついていて、
とてもジューシーでした。
the Heartful OAG
7
今後のセミナー開催予定
開催日
名 称
会 場
11 月 2 日(水)
相続・遺言書セミナー
川島町民会館(JR桶川駅タクシー17分)
11 月 4 日(金)
相続・遺言書セミナー
寄居町中央公民館(東武東上線寄居駅徒歩10分)
11 月 8 日(火)
事業計画と予実管理の基本と実践
PCA本社(JR飯田橋駅西口徒歩5分)
11 月 9 日(水)
事業計画と財務分析
Canon S Tower 3F(JR品川駅港南口徒歩6分)
11 月 9 日(水)
連結納税セミナー
PCA本社(JR飯田橋駅西口徒歩5分)
11 月 10 日(木)
財務アプローチによる経営分析
PCA本社(JR飯田橋駅西口徒歩5分)
11 月 11 日(金)
相続・遺言書セミナー
毛呂山町福祉会館(JR毛呂駅徒歩5分)
11 月 11 日(金)
会社経営にも役立つ法人会監査のあり方
江陽グランドホテル(JR仙台駅徒歩13分)
11 月 15 日(火)
会社経営にも役立つ法人会監査のあり方
じゅうろくプラザ(JR岐阜駅徒歩2分)
11 月 16 日(水)
事業計画と予実管理の基本と実践
世界貿易センタービル(JR浜松町駅直結)
11 月 17 日(木)
相続・遺言書セミナー
吉見町民会館(JR鴻巣駅タクシー10分)
11 月 17 日(木)
連結納税セミナー
OAG6階セミナールーム
11 月 22 日(火)
事業計画と財務分析
富士ゼロックス東京 港営業部(地下鉄虎ノ門駅徒歩7分)
11 月 25 日(金)
会社経営にも役立つ法人会監査のあり方
サンライズ杷木(福岡/JRうきは駅タクシー7分)
12 月 7 日(水)
連結納税セミナー
PCA本社(JR飯田橋駅西口徒歩5分)
12 月 7 日(水)
社長さんと税金 ちょっといい話
東松山市民文化センター(東武東上線東松山駅徒歩15分)
経理担当者の実務入門
TAC八重洲校(東京駅八重洲北口徒歩1分)
1 月 19 日(木)
<セミナーに関するお問い合わせ・お申し込みは、営業企画室(03-3356-1239:小林)までご連絡ください>
編集後記
紅葉が楽しめる季節になってきました。食欲の秋、
スポーツの秋、読書の秋などといわれ
ますが、秋は気候的には何かを始めるのにいい時期です。本誌では10月号から
「異心伝
心」という連載がスタートしました。
さまざまな経営者から今までの経験などの貴重なお
話をお伺いできる、今後も楽しみな企画です。
私は最近ゴルフを始めました。先日早起きをして、平塚で『キヤノンオープン』を観てきま
した。終日石川遼選手をべったりマークして、全ホールだけでなく、試合前後の練習も見
学しました。今シーズンは調子が良くないようですが、試合中にもフォームのチェックを
入念に行う姿が印象的で、勉強になりました。
それともう一つ。つい数日前から妻と一緒にジョギングをし始めました。継続は力なりと
いいますが、持続させるためには何か目標がある方がいいようで、
まずは社内のランニ
ングクラブに入り、来年1月の新宿シティマラソンに参加することにしました。記録にはこ
だわらず、無事にゴールする達成感を仲間と一緒に味わいたいと思っています。
日中と朝晩の気温差が大きく、私の周りでも体調を崩している方が目立ちます。年末に向
けてラストスパートの時期。皆さまも体調管理に十分お気を付けください。
(い)
難しい相続を明るく解決
http://www.sohzoku.jp
公益法人の未来を開拓
公益法人事業部
http://www.oag-koueki.com/
発 行 OAG税理士法人
(株)OAGコンサルティング
(株)経理秘書/(株)GEN/(株)ビジコム /(株)福祉総研 / OAG監査法人
東京都新宿区左門町3番地1 左門イレブンビル5階
tel.03-3352-7500 / fax.03-3356-1180
発行人 太田 孝昭
編集人 営業企画室
OAGは、
チャレンジ25キャンペーンに参加しています。
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