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(様式5)経営課題別の達成状況評価

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(様式5)経営課題別の達成状況評価
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題1
5 経営課題別の達成状況評価
様式5
【経営課題1: 存在感のある国際観光都市・大阪 】
○評価結果の総括
内 容
経営課題全体としての評価結果の総括
文化、スポーツ、緑化施策の局事業を総合的にプロモーションすることにより、市民やビジターに
効果的な周知を図るとともに、集客につなげる。
大阪の歴史や文化を活かした大阪ならではの集客魅力づくりや周遊と滞在を促す仕組みづくり
を進め、戦略的なプロモーションを推進するなど観光施策の積極的な展開を図る。それにより、
集客力を一層向上させ、国際的に存在感のある観光都市をめざす。
2009年'平成21年(3月に策定された「『元気な大阪』をめざす政策推進ビジョン」における元気アップ推進事業計
画として、地域の魅力を発掘し、大都市大阪の魅力を磨くこととしており、ほぼすべての具体的取組において、目
標を上回る成果があげられた。
「大阪市経済成長戦略」では重点戦略分野として「集客・観光」を掲げており、今後は、昨年度末に策定した、今
後10年間の方向性を示した「大阪市観光振興戦略」に基づき、「もっと、もっと大阪に!」を観光の魅力づくりの
キーワードに、今後増加を見込んでいるアジアからの訪日観光客を主要なターゲットに、関西の他都市と連携・協
働しつつ、大阪での滞在時間、滞在日数を増加させるための施策を展開していく。
[戦略1-1: 都市魅力の向上と総合的なプロモーションの展開 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
大阪の歴史や文化を活かした大阪ならではの観光魅力づくりや周遊と滞在を促す仕組みづくり
を進め、国内外に向けた戦略的なプロモーションを推進するなど、宿泊ビジターの増加に取り組
んだ。リーマンショック以降の景気低迷、円高及び尖閣問題など、厳しい外部要因があったもの
の、平成22年の実績で延べ宿泊者数1610万人、外国人延べ宿泊者数244万人と、平成23年の
目標値をほぼ1年前倒しで達成することができた。インターネットのアクセス数も中国本土を中心
に大幅に増加したほか、外国人訪問者の大阪市への訪問率も1.9ポイント増加しており、期待以
上の成果をあげられた。
東日本大震災の観光における影響については、発生が年度末(3/11)ということもあり、年度中の
施策には大きな影響はなかったが、今後の影響が懸念される。
対応方向 '※1(
今後は、個別の具体的取組によって得られた実績を持続可能なものとしてさらに拡充していくことが求められてい
る。特に東日本大震災や原発事故の影響等については、正確な情報発信と風評被害の払拭への取組みに、他
都市や経済団体とも連携して引き続き適時的確に対応していく。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
局事業のプロモーションはもとより、観光施策の積極的な展開を図ることで、経済波及効果の高 具体的取組の業績目標はおおむね達成されており、平成20年秋以降の「リーマンショック」以来、急激な円高
い宿泊観光ビジター'特に海外観光ビジター(の増加を図る。
と個人消費の落ち込みに加えて、平成21年5月には新型インフルエンザの蔓延という突発的要因も加わった
ことにより、当初の達成目標としていた「延べ宿泊者数」及び「外国人延べ宿泊者数」は一時的に落ち込んで
・ 歴史的・文化的遺産や芸術文化など、多様な観光資源の掘り起こしと活用に努め、大都市な いる状況であったが、観光ビザの取得要件緩和措置等により平成21年11月以降、訪日外国人数は前年同月
らではのまちの魅力の開発を総合的に進める。
比で増加に転じ'日本政府観光局JNTO発表資料より(、平成22年についても大幅な増加となり、平成23年度
の達成目標をほぼ1年前倒しで達成した'平成22年 1610万人、244万人(。
・ 大阪の持つ豊かな歴史的・文化的資源や施設、食やショッピングを含む大都市の魅力、「水の
都大阪」など多彩な観光資源の発掘・紹介に市民・NPOや学と民と協働して取り組み、コミュニ
ティ・ツーリズムを推進する。
・ 大阪の地域観光資源を再発見し、新たな観光資源として創出するために、関係各局との連携
をより一層の強化を図る。
・ 周遊と滞在を促す仕組みづくりと環境の整備をすすめ、ビジターに便利でやさしいまちづくりに
努める。
・ 国内外からの集客をめざし、局事業の総合的なプロモーションを行う。
A
・ 「国際観光都市・大阪」の認知度とイメージの向上をめざし、府・民間とも共同で積極的な情報
発信を行うとともに、特に海外ビジターの増加を図るため国のビジット・ジャパン・キャンペーンと
連携した効果的なプロモーションを行う。
達成目標'アウトカム(
・ 延べ宿泊者数
平成23年 1,600万人
・ 外国人延べ宿泊者数
平成23年 250万人
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
評価結果
'※3(
取組実績・目標達成状況
業績目標'アウトプット(
① ○中之島エリアの魅力創出
参加者数年間を通じて
〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・水辺のにぎわい魅力創出事業
15万人以上
「水都大阪2009」での市民参加の仕組みを継承し、中之島
公園など水辺ににぎわいをもたらすイベント開催をはじめ、市
民・NPO等による企画実施事業への支援を行うほか、市・府・
経済界による「水都大阪2009」の継承組織を立ち上げるな
ど、水辺のにぎわい魅力の創出にかかわる取組みを実施す
る。
参加者数
目標
実績
150,000
人
290,190
人
【23 1-1-1】
・2010春の舟運まつり'4月1日~20日(
34,000人'新年度分のみ(
・水都大阪推進委員会設立'4月13日(
・水都大阪ロゴマーク決定'6月28日(
・水都大阪のホームページ開設'6月29日(
・水都にぎわい創出プロジェクト2010開催し、市民 参加事業8
者、船着場プログラム5者も自主企画で事業展開'10月1日~3
日(
42,098人'船着場開催分含まず(
・恒常的な水辺の賑わい創出活動事業13件の応募に対し10件
の事業者を採択'1月25日(
・OSAKA光のルネサンス連携事業を八軒家浜、中之島バンクス
で開催'12月11日~25日(
214,092人
・2011春の舟運まつり⇒東北地方太平洋沖地震の被災状況に
考慮し中止した。
①
課題
改善策
恒常的に水辺にに
ぎわいをもたらすに
は、官民一体となっ
て取り組むとともに
市民・NPO等との協
働関係を構築し、継
続的・自律的に展
開を図れるような仕
組み'プラットフォー
ム(が必要である。
23年度のにぎわいづく
りに向けて、水都大阪
推進委員会にディレク
ターチームを設置し、
これまで水都大阪20
09で活動された市民・
NPO等の関係を再構
築しながら、新たな仕
組みづくりに向けたト
ライアルを実践する。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・OSAKA光のルネサンスの開催
参加者数300万人
中之島周辺のライトアップを行う光による魅力創出事業「OS
AKA光のルネサンス」を12月に開催する。
【23 1-1-1】
〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 パフォーマーライセンス制度の推進
・ 一定の技能レベルを有するミュージシャン及び大道芸のパ
フォーマーに「ライセンス」を与え、大阪の観光スポットや集客イ
ベントでの実演を、市民やビジターに楽しんでもらうことで、まち
のにぎわいの創出・都市魅力の向上を図る。
ミュージシャン部門(ライ
センス取得者数'29組→
35組(
'大道芸部門(ライセンス
取得者'59組→62組(
【23 1-1-1】
〔元気〕、〔総計〕 ・重要文化財「泉布観」の再生・活用事業
泉布観の外観補修などを実施して美観を高め、集客観光資
源としての価値向上を図る。また、旧桜宮公会堂は民間事業
者の公募により活用を図る。
泉布観の調査・設計及び
旧桜宮公会堂の企画提
案をプロポーザルにより
募集
経営課題1
西会場における中之島スケートリンクの実施、各交通機関との
連携による主要駅でのポスターの柱巻き等の大々的な広報活
動の実施、さらには、来場者の安全性に考慮して、新たに開催
全期間において市役所周辺での車両通行止めを実施してきた。
H22年度参加者数 286万人
(ミュージシャン部門)
・パフォーマーライセンス審査会を10/3に大阪市役所前で実施。
・平成22年4月より心斎橋駅構内、5月よりATC、8月より科学館
前、10月よりヤマダ電機、H23年4月より新梅田シティを指定場
所として運用開始。
・パフォーマーライセンス取得者67組(H23.3末)
(大道芸部門)
・パフォーマーライセンス審査会を10/16に大阪城公園天守閣前
広場で実施。
・パフォーマーライセンス取得者69組(H23.3末)
泉布観については調査・設計を実施し、平成23年2月外観補修
工事に着手した。
旧桜宮公会堂は平成23年3月公募要綱検討委員会を開催し、
公募内容を確定し、4月1日から募集を開始した。
・警備費の増大。
・コンテンツ内容の
維持。
・資金確保。
・安定した財源を確保
するため、より民間企
業が参加協力しやす
い、イベントにする必
要がある。
・財源確保を目的とす
る、市役所庁舎や沿
道の広報媒体としての
活用。
・効果的な指定場
所の抽出、選定。
・パフォーマーとの情
報共有や各種情報媒
体を通じ、指定場所の
拡大に取り組む。
桜宮公会堂につい
ては事業者決定を
行い、泉布観地区
の活用を早期に図
る必要がある。
泉布観地区は事業者
が、桜宮公会堂と周辺
園地も併せて活用す
るため、事業者との調
整を速やかに行う。
・広報活動の充実
・資金確保。
・民間事業者等の発行
する広報媒体をさらに
活用し、情報発信を行
う。
・新たな民間団体との
連携。
もと市立博物館の
有効活用にあたっ
ては、大阪城エリア
全体の魅力開発と
一体的に検討しな
ければならない。
有識者、関係者の意
見を吸い上げ、大阪城
エリア全体のグランド
デザインを検討する。
・イベントエリアが道
路上であるため、コ
ンテンツの内容に
制限がかかるた
め、さらなる規制緩
和が必要。
・資金確保。
・地元団体とも連携し、
さらに警察協議を進め
る。
・資金確保については
関係・協力先の拡充に
努める。
②
①
②
【23 2-1-4】
○大阪城エリアの魅力創出
参加者数5万人
〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・大阪城 城灯りの景の開催など
大阪城からの文化の発信をコンセプトに、いつもと一味違った
大阪城を見てもらうことで大阪城の魅力を再発見できるような
「大阪城 城灯りの景」などを開催する。
大阪城城灯りの景の実施(8/20・21)
来場者数 5万4千人
参加者数
②
目標
【23 1-1-1】
50,000人
実績
54,000人
〔元気〕、〔重〕 ・もと市立博物館の有効活用方策検討調査
大阪城エリアの有効活
大阪城本丸広場にある「もと市立博物館」について、大阪城 用を図る調査の実施
エリアを訪れる市民・ビジターの利便性を向上し、エリア全体の
魅力を一層高めるために、一体的な有効活用方策を検討す
る。
【23 1-1-1】
○御堂筋のにぎわいづくり
参加者数38万人
〔総計〕 ・御堂筋にぎわい空間づくり事業'御堂筋オープンフェ
スタ(
大阪のシンボルである御堂筋の道路空間を活用し「新しい大
阪文化の創造」をテーマに、マーチングバンドなどによるパレー
ド、ジャズやダンスなど周辺の特性に合わせたイベント、オープ
ンカフェ等を、国やミナミ地域の各団体などと連携しながら開催
する。
もと市立博物館の有効活用に対して、民間事業者に対する聞き
取りや現地説明を実施し、立地や築年数などに起因する事業参
入における課題を抽出した。
②
御堂筋オープンフェスタ2010'5/9(
来場者数37万人
②
【‐】
② 〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・コミュニティ・ツーリズムの推進
本市の大きな魅力のひとつである「人」'市民ボランティア・N
PO団体等(が中心になり、歴史・文化や生活文化の中に「大阪
のええとこ」を再発見し、まちに対する認識と愛着を深めつつ、
自らがガイドとなる市民主導型「まちあるき」事業への取り組み
に対し、運営面でのアドバイスや一元的な情報発信等の支援
を行うとともにモデルツアーの実施などを行う。
【23 1-1-1】
①ボランティア・NPO、
旅行業者等が行う「まち
あるき」事業への支援
コース数:150コース
②民間企業・情報誌等
主催イベント事業への支
援実施数:12回
③旅行業者、鉄道事業
者等への提案事業'モデ
ルツアー(の実施コース
数:国内ビジター向け・海
外ビジター向け 各6
コース
①ボランティア・NPO、旅行業者等が行う「まちあるき」事業への
支援コース数:154コース
②民間企業・情報誌等主催イベント事業への支援実施数:37回
③旅行業者、鉄道事業者等への提案事業'モデルツアー(の実
施コース数:国内ビジター向け29コース・海外ビジター向け3言語
'英・中・韓(各8コース
「まちあるき」事業への支援コース数'①②③合計(
目
標
実
績
・自主的な運営に ・自主財源確保のため
向けた体制の確立 の民間事業者との連
携拡大、旅行事業者と
連携した商品化・定番
化、 グッズ等の販売
①
174コース
244コース
〔総計〕 ・民間アイデアを活かした集客促進事業の推進
民間アイディア応募件数 民間アイディア応募件数
民間事業者による大阪の特性を生かした集客促進事業の創 50件'H20実績 34件( 87件'うち海外からの応募件数2件(
出を支援する。
民間アイディア応募件数
【-】
目標
①
50件
実績
③ 〔総計〕 ・まちなか観光案内所「OSAKA?たびナビ」の運営
国内外からの個人旅行者に、「まちなか」で「いつでも、身近
に、気軽に」立ち寄れ、観光情報や交通案内等を提供する。
・インバウンドにつ ・海外からの応募件数
ながるような応募ア を増やすため情報発
イデアを増やしてい 信の強化を図る
く必要がある。
87件
民間事業者等との連携 民間事業者等との連携による運営105箇所
による運営 100箇所
・認知度が低い
・協力事業者によっ
て案内のスキルが
異なっている。
「OSAKA?たびナビ」設置数
【-】
目標
実績
100箇所
105箇所
②
・サイン表示や情報発
信について工夫を図っ
ていく。
・協力事業者向け研修
会を行うことによって
情報交換など事業者
同士のコミュニケー
ションを図る。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題1
〔総計〕 ・大阪周遊システムの運営
大阪周遊パス2010の販 大阪周遊パス2010の販売枚数
大阪周遊パスなどの利用拡大を図るなど、ビジターの周遊を 売枚数 100,000枚
139,012枚
促進する。
周遊パス販売枚数
【-】
目標
実績
④ 〔総計〕 ・インターネット等による情報発信事業の推進
観光情報を扱うホームページ「OSAKA‐ INFO'大阪観光案
内(」等の内容の充実を図り、国内外に情報発信する。海外観
光ビジターの増加を図るため、特にアジアへの情報発信に重
点をおき展開する。
【-】
大阪市からの分担 事務の効率化や手数
金に依存しない自 料等の見直しを検討
立した事務局の運 する。
営体制が必要。
外国語'英語、ハング
ル、中国語'繁体字・簡
体字(、タイ語(トップペー
ジへのアクセス数'ペー
ジビュー( 21年度実績
の2割増
'21年度上半期実績
約127万5千ページ
ビュー(
①
100,000
枚
139,012
枚
平成22年6月に上海にサーバーを設置したところ、簡体字ページ
へのアクセス数が飛躍的に増加し、外国語'英語、ハングル、中
国語'繁体字・簡体字(、タイ語(トップページへのアクセス数は
4,803,940ページビューで、21年度実績の6割増となった。
コンテンツの充実を ユーザーのニーズを
より一層図ってい 反映しつつ、検索しや
く。
すいように取り組んで
いく。
HPアクセス数(ページビュー)
①
目標
3,565,949
実績
4,803,940
〔総計〕 ・大阪の観光イメージ向上策の推進
「大阪」の国内外での存在感の向上を目指し、「国際観光都
市・大阪」の新たな観光イメージの定着と知名度の向上に努め
る。
【23 1-1-4】
大阪の魅力発信のコン
テンツとして冊子の発行
2種類
イメージ発信のためのモ
デル事業の実施
1回
イメージ向上のための映
画・ドラマのロケ誘致 1
作品
大阪の魅力発信のコンテンツとして冊子の発行 2種類
・「インタビューズ2」'2011年2月16日発行 A5・92ページ 10,000
部発行 大阪市観光案内所等で配布(
・「大阪観考」'2011年2月28日発行 A5・188ページ 3,500部発
行 定価1,500円 全国主要書店にて取扱(
その他、「osaka field trip」の英語翻訳化も行った
イメージ発信のためのモデル事業の実施
・Osaka field trip tours'2010年11月6日~28日(
・「大阪を、贈ろう。プレゼントキャンペーン」(12/6~3/20)
雑誌に記事掲載するとともに、市営交通、JRとの連携により市
営交通駅・車内、JR九州エリアにて掲出
①
ロケ誘致 1件'タイドラマ(
〔総計〕 ・海外観光プロモーションの推進
釜山・上海などアジアの都市と連携し、各都市での観光展に
出展するなど共同のプロモーションを行う。また、京都、神戸、
堺などの他都市と連携した観光プロモーションを行う。
アジアでの観光展出展
3回
海外からの旅行業者・メ
ディアなどの招聘事業
10回
【23 1-1-4】
・アジアでの観光展出展'5回(
上海世界旅遊資源博覧会'WTF2010)
釜山国際観光展(BITF2010)
ITBアジア2010'シンガポール(
タイ国際旅行博覧会(TTAA)
シンガポール旅行博(NATAS)
・海外からの旅行業者・メディアなどの招聘事業(15回(
中国、韓国、台湾、香港等
・より効果の高いプ ・民間事業者との連携
ロモーション手法の 方法の検討
検討
①
プロモーション実施回数
目標
13回
実績
〔総計〕 ・国内観光プロモーションの推進
首都圏、九州エリアをはじめとした国内重点市場の開拓、修
学旅行の誘致等の観光プロモーションを実施する。
【23 1-1-4】
観光情報交換会の開催
4回
観光イベント等の開催
1回
・観光情報交換会の開催 5回
・観光イベント等の開催 6回
・メディア招聘 3回
・大阪市観光PR推進事業の実施
全国キャラバン隊訪問'163箇所(、メディア訪問(14回(
20回
①
・九州新幹線開通 ・近隣都市や交通事業
後のプロモーション 者等とも連携しなが
の充実
ら、大阪ステーションシ
ティなど旬の素材を中
心に、震災後のマー
ケットの変化にも対応
した効果的なプロモー
ションを展開する
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題2
5 経営課題別の達成状況評価
様式5
【経営課題2: 魅力ある文化あふれるまちづくり 】
○評価結果の総括
内 容
経営課題全体としての評価結果の総括
大阪の歴史や文化を活かした大阪ならではの魅力づくりに取り組む。
市民生活や都市の魅力づくりに果たす芸術文化の役割がますます大きくなることから、文化創
造を芸術文化創造施策の主要な柱と位置づけ、新しい芸術文化施策に取り組む。
博物館施設は文化創造都市としての重要な拠点であるため、これまで蓄積してきた人材や資料
等を有効活用するとともに、近代美術館の整備を進め、施設の連携強化による新たな魅力を創
出する。
市民が芸術文化にふれられる環境づくりや新進芸術家の支援育成に取組むとともに、博物館施設の魅力向上や
近代美術館建設に向けた取り組みを進めることにより、市民の芸術文化鑑賞・体験の充実や芸術文化活動の活
性化が図られ、概ね期待どおりの成果を得ることができたものと考えている。今後も、新たに策定をした「大阪市
芸術文化新興プラン」に基づき、市民が大阪の芸術文化に愛着と誇りをもてるよう、住む人にとっても、訪れる人
にとっても魅力あふれる「芸術文化都市 大阪」をめざし取り組む。
[戦略2-1: 大都市大阪の魅力を磨く文化力アップ ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
対応方向 '※1(
平成22年度においても、業績目標'アウトプット(を掲げて具体的取組を実施し、それぞれ目標
を達成することにより、芸術文化の鑑賞・体験機会の充実や芸術文化活動の活性化が図られ、
その結果として戦略の達成目標(アウトカム(を達成したもの考えている。
今後さらに、より多くの市民に芸術文化を鑑賞・体験していただき、芸術文化活動に参加してい
ただく必要がある。
ア
平成23年からの5年間の計画として、このたび新たな「大阪市芸術文化振興プラン」を策定した。今後は、このプ
ランに基づき芸術文化の鑑賞・体験の機会の充実を図るとともに、芸術文化活動の活性化をはかり、平成27年
度までに、1年のうちで1度でも芸術文化の鑑賞、活動をしたことのある市民の割合90%を達成することにより、
より多くの市民に芸術文化を鑑賞・体験していただき、芸術文化活動に参加していただく。
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
大阪がめざす芸術文化創造都市は、大阪の持つ豊かな芸術文化の土壌のうえに構築されるも 平成20年度に実施した「大阪市における芸術文化についての世論調査」では、1年のうち一度でも芸術文化
のである。このため大阪が蓄積してきた芸術文化のより一層活性化に努めるとともに、世界に誇 を楽しんだことのある市民の割合は84.4%であり、達成目標'アウトカム(の数値をすでに上回っている。平
る歴史や文化資源を活かした大阪ならではの文化あふれるまちづくりに取り組む。
成22年度においても、予算の減尐にもかかわらず、創意工夫により事業のより効果的な実施に取組んできて
おり、達成目標を達成しているものと考える。
一年のうち一度でも芸術文化を楽しんだことのある市民の割合
目標数値'23年度(
達成目標'アウトカム(
調査数値'17年度(
一年のうち一度でも芸術文化を楽しんだことのある市民の割合:平成23年度80%以上
B
80%
66%
調査数値'20年度(
84%
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
評価結果
'※3(
取組実績・目標達成状況
業績目標'アウトプット(
① 〔総計〕 ・大阪城星空コンサート
来場者数8,000人'3年間 4月24日'土(に実施。当日は小雤まじりで冷え込みの厳しい天
市民の憩いの場である大阪城西の丸庭園において本格的な 実績平均(
候であったが、約8,000人の来場者があり、当初の業績目標を達
オーケストラによる大規模な野外芸術コンサートを開催する。
成することができた。
来場者数
【23 2-1-3】
目標
8,000人
実績
目標
80%
実績
【23 2-1-1】
【23 2-1-1】
①
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
・青尐年に贈る第一級の舞台鑑賞会
10公演、参加者数 約13,000人
・青尐年芸術体験事業
4事業'文楽、歌舞伎、能狂言、クラシック(24回実施
当初の業績目標を達成することができた。
参加者数
目標
13,000
人
実績
13,000
人
0
〔総計〕 ・芸術文化を楽しむ元気な地域づくり
区役所・文化施設等と連携し、市民が芸術文化活動として、
日ごろの取り組みの成果を発表する機会や鑑賞の場を提供す
る。
観客対応が必ずし 要員配置計画を見直
も十分とは言えない し会場によっては運営
会場があった。
要員の増員を図る。
95%
0
・青尐年に贈る第一級の
舞台鑑賞会
「文楽」「交響楽」他7公
演、参加者数13,000人
・青尐年芸術体験事業
小・中学校において文
楽・歌舞伎・能など4事
業、24回実施する。
天候が不安定な時 開催時期について検
期の開催であり、雤 討する。
天や冷え込みの厳
しい日の開催が多
い。
1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000
〔総計〕 ・大植英次プロデュース大阪クラシック
大阪クラシック来場者の 9月5日'日(から9月11日'土(までの7日間で、87公演を実施
大植英次氏総合プロデュースのもと、御堂筋周辺及び中之島 満足度80%、公演回数 した。また、来場者の満足度も95%であり、当初の業績目標を
地区のビル等の協力を得て、ホール等を会場にコンサートを実 80~100公演
達成することができた。
施することにより、御堂筋に人の流れとにぎわいを作り出すとと
来場者満足度
もに、市民に気軽に音楽を楽しんでもらう。
〔総計〕 ・第一級の芸術にふれる機会
「青尐年に贈る第一級の舞台鑑賞会」などを通じて市民、特
に青尐年が、より身近で気軽に文楽・歌舞伎・能などの芸術文
化にふれる機会を提供する。
改善策
8,000人
0
【23 2-1-3】
②
課題
2000
4000
6000
8000
10000
12000
今後は、さらに多様
な芸術体験事業の
実施について検討
を要する。
②
14000
芸術文化を楽しむ元気 提供回数30回、来場者の満足度94%であり、当初の業績目標
な地域事業来場者の満 を達成することができた。
足度80%、提供回数30
来場者満足度
回
目標
94%
0
0.2
0.4
0.6
0.8
事業実施区の拡大 未実施区へのモデル
が今後の課題であ 事業の提案などを検
る。
討する。
①
80%
実績
従来の芸術体験事業
に加え、今後は参加型
の体験機会'ダンス・
美術・演劇のワーク
ショップ等(を提供し、
さらなる事業の充実を
図る。
1
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題2
新進芸術家の発表機会 公演回数29公演、来場者の満足度87.4%であり、当初の業
② 〔総計〕 ・新進芸術家プロモート事業
若手芸術家の発掘や育成を図るため、大阪で活動する芸術 来場者の満足度80%、 績目標を達成することができた。
家等の交流機会や新進芸術家の発表機会を提供する。
公演回数10公演
来場者満足度
目標
【23 2-1-2】
80%
実績
②
0.2
0.4
0.6
0.8
1
〔総計〕 ・大阪クリエイティブファイル事業'ウェブサイト「見巧 アクセス件数 年120,000 年間アクセス数305,793件であり、当初の業績目標を達成す
者」(
件
ることができた。
アーティストやクリエーターの実績や、日頃の活動内容、各種
アクセス件数
イベントへの参加状況などの情報をはじめ、活躍の場や助成
目標
制度に関する情報などを一元的に発信するため構築した、ウエ
120,000
ブサイト「見巧者」を運用し、芸術文化活動の更なる活性化を図
実績
件
る。
305,793
-40000
〔総計〕 ・OSAKA ASIAN BEAT
アジア各都市との交流を通じた人材育成や新たな文化を創
出するため、映画祭・音楽祭を開催する。
映画祭・音楽祭の来場
者満足度80%、来場者
数5,000人
【ー】
10000
60000
110000
160000
210000
音楽祭来場者満足度
目標
【-】
目標
99%
0.2
0.4
0.6
0.8
1
0.1
0.2
0.3
0
0.4
0.5
0.6
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
実
績
〔総計〕 ・芸術文化創造都市機能強化
新しい芸術文化を創造する機会・環境づくりを行うため、参加
型ワークショップや研修会など、芸術家等の発掘・育成、芸術
系NPOの支援、市民が現代芸術にふれる機会の提供を行う。
【-】
〔総計〕 ・舞台芸術活動振興事業
市内の文化施設を使った舞台芸術活動に助成を行う。
【ー】
・現代芸術創造事業 芸
術家等の発掘・育成を行
うため、公募選定した4事
業を実施する。
・創造活動支援事業 芸
術家や芸術系NPOの
ネットワークを構築する
ため、ワークショップやシ
ンポジウムなど3事業を
実施する。
目
標
9,000人
13,679人
実
績
20代の観客数が尐な
いので、大学等と連携
した企画等を通じて若
い層に周知を図る。
上映だけでなく、子
ども、学生等を対象
とした人材育成の
充実を図る必要が
ある。
子どもを対象とした企
画及び大学、専門学
校等と連携した企画を
検討する。
平成22年度末で、
精華小劇場が閉鎖
となり、これまで実
施してきた事業を、
今後どのような形で
継承・発展させてい
くのかが課題となっ
ている。
精華小劇場を拠点とし
て実施してきた演劇を
中心とする舞台芸術
の事業について、今後
は、芸術創造館及び
「うめきた」のナレッジ
シアター'仮称(におい
て展開を図っていく。
芸術家や芸術活動
を支える人材のネッ
トワークの構築だけ
でなく、それぞれの
活動内容の充実を
図る必要がある。
ネットワークを構築す
るとともに、事業の企
画公募を実施すること
等により、さらなる事
業内容の充実を図る。
助成の対象となる
舞台公演につい
て、一定の芸術性
の水準を維持する
必要がある。
今後も助成公演の決
定に際しては、第三者
による審査を実施し、
一定の水準を維持に
努める。
①
1
0.7
0.8
0.9
①
1
・シネアストオーガニゼーション大阪エキシビジョン
2月21日'月(~27日'日(実施
制作作品数5作品
以上の実施状況であり、当初の業績目標を達成することができ
た。
精華小劇場事業:参加 ・精華小劇場事業:参加者数13,679人
③ 〔総計〕 ・文化創造拠点ネットワーク形成事業
芸術創造館、精華小劇場等の文化施設について、それぞれ 者数9,000人
・芸術創造館事業:参加者数20,863人
の目的・特性を生かした事業を展開し、魅力と特色を持った拠 芸術創造館事業:参加 連携事業2事業実施、連携施設3施設実施
点を形成する。また他の公共施設や民間施設との連携を行
者数7,000人
以上の実施状況であり当初の業績目標を達成することができ
い、スタッフ、芸術家、団体や地域とのネットワークを形成する。 連携事業2事業、連携施 た。
芸術創造館参加者数
設数3施設
精華小劇場観客数
【23 2-1-2】
目
標
アジア映画に興味
のある方だけでな
く、幅広い観客に来
てもらえるよう検討
する。
94%
・大阪ヨーロッパ映画祭 ・大阪ヨーロッパ映画祭 11月18日'木(~23日'火・祝(
来場者の満足度80%、 来場者数6,299人、来場者の満足度90%
来場者数6,000人
映画祭来場者満足度
・ シネアストオーガニ
ゼーション大阪エキシビ
目標
80%
ション 制作作品数5作
品
実績
90%
0
①
80%
実績
1.2
より魅力的で使い 随時サイトの更新を行
やすいサイトとなる い、さらなる機能の向
よう努める。
上を図る。
件
310000
映画祭来場者満足度
80%
実績
〔総計〕 ・映像文化振興事業
映像文化の振興と発展を図るため、内外に向けて「大阪発」
の映像情報・映像文化を発信する。
260000
9月25日'土(に音楽祭の決勝大会を実施した。
来場者数 982名、来場者の満足度99%
3月5日'土(から13日'日(まで映画祭を実施した。
来場者数6,727人、来場者の満足度94%
以上の実施状況であり、当初の業績目標を達成することができ
た。
0
「咲くやこの花芸術祭」
などにおいて、さらに
多くの公演回数の実
施に取り組む。
87%
0
【-】
公演回数をさらに
増やすことにより、
発表機会のさらな
る充実を図る必要
がある。
①
7,000人
20,863
人
・現代芸術創造事業
公募選定した4事業を実施した。
・創造活動支援事業
3事業を実施した。
以上の実施状況であり、当初の業績目標を達成することができ
た。
舞台芸術活動振興事業 当初の予定どおり、年2回にわたり公募し、助成団体を決定し
助成について、助成団体 た。
を年間2回にわたり公募
し決定する。
②
②
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題2
[戦略2-2: 〔総計〕 博物館群の魅力の向上]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
対応方向 '※1(
博物館相互の連携による共同広報やキャンペーン、他の文化施策との連携により、博物館7施
設の入館者数は大きく目標を上回った。また、近代美術館整備計画案を取りまとめることがで
き、近代美術館の整備に向け着実に進捗している。
博物館施設の魅力発信には、WEBによる情報発信は重要な役割を果たすと考えており、WE
Bによる総合的な魅力発信が課題のひとつである。
具体的取り組みの成果及び達成目標を高めるため、博物館群施設の各事業の魅力の向上に努めるとともに課
題の改善を検討しつつ、引き続き取組みを進める。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
高度な専門性と多様な特性を有する博物館群の一元的管理と連携強化を図り、集積効果を活 ミュージアムウィークスにおいて実施したアンケート調査の結果を事業に反映させるなどの方法により、ニーズ
かした事業や総合的な文化情報の発信などを行い、博物館施設が市民にとってより身近で魅力 に応えた事業内容としたことで80㌫'90.9㌫(を超える満足度を得ることができた。
あるものとなり、人材育成・多様な知識習得が活発に行われる場となることをめざす
また、未来を見据えた文化ゾーンである中之島に近代美術館を整備し、大阪の文化発信の拠点
となることをめざす。
入館者等の満足度
目標
A
80%
達成目標'アウトカム(
博物館施設の入館者等の満足度を高める。80%以上
実績
91%
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
① 〔総計〕 ・博物館群を核とした連携事業
博物館相互の連携による共同広報やキャンペーン、他の文
化施策との連携、教育支援などを実施する。
【23 2-1-4】
業績目標'アウトプット(
評価結果
'※3(
取組実績・目標達成状況
・博物館群7施設の年間 ・博物館施設7施設の年間入場者数 217万人
入場者数
'平成21年度年間入場者数 205万人(
平成22年度 200万人
以上'H20年度約200万
年間入館者数
人(
・ポータルサイトアクセス
目標
件数
平成22年度 43,000件
実績
以上'H20年度約43,000
件(
・平成22年度アクセス件数 39,803件
200万人
217万人
②
課題
改善策
ポータルサイトの
アクセス件数は減と
なっているが、博物
館各施設のHPは
アクセスは増加して
おり、博物館施設
の魅力を、ポータル
サイト単体ではな
く、総合的に発信し
ていく必要がある。
・博物館施設の魅力を
総合的に発信するた
め、ポータルサイトに
おける施設連携コンテ
ンツ等の充実や各施
設HPの改善・更新な
どを検討する。
入館者増に向けた目標の一つであるポータルサイトのアクセス
件数は目標をやや下回ったが、博物館施設の相互連携などに
より、年間入館者数については目標を大きく上回ることができ
た。
② 〔元気〕、〔重〕 ・近代美術館建設基本計画策定調査
平成22年1月に受けた近代美術館あり方検討委員会からの
提言を踏まえ、基本計画策定に向けた調査を実施する。
【23 2-1-5】
建設基本計画の策定に ○基本計画策定調査を実施し、以下の課題等の検討結果を踏
向けて課題の解決をめ まえた近代美術館整備計画案を取りまとめた。
ざす
・ 整備費の縮減:適正な施設規模に見直した。
・ ランニングコストの見直し:省エネ機器の導入による光熱水費
の削減だけでなく、博物館群のより戦略的な運営や民間企業と
の連携・協力により魅力を向上することで収入の確保に努め、新
たな税負担を生じることのない方向性を打ち出した。
市民の気運の醸成 整備計画の広報等を
通じて、気運の醸成を
図る。
②
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題3
5 経営課題別の達成状況評価
様式5
【経営課題3: スポーツの楽しさがあふれるまちづくり 】
○評価結果の総括
内 容
経営課題全体としての評価結果の総括
市民一人ひとりが生涯の各時期、各場面で、それぞれの個性やライフスタイルに応じて、さまざ
まなスポーツを楽しむことのできるまちづくりをめざす。
身近なスポーツ機会の提供、魅力ある国際競技大会の招待などによるトップレベルの競技を見る機会の提供な
ど概ね順調に進捗している。当面は週1回以上のスポーツ実施率50%の実現を目指し引き続き各取り組みを効
果的に進める。また、平成22年8月に文部科学省が発表した「スポーツ立国戦略」の動向にも注目し、市民一人
ひとりが生涯の各時期、各場面で、それぞれの個性やライフスタイルに応じて、さまざまなスポーツを楽しむこと
のできるまちづくりをめざす。
[戦略3-1: だれもが気軽にスポーツを楽しむまちづくり ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
“スポーツをしていない個人”にもなじみやすいウオーキングの振興に向けた「大阪ウオーク」
等の開催や、トップアスリートとの交流促進、効率的なスポーツ施設の運営などの取組みによ
り、戦略目標の達成に向けて着実に進捗している。
「オータム・チャレンジ・スポーツ」については、「市民スポーツの祭典」の実績を踏まえ多くの団
体との連携のもと進めている。
対応方向 '※1(
各取り組みの成果を高める個別課題の改善を検討しつつ、アンケートなどにより5年に1度の世論調査以外でも
週1回以上のスポーツ実施率をの把握にも取り組み達成目標の実現に向け引き続き取り組みを進める。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
評価結果
'※2(
戦 略
戦略の成果・目標達成状況
〔総計〕 各区のスポーツセンターなどの効果的利用を図るとともに、 ウオーキングをはじめとし
た親しみやすいスポーツ種目など、“スポーツをしていない個人”をターゲットにした事業を進め、
スポーツ人口の裾野を拡げるため、だれもがいつでもどこでもスポーツに触れあえる機会を、よ
り多く提供する。
「市民スポーツの祭典」を再構築した「オータムチャレンジスポーツ」のイベント参加者へのアンケートで、「週に
1回以上スポーツをしていない人で、このイベントに参加してスポーツを始めたいと思った人」が約89%という
結果を得るなど、スポーツ人口の裾野を拡げるため、だれもがいつでもどこでもスポーツに触れあえる機会
を、より多く提供する目標の達成に向け、各取り組みは概ね進捗している。
達成目標'アウトカム(
週1回以上のスポーツ実施率
・ 週1回以上のスポーツ実施率が、次回調査時'平成24年度(を目処に50%となることを目標と
する'平成19年度45.7%(。
平成24年度目標
50%
平成19年度実績
45.7%
B
達成率91.4%
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
① ・魅力あるスポーツ事業の実施
①対象別プログラムの実
初心者向け及び高齢者のための運動教室と並んでウオーキ 施:ウオーキングを含む
ングやニュースポーツ、プロによる指導など、“スポーツをして 9事業
いない個人”にも魅力ある事業を進める。
②ウオーキング振興に
向けた事業実施
【23 3-1-1】
「水と歴史の都 大阪
ウオーク」の開催
地域のウオーキングの
実施:8地域
ウオーキング指導者養
成講座の実施:1講座
③「第1回大阪マラソン」
の開催に向けた調査・検
討
④「市民スポーツの祭
典」を見直し、実施方針
の決定を行う。
評価結果
'※3(
取組実績・目標達成状況
業績目標'アウトプット(
①対象別プログラムの実施
9事業'ウオーキングを含む(
目
標
実
績
対象別プログラムの実施数'ウオーキング含む(
9
9
②「大阪ウオーク」
10/9・10に9コースで開催。'参加者:延べ13,500人(
・「地域のウオーキング(緑のウオーキングリレー チャレンジ
24)」
8地域'8回(開催。'参加者合計:6,060人(
4/29:鶴見区、6/6:城東区、7/11:旭区 9/19:住之江区
10/3:浪速区、11/14:東成区、2/6:西淀川区 3/6:住吉区
・「ウオーキング指導者養成講座」
8月22日に開催。'参加者:58人(
③各課題'暑熱対策、車いすランナー関係、沿道イベント関係、
市民協働の仕組み、大会の特徴づくり、ボランティア関係など(
ごとの視点で各地のマラソン大会の視察実施。'7大会(
視察結果も踏まえて、平成23年1月に、第1回大会概要発表。2
月15日~3月15日にランナー募集、定員3万人に対し17万人を超
える応募。4月25日から当選者発表、及びボランティア募集開
始。沿道イベント参加者募集開始。
④実施方針の決定
「市民スポーツの祭典」を再構築し、「オータム・チャレンジ・ス
ポーツ」と題して、9月~11月の3ヶ月間をスポーツを始める月
間と位置づけ、市民や競技団体等と協働して、スポーツ教室等
を開催し、地域でスポーツに気軽に親しめる機会を充実させてい
くこととした。
参加者:約63,000人
②
課題
改善策
大阪マラソン開催に
伴う交通規制につ
いて、コース沿道住
民・企業等に理解・
協力をもとめる必要
がある。
交通規制の詳細が決
まり次第、早急に住
民・企業等への説明会
を実施するとともに、
必要に応じて個別調
整を行い、理解・協力
をもとめる。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
② 〔総計〕 ・総合型地域スポーツクラブの設立・活動の支援
総合型地域スポーツクラブの設立を進めるため、啓発や指導
助言を通じて、設立を強力に支援し、クラブ数の増加を図る。ま
た、既設クラブに対しては、今後とも地域における安定的活動
を支援する。
・新たなクラブ設立へ向
けた組織づくりのため、
未設立の区を中心に説
明会を開催する等支援
を行う。'説明会12回(
・既設クラブに対して、定
期的に連絡会を開催し、
行政側からの情報提供
や相互の情報交換を図
るとともに、クラブ間交流
会等を実施しクラブ相互
の連携を促進する。'連
絡会:3回、交流会:1回(
【23 3-1-2】
経営課題3
<説明会の開催等>
・説明会を11回開催。
4月:鶴見区 7月:西成区 9月:西淀川区
11月:此花区 12月:東成区、西淀川区、福島区、鶴見区
1月:東成区 2月:鶴見区、西淀川区
※ 東成区、鶴見区、西淀川区で組織化の動きが見られる。
・推進委員による学校訪問
18行政区 45小学校を訪問
<既設クラブの連絡会等の開催>
・連絡会:第1回:7月29日 第2回:10月14日 第3回:3月24日
・交流会:2月6日(日) '浪速スポーツセンター(
参加:10クラブ 延べ340人
11
12
説明会
3
3
連絡会
③ 〔総計〕 ・スポーツボランティア・民間・NPO等との連携
【23 3-1-3】
・総合型スポーツク
ラブや各区体育指
導委員協議会の参
加による地域のイ
ベントの充実
・会議の機会等を利用
して、総合型スポーツ
クラブ等への参加協力
を求めていく。
②
実績
・「大阪ウオーク」など、 <スポーツボランティア・民間・NPO等が活動するイベント数>
スポーツボランティア・体 計78イベント
育厚生協会・体育指導
員協議会等が活動する
スポーツイベント数:20
目標
20
「大阪ウオーク」など、気軽に市民が参加できるスポーツイベ
ントをスポーツボランティアや体育厚生協会、体育指導委員協
議会等の団体をはじめNPOや各競技団体との協働により、充
実させる。
ⅰ(推進委員による学
校訪問や地域への説
明会等を継続実施して
ゆく。
ⅱ(人材の発掘・養成
について、体育指導委
員を中心に積極的に
働きかけを行う。
ⅲ(学校施設を利用で
きるよう、学校や地域
への説明会等を行い、
活動場所の確保に理
解をもとめる。
目標
1
1
交流会
・新たなクラブ設立
には、ⅰ(地域の理
解・協力、ⅱ(キー
パーソンの存在、
ⅲ(活動場所の確
保、といった諸条件
を満たす必要があ
る。
実績
78
<内訳>
・スポーツボランティアが活動したイベント数 31
・「オータム・チャレンジ・スポーツ」で開催するイベント数46
'協働先の団体別(
①競技団体等 22
②総合型スポーツクラブ 6
③各区体育指導委員協議会 13
④体育厚生協会・体育指導委員協議会等'長居イベント( 1
⑤民間企業 4
・大阪ウオーク 1
①
[戦略3-2:魅力ある国際競技大会の招致・開催とトップアスリートとの交流 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
魅力ある国際競技大会の招致・開催とトップアスリートとの交流を図るために、一流のスポーツ
を生で観る機会を提供することができた。また、トップアスリートとの市民交流の促進については
目標を大きく上回る状況である。
対応方向 '※1(
ア
・国際競技大会がより身近にあることを会場で観戦していない市民の皆さんにも再認識してもらえるよう広報活動
や関連イベントを充実していく。
・トップアスリートとの市民交流については、トップアスリートによる学校訪問を積極的に進めているが、これまで訪
問がない学校にも本事業を活用してもらえるよう周知するなど、さらなる促進に努めることとする。
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
〔総計〕 世界のトップレベルの競技を観る機会を提供するとともに、トップアスリートとの交流を
行う。
達成目標'アウトカム(
・ 国際競技大会の招致・開催
平成22年度3大会
・ トップアスリートによる学校訪問数
平成18年度27校→平成22年度60校
・IAAF国際グランプリ陸上大阪大会2010
開催日:5月8日
観客数:20,300人
・2010世界スーパージュニアテニス選手権大会
開催日:10月17日~24日
観客数:26,300人
・2010女子バレーボール世界選手権大阪大会
開催日:10月29日~11月3日
観客数:19,360人
・ トップアスリートによる学校訪問数 81校
トップアスリートとふれあうことにより夢'目標(をもてることを事業目的とする中で、当初の目標を大きく超える
学校を訪問できたことは、多くの子どもにその機会を提供できたということであり、大変効果があったと考える。
B
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
業績目標'アウトプット(
取組実績・目標達成状況
評価結果
'※3(
① 〔総計〕 ・一流のスポーツを生で観る機会の提供
・「2010世界スーパー
<3つの国際競技大会の総観客数>
国際競技大会開催にあたっては、市民にとって魅力ある国際 ジュニアテニス選手権大 65,960人
競技大会の招致を検討し、競技会場での直接観戦者数の増加 会」などの3つの国際競 ・IAAF国際グランプリ陸上大阪大会2010
を図る。
技大会を開催し、総観客 開催日:5月8日
数6.6万人を達成する。 観客数:20,300人
【23 3-2-1】
'晴天時に開催の場合( ・2010世界スーパージュニアテニス選手権大会
開催日:10月17日~24日
観客数:26,300人
・2010女子バレーボール世界選手権大阪大会
開催日:10月29日~11月3日
観客数:19,360人
②
課題
改善策
国際競技大会への 国際競技大会がより
入場者数の増加が 身近にあることを市民
求められている
の皆さんに再認識して
もらえるよう広報活動
や関連イベントを充実
していく。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
② 〔総計〕 ・トップアスリートとの市民交流の促進
トップアスリートを講師として市立学校へ招聘し、講話や実技
指導を通じて子どもたちの夢'目標(を育み、体力の向上を図る
ことを目的としたトップアスリートによる「夢・授業」の実施や、オ
リンピアンの参画を得て、「オリンピックデーラン」などスポーツ
振興事業を実施することにより、市民のスポーツへの興味・関
心を喚起する。
市立学校463校を対象に
年間60校'約10,000人の
児童生徒(へトップアス
リートによる学校訪問事
業を実施する。
・市民を対象にセミナー
等'2回(を実施する。
【23 3-2-2】
経営課題3
・トップアスリートによる学校訪問
訪問数 81校
(継続実施を希望する学校の割合が高く、未実施校への展開
が課題だったが、事業内容・効果が分かりやすいリーフレットを
作成・周知したことにより、未実施校を含めた訪問希望が増加し
た(
・セミナー等の実施
[キッズスポーツアカデミー] 開催日 :平成22年9月18日
参加人数:700人
[セミナー] 開催日 :平成23年3月 参加人数:250人
・オリンピックデーラン
開催日:6月13日
参加人数:2,205人
オリンピックデーラ
ンについて、より多
くの市民に関心を
もってもらう必要が
ある
②
オリンピックデーランに
あわせて開催するス
ポーツ教室や各種イ
ベントを拡充するな
ど、事業全体の魅力
向上を図る。
[戦略3-3: 市民ニーズに応える効果的なスポーツ施設運営 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
駐車場有料化'12施設(及び壁面広告'11施設(について実現し、またスポーツセンターの利用
区分の変更についても、平成23年3月利用分から実施したことにより、施設を有効活用し歳入増
が図られた。
スポーツセンターの利用区分変更については、利用の機会が拡大が図られ、市民サービスの向
上にもつながった。
壁面広告実施については、昨今の経済状況を反映し広告主が集まらないことを原因として、目
標施設数を達成できていないが、指定管理者に対して、今後も積極的に導入を促す。
対応方向 '※1(
なにわルネッサンス2011の取り組みにあわせ、施設内壁面広告について引き続き指定管理者に対して導入を促
すとともに、長居球技場への導入の経験を踏まえ他の大規模施設のネーミングライツ導入に向けての課題整理
を図る。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
指定管理者によるスポーツ部所管のスポーツ施設'以下、施設(の管理運営を行い、市民サー ・12施設の駐車場を有料化による増収額13,926千円。
ビスの向上に努めるとともに、施設の有効活用により引き続き管理経費の縮減または歳入増を ・11施設の壁面広告を実施したことによる増収額152千円、業務代行料削減額77千円。
図る。
・平成23年3月にスポーツセンターの利用区分を3区分から4区分に変更したことにより利用枠を増設し、23年
度は21年度に比べて24,480枠'年間(増加した。
・本市ではじめてのネーミングライツを長居球技場に導入したことにより当初見込んでいた以上の歳入増を実
達成目標'アウトカム(
現した。
・現在無料の施設の付帯駐車場を有料化するなど行政財産目的外使用料の歳入増及び業務 ネーミングライツ使用料収入
平成22年8月~12月分 7,875,000円
代行料の縮減を図る。
平成23年1月~12月分 18,900,000円
・施設内壁面広告を導入し、歳入増を図る。
・スポーツセンターの年間利用可能枠を平成23年度までに約24,000枠増やす。'平成21年度比(
A
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
業績目標'アウトプット(
取組実績・目標達成状況
評価結果
'※3(
① ・市民ニーズに応える効果的なスポーツ施設運営
・これまで無料であった ・付帯駐車場の有料化
指定管理者による施設の管理運営を行い、引き続き市民
施設の付帯駐車場につ 12施設の駐車場を有料化した。
サービスの向上に努めるとともに、施設の有効活用により管理 いて有料化し、歳入増を ・施設内壁面広告の導入
経費の縮減または歳入増を図る。
図る'目標数:12施設(。 11施設
・施設内壁面広告を導入 ・スポーツセンターの利用区分の変更
し、歳入増を図る'目標 みおつくしスポーツネットのシステム改修を終え、3月利用分か
数:48施設(。
ら利用区分を3区分から4区分に変更した。
・スポーツセンターの利 ・ネーミングライツの導入
用区分の変更に向けみ 長居球技場に本市ではじめてネーミングライツを導入した。8月
おつくしスポーツネットの
システム改修を行い、利
用区分を現在の3区分
から4区分に変更する。
課題
・施設内壁面広告
の導入拡大
・ネーミングライツ
の導入拡大
①
改善策
・施設内壁面広告につ
いて、ヒアリングにより
指定管理者の状況を
把握したうえで、さらな
る導入促進を図る。
・長居球技場への導入
の経験を踏まえ他の
大規模施設のネーミン
グライツ導入に向けて
の課題整理を図る。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題4
5 経営課題別の達成状況評価
様式5
【経営課題4: 花と緑あふれるまちづくり 】
○評価結果の総括
内 容
経営課題全体としての評価結果の総括
・大阪固有の資源の魅力をより高め、集客魅力の向上を図るとともに、近年顕在化しているヒー
トアイランド現象などの環境問題に対応し、市民が安全・快適な生活を営むことができるよう、限
られた財源のなか、効率・効果的に市民のニーズが高い緑の整備を推進する。
・花と緑のまちづくりの参画に対するニーズが高いことから、市民の協力を得ながら、花と緑のま
ちづくりをより一層推進する。
・都市公園を安心で快適に利用できるような管理運営を進めるとともに、利用を促進させ、活性
化につなげる。
都市魅力の創出につながる花と緑のまちづくりの推進や市民が主体となった花と緑のまちづくりの推進などにお
いて、総合的な取組を実施し、達成目標に向け、順調に進捗している。今後、より一層花と緑あふれるまちづくり
を推進し、市民が安全で安心して生活するためには、市民と協働した取り組みが必要となる。種から育てる地域
の花づくりによる市民ボランティアの参加者数が平成22年度末現在で約5,800人となるなど、市民協働の担い手
は年々増加しており、今後、その定着、市民と協働した公園管理手法の構築にも取り組んでいく。
[戦略4-1: 都市魅力の創出につながる花と緑のまちづくりの推進 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
対応方向 '※1(
具体的取組として掲げた「鶴見緑地駅前エリアの整備」などにおいて、一部進捗が遅れ、当初
に掲げた業績目標を達成できなかったが、早期の達成を目ざすとともに、その他の具体的取組
においては、業績目標を達成したことから、全体としてはほぼ業績目標は達成できたと認識して
いる。
また、達成目標に掲げている平成20年度から平成22年度の都市公園面積の7ha増加に対し、
平成22年度時点で7.7haと限られた財源の中、効率・効果的に市民ニーズの高い緑の整備を進
めるとともに、遊具履歴書や更新計画に基づき、順次更新を行い、遊具の安全を確保した。引き
続き、公園の安全管理を高めるため、遊具以外の公園施設についても、順次、計画的な更新を
進める必要がある。
本戦略は、安全・安心、環境、レクリエーション、景観など緑の持つ多様な機能を発揮させるた
め、多岐にわたる取り組みにより、都市魅力の創出につながる花と緑のまちづくりを推進するも
のである。限られた財源の中、市民ニーズを的確に捉え、新規整備や再整備などの緑の整備を
進めることができたことから、本戦略に対し、具体的取組が有効に機能していると認識している
・限られた財源の中、効率・効果的な事業の実施に努め、市民ニーズの高い緑の整備に努める。
・市民が安全で安心して公園を利用できるよう着実な点検を行うとともに老朽化した遊具などの公園施設や遊具
の部材の計画的な更新などに取り組む。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
・ 「水の回廊」をはじめとした大阪固有の資源の魅力をより高めるとともに、大阪の歴史・文化的 ○H20-22年度中に増加した都市公園面積の推移
な資源などを活かし、大阪らしい景観の創出などにつながる緑の整備を図ることで、集客魅力を
向上させ、大阪の都市魅力の創出につなげる。
7.7ha
・ 市民が安全・快適、そして健康的な生活を営むことができ、身近なレクリエーションや地域の
6.1ha
交流が促進される場となるよう、限られた財源のなか、効率・効果的に市民が安全・安心に憩え
る緑豊かでうるおいのある整備を進める。
2.6ha
・ 水や緑のネットワークなどの環境資源を活用した緑の整備や、市民が日常的に実施できる身
近でわかりやすい取組みを行うことにより、緑による「環境のまちづくり」を進める。
B
達成目標'アウトカム(
・ 都市公園面積:平成20年度から平成22年度までに7ha増加
・ 「風の道」モデル事業実施に伴う快適性の向上:平成21年度から平成23年度までに10%向上
※快適性:気温・湿度・風速・日射量等から求められる体感温度の低下の度合いを評価する。
20年度
21年度
22年度
「風の道」モデル実施に伴う快適性の向上
平成21年度末4.6% 平成22年度末7.0%
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
業績目標'アウトプット(
① ○水都再生に向けた緑の整備
土佐堀川左岸'肥後橋
〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・水辺の緑による中之島の景観向上 ~湊橋(の約1,000mで
'護岸緑化(
実施
つる性植物を活用した護岸緑化により、水辺に緑のカーテン
を創出する。
【-】
○集客魅力を向上させる緑の整備
〔総計〕 ・大阪城-難波宮新世紀整備構想の推進
大阪城-難波宮エリアの持つ歴史的魅力を活かした、風格
ある景観整備を実施する。
取組実績・目標達成状況
土佐堀左岸の肥後橋~湊橋間の約1,000mの護岸で、植桝整
備、潅水設備整備、ヘデラ植栽を実施した。
②
京橋地区園路整備完成 西の丸地区園路整備完成
残事業区域における他工事等との整備スケジュール等を勘案
し、京橋地区から実施箇所を変更し、西の丸地区の園路改修整
備を行った。
【23 4-1-1】
・鶴見緑地駅前エリアの整備
鶴見緑地の未整備区域である駅前エリアについて、民間活
力を導入し、公園施設の整備を行う。
公募による事業予定者
の決定
【-】
・天王寺動植物公園の魅力向上
基本計画の策定
天王寺動植物公園の魅力向上に向け、「天王寺動植物公園
あり方検討委員会」での検討内容の取りまとめを踏まえ、基本
計画を策定する。
【23 4-1-1】
評価結果
'※3(
・4月:「整備・管理運営計画」企画提案募集(一次募集)における
一次審査通過者2者を選定。
・8月:上記2者を対象に「事業計画」提案募集(二次募集)を開
始。
・3月:「事業計画」提案募集(二次募集)について、1者から応募
があったが、事業予定者を決定できなかった。
22年7月に、「天王寺動植物公園あり方検討委員会」で、「天王
寺動植物公園のあり方について」の提言を受けた。
その提言を踏まえ、天王寺動物園100周年'平成27年(に向
け、取り組みの内容を整理し、魅力創出事業として予算措置を
行い、整備の基本計画を策定した。
②
③(ⅰ)
②
課題
改善策
常に良好な護岸緑
化を保つために、適
正な維持管理に努
める必要がある。
本市が実施する維持
管理を円滑に行うた
め、河川管理者の協
力や地元に対しての
理解に努める。
他工事等の整備ス
ケジュール等により
整備できなかった
京橋地区園路整備
について、残事業
区域の整備スケ
ジュール等を勘案
し、残事業の整備
計画を整理する必
要がある。
公募により事業予
定者を決定できな
かったことから、今
後の整備方針を検
討する必要がある。
今後の財政状況を踏
まえながら、残事業区
域の整備計画を整理
し、今後、整備を行う。
天王寺動物園100
周年'平成27年(に
向けた魅力創出事
業の円滑な実施に
向けて、財源の確
保や関係機関等と
の調整が課題であ
る。
財源の確保に向けて、
企業との連携や新た
な増収手法を検討す
るとともに、関係機関
等と緊密に連携を取り
ながら事業を進める。
再公募も視野に入れ
た整備方針の再検討
を行う。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題4
計画的な老朽遊具の更 老朽遊具の更新:91基
② ○安全で安心な居住環境の形成に向けた緑の整備
・公園遊具安全安心対策
新:70基
引き続き着実な点検や計画的に老朽化した遊具の更新を図
るとともに、遊具の消耗部材等についても予防的な交換を進め
ていく。また、公園愛護会等との連携の強化などによって、遊
具の不具合などの情報交換をより密に行うなど、市民が安全で
安心して利用できる公園づくりをめざす。
【23 4-1-2】
②
6箇所
身近な公園において、5箇所の新設公園の整備を実施し、残り1
箇所については計画に基づく実施設計を完了しており、工事着
手に向けての目途が立てられていることから概ね目標を達成で
きた。
②
【-】
③ 〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・「風の道」モデル事業の実施'緑化事 約80本の高木植栽
大学等の研究機関からの助言を踏まえ、樹種や規格、植栽配置
などを検討した結果、当初は高木80本の予定であったが、樹木1
本あたりの樹冠をより大きく、また地被植物を植えることで効果
が大きくなることが判明し、予定区域で一部内容を変更し植栽を
実施した。
平成22年度実績 高木約50本、地被2,700株
業(
瀬戸内海から吹く涼しい海風を活用して、ヒートアイランド現
象を緩和する「風の道ビジョン」を構築するため、昨年度に引き
続き、長堀通における中央分離帯への高木植栽を実施する。
【-】
〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・緑のカーテン・カーペットづくりによる
ヒートアイランド対策の推進
緑のカーテンづくりや緑のカーペットづくりを本庁舎屋上等で
実施するとともに、市民モニターによる取り組みを広げ、植物の
成長の様子やその効果を「見える化」して分かりやすく情報発
信する。また、市民への普及啓発を目的にリーフレットなどのP
Rツールを作成する。
着実な点検を行うとと
もに、遊具の更新計画
に基づき、年度ごとの
実施箇所を決定したう
えで更新を進めてい
く。
街頭犯罪の軽減に
向けた取り組みの
一つとして進めてい
るが、公園事業の
みでの効果が分か
りにくい。
区役所、警察署、地元
など関係機関と連携し
て、可能な限り地域全
体における犯罪の軽
減効果の把握に努め
る。
②
【23 4-1-2】
・安全安心な公園づくりの推進
モデル区で計4箇所実施 地域安全対策推進モデル区'東淀川区、東住吉区、平野区(に
身近な公園において、開放的な整備や必要な照度の確保等
ある4か所の身近な公園で実施した。
の公園整備を行う。
○身近な緑の整備
〔総計〕 ・街区公園や近隣公園など身近な公園整備の推進
新設公園の整備を行う。
市民がより安心して
公園を利用できる
取り組みが求めら
れている。
本庁舎屋上の見学者
・本庁舎屋上への見学者数:2,043人
数:
'H20年度実績より831人増加(
約1,700人'平成20年度
実績から約500人増加(
市民モニターによる緑の
500人増
目標
カーテン・カーペットづくり
への取り組み:250人
H20年度実績1212人
②
1,700人
【23 4-1-3】
実績
831人増
①
2,043人
H20年度実績1212人
関連事業や地元と 今年度、早期に工事
の調整が難航した 着手を行い、完成させ
ことから、1公園に る。
ついては早期の公
園完成が求められ
ている。
今後、「風の道ビ
ジョン」に基づく緑
化事業を検討する
必要がある。
平成23年度に、環境
局と連携し、「風の道
ビジョン」に基づく事業
実施内容を具体化さ
せ、次年度以降の事
業実施につなげてい
く。
より多くの市民の方 取組自体が市民に広
の環境問題に対す く実施していただける
る意識を高めるた よう、また意欲ややる
めに、今後は市民 気の継続、向上を図っ
の自発的な取り組 ていただくために育て
みとして広げていく 方説明会や交流会の
必要がある。
開催を増やし、さらに、
H23年度は市役所の1
階においても、ゴーヤ
の緑のカーテンを実施
し、広く市民の皆さん
に見ていただくなどさ
らなるPRを図る。
・市民モニター'愛称「いっしょにやりまひょ隊」(による緑のカー
テン・カーペットづくりへの取り組み:560名
上記の取組みのほかに緑のカーテン&カーペットの作品コンテ
ストの実施やいっしょにやりまひょ隊で活動した内容を活動レ
ポートとして取りまとめた。
[戦略4-2: 市民が主体となった花と緑のまちづくりの推進 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
対応方向 '※1(
具体的取組として掲げた「種から育てる地域の花づくり運動の推進」や「市民と連携した公園管
理」、「緑化リーダー、グリーンコーディネーターの育成及び活動支援」の取組においては、当初
に掲げた業績目標を達成し、市民が主体となった花と緑のまちづくりの推進につながり、本戦略
に対し、具体的取組が有効に機能していると認識している。「みんなのわくわく公園づくり」につ
いては、市民参加による公園計画案づくりを行うといった本戦略に寄与するものであることから、
今後の財政状況を見極め、事業手法の見直しを行う必要がある。
今後、市民がより安全で安心して公園を利用できるよう、従来の枠組みにとらわれない市民と
の協働管理手法を模索し、市民協働による公園管理のあり方についての検討を進める必要が
ある。
ア
・引き続き、市民と協働した花と緑のまちづくりをすすめる。
・「みんなのわくわく公園づくり」については、今後の財政状況を見極めながら、事業手法の見直しを検討してい
く。
・市民協働による公園管理のあり方については、協働まちづくり室をはじめとした関係局・各区役所とともに、大阪
市全体の動向に沿い多角的に検討を進める。
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
・ 市民参加による花と緑のまちづくりや、それを先導する人材育成を図るとともに、市民参加を
推進するための支援や花と緑に関する様々な情報発信の充実を図り、市民と行政の協働によ
る花と緑のまちづくりを進める。
種から育てる地域の花づくりにおける市民ボランティア参加者数(累積):平成22度末現在 約5,800人
達成目標'アウトカム(
4200人
・ 種から育てる地域の花づくりを通した花と緑のまちづくりへの市民協働数:平成23年度末まで
に全区で約5,800人
・ 緑化リーダー・グリーンコーディネーターの育成:
平成21年度から23年度までに緑化リーダーを600人、グリーンコーディネーターを72人育成
21年度
5800人
5800人
22年度
23年度(目標)
○H21-23年度中の緑化リーダー新規認証者数'累計(
○H21-23年度中のグリーンコーディネーター新規認証者数'累計(
600人
504人
66人
264人
21年度
72人
22人
22年度
23年度(目標)
21年度
22年度
23年度(目標)
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
業績目標'アウトプット(
取組実績・目標達成状況
評価結果
'※3(
課題
改善策
B
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
① 〔元気〕、〔総計〕、〔重〕 ・種から育てる地域の花づくりの推進
拠点となる花づくり広場整備や技術支援を行うなど、区役所
等と連携して市民主体の花と緑のまちづくりを推進する。
花づくり広場を4区で新
規に整備
経営課題4
此花区、天王寺区、淀川区、平野区の4区で新たに花づくり広場
を整備した。
○H18-23年度中の花づくり広場整備状況
【23 4-2-2】
24区
19区
②
15区
12区
9区
全区で花づくり広場
完成後は、種花事
業の第2のステップ
として、幅広い市民
がより身近に花づく
りの活動ができる
場所を確保するとと
もにそうした事業展
開を図るために予
算の確保が重要な
課題となる。
新たな事業展開を図
るため、関係局区と調
整のうえ財源の確保を
図るとともに場所の確
保も行う。
ワークショップ方式
で策定された整備
計画を事業実施す
る手法は、財政状
況の反映が困難。
また、今後の住民
参加型の公園づくり
の検討が必要。
より地域に親しまれる
公園にできるよう、財
政状況も見極めながら
事業手法の見直しを
進める。
愛護会の体制や行
政との連携等の課
題を踏まえ、市民協
働による公園管理
のあり方を検討す
る必要がある。
新たな活動主体の組
成や活動領域の拡充
等について、協働まち
づくり室をはじめとした
関係局・各区役所とと
もに、大阪市全体の動
向に沿い多角的に検
討を進める。
活動を活性化し持
続してもらうため
に、どのような支援
が必要かを把握し
ていく必要がある。
活動場所である地域
での支援方法を公園
事務所や区役所と連
携して把握し、実現に
向け検討する。
4区
18年度
〔総計〕 ・みんなのわくわく公園づくり
地域住民参加型のワークショップ方式により、整備から今後
の管理運営に至るまで、住民同士が話し合いをしながら公園
計画案づくりを実施する。
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度(目標)
3箇所の公園において計 老朽化した公園の機能更新を行うための全面改修予算の確保
画案を策定
が困難な状況をはじめ、今後の住民参加型公園づくりについて
の検討が必要な時期に入っており、現在の事業手法での実施に
ついては、一旦休止することとした。
【-】
・市民と連携した公園管理
これまでの行政主体の公園管理から、市民がより安全で快適
に公園を利用できるよう、新たに市民と協働した管理手法を構
築し、地域に根ざした公園管理を行う。
モデル事業として、現
在、公園の美化活動等
を行っている地域ボラン
ティア団体である公園愛
護会のうち5団体と協働
し、新たな連携を進め
る。
【23 4-2-2】
新たに市民と協働した管理手法を構築するために、公園愛護会
の中から公園事務所と連携して発展的な活動をしている会(9団
体)をモデル事業として現状把握を行い、課題の抽出を行った。
公園愛護会をはじめとした市民協働のあり方について検討部
会を設置し、課題検討・今後の方向性のとりまとめを行った。
〔総計〕 ・緑化リーダー、グリーンコーディネーターの育成及び 認証者のうち希望者を対 認証者のうち、希望者を対象に講習会を3回実施した。
活動支援
象に3回講習会を開催
'参加者 347名(
地域に根ざした花と緑のまちづくりを推進するため、人材育成
及び認証者のうち希望者を対象に講習会を開催するなど、活
動に役立つ情報の提供などの支援を行う。
③
(ⅱ)
②
②
【23 4-2-1】
[戦略4-3:都市公園の活性化に向けた積極的かつ効率的な管理運営の推進 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
対応方向 '※1(
具体的取組として掲げた「公園利用の適正化に向けた管理運営の推進」や「花と緑のフェス
ティバル「はならんまん2010」等の開催」において、野宿生活期間が長期化するホームレスへ
の対策及び放置自転車への大阪市総体としての取り組み、限られた経費で事業の効果を上げ
る必要があるイベントなど、それぞれ課題はあるものの、当初に掲げた業績目標を達成し、効率
的な都市公園の管理運営や活性化につながっており、本戦略に対し、具体的取組が有効に機
能していると認識している。引き続き、都市公園の活性化に向けた様々な取り組みを推進してい
かなければならないと考えている。
なお、「民間活力を活かした都市公園の管理運営の推進」において、今年度も既に導入した2
公園について、引き続きモニタリングを行った結果、経費の縮減や良好な管理運営、補修等へ
の迅速な対応、接客・苦情等の対応、自主事業の取り組みや経費の縮減において利用者の満
足が得られるなど、一定の導入の効果が得られた。
今後の指定管理者制度の導入すべき公園や導入の時期については、経常経費削減の取り組
みや直営事業のあり方などの全市的な課題を踏まえ、今後の展望を検討していくこととするが、
既に導入した2公園については、導入効果を検証した結果、引き続き指定管理者制度の導入を
継続していくこととした。
・野宿生活期間が長期化しているホームレスについては、効果的に自立支援施策が実施できるよう、関係局との
連携を強化していく。
・放置自転車対策については、建設局と連携し、放置禁止区域周辺等に有料駐輪場の設置を協議していく。
・経常経費削減の取り組みや直営事業のあり方については、全市的な課題であることから、これらの動向を踏ま
えて引き続き検討を進めていく。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
・ 都市公園を安心して快適に利用できるように、公園利用の適正化に向けた管理運営の取り組
みを進めるとともに、本市の経常経費削減の取り組み状況や直営事業のあり方を踏まえ、民間
活力を活かした都市公園の管理運営について検討を進める。
また、都市公園を活用したソフト施策を積極的に展開することにより、都市公園の利用を促進さ
せ、活性化につなげるなど、市民に親しまれる公園づくりを進める。
今年度も既に導入した2公園について、引き続きモニタリングを行った結果、経費の縮減や良好な管理運営、
補修等への迅速な対応、接客・苦情等の対応、自主事業の取り組みや経費の縮減において利用者の満足が
得られるなど、一定の導入の効果が得られた。
今後の指定管理者制度の導入すべき公園や導入の時期については、経常経費削減の取り組みや直営事
業のあり方などの全市的な課題を踏まえ、今後の展望を検討していくこととするが、既に導入した2公園につい
ては、導入効果を検証した結果、引き続き指定管理者制度の導入を継続していく方針を決定した。また、他の
公園への導入についてもは、経常経費削減の取り組みや直営事業のあり方などの全市的な課題が整理され
達成目標'アウトカム(
ず、方針の決定には至らなかったが、引き続き、公園の管理運営をとりまく情勢を見据えながら検討を進めて
・ 今後の指定管理者制度の導入について、本市の経常経費削減の取組状況や、直営事業のあ いく。
り方を踏まえ、平成22年度中に導入すべき公園や導入の時期についての方針を決定する。
B
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
① ・公園利用の適正化に向けた管理運営の推進
公園利用の適正化に向けた管理運営の推進
【-】
業績目標'アウトプット(
取組実績・目標達成状況
自立支援策と連携して、 ○H22年度における公園のテント・小屋掛け数の推移
公園におけるテント・小
屋掛けの減尐に努め、ま
た、公園内に放置された
H22年3月末
240件
自転車等に対して啓発・
79件の減尐
撤去を行い、適正な利用
回復を図る。
H23年3月末
161件
放置自転車対策については、23公園において、建設局と連携
し、即時撤去等の取り組みを実施した。
評価結果
'※3(
②
課題
改善策
起居しているホームレ
スの野宿生活期間が
長期化しており、個々
の実情に応じた自立支
援策が求められる。放
置自転車対策につい
ては、大阪市総体とし
て取り組む必要があ
る。
効果的に自立支援施策が
実施できるよう、関係局と
の連携を強化していく。放
置自転車対策は、単に禁
止するだけでは、解決に
ならないため、建設局と連
携し、放置禁止区域周辺
等に有料駐輪場の設置に
ついて協議を進めていく。
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
・民間活力を活かした都市公園の管理運営の推進
平成20年度に導入した2公園について、引き続き適切なモニ
タリングを行い、その検証結果を踏まえ、今後の制度の導入方
針を再構築する。
指定管理者制度のこれ
までの導入方針につい
て課題の整理を行い、新
たな導入方針を決定
【施策・事業内容・手法の見直し・再構築】
② ・花と緑のフェスティバル「はならんまん2010」等の開催
イベント合計入場者数:
都市公園内で「はならんまん2010」他4つの花と緑に関する 15万人
イベントを開催する。
経営課題4
既に導入した2公園について、引き続きモニタリングを行った結
果、今年度も一定の導入の効果が得られた。
○ 月1回連絡調整会議を開催し、管理運営状況について報告
を受けており、良好な管理運営をしている。施設の補修等の対
応も迅速で、接客、苦情等への対応も概ね良好。
○ 自主事業の取組みについても積極的で、公園の市民利用を
促進している。
○ 公園利用者に対するアンケート実施など、市民ニーズを取り
入れて、サービス向上に意欲的である。
○ 年に1回の実地調査を行っているが、概ね良好な管理運営が
行われている。
これらの結果を踏まえ、導入効果を検証した結果、導入済みの2
公園については指定管理者制度の導入を継続していく方針を決
定し、他の公園への導入については、経常経費削減の取り組み
や直営事業のあり方などの全市的な課題が整理されず、方針の
決定には至らなかったが、引き続き、公園の管理運営をとりまく
情勢を見据えながら検討を進めていく。
経常経費削減の取
り組みや直営事業
のあり方などの全
市的な課題や情
勢、各公園の特性
も踏まえながら導入
方針を検討していく
必要がある。
③'ii(
○都市公園を活用したイベント入場者数
目標
限られた経費で事 市民と協働し継続的に
業の効果を上げる 事業実施が可能な仕
ため、市民の活力 組み作りを検討する。
をひきだしていく必
要がある。
150,000人
【-】
実績
約440,000人
①
H22年度のイベント開催期間
・はならんまん
・大阪はなしょうぶ会
・大阪市菊花大会
・大阪城菊の祭典
・花と彫刻展
経常経費削減の取り
組みや直営事業のあ
り方などの全市的な課
題と、公園の特性など
を踏まえながら、引き
続き検討を進めてい
く。
平成22年4月29日~5月5日
平成22年6月5日~6月13日
平成22年10月26日~11月14日
平成22年10月18日~11月14日
平成22年10月20日~11月3日
平成22年度 ゆとりとみどり振興局経営方針 自己評価シート
経営課題5
5 経営課題別の達成状況評価
様式5
【経営課題5: 効率的な運営体制の推進 】
○評価結果の総括
内 容
経営課題全体としての評価結果の総括
公民の役割分担の見直しや民間への委託化により、簡素で効率的な組織体制を確立し、効果
的な事業実施を行う。
市政改革マニフェストに沿って、指定管理者制度の導入や事業の選択と集中、コスト縮減や効率化の観点から局
事業全般の見直し等により、経費削減を行なうとともに、技能職員の採用凍結や監理団体派遣職員の引き上げ
等による削減を行なった。また、専門的分野への外部人材の登用や庁内公募等の人材の弾力的な運用にも取
組み、簡素で効率的な組織体制の確立、効果的な事業実施の取り組みが進捗した。
[戦略5-1: 経費と職員数の削減 ]
○戦略と具体的取組の一体的評価
戦略と具体的取組の一体的評価と課題
対応方向 '※1(
経常経費の削減については、削減目標の達成に向けて、指定管理者制度の導入や利用料金制
の導入などにより着実に削減を行ない平成22年度当初予算で目標を達成した。
職員数の削減については技能職員の採用凍結等により当初目標を上回る削減を行っており、
監理団体への派遣職員'専門職除く(についてはすでに9割の削減を行っている。
なにわルネッサンス2011における取組にあわせて、引き続き経費の削減及び職員数の削減に取り組む。
ア
○戦略の達成目標'アウトカム(の進捗状況
戦 略
評価結果
'※2(
戦略の成果・目標達成状況
・ 経常経費の2割削減
・ 職員数の削減
経常経費の削減
17年度当初
215億円
達成目標'アウトカム(
22年度'目標(
・ 当面5年間での削減目標として人件費'約80億円(と経常経費及び管理費'約135億円(の合
計について、2割削減する'当面5年間で43億円削減(
・ 当面5年間で採用凍結等により260人削減する
・ 監理団体への派遣職員'専門職除く(についてマニフェスト期間中、必要性を精査し8割程度削
減する。
172億円
43億円削減
158億円
57億円削減
22年度'当初予算(
職員数の削減(達成率124.2%(
当初目標(22年度末)
A
260人削減
実績(22年度(
323人削減
監理団体への派遣職員'専門職除く(の削減'達成率112.8%(
当初目標'22年度末(
約190人削減
'8割程度(
実績'22年度(
212人削減
'約9割(
○具体的取組の業績目標'アウトプット(の達成状況
番号
取組内容
取組実績・目標達成状況
業績目標'アウトプット(
評価結果
'※3(
① ・経常経費等の圧縮
平成21年度当初予算
○平成22年度当初予算額:約158億33百万円
経常経費について、平成17年度予算で215億円あったものを 約173億29百万円であっ
5年間で43億円削減する。
たものを、約14億96百万
平成21年度・22年度当初予算比較
円削減し平成22年度当
初予算で約158億33百万
173.3億円
円とする。
削減額15億円
②
課題
改善策
目標を上回る削減
を行なうことができ
たが、引き続き施
策・事業の再構築
や担い手の最適化
等に努め、経費削
減に取り組む必要
がある。
なにわルネッサンス
2011における取組に
あわせて、引き続き経
費の削減に取り組む。
業績目標を上回る
削減を行うことがで
きたが、引き続き、
施策・事業の再構
築や担い手の最適
化等に努め、さらな
る職員数の削減に
取り組む必要があ
る。
なにわルネッサンス
2011における取組に
あわせて、引き続き職
員数の削減に取り組
む。
158.3億円
21年度
② ・職員数の削減
新規職員の採用凍結や局所管施設への指定管理者制度の
導入等、事務事業の効率化により職員数を削減する。
監理団体への派遣職員'専門職除く(について、'マニフェスト
期間中(8割程度削減する。
22年度
・平成21年度'H21.10.1 ○職員数:822人'H22.10.1現在(
現在(859名'監理団体 ○監理団体への派遣職員数'専門職除く(:23人'H22.10.1現在(
等含む(であった職員数
を、退職者の不補充等に
職員数比較
より約30名削減し、平成
22年度当初約830名とす
17年度
る。
1,145人
・監理団体への派遣職
員'専門職を除く(につい
21年度
859人
286人削減
てはすでに約9割程度の
削減を実施しているが、
22年度
引き続き必要性を精査し
822人
37人削減
派遣職員の削減に取り
組む。
監理団体への派遣職員数'専門職除く(比較
17年度
235人
21年度
23人
22年度
23人
212人削減
②
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