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第23号 - 農林水産省
第23号 (平成20年 2月14日) 編集発行:東北地域大豆振興協議会 目 次 東北管内の動き ◇(独)農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センターより◇ 平成18年産東北大豆の成分分析結果について ◇東北農政局より◇ 1 豆類振興係長の加工業者訪問 2 豆類振興係長の300A技術等定着の旅 3 国内産普通大豆と輸入大豆価格の最近、1年間の動向について 4 平成19年産大豆の入札結果について ◇岩手県より◇ 平成19年度「岩手県大豆作共励会表彰式」、「岩手県大豆づくり懇談会」を開催し ました! (岩手県農林水産部農産園芸課からの情報提供) ◇宮城県より◇ きぬさやかの生産及び流通に関する打合せ会を開催しました (宮城県農林水産部農産園芸環境課からの情報提供) 東北管内の動き ◇(独)農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センターより◇ 平成18年産東北大豆の成分分析結果について 大豆育種研究東北サブチーム サブチーム長 湯本 節三 平成18年度東北地域大豆振興協議会の事業として実施した「東北の主要産地におけ る大豆の内部品質分析事業」における成分分析の結果の概要を紹介します。 1 1)分析の方法 測定には近赤外分光分析装置 Foss Infratec 1241 を用い、大豆サンプルを全粒非破壊の方 法で測定しました。分析項目は水分、粗蛋白質(窒素-蛋白質換算係数 6.25) 、粗脂肪、全糖お よび百粒重です。成分含量は無水物換算です。なお、分析は東北農業研究センター大豆育種研究 東北サブチームで行いました。 2)分析サンプルの内訳 東北6県より提供のあった平成 18 年産大豆 262 点について分析しました。品種別点数では 「タチナガハ」が最も多く、次いで「リュウホウ」 、 「おおすず」 、 「ナンブシロメ」等でした。以 後の分析結果では、青豆や納豆用小粒種等の特殊用途大豆 14 点を除く 248 点について述べま す。 表 分析サンプルの内訳 県別内訳 県 点数 品種 青森県 25 タチナガハ 岩手県 50 リュウホウ 宮城県 52 おおすず 秋田県 29 ナンブシロメ 山形県 56 ミヤギシロメ 福島県 50 ふくいぶき 合計 262 タンレイ 品種別内訳 点数 品種 37 エンレイ 36 タチユタカ 26 スズカリ 26 スズユタカ 22 すずさやか 16 あやこがね 16 その他 点数 15 15 14 10 10 5 14 3)成分の分布 蛋白含量の頻度分布は、含有率 42~43%が最も多くて全サンプルの 51%を占め、次いで 40~41%が 28%、44~45%が 15%で、9割以上が 40~45%の範囲にありました。蛋白 含量が 40%未満のやや低蛋白のサンプルは6%でした。 蛋白含量の頻度分布 60 頻度(%) 50 40 30 20 10 0 36-37 38-39 40-41 42-43 粗蛋白質含有率(%) 44-45 脂肪含量の頻度分布は、含有率 18~19%が 58%、20~21%が 37%で、大半のサンプル は 18~21%の範囲に分布していました。 頻度(%) 脂肪含量の頻度分布 60 50 40 30 20 10 0 16-17 18-19 20-21 粗脂肪含有率(%) 2 22-23 全糖含量の頻度分布は、含有率 22~23%が最も多くて全サンプルの 61%を占め、次いで 20~21%と 24~25%がそれぞれ 19%でした。 全糖含量の頻度分布 頻度(%) 80 60 40 20 0 18-19 20-21 22-23 全糖含有率(%) 24-25 4)産地品種銘柄の蛋白含量のばらつき サンプルを粒大区分込みの 17 産地品種銘柄に分類し、銘柄内サンプル間の蛋白含量のばらつ きを変動係数でみると、いずれの銘柄も変動係数が5%以下で総じて小さい傾向にありました。 産地品種銘柄の蛋白含量と変動 変動係数(%) 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 40 41 42 43 粗蛋白質含有率(%) 44 45 5)銘柄内の蛋白含量の変動と百粒重 銘柄内のサンプル点数が 10 以上の産地品種銘柄について、蛋白含量の変動と百粒重との関係 をみると、多くの銘柄で百粒重と蛋白含量との間に正の相関関係が認められました。 銘柄Aにおける蛋白含量と百粒重の関係 粗蛋白質含有率(%) 48 46 44 42 40 38 24 26 28 30 百粒重(g) 3 32 34 36 6)まとめ 東北6県より寄せられた平成 18 年産大豆 248 点における蛋白含量は、9割以上が 40~ 45%の範囲に分布しました。また、産地品種銘柄内における蛋白含量のサンプル間の変動係数 は5%以下でした。多くの産地品種銘柄で蛋白含量と百粒重との間には正の相関関係がありまし た。 4 ◇東北農政局より◇ 1 豆類振興係長の加工業者訪問 ~秋田県秋田市の臨海食品協業組合を訪問しました~ 今 回は秋田県秋田市内にある臨海食品協業組合を訪問し、矢吹理事長からお話をお 聞きしました。 臨海食品協業組合では、主に豆腐、油揚げ等の製造を行い、国産大豆は、加工原料 の2割程度使用していただいております。矢吹理事長からは、最近、国内最大手スー パーが産地ブランドで販売戦略を仕掛けており、中小の地場の加工業者では、原料調 達に関して、資金面では到底かなわないので、平成16年のような価格高騰をまねか ぬように国産大豆の安定生産を望んでいました。また、20年産大豆について、国内、 海外の大豆をめぐる状況も大きく変わり、国産、外国産大豆ともに入手が出来るか不 安だという意見もありました。 しかし、このような中でも、臨海食品協業組合では、地域に密着した加工業者を目 指すため、2日前までに予約すれば朝食に間に合うように、秋田県産の地域の「りゅ うほう」を使って加工した出来立てざる豆腐をホテルに配達する取り組みを行ってい ることを聞きました。まさに、大手スーパーでは出来ない、地場の加工業者ならでは の強みを生かした取り組みだと思いました。 また、当日、私が宿泊したホテルにも配達されており、温かく大豆の香りもありと てもおいしくいただきました。このように、地場の大豆を積極的に使い企業戦略を行 っている加工業者の皆様のためにも、産地と流通・加工業者の橋渡しを引き続き積極 的に行っていく必要があることを痛感しました。 地場産大豆を生産、流通、加工するのに悩みを抱えている産地の皆さん、ご要望が あれば、産地の悩みに相談に応じますので、気兼ねなく東北地域大豆振興協議会事務 局までご連絡ください。 2 豆類振興係長の300A技術定着の旅 ~宮城県栗原市瀬峰地区を訪問しました~ 平成20年1月23日に栗原市瀬峰地区循環型農業推進会議大豆栽培技術研修会に 参加してきました。 当方からは、国際価格が上昇し、海外での遺伝子組み換えでない大豆(Non-G MO)の生産量も減少していること等の大豆を巡る事情、国産大豆の価格の安定のた めには、安定生産を行うことが何より重要であること。また、東北地域において安定 生産が行われていない大きな要因である湿害を克服する技術導入が絶対不可欠である ことを説明した。 また、大豆300A技術等を平成20年産大豆から現場での定着をお願いするため 技術を目の当たりにしてもらう目的のため「高品質大豆の安定生産を目指して」の映 像を上映し、技術の必要性について重ねてお願いしました。 地区の代表の方からは、機械設備、人員等のインフラは、ある程度整っているが、 5 産地として何を作付ければ良いか判断する情報(国内外の大豆をめぐる状況)高品質 大豆の安定生産のための技術が不足している。国からの技術と情報をもとに、産地と しては、「やる気」の醸成を図りたいというご意見をいただきました。 東北地域大豆振興協議会では、米以外の作物を選択するのに悩んでいる産地の方、 大豆の産地化を図りたいのだがどのような技術に取り組めば良いのかわからないと悩 んでいる産地の方、ご連絡をいただければ、現場に伺いお話をさせていただきますの でお声がけいただければと思います。 3 国内産普通大豆と輸入大豆価格の最近、1年間の動向について ~シカゴ相場は大幅に上昇しています~ 最近、輸入大豆価格が上昇していると新聞報道で騒がれていますが、今回は平成1 9年1月から平成20年1月までの国産大豆と外国産大豆の1年間の価格の動きにつ いて、60kgに換算してまとめてみました。 世界の大豆の相場を決めるシカゴ相場(赤線)は、アメリカにおけるバイオエタノ ールの増産により、大豆からとうもろこしへの作付転換等が行われたことも大きな要 因となって、大豆の生産量は減少傾向にあり、平成19年1月に1,712円であった ものが1年間で2倍の3,431円になっています。この相場に連動して日本国内で は東京穀物商品取引所の遺伝子組み換えでない大豆(Non-GMO)の価格(水色 線)も、平成19年1月に2,357円であったものが1年間で2倍以上の5,150円 になっています。 また、日経市中相場(流通・加工業者の皆様が入手する実際の価格)のアメリカの 大豆の主産地域(アイオア、オハイオ、ミネソタ)の遺伝子組み換えでない大豆(N on-GMO)価格(緑線)は、平成19年1月に3,480円であったものが1年間で 3割程度増え4,560円になっており、国産大豆の価格に迫る勢いで上昇していま す。 一方、国産大豆価格(青線)は18年産、19年産とも総じて天候に恵まれ作柄も 安定したこと等の理由により、平成19年1月に7,355円でした。ほぼ価格に変動 はありませんでした。 このことから、国内生産を及び価格が安定すれば、生産している現場が目の当たり にて見られる等の国内で生産している優位性から外国産大豆に取って代わるにも可能 もあるのではないのでしょうか。しかし、高品質、安定生産等のハードルはあること は大前提になると思いますが。 6 国内産普通大豆価格と輸入大豆価格の比較 10,000 19年産大豆入札取引 9,000 8,000 7,355円 7,366円 18年産大豆入札取引 (100) (100) 入札無し期間 価格(円/60㎏) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 5,150円 〔218〕 3,480円 4560円 (133) (100) 2,357円 3431円 (200) (100) 1,000 1712円 (100) 国内産大豆(普通大豆) シカゴ相場 日経市中相場 IOM Non-GMO 20 08 年 1月 20 07 年 12 月 20 07 年 11 月 20 07 年 10 月 20 07 年 9月 20 07 年 8月 20 07 年 7月 20 07 年 6月 20 07 年 5月 20 07 年 4月 20 07 年 3月 20 07 年 2月 20 07 年 1月 0 東京Non-GMO 注)国内産大豆価格(普通大豆)は、(財)日本特産農産物協会による。 シカゴ相場は、米穀農務省穀物等需給報告による。 東京 Non-GMO(さまざまな産地)価格は、東京穀物取引相場により決定する。 日経市中相場IOM(アイオア、オハイオ、ミネソタ)産のアメリカの大豆主産地の Non-GMO であり、実需者が実際に購入する価格。 7 4 平成19年産大豆の入札結果について (財)日本特産農産物協会で実施し、同協会のホームページ上で公表されているされ ている情報を整理して、平成19年産大豆の入札取引の普通大豆の価格について紹介し ます。入札取引は、現在まで5回の入札が行われました。全国で1万7千トンの大豆が 上場され、そのうち約7割弱の1万1千トンが落札されました。 ~平成19年産大豆は、価格は7,200円で昨年と同程度で取引されています~ 東北地域全体の概況と各県の主力品種の動向について御紹介します。 (1)東北地域の全体の概況 平成19年産大豆は、昨年よりも落札率が向上したため、昨年の落札数量の3倍近く になっています。また、落札価格は、昨年と同程度の7,200円/60㎏程度です。 東北管内の大豆の価格と落札数量 円/60㎏ t 2,000 10,000 8,000 1,500 6,000 1,000 4,000 500 2,000 0 0 11月 12月 1月 18年産落札数量 2月 3月 19年産落札数量 8 4月 5月 6月 18年産価格 7月 8月 19年産価格 (2)青森県産おおすず 落札数量は、昨年の2倍以上です。落札価格は、昨年より若干安めの6,800円/ 60㎏程度です。また、1月の落札価格は、12月と比べ200円程度下がっています。 t 青森県産おおすずの価格と落札数量の推移 円/60㎏ 700 10,000 600 8,000 500 400 6,000 300 4,000 200 2,000 100 0 0 11月 1月 18年産落札数量 2月 3月 4月 5月 19年産落札数量 6月 7月 18年産価格 8月 19年産価格 (3)岩手県産ナンブシロメ 落札数量は、昨年とほぼ同数量です。落札価格は、昨年より若干高めの7,900円 /60㎏程度です。 岩 手 県 産 ナ ン ブシロ メ の 価 格 と落 札 数 量 円/60㎏ t 10,000 700 600 8,000 500 6,000 400 300 4,000 200 2,000 100 0 0 11月 12月 18 年 産 落 札 数 量 1月 2月 3月 4月 19年産落札数量 9 5月 6月 18 年 産 価 格 7月 8月 19年産価格 (4)宮城県産ミヤギシロメ 落札数量は昨年の4倍程度です。落札価格は、昨年より若干安めの7,900円/6 0㎏程度です。 宮城県産ミヤギシロメの価格と落札数量 円/60㎏ t 10,000 700 600 8,000 500 6,000 400 300 4,000 200 2,000 100 0 0 11月 12月 1月 18年産落札数量 2月 3月 4月 19年産落札数量 5月 6月 7月 18年産価格 8月 19年産価格 (5)秋田県産リュウホウ 落札数量は昨年と較べると3倍程度です。落札価格は、昨年より若干安めの7,20 0円/60㎏程度です。また、1月の落札価格は、12月と比べ500円程度下がって います。 秋田県産リュウホウの価格と落札数量 t 円/60㎏ 700 10,000 600 8,000 500 400 6,000 300 4,000 200 2,000 100 0 0 11月 12月 18年産落札数量 1月 2月 3月 4月 19年産落札数量 10 5月 6月 18年産価格 7月 8月 19年産価格 (6)山形県産エンレイ 落札数量は昨年と較べると2倍程度です。落札価格は、昨年と同程度の6,700円 /60㎏程度です。また、1月の落札価格は、12月と比べ300円程度下がっていま す。 円/60㎏ 山形県産エンレイの価格と落札数量 t 700 10,000 600 8,000 500 400 6,000 300 4,000 200 2,000 100 0 0 11月 12月 1月 18年産落札数量 2月 3月 4月 19年産落札数量 5月 6月 7月 18年産価格 8月 19年産価格 (7)福島県産タチナガハ 落札数量は昨年と較べると若干増えています。落札価格は、昨年より若干安めの6, 500円/60㎏程度です。 円 /60㎏ 福 島 県 産 タチナ ガ ハ の 価 格 と落 札 数 量 t 700 10,000 600 8,000 500 400 6,000 300 4,000 200 2,000 100 0 0 11月 12月 1月 18年 産 落 札 数 量 2月 3月 4月 19年 産 落 札 数 量 5月 6月 18年 産 価 格 7月 8月 19年 産価格 *各県の動きについては、毎号2県ずつ紹介していきます。今号は、岩手県と宮城県の紹 介です。 11 ◇岩手県より◇ 平成19年度「岩手県大豆作共励会表彰式」、「岩手県大豆づくり懇談会」を開催しました! 岩手県農林水産部農産園芸課 平成20年2月12日、県産大豆の生産者と実需者が一体となった取組を一層推進するため、生産 者・実需者・指導機関が一堂に会し、標記行事を開催しました。 平成19年度岩手県大豆作共励会表彰式では、成績優秀な生産組織に対し次のとおり賞を授与しま した。 ・最優秀賞(岩手県知事賞) ニューアグリ土谷(奥州市) ・優秀賞(岩手県農業協同組合中央会会長賞) 土谷グリーンファーム(奥州市) ・奨励賞(全国農業協同組合連合会岩手県本部長賞) 農事組合法人ユニティファーム七区(雫石町) また、最優秀賞に輝いたニューアグリ土谷の高橋 相談役が、組合の活動について事例報告しました。 ニューアグリ土谷の小松組合長(左) 引き続き開催した懇談会では、大豆を取り巻く情勢 や、雑草・湿害対策技術、福岡県の大豆生産の取り組み 等について検討しました。 県産大豆加工製品の試食会では、県内6社が工夫を凝 らした様々な製品の試食が行われ、生産者は自分の生産 した大豆がどのように加工されているのか理解を深める とともに、安定供給の重要性を再確認していました。 県産大豆加工品の試食会 岩手県農業研究センターからは、新たに登録にな った除草剤の使用ポイントや、本年度新たに奨励品 種に編入予定の納豆用小粒大豆品種「すずほのか」 の特徴について説明を行いました。また、中央農業 改良普及センターからは、県内で普及中の「小畦立 て播種栽培技術」の導入のポイントや、福岡県の大 豆生産の取組状況についての説明がありました。 いずれも生産者の関心が高い内容であり、活発な 意見交換がなされ、20年産に向けて、生産者は決 意を新たにしていました。 熱心に聞き入る出席者 12 ◇宮城県より◇ きぬさやかの生産及び流通に関する打合せ会を開催しました (宮城県農林水産部農産園芸環境課からの情報提供) 「きぬさやか」は,東北農業研究センターが育成した新形質品種です。その特徴は リポキシゲナーゼとグループ A アセチルサポニンを欠失しているため、大豆特有の 青臭みや強いえぐ味がないことです。 宮城県では、このきぬさやかを平成17年に奨励品種に採用して、平成18年から 一般作付をはじめ、作付面積350ha、生産量600トンを目標に普及推進を図っ てきました。作付2年目の平成19年には生産者やJAの努力により、作付面積33 5.3ha、生産量も600トンが見込まれ当初の目標をほぼ達成するにいたってい ます。 このような中、平成20年1月22日に古川農業試験場を会場に、きぬさやかの産 地として確立のため打合せ会を開催しました。生産地からJA、古川、大崎市が、実 需者からは太子食品工業株式会社が、また、東北農政局農産課、宮城県、全農宮城県 本部などから関係者が参加しました。 打合せでは、大豆振興とその中でのきぬさやかの位置づけについて、JA古川及び 宮城県からそれぞれ報告し,きぬさやかはその特徴からすでに作付されている品種と 異なることなどから、需要の創出と拡大については生産者と実需者が一体となり創出 していくということを確認しました。 太子食品工業からは、きぬさやかの開発経過から、この大豆を商品の原材料として 使用する場合の難しさや、特色ある新商品開発のための基本的な方針・方向、商品開 発のスケジュールなどの報告がありました。 また、あわせて生産地と一体となりきぬさやかの産地化を進め、新たな需要と消費 拡大を図りたいという計画の報告もありました。 当日打合せに御案内した東北農政局農産課からは、大豆を巡る国内外の情勢や,湿 害回避技術である大豆300A技術等の説明,関係施策の変更や有効活用についての 紹介がありました。 今後、きぬさやかの産地化に向けた事業に取り組む計画もあり、定期的に打合せを 行うことを参加者で確認し閉会しました。 13 次号は、3月上旬頃、発刊の予定です。秋田県、山形県からの話題提供があります。 お楽しみに。 発行元:東北地域大豆振興協議会事務局 (東北農政局 生産経営流通部 農産課) TEL:022-263-1111(内4428) ・記事や大豆生産振興に関するご質問・ご感想など、ご自由にお寄せください。 ・記事を転載される場合は、ご一報ください。 ・東北地域大豆振興協議会では大豆に関する情報発信手段としてホームページを開設 しておりますので、ぜひご利用ください。なお、ホームページアドレスは http://www.tohoku.maff.go.jp/kyougikai/daizu/index.htmlです。 14