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平 成 2 7 年 度 草 津 市 健 康 づ く り 推 進 協 議 会 保 健

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平 成 2 7 年 度 草 津 市 健 康 づ く り 推 進 協 議 会 保 健
平 成 2 7 年 度 草 津 市 健 康 づ く り 推 進 協 議 会 保 健 推 進 部 会 会 議 録
日
時 平成28年2月3日(水)13時30分~15時30分
会
場 草津市役所
6階 601会議室
白波瀬亙部会長、束田寿夫副部会長、服部政憲委員、横江保彦委
委
員 員、石井真一郎委員、山本紀美子委員、西村尚子委員、若栗真太
郎委員
出 席 者
健康福祉部副部長・小川薫子、健康増進課長・田中みどり、同課
事
務
局
副参事 舟木朋宏、同課副参事・松尾晶子、同課副参事・籔田祐
子、同課副参事・杉田ひとみ、同課専門員・小寺牧子、同課保健
師・黒川弘子、同課事務・中川京子、同課歯科衛生士
会
議
資
古西淳子
料 別添のとおり
1.開会あいさつ
(健康福祉部副部長小川)
本日は、健康づくり推進協議会保健推進部会を開催させていただきましたところ、大変お寒い中、
また何かと御多用の中、御出席いただきましてありがとうございます。日ごろは、草津市の保健衛
生行政全般に渡りまして御支援御協力をいただき、誠にありがとうございます。草津市では、市民
の皆様の『健康の保持および増進』に関する事項を協議する場としまして、『健康づくり推進協議
会』を開催しております。本部会は、健康づくり推進協議会の専門部会にあたり、主に母子保健分
野につきましての健康づくり等について御協議いただく場となっています。本日は、母子保健にお
ける歯科保健対策、糖尿病対策について御協議いただき、皆様から忌憚のない御提言や御意見をお
願いいたします。
2.報告・協議
1)母子保健における歯科保健対策について
資料3に基づき、事務局から説明
(部会長)
ただいまの説明を受けまして、御質問、御意見などないでしょうか。
(委
資料3-2頁の妊婦歯科健診の受診率について、全体的に20%強と少ない上に産後
員)
に受診することはほとんどないとあります。これに関して、妊婦歯科健診を受診した
人の中で、産後の受診者は何%くらいですか。
(事務局)
妊娠中は妊婦歯科健診を受診されても、産後は子どもさんがおられるとなかなか受診
されないと歯科医師から聞いていますが、実際の数は分かりません。
(委
員)
妊婦歯科健診に来る人は意識の高い人なので、歯周病もほとんどないに等しい人が多
いですが、やはり妊娠されると、体調を崩されたり、つわり等で食生活が乱れたりで、
どうしても妊娠前よりむし歯のリスクが上がったり、歯周病になりやすいです。それ
に加えて、産後に歯が欠けたというお母さんが最近増えていまして、詰め物が取れて
いたり、歯が欠けていたりします。ただ断面を見るとむし歯ではありません。考えら
1
れるとすれば、出産時のくいしばりによる歯牙の破切です。子どもに甘い物やだらだ
ら食べをしないなどの注意は、昔から言われていることですが、親自身がまず自分の
口の中を認識してもらった方が良いのではないでしょうか。できたら、10か月健診
の時に、お母さん自身がかかりつけ歯科へ行って、診てもらったらどうかと伝えてい
ただけたら良いと思います。
(委
員)
妊娠期の歯科健診は、どの時期にどの頻度で何回くらい受けるのがよいですか。
(委
員)
歯周病は、流産、早産のリスクがあるので、私は母子健康手帳をもらった段階で、歯
科に受診するように伝えています。1回は受診するようですが、2回以上受診してい
るかは分かりません。
(委
員)
それでも受診率は20%です。1回目受診して何もなかった方でも、本来は妊娠後半
くらいにもう1回は受診したほうがいいのですか。
(委
員)
妊娠期間10か月の間には、つわり等で何らかの変化があると思います。妊娠初期に
は、そんなに変化はないでしょうし、後半になってからのほうがいいと思います。
(委
員)
産科で受診を確認する方法は、ありますか。
(委
員)
母子健康手帳に歯科健診の記入欄があり、確認しています。まだ、受診していない妊
婦には、受診するように言いますが、時間がないなどの理由で半数くらいは受診してい
ません。
(事務局)
妊婦健診の際に、母子健康手帳で確認し、勧奨していただいているのですか。
(委
しています。ところで今後の取り組みにある集団歯科指導とは、どんなことを考えてい
員)
ますか。
(事務局) 10か月健診は、希望者が個別に相談する形で実施していますが、実際の歯磨きの仕方
が分からないという声を聞きますので、集団で歯科衛生士による指導ができたらと思っ
ています。小児科の先生方は、むし歯のお子さんには、何か指導されるのですか。
(委
員)
口腔内を診察した時に、むし歯がある方、歯茎部が真っ黒の方は、結構おられます。お
そらく親がブラッシングしていないのでしょう。
「歯も磨いてね。
」くらいは言いますが、
歯科受診までは、言えていない事が多いです。
(委
員)
私が気になるのは、歯肉が腫れている子が昔より多い印象です。また、汚れているなと
いう印象はあります。お母さん方は、いつから歯磨きを始めるべきか、いつも気にされ
ています。啓発は、1回したら良しでなく、機会あるごとに何度でも行い、
「歯が生え
てきたら手入れしようね。
」と伝え、歯茎の健康を守っていってほしいですね。
(委
員)
小児科を受診するよりも、子どもを歯医者に連れて行くほうが親にとっては難しいので
しょう。むし歯、歯肉炎、歯周病を見かけたら、小児科医は歯科医と連携して、受診を
勧めなければいけないと思っています。
(委
員)
歯が生えていない時から、口の中に口腔用のティッシュなどで、触られることに慣れさ
せるのはかなり大切です。生まれた赤ちゃんの口の中の手入れの仕方について啓発して
いただきたいです。
(委
員)
赤ちゃんへのキスで、むし歯菌が移りますか。
(委
員)
感染経路はほとんどそれです。
(委
員)
子どものむし歯菌は、ほぼ100%母親由来であることは確かです。ただ、口の中に菌
2
があっても、それがむし歯になるかは別の話です。口の中の細菌の有無よりも、その後
の食習慣や口腔習慣で予防できます。菌が移らないに越したことはありませんが、その
ために子どもへのキスを避けたり、食器を別にしたところで効果は疑問です。できるの
なら、かかりつけ歯科医を持って、フッ化物塗布で予防してほしいです。
(委
員)
菌の育つ環境と歯の質が影響するということですね。
(委
員)
口を開けるのが苦手な子がいます。慣れが大事なので、これからも口の中のケアを啓蒙
してほしいですね。
(委
員)
口を開けない子にむし歯が多いという印象は、感覚的にですが確かにあります。賛否両
論あると思いますが、子どものおしゃぶりはどうですか。おしゃぶりや指しゃぶりは、
出っ歯になると言われていますね。
(委
員)
6歳くらいから永久歯が生えかわりますから、3歳くらいまでにやめればあまり影響は
ないのではないかと言われています。
(委
員)
おしゃぶりとむし歯は、関係ないですか。
(委
員)
出っ歯になる時に、おしゃぶりとはまた別で、鼻が詰まってしまうお子さんがいます。
口呼吸になり、乾燥してむし歯になりやすいお子さんはいます。直接、指しゃぶりが原
因でむし歯というのは感じません。
(委
員)
だらだら飲みは、歯に悪いけれど、母乳はどうですか。
(委
員)
口の中は、唾液が浄化しているのですが、だらだらと母乳を飲むという事は、唾液が薄
くなりやすいです。
(委
員)
スポーツ飲料などよりは、母乳が比較的良いと聞きましたが。
(委
員)
ましという感じです。歯の手入れは、ブラシでゴシゴシしなくても、ガーゼで拭うだけ
でもよいので、それくらいでもしてあげてとお母さんには伝えています。
2)母子保健における糖尿病対策について
資料4に基づき、事務局から説明
(部会長)
今の説明を受けて、御質問御意見ありますか。
(委
乳幼児健診で栄養相談をしていますが、1日の目安量が分からず、食べさせ過ぎかどう
員)
かが分からないお母さんがいます。リーフレットや目安量が分かるフードモデルなどを
見てもらえたら、関心を持ってもらえるのではないかと思います。スナック菓子は、あ
げては駄目と分かっていても上の子が食べていると食べたがり、量もつい欲しいだけあ
げてしまいがちです。子どもの年令に合ったおやつの量が分かるようにできればいいな
と思います。スナック菓子は、塩分・脂肪分が高いことは皆さん分かっておられますが、
食パンと小さなメロンパンでは大分カロリーが違うことなども分かってもらえればい
いと思います。野菜を食べないので代わりに果物を食べている子も肥満傾向にあります。
食事のバランスについて分かってもらいたいです。
(委
員)
果物は野菜の代わりにならないということは、あまり知られていないですね。
(委
員)
果物は、ビタミンはありますが、糖質も多く、繊維質はあまりないです。野菜の代わり
にならないことは、あまり知られていないと思います。
(委
員)
こういったことも健診の時にDVDなどで見てもらうことが大事ですね。
3
(委
員)
妊娠糖尿病の診断基準はどういうものですか。全員に検査をして妊娠糖尿病の人が1.
1%というのは、少ないように思いますが。
(委
員)
妊婦全員にする随時血糖検査が100mg/dl以上で、ブドウ糖負荷試験を実施する
ことになります。随時血糖検査は妊娠中2度実施します。微妙な境界型の糖尿病は、1
00mg/dlくらいの基準では、引っかからない場合があります。
(委
員)
全員にブドウ糖負荷試験をした場合、妊娠糖尿病の人は12.08%ということですが、
草津市の該当者はその10分の1というのは少ないと思いますが。
(事務局)
現在ブドウ糖負荷試験は妊婦全員に行われていません。随時血糖が100mg/dl以
上の人にブドウ糖負荷試験が行われています。妊婦全員にブドウ糖負荷試験を行った場
合は、妊婦の12.08%に妊娠糖尿病がみられると言われています。
(委
員)
2歳6か月、3歳6か月で肥満度20%を超える子どもに保健指導ができていないとい
うのは、何が原因ですか。もっと小児科医から栄養指導を受けてくださいと言わないと
いけないでしょうか。
(事務局) どれくらいの肥満度で医療に繋げるかなど、スタッフの共有が十分にできていなかった
と思いますので徹底していきたいと思います。
(委
員) 3歳6か月で肥満度20%以上は、要注意ですね。ただ、20%を基準とするかは難し
いところです。家族やお母さんの体型を見て、家族に肥満由来の病気の方がいれば指導
も必要でしょうが、家族の状況まで必要になるので難しいですね。
(委
員)
ほかの要因もあるから、一概に20%で線引きするのはどうでしょうか。両親とも肥満
の場合子どもが肥満になる率は80%、お母さんだけが肥満の場合は70%、お父さん
だけの場合は30%、両親とも標準体型の場合は10%くらいです。食事はお母さんが
作ることが多いので、お母さんの体格に影響されますね。出生時の体重を加味したり、
どこかで線引きするなら20%でもいいかもしれませんね。小児の肥満は、遺伝や内分
泌の病気以外は、摂取カロリーが消費カロリーを上回っているのが原因です。そこを改
善すればよいのですが、家族ぐるみの取り組みにならないと子どもだけでは無理です。
生活パターンも、家でゴロゴロせず、外へ行くことが大事ですが、言うのは易しいです
けれど、これがなかなかできないのが実際難しいところです。
(委
員)
3歳児の肥満は、家族構成をみると下に新生児がいる方が多く、外遊びは難しく家で遊
ぶことが多くなります。家にいると、ジュースなどを与えてしまうことも多いです。ゆ
っくり噛む習慣や食べる量など、抜本的に食生活を変えるのは、子どもの場合難しく、
指導してもどこまでできているかなと思います。また、望んでいないのに、栄養相談を
受けるようにと言われてショックを受ける人もいます。話の持っていき方をみんなで考
えていかないといけないなと思います。
(委
員)
巨大児4人のお母さん方は、糖尿病ですか。
(事務局)
聞き取り結果からは違いますが、自己申告なので、実際は分かりません。
(部会長)
ブドウ糖負荷試験は、大事ですが手間もありますので、うまく人を選んで行えたらよい
と思います。歯の話と併せても、結局は子育ての難しさに繋がっている気がするので、
子育てという面から啓発してもらいたいです。ほかに、ありますか。
(委
員)
だらだら食べやジュースのとりすぎはよくないという部分は、歯科保健と肥満対策は似
4
ていますね。歯科的に問題のある子は肥満の子が多いですか。ジュースばかり常に飲ん
でいる子は、むし歯になりやすいのでしょうか。太っている子のほうが、虫歯になりや
すいというのはあるのでしょうか。
(委
員)
理論的にはそうかもしれません。だらだら食べていると、唾液のPh値が下がり、むし
歯になる率は上がります。また、それだけたくさん食べていると体格は良いという捉え
方もできるでしょう。でも、標準体重の子でもむし歯はありますから、すべてあてはま
るわけではないですね。
(委
員)
個票で肥満とう歯罹患の関係は見られますか。
(事務局)
2歳6か月健診で肥満度20%以上の児16名中、3名にう歯、3歳6か月健診では1
4名中、3名にう歯、2名に要観察歯がみられました。
(委
員)
数がそれほど多くないので統計としてはどうでしょうか。
(委
員)
妊娠糖尿病については、貴重なデータであると思います。このデータをまとめる中で専
門医に相談はされましたか。
(事務局)
データをとり始める時は、相談はしておりませんでしたが、今年度から医師会の糖尿病
専門医に相談させていただいており、今後の対策も意見をいただきながら考えていきた
いと思っています。また、職員のスキルアップ、意識を上げるために、職員向けの研修
会を昨年から始めています。
(事務局)
健診に来られて、肥満と言われ、かかりつけ医に相談しますと言って帰られる方がいま
すが、実際に相談に行かれていますか。
(委
員)
肥満の相談はそんなに多くないです。肥満で来られても、子どもの場合、血液検査で引
っかかる事は少ないです。今すぐというより、将来を見据えた指導が必要ですので、我々
も食習慣、生活習慣を指導していかなければと反省しています。
(委
員)
確かにそのとおりです。我々が高度肥満だから専門病院で見てもらいなさいという事は
あっても、患者さんからその相談に来ることはあまりないです。
(部会長)
そういう意味では、20%超えたら栄養指導、30%越えたら医療機関受診はいい方法
かもしれないですね。
3.その他
1)
(仮称)草津市子育て相談センターについて
事務局から説明
(部会長)
ただ今の説明を受けて、御質問御意見ありますか。
(委
赤ちゃんの駅は、広いところは専門の人がいて相談もできますが、狭いところは授乳ス
員)
ペースくらいです。子育て支援とするなら、もう少し広い場所が増えるといいですね。
(部会長)
センターについては、これからなので実際に始まって分かる部分もあって、今はなかな
か意見も出にくいでしょう。また、随時報告をお願いします。
(委
員)
センターの目的は、少子化対策でしょう。今、なかなか結婚しない若い人も多いので、
そこも市で何とかできたらいいですね。
(部会長)
これまでの議題も含め、何か御意見ございますか。
(委
予防接種について、日本脳炎2期の接種率が低いですが何か原因がありますか。2期の
員)
5
接種対象年齢には幅があるので、9歳から12歳までの四学年の子を対象者数にするよ
り、草津市の一学年の人数1,200人を対象に接種率を出したほうのがわかりやすい
のではないでしょうか。あと、保護者が忘れてしまうことが多いので、母子手帳の予防
接種の記載欄は、日本脳炎2期とDT(ジフテリア・破傷風)2期をそれぞれの1期の
下に入れて欲しいですね。
(事務局)
予防接種の頁については厚生労働省の省令様式となっていますので、変えるのは難しい
です。
(部会長)
ほかに、ありますでしょうか。
(委
10か月健診で離乳食が1回、2回の方がおられます。10か月はもう3回食の時期で
員)
すが、理由を聞くとゆっくり始めたほうがアレルギーにいいのでとおっしゃる。単に
面倒くさいと言う人もいますが、たんぱく質を早くから摂るとアレルギーになりやす
いのでしょうか。
(委
員)
最近は離乳食を始める時期とアレルギーのなりやすさについてはあまり言わないです。
考え方はどんどん変わってきています。
(部会長)
今日は長い時間ありがとうございました。以上で、議事を終わらせていただきます。こ
れをもちまして、平成27年度草津市健康づくり推進協議会保健推進部会を終了します。
6
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