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[No.19] (PDF/239KB)
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
岩手県
工業技術
センター
Ⅰ就任のあいさつ
技術情報
岩手県工業技術センター
IWATE technical letter
所長 河野 隆年
本年4月1日付で岩手県工業技術センター所長を拝命いたしました。当センターの使命
は、岩手の産業振興支援であり、開所以来128年間企業の方々と数々の事業を展開し、
多くの成果を生み出しており、その責務の大きさを感じております。
さて、現在県は「環境、ひと、情報」をキーワードとして、<創造性あふれ、活力ある
産業が展開する社会>等、岩手県総合計画のもと5つの社会実現を目指す事業を計画し、
21世紀の新しい岩手づくり<夢県土いわて>創造に向けまい進しております。また、当
センターは「商工振興ビジョン」等、県施策に基づきこれまで産業振興支援拠点機関とし
て技術支援、技術移転、試験・研究開発及び情報提供等に努めております。県産業界はバ
ブル崩壊後も工業出荷額をバブル以前とほぼ同じ水準を維持する発展を続けてきましたが、
近年本県の企業環境は極めて厳しい状況となっております。
このような状況を踏まえ、当センターはより企業側の視点に立ち、県内企業の独創性等
を活かし新産業創出、新分野開拓等創造的活動を支援するため、本年度の活動目標を「創
業・新産業開発支援研究拠点を目指して」とし「創業・企業化支援」、「成果普及体制強
化」及び「環境問題への取組み」を柱に種々の技術支援・事業等を推進しております。具
体的には、企業訪問により企業が必要としている技術支援ニーズの調査と、技術支援強化
を推進すると共に、福祉機器開発及び木質バイオマス活用技術開発のプロジェクト、リサ
イクル等環境に関する事業等々、加えてISO14001認証への取組みとISO14001認証取得企業
への支援等を推進中であります。
入所以来35年を振り返りますと、これまでに当センターはこれまで蓄積した岩手の伝
統・地域企業技術である南部鉄器、南部杜氏、鋳造技術、漆、木工家具、機械加工・接合
技術等々と、先端技術による鋳鉄新素材、磁気活用技術、マイクロマシン、トリアジンチ
オール化合物利用技術、食品酵母・菌活用技術等々、更に伝統技術と先端技術を融合した
岩手ブランド技術である新規鋳物製品製造技術、新機能製品開発技術、検査装置開発技術、
CADによる自動制御技術及び新食品製造技術等々の技術により、企業の方々と共に産業
振興の活動を展開し、また新設備の導入等センター活用環境整備に努めて参りました。
しかし、より企業の方々の身近な機関となるためには、県内全ての企業の方々に当セン
ターの活動内容を理解して戴く努力と、従来活動をさらに充実させ、当センターの<(1)
試験・設備機器活用・技術相談・技術支援・研究等活動状況、技術情報等への自由にアク
セスできる情報公開システム構築>、<(2)地域企業・進出企業・大学等とのコーディ
ネイト機能強化>、<(3)試験・研究等の方向及び技術情報・得意技術情報提示>を積極
的に進め、更なる企業との信頼深化のため事業・機関評価を受け、成果普及を含め現地支
援の強化、技術の質向上のみならずコーディネイトのためのネットワーク拡大、将来技術
取組み計画等の提示、即ち、連携・同意での地域ニーズ対応型センター活動・PR及び中
期的戦略ビジョン提示を推進しなければならないと考えております。微力ながら企業の現
場を第一とし使命に向かい前進したいと思いますのでご指導、ご鞭撻を宜しくお願い致し
ます。
目次
Ⅰ 就任のあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・1 (3)有機超薄膜に関する研究・・6
Ⅱ 平成13年度岩手県工業技術
(4)発酵リンゴジュース開発・・6
センター業務計画
(5)新職員の紹介・・・・・・・・・・・・7
(1)業務体系・・・・・・・・・・・・・・・2
Ⅳ 職員名簿・人事異動
(2)試験研究業務・・・・・・・・・・・3
(1)職員名簿・・・・・・・・・・・・・・・・7
Ⅲ 研究紹介
(2)人事異動・・・・・・・・・・・・・・・・8
(1)廃プラスチック有効利用・5 Ⅴ 知的所有権(特許等)・発明無料 (2)バイオマスストーブ開発・5 相談のお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・8
−1−
2001.10
No.19
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
Ⅱ 平成13年度岩手県工業技術センター業務計画
(1)業務体系
1 試験研究 基盤研究 (1)基盤的・先導的技術研究推進事業
実用化研究 県単独研究
(2)福祉機器開発事業
(3)環境にやさしい機能性新素材開発研究事業
(4)ユニバーサルデザイン開発技術普及推進事業
(5)木質バイオマス燃焼装置試作開発事業 国庫補助研究 (6)特定産業集積活性化関連機関支援強化事業
(7)フードシステム高度化対策事業
受託研究 (8)県産吟醸酒商品化研究推進事業
試験 (9)県産麦・大豆生産振興対策事業
(10)県産大豆生産販売緊急対策事業
2 共同研究
技術交流
県内企業との共同研究 国・他県公設試との共同研究
県内機関との共同研究
大学等との共同研究
団体との共同研究
海外機関との技術交流 (11)地域先端技術等共同研究開発促進事業
(12)公設試共同研究推進事業
(13)試験研究機関共同研究推進事業
(14)地域結集型共同研究事業への参加
(15)高温超電導体試作開発事業
(16)ペルー鋳物技術交流
3 技術支援 (17)技術アドバイザー事業
(18)技術普及講習会
(19)特定産業集積活性化関連機関支援強化事業
(20)県内技術支援機関等と連携した技術相談会
(21)技術相談への対応
4 情報収集・提供 (22)技術情報誌・ホームページ等による情報提供
(23)工業技術センター利用ガイドの発行
(24)年報・研究報告の発行
5 工業技術者育成 (25)技術パイオニア養成事業
(26)高度技術者養成事業
6 依頼試験・分析
(27)依頼試験・分析
7 その他 (28)施設整備
(29)施設設備貸し出し
(30)生産物売り払い
(31)知的所有権センター事業
(32)研究員の資質向上
中小企業大学校派遣
大学院派遣
海外派遣
(33)学会・会議
(34)研究会支援
(35)海外技術研修員の受入
−2−
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
(2)試験研究業務
① 主要研究
番号
テーマ名 内 容 事業名 事業年度 担当部
1
超精密加工技術の開発
高精度切削・ワイヤ放電・研削加
工による研磨加工仕上げを必要と
しない加工技術を開発
特定産業集積−
研究開発事業
11∼14
電子機械部
2
複合ADIの高度化
ADI(オーステンパ球状黒鉛鋳
鉄)の強度を向上させ木工用刃物
や農業用刃物としての応用を図る
特定産業集積−
研究開発事業
10∼13
金属材料部
3
有機超薄膜による金属の
防触技術開発
数十ナノメーターオーダーの有機
超薄膜を金属表面に成膜し防蝕性
を高める技術の開発
特定産業集積−
研究開発事業
9∼13
4
金型設計等における CA
Dデータ 転送時の互換性
問題解決
異なるCADシステム間の互換性
問題を解決するためのシステムを
開発
特定産業集積−
交流連携事業
13∼14
特産開発 デザイン部
5
アクティブセンシングに
よる非破壊検査システム
の開発
マイクロ波技術及びSQUID(高温超
伝導量子干渉計)を利用した非破壊
・非接触の検査システムの開発
公設試共同研究
推進事業
11∼14
電子機械部
6
工具摩耗自動補正機能を
持つオ ー プ ンCNCシ ス テ
ムの開発
切削加工機の工具摩耗を自動測定
・補正する、無人運転加工システ
ムの開発
公設試共同研究
推進事業
12∼14
電子機械部
7
次世代クリエイティブソ
リューションシステムの
研究
コンピュータを用いたシミュレー
ションで、短時間で機構部品等の
最適設計が可能なシステムを開発
公設試共同研究
推進事業
12∼14
特産開発 デザイン部
8
廃棄貝殻 による鋳鉄用等
からの脱リン
廃棄貝殻を利用した、鋳鉄溶湯か
らの脱リン技術の開発
公設試共同研究
推進事業
11∼13
金属材料部
9
廃プラスチックの再利用
技術に関する研究
廃プラスチックを建設材料や路盤
材に利用する技術を開発
公設試共同研究
推進事業
10∼13
化学部
10
寒冷地生物資源の利用に
関する研究
岩手県産の農・海産物からの超臨
界を用いた有用成分抽出技術及び
その機能性検索技術の開発
公設試共同研究
推進事業
11∼13
応用生物部
11
畜産未利用資源からの有
用成分の抽出
畜肉加工の際廃棄されている部分
を微生物・酵素等を活用し調味液
等を製造する技術を開発
地域先端技術共
同研究開発促進
事業
8∼13
応用生物部
12
豆腐製造工程残滓の食品
素材化技術及 び利用技術
の開発
オカラを乾燥・粉末化・酵素処理
を行い加工食品素材化を検討
フードシステム
高度化対策事業
13
食品開発部
13
米を原料としたゼロエミ
ッション 醤油製造技術の
開発
醤油粕発生量を抑えた醤油製造法
の開発
フードシステム
高度化対策事業
13
醸造技術部
14
人に優しい福祉機器 の開
発
障害者や高齢者の生活行動と介護
動作を解析・評価し、安価で使い
やすい福祉用具・機器を開発
福祉機器開発事
業
11∼14
福祉プロジ
ェクト
15
漆液及び塗膜評価技術の
確立
薬剤施用により生産が効率化され
た漆液の品質評価を行い、その実
用化を推進
研究機関共同研
研究推進事業
12∼13
特産開発 デザイン部
16
ヤマブドウの成分分析及
び新商品開発 に関する研
究
林業技術センターで選抜育種中の
ヤマブドウ系統の分析および醸造
試験による品質評価、新商品開発
研究機関共同研
究推進事業
12∼14
醸造技術部
17
地場産業製品 へのユニバ
ーサルデザインの導入
地場産業製品へユニバーサルデザ
インの導入を図る
ユニバーサルデ
ザイン開発技術
普及推進事業
13∼15
特産開発 デザイン部
18
軽希土類系酸化物超電導
バルク材料の接合技術の
開発
超電導工学研究所との共同研究に
より開発した混合RE系超電導バル
ク材料の大型化技術の開発
高温超電導体試
作開発事業
10∼14
金属材料部
−3−
化学部
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
番号
テーマ名 内 容 事業名 事業年度 担当部
19
天然物を利用した生分解性
素材の開発
稲の廃棄部位と既存の生分解性素材
を組み合わせ生分解性の高いフィル
ムを試作開発
環境に優しい機
能性新素材利用
事業
11∼13
応用生物部
化学部
20
交雑法による吟醸酵母育種
開発
吟醸酵母を開発・実用化し、「吟ぎ
んが」と組み合わせ県産オリジナル
吟醸酒の開発商品化を行う
県産吟醸酒商品
化研究推進事業
11∼13
醸造技術部
21
各種センサを使った酒質評
価
人間の感覚ではなく、脂質膜センサー 県産吟醸酒商品
で測定した客観的数値で酒質を判定・ 化研究推進事業
する評価技術を開発
11∼13
醸造技術部
22
SQUID応用計測システムの
開発
微弱な磁場変化を捕らえて工業製品
や農産物等の検査選別を行うSQUID
組込産業用機器を開発
地域結集型共同
研究事業
11∼15
電子機械部
23
磁気利用による有機めっき
法における膜制御技術の開
発
磁場中真空蒸着法により、規則性有
機分子薄膜を形成する技術の開発
地域結集型共同
研究事業
11∼15
化学部
24
岩手県産酒造好適米育種系
統の酒造適性評価
岩手県オリジナル酒米、吟醸酒用酵
母を用いた吟醸酒を開発
県産吟醸酒商品
化研究推進事業
11∼13
醸造技術部
② 技術パイオニア養成事業
番号
テーマ名 内 容 参加企業名 担当部
1
コンピュータ利用による生
産技術のシステム化に関す
る研究
レーザーセンサにより工具摩耗量 を計測し、
その摩耗量に応じた工具補正が可能なシステ
ムを開発
㈲小林精機
電子機械部
2
介護機器のシャワーノズル
及び温度制御
ヒーリング(癒し)シャワー装置の制御機構設
計と快適性評価 ㈲新高応用化工
電子機械部
3
高精度モールド歯車製造技
術の開発
高精度なモールド歯車を、安価に制作する金
型加工方法の検討とできた歯車の評価
㈱ニュートン
電子機械部
4
簡易型高周波送受信回路の
開発
自動車のキーレスエントリーのように、家屋
のドアに設置し鍵の施錠を行う、高周波送受
信回路を開発
㈲岩本電機製作所
電子機械部
5
CGキャラクター生成システ
ムの開発
体型の数値を入力することで,クリエイター
が自在に目的のCGキャラクターを自動生成
できるCADを開発
㈱でん
特産開発 デザイン部
6
複合化木材の開発
従来の木材(製材品)単体での短所となる側
面を、他素材(樹脂発泡体)にて補完し、高
機能性材料を目指した複合積層材 の開発
トーア木材㈱
特産開発 デザイン部
7
光触媒被膜の製造技術に関
する研究
光触媒材料であるチタニアを、溶射技術によ
るコーティング加工するための最適な加工条
件を検討し、製品開発に役立てる。
㈱釜石電機製作所
金属材料部
8
アルミニウム合金鋳物の仕
上げ作業省力化
アルミ鋳物工場の仕上げ工程を効率化するた
め、作業を解析・評価しながら新しい方法を
構築
横河電子機器㈱
盛岡事業所
金属材料部
9
ダイアモンドコアドリルの
開発
高性能コンクリート・ドリル製造のため、金
属をバインダーとして利用し、ダイヤモンド
粒を切削部に付着させる技術を開発
ユニカ㈱岩手工場
金属材料部
10
粉末系素材の焼結加工に関
する研究
放電加工用電極として用いる耐摩耗性に優れ
るCu基複合材料の開発 ㈱ニュートン
化学部
11
射出成形技術に関する研究
プラスチック製品の高品質化や金属−プラス
チック直接接着技術の確立を目的とした射出
成形プロセスにおける樹脂流動特性の解析
㈱トーノ精密
㈱東亜電化
化学部
−4−
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
Ⅲ 研究紹介
(1)廃プラスチックの舗装への利用
近年プラスチック廃棄物の再資源化については様々な技術が開発され、既に実用化されているもの
も多数ありますが、廃棄物全体から見るとまだ少量でしかなく、大部分は焼却あるいは埋め立てられ
ているのが現状です。こうした現状をふまえ、当センターではプラスチック廃棄物の広範かつ大量消
費の可能な方法として、新規な路盤材や舗装材への利用に注目し、その具体的な方法、技術について
研究を積み重ねた結果、独自の技術を確立することに成功致しました。
本技術の特徴としては、廃プラスチックの中でもポリスチレン(発泡トレーの減容品)の断熱性と
可塑性を利用することにより地下水の凍結による道路の破損を防止できることにあります。このこと
は言い換えれば、耐久性に優れるアスファルト舗装を作るというものであり、さらに廃プラスチック
を使用するため従来よりコスト的にとても有利になります。
技術の概要としては主に次の2つがあげられます。
○地盤改良骨材への利用法
廃プラスチック(発泡スチロールの減溶体)を破砕し、道路用骨材として活用することにより軟弱
な路盤を改良するとともに、断熱性のある路盤をつくることができます。
○アスファルト混合物に添加する利用法
廃プラスチック(発泡スチロールの減溶体)をアスファルトに添加することによって強度に優れた
アスファルト合材をつくることができます。
アスファルト等舗装面 +廃 プ ラ
下層路盤 (砕石等)
軟弱地盤 +廃プ ラ骨材
軟弱地盤
(2)木質バイオマス燃料ストーブ開発への取り組み
木質バイオマスエネルギは再生可能で且つクリーンなエネルギとして注
目を浴びており、地球温暖化対策と資源循環型社会の構築の観点から、県
内はもとより全国各地で木質バイオマス利用に関する取り組みが行われて
きております。しかしながら国内での燃焼器開発が進んでおらず、普及の
足かせとなっているのが現状です。
このような背景から、当センターでは木質バイオマス利用の第一歩とし
てペレット状木質燃料(通称ペレット)を使用した木質バイオマスストーブ
の研究開発を進めております。今年度は燃焼部と燃料供給部の技術開発を
行い来年度には試作機を完成させる予定となっております。
−5−
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
(3)有機超薄膜に関する研究
本研究では、工業利用が広範で、応用度の高い、真空蒸着法によ
り有機超薄膜〔数十nm膜厚(1mmの十万分の1)の有機物質に
よる薄膜〕を作製する技術開発に取り組んでおります。この薄膜作
製方法は、防錆、防汚、撥水性に優れた製品を提供することが出来
ます。例えば工業界で重要な金型等の金属製品の“防錆”や防汚“ある
いは”離型性付与“、スキー・水泳で使われるゴーグル等のプラスチッ
ク製品や自動車のフロント、サイドミラー等のガラス製品から水を
はじく”撥水性”、あるいは雪国で問題となる”着雪防止“等に役立つ技
術として期待されます。
(4)発酵リンゴジュースの製造方法
100%リンゴ果汁を一定の条件(※1)で発酵させることで、
アルコール度数1%未満の甘味と酸味のバランスのとれたリンゴ
ジュースを、安全かつ簡便に得ることができます。また、その後、
酵母を除去し炭酸ガスを吹き込むことにより発泡による爽快感の
あるジュースとなります。
本製造方法の活用ポイントは、添加物を使わずに数種類のリン
ゴ果汁を混合しジュース成分を一定にすることにより、甘味と酸
味の調和した爽快感のあるリンゴジュースをつくることができる
点にあります。
※1 発酵原ジュースの直糖量の範囲、酵母の種類、 初発酵母濃度、発酵温度、発酵時間をそれぞれ制御
−6−
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
(5)新採用職員の紹介
菊池利雄 専門研究員 電子機械部
出身は岩手ですが、高校卒業後、神奈川、千葉、鹿児島、茨城などを転々とし、4月にUターンし
てきました。新しい職場は窓から懐かしい山々が見え、落ち着きます。サッカー歴は20年以上にな
りますが、健康維持程度のレベルです。仕事は電気関係、特に、情報、通信といった分野を渡り歩
いてきましたが、それにこだわらず、幅広く企業支援ができるようがんばりたいと思っています。
園田哲也 専門研究員 電子機械部
以前は他県の電子機器メーカーに勤務し、半導体製造装置設計に携わっておりましたが、生まれ
育った岩手で働きたいと常日頃思っており、今回念願叶いUターン就職することが出来ました。まず
は一社でも多くの地元企業様を訪問し、貴重なご意見を頂き同時に名前を覚えて頂ければと思って
おりますので、その際は宜しくお願い致します。
小野元 専門研究員 金属材料部
1971年12月13日北上市に誕生、以後在住。岩手大学物質工学専攻修了後、当センターに就職。性
格は典型的なA型。趣味は自転車、山登り、アニメ・ゲーム。コンサルティング業務によって得られ
る経験・人脈を糧に、21世紀の産業界をリードできる新材料を開発し、それをもとに岩手で新規産
業を創造すること。
山口佑子 技師 応用生物部
4月から応用生物部に配属になりました。まだまだ分からないことばかりですが、色々な分野の
仕事に取り組んでみたいと思っています。精一杯頑張 りますのでよろしくお願いいたします。
梅澤貴次 主事 企画情報部
民間企業における勤務を経験後、10月に県より行政職員として採用され企画情報部の配属とな
りました。大学は工学部、企業では製品開発を担当していたこともあり、行政・事務系の仕事は不
慣れな部分が多く職場のみなさんにご迷惑をおかけすることが多いと思いますが、職場の方々のご
指導のもと、もちまえのねばり強さで努力してまいりますので宜しくお願い致します。
Ⅳ 職員名簿・人事異動
(1)職員名簿
職 名
氏 名
所 長
河野 隆年
副 所 長
副 所 長
副 所 長
職員数 68名 平成13年10月16日現在
職 名
氏 名
電 子 機 械 部
職 名
氏 名
金 属 材 料 部
首席専門研究員兼
部長
職 名
氏 名
応 用 生 物 部
杉田 臣郎
田中 慎造
山本 一之
上席専門研究員
若槻 正明
上席専門研究員
高橋幾久雄
上席専門研究員
山本 忠
手塚 敏幸
上席専門研究員
藤沢
充
上席専門研究員
米倉 勇雄
主任専門研究員
小浜 恵子
総 務 部
南幅 留男
首席専門研究員兼
部長
部 長
大澤 純也
主任専門研究員
泉田 福典
上席専門研究員
勝負澤善行
専門研究員
岸 主幹兼部長
高越 文雄
主任専門研究員
大坊 真洋
主任専門研究員
茨島
明
専門研究員
平野 高広
主 任
吉田 幸子
主任専門研究員
堀田 昌宏
主任専門研究員
桑嶋 孝幸
技 師
山口 佑子
主 任
高橋 政江
専門研究員
飯村 主任専門研究員
斎藤 主 任
藤井 秀一
専門研究員
菊地 利雄
専門研究員
高川 貫仁
主 事
佐々木博昭
専門研究員
園田 哲也
専門研究員
小野 主 事
照井 康子
運転技師兼
ボイラー技士
中鉢 武志
企 画 情 報 部
崇
特産開発デザイン部
首席専門研究員兼
部長
貴
元
化 学 部
湯口 靖彦
醸 造 技 術 部
部 長
櫻井 廣
主任専門研究員
中山 繁喜
主任専門研究員
畑山 誠
米倉 裕一
部 長
小向 隆志
主任専門研究員
専門研究員
上席専門研究員
大和 進
上席専門研究員
佐々木 陽
部 長
畠山 幸男
上席専門研究員
町田 俊一
上席専門研究員
瀬川 晃児
主任専門研究員
佐々木秀幸
上席専門研究員
浪崎 安治
上席専門研究員
佐々木英幸
主任専門研究員
池 浩之
主任専門研究員
有賀 康弘
上席専門研究員
穴沢
主任専門研究員
伊藤 良仁
主任専門研究員
長谷川辰雄
主任専門研究員
和合 健
専門研究員
東矢 恭明
主 事
梅澤 貴次
専門研究員
主任技能員
敦
高橋
亨
食 品 開 発 部
部 長
遠山 良
靖
上席専門研究員
関村 照吉
主任専門研究員
鎌田 公一
主任専門研究員
笹島 正彦
主任専門研究員
鈴木 一孝
主任専門研究員
武山 進一
長嶋 宏之
主任専門研究員
今井
久慈省一郎
専門研究員
−7−
潤
藤原 智徳
岩手県工業技術センター技術情報 2001.10 (No.19)
(2)人事異動
退 職
H13.3.31
首席専門研究員兼
木工特産部長
多田三郎
H12.7.14
化学部専門研究員 酒井晃二
(環境保健研究センター専門研究員)
H13.4.1
副所長 菊池毅逸
(産業技術短期大学校副校長)
副所長 川村杉生
(産業技術総合研究所
産学官連携部門 総括主幹)
総務部主事 阿部 洋
(宮古地方振興局土木部用地課主事)
企画情報部長 斉藤博之
(いわて産業振興センター
参事兼新産業推進課長)
企画情報部
主任専門研究員 冨手壮一
(産業技術短期大学校
メカトロニクス技術科講師)
木工特産部
上席専門研究員 高橋民雄
(産業技術短期大学校
産業デザイン科助教授)
木工特産部
専門研究員 小林正信
(産業技術短期大学校技術指導員)
首席専門研究員兼
金属材料部長
川原正弘
首席専門研究員兼
化学部長
大内康弘
首席専門研究員兼
食品開発部長
荒川善行
転 出
転 入
H12.9.1
化学部主任専門研究員 今井 潤
(岩手大学工学部)
H13.4.1
副所長 杉田臣郎
(総務部人事課主幹兼課長補佐)
副所長 山本一之
(いわて産業振興センター
新産業創造部長) 副所長 手塚敏幸
(通商産業省工業技術院生命工学
工業技術研究所 微生物機能部
特異代謝研究室 室長)
企画情報部長 畠山幸男
(工業振興課主任工業技術主査)
電子機械部長 田中慎造
(産業技術短期大学校
メカトロニクス技術科助教授)
首席専門研究員兼
特産開発デザイン部長 湯口靖彦
(産業技術短期大学校
産業デザイン科教授)
特産開発デザイン部
専門研究員 東矢恭明
(産業技術短期大学校
産業デザイン科技術指導員)
新採用
H13.4.1
電子機械部
専門研究員
菊池利雄
電子機械部
専門研究員
園田哲也
金属材料部
専門研究員
小野 元
応用生物部
技師
山口佑子
H13.10.16
企画情報部
主事
梅澤貴次
Ⅴ 知的所有権(特許等)・発明無料相談のお知らせ
工業技術センター内に併設されている知的所有権センター及び発明協会岩手県支部では知的所有権(特許、実用新案等)
や発明に関する無料相談を承っております。
(1)知的所有権センター(TEL 019-635-1115 : 共通)
知的所有権アドバイザー相談会・開催日程
①知的所有権アドバイザー相談会
工業所有権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)に関
する専門知識を有する知的所有権アドバイザーが、工業所有
権の出願や技術調査等について右の日程で相談・指導を行い
ますので、どうぞご利用下さい。なお、予め電話予約が必要
ですので、確認してからご来所下さい。
相談時間:午前9時∼正午 ②その他
知的所有権センターには、特許流通アドバイザー及び特許
電子図書館情報検索指導アドバイザーが常駐し、特許流通
(技術移転、技術導入)に関わる相談及び特許庁がインター
ネット上に開設している特許電子図書館を利用した検索指導
や特許情報に関する相談を無料で承っております。
相談時間:平日 午前9時∼午後5時
10月17日 遠野地方振興局
11月21日 花巻市企業化支援センター
12月12日 岩手県南技術研究センター
1月16日 岩手県南技術研究センター
2月13日 水沢地方振興局
3月13日 大船渡地方振興局
(2)発明協会岩手県支部(TEL 019-634-0684)
①発明無料相談会
弁理士先生による発明相談会を右の日程で開催いたします
ので、お気軽にご利用下さい。なお、予め電話予約が必要で
すので、確認してからご来所下さい。
相談時間:午前9時∼正午 ()内は午後1時∼午後4時30分
技術情報 No.19
(通し番号 No.131)
平成13年6月発行
編集/発行
岩手県工業技術センター
企画情報部
−8−
無料発明相談会・開催日程
(盛岡会場:(社)発明協会岩手県支部)
10月 10日 (17日) 24日
11月 14日 (21日) 28日
12月 5日
19日
1月 9日 (16日) 23日
2月
6日 (13日) 20日
3月
6日 (13日)
(一関会場:(財)岩手県南技術研究センター)
10月 3日
11月 7日
〒020−0852 岩手県盛岡市飯岡新田3地割35−2
TEL 019−635−1115
FAX 019−635−0311
ホームページアドレス http://www.kiri.pref.iwate.jp/kiri/
電子メールアドレス [email protected]
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