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無水マレイン酸

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無水マレイン酸
H
国連番号
2215
無水マレイン酸
O
H
MALEIC ANHYDRIDE
物質の特定
C
A
化
S
番
式 : C4H2O3
学
別
(商品名)
化
学
的
号 : 108-31-6
分
名 : 2,5-Furandione; Toxilic anhydride
2,5-フランジオン; トキシリックアンハイドライド
類 : 不飽和酸無水物
規則名・法規等
[規則名]MALEIC ANHYDRIDE; MALEIC ANHYDRIDE, MOLTEN
無水マレイン酸(固体); 無水マレイン酸(溶融状のもの)
危 - 規
則
分 類 ・ 等 級 等: 腐食性物質
8
Ⅲ
副次危険性等級: 積 載 場 所 : 甲板上,甲板下
コンテナ収納検査:否
積
IMDG-CODE
分 類 ・ 等 級 等: Class 8
Ⅲ
副次危険性等級: 積 載 場 所 : On deck, Under deck
CFR 172.101
分 類 ・ 等 級 等: 8 (RQ 5000/2270)
ラベルコード: 8
積 載 場 所 : On deck, Under deck
Ⅲ
付
検
査
:否
O
O
港
則
法: 腐食性物質(溶融状のものに限る。)
荷役許容量: A / 10
海
防
法: Y類
消
防
法: -
B / 250
C1 / 1000
C2 / 4000
船積上の注意事項
荷
姿
危-規則規定によるものであること。
イ.甲板上積載をする場合は,食料から水平距離で6m以上離れた場所に積載することと
し,甲板下積載をする場合は,食料と同一の船倉又は区画に積載しないこと。ただし,
当該危険物又は食料のいずれか一方がコンテナに収納されている場合は,当該危険物を
食料から水平距離で3m以上離れた場所に積載することができ,当該危険物及び食料の
双方がそれぞれ異なるコンテナに収納されている場合は,当該危険物を食料から離して
積載することを要しない。また,当該危険物は,食料と同一のコンテナに収納してはな
らない。(危)
ロ.甲板上積載をする場合は,においを吸着する物質から水平距離で6m以上離れた場所に
積載すること。甲板下積載をする場合は,においを吸着する物質と同一の船倉又は区画
に積載しないこと。(危)
ハ.その他腐食性物質及び毒物類についての一般的注意事項に従うこと。
物理/化学的性質
外
観
臭
等: 無色の結晶又は塊状
: 刺激臭
比重又は嵩比重: 1.48 (20/4℃)
蒸
気
比
重: 3.4
融
点 (℃): 52.6
沸
点 (℃): 202
溶
解
性:
水: 易 (注1)
アルコール: 可 (注2)
エーテル: 可
(注1)マレイン酸を生成。マレイン酸の溶解度: 78.8g/100ml水(25℃)
(注2)エステルを生成。
用
途
不飽和ポリエステル樹脂,可塑剤,塩ビ安定剤,農薬などの中間体
化 学 的 危 険 性
腐
食
性:
人: あり
酸
金
属: あり
木
材: なし
化
性: なし
水 / 空 気 / 水と発熱して反応し,マイレン酸となる。熱分解されると有毒ガスを発生する。
熱 の 作 用:
可
燃
性: あり
引 火 点(℃): 102
発 火 点(℃): 477
爆発限界(%): 1.4~7.1
特
記
事
EmS
項: 酸化性物質と反応しやすい。昇華性あり。アルカリ金属,石灰,アミン類,ピリ
ジンなどと激しく反応する。
F-A, S-B
消
火
剤: 水噴霧,泡(水消火による溢出に注意)
検
知
法: 湿らせたpH試験紙(酸性),臭いによる。
人 体 へ の 影 響
作業 環境 の
T
W
A
STEL
C(上限値)
経 皮 吸 収
発がん性
許 容
濃 度 インハラブル粒子:
0.01 ppm
(TLV)
毒
A4
性: LD50 400mg/kg(経口ラット)
蒸 気 , 粉 塵
な ど を 吸 入
し た 場 合
実験的に発がん性の疑わしい物質である。気道粘膜をを刺激し,せき,胸痛,頭
痛,血圧低下などを生じ,肺水腫を起こす。
飲
だ
口中,食道などを刺激し,灼熱感,痛み,おう吐,下痢などが起こる。
み
込
場
ん
合
皮 膚 に 付 着
し た 場 合
蒸気又は粉塵は激しく刺激し,薬傷を生じる。加熱輸送している場合には,火傷に
注意すること。
眼
た
激しく刺激し,炎症を起こす。
に
入
場
っ
合
MFAG
救
-
急 処 置
蒸 気 , 粉 塵
な ど を 吸 入
し た 場 合
新鮮な空気の場所に移し,炭酸水素ナトリウム溶液(重曹水)でうがいをさせた
後,医師の手当を受ける。
飲
だ
ん
合
大量の牛乳又は卵白を飲ませた後,吐いたときは繰り返し大量の牛乳又は水を飲ま
せて,医師の手当を受ける。
皮 膚 に 付 着
し た 場 合
直ちに大量の水で洗い流し,次いで炭酸水素ナトリウム溶液(重曹水)で洗い,さ
らに水でよく洗う。
眼
た
に
っ
合
直ちに流水で十分に洗った後,炭酸水素ナトリウム溶液(重曹水)で洗い,医師の
手当を受ける。
漏
場
洩
た
合
保護具着用の上,換気を十分に行い,破損箇所をシールし,掃き取る。
具
酸性ガス用防毒マスク,保護衣,保護メガネ,ゴム手袋
込
場
入
場
し
護
120
100
蒸気圧 (kPa)
保
み
80
60
沸 点: 202℃
引火点: 102℃
40
20
0
40
80
120 160
温度 (℃)
200
無水マレイン酸の蒸気圧曲線
最 終 修 正 日
2015/03/29
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