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リーファーサービス - NYK Container Line株式会社

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リーファーサービス - NYK Container Line株式会社
Be Cool, Be Safe
NYK Reefer
NYK コンテナサービス ネットワーク
世界最大級の航路ネットワークにより、きめ細かいサービスをグローバルに展開しています。
About us
日本郵船は、1968年に日本初のフルコンテナ船である箱根丸を就航しました。
箱根丸はカリフォルニア航路を就航し、日本とアメリカを9日間で結ぶことを可能としました。
それ以来コンテナ輸送は、世界の主要輸送形態へと成長を遂げています。
我々は、お客様の様々なニーズにお応えするために、安定したスケジュールと高品質のサービスを提
供します。
NYKグループの船隊拡充だけにとどまらず、世界最大級の航路ネットワーク構築にも取り組んでいま
す。このスケールメリットを活かしてコンテナの取扱量、便数、寄港地の数を増やし、NYKグループの
競争力を一層強化していきます。
NYK Reefer Container
NYKは、お客様の貨物を『より速く』、『より経済的に』、『より安全に』運ぶことを第一に考え、コンテ
ナ輸送のための先進技術開発に取り組んでいます。
このNYKの豊富な経験と技術開発は、より質の高いコンテナ輸送サービスを皆様に提供します。
冷凍コンテナは断熱材を施したコンテナに冷凍ユニットを装備した
コンテナです。
冷凍コンテナは庫内の温度を設定温度に維持することができます。
厳しい外気環境の下でも庫内の温度環境を維持することが可能で
あり、貨物の品質保持に役立ちます
温度を維持しながら輸送することにより、様々な貨物の品質保持が可能となります。
生肉、鮮魚、乳製品、野菜、果物などの食品類をはじめ、植物、写真フィルム、精密
機器、医薬品類など多様な貨物の輸送を可能としています。
NYKの管理・維持された船隊と、先進的な技術と知識が合わさ
ることにより、お客様の貨物を迅速かつ効率的に輸送すること
が可能となりました。
お客様からお預かりした貨物は、鮮度を保ちつつ、確実に皆様
の元へお届けします。.
温度制御
冷凍コンテナの温度設定範囲は、-30℃~+30℃の間で0.1℃単位で設定が可能
です。設定温度及び庫内温度は、コントローラーにデジタル表示されます。
正確な温度制御により、これまで難しいとされていた冷凍の魚介類から、精密機器
に至るまで様々な品目の輸送が可能となりました。
コンテナ仕様一覧
20 FT
40 FT HIGH CUBE
Length (mm)
5,446 -5,456
11,558-11,590
Width (mm)
2,268-2,290
2,284-2,294
Height (mm)
2,260-2,284
2,522-2,557
Width (mm)
2,290
2,286-2,294
Height (mm)
2,264-2,265
2,488-2,603
Load Capacity
(m³)
28.2
66.5 - 67.9
Container Weight
(kg)
2,860-3,100
3,990 - 4,940
Max. Load Weight
(kg)
27,380-27,620
28,510 - 29,870
Inside
Measurement
換気
果物や野菜は収穫後も呼吸をし続けています。人間と同様に酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出し
ています。呼吸をすることで、呼吸熱や水分を同時に放出し、エチレンガスも放出しています。
二酸化炭素やエチレンなどのガスは、青果物の変色や、不必要な熟成を引き起こし、貨物の貯蔵期間
を短くするなどのデメリットがあります。
Door Opening
上記はRed lineを考慮した数値ではありません。
コンテナのサイズはシリーズによって異なります。
詳細はお近くのNYK Line窓口までお問い合わせください。
Ethylene Heat
O2
Water vapour
+ Sugar
CO2
そのため、これらのガスは取り除くことが望ましく、換気をすることで庫内の空気を入れ替える必要があ
ります。NYKの冷凍コンテナには換気口が設けられており、0~250 m3/hの範囲で任意に変更するこ
とができます。
貨物はそれぞれ独自の呼吸量やエチレン生成量、及びエチレンに対する過敏性に違いがあるため、
換気量は貨物に応じて調整する必要があります。
Technical Features
温度設定範囲 : -30℃ to +30℃
換気量 : 0 to 250 m3/h
除湿設定範囲 : 60% to 95%RH
環境に優しい冷媒を使用 : R-134a
(オゾン層破壊係数ゼロ)
除湿制御
球根を輸送する上では、温度制御に加えて、湿度制御も必要とすることが
あります。
球根は周囲の水分量(湿気)が多いと、早期の発芽を引き起こしたり、カビ
の原因となることがあります。そのためには、湿度を下げる必要がありますが、
必要以上に湿度を下げすぎると、球根が劣化する可能性があります。
発芽やカビを防止しながら品質を保持させるために、ある程度の湿度を確保する必要があります。
そこで、除湿機能つきの冷凍コンテナを使用することができます。
NYKの除湿コンテナは60%~95%RHの範囲で設定が可能であり、適した除湿設定を行うことで、球
根を安全に輸送することができます。
最近では球根以外にも、同じく湿気を嫌う絵画や精密機械の輸送にも使用されています。
Pre-Trip Inspection (PTI)
お客様が使用される冷凍コンテナは、PTIと呼ばれる事前検査を通過したコンテナが提供されていま
す。
空気の循環
冷凍コンテナ内では、冷気は貨物を包み込むように循環して流れています。
この冷気の流れを維持するために、冷凍コンテナの床面にはTレールと呼ばれるレールが敷かれて
います。
冷凍ユニットから吹き出された冷気は、ユニットの底部からこのTレールに吹き込まれ、ドア側に向か
います。ドア側に達した冷気は上昇し、貨物の上部を通過してユニットに戻ります。
ここで行われる検査は、コンテナの洗浄、ダメージの有無の確認及び冷凍ユニットの運転状態の確認
が行われています。このPTIを合格したコンテナだけがお客様のもとへ届けられます。
貨物の予冷
冷凍コンテナ内部の壁面にはレッドラインが引かれています。これは積載制限を示しており、この線
以上に貨物を積載しないこととしています。
レッドラインは天井付近及びドア側に引かれています。これ以上に貨物を積載すると冷気の循環が
不良となり、貨物の温度を維持することができなくなる可能性があります。
冷凍コンテナは予め冷却及び冷凍された貨物に使用されます。
一般的に冷凍コンテナは、貨物の温度を維持するのに十分な能力を
備えていますが、貨物を急速に冷却させることは出来ません。
そのため、もし貨物が十分に冷却されていないと、貨物ダメージに発展する可能性があります。
冷凍コンテナに貨物を積載する前に貨物を十分に冷却することは、貨物の品質を維持する上でも、
ダメージを防止する上でも、大変重要なことになります。
レッドライン以内に積載して頂きますよう、お願い致します。
積み付け
貨物の積み付けが適当でないと、冷気の流れを阻害し、温度の高い部分(Hot spot)を生
じる可能性があります。
下記に示すような積み付けは、Hot spotを生じる可能性がありますので、御留意ください。
コンテナの予冷
コンテナを予め冷却しておくことはお奨めすることができません。
貨物を積載する前にコンテナを冷却してしまうと、ドアを開
けた時に、外気温度と庫内温度との差によりコンテナ内部
に結露が発生します。
壁面などに発生した結露は貨物の濡れ損を引き起こしま
す。濡れ損を起こすと貨物が変形を起こし、冷気の流れを
阻害することがあります。
貨物がドア側に集中。冷気の流れが短絡する。
貨物が分散。冷気が十分に流れない。
また、冷凍ユニットに発生した結露は熱交換を妨げ、冷却
不良の原因にもなります。
クッション
(外気進入防止用)
以下の場合にはコンテナの予冷が可能です
貨物の積載が低温庫の中で行なわれる場合
低温庫側にクッションが取り付けられており、
コンテナとの間から外気の進入が防げる構造
となっている場合 (右図参照)
貨物がユニット側に集中。冷気が滞留する。
レッドラインを超えて積載。冷気が流れない。
NYKが提供するCAシステム
冷凍コンテナにCAシステムを付加し、青果物の鮮度を守ります。
NYKでは2種類のCAコンテナを用意しております。
Active Type : コンテナ内に窒素ガスを充填することにより、積極的に酸素濃度を低下させ、
速やかにCA環境を整えます。
Passive Type: 貨物の呼吸を利用して、CA環境を整えます。
Controlled Atmosphere (CA)
収穫した果物や野菜は、収穫した瞬間から劣化が始まっており、鮮度は徐々に低下していきます。
そのため、収穫した果物や野菜を貯蔵することは簡単なことではありません。
★Active Type
EverFRESH
鮮度の低下を防ぐために、CAというシステムが開発されています。
CA環境に到達後、下記の調整を行い、庫内のCA環境を維持します。
• 酸素濃度を下げるときは、純度の高い窒素を供給する
• 酸素濃度を上げるときは、換気口から空気を供給、又は純度の低い窒素を供給する
• 二酸化炭素濃度を上げるときは 貨物の呼吸に依存する
• 二酸化濃度を下げるときは、 窒素の供給量を増やし、余分なCO2を排出する
CAは庫内の酸素濃度と二酸化炭素濃度を調整することにより、青果物の貯蔵期間を延長させること
のできるテクノロジーです。
DAIKIN ACTIVE CA
青果物の種類により、適した酸素濃度と二酸化炭素濃度があり、輸送期間中その濃度に維持すること
のより、貨物の品質を保つことができます。
For Avocado
O2
20.9%
CO2
0.03%
O2
5.0%
CO2
5.0%
CA環境に到達後、下記の調整を行い、庫内のCA環境を維持します。
• 酸素濃度を下げるときは、VPSA方式により酸素濃度を8%までアクティブに下げ、それ以降は貨
物の呼吸を利用して酸素濃度を下げる
• 酸素濃度を上げるときは、自動で換気を行い、酸素を供給する
• 二酸化炭素濃度を上げるときは、貨物の呼吸に依存する
• 二酸化炭素濃度が上がると自動で換気を行い、二酸化炭素を排出する
★Passive Type
Starcool CA(Passive Type)
Suited CA condition
5%O2 and 5%CO2
N2
78.1%
Ambient air
N2
90.0%
CA
CA環境に到達後、下記の調整を行い、庫内のCA環境を維持します。
• 貨物の呼吸により酸素濃度を下げる
• 自動で換気を行う弁を操作することで、酸素濃度を上げる
• 貨物の呼吸により二酸化炭素濃度を上げる
• メンブレンフィルタという特殊なフィルタを透過させることにより、庫内の二酸化炭素濃度を下げる
CAコンテナの比較
Active Type
Everfres h
DAIKIN Acti ve CA
CAの利点
老化、成熟及び関連した変化を遅らせることができる
水分損失を減らし、重量の減少を抑える
貯蔵期間を延ばすことができるため、より遠くに輸送することが可能
より良い品質保持が可能
品種によって害虫駆除の役割も果たす
呼吸量の多い青果物
◎
Pa s s i ve Type
Sta rCool CA
◎
◎
◎
○
△
CO2のみ
(オプション)
CO2のみ
(オプション)
1~21%
適正貨物
呼吸量の少ない青果物
ガスの封入
制御
サイズ
O2
0~21%
CO2
0~21%
40ft.
(8%以下、呼吸に依存)
1~21%
20ft/40ft.
3~21%
4~12%
40ft.
※Maxtend(通常の冷凍コンテナに後付けできるCAシステム)も一部航路にてご利用頂けます。
冷蔵貨物-推奨輸送環境
冷凍貨物-推奨設定温度
Temperature
Commodity name
Apple
Apricot
Asparagus
Avocado
Banana
Blueberry
Broccoli
Cabbage (Chinese; Napa)
Cabbage (Common, early crop)
Carrots (Topped)
Cherries (Sweet)
Corn (Sweet and baby)
Eggplant
Fig (Fresh)
Garlic bulb
Ginger
Grape
Grapefruit (Depending on variety)
Kiwifruit
Lemon
Lettuce
Mango
Melon (Cantaloup)
Melon (Watermelon)
Onion (Dry)
Orange (Depending on variety)
Papaya
Peach / Nectarine
Pear (Asian), Nashi
Pear (European)
Peppers (Bell Pepper, Paprika)
Peppers (Hot pepper, Chile)
Persimmon / Kaki
Pineapple
Potato (Late crop)
Potato (Early crop)
Squash (Summer, soft rind)
Squash (Winter, hard rind, pumpkin)
Strawberry
Tomato (Firm-ripe)
Tomato (Mature-green)
°C
°F
-1 to +4
-0.5 to 0
+2.5
+3 to +13
+13 to +15
-0.5 to 0
0
0
0
0
-1 to 0
0
+10 to +12
-0.5 to 0
-1 to 0
+13
-1 to 0
+4 to +15
0
+10 to +13
0
+13
+2 to +5
+10 to +15
0
0 to +10
+7 to +13
-0.5 to 0
+1
-1.5 to - 0.5
+7 to +10
+5 to +10
0
+7 to +13
+4 to +8
+10 to +15
+7 to +10
+12 to +15
0
+8 to +10
+10 to +13
+30 to +40
+31 to +32
+36
+37 to +55
+55 to +59
+31 to +32
+32
+32
+32
+32
+30 to +32
+32
+50 to +54
+31 to +32
+30 to +32
+55
+30 to +32
+40 to +59
+32
+50 to +55
+32
+55
+36 to +41
+50 to +59
+32
+32 to +50
+45 to +55
+31 to +32
+34
+29 to +31
'+45 to +50
+41 to +50
+32
+45 to +55
+40 to +46
+50 to 59
+45 to +50
+54 to +59
+32
+46 to +50
+50 to +55
Relative
humidity
%
Fresh air
exchange
m3/h
Approximate
storage-life
90-95
90-95
95
85-95
90-95
90-95
95
95
95
95
90-95
95
90-95
85-90
65-70
65
90-95
85-95
90-95
85-90
95
85-90
95
90
65-70
85-95
85-90
90-95
90-95
90-95
95
85-95
90-95
85-90
95
90-95
95
50-70
90-95
85-90
90-95
25-60
15-50
20-30
40-60
25-50
0-10
20-50
20-60
20-60
15-25
0-25
10-15
10-15
0-10
10-20
10-20
10-30
15-50
15-35
15-25
20-30
25-30
25-30
25-30
10-25
15-25
25-30
25-25
15-50
15-50
10-15
10-15
15-25
15-25
15-50
15-50
50
0
10-20
15-25
15-25
1-6 months
1-3 weeks
2-3 weeks
2-4 weeks
1-4 weeks
10-18 days
10-14 days
2-3 months
3-6 weeks
3-6 months
2-3 weeks
5-8 days
1-2 weeks
7-10 days
6-7 months
6 months
1-6 months
2-8 weeks
3-5 months
1-6 months
2-3 weeks
2-3 weeks
2-3 weeks
2-3 weeks
1-8 months
2-12 weeks
1-3 weeks
2-4 weeks
4-6 months
2-7 months
2-3 weeks
2-3 weeks
1-3 months
2-4 weeks
5-10 months
10-14 days
1-2 weeks
2-3 months
7-10 days
1-3 weeks
2-5 weeks
上記数値はあくまでもガイドラインとしてお使い下さい。
記載の貯蔵期間はCA/RAを使用していない場合の期間となっています。
温度、湿度、換気量及び貯蔵期間は、積み込み時の梱包・包装状態や、輸送中の果肉温度などに影響
されます。
Commodity name
Meat (Fresh, Chilled)
Meat (Frozen)
Fish (Fresh)
Fish (Frozen)
Shellfish
Shellfish (Frozen)
Shrimp (Frozen)
Milk (Pasteurized)
Cheese
Butter
Butter (Frozen)
Egg (shell)
Ice cream
Juice and concentrated (Frozen)
Vegetable (Frozen)
Temperature
°F
+32
0 or colder
+32
0 or colder
+32
0 or colder
0 or colder
+32 to +34
+32 to +40
+32
-10
+28 to +32
-13 or colder
0 or colder
0 or colder
℃
0
-18 or colder
0
-18 or colder
0
-18 or colder
-18 or colder
0 to +1
0 to +4
0
-23
-2 to 0
-25 or colder
-18 or colder
-18 or colder
冷凍貨物の場合、換気は不要となります。必ず全閉にてご使用下さい。
免責事項
このパンフレットに記載された内容はあくまでもガイドラインであり、予告なく変更されることがありま
す。
また、掲載された情報は該当する船荷証券(B/L)、海上運送状(Waybill)、関税、サービス契約の条
項に取って代わるか、あるいは優先されるものではありません。
このパンフレットの内容がこれら船荷証券、海上運送状、関税、サービス契約と矛盾する場合は、船
荷証券、海上運送状、関税、サービス契約の各条項が適用されるものとします。
お問い合わせはお近くのNYK Line窓口までお寄せください。
http://www2.nykline.com/ (for overseas)
http://www.nykcontainerline.com/ (for Japanese)
March 2015
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