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PDF計画本文
第1章
1
計画策定の目的・趣旨
1
障害者自立支援法制定の背景
基本的事項
障害保健福祉施策は,平成15年度からノーマライゼーションの理念に基づいて導入された支
援費制度により飛躍的に充実しましたが,
①障害種別(身体・知的・精神障害)ごとにサービスが提供され,施設・事業体系が複雑であ
ること。(なお,精神障害者は支援費制度の対象外である。)
②サービスの提供体制が不十分な自治体も多く,必要とする人々全てにサービスが行き届いて
いないこと。
③支援費制度における国と地方自治体の費用負担のルールでは,サービス利用のための財源を
確保することが困難であること。
以上のような課題が指摘されており,こうした制度上の課題を解決するとともに,障害者が利
用できるサービスを充実し,一層の促進を図るために,平成17年10月に「障害者自立支援法」
が制定されました。
この「障害者自立支援法」においては,
「障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現」や「障
害者の自立・共生の社会の実現」を目指して,
(1)障害者施策の3障害一元化
障害種別(身体・知的・精神障害)にかかわらず,障害者が必要とするサービスを利用で
きるよう,サービスを利用するための仕組みを一元化し,制度格差を解消する。また,市町
村が責任をもって一元的にサービスを提供することとし,県は発達障害者,高次脳機能障害
者等に対する専門性の高い支援や広域的な事業(相談支援体制の整備,精神障害者の退院促
進等)を市町村との連携により実施する。
(2)利用者本位のサービス体系に再編
33種類に分かれていた施設体系を6つの事業に再編し,併せて「地域生活支援」や「就
労支援」のための事業や重度障害者を対象としたサービスを創設する。
(3)就労支援の抜本的強化
障害者の地域生活への移行を促進するために,新たな就労支援事業を創設するとともに,
雇用施策との連携を強化する。
(4)支給決定の透明化・明確化
支援の必要度に関する客観的な尺度となる「障害程度区分」を導入するとともに,市町村
審査会での意見聴取等により,支給決定のプロセスを透明化する。
- 1 -
(5)安定的な財源の確保
新たな制度の安定・維持のために,サービスを利用する人々も,利用量と所得に応じた費
用を負担するとともに,国と地方公共団体が責任を持って費用負担を行うことをルール化す
ることにより財源を確保し,制度を社会全体で支える仕組みとする。
以上のように制度を改正するとともに,障害福祉サービス,相談支援及び地域生活支援事業の
提供体制の整備・確保が計画的に図られるように,市町村及び都道府県において「障害福祉計画」
を作成することが義務づけられました。
2
障害者自立支援法の一部改正
障害者自立支援法は,施行後に多くの課題を抱えることとなったため,国において制度の谷間
のない支援の提供や,個々のニーズに基づいた支援を整備する新たな法律「障害者総合福祉法(仮
称)」の制定が検討されています。
それに先立ち,平成22年に障害者自立支援法が一部改正され,
(1)利用者負担の見直し
応能負担を原則とするとともに,障害福祉サービスと補装具の利用者負担を合算し負担を
軽減する。
(2)障害者の範囲の見直し
発達障害が対象となることを明確化する。
(3)相談支援の充実
相談支援体制の強化や支給決定プロセスの見直し等を実施する。
(4)障害児支援の強化
障害児施設の一元化等により,身近な地域での支援を充実する。
(5)地域における自立した生活のための支援の充実
グループホーム・ケアホーム利用の際の助成や,重度の視覚障害者の移動を支援するサー
ビスの創設
等,障害者の地域生活を支援するために必要な制度が整備されました。
- 2 -
3
障害福祉計画の策定
「徳島県障害福祉計画」は,障害者が自立した日常生活や社会生活を営むことができることを
目的に,障害福祉サービス等の必要量を的確に見込むとともに,障害福祉サービス,相談支援及
び地域生活支援事業等を円滑に実施し,その提供体制を計画的に確保・整備するために策定しま
す。
「徳島県障害福祉計画」におけるサービス必要量の見込みについては,サービスの提供主体で
ある市町村が,それぞれの地域においてアンケート調査やヒアリング等を実施し,障害者の実情
やニーズを的確に把握するとともに,地域の社会資源や実情を勘案した上で策定した「市町村障
害福祉計画」を尊重したものです。
また,
「徳島県障害福祉計画」は,障害者基本法に基づき障害者施策の総合的かつ計画的な推進
を図るための計画である「障害者計画(徳島県障害者施策基本計画)」の中の「生活支援」におけ
る「障害福祉サービス等」に関する実施計画として位置付けられるものです。
そのため,両計画は調和の保たれた計画である必要があり,
「徳島県障害福祉計画」の推進に当
たっては,障害者施策を総合的かつ計画的に推進するための「障害者計画(徳島県障害者施策基
本計画)」と一体的に取り組むものです。
「障害者計画」と「障害福祉計画」の関係イメージ図
障 害 者 計 画
障害福祉計画
第1章 「総論」
・基本的理念
・基本的考え方
・計画の推進,計画期間
等
第2章 「各論」
1 啓発・広報
2 教育・育成
3 雇用・就労
第1章 「基本的事項」
・趣旨,基本理念,計画期間
等
第2章 「目標値の設定」
・地域生活への移行
・一般就労への移行
等
第3章 「障害福祉サービス・相談支援」
・訪問系サービス
4
情報・コミュニケーション
・日中活動系サービス
5
保健・医療
6
生活支援
・居住系サービス
・相談支援
7
8
ユニバーサルな生活環境
スポーツ・レクリエーション及び文化
第4章 「相談支援体制」
・各機関の役割,連携イメージ
別冊「重点・主要施策の実施計画」
第5章 「地域生活支援事業」
・必須事業,任意事業
各論における施策ごとの
具体的取組事業
- 3 -
4
障害福祉サービスの体系
市
町
村
【
自
立
支
援
地
域
付
】
【 訓 練 等 給 付 】
・自立訓練(機能訓練・生活訓練)
・就労移行支援
・就労継続支援(A型・B型)
・共同生活援助(グループホーム)
【 介 護 給 付 】
・居宅介護(ホームヘルプ)
・重度訪問介護
・同行援護
・行動援護
・重度障害者等包括支援
・短期入所(ショートステイ)
・療養介護
・生活介護
・施設入所支援
・共同生活介護(ケアホーム)
【
給
【 計画相談支援給付 】
【 地域相談支援給付 】
【 自 立 支 援 医 療 】
(精神通院・育成医療は県)
【 補
生
活
【 必 須 事 業 】
・相談支援事業
・成年後見制度利用支援事業
・コミュニケーション支援事業
(手話通訳者・要約筆記者派遣等)
・日常生活用具給付等事業
・移動支援事業
・地域活動支援センター事業
支
援
事
業
装
具 】
】
【 任 意 事 業 】
・コミュニケーション支援事業
(手話通訳設置)
・その他事業
生活支援事業
社会参加促進事業
日中一時支援事業
等
※任意事業は市町村の創意工夫により実施される
ため,市町村ごとに実施事業は異なります。
支援
徳
島
県
【 必 須 事 業 】
・専門性の高い相談支援事業
発達障害者支援センター運営事業
障害者就業・生活支援センター事業
高次脳機能障害支援普及事業
・広域的な支援事業
県相談支援体制整備事業
・地域活動支援センター事業
【 任 意 事 業 】
・サービス・相談支援者,指導者育成
事業
・その他事業
生活訓練等事業
情報支援等事業
社会参加促進事業
等
- 4 -
5
障害福祉サービスの内容
訪 問 系 サ ー ビ ス
○居宅介護(ホームヘルプ)
在宅障害者の居宅にて,入浴,排泄,食事の介護等を行います。
○重度訪問介護
重度の肢体不自由者で常に介護を必要とする障害者に,居宅で,入浴,排泄,食事,家事(料
理,洗濯,掃除)生活に関する相談・助言,外出時における移動支援等を総合的に提供します。
○同行援護
視覚障害により,移動に著しい困難を有する障害者等につき,外出時において,当該障害者等
に同行し,移動に必要な情報を提供するとともに,移動の援護その他の便宜を提供します。
○行動援護
知的障害又は精神障害により,行動上著しい困難を有する障害者に,行動する際に生じる危険
を回避するために必要な援護,外出時における移動中の介護,移動する際の必要な援助を行いま
す。
○重度障害者等包括支援
意志疎通に著しい支障があり,寝たきりの状態や行動上著しい困難を有する等,介護の必要性
が非常に高い障害者に,居宅介護や行動援護等複数のサービスを組み合わせて包括的な支援を行
います。
日中活動系サービス
○生活介護
常に介護を必要とする障害者に,昼間の食事,入浴,排泄等の日常生活上の介護を提供すると
ともに,身体能力・日常生活能力の維持向上を目指した生産活動や創作活動の機会も提供します。
○自立訓練(機能訓練)
身体障害者の機能回復のための理学療法・作業療法等,リハビリテーションや日常生活上の相
談支援を行います。
○自立訓練(生活訓練)
知的障害者,精神障害者の食事や家事等の日常生活を向上するための支援や日常生活上の相談
支援,就労移行支援事業所等のサービス機関との連絡調整等の支援を行います。
- 5 -
○就労移行支援
一般企業等への就労を希望する障害者に,就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練,
事業所内や企業においての作業や実習を行うとともに,個々の適正に合った職場を探し,就労後
の職場定着のための支援を行います。
○就労継続支援(A型)
事業所内において,雇用契約に基づいて就労の機会を提供するとともに,一般就労に必要な知
識や能力が高まった者について,一般就労移行への支援を行います。
○就労継続支援(B型)
事業所内において,就労や生産活動の機会を提供(雇用契約は締結しない)するとともに,一
般就労に必要な知識,能力が高まった者について,一般就労移行への支援を行います。
○療養介護
病院等において,医療及び常に介護を必要とする障害者に,医学的管理下のもと食事や入浴等
の介護を提供します。また,レクリエーション活動等の社会参加活動を実施するとともに,身体
能力・日常生活能力の維持向上を目指した「声かけ」,「聞き取り」等のコミュニケーション支援
等も行います。
○短期入所(ショートステイ)
在宅障害者の家族等,自宅で介護する人が病気等により介護することができない場合等に,施
設へ短期間(夜間も含む)入所し,施設にて入浴,排泄,食事等の介護等を行います。
居 住 系 サ ー ビ ス
○共同生活援助(グループホーム)
夜間や休日において,共同生活を行う住居で,相談や家事等の日常生活上の支援を行います。
○共同生活介護(ケアホーム)
夜間や休日において,共同生活を行う住居で,入浴,排泄,食事等の介護等を行います。
○施設入所支援
施設に入所する障害者に,夜間や休日において,入浴,排泄,食事等の介護等を行います。
- 6 -
6
施設・事業体系の再編
【 今までの施設・事業体系 】
重 症 心 身 障 害 児 施 設
(
年
齢
超
過
児
)
小 規 模 通 所 授 産 施 設
( 身 体 ・ 知 的 ・ 精 神 )
福祉工場(身体・知的・精神)
進行性筋萎縮症療養等給付事業
精 神 障 害 者 生 活 訓 練 施 設
身 体 障 害 者 療 護 施 設
更 生 施 設 ( 身 体 ・ 知 的 )
精神障害者地域生活支援センター
( デ イ サ ー ビ ス 部 分 )
授産施設(身体・知的・精神)
障 害 者 デ イ サ ー ビ ス
平成24年度から
新体系へ移行
【日中活動(昼の部)】
【居住支援(夜の部)】
以下から一つ又は複数の事業を選択
【 施設への入所 】
【 自立支援給付 】
介護給付
(7)施設入所支援
(1)療養介護
(2)生活介護
又は
【 居住支援サービス 】
訓練等給付
(3)自立訓練(機能・生活)
(4)就労移行支援
(5)就労継続支援(A・B型)
(8)共同生活援助
(グループホーム)
(9)共同生活介護
(ケアホーム)
【 地域生活支援事業 】
(10)福祉ホーム
(6)地域活動支援センター
- 7 -
7
障害福祉サービスの利用手続
相談・申込み(市町村・相談支援事業者)
利
用
訓練等給付を希望
申
請
介護給付を希望
○県が実施する研修を修了した認定調
査員が,障害者の心身の状況を判定
するため,公平公正で客観的かつ正
確に106項目の調査を行います。
○その調査結果を基に,コンピュータ
ーによる一次判定がなされます。
障害程度区分の一時判定( 市 町 村 )
障害程度区分の認定
( 市 町 村 )
二 次 判 定
(市町村審査会)
勘案事項調査(市町村)
・地域生活 ・就労 ・日中活動
・介護者
・居住
等
・サービス利用計画の意向聴取
・サービス利用計画案の作成(相談支援事業者)
暫定支給決定
( 市 町 村 )
○審査会は,障害保健福祉に精通し,
中立公正な立場で審査が行える委員
で構成されます。
○二次判定では,コンピューターによ
る一次判定の結果に,
「医師意見書」・「特記事項」
の内容を加え,総合的に審査します。
○障害程度区分認定調査員,市町村審
査会委員については,
第5章「地域生活支援事業」の
「障害程度区分認定調査員等研修事
業」を参照してください。
○サービス利用計画案は,必要と認め
られる場合に作成し,これを勘案し
て支給決定を行います。
市 町 村 審 査 会 の
意
見
聴
取
訓練・就労の評価項目
個別の支援計画
市町村が策定している支給決定基準と
乖離する支給決定をしようとする場合
支
給
決
は,審査会に意見を聴くことができる
定
とされています。
- 8 -
2
1
計画の基本理念
自己決定と自己選択の尊重
全ての人々が障害の有無にかかわらず,等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人とし
て尊重され,障害の種別,程度を問わず,障害者が自らその居住する場所を選択し,その必要と
する障害福祉サービス等の支援を受けつつ,障害者の自立と社会参加の実現を目指します。
2
サービス基盤の障害種別間格差・地域間格差の解消
障害種別間格差の解消を目指すとともに,障害者が,どこの地域に暮らしてもその必要とする
障害福祉サービスや地域生活支援事業等による支援が受けられるよう,市町村と連携して計画的
なサービス基盤の整備を図り,地域間格差の解消を目指します。
3
障害福祉サービスの提供体制の確保
(1)障害者が必要とする訪問系サービス・日中活動系サービスの支援が受けられるよう,サー
ビスの提供体制の確保を目指します。
(2)グループホーム,ケアホーム,訓練事業等の生活基盤の充実により,施設入所・入院から
地域生活への移行を目指します。
(3)就労支援関係事業の推進により,障害者の雇用の場の拡大を図るとともに,施設から一般
就労への移行を目指します。
(4)地域の実情に即した適切なサービス提供体制を構築するために,NPO法人,地域活動団
体,ボランティア活動団体等と連携・協力を図りながら,地域の社会資源を最大限活用し
て,障害者の生活を地域全体で支える基盤の構築を目指します。
4
相談支援の提供体制の確保
障害者が,地域において自立した日常生活及び社会生活を営むためには,地域の実情に応じ,
障害に応じた適切な相談支援が行える体制の整備を目指すとともに,相談支援事業を効果的に実
施するため,事業者,福祉,雇用,教育,医療等の関係機関からなる県自立支援協議会において,
地域(市町村)自立支援協議会の運営等を支援する体制の整備を推進します。
- 9 -
3
計画の性格
1
この計画は,「障害者自立支援法」第89条第1項の規定に基づく計画です。
2
この計画は,障害者基本法第11条に規定する「都道府県障害者計画(徳島県障害者施策基
本計画)」,社会福祉法第108条に規定する「都道府県地域福祉支援計画(徳島県地域福祉
支援計画)」,医療法第30条の4第1項に規定する「医療計画(徳島県保健医療計画)」及び
その他の法律の規定による計画であって障害者の福祉に関する事項を定めるものと調和を保
つものとされた計画です。
3
この計画は,
「市町村障害福祉計画」の方針を尊重しつつ,市町村の行う事業が適正かつ円滑
に実施され,地域の実情に即した障害福祉サービス等が提供されるよう,市町村との密接な
連携のもとに広域的な調整を図りながら,
「市町村障害福祉計画」の達成に資するためのもの
です。
4
障害者の概念
本計画における障害者とは,
「徳島県障害者施策基本計画」に定める「障害者の概念」とします。
- 10 -
5
区域の設定
本計画において数値目標を掲げる指定障害福祉サービス,指定相談支援及び地域生活支援事業
の提供体制を計画的に整備する区域は,
「徳島県障害者施策基本計画」に定める「障害保健福祉圏
域」とします。
○東部圏域
東部第1サブ圏域:徳島市
勝浦町
上勝町 佐那河内村
鳴門市 松茂町 北島町 藍住町
東部第2サブ圏域:吉野川市 阿波市
○南部圏域
南部第1サブ圏域:小松島市 阿南市 那賀町
南部第2サブ圏域:牟岐町 美波町 海陽町
○西部圏域
西部第1サブ圏域:美馬市
西部第2サブ圏域:三好市
つるぎ町
東みよし町
- 11 -
石井町
板野町
神山町
上板町
◆ 徳島県の地図と各障害保健福祉圏域
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
徳島県全域
人口(平成22年国勢調査より)
15 歳未満
15~64 歳
65 歳以上
合
計
68,835
(71.3%)
18,486
337,359
135,589
541,783
(71.5%)
86,162
(64.6%)
43,999
(69.6%)
148,647
(19.1%)
9,275
(9.6%)
(18.3%)
48,267
(10.2%)
(21.0%)
30,338
(14.5%)
(19.1%)
87,880
(11.3%)
96,596
471,788
209,926
778,310
※年齢不詳を除く人口です。(年齢不詳も含めた徳島県の全人口は,785,491人)
※(
)の数値は徳島県全域に対する割合です。端数処理を施しているため,割合の合計が
100%にならない場合があります。
- 12 -
6
1
計画の期間・見直し時期
計画の期間
本計画の期間は,平成24年度から平成26年度までの3年間とします。
2
計画の見直し時期
本計画の進捗状況,施設の新体系サービスへの移行状況,社会情勢の変化等を踏まえて,平成
26年度末までに見直しを行い,
「徳島県障害福祉計画(第4期)(仮称)」を策定することとしま
す。
◆「障害福祉計画」の計画期間イメージ図
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
徳島県障害福祉計画(第3期)
◆
平成28年度
平成29年度
徳島県障害福祉計画(第4期)(仮称)
(平成24年度~平成26年度)
徳島県障害者施策基本計画(障害者計画)
(平成24年度~平成29年度)
7
計画の達成状況の点検・評価
本計画は,各年度ごとに,各障害福祉サービスの利用状況,見込量の達成状況及び障害福祉サ
ービス提供体制の整備状況について,徳島県障害者施策推進協議会において点検・評価を行い,
その結果に基づき,本計画の推進に必要な対策を講じるものとします。
- 13 -
第2章
1
1
目標値の設定
施設入所・入院から地域生活への移行
福祉施設入所者の地域生活への移行
(1)取組の方針
福祉施設に入所している障害者が,自立訓練事業等の日中活動事業を利用することにより,生
活の拠点を家庭やグループホーム,ケアホーム,福祉ホーム,公営住宅等の一般住宅等へ移行す
ることができるよう,障害福祉サービスの提供基盤の整備を推進し,福祉施設入所者の地域生活・
家庭生活への移行を促進します。
(2)目標値の設定
(ア)平成26年度末における地域生活への移行
【国の目標】福祉施設の入所者数の3割以上が地域生活へ移行することを目指す。
【県の目標】平成17年10月1日時点の福祉施設入所者数1,583人のうち,462人
(29.2%)が地域生活へ移行することを目指す。
(イ)平成26年度末における施設入所者の削減
【国の目標】福祉施設の入所者数の1割以上を削減することを目指す。
【県の目標】平成17年10月1日時点の福祉施設入所者数1,583人のうち,177人
(11.2%)を削減することを目指す。
「地域生活への移行者数」と「施設入所者の削減数」との差285人は,新規施設入所者(自然
増)を示します。
項
目
(A)施設入所者数
東部圏域
南部圏域
西部圏域
県全体
912 人
360 人
311 人
1,583 人
(B)平成26年度末の入所者数
838 人
276 人
292 人
1,406 人
(C)地域生活への移行者数
※移行割合(C)/(A)
306 人
114 人
42 人
462 人
33.6 %
31.7 %
13.5 %
29.2 %
74 人
8.1 %
84 人
23.3 %
19 人
6.1 %
177 人
11.2 %
(平成17年10月1日時点)
(D)施設入所者の削減数(A)-(B)
※削減割合(C)/(D)
- 14 -
2
入院中の精神障害者の地域生活への移行
(1)取組の方針
入院中の精神障害者の退院・地域移行を促進し,社会的入院の解消を進めていくため,グルー
プホーム・ケアホーム,訪問系サービス,日中活動系サービス等,退院後の生活を支える体制整
備を推進するとともに,高齢入院患者地域支援事業及び市町村の地域相談支援(地域移行支援・
地域定着支援)等を活用して退院に向けた支援・地域定着のための支援を推進します。
(2)目標値の設定
(ア)1年未満入院者の平均退院率
【国の目標】平成26年度における平均退院率を76%とする。
【県の目標】国と同じ
(イ)5年以上かつ65歳以上の退院者数
【国の目標】平成26年度における,5年以上かつ65歳以上の退院者数を,直近の状況よりも
20%以上増加させる。
【県の目標】国と同じ
項
目
東部圏域
南部圏域
西部圏域
県全体
(A)1年未満入院者の平均退院率
【参考】(平成20年6月30日調査)
73.1 %
76.9 %
71.7 %
73.1 %
(B)平成26年度末における
1年未満入院者の平均退院率
76.0 %
77.0 %
76.0 %
76.0 %
10 人
2 人
1 人
13 人
11 人
3 人
2 人
16 人
(C)直近の状況(平成23年10月1か月間)
5年以上かつ65歳以上の退院者数
(D)平成26年度(6月30日調査)における
5年以上かつ65歳以上の退院者数
※平均退院率:前年度のひと月ごとの入院患者数で,月ごとの退院患者数を除した割合。
※6月30日調査とは,厚生労働省が精神保健福祉施策推進の資料とするため,毎年6月30日
付けで実施している調査。調査内容は,在院患者・入退院・職員の状況等,多岐にわたる。
- 15 -
3
主な取組事例
(1)地域社会への理解の促進
●障害や障害者に対する正しい理解を促進するとともに,ノーマライゼーションの理念の一層
の普及を図ります。
●テレビ,新聞,広報紙,刊行物,ホームページ等各種メディアを活用した計画的かつ効果的
な啓発・広報活動を実施します。
●「障害者週間」(12月3日~9日),「知的障害福祉月間」(9月),「精神保健福祉普及運動
(10月任意の週)」を中心とした啓発・広報活動の一層の充実を図ります。
(2)相談・支援体制の充実
●障害者とその家族に対する相談支援の充実を図るため,障害者相談支援センター,精神保健
福祉センター,こども女性相談センター及び保健所等の専門機関としての機能を充実すると
ともに,各種相談事業を推進します。
●障害者が住み慣れた地域でともに暮らすことを支えるため,県自立支援協議会において,地
域における相談支援体制の整備を推進します。
●市町村が相談事業を単独で実施できない場合や広域での相談支援体制を整備する必要がある
場合は,相談支援に関するアドバイザーを配置し,支援内容や支援方法についてサポートし
ます。
●平成24年度から新しく創設された,地域相談支援(地域移行支援・地域定着支援)を活用
して,施設・精神科病院と連携しながら,地域移行支援及び地域移行後の地域定着支援の充
実を図ります。
(3)利用者保護支援体制の推進
●知的障害者や精神障害者が地域で自立して生活できるようにするため,福祉サービスの利用
手続きや日常的金銭管理等に関する支援を行う「日常生活自立支援事業」の利用を促進しま
す。
●市町村地域生活支援事業の成年後見制度利用支援事業の利用促進を図ります。
(4)基盤整備の促進
●家庭事情や住宅事情等の理由による日常生活の援助を行うため,また,地域生活を希望する
施設入所者や精神科病院入院者の地域での自立生活を支援するため,各種障害福祉サービス
提供体制の整備を促進します。
- 16 -
●地域で生活する障害者のニーズにきめ細やかに対応するために,圏域単位を標準としたサー
ビス調整(利用者数,利用量等)を図るとともに,地域の資源や実情を踏まえ,サービス提
供体制が不足している圏域を中心に事業所の新規参入を促進します。
(5)地域体制の整備及び研修会等の開催
●精神障害者の地域移行及び地域定着が円滑に進められるよう,医療機関,関係施設,市町村,
福祉事務所,保健所等の関係部署が連携して,支援のネットワークを推進します。地域移行
に関しては,地域の理解及び関係者の理解が進むよう研修会,事例検討会等を実施します。
- 17 -
2
1
福祉施設の利用者の一般就労への移行
福祉施設の利用者の一般就労への移行
(1)取組の方針
障害者の就労拡大を目指し,労働関係部局,福祉施設,特別支援学校,企業等の経営者団体等
との連携を図り,障害特性に応じ,障害保健福祉施策と労働施策の双方から重層的な取組を推進
することにより,福祉施設から企業等への就職,在宅での就労及び自らの起業等の一般就労への
移行を促進するとともに,障害者の雇用の場の拡大を図ります。
(2)目標値の設定
(ア)平成26年度の年間一般就労への移行者数
【国の目標】平成17年度における一般就労への移行実績の4倍以上を目指す。
【県の目標】平成17年度における一般就労への移行実績62人の約2.3倍となる143人の
就労移行を目指す。
項
目
東部圏域
南部圏域
西部圏域
県全体
(A)平成17年度の年間一般就労移行者数
36 人
14 人
12 人
62 人
(B)平成26年度の年間一般就労移行者数
103 人
25 人
15 人
143 人
(C)公共職業安定所経由による
福祉施設利用者の就職者数
103 人
25 人
15 人
143 人
31 人
8 人
5 人
44 人
(E)障害者試行雇用事業(トライアル雇用)
の開始者数
52 人
13 人
8 人
73 人
(F)職場適応援助者(ジョブコーチ)
による支援の対象者数
49 人
13 人
11 人
73 人
(G)障害者就業・生活支援センター事業
の支援対象者数
103 人
25 人
15 人
143 人
(H)障害者就業・生活支援センターの設置
1 か所
1 か所
1 か所
3 か所
(D)障害者の態様に応じた
多様な委託訓練事業の受講者数
- 18 -
(イ)平成26年度における就労移行支援事業の利用者数
【国の目標】平成26年度における福祉施設利用者のうち2割以上の者が就労移行支援事業を利
用することを目指す。
【県の目標】平成26年度における福祉施設利用者数4,523人のうち247人(5.5%)
が就労移行支援事業を利用することを目指す。
項
目
東部圏域
南部圏域
西部圏域
県全体
(A)平成26年度の福祉施設利用者数
3,367 人
692 人
464 人
4,523 人
(B)平成26年度の就労移行支援事業
利用者数
144 人
56 人
47 人
247 人
4.3 %
8.1 %
10.1 %
5.5 %
(ウ)平成26年度における就労継続支援(A型)事業の利用者数
【国の目標】平成26年度における就労継続支援事業の利用者のうち3割以上の者が就労継続支
援(A型)事業を利用することを目指す。
【県の目標】平成26年度における就労継続支援事業の利用者数1,378人のうち,133人
(9.7%)が就労継続支援(A型)事業を利用することを目指す。
項
目
東部圏域
南部圏域
西部圏域
県全体
(A)平成26年度における就労継続支援
(A型+B型)事業利用者
1,000 人
240 人
138 人
1,378 人
(B)平成26年度における就労継続支援
102 人
31 人
0 人
133 人
10.2 %
13.0 %
0 %
9.7 %
(A型)事業利用者
- 19 -
2
主な取組事例
(1)障害者の一般就労や雇用支援策に関する理解の促進
●障害者の雇用を促進する企業,関係機関で構成するネットワークを構築します。
●交流会を開催し,障害者と企業との相互の理解を深めます。
●障害者雇用に顕著な実績をあげた企業(団体)に対して,知事表彰を行うとともに,シンボ
ルマークの使用による社会的貢献に対する顕彰を行います。
(2)雇用支援施策の活用による一般就労の促進
●労働局と連携し,障害者試行雇用事業(トライアル雇用)の推進により,事業主の障害者を
雇用するきっかけを作り,常用雇用移行の促進を図ります。
●障害者の態様に応じた多様な委託訓練事業により,障害者に対する雇用ニーズに対応した委
託訓練を実施し,就職に必要な知識,技能の習得の促進を図ります。
●障害者職業センターと連携し,実際の事業所において,職場適応援助者(ジョブコーチ)に
より,障害者及び事業主に対して,職場適応に関する支援を実施します。
●障害者就業・生活支援センター事業による,就業やそれに伴う日常生活の支援の必要な障害
者に対し,相談や職場・家庭訪問等による支援を実施し,職業生活における自立を支援しま
す。
(3)工賃アップの推進
●障害者が地域社会において自立し,いきいきとした生活が営めるよう,共同受注窓口を整備
し,授産製品のブランド化を進め,商品力の強化を図るとともに,各施設が協働した受注体
制,インターネットやイベント等での販売体制,PR戦略等を確立し,販路拡大を推進する
ことにより,就労支援事業所等における就労支援機能の充実を図り,利用者の工賃アップに
努めます。
(4)福祉施設への受注機会の拡大
●「とくしま・障害者「働きたい!」応援事業」として,県が率先して授産品を優先発注した
り,県民局等の県関係施設を授産品の対面販売の実習場所として活用することにより,授産
品の販路拡大と就労能力の向上が図れるよう支援します。
- 20 -
第3章
1
1
指定障害福祉サービス・指定相談支援
必要な量の見込み
必要な量の見込み方
「指定障害福祉サービス」及び「指定相談支援」の必要な量の見込みについては,県下24市町
村が,次に掲げる内容を勘案し,各地域の実情に応じて設定した見込量を集計した数値です。
・障害者等に対するアンケート調査等の結果
・市町村障害福祉計画策定委員会(障害者団体,事業者,福祉関係者,保健関係者,医療関係
者,教育関係者,就労関係者等で構成)等の意見
・障害福祉サービス利用者の伸び,サービスの利用状況
・障害福祉サービス事業者の移行計画
2
必要な量の見込みにおける注意事項
●訪問系サービス
訪問系サービスについては,居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護・重度障害者等包
括支援の5種類のサービスを一括して見込みます。
- 21 -
訪 問 系 サ ー ビ ス
(人)
2,500
412,162
圏域合計
(人日分)
450,000
400,000
370,166
334,813
2,000
350,000
296,098
272,915
1,500
300,000
233,941
250,000
1,000
1,587
1,363
1,816
1,636
1,443
200,000
2,032
150,000
100,000
500
50,000
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(時間分・・・1年間の総利用時間)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
単
位
人
時間分
人
時間分
人
時間分
人
時間分
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
1,068
1,243
998
1,153
1,295
1,475
176,848.5 207,742.5
208,596
239,677
267,959
303,151
175
208
291
310
332
353
29,446
34,848
49,677
52,674
56,175
59,508
120
136
154
173
189
204
27,646.5
30,324.5
37,825
42,462
46,032
49,503
1,363
1,587
1,443
1,636
1,816
2,032
233,941
272,915
296,098
334,813
370,166
412,162
- 22 -
日中活動系サービス
生
活
介
護
(人)
3,000
圏域合計
542,031
526,024
498,733
558,777
(人日分)
600,000
2,500
500,000
2,000
400,000
1,500
300,000
209,258
1,000
2,394
2,320
2,249
2,139
200,000
146,984
1,018
500
100,000
721
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
単
位
人
人日分
人
人日分
人
人日分
人
人日分
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
581
786
1,406
1,473
1,521
1,572
116,069
162,284
334,797
352,166
362,687
373,947
89
111
340
369
382
395
21,567
26,015
81,450
88,256
91,334
94,412
51
121
393
407
417
427
9,348
20,959
82,486
85,602
88,010
90,418
721
1,018
2,139
2,249
2,320
2,394
146,984
209,258
498,733
526,024
542,031
558,777
- 23 -
自立訓練(機能訓練)
(人)
60
(人日分)
7,000
圏域合計
5,996
6,000
50
5,162
4,706
4,519
5,000
40
4,000
3,477
30
48
3,000
48
45
20
43
42
2,000
825
10
1,000
25
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
人
1
16
19
14
11
12
人日分
67
2,239
4,332
3,151
2,508
2,695
人
3
2
3
3
3
3
人日分
273
142
342
342
342
342
人
21
30
26
28
28
28
人日分
485
1,096
1,322
1,669
1,669
1,669
人
25
48
48
45
42
43
人日分
825
3,477
5,996
5,162
4,519
4,706
単
位
- 24 -
自立訓練(生活訓練)
(人)
180
(人日分)
35,000
圏域合計
160
140
29,144
28,220
26,780
30,000
25,000
21,983
120
20,000
100
14,454
80
13,301
60
155
149
141
15,000
120
102
10,000
83
40
5,000
20
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
68
85
98
113
119
124
11,097
12,132
18,471
22,462
23,565
24,302
12
15
20
22
24
25
1,838
2,287
3,444
3,781
4,118
4,305
3
2
2
6
6
6
人日分
366
35
68
537
537
537
人
83
102
120
141
149
155
13,301
14,454
21,983
26,780
28,220
29,144
単
位
人
人日分
人
人日分
人
人日分
- 25 -
就 労 移 行 支 援
(人)
300
(人日分)
60,000
圏域合計
50,558
250
50,000
42,549
38,187
200
40,000
32,417
150
30,000
247
20,050
100
17,670
50
112
212
193
171
20,000
130
10,000
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
単
位
人
人日分
人
人日分
人
人日分
人
人日分
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
73
87
111
120
129
144
11,389
14,107
23,102
24,906
27,300
30,654
21
24
33
37
42
56
3,864
3,873
5,895
6,801
7,617
10,688
18
19
27
36
41
47
2,417
2,070
3,420
6,480
7,632
9,216
112
130
171
193
212
247
17,670
20,050
32,417
38,187
42,549
50,558
- 26 -
就労継続支援(A型)
(人)
140
(人日分)
30,000
28,065
圏域合計
120
23,800
25,000
20,347
100
20,000
16,198
80
15,000
133
60
112
9,201
8,556
95
40
10,000
77
54
60
H21
H22
5,000
20
0
0
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
53
58
65
77
88
102
8,550
8,983
14,122
17,213
19,648
22,655
人
1
2
12
18
24
31
人日分
6
218
2,076
3,134
4,152
5,410
人
0
0
0
0
0
0
人日分
0
0
0
0
0
0
人
54
60
77
95
112
133
8,556
9,201
16,198
20,347
23,800
28,065
単
位
人
人日分
人日分
- 27 -
就労継続支援(B型)
(人)
1,400
(人日分)
300,000
圏域合計
1,200
242,191
224,779
250,000
206,555
1,000
189,018
200,000
800
150,000
109,753
600
400
59,731
1,160
1,070
996
1,245
100,000
691
50,000
417
200
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
単
位
人
人日分
人
人日分
人
人日分
人
人日分
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
271
529
722
772
843
898
40,579
85,687
143,462
153,756
168,225
179,042
100
104
149
164
181
209
15,131
17,640
28,788
31,556
34,916
41,116
46
58
125
134
136
138
4,021
6,426
16,768
21,243
21,638
22,033
417
691
996
1,070
1,160
1,245
59,731
109,753
189,018
206,555
224,779
242,191
- 28 -
療
養
介
護
(人)
300
圏域合計
250
200
150
253
256
257
H24
H25
H26
100
50
36
35
37
H21
H22
H23
0
利用者数(人)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
東部圏域
人
23
22
20
141
142
142
南部圏域
人
8
8
9
65
66
66
西部圏域
人
5
5
8
47
48
49
圏域
人
36
35
37
253
256
257
計
- 29 -
短期入所(ショートステイ)
(人)
600
(人日分)
30,000
26,265
圏域合計
23,648
500
25,000
21,296
19,002
400
14,857
14,588
300
200
20,000
15,000
359
420
383
349
500
457
10,000
100
5,000
0
0
H21
H22
H23
H24
利用者数(人)
H25
H26
利用量(人日分)
○ 実績と今後の見込み
(人日分・・・1年間の総利用日数)
圏
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域
計
単
位
人
人日分
人
人日分
人
人日分
人
人日分
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
248
238
259
283
306
333
8,904
7,970
10,762
12,130
13,474
15,028
57
53
65
72
79
87
2,220
2,543
3,383
3,895
4,407
4,925
54
58
59
65
72
80
3,464
4,344
4,857
5,271
5,767
6,312
359
349
383
420
457
500
14,588
14,857
19,002
21,296
23,648
26,265
- 30 -
居 住 系 サ ー ビ ス
グループホーム・ケアホーム
(人)
700
圏域合計
600
500
400
300
528
634
574
458
200
390
335
100
0
H21
H22
H23
H24
H25
H26
利用者数(人)
○ 実績と今後の見込み
圏
域
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
東部圏域
人
158
196
225
262
289
317
南部圏域
人
53
57
86
101
116
144
西部圏域
人
124
137
147
165
169
173
圏域
人
335
390
458
528
574
634
計
- 31 -
施 設 入 所 支 援
(人)
1,600
圏域合計
1,400
1,200
1,000
800
1,463
1,452
1,433
1,406
H23
H24
H25
H26
600
400
625
424
200
0
H21
H22
利用者数(人)
○ 実績と今後の見込み
圏
域
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
東部圏域
人
312
433
889
877
859
838
南部圏域
人
74
105
278
279
279
276
西部圏域
人
38
87
296
296
295
292
圏域
人
424
625
1,463
1,452
1,433
1,406
計
- 32 -
相
談
支
計 画 相 談 支 援
援
(人)
14,000
圏域合計
12,000
10,000
8,000
6,000
11,966
4,000
6,567
2,000
0
2,946
16
26
39
H21
H22
H23
H24
H25
H26
利用者数(人)
○ 実績と今後の見込み
圏
域
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
東部圏域
人
12
23
31
2,200
5,077
8,749
南部圏域
人
1
0
0
385
840
1,714
西部圏域
人
3
3
8
361
650
1,503
圏域
人
16
26
39
2,946
6,567
11,966
計
- 33 -
地 域 移 行 支 援
(人)
500
圏域合計
450
400
350
300
250
445
200
150
284
100
142
50
0
H21
H22
H23
H24
H25
H26
利用者数(人)
○ 実績と今後の見込み
圏
域
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
東部圏域
人
116
244
388
南部圏域
人
12
22
35
西部圏域
人
14
18
22
圏域
人
142
284
445
計
- 34 -
地 域 定 着 支 援
(人)
200
圏域合計
180
160
140
120
100
183
80
123
60
40
62
20
0
H21
H22
H23
H24
H25
H26
利用者数(人)
○ 実績と今後の見込み
圏
域
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
東部圏域
人
43
88
133
南部圏域
人
4
11
20
西部圏域
人
15
24
30
圏域
人
62
123
183
計
- 35 -
2
1
見込量確保のための方策
訪問系サービス
福祉施設からの地域生活への移行,又は退院可能精神障害者の地域生活への移行等により訪問
系サービスの利用者の増加が見込まれるため,障害者がどこの地域に暮らしても,その必要とす
る訪問系サービスが利用できるように,介護保険の訪問介護サービス事業所等に障害者自立支援
法の周知を行い,積極的な参入を求めていくことで,サービス提供体制の充実を図ります。
2
日中活動系サービス
障害者が,自分らしく地域で生活を営むために,その必要な支援に応じて利用できる日中活動
系サービスの提供体制の確保を目指します。
●サービス提供体制の確保には,既存の障害関係施設や小規模作業所をはじめとし,NPO法
人,地域活動団体,遊休施設等,他の地域資源を有効に活用します。
●障害者の地域生活への移行に向けた各種の取組や多様なニーズに応じるため,その基礎的サ
ービスである生活介護や自立訓練のサービス提供体制の充実に努めます。
●就労を希望する障害者が働くことのできる環境を築くため,一般就労に向けた就労移行支援,
就労継続支援のサービス提供体制の充実に努めます。
3
居住系サービス
障害者が自らの暮らし方を選択し,地域で生活を続けるためには,安心して生活できる住居の
確保が重要となります。
特に,施設入所・入院から地域生活に移行する障害者のためには,暮らし方の選択肢として,
障害の程度に応じた支援が受けられるグループホームやケアホーム等の受け皿の整備が重要とな
ります。
そのため,公営住宅や民間アパート等の地域資源を活用し,居住系サービスの質・量の充実を
図ります。
4
相談支援
福祉サービスの支給決定を受けた方のうち,特に計画的な自立支援を必要とする方については,
サービス利用のあっせん・調整等を行うための給付決定(サービス利用計画作成費)が市町村に
より行われることから,市町村に対し,障害福祉サービスの内容を周知するとともに,サービス
利用のあっせん等を行う指定相談支援事業者の指定情報(事業所名,所在地,相談を受ける障害
の種類)をインターネット等で随時発信することにより,利用の促進に努めます。
- 36 -
3
1
計画的な基盤整備の方策
訪問系サービス
【現状と課題】
●障害者が,地域で安心し自立した暮らしを営むために,必要なサービスを受けられる仕組み
を構築するとともに,障害者自身が必要なサービスを選択し,決定することが重要です。こ
のため,障害者のニーズや地域の資源や実情を踏まえ,障害者の身近なところで,必要な訪
問系サービスの提供体制について,整備を図る必要があります。
●障害の重度化・重複化や障害者及び介護者の高齢化等により,障害者の福祉ニーズはますま
す多様化しており,生活水準の向上やライフスタイルの変化に伴って,新たなニーズが生じ
ています。これら多様なニーズに対応していくために,特に訪問系サービスにおいては,市
町村をはじめ福祉サービス提供事業者とも連携しながら,個々のニーズに対応できる居宅介
護等のサービスの提供に努めていく必要があります。
【今後の方策】
●地域における障害者のニーズに応じた一貫したきめ細かなサービスの提供を図るため,関係
機関との連携を強化し,在宅介護支援体制の確立に努めます。特に,障害者の地域生活を支
える基本事業である訪問系サービス事業者については,全ての市町村で事業を実施する事業
者を少なくとも1か所確保する等,更なる充実に努めます。
●同行援護従事者,行動援護従事者,ガイドヘルパーの研修の推進を図り,障害者の外出を支
援する体制の充実に努めます。
- 37 -
2
日中活動系サービス
【現状と課題】
●障害者が,地域で安心し自立した暮らしを営むために,必要なサービスを受けられる仕組み
を構築するとともに,障害者自身が必要なサービスを選択し決定できることが重要であるた
め,障害者のニーズ,地域の資源や実情を踏まえ,障害者が身近な地域で安心して暮らせる
よう各障害福祉圏域を標準としたサービス提供体制の確保を図ることが必要です。
【今後の方策】
●地域で生活する障害者のニーズにきめ細やかに対応するため,また,圏域単位を標準とした
サービス提供体制を確保するため,地域活動支援センター等の個別給付事業者への移行促進
やサービス供給量が不足している圏域を中心にサービス提供体制の整備促進に努めます。
- 38 -
【年次毎の事業所数の見通し】
生活介護
自立訓練(機能訓練)
24年度
25年度
26年度
東部圏域
29
29
29
東部圏域
1
1
1
南部圏域
10
10
12
南部圏域
0
0
1
西部圏域
7
7
7
西部圏域
0
0
1
46
46
48
圏域
1
1
3
圏
域
圏域
計
自立訓練(生活訓練)
圏
域
圏
域
24年度
計
25年度
26年度
就労移行支援
24年度
25年度
26年度
圏
域
24年度
25年度
26年度
東部圏域
15
15
15
東部圏域
17
17
17
南部圏域
3
3
3
南部圏域
3
4
5
西部圏域
0
0
1
西部圏域
2
2
4
18
18
19
22
23
26
圏域
計
就労継続支援(A型)
圏
域
圏域
計
就労継続支援(B型)
24年度
25年度
26年度
圏
域
24年度
25年度
26年度
東部圏域
5
6
6
東部圏域
36
36
36
南部圏域
1
1
2
南部圏域
6
6
9
西部圏域
0
0
1
西部圏域
3
3
4
圏域
6
7
9
圏域
45
45
49
計
療養介護
圏
計
短期入所(ショートステイ)
域
24年度
25年度
26年度
圏
域
24年度
25年度
26年度
東部圏域
2
2
2
東部圏域
23
23
23
南部圏域
1
1
1
南部圏域
8
8
8
西部圏域
0
0
0
西部圏域
9
9
9
圏域
3
3
3
圏域
40
40
40
計
- 39 -
計
3
居住系サービス
【現状と課題】
●障害者が地域生活に円滑に移行するためには,住まいの場となるグループホーム等の居住系
サービスを整備・充実することが重要です。特に,施設入所者や精神科病院入院患者が地域
生活へ円滑に移行するためには,公営住宅等の地域の資源や実情を踏まえ,障害保健福祉圏
域ごとに,計画的にグループホームやケアホーム等の整備を図る必要があります。
【今後の方策】
●家庭事情や住宅事情等の理由で日常生活の援助を必要とする方を支援するため,また,地域
生活を希望する施設入所者や精神科病院入院者の地域での自立生活を支援するため,各種法
人等が実施するグループホーム,ケアホーム等の整備を促進します。
●地域で生活する障害者のニーズにきめ細やかに対応するため,また,圏域単位を標準とした
サービス提供体制を確保するため,地域の資源や実情を踏まえ,公営住宅等のグループホー
ム等への活用を働きかけるとともに,グループホーム等についてサービス提供体制が不足し
ている圏域を中心に事業所の新規参入を促進します。
【年次毎の事業所(施設)数の見通し】
グループホーム・ケアホーム
圏
域
24年度
施設入所支援
25年度
26年度
圏
域
24年度
25年度
26年度
東部圏域
17
18
18
東部圏域
14
14
14
南部圏域
6
8
9
南部圏域
5
5
5
西部圏域
9
9
9
西部圏域
5
5
5
32
35
36
24
24
24
圏域
計
- 40 -
圏域
計
4
指定障害者支援施設の必要入所者定員総数
入所者定員総数
圏
域
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(新体系)
312 人
433 人
889 人
877 人
859 人
838 人
東部圏域 ( 旧 体 系 )
651 人
552 人
0人
0 人
0 人
0人
( 定 総総 数 )
963 人
985 人
889 人
877 人
859 人
838 人
(新体系)
74 人
105 人
278 人
279 人
279 人
276 人
南部圏域 ( 旧 体 系 )
276 人
242 人
0人
0人
0人
0人
( 定 総総 数 )
350 人
347 人
278 人
279 人
279 人
276 人
(新体系)
38 人
87 人
296 人
296 人
295 人
292 人
西部圏域 ( 旧 体 系 )
285 人
230 人
0人
0人
0人
0人
( 定 総総 数 )
323 人
317 人
296 人
296 人
295 人
292 人
(新体系)
424 人
625 人
1,463 人
1,452 人
1,433 人
1,406 人
圏域全体 ( 旧 体 系 )
1,212 人
1,024 人
0人
0人
0人
0人
( 定 総総 数 )
1,636 人
1,649 人
1,463 人
1,452 人
1,433 人
1,406 人
1「必要入所定員総数」とは,
・新体系サービスにおける「施設入所支援」の利用者数
・旧体系サービスにおける「入所施設」の利用者数
の総数です。
2「旧体系サービスの入所施設の利用者」
旧体系サービスにおける「入所施設」を利用している利用者は,利用している「入所施設」が
新体系サービスにおける「施設入所支援」の事業に移行しても,障害程度区分の認定にかかわら
ず,施設を利用することができます。
3「新体系サービスにおける施設入所支援」の利用については,
・50歳未満の方は,障害程度区分認定が,「区分4」以上
・50歳以上の方は,障害程度区分認定が,「区分3」以上
で利用できます。
- 41 -
5
1
指定障害福祉サービス等に従事する者の確保
及び資質の向上のために講ずる措置
障害福祉サービス
(1)訪問系サービス
障害者自立支援法の本格施行を踏まえ,同行援護等のスキルアップ研修が受講できる体制
の整備を図ります。また,適宜,研修会・講習会等を開催し,事業者の資質向上を図ります。
(2)日中活動系・居住系サービス
障害福祉サービス(日中活動系及び居住系)については,サービス提供に係る責任を明確
化するため,サービス事業所ごとに「サービス管理責任者」を配置することが定められてい
ます。
そのため,「サービス管理責任者研修」を開催し,サービスの質及びサービス従事者の資
質を向上するために必要な知識・技術を有する「サービス管理責任者」の養成を図ります。
(3)その他
施設サービス事業については,第三者機関が専門的かつ客観的な立場からサービスの質の
評価を行うとともに,利用者が適切にサービスの選択を行うための情報を提供することで,
事業運営における問題点の把握と改善に向けた取組を実施し,サービスの質の向上を図りま
す。
また,福祉サービスに関する苦情に対応し,事業運営の改善を促進するため,事業者が設
置している苦情解決体制や徳島県運営適正化委員会(県社会福祉協議会設置)の苦情解決制
度の周知を図り,円滑な利用を支援するとともに,事業運営における問題点の把握と改善に
向けた取組を実施し,サービスの質の向上を図ります。
2
相談支援
障害者本人の意向を最大限尊重しながら,一人一人に福祉・保健・医療・教育・就労等のサー
ビスを総合的に提供するケアマネジメントの手法をさらに普及させるため,「相談支援従事者研
修」を実施し,相談支援事業に従事する者のスキルアップや地域の相談支援体制の構築・支援等
について,中核的な役割を担う人材の育成を図ります。
3
障害者虐待防止
障害者虐待防止・権利擁護研修を実施し,障害者虐待の問題について障害福祉サービス事業所
等の従事者や管理者の理解を深めるとともに,市町村や相談支援事業所等の相談窓口職員の専門
性の強化を図ります。
また,県に障害者権利擁護センターを設置し,虐待の予防,虐待を受けた障害者の支援,市町
村に対する情報の提供及び助言その他必要な支援を行う等,連携・協力体制の整備を図ります。
- 42 -
第4章
1
相談支援体制
各機関の役割
● 自立支援協議会
・県域全体の相談支援体制の整備について,主導的役割を担います。
・県内の地域自立支援協議会(市町村)ごとの相談支援体制の整備を推進し,点検,評価,助
言等を行います。(事務局:障害福祉課・障害者相談支援センター)
● 東部保健福祉局・総合県民局
・身体・知的障害者福祉司(障害者相談支援センターとの兼務)が,専門的な知識及び技術を
必要とする相談に応じます。
・市町村が相談事業を単独で実施できない場合,又は広域で相談支援体制を整備する場合は,
支援の内容,支援の方法等についてサポートします。
● 保健所
・医師,保健師,嘱託精神科医等の専門スタッフにより,精神保健福祉相談,長期療養児療育
相談,障害児療育指導,難病患者療養相談等,広域調整や専門的・技術的な支援が必要な相
談に応じます。
● こども女性相談センター
・児童に関するあらゆる問題について,専門の職員が相談に応じ,必要な指導を行います。
・心身障害児については,適切な措置を図るために,医師や児童心理司等の専門家が,心理的
診断や判定を行うとともに,児童福祉施設への入所措置等を行います。
● 障害者相談支援センター
・身体・知的障害者福祉司(東部保健福祉局・総合県民局との兼務)が,専門的な知識及び技
術を必要とする相談に応じます。
・市町村が相談事業を単独で実施できない場合,又は広域で相談支援体制を整備する場合は,
支援の内容,支援の方法等についてサポートします。
・相談支援に従事する者の資質の向上を図るため,
「相談支援従事者研修」や「障害程度区分認
定調査員等研修」等を実施します。
● 障害者権利擁護センター
・障害者虐待の防止や養護者に対する支援について,情報の提供や広報・啓発活動等を実施し
ます。
・障害者虐待を受けた障害者に関する問題や,養護者に対する支援について,相談に応じたり,
関係機関への紹介等を実施します。
- 43 -
● 発達障害者総合支援センター
・発達障害の早期発見・早期支援を実施するため,幼児期から成人期までそれぞれのライフス
テージにおいて,相談支援,発達支援,就労支援,指導及び助言等の必要な支援を行います。
・発達障害に関する情報を提供するとともに,発達障害の正しい理解や支援方法を普及させる
ため,関係施設や関係機関の職員等に対する研修会等を開催します。
● 精神保健福祉センター
・精神科医,保健師,心理技術者が,ひきこもりや思春期問題,各種依存症等,複雑かつ困難
な精神保健福祉相談に応じます。
・保健所や市町村等が行う精神保健福祉業務が効果的に実施できるよう協力や支援を行うとと
もに,県下の精神保健福祉関係者に対して専門的研修等を実施します。
● 総合教育センター
・保護者や教職員を対象として,教育上の様々な悩みについての教育相談を行います。
● 特別支援学校
・幼稚園・小学校・中学校・高等学校等の要請に応じて,教育相談,特別支援教育に関する情
報提供等を行います。
●公共職業安定所(ハローワーク)
・専門の職員を配置し,個別の求人開拓,障害者トライアル雇用,公共職業訓練のあっせん及
びジョブコーチ支援等の各種支援策を活用し,効果的な職業相談・職業紹介を行います。
・地域の福祉施設,障害者就業・生活支援センター,医療機関,教育機関等の関係機関と連携
して,「障害者就労支援チーム」を編成し,就職準備から職場定着までの一連の就労支援を
行い,福祉から一般雇用への移行を促進します。
● 徳島障害者職業センター
・障害者に対して,就職に向けての相談や職業能力等の評価,職業準備性を高める支援,就職
後の職場適応のための支援等を行います。
・うつ病等により休職している方に対して,職場復帰支援を行います。
・事業主の方に対して,雇い入れや雇用管理に関する相談,支援を行います。
・支援機関の方に対して,就業支援に必要な基礎的な知識や技能を習得していただくための研
修等を行います。
● 障害者就業・生活支援センター
・職業的支援と生活的支援が必要な障害者を対象として,身近な地域において,関係機関と連
絡調整を図りながら,就業,日常生活,社会生活の相談・支援を一体的に行います。
- 44 -
2
相談支援体制(各機関の連携)イメージ図
助言・情報提供等
自
(
地 域 自 立 支 援 協 議 会
( 市 町 村 が 設 置 )
立 支 援 協 議
県
が
設
置
会
)
連 携
(事業委託)
連 携
(助言・情報提供)
・相談支援事業者
・地域活動支援センター
一般相談
相談窓口
【 市町村 】
・福祉事務所(市)
・障害福祉担当(町村)
障害者
障害児
等
ピアカウンセリング
法律等専門相談
【 県の機関 】
・総合県民局 福祉事務所
・保健所
・こども女性相談センター
・障害者相談支援センター
高度な ・発達障害者総合支援センター
専門相談 ・精神保健福祉センター
・総合教育センター
・特別支援学校
・障害者就業・生活支援センター
( 就 業 支 援 機 能 )
就労
相談
連 携
【 国等の機関 】
【 各種障害者団体 】
・身体障害者連合会
(事業委託)
(事業委託) ・手をつなぐ育成会
・ハローワーク
・精神障害者家族会
・徳島障害者職業センター
連合会
等
・障害者就業・生活支援センター
(助言・情報提供)
( 就 業 支 援 機 能 )
◆「自立支援協議会」と「地域自立支援協議会」の役割
広域的な支援
サービス事業所
学
行
政
当
事
者
校
機
県・自立支援協議会
相
相談支援体制の状況を把握
談
評価し,整備方針等を助言
【 地域自立支援協議会 】
支
中立・公平性を確保する観点から
援
相談支援事業の運営評価等を実施
事
関
業
者
保健・医療
就労関係機関
- 45 -
専門的職員
配
置
市
町
村
第5章
1
地域生活支援事業
専門性の高い事業(必須事業)
発達障害者支援センター運営事業
1
実施事業の内容
徳島県では,平成18年4月から「徳島県発達障害者支援センター」を運営し,発達障害者に
対する支援を行っています。同センターは,平成24年4月から小松島市の「発達障害者総合支
援ゾーン」に移転し,県内の発達障害者支援の総合窓口機関として機能の充実・強化を行ってい
ます。
同センターにおいて,発達障害を早期に発見し,早期に支援を実施するため,一人一人のニー
ズを尊重しながら,幼児期から成人期までそれぞれのライフステージにおいて,相談,指導及び
助言等の必要な支援を行うとともに,関係機関等との連携強化により,発達障害児(者)に対す
る総合的な支援体制の整備を推進します。
(1)相談支援
発達障害に関する各般の問題についての相談に応じ,それぞれの課題解決に向けた適切な
指導,助言を行うとともに,必要な情報の提供を行います。
(2)発達支援
発達支援に関する相談を実施し,発達支援や療育方法に関する適切な指導,助言,必要な
情報の提供を行うとともに,必要に応じて医学的な診断,心理的な判定を行います。
(3)就労支援
就労に関する相談に応じるとともに,必要に応じて徳島障害者職業センター等の労働関係
機関と連携を図りながら支援を行います。
(4)普及啓発・研修
発達障害に関する情報を提供するとともに,発達障害の正しい理解や支援方法を普及させ
るため,関係施設や関係機関の職員等に対する研修会等を開催します。
◆「発達障害」とは
自閉症,アスペルガー症候群,学習障害(LD),注意欠陥多動性障害(ADHD)等の
脳機能障害をいいます。
- 46 -
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
「発達障害者総合支援ゾーン」への移転に伴い,センターの大幅な機能強化を実施し,発達障
害者や保護者からの相談をセンターが一括して受け付ける「連携相談」
・
「連携診療」,県内の各地
域に出向いて相談を受け付ける「巡回相談」等を通じて,発達障害の早期発見や,発達障害者及
びその保護者の不安軽減に取り組みます。
また,発達障害者(児)に対する支援を実施するためには,乳幼児期から成人期までの一貫し
た総合的支援が必要であるため,医療,保健,福祉,教育,就労等の関係機関及び関係施設との
ネットワークを構築し,相談・支援体制基盤の確立を目指します。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実利用見込者数
365
228
380
720
780
830
単
位
見込量確保のための方策
徳島県内の各地域において,発達障害者(児)及びその保護者が当センターの機能を活用でき
るように,インターネット(ホームページ)を利用して発達障害に対する基礎知識,発達支援の
方法,利用可能な支援施設等の社会資源等の情報発信と普及啓発活動に努めるとともに,相談支
援,発達(療育)支援,就労支援については,当センターへの来所,県内各地への訪問,電子メ
ール等の対応を講じることにより,利用機会の確保に努めます。
- 47 -
障害者就業・生活支援センター運営事業
1
実施事業の内容
障害者の職業生活の自立と安定を図るため,雇用,保健,福祉,教育等の地域の関係機関の拠
点として障害者就業・生活支援センターを設置し,障害者の身近な地域において就業面及び生活
面における一体的な支援を行います。
また,センターにおいては,職業準備訓練や職場実習のあっせん,求職活動の支援,職場定着
支援,障害者の特性を踏まえた雇用管理の助言等の就業支援を行うとともに,生活習慣の形成や
健康及び金銭管理等の自己管理に係る助言,住居・年金・余暇活動等地域生活や生活設計に関す
る助言等の生活支援を一体的に行うことにより,障害者の就業生活における自立と安定を図りま
す。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
本県では,各圏域に1か所の体制が整備されています。圏域ごとの各センターにおいて,障害
者本人や職場からの日常生活・職業生活の相談・支援の充実を図り,障害者の就労の促進に努め
るとともに,就業生活における自立と安定を図ります。
3
圏
見込量
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実利用見込者数
345
396
420
450
480
510
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実利用見込者数
187
212
230
250
270
290
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実利用見込者数
303
323
340
360
380
400
実施見込箇所数
3
3
3
3
3
3
実利用見込者数
835
931
990
1,060
1,130
1,200
単
位
見込量確保のための方策
「徳島県障害者就業・生活支援センター事業」の周知を図るために,各センターが圏域内の施
設・特別支援学校や事業所を訪問するとともに,ハローワーク・地域障害者職業センター,特別
支援学校,事業主,施設,福祉事務所等とのネットワークの拠点として,連携・協力を促進しま
す。
- 48 -
高次脳機能障害支援普及事業
1
実施事業の内容
新たな課題である高次脳機能障害について,県民への正しい知識の普及啓発に努めるとともに,
保健・医療・福祉・就労・教育等関係者の相互連携による,専門的な相談支援の在り方や,地域
支援ネットワークの構築等について,研修会等を通して協議・検討を進める中で,高次脳機能障
害者の支援体制の整備に取り組みます。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
身近な保健所を中心に,地域住民及び市町村等関係者等を対象に「高次脳機能障害」について
の理解を深める研修会等を開催します。
また,精神保健福祉センターを中心として,関係機関等の支援者を対象に,専門的な研修会を
開催し,相談支援技術の向上と,関係機関相互の地域支援ネットワークに努め,高次脳機能障害
者に対する支援体制の整備に取り組みます。
3
圏
見込量
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
3
3
3
3
3
3
実利用見込者数
126
669
159
160
160
160
実施見込箇所数
2
2
2
2
2
2
実利用見込者数
118
103
50
50
50
50
実施見込箇所数
2
2
2
2
2
2
実利用見込者数
41
60
30
30
30
30
実施見込箇所数
7
7
7
7
7
7
実利用見込者数
285
832
239
240
240
240
単
位
見込量確保のための方策
保健所での一般研修会等の開催については,各保健所及び県広報等で広く周知を図るとともに,
専門研修会等の開催については,県精神保健福祉センターから適宜関係者へ連絡する等,周知に
努めます。
- 49 -
2
広域的な支援事業(必須事業)
県相談支援体制整備事業
Ⅰ
県相談支援体制整備事業
1
実施事業の内容
相談支援に関するアドバイザーを配置し,市町村に対して支援内容や支援方法についてサポー
トします。
(具体的業務内容)
・地域相談支援体制の整備についての指導・調整
・地域では対応困難な事例に係る助言等
・地域における専門的支援システム(権利擁護,就労支援等)の立ち上げ援助
・広域的課題,複数圏域にまたがる課題の解決に向けた体制整備への支援
・地域の社会資源の点検,開発に関する援助等
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
相談支援事業の専門知識を有する者が,アドバイザーとして,市町村に対し助言を行います。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
17
17
18
18
18
18
実アドバイザー
見
込
み
数
見込量確保のための方策
市町村の相談支援体制の状況把握に努め,地域の実情に応じた助言を行えるよう,アドバイザ
ーを配置します。
- 50 -
Ⅱ
県自立支援協議会
1
実施事業の内容
障害者等,とりわけ重度の障害者等が地域において自立した日常生活又は社会生活を営むため
には,障害福祉サービスの提供体制の確保とともに,これらのサービスの適切な利用を支える相
談支援体制の整備が不可欠です。
このため,地域の実情に応じ,適切な相談支援が実施できる体制の整備を図るとともに,相談
支援事業を適切かつ効果的に実施するため,事業者,雇用,教育,医療等関連する分野の関係者
からなる地域(市町村)自立支援協議会を設け,ネットワークの構築を図る必要があります。
県自立支援協議会は,県域全体の相談支援体制の整備に向け,主導的役割を担い,県内の地域
自立支援協議会(市町村)ごとの相談支援体制の整備を推進し,点検,評価,助言等を行います。
また,障害者に対する虐待防止に関して,迅速かつ適切な対応を図ることが求められており,
未然防止,早期発見・早期対応のための連携協力体制として,県自立支援協議会に部会を設置し,
虐待防止について検討するとともに,虐待の未然防止,早期発見・早期対応のための連携協力体
制として,地域自立支援協議会を活用することを検討します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
県自立支援協議会は,地域自立支援協議会ごとの相談支援体制の整備を推進するとともに,点
検,評価,助言等を行います。
(主な機能)
・県内の地域自立支援協議会(市町村)ごとの相談支援体制の整備を推進し,点検,評価,助言
・相談支援従事者研修の在り方を協議
・専門的分野における支援方策について情報や知見共有,普及・その他(権利擁護の普及,虐
待防止に関すること等)
・徳島県障害福祉計画作成に当たり,意見を述べる。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
単
位
実 施 の 有 無
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
有
有
有
有
有
有
見込量確保のための方策
県障害福祉課・障害者相談支援センター(更生相談所)を事務局として,本県における障害者
相談支援体制の整備を推進します。
- 51 -
Ⅲ
障害児等療育支援事業
1
実施事業の内容
在宅の重症心身障害児(者),知的障害児(者),身体障害児の地域における生活を支えるため,
身近な地域で療育指導等が受けられる療育機能の充実を図るとともに,これらを支援する各圏域
の療育機能との重層的な連携を図ります。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
単価契約方式により,障害者支援施設等に委託して実施します。
委託施設から提出された過去の実績等の情報を基に,それぞれの施設について利用見込数等を
計画し,委託契約を締結します。
当初契約から利用見込数等に変更が生じた場合は適宜,変更契約を締結します。
3
圏
見込量
域
東部圏域
南部圏域
西部圏域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
6
6
6
6
6
6
実利用見込者数
1,119
1,086
1,152
1,220
1,280
1,340
実施見込箇所数
4
4
4
4
4
4
実利用見込者数
825
1,038
1,187
1,300
1,400
1,500
実施見込箇所数
2
2
2
2
2
2
実利用見込者数
294
633
1,103
1,270
1,430
1,590
実施見込箇所数
12
12
12
12
12
12
実利用見込者数
2,238
2,977
3,442
3,790
4,110
4,430
単
位
見込量確保のための方策
障害児等が身近な地域で療育指導等が受けられるよう,各圏域において積極的に事業の周知を
図ります。
- 52 -
3
サービス・相談支援者,指導者育成事業(任意事業)
障害程度区分認定調査員等研修事業
1
実施事業の内容
(1)障害程度区分認定調査員研修
認定調査に従事する者が,障害程度区分認定における客観的かつ公平・公正な認定調査を
実施するために必要な知識,技能の習得及び向上を目的とした研修を,県障害者相談支援セ
ンターが実施します。
(2)市町村審査会委員研修
審査会委員及び審査会委員に委嘱されることが予定される者に対して,障害程度区分認定
における客観的かつ公平・公正な審査判定等を実施するために必要な知識,技能の習得及び
向上を目的とした研修を,県障害者相談支援センターが実施します。
(3)主治医研修
医師意見書を記載する医師を対象として,意見書の記載がより適切に行われることを目的
とした研修を,県精神保健福祉センターが実施します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
障害者自立支援法による審査及び判定等を円滑に実施及び運用を図ります。平成21年度及び
平成22年度はそれぞれ2回ずつ研修を実施しました。今後も引き続き必要数の確保を図ります。
また,障害程度区分の認定調査においては,106項目の調査項目のうち,判断に迷う調査項
目,見解の分かれる調査項目等,実際の認定調査における実例を集約・周知することにより,認
定調査員が均一的な判断基準で調査が実施できるように努めます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
2
2
3
3
3
3
実利用見込者数
60
62
65
65
65
65
単
位
見込量確保のための方策
実施時期や研修内容について積極的に市町村,事業所,関係機関へ周知します。
- 53 -
相談支援従事者研修事業
1
実施事業の内容
地域の障害者等の意向に基づく地域生活を実現するために必要な保健,医療,福祉,就労,教
育等のサービスの総合的かつ適切な利用支援等の援助技術を習得するための,また,困難事例に
対する支援方法について助言を行うための研修を実施します。さらに,日常の相談支援業務の検
証を行うことにより,相談支援に従事する者の資質の向上を図ります。
研修は,初任者研修と現任研修に分かれており,県障害者相談支援センターが実施します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
障害者や家族からの相談に応じ,障害者個々の心身の状況,サービス利用の意向,家族の状況
等を踏まえ,適切な支給決定が行われるようにするとともに,様々な種類のサービスを適切に組
み合わせ,計画的に利用できるための仕組みとして,
「ケアマネジメント」が制度化されています。
そのため,障害者等からの相談に応じる相談支援専門員は,現任研修を5年に1回以上受講する
ことが求められています。
平成24年度以降は,毎年110名程度の受講者で推移する見込みです。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実養成見込者数
117
129
140
110
110
110
単
位
見込量確保のための方策
実施時期や研修内容について積極的に市町村,事業所,関係機関へ周知します。
- 54 -
サービス管理責任者研修事業
1
実施事業の内容
障害者自立支援法の適切かつ円滑な運営に資するため,サービスの質の確保に必要な知識,技
能を有するサービス管理責任者の養成を図ります。
障害福祉サービス(日中活動系及び居住系)については,サービス提供に係る責任を明確化す
るため,事業所毎にサービス管理責任者を配置することが定められており,同責任者になるため
には「実務経験年数」と「サービス管理責任者研修受講」が必須要件となっています。
研修は,①介護,②地域生活(身体),③地域生活(知的・精神),④就労,⑤児童の5分野に
分かれており,原則として分野ごとに定められたのカリキュラムを受講することが必要です。
研修は県障害者相談支援センターが実施します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
サービス管理責任者は,
①標準的な支援モデルに基づく個別支援計画や評価のプロセスを策定した上で,利用者への
説明と同意が得られているかをチェックすること。
②利用契約内容を含めて,時間軸ごとに設定される様々な目標の達成状況を確認し,サービ
ス提供のプロセス全般において各サービス提供職員に対する指示・指導を行うこと。
等の役割を担っており,次のような業務を行います。
・利用者に対するアセスメントや個別支援計画の作成
・サービス提供内容の変更等のプロセス管理
・支援会議等の運営と関係機関との連絡調整
・サービス提供職員に対する技術的な指導や助言
・利用者からの苦情の相談
・管理者への支援状況報告等
平成24年度以降もこれまでと同じ,120名程度の受講者を見込んでいます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実養成見込者数
128
154
150
120
120
120
単
位
見込量確保のための方策
実施時期や研修内容について,ホームページや,県広報等を通じて,積極的に事業所,関係機
関,市町村へ周知します。
- 55 -
手話通訳者・要約筆記者養成研修事業
1
実施事業の内容
聴覚障害者及び音声・言語機能障害者の社会参加の促進を図るため,市町村事業において派遣
対象となる手話通訳者の養成研修を実施します。
養成研修は,基本・応用・実践の3課程から成り立っており,主な内容は次のとおりです。
○基本課程(35 時間)・・・身体障害者福祉概論,手話通訳の基本的知識
○応用課程(35 時間)・・・ことばの仕組み,手話実技
等
等
○実践課程(20 時間)・・・手話通訳の理念と仕事,手話通訳実習
等
上の3課程を修了またはこれと同程度の者が,県が毎年12月に開催する登録手話通訳者認定
試験の受験資格者となり,試験の合格者は,県に登録後,
「手話通訳者」として市町村における手
話通訳者派遣事業において活動します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
県立障害者交流プラザ視聴覚障害者支援センターにおいて,1年度内に基本・応用・実践のう
ち2課程を実施し,全課程を修了した者に対して,登録試験を行い,合格者を手話通訳者として
登録します。
派遣可能な手話通訳者の数が不足していることから,受講生の特性に応じた学習計画の作成及
び登録試験に対する学習時間を確保することで,合格者の増加を図り,登録後,すぐに派遣,手
話通訳業務が実施できるよう,養成カリキュラムの充実に努めます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実受講見込者数
22
18
20
20
20
20
単
位
見込量確保のための方策
本研修の受講対象者は,市町村実施の手話奉仕員養成講座の修了者またはこれと同程度の者と
なっていることから,募集の際には,ホームページや県広報等のほか,手話奉仕員養成講座修了
者等に対しても周知することで,受講者の確保に努めます。
5
要約筆記者の養成
要約筆記者は,平成23年度から制度化されたため,養成研修については今後の要約筆記奉仕
員から要約筆記者へのステップアップを図る補習講習の実施とあわせ,研修方法等の検討を行い,
継続的に養成を行う仕組みを確立していきます。
- 56 -
身体・知的障害者相談員研修事業
1
実施事業の内容
県が委託する身体障害者相談員及び知的障害者相談員が,地域において障害者の人権や財産に
関する侵害事例等の早期発見及び関係機関等への情報提供を行うことができるよう,また,日常
的相談援助活動をきめ細かく行うためのネットワークづくりを行い,相談員の相談対応能力の向
上と相談員間の連携が図られるような研修を実施します。
主な研修内容
① 人 権 関 係
②生活支援関係
障害者を巡る現状,障害者保健福祉行政の内容,相談事例の学習,
面接相談方法,人権問題への対処方法
福祉相談,健康相談,職業相談,教育相談,結婚相談,家事相談,育児相談,
その他日常生活上の相談
●徳島県内の相談員数(平成23年4月1日現在)
・身体障害者相談員数168名
2
・知的障害者相談員数63名
実施に関する考え方・必要な量の見込み
身体障害者相談員,知的障害者相談員とも各年度1回,全体研修を実施します。
3
見込量
①身体障害者相談員研修
圏
域
圏域全体
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実受講見込者数
101
122
160
160
160
160
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実受講見込者数
41
41
43
60
60
60
②知的障害者相談員研修
圏
域
圏域全体
4
単
位
見込量確保のための方策
人権侵害事例等が生じたときに速やかに対応できるよう,真に必要にして十分な相談支援技術
及び相談能力の向上を目指し,関係機関,関係団体等と十分な連携を図りながら,研修内容の充
実に努めます。
- 57 -
4
その他の事業(任意事業)
生
1
活
訓
練
等
事
業
実施事業の内容
障害者が日常生活あるいは社会生活に必要な知識・技術を習得することにより,地域の中で自
立した生活を送ることができるよう支援します。
県実施事業としては,オストメイトや音声機能障害者をはじめ,専門的生活訓練や指導を実施
します。
・オストメイト生活訓練
オストメイト(人工肛門,人工膀胱造設者)に対してストマ用装具や社会生活に関する講習・
指導を実施します。
・音声機能障害者生活訓練
疾病等により咽頭を摘出し音声機能を喪失した者に対し,発声訓練を行います。
・その他生活訓練事業
各障害の持つ専門的な分野について市町村事業では実施困難な生活訓練や指導を実施します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
日常生活上,必要な生活訓練・指導であることから,県立障害者交流プラザをはじめとした専
門的機関において事業を実施します。
また,より身近に生活訓練・指導を受けることができる市町村事業との連携強化に努めます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
8
8
8
8
8
8
実受講見込者数
1,936
2,889
2,500
2,500
2,500
2,500
単
位
見込量確保のための方策
障害者が抱える問題や要望を把握するためアンケートを実施し,これに基づき,障害者が自立
した日常生活を営むことができるような生活訓練・指導を実施していきます。また,疾病等に起
因する障害者に対しては,医療機関等においても事業内容の周知に努めます。
- 58 -
情
Ⅰ
手話通訳者設置事業
1
実施事業の内容
報
支
援
等
事
業
聴覚障害者等のコミュニケーションの円滑化を推進するため,手話通訳者を県の公的機関に設
置します。
具体的には,申請等で聴覚障害者等が来庁した際に,手続をスムーズに進めることができるよ
う通訳業務を行います。また,聴覚障害者等に対する相談指導を行ったり,県主催の各種講演会
及び研修会における手話通訳業務に携わります。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
県庁(障害福祉課)及び県立障害者交流プラザ(視聴覚障害者支援センター等)に3名を設置
し,聴覚障害者等の情報・コミュニケーション支援を実施します。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
3
3
3
3
3
3
実設置見込者数
見込量確保のための方策
公的機関における手話通訳者の設置は,聴覚障害者等に対する情報支援として欠かせないもの
であり,当該事業は,市町村においても実施することとなっていることから,未設置市町村に対
しては,引き続き手話通訳者の設置を働きかけていきます。
- 59 -
Ⅱ
字幕入り映像ライブラリー事業
1
実施事業の内容
映画やドラマ等に字幕や手話を挿入したビデオテープを制作し,聴覚障害者等に対して貸し出
すことにより,聴覚障害者等の文化向上を図ります。
・ビデオテープ等の制作
社会福祉法人聴力障害者情報文化センターが実施する「字幕ビデオライブラリー共同事業」に
基づき,各都道府県からの意見を聴取の上,制作する
・ビデオテープ等の貸出
県立障害者交流プラザ視聴覚障害者支援センター内のビデオライブラリーにおいて貸出しを行
う。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
引き続き「字幕ビデオライブラリー共同事業」により,貸出対象ビデオ等の充実を図るととも
に,今後は,県立障害者交流プラザ視聴覚障害者支援センター内のスタジオ等を活用した自主制
作ビデオ等を通して,聴覚障害者等に対し,地域に密着したオリジナル情報が提供できるような
体制づくりを進めていきます。
ビデオライブラリー貸出事業については,各市町村等に対し,幅広く周知を行うことにより,
利用促進に努めます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
延利用見込件数
877
734
800
800
800
800
単
位
見込量確保のための方策
ビデオライブラリー独自の希望番組調査を行うことで,今一番欲しい情報は何かを把握すると
ともに,貸出方法については,来館のみならずインターネットを使っての申込等,より多くの聴
覚障害者等が利用できるよう努めます。
- 60 -
Ⅲ
点字・声の広報等発行事業
1
実施事業の内容
視覚障害者に対し,県政の動きや暮らしに役立つ各種情報を点字及び録音版広報により提供し,
視覚障害者への情報提供と文化向上を図ります。
①点字版広報
・点字版「Our徳島」他(月1回発行)
・点字版「障害者(児)福祉のしおり」(年1回発行)
・カセットテープ・CDに次の内容を収録。(月1回発行)
②録音版広報
県政だより「Our徳島」等,県発行の広報,点字・録音図書の新刊情報,
視覚障害者関連事業等の紹介,生活情報等
それぞれ,県立障害者交流プラザ視聴覚障害者支援センターから希望する在宅視覚障害者に対
し発送します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
情報手段の発達とともに,在宅の視覚障害者もインターネット等で様々な情報を入手すること
ができるようになり,本事業の利用者については減少傾向にあるものの,依然として,情報利用
環境については地域格差があるため,全ての視覚障害者が生活に密着した情報を得られるよう,
引き続き点字・声の広報等の発行を実施します。
3
見込量
①点字版「Our徳島」
圏
域
圏域全体
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
発行見込部数
500
400
300
300
300
300
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
発行見込部数
550
550
550
550
550
550
単
位
②録音版広報
圏
域
圏域全体
4
単
位
見込量確保のための方策
今後とも,在宅視覚障害者のニーズを的確に把握するとともに,点字及び音声といった情報手
段を生かしての広報づくりに取り組み,幅広い情報提供が行えるよう努めます。
- 61 -
Ⅳ
点字即時情報ネットワーク事業
1
実施事業の内容
毎日の新聞情報や視覚障害者に係る各種の福祉情報等をインターネット又は録音物により提供
することにより,日常的な情報収集手段の限られている視覚障害者の教養・生活の向上を図りま
す。
・社会福祉法人日本盲人会連合が提供する毎日の新聞情報等(点字JBニュース)をインター
ネットを利用して受け取り,希望する視覚障害者にネット配信又は録音物により提供します。
・提供する情報は,点字JBニュースにより送られてくる情報のうち,障害者の関心の高い新
聞情報及び,日本盲人会連合が取材した障害者に関する情報とします。
提供方法
①インターネット配信による提供
受信した視覚障害者は,点字プリントや音声により情報を入手
②録音物による提供
受信した情報を,朗読奉仕員により録音物として作成し,希望する視覚障害者に送付
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
県内においても情報基盤の整備が進み,在宅の視覚障害者も様々な情報を容易に入手すること
ができるようになってきております。
その中でも,視覚障害者に関する情報に特化した本事業の需要は多いものと考えられることか
ら,アンケート等の実施により在宅視覚障害者のニーズを的確に把握するとともに,県内におけ
る視覚障害者に関する情報等,幅広い情報提供が行えるよう内容の充実に努めます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
単
位
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
1
1
1
1
1
1
3,345
3,068
3,500
3,500
4,000
4,000
実施見込箇所数
配信見込件数
見込量確保のための方策
在宅の視覚障害者に対して,県ホームページや広報等により事業の実施について幅広く周知す
るよう努めます。
- 62 -
社
会
Ⅰ
点訳・朗読奉仕員養成事業
1
実施事業の内容
参
加
促
進
事
業
視覚障害者の福祉に熱意を有する者に,点訳又は朗読に必要な技術等を取得するための指導を
行い,点訳奉仕員又は朗読奉仕員を養成します。点訳・朗読奉仕員とも,養成研修は,基礎・応
用の2コースから成り立っており,主な内容は次のとおりです。
①点訳奉仕員
②朗読奉仕員
・基本コース…点字図書の知識,点字法の理論,点字の実技,国語の知識,
身体障害者福祉行政の概要,視覚障害者の読書環境と点訳奉仕
・応用コース…点訳図書の制作基準等
・基本コース…声の図書の知識,朗読の方法,録音の実技,国語の知識,
身体障害者福祉行政の概要,視覚障害者の読書環境と朗読奉仕
・応用コース…朗読図書の制作基準等
上の2コースを修了し,点訳奉仕員又は朗読奉仕員として登録した者が,県立障害者交流プラ
ザ視聴覚障害者支援センター内点字図書館の蔵書制作活動に協力します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
県立障害者交流プラザ視聴覚障害者支援センターにおいて,点訳・朗読ともに,各年度ごとに
基礎・応用の2コースを実施します。奉仕員登録後は,ただちに蔵書製作活動に協力できるよう,
養成カリキュラムの内容充実に努めます。
3
見込量
①点訳奉仕員養成
圏
域
圏域全体
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実養成見込者数
30
43
50
50
50
50
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
実養成見込者数
39
31
40
40
40
40
単
位
②朗読奉仕員養成
圏
域
圏域全体
4
単
位
見込量確保のための方策
募集の際には,ホームページや県広報等のほか,点訳・朗読サークル会員等に対しても周知す
ることで,受講者の確保に努めます。
- 63 -
Ⅰ
身体障害者補助犬育成事業
1
実施事業の内容
身体障害者の自立,社会参加の助けとなる身体障害者補助犬を育成し,必要とされる身体障害
者に貸与します。身体障害者補助犬とは,盲導犬,聴導犬,介助犬の3種類の総称です。
盲 導 犬
視覚障害者の安全な歩行をサポートします。
聴 導 犬
聴覚障害者に代わって音を聞き,それを知らせます。
介 助 犬
肢体不自由者の日常生活動作をサポートします。
毎年度,身体障害者補助犬の貸与を希望する身体障害者の募集を行い,調査及び審査を経て,
盲導犬,聴導犬,介助犬のうちいずれか1頭の養成・貸与を行います。貸付の対象者は次のとお
りです。
2
盲 導 犬
視覚障害1級又はこれに準ずる視覚障害者
聴 導 犬
聴覚障害2級又はこれに準ずる聴覚障害者
介 助 犬
肢体障害1級若しくは2級又はこれに準ずる肢体障害者
実施に関する考え方・必要な量の見込み
毎年度,盲導犬,聴導犬,介助犬のうちいずれか1頭の養成・貸与を行うため,実施見込箇所
及び育成見込頭数とも横ばいに推移すると考えられます。
※徳島県における補助犬の稼働状況(平成23年12月現在)
盲導犬:6頭
3
圏
介助犬:1頭
見込量
域
圏域全体
4
聴導犬:1頭
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
0
1
1
1
1
1
実育成見込頭数
0
1
1
1
1
1
単
位
見込量確保のための方策
身体障害者補助犬は,身体障害者の自立と社会参加を促進するものであり,今後とも,補助犬
育成機関や各関係団体との連携強化に努めつつ,各種啓発・広報活動の機会を捉え,県民に対す
る身体障害者補助犬の周知になお一層取り組みます。
- 64 -
Ⅲ
障害者スポーツ大会開催事業
1
実施事業の内容
障害者スポーツ大会を開催することにより,障害者自身の健康増進,又は障害者同士の交流や
障害のない人々との交流を深め,障害者の自立と社会参加の促進を図ります。
・全国障害者スポーツ大会出場選手の選考を兼ねる圏域全体でのスポーツ大会を開催します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
スポーツは,障害者の自立と社会参加の促進のために有効な手段であること,また,競技性を
高めることで全国障害者スポーツ大会への参加意欲が増進する等,今後も更なる障害者スポーツ
の充実に努めます。
3
圏
見込量
域
圏域全体
4
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
延参加見込者数
587
629
633
650
650
650
単
位
見込量確保のための方策
スポーツ大会の競技種目や開催時期等について,県ホームページや広報誌等により幅広く広報
を行い,障害者の積極的な参加を促進します。
- 65 -
Ⅳ
その他社会参加促進事業
1
実施事業の内容
障害や障害者に対する県民の関心と理解を深めるため,様々な社会啓発推進活動を実施します。
①心の輪を広げる体験作文及び障害者週間のポスターの募集
内閣府及び都道府県が主催する「心の輪を広げる障害者理解促進事業」に基づき,小学生,中
学生,高校生及び一般市民を対象に障害福祉に関する体験作文及びポスターを募集します。
②目で見る精神保健展の開催
県民の精神保健に関する正しい理解を得るため,徳島県精神保健福祉協会に委託し,
「目で見る
精神保健展」を開催し,精神障害者の作品と精神保健福祉関係資料を展示して精神保健に関す
る知識の普及に努めます。
③障害者社会参加推進センター運営事業
障害者の生活・情報支援やスポーツ・レクリエーションをはじめとする社会参加事業が円滑に
実施できるよう,徳島県立障害者交流プラザ内に「徳島県障害者社会参加総合推進センター」
を設置,運営します。
2
実施に関する考え方・必要な量の見込み
①心の輪を広げる体験作文及び障害者週間のポスターの募集
学校等教育機関や各市町村等に対し,積極的に事業の周知に取り組み,応募者数の増加に努め
ます。
②目で見る精神保健展
引き続き開催し,より多くの県民に対して,幅広い精神障害者の理解と精神保健福祉の普及啓
発活動に努めます。
③その他,指定居宅介護事業者の情報提供をはじめとした社会参加促進事業を幅広く周知するた
め,障害者社会参加推進センターの機能充実に努めます。
- 66 -
3
見込量
①心の輪を広げる体験作文及び障害者週間のポスターの募集
圏
域
圏域全体
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
126
98
77
100
100
100
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
(実績)
(実績)
(見込)
(見込)
(見込)
(見込)
実施見込箇所数
1
1
1
1
1
1
延参加見込者数
1,025
2,856
1,200
1,200
1,200
1,200
単
位
延応募見込者数
②目で見る精神保健展
圏
域
圏域全体
4
単
位
見込量確保のための方策
ホームページや県広報をはじめとした広報媒体の活用により,幅広く事業の周知に取り組むと
ともに,アンケート結果等を踏まえ,参加者に受け入れやすい内容にする等,事業内容の充実に
努めます。
- 67 -
参
1
考
資
料
「市町村障害福祉計画」におけるサービス見込量等
【 参考資料1-1 】・・・平成26年度における目標値
【 参考資料1-2 】・・・訪問系サービス見込量
【 参考資料1-3 】・・・日中活動系サービス見込量
【 参考資料1-4 】・・・居住計サービス見込量
【 参考資料1-5 】・・・相談支援見込量
2
市町村が実施する地域生活支援事業
【 参考資料2-1 】・・・地域生活支援事業(必須事業)
【 参考資料2-2 】・・・地域生活支援事業(任意事業)
3
障害児支援について
【 参考資料3 】
4
障害者自立支援法第87条第1項の規定に基づく基本指針
【 参考資料4 】
5
徳島県障害者施策推進協議会委員名簿
【 参考資料5 】
- 68 -
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