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日常生活における身体活動の量および運動強度が 生活習慣病のリスク

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日常生活における身体活動の量および運動強度が 生活習慣病のリスク
四国大学紀要,
:
Bull. Shikoku Univ.
− ,
: −
,
日常生活における身体活動の量および運動強度が
生活習慣病のリスクファクターおよび医療費に及ぼす影響
岩藤のり子 )
Effects of the Amount and Intensity of Physical Activity during Daily Life on
Lifestyle−Related Disease Risk Factors and Medical Care Costs
Noriko IWAFUJI )
ABSTRACT
The aim of this study was to examine the effects of the amount and intensity of daily physical
activity of middle−aged and elderly persons on lifestyle−related disease risk factor and medical care
costs. Nineteen middle−aged and elderly volunteers( males and
females)and
young control
volunteers( males and females)
participated in the present study. The duration of physical activity
for the middle−aged and elderly subjects and for the young subjects was
± (mean±SD)and
±
minutes for the low intensity,
±
and
±
minutes for the moderate intensity, and
±
and ±
minutes for the high intensity physical activity, respectively. Thus, on average,
both groups met the recommended physical activity level for preventing the onset of lifestyle−related
disease, which is more than
minutes of daily physical activity of moderate intensity. As to the
relationship between the blood indices for health and the amount of physical activity measured by a
pedometer “Life−Coder”, the amount of physical activity positively correlated with the total energy
expenditure in the middle−aged and elderly subjects(r= . , p< . )
. In addition, the amount of
physical activity negatively correlated with the blood triglyceride concentration(r=− . , p<
. )
. These results suggest that increasing the amount of physical activity is effective for lowering
the blood triglyceride level through the increase in the total energy expenditure. Furthermore, the duration of low intensity physical activity negatively correlated with the cost of purchasing medicines
at the pharmacy(r=− . , p< . )
. This result suggests that even low intensity physical activity
may suppress the cost for purchasing medicines at the pharmacy when performed for long duration.
KEYWORDS : physical activity, lifestyle−related disease, middle age and elderly persons
Ⅰ.緒 言
た。健康づくりのために必要な身体活動の目標値と
して,年齢や性別に関係なく「中強度以上( METs
年の国民健康・栄養調査 )によると, ∼
以上)の身体活動を METs・時/週,運動量では
歳における生活習慣病該当者は約
万人,その予
メッツ・時/週」
ということが推奨されている )。
備軍は約
万人)と推定
また, METs・時/週に相当する簡易指標として
万人(合わせると約
されており,男性人口の 割,女性人口の 割に相
歩数で
∼
歩/日が示されている。身体活
当するといわれている。生活習慣病対策は,社会お
動を増すことが生活習慣病の予防になることは多く
よび国民一人一人が取り組まなければならない課題
の疫学研究で知られている。
徳島県は糖尿病死亡率が 年間全国の都道府県で
である。
年に
ワースト 位であること ),有病率も全国 位 )であ
厚生労働省より策定され,どのような運動をどれく
ることから,本研究の対象地域とした。徳島県の肥
らいしたら良いのかが具体的に提言されている 。
満率は男性 .%(全国平均 .%)
,女性 .%
さらに,
年 月からは,生活習慣病予防のため
(同 .%)と全国平均より高い )。また,徳島県
に特定健康診査・特定保健指導の実施が定められ
の県民 日当たりの歩数の平均は男性 , 歩,女
そこで,健康づくりのための運動基準が
)
― 1 ―
岩藤のり子
性 , 歩と,全国の男性 , 歩,女性 , 歩よ
な対策として,生活習慣を見直し,無理なく日常生
歩少ない 。そこで,県の取
活の中で保健行動を変容できるような方法の提示や
歩県民運動促進会が活動し
環境の整備が必要であろう。その第一歩として,
り,男女ともに約
り組みとしてプラス
)
ている )。
「日常生活における身体活動状況」を把握すること
体力や身体機能は, 歳代で最も高く,その後,
加齢に伴って低下する。また体力・身体機能は最大
が優先される。
日常生活における身体活動量を評価する方法とし
レベルのおよそ %以下になると自立した日常生活
ては,質問票 ) )によるものや歩数計・加速度計
が困難となり,要支援・要介護の状態になる。これ
によるもの,日誌法によるもの があるが,妥当性
を「ADL 不全閾値」と呼んでいる
。しかし何ら
))
∼ )
)
の高い方法として二重標識水法
があげられる。
∼ )
かのトレーニングを行うことで活動的余命の延長,
先行研究では,それら様々な評価法の組合せで身体
つまり健康寿命が延伸するといわれている。それゆ
活動量が評価されている ), )。本研究では,国際標
え高齢者の運動指導は, )自立して暮らすことが
準身体活動質問票(IPAQ : International Physical Ac-
できる状態をできる限り長く維持させること,およ
tivity Questionnaire)と加速度センサーを内蔵した
び )生活習慣病などの罹患や死亡の危険率を低下
多メモリー歩数計 Lifecorder EX(LC:スズケン社)
させること,を目的とするべきである。
を用いて日常の身体活動量を調査する。
年国民医療費は 兆
本研究の目的は,中高年者を対象に,日常生活に
億円を超え,うち生活習慣病に要した医療費は
おける身体活動の量および運動強度が,生活習慣病
億円と全体の約 分の を占めている )。
のリスクファクターおよび医療費にどのような影響
医療費の推移をみると,
兆
徳島県においては
億円で年々増加傾向にあり,
を及ぼすかを検証することである。本研究の仮説は
人当たりの医療費は全国第 位と高水準である。
「よく運動している人ほど生活習慣病のリスクファ
その背景には,糖尿病死亡率および有病率が全国
クターである BMI,空腹時血糖値,血清脂質値(総
位であることや高齢化率( .%,全国 位)も高
コレステロール値・トリグリセリド値)の数値が良
く,全国より早く高齢化が進展し,寝たきり老人の
好であり医療費が少ない」である。
増加による介護負担の増大が老人医療費を高騰させ
ていることが考えられる。生活習慣病が増えれば,
Ⅱ.研究方法
国民医療費も圧迫される。それゆえ,医療費の適正
.被験者
化は不可欠であり,その実現には,国民の健康への
関心を高め,生活習慣病を予防し,介護を回避でき
被験者は,中高年者 名(男性 名,女性 名,
る身体機能を維持するための啓発が必要となる。徳
年齢(平均値±標準偏差) ± )
,および若年者
島県においても医療費適正化計画が実施されてい
名(男性 名,女性 名,年齢 ± )
であった。
る。先行研究では,医療費が高額となる指標は血圧
.測定項目
だけではなく,BMI(体格指数:Body Mass Index)
,
)IPAQ は,平均的な 週間における高強度およ
空腹時血糖値,血清脂質値(総コレステロール値・
び中等度の身体活動を行う日数および時間を自記式
トリグリセライド値)が関係していて,すべてが正
で質問するものである。IPAQ は仕事中,移動中,
常な健常者より 倍以上の医療費が必要であること
家庭内,レジャータイムなどの生活場面別に質問す
が報告されている )。
る Long Version(LV 全 問)と,強度別のみにつ
これらの背景を踏まえれば,中高年者および高齢
いて質問する Short Version(SV 全 問)の 種類
者が健康で生き生きと生活していくためには,生活
がある。 つの質問票に関しての信頼性・妥当性の
習慣病の予防のみならず,介護の回避,医療費の適
評価がなされている )。本研究では SV の質問票を
正化が重要な課題であることが明白である。具体的
使用した。
― 2 ―
日常生活における身体活動の量および運動強度が生活習慣病のリスクファクターおよび医療費に及ぼす影響
IPAQ の SV を使用して,運動の高強度,中強度,
削除した。また,LC の強度と METs には有意な関
歩行,安静時の調査をし,強度別に時間を合計し,
連 が 認 め ら れ て お り(Mets= . x + . x+
日の消費エネルギーを算出した。 日の消費エネ
. ,x は LC の強度,r= . )),LC の 強 度
ルギーは,日常生活の中でどのように身体活動を行
∼ を低強度(< Mets)
,強度 ∼ を中強度(
っているかを調べる。なお身体活動とは,仕事での
∼ Mets)
,強度 ∼ を高強度(> Mets)とし,
活動,通勤や買い物などによるいろいろな場所への
それぞれの身体活動時間を求めた。
移動,家事や庭仕事,余暇時間の運動やレジャーな
)身体組成
ど,すべての身体的な活動を含んでいる。
身体組成は BMI を指標とした。BMI は体重(kg)
この IPAQ の METs については,村瀬ら により
)
/身長(m)の 乗で計算した。
要約された身体活動の強度を参考にした(表 )
。
)医療費の調査
質問で得られた各身体活動の強度(Mets)に時間
医療費の調査は,診療費,薬剤購入,サプリメン
(min)を乗じて合計することにより, 週間当た
トの つの項目に分け, 月から 月までの ヶ月
りの身体活動量(Mets.mins)を算出し, で除し
分について被験者にアンケート回答してもらった。
て 日の平均値を算出した。さらに,酸素摂取量
金額は,領収書の明細をもとに記入されたものと本
ml 当たりのエネルギー量は . kcal, METs は
人の記憶によって記入されたものであった。
)血中健康関連指標
.ml/kg/min として計算した。
消費エネルギー(kcal)=身体活動量(Mets.mins)
①空腹時血糖,②トリグリセリド,③総コレステ
× .(ml/kg/min)× . (kcal/ml)×体重(kg)
ロールの 項目について測定した。採血方法は,早
表
朝の空腹時に指先をアルコール綿で消毒後,細い針
IPAQ Short Version における活動強度
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で刺しガラス毛細管で採集した。採血後,遠心分離
機で 分間遠心し,血漿を採取した。血漿は分析ま
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㻤
㻠
㻡
㻟㻚㻟
㻞㻚㻡
で− ℃で凍結保存した。
.倫理的配慮
被験者には研究目的,協力していただく内容,研
究に協力することによる利益と不利益,個人情報の
)身体活動様式
保護,自由意思による参加等について,研究者が口
加速度センサー内蔵の歩数計ライフコーダー(LC
頭および書面を用いて説明し,その後研究への参加
スズケン社)を使用して,身体活動の強度(質)と
意思を確認した上で,文書による同意を得た。
時間(量)の測定をした。LC は垂直方向の加速度
.統計処理方法
を感知し,上下動の頻度,強度,パターンより歩数
測定値は,平均値±標準偏差(Mean±SD)で示し
と強度を算出する。さらに,体重を加味して消費エ
た。中高年者と若年者間の各測定項目の平均値の有
ネルギーに換算する。運動強度は ∼ に区分され
意差の検定には一元配置分散分析を行った。さら
ている。被験者には入浴と睡眠時間を除き起床から
に,年齢差および性差の各測定項目への関与を検討
就寝までベルトに遊びをもたせないように腰に LC
するため二元配置分散分析を行った。各項目間の相
を 日間装着してもらった。LC に記録されたデー
関の検定には Spearman の順位相関係数を算出した。
タは,データ転送装置を介してコンピューターに取
すべての統計解析は SPSS for Windows Ver. .を
り込み,解析プログラム(Excel マクロ)によって
使用した。統計学的な有意水準は %未満とした。
日ごとの総歩数,総消費量
(kcal)
,運動量
(kcal)
,
LC 強度別の身体活動時間を分析した。LC を装着
した日と回収した日,及び付け忘れた日のデータは
― 3 ―
岩藤のり子
Ⅲ.結 果
次に中高年者と若年者それぞれの男女差を比較し
たが,すべての項目において有意な差は認められな
.被験者の基本属性
かった。統計的には有意な差は認められなかった
被験者の基本属性を表 に示す。対象は中高年者
が,本研究では中高年者の方が若年者より IPAQ 質
名(男性 名,女性 名,年齢は ± )および
問票による日常の身体活動量は高い傾向がみられ
若年者 名(男性 名,女性 名,年齢は ± )
た。
であった。被験者は徳島市周辺の市町村在住者で,
)LC から得られた身体活動
日常業務がデスクワークの多い職業の健康な中高年
LC から得られた身体活動量を中高年者と若年者
者と,業務に関係なく日常から積極的に運動をして
で比較を行った。LC の強度毎の時間では強度 と
いる中高年者であった。若年者には年齢のみで特別
の時間において中高年者の方が有意に高い値を示
な条件はなかった。身体組成に関する指標の BMI
し た(強 度 (P< . )
,強 度 (P< . )
)
。そ
(正常範囲: .∼ .)は,中高年者の男女・若
の他の強度では中高年者と若年者では有意な差は認
年者の男女ともに標準であった。
められなかった(図 )
。中高年者の男女間の比較
では強度 において,女性が有意に高い値を示した
.身体活動量について
(P< . )
。
)IPAQ 質問票から算出された身体活動
中高年者と若年者の身体活動の時間は低強度
IPAQ 質問票から算出された身体活動の高強度,
±
分 vs
± 分,中強度 ± 分 vs
± 分,
中強度,歩行, 日の運動量,通常日安静,休日安
高強度 ± 分 vs ± 分であっ た(表 )
。中 強
静の消費エネルギーについて,中高年者と若年者で
度においては中高年者と若年者間に有意な差は認め
比較を行った(表 )
。その結果,体重当たりの休
なかったが,低強度,高強度では中高年者の方が有
日安静消費エネルギーにおいて,中高年者の方が有
意な高い値を示した(低強度 P< . ,高強度 P<
意に低い値を示した(P< . )
。その他の項目す
. )
。体重当たり総消費量は中高年者が有意に低
べてにおいては,中高年者と若年者には有意な差は
値を示した(P< . )
。中高年者の男女間の比較
認められなかった。
では総消費量に男性が有意に高い値を示した(P<
表
被験者属性
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医療費と LC の身体活動量,血中健康関連指標の相関(n= )
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― 4 ―
日常生活における身体活動の量および運動強度が生活習慣病のリスクファクターおよび医療費に及ぼす影響
. ,
)
。中高年者と若年者 の 歩 数 は
±
vs.
±
歩
えて IPAQ 質問票から算出された 日の運動量を体
歩であった。
重当たりで除した値においても正の相関関係が認め
)IPAQ 質問票から算出された身体活動量と LC
られた(r= . ,P< . )
。
の身体活動量との関係
IPAQ 質問票の 日の運動量と LC の歩数の間で
IPAQ 質問票から算出された身体活動と LC で測
も相関関係が認められた(r= . ,P< . ,図
定された身体活動との相関を調べた。その結果,
)
。
IPAQ 質問票の 日の運動量と LC の運動量との間
中 高 年 者(n= )で は,IPAQ 質 問 票 の 日 の
に は 有 意 な 正 の 相 関 が み ら れ た(r= . ,P<
運動量と LC の 日の運動量では高い正の相関関係
. )
。
(図 )
。さらに体重による影響があると考
が認められた(r= . .
P< . )
。
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900
800
884
*
*
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400
400
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300
200
154
74
100
97
43
17 23
22 27
12 19
10 10
5 3
9 8
4 4
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4
5
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8
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0
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2
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図
表
ライフコーダーの強度別身体活動時間
LC の身体活動量
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P䠘0.01
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IPAQ㉁ၥ⚊䛾1᪥䛾㐠ື㔞䠄kcal/day)
200
400
600
IPAQ㉁ၥ⚊䛾1᪥䛾㐠ື㔞(kcal/day)
800
図
IPAQ 質問票の 日の運動量と LC の運動量
図
IPAQ の質問票の 日の運動量と歩数の関係
表
医療費
表
血中健康関連指標
㼚
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医療費について,中高年者と若年者間で比較を行
リセリド P< . ,総コレステロール P< . ,表
った(表 )
。その結果,医療費,薬局の購入費,
)
。
サプリメントにおいては,中高年者は若年者より有
次に血中健康関連指標と医療費との相関を調べた
意に高い値を示した。(医療費(診 療)P< . ,
(表 )
。その結果,総コレステロール濃度と薬局
薬局の購入費 P< . ,サプリメント PP< . )
。
の購入費の間に負の相関が認められた(r=− . ,
この研究の仮説である,中高年者の運動量が多い
P< . )
。
人ほど医療費が少ないということを検証するため,
さらに,血中健康関連指標と LC の身体活動量と
医療費と LC の身体活動量との相関分析をした。し
の相関を分析した。その結果,運動量とトリグリセ
かし,運動量,総消費量,体重当たりの総消費量,
リ ド 濃 度 の 間 に は 負 の 相 関 が 認 め ら れ た(r=
歩数,中強度,高強度のすべての項目について医療
− . ,P< . )
。また,総コレステロール濃度
費との有意な相関は認められなかった。一項目の薬
と低強度の運動時間の間には正の相関が認められた
局の購入費については低強度と負の相関がみられた
(r= . ,P< . )
。
(r=− . ,P< . )
。その他では,医療費(診
療)と薬局の購入費の間には正の相関が認められた
Ⅳ.考 察
(r= . ,P< . )
。
血中健康関連指標の血漿グルコース,トリグリセ
本研究は,中高年者の日常生活動作の運動量と運
リド,総コレステロールについて,中高年者と若年
動強度が生活習慣病のリスクファクターや医療費に
者間で比較を行った。中高年者は若年者より有意に
及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
高い値を示した(血漿グルコース P< . ,トリグ
― 6 ―
日常生活における身体活動の量および運動強度が生活習慣病のリスクファクターおよび医療費に及ぼす影響
表
医療費と LC の身体活動量,血中健康関連指標の相関(n= )
薬局で サプリ
血漿グル トリグリ 総コレス
医療費 の購入 メント 総消費量 総消費量 歩数
運動量 コース セライド テロール 低
(診療円) (円) (円) (kcal) (kcal/kg) (歩) (kcal) (mg/dl) (mg/dl) (mg/dl) 強度
医療費
(診療円)
.
薬局での購入
(円)
.
サプリメント
(円)
.
−.
.
−.
−.
−.
.
.
−.
.
.
*
.
歩数(歩)
.
−.
.
.
**
.
**
.
運動量(kcal)
.
−.
.
.
**
.
**
.
血漿グルコース
−.
(mg/dl)
−.
.
.
トリグリセライド
−.
(mg/dl)
−.
.
−.
総コレステロール
(mg/dl)
.
−.
*
.
.
−.
*
−.
.
総消費量
(kcal/day)
総消費量
(kcal/kg/day)
低強度
中等強度
高強度
**
: P< .
*
*
中等
強度
高
強度
.
**
.
−.
−.
−.
−.
−.
−.
.
−.
.
.
.
.
.
−.
.
.
.
.
−.
.
−.
−.
−.
*
*
.
.
.
−.
.
.
.
.
−.
−.
.
−.
−.
−.
.
.
.
.
.
.
−.
.
−.
*
*
*
.
.
:P< .
.身体活動量について
)LC から得られた身体活動量
)IPAQ 質問票から算出された身体活動量
LC の 強 度 と METs に は 有 意 な 関 連 が 認 め ら れ
IPAQ 質問票から算出された身体活動を中高年者
た
。LC ∼ は METs 以上の中強度に相当
)
, )
, )
と若年者で比較を行った。ほとんどすべての項目に
し,多くの生活習慣病の予防治療に有益であるとさ
おいて有意な差は認められなかった。しかし,統計
れている。
的には有意な差は認められなかったが,本研究では
本研究では,中強度の平均値は中高年者 分,若
中高年者の方が若年者よりも,IPAQ 質問票による
年者 分であった。これは,生活習慣病予防の身体
日常の身体活動量が高いことがわかった。中高年者
活動量の目安として提示されている ), 日 分以
の健康づくりに対する意識の高さが伺える。
上,中等度の強度で,ほぼ毎日,という条件を満た
IPAQ 質問票による調査は運動の強度と時間を質
している。
問し,時間の記録からエネルギー消費量を評価して
LC ∼ の高強度の平均値は中高年者 分,若年
いる。日常の身体活動を把握する簡易な方法として
者 分であった。LC 以上では METs との誤差が大
有効であるが,記入が面倒であることや説明が必要
きくなることから
で時間がかかることが問題であった。
うかの聞き取りをして,各人に運動の種類と時間の
,事前に運動をしているかど
)
, )
記録を促した。LC ∼ に記録された運動の内容と
― 7 ―
岩藤のり子
してジョギング,マラソン,バスケット,速歩によ
を使用せず階段を利用したことや休日に散歩したな
る犬の散歩などがあげられたが,
実際の METs は LC
ど,装着が介入刺激となっていた。日常の行動を把
の強度から予測される値以上であった可能性があ
握するには問題であったが,運動量を増やすという
る。
観点からは,LC を装着することで通常の活動より
日の総歩数は中高年者で平均
歩,若年者で
活発になったことは,健康に対する関心を高め行動
歩であった。国民栄養調査によると 日の総歩
変容を促す機会を提供したと考えることもできる。
数は 歳代で平均
青栁 )は,
歩,中高年者で男性 , 歩,
年より高齢化率 .%の群馬県中
女性 , 歩であり,加齢とともに減少する。本研
之条町において,高齢者の日常的な身体活動と心身
究の被験者は中高年者,若年者の男女ともに国民栄
の健康に関する学際的研究を行った。この研究では
養の平均値を上回っていた。本研究における歩数は
メッツ・時/週に相当する歩数
日の範囲を示した。 日の歩数
∼
歩/
歩を維持する中
歳以上の住民約
人に質問紙調査(最近の 週
間に行った各種強度の身体活動の頻度や時間を尋ね
る簡便なアンケート)を 年 回実施し,その約
高年者は全身免疫機能を高いことが報告されてい
割の対象者に加速度センサー内蔵の LC を毎日 時
る 。
間連続して 年以上調べた。そして,個人の活動情
)
)IPAQ 質問票と LC の身体活動量との関係につ
報を電子的に評価・フィードバックすることによっ
いて
て,日常生活活動を促進すべく介入効果の改善を目
IPAQ 質問票を使用して,高強度,中強度,歩行,
指した。徳島県でも,生活習慣病の予防に向けて,
通常日安静,休日安静についての質問を自記式で行
市町村単位で大掛かりな取り組みが必要であると考
った。また,LC を用いて運動量と運動強度を測定
える。
した。質問票で得られた 日の運動量と LC の運動
.中高年者の医療費と LC の身体活動量,血中健
量の間で相関関係が認められ,中高年者のみのデー
康関連指標との関係について
タでも同様に相関関係が認められた。
この研究の仮説である,運動量が多い人ほど医療
日常の身体活動を評価する方法として,本研究で
費が少ないということについて検討した。しかし,
は IPAQ 質問紙法と LC を用いた。その妥当性は先
予想に反してすべての項目において相関関係は認め
行研究 ), )で明らかにされている。本研究において
られなかった。ただし, METs 以下の低強度運動
も両者の相関が r= . ∼ . の範囲で妥当性は
が多い者は薬局の購入費用が低いという結果が得ら
確認された。
れた。このような結果が得られた理由は,被験者数
統計的な有意な差はみられなかったが,IPAQ 質
が少なかったことや医療費の調査期間が カ月間と
問票の運動量より LC の運動量の方が高かった。
短期間すぎたことに起因すると考えられる。また,
IPAQ 質問票の運動量は中高年者が
医療費について領収書を参考にして記載されたもの
年者が
kcal/day,若
kcal/day,LC の運動量は中高年者が
/day,若年者が
kcal
kcal/day であった。
だけでなく,記憶によっての記載であり正確性に欠
けたことも一因と考えられる。さらに,医療費の内
LC の身体活動量が有意に高かったことについて
容を聞き取り調査すると,歯科治療や人間ドック,
は,LC を装着すること自体が介入刺激となって運
眼科治療などが含まれていた。日高 )は, 年間の
動量や歩数を増加させることが考えられる。青山
歯科を除く医科診療報酬および調剤・薬剤費の合計
ら )は LC を装着すること自体が介入刺激となると
を用いて,岡田ら(
考えて LC を 週間装着させて,装着 週間後から
をレセプト原本に基づき,歯科診療は医療費から除
のデータを分析対象としている。
外して調査している。医療費と運動量との関係を調
)も 年間の月毎の医療費
本研究では普段通りの生活を心がけるよう事前に
査するには長い期間とレセプト開示が必要であるこ
十分説明して測定を開始した。
しかし,
エレベーター
と,さらに歯科診療費を除外して検証することが望
― 8 ―
日常生活における身体活動の量および運動強度が生活習慣病のリスクファクターおよび医療費に及ぼす影響
ましいと考えられる。
上,中等度の強度でほぼ毎日,という要件を満たし
医療費,薬局の購入費,サプリメント費のすべて
ていた。血中健康関連指標とライフコーダーの身体
において中高年者の方が有意に高かった。これは,
活動量との関係については,中高年者では運動量と
健康に大いに関心をもつ人は,運動にだけでなく栄
総エネルギー消費量の間に有意な正の相関が認めら
養や栄養補助食品にも気を使っていること ,ま
れた(r= . ,p< . )
。また,運動量とトリグ
た,健康に配慮するからこそ早目の受療をする傾向
リセリド値の間には有意な負の相関が認められた(r
があることが関係すると思われる。
=− . ,P< . )
。このことから,運動量を増
)
本研究でも中高年者の運動量の高い人は,健康へ
すことは,総エネルギー消費量の増加を介して,血
の意識が高く健康づくりのために積極的にサプリメ
中トリグリセリドを低下させるために有効であるこ
ントを使用していることが明らかになった。
とが示唆される。さらに,低強度運動時間の長さと
生活習慣病のリスクファクターである血中健康関
薬局の購入費の間に有意な負の相関が認められた(r
連指標については,血漿グルコース,トリグリセリ
=− . ,p< . )
。この結果から,強度の低い
ド,総コレステロールともに,若年者より有意に高
運動でも運動時間を長くすることで薬局の購入費が
い差がみられた。このように加齢とともに高値とな
抑制できることが示唆される。
ることは当然の結果であった。しかし,中高年者の
血中健康関連指標と LC の身体活動量の相関では,
謝 辞
運動量の高い人ほどトリグリセリド値が低いという
結果が明らかになった。生活習慣病の予防には強め
本研究にご協力いただいた被験者の皆様に心から
の運動が有効であることが確認できた。その他の項
感謝いたします。また,本稿は平成 年度プロジェ
目では有意な相関は認められなかったが,先行研究
クト研究報告書にて発表した内容に加筆修正したも
では,肥満度(BMI)
,空腹時血糖,血清脂質値(総
のである。プロジェクト研究担当の徳島大学総合科
コレステロール値,トリグリセリド値)が異常であ
学教育部 平井松午先生,実験の分析にあたっては
ると医療費が健常者の 倍以上必要であることが明
徳島大学大学院 的場秀樹先生には心から感謝申し
生活習慣病のリスクファクター
らかにされている 。
上げます。
)
である血中健康関連指標の高値は,近い将来におい
て,医療費増大を招来すると予想される。
)四国大学看護学部
)Faculty of Nursing, Shikoku University
Ⅴ.まとめ
文 献
本研究では中高年者を被験者として,日常生活に
おける身体活動の量および運動強度が,生活習慣病
のリスクファクターおよび医療費にどのような影響
を及ぼすかを検討した。被験者は,中高年者 名
(男
性 名,女性 名)および若年者 名(男性 名,
女性 名)であった。中高年者と若年者の身体活動
時間は低強度
分 vs
±
分 vs
± 分,中強度 ±
± 分,高 強 度 ± 分 vs ± 分 で あ
った。このように,本研究の被験者の身体活動時間
は中高年者,若年者とも平均的には,生活習慣病予
防のための運動として推奨されている, 日 分以
)厚 生 労 働 省:国 民 健 康・栄 養 調 査
年 http : //
www.mhlw.go.jp/
)厚生労働省:健康づくりのための運動基準
http : //www.mhlw.go.jp/
)厚生労働省,健康づくりのための運動指針
http : //www.mhlw.go.jp/
)徳島県庁ホームページ
http : //www.pref.tokushima.
jp/
)能勢博:Ⅳ運動・体力の生理学.本郷利憲他監修,
標準生理学,医学書院
)宮下充正
−
−
:
,
)厚生労働省「国民医療費」
― 9 ―
,
高齢者の体力・知力,保健の科学
http : //www.mhlw.
岩藤のり子
)川久保清,内藤義彦,吉武裕,李廷秀,大場美穂,
go.jp/
)日高秀樹
職域健診の指標と 年後の医療費と循環
野田奈津実,柏崎浩:身体活動量評価法の開発に関す
器疾患−働く人々の健康増進への基礎成績−,日本職
る研究
業・災害医学会会誌
)足立稔,笹山健作,引原有輝,沖嶋今日太,水内秀
:
−
,
体力科学
:
− ,
)内藤義彦,原田亜紀子,井上茂,北畠義典,荒尾孝:
次,角南良幸,塩見優子,西牟田守,菊永茂司,田中
質問紙による身体活動評価方法の開発とその適用に関
宏暁,齋藤慎一,吉武裕:小学生の日常生活における
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身体活動量の評価:二重標識水法と加速度計法による
体力科学
:
− ,
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検討,体力科学
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身体活動量の国際標準化 ― IPAQ 日本語版の信
頼 性,妥 当 性 の 評 価 ―,「厚 生 の 指 標」
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−
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−
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Oct; ( )
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)青柳幸利:高齢者の身体活動量の評価,体育の科学
,
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)Klein PD, James WP, Wong WW, Irving CS, Murgatroyd PR, Cabrera M, Dallosso HM, Kein ER,
)足立稔,笹山健作,沖嶋今日太,角南良幸,塩見優
Nichols BL ; Calorimetric validation of the doubly−la-
子:加速度センサー付歩数計を用いた中学生の日常生
belled water method for determination of energy ex-
活での身体活動量評価の検討,体力科学
penditure in man, Hum Nutr Clin Nutr,
:
−
( )
:
,
MAR;
−
)綾部誠也,熊原秀晃,青木純一郎,内藤久士,形本
)熊原秀晃,Yves Schutz,吉岡真由美,吉武裕,進
静夫,田中宏暁:歩行率による中等度身体活動時間の
藤宗洋,田中宏暁:健康づくりのための運動基準に則
評価,体力科学
した日常身体活動量評価における歩数の妥当性,福岡
:
−
,
)青山友子,浅香明子,金子香織,石島寿道,河野寛,
大学スポーツ科学研究
坂本静男,田畑泉,樋口満:中高年者における心肺体
)田中喜代次,清野諭,金美芝,川井紘一:中高年者
力と身体活動量およびその強度との関係,体力科学
に対する健康支援,運動・スポーツの指導,臨床ス
:
−
ポーツ医学
,
: −
( )
,
−
,
−
,
)樋口博之,綾部誠也,進藤宗洋,吉武裕,田中宏暁
)清水和弘,木村文律,田辺匠,小林大祐,秋本崇
加速度センサーを内蔵した歩数計による若年者と高齢
之,赤間高雄,河野一郎:日常生活における高レベル
者の日常 身 体 活 動 量 の 比 較,体 力 科 学
の身体活動が中高齢者の免疫機能に及ぼす影響,ス
:
−
ポーツ科学研究
,
: − ,
)樫地千恵美,川島歩,的場秀樹:日常生活における
)岡田真平,上岡洋晴,武藤芳照,半田秀一:在宅高
身体活動レベルと体組成及び血中健康関連指標との関
齢者における身体活動状況と医療費との関連につい
連,徳島文理大学研究紀要第 号:
−
て,身体教育医学研究
,
: −
,
)Chen KY, Bassett DR Jr, The technology of acceler-
)板倉正弥,岡浩一朗,武田典子,古一眞未,酒井健
metry−based activity monitors : current and future, Med
介,中村好男:運動ソーシャルサポートおよびウォー
Sci Sports Exerc.
Nov; (
Suppl)
:S
−
キング環境認知と身体活動・運動の促進との関係,体
力科学
)児玉宜子,玉腰暁子,西塚隆伸,平野直子,川村隆,
大野良之:加速度計による
日のエネルギー消費量測
定の妥当性,日本公衛誌
:
−
:
−
,
)田中宏暁:運動と生活習慣病,成人病と生活習慣病
,
― 10 ―
:
−
,
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