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第1回 橿原市子ども・子育て会議 会議録

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第1回 橿原市子ども・子育て会議 会議録
第1回
橿原市子ども・子育て会議
会議録
日時:平成26年2月13日
9:30~
場所:橿原市役所北館別館2階大会議室
【出席委員】天根委員・伊瀨委員・上田委員・大原委員・喜多委員・小西委員
西村委員・藤田委員・松井委員・吉岡委員・吉川委員
【事 務 局】岡崎副市長(途中退席)・吉本教育長・辻岡健康部長・福井福祉部長・竹本福祉部副部長
山口教育総務部副部長・藤井子育て支援課長・栗原こども未来課長
吉田健康増進課長・間瀬教育総務課長・森本学校教育課長・藤村こども未来課指導主事
井原こども未来課課長補佐・池田こども未来課保育支援係長・鴻池洋こども未来課事務員
【傍 聴 者】0人
【業
者】関西計画技術研究所
1.開会
2.副市長あいさつ
3.委員紹介
4.事務局職員紹介
5.会長・会長職務代理者選出
(司会)
この会議の会長の選任に移らせていただきます。
本日の資料3-2の橿原市子ども・子育て会議条例をご覧下さい。条例第5条1項に、子ども・子
育て会議に、会長を置き、委員の互選により定めると規定しておりますのでご協議をお願いいたし
ます。選出方法につきましてどのようにさせていただくのがよろしいでしょうか。
-事務局一任-
(司会)
事務局一任という声があがっていますがよろしいでしょうか。
それでは、学識経験者として幅広い知識をお持ちであり、橿原市においても就学前保育・教育にか
かわってきていただいた経歴をお持ちの吉岡眞知子委員にお願いしたいと思いますがいかがでし
ょうか。
-異議無し-
(司会)
それでは、吉岡眞知子委員を会長に決定させていただきたいと存じます。
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大変恐縮ではございますが、吉岡委員には中央の会長席にお移りいただきまして、就任のご挨拶
をいただきたいと思います。
-会長挨拶-
(司会)
ありがとうございました。続きまして、条例第5条第3項に、「会長に事故あるとき、又は会長
が欠けたときは、会長があらかじめ指名した委員が職務を代理する。」と規定しておりますので、
会長職務代理者の選任をさせていただきたいと思います。会長の指名となっておりますので会長か
らご指名をお願いいたします。
(吉岡会長)
事務局から説明がございましたとおり、条例の規定に従いまして、地域のことをよくご存知いた
だいている小西委員にお願いしたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
-異議無し-
(司会)
それでは、小西委員を会長職務代理者に決定させていただきたいと思います。
大変恐縮ではございますが、小西委員には中央の会長職務代理者席にお移りいただきまして、就
任のご挨拶をいただきたいと思います。
-会長職務代理者挨拶-
※副市長退席
(司会)
ありがとうございました。先程見ていただきました資料3-2の子ども・子育て会議条例第6条
に「会議は、会長が招集し、その議長となる。」と規定されておりますので、議長につきましては、
吉岡会長にお願いしたいと思います。また、会長が欠けたときは、小西会長職務代理者にお願いし
たいと思います。
なお、本日1名の委員が欠席となっておりますが、条例第6条第2項の会議の開催要件でありま
す、過半数以上の委員の出席がありますので会議が成立することを宣言させていただきます。
6.会議の運営について
(司会)
それでは、議事に入ります前に「会議の運営方法について」委員の皆様にご審議いただきたい点
が2点ございます。
1点目は会議の公開・非公開に関することでございます。会議の公開・非公開に関することにつ
いては、参考資料1に要綱を添付させていただいております「橿原市審議会等の設置及び運営並び
に会議の公開に関する要綱」という規定がございます。これによりますと会議は原則として公開し
なければならないことになっておりますので事務局としましては、この会議は原則公開とさせてい
ただきたいと思います。ただし、これから第2回目の会議以降において、審議事項が会議の公平か
つ円滑な運営に著しい支障が生じるような非公開事項が見込まれるものについては、審議に入る前
に一部非公開にするかどうか事務局から諮らせていただきますので、ご協議いただきますようお願
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いいたします。
また、2点めにつきましては、会議録の作成形態と公表に関することについてでございます。ま
ず、会議録の形態については、事務局といたしましては主な発言内容について、読みやすいように
ある程度語句を整理してまとめさせていただき、会議録の案を出席委員の皆様方にご確認いただき
まして確定させた後、公表させていただきたいと考えております。いかがでしょうか。
-各委員了解-
(司会)
ありがとうございます。
本日、傍聴の方はいらっしゃらないことを報告させていただきます。
それでは、これより議長に議事進行をお願いしたいと思います。
7.議事
①子ども・子育て会議設置の経緯と目的について
②子ども・子育て支援新制度の概要について
③橿原市の現状について
事務局
①~③(資料3-1~資料5)について説明
(吉岡会長)
ただ今、①~③まで事務局からご説明いただきましたが、ご質問やご意見がございましたらお願
いいたします。
(小西会長職務代理者)
今朝の読売新聞に子育て支援には年間4千億円の不足と出ておりまして、スタート前から不足で
はどうしたものだろうかと思いますがまたいろいろなことを教えていただけるとありがたいです。
(吉岡会長)
そのような情報もございますので予算上どうしていくのかについて、事務局でも検討をお願いい
たします。他にございませんでしょうか。
今、資料や橿原市の現状についてお話しがございましたが、皆さん他によろしいでしょうか。
私から1点だけ質問させていただきます。現状の中の7ページに病児・病後時保育の利用数につ
いてご説明いただきましたが、25年度の利用者は20年度の半分ほどになっております。何か施
策があってのことなのでしょうか、どのように読み取ればよろしいでしょうか。
(事務局・栗原)
平成 25 年度は 12 月までの利用実績ということで1四半期分が数字として反映しておりません。
この冬の時期に比較的利用が多く、その分が考えられると思っております。
(吉岡会長)
わかりました。それでは、約 200 件の利用があると読み取ればよろしいですね。
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(吉川委員)
橿原市の人口で就学前児童数が横ばい状態ということですが、5年間の推移から平均して 1.5%
子どもが減少していっている状況かと思われます。平成 23 年度から平成 24 年度に上がり、平成 25
年度に下がって、このあたりを平均して横ばいと考えられるのか、あるいは1~1.5%の減少で進
んでいくのかということにより、計画がずいぶん変わってくるのではないでしょうか。
1%であっても人数ですと数百名、百名単位で減少していくと思われますが、そのあたりを基礎
資料としてどのように読み取ればよろしいでしょうか。
(事務局・栗原)
現在のところ、数字的にはほぼ横ばいであると認識しております。先ほどもご説明いたしました
が、橿原市の中で出生数が一旦下がったものが上がって、2ページにございますように 6,549 人か
ら 6,575 人、そして現在 6,518 人というこのあたりの数字で歯止めがかかっている、横ばいに移り
つつあると認識しております。
人口におきましても、ほぼ変わらない状況で推移しております。周辺の市町村では減少傾向であ
るとうかがっておりますので、橿原市内におきまして保育を充実することで橿原市に住みたいと思
われる方が増えるような施策をこちらでも考えていきたいと思っております。
よって、今後は横ばいに推移していくものと考えております。
(吉岡会長)
この会議で意義のある討論をし、子どもの数が増える魅力あるまちになるように事務局として考
えていくということですね。
(小西会長職務代理者)
先ほど言われたように、橿原市は生活しやすいということで、他から橿原市へ入って来られる方
も多いのではないでしょうか。
(事務局・辻岡)
転入・転出についてはわかりません。平成 23 年までのデータしか持っておりませんが、出生率
の年次推移では、平成 21 年度は1千人いれば 8.6 人、21 年は 8.7 人、23 年は 8.8 人と微増してい
ることがわかります。同じように県では 7.7 人、7.7 人、7.5 人となっており、国では 8.5 人、8.5
人、8.3 人と微減しておりまして、橿原市はほぼ横ばいできているという現状の中で、当面はこの
形が続くのではないだろうかと推測しております。
(吉岡会長)
他にございませんでしょうか。
もう1点、資料5の7ページの幼稚園の預かり保育利用数ですが、市立幼稚園のみとご説明があ
りました。橿原市の私立幼稚園では預かり保育はされているのでしょうか。状況はいかがでしょう
か。
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(吉川委員)
私立幼稚園では放課後の預かり保育という観点で実施しております。
ここで意味する一時預かりがわかりませんが、幼稚園でも各園預かり保育は頑張っているところ
です。
(吉岡会長)
では、資料5の7ページにある「一時預かり保育利用数」がそれに値する数字でしょうか。
ここでも私立幼稚園については書かれていないですね。
(事務局・栗原)
「一時預かり保育利用数」と言いますのは、保育所の機能として朝から夕方迄、1日、半日単位
でフルに預かるという事業になります。市立保育所と私立保育園では時間帯などのズレはございま
すが、基本的には保育所と同じ機能で一時的に必要が出た場合の預かりです。
市立幼稚園の預かり保育は、市立幼稚園が 14 時 10 分迄保育を行っており、その後の 14 時 10 分
~16 時迄の週4日間、保護者の希望により預かる内容になります。
(吉岡会長)
気になっておりますのは、今言われたように私立幼稚園も預かり保育をされているのであれば、
その実態や実績がここにみえると今後考えていく上での参考になるのではないでしょうか。
(事務局・竹本)
4園それぞれで実状に応じて預かり保育を行っていると認識しておりますが、今回数字に表せる
だけの資料が集約できておりませんので、会長がおっしゃったように今後は数字も頭に入れて進め
ていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
(吉川委員)
もう1点だけよろしいでしょうか。
資料には細かく書いていただいておりますが、これから何を検討していくのかということが、ま
だまだわからないところです。
私立幼稚園についての資料がないということで、個人的に残念に思っているところです。橿原市
には私立幼稚園、公立幼稚園、保育園、保育所といろいろあり、たくさんの選択肢の中から保護者
が自分のニーズにあったところを選べて、すべてが機能していくということが市の大切なところで
はないかと思っております。
多様な選択肢の中から、自分たちの希望するところを選べるような施策の策定を市へお願いして
まいりました。
この支援事業の策定につきましても、それぞれが保護者のニーズによって選ばれるようなものを
策定していただきたい、これが子ども・子育て会議の原点ではないでしょうか。
子ども・子育て会議が、施設給付ありきのような形で会議が進むのではなく、資料にもう少し厚
みを持たせていただきたいと思っております。
今後の話し合いで重要になってくるかと思われますので、ご配慮をお願いいたします。
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(吉岡会長)
この後のアンケートにも関わって、そのような部分がみえてくれば分析ができるかと思われます。
(伊瀨委員)
資料の中で必要もしくは今後入れておかなければならいと思っておりますことは、障がい児もし
くは、ややその傾向がある子どもたちもひとりの人間であり、将来大人になってこの地域社会を支
えていくことでしょう。その子どもたちを持つ保護者の声も私達は決して忘れてはいけないと思っ
ております。
平成 26 年より橿原市で白橿南小学校跡地に支援センターをつくられ、医療について内科診療系
が進んでいきますと、かつてそうではないと認識されていたことが、そうであるという認識に強ま
っていきます。そうなりますと、地域や集団で支え合おうという仕組みができておりましたが、区
別ではいかがかと思われますが、私たちは大切な一人ひとりの子どもたちをどのように支え育てて
いくのでしょうか。
おそらくそのような視点もお持ちなのでしょうけれど、この視点がアンケート結果として今後の
会議が進む中で忘れてはならないことだと思っております。
保育・教育に関わっている人間は当たり前に、そして平等に子どもに対応していかなければなら
ず、可能であれば事務局でそのような資料提供もご検討お願いいたします。
(吉岡会長)
伊瀨委員からは障がいを持つ子どもの家庭の声やニーズをひとつの分析の柱にしていただきた
いというご意見であったと思っております。
資料等ございましたら、今後は提供していただくということでよろしいでしょうか。
(事務局・栗原)
そのような視点で次回の会議では資料を準備したいと思っております。
(吉岡会長)
それでは、アンケートのニーズ調査結果について簡単にご説明をお願いいたします。
④計画策定に係るニーズ調査結果報告
(事務局)
④(資料6~7、参考資料2~4)について説明
(吉岡会長)
ありがとうございました。資料7の調査報告書を基に、柱となる部分を抽出しご説明いただきま
したが非常に多岐に渡っております。説明や資料より気になる点や事務局の分析コメントでお気づ
きの点がございましたらご意見をお願いいたします。
番号順に分けましょうか。
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まず、資料6の1~2ページの調査の概要につきましていかがでしょうか。
次に、3~6ページまでで何かございませんでしょうか。
(藤田委員)
橿原市の子どもの数は横ばいであるとおっしゃいましたが、親の就労希望をみておりますと、
「今
は働いていないがいずれは働きたい」「パートからフルタイムへ転換したい」という考えがあり、
子どもは増えていないけれども今後は保育園やこども園などへの入園が必要以上に増加してくる
のではないかと思いますが、人口のバランスなどの考えはお持ちでしょうか。
(吉岡会長)
長時間勤めに出る人が増えていくと、保育園や長時間保育を必要とするニーズが高まるのではな
いでしょうかというご意見ですね。
(事務局・栗原)
人口と出生数が変わらない状況の中で、今後国全体でも同じですが、女性が就労しやすい状況を
受け皿としてつくっていかねばならないという目標がございます。これを踏まえて環境づくりを行
っていく中で、女性に限らず働きやすい環境整備を行うことにより、ますますパートからフルタイ
ムへ、また今まで働いていない人も働こうという意向が強くなることがアンケート結果で推測でき
ると認識しております。
(吉岡会長)
ありがとうございます。資料6の6ページまででよろしいでしょうか。後でも全体としてのご質
問を受けます。
次に、地域子育て支援拠点事業について以降、7~11 ページまででご意見をお願いいたします。
先ほどの分析の際に、子育て支援センターや拠点事業が近くにある地域のニーズは高いとおっし
ゃっていましたが、このあたりも踏まえて今後は何か考えていく方向であるのかなと思いますがい
かがでしょうか。
(事務局・藤井)
子育て支援課の藤井でございます。今現在、拠点事業につきまして、橿原市内の八木町と白橿南
の地域で実施しております。北部の方は八木へ、南部の方は白橿南を利用されているかと思われま
すが、それぞれ特徴のある事業を行っておりますので、車を使われる方も多く、自分に合ったとこ
ろを選ばれ利用されています。
量的には利用者をみますと2ヶ所で足りていると思われますし、支援センター以外に市内には児
童館や母親がつくっている子育てサークルもございますので、拠点事業だけではなく利用できる機
関として、総合的にカバーしていくことができればよいと考えております。
(吉岡会長)
わかりました。事務局では、それぞれの地域での事業がございますので選びつつ行けるのではな
いだろうかということですね。
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他にございませんでしょうか。
資料6の 10 ページの日曜日・祝日の定期的な教育・保育事業の利用意向をたずねていますが、
現状として橿原市は日曜日・祝日の教育・保育事業としてどのようなことをされているのでしょう
か。ここに挙げられている数字は、どこを利用されたものでしょうか。
市としては行っていないが、何らかの形で利用されたということでしょうか。意向であるので、
「利用したい」ということですね。
(事務局・栗原)
現在、橿原市では日曜・祝日に保育できる施設はございませんので、「意向がある」ということ
で考えていただければと思います。
(吉岡会長)
では、資料6の 12~16 ページ「病気の際の対応について」など、何かございませんでしょうか。
(伊瀨委員)
病児・病後児の子どものための施設と書かれておりますが、病気の度合いがわかりにくく、2~
3日で治る病気、1週間かかる病気もしくは1~2ヶ月かかる病気など、質問項目ではこの分類を
問いただしておらず、これによって利用施設は大きく異なると思われます。
このニーズにつきまして厳しい意見を出しますが、曖昧でこれによりとやかく言うことは非常に
むずかしく、病気の程度と言いましょうか、そこを掘り下げた中で検討せねば数字だけに振り回さ
れるように感じております。
(吉岡会長)
おそらく国のアンケート項目に沿ったものとなっておりますので、細部は問うていないというこ
とですね。
(事務局・栗原)
国より基本的にアンケート調査を行う項目として示されているものがございます。またそれ以外
に任意で質問してもよいとなっているものがございます。国のアンケートを逸脱することができず、
このような形になっているのが現状でございます。
(吉岡会長)
伊瀨委員よりこれだけで判断するには危険であるということで、病気の度合いやその中に含まれ
ている部分がありわかりにくいですが、これらのことも踏まえた上で読んでいくということですね。
(伊瀨委員)
具体的には、水疱瘡、おたふくかぜになった場合、特にフルタイムで働いている保護者は、この
3~5日がすごく困ると思います。そのバックアップとしてここにも出ているファミリー・サポー
トなどの利用もあるのでしょうけれど、本来は地域でのバックアップ体制が必要なのでは、という
切り口から考えれば分類は必要ではないでしょうか。
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(吉岡会長)
現状や母親の状況などを聞きながら実態を知るという方法が出てくるというヒントをいただき
ました。
(事務局・竹本)
病児・病後児保育の特に伊瀨委員がおっしゃったような感染性の病気は、保護者がいちばん悩む
ところだと思っております。その部分について、キッズケアルームといって橿原市内に1ヶ所です
が病院に併設されたところで病児・病後児保育施設を開設しておりますので、ここの利用もひとつ
ではないでしょうか。
先ほどご意見いただきましたことなどにも視点をあてて、今後は進めていきたいと思っておりま
すのでよろしくお願いいたします。
(吉岡会長)
他にございませんでしょうか。
次に資料6の 17 ページの「ファミリー・サポート・センター事業」から、19~22 ページの「学
童クラブ」につきまして、現状や数字に表れていないが声としてあるものなど、ご意見をお願いい
たします。
(上田委員)
学童について、希望者の放課後の過ごし方として数字は挙がっておりますが、条件を考えずに希
望しているのか、あるいは保護者にとって役員が負担であることにより結果として自宅で過ごさざ
るを得ないということが、長年学童の問題としてございます。このあたりのことも踏まえて自宅で
過ごすことを希望しているのか、とりあえず学童へ入れたいのか、少し不透明に感じております。
ですので、本意は違うかも知れないという点も併せてご検討いただければ非常にありがたいと思
っております。
(吉岡会長)
現状のままであれば自宅で過ごさせようと考える保護者もいるのではないでしょうか。
(事務局・藤井)
子育て支援課でございます。今の学童の件につきまして、このアンケートは無作為に調査してお
りますので、学童の現状を知っているあるいは現在利用しておらず認識もないなど、様々な方が調
査の対象となっております。よって、調査結果は現時点での意向であり、詳細を考えての回答では
ないような捉え方もしております。
意向について、このままの数値を利用してよいのか、現実になると少なくなるのかなども今後は
検討していきたいと考えております。
また、今後の学童を考えるにあたって、この調査だけでは情報不足だと思っておりますので、実
際に学童の利用者から高学年の利用意向などを調査しております。様々なデータを基に、実際の状
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況調査を進めていきたいと思っております。
(吉岡会長)
自宅や習い事が多いので、学童ではなくそのようなニーズがあったと簡単に捉えるのではなく、
学童の中身や質を上げながら利用できるよう考えることも大事というご意見ではないでしょうか。
お願いいたします。
他にございませんでしょうか。
(伊瀨委員)
ファミリー・サポート・センター事業の部分で、非常に量的に大きな取り組みになりますが、保
護者対応では非常に重要なところになるのではないでしょうか。どんなことを望んでいるのか、利
用の仕方につきましては資料7の 49 ページに詳細が書かれておりますが、可能であれば次回の会
議で事務局より整理したものを提供いただきたいと思っております。
次に、学童につきまして、年齢によって利用する場所が異なるのではないでしょうか。理由は、
小学校に上がった時に小1プロブレムで従来より大きな課題になったものがございます。小学校へ
は行くけれども、その前の幼稚園や保育園でのバックアップが保護者としては必要であるかも知れ
ませんし、子どもとしてはその仲間・集団が必要ではないのかと、このデータより推察しておりま
す。
その利用につきましてはデータを取っておられませんので、特記事項などでコメントがございま
したら、事務局でこの部分の整理もお願いしたいと思っております。
(吉岡会長)
次回資料の要望といたしまして、ファミリー・サポート・センター事業が具体的にどのような内
容の取り組みをしているのか、また、学童のニーズ調査では特記事項や声の部分を提示していただ
きたいというご意見でした。
他にございませんでしょうか。
私が感じておりますのは、伊瀨委員のご意見と共通しているのかも知れませんが、ファミリー・
サポート・センター事業の認知率 44.0%について、事務局の分析は、比較的認知率は高いというこ
とでした。ただ、44.0%は半分くらいという意味では、広報誌への掲載などをしているにも関わら
ず、もう少し認知率が高くてもよいのではないかと思っております。この結果を見ながら、中身や
全家庭にどのように対応していくのかを今後の課題としていかなければ、半分で認知率が高いとい
う分析は危険ではないかと思いました。
他にございませんでしょうか。
では、最後にまいりまして、橿原市こども園につきまして資料6の 23~24 ページ、そして 31 ペ
ージまでには橿原市の特徴的な数字が挙がっております。ご意見をお願いいたします。
(吉川委員)
橿原市のこども園は、校区割はないのでしょうか。全市オープンでどこへ行ってもよいのでしょ
うか。
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(事務局・森本)
学校教育課の森本でございます。
橿原市のこども園は認定こども園ではなく、現在幼稚園の子どもと保育所の子どもが同じこども
園で時間と場所を共有し、切磋琢磨しながら保育していくというコンセプトで運営しております。
その中で、幼稚園は現在、園区を設定しておりまして、こども園以外の単独幼稚園には園区以外
の幼稚園には行くことができません。
ただし、こども園は単独園に比べまして設備面・運営内容面におきましてすぐれた環境となって
おりますので、他の園区よりこども園を希望する場合は、考慮すべき事情があれば認めるという区
域外通園制度を利用し、他の園区からの入園を可能としております。
(事務局・吉本教育長)
平成26年度、4月からの制度で、今年度は行くことはできません。平成26年度こども園5園
がでそろいますので、市民の平等性を期するということで、4月から園区は変わりませんが、こど
も園に限って希望があればということでございます。
区域外通園について、各市へ確認しましたところ、他の市でも1人~2人でやはり地元志向が強
いと思われます。
(小西会長職務代理者)
このこども園は橿原市独自の取り組みですね。
(吉岡会長)
4月からは拡大的な考えが出てまいりますので、その状況につきましても追って把握できるかと
思われます。
他にございませんでしょうか。
保護者の子育てに関する意識と・動向について、どのように読むのか非常にむずかしいところで
ございます。
では、最初から通しで聞き忘れ、気になる点などございましたらお願いいたします。
(喜多委員)
育児休暇という法律ができておりますが、企業からいたしますと制度を利用する環境、例えば残
業の免除などがあり、女性としては取得しにくく、子育てをしていく中で面の部分の環境整備や手
続きにも力を入れていただきたいと思っております。
(吉岡会長)
次世代等の際にもございましたが、父親の育児休暇がどれだけ取得しやすい環境であるか、ある
いは女性が育児休暇を取得しやすい環境はどのような状況であるかなどについて、本日の会議では
触れられておりませんが、というご意見ですね。
他にございませんでしょうか。
(天根委員)
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質問ではなく私の意見ということになりまして、教育関係をずっと歩いてきての話になります。
3歳児までの教育が大切だということは、いろいろな社会運動やものの考え方で、神話だと流れ
た時期がございます。しかし、昨今は逆に就学前教育で愛情を中心に展開しなければ脳の発達が遅
れるということが、科学的に分析されております。
本日こちらへ来る途中の車のラジオで、現代難関校という大学に入っている子どもたちの子育て
はどのようものであったのかという調査の結論で、「遊ばせる」「自由に何かをさせる」「自然の中
に放っておく」というものがあり、その活動によって意欲がつくられ、また違った方向の動きが出
てまいります。
時代による社会の動きで、子育てが本来のことから外れて理論的に用いられてきました。
その根本で我々が考えなければならないことは、子ども権利条約や現在の新しい教育基本法にも、
子どもの教育の第一責任者は親であると書かれていることです。
現象だけでものを捉えるのではなく、子育てをどうするのかを最後まで忘れてはならないのでは
ないでしょうか。例えば、教育委員会と市長部局とで考えると、現状のニーズだけで新しく企画す
ることは格好よく施策としてもやりやすいですが、教育基本法では「教育は学校教育だけではない」
とはっきりと謳われております。ですので、市長局におかれましても教育基本法を再度見直してい
ただき、今どうすべきなのか、またその考え方をどのように市民へ広げていくのかも踏まえて、子
育て支援について考える必要があるのではないでしょうか。
具体的なことはその都度申し上げますが、「親が思うからこのようにすべき」ではなく、その中
で「子どもの教育はこのようにすべき、だからこのようにしよう」という方向で考える必要がある
のではないでしょうか。
(吉岡会長)
ありがとうございます。
原点に帰って、子育てということを見失わず、数字だけで判断することがないようにという貴重
なご意見でした。
(伊瀨委員)
重複してしまうかも知れませんが、確かにこの調査で出されているデータは親からの目線で、天
根委員がおっしゃった部分について私も同感でございます。
子どもたちは将来大人になる大切な社会人のたまごであり、その中で彼ら彼女たちをどのように
育んでいければよいのか、私たちが大人として、また組織としてどのようにできるのか、自分自身
授業をしていて常日頃思うところであります。ですから、先ほど障がい者のことにも触れたわけで
ございます。
余談になりますが、先般、障がい者の保護者が、「ぜひ、この子を納税できる人に育てたい」と
言われ涙が出ました。やはり自立ということが根底にあり、その中で私たちがそれぞれの子どもた
ちに何ができるでしょうか。学童のお話にもございましたが、居場所ではないでしょうか。
この子ども・子育て会議は国でも行われており、大変僭越なことを申し上げますが、この大前提
は社会保障制度の改革でございます。その中で謳われておりますのは、コミュニティーをどのよう
に新たに形成していくのか、戦後以降、何が大きく変わったかと申しますと、核家族化から場合に
よればシングルペアレントという状況が発生しております。
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さらには、車が出てきて行動の流動性が非常に大きくなりました。このことを決して忘れてはな
らず念頭におきながら、天根委員がおっしゃった「子どもたちをいかに立派な大人に育てていくの
か、その中で私たちが何をすることができるのか」を考える必要があるように思っております。逆
に私は稚拙な人間ですので皆さまからいろいろ教えていただきたいと思っております。
冒頭、会長職務代理者から「4,000 億円の不足がある」というお話しがございましたが、すでに
平成 20 年頃から「消費税を8%もしくは 10%にするのか」
「そのカードをどこで切るのか」といっ
た議論があったように風の便りで聞いております。
社会保障制度の改革について、1985 年より日本では今後の高齢化・少子化は非常に大きな課題で
ありますが、先送りされた課題となっており、私も当事者になりました。
現実的には今の子どもたちが元気に育ってくれなければ、私たちの橿原市の地域もないというこ
とになりますので、私のような者でございますがお力になることができればと思っております。
(吉岡会長)
ありがとうございます。
お二人の委員の方からのお話の通り、アンケートは量的な調査として見てしまいがちですが、教
育・保育や子どもの育ち、人間の育ちをみるという意味では、もっと質的な部分も見据えた上でこ
の量をみていかなければなりません。
量だけに振り回されて決めてしまわないよう、最も重要な部分をお話ししていただけたかと思っ
ておりますし、この会議が現実的な様子をしっかり見据えた上で量を読むということで進めていき
たいと考えておりますので、ご確認と事務局の方もよろしくお願いいたします。
大原委員、何かございませんでしょうか。
(大原委員)
やはり、子ども・子育てからしっかり考えていきたいと思っておりますし、先ほども意見があり
ましたが、子育てをしていく環境を考えていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いい
たします。
(吉岡会長)
保護者代表の西村委員、何かございませんでしょうか。
(西村委員)
保護者代表で参加させていただいております。いろいろなお話を伺い自分の知識のなさが恥ずか
しく、何をお話すべきなのかわかりませんが、私自身、障がいを持つ子どもがおりまして、今後は
そちらの面でも良くなっていくことを願っておりますので、一緒に勉強させていただきながら、ま
た保育所での母親の声などもこの場で発表できればと思っておりまので、よろしくお願いいたしま
す。
(吉岡会長)
ぜひ、質の部分と言いましょうか、保護者のご意見などをこの場で出していただき、考える力に
なっていけると思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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保護者代表の松井委員、何かございませんでしょうか。
(松井委員)
松井でございます、よろしくお願いいたします。
知恵をお持ちの大先輩ばかりで私から何も申し上げることはございませんが、私はPTA連合の
会長をしております、一般の保護者、ただの父親でございます。
学童で役員になられる方が非常に少ないということでしたが、これはPTAも同じです。現状で
もPTAに関わることは罰ゲームのようでやりたくないという方がほとんどです。その上で就労希
望が多く就労する人が増加すれば、さらにPTAに関わる人が少なくなり非常に心配な状況でおり
ます。
実際のところ、橿原市の施策であるこども園については、来年度に第4園と第5園が開設されま
すが、悲しいかな、1園のみPTA活動がなくなると思われます。保育園と幼稚園の保護者からう
かがったところ、保育園の方が圧倒的に保護者は多く 100 名くらい、幼稚園の保護者が 15 名ほど
となっており、その中で話し合うと絶対的に不利になるわけです。幼稚園はPTAを残していきた
い方向であっても、保育園では「働いているので時間がない」「子どもを預けているのであってそ
こに保護者は参加する必要はない」という考えの保護者がほとんどでした。
子どもは預ける、また、学校へ行かせて終わりで、保護者として何かを手伝ったり、先生と話し
をしようという方が減っており、コミュニケーションが全くとれていない状態になっております。
ですから、学校の話題が子どもとできません。いかにPTAを通じてでも保護者が一歩でも学校や
園に足を運び、そこでお手伝いをしていただき、組織を作っていくようなことを充実させることが
できればよいのではないでしょうか。
子育て支援に関して私は何もできないかも知れませんが、一保護者としてお話できることがござ
いましたら頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(吉岡会長)
ありがとうございます。
先ほど、天根委員からもまず子育ては親がする、という認識を原点に持たなければならないとい
うお話もございました。またPTAにおきましても、保護者が離れていく傾向にある現実も踏まえ
ながら、子育て支援の意味というのか、何を大事にしていけばよいのかという柱のようなものがみ
えてくると思われますので、今後もいろいろなご意見を伺いながら進めてまいります。
それでは事務局より今後のスケジュールについてお願いいたします。
⑤子ども・子育て会議スケジュールについて
(事務局)
⑤(資料8)について説明
(吉岡会長)
事務局より資料8に基づき今後のスケジュール説明でございました。
盛りだくさんの内容で、質の分析がむずかしく思われますので、事務局は大変でしょうけれども
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本日のご意見も考慮しながら今後の資料作成をお願いしたいと思っております。
(伊瀨委員)
国の進め方の中では、5年にわたる次世代育成支援制度の総括を盛り込んでということであった
と思う。課題と対策ということで、可能であれば、そういったところを
国では5月か7月に出る
という情報もあるようですが、第2回、第3回の子ども・子育て会議で、お願いしたい。
次世代育成支援の流れは、右肩上がりの世界での制度のあり方だと思う。今回の社会保障制度は、
お金のない中でどうやって社会資本を使っていくかという話であろうかと思う。そういうことでは
決別をしなければならないかと思う部分もあろうかと思います。
(吉岡会長)
次世代育成支援の調査も含め、橿原市でも目標値をつくってされてきた。その中で1つの区切り
として課題と継承しないといけないことは何かを土台にしたうえで、子育て会議というものにつな
ぎ、新しいものを作っていく。その流れを忘れずに一定の課題というものを出していっていただけ
ればと思っています。
次回会議の日程
(事務局)
第2回
4月30日(水)午前中(9:30~)予定
第3回
5月27日(火)午前中(9:30~)予定
(吉本教育長)
あいさつ
8.閉会
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