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科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) その他/フランス

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科目コード/科目名 (Course Code / Course Title) その他/フランス
科目コード/科目名
(Course Code / Course その他/フランス文学特殊研究1
(Study in French Literature 1)
Title)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle) フランス19世紀小説を読む&19世紀フランスのジャーナリズム
担当者名
(Instructor)
学期
(Semester)
菅谷 憲興(SUGAYA NORIOKI)
通年(Full year)
科目ナンバリング
(Course Number)
備考
(Notes)
単位
(Credit)
4単位(4 Credits)
言語
(Language)
2014年度派遣留学者で通年科目の接続を認められた者のみ履修可
授業の目標(Course Objectives)
春学期・19世紀フランス小説を読み、 同時に批評の問題について考える。
秋学期・19世紀フランスのジャーナリズムに発表された作家の文章を読み、 当時の 「文学場」 のあり方につ
いて考える。
授業の内容(Course Contents)
春学期・ギュスターヴ・フローベールの『ボヴァリー夫人』 (1857) を精読する。 この長編小説のどの箇所
を読むかは受講生と相談して決めるつもりだが、 とりあえず今のところは第二部を取り上げようと考えてい
る。 フランス語のテキストの精読と並行して、 文学作品の分析の仕方を学ぶため、 できるだけ様々な批評を
読ませる予定である。 フローベールは現代の批評・文学理論がもっとも好んで取り上げてきた作家でもあり
、 この作家に関する代表的な論考を通じて、 文芸批評の基本的なアプローチを身につけてもらいたい。 基本
的には平常点だけで成績を付けるつもりだが、 課題として小レポートを出してもらうこともある。
秋学期・19世紀フランスの作家たちの多くは、 小説や詩などのいわゆる 「文学作品」 だけでなく、 新聞や雑
誌などのジャーナリスティックな媒体にも時評や雑文の類を定期的に発表していた。 おもに生活の糧を得る
目的で書かれたこれらの文章は、 にもかかわらず、 当時の文学者たちの置かれた状況、 彼らの芸術観、 社会
観、 歴史観などについての貴重な証言となっている。 この授業では、 特にモーパッサンとゾラという世紀後
半の二人の作家を中心に、 文芸ジャーナリズムの文章を精読していきたい。 純粋な文学作品を読むときとは
おそらく異なったアプローチが必要とされることになるが、 この点については、 具体的にフランス語の原文
と取り組みながら分析の方法を考えていくことになるであろう。 時評的な文章を取り上げる以上、 19世紀フ
ランスの歴史的コンテキスト、 特に社会史についての知識が当然要求される。 基本的には平常点だけで成績
を付けるつもりだが、 課題として小レポートを出してもらうこともある。
授業計画(Course Schedule)
1. イントロダクション (『ボヴァリー夫人』につ
いて)
2. 訳読と発表1
3. 訳読と発表2
4. 訳読と発表3
5. 訳読と発表4
6. 訳読と発表5
7. 訳読と発表6
8. 訳読と発表7
9. 訳読と発表8
10. 訳読と発表9
11. 訳読と発表10
12. 訳読と発表11
13. 訳読と発表12
14. 春学期のまとめ
15. イントロダクション (19世紀フランスジャーナ
リズムについて)
16. 訳読と発表13
17. 訳読と発表14
18. 訳読と発表15
19. 訳読と発表16
20. 訳読と発表17
21. 訳読と発表18
22. 訳読と発表19
23. 訳読と発表20
24. 訳読と発表21
25. 訳読と発表22
26. 訳読と発表23
27. 訳読と発表24
28. 秋学期のまとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習(Study Required Outside of Class)
春学期・授業開始時までに、 あらかじめ翻訳 (山田じゃく訳、 河出文庫;伊吹武彦訳、 岩波文庫;生島遼一
訳、 新潮文庫などがある) でよいので、 作品をすべて読んでおくように。
秋学期・『ゾラ・セレクション10―時代を読む』 (藤原書店、 2002) は、 授業開始時までにあらかじめ読ん
でおくように。
成績評価方法・基準(Evaluation)
授業への参加度(30%)/訳読と発表(40%)/課題(30%)
テキスト(Textbooks)
Gustave Flaubert Madame Bovary (Le livre de poche classique 1999)
配布する。
参考文献(Readings)
授業中に適宜紹介する。
その他(HP等)(Others(e.g.HP))
注意事項(Notice)
秋学期については、 プリントを
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