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Vol.98 1月
学びの道しるべ YOU-I FUKUI GUIDE BOOK 98 vol. 20 0 9 CONTENTS 巻頭言 「話し手も聞き手が育てる」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1p 福井県立大学学長 祖田 修 ● 2009マナビ・フェスティバルの報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3p ● ゆー・あい カレッジのご案内・・・・・ 7p ● 広域学習グループの紹介・・・・・・・・・9p ● 友愛塾 の紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・10p ● 福井ライフ・アカデミー講座案内・・11p 表紙 「題 名:明日へ to m o r r o w」北荘かおる氏 ユー・アイ ふくい(福井県生活学習館) 〒918-8135 福井市下六条町14-1 TEL.0776-41-4200 FAX.0776-41-4201 巻 頭 言 「話し手も聞き手が育てる」 福井県立大学学長 祖田 修 私は長年にわたり学生に講義をし、いろいろな機会に 人前で講演もしてきたが、いまだに少しでも「聞いてよ かった」と思われたかどうかについて反省をする。講義 については、私立、国立、公立と3種の大学すべてを経 験し、さまざまな思い出もある。 私が初めて講義をしたのは、農協講習所という研修機関で、高卒間も ないJAの職員が対象であった。26 歳の時で、科目は経済学であった。 何をどう教えるか、テキストを使うかどうかから始まり、その予習の大 変さと教壇での緊張感を思い出す。経済学史の形で行うことにしたのだ が、最初のケネーの「経済表」の説明でつまずいてしまった。それは世 の中のお金と物の流れを矢印で追った図表だが、途中まで説明してつじ つまが合わず、自分でもわけが分からなくなってしまったのである。前 夜の予習の時は理解できたつもりであったし、その場でも何度か最初か ら流れを追おうとしたが、ついに立ち往生のまま終わった。今も思い出 すと冷や汗の出る場面である。 だが、その後も図表にこだわっているうち、あるフランスの学者の本 に「ケネーの経済表は、実はうまく自己完結していない」というくだり を見て、「あっ」と思った。それならば私が説明しきれなかったのはむ しろ当然だし、したり顔に順を追って説明している経済学の本の筆者は、 実はよく分かっていないことになる。私は安堵し、以後どんな本を読ん でも鵜呑みにせず、自分で考え直すという学者魂が身についた。そして、 質問があっても分からないことは「分からない」と正直に告白し、必ず 次の機会に回答することにした。 こうして講義や講演をすることは、実は自分が分かっていることと分 かっていないことの仕分けの出来る機会でもあり、前進のきっかけにも なる。特に大学院生とのゼミでの議論などは、院生が新しい理論を紹介 したりするので、実に有益であった。ある先輩教授も、「研究所で講義 1 をせず研究に没頭するのは、大変幸せのようだが、そうではない」と語ったことがある。 また聞き手にもいろいろある。多くの大学、特に大講義の多い大学で、学生の私語が問 題になっている。中には授業中に携帯電話を使ったり、食事をしたりする学生もいるという。 ある大学の知人から良い教員を探すよう頼まれ、定年前の同級生にその話を持ちかけた。 しかし彼は「いまさらその大学で、ろくに聴きもしない学生を相手に授業をこなすのは苦 痛だ。定年を機にゆっくりしたい」というのであった。幸い福井県立大学の学生は、静か に聞いてくれた。 公開講座などで社会人に話をする時は、私語も無いし、話し手にも学生に対するのとは 異なる別の緊張感がある。社会人は、何といっても経験豊富で、専門は異なっても「この 話がどの程度のレベルのものか」は、見破ってしまう。特に私のように専門が農業経済学 となると、農家や農業関係者が聞いたときに、「それは違う。この人は肝心なことが分かっ ていない」と思われたら、おしまいである。いくら本人が熱弁をふるっても、聞き手はか えって白けてしまう。 また社会人の場合、学生のように単位やノルマなど関係なく、聞きたいという内発する 欲求があるから、話し手が見ていれば聞き手 の反応もはっきり現われ、話しごたえがある。 そして次の機会にはこうしよう、ああしよう と、話し方や内容にも力が入る。つまり話し 手が成長するのである。話し手が成長してよ い話をすれば、聞き手も満足するし成長する。 いずれにしても、聞き手だけでなく、話し 手の方も、本人の資質だけではなく、聞き手 によって育てられ、成長していくのである。 こうした相乗効果のある講義や講座を目指し たいものと思う。 挿絵/ 北荘かおる氏 2 2009 マナビ・フェスティバル ∼つるつるいっぱい まなぼっさ! あそぼっさ!∼ 10 月3日(土),4日(日)の2日間にわたって、ユー・アイふくい・県立図書館会場で開催されました。 オープニングステージ 昨年度アメリカ・フロリダ州で開催された全米チアダンス選手権で総合優勝を 果たした福井商業高校チアリーダー部 JETSの皆さんに来ていただきました。 その明るく活力あるチアダンス演技は、観客を魅了しました。 式典・表彰 福井ライフ・アカデミーの受講生のみなさんの中で、所定の 単位を受講された方々へ、西川一誠知事から修了証書・単位認 定証書が授与されました。 記念講演 外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一氏が、1日目の記念講演で「オバマ政権 の改革と日本の針路」をテーマにお話をされました。 講演では、はじめに、最近「密約」といわれている日米安保条約における核 の持ち込みや立ち寄りについて、当時日米の考え方に相違があったことを、当 時の公文書の解釈の仕方や外務大臣、駐日大使の具体的な行動をもとに説明してくださいました。また、解釈の相違 からおこった事実や機密文書を処分・隠蔽しようとした日本政府の行動について、「歴史に対する裏切り行為であり憤 りを感じる」と強調された後、沖縄復帰の日米交渉において重要な役割を果たされた、本県出身の孤高の国際政治学 者 若泉敬先生についてお話をされました。 「密約」といわれる、沖縄返還時の有事の際の核持ち込みに関する考え方にも日米間に相違があったこと、その交渉 に当たっては、若泉先生が深くかかわっていらしたこと、「密約」といわれる国家機密を墓まで持ち込まれる頑な決意 で取り組まれたこと、日本のゆく末を心配しながら後半生を過ごされていたことなどについて、手嶋氏が若泉先生と 直接会話された内容や若泉先生の著書をもとに、わかりやすく紹介されました。 そして、戦後の日本のあり方を振り返り、「日米同盟に身をゆだねることによって、日本は平和を享受し経済大国に 成長はしたが、結果的には世界の秩序を自ら作り出していこうとする志を徐々に磨滅させていったのではないか、そ のために日本の政治家や若者は世界のかかわりに関心を失ってきたのではないか、本来政治は、国家の外交や安全保障 などに関して合い定めることに意を用いなければならないのではないか。」と危惧の念を抱かれていらっしゃいました。 また、民主党政権発足が日米関係に与える影響を、鳩山首相・小沢幹事長等の具体的な文書や声明をもとに、その 内容が「必ずしもアメリカ側に配慮したものばかりではない、安全保障観に党内にも違いがあり少なからず外交に影 響を与えることになるだろう。」と憂慮されました。 この講演を通して、外交の難しさを訴えるとともに、民主党政権は事柄を変えていく大きなきっかけであり、「若泉 先生のお考えや戦後日本が失ってしまった背景を忘れることなく、日本の針路を誤りなきないよう次世代につなげて いかなければならない。」とまとめられました。 主催講座 環境講座 「川をきれいにする水中ロボット」 身近にある材料で作られた 親子で楽しく、化石の形をした ロボットを紹介していただ 消しゴムを作りました。 きました。 3 親子恐竜ふれあい講座 「化石消しゴムづくり」 広域学習グループ交流大会 ぱい! 笑顔がいっ 「学び」がいっぱい! ∼講座・体験コーナー 活動展 ステージ発表∼ たくさんのグループが、日頃の活動の成果を紹介しました! 参加してくださった皆さん 「青い扉」パステル画会/足裏健康法友の会/栄養三色グループ/越前陶芸村「ひいろの会」/着物輝く会/彩美グループ21/鯖江きぼり会 紫水会/白川文字学ユー・アイ会/すずらん会/神明太極拳ユー・アイ会/生涯学習セルフ・カウンセリングを学ぶ会/全日本写真連盟福井支部 茶の湯同好会/陶遊/ナレッジふくい/向日葵の会/ふくい子ども劇場/福井県青年海外協力隊等を支援する会/福井県スペイン語研究会 福井県発明くふう研究会/福井コントラクト・ブリッジ同好会/福井室内模型飛行機教室/福井南絵手紙の会/ふくふくネット/鉾俳句会 モキハナ/ゆうあい俳句会/煉戯窓 皆さん ありがとうございました。 今年度は、県立図書館と共催しました。 広い図書館エントランスでの展示を たくさんの方に見ていただき好評でした。 友愛塾 参加した講座名 ボランティア 講師・受講生 春江工業高校製作遊具 の方々も多数 県児童科学館職員の方が、 ドライアイスの楽しい実験 を披露してくださいました。 参加しました。 着付け/ハーブとアロマ プリザーブドフラワー 草と蔓/インターネット体験 朗読/キャリア教育 オカリナ/ア・カペラ サイエンスショー 楽しい遊具が 大人気でした。 マナビの遊園地 ふくいスウィーツ市 ふくいのおいしい地産地消商品が ずらりと並びました。 ボランティアスタッフとして、仁愛大学・ 福井大学の学生さんが活躍しました。 4 2009 マナビ・フェスティバル in 若狭 ∼つるつるいっぱい まなぼっさ! あそぼっさ!∼ 10 月 17日(土)、18日(日)の 2 日間にわたって、若狭図書学習センターで開催しました。 式典・表彰 福井ライフ・アカデミー受講生が、福井ライフ・アカデミー副学長である福井県 教育委員会 広部正紘教育長から、修了証書および単位認定証書を授与されました。 記念講演会 食文化史研究家の永山久夫氏が、「名将・武将の食生活を再現 和食革命にみる 日本人の知恵と工夫」と題して講演をしました。戦国時代を戦い抜いた武将には、 武力・体力・知力が備わっていました。特に知力とは判断力・記憶力であり、現代 を生き抜く私たちにも必要な力です。永山氏は、長命の武将徳川家康や天海和尚の 食生活に触れながら、長年の食文化史と長寿食・活脳食の研究を通じてわかってき た、食材の栄養が持つ機能と食べ方の工夫と効能などについてユーモアを交えて軽 妙に話され、笑いのたえない講演となりました。 まず、活性酸素による老化を防ぐためには、カテキンを含む緑茶を飲むと有効であるとのこと。つぎに、物忘れし にくくなり脳にもよい「幸せホルモン」といわれるセロトニンをつくりやすくするためには、トリプトファンを含む 鰹節が有効であること。明るくおおらかに人づきあいをよくニコニコして暮らすと、さらにセロトニンも出やすくな り、免疫力も上がるとのこと。そのような暮らしをすると、人も情報も集まることなどに触れられました。 さらに、信長・秀吉・家康が出陣する前に湯漬けで食べていたとされ、永山氏が復元された「陣立て焼き味噌」を 試食しました。おもな原料である大豆には、脳の老化を防ぐ成分などが含まれていることや、数種の食材を合わせて ありそれぞれに体や脳によい効果が期待されること、薬がなかった時代に、自分に合った健康法として武将が食生活 を工夫していたことがわかることにも触れられました。 最後に、「笑いはナチュラルキラー細胞を活性化させ、がん予防につながる」ということで、永山氏作の長生きソン グ「お茶飲んで ご飯 豆 胡麻に鰯に 人参 昆布 これで長生き わっはっはっは―っっ」をご紹介いただき、 参加者全員で声を出して笑い、締めとなりました。 郷土学習講座 おおい町立郷土史料館の川嶋清人氏が「小浜藩の台場跡―史跡松ヶ瀬台場跡の復元 工事―」と題して講演。そのものの形が残っている全国的にも珍しい台場跡であり、 観光資産の活用も含めて、どのように復元したかをお話しいただきました。 広域学習グループ交流大会 ステージ発表 広域学習グループの皆さんが日頃の活動の成果をステージ発表しました。出演者同士の交流も生まれました。 若狭能〔若狭能倉座〕 活動展 公開読書会〔若狭読書会〕 広域学習グループの書道展や活動の紹介 書作品(書団玄朋社・若狭書道連盟・蘇洞門会) 5 小浜藩主愛用の能衣裳 (若狭能倉座 ) ミュージックベルの演奏 〔ミュージックフレンズ〕 朗読〔すぷりんぐ〕 はじめての社交ダンス (ミュージックフレンズ共催講座の発表) 書・朗読・音楽のコラボレーション「秋」 わくわくスクランブル ステージ発表 生涯にわたって学び続ける楽しさを発見し、お互いに高めあい、交流を深める出会いの交差点、それがわくわくスクランブル。 今年も一般公募で集まった皆さんが、ステージで発表し、活気に満ちたひとときになりました。発表者と客席の皆さんが一緒に 楽しみました。 伝承あそびうた 〔小浜市たのしい遊びうた受講生〕 心うた〔KAZU〕 ピアノソロ〔波田真弓〕 フラダンス〔マリエ プア〕 みんなで歌おう! ピアノデュオ 〔RKsound〕 唄と踊り「七福神大笑い音頭」 和太鼓演奏〔大飯ブレイズ〕 〔七福神大笑い本舗〕 活動展・体験コーナー 一般公募の活動展を開催し、多くの方に楽しんでいただきました。また、体験コーナー・おはなし会やこども映画会・焼きたて パンの販売・雑誌リサイクルにもご参加いただきました。 型友禅染〔裃工房紀平〕 オイルペイント 〔オイルペイント倶楽部〕 ビーズアクセサリー 〔Kira O2〕 書と陶芸「こころのハーモニー」 〔いさざの会〕 おはなし会 〔おばま児童文学会 風夢〕 陶芸「誠陶房」〔海本誠一〕 「焼きたてつみきのパン販売」 〔社会福祉法人 つみきハウス〕 暮らしを彩るアメリカントールペイント 〔painting mama 長船初美〕 プリザーブドフラワーアレンジ・ビーズアクセサリー 〔アトリエYUKI〕 雑誌リサイクルコーナー パネル展示 放送大学 県内大学紹介・学校紹介(小浜水産高校・若狭東高校) こども映画会 6 ゆー・あい カレッジ 男女がお互いに理解し助け合う、男女共同参画社会づくりを推進するための「男女共同参画講座」と、 女性のあらゆる分野での活躍を応援するための「女性活躍支援講座」を実施しています。 男性コース プレゼンテーションの基礎を学ぶ 10 月 25 日(日) プレゼンテーションの基礎について、実践的に学びました。女性をターゲットにした商品を企画し、 販売店にプレゼンテーションするグループワークでは、様々な発見があったようです。 多くの参加者とディスカッ ションできてよかった。 今後の仕事に役立てたい。 情報収集や話の構成、 スライドを作成する時の注意点など、 事前の準備が大切なことがわかった。 女性のチャレンジ支援コース 女子高校生のための「科学・技術者への招待セミナー」 交流会より 福井県立敦賀高等学校 7 月 10 日(金) 講 演 「Be yourself,and truest yourself. あなたらしくあれ、そして最も真実のあなたであれ。 」 講 師 福井大学高エネルギー医学研究センター 吉井 幸恵 助教 交流会 吉井助教、セーレン㈱研究員、福井大学大学院生 女子高校生 24 名 理系の職場で働いている女性のアドバイスや、 大学のことがいろいろ聞けて、将来の参考に なった。 福井県立金津高等学校 9 月 17 日(木) 講 演 「好きなことと得意なこと ∼夢を実現する力とは∼」 講 師 東京大学大学院理学系研究科 横山 広美 准教授 交流会 横山准教授、県研究員、福井県立大学大学院生 女子高校生37名 理系に進むことに不安を感じていたが、 女性が活躍していることを知って、理 系への希望が高まった。 7 キャリア・アカデミー ビジネスセミナー 9 月 2 日(水) ビジネスパーソンのための、 相互尊重コミュニケーション 実践的で仕事に役に 立つと思った。 9 月 15 日(火)、16 日(水) 効率的な会議の進め方 会議以外にも 役立つことが学べた。 自信につながる テクニックが学べたのが 良かった。 9 月 26 日(土) 「話す・書く・考える」力を鍛える、 ロジカル・シンキング 公開講座1 自分の道を切り拓く∼くらしを見直すことは生き方を見直すこと∼ 10 月 18 日(日) 講 師 生活哲学家・消費行動研究家・家事塾主宰 辰巳 渚 氏 受講生の声 ●ワークライフバランスについて漠然と考えるのではなく、 「自分のライフは何か ?」を具体的にイメージすることが 大切だと気付いた。 ●講演の中に共感できる部分が多かった。 公開講座2 ビジネスパーソンのための会社でチャンスをつかむ本当のルール 11 月 1 日(日) 講 師 ジャーナリスト・日本女子大学客員教授 福沢 恵子 氏 受講生の声 ●リアルな事例が聞けてよかった。 ●今後の就活に役立て、社会の一員になれるようがんばりたい。 ●働く人に求められる能力を自分がどれぐらい持っているか考 える機会になった。 8 広域学習グループの紹介 ―県内各地で自主的に学習活動を展開している登録グループを紹介していますー 「青い扉」パステル画会 代 表 奥東 江美子 福井市江守の里 2 丁目 1004 Tel 0776−35−4310 代 表 橋本 洋子 福井市若杉浜2−511 Tel 0776−34−1608 ●会のおいたち ●会のおいたち 1996年 ふくい社会保険センターにて、 伊藤ちづ子先生のご指導の下、『「青い扉」パス テル画』講座を開講しました。2008年以降、 福井県生活学習館(ユー・アイふくい)に活動 場所を移して創作活動を続けています。 当会は、全日本写真連盟福井県本部に所属す る写真好きの有志が集まり、2004年に本格 的な活動を再開した写真クラブです。 ●あゆみ 現在は、月三回木曜日に例会を開き、先生の ご指導を受けながら二時間程度活動をしていま す。年に一度福井県立美術館にて『 「青い扉」パ ステル画展』を開催し、会員一同F4∼F10 0号の作品を出品しています。さらに、会員が 順番に展内個展も実施しています。 また、新協展・県美展・市美展・勤労者美術 展等に出品し、入選をはじめいろいろな賞を受 賞しています。 ●これからの活動 各自がテーマを持って、独自に作品を制作し ており、県立美術館の画展では、年々大きな作 品づくりに取り組むようになっています。 一人でも多くの人に、パステルの持つ手軽さ や発色の良さ、色彩の温かさなどの魅力を知っ てもらい、年々向上した作品を発表していきた いと思っています。 9 全日本写真連盟 福井支部 ●あゆみ 2006年から、活動拠点をユー・アイふ くいに変更し、毎月第 2 土曜日に例会を開き、 各自が持ち寄った写真をお互いに評価しながら 撮影技術の勉強を行っています。撮影会や個人 旅行等で撮った作品を発表する場として、毎年 写真展を開催すると共に、2007年からマナ ビ・フェスティバルに参加させて頂き多くの人 達に見て頂き、レベルアップにつなげていきた いと思っています。 また、写真雑誌「フォトコン」の「クラブ対 抗デジフォト合戦」企画に参加し、2007年 9 月号で福井駅周辺の魅力を全国に発信する事 が出来ました。また、 「アサヒカメラ」誌 200 9 年 12 月号の「全日写連だより」のコーナー で活動紹介されました。 ●これからの活動 写真撮影は、脳の活性化に役立ち、健康に良 いと言われています。会員の様々な感性で写す 活動を通じて、県内外の魅力を発信していきた いと考えています。 友愛塾の紹介(県民講師の声) 「これまで仕事や趣味で身に付けてきた知識や技術を他の人にも伝えたい」 という意欲のある方が、ボランティア講師となって開設する講座です。 講座名 ふるさとじまん 入門講座 ∼ふるさとの魅力を発見しよう∼ 天にそびえる国宝・明通寺の三重塔、羽賀寺の本尊十一面観音の微笑。奈良東大寺へ水を送る「お水送り」 の 火 祭 り 。 絢 爛 豪 華 な 山 車 が 練 る 「 放 生 祭 ( ほ う ぜ ま つ り ) 」、 命 蘇 る 「 蘇 洞 門 ( そ と も ) 」 の 海 岸 美 。 豊かな歴史と美しい自然を残す福井・小浜は、知れば知るほどに愛しくなる「ふるさと」です。自慢したく なる「ふるさと」なのです。このふるさとの魅力を誇りに生きたい と思います。 講座では、ふるさとの良さを共に考え、ともに語り、観光客にも 楽しくお話ができる仲間を増やしたいと考えました。神社仏閣や歴 史遺産、文化財、食材、特産品など映像を多用しました。幸いにも、 受講生の皆さんは郷土に深い関心をお寄せの方々ばかりで、ふるさ とへの理解は早く、楽しい講座となりました。これで、観光客の皆 さんに誇りをもって「ふるさと」の良さを紹介する仲間が増えたと 喜んでいます。友愛塾における、県民講師の体験は私の貴重な財産 です。 県民講師 白石 晴義 初めての鉛筆画 ∼ 12 色の色鉛筆を使って∼ 毎日の生活リズムの中で自分だけの時間をみつめたことがあるでしょうか。ふとしたそのひととき何を思 い浮かべるでしょうか。空想にふけるのも楽しみのひとつですよね。その空想の内容を身近なもので表現し ようと考えた時色鉛筆はいかがですか。12 色の色鉛筆をながめる だけでもうきうきした気分になるはずです。そんな気分になった時 色鉛筆を持って講座にご参加を。何かしら絵心が生まれてくるかも しれませんよ。道端に咲いているたんぽぽもブーケのバラも庭の紅 葉も、気が付いたら手にとって触れてみましょう。新しい感性が芽 生えて楽しくなることでしょう。自然の織りなす色合いは美しく、 色鉛筆の 12 色からつくられる色を探すのもまた味わい深いと思い ます。はじめの一歩をごいっしょに。 県民講師 波田 真弓 パッチワーク教室 県民講師として初めての春の教室の時は、どれだけの方が来てくださるのかと心配と不安でしたが、続け て 3 年になります。最初から来てくださっている皆さんを始め、小学生から年配の方まで年齢層の幅も広が り、パッチワークの楽しさを分かち合う時間となっていることに喜びを感じています。 受講生からは「昔からやりたかったので、この講座で作品が出来 て よ か っ た 。」 や 「 習 い た か っ た の で 基 礎 か ら で き て う れ し い 。」 な どの声を聞き、この講座がパッチワークへのきっかけや手助けにな れたということを実感しています。特に完成間近になると皆さんの 楽しそうな表情を見られるようになり、とても嬉しいです。 パッチワークを通していろんな人と出合い、今後の生活を豊かな 時間につなげてほしいと思っています。これからも多くの人との出 合いと輪が広がっていくことと思います。 県民講師 山本 喜代子 10 福井ライフ・アカデミー主催講座案内(1月∼3月) 会場:ユー・アイふくい(福井県生活学習館) テーマ・内容 問合せ先 0776-41-4200 日 時 郷土学習講座 「ふるさとの産業(商業)」 1月13日・20日・27日 (水) 13:30 ∼ 15:00 1月29日 (金) 2月14日 (金) ・28日 (日) 3月 7日 (金) ・14日 (日) 13:30 ∼ 15:00 郷土学習講座 「ふるさとの展望」 1月9日・16日・23日 (土) 2月6日・13日 (土) 10:00 ∼ 11:30 地域活動講座 「生涯学習ボランティア養成講座」 場 所 講 師 箸匠 せいわ 創業者・顧問 木越 和夫 映 像ホー ル ㈱シアターハウス代表 吉村 明高 福井県観光連盟誘客推進事業部長 朝岡 正貴 オバマを勝手に応援する会 代表 藤原 清次 名田庄診療所 所長 中村 伸一 映 像ホー ル 福井工業大学 教授 吉田 純一 勝山市エコミュージアム協議会委員 石畝 正樹 福井テレビ アナウンサー 丸山 勝義 〃 ディレクター 小林 史武 敦賀短期大学 教授 多仁 照廣 学習室 101 生涯学習リーダーバンク登録者 石本 昭司 〃 北野 道代 金沢大学 教授 浅野 秀重 県生涯学習センター職員 パソコン入門講座 「ワード編」 2月6日・13日 (土) パソコン実習室 県生涯学習センター職員 パソコン入門講座 「エクセル編」 1月15日・22日 (金) 2月27日・3月6日 (土) パソコン実習室 県生涯学習センター職員 会場:若狭図書学習センター 問合せ先 0770-52-2705 テーマ・内容 郷土学習講座 ふるさとの文化 「若狭路の民俗と風土」 生涯学習ボランティア養成講座 「学びの輪を広げよう ∼学んだことを講座にしてみませんか∼ 」 ■お問合せ 日 時 1月16日・23日・30日 (土) 2月 6日・13日 (土) 13:30 ∼ 15:00 1月10日・17日 (日) 1月 23日・2月6日 (土) 15:00 ∼ 16:30 2月14日 (日) 13:30 ∼ 15:00 場 所 講 師 若狭路文化研究会 会長 金田 久璋 敦賀短期大学 教授 外岡慎一郎 講堂 若狭歴史民俗資料館学芸員 垣東 敏博 郷土史家 永江 秀雄 敦賀短期大学 教授 多仁 照廣 福井大学 教授 寺尾 健夫 研修室 話し方教室講師 中西 夕季 金沢大学 教授 浅野 秀重 若狭図書学習センター職員 ユ ー・ア イ ふ く い 福井県生活学習館 福井県生涯学習センター 0776-41-4200 FAX.0776-41-4201 〒918-8135 福井県福井市下六条町14-1 TEL. [施設利用申込専用] TEL. 0776-41-4203 FAX. 0776-41-4210 E-mail [email protected] ホームページ http://www.manabi.pref.fukui.jp/you-i/ 小浜小学校 福井県立若狭図書学習センター 0770-52-2705 FAX.0770-52-2715 〒917-0075 小浜市南川町6-11 TEL. [email protected] ホームページ http://www.library.pref.fukui.jp/wakasa/index.html E-mail 1001 55021