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誰にも えなかった。

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誰にも えなかった。
「打ち明けてみようかな」と思ったら
保健センターに連絡してみよう
「いらいらする」
「なんかもういやだ」
そんな気持ちを
感じたら・・
保健センター
に電話を
かける
今感じていることを
話してみる
「もうだめ」など
⾔葉にならない気持ちで
⼤丈夫です。
<よくある質問>
Q.何を話せばいいですか? どんな相談ができますか?
A.「眠れない」「⼈が苦⼿」など、どのような相談でも、あなたが
思っていることを、そのままの⾔葉で話して下さい。
Q.誰が話を聴いてくれるの?
A.“保健師”です。⾝体、こころ、育児、仕事、性の悩みなど幅広い
相談にのれる国家資格を持つ専⾨家が無料でお話を聴きます。
話すだけで、
少し楽にな
れた。
(※相談は無料ですが、通話代は有料です。)
Q.どうやって聴いてくれるの?
A.電話だけでなく、ご相談内容によっては⾯談や家庭訪問による
相談もできます。まずは、お電話ください。
『匿名でもOK』
『話したくないことは、話さなくてもOK』
<連絡先・相談先>
◆新宿区の保健センター
悩みは分か
ち合うこと
で糧になっ
た。
⽉〜⾦曜⽇:8時30分〜17時
⽜込保健センター
03-3260-6231
四⾕保健センター
03-3351-5161
東新宿保健センター 03-3200-1026
落合保健センター
03-3952-7161
<その他の相談先>
◆東京いのちの電話
03-3264-4343
(24時間、年中無休)
NPO法⼈
◆ 東京⾃殺防⽌センター 03-5286-9090
年中無休
20時〜翌朝6時(⽕曜のみ17時から)
◆よりそいホットライン 0120-279-338
(24時間、年中無休、通話料無料)
「いのちと暮らしの相談ナビ」
では、様々なジャンルの
相談窓⼝をご紹介しています。
やわらかい雰囲気で、
安⼼して話ができた。
平成28年2⽉発⾏
編集・発⾏ 新宿区健康部健康推進課
(平成28年4⽉より健康政策課へ名称変更予定)
新宿区新宿5-18-21
電話(03)5273-3494
誰にも⾔えなかった
ことを吐き出せて、
少しほっとした。
無理に話さなく
て良い雰囲気に
救われた。
悩んでいて
も全然いい
んだよ。
誰にも⾔えなかった。
聞いてもらえただけで、
少し楽になった。
「もう、消えてしまいたい‥」 そんな気持ちになったことがありますか?
~ 悩みを乗り越えた人からの メッセージ ~
誰かに
打ち明けること
私は幼少期の頃から、テレビや周りの⼤⼈たちがもと
めてくるような社会的価値のある⼈間にならないといけ
ないと思っていました。『優等⽣』や『細⾝の⼥性』の
ような価値を無くした時に周りから⾒放されることが恐
ろしくて、常に周囲の反応を⾒ながら、⾃分がそれを達
成できたことを確認して、⾃分は⽣きていてもいいのだ
と⾔い聞かせ続けていました。
そして⼩学5年の時に過度なダイエットから摂⾷障害
となりました。痩せることで評価され、結果を出すこと
がうまく⽣きるために⼤事だと思っていましたが、痩せ
た⾃分を⾒て何故⼈が避けていくのか分かりませんでし
た。苛⽴ち、⾃分も傷つけていた頃に養護教諭の勧めで
⼩児科にかかると、主治医は「よく頑張ったね」と私に
⾔いました。それはずっと⼼の底から欲しかった⾔葉で、
初めて味⽅ができたのだと、救われました。
主治医や、⾃分の⽣き⽅を否定せずに受け⼊れてくれ
た私の家族のように、⾃分を受け⼊れてくれる⼈がいる
⽯井綾華さん
だけで、⼈は救われる。誰もが、分かってくれる⼈を
(NPO法⼈Light Ring.代表理事) きっと⾒つけれられる。そして、あなたもそのような⼈
になれる。そう願って、今の活動をしています。
そっと打ち明けること、今、試してみませんか?
⾳楽がつないだ
私は10代の頃、死のうとした事が2度あります。複雑
「味⽅・居場所・未来」 な家庭環境における不安や、親の⾔動や接し⽅、居場所
悠々ホルンさん
(ミュージシャン)
のない孤独感とSOSが届かないことへの憤り。只々耐
え続ける毎⽇。不登校も経験しました。
そんな中で“⾳楽だけが⾃分の想いを分かってくれる”
と⾳楽を聴いたり、⾃らも⾳楽を作る時間が、⼼の安定
剤となっていました。⾳楽を通じて⼼許せる味⽅と居場
所に出逢い、少しずつ⼼の隙間が埋まっていったことで
今があります。私は⼈⽣を繋いでくれた⾳楽を今は届け
る側としてメッセージを発信し、全国の⾟い想いに耐え
ている⼦達から応援や相談をお⼿紙等で⽇々頂いていま
す。
私は過去、味⽅や理解者など誰⼀⼈としていないと
思っていました。当時周りにいなかったのは確かです。
でも視界の外側にはいました。
⼈への怖さで⽴ち⽌まり⾃⼰嫌悪を繰り返すそのサイ
クルは、⼀⼈の味⽅が現れた瞬間から変わり始めます。
その⼀⼈に出逢う為に、相談機関に助けを求めてみてく
ださい。
私たちは1⼈じゃない。
〜お互いを知り、
受け⽌め合える〜
永⾕望さん(⼤学⽣)
私は⾼校⽣の頃まで誰にも悩みを話せませんでした。
⾼校の部活でまとめ役だったとき、クラスが進学クラス
だったこと、部活の同学年の⼈がどんどん辞めていった
ことから周りの⼈には悩みを話せない状況でした。悩ん
でいても、ばれないように笑顔を作りました。そうして、
部活や勉強のプレッシャーによって追い詰められました。
この頃の私は⾃尊⼼が低く、⾃分のことが嫌いでした。
⼤学⽣になり、⼀⼈になったときやふとした瞬間に、
死にたいと思い絶望的な気持ちになりました。そんな⼤
学1年の終わり、なぜかとても気の合う友達ができまし
た。その⼦はその⼦⾃⾝のつらかった過去の話を沢⼭し
てくれました。私も、⾃分のことを徐々に打ち明けてい
きました。
どちらかが「死にたい」と⾔うと、もう⼀⽅が「あな
たが死んだら悲しい」と⾔いました。相⼿が相⼿⾃⾝の
ことを話してくれ、こちらの話も受け⽌めてくれること、
それによって私は、前よりも⽣きやすくなりました。
本当の意味で笑顔でいられる時間が増えました。
新宿区は次の団体と連携し、
若者の⽀援をしています!
ありのままで⽣きる
藥師実芳さん
(NPO法⼈ReBit代表理事)
しんじゅく若者
サポートステーション
⼥の⼦のからだで⽣まれた僕は、⼩さいころから性別
に違和感がありました。「⼥の⼦なんだから」と⾔われ
るたびに、⾃分らしく振舞えないと感じていました。で
も正しい情報も、⾝近に相談できる⼈もおらず、毎晩布
団の中で「このままでは⽣きていけない」と泣いていま
した。そんなしんどさがピークを迎え、電⾞に⾶び込も
うとしたことも。
⾼校2年⽣のある⽇、堰を切ったように、はじめて友
達に泣きながら「性同⼀性障害だとおもう」とカミング
アウトすると、「やっくんはやっくんだから」と受け⽌
めてもらえました。はじめてありのままの⾃分を肯定し
てもらえて、とても安⼼したことを覚えています。
また、様々なLGBTの⼈が集まる交流会に参加し、
多くのLGBTの⼤⼈と出会い「好きな仕事についたり、
好きな⼈と⼀緒にくらしたり、⾃分らしく⼤⼈になれる
のか」と実感しました。
それからは徐々にいろんな⼈にカミングアウトをし、
いろんな⼈のおかげで、いまでは⾃分らしく⽣活をして
います。
※LGBTとは、レズビアン(⼥性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル
(両性愛者)、トランスジェンダー(性同⼀性障害を含む⾝体と⼼の性が⼀致しない⼈)
の頭⽂字からなるセクシュアルマイノリティ(性的少数者)を指す⾔葉。
特定⾮営利活動法⼈
Light Ring.(ライトリング)
特定⾮営利活動法⼈
ReBit (リビット)
YouthLINK
(ユースリンク)
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