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青少年の健全育成のために 思わずこぼれる再会の笑顔 ⑪ ⑩
美術館でキャンドルづくり 生徒会主催で新成人をお祝い でんきを消して、 アートな夜を ▲ 元炭鉱労働者が爆発事故を語る ▲ 思わずこぼれる再会の笑顔 ▲ 意見発表する十時さん ⑪ 1月 13 日、成人の日(14 日)を前に田川文化センター で成人式が行われました。市内の新成人は昨年より 91 人減 の 531 人。このうち 294 人が式典に出席しました。 式典では、田川創作炭坑節CDR21の踊りやスライド上映、 と と き ゆ 新成人意見発表などが行われました。意見発表をした十時由 か 佳さん (山口大2年、 金川中出身) は、事故で九死に一生を得 た体験を語り、 「日頃から悔いのない生活を心がけ、一つひ とつの『出会い』を大切に生きていきましょう」と話しました。 式典後、校区ごとの集合写真撮影に臨んだ新成人たちは、 久しぶりの再会を喜び、記念写真を撮りあったり、携帯電話 の番号やメールアドレスを交換し合ったりしていました。 キャンドルのあかり の中で朗読 「ママのおひざでおはなし会」 絵本で親子のふれあいを 1月 11 日、絵本の読み聞かせなどをするボランティ う し お じゅんこ アグループ「子どもの文化研究会(牛尾淳子会長) 」に よる定例のおはなし会が、図書館で開かれました。 主婦らで構成する同グループは、子どもたちに幼い頃 から本に親しんでもらおうと、幼児と母親を対象に、毎 月第2・第4金曜日におはなし会を開いています。この 日も、参加者を前に、会員らが絵本の読み聞かせを始め ると、子どもたちの視線は絵本にくぎ付け。初めて参加 さ と う しょうこ した佐藤頌子さん(2歳)は「絵本大好き。楽しかった」 その ま き こ と喜んでいました。同グループの園真紀子さんは「お母 うち さんたちに絵本のよさを知ってもらい、お家でたくさん 読んであげてほしい」と話しました。 ビルメンテナンス協同組合とサッカー協会が寄付 青少年の健全育成のために しげとうのりとも 12 月 27 日、田川ビルメンテナンス協同組合(重藤憲知 理事長)が、12 月 23 日に青少年文化ホールで開催され たクリスマスチャリティーコンサートのチャリティー募金 202,457 円を、青少年の健全育成に役立ててほしいと市へ 寄付しました。 また、 (社)福岡県サッカー協会筑豊支部から、市へサッ か し わ ぎじ ゅ ん こ カーゴール一対の寄付があり、1月 10 日に柏木順子教育長 た ざ わ よしはる から田澤好晴筑豊支部長に感謝状が手渡されました。田澤支 部長は、 「筑豊地区から優秀なサッカー選手が育っていくの が夢です」と話していました。 ▲ 図書館児童コーナーで開かれている定例のおなはし会 みんなで、ピース! 市内で531人が新成人に 教育長から田 澤さん (右) へ感 謝状 ▲ 1月 12 日、石炭・歴史博物館で開かれている歴史講座で、 かみきよ ま き の しげる かつて上清炭鉱 (香春町) で電気技師として働いた槙野森さん が、当時の炭鉱の様子や爆発事故の惨状について語りました。 槙野さんは、昭和33年、同炭鉱で起きたガス爆発事故で、 事故後に、発火の危険がある電気機器を撤去するため、坑 内に入り現場を目撃。 「ガス爆発が起きると坑内の温度が 2000℃を超える。人の皮を焼き尽くし、爆発時に息を吸い 込んだ坑夫は肺も焼かれる」と事故の悲惨さを証言しました。 博物館では、来年度から「炭鉱の語り部ボランティア」に あ た つ お よる歴史講座の開講を計画しており、安 龍生館長は、 「証 言から当時の炭鉱の姿に迫りたい」と話しました。 伊 藤 市長に寄付金を手渡す重藤さん (左) 石炭・歴史博物館の歴史講座 受講者にガス爆発の様子を語った槙野さん ▲ 12 月 21 日、美術館で約30人の親子が参加して、色とり どりのキャンドル作りが行われました。 これは、 「でんきを消して、スローな夜を。夏至と冬至の 夜 2 時間、みんなでいっせいに電気を消して、環境や地球 のために自分たちが出来ることをやろう」という「100万人 のキャンドルナイト」の呼びかけに賛同した催しです。 参加者は白いろうを溶かし、それに削ったクレヨンを混ぜ て色をつけ、持ち寄ったビンに流し込んでキャンドルを作り ました。その後、できあがったキャンドルを持って、現代美 ト コ ポ ラ 術ギャラリー to・ko・po・la(新町)に移動し、そのキャンド ルのあかりの中で、音楽と朗読を楽しみました。 ▲ 1月 11 日、東鷹高校で、定時制(4年制)に通う生徒 らが「新成人を祝う会」を開きました。催しは、生徒会が 企画する恒例行事で、今年度に成人を迎える4人と、来年 度、成人となる4年生 15 人が出席し、他の生徒、教員ら 約 100 人の参加者から祝福されました。 さかもと か つ み 新成人を前に、生徒会長の坂本勝美さんが祝辞を述べ、 「失敗を恐れず、いろんなことに挑戦してください。挑戦 していくことが、ひとまわりもふたまわりも、人間を大き くしていくものです」と激励しました。また、新成人を代 やまぐち 表して山口さきさんが、 「これからは、少しずつ成人とし ての責任を果たしていきたい」と決意を述べました。 ▲ 「新成人」を祝福された生徒たち 東鷹高校定時制生徒の 「新成人を祝う会」 キャンドル作りをする親子 ▲ ⑩