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事業継続計画 - 株式会社フィールドワン

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事業継続計画 - 株式会社フィールドワン
株式会社フィールドワン
事 業継 続 計画
(要約版)
2016 年 7 月 1 日
(第 4 版)
目次構成
目次
頁
BCPの基本方針
2
BCPの策定・運用体制
3
BCP発動フロー
5
当社事業内容及び中核事業判定
6
中核事業継続(優先度 A のもの)に必要な代替手段
6
中核事業継続の為の代替の情報
7
事前対応策の現状(2014 年 8 月現在)
8
事前対応策の今後の計画
11
本計画関連ドキュメント
12
運用規定
12
1
BCPの基本方針
1.基本方針
当社の主な業務は、メーカが保守を終了したコンピュータ・システムに対して保守サービスを提供であ
り、多くの大手企業との取引を行っている。国内で当社と同様のサービス提供を行っている会社は殆ど無
く、当社が災害等で事業を停止した場合、各社への影響が非常に大きい。このことを踏まえ、当社BCP
(事業継続計画)は、災害時における人命と事業資産の保護、迅速な業務回復、利害関係者への影響の最
小化、および平時における取引先との信用確立を主な目的とする。
1-1 BCPで対象とする中核事業
・保守サービス提供事業
・保守パーツ供給事業
1-2 目的
・社員及び来訪者の安全を確保する。
・迅速な復旧を通じて、当社と保守契約およびパーツ供給契約を締結していただいているお客様の業
務に支障が生じないよう、または最小限に抑えられるようにサービスの提供責任を果たす。
・経営を早期に安定させ、従業員の雇用を守る。
2.被害想定
当社では以下の被害が顕著化した場合、事業の中断につながるものと想定し、適切な対策を講じるもの
とする。
・事業資産の損壊(保守用パーツ、パーツのテスト設備、建物等)
・保守作業員(エンジニア)の確保不能
・仕入先の被災等による保守パーツの入手不能
2
BCPの策定・運用体制
当社において、BCP(事業継続計画)を策定する体制、平常時にBCPの運用を推進する体制、及び
緊急時にBCPを発動し継続対策を推進する体制は以下のとおりである。
1.BCPの策定体制
役割
担当
責任者
代表取締役
サブリーダー
CS 部担当取締役
2.平常時におけるBCPの運用推進体制
役割
氏名
責任者
代表取締役
サブリーダー
取締役 2 名
〃
管理統括部員
運用対象者
従業員全員
3.緊急時におけるBCPの発動体制
3-1 対策本部
BCPの発動と終了の通告、復旧状況の確認と問題解決、指揮命令、全体の総括管理を行う。
役割
担当
代行者
対策本部長
代表取締役
CS 部担当取締役
進行管理
管理統括部担当取締役
管理統括部員
3-2 顧客連絡対応
保守契約先との連絡交渉及び状況確認を行う。
役割
担当
代行者
担当リーダー
営業部長
営業課長
3.3 業務(保守サービス)復旧
中断した保守サービス業務を再開させる体制を整える。
役割
担当
代行者
担当リーダー
CS 部担当取締役
CS部長
3.4 事業資源(保守パーツ)の確保
保守サービスの提供に必要なパーツを確保する。
役割
担当
担当
担当リーダー
サービス支援課長
購買担当
3
3.5 財務担当
事業再開に必要な資金の調達及び予算策定・経費管理を行う。
役割
担当
代行者
担当リーダー
管理統括部担当取締役
経理担当
3.6 従業員支援及び全体のサポート
従業員全体の状況把握及び連絡業務を行う。
役割
担当部
担当リーダー
管理統括部
※各担当リーダーは、担当業務を行うとともに、その進捗状況を迅速に対策本部に報告を行う。
※担当部門以外の者であっても、臨機応変に行動し、事業復旧に向け協力しあうこと。
4.BCPの発動と解除
対策本部長またはその代行者が以下の基準により判断し、発動と解除を行う。
発動
解除
BCPの基本方針の 1-1 に示す「BCPで対象とする中核事業」が中断し、その中断当
日内に復旧の目処が立たないと判断した場合。
上記事業のすべてが通常稼働できる状態に至った時。
4
BCP発動フロー
大規模災
害時目安
フロー
緊急事態発生
初動対応(緊急事態毎)
従業員参集
当
日
従業員安否・被災状況確認
対策本部設置
BCP発動
中核事業対応方針立案
体制確立・指示
数
日
~
一
ヶ
月
財務担当
・運転資金の確保
仮復旧
顧客連絡対応
・取引先調整
業務復旧
・エンジニア確保
・協力会社へ依頼
保守パーツ確保
・当社内保管の利用可能パーツ確認
・他社常備パーツ利用依頼
・購入手続き
中核事業の優先度に従い、業務を実施。
業務を実施しつつ、事業本格稼働に向けて準備をすすめる。
数
ヶ
月
事業再開/本格稼働
BCP解除指示
対策本部解散
災害発生時及びその復旧における行動の詳細は、「災害復旧マニュアル」に従い、対策本部の指示の下、
行動する。
自社の対応のみならず、地域住民との連携を図り、出来うる限りの協力を行う。
5
当社事業内容及び中核事業判定
当社における事業内容の情報は、以下のとおりである。
事業種類
保 守 サ ー ビ ス
事
契約の
有無
中核事業
判定
BCP 発
動時の
優先度
保守サービス
有
中核事業
A
パーツ供給
有
中核事業
A
レンタル
有
中核事業
A
内容
業
修 理 サ ー ビ ス
修理サービス
事
(パーコール修理)
業
-
-
B
パーツ販売事業
受注販売
-
-
C
システム販売事業
受注販売
-
-
C
そ の 他 事 業
上記以外
-
-
C
合計
-
-
備考
BCP 発動時に預かって
いる修理品を対象に B
それ以外は、C
*上記中核事業判定は、2016 年 3 月期の売上比率より
中核事業継続(優先度 A のもの)に必要な代替手段
重要業務
BCP発動時の状況
対応方法
・日本各地の保守契約先に常備してあるパー
ツを一時的に転用する。
保守パーツの確保
当社倉庫内のパーツ
(万一の事態に備え、各契約先に了解を得
を使用できない場合
ておく)
・海外の仕入先から購入する。
(入手まで約 1~2 週間)
保守パーツのテスト
社内テスト機が使用
できない場合
・協力会社に依頼し、テストを実施
(万一の事態に備え、了解を得ておく)
・自宅からリモートアクセスにより、会社の
エンジニアの出動
業務を実行
自宅待機の場合
・電話による顧客対応及び他メンバーのサポ
ート
エンジニアのオンサイト作業
交通機関利用不能
6
・協力会社に依頼し、エンジニアを契約先に
派遣
中核事業継続の為の代替の情報
1.緊急事態発生時に本社を利用できない場合の拠点
拠点
代表取締役 自宅 (第2、第3候補として他の取締役自宅)
2.資金調達
資金調達方法・方針等
当社預金資産にて対応。
備考
火災及び水害における設備・保守パーツに対する損害保険に加入済み。
3.通信手段・各種インフラ
電話等の通信手段の
携帯電話
代替え方針
モバイルPCを利用した e-mail
電力
小型自家用発電機を整備 (7.5 時間分の燃料を保管)
水道
従業員数 x1(2ℓ)を常備
備考
4.中核事業に必要な情報(データ)のバックアップ
情報名
社内重要業務
バックアップ
有無
頻度
保守サービス
有
毎日
在庫管理システム
保守サービス
有
受発注システム
保守契約受注と
保守パーツ発注
有
従業員の勤務データ
給与支払い
有
保守契約システムデ
ータ
サービス
支援課
システム
担当
総務
7
毎日
毎日
毎月
責任部署
サービス
支援課
システム
担当
総務
バックアップが無効
になった時の対応
先方データに基づき
作成
棚卸を行い在庫数量チ
ェックし作成
先方データを確認
先方データを確認
事前対応策の現状(2016 年 7 月現在)
事業継続の能力を高める為の施設や設備の整備に関する現状を下記に示す。
対策項目
事業所の耐震強化
事務所の浸水防止
保守パーツの保管管理
(転倒・落下防止)
災害対策用発電機の購入
火災対策
インフルエンザ感染予防
自宅待機時の業務体制
災害時避難経路の確保
緊急時の従業員連絡体制
非常用飲料水、食料、ラ
ジオ等の準備
自動体外式除細動器
AED設置
保守契約先作業現場での
事故に対する補償
実施状況
実施年
備考
2010.9
実施済 *1
新耐震基準のビルに移転
高台地域に移転
(新宿区ハザードマップにおける安全
地域)
保管棚は、転倒し難い重量棚を設置。
落下防止に、扉付の棚を設置
落下防止用のベルトを各棚に設置
2010.9
2010.9
実施済 *2
2011.7
実施済 *3
導入済み
・防災マニュアル(防火管理組織)を
策定
・各部屋に消火器設置 *4
・消火設備有 *5
・火災発生の可能性が高い設備に対し
て電源切り忘れ防止策対応 *6
・コンセント等社内火災予防点検実施
(月 1 回)
出入口に消毒用アルコール設置 *7
自宅から会社へリモートアクセスを利
用して業務を行える体制有
個人の電話をビジネスに利用できるサ
ービスに加入
・出口通用路に物を置かない *8
・隣接する学校校庭への避難路有 *9
・電話による連絡網及び全従業員の携
帯電話への一斉メール送信体制有
導入済み *10
2011.4~
順次実施済
実施済
実施済
2011.10
実施
顧客協力依頼
有事の際に、客先常備パーツを転用で
きるよう交渉
従業員携帯カードの作成
及び配布
作成後、全従業員に携帯指示
重要データ保管体制整備
耐火/耐水金庫用意 *12
メディア耐火対応のもの
8
従業員の入退者及び
移転時に随時変更
実施済
実施済
実施済
設置済 *11
防災訓練時に使用方法講習受講
賠償リスク対応保険加入
月 1 回の動作確認実施
従業員の入退者及び
移転時に随時変更
毛布、非常用トイレ等
随時補充
実施済
実施済
2012.1 よ り
依頼継続
2011.9
実施
2013.2
実施
一部のお客様より了
承の返事有
*1
*2
*3
*4
*5
9
*6
使用中はライト点灯
*7
*8
*9
*10
10
*11
*12
事前対応策の今後の計画
事業継続の能力を高める為の設備・備品の準備等
対策項目
緊急事態発生時の拠点に
対する環境設備
顧客協力依頼
協力会社にエンジニア派
遣依頼
その他
必要
資金
実施予定項目
実施予定年
検討中
有事の際に、客先常備パーツを転用
できるよう交渉
派遣体制等詳細打合せ実施
順次検討
11
継続中
備考
本計画関連ドキュメント
本計画には、次に示す関連ドキュメントがある。必要に応じてそれぞれの状況に応じたドキュメントを
参照すること。
ドキュメント名
1
災害復旧マニュアル
2
防災マニュアル
・災害発生時の行動指針
・各防災担当係の役割
3
インフルエンザ対応マニュアル
4
被害状況チェックシート
5
連絡網、緊急連絡先リスト
運用規定
1.配布と取り扱い
本計画書と関連ドキュメントをBCP担当メンバーに配布する。
社員個人情報及び顧客情報等が含まれているので、取り扱いには十分注意する。
2.返却
従業員が退職する際には、各資料を返却する。
3.訓練
年 1 回、消防署の防災訓練に合わせ、BCP発動時の訓練を行う。
4.見直し
策定メンバーは、本計画書および関連ドキュメントの見直しを年1回、定期的に行う。
計画の実施状況、社内環境の変化による改訂は随時行う。
12
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