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(財)福岡県環境保全公社

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(財)福岡県環境保全公社
経営評価シート
1.団体の基本的情報
団体名
(財)福岡県環境保全公社
設立年月日
平成4年1月10日
所在地
北九州市若松区ひびきの2番1号
基本財産(資本金)
出資割合
54,470千円 主な出資者
出資額
県出資額
54,470千円
千円
%
県出資割合
100.0%
千円
%
千円
%
(目的) 循環型社会の構築のため、廃棄物の適正な循環的利用及び処理処分に関する調査研究並びに環
境保全に係る人材育成を行うとともに、廃棄物に関する知識の普及・啓発を図り、もって県民の快適で住みよ
設立目的等 い生活環境づくりと産業経済の健全な発展に資する。
(経緯) 公共関与による産業廃棄物最終処分場の確保を図るため設立されたが、処分場事業を廃止し、平
成16年度から、リサイクル総合研究センター事業に特化し事業を実施。
平成18年度から、新たに国際環境人材研修センターを設置し国際環境人材育成事業を実施。
事業名
事業内容
リサイクル総合研究セ 産学官民が協力して実施するリサイクル技術や社会システムの研究開発の支援及びインターネット等
ンター事業
による環境リサイクル情報の発信
国際環境人材育成事 本県の環境リソースを活用して、アジア諸国の環境施策に携わる中核行政官を対象とした研修を
業
JICA、KITAとの連携により実施
事業実績に関する情報 単位
H13
H14
H15
H16
H17
備考
リサイクル総合研究センター事業収入 千円
248,538
288,269
277,906
159,383
214,372
件
15
研究会編成数
16
20
20
13
共同研究プロジェクト編成数 件
4
6
6
6
6
2.団体の組織・人員情報
非常勤
代表者名 理事長 角 敬之
区分 県環境部長
常勤役員名 なし
区分
H13
H14
H18
H15
H16
H17
常勤(正規)
19名
19名
16名
14名
14名
15名
県派遣
18名
18名
16名
14名
14名
15名
県OB
-名
-名
-名
-名
-名
-名
内訳
名
プロパー
名
名
名
名
-名
職員数
1名
他団体派遣
1名
-名
-名
-名
-名
-名
-名
その他
-名
-名
-名
-名
嘱託(常勤・非常勤)等・臨時
2名
5名
1名
3名
3名
4名
合計
21名
24名
17名
17名
17名
19名
増減の主な理由 ・ 処分場事業の縮小・廃止に伴う正職員及び嘱託職員の減(派遣役職員4名 嘱託職員4名)
・ 研究開発業務の機能強化のため、民間企業経験者を非常勤嘱託として増員するとともに、県派遣職員を減員。
(H16当初:嘱託職員2名増、正職員1名減)
・ 平成18年度国際環境人材育成事業の開始に伴い、県からの派遣職員を増員したもの。併せて、国際環境人材の育成に
関し高度な専門知識を有する者を非常勤嘱託として増員。 (派遣職員1名増、嘱託職員1名増)
3.福岡県第1次行政システム改革大綱における団体別改革方針
財政的、人的支援等を見直す。
4‐①.改革の実施状況
平成14年度・15年度に職員を削減した。
平成14年度に経営改善計画を策定した。
平成16年度に組織・事業の見直しを実施した。
(処分場事業を廃止し、リサイクル総合研究センター事業に特化、これに伴いリサイクル総合研究センターを事務局とした)
平成17年度に研究会及び共同研究プロジェクトの採択手法を見直した。
平成18年度から新規事業を実施。
(リサイクル総合研究センター内に国際環境人材研修センターを設置し、国際環境人材育成事業を実施する)
4‐②.経営改善計画における改善目標の達成状況
別紙に記載
1
5.経営状況
項目
H15
H16
H17
H13
H14
単位
【貸借対照表】
資産合計
1,129,765
1,113,337
113,305
118,606
120,420
千円
うち金銭債権
18,739
6,502
1,269
64,025
千円
うち引当預金・積立預金
千円
58,324
64,135
65,950
負債合計
811,648
849,472
千円
うち借入金額
790,888
725,888
千円
54,470
54,470
正味財産合計
318,117
263,865
54,981
千円
県債務保証額又は損失補償額
千円
団体債務保証額
千円
【収支計算書】
総収入 A
1,561,108
1,481,717
918,516
253,426
306,763
千円
うち県財政負担額
468,314
249,812
239,503
448,186
483,522
千円
内訳:出資金
千円
内訳:補助負担金
39,388
34,385
20,821
90,866
91,429
千円
内訳:委託料
247,538
273,022
273,067
158,946
148,074
千円
内訳:貸付金
161,260
176,115
174,426
千円
廃棄物処理事業収入
研究事業受託料
研究事業受託料
研究事業受託料
研究事業受託料
項目名
うち最も多額な項目
286,126
15,248
4,839
3,600
67,241
千円
総支出 B
1,571,656
924,217
253,787
306,763
1,477,722
千円
うち人件費総額
219,247
208,045
167,066
136,386
137,166
千円
△ 361
0
当期収支 A-B
△ 10,548
△ 5,701
3,995
千円
【財務指標】
正味財産比率
45.9
28.2
48.5
45.2
23.7
%
51.0
県財政負担率
78.1
28.7
32.6
98.6
%
人件費率
36.8
55.6
44.7
53.8
61.0
%
収益事業比率
48.0
%
受託事業外注費比率
%
【団体毎の経営評価指標】
リサイクル総合研究センター事業収入(返還金を除く) 千円
159,383
248,538
288,269
277,906
214,372
廃棄物処理事業収入
286,126
0
0
千円
【常勤役職員の報酬・給与に関する状況(平成17年度決算)】
常勤役員平均年齢
- 歳 常勤役員平均年収
- 千円 常勤職員平均年齢
43.1歳 常勤職員平均年収 7,689千円
【経営状況に関する各数値、指標の増減理由】
資産の増減については、処分場事業の廃止に伴う債務整理を行ったため。リサイクル総合研究センター事業収入の減については、平成
16年度から収入の一部が補助金・負担金によるものに変更になったため。
6.団体(経営責任者)の自己点検評価
「福岡県の公共関与による産業廃棄物最終処分場確保について」を踏まえて処分場事業を廃止し、債務整理を行うことにより財務の健
全化を図った。また、平成16年度から、リサイクル総合研究センター事業に特化し、組織・人事の効率化を図っている。
また、民間経験のある嘱託職員を採用し、研究開発事業の機能強化を図るとともに、平成17年度には、リサイクルの実用化を促進す
るため、研究会、共同研究プロジェクトの採択手法を変更した。
〔主な成果〕
・福祉衛生用品(紙おむつ)リサイクル事業の事業化
・廃着色ガラスを軽量骨材として活用した、雨水浸透プレキャストコンクリート製品の開発及び事業化
・豚骨ラーメンの豚骨ガラから製造されるリサイクル肥料「福岡とん骨粉」の開発及び事業化
・ポリエステル不織布の端材・廃材リサイクル品「自動車用床下吸音材」の開発及び事業化
・大木町における生ごみ等有機系廃棄物のバイオガス及び液肥利用システムの開発及び稼働
7.経営評価結果
リサイクル総合研究センター事業については、国からの研究受託や民間経験のあるコーディネイターの活用等により、一定の研究成果
が認められる。
今後とも、資金調達のあり方も含めて成果が上がる効果的な事業運営を行うことが必要である。
また、平成18年度から、国際環境人材育成事業を実施しているが、効果的かつ効率的な事業運営手法を検討していく必要がある。
8.5ヵ年の総合評価
処分場事業の廃止に伴い組織・役職員の適正化を図るとともに、平成16年度のリサイクル総合研究センター事業への特化以降、共
同研究採択手法の変更や外部研究資金の積極的な導入等、成果を重視した事業運営の見直しを図っており、着実な経営改善がなされ
ている。
今後とも、民間コーディネイターの活用などにより、成果を重視した効率的な研究開発事業を実施する必要がある。
平成18年度から開始した国際環境人材育成事業については、効果的・効率的な事業手法を検討する必要がある。
2
(公益法人)
4‐②.経営改善計画における改善目標の達成状況
目標達成に向けた取り組み、手順等
改善目標
達成状況
①平成14年9月に久山処分場事務所を廃止し、
常勤職員を2名削減した。
①平成14年度に久山処分場事務所を廃止し、常 ②平成15年4月に事務局長を専務理事の兼務と
し総務課長職を廃止し常勤職員を2名削減した。
組織、役職員 勤職員を削減した。
②今後も、策定が見込まれる県の公共関与による ③県の公共関与による産業廃棄物最終処分場確
の適正化
産業廃棄物処分場確保の方針を受け、組織、役 保の方針を受け、平成16年度に、処分場事業を
職員の見直しを行う。
廃止し、リサイクル総合研究センターを事務局と
し、常勤役職員2名(うち専務理事1名)を削減する
ことにより、組織、役職員の見直しを行った。
指導指針に基づく改善事項
執 組織の簡素化、フラット化
行
体 職員数の削減
制
新たな収入の確保
運
営 基本財産等の安全・有利な運
方 用
法 長期借入金償還計画の明示
人事・給 給与制度等の見直し
与制度
事業の選定、順位付け
事業内
容、事業
方法
A
上段:計画、下段:実績
備 考
H14 H15 H16 H17 H18
平成14年9月久山処分場事務所廃止、平成15年度事務局
実施
長を専務理事が兼務、総務課長職廃止、平成16年度事務局
をリサイクル総合研究センターとする
実施 実施 実施
平成14年度常勤職員2名削減
実施
平成15年度常勤職員2名削減
平成16年度常勤役職員3名削減
実施 実施 実施
国、特殊法人等が行う研究助成の活用を検討する。平成17
実施
及び18年度は経済産業省地域新生コンソーシアム事業に採
択された。
実施
実施
実施
実施
実施
市町村等との事業調整
既存事業の点検
自己評価
実施
実施済(平成14年3月、定期預金を普通預金に変更してい
る。今後も制度の動向を見ながらペイオフ対策を実施する。)
平成15年度処分場事業廃止に伴い、全額償還
実施
実施
実施
実施
実施
県の給与・旅費制度に準じた制度としている。今後も、県の制
度に準じて見直しを行う。
外部審査委員等による新規プロジェクトの審査等実施してい
る。
平成17年度には、研究会を公募し、共同研究プロジェクトに
ステップアップする方式に改めるとともに、外部審査委員に公
認会計士を任命するなど、成果を重視した事業採択手法に変
更した。
産学官民による共同研究を主事業としており実施済。
情報発信事業に関し実施済。
アウトソー
実施
シングの
推 進 新規事業開始時における検討 実施
新規事業開始時には検討を行う
実施済(LAN等による業務情報の共有化を実施している。)
ノウハウ、 ノウハウの共有化
情報の
共有化
コ 共通事務に関する団体間連
ス 携
ト
管 事業発注方法の見直し
理
実施済
実施済(競争入札を導入している。)
情報公開規程を整備し、平成14年7月から実施している。
実施
情 情報公開制度の導入
実施
報
公 情報提供方法の見直し
開
その他団 人材の育成による機能の充実 実施
体独自の
実施
改善事項
実施済(法人の業務、財務等の情報については、平成14年1
月から公益法人情報公開共同サイトを活用、平成16年9月
からは財団ホームページで公開している。
リサイクル総合研究センターにおいて、定期的な内部会議に
よる情報共有化の推進及び各種研修の充実並びに民間コー
ディネート経験者の採用を図っている。
※自己評価について… A.達成されている。概ね達成されている。 B.改善の取り組みは行っており、概ね評価できる。
C.検討段階であり達成されていない。検討は行ったが実現は難しい。
3
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