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第1回議事録 [269KB pdfファイル]
第6回「市長と語ろう会」(タウンミーティング)の記録 平成25年7月13日(土)と7月17日(水)に、 「市長と語ろう会」 (タウンミー ティング)を2回実施いたしました。 そのときの質疑を中心とした記録を掲載いたします。掲載にあたりまして、次のよう な方法でまとめましたことを、ご了解願います。 ①市長のあいさつと環境部副参事の説明内容は省略しております。 ②質疑・回答内容につきましては、市民、市長、職員 と表現し、発言の内容を簡 略化しております。また、趣旨が変わらない範囲で言い回しや表現を変えておりま す。 ③一部、個別な内容の質問項目を省略しております。 ①市役所会議棟 第6会議室 7月13日(土) 午前10時~11時30分 市民:資料のかさ比重について、ごみ袋1リットルあたりの換算で7円と46.5円の 関係がわからない。ごみ問題をどういう方向で話しを進めていくか市民から募集 した委員会方式で決めることを提案したい。 市長:提案については検討していく。実行方向についてもこれから色々な場所で意見を 聞いて取りまとめを行う。多摩26市のなかでごみの有料化を行っていないのは 小平市・武蔵村山市・東大和市とあと3市。それ以外のところはすべて実施して いる。行政が行うノウハウは積みあがっている。これらを収集・整理していきた い。 職員:かさ比重の考え方については、1リットルあたりでどのくらいの重さになるかと いうこと。リットル換算になる。1キロあたりにかかる単価にかさ比重を掛け合 わすと1リットルあたりの費用がでてくる。例えば1リットルあたり2.4円な ので、20リットルの袋を買うと、20リットルの袋を40円で購入してごみを 出すことになる。 市民:可燃ごみの単価については46.5円。かさ比重(キログラム/リットル)は0. 15。1リットルあたりの費用は7.0円になっている。この関係をもう一度伺 いたい。 職員:有料化されている自治体は袋収集になっている。搬入については重さで処理して いる。1リットルあたりキロに換算すると約0.15キログラム/リットルの重さ になる。40リットルの袋を、1個ずつ重さを出して、かさ比重がどれくらいで あるのか。その平均値を出したものが概ね0.15キログラム/リットルになるの で、1リットルあたりの単価を換算すると約7円となる。 職員:重さで出すと46.5円。袋においてリットル換算で出すと、全体の経費は可燃 ごみで置き換えると、おおよそ7円かかる。有料化の対象はその1/3の負担に なるので2.4円になる。 1 市民:リターナルビンの使用やコップを使用することを広めないといけない。家庭で多 く出るごみとしてプラスチックごみがある。包装紙が非常に過剰である。事業者 に対応させないと市ではごみを減らせない。家庭ごみに関しても販売店、小売店、 スーパーも含めて大量に売っているところに戻すというシステムを作らないと いけないのでは。先ほどプロジェクトチームをつくるという話しがあったが、そ こに小売店やスーパーを呼んで、ごみをどう回収するのかという提案をさせない とごみを減らすことはできないのではないか。市民に求めることも重要だが、事 業者に対する規制も提示していただきたい。 市長: 自動車は97~8%はリサイクルとなっている。そのようなシステムを作らな いといけない。製造・流通・消費を逆にまわせないかという考え方があり、逆 にまわせば事業者が必然的に対応せざるを得なくなる。買ったところに戻す。 それだけでカン・ビン・ペットボトルの7~8割は減るだろう。可燃・不燃に ついては色々な市で行っているのでノウハウがある。資源の廃棄物については どこも行っていないので、皆さまの意見、商工会、事業者を含めて市の考えを しっかり説明し、協力を求めていきたいと考えている。 市民: 戸別収集しない団体の収集経費は4億円になる。戸別収集したら経費はどうな るのか。財政が厳しいと言っているが市民の協力を得たにも関わらず、経費が戸 別収集に流れてしまう。そのお金を他に使うという選択肢があるのではないか。 戸別収集と有料化が全体の流れできているが、その収支はどうなっているか。少 なくとも戸別収集をしたら、増収を図ってそれがどうなるかを言わないといけな いのでは。 市長: 戸別収集は色々なところで行っている。皆さまの意見をいただきながら対応し ていきたい。色々な意見があるのでどうまとめていくか。戸別収集が一般的な考 えとして多くの市で採用しており、受け入れられる可能性が大きいので出してい る。経費との関係を含めて精査していく必要がある。 市民: この計画はこのままでは市民が納得できないのではないか。戸別収集にあるマ イナス面、有料化に伴うマイナス面がたくさんあるはずなのにそれについて検 討されていない。これに生じるマイナス面も考えて、それに対する対策も市民 にきちんと説明したうえで実行していただく必要がある。 職員: 今回のタウンミーティングで忌憚のない意見を伺うことが目的である。今後基 本方針として8月中旬を目途に料金的なもの、戸別収集の具体的なものを皆さま にお示しする予定である。合わせて8月の下旬頃に市内に7、8か所でその内容 の説明をし、具体的な内容に対するご意見を伺う機会をもつ予定である。8月中 旬を目途にごみの有料化の資料を皆さまにご提示していきたい。 市民: 前にハミングホールで行われたごみのシンポジウムで加藤商事の社長が戸別収 集を行うと費用が倍になるとか5割アップすることはないと言っていた。戸別収 集についてはごみのマナー、出し方が悪いので賛成である。資源物については売 払い収入が8千万円程入っているが、実際出るのは2億7~8千万円。私は全部 2 買った店に戻している。みんながそれを行えば2億円浮く。そういうことを市か ら市民にアピールしていただきたい。 市長: 消費から流通、製造へと回すことによって拡大生産者責任の考えをもっと実践 的に考えていただけると思っている。これについては市民の皆さまの協力なしに できない。また協力をいただければ、本当に大きな成果が得られる。市民の皆さ まへのお願いと合わせて、事業者の方に積極的に説明、協力を求めていきたい。 市民: 私は有料化に反対していない。集合住宅の場合は戸別収集をどのように行うの か。市民が真剣にごみ減量を考えることはとても大事。行政に頼るのでなく、問 題を投げかけたり、批判するのではなく、私たちも一緒に考えていければよい。 市民も努力するので、行政も努力していただきたい。 市長:何か新しいことを始めれば賛成、反対色々ある。できる限り大勢の方にご賛同い ただけるように考えていきたい。集合住宅については今後住宅のあり方、管理組 合等を含めて、それぞれ話しを聞きながら色々な方法も模索していければよいと 考えている。 市民:有料化と戸別収集がセットなのがピンと来ない。中央2丁目は全ての方ではない が、当番を決めてきちんと出している。それならば1軒、1軒収集する必要はな いのではないか。足の悪い人や高齢化を迎え不安な人がいるから、ごみの排出に 伴う労力の軽減は行っていただきたいと思う。ここは戸別でここは戸別ではない ということではややこしいと思われるが、清掃業者の人は慣れてしまえば何回か 行っているうちに覚えてしまう。きめ細やか方法も検討していただきたいと思っ ている。 市長:ステーション方式で有料化を行っている市もある。それぞれどういう形がいいの かは意見を聞きながら考えていければよいと考えている。 市民:ごみ問題は深刻な問題である。財政的にも問題が多い。度々話題になるのは市民 のマナーの悪さ。市民は実際のごみ問題の現状を知らないのではないか。ごみの 焼却場も老朽化して更新時期にきている。そういう深刻な問題もある。8月に説 明会を行うという話しであったが、それだけでは参加できる人は限られる。市報 に特集を組んでマナー向上を図るということも行ってよいと思う。有料化と戸別 収集は別の問題と考えている。 市長: ごみ問題は地方自治の根幹である。それぞれの市が歴史を含めて流れのなかで 作られてきた経緯がある。もともと、し尿収集から始まって、下水道の発展とと もにごみ収集に流れてきた。公共という意味でのマナーの悪さはごみだけでなく 軽んじられている。意識の向上、マナーの向上を行っていきたい。 市民:平成23年度実績759グラムはどういう計算をしているのか。市民レベルから の家庭ごみを市で調査したことがあるか。もしあるのであれば公表していただき たい。職員の方が自宅のごみの量を計ったことがあるのか。自分達がどれくらい のごみの量を出しているのを知らないとごみ対策の方向が見えないと思う。市民 がどのぐらい減らすごみの量を推定しているのか。ごみの問題が出るときに公 3 平・不公平の問題がでるが、何をもって公平・不公平と言っているのか。ごみの 問題に関心を持つようになって出ているごみの量の違いがわかるようになった。 有料化で市はどれくらいの効果があると期待しているのか。 市長: 可燃ごみについては焼却場のほうで組成分析を行っている。不燃ごみについて もその中に資源ごみがどれくらい入っているか定期的に調査している。多い、少 ないの意識はそのとおりだと思う。ステーションに出している一人ひとりの廃棄 物処理の現状を知っていただくことで色んなところで気づきが起きていること を期待している。 職員:データの出典については決算に基づいて資料作成している。家庭ごみの調査につ いては各家庭から出されたごみを収集した後に、清掃工場で毎年中身の状況を調 査している。東大和市の可燃ごみの内訳について紙類が36%、生ごみ等の厨芥 で24%になっている。個人の例として、一般的なサイズのレジ袋で1回の排出 が終わるようにしている。可燃ごみは1割程度減らせればよいと考えている。ご みの有料は資源物も含めて考えている。資源物も含めて有料だが、資源物を出し てお金をとるのではなく、店頭回収できるペットボトルや食品用トレイは極力返 していただければと思っている。有料の袋に入れてお金をかけてごみを出す必要 はないことをアナウンスしていかないといけない。資料の裏面の資源物の排出量 4,655トンと決算の数値が出ている。最低限ここについては限りなく減らす ことができると推定している。現状の公平、不公平についてはごみを処理するに あたって全額税金で処理している。頑張ってごみを減らした人もそうでない人も 同じである。10キロのごみを5キロに減らして努力した人が客観的に報われる ものがないか。税金で処理している方法と皆さまから有料化に基づいていただく お金等で処理することで、ごみを減らした人の負担額が減るという方法でいけれ ばよいと考える。 市民:有料化の実施時期はいつなのか。他市の状況はどうなっているのか。 職員: 実施時期についてはまだ確定はしていない。概ねの予定としては来年の秋ぐら いに実施できればと考えている。他市の状況としては現在、多摩26市のうち2 0市が有料化を実施している。今年度の秋口に立川市が実施する予定である。 国立市、東久留米市が有料化に向けての動きがある。有料化の動きがなされてい ないのは小平市と武蔵村山市の2市である。 市民:有料化することと戸別収集することは別の問題である。市の財政問題が根底にあ ることを前提に考えると、有料化して市に年間2億円ぐらいのお金が入るとする。 今の収集経費は4億円。戸別収集で収集経費が何割か増えると言われている。2 億円お金が入って、1億円以上を戸別収集に使ってしまうともったいないと思う。 高齢者世帯については特別な収集体制が必要なことはわかるので、有料化しよう がしまいが考えるべき。有料化と戸別収集は別な問題と考えて、8月に示される 際には収支も入れて市民が考えられるようにしてもらいたい。 市長: 色々とご意見をいただいている。市民からいただいた意見を素案としてまとめ 4 て、それを基に説明し、意見をいただくというような段取りで進めていく準備を している。今日は色々なご意見、ご提言をいただいたのでそれを参考に、より東 大和にふさわしいものをしっかり行っていきたい。 5