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12:臓器再建外科・再生医療コース

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12:臓器再建外科・再生医療コース
12:臓器再建外科・再生医療コース
1.臓器再建外科・再生医療コースの概説
全身の皮膚・軟部組織、軟骨支持組織(外鼻、耳介)、頭蓋・顎顔面骨、手指における損傷、体表の変形、
腫瘍、外表先天異常による変形、欠損、過剰に対する診断と形成・再建法を学習する。
2.教育目標
(1) 一般目標
体表に関わる病変、変形、欠損、色調変化を医療的修復再建が必要であることを理解する。
皮膚・軟部組織に関連する変形や病変に対する診断と種々の切除再建法を理解する。
頭蓋・顎顔面骨の構成を理解し、顔面外傷による骨折の診断と治療を概説することができる。
(2) 行動目標
到達した項目には○、もう一息では△、まだまだには×をつけて自己評価に利用してください。
到
達
目
標
患者の心理および社会的背景を把握し、抱える問題点を抽出・整理できる。
皮膚・軟部組織の組織層構造を図示して説明できる。
皮膚・軟部組織の創傷後の再生の機序を説明できる。
創傷治癒の過程と影響を与える因子を説明できる。
肉芽、瘢痕、肥厚性瘢痕、真性ケロイドの違いを説明でき、見分けることができる。
新しい創傷処理を理解し、実践できる。
熱傷面積(9の法則)とその深達度から熱傷の重傷度を説明できる。
分層植皮と全層植皮、遊離植皮と皮弁(有茎弁)の違いを説明できる。
基本的な局所皮弁(Z形成術、W形成術など)を説明できる。
皮膚良性腫瘍、前癌状態と悪性腫瘍とその見分け方を説明できる。
母斑、母斑症、血管腫の種類を列挙できる。
レーザー治療の原理と適応を説明できる。
頭蓋・顎顔面骨の構成を説明できる。
歯牙、咬合、構音の顔面機能を理解し説明できる。
顔面・頸部外傷の症候と診断を説明できる。
眼瞼・眼窩の構造と機能を説明できる。
先天性外表変形(唇裂・口蓋裂、多指症・合指症など)とその治療を説明できる。
手の外傷、切断指の対応を説明できる。
清潔、不潔を理解し、基本的な縫合ができる。
424
1
自己評価
3.教育担当者
(※オフィスアワーは該当ページを参照)
役
割
所属部署
コース責任者
講義担当者
教員名
形成外科学
講座
楠本 健司
形成外科学
講座
鈴木 健司、森本 尚樹、日原 正勝、覚道 奈津子、田中 義人、
畔 熱行
学外講師
葛西 健一郎、土井 秀明、田辺 敦子、伊藤 文人、福田 智
竹本 剛司、堀尾 修
4.コース前の準備について
1)皮膚の解剖
2)創傷治癒の過程
3)皮膚腫瘍の種類と鑑別
4)眼瞼の解剖と機能
5)顔面骨の解剖と機能
6)手の解剖と機能
5.講義・試験
(1) 講義(授業内容・コアカリキュラム)
授業内容
(総論)
「創傷治癒」
創傷治癒の機序、肥厚性瘢痕、真性ケロイド
(総論・各論)
「形成外科 英語」
創傷治癒〜再生医療
コアカリキュラム
C2(2),D1(1)1), D3(1)1),F2(3)*6),G4(3)3)
C2(2),D1(1)1), D3(1)1),F2(3)*6),G4(3)3)
(各論)
「頭頚部再建」
頭頚部解剖、頭頚部診察、形態・機能再建
D14(1)3),E2(5)1),G2[頭頚部]
(総論・各論)
「画像診断・顔面骨折:1」
顔面骨画像診断、Le Fort型骨折、下顎骨骨折
D4(1)2),D4(1)7),D4(2)2),D4(4)1),D14(4)*13),
F2(7)1),F2(7)2)
(各論)
「顔面骨折:2」
頬骨・頬骨弓骨折、吹き抜け骨折、鼻骨骨折
(各論)
「顎顔面外科・咬合」
顔面形態、顎顔面骨、歯牙、咬合、輪郭形成
(各論)
「唇裂・口蓋裂」
唇裂・口蓋裂の発生、治療
(各論)
「手外科・マイクロサージャリー」
手外科、切断指再接着、マイクロサージャリー
D4(1)2),D4(1)7),D4(2)2),D4(4)1),D13(1)3),
D14(4)*13)
D4(1)2),D4(1)7),D4(2)2),D7(1)13),D7(1)*14),
D14(1)3)
C2(4)8),D7(1)13),D7(1)14),D14(1)3)
C2(4)3),D4(1)1),D4(1)3),D4(1)5),D4(4)*14)
(各論)
「熱傷」
分類、診断、重傷度、全身治療、局所治療
D3(1)1),E5(3)*6)
(各論)
「皮膚レーザー」
原理、種々の皮膚レーザー治療
D3(1)1),D3(4)⑦1)
425
2
授業内容
コアカリキュラム
(総論)
「植皮・皮弁」
遊離植皮、皮弁、筋皮弁、遊離皮弁
(各論)
「皮膚潰瘍・褥瘡」
慢性潰瘍、下腿潰瘍、難治性潰瘍、褥瘡
(各論)
「美容外科」
美容外科の考え方、美容外科手技
(各論)
「皮膚良性腫瘍・母斑・血管腫」
皮膚良性腫瘍、母斑、血管種と関連疾患
C4(4),D3(1)1)
D3(1)1),D5(4)⑦*4),D5(4)⑧*3)
D3(1)1),E6
D3(4)⑦1),E2
(各論)
「悪性皮膚腫瘍・軟部組織腫瘍」
前癌病変、悪性の皮膚腫瘍、軟部組織腫瘍
D3(4)⑦2),D3(4)⑦*4), D3(4)7*5),E2,F2(2)*17)
(各論)
「乳房再建」
乳房再建術、乳房形成術
D11
(各論)
「眼瞼・眼窩」
腫瘍、眼瞼下垂、内反症、義眼床
D3(1)1),D13(1)1)
(2) 試験
試験名
日付
本試験
10/11(火)
15:50~16:50
試験・実習室
追・再試験
12/20(火)
15:30~16:30
第4講義室
時
間
場
426
3
所
範
囲
臓器再建外科・
再生医療コース全般
臓器再建外科・
再生医療コース全般
形
式
マルチチョイス
予定
マルチチョイス
予定
6.週間時間割
臓器再建外科・再生医療コース
10/3(月)
10/4(火)
10/5(水)
10/6(木)
10/7(金)
1時間目
9:00~
10:10
創傷治癒
(形成・森本)
乳房再建
(形成・田中)
自習
自習
2時間目
10:25~
11:35
形成外科英語;
創傷治癒〜
再生医療
(形成・森本)
熱傷
(形成・日原)
顎顔面外科
(形成・楠本)
自習
3時間目
12:50~
14:00
頭頸部再建
(形成・日原)
植皮・皮弁
(学外・堀尾)
唇裂・口蓋裂
(形成・楠本)
手外科・
マイクロサージャリー
(形成・畔)
4時間目
14:15~
15:25
画像診断・
顔面骨折:1
(形成・鈴木)
皮膚潰瘍・褥瘡
(学外・福田)
皮膚悪性腫瘍・
軟部組織腫瘍
(学外・田辺)
皮膚良性腫瘍・
母斑・血管腫
(形成・覚道)
5時間目
15:40~
16:50
顔面骨折:2
(学外・竹本)
美容外科
(学外・土井)
眼瞼・眼窩
(学外・伊藤)
皮膚レーザー
(学外・葛西)
社会医学
コース
7.評価方法
出席率および試験で判定する。
8.参考書等
◆「標準形成外科学」第6版
平林慎一・鈴木茂彦
◆「顔面骨骨折の治療の実際」
◆ 「外傷形成外科」
菅又
◆ 「Plastic Surgery」
章
3
rd
平野明喜・保阪善昭
編:医学書院
編:文光堂
編:克誠堂出版
Ed. By Peter C. Neligan :ELSEVIER,SANDERS
◆ 「皮弁外科・マイクロサージャリーの実際」
百束比古・保阪善昭
◆「各種局所皮弁による顔面の再建・最近の進歩」
◆「近代医学のあけぼの −外科医の世紀」
田原真也
編:文光堂
編:克誠堂出版
Jurgen Thorwald 著, 小川道雄訳:へるす出版
9.その他学生へ伝えたいこと
形成外科の治療対象は、体表に関わる種々の先天異常、外傷、腫瘍、変形、欠損といった様々な病態であ
り、その診断と手術やレーザーによる治療とその形成、再建の考え方を学んでください。
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