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BMR スピーカーの紹介 02 失敗編
CS-D003 BMR スピーカーの紹介 02 失敗編 2015/12/3(木) 午後 8:41 0 BMR スピーカーの紹介をさせていただきましたが、今回は第 2 弾、失敗編をご紹介いたしま す。 52mm 角 BMR スピーカーを試作し、思いの外想定以上の結果が出たことに満足し、製品化す るために資材の調達を始めた矢先、肝心の BMR スピーカーユニットが生産終了し、入手で きなくなるという事態になってしまいました。 慌てた私は、なんとか入手可能な代替えユニットを探している中で、52mm よりも小柄のユ ニットを見つけ、藁にも捕まる思いでそのユニットを購入し、試作ユニットを評価してみ ましいた。 。 ガーン!何といううわずった音でしょう。 pg. 1 CS-D003 どうしてこのような音が出てくるのか理解できないほどでした。 明らかに期待外れ。 原因はスピーカーボックスもユニットが小さくなったことに合わせ半合の枡に入れたこと が原因だと思い込み、枡を 2.5 合にしてできうる限り大きなボックスに変えてみましたが、 特性はさほどかわりませんでした。 結論はドライバーの特性と相性ということにして諦めました。 次にエンクロージャーの影響ではないとの理由付けからダメドライバーとの判断を行い、 さらに代替製品の調査を行い、何んとか納得の行く代替品を見つけました。 実はこの、BMR スピーカーは、元々イギリスの HiWave という会社が始まりのようですが、 2 0 1 0 年 に ア メ リ カ の tectonicelements と い 会 社 が 特 許 と も に 買 収 し 、 現 在 は tectonicelements が BMR スピーカーの継続機種を製造販売しています。また、同じくアメ リカにあるオーディオメーカーである Dayton Audio が OME で BMR スピーカーを製造販売 しています。Dayton Audio では BMR ではなく BMT と呼んでいます。 現在は、BMR も BMT も入手は可能です。 低電圧小型 AMP と組み合わせるなら4Ω タイプがよいかもしれません。 そんなわけで、小ささにも限界があり、現在の52mm 角サイズがクリアーサウンドには理 想的なのかもしれません。 pg. 2 CS-D003 左が 52mm 角 BMR で右がほぼ失敗作「TEBM36S05-4 Balanced Mode Radiator を使用したスピ ーカー」 スピーカー自体の大きさは一回りほど小さいだけですが...。 pg. 3 CS-D003 次回はこのスピーカーです。 次回は、HiWave の 100mmφ 丸型 BMR ユニットと、2.5 合枡との組み合わせです。 By クリアサウンド担当者 pg. 4