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Nr.8 - フランクフルト日本人国際学校 JISF

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Nr.8 - フランクフルト日本人国際学校 JISF
フランクフルト日本人国際学校・音楽科通信
♪
♪2014年度
Nr.8
ぽこ
あ
ぽこ
poco a poco
2014年7月16日(水)
音楽こぼれ話
♪
♪
文責:プファイル・辰巳
1学期ミニコンサート
7月10日木曜日、2014年度
1学期ミニコンサートを無事終える
ことができました。ピアノやバイオ
リンのソロ演奏以外にも、連弾やバ
イオリン二重奏、フルートとクラリ
ネットの二重奏、そしてたくさんの
歌声が音楽室に響きました。29組の出演者のみなさん、そして暑い中、音楽
室で演奏を聴いて下さったみなさん、お疲れさまでした。2学期、3学期と、
あと2回出演のチャンスがあります。2学期以降も楽しい企画を待っています。
どうぞ、楽器の腕前や歌声に磨きをかけて、次回もすてきな演奏を聴かせて
ください。保護者のみなさまのご協力とご声援に心より感謝申し上げます。
2学期に向けて
さて1学期は明日で終わり、長い夏休みがやって
きます。約4週間のお休みを、みなさんは、どんな
風に過ごそうと計画しているのでしょう。
しっかり身体を休めて、1学期の疲れをとること
も必要でしょう。何か課題を決めて、普段できない
ことに挑戦したり、研究したりすることも夏休みな
らでは、ですね。そして、2学期に向けて、エネルギーをしっかり充電してく
ださい。
鍵盤ハーモニカ・リコーダーのお手入れもお忘れなく!
夏休み中に、楽器のお手入れ・お掃除をお願いします。柔らかい布などで拭
き、中にたまった唾抜きもしてください。
そして、時々、鍵盤ハーモニカを弾いたり、リコーダーを吹いたりしてくだ
さい。楽器を練習してあげるのが、何よりのお手入れです。
<指揮者の巨匠:
ロリン・マゼールさん死去>
指揮者の巨匠ロリン・マゼールの訃報がつい最近、ドイツのラジオ・テレビ
でも報道されました。7月13日に、84歳の生涯を閉じたそうです。
マゼールは、フランスで生まれ、ほどなくアメリカに家族で移住しました。
父はユダヤ系ロシア人、母はロシア人とハンガリー人のハーフだったそうです。
5歳からヴァイオリンを始めたマゼールでしたが、天才ぶりを発揮したのは
指揮者としてでした。10歳にも満たないうちから指揮者としての道を歩み、
10代の半ばまでには、全米のほとんどのメジャー・オーケストラの指揮を経
験したそうです。
ピッツバーグ大学を卒業した後、イタリアに留学して、ほどなく指揮者とし
てヨーロッパにもデビューします。1960年には、最年少指揮者として、バ
イロイト音楽祭でもデビューを果たしました。
青年期から華々しい指揮者人生をまっしぐらに歩いていたようなマゼールで
すが、やはりつらい時期もあったそうです。偉大な指揮者ヘルベルト・フォン・
カラヤンがベルリン・フィルの指揮者を辞任した後、実はその後任として採用
されることを、マゼールは期待していたらしいのですが、選ばれたのはクラウ
ディオ・アバドでした。かなり落ち込んだマゼールは、以後数年間に渡って、
ベルリン・フィルとの共演には、誘われても乗らなかったということです。
70歳を過ぎても、80歳を過ぎても、颯爽とした足取りで指揮台に向かい、
華やかな指揮ぶりを発揮していたマゼールですが、残念ながら肺炎およびその
合併症のため、7月13日、アメリカ・ヴァージニア州の自宅で、84歳の生
涯を閉じました。ご冥福をお祈りします。
今学期で、本校を去られるみなさんへ
7月を最後に日本へ帰国されるみなさん、あるいは他の日本人学
校や現地校、インターナショナルスクールに転校するみなさん、残
念ですが、お別れの日が来てしまいましたね。
お別れのときはいつも、
「音楽は一生の友、世界の共通語」という言葉を贈ることにし
ています。いくつになっても、世界中どこへ行っても、音楽ととも
に心豊かに過ごされますよう、願っています。
Alles Gute und auf Wiedersehen !!
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