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Nr.4 - フランクフルト日本人国際学校 JISF

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Nr.4 - フランクフルト日本人国際学校 JISF
音楽こぼれ話
フランクフルト日本人国際学校・音楽科通信
♪
あ
ぽこ
poco a poco
♪2014年度
Nr.4
ぽこ
2014年5月15日(木)
♪
<Musikinstrumenten(楽器):
♪
文責:プファイル・辰巳
Sonor の打楽器>
前回に引き続き、打楽器の老舗を紹介します。
まず、
「Sonor」の意味です。原語はラテン語で、「低音」、または「豊かな
響き」というような意味をもつ言葉だったそうです。
Sonor 社の創業は、他の多くの楽器製作所がそうだったように、Johannes
Eisheiligen
北ドイツでは5月11~13日ごろ、南ドイツ
では5月12~15日ごろ、日本で言ういわゆる
「寒の戻り」のような天候になることが多いそう
です。カトリックのカレンダーでは、それぞれの
日に守護聖人の名前がつけられていますが、この
11~15日の聖人たちのことを、この天候に因
んで「氷の聖人」と呼んでいるそうです。
昔は Eisheiligen が過ぎなければ、バルコニーに花を出してはいけません、
などと近所の年配の方に注意されたりしたものです。ここ1週間の天候は、ま
さにその Eisheiligen がやってきたかのようでした。この寒さがすぎ去れば、
本格的に暖かくなるのでしょうか?
音楽室で、お待ち
しています!
Made in Germany ⑩
「音楽の夕べ」に
ぜひ、どうぞ!
Link という一人の木工職人が太鼓作りを始めたことが、起点だったそうです。
1875年、ザーレ河畔にある Weißenfels に工房を開いたということです。
始めは動物の皮から太鼓の皮を作り、軍隊行進用の太鼓に使用していたのが、
音楽用の太鼓に発展し、20世紀を迎えるころには、木琴やシンバル、トライ
アングルなど、様々な打楽器も作り始めました。
1907年には、Sonor 社の楽器製作は、バイエルン王国の特許を受けるほ
どになりました。1925年にはすでに社員145人を数える会社に成長して
いました。
第2次世界大戦後、社長一家は西ドイツへと亡命し、フランクフルトの北約
150kmに位置する Bad Berlebung という町で、楽器作りを再開しまし
た。現在では、Sonor 社のカタログは100ページを超える分厚いものだそう
で、その種類の多さに驚かされます。クラシック音楽界からだけではなく、ジ
ャズなど様々な音楽の分野からも注文があるそうです。音楽会に行かれたら、
大太鼓やその他のパーカッションのロゴに注目してみてください。「Sonor」の
文字をあちらこちらで見かけることができるはずです。
ちょっとだけ
先号でお知らせしましたように、5月23
日(金)16時から予定しております「音楽
の夕べ」。ピアノとヴァイオリンの演奏を音
楽室で聴かせていただきます。親子で一緒に
クラシック音楽を聴けるチャンスです。是非、
たくさんのみなさんに、来ていただきたいと
おもっています。当日は、演奏家の方自ら、
分かりやすい解説もしていただけることになっています。お楽しみに!
尚、チケットは事務局にて、大人5ユーロ、子ども3ユーロで販売しており
ます。お早めにお買い求めください。
音楽会情報
5月25日(日) アルテオーパー 大ホールにて
11時から
フランクフルト・オペラ・ムゼーウム・オーケストラ
ラド・ルプーのピアノ
ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番
ブルックナーの交響曲 第9番
5月28日(水) アルテオーパー 大ホールにて
20時から
ダニエル・バレンボイム ピアノリサイタル
シューベルトのピアノ曲 ほか
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