平成26年度紀の国わかやま国体馬術競技会場設営実施設計策定業務

平成26年度紀の国わかやま国体馬術競技会場設営実施設計策定業務仕様書
１
委託業務名
平成26年度紀の国わかやま国体馬術競技会場設営実施設計策定業務
２ 目的
平成27年に三木ホースランドパーク（以下「競技会場」という）で開催する「第70回国民
体育大会（紀の国わかやま大会）」馬術競技会及び同リハーサル大会（以下「競技会等」と
いう。）の円滑な競技運営に向け、運営上、必要となる施設等に関する実施計画書を作成す
る。
３ 委託期間
本業務の委託期間は、契約締結日から平成27年2月27日（金）までとする。
４ 委託内容
第70回国民体育大会の各種指針等に基づき、平成18年に同会場で開催された第61回国民体
育大会（のじぎく兵庫国体）馬術競技会を参考に既存施設を最大限活用した競技会となるよ
う以下の計画図書を作成する。
(1) 競技会等会場実施計画書の作成
委託者から提示された要求その他の諸条件を整理した上で、以下の計画をまとめた実
施計画書を策定する。
各計画作成にあたっては、気象条件を考慮し、防風・防寒対策、雨天・荒天時の対応を
含めるとともに必要に応じ、会場周辺の図面等も含めること。
※ のじぎく兵庫国体馬術競技会場配置データ（Microsoft Visio）を提供する。
ア ゾーニング計画及び動線計画
競技会等の実施にあたり必要となるゾーニング計画（選手控所、ふれあい広場、厩舎
等）、動線計画（一般・車椅子観覧者、選手、関係者、出場馬等）を作成する。
イ 競技会場整備計画
競技会等の実施にあたり必要な仮設施設等を整備した以下の①から⑦の事項を含む計
画を作成する。なお、可能な限り会場に設置されている既存物を活用すること。
① 仮設施設の一覧表
② 仮設施設の配置計画図
③ 仮設施設の設計図書、仕様書
④ 運営に必要な諸室配置計画図
⑤ 備品消耗品の一覧表
⑥ 備品消耗品の配置計画図
⑦ 備品消耗品の仕様書
ウ 装飾・飾花等計画
競技会場内及び会場周辺に設置する装飾、飾花、デザイン看板類等については、和歌
山県内で実施する競技会場等との統一感を配慮したデザインとし、「公益財団法人日本
体育協会国民体育大会関係標章の使用に関する規程」や委託者が策定した「デザインガ
イドマニュアル」等を踏まえて、以下の①から③の事項を含む装飾、飾花等計画を作成
する。
① 装飾・飾花、サイン・看板等イメージ図
② 装飾・飾花、サイン・看板等の配置計画図
③ 装飾・飾花、サイン・看板等の設計図書、仕様書
エ 仮設設備整備計画
競技会等の実施にあたって、競技記録、放送、厩舎管理等に必要な設備を把握すると
ともに既存施設も含めた電気容量、給排水容量、通信回線等のインフラ設備を調査し、
設備整備計画を作成する。なお、整備計画には、下記①から③の事項を含めること。
① 仮設設備の一覧表
② 仮設設備の配置計画図
③ 仮設設備の設計図書、仕様書
④ その他既存施設における設備関係書類
オ 会場設営行程計画
全体、ゾーン別、業務別（仮設施設等、装飾・飾花、仮設設備など）の会場設営工程
計画を作成する。会場管理者等の意見も踏まえ、事前の調達・製作から設置、撤去まで
を含めた計画を作成すること。
カ 総合案内所関係業務計画
競技会等における総合案内所（以下「案内所」という。）について、以下の業務を行
う。
① 設置場所の検討
会場へのアクセスを考慮し、効果的かつ効率的な案内等が行えるよう、駅などの交
通拠点における案内所の設置場所を検討する。なお、検討にあたっては、別途策定する
シャトルバス等の輸送計画などを踏まえ、調整を図ること。
② その他必要な書類等の作成
その他上記以外で案内所の実施にあたって必要な書類等を作成する。
キ 運営関係業務計画
上記各種計画について、下記①及び②の計画を作成する。なお、作成にあたっては、
別途策定する輸送計画等の関連計画を踏まえ、調整を図ること。
① 自主警備計画
ａ 入退場者管理
通行管理レベル区分及び通行管理区分に基づく ID カード等による入退場者管理方
法並びに不正入場防止対策
ｂ 雑踏警備
安全かつ円滑な雑踏整理方法及び雑踏事故防止対策
ｃ 巡回警備
不審者、不審物、危険物等の警戒及び発見方策
ｄ 事前警備
昼夜間警備方法
ｅ 厩舎地区警備
厩舎地区等立入制限区域の ID カード等による入退室者管理方法、不正入室防止 対
策並びに夜間の警備体制
ｆ 消防警戒
火災等の予防・警戒、消防用設備の点検及び火災発生時の初期消火活動並びに消防
関係機関への通報・連携体制
ｇ 避難誘導
火災、大規模災害及び突発重大事案発生時（発生のおそれがある場合を含む。）の
安全かつ迅速な避難誘導方法並びに応急救護方法。また、会場施設における既存の避
難誘導に関する計画等の検証及び必要に応じた見直しを行うこと。
ｈ 警備員等の配置・運用方法
上記ａからｇに係る警備員、実施本部員等の配置・運用方法
② 交通警備計画
ａ 交通警備
・会場内及び指定駐車場までの大会関係車両の誘導方法
・会場周辺道路における違法駐停車車両への対応方法
・交差点、横断歩道等での車両及び歩行者の整理・誘導方法
・鉄道駅及びバス停周辺における歩行者の整理・誘導方法
・紛れ込み、誤進入車両、送迎車両等の誘導・排除方法及び対応方法
・大会関係車両用の駐車許可証の管理方法（再発行場所を含む。）
ｂ 駐車（輪）場・乗降場誘導（待機場を含む。）
・駐車（輪）場出入口及び駐車（輪）場内における車両並びに歩行者の整理・誘導
方法
・シャトルバス乗降場における車両及び歩行者の整理・誘導方法
・計画バス乗降場における車両及び歩行者の整理・誘導方法
・タクシー乗降場における車両及び歩行者の整理・誘導方法
・乗用車乗降場における車両及び歩行者の整理・誘導方法
・会場周辺道路における歩行者の整理・誘導方法
・各駐車（輪）場及び乗降場（鉄道駅及びバス停を含む。）並びに会場周辺道路
における歩行者誘導に係る看板の設置個所
・駐車（輪）場・乗降場管理のための警備方法
ｃ 警備員の配置・運用方法
上記ａ及びｂに係る警備員の配置・運用方法
ｄ 事故・事件等発生時の対応
事故・事件等突発事故発生時の対応方法
ｅ その他
上記のほか交通警備に関する必要な書類の作成
(2) 所要経費積算書の作成
上記(1)の各計画に基づき競技会等の実施にあたって、開催準備から開催終了までかかる
会場設営、撤去（仮設施設、装飾・飾花、仮設設備等）、必要備品（備品・消耗品等）、
運営に係る経費（人件費・清掃・廃棄物処理等）、その他実施にあたり必要となる経費を
盛り込んだ所要経費積算書を計画毎に作成する。
(3) その他必要な書類等の作成
その他上記以外で競技会等の実施にあたって必要な書類等を作成する。
(4)その他業務
ア 図面の製作
本委託の履行にあたって必要となる各会場及び周辺地域の平面図等については、必要
に応じて CAD データ等による書き起こしを行い製作すること。
イ 実施に向けた調整
各種計画について、委託者の承認を受けたうえで、実施に向けて関係機関等との打ち
合わせ及び調整を行う。
ウ 議事録の作成
委託者及び関係機関等との打ち合わせや調整内容等について、随時、議事録を作成す
る。
エ 会議等への支援
必要に応じ、委託者が開催する会議等に出席し、検討材料となる資料や情報を提供す
る。また、必要に応じて関係官公署等との打ち合わせ、調整を行うとともに、提出資料
等の作成、諸手続きの実施等を行う。
５
成果品及び提出期限
(1)成果品及び資料は委託者に帰属するものとし、内訳及び納品部数は以下のとおりとする。
成果品名
様式等内訳
部数
備考
第 70 回国民体育大会馬術競技会及び A3 及び A4 版
各5部
同リハーサル大会実施計画書
印刷製本
50 ページ程度
A4 版カラー印刷
10 部
50 ページ程度
電子データ
CD-R 一式
１セット 上記データ
(2)電子データの提出は以下によること。
ア Windows 形式（PDF 等）で表示可能とする。
イ 文章については、ワープロソフト（Microsoft 社 Word シリーズ）、計算表等について
は、表計算ソフト（Microsoft 社 Excel シリーズ）で編集可能な形式とすることを基本
とする。また、CAD データ等については、フリーCAD ソフト（Jw_cad）等により編集可能
な形式とすることを基本とする。
ウ 格納媒体は CD±R（RW）及び DVD±R（RW）を基本とする。また、収納ケース、CD±R
（RW）及び DVD±R（RW）等に、委託業務名等を付記すること。
(3)成果品の納入後、内容に不備等があった場合には、速やかに受託者の負担で修正等を行う
こと。
６ 協議・打合せ等での説明
業務における協議・打合せは、業務着手時並びに成果品納入時に行うほか、委託者か必要と
した場合は、随時、検討内容や進行状況について、協議・打合せを行うとともに、資料、情報
の提供を行うものとする。なお、協議・打合せに係る交通費等の経費は受託者の負担とする。
７ 権利義務の譲渡等
受託者はこの契約により生じる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は継承してはならない。
ただし、受託者の書面による承諾を得た場合はこの限りではない。
８ 納入先
紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会実行委員会
紀の国わかやま国体馬術競技事務所（兵庫県三木市本町 2 丁目 2－10）
９ 検査等
成果品の納入後、委託者が検査を行う。
10 著作権等
受託者は委託業務に係る成果品の全ての著作権（著作権法第 27 条及び第 28 条に定める権
利を含む。）を受託者に無償で譲渡するものとし、著作者人格権に基づく権利行使を行わな
いこととする。
また、受託者は成果品に係る全てについて、委託者の承諾を得ずに第三者に公表、貸与及
び使用させてはならない。
11 機密保持
(1) 受託者は、委託者から開示された秘密情報を秘密として保持し、事前に委託者の書面に
よる承諾を得ることなく、第三者に開示又は漏洩してはならない。
(2) 受託者は、受託者から開示された秘密情報を知得した自己の役員又は使用人（秘密情報
を知得後退職した者も含む。）に対し、本契約に定める秘密保持義務の遵守を徹底させる
ものとする。
（3）受託者は、委託者から開示された秘密情報の秘密を保持するため、当該秘密情報の一部
又は全部を含む資料、記録媒体及びそれらの複写物等（以下「秘密情報資料」という。）に
ついて、秘密が不当に開示又は漏洩されないよう他の資料等と明確に区分を行い、管理し
なければならない。
また、本調査が完了した時点をもって、直ちに全ての秘密情報資料を破棄・処分し、処
分の報告を行うこととする。
12 競技会場及び開催期間
(1) 競技会場
三木ホースランドパーク（兵庫県三木市別所町高木）
管理者 公益財団法人 三木山人と馬とのふれあいの森協会
(2) 開催期間
リハーサル大会 （入厩 2 日） 平成 27 年 5 月 28 日（木）～29 日（金）
（競技 2 日） 平成 27 年 5 月 30 日（土）～31 日（日）
馬術競技会
（入厩 3 日） 平成 27 年 9 月 28 日（月）～30 日（水）
（競技 5 日） 平成 27 年 10 月 1 日（木）～ 5 日（月）
13 連絡先・担当
紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会実行委員会
紀の国わかやま国体馬術競技事務所
担当：大畑
〒673-0431 兵庫県三木市本町 2 丁目 2-10
電話 0794-88-8894
FAX
0794-88-8895