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概要版
みんな元気「さがみはら健康プラン 21」
【総括方針における目標】
◆健康の保持・増進のための活動に参加している人が増加するよう支援の充実を図るとともに、地域に根ざ
した健康づくりが効果的に推進されるよう市民主体の組織活動や人材の育成・支援の充実を図ります。
◆市民一人ひとりが主体的に社会参加しながら、支え合い、地域や人とのつながりを深めるとともに、地域
や学校、職場、民間団体等が自発的に健康づくりに取り組めるようネットワーク化を進めます。
◆ライフステージに応じて、健康づくり・疾病予防・早期治療、生活支援など切れ目のないサービスを提供
するため、保健・医療・福祉の連携強化を図ります。
概 念 図
め ざ す 姿
市民一人ひとりが生涯にわたって健康でいきいきと暮らしている
∼個人
家庭
地域社会が一体となった生涯にわたる健康づくり∼
健康を自らつくり、みんなで支え合う﹁健康都市﹂さがみはら
基本
理念
総括方針 健康を支援するネットワークづくりの推進
【区 分】
栄養・食生活
身体活動・運動
たばこ
基本方針Ⅰ
市民が主体の
健康づくりの推進
アルコール
歯・口腔
がん・循環器疾患・糖尿病
こころの健康・精神疾患
健康診断・セルフチェック
地域医療
基本方針Ⅱ
身近な地域における
医療体制の充実
救急医療
災害時医療
健康危機管理
基本方針Ⅲ
安全・安心の
衛生管理の推進
食品衛生
環境衛生
相模原市保健医療計画の概要
計画策定の趣旨及びめざす姿
今後、さらなる少子高齢化の進展や疾病構造の変化が予想される中にあって、市民自らが健康状態を自覚し、
積極的に健康の増進を図るとともに、生活習慣病の予防に取り組むこと、さらに、そうした市民の取り組み
を地域社会全体が支えていくことを推進していくため本計画を策定しました。
また、計画の目的を明確にするため、めざす姿を設定しました。
計画の位置づけ
本計画は、健康増進法に定められている市町村健康増進計画として策定するとともに、同法及び医療法に
基づく国や県の方針、計画や本市の関連計画との整合を図り、保健と密接に関連する医療分野についても
盛り込んだ計画としています。
また、前計画に掲載している救急医療・災害時医療に加え、医療法に基づき都道府県が策定する医療計画
に掲載することとなった精神疾患及び在宅医療について、社会的重要度が高いことから、改定計画に位置
づけます。
新・相模原市総合計画
さがみはら健康都市宣言
国・県の関連計画
健康日本21(第2次)
かながわ健康プラン21
(第2次)
神奈川県保健医療計画
市関連計画
保健医療計画
みんな元気
「さがみはら健康プラン21」
地域福祉計画
障害者福祉計画
高齢者保健福祉計画
食育推進計画 等
前計画の基本理念を継承
本計画では、
「さがみはら健康都市宣言」を踏まえ、前計画で掲げた基本理念を継承し、市民一人ひとりの
健康を育んでいきます。
総括方針と3つの基本方針を設定
市民一人ひとりが主体的に健康づくりに取り組み、その行動が生涯にわたり継続されるためには、個人
の健康づくりを支える地域社会による支援が大切です。
そのため、次の 3 つの目標に基づき市民主体の組織活動や人材の育成・支援、地域の健康を支援するネット
ワークづくりを推進します。
【基本方針の各区分における目標(14 区分 37 目標)】
区 分
目 標
適正体重を維持している人の増加を図ります
○骨量の減少、貧血等様々な疾患の原因となり、また、低出生体重児の出産
リスクを高める危険性のある若年女性のやせ及び生活習慣病等の原因と
なる肥満を減少させ、適正体重を維持している人の増加を図ります。
⑴ 栄養・食生活
子どもの頃から良好な食生活の形成を図ります
○子どもの頃からの食生活の乱れや栄養の偏りが成人期の生活習慣病に
つながるため、共食、朝食摂取、野菜摂取、減塩等を子どもの頃から
推進し、良好な食生活を形成します。
運動習慣をもつ人を増やします
⑵ 身体活動・運動
○30 分以上の息のはずむ程度の運動を週に 2 回以上する運動習慣をもつ
人を増やします。
喫煙する人を減らします
○喫煙による喫煙者本人や受動喫煙による周囲の人の健康被害を確実に
基 減少させるため、喫煙する人を減らします。
本 ⑶ たばこ
未成年者の喫煙及び中高生の成人後の喫煙意向をなくします
○未成年者の喫煙は、身体の成長の妨げとなるばかりでなく、たばこへの依存
方 をより強めることから、本人のみならず周りが協力して喫煙をさせない
ようにします。また、中高生の成人後の喫煙意向についてもなくします。
針 適正飲酒の知識と行動を身につけている人を増やします
○アルコールと健康問題について適切な判断ができ、より健康的な行動に
Ⅰ
結びつくよう、適正飲酒の知識と行動を身につけている人を増やします。
⑷ アルコール
未成年者の飲酒をなくします
○未成年者の飲酒は、急性アルコール中毒や臓器障害を起こしやすいうえ、
飲酒開始年齢が若いほど将来のアルコール依存症リスクが高くなると
いわれています。また、生涯にわたる健康障害や社会的問題をも引き
起こす要因となることから未成年者の飲酒をなくします。
むし歯のない幼児を増やします
○幼児期は基本的な生活習慣を身につける重要な時期であることから、
歯みがきの習慣を身に付け、甘味食品や飲料を控えるなど幼児期からの
歯の健康づくりへの取り組みを推進します。
⑸ 歯・口腔
歯周炎のない人を増やします
○歯周病を予防するために、自分の歯肉の健康状態を正しく把握し、歯
ブラシや歯間清掃用具を適切に使用して正しく歯みがきを行うことや、
定期的に歯科医療機関を受診することの大切さを普及し、歯周炎のない
人を増やします。
区 分
目 標
定期的に歯科医療機関を受診する人を増やします
⑸ 歯・口腔
○むし歯や歯周病の予防のために、定期的に歯口清掃や歯みがき指導など
の歯の健康管理を受けるための歯科医療機関(かかりつけ歯科医)を受診
する人を増やします。
がん検診を受ける人を増やします
○がんの早期発見のためには定期的ながん検診が効果的なことから、検診
を受ける人を増やします。
⑹ がん・循環器疾患・
糖尿病
ライフステージに合わせたメタボリックシンドローム対策を推進
します
○生活習慣病の発症には、食事や運動などの生活習慣が大きく影響して
いるため、メタボリックシンドローム対策を行うことで、生活習慣病へ
の移行や重症化を防ぐことができます。家庭や地域、学校、職場において
ライフステージに合わせた総合的な取り組みを推進します。
基 ライフステージに合わせたこころの健康づくりを推進します
○ストレスを感じたときに対処できるような正しい知識の普及を図ると
本 ともに、睡眠による休養が十分に取れていない人を減らします。
方 精神疾患の早期支援に努めます
○精神疾患についての正しい知識の普及や相談場所の周知を効果的に行い、
針 早期発見、早期治療、再発予防に努めます。
Ⅰ
⑺ こころの健康・
精神疾患
保健・医療・福祉との連携による相談体制の充実を図ります
○保健・医療・福祉の関係機関がさらなる連携を図り、こころの不調や
精神疾患などの相談に適切に対応する体制づくりを推進します。
個人と社会の両面から総合的・継続的・長期的に自殺対策に取り組み、
自殺者数を減らします
○関係機関(医療、行政、警察、消防、司法、学校、職域、民間団体等)と
の連携強化を図るとともに、ゲートキーパーを増やし、自殺者の減少を
図ります。
定期的な健康診断でセルフチェックしている人を増やします
○セルフケアをしていくためには、自分自身の健康状態を知ることが必要
であり、生涯を通じ、年に 1 回は健康診断を受ける人を増やします。
⑻ 健康診断・
セルフチェック
定期健康診断における働く人の有所見の割合を減らします
○健康づくり対策の重要性について事業主・従業員の健康管理の認識を
高めるとともに、働き盛り世代の生活習慣の改善やメンタルヘスルケア
に向けた取り組みを推進し、働く人の有所見の割合を減らします。
区 分
目 標
かかりつけ医、かかりつけ歯科医及びかかりつけ薬局を持つ人を
増やします
○市民が身近な地域で気軽に健康状態の相談や治療を受けることができる
とともに、必要に応じて高度な医療機関の紹介等をすることができる、
かかりつけ医、かかりつけ歯科医及びかかりつけ薬局の定着化を促進
します。
在宅療養者がよりよい生活を送るための環境を整えます
○在宅療養者に対する訪問診療・往診、訪問看護等の在宅医療提供体制の
⑴ 地域医療
整備をさらに促進します。
○介護する家族等の支援を充実します。
福祉と医療の連携により終末期を支えます
基 ○患者や家族が地域で尊厳を持って生活できるよう、福祉と医療の一層の
連携により終末期を支える環境づくりを促進します。
本 医療に対する安全性と信頼性の確保に努めます
○医療機関に対する立入検査において指導を行うとともに、医療に関する
方 相談窓口の充実を図り、医療に対する安全性と信頼性の確保に努めます。
針 休日・夜間における救急医療体制の充実を図ります
○休日・夜間における急病患者に対して、迅速に医療サービスを提供できる
Ⅱ
⑵ 救急医療
ように、初期から三次までの救急医療体制のさらなる充実を図ります。
応急手当の習得を促進します
○心肺蘇生法・応急手当に関する知識及び技術を普及し、定着を図ります。
災害時医療救護体制の充実を図ります
○災害時の医療救護活動を円滑に実施するため、医療関係団体等と協力し、
災害時医療救護本部・救護所の機能向上を図ります。
災害時に医療を必要とする人への支援を充実します
⑶ 災害時医療
○乳幼児、高齢者、障害者等の災害時要援護者に対し、適切な医療が受け
られるように医療情報の提供体制を整備します。
被災後の時間の経過に応じた健康の維持を図ります
○災害直後は医療に対するニーズが多いものの、時間の経過に伴いこころ
やからだの健康に対する不安を抱える市民が増大することから、保健・
医療・福祉の連携を強化し被災者の健康の維持を図ります。
区 分
目 標
関係機関との連携を強化します
○健康危機が発生した場合、速やかに原因を究明し、適切な健康被害の
拡大防止策を講じるとともに、迅速かつ適切な医療を提供する体制の
構築に向けて、神奈川県、警察、相模原市、医療機関等、健康危機に
関係する諸機関が連携を強化します。
感染症の発生予防、まん延の防止等に努めます
○市民、医療従事者等に対し、感染症に関する情報提供を積極的に行い、感染
症への意識啓発と知識の普及に努め、発生予防、まん延防止等に努めます。
⑴ 健康危機管理
エイズ・性感染症の感染防止等に努めます
○正しい知識の普及啓発、検査受検者の増加の促進及び感染者等の支援の
充実を図ります。
薬物乱用の防止に向けた意識啓発を図ります
○関係機関や団体等と連携し、広く市民に対し薬物乱用の危険性について
周知を図り、意識の啓発に努めます。
基 試験・検査体制等の充実を図ります
本 ○市民の公衆衛生のさらなる向上を図るため、試験・検査体制、情報提供
機能、調査研究及び研修指導機能の充実を図ります。
方 食品関係営業施設等への監視指導を徹底し、食品等事業者の自主的
な衛生管理を促進します
針 ○食の安全・安心を確保するため、食品関係営業施設等への立入検査や
収去検査等、監視指導を徹底するとともに、食品等事業者の食品衛生
⑵ 食品衛生
Ⅲ
意識の向上や自主的な衛生管理の促進を図ります。
食の安全・安心に関する情報提供の充実を図ります
○食の安全・安心を確保するために、関係機関との連携により情報を共有
し、得られた情報を迅速かつ的確に提供します。
環境衛生営業施設への定期的な監視指導を行い、営業者への自主的
な衛生管理を促進します
○衛生水準の維持向上と利用者の安全を図るため、理容所、美容所、クリー
ニング所、旅館、公衆浴場、興行場の施設の監視・指導を徹底すると
ともに、営業者の自主的な衛生管理を促進します。
⑶ 環境衛生
快適な居住環境を確保するため、情報提供に努めます
○専用水道、小規模水道、受水槽施設の設置者等に対し、適正な管理を
指導します。また、シックハウスなど居住環境における健康被害を未然
に防止するため情報提供に努めます。
人と動物との調和のとれた共生社会の実現を推進します
○動物の愛護と適正飼養の普及啓発を図ることにより、人と動物との調和
のとれた共生社会の実現を推進します。
⑴ 重点指標
指 標
1
2
健康寿命 ※1 の延伸
主観的健康感 ※2 の向上
現状値(平成23年度) 目標値(平成28年度)
男性 76.72 歳
平均寿命の増加
女性 79.62 歳
分を上回る健康
(平成 22 年度)
寿命の増加
79.2%
81%
※1 健 康 寿 命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
※2 主観的健康感:自分が健康であると感じていること
⑵ 指 標
指 標
1
2
地域で行っている自主グループ活動やサークル活動へ
現状値(平成23年度) 目標値(平成28年度)
17.6%
21%
53.0%
56%
(20 歳代女性やせの人の減少)
17.3%
15%
(20 ∼ 60 歳代男性の肥満の人の減少)
28.2%
27%
(40 ∼ 60 歳代女性の肥満の人の減少)
15.3%
14%
9回
10 回
参加している人の割合の増加
健康のために何か続けていることのある人の割合の増加
適正体重を維持している人の割合の増加
3
4
1週間の中で家族、友人等と食事をする回数の増加
5
運動習慣 ※3 を持つ人の割合の増加
28.1%
32%
6
たばこを吸う人の割合の減少
15.5%
13%
7
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒※4 している人の割合の減少
18.1%
17%
8
40 歳代で進行した歯周炎 ※5 に罹患している人の割合の減少
51.8%
47%
9
睡眠による休養が十分に取れていない人の割合の減少
30.6%
28%
10 こころの病気に関する相談場所を知っている人の割合の増加
44.3%
47%
11 1年間に健康診断を受けた人の割合の増加
67.9%
73%
60.9%
増加
(かかりつけ歯科医)
62.7%
増加
(かかりつけ薬局)
39.2%
増加
かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局を保有して
いる人の割合の増加
12 (かかりつけ医)
※3 運動習慣:30 分以上の息のはずむ程度の運動を、週に 2 回以上すること
※4 生活習慣病のリスクを高める飲酒量:1 日平均純アルコールで約 40g(日本酒換算で約 2 合)以上
※5 進行した歯周炎:歯と歯肉の境目が4mm以上の病態
発 行 相模原市健康福祉局保健所 地域保健課
〒252-5277 相模原市中央区中央2-11-15 電話042-754-1111(代表)
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