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Winnyなどのファイルを交換する ためのソフトを使用しない 009

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Winnyなどのファイルを交換する ためのソフトを使用しない 009
危険度
009
Winnyなどのファイルを交換する
ためのソフトを使用しない
達人ならこうする!
重要な情報が入っているパソコンではファイル交換ソフトを使わない!
ユーザー同士でファイルを交換する
「Winny」などのファイル交換ソフト
「Winny」などのファイル交換ソフトによる情報の流出を防ぐには、
ファイル交
を使うと、パソコン内部の情報が丸ごと相手に利用されてしまうおそれが
換ソフトを使わないのがもっとも確実な対策方法です。しかし、
どうしてもファ
あります。ここでは、ファイル交換ソフトを使うことの危険性について解説
イル交換ソフトを使いたいときには、会社の重要な情報や個人情報が一切入っ
します。
ていない専用のパソコンを用意してファイル交換ソフトを使用するとよいでしょ
う。これは、パソコンに重要な情報が入っていなければ、万一、暴露ウイルスに感
染しても流出する情報自体がないので大きなトラブルにはならないためです。
失敗例
ファイル交換ソフトを使うとこうなる
ファイル交換ソフトは、
インターネットを使ってユーザー同士でファイルを交
ウィニー
なお、職場のパソコンのような重要な情報が入っているパソコンや、個人のパ
ソコンでも仕事で使用しているファイルやメールなどが保存されているパソコ
ンでは、
ファイル交換ソフトを使用するのは非常に危険なので避けるようにしま
シェア
換するためのソフトで、日本国内では
「Winny」や「Share」などのソフトが有名
しょう。
です。ファイル交換ソフトで交換されているファイルはウイルスに感染している
割合が高いため、
ファイル交換ソフトを使っているとウイルスに感染する危険性
が非常に高くなってしまいます。また、
ファイル交換ソフトで交換されているファ
イルには、パソコンの持ち主の個人情報などをインターネットに流出させること
を目的としている
「暴露ウイルス」
と呼ばれるウイルスが多いため、
ウイルスに感
染するとパソコン内部の情報が丸ごとインターネットに流出してしまう可能性が
あります。
実際に、
ファイル交換ソフトを使った自衛官が海上自衛隊の機密情報を漏洩
させる、警察官が捜査情報を流出させる、役場の職員が住民の名簿を流出させ
るなどの大きなトラブルが発生しています。
ファイル交換ソフトを使うときはパソコンに個人情報を入力しない!
ファイル交換ソフトを使用するパソコンには、
コンピュータ名やユーザー名、
組織の名前、
ワークグループ名(ネットワークで使用するグループ名)などに自
分や家族の名前や、自分が勤めている会社の名前などを入力しないように注意
が必要です。これは、暴露ウイルスに感染すると流出するファイルの名前がユー
ザー名や組織の名前などになってしまうことがあるためです。このため、パソコ
ンに本名や会社名を入力していると誰が流出したファイルの持ち主なのかが一
目でわかってしまいます。
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第1章 ソフトウェアを使うときのタブー
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