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考古学の世界

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考古学の世界
平成 28 年度平塚市民・大学交流事業
考古学の世界
『 アンデス文明と土の象形
収蔵品にみる先住民の世界観
』
10 月 8 日 ( 土 ) 13:30 ~
吉田 晃 章 先 生
東海大学文学部アメリカ文明学科
東海大学湘南キャンパス
14 号館 105 教室
東海大学が所蔵する日本有数のコレクション
から、厳選した象形土器や織物などの実物を実
際にご覧いただき、先スペイン期に生きたアンデ
東海大学アンデスコレクション
スの人々の暮らしや世界観を探ります。
アンデス文明は、旧大陸の四大文明や新大陸のマヤ文明などとは異な
り、文字を持たない文明であるため、当時の人々の生活や信仰は、発掘に
よる遺物やスペイン人が残した文書、さらには現代の民族資料をもとに徐
々に解明されてきました。
今回は、アンデス先住民が創り出した30点ほどの逸品を通して、紀元前1200年頃から紀元後700
年頃までにアンデスで栄えたいくつかの文化に焦点をしぼり、その世界観に迫っていきます。
東海大学文明研究所「文化遺産をめぐる課題 2」プロジェクト協賛事業
【遺物データ】
下左)
下右)
上)
ネコ科動物神象形鐙形壺(前期ホライズン)
クピスニケ=チャビン様式(1400BC-400BC)
No.9983-10
アンデスでは、古くからネコ科動物のジャガ
ーやピューマが広く信仰されており、権威の
象徴でした。
ラクダ科動物文様袋(後期ホライズン)
インカ(AD15C中頃-1532)
No.11571-1230
この袋は乾燥したコカの葉を携行するた
めの袋と考えられる。コカの葉は、アン
デスの儀礼では欠かせないものでした。
人物座像付武器文様鐙形壺(前期中間期)
モチェ(200BC-AD600)
No.11571_149
土器の胴部正面に描かれている文様は、棍
棒や盾であり、戦闘を含む一連の行為のシ
ンボルマークになっていました。
応募方法 はがき、FAX、メールのいずれかで「住所、氏名(ふりがな)
、年齢、学生の方は学校名と学年、電話番号、1日のみ参加
希望の方は希望日」を記入のうえ、お申し込み下さい。
※メールの場合タイトルを「考古学の世界申し込み」としてください。
応募締切 平成 28 年 9 月 13 日(火)必着。当落選結果を郵送で通知します。
対 象 市内在住・在勤・在学の方(中学生以上)
。応募者多数の場合は抽選。
定 員 各講座 60 名
平塚市教育委員会 社会教育課 文化財保護担当 平塚市豊原町 2-21(豊原分庁舎 1 号館 3F)
Tel 0463-23-1111 内線 3576
[email protected]
Fax 0463-34-5522
平成 28 年度平塚市民・大学交流事業
考古学の世界
『
東海大学所蔵
古代エジプトコレクション』
10 月 15 日 ( 土 ) 13:30 ~
山花 京子 先生
東海大学文学部アジア文明学科
東海大学湘南キャンパス
1号館 C1 303 教室
「東海大学が所蔵する古代エジプトコレクションは2016年11月まで大学内の松前記念館にて
「ミニ展示会」を行っています。今回の講座ではまず古代エジプト人の生活や文化について
講義形式でお話をした後、展示会を見学し、実際に古代エジプト人が作り出した遺物をご覧
になっていただきながら解説を行います。」
東海大学古代エジプト及び中近東コレクション(AENET)
日本におけるエジプト学の先駆者で2010年に亡くなった故鈴木八司名誉教授のご遺族から寄贈されたもので、
古代エジプトおよび中近東の考古学資料(パピルス・土器・織物など)約6000点や、写真資料約1万5000点から構成
されています。今回の展覧会は、人類の遺産ともいうべき文化財を可能な限り一般に公開し、文化財に対する理解
と関心を深めていただくという本学の姿勢の一端を松前記念館の協力を得て展示するものです。
大学所蔵の資料としては日本有数の質と量を誇り、陳列した考古学資料のなかには、日本の他施設には類例の
ないものも多く、中には世界的にも珍しいものがある。どの資料からも、3000年の永きにわたり栄えた古代エジ
プト人の息遣いが伝わってくるかのようです。
東海大学文明研究所「文化遺産をめぐる課題 2」プロジェクト協賛事業
【遺物データ】
左)
人形棺蓋片
エジプト第3中間期
三部式鬘(かつら)を被
り、額の上に守護の女神
の翼と再生の象徴スカラ
ベが描かれている。
中)
タウェレトのウシャブティ
エジプト新王国時代末期
ウシャブティは墓の被葬者に代わって農耕など、あの世で「善
き死人」となるために必要な労役を請け負ってくれる身代わり
の人形。三部式の鬘(かつら)を被り、両手を胸の前で組み、
背中に籠を背負っている。胴中央と側面にはタウェレトの名が
記されている。ラメセス朝から第3中期のものと思われる。
右)
カノポス容器蓋
エジプト第3中間期以降
ミイラづくりの際に死者の内臓を保管する
容器で、人頭のイムセティ神を表現してい
る。カノポス容器は4つあり「ホルスの4
人の息子たち」という神々がそれぞれの臓
器を入れた壺を守護していた。
応募方法 はがき、FAX、メールのいずれかで「住所、氏名(ふりがな)
、年齢、学生の方は学校名と学年、電話番号、1日のみ参加
希望の方は希望日」を記入のうえ、お申し込み下さい。
※メールの場合タイトルを「考古学の世界申し込み」としてください。
応募締切 平成 28 年 9 月 13 日(火)必着。当落選結果を郵送で通知します。
対 象 市内在住・在勤・在学の方(中学生以上)
。応募者多数の場合は抽選。
定 員 各講座 60 名
平塚市教育委員会 社会教育課 文化財保護担当 平塚市豊原町 2-21(豊原分庁舎 1 号館 3F)
Tel 0463-23-1111 内線 3576
[email protected]
Fax 0463-34-5522
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