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平成27年度実施施策に係る政策評価書(モニタリング) (防衛省27-④) 施策名 宇宙空間及びサイバー空間における対応 施策の概要 達成すべき目標 宇宙空間及びサイバー空間に関しては、平素から、自衛隊の効率的な活動を妨げる行為を未然に防止 するための常続監視態勢を構築するとともに、事態発生時には、速やかに事象を特定し、被害の局限等必 要な措置をとりつつ、被害復旧等を迅速に行う。また、社会全般が宇宙空間及びサイバー空間への依存を 高めていく傾向等を踏まえ、関係機関の連携強化と役割分担の明確化を図る中で、自衛隊の能力を活か し、政府全体としての総合的な取組みに寄与する。 ①新規装備品の導入と既存装備品の能力向上等を適切に組み合わせた装備品の取得 ②一層厳しさを増す我が国周辺の安全保障環境に対応した自衛隊の運用・取組み 区分 当初予算(a) 施策の予算額・執行額等 予算の 状況 (百万 円) 補正予算(b) 繰越し等(c) 合計(a+b+c) 執行額(百万円) 27年度 0 <3,319,427> 0 <153,713> 0 <10,290> 0 <3,483,430> 0 <3,427,259> 28年度 29年度 30年度 0 <3,370,756> ※ 下段〈 〉外書きは、複数の政策にまたがる予算及び複数の政策にまたがると整理できる予算であり、総額の「内数」で掲記している。 ※ 27年度に現政策体系に応じた予算の組み替えを実施済である。 施策に関係する内閣の重要 平成26年度以降に係る防衛計画の大綱について(平成25年12月17日国家安全保障会議・閣議決定) 政策(施政方針演説等のうち 中期防衛力整備計画(平成26年度~平成30年度)(国家安全保障会議・閣議決定) 主なもの) 施策の進捗状況 ①新規装備品の導入と既存装備品の能力向上等を適切に組み合わせた装備品の取得 高度なXバンド衛星通信網を着実に整備 測定指標 目標 ●防衛省では、平成26年8月に改訂した宇宙開発利用に関する基本方針において統合運用の下での迅速な情報共 有、機動的な部隊行動を支えるC4機能の確保の観点から、Xバンド通信衛星(スーパーバードC2号機)の後継衛星 の必要性があると結論づけ、平成28年度から当該後継衛星を主体的に整備することを前提に、具体的な検討を進め ている。 26 ●平成26年度においては、現用Xバンド通信衛星(スーパーバードC2号機)の後継衛星に関する技術調査及びPFI 年 導入可能性調査を実施した。 度 27 ●平成27年度においては、PFI方式による整備等を行う場合、衛星事業固有の様々な事業リスクを低減し、資金負担 年 を平準化するとともに、費用対効果を最大化できる事業形態を構築することが不可欠であることから、それらの専門的 度 知識を有するコンサルタントと契約し、調査を実施した。 その他の装備品等(機能向上を含む。)(関連シート①~③、⑥) 26 宇宙状況監視等に関する取組みを含む宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究、 Xバンド衛星通信 年 機能の向上を含む衛星通信の利用、商用画像衛星の利用、 イージス艦へのBMD機能の付加を含むBMD関連等に 度 関する予算を計上した。 27 宇宙監視等に関する取組みを含む宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究等(約50億円)、 Xバンド 年 衛星通信機能の向上を含む衛星通信の利用(約214億円)、商用画像衛星の利用(約76億円)、弾道ミサイル攻撃へ 度 の対応に係る経費のうち、宇宙空間を利用するもの(約2,073億円)などの所要の経費を予算に計上した。 ②一層厳しさを増す我が国周辺の安全保障環境に対応した自衛隊の運用・取組み 各種人工衛星を活用した情報収集能力や指揮統制・情報通信能力を強化するほか、宇宙状況監視の取組み等を通じて衛星の 抗たん性を向上する。 26 宇宙状況監視等に関する取組みを含む宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究、 Xバンド衛星通信 年 機能の向上を含む衛星通信の利用、商用画像衛星の利用、 イージス艦へのBMD機能の付加を含むBMD関連等に 度 関する予算を計上した。 27 宇宙監視等に関する取組みを含む宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究等(約50億円)、 Xバンド 年 衛星通信機能の向上を含む衛星通信の利用(約214億円)、商用画像衛星の利用(約76億円)、弾道ミサイル攻撃へ 度 の対応に係る経費のうち、宇宙空間を利用するもの(約2,073億円)などの所要の経費を予算に計上した。 宇宙開発利用に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを旨として成立した宇宙基本法(平成20年法律第43号)を踏 まえ、防衛省として我が国の安全保障に資する宇宙開発利用を推進 26 宇宙状況監視等に関する取組みを含む宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究、 Xバンド衛星通信 年 機能の向上を含む衛星通信の利用、商用画像衛星の利用、 イージス艦へのBMD機能の付加を含むBMD関連等に 度 関する予算を計上した。 ●宇宙監視等に関する取組みを含む宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究等(約50億円)、 Xバン ド衛星通信機能の向上を含む衛星通信の利用(約214億円)、商用画像衛星の利用(約76億円)、弾道ミサイル攻撃 27 への対応に係る経費のうち、宇宙空間を利用するもの(約2,073億円)などの所要の経費を予算に計上した。 年 ●平成27年4月、日米防衛当局間による宇宙協力に関する協議枠組みである「宇宙協力ワーキンググループ(SCW 度 G)」を設置、10月に第1回、平成28年2月に第2回の会合を開催した。会合では、宇宙に関する施策、情報共有、訓 練・机上演習、人事交流等、幅広い分野での協議を行った。 自衛隊の各種システム等の抗たん性の向上、情報収集機能等の強化、実践的な訓練環境(サイバーレンジ等)の整備等、所要 の態勢整備 サイバー情報収集装置の整備(12億円)、サイバー防護分析装置の整備(3億円)、次期サイバー防護分析装置の 26 システム設計等(12億円)、防衛情報通信基盤(DII)の整備(クローズ系)(128億円)、ネットワークサイバー攻撃対処 年 技術の研究(8億円)、サイバー攻撃対処に向けた人材育成の取組み(0.7億円)、民間企業等との連携強化(0.9億 度 円)に関する予算を計上した。 ●サイバーレンジの機能強化(7億円)、サイバーレンジの構築等に関する独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と 27 の研究協力、サイバー空間の利用を妨げる能力に関する調査研究(0.1億円)、シリアス・ゲーム(教育)導入に向け 年 た取組み(0.2億円) 度 ●ネットワーク監視器材の整備に関する予算(30億円)を計上した。 諸外国及び関係機関との連携強化【サイバーセキュリティ戦略、国際連携取組み方針、国家安全保障戦略等】 ●各国との連携の強化(0.1億円) 日米情報保証実務者定期会議、形態管理調整グループ会議、太平洋通信部長連絡会議、サイバー紛争に関する国 26 際会議、日米ITフォーラム、日米サイバー防衛政策ワーキンググループといった会議を実施又は参加した。 年 ●民間企業等との連携強化(0.9億円) 度 ・防衛産業との間におけるサイバー攻撃対処のための具体的・実効的連携要領の確立等を実施した。 ・サイバー攻撃対処に係る情報を防衛産業と共有するためのシステムを導入した。 ●各国との連携強化のため、以下のとおり各種施策を実施した。 米国との間には、「サイバー防衛政策ワーキンググループ(CDPWG)」を設置。平成27年5月にはこれまでの会合結 果を踏まえ、今後の日米サイバー防衛協力の方向性を示す共同声明を発表し、サイバー脅威に係る防衛当局間の認 識の共有とともに重大なサイバー事案への対処における協力、役割・任務、情報共有等について明確な方向性を記述 したところ。 さらに、シンガポール、ベトナム、インドネシアとの防衛当局間でITフォーラムを実施するとともに、英国、NATO、エス トニア、などとの間で、防衛当局間によるサイバー協議の枠組を設け、脅威認識やそれぞれの取組みに関する意見交 27 換を行っている。 年 なお、平成27年4月には、エストニアにあるNATOサイバー防衛協力センターが主催するサイバー防衛演習(Lock 度 Shields)に、同年11月にはNATOが主催するサイバー防衛演習(Cyber Coalition)にオブザーバー参加しており、今後 もサイバー防衛演習等への積極的な参加を通じ、サイバー分野における国際連携を強化していく予定。 このほか、政府全体の各国との協議の枠組や、安全保障面について議論する国連サイバー政府専門家会合等への 職員の派遣を積極的に行っている。 ●民間部門等との連携強化 サイバーディフェンス連携協議会(CDC)共同訓練の実施(0.2億円)、内閣セキュリティセンター主導の情報セキュ リティ緊急支援チーム(CYMAT)への要員派遣や、各種訓練等への参加に積極的に取組み、政府機関との連携を強 化した。 学識経験を有する ○ 「国民一般に公表するという前提であるので、わかり易い表現に努めて欲しい」との意見を受けて、可能な限り分か 者の知見の活用 りやすい表現に努めた。 政策評価を行う過 ○ 防衛省ホームページ 程において使用し ○ 平成27・28年版 防衛白書 た資料その他の情 ○ 我が国の防衛と予算-平成27・28年度予算の概要- 報 担当部局名 防衛政策局 整備計画局 防衛装備庁 作成責任者名 (※記入は任意) 政策評価実施時 期 平成31年8月