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調査結果講評 [PDFファイル/88KB]
平成25 平成25年度交通量 25年度交通量・渋滞実態 年度交通量・渋滞実態調査結果講評 ・渋滞実態調査結果講評 ◎調査実施日 交 通 量 調 査 平成 25 年 10 月 7 日(月)晴れ 渋滞実態調査 平成 25 年 10 月 7 日(月)晴れ 9 日(水)曇り 午前 7 時から午前 9 時まで ◎調査時間 ◎調査箇所(地点) ・交通量調査・・・計 17 箇所(①~⑰) 北 部 ①新諏訪 ②上松五差路 ③旧荒瀬原線 ④荒瀬原線 ⑤三才駅東 ⑥赤沼歩道橋 ⑰東豊線 東 部 ⑦村山橋西 ⑧屋島橋西 南 部 ⑩長野大橋南 ⑪丹波島橋北 ⑯五輪大橋 西 部 ⑫裾花橋 ・渋滞実態調査・・・計 ⑬長安橋 ⑨落合橋北 ⑭相生橋 ⑮あやとり橋 9 箇所(Ⓐ~Ⓘ) 北 部 Ⓐ柳原北交差点 Ⓖ上松五差路 Ⓗ吉田高校東交差点 東 部 Ⓘ落合橋入口交差点 南 部 Ⓓ綱島交差点 Ⓔ荒木交差点 西 部 Ⓕ差出交差点 中央部 Ⓑ西尾張部交差点 Ⓒ上高田北交差点 ※ 全ての調査地点において中心市街地へ流入してくる車両を調査対象とした。 ◎交通量・渋滞実態 交通量・渋滞実態調査結果 ・渋滞実態調査結果(過去調 調査結果(過去調査 (過去調査比較) 1.全体 1.全体 (二輪車含む) (交通量調査) 車両総数について今年度は 33,576 台で、平成 21 年度の 31,773 台に比べ 5.7%(1,803 台) の増加となった。 前回と比べ、マイカー一人乗りは 10.6%(2,508 台)増加の 26,233 台だった。マイカー 相乗りは 0.8%(16 台)増加の 1,955 台で、マイカー(一人乗り+相乗り)は 9.8%(2,524 台)増加の 28,188 台となった。また、マイカー以外の四輪自動車では、36.2%(1,215 台) と大幅に減少し 2,139 台になり、二輪車(バイク、自転車)は、17.9%(494 台)増加の 3,249 台となった。 平成 8 年度からの推移をみると、平成 13 年度の 36,037 台をピークに減少傾向にあった が、今年度は前回(平成 21 年度)実施の 4 年前から交通量が増加した。また、マイカーの 交通量は、平成 8 年度以降、最高となった。 構成比に関しては、マイカー一人乗りの割合が 78.1%(26,233 台)で、平成 21 年度の 74.7%(23,725 台)に比べて 3.4%(2,508 台)の増加だった。 2 交通量は、調査箇所 17 地点中、7 地点で増え、マイカーに限れば 12 地点で増加した。 (渋滞実態調査) 調査箇所 9 地点のうち、前回と同じ 6 地点中、渋滞の最大延長が 4 地点(Ⓐ柳原北交差 点、Ⓔ荒木交差点、Ⓖ上松五差路、Ⓘ落合橋入口交差点)、通過最大所要時間は 3 地点(Ⓐ 柳原北交差点、Ⓔ荒木交差点、Ⓘ落合橋入口交差点)で増加した。 最大の渋滞地点はⒺ荒木交差点で最大延長 2,098m(8 時 30 分発生)になり、通過最大 所要時間が 28 分(7 時 50 分発生)となった。 (調査全体) マイカー一人乗りが増え、マイカー以外の四輪自動車が減ったことにより、中心市街地 に流入する交通量が 17 地点中 7 地点で増加し、渋滞状況は 6 地点中 3 地点で悪化した。 2.地点別 (四輪自動車の構成比は二輪車を含まず) (1)北部 (1)北部 (交通量調査) 北部全体は、四輪自動車流入量が 4.9%(471 台)減少の 9,140 台で平成 10 年度の調査 以降、最低となった。マイカー一人乗りが前回と比べて 1.4%(112 台)増加の 7,904 台だ った。相乗りについては、13.4%(103 台)減少の 668 台、マイカー以外の四輪自動車は 45.8%(480 台)減少の 568 台となった。 ①新 諏 訪 四輪自動車流入量は、4.6%(51 台)減少の 1,063 台だった。マイカー相 乗りとマイカー以外の四輪自動車が減少し、マイカー一人乗りは増加し た。 ②上松五差路 四輪自動車流入量は、1.3%(32 台)減少の 2,371 台だった。 マイカー相乗りとマイカー以外の四輪自動車が減少し、マイカー一人乗 りは、増加の 2,078 台だった。 ③旧荒瀬原線 四輪自動車流入量は、5.0%(41 台)減少の 778 台で、項目全てにおいて 減少した。 ④荒 瀬 原 線 四輪自動車流入量は、15.9%(194 台)減少の 1,025 台だった。マイカー相 乗り以外の項目が減少した。 ⑤三 才 駅 東 四輪自動車流入量が 4.7%(42 台)減少の 856 台だった。マイカー以外の四 輪自動車を除き各項目は増加した。 ⑥赤沼歩道橋 四輪自動車流入量は、3.6%(70 台)減少し、1,857 台だった。マイカー 相乗りとマイカー以外の四輪自動車は減少し、マイカー一人乗りは増加 した。 ⑰東 豊 線 四輪自動車流入量は、マイカー以外の四輪自動車が減少したことにより 3.3%(41 台)減少の 1,190 台となった。 3 (渋滞実態調査) Ⓐ柳原北交差点 渋滞の最大延長は、前回の 216mから 354m増加し、570m(8 時 00 分発 生)だった。通過最大所要時間は、1 分から 3 分(8 時 00 分発生)に伸 びた。 Ⓖ上松五差路 渋滞の最大延長は、前回の 260mから 62m増加し、322m(8 時 10 分発 生)だった。通過最大所要時間は、3 分から 6 分(8 時 10 分発生)に伸 びた。 Ⓗ吉田高校東交差点 今回初めて調査した結果、8 時 00 分に渋滞の最大延長が 488mになり、7 時 40 分に通過最大所要時間が 2 分となった。 8 時 50 分以降は、渋滞がなくなった。 (調査全体) 北部からのマイカー以外の四輪自動車が減少したことで、四輪自動車流入量が減少し たものの、渋滞状況は悪化した。 (2)東部 (2)東部 (交通量調査) 東部全体では四輪自動車流入量が 31.2%(1,791 台)増加の 7,532 台で平成 10 年度の 調査以降、最高となった。マイカー一人乗りも 38.4%(1,832 台)増加の 6,606 台、マイ カー相乗りが 55.6%(109 台)増加の 305 台、マイカー以外の四輪自動車は、19.5%(150 台)減少の 621 台となった。 ⑦村山橋西 四輪自動車流入量は、マイカー一人乗りが増えたことにより 26.3%(534 台)増加の 2,567 台となり、平成 10 年度の調査以降、最高の交通量とな った。 ⑧屋島橋西 四輪自動車流入量は、マイカー一人乗りが増えたことにより 32.3%(885 台)増加の 3,622 台となった。 ⑨落合橋北 四輪自動車流入量は、マイカー一人乗りが増えたことにより 38.3%(372 台)増加の 1,343 台となった。 (渋滞実態調査) Ⓑ西尾張部交差点(東⇒西) 今回初めて調査した結果、7 時 50 分に渋滞の最大延長が 281mになり、8 時 00 分に通過最大所要時間が 7 分になった。8 時 50 分まで渋滞が続い たが、その後渋滞がなくなった。 4 Ⓒ上高田北交差点(東⇒西) 今回初めて調査した結果、7 時 50 分と 8 時 30 分に渋滞の最大延長が 513 mになり、7 時 50 分から 8 時 40 分まで通過最大所要時間が 8 分(一部 7 分)となった。8 時 50 分まで渋滞が続いたが、その後渋滞がなくなった。 Ⓘ落合橋入口交差点 渋滞の最大延長が、前回の 572mから 222m増加し、794m(7 時 30 分発 生)だった。通過最大所要時間は、6 分から 5 分(8 時 20 分他発生)に 短縮された。早い時間(7 時 00 分)から8時 50 分までの長い時間帯で 渋滞が発生している。 (調査全体) 東部からのマイカー一人乗り・相乗りが大幅に増え、マイカーの流入量が増加したた め、四輪自動車流入量が平成 10 年度の調査以降、最高になったことにより、渋滞状況は 悪化した。 Ⓘ落合橋入口交差点では、早い時間帯から渋滞が発生していることから通勤手段とし てマイカーを利用する人が増えていると考えられる。 (3)南部 (3)南部 (交通量調査) 南部全体では四輪自動車流入量が 1.5%(132 台)減少の 8,476 台、マイカー一人乗りの 流入量が 2.3%(160 台)増加の 7,146 台、マイカー相乗りは 9.5%(45 台)増加の 520 台、マイカー以外の四輪自動車は 29.4%(337 台)減少の 810 台だった。 ⑩長野大橋南 四輪自動車流入量は、0.9%(48 台)減少の 5,322 台だった。 全調査地点で最も交通量が多い箇所であった。 マイカー以外の四輪自動車が減少していて、マイカーは微増した。 ⑪丹波島橋北 四輪自動車流入量は、8.9%(196 台)減少の 2,006 台だった。項目全て において減少した。 ⑯五 輪 大 橋 四輪自動車流入量は、マイカー一人乗りが増えたことにより 10.8%(112 台)増加の 1,148 台となった。 (渋滞実態調査) Ⓓ綱島交差点 渋滞の最大延長が前回の平成 23 年度調査と比べて 951m減少の 854m(8 時 00 分発生)で、通過最大所要時間は、1 分減少の 18 分(7 時 30 分発 生)となった。 渋滞のピークが 10 分程早まっているが、7 時 10 分から 8 時 50 分まで長 い時間渋滞が続いている。 Ⓔ荒木交差点 渋滞の最大延長が前回の平成 23 年度調査と比べて 328m増加の 2,098m 5 (8 時 30 分発生)で、通過最大所要時間が 8 分増加の 28 分(7 時 50 分 発生)だった。 (調査全体) 南部からの四輪自動車流入量は微減となったが、渋滞状況は悪化している。 (4)西部 (4)西部 (交通量調査) 西部全体では、四輪自動車流入量が 2.4%(121 台)増加の 5,179 台だった。マイカー 一人乗りが 9.7%(404 台)増加の 4,577 台で平成 10 年度度以降最高の台数となった。 マイカー相乗りが 7.0%(35 台)減少の 462 台、マイカー以外の四輪自動車は 63.9%(248 台)減少の 140 台だった。 ⑫裾 花 橋 四輪自動車流入量は、マイカー一人乗りが増加したため、6.9%(116 台) 増加の 1,804 台となった。 マイカー一人乗りは、18.6%(249 台)増加し、1,587 台となり平成 10 年度調査以降、最高台数となった。 マイカー相乗りとマイカー以外の四輪自動車は減少している。 ⑬長 安 橋 四輪自動車流入量は、マイカー以外の四輪自動車が減少したことにより、 5.8%(89 台)減少の 1,437 台と平成 10 年度の調査以降、最低となったが、 マイカー一人乗りは、増加した。 ⑭相 生 橋 四輪自動車流入量は、マイカー相乗りが増加(48 台→123 台)したため 2.0%(16 台)増加の 798 台となった。マイカー以外の四輪自動車は 98.1% (53 台)と大幅に減少し 1 台のみとなった。 自転車・バイクの割合が、全調査地点で最高となった。 ⑮あやとり橋 四輪自動車流入量は、マイカー一人乗りが増えたことにより 7.3%(78 台) 増加の 1,140 台となった。 (渋滞実態調査) Ⓕ差出交差点 渋滞の最大延長は、909m減少の 576m(8 時 50 分発生)になり、通過 最大所要時間も 7 分減少の 2 分(8 時 50 分他発生)で、渋滞はかなり緩 和された。 (調査全体) 西部からの四輪自動車流入量は微増したが、差出交差点の渋滞は緩和された。 全ての交通量調査地点でマイカー以外の四輪自動車が減少(-63.9%)したことから、 マイカー以外の四輪自動車が減少により差出交差点の渋滞が緩和されたものと考えられ る。 6