...

平成25年度版三豊市環境白書 <抜粋>

by user

on
Category: Documents
21

views

Report

Comments

Transcript

平成25年度版三豊市環境白書 <抜粋>
資料2
平成25年度版三豊市環境白書
<抜粋>
■大気質の保全
◆香川県が大気測定車を使用し春期・夏期・秋期・冬期のそれぞれ概ね7日以上(全2
8日)大気汚染調査を実施している。
(豊中町トレーニングセンターに設置)
⇒二酸化硫黄(SO2)、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2)、一酸化炭素(CO)、光化学オ
キシダント、浮遊粒子状物質(SPN)を測定しており、光化学オキシダント以外は環境
基準値以下となっている。
(※光化学オキシダントが環境基準値以下である測定局は
全国的に見ても非常に少ない。
)
◆降下ばいじん(大気中に排出された「ばいじん」や風により舞い上がった土ぼこりな
どのうち、比較的大きく重いため地上に落下するもの、あるいは雨や雪などに取り込
まれて地上に降下するもの)の測定を三豊市役所と詫間小学校の屋上で行っている。
⇒降下ばいじんの環境基準値は定められておらず、独自でガイドラインを定めている
自治体もあるが(例:大分県 10t/㎞ 2/月 等)市内2箇所の測定総量はいずれも低
い数値(1.45∼4.88t/㎞ 2/月)となっている。
■水質の保全・水の循環利用
◆三豊市周辺では河川及び海域の地点で、香川県及び三豊市が公共用水域水質測定を行
っている。
◆河川及び海域の水質汚濁指標とされている、BOD(生物化学的酸素要求量)及びC
OD(化学的酸素要求量)の基準値は下記のとおりである。
【水質汚濁に係る環境基準(河川の抜粋)
】
類型
AA
A
B
C
水域の利用目的等
水道水源(簡易な浄水操作を行う)
、自然探勝、その他
BOD
1㎎/L 以下
水道水源(通常の浄水操作を行う)、ヤマメ、イワナ等の水産生物
2㎎/L 以下
の生息、水浴、その他
水道水源(高度の浄水操作を行う)、サケ、アユ等の水産生物の生
3㎎/L 以下
息、その他
コイ、フナ等の水産生物の生息、工業用水(通常の浄水操作を行う)
、
5㎎/L 以下
その他
D
工業用水(高度の浄水操作を行う)
、農業用水、その他
8㎎/L 以下
E
工業用水(特殊の浄水操作を行う)、国民の日常生活(沿岸の遊歩
等を含む)で不快感を生じない限度
10 ㎎/L 以下
【水質汚濁に係る環境基準(海域の抜粋)】
類型
水域の利用目的等
A
マダイ、ブリ、ワカメ等の水産生物の生息、水浴、自然探勝その他
2㎎/L 以下
B
ボラ、ノリ等の水産生物の生息、工業用水、その他
3㎎/L 以下
C
国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む)で不快感を生じない限度
8㎎/L 以下
1
COD
◆三豊市では、高瀬川の全域が河川B類型に、財田川上流が河川A類型に、財田川下流
が河川B類型に指定されており、海域では、三豊市沿岸の海域「備讃瀬戸」
「燧灘東
部」は海域A類型に指定されている。
⇒高瀬川水系及び瀬入川のBODについては10地点のうち6地点が環境基準値を超
過している。また、高瀬川におけるダイオキシン類の水質環境基準値(香川県測定)
は基準値に適合している。
⇒財田川水系においては、財田川上流、下流ともに環境基準値を達成している。また、
ダイオキシン類の水質環境基準値(香川県測定)も基準値に適合している。
⇒備讃瀬戸のCODについては6地点のうち3地点が環境基準値を達成している。
⇒燧灘東部のCODについては測定した3地点とも環境基準値を超過している。
■騒音規制法及び三豊市公害防止条例に係る届出の状況
◆三豊市では、平成21年度に「三豊市公害防止条例施行規則」を制定し、平成22年
度から運用を開始しているが、それ以前にも、騒音規制法等に係る特定施設の設置及
び合併前の旧町の公害防止条例に係る指定施設の設置に係る届出がされている。
⇒騒音に係る特定施設(法律)の届出事業所は94事業所であり、施設数は2,00
9施設である。
⇒騒音に係る指定施設(条例)の届出事業所は71事業所であり、施設数は1,35
0施設である。
⇒業種では、化学工業、木材・木製品製造業、パルプ・紙・紙加工品製造業等の施設
数が多く、施設の種類では、空気圧縮機及び送風機、木材加工機械(丸のこ盤)等
が多くなっている。
■公害苦情件数の推移
№
種別
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
1
大気汚染
0
4
0
0
1
2
2
2
水質汚濁
5
9
4
4
15
11
8
3
騒音
3
3
3
4
6
4
5
4
振動
0
1
0
0
0
0
0
5
悪臭
3
1
4
3
4
4
8
6
土壌汚染
0
0
0
0
1
0
0
7
地盤沈下
0
0
0
0
0
0
0
−
合計
11
18
11
11
27
21
23
⇒ 平成24年度の公害苦情件数は23件となっている。
⇒ 悪臭及び水質汚濁の件数が8件ずつであり、公害苦情の種別毎では多くなっている。
<主な苦情内容>
・悪臭については8件のうち5件が牛舎・鶏舎・豚舎等の畜産系の臭いの苦情である。
2
・水質汚濁については8件のうち3件が魚のへい死の発見による通報である。
・騒音については工場操業時の機械の音による苦情であり、指導により会社側は防音壁
や吸音板等の設置、外部に音が漏れないようにする等の措置を行った。
■廃棄物の適正処理・有効利用
◆平成24年度の三豊市のごみ総排出量は 16,691t で、内訳は収集可燃ごみが 7,909t、
収集不燃ごみが 984t、収集資源ごみが 1,556t、直接搬入ごみが 541t、集団回収ごみが
2,098t、事業系ごみが 3,603t となっている。
◆なお、三豊市では平成20年10月からごみを18品目に分別し、排出量の抑制とリ
サイクル率の向上に取り組んでおり、全国のデータと比較すると、三豊市の一人一日
当たりの排出量は全国の 70%未満で推移していて、リサイクル率も全国を上回った状
態が続いている。
3
Fly UP