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県社協活動計画2014-2018

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県社協活動計画2014-2018
 社会福祉法人 岩手県社会福祉協議会活動計画
社会福祉法人
岩手県社会福祉協議会活動計画
2014-2018
2014-2018
岩手県社会福祉協議会
平成26年3月
岩手県社会福祉協議会
Iwate Prefectural Council of Social Welfare.
社会福祉
法 人
岩手県社会福祉協議会
誰もが住み慣れた家庭や地域で、自らの意思と地域の支え合いで豊かな人生を安心して
送ることを望んでいます。
岩手県社会福祉協議会は、この希望がかなえられる豊かな福祉社会の実現を目指し、平
成 21 年 3 月に「岩手県社会福祉協議会活動計画 2009 - 2013」を策定し、市町村社会福
祉協議会、民生委員・児童委員、社会福祉事業関係者、NPO 等多くの関係者や県民の皆様
との連携・協働により地域福祉の推進・向上に努めてまいりました。
この間、平成 23 年 3 月 11 日には東日本大震災が発生し、今なお、多くの方々が応急仮
設住宅等での生活を余儀なくされるとともに、住み慣れた地域を離れ、新たな地での生活
を選択せざるを得なかった方も少なくありません。
大きな被害が無かった地域においても、様々な理由で苦しい生活をされている方も多く、
生活困窮者への支援が急務となっています。
また、介護保険法の改正や子ども・子育て新制度の実施、障害者総合支援法の施行に加え、
地域福祉を支える人材の確保や、社会福祉法人のあり方に対する様々な議論への対応など、
地域福祉を取り巻く状況はめまぐるしく変化しています。
岩手県社会福祉協議会では、このような状況も踏まえながら、また、これまで同様、岩
手県が策定した「岩手県地域福祉支援計画」と行政と民間の車の両輪をなすことも念頭に、
これまでの計画を見直し、新たな計画を策定しました。
この活動計画に基づき、本会の基本理念である、
「地域福祉を推進し、誰もが住み慣れた
家庭や地域で、共に支えあい、自分らしく、安心して生活することができる、豊かな福祉
社会の実現」を目指し、各種の事業に積極的に取り組んでまいりますので、皆様の一層の
ご理解とご支援をお願いいたします。
平成 26 年 3 月
社会福祉法人 岩手県社会福祉協議会 会長
目 次
第1章 改定の概要……………………………………………………………………………………………… 1
1 改定の経緯………………………………………………………………………………………………… 1
2 新計画策定の視点………………………………………………………………………………………… 1
3 計画期間…………………………………………………………………………………………………… 1
4 計画の推進と進行管理…………………………………………………………………………………… 1
第2章 前期計画の評価………………………………………………………………………………………… 2
第3章 地域福祉を取り巻く状況……………………………………………………………………………… 5
1 人口減少と少子高齢化…………………………………………………………………………………… 5
2 生活保護の状況…………………………………………………………………………………………… 6
3 地域の福祉課題の状況…………………………………………………………………………………… 7
4 日常生活自立支援事業利用者の推移…………………………………………………………………… 8
5 ボランティアの推移……………………………………………………………………………………… 9
6 介護人材の確保…………………………………………………………………………………………… 9
7 少子化対策と保育人材の確保…………………………………………………………………………… 10
8 東日本大震災からの復興支援と災害対応……………………………………………………………… 10
9 社会福祉法人の経営の透明化・近代化及び地域貢献… ……………………………………………… 11
10 国における地域福祉推進及び生活困窮者支援に関する取組み……………………………………… 11
11 社協・生活支援活動強化方針の提起… ………………………………………………………………… 12
12 都道府県社会福祉協議会の当面の活動方針の提起…………………………………………………… 13
第4章 県社協の基本理念・基本方針・基本的な役割… …………………………………………………… 15
1 基本理念…………………………………………………………………………………………………… 15
2 基本方針…………………………………………………………………………………………………… 15
3 基本的な役割と推進項目………………………………………………………………………………… 16
4 施策体系…………………………………………………………………………………………………… 17
5 主要事業…………………………………………………………………………………………………… 18
● 検討の経過………………………………………………………………………………………………… 54
● 計画概要の説明とパブリックコメントの実施………………………………………………………… 54
第1章 改定の概要
1 改定の経緯
○ 岩手県社会福祉協議会(以下「岩手県社協」という。)は、平成 15 年度に「岩手県社協の今後のあり方」
(改革方針)を、平成 17 年度には「岩手県社会福祉協議会の改革方針」
(第 2 次改革方針)を策定しました。
○ また、平成 18 年 12 月には、このあり方・改革方針を「基本計画編」と位置付けるとともに、①中期事
業計画書、②財政将来ビジョン、③事務局組織見直しの基本的方向、の 3 部構成の「実施計画編」を加えて、
「岩手県社協 中長期経営計画書」(岩手県社協 中・長期ビジョン:計画年度平成 18 年度~平成 20 年度)
を策定し、事業を推進するとともに財政及び組織体制の改革に取組んできました。
○ そして、この中長期ビジョンに基づく具体的な取組みを分析・評価するとともに、本会の基本理念・方針、
基本的な役割等を問い直し、特に、公的サービスだけでは対応できない地域の多様な生活課題への対応や、
住民の福祉活動と公的サービスとの連携・協働の促進など、住民と行政の協働による「新たな支え合い」(共
助)の創造を志向する、岩手県社会福祉協議会活動計画 2009-2013 を策定し、具体の事業に取組んできま
した。
○ 平成 25 年度にこの計画が最終年度を迎えることから、地域福祉を取り巻く状況等を踏まえ、次の視点で
計画を見直し、平成 26 年度以降の新たな活動計画を策定することとしました。
2 新計画策定の視点
平成 26 年度以降の新たな活動計画策定の視点は次のとおりです。
① 前期計画の取組み結果の評価・検証
② 住民の生活に関わる社会情勢の動向(東日本大震災からの復興支援を含む)
③ 福祉施策に関わる国・県の動向(県地域福祉支援計画の改定を含む)、及び全社協等から示される各種方
針・指針等との整合性
④ 計画の達成度を明確にするための評価方法の確立
3 計画期間
新計画の計画期間は、平成 26 年度(2014)から平成 30 年度(2018)までの 5 か年とします。
4 計画の推進と進行管理
○ 新計画の推進に当たっては、官民の関係機関・団体はもちろん、一人ひとりの県民の皆さんと連携を図
りながら、具体的な取組みを推進します。
○ 一つひとつの取組みを計画的にかつ確実に進めるため、取組みごとに年度目標等を設定し推進します。
○ 管理職員で構成するプロセスマネジメント会議を定期的に開催して進行管理を行うとともに、必要な都
度、外部委員も含めた総合企画委員会において、進行管理と進捗などに関する評価を行います。
○ 計画の着実な推進に努めながらも、プロセスマネジメント会議や総合企画委員会での議論を踏まえ、そ
の時点で最良と考えられる方策を選択し、必要に応じて柔軟に計画の見直しを行います。
1
第2章 前期計画の評価
○ 前期の総括的評価
【主要指標の状況等】
前期計画においては、計画の実効性を確保し、進捗状況が県民や関係者にわかりやすく伝えられるよう、
「主
要指標」を設定し、計画を推進してきました。
主要指標の達成状況及び当該指標により代表される事業について、今後の取組みの方向性に関する内容は、
3 ~ 4 ページのとおりです。
これを重点目標毎にみると、「重点目標 1 人づくりと生活支援」では、A 評価が半数以上と最も多く、C 評
価、D 評価は1つずつという結果となっています。
「重点目標 2 利用者本位、福祉人材確保・育成と経営支援」では、同様に A 評価が半数以上であり、C 評
価が 2 指標という状況となっています。
「重点目標 3 信頼される組織の確立」では指標数は少ないものの、いずれも A 評価となっています。
また、指標の達成度のほか、数値で表すことが困難な成果と課題等の状況も勘案しながら、今後の取組みの
方向性について検討を行いましたが、特に「重点目標 1 人づくりと生活支援」において、事業内容の「見直し」
が必要と判断しているものが多くなっています。
なお、達成度の低い C・D 評価となった 4 指標のうち、C 評価となった「認知症サポーター養成数」については、
今後は市町村社会福祉協議会が普及の中心となるべきとの考えから、取組みの方向性を「終了」としていますが、
他の 3 指標については、今後もその達成に向けてなお一層取組む必要があるとして、「継続」と判断しました。
重点目標
重点目標 1
人づくりと生活支援
重点目標 2
利用者本位、福祉人材確保・育
成と経営支援
重点目標 3
信頼される組織の確立
計
【総合評価】
指標数
7
11
2
20
達成度の状況
取組みの方向性
A 評価
4
継 続
2
B 評価
1
見直し
4
C 評価
1
終 了
1
D 評価
1
A 評価
6
継 続
9
B 評価
3
見直し
2
C 評価
2
終 了
0
D 評価
0
A 評価
2
継 続
1
B 評価
0
見直し
1
終 了
0
C 評価
0
D 評価
0
A 評価
12
A 評価
12
B 評価
4
B 評価
7
C 評価
3
C 評価
1
D 評価
1
概ね順調
主要指標 20 指標の達成度は、A 評価が 12、B 評価が 4、C 評価が 3、D 評価が 1 となっており、指標の 8
割が A 評価又は B 評価となっていること、また各重点目標とも C・D 評価の偏り等は見られないことから、各
重点目標とも「概ね順調」に進んでいると判断されます
2
【課題と今後の方向】
前計画においては、活動目標を指標化して主要指標が設定されており、当該指標の達成度により計画の評価
を行ってきましたが、その指標がどの重点目標の達成状況を示しているのかが必ずしも明らかではなく、指標
と計画との関連性が明確になっていませんでした。
このため、新計画においては、指標の位置づけ等を整理し、計画の評価をどのように行うのか、あらかじめ
定めておくこととしました。
○ 評価方法について
上記のとおり、前計画においては設定した指標と重点目標・項目との関連性や、当該指標と事業との関係が
不明確なまま、評価が行われてきました。
このため、新計画においては、各推進項目を構成する事業の年度別目標の達成度に基づいて、その推進項目
の達成状況を判断し、評価を行っていくこととします。
なお、毎年の評価に当たっては、これらの基本的な事項に加え、県社協を取り巻く環境の変化や、県社協の
他の事業の取組状況等についても併せて検討し、これらを総合的に勘案し評価していくこととします。
<岩手県社会福祉協議会活動計画 主要指標の検証について>
重点目標
重点事業
指 標
取り組みの概要及び目的
誰もが安心して生活できる
福祉社会の実現に向け、
地域住
○地域福祉活動計画策定 民やボランティア、
行政等と連
市町村社協数
携した地域福祉を推進できる
よう、市町村社協が計画を策
定するための支援を行う。
○コミュニティソーシャ
ルワーカー養成数(累
計数)
地域住民と支援機関等の連
携体制の構築支援や連携体制
形成のため、
人と人や組織を結
びながら、
地域の課題に対応す
る人材の育成を目的として実
施する。
高齢者自らの自宅電話機を
使う能動的安否発信及び民間
○ICTを 活 用 し た 高 齢 者
宅配業者や民生委員等 地域の
安否確認
協力者による安否情報発信を、
見守りネット数(現利
社協がIC Tを活用し情報を統
用数)
合、
把握し見守り活動上の安否
情報を確認する仕組みである。
重点目標 1
人づくりと生活支
援
地域の実情に即した地域
課題を新しい支え合いによ
り住民の生活目線で解決し、
誰もが安心して暮らし続け
認知症、知的障がい、精神障
る地域社会の実現を目指し
がい等により、
判断能力が不十
ます。
分な人に、
福祉サービスの利用
(重点事業)
○日常生活自立支援事業 援助、日常的金銭管理サービ
①地域福祉の担い手・ボラン
利用者数(現利用者数) ス、
書類等の預かりサービスを
ティアの育成
提供し、
誰もが住み慣れた地域
②福祉教育と市民活動の推
で安心して生活できるサポー
進
トを実施する。
③市町村社協への支援
④生活支援、
見守り
全国的に増加傾向にある認
⑤広域的な課題解決
知症高齢者を地域で見守り、
支
え合うため、
地域ごとに開催し
○認知症サポーター養成 ているふれあい・いきいきサロ
数(累計数)
ン開催時に、
認知症サポーター
養成講座を開講し、
認知症に関
する正しい理解と知識をもっ
たサポーターの養成を進める。
冬の生活課題の除雪に共助
で取組む核として組織化し、
併
○スノーバスターズ参加
せて児童生徒の体験活動の受
者数(累計数)
け皿として地域理解を深める
ことを目的に実施。
取組みの
数値で表すことが困難な成果と課題及び
方向性
評価
※2
目標値に対する達成度
(量的評価)※1
目 標
33
実 績
13
達成率
39.4%
評 価
D
目 標
140人
実 績
101人
達成率
72.1%
評 価
B
目 標
1,040
実 績
864
達成率
83.1%
評 価
A
目 標
827人
実 績
856人
達成率
103.5%
評 価
A
目 標
8,000人
実 績
3,864人
達成率
48.3%
評 価
C
目 標
4,000人
実 績
5,339人
達成率
133.5%
評 価
A
目 標
○ふれあいサロン数
高齢者の安否確認、介護予
防、自殺予防、住民相互の支え
合い構築など、
様々な効果が期
待されるサロン事業の拡充を
図る。
実 績
評 価
3
1,882 ヶ所
達成率
A
地域福祉の推進は、
行政と連携、
協働し
た取組みが必須で、方向性を共有するた
めは、市町村地域福祉計画との整合性を
図る必要があり、県と協働し、地域福祉
計画と地域福祉活動計画が市町村で一体
的に策定されるよう支援が必要である。
継 続
※目標値及び実績の数値は延べ受講者
数。(H 24年度末時点) コミュニティソー
シャルワークの必要性が 理解され、C
SWを専任職員として配置する 社協も出
現。
今後、さらにC SW の業務理解や実践
を普及させるため、全市町村に受講修了
者を増やす必要がある。
また、受講後も資質向上のために継続
的な研修が必要である。
見直し
※目標及び実績の数値はH24年度末時
点のおげんきさん数。
システム改修・運用経費を基金助成に
頼っているため、利用者負担等を含む自
主財源で持続可能なシステムの検討が必
要。
見直し
福祉サービスの利用援助等を一体的に
実施することにより、判断能力が不十分
な人の日常生活を支えると共に、障がい
者地 域移行の受け皿となっている。増加
する利用者数に応じて専門員を増やさざ
るを得ない現状と、利用者の中で成年後
見制度への移行と後見人を増やす取組み
が課題。
継 続
初年度の取組み不足と3年目の大震災
で養成数が減少。県社協がキャラバンメ
イトの資格取得し養成普及する方式で、
地域のサロンや研修会で実施した。サロ
ンで養成普及は2年目に大幅に実績が増
えたことからも今後も取組みの余地はあ
ると把握できたが、サロンの一義的な支
援者た る市町村社協が普及の中心にな
り取組むことが必要になること。
終 了
参加者は増加傾向で、児童生徒に冬期
の 活動として定着する反面、児童生徒が
事 前学習なく参加することで活動の意
義、地域で暮らす高齢者の理解が不足す
る行動が散見され除雪前後の学習で高齢
者理 解を進める必要がある。
見直し
市町村社協が、住民主体の運営を目的
に開催時の費用助成を行うも、サロンを
自主開催するよう地域に協力者を増やす
社協からの一層の働きかけが課題。
特に東日本大震災被災地では、地域の
つながりが弱くなり、住民主体の活動が
消極的なため、
地域のつながり、
支え合い
の再構築と併せた取組みの展開が必要で
ある。
見直し
重点目標
重点事業
指 標
取り組みの概要及び目的
社会福祉法人があるべき姿
を設定し、
そこへ到達するため
の道筋・目標を定めた中長期計
画の策定は、法人経営の必須
○中長期計画策定社会福 事項である。
そのため経営相談
祉法人数
や年2回の計画策定研修を実
施し、21年度の施設経営法人
数254を基準に25年度までに
200法人の策定を目指してい
るもの。
福祉サービスの質の向上と
利用者の適切なサービス選択
に資することを目的に22年か
ら25年度までの第三者評価実
○福祉サービス第三者評 施 数を140件(年平均28件)
価実施施設数(累計数) を目指た。
※H21 〜
13年度から25年度までの受
審 累 計199件(見 込 み)。な お、
24年度から社会的養 護関係
施設の受審が3年に1度の義務
化となった。
重点目標 2
利用者本位、福祉
人材確保・育成と
経営支援
震災の影響等もあり、事業の実施体制
が不十分となり、受審件数の伸びは若干
鈍化した。一方、北海道・東北地区では本
県の受審数はトップであり、全国でも上
位 に位置している。今後は評価の標準化
と 評価者の質の向上が課題。
継 続
求職者が希望している勤務条件と求人
内容とのミスマッチがあるため、福祉施
設・事業所の人材確保に対する意識改革
が必要。潜在有資格者をはじめ求職者の
掘り起こしが課題である。
継 続
今後は沿岸被災地での福祉・介護人材
の確保や住居確保(就労希望者の貸家・ア
パートの不足)が課題としてあげられる。
県内の小規模事業所(職員30人以下)の
人材確保と定着促進が課題である。
継 続
キャリア支援員が相談等で関わった求
職 者がハローワーク経由で採用になっ
た場合は、人材センターのシステム実績
数値 に反映されないため、数値に出ない
求職 者の採用数もキャリア支援員の実
績とし て表わすこととしている。出張相
談会の相談者を増やすための広報活動や
ハロー ワーク等と連携した求職者の掘
り起こしが課題である。沿岸地域におい
ては相談者数が少ない地域もあるため実
施場所の変更も検討が必要。
継 続
提携している社労士がいる福祉施設・
事業所もあることから、事業の対象を小
規模 事業所や新設事業所など絞り込ん
でいく見直しことでキャリア支援員が重
点的にPRできる。
見直し
体験を実施した求職者・事業所から
「適性を知る上でとても参考になった」
「雇用のミスマッチを防ぐ有効」といっ
270人 た感想が多く、実績 270人 事業継続に
寄せる期待が大きい。
56.3% 実績を見ると地域に偏りがあるため、
各拠のキャリア支援員と連携した事業
PRが必要。
また、職場体験後の就労者も少なくな
C
いため、
求人・求職のマッチングを目指す
上で、具体的な応募予定施設での体験促
進も今後重要である。
継 続
実 績
138法人
達成率
76.7%
評 価
B
目 標
105
実 績
84
達成率
80.0%
評 価
A
目 標
490件
実 績
1,214件
達成率
247.8%
福祉施設・事業所訪問により
人材の充足 状況や育成方針等
○マッチング・施設・事業
について把握する。また、訪問
所への訪問件数(累計
によってヒアリングした内容
数)H22 〜
をまとめ、
人材確保の課題や事
業所のニーズを 把握する。
目 標
1,624件
実 績
1,593件
達成率
98.1%
キャリア支援員による定期
的な出張相談 会を開催し、求
職者や福祉の仕事に関心のあ
る相談者に対応し、
就労のマッ
チングにつなげる。
評 価
評 価
労務管理、
人材育成について
○ マ ッ チ ン グ・ア ド バ イ 委嘱した社会保険労務士をア
ザー派遣数(累計数)
ドバイザーとして派遣するこ
※H22 〜
とで職員の育成や定着促進に
つなげる。
○職場体験就労者数(累
計数)※H 22 〜
同上
県内の福祉施設・事業所の研
修要望によりテーマごとに専
○キャリア形成事業・研修
門講師を派遣し現任職員のス
実施施設・事業所数(累
キルアップ、
キャリアアップを
計数)※H22 〜
図ることで、
サービス向上と定
着促進につなげる。
県教育委員会の後援により
県内全中学校・高校へPRパン
フレットを配布し申込みが
あった学校で講座を実施して
いる。
介護福祉士・社会福祉士養成
○介護福祉士修学資金貸 校に在学する岩手県内に介護
付数(累計数)※H21 福祉士等として従事しようと
〜
する者に対し貸付けを行なっ
ている。
勤労者および経営者の社会
○民間企業社会貢献促進 貢献活動に対する意識・参加向
コーディネート数(累 上を目的に、県内民間企業・事
計数)
業所を対象とした社会貢献活
動のコーディネートを行う。
○福祉のしごと紹介事業
実施学校数(累計数)
※H22 〜
県内民間社会福祉施設及び
団体の職員の福利厚生を目的
とする共済事業は、平成24年
度 末 現 在 で、加 入 者 が 約1万
○退職手当責任準備金保 人、預り資産約104億円となっ
有率(資産保有率)
ており、平成21年度から資産
運用を金融機関に外部委託し、
資産の効率的かつ安全な運用
を行い、制度の安定的運営を
図っている。
A
A
目 標
2,520人
実 績
3,568人
達成率
141.6%
評 価
求職登録者を対象に、
県内福
祉施設・事 業所にて日常業務
を2 〜 5日間体験してもらう
○職場体験体験者数(累
ことにより、自己の適性把握
計数)
と福祉職 場への理解促進を図
り、
円滑な就労を支援すること
を目的とする。
情報発信、
政策提言機能を強
化し、
地域福祉推進のシンク
タンクとして信頼される組
織を目指します。
継 続
180法人
A
目 標
48件
実 績
達成率
31件
64.6%
評 価
目 標
重点目標 3
信頼される組織の
確立
中長期計画の策定は、法人指導監査項
目や施設の最低基準に含まれない任意の
取り組みである。
しかし、社会福祉法人における財務諸
表の公表が義務化の流れにあり、今後は
収支差額の使途を説明していく姿勢も求
められている。
継続中長期計画の策定数は年々増加し
ており、
経営支援の成果は現れている。
全
国調査が実施されていないことから、相
対的な比較はできないが、本県は高位に
位置していると推測される。
目 標
キャリア支援員5名を県央・
県南・県北・沿 岸に配置し、福
○マッチング・求人開拓件 祉施設・事業所訪問を行うこと
数(累計数)※H22 〜
により、
新規求人の掘り起こし
及び人材の充足状況や育成方
針等について把 握する。
利用者から信頼される利
用者本位の福祉サービスを
実現するための担い手の確
保・育成を推進すとともに、
○マッチング・就労相談者
適切な経営が利用者本位、
福
数(累計数)※H22 〜
できるよう支援します。
(重点事業)
⑥福祉サービスの人材確保
⑦社会福祉経営の支援
⑧適正なサービス評価
取組みの
数値で表すことが困難な成果と課題及び
方向性
評価
※2
目標値に対する達成度
(量的評価)※1
実 績
達成率
評 価
目 標
実 績
達成率
評 価
目 標
実 績
達成率
評 価
B
480人
63人
47人
74.6%
B
160
303
189.4%
A
目 標
実 績
達成率
評 価
目 標
実 績
達成率
評 価
目 標
実 績
達成率
評 価
80校
47校
58.8%
C
210人
206人
98.1%
A
120件
112件
93.3%
A
目 標
78.5
実 績
75.8
達成率
96.6%
評 価
A
同上
継 続
これまでは社会福祉法人の施設も対象
としていたが一定の効果があったもの
とし、今後は自主的な研修実施が困難な
NPO法人、会社による小規模事業所を優
先す見直しることに転換する。
見直し
受講後の生徒からのアンケートでは、
講座を機に
「福祉職に関心を持った」
との
回答も少なくない。今後はキャリア支援
員による学校へのPR活動や、講座以外の
紹 継続 介方法を検討する必要がある。
卒業後は概ね県内の福祉施設に従事し
ており、
本制度の目的である、
県内におけ
る介護福祉士等の養成確保が達成できて
いると言える。
今後は生活費加算、
実務継
続者研修受講者への対応が課題である。
コーディネートした企業等は、
その後活
動を継続している。しかし、組織単位では
企業トップの考えによって取組み方に差
異が出ることから、
今後は勤労者個人にも
アプローチする取組みも必要である。
厳しい経済情勢が続く中、資産運用の
低迷が続き、制度の健全性を表す資産保
有率が平成23年度から低下傾向にあり、
資産保有率の75.8%では不十分である
ため、預託金融機関の複数化も視野に入
れた運用方法と、共済制度設計について
も、併せて共済事業運営委員会にて検証
を行う。
=A(80%以上)/B(60% 〜 80%未満)/C(40% 〜 60%未満)/D(20% 〜 40%未満)/E(0 〜 20%未満)
※2 取組みの方向性 継 続=次期計画においても現行のまま継続して取り組む必要性が高い事業。
(継続後の事業実施期間は個別に計画を定める)
見直し=次期計画においても取り組む事項とするが、
内容の見直しが必要な事業。
(見直し後の事業実施期間は個別に計画を定める)
終 了=現計画期間をもって終了する事業。
4
継 続
継 続
継 続
見直し
第 3 章 地域福祉を取り巻く状況
1 人口減少と少子高齢化
総務省「人口推計」によると、平成 24 年の我が国の総人口は約 1 億 2,751 万人で、前計画策定時の平成 20
年と比較して約 17 万人の減少、岩手県では総人口が約 130 万人となっており、平成 20 年比で約 5 万人の減
少となっています。
一方、
人口構成割合は、全国では平成 20 年比で年少人口(0 ~ 14 歳)が 0.5%減少しましたが、老年人口(65
歳~ 74 歳)の割合は 0.5%増加し、そのうち後期高齢者人口(75 歳以上)の割合は 1.5%増加しました。
岩手県では、年少人口(0 ~ 14 歳)の割合が 0.5%、老年人口(65 歳~ 74 歳)の割合は 0.3%減少した一方、
後期高齢者人口(75 歳以上)の割合は 2.0%増加しています。
さらに、高齢化がピークを迎えるといわれている平成 37 年には、平成 20 年と比べ、総人口は全国、岩手県
とも減少し、特にも年少人口の割合は全国で 11.0%、岩手県では 10.2%まで減少し、老年人口、特に後期高齢
者人口の割合は、全国では 18.1%、岩手県でも 20.5%まで増加することが見込まれています。
また、厚生労働省の人口動態統計によると、本県の新生児出生数は平成 21 年度に 1 万人を割り込み、以降
前年を下回る状況が続いています。合計特殊出生率については、全国の傾向と同様、最低だった平成 21 年度よ
りは上向いているものの、今後もこの傾向が続く保障はありません。
また、今後は、出生率が向上したとしても、子どもを産み、育てる「生産年齢人口」そのものが減少するため、
出生数が大幅に増えることは見込めない状況にあります。
5
総じて、人口そのものの減少が進む中、少子高齢化が進行することとなり、このことは、地域福祉活動に関わり、
支える人材の不足にもつながります。
2 生活保護の状況
我が国の社会保障の最後のセーフティネットである生活保護の受給者は、平成 7 年の 88.2 万人までは減少を
続けていましたが、この年を境に増加に転じ、平成 25 年 3 月には 216.1 万人となっています。
前計画策定時と比較すると、世帯数及び保護人員とも全国では約 1.3 倍、岩手県では約 1.2 倍(いずれも 1
か月平均数)と大きく増加しています。
増加の内容について、世帯類型別にみると、高齢者世帯、母子世帯、障がい者・傷病者世帯各類型すべてが
増加しており、特にも、失業等を主因とした稼働年齢層の者を含む「その他世帯」の増加が顕著となっています。
また、この「その他世帯」の増加につながっている、非正規雇用の労働者や年収 200 万円以下の給与所得者
など、現に生活保護を受給していないものの、生活に困窮するリスクが高い世帯・個人も増加している状況に
あり、生活保護受給に至る前の段階からの相談・支援体制を整備することが大きな課題となっています。
被保護世帯数の推移 (1 か月平均 )
全 国
岩 手
世帯数
人 数
平成 20 年度
1,142,913
1,592,620
8,407
11,747
平成 24 年度
1,551,747
2,126,556
10,504
14,630
(約 1.35 倍)
(約 1.33 倍)
6
世帯数
(約 1.24 倍)
人 数
(約 1.24 倍)
世帯類型別被保護世帯数の推移 (1 か月平均 )
全国
総 数
高齢者世帯
母子世帯
障がい者・傷病者世帯
その他世帯
平成 20 年度
1,142,913
100.0%
523,840
45.8%
93,408
8.1%
407,095
35.5%
121,570
10.6%
平成 24 年度
1,551,747
100.0%
677,530
43.7%
114,160
7.4%
475,141
30.6%
284,917
18.4%
1.35 倍
1.29 倍
1.22 倍
1.16 倍
2.34 倍
岩手
総 数
高齢者世帯
母子世帯
障がい者・傷病者世帯
その他世帯
平成 20 年度
8,383
100.0%
3,697
44.1%
459
5.5%
2,955
35.2%
1,272
15.2%
平成 24 年度
10,458
100.0%
4,424
42.3%
592
5.7%
3,180
30.4%
2,262
21.6%
1.24 倍
1.19 倍
1.28 倍
1.07 倍
1.77 倍
【資料】岩手県地域福祉課
3 地域の福祉課題の状況
(児童虐待相談件数の推移)
県内の児童虐待の相談件数は、多少の増減はあるものの増加傾向にあり、中でも、心理的虐待の増加が目立っ
ています。
(自殺者の推移)
平成 24 年の本県の自殺者数は 329 人で、前年より 41 名の減、また自殺死亡率(人口 10 万人当たりの自殺
者数)も 25.3 と 3.0 ポイント減少しています。
7
また、平成 23 年 3 月の東日本大震災の影響等により、自殺者数の増加が懸念されましたが、前年より減少
する結果となっています。
自殺死亡率も全国第 4 位(前年度全国第 2 位)に下がりましたが、依然として高い水準にあり、引き続き自
殺予防に向けた取組みを進めていく必要があります。
4 日常生活自立支援事業利用者の推移
人口の高齢化等を背景に、認知症等により判断能力が十分でない方を支援し、高齢者や障がい者の日常生活
を支える、日常生活自立支援事業の利用者は、年々増加しています。
今後も、この増加傾向は続くものと見込まれることから、事業の円滑な推進に向けた体制整備が求められて
います。
8
5 ボランティアの推移
ボランティア活動に携わった人は、東日本大震災以前は年間 3 万 7 千人前後(県社協及び県内市町村社協を
通じてボランティア保険に加入した人数)で推移していましたが、東日本大震災発災直後の平成 23 年度には、
県内でボランティア保険に加入した約 8 万人を含めて 34 万 7 千人と大幅に増加しました。
多くの人手を必要とする活動は落ち着いてきているものの、被災地復興にかかる活動は継続しており、翌 24
年度には約 10 万人が活動に参加するなど、今後も、東日本大震災発災以前よりも多い水準で推移するものと見
込まれます。
なお、この数字は、市町村の社会福祉協議会などを窓口として活動された方々を中心とした集計数字となっ
ており、それ以外のNPO等を通じて活動された方々等、一部集計に含まれていない方々もいることから、実
際には、より多くの方々がボランティア活動に参加していることとなります。
6 介護人材の確保
近年の高齢者人口の増加に伴い、要介護認定者及び介護サービス受給者が年々増加しているのに対し、介護分
野への新規求職者は年々減少しています。
今後、老年人口の増加と生産年齢人口及び年少人口の減少が進むことから、介護人材の不足はより一層深刻
なものとなることが見込まれています。
介護事業所を対象とした介護職員の過不足感の調査においても、平成 21 年度には、半数以上の事業所が「適当」
または「過剰」と回答していましたが、平成 24 年度には逆に、半数以上の事業所が「不足・大いに不足」又は「や
や不足」と回答しています
9
7 少子化対策と保育人材の確保
子どもと子育てを応援する社会の実現に向け、新たな次世代育成支援のための包括的・一元的な制度として、
2012(平成 24)年 8 月に、いわゆる「子ども・子育て関連三法」が成立しました。
国では、この法律に基づく子ども・子育て支援新制度の実施に加え、保育所にかかる待機児童の解消をめざし、
2013 年 4 月に「待機児童解消加速化プラン」を策定し、保育所定員の量的拡充やそれに対応する保育士の人
材確保を喫緊の課題と位置付けて取組むこととしています。
8 東日本大震災からの復興支援と災害対応
岩手県が被災者を対象に定期的に実施している、「いわて復興ウォッチャー調査」の平成 25 年 11 月次調査
によると、「回復した」「やや回復した」と「回復を感じる」という回答と、「あまり回復せず」
「回復せず」と
「回復を感じられない」との回答のいずれもが、1 年前の調査結果と比べて減少する一方、
「どちらともいえない」
との回答が 2 倍となっています。
これは、震災がれきの処分、復興計画の周知等が進み、被災者によっては自力で住宅を再建し、応急仮設住
宅を退去する方もいるなど、一定の進展がみられるものの、災害公営住宅の建設を含めた復興計画そのものの
遅れや、被災地の報道が少なくなるなどの状況が影響しているものと考えられます。
同調査の自由記載の中にも、「被災した皆さんの顔の表情がやわらかくなってきたと感じる」という意見があ
る一方、
「応急仮設住宅では、力のある人がどんどん出ていって、いわゆる弱者が残っている状況で、自治会活
動も難しい。災害公営住宅でも同じことが繰り返されるのではないかと心配。」、あるいは、「子供にももちろん
必要だが、大人にも心のケア、サポートが急務と感じる。前向きに進もうというエネルギーが全体として減っ
てきたようにも感じる」といった意見が寄せられています。
東日本大震災からの復興については、住宅・災害公営住宅用地等の確保・造成の遅れから、応急仮設住宅や
みなし仮設住宅での生活が長期化しており、被災者の心のケアはますます重要となっています。
また、現在の仮設団地などのいわゆる「一時的なコミュニティ」を維持しつつ、住宅の再建、災害公営住宅
への転居後の「新たなコミュニティ」へのスムーズな移行や移行後のコミュニティによる互助的な見守り活動
等の支援にも取組んでいく必要があります。
復興支援活動のさらなる展開と並行して、これまでの支援活動の成果と課題を今後の大規模災害への対応に
生かしていくための取組みも重要です。中でも、東日本大震災の際に、その重要性が認識された、「災害派遣福
祉チーム」の活動体制の整備を早急に図っていく必要があります。
10
9 社会福祉法人の経営の透明化・近代化及び地域貢献
民間の社会福祉事業を担う社会福祉法人については、平成 25 年 8 月、社会保障制度改革国民会議において、
「経営の合理化、近代化が必要であり、大規模化や複数法人の連携を推進していく必要がある。また、非課税扱
いとされているにふさわしい、国家や地域への貢献が求められており、低所得者の住まいや生活支援などに積
極的に取組んでいくこと」を求める報告が出されています。
また、国の規制改革会議の中では、福祉分野への民間企業の参入を強く求める意見があり、社会福祉法人と
しても、経営の透明性の確保や役員のあり方、また、様々な優遇措置に見合った社会的な活動の推進、地域へ
の貢献を今後より一層進めることが求められています。
10 国における地域福祉推進及び生活困窮者支援に関する取組み
地域における福祉に関しては、近年、公的なサービスだけでは対応できない多様な生活課題が生まれている
一方で、住民の福祉活動を通じた自己実現ニーズは高まってきており、要援護者の見守りなど多様な活動も見
られます。
こうした背景の下、国においては、平成 19 年 10 月から「これからの地域福祉のあり方に関する研究会」が
開催され、平成 20 年 3 月に報告書「地域における『新たな支え合い』を求めて―住民と行政の協働による新
しい福祉-」が取りまとめられました。
報告書では、基本的なニーズは公的な福祉サービスで対応するという原則を踏まえつつ、地域における「新
たな支え合い」(共助)の領域を拡大、強化し、地域の多様な生活課題を広く受け止め、柔軟に対応する地域福
祉を進める必要があるとされ、今後、重要と考えられる取組みとして、社会的孤立を防ぐための多様な主体の
連携・協働の必要性や、総合相談体制の確立、権利擁護の必要性などが挙げられています。
また、平成 21 年度からは、既存の公的サービスの対象とならず、日常的な家族等のサポートが得られない一
人暮らし世帯等の方を対象とした、
「安心生活創造事業」を平成 23 年度までの 3 か年にわたり実施し、今後の
地域福祉の一定の方向性を試行する取組みを実施しました。
そして、前述の生活保護の状況も踏まえ、国の「社会保障・税一体改革大綱」に盛り込まれた「生活困窮者
対策と生活保護制度の見直しについて、総合的に取組むための生活支援戦略」を策定するため、「社会保障制度
審議会・生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」を開催、同部会の議論と報告を踏まえて、平成 25
年 12 月に生活保護制度の見直しを行うとともに、新たに生活困窮者自立支援法(平成 27 年 4 月施行)を制定
しました。
この生活困窮者自立支援法においては
○利用者の状況に応じて最適な支援策を早期・包括的に提供する相談支援事業
○就労に必要な訓練等を含む就労支援事業
11
○生活困窮家庭の子どもへの学習支援事業
などを行うものとされており、これらの取組みについては、社会福祉協議会、社会福祉法人、NPO法人等
がそれぞれの専門性を活かして実務を担うことが期待されています。
特に、利用者の状況に応じて最適な支援策を早期・包括的に提供する相談支援事業については、これまで心
配ごと相談所や生活福祉資金の貸付け相談等を通じた経験や実績を有する社会福祉協議会が、その役割を再確
認しつつ取組んでいくことが期待されています。
11 社協・生活支援活動強化方針の提起
全国社会福祉協議会では、近年、公的なサービスだけでは対応できない多様な生活課題が顕在化していること、
また、国の生活支援戦略に関わる検討がなされることも踏まえ、社会福祉協議会がその使命を確認しつつ今後
の活動の強化の方向性を共有するため、平成 24 年に「社協・生活支援活動強化方針」を策定しました。
この強化方針では、
○あらゆる生活課題に対応すること
○相談・支援体制を強化すること
○アウトリーチを徹底すること
○地域のつながりを再構築すること
○行政とのパートナーシップを図ること
が謳われ、社会福祉協議会による取組みを強化していくこととされました。
12
【資料】全国社会福祉協議会
12 都道府県社会福祉協議会の当面の活動方針の提起
全国社会福祉協議会では、前記の「社協・生活支援活動強化方針」策定の議論と並行して、都道府県社会福
祉協議会が市町村社会福祉協議会をはじめとする関係機関・団体・組織そして個人等と連携・協働しながら、
より適切にその役割を果たすため、地域福祉のあり方、都道府県社会福祉協議会の組織・事業のあり方について、
あらためて検討を行い、平成 24 年 11 月に「都道府県社会福祉協議会の当面の活動方針」を取りまとめました。
この活動方針は、「当面の」活動方針という位置付けであり、今後も検討と議論を重ね内容の充実を図られる
見込みです。
【都道府県社会福祉協議会の当面の活動方針】( 抜粋 )
都道府県社会福祉協議会の機能
① 社会福祉事業・活動の連絡調整、支援
社会福祉を目的とする事業にかかわる組織・個人の諸活動の連絡調整、支援を行う。また、協働を
促進する。
② 住民の福祉活動への参加促進
広域的に ( 都道府県段階等 ) 対応することが必要な、福祉活動への参加促進を行う。 その基盤とな
る啓発活動 ( 福祉教育 ) を推進する。
13
③ 福祉人材の確保・養成
福祉の仕事を担う人材の確保・養成、地域福祉活動を支える住民・ボランティアの発掘・養成を行う。
④ 福祉サービスの質の向上、利用援助・権利擁護の推進
福祉サービスの質の向上と適切な利用を推進するために、社会福祉法人・福祉施設、福祉サービス
事業所への働きかけ、また、要援助者に対しては福祉サービスの利用援助・権利擁護を行う。
⑤ 福祉サービスの企画・実施
広域的に ( 都道府県段階等 ) 対応することが必要な、福祉サービスの企画・実施を行う。
⑥ 上記の各機能を発揮するため、情報収集・提供、広報、調査・研究、政策提言・ソーシャルアクショ
ンを行う。
都道府県社会福祉協議会が取り組む事業の当面の方向性
① 社会福祉関係者の結集を促し、福祉課題・生活課題の解決に果敢に挑戦する。
とりわけ、社会福祉関係者が長年取組んできた社会的孤立と、孤立等から生じる経済的困窮の課題へ
の対応を強める。
② 都道府県社会福祉協議会自らおよび社会福祉法人の公益性を高め、制度内の枠にとらわれず、制度
外の福祉サービス事業の展開を積極的にすすめる。
③ 従来の事業や補助・委託の枠組みにとらわれず、新たな福祉課題・生活課題の解決に焦点をあて、
横断的な事業執行体制をつくる。
④ 上記を実現するため、組織の強化・発展をはかる。
【資料】全国社会福祉協議会
14
第 4 章 県社協の基本理念・基本方針・基本的な役割
1 基本理念
『地域福祉を推進し、誰もが住み慣れた家庭や地域で、共に支えあい、
自分らしく、安心して生活することができる、豊かな福祉社会の実現』
○ 誰もが人間としてより豊かに生きることができる地域社会を創ることは県民すべての願い
です。
○ そしてまた、誰もが自らの意思と力で個性あふれる人生を、住み慣れた家庭や地域社会で
安心して送ることができる社会が望まれています。
○ 障がいの有無や年齢を問わず、誰もが地域社会を構成する一員として自立した日常生活を
営み、社会、経済、文化その他のあらゆる分野の活動に参加する機会が与えられ、自己実現
を図ることができるような社会こそ、今、私たちが求める真に豊かな福祉社会です。
○ このような豊かな福祉社会は、福祉サービスや施策の充実とともに、一人ひとりの県民の、
自らの人生を主体的に切り開く自立と自助の営みを基礎としつつ、共に生きる人間として、
互いに尊厳を認め合い、共に支えあう精神(こころ)と行動によって、創造されていくもの
と考えます。
○ このような観点から、本会は、幅広い関係者との連携、協働のもとに、
「地域福祉を推進し、
誰もが住み慣れた家庭や地域で、共に支えあい、自分らしく、安心して生活することができ
る豊かな福祉社会の実現」に貢献することを、基本理念とするものです。
2 基本方針
1 県民一人ひとりの尊厳を守り、社会環境の変化に即応する事業に挑戦します。
「仕事の姿勢」
2 幅広い関係者との連携・協働を進めます。
「地域の関係者に対する姿勢」
3 経営基盤の強化と透明性を確保し、より高い目標を掲げて向上、発展します。
「経営の姿勢」
4 高い専門性、強い責任感、熱意と人を思いやる心を持つ職員を育成します。
「職員に対する姿勢」
○ これまで「基本方針」として掲げていた内容を、社会福祉法人の基本方針策定の4つの視
点(「仕事の姿勢」
・
「地域の関係者に対する姿勢」
・
「経営の姿勢」
・
「職員に対する姿勢」)により、
あらためて整理しました。
15
3 基本的な役割と推進項目
本会の基本理念の実現に向けて、
次のことに取組んでいきます。
1 【県民の生活課題の解決】
災害や社会的孤立、制度のはざまで困窮する県民の生活課題を解決する提言を行い、先
駆・先導的活動を推進するとともに、
福祉サービスの利用援助・権利擁護を図ります。
(推進項目) ① 生活課題を抱える住民の支援
② 住民の権利擁護と福祉サービスの利用支援
③ 民生委員・児童委員の活動支援
④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
2 【住民の福祉活動の振興】
社会福祉に関する諸活動の調査、普及、宣伝及び連絡調整を図るとともに、ボランティ
ア活動、
並びに住民相互の助け合い等を振興します。
(推進項目) ① ボランティア活動の振興と福祉教育の推進
② 情報発信機能の強化
3 【福祉人材の養成と確保】
社会福祉を目的とする事業に従事する者の養成を行うとともに、
確保と定着を図ります。
(推進項目) ① 福祉人材の養成とスキルアップ支援
② 福祉人材の確保とマッチングの強化
③ 退職共済制度の適正運営と福利厚生事業の強化
4 【社会福祉事業経営の支援】
社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導、助言及び支援を図るとともに、福祉 サービスの質の向上を支援します。
(推進項目) ① 社会福祉事業経営の支援
② 適正なサービス評価の実施
5 【多様な組織等との連携協働】
市町村社会福祉協議会との連携・協働を進めるとともに、多様な組織、機関等とのネッ
トワークをつくり、
より積極的に協働します。
(推進項目) ① 種別協議会・部会活動を通じた福祉サービス向上の取組みとサービス利
用者の福祉増進
② 多様な組織等との連携協働の推進
6 【指定管理施設の管理運営】
指定管理施設の適切かつ効率的な管理運営に努め、
県民の福祉増進を支援します。
(推進項目) ① ふれあいランド岩手の管理運営
7 【県社協の活動基盤の強化】
県社協の財政基盤の適正化を図るとともに、
組織強化のための取組みを進めます。
(推進項目) ① 県社協財政基盤の適正化
② 組織強化のための取組みの推進
16
4 施策体系
基本的役割
推進項目
主要事業
・社協・生活支援活動強化方針推進事業
・岩手県福祉コミュニティサポートセンター事業
①生活課題を抱える住民の支援
・市町村社会福祉協議会部会事業
・いわて”おげんき”みまもりシステム管理運営
及び普及拡大事業
1 県民の生活課題の解決
・生活福祉資金貸付事業
災害や社会的孤立、制度のは ②住民の権利擁護と福祉サービスの利 ・日常生活自立支援事業
ざま等で困窮する県民の生活課 用支援
・福祉サービス苦情解決事業
題を解決する提言を行い、先駆・
・民生委員児童委員活動支援事業
先導的活動を推進するとともに、 ③民生委員・児童委員の活動支援
福祉サービスの利用支援・権利
・生活支援相談員支援事業
擁護の取組みを進めます。
・被災地社協支援事業
④東日本大震災からの復興支援と災害 ・災害復興基金事業
時対応体制の整備
・障がい福祉サービス復興支援事業
・ボランティア・市民活動センター事業
・災害時広域支援ネットワーク事業
2 住民の福祉活動の振興
社会福祉に関する諸活動の調
査、普及、宣伝及び連絡調整に
努めるとともに、ボランティア
活動、並びに住民相互の助け合
い等を振興します。
①ボランティア活動の振興と福祉教育
・ボランティア・市民活動センター事業 ( 再 )
の推進
・機関紙「パートナー」発行事業及び HP 等によ
る情報発信事業
②情報発信機能の強化
・社会福祉従事者等研修・資格取得講座
①福祉人材の養成とスキルアップ支援
・介護福祉士等修学資金貸付事業
3 福祉人材の養成と確保
社会福祉を目的とする事業に
従事する者の養成を行うととも
に、確保と定着に努めます。
・介護職員等医療的ケア研修事業
・福祉人材センター運営事業
②福祉人材の確保とマッチングの強化
・福祉・介護人材マッチング支援等事業
・保育士・保育所支援センター事業及び
保育士人材確保事業
③退職共済制度の適正運営と福利厚生 ・民間社会福祉事業職員共済事業
事業の強化
・福利厚生センター受託事業
4 社会福祉事業経営の支援
社会福祉を目的とする事業の
経営に関する指導、助言及び支
援を行うとともに、福祉サービ
スの質の向上を支援します。
5 多様な組織等との連携協働
市町村社会福祉協議会との連
携・協働を進めるとともに、多
様な組織、機関等とのネットワー
クを作り、より積極的に協働し
ます。
①社会福祉事業経営の支援
②適正なサービス評価の実施
・社会福祉経営サポート事業
・障がい者就労支援振興センター事業
・福祉サービス第三者評価事業
①種別協議会・部会活動を通じた福祉 ・市町村社会福祉協議会部会事業 ( 再 )
サービス向上の取組みとサービス利用
・種別協議会活動事業
者の福祉増進
・介護等体験受入調整事業
②多様な組織等との連携協働の推進
6 指定管理施設の管理運営
・事務受託団体支援事業
・ふれあいランド岩手の指定管理運営
・県社協財政基盤の適正化
7 県社協の活動基盤の強化
・組織強化のための取組みの促進
17
5 主要事業
基本的役割 1 県民の生活課題の解決
◆推進項目① 生活課題を抱える住民の支援
○社協・生活支援活動強化方針推進事業………………………………………………………………… 20
○岩手県福祉コミュニティサポートセンター事業… ………………………………………………… 21
○市町村社会福祉協議会部会事業… …………………………………………………………………… 22
○いわて“おげんき”みまもりシステム管理運営及び普及拡大事業………………………………… 23
○生活福祉資金貸付事業… ……………………………………………………………………………… 24
◆推進項目② 住民の権利擁護と福祉サービスの利用支援
○日常生活自立支援事業… ……………………………………………………………………………… 25
○福祉サービス苦情解決事業… ………………………………………………………………………… 26
◆推進項目③ 民生委員・児童委員の活動支援
○民生委員児童委員活動支援事業… …………………………………………………………………… 27
◆推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
○生活支援相談員支援事業… …………………………………………………………………………… 28
○被災地社協支援事業… ………………………………………………………………………………… 29
○災害復興基金事業… …………………………………………………………………………………… 30
○障がい福祉サービス復興支援センター事業… ……………………………………………………… 31
○ボランティア・市民活動センター事業………………………………………………………………… 32
○災害時広域支援ネットワーク(災害派遣福祉チーム)事業………………………………………… 33
基本的役割 2 住民の福祉活動の振興
◆推進項目① ボランティア活動の振興と福祉教育の推進
○ボランティア・市民活動センター事業(再)
…………………………………………………………… 32
◆推進項目② 情報発信機能の強化
○機関紙「パートナー」発行事業及びホームページ等による情報発信事業………………………… 34
基本的役割 3 福祉人材の養成と確保
◆推進項目① 福祉人材の養成とスキルアップ支援
○社会福祉従事者等研修・資格取得講座………………………………………………………………… 35
○介護職員等医療的ケア研修事業… …………………………………………………………………… 36
○介護福祉士等修学資金貸付事業… …………………………………………………………………… 38
18
◆推進項目② 福祉人材の確保とマッチングの強化
○福祉人材センター運営事業… ………………………………………………………………………… 39
○福祉・介護人材マッチング支援等事業………………………………………………………………… 40
○保育士・保育所支援センター事業及び児童福祉研修(保育士人材確保)事業… ………………… 41
◆推進項目③ 退職共済制度の適正運営と福利厚生事業の強化
○民間社会福祉事業職員共済事業… …………………………………………………………………… 42
○福利厚生センター受託事業… ………………………………………………………………………… 43
基本的役割 4 社会福祉事業経営の支援
◆推進項目① 社会福祉事業経営の支援
○社会福祉経営サポート事業… ………………………………………………………………………… 44
○障がい者就労支援振興センター事業… ……………………………………………………………… 45
◆推進項目② 適正なサービス評価の実施
○福祉サービス第三者評価事業… ……………………………………………………………………… 46
基本的役割 5 多様な組織等との連携協働
◆推進項目① 種別協議会・部会活動を通じた福祉サービス向上の取組みとサービス利用者の福祉増進
○市町村社会福祉協議会部会事業(再)
… ……………………………………………………………… 22
○種別協議会活動事業… ………………………………………………………………………………… 48
◆推進項目② 多様な組織等との連携協働の推進
○介護等体験受入調整事業… …………………………………………………………………………… 49
○事務受託団体支援事業… ……………………………………………………………………………… 50
基本的役割 6 指定管理施設の管理運営
◆指定管理施設の管理運営
○ふれあいランド岩手の指定管理運営… ……………………………………………………………… 51
基本的役割 7 県社協の活動基盤の強化
◆県社協の活動基盤の強化
○県社協財政基盤の適正化… …………………………………………………………………………… 52
○組織強化のための取組みの促進… …………………………………………………………………… 53
※主要事業のうち、
県などからの委託事業及び補助事業については、委託内容の変更等により、事業計画を
見直すことがあります。
19
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目① 生活課題を抱える住民の支援
社協・生活支援活動強化方針推進事業
新規・継続の別
一部新規
自主財源 ( 社協部会会費 )
国は、生活困窮者に対する支援施策として、生活困窮者自立支援法の平成 27 年 4 月施行を目
指し、全社協はそれに先立ち社協・生活支援活動強化方針 ( 以 下「強化方針」) を策定した。
同法では、1 包括的な相談支援と家賃給付を必須とし、任意で 2 就労体験、訓練の場の提供、3
概 要
一時的な衣食住の提供、4 家計再建相談支援、5 子どもの学習支援等を行うこととしている。25
年度は岩手県と花巻市 (1 のうち相談支 援、4 実施※花巻市社協受託 ) がモデル事業を実施。
県社協は、市町村社協が地域住民の生活課題解決に向けて取組むため、県内 の市町村社協で組
織する市町村社会福祉協議会部会 ( 以下「社協部会」) の事業を中核に、権利擁護事業など各種
事業と連携協働体制を構築する。
1 地域で暮らす住民の生活課題対応力の平準化に向けて、全市町村社協が強化方針の方向性を
共有し、実施するための人材の育成等の支援が必要。
課 題
2 被災地で訪問実践をしている生活支援相談員を、総合相談実施体制の強化・ 構築のために配
置転換が図られるよう取組むと共に、モデル地区で実践したノウハウを他地区に普及すること
が必要。
1 強化方針における 5 つの行動宣言を実現するための取組み ( ※ステップ 1) を、26 年度から
継続して調査し、実態を把握すると共に、取組率向上を図るため、社協部会においては、生活
困窮者自立支援法施行に向けた体制整備・ 事業運営方法を協議する生活困窮者対策研究会 ( 仮
称 ) を設置し、強化方針の事業展開を具現化するための組織体制を構築する。また、人材育成
を進め、課題解決能力を高める取組みを行う。
計画最終年度ま
※ステップ 1-5 つの行動宣言で示された市町村社協が当面行う必要がある取組みであり、役職
で の 目 標( 量 的
員の意識改革、
社会資源の把握や連携の場づくり、総合相談の周知及び体制整備など 18 のチェッ
目標・質的目標)
ク項目がある。
市町村社協ではステップ 1 の取組みを経て、ステップ 2 として、行動宣言を具現化する上で、
取組みが求められる事業を展開する必要がある。
2 生活困窮者自立支援法における総合相談の全県的な取組みを進めるため、県社協と市町村社
協が、平成 27 年度から実施に向けた体制を構築し、各相談支援員の研修及び情報交換を実施す
る。
平成 26 年度
年度別計画
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
生活困窮者対策研究会で強化方針に示されている項目の取組みを推進
相談支援員情報交換会・研修会の実施 (各年それぞれ 1 回開催)
(評価指標)定性評価
概 要
強化方針に示されている項目について、市町村社協の取組み状況を把握分析し、達成度等につい
て評価を行う。
20
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目① 生活課題を抱える住民の支援
岩手県福祉コミュニティサポートセンター事業
新規・継続の別
継続
補助金
地域住民一人ひとりが地域生活を営む際に必要な支援を行う場合、個人の支援と地域の支援を
同時に行う、総合的支援の役割を担う地域福祉活動コーディネーター(以下「コーディネーター」
という。
)を養成する。
実践活動を行う場合に、適切な助言・指導・支援を得るため、学識経験者や活動実践者で構成
概 要
するコミュニティサポートセンター運営支援チームの協力のもとに、次の事業を行う。
1 コーディネーターの養成研修と養成修了後の継続研修の実施
2 コーディネーター先進事例及び県内の実践事例収集と情報発信
3 重点支援事業所への訪問を通じたコーディネーターへの活動支援
4 コーディネーター活動の必要性について理解を進めるための支援
(市町村社協会長等管理職への理解促進に取組む)
1 養成研修の受講について働きかけ、修了後に、習得したスキルの振り返り及び資質向上の場
課 題
を設ける必要がある。
2 コーディネーター養成研修修了者の所属事業所への、コミュニティソーシャルワーク活動の
必要性と活動理解を促す必要がある。
1 生活困窮者支援等に対応するためコーディネーター養成研修修了者の拡大と資質向上
(1)
コーディネーター研修会の継続実施とコーディネーター資質向上を目的にコーディネー
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
ター修了生の組織化を図り、継続研修を実施
(2)
支え合いマップ・インストラクター養成と共に、修了生の組織化を図り、マップ作成の
スキル向上を目的とした継続研修を実施
2 コミュニティソーシャルワークへの理解促進と活動の推進
重点支援事業所の継続支援をコミュニティサポートセンター運営支援チーム委員と共に行
い、地域福祉活動を実施する上での障害となっていることを軽減し、活動を支援する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●地域福祉活動コーディネーターを養成し修了生に継続研修を実施
30 人
年度別計画
30 人
30 人
30 人
30 人
●支え合いマップ・インストラクター養成講座と継続研修の実施
※ H25 年度から 5 カ年計画で 100 人養成
20 人
20 人
20 人
20 人
コミュニティソーシャルワーク推進のための重点支援事業所の訪問支援
(訪問か所数)
2 か所
2 か所
2 か所
(評価指標)
概 要
●地域福祉活動コーディネーター養成人数
●支え合いマップ・インストラクター養成人数
21
2 か所
2 か所
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
【 基本的役割 5 多様な組織等との連携協働 】
基本的役割1- 推進項目① 市町村社会福祉協議会部会事業
項目分類
基本的役割5- 推進項目① 種別協議会・部会活動を通じた福祉サービスの向上の取組みと
サービス利用者の福祉増進
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
市町村社会福祉協議会部会事業
新規・継続の別
継続
共募配分金・自主財源(会費)
市町村社協部会は、県社協内部組織として市町村社協を会員に会費収入の他助成金を得て、次
の事業を実施。
概 要
1 会務運営
2 会員の活動支援及び役職員の資質向上に関する事業
3 その他、会員の事業推進に関わること
1 各市町村社協が抱える組織運営上の課題、人材育成、地域福祉事業の展開等の共通課題の解
決に向けて検討を行い、運営を支援する必要があること。
2 生活困窮者自立支援法や社協・生活支援活動強化方針を受け、全市町村が総合相談を核とし
課 題
て生活課題を抱える住民に寄り添った支援に取組む必要があること。
3 全市町村社協が、地域で暮らす住民と協働して地域の課題を解決するため、地域で協働した
取組みを展開する必要があること。
4 計画的に地域福祉を推進するための活動計画が未策定の市町村社協が存在すること。
1 市町村社協が抱える課題の解決方策や事業展開の方向性を検討するため、労務管理、規程等
の検討を行う法人運営検討委員会(仮称)、地域福祉活動計画の策定プロセスや評価方法の検討
を行う地域福祉活動計画策定推進委員会(仮称)を設置する。
また、介護保険事業の安定的な運営や法改正に向けた対応策等の方向性を共有するため、介
護保険事業推進研究会(仮称)を設置する。これらの委員会や研究会での検討、意見交換等を
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
通じて、必要な研修の実施や情報提供、取組み方策の具現化などを行い、市町村社協の健全な
経営及び事業運営の支援を実施する。
2 生活困窮者対策研究会(仮称)を設置し、市町村社協の総合相談事業受託を進め、事業実施
に必要な組織体制の整備や、課題解決や相談員等の育成などの方策について継続的に検討する。
3 既に行政が地域福祉計画を策定済で、地域福祉活動計画未策定の社協を支援するため、地域
福祉活動計画策定推進委員会(仮称)を設置し、策定のプロセスや留意点などを取りまとめ、
策定への働きかけを行う。また、地域福祉計画未策定の行政に対しては、県とともに策定を働
きかける。
(当該活動計画策定済:12 市町村社協、平成 25 年度策定予定:4 市町村社協(金ヶ
崎、山田、洋野、一戸))
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
委員会及び研究会を設置し、取組み方策及び支援方策の具現化や市町村社協が抱える
課題の解決策を検討
年度別計画
●行政の地域福祉計画が策定済で地域福祉活動計画が未策定の市町村社協に対して
計画策定を働きかけ
新規策定
1 市町村
概 要
新規策定
1 市町村
新規策定
1 市町村
(評価指標)
●地域福祉活動計画の新規策定市町村社協数
22
新規策定
1 市町村
新規策定
1 市町村
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
推進項目① 生活課題を抱える住民の支援
事 業・ 取 組 み の
いわて “ おげんき ” みまもりシステム管理運営及び普及
名称
拡大事業
財 源
新規・継続の別
継続
自主財源(県社協会費・社協部会会費)
1 高齢者自らの自宅電話機による能動的安否発信
1 番:元気、2 番:少し元気、3 番:悪い、4 番:話したい
※ 4 番を選択した場合には、社協等予め登録された番号に電話がかかる仕組み。
2 民間宅配業者や民生委員等地域の協力者による安否情報発信
概 要
上記 2 点の情報を社協等が統合把握し、安否情報を確認する仕組み。
メリットは①高齢者の見守りに対する遠慮感の払拭 ②見守りの担い手である民生委員、住
民等協力者の負担軽減 ③定期的な安否情報確認による異変の察知(認知症の発症、孤独死の
発生等)
。
現在 25 市町村社協が導入。おげんきさん 893 みまもりさん 1,064(H25 末)
1 人口減少等、地域が有する住民相互の見守り体制が手薄になり、システムによる安否発信・
未発信の確認に終始する傾向がある。システムを補完する人的な見守り体制構築という原点で
課 題
ネットワーク体制を再構築する必要性が高いこと。
2 導入済みの市町村でも、震災以降休止しているところや利用者数に変化のないところもある
こと。
3 26 年度から新システムに移行し低費用で安定的なシステムを運用する。
1 全市町村での実施と見守り支援ツールとしての利用周知の強化。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
2 平成 24 年度対比で平成 25 年度は利用高齢者登録数が 1.03 倍増加していることから、今後
も継続的に増加を見込む。高齢者人口は増加するが、利用者のさらなる高齢化による死亡や施
設等入所等による利用中止が見込まれる。
3 不動産業者を含む民間企業等新たな社会資源を加えた重層的な見守りネットワークを構築す
る。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
新規 1
新規 1
新規 1
971 人
1,000 人
1,030 人
支部支所含む全市町村社協で見守りセンター設置推進 新規 1
年度別計画
新規 1
●おげんきさん登録者数
915 人
943 人
民間企業等新たな社会資源を加えた重層的な見守りネットワークを構築
概 要
(評価指標)
●おげんきさん登録者数
23
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目① 生活課題を抱える住民の支援
生活福祉資金貸付事業
新規・継続の別
継続
補助金
低所得者、障がい者、高齢者に対し、生活福祉資金の貸付と必要な相談支援を行うことにより、
概 要
経済的自立、生活意欲の助長、在宅福祉及び社会参加の促進を図り、安定した生活を送れるよう
支援する。
1 民生委員や市町村社協、弁護士等と協力し、貸付を必要とする世帯に対して必要な資金の貸
付と相談支援を実施してきた。
⇒ 相談世帯が抱える課題が多様化、複雑化し、関係機関との連携や、より世帯の自立を意識
課 題
した長期的・総合的な相談対応能力が求められている。
2 償還指導面接の継続、初期滞納者に対する架電照会、長期滞納者に対する法的措置の実施に
向けた検討を実施。
⇒ 貸付中件数の増大(平成 25 年 3 月末現在 9,701 件 4,350,803,952 円)に伴い、適切な債
権管理と貸付中世帯への相談支援が必要。
1 市町村社協の生活福祉資金担当職員、生活福祉資金相談員等を対象に年 2 回の研修を実施す
る。
(1)制度理解に加え、貸付利用世帯が抱える課題に対して、関係機関と連携しながら総合的に
支援が可能になるよう相談員の対応技術向上を図る。
(2)平成 27 年度からは生活困窮者自立支援事業の中で、低所得者世帯等の経済的自立を支える
計画最終年度ま
ために家計相談支援が実施される予定であり、県社協としても対応できるよう、相談員の資
で の 目 標( 量 的
質向上を図る。
償還率(平
目標・質的目標) 2 全国の償還率が低下傾向にある中、市町村社協の協力を得て適切な債権管理を進め、
成 25 年 3 月末現在 53.56%)の維持向上と、滞納世帯の状況把握及び相談支援に努める。
≪参考≫償還率(全国)23.2%(平成 24 年 3 月末現在)
(1)市町村社協職員と共に借受人世帯への架電や償還指導面接を実施し、貸付世帯の状況把握
を行い、貸付世帯の状況に寄り添った相談支援を進める。
(2)悪質な長期滞納世帯に対する法的措置を実施する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
償還指導 37 箇所
償還指導 37 箇所
償還指導 40 箇所
相談支援数 750 件
・償還指導 270 件
・架 電 480 件
相談支援数 795 件
・償還指導 285 件
・架 電 510 件
相談支援数 840 件
・償還指導 300 件
・架 電 540 件
生活福祉資金相談員等研修会(総合相談支援力の向上)
償還指導面接・架電等⇒償還率の維持向上
年度別計画
償還指導 35 箇所
償還指導 35 箇所
●貸付中世帯への相談支援の強化
相談支援数 660 件
・償還指導 240 件
・架 電 420 件
概 要
相談支援数 705 件
・償還指導 255 件
・架 電 450 件
(評価指標)
●貸付世帯の相談支援件数
24
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目② 住民の権利擁護と福祉サービスの利用支援
日常生活自立支援事業
新規・継続の別
継続
補助金・自主財源(拠点区分間繰入金)
1 社会福祉法に規定され、介護保険制度施行前の平成 11 年度から事業開始。
2 認知症、知的障がい、精神障がい等で、判断能力が十分でない人に、日常的金銭管理サービ
概 要
ス等を提供する。
3 本会が事業主体で、10 基幹社協(盛岡市、八幡平市、北上市、奥州市、一関市、大船渡市、
釜石市、宮古市、久慈市、二戸市)に業務の一部を委託し、基幹社協の専門員と、市町村社協
の生活支援員が利用者支援を実施する。
1 利用者数が増加し、国の基準による専門員 1 名あたり利用者 35 名の配置基準を超え、専門
員 1 名あたり県平均利用者数 50 名になっている。
課 題
この状況を改善するため、必要数の専門員を増員し、1 名あたりの利用者数を国の配置基準
に近づけることが必要。
2 本事業が適正に行われるよう、判断能力が衰えた利用者の成年後見制度への移行が必要。
1 専門員 1 名あたりの利用者数を国の配置基準に近づけるよう、専門員の増員を県に働きかけ
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
る。
2 成年後見推進研修を継続的に実施することにより、制度を担う人材の育成に努める。
目標・質的目標) 3 成年後見制度に移行が望ましい方の移行を促進する取組みとして、現利用者の状況確認や移
行予定等を調査し実態を把握する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
960 名
980 名
1,000 名
●実利用者数
920 名
年度別計画
940 名
成年後見研修の継続実施と受講者数の増
成年後見事業の周知
概 要
(評価指標)
●実利用者数
25
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目② 住民の権利擁護と福祉サービスの利用支援
福祉サービス苦情解決事業
新規・継続の別
継続
補助金・自主財源(研修会参加費)
1 利用者からの苦情を受付け、事業者に助言を行うなど円満な解決を図る。
2 苦情解決能力を高めるため、事業者巡回指導(各事業者、年 40 か所)、苦情解決情報交換会(基
礎研修・専門研修、県内各地で年 12 回)等を実施。
概 要
3 苦情解決に関する普及啓発を図るため、苦情解決セミナーを開催(年 1 回)。
4 苦情解決の重要性、施設長等の意識改革を図るため、関係部と連携し、トップセミナーを開催(2
年に 1 回)
5 広報誌「パートナー」、ホームページ等を活用し、福祉サービスの利用者、福祉事業者等に苦
情解決の仕組みを PR する。
1 苦情解決規程及び運用マニュアルの作成を支援し、全ての事業者が苦情解決体制の整備を行
い、苦情解決の仕組みの定着を図る必要がある。
課 題
2 トップセミナーや専門研修等により、経営者から職員まで苦情解決能力を高める必要がある。
3 苦情を福祉サービスの見直し、計画的な人材育成等に活かすことができるよう支援し、福祉
サービスの質の向上につなげる必要がある。
対象事業者数を 300 事業者(社会福祉法人、NPO 法人・株式会社等)とする。
・県内事業者数 700 事業者(内訳 : 社会福祉法人 300、NPO 法人・株式会社等 400、事業者が
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
自治体である場合は対象としない)
・これまで指導を行った事業者 400 事業者
目標・質的目標) ・今後の巡回指導数 200 事業者(年間 40 事業者× 5 年間)
・苦情解決情報交換会参加事業者(うち未指導事業者)50 事業者(10 事業者×5年間)
・苦情解決セミナー参加事業者(うち未指導事業者)50 事業者(10 事業者× 5 年間)
年度別計画
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●指導対象事業者数
60
60
60
60
60
内訳
巡回指導数
40
40
40
40
40
情報交換会参加
事業者数
10
10
10
10
10
苦情セミナー参
加事業者数
10
10
10
10
10
累計
60
120
180
240
300
概 要
(評価指標)
●指導対象事業者数
26
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目③ 民生委員・児童委員の活動支援
民生委員児童委員活動支援事業
新規・継続の別
継続
補助金・自主財源(県内民生委員会費)
民生委員・児童委員は地域の身近な相談役として地域住民の生活上の課題などに応じて適切な
相談・支援を行っている。
概 要
一方で、個人情報保護法施行以降、行政から情報提供を受けにくいなどの活動上の制約がある
中で、関係機関への協力事項の増加や住民からの過度な期待、福祉課題の複雑・多様化により、
一民生委員では対応が困難となる等の課題もある。
民児協を中心に、民生委員を孤立させない支援が一層重要となっている。
1 個人情報保護法の影響により、市町村からの要援護者等の情報が提供されにくくなる等、活
動が制限されている。また、1 期で退任する委員がいる等、民児協の組織力の一層の強化と、
指導助言力の向上が求められている。
課 題
2 生活課題が複雑・多様化し一民生委員による支援が困難になっている。
3 被災地での欠員や地区割りが定まらない等の影響で活動負担の増加が続いている。
4 生活困窮者自立支援制度において地域支援の重要な担い手として民生委員が位置づけられて
いるが、制度施行に向けた実施機関の動向などが不透明である。
1 民児協の組織力強化の推進
(1)中堅民生委員の育成を推進する。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
(2)民児協運営に関する各地の事例を収集し参考資料として配布する。
2 被災地の民生委員活動支援
(1)被災地の民児協活動の課題の把握と学識経験者の助言を目的とした訪問支援を実施する。
(2)他地区に避難した民生委員が避難元地区の支援をしたり、他地区に避難した地元住民を出
向いて支援するなどして、その活動範囲が広がり交通費等の経済的負担が増加していること
から、補助金等の活用により経済的負担軽減を進める。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●中堅民生委員の育成を推進する研修会の地区別開催
中堅民生委員を対象に、新任民生委員を組織的に支援していく体制を整えるための研
修会を毎年 5 会場で開催し、毎年 350 名程度の研修受講を目標とする。
年度別計画
350 名
350 名
350 名
350 名
350 名
被災地民児協活動支援
被災地の単位民児協ごとに活動課題を把握と助言を目的とし、学識経験者の同行によ
り年 4 カ所の訪問支援を実施する。
概 要
(評価指標)
●中堅民生委員研修の受講者数
27
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
生活支援相談員支援事業
新規・継続の別
継続
補助金
生活支援相談員(以下相談員)は、東日本大震災で被災し、経済基盤や生活基盤が崩れ精神的
にも不安定になった人々に寄り添い、生活再建等に向けた様々なニーズに対応する取組みが必要
であることから、社協の相談支援活動の一環として、平成 23 年 8 月から配置され活動を展開し
ている。
平成 25 年度は、緊急雇用創出事業(住まい対策拡充等支援事業分)を財源に、20 市町村に
概 要
198 名、県社協に 9 名、計 207 名配置。
<主な活動内容>
①ニーズ把握 ②訪問・見守り、相談、情報提供、生活支援の実施 ③生活福祉資金貸付に関す
る相談 ④被災者への福祉サービスその他各種生活支援サービスの利用援助⑤介護や日常的な見
守りが必要な人を支えるための、近隣住民・ボランティアへの協力依頼や調整 ⑥住民の自宅や
集会所等公共スペース等を活用したコミュニティづくりの推進(サロン開催やイベント等交流事
業、自治会形成支援を含む)など。
1 相談員自身の精神的負担
相談員には被災した者も含まれており、相談時に自身の被災体験がよみがえるなど、精神
的負担が生じる場合があること。
2 相談対応スキルの格差
課 題
個々人の相談業務経験の有無により、また、組織的な助言体制が十分に確立されていない
こともあって、対応能力に格差があるため、相談対応スキルの向上が必要であること。
3 相談員の継続配置と新たな生活困窮者支援へのつなぎ
被災者の生活再建にはまだ時間を要する状況にあり、相談員の継続配置が必要。
また、これまで相談員が取り組んできたアウトリーチや寄り添い支援は生活困窮者自立支
援制度にもつながり得るものであり、人材の有効活用に留意する必要があること。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
1 活動研究会(年 1 回・参加者 100 名)
、スーパーバイズ研修(年 1 回・参加者 30 名)を開
催し資質向上を図る。CSW 等その他人材育成研修とも関連。
目標・質的目標) 2 研修や事例検討で得た実践経験を、組織で蓄積し生活困窮者支援へ継承する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
継続研修の開催(住民の変化に応じた対応スキルの向上)
年度別計画
研究会、スーパーバイズ研修会を各年度 1 回は実施する。
活動の可視化を目的に相談員活動実績調査を毎月実施し公表
活動実績を集約化する目的で相談員活動事例集を年 1 回発行し成果を公表
(評価指標)定性評価
概 要
事例検討主体の継続研修を実施し、アンケート調査等で相談活動のスキル向上が図られている
かどうかを評価する。
28
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
被災地社協支援事業
新規・継続の別
継続
補助金
沿岸被災地の市町村社協に対する主な支援は、発災後は職員の短期・長期派遣による災害ボラ
ンティアセンターの運営支援を実施し、平成 23 年 8 月からの生活支援相談員(以下相談員)配
置後は、相談員を育成する各種研修事業を通じて支援に取組んだ。
概 要
現在、沿岸 7 市町村社協の事務局長、VC・相談員担当者対象の会議の開催や、沿岸部社協会
議への出席による情報提供と情報収集を行っている。 また、相談員向けに研修事業や保健師派遣事業、被災住民への情報提供のため相談員通信の発
行を行っているほか、コミュニティサポートセンターではマップインストラクター養成、重点支
援事業所として被災地社協の訪問支援を行っている。
1 地域によって復興の進捗状況が異なり、住民の福祉ニーズにも違いが生じており、これに適
切に対応するため、被災地社協の要望に寄り添い、実情を把握することが必要。
2 震災前から正規職員が少ない社協が多かったが、震災後の急激な非正規職員の増加、行政O
課 題
Bの事務局長就任など、事務局体制が大きく変化しているため、職員育成による体制の強化が
必要。
3 会費徴収は再開されたが、安定した社協運営のための財政基盤の強化が必要。
4 建物の再建が必要な社協に対する支援(野田村、大槌町、陸前高田市)。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
1 被災した 7 市町村社協の復興状況に応じた支援を実施するため個別訪問を行い、把握した個々
の課題・要望を本会内部で横断的に検討協議し支援を実施する
2 相談員の資質向上のための研修を継続実施
3 財政基盤の安定に向けた総務部による助言等の支援や災害復興基金の活用促進
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
被災した7社協を個別訪問し被災市町村社協が抱える課題を把握し、必要な支援を継続
年度別計画
生活支援相談員の育成研修の継続実施
(評価指標)定性評価
概 要
個別訪問で把握した課題に対する支援の取組みが、被災社協からどう受け止められているかを
アンケート調査により把握分析し評価を行う。
29
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
災害復興基金事業
新規・継続の別
継続
自主財源(災害ボランティア活動支援積立預金)
平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災後に、本会に寄せられた寄付金のうち、特に使
途明示のない寄付により「災害復興基金」を創設し、本会や市町村社協等が行う被災者支援活動
の財源として活用することとした。
(1)復興基金積立額の推移
(単位:千円)
積立額
取崩額
年度末残高
~平成 22 年度
5,559
— 5,595
平成 23 年度
150,657
0
156,216
平成 24 年度
19,263
28,000
147,479
175,479
28,000
147,479
計
(2)平成 24 年度事業執行状況
(単位:千円)
市町村社協
概 要
件数
施設
金額
件数
金額
県社協
計
助成金
3
4,185
3
3,807
— 7,992
事業費
— — — — 5,055
5,055
3
4,185
3
3,807
5,055
13,047
計
※取崩額 (28,000 千円 ) -執行額 (13,047 千円 ) =翌年度への繰越額 (14,953 千円 )
(3)平成 25 年度の執行計画(予算額 28,000 千円)
[ 事業内訳 ]
①市町村社協支援 21,600 千円
ア 機材整備 6,600 千円(@ 200 千円× 33 市町村)
イ 活動支援助成 15,000 千円(陸前高田市社協 5,000 千円含む)
②県社協事業 6,400 千円
ア 震災記録集 4,000 千円
イ 機材整備ほか 2,400 千円
課 題
当初 5 か年事業としていたが、復興支援活動は長期化することが見込まれることから、6 年目
以降の活動財源の確保が必要。
計画最終年度ま
1 寄付金等を災害復興基金に繰り入れ(毎年度 3,000 千円以上)、基金の増額を図る。
で の 目 標( 量 的
2 復興基金事業を5か年から 10 年程度延長し、事業の対象を、本会と市町村社協が行う被災者
目標・質的目標)
支援活動に絞り重点化する。
平成 26 年度
年度別計画
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
寄付金等を災害復興基金へ繰入れ(目標:毎年度 3,000 千円)
被災者支援活動への助成等(予算額:毎年度 18,000 千円)
概 要
(評価指標)指標の設定はなし。
平成 25 年度の寄付金からの災害復興基金への繰入は 17,000 千円を予定。
30
平成 30 年度
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
障がい福祉サービス復興支援センター事業
新規・継続の別
継続
財 源
受託金(県委託)
概 要
障がい福祉サービス事業者が、東日本大震災からの復興期において安定した運営をできるよう
支援し、障がい児・者に対する福祉サービスが円滑に提供される体制を整備する事業。
1 障がい福祉サービス事業所への支援
事業所調査、基幹相談支援センター立ち上げ支援、事業所研修会の実施、アドバイザー派遣、
事業所立ち上げ支援等により、人材育成や経営基盤強化を支援。
2 東日本大震災における課題対応
被災障がい者の現状把握、障がいがある方たちの災害対応の
手引き及び考え方の策定、「おねがいカード」の普及による災害
時に障がい者を社会全体で守る仕組みづくりの推進。
1 これまでの取組みの評価等
(1)東日本大震災に伴い、その緊急性、重要性に鑑み、23 年度終盤から県委託事業として実施
している。
課 題
項目/年度
23 年度
事業費額
24 年度
25 年度(見込)
9,256 千円
268,925 千円
112,050 千円
職員数
3人
39 人
16 人
拠点数
本部 1
本部 1、圏域 9
本部 1、圏域 4
研修会
61 回
81 回
アドバイザー派遣
37 回
35 回
(2)24 年度において①被災障がい者実態把握調査 1,033 人、②障がい福祉サービス事業所調査
521 件、③障がいがある方たちの災害対応の手引き発行 10 万部等を実施したことから、25
年度は体制を半減し事業所支援と災害対応の手引きの普及を中心に継続を図っている。
(3)障がい福祉サービス事業所は、職員数が 10 人未満と経営規模が小さく、離職者もあり、経
験の浅い職員が増加している。
(4)
「災害対応の手引き」「おねがいカード」の普及を求める声が大きい。
(5)災害対策基本法の改正や災害派遣福祉チームが制度化された。
2 今後の課題等
(1)被災事業所の復興や受託金の減額に応じた業務体制の整備
(2)小規模事業所や新規事業所等を中心とした、事業所における人材確保と資質向上への支援
(3)
「災害対応の手引き」「おねがいカード」の普及
1 地域において安定した障がい福祉サービスが提供され、障がいを持つ人を社会全体で支える
誰もが暮らしやすい共生社会(インクルーシブな社会)の実現。
計 画 最 終 年 度 ま 2 受託金の減少又は廃止を念頭に県社協事業としての部分的継続を検討。
で の 目 標( 量 的 3 26 年度における研修支援 61 回、アドバイザー派遣による支援 38 回
「災害対応のてびき」及び「おねがいカード」の全県への普及 ( 市町村の避難所運営マニュアル、
目標・質的目標) 4 地域福祉計画、地域福祉活動計画への反映。市町村社協や民生委員との連携。キャリア支援員
との連携・協働の推進 )
平成 26 年度
職員体制
年度別計画
概 要
研修支援
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
7人
61 回
アドバイザー派遣
38 回
手引き説明会等
120 回
県の予算措置の動向によって事業継続の有無が決まるため、平成
27 年度以降の計画は未定とします。
(評価指標)指標の設定はなし。
31
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
【 基本的役割 2 住民の福祉活動の振興 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
基本的役割1- 推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
基本的役割2- 推進項目① ボランティア活動の振興と福祉教育の推進
ボランティア・市民活動センター事業
新規・継続の別
継続
補助金・共募配分金
地域で暮らし続けるために住民相互に支えあう機運の醸成と、制度外サービスの仕組みの一つ
として、ボランティア活動の拡充を通じ、地域の住民共助意識の醸成を進めることを目指し、次
概 要
のような取組みを進めている。
1 参加促進のための体験機会の周知と VC 機能強化のための研修の実施。
2 地域で取組みを進める福祉教育の推進。
3 災害時のボランティアセンターの設置及び運営支援。
1 生活支援ボランティアの新たなサービス開発と普及
課 題
2 防災・減災に向けた住民共助意識の一層の醸成
3 県民のボランティア活動への参加促進
1 生活支援型ボランティア活動の推進
生活支援に関わるインフォーマルサービスの提供を進める「地域型プラットフォームサー
ビス協働モデル事業」の中で、生活支援ボランティアの新たなサービス開発、普及に向けた
取組みを、県内毎年 2 地区で実施しており、その成果を他地区へも波及させていく。
計画最終年度ま
2 社会的包摂を実践する福祉教育の推進
で の 目 標( 量 的
災害時要援護者の支援体制構築が求められる中、住民相互に支い合う地域づくりに向け、
目標・質的目標)
地域で育む福祉教育推進モデル事業の新たな取組みとして、防災・減災に関わるプログラム
を毎年県内 3 地区で実施し、その成果を他地区へも波及させていく。
3 ボランティア体験機会の提供
いわて車いすフレンズ事業や、ボランティア体験 in いわてなどによりボランティア体験機
会を提供していく。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
地域型プラットフォームサービス協働モデル事業を毎年県内 2 地区で実施し成果を普及
地域で育む福祉教育モデル事業を毎年県内 3 地区で実施し成果を普及
年度別計画
●いわて車いすフレンズ事業で生徒が修理した車いすを海外に寄贈
30 台
30 台
30 台
30 台
ボランティア体験 in いわてで体験プログラムを毎年 100 件以上集約し周知
概 要
(評価指標)指標の設定はなし。
●車いすフレンズ事業で生徒が修理した車いすの寄贈台数
32
30 台
【 基本的役割 1 県民の生活課題の解決 】
項目分類
推進項目④ 東日本大震災からの復興支援と災害時対応体制の整備
事 業・ 取 組 み の
災害時広域支援ネットワーク(災害派遣福祉チーム)
名称
事業
財 源
新規・継続の別
一部新規
助成金、受託金、自主財源(※平成 25 年度登録研修:WAM 助成、普及・啓発業務:県より受託、
機構事務局費用:自主財源)
東日本大震災における福祉関係職能団体等が行ってきた支援活動を通じて、大規模災害時に避
難所等において災害時要援護者の福祉・介護等のニーズ把握や支援調整などを担う「岩手県災害
派遣福祉チーム」の創設が必要であると考えられ、関係機関と協働し検討が進められ、平成 25
年度に推進機構が立上げられた。
【平成 25 年度の取組】
概 要
6・8 月
岩手県災害福祉広域支援機構(仮称)設置準備会(県)
5~3月
岩手県災害派遣福祉チーム検討ワーキング会議にてチーム員研修・活動マニュアル
等を検討(県社協・県立大協働研究)
9月
岩手県災害福祉広域支援機構(本部長:岩手県知事)発足
10 月
同 事務局が県社協に置かれる
11 月
チーム員の募集を開始
11 月
県社協が普及・啓発業務を受託
11 月
12 月
1 月~ 2 月
2月
( 独 ) 福祉・医療機構よりチーム員登録研修に係る助成金 (1,495,000 円 ) が
内定
普及・啓発業務として全県対象セミナーを開催
同じく県内4地区で地区セミナーを開催
チーム員登録研修を実施
1 大規模災害時を想定した県及び市町村、並びに福祉・医療関係機関との連携体制の強化(普及・啓発)
2 チーム員の養成体制・活動マニュアル等の継続的な検証
課 題
3 チーム資機材の適切な管理及び充実
4 スクリーニングソフトの開発
5 事業予算の継続的確保(県)
6 協定・協力団体の拡充(県)
計画最終年度ま
1 チーム員の増員(各年度 60 名程度)
で の 目 標( 量 的
2 関係者の連携体制の充実
目標・質的目標) 3 チーム員活動体制の充実(マニュアル・研修・資機材等)
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●新規チーム員の募集及び登録研修(年 1 回 60 人養成)・訓練(随時)の実施
60 名
年度別計画
60 名
(120)
60 名
(180)
60 名
(240)
スキルアップ研修の実施(各年度 1 回)
更新研修の実施(各年度 1 回)
スクリーニングソフトの開発
概 要
(評価指標)
●チーム員養成登録数
33
60 名
(300)
【 基本的役割 2 住民の福祉活動の振興 】
項目分類
推進項目② 情報発信機能の強化
事 業・ 取 組 み の
機関紙「パートナー」発行事業及びホームページ等によ
名称
る情報発信事業
財 源
新規・継続の別
継続
助成金・共募配分金・自主財源(会費等)
1 機関紙「パートナー」発行事業
(1)社会福祉施設の従事者、一般購読者、企業及びその他関係機関団体 2,306 ヶ所を対象として、
毎号 5,000 部を年 11 回発行。平成 25 年 10 月号をもって通巻 588 号の発行。
(2)毎号カラー 12 ページで、県社協及び県共募などの事業紹介のほか、県内福祉事業所の紹介、
地域福祉などにかかる先進的な情報を掲載。編集業務は外部に委託。
(3)発行経費及び財源
概 要
経費
財源
印刷費
編集費
3,750
送料
4,230
福祉基金
共募配分
3,000
計
1,720
9,700
自主財源
4,700
計
2,000
9,700
2 ホームページなどによる情報発信事業
(1)本会独自のホームページを開設し、本会が実施する事業をはじめ各種情報を発信。
(2)ふれあいランド岩手は、ブログにて情報発信。
(3)機関紙「パートナー」は本会ホームページ上でも閲覧。
1 機関紙発行に要する経費の財源を福祉基金及び共募配分に依存しているが、継続して財源確
保することが難しくなってきている。また、他の県社協では、機関紙発行経費を縮小し、ホー
課 題
ムページ等のITを活用した情報発信が主流となってきている。
2 掲載内容や画面構成などを見直し、使いやすくわかりやすい内容にすると共に、ホームペー
ジの更新作業を容易にできるようリニューアルが必要。
計画最終年度ま
1 機関紙の発行回数及び部数を見直し、ホームページ等での情報発信を充実する。
で の 目 標( 量 的
2 平成 26 年度にホームページをリニューアルし、年間の閲覧回数15万アクセス以上を達成
目標・質的目標)
する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
機関紙「パートナー」の発行
年度別計画
機関紙の
見直し
HP の
リニューアル
概 要
HP の随時、見直し
●アクセス数年間 15 万回以上
(評価指標)
●ホームページのアスセス数
34
平成 29 年度
平成 30 年度
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目① 福祉人材の養成とスキルアップ支援
社会福祉従事者等研修・資格取得講座
新規・継続の別
継続
その他(受講料)
社会福祉従事者に対し福祉職員としての心構えや自覚を高めるとともに、現場実践に必要な基
概 要
礎知識・技術等の修得を図り(現任者研修)
、資格取得試験合格のための実力を養い(受験対策
講座)
、もって県内における専門的な福祉人材の養成を図る。
1 岩手県が策定を進めている社会福祉研修体系に基づいた県内社会福祉従事者の職階層別研修
(キャリアラダー)のあり方に沿った研修実施
課 題
2 時代に即した研修カリキュラムと研修会の企画・実施
3 有料研修受講者の確保
4 全社協の委託による介護職員実務者研修(スクーリング)の実施検討
計画最終年度ま
1 社会福祉研修体系に基づいた研修による福祉 ・ 介護人材のキャリア形成
で の 目 標( 量 的
2 社会福祉従事者の質の向上のための研修・講座の実施
目標・質的目標) 3 資格取得を目指す受講者の合格率を高める(カリキュラムの充実、専門講師の選定)取組み
平成 26 年度
平成 27 年度
実施準備
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
介護職員実務者研修(スクーリング)の実施(受講者 50 名)
●毎年一定の受講者を確保
50 名
50 名
50 名
50 名
200 名
200 名
●社会福祉従事者新任職員研修会(年 1 回の開催)
200 名
200 名
●社会福祉従事者中堅職員 ( リーダー)研修会(年 1 回の開催)
年度別計画
100 名
100 名
100 名
100 名
●介護支援専門員実務研修受講試験準備講習会(保健医療・介護)
(年 1 回開催)
100 名
100 名
100 名
100 名
100 名
100 名
200 名
200 名
●介護福祉士国家試験受験対策講習会(年 1 回の開催)
100 名
100 名
●リスクマネジメント講座(年 1 回の開催)
200 名
概 要
200 名
(評価指標)
●各研修会参加者数
35
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
推進項目① 福祉人材の養成とスキルアップ支援
介護職員等医療的ケア研修事業
新規・継続の別
継続
財 源
受託金(県委託金)
、自主財源(受講料)
概 要
社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正(平成 24 年 4 月 1 日施行)により、喀痰吸引及び経
管栄養の医行為が介護福祉士の業として行いうる「日常生活を営むのに必要な行為であって、医
師の指示の下に行われるもの」に該当するとして、所定の研修を修了した者が県の認定を得て一
定要件の下に喀痰吸引等を実施することができるようになった。
本研修事業はこの認定を得るために必要な研修のうち、不特定の者に対する喀痰吸引等を実施
できる第一号・第二号研修及び指導者講習を県の委託の下に行い、登録研修機関として第三号研
修を行っている。
1 研修の種類
(1)
第一号・第二号研修
不特定の者を対象に喀痰吸引等を行うことができる介護職員等を養成
基本研修(講義 7 日 50 時間、筆記試験、演習 3 日)、実地研修
(2)
第三号研修
特定の者を対象に喀痰吸引等を行うことができる介護職員等を養成
基本研修(講義・演習 2 日 10 時間、筆記試験)、実地研修
(3)
指導者養成講習(第一号、第二号)
第一号・第二号研修の演習及び実地研修講師及び指導看護師を養成
講義1日演習2日。対象:医師、保健師、助産師又は看護師
2 実施体制
(1)
委員会
研修実施委員会、試験問題作成委員会、合否判定委員会
(2)
受講料
① 第一号・二号研修 10,000 円(テキスト代、保険料別途)
② 第三号研修 15,000 円(テキスト代、保険料別途)
③ 指導者養成講習 無料
1 これまでの取組みの評価
23 年度から高齢協の方針及び県の要請に基づき事業を受託した。県老人保健施設協会の協
力を得て指導看護師の養成・確保も比較的円滑に推進できた。
(修了者数)
課 題
年度
23 年度
24 年度
25 年度
累計
一号・二号研修
149
169
294
612
58
29
44
131
106
73
104
283
19
17
1
三号研修
指導者講習一二号
指導者講習三号
2 今後の課題
(1)
登録研修機関への移行に向けた検討
(2)
指導看護師の安定確保
(3)
受講者の確保
36
37
1 平成 28 年度を目途に県委託を返上し、一号・二号研修登録研修機関となり、受講料を財源と
して事業を継続する。
2 一号・二号研修の一人当たりの費用が 70,000 円を下回るよう効率化を図る。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
3 三号研修は障がい者を対象とする訪問介護事業所等からの需要に応えるため、当面継続する。
4 指導者養成講習は、県の委託事業を返上した後も有料研修として継続する。
5 講義の講師、演習の講師の資質向上のため、会議・研修を開催する。また、研修アンケート
を実施する。
6 講義、演習を通じて受講生の予習を促す仕組みを導入する。
7 研修事業を適切に運営するため、研修実施委員会、試験問題作成委員会、合否判定委員会を
適宜開催する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
事業形態:県委託
平成 29 年度
平成 30 年度
60,000 円台
60,000 円台
登録研修機関
県委託
一号・二号受講料
20,000 円
年度別計画
30,000 円
60,000 円台
●一号・二号受講者数
250 人
250 人
200 人
150 人
150 人
30 人
30 人
20 人
20 人
80 人
80 人
40 人
40 人
三号受講者数
30 人
指導者講習受講者
80 人
概 要
(評価指標)
●一号・二号研修受講数
37
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目① 福祉人材の養成とスキルアップ支援
介護福祉士等修学資金貸付事業
新規・継続の別
継続
補助金
1 目的
この制度は、介護福祉士又は社会福祉士の資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸付け、
その修学を容易にすることにより、質の高い介護福祉士及び社会福祉士の養成確保に資するこ
とを目的としている。
概 要
2 実施の経緯
貸付対象者は、養成施設等に在学し、卒業後、岩手県内で介護福祉士等の業務に従事しよう
とする者を対象とし、平成 25 年度からは、生活保護世帯出身者等を対象に、
「生活費加算」が
設けられた。平成 26 年度以降は、
「介護職員実務者研修」の受講者を対象とし、貸付けを行う
予定。当協議会で事業を開始した平成 21 年度から平成 25 年度までの貸付決定者は 255 名。
1 制度上、介護福祉士等の業務に 5 年(過疎地においては 3 年)従事した者は返還を免除する
こととしているが、退学又は離職により返還が生じている者が 10 名(内 2 名は滞納)おり今
課 題
後も想定される。そのため、貸付け終了後も定期的に現況を確認するなど、職場定着について
のフォローが必要である。
2 特に滞納者については、制度内で柔軟に相談に応じ、本人・連帯保証人の状況に合わせた対
応が必要となっている。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
岩手県内における、質の高い介護福祉士及び社会福祉士の養成確保を目標とし、平成 26 年度
から平成 28 年度までに計 189 名への新規貸付を計画する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●介護福祉士等修学資金(新規貸付者)
63 人
63 人
63 人
被災地出身者(新規貸付者)
※介護福祉士(県内)養成校
48 人
内訳
年度別計画
48 人
48 人
再計画による貸付
被災地出身者(新規貸付者)
※介護福祉士(県外)養成校
9人
9人
9人
被災地出身者(新規貸付者)
※社会福祉士県外の養成施設
3人
3人
3人
県外出身者(新規貸付者)(県内)養成校
3人
概 要
3人
3人
(評価指標)
●貸付者数
38
残金による貸付見直し
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目② 福祉人材の確保とマッチングの強化
福祉人材センター運営事業
新規・継続の別
継続
受託金
福祉人材センターは社会福祉法に基づき、福祉サービスニーズに対応できる良質な福祉人材の
確保・定着を主たる目的として、都道府県知事が都道府県ごとに指定した。本県では、平成 4 年
から県社協にセンターを設置し、無料職業紹介事業を中心に福祉人材確保 ・ 育成 ・ 定着のため下
記の事業を実施。
概 要
<主な事業>
1 福祉の就職総合フェア ・ 講座の開催
2 福祉人材の掘り起こし事業
3 福祉人材のサポート事業
4 福祉の仕事紹介事業(出前講座)
1 求人側と求職者のミスマッチの解消に向けた取組み
(1)求職者
①潜在有資格者の掘り起こしと再就職支援事業の実施
(2)求人者(事業所)
課 題
①現任職員の育成、定着促進(キャリア形成)
②働き易い職場、勤務条件の緩和など職場環境作り(処遇改善)
2 県民等に対する働きかけ
(1)県民に対する福祉・介護へのイメージアップ
①中高校生から福祉の仕事への関心や理解を高める活動「出前講座」の実施
3 その他 (1)人材センター利用促進
1 人材センター利用者の拡大(新機能搭載「福祉のお仕事」の活用による利用促進と効果的
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
PR)
2 採用者数の増(目標:各年間 200 名)と定着の促進
目標・質的目標) 3 質の高い福祉人材の育成
4 福祉の就職総合フェアの実施の実施(目標:参加事業所 35 事業所、参加者 200 名)
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
200 人
200 人
200 人
35
●無料職業紹介事業(採用者数毎年 200 名)
200 人
200 人
就職総合フェア(年 2 回開催)
年度別計画
事業所 35
35
35
35
参加者 200 人
200 人
200 人
200 人
200 人
福祉のしごと紹介事業(出前講座の実施校)
20 校
20 校
20 校
運営委員会(2 回)・福祉人材養成機関等連絡会議(1 回)
概 要
(評価指標)
●無料職業紹介事業(採用者数)
39
20 校
20 校
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目② 福祉人材の確保とマッチングの強化
福祉・介護人材マッチング支援等事業
新規・継続の別
継続
受託金
福祉・介護人材の緊急的な確保を目的に平成 21 年度より実施。
平成 24 年度まではキャリア支援員を県央 2 名、県北 1 名、県南 1 名、沿岸 1 名配置していた
が、沿岸被災地域の人材確保に重点的に取組むため、平成 25 年度から宮古市と大船渡市に新た
に各 1 名配置し計 7 名体制となった。
福祉・介護の人材確保・定着を図るため、求職者への相談支援や福祉施設・事業所への助言・
概 要
指導等、主に次の事業を展開している。
1 事業所訪問(求人開拓、職場環境改善に対する助言・指導)
2 求職者への相談対応・情報提供(出張相談会、訓練校等での職業紹介など)
3 福祉のしごと地域就職フェアの実施(県内 8 エリア)
4 施設・事業所での研修コーディネート(キャリア形成訪問指導事業)
5 福祉のしごと体験事業(求職登録者対象。福祉施設で 2 ~ 5 日間職場体験)
6 施設・事業所への情報提供(年 4 回情報誌「エール」発行)
1 人口流出が進む沿岸被災地での福祉・介護人材の掘り起し
2 潜在有資格者へのアプローチと再就職支援による人材確保
課 題
3 求職者の希望する勤務条件と求人側が求める人材のミスマッチの解消
4 福祉施設・事業所の人材確保に対する意識改革(賃金アップ、手当拡充、夜勤軽減等勤務時
間への配慮、無資格者の採用後の育成等)
5 人材の定着支援(キャリアアップ支援、相談等)
1 継続的な出張相談の実施と新たな相談場所の開拓による求職者支援の強化
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
2 福祉のしごと地域就職フェアの継続実施
3 キャリア形成訪問指導事業の継続実施(対象・内容は現状を把握し適宜対応)
4 福祉のしごと体験の継続実施と体験者の福祉分野への就職率の向上(平成 30 年度までに
60%)を目指す。
5 求人・求職マッチング数(キャリア支援員が関わって採用に至った数)
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
1,000 人
1,000 人
1,000 人
1,000 人
8 か所
8 か所
8 か所
100 回
100 回
100 回
求職相談者数
1,000 人
福祉のしごと地域就職フェア
8 か所
年度別計画
8 か所
●キャリア形成訪問指導事業
100 回
100 回
福祉のしごと体験実施後の福祉分野への就職率(H26 の 40%から H30 には 60%へ)
40%
45%
50%
55%
60%
100 人
100 人
100 人
100 人
求人・求職マッチング数
100 人
概 要
(評価指標)●キャリア形成訪問指導回数
40
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
推進項目② 福祉人材の確保とマッチングの強化
事 業・ 取 組 み の
保育士・保育所支援センター事業
名称
児童福祉研修(保育士人材確保)事業
財 源
新規・継続の別
一部新規
受託金
潜在保育士の就職支援や保育制度・体制等について相当の経験及び知識を有する者を保育士再
就職支援コーディネーターとして 1 名配置し、以下の業務を実施する。
1 求職者及び求人者に係るコーディネート
(1)相談支援 (2)求職・求人登録並びに支援 (3)広報・周知
2 現状の課題把握等
概 要
(1)雇用環境確認 (2)課題の把握並びに検討等
3 説明会の実施
(1)就職フェアの専用コーナーでの相談
4 研修による保育士人材の確保や質の向上、定着促進を図る
(1)保育士人材確保研修 (2)新任保育士(就業継続支援)研修 (3)潜在保育士再就職支援研修
1 潜在保育士の掘り起こし(H24.1 調査 567 人)
課 題
2 潜在保育士の再就職支援、マッチング
3 求人と求職者の条件等ミスマッチの解消(非正規採用が多い)
4 保育士の定着促進(年間就業者の 1 割が離職し、そのうち 3/4 が勤務年数 5 年未満)
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
1 潜在保育士の再就職者の増
2 保育士の求人・求職登録者数の増
3 不足している保育士の確保
4 保育士確保のための研修(保育士養成校生徒、新任保育士、潜在保育士)
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
保育士・保育所支援センター運営事業の実施(年間登録求人数)
80 人
80 人
80 人
80 人
80 人
●保育士・保育所支援センター運営事業の実施(年間登録求職者数)
50 人
50 人
50 人
50 人
50 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
100 人
保育士人材確保研修
年度別計画
100 人
就業継続支援研修
100 人
潜在保育士再就職支援研修
100 人
100 人
センター事業、研修事業の
継続について県との協議
概 要
(評価指標)
●年間登録求職者数
41
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
概 要
推進項目③ 退職共済制度の適正運営と福利厚生事業の強化
民間社会福祉事業職員共済事業
新規・継続の別
継続
その他(共済事業の会員及び事業主からの負担金)
県内民間社会福祉施設及び団体の職員の福利厚生を目的として、昭和 34 年に事業を開始。主
な事業は、退会共済金(退職金)
、慶弔見舞金、健康管理助成金の給付のほか退会共済金を担保
とする生活資金の融資。
財源は、共済事業に加入する会員(職員)からの会費及び会員の所属する施設等の負担金(給
与の5%を折半)と、これから生ずる運用利息。
県社協独自に、国債をはじめとする債券等で運用していたものを、金融庁の指導により、平成
21 年度後半から信託銀行に資産運用を外部委託。
・保有資産 104 億 9213 万円(平成 24 年度末)
(単位:百万円)
国内債券
国内株式
外国債券
金 額
5,720
1,188
719
割 合
54.6%
11.3%
6.9%
その他
仕組債等
普通預金
計
602
1,546
717
10,492
5.7%
14.7%
6.8%
100%
厳しい経済情勢が続く中、資産運用の低迷が続き、制度の健全性を表す資産保有率が低下傾向
を示している。
1 資産運用率
年度
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
率
3.22%
3.25%
3.53%
2.92%
3.30%
1.78%
2.41%
2.68%
1.31%
1.72%
2 資産保有率
課 題
年度
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
率
70.0%
71.8%
73.1%
74.0%
75.4%
75.5%
76.0%
76.9%
75.9%
75.8%
※ H24 =年度末保有額 (104 億 9227 万円 ) ÷所要額 (138 億 4754 万円 )
3 時価評価
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
国内債券
国内株式
外国債券
簿 価
5.720
1.188
719
時 価
5.889
1,448
損 益
169
260
その他
仕組債等
普通預金
計
602
1,546
717
10,492
859
602
1,546
717
11,061
140
0
0
0
569
預託金融機関の複数化も視野に入れた運用方法と、共済制度設計についても併せて共済事業運
営委員会で検証・改正を行い、資産保有率を 5 年間で 5 ポイント改善する。
平成 26 年度
年度別計画
平成 24 年度末(単位:百万円)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
運用及び制度の
検証・改正
及び改正
●資産保有率の改善
76.0%
概 要
77.0%
78.0%
(評価指標)●資産保有率
42
79.0%
80.0%
【 基本的役割 3 福祉人材の養成と確保 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目③ 退職共済制度の適正運営と福利厚生事業の強化
福利厚生センター受託事業(ソウェルクラブ)
新規・継続の別
継続
受託金
1 福利厚生センター
福利厚生センターは社会福祉事業に従事する職員等の福利厚生の増進を図ることを目的に平
成6年に設立され、福利厚生事業を行う全国唯一の法人として厚生労働大臣より指定。
実施する事業は、健康管理、弔慰金・見舞金の支給等のほか、職員の資質向上のための各種講習・
研修、指定保養所等のリフレッシュサービス、ローン、各種保険などとなっている。
2 都道府県事務局
当会においては、事業開始当初から地方事務局として、福利厚生センターから業務を受託し、
会員同士の親睦やリフレッシュを目的とした旅行、スポーツ観戦、食事会などの事業を実施し
ている。
3 現在の状況
概 要
(1)毎年、会員 1 名につき 10,000 円の会費を本部へ納入している。
(2)事業費総額 6,449 千円(地方事務局分)
(3)県内会員を対象として、会員交流事業及び施設利用事業を実施。(平成 24 年度は 16 事業)
(4)福利厚生センター企画・情報委員会を設置し、実施事業は、当該委員及び推進員の会議で
決定している。
(5)岩手県内における会員数(平成 25 年 12 月 1 日現在)3,709 名
[参考:各年度の会員数の推移]
年度
20 年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
会員数(人)
2,962
3,273
3,387
3,557
3,507
1 会員数が伸び悩んでいることから会員拡大が必要。
課 題
2 実施事業のマンネリ化とレジャー性の強い事業が多いことから、スキルアップを目的とした
事業をはじめ、魅力ある新規事業の企画が必要。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
1 5 年間で 200 名の会員拡大を図る。
2 会員ニーズに合った魅力ある新規事業を開発し、加入施設の脱会の防止に努める。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
30 人
30 人
福利厚生センター加入事業所数(人数)の拡大
●毎年度、新規加入 2 事業所 (30 名 ) 以上
年度別計画
30 人
30 人
30 人
新規事業の開発
[ 毎年度、新規メニュー1事業以上の開発 ]
概 要
(評価指標)
●新規加入人数
43
【 基本的役割 4 社会福祉事業経営の支援 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
推進項目① 社会福祉事業経営の支援
社会福祉経営サポート事業
新規・継続の別
継続
財 源
補助金・自主財源(会費繰入)
概 要
社会福祉事業者の適正かつ安定的な経営基盤の確保と、福祉サービス全般における質の向上に
資することを目的として、社会福祉事業者の経営・管理能力の向上を支援する事業。
1 対象:県内の社会福祉法人 270、市町村社協 33
2 体制:経営相談員 1 名、公認会計士、税理士等専門家を依頼
3 事業内容
(1)相談活動:一般相談、専門相談(会計等)、訪問相談、新設法人支援
(2)巡回訪問:年度目標数 30 法人
(3)研修会の実施及び支援
①社会福祉法人役職員セミナー、地区ブロック役職員セミナー
②経営協研修の支援(中長期経営計画研修、経営講演会等)
(4)調査研究:社会福祉法人調査、合同入札支援、重油価格調査
1 これまでの取組みの評価
(1)中長期計画策定法人数
項目/年度
課 題
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
計 画
120
140
160
180
実 績
125
123
132
138
200
143
対 比
5
△ 17
△ 28
△ 42
△ 57
(2)相談実績、補助金の推移
項目/年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
相談実績
60 法人
57 法人
48 法人
71 法人
113 法人
補助金額
4,373 千円
4,335 千円
4,227 千円
4,076 千円
4,076 千円
2 今後の課題
(1)事業の継続・補助金の減額への対応
(2)公認会計士、税理士等専門家について特定の者に偏らないよう依頼
(3)相談内容の複雑化や件数の増加への対応、ホームページの活用
計 画 最 終 年 度 ま 1 中長期計画策定する法人数を各年 5 法人増とし、30 年度 165 法人を目指す。
で の 目 標( 量 的 2 専門相談の毎月定例化(会計、税務、労務等)
目標・質的目標) 3 ホームページに経営相談Q& A を掲載し、活用されていること。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
150
155
160
165
1回
1回
1回
1回
●中長期計画策定法人数
145
役職員セミナー
年度別計画
1回
経営計画策定研修参加法人数
2 回(30 法人)
2 回(30 法人)
2 回(30 法人)
2 回(30 法人)
2 回(30 法人)
巡回訪問
30 法人
30 法人
30 法人
30 法人
30 法人
12 回
12 回
専門相談
8回
概 要
10 回
11 回
(評価指標)●中長期計画策定法人数(社協は除く)
44
【 基本的役割 4 社会福祉事業経営の支援 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
推進項目① 社会福祉事業経営の支援
障がい者就労支援振興センター事業
新規・継続の別
継続
財 源
受託金(製品販売については自主財源)
概 要
平成 21 年 10 月障がい者工賃の向上支援を目的に、岩手県の委託事業としてコーディネーター
4 名を配置。東日本大震災後の 23 年 9 月には大船渡市に沿岸サブセンターを設置し、
コーディネー
ター 3 名を配置。25 年 4 月からは釜石市にコーディネーターを異動配置した。以下は事業の経過、
概要。
1 県内障がい者就労支援事業所の製品等調査報告書『いわてはーとふる図鑑』
『わたしたちの
仕事』発行(平成 22 年)
2 製品の品質向上に向けたアドバイザーの派遣
3 ナイスハートバザール開催(平成 22 年~、障がい協共催)
4 インターネット販売サイト「いわてはーとふる図鑑セレクトショップ」
5 製品販売の斡旋は年間1千万円強。取引先の紹介、アドバイスによる品質向上や販促効果を
含めると、年間 6 千万円以上の経済効果。
1 これまでの取組みの評価
課 題
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
拠点数
1
1
2
2
3
コーディネーター
3
4
7
7
7
工賃月額
15,117 円
15,783 円
16,291 円
17,903 円
未確定
製品品質向上への支援や販売店等の販路拡大を進めてきたところ、東日本大震災の影響を受け
たが復興支援需要も追い風となり、工賃月額は漸増しているなど、一定の事業効果が認められる。
2 今後の課題
(1)県委託事業であるがゆえの事業継続に必要な財源の不安定さ
(2)障害者優先調達推進法の施行に伴う共同受注窓口の設置に向けた対応
(3)イオン、ツルハ等流通大手との取引窓口としての対応と運営実務
(4)沿岸部津波被災地の街づくりや産業形成に時間を要すること。
(5)障がい者施設製品の品質向上に時間を要すること。
1 障がい者施設製品取扱金額 1 億円
2 26 年度県平均工賃月額 18,500 円(岩手県障がい者工賃向上計画)
3 28 年秋開催の岩手国体、全国障がい者スポーツ大会に向けた官公需を中心とした業務対応
4 共同受注窓口の機能展開と製品品質向上、販路拡大支援
5 沿岸部事業所の安定的な事業展開のための継続支援
6 職員体制:コーディネーター 7 人
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
3,000 万円
8,000 万円
8,000 万円
1 億円
●取扱高
2,000 万円
●県平均工賃月額(暫定目標。27 年度以降は県計画の目標とする)
18,500 円
年度別計画
19,000 円
19,500 円
岩手国体及び全国障がい者スポーツ大会対応
準備需要対応
プレ国体対応
国体対応
体制の定着
センター自立型
共同受注窓口
体制整備
沿岸事業所支援
委託費対応
概 要
委託費対応
(評価指標)●取扱高及び工賃月額
45
20,000 円
20,500 円
【 基本的役割 4 社会福祉事業経営の支援 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目② 適正なサービス評価の実施
福祉サービス第三者評価事業
新規・継続の別
継続
自主財源(受審料、研修受講料)
事業者が提供する福祉サービスの質の向上を支援し、サービスの選択に資する情報を利用者に
提供することを目的とする事業。
国のガイドラインに基づき県が第三者評価基準を定め、県の認証を受けた第三者評価機関が事
業を実施する。本会は平成 13 年度から事業を開始し、17 年 12 月に認証を受けた。養成研修を
修了した評価調査者が訪問調査を行い、評価報告書を作成する。評価の公平性を担保するため決
概 要
定委員会を設置している。
実施体制は実働している評価者 38 人、決定委員会委員 8 人、担当者兼務 4 人。
平成 24 年度から社会的養護関係施設は 3 年に 1 回の受審と結果の公表を義務化。これ以外の福
祉サービス事業者の受審は任意。また、27 年度施行の子ども子育て新制度に併せて国が保育所
の第三者評価受審目標を定めるよう規制改革会議が提言している。
最近では第三者評価情報が求職活動の参考になっている事例も見られる。
1 これまでの取組みの評価
受審件数 計画達成率 76.4%
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
累計
計 画
25
25
25
30
35
140
実 績
24
16
27
17
23
107
対 比
△1
△9
2
△ 13
△ 12
△ 33
課 題
震災の影響等で実施体制が脆弱となり 24、25 年度の受審が鈍化した。
2 今後の課題
(1)人件費が確保できる受審数の確保及び実施体制の強化
課 題
(2)近県の社会的養護関係施設及び保育所の受審増加への対応
(3)評価調査者に対する教育研修の充実と評価報告書の内容充実
(4)受審事業所のサービスの質向上への支援の充実及び求職者への情報提供
46
1 30 年度の受審件数 34 件(期間累計 160 件)、30 年度受審料収入 1000 万
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
2 評価調査者養成 30 人、社会的養護評価者養成 8 人、養成研修 5 回、継続研修 5 回、スキルアッ
プ研修 10 回、事業所向け研修会 5 回実施
3 全社協にて策定予定の業務手順書による実施要綱等の改善、見直し及び評価者リーダー制及
び評価者グループ制の試行、検証、実施
4 評価結果報告会の実施及び経営計画やマニュアル改正等の成果を確認
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●受審数
30
31
32
33
34
40%
45%
45%
50%
6人
6人
6人
6人
2人
2人
1人
1人
1回
1回
1回
1回
受審事業所における経営計画見直し
50%
年度別計画
評価調査者養成数
6人
社会的養護評価者養成数
2人
事業所研修
1回
概 要
(評価指標)
●受審数
47
【 基本的役割 5 多様な組織等との連携協働 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目①
種別協議会・部会活動を通じた福祉サービス向上の取組みとサービス利用者の福祉増進
種別協議会活動事業
新規・継続の別
継続
自主財源(会費)
1 種別協議会の状況
県社協会員である社会福祉施設は、サービス種別ごとに協議会を構成し、運営細則に基づい
て総会、幹事会、部会、委員会を組織し社団的に活動している。各種別協議会の企画、会計事
務は、職員が担当し、研修、調査活動等により各サービスの質の向上の支援に取組んでいる。
協議会名
概 要
会 長
会員数
25 年度事業予算
社会福祉法人経営者協議会
関口 知男
167
1,737 千円
高齢者福祉協議会
渡辺 均
353
45,151 千円
保育協議会
藤本 達也
342
15,652 千円
障がい者福祉協議会
久保田 博
169
8,418 千円
児童館部会
平野 勝正
102
2,738 千円
児童福祉施設協議会
刈谷 忠
14
1,031 千円
1,147
74,272 千円
計
2 会費について
会員施設は県社協会員規程による会費を県社協に納入するが、このうち 1 会員あたり 1 万円
が共通経費として県社協の本部収入となる。各共通経費分を控除した会費は拠点区分間繰入金
として各協議会経理区分に繰入れられる。
課 題
1 これまでの取組みの評価
各種別協議会は中期活動ビジョン(3 カ年~ 5 ヵ年)を策定し、各種事業、災害支援、北海道・
東北ブロック大会などを中期的な見通しの下に実施し、計画的に活動を行っている。現ビジョ
ンは第2期。
2 今後の課題
(1)現中期ビジョンの期限満了
(2)法改正等に伴う新たなサービス類型の変化への対応
認定こども園、放課後児童クラブ等のサービス類型の変化
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
1 各種別協議会における第 3 期、第 4 期中期ビジョンを改訂する。
2 新たなサービス類型を会員に加えるか否か検討を踏まえ、必要に応じて運営細則を改正する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
中期ビジョン改訂
年度別計画
経営協
高齢協ほか
経営協
高齢協ほか
検討
検討
運営細則見直し
児童館、保育協
概 要
高齢協ほか
検討
(評価指標)指標の設定はなし
48
【 基本的役割 5 多様な組織等との連携協働 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目② 多様な組織等との連携協働の推進
介護等体験受入調整事業
新規・継続の別
継続
自主財源(手数料)
「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律」(平
成 9 年 6 月 18 日)の施行により、小学校及び中学校の教諭の普通免許状取得希望者に対し、社
会福祉施設等において介護等の体験が義務付けられたことに伴ない、当協議会が教員免許取得希
概 要
望の学生と社会福祉施設との受入調整を行うもの。
介護等体験の期間は 5 日間。教員の資質向上及び学校教育の充実を図ることが目的。介護等体
験の調整費用は、一人当たり 7,500 円。2,500 円が県社協へ、体験費として受入施設に 5,000 円
(1 日 1,000 円、5 日間)が支払われる。
1 これまでの取組みの評価
(1)介護等体験実施学生数及び受入施設の推移(人)
年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
学生数
510
527
515
481
473
受入施設数
66
64
67
73
67
介護等体験を行う学生数は 24 年度以降減少となった。受入施設数は 70 カ所前後と一定し
ている。
(2)学生の学習意欲の個人差
課 題
体験に対する学生の学習意欲に個人差が大きく、挨拶、服装、身だしなみ、欠席の連絡など、
受入施設から学習態度に関する指摘が見受けられる。
2 今後の課題
(1)受入施設の確保
少子化の影響で学生数は 7%減少と予測。沿岸地区では施設の被災により学生の受入が出来
ないため、内陸部の受入施設を確保する。
(2)大学等との連携の強化
体験を希望する学生に対し大学等が適切な説明ができるよう、参考資料の提供や体験の留意
点を説明し、大学等との連携を強化する。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
1 介護等体験学生の期間累計 2,310 名と予測。29 年度から減少と予測。
2 受入施設を期間累計 330 施設を確保する。29 年度から 5 施設減少。
3 受入施設のうち、沿岸地区の施設を毎年度 4 ~ 5 施設を確保する。
4 大学等の説明会に担当者を派遣する。又は施設の担当者を紹介する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
465 名
460 名
450 名
440 名
70(5)
65(5)
65(5)
体験学生数
年度別計画
470 名
受入施設(沿岸地区)
70(4)
概 要
70(4)
(評価指標)指標の設定はなし
49
【 基本的役割 5 多様な組織等との連携協働 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
推進項目② 多様な組織等との連携協働の推進
事務受託団体支援事業
新規・継続の別
継続
財 源
受託金
概 要
1 一般社団法人 岩手県介護福祉士会
介護福祉士の職業倫理及び専門性確立、介護福祉士に関する専門的教育及び、研究の推進並
びに介護に関する知識の普及を図り、介護福祉士の資質及び社会的地位の向上に資する。
2 岩手県介護支援専門員協会
介護保険事業における公正・中立なケアマネジメントを確立し、県内介護支援専門員の資質及
び社会的地位の向上に努める。
3 岩手県ホームヘルパー協議会
岩手県内のホームヘルパー(事業所会員・個人会員)の相互協力により、その資質を高め、
社会的地位の向上に努める。
4 岩手県地域包括・在宅介護支援センター協議会
岩手県内の地域包括支援センター及び在宅介護支援センターの活動の充実を図るとともに、
各支援センター及び関係機関等との連携により各支援センター事業の発展向上を図り、もって
本県における高齢者福祉の充実に資する。
5 岩手県知的障害者福祉協会・岩手県知的障がい児者生活サポート協会
昭和 53 年に「岩手県精神薄弱者愛護協会」として設立。平成 12 年に「岩手県知的障害者福
祉協会」に名称変更した。会員施設の経営課題への対応や職員の資質向上を図ることや賠償保
険の運営等を通じて利用者の福祉増進に努める。
6 岩手県里親会
里親制度は、要保護児童を養育する社会的養護のひとつで、里親会は、里親に委託される児
童の福祉向上を図るため、次の活動を行う当事者の任意団体。会員数 163 組(うち、東日本大
震災による親族里親 30 組:H25/9 現在)
7 公益財団法人 岩手県福祉基金
基本財産から生ずる利息を財源として、県内の社会福祉活動などの民間社会福祉活動に対し
て助成し、県民福祉の増進に寄与することを目的に昭和 52 年に設立。平成 25 年 4 月から公益
財団法人に組織変更。基金残高 11 億 3,185 万円(平成 25 年 3 月末日現在)
課 題
団体事務の適正実施及び事業の効果的な推進のための体制整備と財源の確保
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的 団体事務の適正実施及び事業の効果的な推進のための体制整備と財源の確保
目標・質的目標)
平成 26 年度
年度別計画
概 要
平成 27 年度
平成 28 年度
団体事務の適正実施
(評価指標)指標の設定はなし
50
平成 29 年度
平成 30 年度
【 基本的役割 6 指定管理施設の管理運営 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
推進項目 指定管理施設の管理運営
ふれあいランド岩手の指定管理運営
新規・継続の別
継続
受託金
ふれあいランド岩手の指定管理者として、これまでの運営経験と実績、また、蓄積してきたノ
ウハウを生かし、効率的な運営に努めながら、障がい者や高齢者を含めたすべての県民が、地域
社会のなかで、健康づくり、生きがいづくりを進めていくための支援や、誰もが安心して利用で
きる安全で快適な施設運営を行う。
概 要
また、スポーツ、生涯学習、レクリエーション等の交流活動を通じて相互理解を深め、もってノー
マライゼーション理念の普及促進を図る。
(指定管理)第 1 期:H18 年度~ H20 年度 第 2 期:H21 年度~ H23 年度
第 3 期:H24 年度~ H26 年度
1 老朽化している施設・設備等の改修や駐車場の拡張等について、県に提案、協議し、安全性
課 題
の高い、堅実な施設運営の維持に努める。
2 研修の充実等により、職員の資質向上を図り、施設利用者の安全と安心の継続やサービスの
向上、多様な教室・講座の運営等に努める。
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
累計総利用者数 520 万人の達成を目指しサービス向上に努める。
目標・質的目標)
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
242,000 人
245,000 人
248,000 人
250,000 人
123,000 人
124,000 人
125,000 人
125,000 人
106,000 人
108,000 人
110,000 人
112,000 人
13,000 人
13,000 人
13,000 人
4,708 千人
4,956 千人
●総利用見込
239,000 人
一般(学生含む)
122,000 人
年度別計画
高齢・障がい者
104,000 人
その他(介護者・ボランティア・幼児等)
13,000 人
累計
4,221 千人
概 要
13,000 人
4,463 千人
(評価指標)●総利用見込
【累計】の利用者は、開館 (H6.12.9) 以来の年度末の実績(見込み)。
51
5,206 千人
【 基本的役割 7 県社協の活動基盤の強化 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
県社協の活動基盤の強化
県社協財政基盤の適正化
新規・継続の別
継続
財 源
補助金・助成金・受託金・共募配分金・自主財源(会費、寄付金等)
概 要
1 本会が実施する事業及び事務経費は、会費、寄付金、補助金、受託金、共募配分、及び事業
収入等により賄われている。
2 多様な自主財源を確保するため、民間資金を積極的に獲得するほか、ボランティア保険・福
祉の保険等の広告料、全社協出版物斡旋手数料、一定額の受講料を設定する研修事業を開催す
るなどしている。
3 補助金等が入金されるまでの間は、財政調整基金を一時的に取崩し、運転資金に充当してい
る。
4 事務の効率化や経費の削減を推進するため、カイゼン運動に取組んでいる。
課 題
1 国や県の行財政改革が進む中、補助金や受託金は減少傾向にあり、法人運営基盤にかかわる
費用にも影響が予想され、さらに事業によっては、事業遂行上の財源を自ら補うことが必要な
ものもあり、国や県への予算要望に加え自主財源の確保が極めて重要となっている。
2 県社協本来の使命や役割を認識し、地域福祉の推進に結びつく新たな事業にチャレンジして
いくことが求められており、そのための財源として、多様な財源の確保が必要となっている。
3 財政調整基金の取崩しだけでは運転資金が不足する事態も予測される。
4 より一層の経費削減を進めていくため、具体的な取組みを提示し、全職員が一丸となって取
組むことが必要。
1 国や県からの補助金、受託金は、当該事業の公共性・公益性等を勘案し、積極的に確保して
計画最終年度ま
いく。
で の 目 標( 量 的 2 県社協本来の使命や役割を認識し、地域福祉の推進に結びつく新たな事業の開発などのため、
目標・質的目標)
多様な自主財源を確保し、5 年間で 25%の増収を図る。
3 事業費及び事務費において、対前年比 2%、5 年間で 10%の経費を削減する。
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
前年度比5%増
前年度比5%増
補助金・受託金の積極的な確保
年度別計画
多様な自主財源の確保
●毎年度対前年比5%増
前年度比5%増
前年度比5%増
前年度比5%増
カイゼン運動を通じた経費削減(毎年度2%減)
概 要
(評価指標)
●自主財源の確保
52
【 基本的役割 7 県社協の活動基盤の強化 】
項目分類
事 業・ 取 組 み の
名称
財 源
県社協の活動基盤の強化
組織強化のための取組みの促進
新規・継続の別
継続
自主財源(会費、事業収入等)
1 都道府県社協は、社会福祉法第 110 条に「市町村社会福祉協議会の過半数及び社会福祉事業
又は更生保護事業を経営する者の過半数が参加するものとする」とされ、社会福祉法人以外の
社会福祉事業経営者についても構成員として参加をすすめることが基本とされているが、NPO
概 要
法人等が増えたことにより、本会では法に規定する過半数参加に至っていない。
2 震災復興関連事業等により事務事業が増大するなか、即戦力候補の職員を採用するなどして、
限られた人材と財源の中で事業遂行している。
3 県社協活動計画 (2009-2013) を点検及び評価し、新たな活動計画を策定した。
1 組織構成の幅を拡大し、多くの社会福祉事業経営者を県社協の構成員とすること、並びに細
分化する福祉施設に対応した会員規程の見直しが必要。
課 題
2 内部牽制による適切な事務執行体制の確立と、事業を着実に遂行するための能力やマネジメ
ント能力の向上、柔軟な発想で様々な課題の解決策をコーディネートできる人材の育成が急務
となっている。
3 活動計画を定期的に点検評価するための評価方法が必要。
1 平成 26 年度中に会員構成のあり方と関係規程を見直し、平成 30 年度までに社会福祉法に定
計画最終年度ま
で の 目 標( 量 的
目標・質的目標)
める過半数の参加を目指す。
2 内部監査人による監査(年 4 回)を実施する。
3 職員研修を計画的に実施するとともに、社会福祉士等資格取得を奨励し、同資格取得者を毎
年度1名以上誕生させる。
4 活動計画の実施状況を点検・評価し、計画期間内での目標達成を図る。
平成 26 年度
会員規程等
の見直し
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
●会員の拡大(毎年度 50 事業所以上)
内部監修査人による監査の実施(年 4 回)
年度別計画
職員研修の実施・社会福祉士等資格取得の奨励
社会福祉士等資格取得者毎年度 1 名以上
1 名増
1 名増
1 名増
活動計画の
点検と評価
見直し
活動計画の点検と評価
概 要
(評価指標)
●会員の増加数
53
1 名増
活動計画の
点検と評価
1 名増
活動画の
点検と評価
次期計画策定
【 検討の経過 】
①総合企画委員会(計画策定の主たる協議を行う)
・第 1 回 平成 25 年 10 月 4 日
・第 2 回 平成 25 年 12 月 11 日
・第 3 回 平成 26 年 3 月 7 日
②マネジメント会議(部長等会議―計画案の具体化にかかる検討を行う)
・第 1 回 平成 25 年 8 月 29 日
・第 2 回 平成 25 年 12 月 3 日
・第 3 回 平成 25 年 12 月 6 日
③ワーキンググループ(マネジメント会議の検討に基づき、実務的な作業を行う)
(ワーキンググループメンバー=主任主査、主査、主事全員)
・第 1 回 平成 25 年 9 月 24 日
・第 2 回 平成 25 年 10 月 31 日
※個別の主要事業については、上記の検討に基づき各部局ごとに随時検討、作成。
【 計画概要の説明とパブリックコメントの実施 】
①計画概要の説明
福祉コミュニティづくりへの理解を深めるとともに、岩手県地域福祉支援計画
の周知を目的に開催された、「福祉コミュニティづくり推進セミナー」において、
活動計画の概要について説明した。
・第 1 回(盛岡会場) 平成 25 年 12 月 20 日 参加者 74 名
・第 2 回(二戸会場) 平成 26 年 1 月 9 日 参加者 74 名
・第 3 回(奥州会場) 平成 26 年 1 月 16 日 参加者 57 名
・第 4 回(釜石会場) 平成 26 年 1 月 24 日 参加者 70 名
②パブリックコメントの実施
活動計画の資料を公開し、県民、関係機関・団体等から広く意見を募った。
・実施期間 平成 26 年 1 月 30 日~ 2 月 20 日
・寄せられた意見 6 件
54
社会福祉法人 岩手県社会福祉協議会
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社会福祉法人 岩手県社会福祉協議会活動計画
2014-2018
岩手県社会福祉協議会
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