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第4回 外遊び検討委員会

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第4回 外遊び検討委員会
第4回 外遊び検討委員会
議事要旨
▽日時
平成27年9月7日 (月) 15:00~17:00
▽場所
世田谷区役所第一庁舎 1B1会議室
▽出席委員
吉永部会長、西郷委員、吉田委員、森本委員、三輪委員、上原委員、松田委員
中村子ども・若者部長、土屋教育政策部生涯学習・地域・学校連携課長、
大橋みどりとみず政策担当部公園緑地課長、清水児童館長会幹事館長
▽欠席委員
宇佐美委員、矢郷委員
▽事務局
小野児童課長、藤田児童育成担当係長、森川児童育成担当係長、宮本、川崎
▽資料
1 外遊び検討委員会・委員名簿
2 報告書(案)
3 第3回外遊び検討委員会に向けてテーマ毎アンケート
(まとめ)
4 第3回外遊び検討委員会に向けてテーマ毎アンケート
(原文)
【別添資料】
・外遊びみんなにとどけプロジェクト(ビオキッズ実行委員会作成)
小野児童課長(以下「児童課長」)
:定刻になりましたので、第4回外遊び検討委員会を開催いたします。9月に入り
まして皆さんお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。議事に入るま
で進行を務めさせていただきます児童課長の小野でございます。なお、本日矢郷
委員と、宇佐美委員は欠席というご連絡をいただいております。今回も宜しくお
願いいたします。それでは、開催にあたりまして中村子ども・若者部長よりご挨
拶をさせていただきます。
中村子ども・若者部長
:皆さん、こんにちは。本日はお忙しいところありがとうございます。この検討委
員会も今回で第4回目になりました。本日はお手元にあります、報告書を案とい
う形で作成させていただきました。これを元に色々とご意見をいただき、成案を
作って行きたいと思っております。本日も宜しくお願いいたします。
児童課長:それでは、今後の議事につきましては、吉永部会長宜しくお願いいたします。
部 会 長:ありがとうございます。盛り上がっていきたいと思いますので、本日も宜しく
お願いいたします。早速ですが、次第にあります議題の順番で進めたいと思い
ます。資料2~4の報告書案とアンケートのまとめと原文というものをお配り
しておりますので、ご確認いただきたいと思います。資料2が報告書(案)、資料
3がテーマ毎のアンケートまとめ、資料4がアンケート原文ということですね。
まずは報告書(案)を事務局から説明をお願いいたします。
児童課長:私の方からご説明させていただきます。第1、2、3回の検討委員会で皆様か
ら沢山のご意見をいただき、ご議論いただきました。また、アンケートという
形でもご意見をいただきました。そうしたものを元に報告書(案)を作成しており
ます。現時点では議事録やアンケート等から抜粋するような記述になっており
ますので、今後表現方法や記載の仕方なども精査しながら、今日の議論もふま
えて直していく事になりますので、発展途上の段階でございます。項目内容を
ご確認いただき、写真や説明図を入れていきたいと思っております。目次をご
覧ください。第1章とありますが、検討委員会を設置するに至るまでの流れ、
吉永委員、西郷委員から議事に入る前にお話いただいた内容などを、盛り込ん
でいきたいと思っております。第2章からは、これまでの検討内容のまとめと
なっております。第2章、1、では第1回、第2回で皆さんから出た沢山の活
動のお話や課題を盛り込んでおります。2、外遊び拠点の必要性と機能・役割
では特に第3回の検討委員会で議論いたしました外遊びの拠点とはどのような
ものか、どういった機能を持つ所になるのか、世田谷ではどういった所が拠点
として必要なのかについて書いてあります。また、世田谷区の砧地域に、活動
する拠点が少なく空白になっていることが議論にもありました。そうした所を
説明しております。3、としてプレーパークときぬたまあそび村の「今」と「こ
れから」どうあるべきなのかということを皆さんと議論したことを載せてあり
ます。今後に発展していくと良いことだとか、さらにどんな役割を持っていく
のか、どのように今よりバージョンアップさせていくのか、そのような内容を
書いております。4、では外遊びの機会と場の拡充に向け、その重要性をいか
にシェアしていくのか、遊び場を支えるエネルギーをたくわえるという新しい
タイトルを入れていますが、こんなことを盛り込んでいきたいと思っておりま
す。5、外遊び拡充のために連携と協働、役割と連携、ここが本日の検討内容
の中心となっております。全体的に文字数が多いので、写真や絵も入れて読み
やすいものにしていきたいと思っています。様々な方が手に取ると思いますの
で、誰が見ても理解できるような構成にしていきたいと思っております。この
報告書(案)の P22 以降には、資料編ということで、皆様の活動の内容を紹介して
いきたいと思っております。外遊び検討の中で出てくる難しい単語等もここで
解説できるように載せていければなと思います。最後は P26 になっております
ので、これ以上のページ数にはなると思います。まだまだ精査をしていく最初
の段階と思ってご確認いただけたらと思います。以上になります。
部 会 長:すみません、確認なのですが、一番最後のカラーの資料は何でしょうか?
児童課長:こちらの資料は今回の外遊びの検討していることについてのイメージのような
ものを、今までの検討結果を聞いてビオキッズさんが作ってくださった資料に
なります。後ほど西郷委員の方からご説明いただきたいと思います。
部 会 長:それでは議事(1)が報告書(案)の第2章、5、にあたるのですが、外遊びを推進
するための活動団体、行政、区民の役割についてです。色々なことがあると思
いますが、(発信、担い手探し)と書いてあります。活動団体はこの役割、行政は
この役割、区民がこの役割というふうに区別するわけではなく、皆で役割を確
認して、その役割を誰が担うのかという話は後でも良いのかもしれません。そ
ういった話を沢山していきたい。どういうイメージかということが皆さんには
なかなかないかもしれないので、カラーの資料を見ながら皆さんに意見をいた
だきたいと思います。意見が出しやすいやり方で結構ですので、意見をいただ
きたいと思います。外遊びを推進する上で、自分達だったらこういうことをや
りたい、発信や担い手にかかわることでこういうことを考えている、ここが大
事だと思うというご意見や、区民としてこういうところをやってほしいという
意見でも良いです。
委
員:世田谷区立小学校 PTA 連合協議会は、小学校に関わる安心・安全という教育環
境の充実を目指して頑張っている団体です。その中で外遊びというのは重要で
あり、欠けているものがあるとしたらそのあたりなのかなと思います。昨年は
体力というテーマで、教育委員会の方もかなりご議論されたと思いますが、そ
んな中でうまくのれている学校もあればそうでもない学校もあり様々である。
やはり今の子達は学校にいる時間が長いので、その時間の中で外で遊ぶという
習慣付け。学校によっては朝早く来て、校庭で遊んでよいという自由な時間を
持つ学校もあったりして、地道な活動の積み重ねが地域格差として生まれてき
ている、それも運動能力の歴然とした差として生まれてきている。なぜそれが
分かるのかと申しますと連合運動会というものがありまして、子ども達が一堂
に会して、かけっこしたりして順位がついてくるわけです。高飛びやハードル
をやったり、大縄で何分間に何人飛べるかというようなことをやるのですね。
それをやった時に、外遊びを推進している学校と、していない学校の違いがす
ごい。小学校の教育の中で、遊ばせたり運動への興味を持って取り組んでいく
環境作りというものが、今以上に推進していくと面白い効果がみえてくるのか
なと思います。学校によって設備は違いますけれども、例えば私は地元が駒沢
小学校なのですが、フィールドアスレチックですか、木でできたアスレチック、
同窓会さんが30年前に作ってくれたものがまだ残っていて補修しながら使っ
ているのですが、子どもが熱心に遊んでいますね。うんてい等にぶらさがった
りいう機会が増えれば増えるほど外遊びに関心がもてるのではないか。できれ
ば教育の指導方針の中で、外遊び的なものをもう少し推進していった方がいい
のかなと思います。以上です。
部 会 長:ありがとうございます。今、学校で何か取り組めるのではないかというご意見
が出ましたが。
委
員:九州の例なのですが、私達と同業の NPO がプレーパーク冒険遊び場を運営しな
がら、学校の放課後開放のスタッフに、子どもに外遊びをしやすくするためにど
うしたらよいのか、我々でいうプレーワーカーがやっているような事をお教えす
るようなことを3年前から始めていて巡回をしているのですね。そういうコラボ
の仕方もあるのではないかなと思います。
部 会 長:それは、校庭開放(のスタッフ)にというようなことでしょうか。
委
員:放課後開放の時間の指導員さんというのでしょうか、そういう時にどうやった
らリスク少なく外遊びができるのかとか、どうやったら子どもが外遊びに触発さ
れるのかノウハウは色々とありますのでそういうことをお伝えする。職員研修
というと大げさですが、こちらで指導者を指導する。
部 会 長:九州のどちらでしょうか。
委
員:確か、福岡だったと思います。この間お話ししたロンドンの例のプレーワーク
を学校の先生も休み時間にやっている。そういう事の小さい版かな。
部 会 長:という様なご意見が出ておりますが、土屋委員どうでしょうか。
土屋課長:はい。先程吉田委員がおっしゃっておられた遊具ということになると、この間
も大橋課長からも公園で遊具を設置する際に色々制約があるというお話しが出
たかもしれませんが、最近小学校ではアスレチック系の器具は見かけないように
思うのです。ジャングルジムみたいなものも落ちて怪我ということ、私の知って
いる小学校でもそれを機に登り棒もなくなってしまった。全体的に減っている傾
向が、私も教育部門の中心ではないので、明確にお答えはできませんが。
委
員:先程の話は器具を使うことに重きを置いているわけではなく、外で出て体を動
かすことが入口になるのではないかなと。
土屋課長:遊具とか一輪車等については常設するようにしていて、その時間になるとそれ
を出してきて遊ぶという体制は取っております。校庭の開放する日数というのは、
スポーツ少年団、サッカーや野球の回数との場当たりになっていると聞いており
ます。いつでも開いていて誰でも遊べる状態の遊び場開放をやっているけれども、
一方で小さいお子さんがサッカーをやる場所が本来は公園でできる事ができな
いとなると必然的に校庭になるので、学校をけやきネットみたいな形で貸すので
はなくて学校枠で使ってしまうと、遊び場開放をするターンが減ってしまう。本
当に学校毎に事情が異なりますよね。
部 会 長:学校以外ではどうでしょうか。
委
員:私達はおでかけひろばをやっていますが、やはり乳幼児の方が多くいらっしゃ
います。育ちあがっていって外遊びに一番活発に遊んでほしいという時期に、
子ども達が習い事をはじめる、学校だけでかなり時間をとられているのですが、
子どもの放課後の時間を埋めるような親の危機感というか、そういうもので貴
重な時間を埋めているということがあります。親がセットで来る乳幼児の時期
に外遊びって良いなとか、違う年齢の子どもが遊ぶ空間の大事さとか、親の頭
にインプットすることは非常に大事であると考えています。小学校以上になっ
て子どもだけで行動できるようになってから、親が遊び場に来ることはないの
で。その辺の刷り込みというか、そういうことが大事だなということを親に分
かってもらう。そういうことを子育ての流れの中で知っていってほしいと思い
ます。
部 会 長:小さい時からという事は、私が研究を始める時に松田委員に言われて確かにと
思い始めたことでもありますが、松田委員いかがでしょうか。
委
員:せたがや子育てネットでは、ホームページで色々なグループが自分達で発信で
きるようにしているのですが、個々の活動がそれぞれに発信するのは周知が難し
いのだろうなと思ったりするのです。せたがや子育てネットのホームページがな
かなか活発なので、そこにアップすると、トップページにどんどん新しい情報が
入ってきます。でも、私達が本当に進めたいなと思っている、出会ってほしいな
と思う活動が上がって来ないのですね。こんなに大事なことを広めたいと思って
いるのにどうして発信しないのだろうと私はいつも思っています。HP は全区的
にやっているので、そのエリアの人達に来て欲しいから全区に発信する必要はな
いとおっしゃるのですが、他のグループが他のエリアでこういうことをやってい
る、自分達のエリアではやっていないのかな、自分達もこういうことをやってみ
たいなとか、そういうのを知ってもらうためにも発信してほしいのです。悪いと
は言わないけれども横文字系のプログラムがバンバン上がってくると、知ってほ
しいことはもっと他にあるなあと、どうしようかという話になる。違う方法を考
えるかとも話しあっているのですが、私達が外遊びの活動をひろってアップする
のも大事なのですが、やはり活動をしている方達にやってほしいなと思っていま
す。烏山プレーパークはとても上手で、皆でミニストローネを作ろうとか、キャ
ッチーな感じで出してくれると話題になりますよね。見たり聞いたりするとそう
いうものを開催したいとか、仲間でやってみたいとか活動が広がります。お金を
払って参加するプログラムばかりになってしまうと、不安をあおることもある。
そういう意味でも外遊びの活動を周知させる作戦が必要であるなと思います。幼
児期の時に親が色々な活動について理解しておかないと、子ども達が大きくなっ
てからそういう所に行く子どもに OK を出してもらえなくなる。子ども達は行
きたいのに行かせてもらえないみたいなことになってしまうのは嫌だなと。その
辺、親達の口コミ力というのは凄いので、そこをうまく活用できたら良いなと思
っています。外遊びと言った瞬間に「外遊び」と「遊び」と捕らえ方が異なるな
と。変に運動できる子になるというのは嫌だなと思います。私の子どもの話にな
りますが、ものすごく外遊びをする保育園に通っていたのですが、真ん中の子ど
もは、広大な芝生の中や山の中でもどっかり座ってチマチマ遊んでいるような子
だったのですね。私は遊んでいないと言っていたのですが、園長先生は遊んでい
ると言ってくださって、そういう遊びもあるのだなと遊びを発見しました。運動
は得意ではないけれども、その空間で人と関わって遊ぶ。遊具とかアスレチック
ということだけではなくて、そこに色々な人が来て出会える、そういう事にシフ
トした子なのだろうなと思っています。色々な外遊びがあるということが語り合
えるような、外遊びを選べるようなそういう場を作れれば良いと思いますし、そ
ういう発信ができれば良いと思います。渦中にいる人達が発信してくれるのが一
番だなと思っていて、どうしても権威付けをしたくなってしまう、先生やお医者
さんに大事ですと言ってもらえると良い気がしてしまうのですけれども、なるべ
く渦中の人達に発信してもらい、それも近い(年代の子を持つ)人達が良くて、年
代の違う親達に言われてしまうと時代が違うと言われたり遠い感じがしてしま
うので。一緒に行こうと言ってくれるような人達と出会えるというのが大事かな
と。話は変わりますが、P17 に「運動」と書いてあって、
「運動」というものが
若い世代に受け入れられるのかな。「運動」というのは、スポーツではなくこの
場合はキャンペーンのことですよね。
部 会 長:キャンペーンのことです。
委
員:「運動」と書いてあったら伝わるのかなと。キャンペーンの方がわかりやすいの
ではないかな。
部 会 長:区民の目として、何かご意見はありませんか。
委
員:私もそうだったのですが、子どもを育てていくのにどうしたらよいのか出産直
後から迷うことが多くありました。最初は近所付き合いもあまりしていないし相
談する相手もいない、同じくらいの年の子どもを持つ知り合いもいない。どこか
ら情報を得たらよいのかも分かりませんでした。子どもが小さい頃に外遊びの大
切さを親達が知って実感していたら、習い事の合間に外遊びの時間つくるなど、
優先順位が上になってくるのではないかと思います。小さい子どもを持つ母親に
プレーパークを紹介する方法。まだプレーパークに行ったことのない小さいお子
さんを持つ世代の方々やプレママ世代に伝える方法が必要だと思います。ただ、
何らかの方法で発信するとういうことは大事だと思うのですが、具体的な方法は
見つけられていません。私もプレーパークに入るのに凄く躊躇したので、「プレ
ーパークで遊ぶのは楽しいよ」「プレーパークに行こう」と言ってくれる人が周
りにいたら、もっと早くに行けたのかなと思います。まずは子どもが小さい時期
から外遊びの大切さや楽しさを実感できるように、きっかけを作れるネットワー
クが必要だと思います。
部 会 長:ありがとうございます。プレーパークさんからは何かありますか?
委
員:4つのプレーパークの中で、駒沢はらっぱプレーパークが一番乳幼児に対応す
るのが早かったのですが、当初はリーフレットを作り、幼児でもプレーパーク
を利用できますよと配った記憶があります。利用者として通って得られる情報
は凄いもの。自分よりも一回り以上も年下の若者が、自分の子どもでもない子
と、学校の先生とも違う対応で、子どもの仲良くなって子どもも楽しく遊んで
いる。そういう能力があるのだなと目から鱗でした。プレーワーカーから教え
て頂くことが多かった。
部 会 長:児童館はどうでしょうか?
清水館長:第2回目の委員会で申し上げましたように、子どもが外遊びをしなくなったと
か、したがらないとか、嫌いになったということは考えておりません。ただ、
限られて遊べる時間の中で、外を選んでいない。外遊びを選んでいないのは、
外で遊ぶ子が多数派ではないということですよね。私は今代田児童館におりま
すが、今まで勤務した児童館の中で一番沢山の小学校から子どもたちが来館し
ます。学校が違うというということは、学校で「児童館で遊ぼう」という約束
をしないで来る子が集って当たり前のように卓球をしたりすることができる。
同じように外のフィールドに沢山の子が集う場所があれば、そこが外遊びをす
るだけでなくて仲間がいるという目的を持って来ることができます。行っても
知っている子がいないかもしれない場所を、放課後の短い間の時間にあえて遊
び場として選ぶことを子ども達はしないので、より楽しめる確率の高い所を選
んで一生懸命時間を使う。
委
員:プレーパークにも結構電話がかかってきます。小学生で名前も名乗らずに○○
君いる?とかね。なので、そういう事なのでしょうね。
清水館長:あまり良いことではないのですが、児童館の入館表を見て友達の名前があるか
と見る子が、代田児童館に移ってきてすごく多いような気がします。違う学校
の友人の名前も探すんですよね。それが決して良いことではないかもしれない
けれども、同じフィールドが外ででもできれば、友達に会えるかもしれないと
思って、もっともっと外遊びも選べるようになるのかな。圧倒的に時間が少な
いので、一人の子のご家庭で子どもを送り出しても、皆でやってあげないとそ
の子はつまらない。大人のバックアップとしてキャンペーンをやって、外に向
かうような環境を整えてあげないと、せっかく拠点があっても、小学生の子達
が自分から行こうと思える雰囲気を作らないといけないのかなと思います。
部 会 長:ずっと空白地帯の話をしていた時に砧地域にプレーパークがないという話で進
んでいたと思うのですが、そこに何か作る時に小学校と拠点が連携するとか、
子ども達が通ってくるアクセスも考えて拠点を作るというお話しがあったと思
うのですが。公園を定める時に色々な小学校からも来やすいとか、そういう視
点も重要なのかなと思うのですが。実際公園で子ども達に人気の場所とか、今
議論になっている自治体にはあるのでしょうか。
大橋課長:地域にいくつか公園があっても人気のある公園は、横のつながりお母さんや、
保育園の繋がりだったりどこかに繋がりがあることによって人気があります。
今は少なくなりましたが、プレーカー・プレーリヤカーという形ではないのだ
けれど、烏山の松原公園の所に遊び道具好きなおじいさんがいてその方が家で
使えなくなった自転車や三輪車を置いて、それを再生利用して手ぶらで来た子
ども達もそこで遊ぶような事を運営していたことがありました。その方がご高
齢で活動は終わってしまったのですが、考え方としては良いと思います。そう
いう取り組みが仕組みの中で、人材も含めて地域の方々をうまく支援できれば
そういう形も良いのかな。何もプレーパークを作るというだけではなくて、公
園を利用したいのであればそういう支援方法もあるかなと思います。
部 会 長:三宿にある公園で、遊び道具を入れておく小さい物置があると思うのですが、
そういうものは許可されているのですか。たまたまでしょうか。きちんとした
物置で、遊びに来た子達はそこから遊び道具を使って遊んでしまっていく。
大橋課長:地域の方々がきちんと運営できるということが分かればお任せしたいと思いま
すが、今なんとなくやりたい、伝えたいという発想だけで、維持管理の事やそ
こまでのケアまではできないので。そういう部分は行政がどういう仕組みにす
るのかという事になるのでしょうね。
委
員:私達も下北沢でプレーリヤカーをやっていた頃は、現地で助けてくれる方に頼
んで道具を置かせてもらったりしていました。ひろばもベランダがあるので、
そこに置いたら取り合いになったりして、もっとあったら良いのにと思うとお
下がりがくる。今や3、4台にもなっています。置かせてもらえる場所があれ
ば、許可という話になると話しが大事になってしまうのですが、地域の協力者
が必要ですよね。
委
員:地域にある防災倉庫、町会さんが管理している方にお願いして置かせてもらっ
たという例もありましたよ。
部 会 長:常時鍵が開いているということですか?
委
員:防災倉庫の空いているスペースを、鍵管理をしている人が近所に住んでいると
いうことから開けてもらったり、防災倉庫の横にもう一つ物置を置いて良いか
という話をしたり。町会さんいるととてもスムーズにいきますよね。
委
員:ちびたまあそび村を次太夫堀公園でやっていますが、最初はプレーリヤカー引
いてやっていたのですが、きぬたまあそび村から片道30分以上かかるのです
よね。そこで公園を管理している町会の方に、清掃を一緒に手伝っていた経緯
もあったのですが、道具を置かせていただくことになりました。プレーリヤカ
ーという文字をとったのもそういういきさつからです。
委
員:自分がやりたいと思った時に、自分で出せるのは大事だなと思います。保育園
を見ても良い保育園は乳幼児であっても、自分で遊びたいものを自分でとれる
場所にある、先生が出してきてくれるのではなく所の方が、自分のやりたい事、
興味関心がきちんと定まっていく。同じように街中がそうなってほしい。取っ
てはいけないお花ばかりではなく、摘んでも良い場所が少なくて。色々なこと
が OK な場所が増えてほしいと思います。
大橋課長:花作りの会は、色々と応援をしてくださっています。
委
員:それはとても素晴らしいことなのですが。
大橋課長:そうですね。でも意識的にエスカレートしてしまうこともあって、子どもが少
しでも踏んでしまったら怒ってしまったり。そうなるとロープをひいて、入ら
ないようにしたり。
委
員:それだと思います。今回のこの委員会は、外遊びというざっくりとした名前の
会議で、プレーパークという名前の委員会でもない。今のお話にあったように、
花作りをする人達も子ども達も外で楽しみたいというのも形はちがうけれど、
皆向かっている方向は同じなのに、シナジー効果になってなくて逆効果になっ
ている。外で活動している団体が、お互いが知らない見えない状態になってい
て、同じ方向に向かっているのに足の引っ張り合いになっている。そこをどう
にか突破していきたいと思っています。それぞれの役割を果たして外遊びに向
かう、共通のキーワードを目標にしながら皆で向かっていけるようにしたい。
ビオキッズの資料に「外遊びは泥と土だけじゃない」と書いてありますが、プ
レーパークが一本の極ではない。プレーパークを目指して、全面的な外と屋内
で時々外に出てというものがあるわけではないし。プレーパークは、外遊び+
αの目指すものがあるので、それを皆さんに強要するというのもよくないかな
と。外遊びというところでは共通部分があるので、一緒にやりたいと思ってい
ます。プレーパークがゴールではないということと、プレーパークのようにい
つも外にいる人達とそうでない人達の壁があるような気がして、谷間を埋める
ためには外遊びに興味のない人達も含めて意識を持ってもらいたい。外遊びが
良いねと言っている人達ではない人達にも一緒に考えてもらったり体験しても
らいたい。外遊びの業界の人が頑張るのではなく、そうではない人達が頑張っ
ていることも理解しながら、幅広く皆が担えるというが一番良いのではないか
な。担っているのをお互いが分かるというような、情報の共有が大事かなと思
います。
委
員:毎年「ママフェス」というイベントがあるのですが、外遊びにあまり関心のな
さそうなお母さん達が来る。その際に一番人気のあるのがプレーパークの MAP
なのですね。一度作っていただいたことがあったのですが、印刷をして配って
います。都内のプレーパークの MAP です。お父さんとセットでいらっしゃる方
も多いので。こういうのもあるのだなと興味を持っている方が多いのですね。
今年のママフェスは二子玉川であります。そういう人達とも接点があるのだな
と感じます。
委
員:その接点をもっと大量に作っていかなくてはいけない。そうしないと、今まで
の接点では足りない。意図的にそういう仕組みを作っていかないと、従来通り
になってしまう。
部 会 長:その流れの対極にある塾なんかはどうでしょうか
委
員:塾でも、外遊びを取り入れている所がありますよね。某大学付属の幼稚舎なん
かもかなり力を入れていますよね。小学校の活動の中でも外遊びとか取り入れ
て、お受験の極刑のように言われていますが、実はとても大事にしている。そ
ういう人達もふくめて仲間に入れていきたい。
委
員:ある中高一貫校の受験が、読み書きではない試験をするので、そこを目指して
いるお子さんをお持ちのお母さんが火の焚き方を教えてくださいと来られたこ
ともあります。でも、きっかけとしては良いのかなと。
部 会 長:今までお互い知り合わなかったような人達も一緒に取り込めるようなイメージ。
話が次の議事(2)のネットワークの方に進んでいますが、西郷先生のお話の中に
ヒントがあるように思います。今までとは違った形の物を作っていけると、継
続的に続いていける「運動」、うねり、波、になっていくのかなと。どうやって
そういう人達をネットワークに引き込むのか。あるいは、思いもかけない人達
も実は同じ方向を向いている所があって、私が知っているこういう人達のネッ
トワークなら賛同してもらえる等、そういうお話があったらお願いしたいと思
います。
委
員:ここでビオキッズさんが作ってくださった資料の説明をしたいと思います。詳
しくは読んでいただきたいと思うのですが、私の意見も申し上げながらネット
ワークの幅のお話しをしたいと思います。真ん中に「外遊びみんなにとどけプ
ロジェクト」と書いてあり、キャンペーンのようですが、これには学校の正規
の授業、特別活動も含めて、学校の教育の中でどれだけ外遊びに肉薄できるか、
それぞれの本体事業をやりながらお互いのネットワークを作っていったらどう
かを書いてある。真ん中には従来の子ども子育て支援関係の組織が書いてあり
ますが、もっと広げたいという意味で左上のショッピングモールや商店街や地
域のお祭りで出前したり、道路を区切ってイベント的なものをして遊び場を作
ったりして子ども達に見てもらい参加してもらう。その下の子ども居場所の外
遊び促進はプレーワーカーの新しい役割として、プレーパークの運営だけでな
くこういう役割も専門的にもつ人がいても良いのではないか。極端に言うと、
担当プレーパークのないプレーワーカーがいても良いと思うのですね。妊婦さ
ん・ママ向けフリーペーパーというのは、妊娠期も大事であると。産まれた後
は怒涛のような子育て情報の嵐の中に巻き込まれ、親は新しい情報を得なくて
はいけない。その中には外遊び、屋外というキーワードは圧倒的に少ない。産
婦人科や薬局、助産院に気軽に読めるフリーペーパーでも配布して、すべての
親達にもアプローチできるような物を作ったらどうか。その仲でも理論的な背
景が必要だと思うので、学識者の理論的なバックアップと書いてあり、この中
に福祉が入っていないのは不満であるのですが、そういう背景に基づいて、と
にかく幅広で関係機関を繋げていくプロジェクトをやったらとうかというイメ
ージですね。
部 会 長:この資料に対してのご質問はありますか。松田さんがおっしゃっていた、WEB(掲
示板)もあっても良いと思いますが。次々と情報が更新されて、色々な方がアクセ
スしやすいものであるとか。
委
員:今までうまくやってくれていた人達を生かしてできたら良いと思っています。
今あるフリーペーパーもあるのでそこを説明してやってもらうとか、そうしな
がらうまく仲間になってもらう。対抗するように作っていくのはどうなのかな
と。
委
員:これは対抗するということではありません。
委
員:そういう風に思われてしまいますよね。また新しいものを作るの、という感じ
になってしまう。
委
員:そういう意味ではなく、プロジェクト事務局というのが核のようで、今までの
拠点のメンバーがこれをやろうとすると、やりきれないかなという感じがあり
まして。だったら誰が推進役をやるのか、当然今まで関わっていた人達もやる
けれども、それだけでは世田谷区中には広まらないぞという危機感から何かの
仕組みを作らないといけない。
委
員:今までやっていた人ということは何もプレーパークやそういう方達という意味
ではなく、外側に色々な切り口で繋がれる人達でそれを本業にしている人達が
いるのでそういう人達を巻き込めれば良いなと。
委
員:巻き込むためのエンジンが必要なのではないのかなということです。
委
員:ここはすべて自分達がやりますと言ってしまうという事ですよね。外側で得意
な事がある人達がいるのであれば、その人達にやってもらえないだろうかと入
ってきてもらう。
委
員:入ってきてもらうという事も、さらにバージョンアップするためには従来の団
体では力不足である。
部 会 長:プロジェクト事務局は新しい団体なのでしょうか。
委
員:いやこれはネットワークの話がこれからあるので、どうやって新しいネットワ
ークを作るのか、これはどちらかというとキャンペーンを中心にしたイメージ
なのかなと私は理解しています。しかし、左下(子どもの居場所の外遊び推進)
を見ていると、それだけではないようにも思えますが。
部 会 長:これがネットワークというわけではないのでしょうか。
委
員:これも一つのネットワークになるのはないかと考えています。
委
員:ネットワークを作るのは良いと思うのですが、区はどこまでのっかってこれる
のでしょうか?一緒にやるというのはどういう感じなのだろうかと、いつも考
えているのですが。
部 会 長:確かに今までの議論の中で、区の方にどうしてほしいという意見はありません
でしたね。皆さん遠慮をされているのですか?
委
員:区にまかせてしまえば楽なところがありますが、行政がやる良さと地域側でや
ることの限界もあるので、だからこそ連携が良いのかもしれない。馴染むもの
と馴染まないものが多いのは行政の方が強いのでそこの折り合いが難しいのか
なと。行政の中の色々なセクションで同じ方向に向かって動けるのかなと、そ
ういうことをいつも感じています。
部 会 長:その辺りはどうなのでしょうね。
委
員:プロジェクト事務局を仮に作るとしたら、行政と一緒にここで作ってしまうの
ですか。行政の担当の方と、民間の担当の方がいて同じ所にいて担う。それぞ
れが得意なネットワークを担当しながら結びつける。行政とのつながりを持つ
ということができないのかなと。
中村部長:連絡会というイメージということでしょうか?
委
員:外遊び検討会がそのまま移行するとか?
委
員:そうですよね。いきなりは無理でしょうから。例えば週に一回は集まって事務
局の作業をするとか。
委
員:行政と民間のコラボもありますけれども、行政計画と民間の計画と大きくわけ
て二種類あると思うのです。行政計画はできていてそれが子ども計画になって
いて。子ども計画は教育委員会の計画も入っているのですか。入っていないよ
うならば、教育委員会の分も補足して、それとコラボする民間団体も活動イメ
ージを作成して、その両方がだぶりあう所も出てくると思うので。松田委員が
言っていたみたいに、行政は行政で作っているので民間も作ってコラボさせて
いこうという話の方が分かりやすいかもしれません。子ども計画は作ったばか
りですよね。今さら抜本的に変えますというのは、何のために作ったのかわか
らなくなってしまうので。
委
員:具体的に何をやるまでは書いてないですよね。アクションプランなのかなと理
解していましたが。ただのネットワークというのは難しいですね。小さい目標
や、こういうイメージを持って欲しいというものがないと、何をやっているの
か分からなくなってしまうので。
委
員:社会福祉協議会がありますが、世田谷区の場合は住民の方が主体ですよね。あ
あいう感じで屋外遊び場を民間側が作る、もちろん行政側にも入ってもらう方
が良いのですが。民間主体で作っても民間として一定の目標がないと方向性が
見えないですよね。
部 会 長:具体的は目標を提案して活動していくネットワーク作り。それが継続的な推進
につながるネットワークのあり方ということでしょうか。それぞれの役割があ
り連携するとはいえ、民間は民間でどういうものにしていくかを定めて、区が
行っているものと連携していくイメージ。ポイントポイントにイベントを作っ
ていって、一つ一つそれに向けてやるにつれてパワフルになり運動が広がると
いうイメージ。
委
員:それぞれの所の外遊びを、それぞれの団体が応援する。そういうのも面白いで
すよね。先程も言った通り、私達はママフェスに出て情報が欲しいと言われて
いますが、私達も皆さんから情報をいただかないといけない。利用者支援事業
が始まっているので、そういうニーズが高いのですね。入口は違うけれども、
私達が別の入口を伝えられたら良いなと思います。お互いに助け合えるネット
ワークがあったらよいのかなと思います
委
員:その為には軸があった方が良いですよね。ベクトルがバラバラだと力にならな
いけれど、ある程度方向性を持ってくると力になる。ネットワークはいろいろ
あると思うので単体でなくても良いと思っています。せたがや子育てネットと
いうくらいですから、ネットワークの集約をやっていただいたら良いのではな
いかと密かに思っております。
委
員:本当にそうなのですよね。某ショッピングモールができた時にイベントをやっ
て欲しいと言われて、なぜかポルシェが6台も置いてある隙間で遊びをやらさ
れたのですが。一番近かったのがきぬたまあそび村だったので声をかけてスト
ーンペインティングをやっていただきました。河原の石を持ってきたらこんな
近くに川があるのですかと言われまして。ライズに来た人がきぬたまに行くと
いうのは凄く良いなと思いました。ネットワークというのはこういうことなの
かなとか。
委
員:ちょうど最近プレーパークさんと一緒に上野毛商店街のお祭りに行きましたが、
今まで出会えてない人と出会えるきっかけという点で、イベントに参加するこ
とは大事だなと思います。
部 会 長:吉田委員どうぞ。
委
員:プレーパークやきぬたまさんは外遊びであったり子どもを遊ばせたりという点
では専門でいらしてその方達の話をなるほどと聞いておりますが、旗印が見え
ないというのが感想です。旗印のような物がある方が良いのではないかという
のがあって、その旗印というのは3回の委員会の中では見えてこない。それが
キャッチフレーズというものなのか、どういうものかが分からないでおります。
児童課長:もともとの計画の上では、砧地域にプレーパークのような所がないので作って
いきたい。それはどうであろうかという事を計画には書いてある。しかし、プ
レーパークを作っていくとしても、既存のプレーパークよりもよりパワーアッ
プしたものを作っていくにはどうしたらよいのか。人がいるところに子ども達
は集まりますから、キーとなるような拠点を作っていかなければならないとい
う意識は持っている。しかしこの話を進めていく中で、きぬたまあそび村の存
在がとても大きい。私達から見てプレーパークと特色が違うなという印象を持
っていて、私が児童課に来た数年でも、きぬたまの活動は非常に目覚しいもの
がある。きぬたまあそび村は水辺の楽校とも関わっている、新しい商業施設が
できてより、中心的な遊びの場所になっていることは確かです。報告書(案)の P
14(2)世田谷区における外遊びの拠点の空白地帯の確認の地図にもあります
ように、砧地域の空白の地帯に外遊びを広げていけるような所を作れないだろ
うかという事を、皆さんとこの場でお話ししたかった。今ここで旗印というこ
とになると、ここにプレーパークのような形の拠点を作るということが目標な
のかなと。きぬたまあそび村は砧地域ではあるのだけれでも、多摩川沿いなの
で多摩川での活動を大切にしてもっと広げていくべきなのではないかと区側と
しては思っております。自然遊びを体験する場所を世田谷区の中でしっかり根
をはるように作っていきたい。多摩川地域の活動は広げていって、この空白に
なっている所に拠点を作っていく。プレーパークになるのかということについ
ては、お話しをしてきた中でも外遊びの拠点の機能がプレーパークが担ってい
るだろうと思っています。この委員会は5回で終わってしまいますが、この後
も引き続き話し合いを続けていかなくてはならないのかなと思っています。一
般的には区がこういう事を出すことで、空白地帯の区民の方々が中心となって
こういう活動ができないだろうかという話し合いや土壌を作っていけたら良い
なと思っていて、その場合区が主導になるというのはどうかなと思っています
し難しいのかなと思っています。官民両方の事務局になるのか民間が主体にな
るのか、どういった形で作っていけるのかを次のステップで入れられたらと思
っています。
委
員:特区制度というものがありますが、経済関係の特区が多いと思うのですけれど、
外遊びをする上でハードルになるような法律をクリアできるように、外遊び特
区というものが考えられないか。そうしたらかなりの旗印になると思うのです。
世田谷区は外遊び特区をとりましたと、全区民は知るわけだし民間も知る事に
なる。これは大きな旗印になるのではないかなと。
委
員:どうして旗印等と申し上げたかというと、ここの議論というのは供給者側の議
論として私には聞こえます。利用者側の意見が見えてこない。利用者の方々が
どう思っていて、本当に何をどう望んでいるのかが分からないのですね。そこ
がないまま、議論を進めてしまうと変なことになってしまうのかなと。三輪委
員から旗印に特区というお話を聞いて、大変魅力的に感じました。そういう事
を聞くと、なるほどそういうことをやっているのだなと分かりやすい形で、区
民の方々に周知ができるように思えます。
委
員:私もまだどの法律がハードルになっているかということについては把握してい
ないのですが。
委
員:ニーズに対しての供給というのが福祉の世界でもそうだと思うんですけれども、
今回は異なって「価値」をつけるという話なので、ニーズがなくても作る。ア
メリカの経済学者のヘップマンが認知的能力を高めることも必要だけど、非認
知的能力というのは外遊びだと運動とかで子ども同士の活動とかで伸びて行っ
て社会の生きる力になりますよと言っている。子ども達が元気に育つためには
こういうキャンペーンをして理解してもらうことが必要。吉永委員の理論的な
根拠を整理しておいて皆でやろうと。ただそれまでの当面の行政的な目標はも
う一箇所プレーパークを作る、基盤と作りたいということ。行政的な目標を達
成する間の隙間を埋めるのは民間なのでしょうね。ですから錦の御旗は必要だ
と思います。
委
員:子ども計画のニーズ調査では結果は出ているのですよね。しっかり出ていると
思うと私は思っているのですが、ただどうしたら良いのかが分からない。
児童課長:やはり外遊びの大切さを伝えられていない。伝えることが大事だけれどもどう
しても行政だけだと啓発になってしまう。皆で作るプロジェクトのようになれ
ば良いのかなと。
部 会 長:プレーパークというと、プレーパークのような場所を欲しい欲しいという人達
が沢山集まってぜひここに作りたいと言って盛り上がって作るイメージがあり
ます。そこに作るために色々な地域の関係作りをしたり、その後も継続して地
域に関わり続けていたり。そうでないと自由奔放な子ども達の外遊びを維持さ
せていくのは難しいのではないのかなと思います。行政側は旗印をすぐに立て
ないで非常に慎重にやっているイメージを受けます。皆の想いが高まるのを待
ちながら一緒にやっていこうと思っているのが伝わるのですね。誰かが仲間と
ぜひやっていきたいなと沢山増えていくようなものに、波及効果があるような
会議にしていかなくてはならないと思います。全体的に抽象的だと皆さんがそ
う思われるのは分かるような気がしますが、そこにこそ醍醐味があるのではな
いかと。
委
員:こういう委員会を作ってやってくれるのは全国的にも世田谷区しかないので、
はっきりと姿勢を出してくださっていると思います。逆に中身を一緒に考えて
いってくれているというのは、本当にありがたいと思います。
部 会 長:松田委員がおっしゃったママフェスに来るママ達も担い手になってくれるので
はないかとも思います。非常にぼんやりしていますが、民間主体で行政と連携
しながら短い目標と大きな目標をもって活動していくイメージでだいたい出て
きたような気がいたします。今日すべて結論を出さなくても良いのではないで
しょうか。ネットワークについて、なに何か言いたいことはありませんか。自
分はどう関わっていくのかとか。
委
員:私の周りだけで言うと、プレーパークで遊びたいけれど遠いからなかなか行け
ないんだという話は聞いておりますので、ニーズがあるのは確かです。どうや
ったら力になれるのか。お母さん達が外遊びの必要性を理解し楽しいという実
感がもてないと難しいと思います。子どもが成長していくことで、生活スタイ
ルも変わってくると思うので、外遊びに関わるという風にしていくにはインパ
クトがないとそういう決意は難しい。ただ、お母さん達が外遊びは楽しくて大
切と実感できたら、自分の子どもが成長して余裕ができた時に、他のお子さん
達ももっと外遊びができるようにお手伝いがしたいなという気持ちに変わって
いくのかもしれません。
委
員:ネットワークについてお話したいのですが。次回は最終回になりますので、こ
こでお話ししておいた方が良いと思います。色々なネットワークがあって良い
と思います。従来の屋外型の支援をやっていた人達のネットワークもあって良
くて、よりバージョンアップするための話し合いの場を設けてどういう人達と
コラボすれば良いのかを話し合う。もっと巨大なネットワーク、電鉄関係、医
師会、商業施設であったり、関係のある人達、みなに入ってもらうネットワー
クもあっても良い。どちらかというとキャンペーンの方に関係してくるのかも
しれませんが。何層の何重ものネットワークがあって良いと思うのです。例え
ば、世田谷子育てネットは乳幼児期が中心のネットワークですが、もう少し年
齢層を広げる。関係者のネットワークを組織内組織のような形で独立性もある
んだけれども、子育てネットワークが支援していく。色々なネットワークがあ
ると思いますが、今回の委員会でまとまるものではないので。議事録が出た上
で、皆さんにこんなネットワークがあった方が良いのではないか、民間だけの
ネットワークがあっても良いかもしれないとか。ネットワークの目的とその役
割を提案していって次回委員会が終わってしまったら、その後も組織を作って
継続していくという形になると思いますが。皆さんにお願いしたいと思います。
委
員:私も法人の名前をネットワークにしたのも、多摩川流域のネットワークを作っ
ていきたいと思っていたからです。子ども達の多摩川での外遊びを支えていく
には、子ども達を支える人材を育成しないといけない。今いる人達が世代交代
をさせるということが課題にあります。新しい商業施設ができて、川に向かっ
た街づくりとしていこうという流れができています。水辺リング(国土交通省の
全国的にはじめた規制緩和)が始まり事務局を作って、私たちと町会・商店街・
企業・行政が集まり、多摩川をどう生かしていこうかと話し合う会議をしてい
ます。自然遊びといってもその向こう側にあるリスクをきちんと持って、そこ
こそネットワークを作らないとすぐにできなくなってしまいますよね。そこを
子育てとプラスしてやっていきたいなと思います。
部 会 長:皆さん自分の持っているネットワークをもって参加されていると思いますので、
次回は自分達のネットワークを、西郷先生どのようにしたら。
委
員:今はまとめようがないと思いますので。議事録を読んでからでしょうかね。そ
れを見て、こういうネットワークが有効なのではないかというような事を書い
て出して、こういう意見がありましたという風にまとめるだけ。アイディアを
出しておくことが大事なのかなと思います。
部 会 長:今日欠席された委員も沢山のネットワークをお持ちだと思いますので、議事録
を確認してからネットワークの意見をまとめるということで。では最後にざっ
と報告書の中身を確認していただいて、今指摘できる点がありましたらと思い
ます。報告書の内容について何か質問があれば。目次の順番とか、意味が分か
らない部分等はありませんか。
委
員:これは検討してこれからの計画の運営化に向けて材料を出しましたという事で
すよね。この内容で決めました、この通り進めていきますというような事では
ありませんよね。
児童課長:この内容が私達の活動の強い後ろ盾になる。今後のどういう形で皆さんとやっ
ていくのかとか。
部 会 長:5、外遊び~(2)ネットワークの形成 と書いていますが、もっと別の表現のの
方が良いのかもしれませんね。
児童課長:大・小のネットワークが必要であることを盛り込む予定でおります。
部 会 長:キャンペーンでもないし、運動でもないのかというキーワードですよね、そう
いうのも皆さんアイディアがあったら。
委
員:
「運動」といって、どれだけ分かる方いらっしゃるかなと。でも、役所の報告書
に「運動」と標記されているのは面白いかもしれませんよね。
部 会 長:
「運動」というより、ムーブメントですかね。
委
員:この報告書を誰に見てほしいのかと考えた時に、アレルギーになるような文言
は避けたほうが良いのかなと。イメージがわかないかもしれません。
児童課長:この報告書は行政だけで作ったものではありません。言葉もできるだけ分かり
やすいものにして参りたいと思っています。申し上げましたように形にするま
でが精一杯で、中身までの精査ができていない状態で議事録から皆さんの言葉
を抜粋している感じになので、お持ち帰りいただきましてご意見をいただき、
次回10月19日(月)にまとめてお出ししたいと思っております。
部 会 長:今日持ち帰って読んで訂正があった場合は、何ページのこの箇所という形でご
連絡をすれば良いのでしょうか。
児童課長:はい。
委
員:生協の組織の研究所があるのですが、
「2050 年の日本の研究」というのをやって
保護者に出す時に、岩波書店から本として出したのですね。報告書としてだと
誰も読まないから。この報告書も色々な形として出してもらえると良いなと。
役所のホームページに pdf で貼られるだけだともったいないので、色々な可能性
や種が詰まっている物になるので。
委
員:構成の話になりますが冒頭に一枚ぐらいでこの報告書が何を謳った物なのかが
分かるような物を作った方が良いのかもしれません。それから第2章で、3、
プレーパークときぬたまあそび村の「今」と「これから」は、行政にとっては
大事なことかもしれませんが、2の(3)に入れ込んで外遊びを進めていくものは
どうあったらよいのかという事をきちんと言って、5、外遊び拡充のための連
携と協働、6、今後に向けては、第3章を作った方が良いのではと思います。
部 会 長:冒頭に一枚つける内容というのは、全体の簡潔版でしょうか。
委
員:この報告書で何を言っているのかをそれを見ると分かるような内容にして欲し
いです。
部 会 長:図であったりだとか?
委
員:図でも良いし、絵でも良いし。要旨のようなもの。
部 会 長:よく概要版が出ていますが薄くて色刷りされていて、あらゆる機関に配ってい
ますよね。
委
員:概要版は数ページにわたっていることがあるので。つまり、報告書という風に
渡されて、読みたくないなと思わせないような工夫をしてもらいたい。
部 会 長:そういえば、先程供給者側の意見が多いというふうに言われていましたが。利
用者としての意見も入れた方が良いですよね。
委
員:先程松田委員がおっしゃられた逸話を入れれば良いと思います。区の調査でも
要望があったとか、昨年のせたがや子育てネットの区民版子ども子育て会議で
も盛り上がった話があったとか。
部 会 長:そういうような話も入れられたらと思います。
委
員:この報告書はどのような形で配布されるのでしょうか。
児童課長:ホームページでは pdf になります。どのように配布するかは、今後検討したいと
思っております。
委
員:私が第1回でお配りしたとうきょうプレイデーの A3 版のチラシのようなものが
あると、
便利だなと思っています。
委
員:今年のとうきょうプレイデー(10月1日)でも、何か呼びかけができたら良いな
と思いましたが、時間がないですね。
部 会 長:ブース等は出せるのですか。もう駄目なのでしょうか。
委
員:とうきょうプレイデーはエントリー方式なのです。メイン会場がないので、と
にかく外に出て遊ぶということなので。逆に世田谷区内ではこんなに外ネット
があるよということを啓発しても良いかもしれませんね。
部 会 長:何かやれますでしょうか。
委
員:子育てネットのホームページにアップすることはできます。
委
員:プレーパークは全員職員を出してしまうので、これ以上何もできないのですが。
広報として区民に知ってもらう機会としては、最高だと思います。
委
員:アンケートのシール貼りというのは、とうきょうプレイデーではよくやってい
ます。サンドイッチマンのようにして外遊びは大事だと思うかそうではないか
とか、でも自分でやるのは難しいとか。やりたい気持ちはあるのに、実現でき
てないのだなとか。子どもに聞いたり、大人に聞いたりできますよね。
部 会 長:どなたかにやってもらえたらなと思いますが。
委
員:わかりました。私も来ますので。
児童課長:人手がいると思うので、また三輪さんと相談させていただいて考えてみようと
思います。
部 会 長:できれば区内の公園の MAP もあると良いかもしれません。ご無理をなさらない
範囲で検討いただきたいと思います。以上で議事を終了させていただきたいと
思います。それでは進行を事務局にお返しいたします。
児童課長:本日も貴重なご意見を頂きありがとうございました。議事録の方を一週間後に
皆様にメール等でお送りしたいと思います。議事録を確認いただきながら先程
お話にあった、ネットワークについてのご意見を戴きたいと思います。次回の
第5回外遊び検討委員会は、平成27年10月19日(月)15時から17時まで
を予定しております。場所については後日お知らせいたします。以上を持ちま
して「第4回外遊び検討委員会」を閉会させていただきます。ありがとうござ
いました。
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