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食育だより 6月
★丈夫な歯を作るには… NO.3 H25.6 栄養士 辰巳 ★よく噛んで食べるために 歯について 6月4日の虫歯予防デーにちなんで今月は歯についてお話します。 ~クイズ~ ① 子どもの歯は全部で20本である ② 乳歯は生えかわるので虫歯になっても大丈夫である ③ 丈夫な歯を作るにはよく噛むことが大切である ④ 歯によい栄養素はカルシウムである ⑤ 歯磨きは食後3分以内が効果的である 答えは… ①○ ②× ③△ ④△ ⑤○ ① 子どもの歯は全部で20本です。 ① 乳歯の重度の虫歯は、永久歯にも影響を及ぼし、永久歯も虫歯になってしまい、 歯並びも悪くなってしまいます。 ② よく噛む事はもちろんですが、栄養バランスのよい食事もとても大切です。 ③ 歯によい栄養素としてカルシウムは有名ですがそのほかにもたんぱく質、ビタ ミンA、ビタミンC、ビタミンD、リンが必要です。 ④ 歯磨きは食後3分以内にするのが効果的です。歯ブラシはたてに動かし、1本 ずつみがくようにします。おうちのかたの仕上げ磨きもお忘れなく!! ★歯の役割★ 歯は食べ物を噛む事以外に、 ・スポーツ中や重いものを持つ時など 力を使う時、歯を食いしばります。 ・「歯触り」「歯ごたえ」とおいしさを味 わいます。 ・ニコッと笑った時にみえる白い歯や キレイな歯並びは清潔感があり印象 がいいですね。 ・発音を助けます。歯があることで発 音がはっきりします。 『栄養バランスの良い食事をよく噛んで食べること』です。 よく噛む事も発音を助けます。言葉の発音には口の動きが関わっています。離 乳食期から口を大きく動かしてよく噛む事を意識しましょう。 また、歯周の血流をよくします。今はいい状態を保てるかもしれませんが、大 きくなった時、歯茎が弱いなどのトラブルが起きます。 ① 食べ物を一口入れたら30回噛む 食べ物は噛んでいると味が変化します。その変化をお子さんに感じてほし いですね。 ② 口の中の食べ物を水分で流し込まない 水分と一緒に食べ物まで飲みこんでしまいます。よく噛んで飲み込んだ後 に水分を摂りましょう。また、食事の後は口中の洗浄効果があるため水分 をとりましょう。 ③ 噛みごたえのある食材「かたいもの」 「食物繊維の多いもの」を摂取する ごぼう、こんにゃく、きのこ、肉、にぼし、いか、たこ、わかめ、フラン スパンなどよく噛む食材を食事の中に取り入れましょう。 また、歯の力を使って『噛み切る』ことも大切です。お肉を一口サイズに 切るところ、一枚肉や大きめに切って食卓に並べてみてください。 雑穀米(リン) きのこ汁(ビタミンD) レバニラ炒め(たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、リン) たことわかめの酢の物(カルシウム) 歯によく、スタミナ も つ く 献立です 。ぜ ひ 作ってくださいね。 たんぱく質…肉、魚、豆類、乳製品、卵 カルシウム…海藻類、乳製品、魚 歯は一生の宝物です。 ビタミンA…レバー、卵黄、緑黄色野菜、 6歳前後に乳歯から永久歯に生えかわりますが、永久歯の生え始 ビタミンC…野菜類、果物類、いも類 ビタミンD…魚介類、きのこ類 リン…肉、魚、卵黄、小魚、胚芽 めは歯の質も弱く一番虫歯になりやすいと言われています。 何十年経ってもお子さんの歯が丈夫であってほしいですね。 そのために、この乳幼児期に栄養バランスの良い食事で身体の内側 から、食後の歯磨きで外側から大切な歯を守りましょう。