Comments
Description
Transcript
事業主様への通知はこちら - 西日本電線工業厚生年金基金
平成 27 年 事 業 主 7 月 様 西日本電線工業厚生年金基金 理事長 鈴 木 雅 也 西日本電線工業厚生年金基金の解散について 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 昭和 44 年 10 月基金設立から 45 年余の永きにわたり皆様方には、多大なるご支援ご協力をいただき ましたことに対しまして厚くお礼申し上げます。 さて、当基金は代議員会において解散の方針を決議し、解散手続きを進めてまいりました。この度、厚 生労働大臣の認可が下り、平成27年7月13日を以って基金の解散が決定しました。 基金解散後は清算人会を立ち上げ、しばらくの間清算事務を行いますが、所在地・電話番号等連絡 先につきましてはこれまでと同様でございます。 なお、基金解散後の掛金、年金給付等の取扱いにつきましては、下記のとおりになりますのでお知ら せいたします。 また、加入員等の皆様への周知につきましても、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。 敬具 記 1.基金掛金及び厚生年金保険料について 基金の掛金は、平成27年6月分(平成27年7月末納期)までとなります。 平成27年7月分(平成27年8月末納期)からの基金掛金は不要となり、厚生年金保険料は基金 未加入の保険料率と同じ率になります。 基金解散に伴い事業主負担は上乗せ部分の 2.7%が減りますが、被保険者負担は基金に納め ていた分を国に納めることになりますので負担額は変わりません。 ≪平成 27 年 6 月分まで≫ ≪平成 27 年 7 月分から≫ 上乗せ部分の 2.7% 2.7% 掛金はなくなります 基金へ納付 1.95% 6.787% 6.787% 6.787% 8.737% 8.737% 事業主 被保険者 解 散 6.787% 事業主 被保険者 年金事務所納付 年金事務所納付 1.95% 標準報酬月額300,000円の方で例にとりますと、基金加入時の控除額及び解散後の控除額は、 次のとおりとなります。 ≪基金解散前≫ 年金事務所へ納付分 標準報酬月額 300 千円 料 率 金 額 合 計 13.574% 40,722円 事業主負担分 6.787% 20,361円 本人負担分 6.787% 20,361円 料 率 金 額 合 計 6.6% 19,800円 事業主負担分 4.65% 13,950円 本人負担分 1.95% 5,850円 料 率 金 額 合 計 20.174% 60,522円 事業主負担分 11.437% 34,311円 本人負担分 8.737% 26,211円 合 計 17.474% 52,422円 事業主負担分 8.737% 26,211円 本人負担分 8.737% 26,211円 基金へ納付分 標準報酬月額 300 千円 基金加入時の合計 標準報酬月額 300 千円 ≪基金解散後≫ 年金事務所へ納付分 標準報酬月額 300 千円 料 率 金 額 2.基金解散後の手続きについて (1)基金解散に関して、年金事務所に対して行っていただく事務手続きはありません。 基金解散認可後しばらくしますと、貴事業所を管轄する年金事務所から「厚生年金基金脱退通 知書」が届きますのでご確認ください。 (2)解散認可日以降の被保険者資格等に関する諸届出については、年金事務所が用意している届 書で年金事務所へお届けいただくことになります。 な お、解散時での加入員資格記録の確定が必要になりますので、解散認可日(平成27年7月 13日)までの加入員資格等に関する諸届出については、従来の届書で当基金まで早急にお届 けいただきますようお願いいたします。 3.加入員等へのご案内について ( 1)加入員へのご案内 加入員の皆様には、後日「西日本電線工業厚生年金基金の解散について(お知らせ)」の案 内文書を貴事業所へ一括して送付いたしますので、お手数ですが配布していただきますようお 願いいたします。 ( 2)年金受給者、年金受給待期者へのご案内 年金受給者・年金受給待期者の皆様へは清算事務局からそれぞれの案内文書をご自宅へ送 付いたします。 4.基金が給付する年金の変更等について ( 1)解散後の年金給付について 当基金解散後、代行部分(当基金が国の年金を代行していた部分)に相当する年金(以下「報 酬比例部分(代行部分)」という)については、厚生年金保険法に基づき、国(日本年金機構)から 支給されます。なお、当基金の独自給付であるプラスアルファ部分は、給付されないこととなりま す(注1)。清算後、残余財産がある場合は分配となります。 今後、「報酬比例部分(代行部分)」は国の老齢年金の支給要件に基づき給付されますので、 下記のとおりになりますのでご留意ください。 イ) 「報酬比例部分(代行部分)」は国の老齢年金の支給要件(注2)に基づき給付されますので、 これまで当基金から年金を受けておられた方でも、国の老齢年金を受けることができない場合 があります。 ロ) 遺族年金、障害年金を受給しているため、老齢厚生年金の全額又は一部が停止されている 場合は、「報酬比例部分(代行部分)」についても同様に停止されます。 ハ) 在職老齢年金の受給権者及び、雇用保険の給付との調整で老齢厚生年金の全部又は一 部が停止されている受給権者は、「報酬比例部分(代行部分)」についても同様に停止されま す。 ニ) 国から脱退手当金又は脱退一時金を受給されていた場合、当該脱退手当金又は脱退一時 金の計算の基礎となった期間は厚生年金の被保険者でなかったものとみなされるため、当該 期間に係る「報酬比例部分(代行部分)」についての給付は行われません。 (注 1) 現在当基金では、「代行部分」と基金独自給付のプラスアルファ部分の合計額を給付し ております。 (注 2) 国の老齢年金は公的年金加入期間(保険料納付済み期間等)が、原則 25 年以上の 場合に受給することができます。 ( 2)当基金からの最終のお支払い 上記(1)のとおり、当基金からの年金のお支払いは平成 27年7月分までで終了いたします。こ れに伴い、平成 27年7月分までの年金で、まだお受取りになられていない分(未支給年金)のお 支払いをいたします。最終給付の内容と支給予定日は年金額(年額)に応じて次のようになりま す。 年金額 (支給年金額) ① これまでのお支払 最終給付の内容 月 2,4,6,8,10,12 月 平成 27 年 6 月∼7月分 90,000 円以上 の各月 支給予定日 平成 27 年 8 月 3 日 平成 27 年 6 月∼7 月分 ② 60,000 円以上 2,6,10 月の各月 ただし、平成 27 年 7 月から支給開始月の 平成 27 年 9 月 1 日 90,000 円未満 方は 1 か月分 ③ 30,000 円以上 6,12 月の各月 60,000 円未満 ④ 30,000 円未満 2 月 平成 27 年 6 月∼7 月分 ただし、平成 27 年 7 月から支給開始月の 方は 1 か月分 平成 27 年 2 月∼7 月分 ただし、平成 27 年 3 月以降支給開始の方 は開始月から平成 27 年 7 月までの月数分 平成 27 年 9 月 1 日 平成 27 年 9 月 1 日 注) 当基金に加入されている方で「基本年金」の支給が全額停止されている方には、「基本年金」につ いて(2)の最終給付は行われません。 注) 現況届を提出していないため、年金支給が止められている方は、至急現況届を当基金清算事務 局まで提出して下さい。 ( 3)国からの「報酬比例部分(代行部分)」の初回給付について イ)国からの「報酬比例部分(代行部分)」のお支払いについて 平成 27 年 10 月 15 日に、平成 27 年 8 月∼平成 27 年 9 月分の「報酬比例部分(代行部分)」 が従来の老齢厚生年金に合算して初回給付が行われる予定です。 国(日本年金機構)において年金額の変更処理がされ次第、国(日本年金機構)から「年金額 改定通知書」および「年金振込通知書」が送付されますので、初回支払時期も含めてこちらでご 確認下さい。 *記録整理が遅延し、支給が遅れることがありえますのでご了承ください。 ロ)受取(振込)口座について 解散後は、老齢厚生年金の受取(振込)口座に支払われることとなります。 ハ)年金給付に関する手続きについて 「報酬比例部分(代行部分)」は、老齢厚生年金に合算して給付されるため、お手続きの必要 はありません。 5.清算業務について 今後、基金は清算業務として年金未請求者への勧奨と給付・供託、未収掛金の回収、解散日ま での基金の加入員記録と国の被保険者記録との突合せ、最低責任準備金の申請後突合、最低責 任準備金の確定、財産目録等の承認申請、最低責任準備金の国への返還、残余財産の分配・供 託、結了決算報告書の認可申請、行政監査、結了公告、保存文書の行政庁等への引継ぎ等々の 業務を行います。 なお、残余財産の分配については、基金規約に基づき行いますが、記録の突合せを終了し(1年 半余りの期間を要すると見込んでおります。)残余財産が確定後、加入員・受給待期者・受給者の 皆様に文書での通知を予定しております。 分配金の通知については、それぞれの方の住所地に送付を予定しております。後日、解散認可 日に在籍されていた基金加入員の方の住所に関する届書等を送付しますので、ご協力願います。 以 上