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学校便り(3月号)

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学校便り(3月号)
やまもも
青城小学校 学校だより
№ 13
H28.3.14
~ 1年間の感謝を込めて ~
校長
大須賀 和彦
平成27年度もあと数日で修了となります。子どもたちの登下校の見守りや交通安全
指導、各行事での交流や体験活動など、いろいろな場面で学校を支え、御協力いただい
た地域、保護者の皆様、1年間本当にありがとうございました。
3月9日の会礼での校長講話を紹介します。
「今日は、全国高校生読書体験記コンクールですばらしい賞を取った作品を紹介します。」
『笑顔のすばらしさ』
「たいりょう」この詩は私が小学生の
ころに学校の授業で読んだ詩だ。金子み
すゞさんの詩の一つである。
私は学校がとても嫌いだった。何をす
るにもやる気が出ず学校も休みがちだっ
た。だが、ある宿題が私を変えることに
なった。それは国語の宿題で詩を暗記し
てこようという内容だった。家に帰り早
速声に出して詩を読んでいた。その時、
祖父と祖母が私に「読むのが上手だね」
と言ってくれて、わたしはそれがとても
うれしかった。
それから私は金子さんの詩にどんどん
とひかれていったのである。次に出会っ
た詩は「わたしと小鳥と鈴と」である。
この詩は私に勇気を与え続けてくれる詩
である。私は人一倍覚えることが苦手で、
いつも何でほかの人はできるのに自分は
できないんだろうと考えていた。その時
私の心を変えてくれたのがこの詩であ
る。他の人ができていることがたとえ自
分にできなくても、ほかの人ができない
ことが自分はできているのかもしれな
い。この詩はそう私に教えてくれた。
・・・
「わらい」という詩がある。この詩は
私が一番好きな詩である。なみだがこぼ
れる、笑いがこぼれる。この表現に私は
ひかれた。私は生きていく中で一番大切
なのは笑顔だと思っている。この詩は、
もし自分がつらくなって涙を流すときが
あるなら、涙の分だけ笑えばいいと教え
てくれているように思う。
私はまだ将来の夢は決まっていない。
だけど一つ言えることがある。それは小
さな笑顔から大きな笑顔までたくさんの
笑顔を守り増やしていけるような人にな
りたいということだ。「笑顔」で私は自
分を変えることができた。・・・
そして、「笑顔」という宝物を見つけ
ることができた。私は必ず人を笑顔にで
きるような人になる。
『たいりょう』
朝焼け小焼けだ 大漁だ
大羽いわしの 大漁だ
浜は祭のようだけど
海の中では 何万の
いわしのとむらい するだろう
『わたしと小鳥と鈴と』
わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥はわたしのように
地面(じべた)をはやくは走れない
わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけど
あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ
鈴と 小鳥と それからわたし
みんなちがって みんないい
『わらい』
それはきれいなばら色で
けしつぶよりか小さくて
こぼれて土に落ちたとき
ぱっと花火がはじけるように
大きな花がひらくのよ
もしも涙がこぼれるように
こんなわらいがこぼれたら
どんなに どんなに きれいでしょう
校長先生も、「えがお」が大好きです。みなさん一人一人が「えがお」を大切にして、
笑顔があふれる学校を自慢してほしいと思っています。
6年生を送る会
2月25日(木)に「青城っ子のリーダー6年生
ありがとうの会」を開催しました。インフルエンザ
による欠席が増加していた時期なので実施が危
ぶまれましたが、1年生から5年生まで各学年
で工夫した出し物と、縦割りグループで作成した
寄せ書きで、6年生に感謝の気持ちを贈りました。
3年生が8の字跳びで6年生に挑んだり、担任だ
った先生方からのビデオレターが映し出されたり
【6年生の振り返り】
した場面では、特に大きな歓声が上がりました。
最後に6年生から5年生へ委員会の引き継ぎを ・1年生から5年生のみんなが、私たちのた
するとともに、下級生へ歌のプレゼントがありま
めに発表しているのをずっと見ていたら、
した。青城小学校での思い出を胸に、新たな学舎
嬉しくて涙があふれてきました。中学に行
で頑張ろうとしている6年生の気持ちを、全校の
っても頑張ろうという気持ちが強くなりま
みんなが受け止めました。この会の準備や運営の
した。
中心となった5年生は、これからの青城小を託さ
・ついに私たちが送られる時なのだなと改め
れた責任を痛いほど感じているようでした。
て感じました。5年生が仕切ってくれて、
登下校でお世話になりました。
すてきな会になったので、嬉しかったです。
上の写真に写っているのは、学校周辺で朝の子どもたちの登校を見守ってくださって
いる交通指導隊の方と見守りボランティアの皆さんです。青城小学区の交通量の多い交
差点には、雨の日も風の日も100名以上の地域のみなさんが出てくださっています。
そのおかげで、子どもたちは事故無く安全に登下校ができています。本当にありがとう
ございます。新年度に向けて、今まで以上に交通安全に対する意識を高めていきます。
【体罰についてのアンケート結果の報告】
保護者の皆様には、「体罰についてのアンケート」に御協力いただき、ありがとうご
ざいました。集計した結果、本年度は体罰に相当する案件が1件発生していたことが
分かりました。アンケートを提出した児童及び保護者の方から教頭が事情を聞き、お
詫びをすると共に、今後はこのようなことが起きないようにすると約束しました。
今回、教師の指導に対する率直な声が寄せられたことに、心から感謝いたします。
これからもお気づきの点がありましたら、どうぞお知らせください。私たち青城小職
員は、『体罰ゼロ』を肝に銘じ、子どもたちや保護者の皆様の信頼を得られるように、
全力で取り組んでいきます。
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