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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会

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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会
い~な
あまみ
中 央
さくら
しらさぎ
大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 1001 号 2012.10.21 発行
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障害者ら職業の技競う…アビリンピック開幕
読売新聞 2012 年 10 月 21 日
開会式で選手宣誓する向山さん(右)
障害者が職業技能を競う「第33回全国障害者技能競
技大会(アビリンピック)
」の開会式が20日、長野市若
里のホクト文化ホールで行われた。アビリンピックの県
内開催は初めて。競技は21日に行われ、電子機器組み
立てやフラワーアレンジメントなど23種目に約300
人が出場する。県内からは20種目に23人が参加する。
開会式では、県選手団主将で電子回路接続種目に出場
する向山雅士さん(33)(エプソンミズベ)が「支え、
励まし、指導してくださった方々への感謝の気持ちを胸
に、職場や学校で培った技能を十分に発揮し、競技する
ことを誓います」と力強く宣誓した。
大会名誉会長を務める阿部知事は「大会の開催を起爆剤とし、障害者への理解を深める
とともに、行政や産業界が一人でも多くの人に働く場を提供できるようにしていきたい」
とあいさつした。
競技会場はビッグハット(長野市)とホワイトリング(同)。22日にはホクト文化ホー
ルで閉会式がある。アビリンピックに続き、26日からは技能五輪全国大会が松本、諏訪
両市を会場に4日間の日程で開かれる。
アビリンピック:長野市で開幕
304人が出場 /長野
毎日新聞 2012 年 10 月 21 日
県旗を掲げて入場する県選手団の瀧内さとみさん=長野市若里のホクト文化
ホールで
第33回全国障害者技能競技大会「アビリンピック」が20日開
幕し、長野市のホクト文化ホールで開会式があった。
県によると今大会の参加選手は304人で、過去2番目の多さと
なった。
開会式で大会名誉会長の阿部守一知事は「都道府県代表の誇りを
胸に、悔いのないよう競技に臨んでほしい」と激励。長野県選手団主将で、電子回路接続
種目に出場する向山雅士さん(33)が「私を支え、励まし、指導してくれた全ての人へ
の感謝の気持ち胸に、競技することを誓います」と選手宣誓した。
競技は21日、長野市のビッグハットとホワイトリングの2会場で実施される。【小田中
大】
高齢者や障害者の再犯防止を討論 福井、社会復帰支援考えるシンポ
福井新聞 2012 年 10 月 21 日
刑務所を出所した高齢者や障害者の社会復帰支援について考
えたシンポジウム=20日、福井県福井市の県済生会病院
刑務所を出所した高齢者や障害者の再犯防止、
社会
復帰支援について考えるシンポジウムが20日、
福井
県福井市の県済生会病院で開かれた。
県地域生活定着支援センターが主催。
就労支援施設
の関係者や保護司、行政などから約90人が参加し、
出所者の地域社会の定着に向け知識を深めた。
藤田博仁愛知県立大准教授(社会福祉学)が「社会福祉の視点からみた更生保護」と題
して基調講演した。家族や仕事、地域とのつながりがない人たちの支援について「住宅確
保といった生活基盤の確保や、自立支援計画の作成などが必要。行政や民間など専門的な
支援が必要」と訴えた。
保護観察官や県地域福祉課職員らの講演もあった。県地域生活定着支援センターの本田
亜紀子センター長は「刑務所に入ってから初めて知的障害、発達障害などと指摘されるケ
ースが多い。多くは軽度で、社会での受け入れ態勢を整えるべきだ」と指摘した。
参加した障害者施設の職員は「障害者の家族から、万引や無銭飲食など軽犯罪について
の相談が寄せられることもある。出所者を福祉で支えていくことが大事だと実感した」と
話した。
重複障害者の福祉向上に 30 年 綾部「いこいの村」
京都新聞 2012 年 10 月 21 日
ステージ発表で創立30周年を祝う人たち(綾部市十倉名畑
町・いこいの村聴覚言語障害センター)
聴覚に加えて知的、精神などの重複障害がある人を
対象とした全国初の生活労働施設「いこいの村聴覚言
語障害センター」(京都府綾部市十倉名畑町)が創立
30周年を迎え、20日、記念集会を開いた。施設関
係者らが出席し、これまでの歩みを振り返り、重複障害者福祉の充実を誓い合った。
同センターは1982年に創設され、特別養護老人ホームなども備えた府北部の福祉拠
点として役割を果たしている。
式典には約2千人が出席。運営する社会福祉法人「京都聴覚言語障害者福祉協会」
(京都
市中京区)の高田英一理事長が「多くの人の協力で30周年を迎えた。完全参加と平等、
地域とともに暮らす施設という目標に向け、着実に歩んでいく」とあいさつした。
利用者の作品展示やステージ、模擬店も設けられた。同センターをはじめ府北部の障害
者施設、地元住民らが発表し、訪れた人たちが重複障害や施設に対する理解を深めた。
唐津市:城内閣を障害者会館に
4900万円で購入へ
/佐賀
毎日新聞 2012 年 10 月 20 日
唐津市は、10年1月に閉館した同市東城内の老舗旅館「城内閣」を購入し、市施設の
障害者福祉会館を移転させる。今年度中に具体的な改築や活用方法など基本方針を決め、
来年度中に実施設計に入る予定。
同旅館は1946年創業。2300平方メートルの敷地に17年前に改築した鉄骨4階
建て(延べ4300平方メートル)が残る。今年に入って2度競売に掛けられたが、建物
の解体費用や高さ制限(12メートルまで)などがネックで入札がなかった。
このため、先着順で購入できる特別売却の期間になり、市が今月11日に購入最低額の
4900万円を裁判所に申し入れて買い受けることになった。
同市栄町にある現在の障害者福祉会館は79年3月完成で、敷地1076平方メートル、
鉄筋コンクリート2階建て(延べ912平方メートル)
。老朽化し、トイレや廊下が狭くて
使い勝手が悪い上、耐震性も現在の基準を満たしていないことから改善が求められていた。
【原田哲郎】
ハッピーフェスタバザール:知的障害者らの手作り商品販売
/鹿児島
毎日新聞 2012 年 10 月 20 日
県内27の知的障害者支援施設などが参加する「ハッピーフェスタバザール2012」
(県知的障害者福祉協会主催)が19日、鹿児島市のドルフィンポートで始まった。入場
無料で、21日まで。
施設利用者が作った加工食品や木工、陶芸などの展示・即売を通じて、障害者への理解
を深めてもらうことを目的に、毎年開催しており今年で43回目。
今年は、クロワッサンの生地にカボチャのあんとカスタードクリームを練り込んだ「ハ
ロウィーンパン」や色とりどりの布で作ったマスク、施設利用者がデザインしたTシャツ
などさまざまな商品が並んでいる。価格は無農薬栽培のサツマイモ1袋100円、木製椅
子600円など格安。
商品を購入した鹿児島市紫原の女性会社員(55)は「品物が一つ一つ丁寧に作られて
いて、すごく安い。すぐ手が伸びてしまう」と話した。
開場は午前11時〜午後5時(21日は午後4時)。
食中毒:津の障害者施設の弁当で35人症状 県が営業禁止処分 /三重
毎日新聞 2012 年 10 月 21 日
県は20日、社会福祉法人「星たる」が運営する津市河辺町の障害者雇用施設「津ファ
クトリー河辺」で調理された弁当を食べた10〜60代の男女35人が下痢や嘔吐(おう
と)などの症状を訴えたと発表した。全員が快方に向かっているという。県は食中毒と判
断、同施設を同日付で営業禁止処分にした。
県食品安全課によると、35人は15〜16日、津市と松阪市にある13の障害者施設
でそれぞれ津ファクトリー河辺が調理した弁当を食べていた。症状を訴えた人のうち6人
と同施設で調理を行った13人のうち3人から食中毒の原因物質のノロウイルスが検出さ
れたという。
【大野友嘉子】
食中毒:障害者支援施設「星が岡牧場」で16人症状−−能美
/石川
毎日新聞 2012 年 10 月 20 日
県の食品安全対策室は19日、障害者支援施設の社会福祉法人佛子園「星が岡牧場」(能
美市)で、職員や入所者16人が食中毒症状を示したと発表した。県は施設を同日から3
日間の使用停止処分とした。同室によると、18日夜から職員や入所者が、下痢の症状を
示した。症状は軽く、全員快方に向かっているという。患者の聞き取りから、17日に施
設内で食べた夕食が原因とみて調べている。
「共生教育」の集い:県国際交流会館で来月4日−−福井
/福井
毎日新聞 2012 年 10 月 20 日
障害のある子どもと障害のない子どもが共に地域の学校で学ぶ「インクルーシブ(共生)
教育」について考える集いが来月4日、福井市宝永3の県国際交流会館で開かれる。同市
のボランティアグループ「あいじつ」が主催する。
「障害があるからこそ普通学級がいい」の著書がある東京都大田区立蒲田小学校の非常
勤教員、片桐健司さんが講演。インクルーシブ教育の先進地域、大阪府箕面市の教育委員
会職員による取り組みの現状と課題報告や、同グループ会員で脳性小児まひの障害がある
安田喬さんの講演、参加者によるディスカッションもある。
同グループ副会長の斉藤憲史さん(57)は「障害者教育に関心を持ち、こういう方法
もあると知るきっかけにしてほしい」と話している。
定員100人。参加無料(保育所利用は300円)。申し込みは郵送で斉藤さん(〒91
0−0856 福井市勝見1の9の2)まで。28日締め切り。問い合わせは夜間のみ、斉
藤さん(090・1391・6886、または0776・22・7326)へ。
【橘建吾】
社会実験:買い物でNPO支援…28日から名古屋で実施
毎日新聞 2012 年 10 月 21 日
ぼらチャリの資金の流れ
名古屋市で、市民の「寄付文化」醸成を図る社会実験「ぼ
らチャリ2012」が28日から1カ月間実施される。市民
が協賛店で買い物をする際、応援したいNPOに投票し、得
票に応じてNPOに資金が入る仕組みだ。同市では今年度、
市民税5%減税がスタート。この減税分について河村たかし
市長は従来、「地域への寄付に使ってほしい」と話しており、
「ぼらチャリ」が盛り上がりを見せ、市民の寄付増加につな
がることを期待する。
実験には、市内の飲食店など44店と、障害者の生活向上
や子育て支援などの活動に取り組む市内のNPO21団体が
参加する。
まず市と民間企業などで作る事務局が、参加NPOの活動
内容を紹介し、協賛店の割引クーポンなどが入った冊子を作
る。冊子を手にした市民は、クーポンを使って協賛店で食事
や買い物をする。店には投票箱が置かれ、市民はクーポンに付いている投票券を使って活
動に共感したNPOに投票。事務局は各店から集めた協賛金を得票率に応じてNPOに分
配する。
市民は割安な買い物ができる上、NPOへの寄付に貢献できる。協賛店は新しい顧客を
獲得でき、NPOには活動費が配られる。3者それぞれにメリットがある仕組みだ。冊子
は4万部作製。市内の区役所などでも手に入る。
ぼらチャリは「ボランティア」と「チャリティー」を合わせた造語。運営を担当する市
市民活動推進センターは「寄付や社会貢献をしたいがきっかけがない、という人の背中を
押したい。社会貢献は簡単で楽しいものと思ってもらえれば」と話す。【三木幸治】
サンダンス映画祭で観客賞を受賞 身体障害者とセックスセラピストの関係を描く
シネマトゥデイ 2012 年 10 月 21 日
ジョン・ホークス (シネマトゥデイ)
インディーズ系の秀作『ウィンターズ・ボーン』や『マーサ、あるい
はマーシー・メイ』などで注目を集めた演技派ジョン・ホークスが、新
作『ザ・セッションズ(原題) / The Sessions』について語った。
同作は、作家で詩人のマーク・オブライエンの実話に基づいた作品。6
歳のときにポリオを患い、それ以降長い間人工肺を付け、車いすの生活
を送っているマーク(ジョン・ホークス)は、38 歳のある日、セックス
セラピストのシェリル(ヘレン・ハント)と神父(ウィリアム・H・メ
イシー)の助けを得て、なんとか童貞を捨てることを決意するというコメディ調のドラマ
作品。そんな繊細な題材を、テレビ映画「デュネラ・スキャンダル」のベン・リューイン
監督が扱っている。さらに、今年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞している秀作でもあ
る。
(ちなみに、サンダンス映画祭の上映時は、別のタイトル『ザ・サロゲート(原題) / The
Surrogate』だった)
撮影前にジョン・ホークスは、マーク・オブライエンを描いたアカデミー賞ドキュメン
タリー短編賞を受賞した映画『ブリージング・レッスンズ:ザ・ライフ・アンド・ワーク・
オブ・マーク・オブライエン(原題) / Breathing Lessons : The Life and Work of Mark
O'brien』を鑑賞したそうだ。
「あの映画は、素晴らしい研究資料となった。もし僕があの映
画を鑑賞していなかったら、全く別のアプローチをしていたかもしれない。その中でも特
に、彼の身体面や態度、さらに声音なんかも参考になった。なぜ、それほどまで彼をコピ
ーしたかという理由は二つある。一つは観客全員に届く普遍的なストーリーは、詳細な真
実のもとに構成されていくと思っているからで、二つ目は、僕の演技を通して、
(普段の)
マークの友人や家族への対応について、何かを新たに見いだしてほしいからなんだ(マー
ク・オブライエンは 1999 年に死去している)」と話した。
ベン・リューイン監督は、なぜ実際に身体障害のある俳優と撮影せずに、ジョン・ホー
クスをキャスティングしたのか、との質問にホークスは「実はベン監督もポリオを患って
いて、これまで当然のように身体的努力をしてきたんだ」と明かした後、そんな身体的な
苦労をしてきたベン監督は「実際には 2、3 年間、主演候補の身体障害のある俳優を探して
いたんだ。その中には、数人の素晴らしい俳優もいて、この映画にも出演してもらってい
る。だが監督は、主役マーク・オブライエンを演じる俳優だけが見つからないと僕に言っ
てきた。そこで僕はボディダブル、メイクアップ、ゴム状のものを付けたり、CG を使わな
いなら、ぜひ演じてみたいと彼に伝えたんだ」と語り、何も加工しないことで、マーク・
オブライエンに近づけていったようだ。
ヘレン・ハントとの共演について「僕とヘレンはお互い話さず、あえて距離を置き、一
緒に食事もしなかったし、撮影シーンの話し合いもしなかった。ただ、唯一会話したのが、
僕らがベン監督とともにいるときだった」と語った。その理由には「ベン監督は、ヘレン
演じるセックスセラピストが行うセッションのシーンを時間の経過ごとに撮影する予定で、
あえて僕ら二人を意図的に距離を置かせ、全くなじみのない関係に仕向けたからなんだ。
そのため、映画内ではぎこちないセックスシーンが展開されている。通常なら、そのよう
なぎこちないシーンは編集されたり、音楽を挿入してファンタジーのようなセックスシー
ンになったりするが、僕らはそのようなシーンは必要なかったんだ」と答えた。映画内で
は、毎回セッションを行うごとにマークとシェリルの距離が縮まっていく。
映画は、身体障害者であることを忘れるぐらいのユーモアと、ヘレン・ハントが体当た
りで演じるセックスセラピスト、さらに身体の自由が利かない男を熱演するジョン・ホー
クスなど、見所満載のヒューマンドラマに仕上がっている。
(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
映画:障害者加わった演奏会、障害者が撮影 「天心の譜」きょうから公開−−心斎橋など /
大阪
毎日新聞 2012 年 10 月 20 日
障害のある演奏家が加わったオーケストラの演奏会の様子などを、知的障害のある9人
の撮影隊「ビリーブクルー」が追ったドキュメンタリー映画「天心の譜」=写真・同製作
委員会提供=が、20日から大阪市中央区のシネマート心斎橋などで公開される。
映画は主に三つの場面からなる。自閉症や知的障害のある演奏家ら31人が参加し、一
昨年に開かれたオーケストラの演奏会を、指揮者の小林研一郎さんへのインタビューも交
えて撮影。また、経済危機のギリシャで昨年開かれた知的障害者のスポーツの祭典・スペ
シャルオリンピックスに、東日本大震災の被災地から参加した選手の活躍を記録した映像
や、小林さんが古里の福島県いわき市で即興のピアノ演奏をするなどして、被災した中学
生を励ます様子も紹介している。説明を極力なくし、映像の力で見る人に訴えかける。
小林さんが指揮を務めるオーケストラは、スペシャルオリンピックスが長野で開かれた
05年に結成。撮影隊はこの大会を記録するために集まり、その後も活動を続ける。映画
の製作総指揮をした細川護熙元首相の妻で、スペシャルオリンピックス日本名誉会長の佳
代子さんは、
「小林さんやオケ、クルーの7年間が、今作品に結集した。支え合う社会に向
け、
(映画を通じて)知的障害を知ることが大切」と話す。小栗謙一監督は「アスリートや
演奏家ら、才能あふれる輝く命を描いた」と語る。
東京でも20日から上映が始まり、順次、全国で公開される。
【最上聡】
関西で障害者雇用1・5倍に拡大 パソナ特例子会社
産経新聞 2012 年 10 月 19 日
障害者雇用支援の一環としてパソナグループビルに開設
したパン工房=大阪市中央区(内田博文撮影)
総合人材サービスのパソナグループで障害者
雇用支援を行う特例子会社、パソナハートフルは
19日、来春をメドに障害を持つ社員の関西での
雇用を今年6月比で約1・5倍に拡充する方針を
明らかにした。現行1・8%の民間企業の障害者
雇用率が来年度から2・0%に引き上げられるこ
とが決まったのを受け、一般企業の障害者雇用の
拡大に向けた支援態勢を整える。
同社は移転拡充したパソナグループ統合拠点(大阪市中央区)に、障害を持つ社員が手
作りの商品を製造・販売する「アート村工房」を1日に開設。あわせて今年6月時点で2
0人強だった大阪の人員を、来春までに10人程度拡充し約30人態勢に増強する。
同社が雇用した社員はウェブを使った名刺の受発注など帳票管理や印刷など総務関連の
業務受託や派遣業務にあたる。
また、併設するパン工房で製造したパンを、近隣のレストランなどに納入・販売するほ
か、アート村工房では文具や雑貨などを製造・販売する。
同社はこのほか、特別支援学校と連携し、障害者が企業でインターンシップ行うカリキ
ュラムを提供するなど、企業の障害者雇用支援策も手がける。藤岡文子執行役員は「単に
人材を紹介するだけでなく、継続的な支援態勢を生かし、障害者の職場定着と長期就労を
支援したい」と話した。
施設から長男連れ去る
読売新聞 2012 年 10 月 20 日
児童福祉施設から長男を勝手に連れ出したとして和歌山北署は18日夜、母で無職美濃
田こずえ(32)
(紀の川市打田)
、友人の職業不詳林敏征(51)
(同市中鞆渕)両容疑者
を未成年者略取容疑で緊急逮捕した。14日午後の発生から子どもの確保まで4日間。県
は児童相談所と県警間の情報共有が不十分だったことが対応の遅れを生んだ可能性がある
として、関係機関の連携強化を図る。
発表によると、2人は14日午後4時30分頃、和歌山市内の児童福祉施設で、職員と
駆けつけた県子ども・女性・障害者相談センター(県中央児童相談所)職員の制止を聞か
ず、長男(10)を美濃田容疑者の自宅に連れ去った疑い。2人は否認している。
署員とセンターの職員が18日、美濃田容疑者宅に踏み込んで3人を発見。長男にけが
はなかった。長男は昨年11月、虐待の恐れがあるなどとして同センターに保護され、翌
月から児童福祉施設に入所していた。
長男の保護に向けた対応についてセンターと同署が本格的に協議を始めたのは17日。
連れ去りから3日も経過していた。
センターによると、14日午後、美濃田容疑者らが無理に長男を連れ去ろうとしたため、
センターが職権により、緊急で一時保護すると通告。しかし、施設職員の110番を受け、
署員が駆けつけた時には連れ去られていた。センターは美濃田容疑者らが通告を無視した
経緯を署員に伝えたとする。
ただ、同署は「親が子どもを連れ帰ったと聞いたが、一時保護は聞いていない」として
おり、17日に訪れたセンター職員から詳細を聞き、初めて事態の重大性を認識。長男の
安全確保を急ぐ必要があると判断し、すぐ自宅に踏み込んだという。
一方、センターは美濃田容疑者が連日、職員の電話に応じていたことから「強硬手段は
できるだけ避けたいとの思いもあり、説得の可能性を捨て切れなかった」と振り返る。
センターは「最初に通報した段階で、警察は事態の重要性を把握していると思った。た
だ、14日から警察にしっかり捜査してもらうため、もっと説明しておくべきだった」と
している。一方、同署は「発生当初の聞き取りをしっかりすべきだった」とし、互いに意
思疎通の不足を反省点に挙げている。
センターによると、児童福祉施設の入所児童が連れ去られたケースは珍しい。県は近く
開かれる警察や県教委、センターとの会合などで同様のケースが起きた場合の連携強化を
協議する。
山本明史福祉保健部長は「今回は虐待にいたらなかったが、警察との連携不足を非常に
重く受け止めている。なぜ対応が遅れたのか、検証を進めたい」と話している。
余録:人口10万人の都市なのに警察と消防を除く市職員…
毎日新聞 2012 年 10 月 21 日
人口10万人の都市なのに警察と消防を除く市職員はたった4人。米ジョージア州のサ
ンディスプリングス市は民間企業に市の業務を「全面包括委託」している▲「究極の行政
改革でしょうが、行政サービスへの市民の満足度は常に高いというのです」
。2年前に同市
を訪問した千葉県浦安市の松崎秀樹市長から聞いた。松崎氏との会談中、市長は「本業が
あるから」と退席したという。市長自身がパート勤務なのだ▲わが国でも自治体業務の民
間委託は広がっている。10月に施行された障害者虐待防止法で市町村は虐待防止センタ
ー設置が義務づけられた。厚生労働省の調査では全体の約3割が外部への委託だ。社会福
祉法人などの相談支援事業所が主だが、株式会社に委託した自治体もある▲個人情報の固
まりのような業務を営利企業に委託していいのか。
「だめ、という理由はないです」と厚労
省の担当官は言う。たしかに市町村がセンターを運営する場合、休日と夜間の電話は警備
員や他部署の当直職員も受ける。また、相談支援事業所は母体法人が福祉サービス事業を
行っている所が多く、相談者との利害相反の恐れもある▲あながち企業だからと否定はで
きまい。当の株式会社の相談員らと会ってみたが、驚いた。「臨床心理士」「精神保健福祉
士」などの専門職ばかりだ。何年も前から児童虐待や精神障害者の電話相談の業務を行政
から受託しているという▲センター設置の予算を国は出さず、自治体が苦労しながら試行
錯誤しているのが実情だ。市民の満足度はどうか。公が本来担うべき役割とは何なのか。
未来の国のかたちが気になる。
月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も
大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行
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