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事業報告書 - 社会福祉法人和幸園

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事業報告書 - 社会福祉法人和幸園
目
平成27年度
次
事業報告
特別養護老人ホーム和幸園(矢田)
グループホーム千代の郷(矢田)
……………………………………
2
………………………………………
31
デイサービスセンター和幸(矢田・佃)
………………………………
36
ヘルパーステーション和幸(矢田・佃)
………………………………
43
在宅介護支援センター和幸(矢田)・和幸園ケアセンター(佃) ……
49
青森市東青森地域包括支援センター(佃)
……………………………
54
ケアハウス幸徳(矢田)
…………………………………………………
61
ケアハウス幸陽(矢田)
…………………………………………………
65
軽費老人ホーム和幸園(浅虫)
…………………………………………
72
特別養護老人ホーム大野和幸園(大野)…………………………………
81
苦情受付・解決の状況(全体)…………………………………………… 101
特別養護老人ホーム和幸園
平成 27 年度の施設入所申込者 64 名であり、昨年度より 12 名の増であった。
平均介護度は 4.2 であり、昨年と同様であった。
新規入所者数は 38 名であり、要介護 4、5 の重度要介護者は 28 名で 73%を占めた。平成 27 年 4 月
より入所基準が改正され、要介護 3 以上の入所者が必須となり、入所時より機能低下が顕著な方が多
く数か月で死亡退所する利用者もいた。
退所者数は 38 名で、うち施設内死亡退所は 30 名、入院中死亡 3 名、医療機関長期入院のための退
所者は 5 名であった。退所者数及び入所申込み者数はやや増加したが、入所の連絡をすると既に他施
設入所となっている方も多く、またキャンセルもあり入所者の確保に苦慮した一年であった。今後も
死亡退所数は多いと推測されるため、入所者の確保に努めていく。
入所稼働率は 98.2%、ショートスティ稼働率は 95%であり、昨年とほぼ同様であった。
胃瘻造設者は平成 28 年 3 月末で 16 名(内、鼻腔対象者 1 名)と、前年度の 20 名より 4 名の減とな
った。
・施設サービス計画については、利用者本位の個別ケアを目標とし実践することができた。ケアカ
ンファレンス開催回数は 89 回であった。また、事業計画に立案した 24 時間シートの活用はでき
なかった。今後の課題として検討していく。
・研修計画に則り、施設内研修(開催回数:12 回)、施設外研修(参加研修 30 名、延べ研修参加者 41
名)を受講し、知識・技術の向上を図ることができた。
・感染対策委員会及び医務と連携を図り感染対策を行ってきたが、ノロウイルス(嘔吐・下痢・胃
腸炎含む)発症は利用者が 0 名、職員が 5 名であった。インフルエンザ発症は利用者 0 名、職員
4 名の発症があった。蔓延防止対策として病院受診・出勤停止の措値を講じ、利用者への罹患は
無かった。他、肺結核・疥癬等の感染症の発生は無かった。
・安全対策委員会と連携を図り安全管理に留意してきたが、レベル 3 以上の症例は 6 件であった。
転倒骨折 3 名・転倒打撲 3 名(青森市へ報告)。骨折に関しては、認知症対応及び個別ケアの徹底、
環境配慮が必要と考えられる。
・看取り介護を行なった利用者は 8 名であった。満 104 才の最高齢の看取り介護もあり、家族が見
守る中静かに息を引き取られた。尊厳を守り、安らかな死を家族も受容できたと思われる。
・苦情受付は 1 件であった。利用者より不適切ケアの訴えがあり、担当職員と話し合い、家族・利
用者へ謝罪した。不適切ケアの研修(高齢者虐待防止に関する研修)や委員会での勉強会も 8 回
行ったが、今後も職場環境の整備や、ストレスマネジメントに注視し不適切ケアが発生しないよ
う努めていく。
・地域との連携として、8 月の恒例の地域の盆祭りに数名参加し、楽しいひと時を過ごした。
・離床活動委員会を設置し、施設内で楽しめる離床活動を実施することができた。
-2-
平成 27 年度 特養ホーム行事記録
月 日
4
行
事 内 容
月
日
行
2
セラピューティックケア
1
8
花まつり
15 居酒屋 喫茶
事 内 容
セラピューティックケア
23 1 西お花見ドライブ(桜川・月見野)
19 1 東紅葉ドライブ(月見野・戸山)
25 2 西春ドライブ
21 2 中央東・西紅葉ドライブ( 〃 )
( 〃
)
2 中央お花見ドライブ( 〃 )
10
22 1 中央東・西紅葉ドライブ(浅虫ダム)
27 1 中央お花見ドライブ( 〃 )
23 1 西紅葉ドライブ(浅虫ダム)
28 2 東お花見ドライブ( 〃
29 東陽小学校交流会
)
10 1 西 ガーデニング
5
20 1 東 花植えの会
20 2 中央東 花植え
21 特養大掃除
6
4
セラピューティックケア
9
総合防災訓練
11
5
セラピューティックケア
6
特養大掃除
3
セラピューティックケア
16 東保育園慰問
2
セラピューティックケア
19 夏祭り
28 1 東・1 西・1 中西ねぶたドライブ
7
21 楽団ふとり 慰問
12
24 1 中央東・西クリスマス会
29 2 東・中央東ねぶたドライブ
25 1 西・1 東クリスマス会
31 1 中央東ねぶたドライブ
30 御用納め
12 お墓参り
1
14 宮田獅子舞慰問
15 矢田盆フェスタ
8
23 2 東・2 西・2 中央東、西クリスマス会
19 特養利用者結核健診
2
23 2 中央東・西合同納涼会・2 西納涼会
24 1 西納涼会
3
26 1 東納涼会
1
1 中央東・西初笑い
2
2 中央東、西・2 東初笑い
宮田獅子舞慰問
3
1 西・1 東・2 西初笑い
3
節分
3
ひなまつり
3
セラピューティックケア
18 物故者慰霊祭
28 1 中央東お楽しみ会
散髪奉仕会来園(月1回)
2
夜間避難訓練
フラワーアレンジメント教室(月1回)
3
セラピューティックケア
誕生会・映写会(月1回)
9 20 敬老会
30 東保育園慰問
お花教室(週1回)
わの会(週1回)
音楽クラブ(各階西・東フロア月2回)
-3-
特別養護老人ホーム 調査資料
平 成 28 年 3 月 31 日 現 在
各市町村別状況調
前期末現在入所人員 当期中入所人員
市 町 村 名
当期中退所人員 当期末現在入所人員
左記年齢別内
男
女
計
男
女
計
男
女
計
男
女
計
60歳~
69歳
70歳
以上
1
青
森
市
15
80
95
9
26
35
10
26
36
14
80
94
1
93
2
平
内
町
2
9
11
1
0
1
0
1
1
3
8
11
0
11
3
横
浜
市
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
1
4
三
沢
市
1
0
1
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
5
外 ヶ 浜 町
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
1
1
0
1
6
八
市
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
1
7
野 辺 地 町
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
1
8
五所川原市
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
1
1
0
1
18
92
110
10
28
38
11
27
38
17
93
110
1
109
戸
計
月 別 入 退 所 調
新規
入所者
退所者
月末
在所者数
退
所
性別
在
男
女
男
女
男
女
計
原
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
0
3
1
2
17
92
109
2
1
2
1
17
92
109
1
2
0
2
18
92
110
0
0
0
0
18
92
110
1
1
1
1
18
92
110
0
2
1
2
17
93
110
0
4
0
3
17
93
110
0
6
1
6
16
93
109
2
3
0
5
18
91
109
1
2
2
2
17
91
108
3
1
1
1
19
91
110
0
3
2
2
18
92
110
因
計
10
28
11
27
調
項目
家族引取
医 療
死 亡
他施設へ
計(人)
男
0
2
9
0
11
女
0
3
24
0
27
計
0
5
33
0
38
園
期間
年
数
調
1年未満
1年以上
3年未満
3年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
15年未満
15年以上
20年未満
男
7
4
1
4
0
1
0
0
17
女
21
33
17
15
4
2
1
0
93
計
28
37
18
19
4
3
性別
平均
最高
男( 3 年
男( 15 年
4 ヶ月) 女( 3 年
1 ヶ月) 女( 22 年
8 ヶ月)
2 ヶ月)
-4-
全体(
20年以上
25年未満
25年以上
1
3年
7 ヶ月)
0
計
110
年
齢
階
区分
性別
層
調
~64歳
65歳~
69歳
70歳~
74歳
75歳~
79歳
80歳~
84歳
85歳~
89歳
90歳~
94歳
95歳~
99歳
100歳
以上
計
男
0
1
2
2
3
7
2
0
0
17
女
0
0
1
3
24
33
25
4
3
93
計
0
1
3
5
27
40
27
4
3
110
男( 82.8 歳) 女( 87.5 歳)
平均
全体( 86.8 歳) 最高( 101 歳) 最低( 66 歳)
医 療 保 険 関 係 調
保険名
性別
後期高齢者
医療被保険者
社会保険・
共済保険等
被保険者・扶養
国民健康保険
被保険者・扶養
医療扶助
計(人)
男
14
2
0
1
17
女
90
0
0
3
93
計
104
2
0
4
110
各 種 年 金 受 給 調
項目
国民・厚
生年金
国民年金
厚生年金
(障害等含
む)
(遺族等含
む)
男
2
0
11
4
0
2
2
3
女
46
18
33
15
2
1
2
25
計
48
18
44
19
2
3
4
28
性別
(遺族等含
む)
共済年金
恩給
その他
(遺族等含 (扶助料等
む)
含む)
(船員・
基金等)
併給
受給者
無年金
面 会 状 況 推 移 (件数は面会件数を集計、人数は面会に訪れた人数を集計)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合計
件数
409
503
424
463
472
386
430
431
379
435
390
403
5,125
人数
516
714
551
609
714
512
546
570
499
656
515
556
6,958
外
泊
状
況
月
性別
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
人
0
0
0
0
1
0
0
0
1
0
0
0
2
泊数
0
0
0
0
1
0
0
0
1
0
0
0
2
人
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
2
泊数
0
0
0
0
3
0
2
0
0
0
0
0
5
人
0
0
0
0
2
0
1
0
1
0
0
0
4
泊数
0
0
0
0
4
0
2
0
1
0
0
0
7
男
女
計
-5-
合計
特別養護老人ホーム和幸園 月別・介護度別利用状況
介護度1 介護度2 介護度3 介護度4 介護度5
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
2
30
60
1
2
31
62
1
2
30
60
1
2
31
62
0
2
0
62
0
2
0
60
0
2
0
62
0
2
0
60
0
2
0
62
0
2
0
62
0
2
0
58
0
2
0
62
4
24
122
732
2
22
60
667
4
14
124
434
2
22
60
659
2
22
62
682
2
21
62
651
2
22
60
647
2
23
62
713
2
20
60
600
2
18
62
559
4
19
139
496
5
17
161
492
5
16
226
403
34
236
1,138
7,003
7
29
186
891
9
29
279
899
8
30
241
909
8
29
248
899
8
30
248
921
8
31
240
914
8
31
248
941
7
32
210
960
8
32
217
959
7
33
217
1,048
8
34
222
938
7
38
310
1,013
93
378
2,866
11,292
-6-
7
39
198
1,147
10
39
310
1,197
7
38
210
1,108
7
39
217
1,195
8
39
212
1,209
7
38
196
1,129
7
37
217
1,148
7
39
204
1,166
8
39
190
1,230
6
37
186
1,140
6
38
174
1,073
5
37
164
1,140
85
459
2,478
13,882
平均介護度
計
17
92
474
2,765
24
84
744
2,592
18
92
541
2,736
18
92
558
2,838
18
92
522
2,843
17
93
496
2,750
17
93
527
2,864
16
93
474
2,786
18
91
469
2,810
17
91
542
2,746
19
91
557
2,561
17
93
700
2,618
216
1,097
6,604
32,909
平均利用者
109
4.1
3,239
108.0
108
4.2
3,336
107.6
110
4.1
3,277
109.2
110
4.1
3,396
109.5
110
4.2
3,365
108.5
110
4.2
3,246
108.2
110
4.1
3,391
109.4
109
4.2
3,260
108.7
109
4.2
3,279
105.8
108
4.2
3,288
106.1
110
4.2
3,118
107.5
110
4.2
3,318
107.0
1,313
4.2
39,513
108.0
ショートステイ 月別・介護度別利用状況
要支援1 要支援2 介護度1 介護度2 介護度3 介護度4 介護度5
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
計
4
19
4
14
2
5
1
2
1
16
2
7
1
1
7
3
1
6
1
1
6
10
1
1
9
3
2
7
8
38
2
7
7
48
2
7
10
55
4
6
14
41
2
6
7
32
3
7
25
44
2
7
14
38
2
7
9
43
1
7
10
43
1
6
2
43
1
4
28
70
1
5
29
90
1
5
28
96
1
5
29
105
1
4
29
70
1
4
28
57
2
3
59
20
2
2
37
10
1
2
31
11
1
2
16
14
6
2
29
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4
17
28
79
107
27
21
78
106
481
587
-7-
15
1
2
21
22
13
40
335
580
915
1
3
30
71
1
3
31
66
1
5
10
103
4
115
5
146
5
146
6
96
1
4
27
89
1
4
31
91
1
4
31
108
1
6
29
139
1
6
31
143
8
55
220
1,313
1,533
1
31
2
34
1
1
31
31
1
1
31
31
1
1
29
29
1
1
31
31
4
7
122
187
309
1日
平均
計
4
18
66
198
4
19
67
218
4
19
48
259
5
16
43
263
3
16
36
264
4
18
53
254
4
17
73
185
6
16
80
179
5
14
109
176
5
14
86
206
3
16
67
215
3
14
83
223
50
197
811
2,640
22
8.8
264
23
9.2
285
23
10.2
307
21
9.9
306
19
9.7
300
22
10.2
307
21
8.3
258
22
8.6
259
19
9.2
285
19
9.4
292
19
9.7
282
17
9.9
306
247
9.5
3,451
〔1〕健 康 管 理
① 重度の介護者かつ重症の呼吸器・循環器疾患を持った入所者の増加、また、加齢による衰弱か
ら、施設での終末を望む利用者、家族が増加してきているためターミナルケアや危篤状態の医
療提供の場面が増してきた。今後も観察を充分に行い、嘱託医との連携を密にし、できるだけ
利用者個人の意思または家族の意向を尊重した対応をし、施設でなければできない終末の場を
看取り指針に沿い提供していきたい。
② 慢性疾患の経過把握や陽性症状として現れない身体の異常を知り、早期治療・病気の悪化を防
ぐことにより、快適な生活を続けていただくため、協力病院に誕生月の血液検査を依頼実施。
又、身体的変化や異常時に嘱託医の指示を受け、血液検査の依頼、病院受診を行い対応した。
検査異常時には、嘱託医からの病状説明・精密検査の勧め等、家族との対話に努めた。結果、
異常の早期発見と今後の生活について、家族、利用者と話し合える場が設けられ、園での安心
した生活が送れるよう援助することができた。
③ 感染症対策
・ 年 1 回の結核検診を実施し、結核発症者はなかった。
(結核追跡対象者 1 名は、病院から直接入所となった利用者で H29 年 4 月まで調査対象とな
る。)
・ ノロウイルス感染・疥癬等の感染症の発生なく利用者が穏やかに生活することができた。
・ インフルエンザ感染防止対策として利用者・家族に予防接種の重要性を説明し理解を得た
うえで、予防接種を実施し、利用者に感染者はなかった。湿度、室温の調整を図り、環境
の整備に努めた結果も良かった。
・ 肺炎球菌ワクチン接種対象者 13 名実施
④ 胃瘻造設者 15 名・バルーンカテーテル留置者 4 名・在宅酸素療法 10 名と医療処置の必要な利
用者の入所に伴い、嘱託医や協力病院との連携を図り異常の早期発見に努めた。
⑤ 安全に楽しく食事が摂れることを目的に、歯科医師による歯科口腔検診を利用者全員に年 1 回
定期的に実施し、食事形態等について検討し窒息防止に努めた。また、誤嚥性の肺炎を起こし
やすい利用者に対しては、アイスマッサージを励行、予防に努めた。嚥下機能維持として口腔
体操を励行した。
⑥ 園での看取りケースは、嘱託医と連絡を密にし、家族への病状説明や経過の説明が、定期的に
行われ、家族の協力と理解により、穏やかな終末を送ることができた。
⑦ 長期ショートステイ利用から入所になるケースや、自宅滞在よりショートステイ利用期間が長
くなるケースがあり、主治医から嘱託医への情報提供書をお願いし、異常時の早期対応できる
ように努めた。
-8-
月別処置者数
月
項目
単位:人
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
計
褥瘡
14
13
19
111
57
54
52
120
86
108
36
31
701
水虫・湿疹
600
620
600
620
620
600
620
600
620
620
580
620
7320
点眼
450
165
450
465
465
450
465
450
465
465
145
155
4590
湿布
150
155
150
155
155
150
155
150
155
155
145
155
1830
浣腸
73
86
65
50
66
69
61
69
67
63
75
51
795
坐薬
3
11
4
1
1
1
22
918
965
915
979
下剤投与
摘便
1
1
1045
1011
1
1
1027
947
964
1096
980
1166 12013
3
血圧測定
605
577
593
628
532
647
608
596
560
617
608
641
7212
体温測定
211
227
170
137
120
154
176
272
382
272
189
168
2478
体重測定
58
112
114
99
74
108
117
112
92
105
109
103
1203
15
1
7
7
22
24
26
17
1
2
1
5
PEG交換
6
採血
16
24
22
検尿
1
2
2
バルンカテーテル交換
8
7
8
7
8
11
11
8
4
5
膀洗
4
9
4
3
1
8
4
4
3
5
導尿
16
15
1
膣洗
計
1
18
33
51
26
33
277
1
17
6
4
87
3
4
52
1
4
7
52
2
1
4
4
6
5
3
4
2
4
4
4
5
3115
2993
3124
3276
3178
3300
3326
3369
3421
3556
2908
死 因
性別
死因別
単位:人
男
女
肺炎及び気管支炎
1
急性呼吸不全
1
老衰
その他
与薬状況
性別
区分
計
単位:人
男
女
計
1
嘱託医
10
89
99
1
2
専門医
0
8
8
3
13
16
無与薬
0
2
2
4
10
14
計
10
99
109
嘱託医と専門医の両方からの処方もあり。
計
9
24
33
-9-
3141 38707
専門医受診者
月
科別
単位:人
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男
内科
1
1
外科
1 1
1
整形外科
2 3
2
4
2
皮膚科
1 2
3 2 12 1 1
3
1
2
2
3
1
4 1 2
1
4
1
1
1
2
3
2
5
3
5
29
34
2
1
6
7
1
3
39
42
3
0
11
11
4
5
9
1
1
歯科
9 15 3 21 6 31 2 18 2 9 2 11 2 11 3 7 4 10 3 15 9 9 9 10
1
泌尿器科
1
2
脳外科
その他
計
2
1
1
1
3
1
1
1
6
14 25 4 29 6 37 3 24 4 16 4 33 3 24 3 14 4 13 3 22 9 15 10 26
39
33
43
27
20
37
27
17
17
25
24
36
入所者の主な疾病
項 目
分 類
男
単位:人
女
計
神経科
脳血管性障害・脳変性疾患
13
64
77
循環器
高血圧・動脈硬化症・心不全
0
6
6
呼吸器
肺気腫・慢性呼吸不全
1
1
2
消化器
消化器潰傷及び癌・肝・膵臓疾患
0
0
0
代謝性
糖代謝障害・その他
1
10
11
運動器
骨疾患・関節疾患
1
8
9
遺伝及び環境因子による影響
0
0
0
その他
1
3
4
17
92
109
計
54 167 221
0
2
2
0
2
2
0
0
0
0
17
17
67 278 345
345
月別入院者数
月
科別
単位:人
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
1
1
2 1
1 1
1
2
1 1 2
精神科
その他
計
計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男
内科
外 科
計
4
眼科
耳鼻科
1 1
7
女
1
1
1
1
1 1 0 0 0 0 1 0 0 1 0 3 1 1 1 1 0 1 0 2 0 1 1 2
2
0
0
1
1
3
2
2
1
2
1
3
-10-
4
女
計
10 14
0
0
0
1
1
2
0
2
2
5
13 18
18
〔2〕機
能
訓
練
1. 長期入所者
・ 個別機能訓練計画を作成し、月に 2 回のカンファレンスを開催した。
・ ベッドサイド訓練対象者は、27 年度末時点で 23 名であった。離床の取り組みは実人員で 24 名、
延べ人員で 318 名となった。
・ 訓練室での訓練対象者は、27 年度末時点で 85 名であった。
・ 集団訓練「わの会」は週 1 回の実施で、平均 24.2 名の参加があった。
2. 短期入所者
・ 訓練を実施した利用者数の実人員は 27 年度は月平均 15.9 名であった。
・ 「わの会」への参加は平均 3.3 名であった。
3. 車椅子・装具
・ 車椅子は現在 79 台。現利用者および新規利用者の重度化に伴いリクライニング式車椅子(現在
14 台)の需要が増えた。今年度の廃棄は 6 台であった。
4. 実習生受け入れ
・ パート職員を含む 8 名の新人職員と学生 25 名の実習を受け入れた。目的は、適切な移乗・移動
動作の技術向上と特養における機能訓練の理解と体験。
-11-
訓 練 室
特養ホーム機能回復訓練
調査資料
訓 練 対 象 者 数
4
月
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
10 月
11 月
12 月
1 月
2 月
3 月
計
3
3
0
2
2
4
6
5
3
4
3
38
3
3
2
0
2
3
3
7
5
4
2
4
38
110
110
112
110
110
111
113
114
111
110
110
109
新
規
者 (109)
中
止
者
訓 練 対 象 者
単位:人
3
男17 女92
109
※( )は前年度の繰越者です。
月 別 訓 練 者 数
月
訓
別
練
日
-12-
性
4
月
数
別
実
人
員
数
延
人
員
数
単位:人
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
10 月
11 月
12 月
1 月
2 月
3 月
22
20
22
23
21
22
21
21
20
19
23
22
計
256
日
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
18
92
17
93
18
94
18
92
18
92
17
94
17
96
17
97
16
95
18
92
20
90
18
91
212
1,118
110
110
112
110
110
111
113
114
111
110
110
109
758 123 751 131 752 146 829 124 688 145 774 139 763 108 640 115 745 117 633 130 649 146 775
126
884
874
883
975
812
919
902
748
860
750
779
921
実人員
1,330
1,550
8,757
延人員
10,307
短期入所者月別訓練者数
月
訓
別
練
日
性
4
数
別
実
人
員
数
延
人
員
数
単位:人
月
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
10 月
11 月
12 月
1 月
2 月
3 月
16
17
19
14
18
18
15
18
18
16
19
18
計
206
日
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
2
12
4
15
4
14
4
12
3
12
4
15
4
13
5
11
5
9
4
11
3
11
3
11
45
146
14
19
54
28
82
20
18
59
79
14
16
62
76
14
15
74
88
8
19
57
65
16
17
70
86
21
16
45
66
18
14
42
60
23
15
45
68
21
14
48
69
18
14
53
71
20
実人員
59
79
221
延人員
191
668
889
〔3〕音
①
楽
療
法
特養ホーム和幸園
◆各クラブの実施回数と 1 回の平均参加者人数
クラブ名・フロア
実施回数
男性平均人数
女性平均人数
合計
ひばりの会
1東
24 回
5.7 名
7.5 名
13.2 名
なでしこの会
1西
24 回
0名
12.6 名
12.6 名
津軽衆の会
2東
24 回
2.2 名
11.4 名
13.6 名
ひまわりの会
2西
24 回
1.2 名
11.3 名
12.5 名
特養ホーム全体
96 回
2.3 名
10.7 名
13.0 名
・ 各フロア月2回、1 東・1 西・2 東・2 西の全4ヶ所でクラブを実施。1 回の参加者数が前年度の
14.7 名から 13.0 名と減少。胃婁栄養などの理由でベッド上での生活を余儀なくされている入所
者の参加が前年度に比べ少なかったことが、参加者減少に繋がったと考えられる。
・ 特養入所者の大半が認知症を患っていることから、認知症ケアの目的に沿った音楽療法を計
画・実施し、参加者が安心して楽しめるような雰囲気作り、季節感や回想を引き出すための工
夫を取り入れたクラブを提供した。
・ クラブ後全体の様子と気になった参加者の様子を記録し情報の共有を図った。
② グループホーム千代の郷
◆実施回数…23 回
1 日平均参加者…8.6 名
・ 今年度は全 23 回音楽クラブ実施。1 日平均参加者は前年度同様 8.6 名の参加となった。
・ 認知症ケアの目的に沿った音楽療法を計画・実施したことで、音楽を通じ楽しく有意義な時間
を提供することが出来た。またその場の雰囲気に応じて曲目の変更・追加し臨機応変に対応し
たことで、参加者から笑顔や回想を引き出すことが出来た。
・ クラブ後スタッフとの「まとめの時間」を継続し情報交換・共有を図り次回へと繋げた。
③
ケアハウス幸徳
◆実施回数…6 回(10 月~3 月)
・
1日平均参加者…10.1 名
約 4 年振りにクラブ再開となる。冬季限定月 1 回の開催であったが、毎回入所者のほぼ半数が
参加された。
・
介護予防の目的に沿った音楽療法を計画・実施し、クラブ後全体の様子や気になった参加者の
様子を記録。情報提供・共有を図った。
・ 参加者のリクエストに応えられるよう、様々なジャンルの歌を提供したことで、
「色んな曲を歌
えて嬉しかった」
「唱歌等の懐かしい歌を歌える機会が出来てよかった」と喜びの声が聞かれた。
・ ハンドベル演奏を行い、集中力・協調性・社会性の向上を図り、演奏後は達成感を味わって頂
くことが出来た。
-13-
〔4〕給 食
部
門
1.健康維持
だしを活用し、薄味で素材の味を活かした料理を提供するように心掛け、利用者からは「おい
しい」との言葉を頂いている。味が良く栄養が強化されたゼリーや飲み物を取り入れたり、味噌
汁にカルシウム強化剤を加え、必要な栄養素を効率的に摂取できるようにした。
2.嗜好の把握
栄養士が食事の様子を観察したり、声掛けをして、利用者から要望や意見を引き出し、嗜好の
把握に努めた。また、残食調査や検食簿を確認して、切り方や食材を変更したり、味付けの調整
等を行い、利用者の嗜好や要望に合った食事を提供するように心掛けた。
3.美味しく食べるための工夫
旬の食材を取り入れ、季節や行事に応じた食事やおやつを提供し、食事を通して季節を感じて
いただけた。行事の際には普段とは異なる料理を提供したり、普段と異なる食器を使用すること
で、メリハリのある食事の提供を心掛けた。
4.食中毒・感染症の予防と衛生管理
年 2 回の衛生教育を定期的に実施し、食中毒や厨房内の衛生管理について再度見直しをして
日々の業務に活かしている。毎日の衛生管理はもちろん、厨房内の掃除や食器や調理器具の漂白
も定期的に行い、清潔な環境づくりや衛生的な器具の取り扱いはできている。
5.コスト管理
使用している食材の値上げがたびたびあったが、見積もり合わせで質が良く値段が安いものを
使用したり、無駄を減らすよう栄養士と調理員一丸となって取り組み、食材費は目標まで届かな
かったものの、かなり減らすことができた。
6.インシデント・事故・苦情発生時の対応
インシデント 1 件(配膳ミス)
、事故 8 件(配膳ミス 2 件、異物混入 2 件、排水管にスプーンや
ビニール片が詰まっていた…等)が発生した。事故対策について話し合いを設け、同じミスをし
ないように対処した。
7.非常食の確保と適正管理
献立に取り入れたり避難訓練で試食して、賞味期限内に消費した。それぞれの食事形態に対応
し、味が良く、使い勝手がよいものを選択して、適宜入れ替えた。
8.調理員の技術・知識の向上
外部研修は栄養士 1 回 1 名、調理員 1 回 2 名が参加した。調理部門会議や嚥下食ミーティング
で食事の問題点や改善案を話し合い、よりよい食事の提供を心掛けた。
-14-
9.各施設・事業所の取り組み
(1)特別養護老人ホーム
利用者の身体機能の低下に伴い、嚥下食やミキサー食の人数が増えてきているが、適切な
硬さでおいしく、栄養価も高いものを提供するように心掛けた。 栄養ケアマネジメントは多
職種協働で定期的に実施し、利用者個々に合ったサービスを提供した。
(2)ケアハウス幸徳
利用者の意見を基に使用食材や仕込み方法の変更、味付けの調整などで改善を図り、満足
していただける食事の提供を心掛けた。2 か月毎の懇談会では健康や食中毒・感染症予防の
情報提供をしたり、年 2 回の居室の冷蔵庫点検を行い、利用者の健康の維持と衛生管理に努
めた。
(3) ケアハウス幸陽
利用者の介護度が高くなり見守りや介助が必要な方が増えたため、夕食後の片付けを介護
員から調理員に変更し、介護員の負担軽減を図った。
利用者個々の咀嚼・嚥下機能に合わせて、並食、中刻み食、嚥下食の提供を行った。月 1
回の誕生会にケーキや和菓子などを提供したり、敬老会やクリスマス会、ひな祭り会では行
事食を提供し、喜んでいただいた。
(4) デイサービスセンター和幸
矢田事業所(月~土の昼食)
7 月の七夕会では七夕の行事おやつ、9 月の敬老会では炊き込みご飯、12 月のクリスマス
会ではフリーカットケーキ、3 月のひな祭り会ではちらし寿司等、行事に合った食事やおや
つを提供した。その他、土用の丑にはうなぎ蒲焼き、冬至にはかぼちゃ甘辛煮、彼岸にはお
はぎ等、季節行事にあった食事やおやつを提供し、季節を感じていただいたり、話題の提供
に一役買った。
(5) 配食サービス(浅虫地区以外 月~金曜日の夕食)
週 1 回曜日を変えて色御飯を提供したり、旬の素材を取り入れた料理やおせち料理を提供
し、季節や行事を感じていただける食事を提供した。
-15-
平成 27 年度 年間行事食(特養)
月 日
4 月 29 日
5月 3日
4日
5日
6日
20 日
7月 7日
19 日
20 日
24 日
8 月 13 日
行
事
実 施 献 立
備
考
昭和の日
茶碗蒸し、ロールケーキ
憲法記念日
稲庭うどん、クレープ
みどりの日
釜飯風ほたて御飯、すまし汁、ゼリー
こどもの日
行事ゼリー
振替休日
赤飯
厨房大掃除
外注弁当
七夕
七夕和菓子
夏祭り
バーベキュー、ビール、その他
ご家族参加
海の日
赤飯
土用の丑
うなぎ蒲焼き
お盆
黒豆おこわ・煮〆・酢の物・胡麻豆腐・
すいか
9 月 20 日 敬老会
祝い重・ビール
ご家族参加
21 日 敬老の日
赤飯
23 日 秋分の日
おはぎ
27 日 十五夜
十五夜ゼリー
10 月 31 日 ハロウィン
かぼちゃプリン
11 月 3 日 文化の日
にぎり寿司、ゼリー
11 日 厨房大掃除
外注弁当
23 日 勤労感謝の日
栗ご飯 、かき玉汁
12 月 22 日 冬至
かぼちゃ甘辛煮
24 日 クリスマス
鶏肉のグリル・エビグラタン他
31 日 大晦日
年越しそば・口取り・なまこ酢の物他
1 月 1 日 正月
雑煮・黒豆・けの汁・茶碗蒸し・金目
~7 日
鯛煮付け・いくらなます・天ぷら・刺
身…他、正月料理
12 日 成人の日
サーモンいくら丼・吸い物
15 日 小正月
けの汁
2 月 3 日 節分
いなりと太巻き、節分和菓子
11 日 建国記念日
そぼろ丼・吸い物
3 月 3 日 ひな祭り
ばらちらし・桜餅・甘酒
17 日 彼岸入り
どら焼き
18 日 物故者慰霊祭
黒豆おこわ、煮〆・酢の物・胡麻豆腐
20 日 春分の日
おはぎ
※ 毎月 1 回誕生会を行い、ミニケーキ・和菓子・フルーツの盛り合わせと誕生者カードを提供。
※ 毎月 2 回程度色ご飯を提供。毎週日曜日の昼は麺を提供。
平均栄養給与量
種別
エネルギー
(kcal)
蛋白質
(g)
カルシウム
(mg)
鉄
(mg)
レチノール当量
(μg)
4~6 月
7~9 月
10~12 月
1~3 月
1547
1549
1577
1638
65.0
67.0
67.3
67.9
717
697
697
706
10.4
10.1
10.7
9.9
672
635
683
729
1.86
1.91
1.94
1.91
1 日平均給与量
栄養基準量
1578
1588
66.8
52.5
704
663
10.3
6.3
680
688
1.91
0.98
区分
実
施
期
間
-16-
ビタミン B1 ビタミン B2
(mg)
(mg)
ビタミン C
(mg)
食塩
(g)
1.01
1.02
1.09
1.04
105
114
113
102
9.1
9.2
9.2
9.1
1.04
1.15
109
100
9.2
7.3
〔7〕会議・委員会開催状況
会議・委員会名
実施状況
1
部門調整会議(法人全部門合同)
毎月1回
2
処遇会議
毎月1回
3
フロア会議
毎月1回
4
ケアカンファレンス
随時・月5~8回程度
5
調理部門会議
毎月1回
6
医務会議
毎月1回
7
リハ会議
毎月1回
8
栄養ケアカンファレンス
毎月2回
9
リハビリカンファレンス
毎月2回
10
入所検討委員会
年4回(4・7・10・1)
11
安全管理委員会
毎月1回
12
感染症対策委員会
毎月1回
13
褥瘡対策委員会
毎月1回
14
身体拘束廃止委員会
毎月1回
15
看取り委員会
毎月1回
16
高齢者虐待防止委員会
年6回
17
離床活動委員会
毎月1回(H27.8~)
18
給食懇談会(利用者参加)
毎月1回
19
常会(利用者参加)
毎月1回
20
フロアリーダー会議
毎月1回
21
パート(シルバー人材派遣含む)会議
2カ月に1回程度(不定期)
-17-
8フロア
職員の資質向上
■研修参加・開催状況(矢田事業所)
外 部
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
研
修
14 日安全衛生推進者養成講習 1 人
15 日安全運転管理者講習 1 人
21 日青森県老人福祉協会通常総会・セミナー
25 日新任職員研修会 2 人
1 日認定調査従事者新任者研修 1 人
1 日階層別ヒューマンスキルアップ研修初任者研修 1 人
1,6,8,9,30 日介護支援専門員更新研修 3 人
6 日社会福祉法人等説明会
8,9 日県老人福祉施設大会 2 人
9,10 日福祉職員キャリアパス対応生涯研修初任者コース 2 人
14~18 日認知症介護実践研修(実践者研修)1 人
22 日東北電気保安協会省エネセミナー1 人
24 日介護技術レベルアップ研修 2 人
27 日マイナンバー制度対策講座 1 人
18,19,25 日介護支援専門員更新研修 3 人
21 日認知症タイプ別ケア研修会 2 人
22 日社会福祉トップセミナー3 人
2 日マイナンバーセミナー2 人
2,6,7,817,18,19 日認知症介護実践者(リーダー研修)1 人
3 日高齢者虐待等研修会 1 人
17 日安全運転管理者講習 1 人
28 日階層別ヒューマンスキルアップ研修 1 人
1 日安全運転管理者講習 1 人
1 日福祉職員キャリアパス対応生涯研修 2 人
6,7 日全国老人福祉施設研究会議 6 人
15,16 日東北ブロック軽費ホーム施設長職員研究大会 1 人
20 日介護プロフェッショナルキャリア段位制度アセッサー講習 1 人
23 日経営協青年会総会・セミナー
27 日階層別ヒューマンスキルアップ研修 1 人
28 日階層別ヒューマンスキルアップ研修 1 人
14 日認知症 BPSD 改善に資する研修会 2 人
15 日東青地区老人福祉協会職員研修会 3 人
17 日ノロウィルス食中毒の予防と対策講習会 2 人
18 日介護予防モデル事業説明会 2 人
30 日リスクマネジメント研修 1 人
2 日福祉職員キャリアパス対応生涯研修 1 人
6 日介護記録研修会 4 人
10 日認定調査従事者現任者研修 6 人
12,13 日施設内ケアマネのためのケアプラン研修会 1 人
15 日メンタルヘルス研修会
10 日介護予防支援従事者研修会 1 人
17 日法人制度改革対応セミナー2 人
23 日法人後見研修会 2 人
13 日口腔ケア研修会 2 人
14 日県老協総会、セミナー1 人
内 部 研 修
6~7 日法人新任職員研修
8 日新任職員法人事業所見学会
22 日危険予知訓練
8 日職員全体研修
「介護報酬改定の内容、地域
包括ケアについて」
18 日調理衛生教育前期
19 日感染症学習会
2 日介護支援専門員受験勉強
会(10 月まで全 4 回)
6 日腸閉塞学習会
30 日認知症ケア勉強会
23 日安全対策学習会
23 日虐待防止学習会
14 日家族介護講習会
「認知症介護について」
20 日褥瘡対策学習会
25 日ノロウィルス対策等伝達研修
7 日職員全体研修「高齢者虐
待防止の理解と職員の役割」
16 日調理衛生教育後期
18 日感染対策学習会
7 日リスクマネジメント伝達研修
9 日介護記録伝達研修
29 日看取り学習会
23 日新任職員法人事業所見学会
-18-
平成 27 年度 実習受け入れ状況
◎東奥学園高等学校『介護福祉士』
6 月 15 日(月)
~
6 月 26 日(金)
3名
10 日間
7 月 21 日(火)
~
8 月 7 日(金)
3名
14 日間
8 月 18 日(火)
~
8 月 28 日(金)
3名
9 日間
8 月 31 日(月)
~
9 月 16 日(水)
3名
13 日間
10 月 30 日(金)
3名
8 日間
11 月 11 日(水)
1名
5 日間
1名
15 日間
10 月 21 日(水)
11 月 5 日(木)
~
~
◎青森中央短期大学『介護福祉士』
10 月 8 日(木)
~
10 月 28 日(水)
◎青森明の星短期大学『介護福祉士』
6 月 1 日(月)
~
6 月 17 日(水)
1名
14 日間
9 月 1 日(火)
~
9 月 26 日(土)
2名
18 日間
11 月 24 日(火)
~
12 月 11 日(金)
1名
14 日間
1名
23 日間
1名
23 日間
◎弘前医療・福祉短期大学部『介護福祉士』
6 月 1 日(月)
~
11 月 2 日(月)
~
6 月 30 日(火)
12 月 2 日(水)
◎青森県立保健大学『社会福祉士』
8 月 3 日(月)
~
8 月 18 日(火)
2名
12 日間
9 月 15 日(火)
~
9 月 28 日(月)
2名
11 日間
-19-
安全管理委員会
〔1〕活
動
・ 月 1 回定例会議を開催した。
・ インシデント、アクシデントについてSHEL法を用いた要因分析を実施した。
・ 重度の事故につながると考えられるインシデント、アクシデントに際しては、早期に対策を立
て対応した。
・ 家族への情報を開示し、現在の状態について、適宜情報交換した。
〔2〕当施設でのインシデント、アクシデント
1. 発生件数
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
26 年度
27 年度
インシデント
71
43
54
44
33
38
アクシデント
140
128
136
158
166
157
2.レベル別
アクシデント発生件数
22 年
23 年
24 年
25 年
26 年
27 年
レベル 1
126
111
112
139
135
137
レベル 2
11
13
16
9
25
14
レベル 3
2
4
8
10
6
6
レベル 4
1
0
0
0
0
0
(レベルについて)
レベル1-事故が起こったが処置必要なし。
レベル2-事故のため医務処置が必要となった。
レベル3-事故のため直ちに病院受診が必要と
なった。
レベル4-事故が死因となった。
※ 平成 27 年度はレベル 4 の報告はなかったものの、レベル 3 のアクシデントは骨折・骨亀裂・
打撲のため病院受診に繋がったケース 6 件あった。
3. 発生時間・事故発生場所・ケア内容
発生時間は、利用者の活動時間と一致している。事故発生場所は、ベッドサイド・居室内を
合わせ 56%となっている。排泄介助時・入浴介助時に全身の状態の観察や皮膚状態の観察が
行なわれ、表皮剥離や紫斑報告の件数が多かった。
〔3〕まとめ
レベル 3 のアクシデントである転倒による骨折ケース 2 件は認知症の進行のため待機指示が
出来ず、徘徊コールマット設置し対応していた。しかし、他利用者の排泄介助中のため間に合
わず転倒に至った。立位、歩行ふらつき見られ、転倒により骨折を繰り返していた利用者は、
危険リスクが認識出来ず常に転倒のリスクがあった。移動時手引き歩行介助、可能な限り見守
りを行い転倒に気を付けていたが転倒してしまった。対策として、見回り頻回とし、コール時
は迅速な対応をしている。また、環境の整備を行い利用者の見守りが出来、利用者がより快適
に過ごせるようにした。年 1 回実施している歯科医師による口腔アセスメントで食事形態の見
直しが早期に行われ、窒息による事故発生はなかった。安全かつ安心して生活して頂くために、
ケアの質の向上を図り、園内外の研修に積極的に参加していく。
-20-
■インシデント・アクシデント発生件数
インシデント(SS含む)
SSのみ
アクシデント(SS含む)
SSのみ
計
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
38
0
1
6
6
4
5
5
1
1
3
4
2
11
0
0
5
0
1
3
1
0
0
0
1
0
157
12
12
8
29
14
15
17
12
7
10
13
8
12
1
0
1
2
2
3
2
0
0
1
0
0
※SS=ショートステイ利用者
■アクシデントの詳細について
レベル内訳
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
レベル1(処置なし)
11
12
8
24
14
12
13
11
5
8
11
8
レベル2(処置あり)
0
0
0
5
0
1
4
0
2
0
2
0
レベル3(病院受診 *1)
1
0
0
0
0
2
0
1
0
2
0
0
レベル4(死に至る)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
12
12
8
29
14
15
17
12
7
10
13
8
*1 嘱託医の指示を仰いだもの含む
計
時間別発生件数
午前(計82件)
0時~
5%
2時~
2%
1時~
3%
11時~
19%
午後(計58件)
3時~
1%
22時~ 3%
13時~ 15%
5時~
6時~
2%
15%
20時~ 6%
19時~ 6%
7時~
7%
介護室
1%
事故発生場所
廊下
4%
浴室・脱衣室
14%
17時~ 6%
その他
4%
ベッドサイド
36%
ケアなし
24%
洗面所
0%
居室内
20%
その他*2
14%
移動時
・歩行
1%
就寝
8%
食事
7%
移乗時
2%
排泄
オムツ
13%
転倒・尻
餅
18%
転落
13%
骨折
1%
15時~ 11%
モーニングケア
ナイトケア
22%
入浴・着脱
15%
食堂・カフェテリア
18%
紫斑・表
皮剥離
53%
16時~ 20%
利用者の状況・ケアの内訳
その他
1%
トイレ
6%
事故内容
14時~ 10%
18時~ 3%
8時~
9%
9時~
16%
12時~ 8%
21時~ 4%
4時~
1%
10時~
20%
23時~ 8%
打撲
1%
誤薬・服
薬忘れ
4%
-21-
*2 事故内容「その他」内訳
・ 一人でエレベーターに乗った
・ ベッドから降りた
・ 一人で排泄に行った
・ ほか
137
14
6
0
157
感染対策委員会
〔1〕活
動
・ 月1回の定例会議を開催した。主に県内、国内の感染情報を提供し周知した。
・ 感染対策マニュアルの周知徹底をはかった。
・ 職員対象の感染対策・予防学習会 2 回開催した。
・ 家族持ち込みの食物の制限を徹底し、且つ各フロアの冷蔵庫の掃除の徹底、おやつ等の賞味期
限の確認を慣例化するように指導した。
〔2〕当施設の感染症発生状況
1.インフルエンザ
・利用者:発症なし。 職員:4 名発症、職員家族 2 名発症。
※ 予防対策:季節型インフルエンザワクチン接種
職員、パート職員、シルバー人材派遣
計 145 名接種
利用者 入所 109 名 + SS 5 名
計 114 名接種
2.ノロウイルス(急性胃腸炎含む)
・利用者:発症なし・職員:5 名発症。
※ 対策:下痢、嘔吐時は速やかに業務を離れ、上司の指示を仰ぐ。自宅での発症の場合出勤せ
ず、病院受診して上司の指示を仰ぐことが徹底された。生ガキの摂取制限を周知して
きた。家族発生もあり、家族間でのトイレ共同のため、清掃注意呼び掛けた。
3.疥 癬
・利用者、職員の発症はなし。
※ 対策:皮膚の観察を密に行い、異常の早期発見に努めた。
4. 結 核
・利用者・職員発症なし
※ 予防対策:利用者年 1 回の結核検診
利用者 108 名中 106 名実施、(入院中 1 名と新規入所 1 名除く)
要精査 11 名は、石木医院にて精査実施し 9 名が経過観察の指示受け、要医療の 2 名は昨年、
肺癌疑いの診断受けたため経過観察中となる。
〔3〕まとめ
職員は、入所者と日常的に長時間接するため、自己の健康管理を徹底しなければならない。
入所者の環境整備において、湿度・室温の管理を徹底した結果、施設でのインフルエンザ発症
はなかった。
今後も施設において、感染症または食中毒が発生しないよう取り組み、発生した際には、速や
かに対応し、蔓延しないよう対策を講じていく。
*施設利用者・職員に感染症 10 名以上発生した場合、行政への報告が必要。
-22-
褥創対策委員会
〔1〕活
動
・ 月 1 回定例で開催した。
・ 特養ホーム和幸園での褥創発生状況を把握し、原因追及と共に、嘱託医の協力のもと、早
期治癒を目指し、苦痛の緩和に努めた。
・ 栄養ケアカンファレンスをもとに、栄養状態の改善を図った。
・ 家族への情報を開示し、現在の状態について、適宜情報交換した。
・ ブレーデンスケールを用いて入所者全員評価し、対策をたて対応した。
・ 皮膚の弱い利用者のケアを確認し、対策について見直し経過観察とした。
〔2〕当施設での褥創発生状況
・ 資料参照
〔3〕まとめ
27 年度特養ホーム褥創発生件数 18 件あり、褥創治癒に至った日数が 10 日未満のケースは全体
の 17%、1 ケ月未満のケースは 33%、1 ケ月以上のケースは 50%であった。
1 ケ月以上の治療期間を要している褥創の部位は、仙骨部と好発部位であった。
施設内での褥瘡形成は、臀部や大転子部、仙骨部、踵部が多く、原因として、加齢に伴い、食
事摂取量の低下(低栄養)、腎機能の低下等のため血行不良となり浮腫傾向の為、短時間の圧迫で
発赤・水疱を形成したと考える。エアーマットを使用し体圧分散実施、頻回に体位交換し早期治
癒を促した。終末期における栄養状態維持、浮腫改善は困難ではあるが、介護職員、栄養士、リ
ハビリ職員、看護師と協力し二次合併症予防に努めた。
ブレーデンスケールの結果は 10 点未満が 5 名(経管栄養者 2 名)
、10 点から 18 点未満は 47 名
(経管栄養者 17 名・経口摂取者 30 名)
、18 点から 23 点は 44 名であった。褥創形成者は 15 点未
満の利用者が占めていた。加齢により表皮が弱まり表皮剥離の報告が増え、表皮の弱い利用者の
ケアを見直し確認して意識を高めた。今後も外部研修、内部研修の充実をはかり、褥創対策をし
ていく。
※ブレーデンスケールとは、知覚の認知・皮膚湿潤・活動性・可動性・栄養状態・摩擦の 6 項目から
判断する。1.全く知覚なし 2.重度の障害 3.軽度の障害 4.障害なしで 23 点が満点であり、危険点は
病院で 14 点/23 点
施設では 17 点/23 点が目安となっている。
-23-
当施設での褥創発生状況
Ⅰ
Ⅱ
褥創
スケール Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
H28.3.31 作成
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
2
2
4
5
2
2
4
1
5
1
4
1
3
1
1
1
1
仙骨 2件
仙骨 2件
仙骨 3件
左腰部1件
左腰部1件
臀部 1件
仙骨 3件
右踵 1件
仙骨 1件
右踵 1件
仙骨 1件
右臀部1件
大転子1件
右腸骨1件
右肩 1件
臀部 1件
右臀部1件
仙骨 2件
右腸骨1件
右肩 1件
臀部 1件
仙骨 1件
尾骨 1件
左踵 1件
右踵 1件
右臀部1件
仙骨 1件
右踵 1件
左踵 1件
右臀部1件
仙骨 1件
右臀部1件
右臀部1件
園内2件
園内2件
園内4件
園内5件
園内2件
園内2件
園内5件
園内6件
園内5件
園内4件
園内2件
園内1件
部位
発生場所
仙骨
11/3-2/4
仙骨
6/30-926
仙骨
4/26-5/10
仙骨
10/17~
-24-
仙骨
4/24-5/3
右大転子
10/18-10/26
仙骨
6/24-7/12
治癒までの
期間
臀部
6/24-7/27
左踵部
12/26-1/25
右腸骨
10/18-11/7
右踵部
8/24-9/29
仙骨
10/25-11/25
右踵部
12/26-1/25
左腰部
6/27-7/12
臀部
11/1-11/5
臀部
7/1-8/20
背部
10/30-11/27
尾骨部
12/612/17
身体拘束廃止委員会
〔1〕活
動
・ 特養ホーム和幸園での身体拘束状況を把握し、緊急やむを得ない場合(切迫性・非代替性・
一時性)を除き、利用者の人権を尊重すると共に、日常ケアの充実を図り、「拘束しない
介護」を目指してきた。
・ 月 1 回の会議を開催し、経過、対策について検討、実践した。
・ 家族への情報を開示し、現在の状態について、適宜説明、同意を得た。
・ 家族の意向を重要視し、一方的な身体拘束解除にならないようにした。
〔2〕当施設における身体拘束発生状況
7
6
5
1
1
2
2
1
1
2
1
4
1
1
1
1
1
1
1
1
3
2
3
2
1
2
2
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
4月
5月
6月
7月
8月
1
2
2
2月
3月
1
0
固定ベルト
9月 10月11月12月 1月
ベッド柵
コンビ
ミトン
〔3〕ま と め
27 年度の身体拘束対象者は 15 名(内重複者 2 名)であり、拘束解除者は 10 名であった。
ミトン使用者に関しては、胃瘻造設者や皮膚疾患者も対象となり「抜去防止」
「症状悪化防止」
のための「やむを得ない拘束」として継続となったが腹巻・手袋等を使用することで解除する
こともできた。
ベッド柵での身体拘束が主であったが、御家族の意向を確認しながら利用者の精神面に配慮
し、安全な生活が送られるよう常に職員が意識をすることで拘束解除に向けた援助を行った。
今後も、
「拘束」が当たり前にならないよう、又、不適切なケアを見逃さないよう、職員・
その他、介護に携わる全員に意識付けを行い、利用者一人ひとりに合った解除の手段・手法を
検討すると共に、更に広い視点での「拘束」に関しても、対策を講じていかなければならない
と考える。
-25-
看取り委員会
〔1〕活
動
・ 月 1 回定例会議開催
・ 看取りについての学習会 2 回実施
・ 看取りケースの実施、ケアカンファレンス施行
・ 看取り介護終了後のカンファレンス
〔2〕当園での死亡動向
・ 園での死亡者総数は 33 件で、施設内死亡者 30 件、入院中死亡者 3 件(腹部動脈瘤破裂 1 件、
心不全 1 件、骨腫瘍 1 件)
・ 園での死亡原因は老衰 16 件、他 14 件(脳血管障害 4 件、多発性脳腫瘍転移 1 件、心不全 1 件、
急性心不全 2 件、気管支肺炎 1 件、うっ血性心不全 1 件、肺癌 1 件、膀胱癌 1 件、急性呼吸不
全 1 件、急性呼吸循環不全 1 件)
・ 当園看取りケース
園死亡者 30 件の内、看取りケース 8 件
〔3〕看取りケースとして 10 件
・ 看取り加算ケース 8 件
(看取りケース中、症状回復され、看取り加算中止したもの 2 件あり)
〔4〕まとめ
和幸園利用者終末期における意向調べをベースに看取り介護を実施してきた。家族の思いや利
用者自身の思いを確認した上で、その人らしい人生を全うできるよう援助の仕方をカンファレン
スし、提供してきた結果、家族から「ありがとう」と感謝の言葉やお手紙を頂いた。穏やかに過
ごして頂けるよう空気清浄機設置、家族も寛げ利用者と共に過ごすことが出来るようソファーベ
ッド設置と環境整備に努め、心身のリラックスが図れるよう鳥の囀りやヒーリングミュージック
を流すなどした。孤独死とならぬよう配慮し、頻回に居室訪問しスキンシップをはかった。御家
族の協力の中、人生最後の時を御家族に見守られ死を迎え、孤独感を取り除けたケースがあった。
御家族がたまたま席を外し外出した時に、息を引き取るケースもあったが、利用者本人様の心遣
いだったかも知れないと御家族の方へ伝えることで、死を受け止められていた。今後も利用者・
家族の意向に沿うよう、安楽で安心な生活を送り、最後までその人らしい人生を送ることができ
るよう、内部研修の充実、外部研修への積極的参加に努めていく。
-26-
高齢者虐待防止委員会
〔1〕活
動
・ 年 8 回(4 月、5 月、7 月、8 月、9 月、10 月、12 月、1 月)の会議を開催した。
・ ストレスマネジメントの学習を深め、不適切ケアに至らないよう心理面のサポートを行った。
・ 高齢者虐待に関する報道について情報の共有を図り、虐待防止に努めた。
〔2〕当園での虐待・不適切なケア事例
・不適切なケアと考えられる事例 2 件
内 1 件は利用者からの訴えあり、家族からの苦情も含めて苦情処理として対応し、家族に謝罪
している。
適宜委員会において検証し、情報の共有・認知症ケアの理解・利用者本位・個別ケアが十分で
無かったことが要因ではないかと挙げられ、施設における高齢者ケアの基本的なことを正確・
確実に実践出来るよう、適宜、助言・指導していくことが必要であると考えられた。
〔3〕ま と め
昨年度同様、新聞・テレビ報道から、映像を含めた具体的な虐待事例を提供し、現実問題として、
必然的に自らの援助の振り返りがされたものと考える。死亡につながる犯罪として逮捕された事例
もあり、事件を振り返り再認識することができた。
高齢者虐待防止法の背景や法の特徴を再確認すると共に、高齢者の権利・利益の擁護に対しての
尊厳の保持と、その有する能力に応じた日常生活を営んで頂ける様な支援を提供するために、施設
内における「虐待である」とは言い切れないが「不適切なケア」と思われる課題を提起し、会議の
場で共有・検証・意見交換をし、振り返り・ケアの見直しが出来たと思われる。
今後も、
「不適切なケア」の段階で発見し、
「虐待の芽」を摘む取り組みを行っていく。
安全管理委員会と連携を図り、紫斑形成に至った原因や要因を分析し、再発に努めた。
-27-
防災委員会
〔1〕防災訓練実施状況
(特養)1東側フロア避難訓練 15
4月
(全体)緊急連絡網使用訓練 19
(デイ)秋季避難訓練 22,24
10 月
(幸陽)地震想定避難訓練 19
(幸陽)通常避難訓練 20
(千代)夜間想定避難訓練 7
5月
11 月
(デイ)春季避難訓練 12,13
(特養)1西側フロア避難訓練 14
6月
1月
(特養)2西側フロア避難訓練 12
2月
(特養棟)夜間避難訓練 2
9月
(特養)1西側フロア避難訓練 10
(幸徳)利用者視聴覚訓練 21
(特養)2東側フロア避難訓練 26
(特養)2東側フロア避難訓練 15
(幸徳)夜間想定避難訓練 23
8月
(特養)1東側フロア避難訓練 19
(幸陽)職員視聴覚訓練 18
(全体)総合防災訓練
(幸陽)夜間想定避難訓練 13
7月
12 月
(全体)緊急連絡網使用訓練 1
(特養)2西側フロア避難訓練 12
(特養棟)地震想定避難訓練 10
(視聴覚研修含む)
3月
(千代)夜間想定避難訓練 3
※数字は実施日
防災委員会を年 6 回開催
・ 6 月に実施した総合防災訓練では、通常避難訓練のほか、チーム形式のバケツリレー競走
が賑やかに行われた。
・ 特養ホームではフロア別訓練を年 8 回実施し、延べ 37 名が訓練に参加した。できるだけ
多くの職員が訓練に参加できるように継続していく。
・ 自動火災通報装置連動のメール発信システムは、一部職員の携帯電話・スマホで正しく
設定してもメール受信できない場合があるが、瞬時に登録職員全員に連絡できるのは有
効と考える。
・ DVD「高齢者福祉施設における実践的な震災時BCP検証訓練事例集」を防災委員会
や避難訓練の際などの機会に見てもらうことで、災害時の施設として役割などを理解し
てもらうことができた。
・ 9 月に実施した夜間避難訓練は、雨天強風のため矢田町民の協力参加は中止としたが、東
岳消防分団には駆けつけてもらった。また、グループホーム千代の郷の 5 月の訓練には、
近隣住民 4 名に協力参加してもらった。今後も連携を深めていきたい。
〔2〕防災用品の整備状況
石油ストーブ 8 台、カセットガスストーブ 3 台、ノーパンク自転車、LEDランタンとヘッド
ライトなどを購入したほか、乾電池と使い捨てカイロの入れ替えを行った。
(矢田事業所の主な備品)防災用テント 2 基、ポータブル発電機 8 台、外部通信用iPad2
台、LED投光器 3 台、防雨型コードリール、ガソリン携行缶、石油ストーブ 15 台(うちカセッ
トガス式 3 台)
、大型石油ヒーター1 台、小型ガス炊き出し器、エアーベッド 20 台、防炎毛布 30
枚、ブルーシート、ラジオ付きライト、LEDランタン(太陽光蓄電式も含む)、ヘッドライト、
ノーパンク自転車、防災用ベスト、トイレ用消臭固化剤、乾電池、備蓄食品、その他消耗品類
-28-
〔3〕衛生委員会
・ 平成 27 年度職員感染症発症はンフルエンザ発症者 6 名
炎含む)5 名
マイコプラズマ肺炎罹患 1 名
ノロウイルス発症者(急性胃腸
カンピロバクター罹患 1 名、重篤者なくそ
れぞれ症状に応じて出勤停止措置施行、利用者への感染拡大もみられなかった。また 11
月には全職員対象にインフルエンザワクチン接種を実施した。
・ 平成 27 年 4 月(夜勤従事者のみ)および 10 月全職員対象健康診断を実施
腰痛アンケート、メンタルチェックについては全職員年 2 回実施
健康診断結果(腰痛、メンタル含む)については個人ごとに結果を手渡し異常者に対し健
康意識の向上を図れるよう助言指導をし、必要時は個別に専門医受診を勧め早期対応を
心掛けた。
・ 腰痛予防の為、毎日のラジオ体操を継続して行っている。今後も実施していく。
・ インフルエンザ発症やノロウイルス発症情報をメール・掲示板・口頭で都度伝え、予防
対策に留意するように促した。また、発症時の対応、特にノロウイルス時の適切な消毒
方法をその都度周知徹底した。
・ 衛生委員会の開催を年 6 回行い、巡視状況報告、感染症発症状況や健診結果についての
情報伝達を行った。
-29-
平成27年度
事業状況調べ
矢田事業所(法人関係、特別養護老人ホーム他)
月別
4
事
業
等
の
内
容
オンブズマンと苦情受付担当者との合同会議
東岳地区交通安全協会総会・懇親会
青森年金事務所調査
5
法人内監査会
特別養護老人ホーム 1 階床改修工事
法人理事会・評議員会
6
グループホーム千代の郷 青森市・厚生労働省合同実地指導
青森市保健所による特定給食施設等栄養管理巡回指導
浅虫消防署による査察
7
ケアハウス幸徳ボイラー入れ替え工事
8
9
法人合併検討委員会①
東奥学園理事長兼校長叙勲受章祝賀会参加
東岳地区敬老会への送迎バス協力
10
法人合併検討委員会②
法人理事会・評議員会
オンブズマンと苦情受付担当者との合同会議
28 年度新卒者採用試験
青森県新採用職員体験研修受け入れ(2 回)
11
合併検討委員会③
法人理事会・評議員会(10 日)
青森県新採用職員体験研修受け入れ
第一地区民生児童委員協議会施設見学来園
勝田三思園開園祝賀会参加
矢田町会防災訓練協力参加
法人理事会・評議員会(30 日)
12
青森市指導監査(法人・特養)
職員親睦会主催 忘年会
1
法人理事会・評議員会
青森市保健所による巡回指導(特養・幸陽)
2
3
法人理事会・評議員会
介護サービス事業者等に対する集団指導
障害サービス事業者等に対する集団指導
職員親睦会主催 歓送迎会
各報告書に掲載されていないものを記載している。
-30-
グループホーム千代の郷
今年度の入退所は 3 件で、病状が進行したり容態が急変したケースもあった。医療職のいない施
設だからこそ今後学ばなければいけないことも多い。日々のケアを通して、早急に異変に気付き
的確に判断、対応することが今後更に求められる。
国と市の合同実地指導を受け、
指摘事項を参考に、ケアプランやモニタリングの様式を修正した。
また、毎月の認知症勉強会では、熊谷式 3 期分類の本を読み込み、それをBPSDのある利用者へ
活用することで効果を出している。
〔1〕介護計画・記録
・ 月1回のカンファレンスで利用者の現状や問題点・今後の対応について話し合うことで、プ
ランの充実や職員の意思統一が図れた。
・ 利用者の状態変化がみられた時には、都度話し合うことで出来るだけ早い対応を心掛け、日
誌や連絡ノートを使い、職員間の情報の共有にも努めた。
・ 本人・家族へ介護計画の説明を行い、書面にて同意をいただいた。
・ 定期的(3 ヶ月毎)にアセスメントを行い、計画に沿った実施内容の報告を行った。
〔2〕日常生活
①
食
事
・ 利用者と職員が一緒に食事をすることで、落ち着いて楽しく食べられる雰囲気を作るように
努めた。テーブルの配置や席も、利用者の相性などに配慮した。
・ 野菜の皮剥きや食器の後片付け、食器拭きやテーブル拭きなど利用者と一緒に行った。
・ 食事・水分の摂取量は観察し、普段と違う様子が見られた場合は記録し、経過観察した。
・ 咀嚼が十分出来なくなってきた利用者には刻み食を提供し、食事中の見守りや声掛け・介助
を行った。
・ 誕生日の昼食はその方の好きなメニューとし、午後は誕生会を行い全員でお祝いした。
・ 毎月「季節食」の日を設け、旬の食材を楽しんでいただくよう努めた。
②
排
泄
・ 利用者が自分の力を発揮できるようその能力を把握し、本人の力やその日の状態に合わせて
昼夜のトイレ誘導や移乗介助、清拭、また夜間のみのオムツ対応など介助や見守りを行った。
・ 尿便意を訴えられない利用者に対しては、尿便意のサイン(落ち着きがなくなる・イライラ
しだすなど)を観察し、職員間で情報を共有することでサインを見逃さないようにし、さり
気なくトイレ誘導するようにした。
・ 排泄表にて量、色、性状などを記録している。また、自立の人でも排便の有無が確実に確認
できるよう工夫をした。
-31-
・ 排便のコントロールは、水分補給や下剤の服用など状況に合わせ主治医とも相談しながら対
応している。必要に応じ、触診や摘便・浣腸を施行した。
・ 失禁に対しては、利用者の自尊心が傷つかないように配慮しながら対応した。
③
入
浴
・ 身体機能低下のみられる利用者も、介護浴槽により安全で快適に入浴できた。
・ チェック表を使うことで1週間に2回以上は入浴できるよう声掛け・誘導をしている。
・ 入浴拒否のある利用者に対しては無理強いせず、声を掛ける雰囲気やタイミングを見計らい
その対応の工夫・努力をした。
・ 入浴時、皮膚の状態を観察し、異常がある場合は伝達・記録し、処置や受診にて対応した。
・ 入浴前後はお茶・ジュースなどにて水分補給に努めた。
④
整
容
・ 洗顔や歯磨き、髪を梳かしたりなど、自分で出来ることはできるだけ自分で行っていただく
よう促し、出来なかったり不十分なところは手伝うように努めた。
・ 毎食後の口腔ケアに努めた。
⑤ 趣味活動
・ 音楽療法士による「うぐいすクラブ(音楽クラブ)」を月2回実施した。
・ 歌番組のDVD鑑賞、音読、塗り絵、計算問題、カラオケ、おやつ作り、壁画作り等、利用
者の趣味や能力に合わせて提供した。
・ 園内の散歩、ドライブや外食会などに出掛け、心身のリフレッシュに努めた。
・ 裁縫や習字、壁画用の製作など、得意な分野で力を発揮する場を作った。
⑥ 家
事
・ 役割を持つことで生活にハリが出来るように、洗濯物たたみ、テーブル拭きや食器洗いなど
それぞれの利用者が出来ることはなるべく行ってもらうように働きかけた。その結果、声掛
けをしなくても自主的に手伝いされることが多くみられた。
・ その日の体調や気分に合わせて行っていただき、義務的にならないよう気を付けた。
〔3〕健康管理
・ バイタルチェックは入浴予定日の他、体調不良時や服薬変更時などにも一定期間継続的に行
った。
・ 容態急変時は主治医の指示を仰ぎ、協力医療機関の協力のもと対応ができた。
・ 月 1 回の体重測定と年 1 回の結核検診、健康診断を行った。
・ インフルエンザの予防接種を実施し、罹患者なし。予防としてインフルエンザ警報が出てい
る時期は、当面の外出を自粛した。ノロウィルスの感染例もなし。
・ 薬の管理は全て職員側で行い、誤薬のないよう細心の注意を払った。
・ 入浴後は予防として水虫軟膏塗布し、再発防止に努めた。現在水虫の方はいない。
・ 毎日のラジオ体操と、ホーム内歩行を実施、継続できた。
-32-
〔4〕環境整備
・ ホーム内の装飾は季節に合わせて変更し、利用者が季節を感じられるように努めた。
・ 随時換気を行い、空気洗浄に努めた。
・ 温度・湿度はこまめにチェックし、冬期間の湿度調整に関しては、加湿器の設置と居室への
濡れタオルかけ、洗濯物の干す場所等で調整した。
〔5〕行
事
・ 観桜会や敬老会・夏祭り・紅葉狩り・忘年会等、家族参加型の行事を例年通り開催した。
その時の様子が分かるよう写真や動画、便りを用い、近況報告を行った。
・ 慰問の方を招いたり、踊りの披露やゲーム、カラオケなど、皆さんが楽しめる企画を考案、
実施した。
実施日
内
容
4 月 26 日
観桜会(家族参加)
5月7日
避難訓練
7 月 12 日
夏祭り(家族参加)
8 月 15 日
矢田盆フェスタ
8 月 20 日
結核検診
8 月 29 日
納涼会
9月3日
避難訓練
9 月 21 日
敬老会(家族参加)
9 月 16・17 日
健康診断
10 月 18 日
紅葉狩り(家族参加)
11 月 18 日
インフルエンザ予防接種
11 月 22 日
炊き出し訓練
12 月 19 日
忘年会(家族参加)
12 月 25 日
クリスマス会
2月3日
節分
3月9日
夜越山洋ランまつり
体重測定…毎月
音楽クラブ…月 2 回
利用者誕生会・外食会…随時
運営推進会議・千代の郷便り発行・美容院来所…偶数月
ブログの更新…毎月
〔6〕家族・地域との連携
・ 運営推進会議を 2 ヶ月に 1 回開催し、日常生活状況や自己評価結果、実地指導の評価結果、
実績などを報告した。
-33-
・ 大正琴の慰問と、踊りの慰問があり、楽しい時間を過ごせた。また、同法人内で催された小
学校の慰問や地域の獅子踊りの見学にも参加した。
・ 町内の盆フェスタに参加したり、避難訓練時は近隣の方々にも避難誘導に加わっていただき
協力を得ることができた。
・ 家族面会時は必ず近況報告を行い、お小遣い帳の確認をしていただいた。
・ 千代の郷便りを 2 ヶ月に 1 回発行、ご家族への配布のほか町内回覧板でもお知らせした。
・ ブログを通じ、行事の様子やおやつ作りなど、日々の情報を毎月更新した。
〔7〕職員教育・研修
・ 研修参加者による伝達研修を行った。
・ 東部地域包括支援センターが事務局となり、青森市第6圏域内のグループホームを対象に
開催している勉強会に参加した。
・ 外部団体の研修に参加した。
青森県介護支援専門員更新研修(NPO法人青森県介護支援専門員協会)1 名
全国老人福祉施設研究会議(公益社団法人全国老人福祉施設協議会)1 名
介護記録研修会(公益社団法人青森県老人福祉協会)1 名
認知症講座(青森県介護福祉士会東青下北支部)1 名
・ 実習生の受け入れを行った。
青森県立保健大学
2名
1 日間
グループホーム千代の郷
調査資料
月別入退所調べ
単位:人
4
5
6
7
8
新規
男
入所者
女
1
1
男
1
1
女
1
退所者
9
10
12
1
2
1
計
2
1
平成 28 年 3 月 31 日現在
70~79 歳
3
3
年齢別調べ
60~69 歳
11
80~84 歳
85~89 歳
90 歳以上
単位:人
計
平均年齢
1
74.0 歳
男
1
女
1
2
2
3
8
86.2 歳
計
2
2
2
3
9
84.8 歳
-34-
グループホーム千代の郷 月別・介護度別利用状況
要支援2 介護度1 介護度2 介護度3 介護度4 介護度5
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
31
58
1
3
30
90
1
3
31
87
1
2
30
60
1
2
3
62
1
2
3
1
30
1
31
1
18
30
1
2
62
31
2
1
2
1
30
1
31
1
30
1
31
62
78
62
31
1
2
3
2
1
30
60
90
60
30
1
3
2
2
1
31
93
62
62
31
1
3
2
2
1
30
90
60
60
30
1
3
2
2
1
31
0
0
0
0
1
1
2
30
60
1
2
31
62
1
2
10
60
0
7
0
202
93
62
62
31
3
2
3
1
92
62
93
31
3
2
3
1
87
58
87
29
3
2
3
1
93
0
27
0
819
62
4
28
94
833
-35-
93
3
27
71
823
31
0
12
0
366
計
2
7
60
210
2
7
62
211
2
7
40
198
1
8
3
244
0
9
0
264
0
9
0
270
0
9
0
279
0
9
0
270
0
9
0
279
0
9
0
278
0
9
0
261
0
9
0
279
7
101
165
3,043
1日平均
9
9.0
270
9
8.8
273
9
7.9
238
9
7.9
247
9
8.5
264
9
9.0
270
9
9.0
279
9
9.0
270
9
9.0
279
9
8.9
278
9
9.0
261
9
9.0
279
108
8.7
3,208
デイサービス部門
■デイサービスセンター和幸(矢田)
平成 27 年度は、新規利用者 10 名、終了者 18 名、延べ人員 5,291 人、一日平均 16.8 人の利用。
平均稼働率は 67.1%で前年度 73.9%と比べ 6.8%減少となった。主な減少の要因としては、加齢に
よる体調不良や持病の悪化などで入院された方が多数を占めていた。新規利用者についても、前年
度は 20 名の受け入れがあったことに対し約半減という形となった。また、利用回数について主に週
1 回の利用となる方が多く稼働率増に繋がらなかったと考えられる。
手指活動や行事については継続的に季節感や利用者参加型で楽しめるものを取り入れた。しかし
ながら、徐々に利用者の機能低下が顕著である為に、企画にあたっては理解して頂きやすいように
簡潔明瞭な内容を設定し実施した。他、利用者のニーズや身体状況に応じたリハビリ体操を行い、
希望者にはマシントレーニングや介護予防体操を提供し身体機能の維持・向上を目指した。マッサ
ージ師によるマッサージも提供し、身体の疼痛緩和や関節の拘縮の予防等に繋がったと利用者から
は好評を得ていたが3月をもって終了となった。
今後としても、利用者の重度化となる中で安心して楽しんで頂ける場としてのサービスを提供し
ていきたい。
○事業実施状況
月別
行事内容
趣味活動
4月
はなまつり
花見ドライブ
切り絵(春)
花モビール
手作りおやつ
葉のモビール製作
7月
8月
9月
趣味活動
申干支製作
クリスマス切り絵製作
紅葉壁画)
貼り絵(ちょうちん) 1月
初釜
菜の花壁画製作
ねぶた絵壁画製作
申干支製作
ひなまつり会
魚釣り物品製作
(ゲーム用)
さくら花製作(壁
用)
10 月
11 月
ゲーム大会
ドライブ
(わくわくランド)
七夕会
買物ドライブ(ラ
セラ)
手作りおやつ
(アイスクリーム)
敬老会
行事内容
紅葉ドライブ
(青森空港)
ゲーム大会
買物ドライブ
(ラセラ)
映写会
手作りおやつ
クリスマス会
5月
6月
月別
切り絵(夏)
貼り絵(ちょうちん) 12 月
切り絵(秋)
申干支製作
紅葉モビール製作
2月
映写会
3月
-36-
申干支製作
切り絵(冬)
雪結晶モビール
クリスマス切り絵製作
ねぶた絵壁画製作
○実習生受け入れ状況
・青森中央短期大学(介護実習)
6月11日~17日
1名
5日間
1名
6日間
・明の星短期大学(介護実習)
8月17日~22日
■デイサービスセンター和幸佃事業所
〔1〕通所介護・介護予防通所介護事業
平成 27 年度は、新規利用者 19 名で前年度の約半数となり、終了者は 34 名でほぼ横ばいだった。
年間の平均稼働率は 71.5%で、
前年度に比べると 3.8 ポイント増えた。
4 月から 7 月にかけては 80%
に近い稼働率となっていたが、利用回数の多い方が入院や施設入所で終了となるケースが多かった。
在宅生活での不安を解消できるよう、朝の送迎では服薬の確認や持ち物チェック、戸締りを行うケ
ースが増えている。健康観察により病院受診や入院に繋がったケース、自宅での入浴が困難で久しぶ
りに入浴できた新規利用者、介護予防トレーニングに参加し心身共に回復し笑顔を利用者もいた。食
事形態の工夫により食事量が増えた方や、自宅では布団から起きることがなかった利用者が車椅子で
来所するようになり、
訓練で歩行できるようになった方もいた。さまざまなニーズに対応できるよう、
通所介護計画や個別機能訓練計画の充実を図り全職員で取り組み援助に当たった。また、家族や担当
ケアマネージャーとの連携、他のサービス事業所との横の連携も取りながら、情報交換を行った。
年 1 回の利用者アンケートを実施し、利用者や家族からの意見を処遇に反映できるよう努力してき
た。毎年 3~5 件あった苦情も減少し、月 1 回のオンブズマンの来訪にて和やかに相談できる雰囲気に
なっている。利用者の過ごしやすい空間を提供できた。
利用者の状況として、認知症の方が増えている。徘徊する、物忘れがひどい、勘違いして話をする
等、周囲とのトラブルにならないよう見守りや声掛けを行い、穏やかに過ごしていただけるよう工夫
した。また、職員も介護の専門職としての意識を高めることができた。
年間行事 実施状況
月
行事内容
月
行事内容
4
春のドライブ、音楽療法、おやつ作り
10
紅葉ドライブ、音楽療法、おやつ作り
5
買物ドライブ、音楽療法、おやつ作り
11
買物ドライブ、音楽療法、おやつ作り
6
運動会、音楽療法、おやつ作り
12
クリスマス会、音楽療法、おやつ作り
7
七夕会、ねぶたドライブ(ワラッセ)
1
初釜・初笑い、音楽療法、おやつ作り
音楽療法、おやつ作り
8
夏祭り、音楽療法、おやつ作り
2
映写会、音楽療法、おやつ作り
9
敬老会、音楽療法、おやつ作り
3
ひな祭り会(手作りおやつ)、音楽療法
-37-
○実習生・ボランティア等
受け入れ状況
・介護福祉士養成実習(明の星短期大学)
8月17日~22日
1名
6日間
1名
5日間
各1名
1日間
・義務教育教員免許志願者介護等体験(弘前大学)
6月15日~19日
・福祉施設職場体験(青森県社会福祉協議会)
6月6日、13日、7月11日
・体験ボランティア
4月29日 高校生2名、 5月23日 高校生1名、 3月11日 大学生1名
・慰問 楽団ふとり様
・慰問 佃保育園様
毎月1回
2名
12月19日
5歳児・6歳児
合計23名
〔2〕青森市二次予防対象者通所型介護予防事業
運動機能向上プログラムで、65 歳以上の一般高齢者の対象者に、週 1 回 2 時間、1クール全 12 回
実施した。作業療法士の評価のもと、積極的に運動に取り組まれる方が多く、身体機能の向上、精神
面での効果も見られていた。
年 2 回のプログラムを希望される方、何年も続けて参加される方も多く、
実績を残している。
口腔機能向上プログラムと栄養改善プログラムは、対象者がなかった。
実人員
延人員
計
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
男
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
3
女
0
0
1
3
3
4
5
6
6
6
4
4
42
男
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4
4
5
13
女
0
0
4
11
8
16
14
18
14
15
15
16
131
45
144
〔3〕青森市障害者デイサービス事業
受け入れ態勢は整えていたが、新規利用の申し込みはなかった。
〔4〕青森市介護予防モデル事業
平成 29 年度から開始される新しい総合事業に向けてのモデル事業に参加した。参加者は 1 名
のみだったが、問題点も見えてきた。平成 28 年度 1 年間かけて、スムーズに新しい総合事業に
参加していけるよう取り組んでいく。
-38-
デイサービスセンター和幸 調査資料
〔1〕通所介護事業
地区別登録状況
矢田事業所
は
地
久
築
三
矢八
平
宮浅
野
滝
原泉矢
ま
幸
区
栗
木
本
田重
新
田虫
内
沢
別野田
な
徳
名
坂
館
木
前田
田
す
計
男
1 1 1 1 0 1 0 2 0 0 1 1 0 0 1
10
女
12 24 5 7 1 5 1 5 1 6 1 3 1 2 2
76
計
13 25 6 8 1 6 1 7 1 6 2 4 1 2 3 0 0
86
佃事業所
は
自
地
岡東
け八
南
中松桜筒花栄奥港小浪造
ま
本浜由古戸幸沢
区
佃
造造
や重
佃
佃森川井園町野町柳打道
な
泉館ヶ館山畑山
名
道道
き田
す
丘
計
男 2 2 4 1
28
1 2 1
女 3 12 7 5 4 1 1 1 1
13
3 1
2
1 3
3 4 1 2 6 3
2 2
1
82
4 3 1 6 1
計 5 14 11 6 4 1 1 1 1 1 15 1 3 7 2 2 8 3 1 7 3 3 8 1 1
110
年齢別利用状況
64歳以下
65~74歳
75~84歳
85~94歳
95歳以上
計
区分
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
矢田
0
2
0
1
7
28
5
40
1
2
13
73
佃
0
1
5
4
13
37
8
40
0
2
26
84
合計
3
10
85
-39-
93
5
196
〔2〕宅配給食サービス事業
矢田事業所 月別利用状況
4月
5月
区分
市
ゆ 実働 市
ゆ 実働
実人員
20
11
23
19
11
22
新規登録
1
0
1
0
0
0
延食数 141 146 287 153 138 291
稼働日数
22
22
22
22
22
22
日平均 6.4 6.6 13.0 7.0 6.3 13.2
10月
11月
区分
市
ゆ 実働 市
ゆ 実働
実人員
25
11
28
22
11
25
新規登録
0
0
0
0
0
0
延食数 191 144 335 170 140 310
稼働日数
22
22
22
21
21
21
日平均 8.7 6.5 15.2 8.1 6.7 14.8
合計
区分
市
ゆ
実働
市
実人員
266
140
302
22.2
新規登録
8
0
8
0.7
延食数 2082
1684
3766
173.5
稼働日数
261
262
262
21.8
日平均
8.0
6.4
14.4
6月
ゆ 実働
11
24
0
1
136 304
22
22
6.2 13.8
12月
市
ゆ 実働
22
21
25
0
0
0
175 162 337
22
23
23
8.0 7.0 14.7
月平均
ゆ
実働
11.4
25.2
0.0
0.7
140.3 313.8
21.8
21.8
市
21
1
168
22
7.6
市
25
4
206
23
9.0
市
21
1
155
20
7.8
7月
ゆ
11
0
152
23
6.6
1月
ゆ
11
0
126
20
6.3
実働
28
4
358
23
15.6
市
25
0
185
21
8.8
実働
24
1
281
20
14.1
市
20
0
159
21
7.6
8月
ゆ
11
0
141
21
6.7
2月
ゆ
10
0
128
21
6.1
実働
28
0
326
21
15.5
市
25
0
206
22
9.4
実働
23
0
287
21
13.7
市
21
1
173
23
7.5
※ 市……市役所請求分
ゆ……和幸園ゆうげ
地区別利用者数
矢田事業所
区分
男
女
計
矢
作
八
重
田
野
内
1
0
1
1
0
1
け
や
き
宮
田
1
1
2
1
1
2
浅
虫
1
2
3
小
柳
2
5
7
中
佃
0
4
4
0
1
1
久
栗
坂
造
道
佃
0
1
1
-40-
1
0
1
東
造
道
矢
田
0
2
2
0
2
2
原
別
1
0
1
計
赤
坂
0
1
1
0
1
1
9
21
30
9月
ゆ
11
0
144
22
6.5
3月
ゆ
10
0
127
23
5.5
実働
28
0
350
22
15.9
実働
24
1
300
23
13.0
デイサービスセンター 月別・介護度別利用状況
矢田事業所
要支援
1
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
要支援
2
要介護
1
要介護
2
要介護
3
要介護
4
要介護
5
男
0
12
0
50
0
10
0
40
0
11
0
41
0
2
17
14
87
2
15
16
87
2
15
14
79
2
2
13
11
101
3
14
15
105
3
13
17
100
4
4
11
20
91
4
10
21
78
4
9
23
82
5
0
5
0
34
0
5
0
39
0
5
0
30
0
2
1
16
17
2
1
16
16
2
1
14
13
2
0
2
0
16
0
1
0
13
0
1
0
12
0
10
61
61
396
11
56
68
378
11
55
68
357
13
女
11
15
14
9
4
1
1
55
男
0
51
0
11
0
40
1
13
3
40
1
12
5
46
1
13
3
46
1
12
4
41
1
11
3
36
1
12
4
37
1
13
4
48
7
141
26
516
18
88
2
13
17
60
1
13
7
60
2
13
18
68
2
13
17
66
2
14
17
72
2
11
16
55
2
10
17
56
2
10
17
58
23
159
188
836
23
113
4
17
28
137
4
19
33
137
3
19
27
146
2
18
13
132
3
18
26
110
3
17
27
103
2
17
14
108
2
18
17
110
35
197
251
1,402
30
73
5
9
23
75
5
8
30
75
4
9
28
89
4
9
19
73
4
9
19
67
3
9
20
53
3
8
16
73
4
7
22
76
49
107
271
905
0
30
0
4
0
35
0
4
0
35
1
4
9
36
1
4
7
39
1
4
6
37
1
6
8
58
1
5
12
46
1
4
9
48
6
54
51
467
17
13
2
1
15
12
2
1
11
12
1
1
12
16
1
1
9
13
1
1
7
12
1
0
8
3
1
2
9
17
1
2
9
17
18
13
143
161
0
3
0
1
0
4
0
1
0
4
0
1
0
5
0
1
0
4
0
1
0
4
0
1
2
7
0
0
0
0
0
0
0
0
0
11
2
72
88
371
13
56
83
363
13
59
84
363
12
59
99
406
11
59
68
373
12
59
79
343
11
55
84
315
10
54
72
337
11
54
78
357
138
682
932
4,359
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
-41-
稼働日数
計
1日平均
71
26
457
17.5
67
26
446
17.1
66
26
425
16.3
68
27
459
17
69
25
446
17.8
72
26
447
17.1
71
27
505
18.7
70
25
441
17.6
71
26
422
16.2
66
24
399
16.6
64
25
409
16.3
65
27
435
16.1
820
310
5,291
17
デイサービスセンター 月別・介護度別利用状況
佃事業所
要支援
1
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
4
16
16
67
3
14
12
60
3
14
14
53
3
11
13
46
4
11
14
39
3
11
12
44
3
10
13
38
4
12
17
42
3
12
11
41
4
11
14
39
5
11
18
34
4
9
18
38
43
142
172
541
要支援
2
2
13
16
83
2
13
15
92
2
17
15
117
2
19
14
122
1
18
3
105
1
18
8
127
1
21
8
149
1
19
8
112
1
21
6
127
0
20
0
124
0
19
0
128
0
20
0
141
13
218
93
1,427
要介護
1
4
24
37
181
4
27
42
206
4
25
41
192
3
25
30
201
3
24
27
163
3
22
32
158
3
22
34
167
4
22
45
146
5
23
40
172
5
23
44
157
5
21
45
140
4
20
41
152
47
278
458
2,035
要介護
2
要介護
3
7
9
59
76
7
11
59
86
7
12
53
98
8
11
62
94
8
12
60
90
9
12
67
96
9
12
72
90
8
10
57
74
9
10
58
78
9
10
63
67
9
11
65
78
6
12
51
92
96
132
726
1,019
2
6
10
70
2
5
9
63
1
5
4
66
1
5
4
66
1
6
4
69
1
6
4
72
1
6
4
66
1
6
4
68
1
6
4
66
1
6
3
58
1
4
3
49
3
5
9
56
16
66
62
769
-42-
要介護
4
3
3
19
28
2
3
16
32
2
3
17
31
2
3
19
30
2
2
14
22
2
2
18
22
2
2
16
22
2
2
17
21
2
2
16
18
1
1
11
8
1
1
13
8
1
2
13
14
22
26
189
256
要介護
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
身障
稼働日数
計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
22
71
157
505
20
73
153
539
19
76
144
557
19
74
142
559
19
73
122
488
19
71
141
519
19
73
147
532
20
71
148
463
21
74
135
502
20
71
135
453
21
67
144
437
18
68
132
493
237
862
1,700
6,047
1日平均
93
26
662
25.4
93
26
692
26.6
95
26
701
26.9
93
27
701
25.9
92
25
610
24.4
90
26
660
25.3
92
27
679
25.1
91
25
611
24.4
95
26
637
24.5
91
24
588
24.5
88
25
581
23.2
86
27
625
23.1
1,099
310
7,747
24.9
ヘルパー部門
〔1〕ヘルパーステーション和幸(矢田)
1.介護保険サービス
年間延べ人数は要介護 466 人、
予防 280 人で合計 746 人であり、前年度比 123 人減となった。
内訳は介護 68 人減、予防 75 人減。身体介護が減少し身体と生活の混合援助の割合が増加して
いる傾向が見られている。要支援から要介護1~2の方の利用割合が多くなっており、要介護
3~5の介護度の重い利用者が減ってきている。有料老人ホーム等に入居するなど、在宅での
介護状況が減少してきていることが要因と思われる。介護度別では要介護1の利用者が全体の
約 31%、次いで要介護2が約 24%、要支援2が約 22%と全体の約 92%を占めている。地域別
では浅虫地区が約 31.7%となっており、事業所のある矢田地区や近隣の地区の利用者数が多い。
また世帯別では独居・老夫婦世帯が約 72%とますます高齢者世帯が増加傾向にある。
① 身体介護
・ 近年、入院や施設入所、有料老人ホーム入所等により平成 27 年度も実績はなかった。在宅での
高齢者一人暮らしは、自力でできる部分が少なくなるにつれ、家族の要望で有料ホームへの住
み替えが進み利用者の減少につながっている。
・ 介護予防の利用者においては「見守り・声掛け」等だけでなく身体介護を必要とする方が増え、
要介護に移行された方も増加傾向にあった。その時々の心身状態に応じた対応が常に求められ、
一概に利用者が「できる」、「できない」だけでなく、残存機能低下や廃用性症候群を生じない
よう援助を進めケアマネージャーと連携を図ってきた。
・ 訪問看護・訪問入浴等のサービスを併用している方もいるので、ケアマネージャーを通じて事
業者間の連携を密にして援助の統一や方向性の一元化を図った。
② 生活援助
・ 利用者や家族とコミュニケーションを図りながらニーズを的確に把握し、家族同居、別居であ
っても生活状況の把握希望のある家族には、
「連絡ノート」を活用して家族との連携や援助の統
一を目指し、利用者が混乱しないように努めた。
③ 身体生活援助
・ 高齢による身体機能低下のため、身体生活援助を利用される方の増加は加速している。そのこ
とから身体機能低下防止や自立支援に努めてきた。利用者の心身の変化を見逃さず、他の専門
職と適切なケアの方法を相談しながら支援していきたい。
④ 一般乗用旅客自動車運送事業と自家用自動車有償運送
・ 要支援の利用者は介護タクシーを有効に利用することで生活上の不都合を解消し、買い物・外
出あるいは公共の交通手段では通院に疲労や心労が伴う高齢者は、それぞれの希望が達成され
満足を得ることができた。
-43-
・ 要介護の利用者は通院等乗降介助の他、身体中心型通院介助を利用することで、利用者や家族
の負担を軽減し診断結果を確実に伝えることができ、通院に伴う不安の解消につながった。
2.青森市委託事業及び障がい者居宅介護
・ 「在宅緊急支援」は今年度利用がなかった。
・ 障がい者ヘルパーを利用されている方は、病気の進行により入院治療の後に施設入所となる。
それに伴い利用する障がい者はいなくなった。
3.職員研修と実習生の受け入れ
・ 職員間の情報交換や業務を円滑に進めるための定例会議を毎月 1 回実施。職員の共通理解のも
と連携をとりながら援助をしてきた。また、オンブズマンからの情報、内部研修や外部研修へ
の参加により、ヘルパー自身や援助の質を見直す機会も増えた。
・ 新規採用者は特養ホームにおいて医療・リハビリスタッフ等の指導のもと実習を実施し、多様
な場面に対応できる人材を育成し基本的な技術習得を深めた。
・
基礎研修課程履修中の介護労働安定センターの実習生 3 名を受け入れ、ヘルパー同行訪問や事
前訪問・担当者会議への同席等を通し、在宅高齢者の現状を把握し、高齢者の生活を支える
ことの重要性と難しさを学んでもらった。
4.苦情・要望の相談
・ 援助者の説明不足、コミュニケーション不足、援助中の配慮不足が苦情の要因とならないよう
に、カンファレンス会議において周知を図りサービスの向上に努めた。
・ 利用者の物忘れが原因となるものについては、ご家族や施設職員の助言等により利用者自身が
納得できるよう説明し対処した。
・ 年 1 回アンケート調査を実施し、アンケートの結果を踏まえてサービスの改善に努めた。
〔2〕ヘルパーステーション和幸佃
1.介護保険サービス
今年度は新規利用 16 人、中止・終了が 13 人で、延べ人数として前年度より 44 人増となり、
業績は伸びている。独居や高齢者のみの世帯の割合が高く、在宅の高齢者のニーズが多様化し、
一人に対して複数回の援助が計画されるようになっている。
利用者別でみると、要支援者の割合が多く介護度が重い方の利用は少ない。このことは、介
護度が重くなると入院や施設入所が増えることと関係していると思われる。
地域では、
軽費ホームでの援助以外は東青森地域包括支援センターの圏域がほとんどである。
今年度はヘルパーの定着が図れず、人材の定着が一つの課題となった。
① 身体介護
身体介護サービスとして多かったのは、入浴とそれに関わる援助だった。在宅での生活で一番
の危険は浴室にあると言っても過言ではなく、利用者も自宅での入浴に不安を強く感じている。
ヘルパーが援助に入ることで一番プライベートな空間を安心して利用できることになるが、利用
-44-
者の羞恥心を傷つけないよう心理的・精神的な配慮を行った。
② 生活援助
ヘルパーの援助の中では、日常生活で「家事」と言われるものの需要が大きい。衣食住に関わ
ることの援助は気軽に行えるのもではあるが、各家庭でのやり方に違いがあり、戸惑う場面も多
い。利用者の生活スタイルを変えてしまうことの無いように配慮しながら行った。
③ 身体生活援助
援助の内容としては、病院受診(身体)と帰宅後の掃除や食事の支度(生活)、入浴介助(身体)
と洗濯(生活)などの組み合わせ援助で、多様化したニーズに沿った援助内容となっていた。今
後も増えてくると思われるが、ヘルパー人員の少ない事業所での対応には、長時間となるためケ
アマネージャーと連携を図っていく必要がある。
2.苦情・要望の相談
週 1 回のカンファレンス、会議にて利用者の状況をヘルパー全員が把握するよう、情報共有の場
を持った。また、利用者からの要望や相談には早めに対応することで信頼を得ることができた。ヘ
ルパーの連絡ミスにより苦情となったケースもあり、謝罪はもちろん原因の究明と反省により再発
防止に努めた。また、利用者アンケート調査を実施。概ね良好な結果ではあったが、安心すること
なく改善すべきところを確認するなど、意見を真摯に受け止める機会とした。
-45-
ヘルパーステーション和幸 調査資料
介護度別人数 (矢田事業所)
要支援1
要支援2
単位:人
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計
4月
1
8
9
2 14 16
5 12 17
7
9 16
2
2
5月
1
8
9
2 12 14
6 12 18
6
8 14
2
2
6月
1 10 11
2 12 14
6 13 19
6
8 14
1
7月
1 10 11
2 13 15
6 11 17
6
9 15
8月
0
9
9
2 13 15
6 12 18
6
9月
0
8
8
2 12 14
7 14 21
10月
1
8
9
2 14 16
11月
1
8
9
12月
1
8
1月
1
8
2月
3月
合 計
男
女
計
2
2
1
1
15
48
63
1
2
3
2
2
16
46
62
1
1
2
3
1
1
16
47
63
1
1
1
5
6
1
1
16
50
66
8 14
1
1
1
3
4
0
15
46
61
7
9 16
1
1
1
4
5
0
17
48
65
7 12 19
6
8 14
1
1
1
3
4
0
17
46
63
2 14 16
7 11 18
6
8 14
1
1
1
2
3
1
18
44
62
9
2 12 14
7 15 22
7
7 14
1
1
1
1
0
17
44
61
9
2
9 11
7 15 22
6
8 14
1
1
1
1
2
0
17
42
59
2
9 11
2
9 11
7 14 21
8
8 16
1
1
1
1
2
0
20
42
62
1
9 10
3
7 10
7 14 21
8
8 16
1
1
1
1
0
19
40
59
6
203
543
746
合計 11 103 114 25 141 166 78 155 233 79 98 177
0 14 14
9 27 36
1
1
5
介護度別人数 (佃事業所)
要支援1
要支援2
単位:人
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計
合 計
男
女
計
4月
3
7 10
3
8 11
2
8 10
2
2
2
2
0
0
8
27
35
5月
3
7 10
3
8 11
2
8 10
3
3
1
1
0
0
8
27
35
6月
3
7 10
3
8 11
2
8 10
2
2
1
1
0
0
8
26
34
7月
3
5
8
3
9 12
2
9 11
2
2
1
1
0
0
8
26
34
8月
3
5
8
3
9 12
3
7 10
2
2
2
2
0
0
9
25
34
9月
3
6
9
3
9 12
2
5
7
2
2
2
2
0
1
9
24
33
10月
2
7
9
4
8 12
2
5
7
2
2
2
2
0
0
8
24
32
8
8
5
7 12
2
5
7
2
2
1
1
0
0
7
23
30
0
8
23
31
11月
1
12月
1
8
9
5
7 12
2
5
7
2
2
1
1
0
1月
1
8
9
6
8 14
1
4
5
2
2
1
1
0
1
1
9
23
32
2月
1
8
9
6
8 14
1
4
5
3
3
1
1
0
1
1
9
24
33
3月
2
8 10
6
6 12
6
6
3
3
1
1
0
1
1
9
24
33
0
4
4
100
296
396
合計 25 84 109 50 95 145 21 74 95
0 27 27
0 16 16
-46-
0
0
0
年齢別人数(矢田事業所)
60~69歳
70歳~79歳
80歳~89歳
90歳以上
合 計
予防
介護
予防
介護
予防
介護
予防
介護
予防
介護
計
計
計
計
計
計
計
計
計
計
男 女
男 女
男 女
男 女
男 女
男 女
男 女
男 女
男 女
男 女
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合計
0
0
0
1
1
2
2
5
7
2
5
7
1
16
1
7
12
19
0
1
1
2
8
10
3
22
25
12
26
38
0
0
0
1
1
2
2
5
7
2
6
8
1
14
1
8
11
19
0
1
1
2
8
10
3
20
23
13
26
39
0
0
0
1
1
2
2
5
7
2
6
8
1
16
1
8
11
19
0
1
1
2
7
9
3
22
25
13
25
38
0
0
0
1
1
2
2
5
7
2
5
7
1
17
1
8
13
21
0
1
1
2
8
10
3
23
26
13
27
40
0
0
0
1
1
2
2
5
7
2
2
4
0
17
1
8
13
21
0
1
1
2
8
10
2
23
25
13
24
37
0
0
0
1
1
2
2
5
7
2
3
5
0
16
0
9
15
24
0
0
0
3
9
12
2
21
23
15
28
43
0
0
0
1
1
2
1
5
6
2
3
5
2
17
0
9
11
20
0
0
0
2
9
11
3
22
25
14
24
38
0
0
0
1
1
2
1
5
6
2
2
4
2
17
0
10
10
20
0
0
0
2
9
11
3
22
25
15
22
37
0
0
0
1
1
2
1
5
6
3
3
6
2
15
0
8
11
19
0
0
0
2
9
11
3
20
23
14
24
38
0
0
0
1
1
2
1
4
5
3
4
7
2
13
0
8
11
19
0
0
0
2
9
11
3
17
20
14
25
39
0
0
0
1
1
2
1
4
5
3
3
6
3
13
1
10
11
21
0
1
1
2
9
11
4
18
22
16
24
40
0
0
0
1
1
2
1
4
5
3
3
6
3
11
1
8
11
19
0
1
1
3
9
12
4
16
20
15
24
39
0
0
0
12
12
24
18
57
75
28
45
73
7 101 140 241
0
7
7
282 167 299
466
18 182
26 102 128
36 246
年齢別人数(佃事業所)
60歳~69歳
女
計
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
1
0
1
12
0
12
70歳~79歳
女
計
2
4
6
2
4
6
2
4
6
2
4
6
3
3
6
3
3
6
3
3
6
1
3
4
2
3
5
3
3
6
3
4
7
4
4
8
30
42
72
男
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合計
男
80歳~89歳
女
計
5
20
25
5
20
25
5
19
24
5
20
25
5
18
23
5
18
23
5
18
23
5
17
22
5
17
22
5
17
22
5
17
22
5
17
22
60
218
278
男
男
90歳以上
女
計
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
3
3
0
36
36
男
8
8
8
8
9
9
9
7
8
9
9
10
102
合 計
女
27
27
26
27
24
24
24
23
23
23
24
24
296
計
35
35
34
35
33
33
33
30
31
32
33
34
398
地域・世帯別内訳(矢田事業所)
地域
浅虫
矢田
久栗坂
小柳
造道
独居
15
5
2
2
0
老夫婦世帯
2
1
0
1
家族同居
2
2
1
2
計
19
8
3
%
31.7%
5.0%
佃
宮田
野内
馬屋尻 その他
計
%
0
0
1
0
4
29
48.3%
0
0
2
0
1
7
14
23.3%
2
1
1
1
1
4
17
28.3%
5
2
1
3
2
2
15
60
8.3%
3.3%
1.7%
5.0%
3.3%
3.3%
25.0%
100%
ホ
ー軽
費
ム
計
世帯別
13.3%
地域・世帯別内訳(佃事業所)
自
由
ヶ
丘
佃
中
佃
け
や
き
造
道
東
造
道
八
重
田
松
森
筒
井
古
館
浜
館
4
1
2
2
2
1
3
0
1
1
1
1
1
4
24
60.0%
老夫婦世帯
6
0
2
1
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
11
27.5%
家族同居
1
1
0
0
2
0
0
0
0
0
0
1
0
0
5
12.5%
計
11
2
4
3
4
1
3
2
1
1
1
2
1
4
40
%
27.5%
2.5%
7.5%
5.0%
2.5%
2.5%
2.5%
5.0%
地域
小
柳
独居
世帯別
5.0% 10.0%
7.5% 10.0%
-47-
馬
屋
尻
2.5% 10.0%
%
100%
■月別実績時間
要介護1~5・矢田事業所
4月
5月
38
(利用者数)
単位:時間
6月
39
7月
38
8月
40
9月
37
10月 11月 12月
43
38
37
38
1月
2月
39
3月
40
合計
39
%
466
身体介護
62:56 63:26 57:48 68:34 75:02 88:32 72:04 84:05 75:26 74:01 72:52 79:22
874:08 15.5%
生活援助
143:32 137:14 154:37 171:22 158:44 154:35 163:46 153:40 158:42 167:05 173:44 166:20
1903:21 33.8%
身体生活
258:26 264:19 252:50 264:35 227:34 233:01 220:14 213:45 202:19 220:51 230:09 258:38
2846:41 50.6%
合 計
464:54 464:59 465:15 504:31 461:20 476:08 456:04 451:30 436:27 461:57 476:45 504:20
5624:10
要支援1~2・矢田事業所
4月
5月
単位:人
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
合計
%
予防訪問介護Ⅰ
16
14
15
16
15
15
17
17
14
12
14
13
178 63.6%
予防訪問介護Ⅱ
7
6
7
7
6
5
6
6
7
6
6
5
74 26.4%
予防訪問介護Ⅲ
2
3
3
3
3
2
2
2
2
2
2
2
28 10.0%
合 計
25
23
25
13
24
22
25
25
23
20
22
20
月別実績時間(要介護1~5・佃事業所)
4月
5月
14
(利用者数)
6月
14
7月
13
単位:時間
8月
14
280
9月
13
10月 11月 12月
12
12
10
1月
10
2月
9
3月
10
合計
12
%
143
身体介護
26:40 28:30 22:50 20:00 22:00 15:30 34:20 23:15 20:25 22:31 33:05 34:48
303:54 18.7%
生活援助
95:00 104:30 99:00 102:00 82:00 58:00 62:00 63:55 62:30 48:00 51:00 59:30
887:25 54.5%
身体生活
32:50 37:45 34:15 32:50 30:20 27:30 42:02 33:00 37:40 40:45 37:46 51:15
437:58 26.9%
合 計
154:30 170:45 156:05 154:50 134:20 101:00 138:22 120:10 120:35 111:16 121:51 145:33
月別実績件数(要支援1~2・佃事業所)
4月
5月
6月
7月
1629:17
単位:人
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
合計
%
予防訪問介護Ⅰ
11
10
10
9
9
11
10
9
10
11
11
12
123 48.2%
予防訪問介護Ⅱ
10
10
10
10
10
10
9
8
9
10
9
8
113 44.3%
1
1
1
1
1
2
3
2
2
3
2
19
21
21
20
20
22
21
20
21
23
23
22
255
予防訪問介護Ⅲ
合 計
21
障害者居宅介護・矢田事業所
4月
5月
1
(利用者数)
身体介護
7.5%
単位:時間
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
合計
%
1
1
1
4
1.0
1.5
1.5
4.0
12.3%
家事援助
4.0
5.0
4.0
1.0
14.0
43.1%
通院介護
7.5
3.5
1.5
2.0
14.5
44.6%
合 計
11.5
9.5
7.0
4.5
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
32.5
■同行訪問実習
実習校・団体名
男
女
期 間
日 数
介護労働安定センター
1
2
10/1,10/6
2
東奥保育・福祉専門学院
0
0
0
1
2
2
合 計
-48-
指定居宅介護支援事業所
〔1〕在宅介護支援センター和幸(青森市矢田)
平成 27 年度の取り扱い件数は、昨年比で 82 件の減少。新規相談は 63 件と昨年より 20 件の増加で
したが、介護保険施設入所・入院等で終了の方が多く、結果的に全体の取り扱い件数は減少している。
新規の相談では、地域包括支援センターからの紹介が 33 件と半数あり、他、家族からの相談、関係機
関からの紹介(有料施設、病院)等となっている。病院からの紹介では緩和ケアの紹介も多くなり医
療との連携で支援ができたが、利用期間が短いケースとなっている。
事業所内の伝達会議は週 1 回開催し、各種情報の共有化、介護保険改正について、支援困難な利用
者の事例研究、伝達研修を行い、全職員情報の共有化が図ることができた。これからも、地域包括支
援センターと連携をとりながら、安心して在宅生活が送れる支援に努め、利用者・家族から選択して
頂ける居宅介護事業所、介護支援専門員になるように努めていく。
〔2〕和幸園ケアセンター(佃事業所内)
平成 27 年度の取り扱い件数は、昨年比で 106 件の増加。総数は増えているが、新規利用者数と終了
者数の双方が減少し、変動の少ない 1 年だったと言える。住宅型有料老人ホームの入居者数は、平成
28 年 3 月現在で 129 名中 22 名。入居時、併設の居宅介護支援事業所への変更を案内する施設は減少
し、これによる変動は少なくなっている。
又、新規利用者の多くは、地域包括支援センターからの紹介で、中には、急を要する支援や虐待の
疑いのあるケースもあったが、連携を密にして支援をすすめることが出来た。
昨年度は介護保険制度の改正があり、法人内外の研修機会を見つけて参加し、研修後は定例の会議
で内容を確認することで、理解を深めることが出来た。
事業所内の会議や在宅支援センター和幸との合同会議では、利用者の支援経過を情報共有し意見交
換を行い、支援の方向性が介護支援専門員個人の考え方や力量に左右されることがないようにした。
これは、介護支援専門員のスキルアップの他、精神的な負担軽減につながったと感じている。
今後も、利用者ができる限り住み慣れた地域で安全に快適に暮らし続けることができる様、支援に
努めたい。
-49-
居宅介護支援事業 月別・介護度別給付実績
在宅介護支援センター和幸(矢田)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
計
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
1
1
11
1
10
1
12
1
12
0
12
0
12
0
12
0
12
0
14
0
12
1
14
2
13
7
146
計
153
要支援
2
計
1
2
11
22
1
2
12
22
1
2
10
22
1
2
11
23
1
1
10
22
1
1
11
23
1
1
12
24
1
1
12
24
1
1
10
24
2
2
8
20
3
4
9
23
3
5
11
24
17
24
127 273
144
297
単位:人
1
7
31
8
33
7
31
7
33
9
38
10
36
10
37
11
37
11
42
11
41
11
42
10
42
112
443
2
14
25
14
25
13
25
14
24
14
22
16
22
13
21
12
21
12
21
10
23
12
24
13
23
157
276
要介護
3
4
1
5
12
6
1
4
12
8
1
4
11
11
1
3
10
10
1
3
11
10
1
3
11
10
4
2
9
7
4
4
9
6
4
4
9
5
4
3
11
4
3
3
10
6
4
2
11
6
29
40
126
89
5
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
3
2
4
2
3
2
3
2
2
2
2
17
23
計
28
75
28
79
26
79
26
78
28
82
31
80
30
77
33
77
33
80
30
82
31
84
31
84
355
957
30
97
30
101
28
101
28
101
29
104
32
103
31
101
34
101
34
104
32
102
35
107
36
108
379
1,230
555
433
155
40
1,312
1,609
129
計
合計
初回加算
退院加算
1
0
1
4
0
2
1
4
2
3
4
3
1
3
2
4
2
3
1
6
2
1
1
4
18
37
1
3
2
3
0
2
0
1
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
11
55
14
127
131
129
129
133
135
132
135
138
134
142
144
1,609
地域別登録者
8
31
39
久
栗
坂
2
5
7
松
森
本
泉
沢
山
小
柳
金
沢
幸
畑
は
ま
な
す
自
由
ヶ
丘
2
5
7
平
内
町
0
1
1
1
3
4
0
1
1
0
3
3
0
1
1
1
2
3
1
1
2
0
1
1
1
0
1
浅
虫
男
女
計
男
女
計
単位:人
野
内
原
別
2
9
11
1
7
8
八
重
田
2
4
6
矢
作
1
0
1
矢
田
前
1
0
1
矢
田
宮
田
1
11
12
築
木
館
0
1
1
三
本
木
0
2
2
滝
沢
駒
込
3
3
6
0
3
3
馬
屋
尻
0
3
3
三
内
長
島
奥
内
石
江
金
浜
大
野
計
1
1
2
0
1
1
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
33
111
144
佃
南
佃
港
町
造
道
1
3
4
0
1
1
1
0
1
2
5
7
※現住所で集計、28.3.31現在
要介護認定調査実施件数(青森市委託事業)
単位:件
4月
5月
6月
7月
8月
9月
18
10月
19
11
11月
25
27
12月
24
20
1月
24
25
2月
20
23
3月
22
-50-
計
258
居宅介護支援事業 月別・介護度別給付実績
和幸園ケアセンター(佃事業所)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
計
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
1
4
5
3
4
3
4
3
4
3
4
3
4
2
5
2
5
2
5
1
7
1
7
1
6
28
60
計
88
要支援
2
計
5
9
11
16
6
9
13
17
6
9
16
20
6
9
17
21
6
9
17
21
6
9
17
21
7
9
17
22
7
9
16
21
7
9
17
22
7
8
14
21
7
8
15
22
6
7
14
20
76 104
184 244
260
348
単位:人
1
16
34
16
37
15
35
15
34
14
35
15
34
14
35
13
35
14
37
14
35
14
33
13
32
173
416
2
8
22
8
21
8
24
10
22
11
22
10
24
9
24
9
21
10
22
9
21
9
22
9
23
110
268
要介護
3
4
3
1
8
6
3
1
7
6
3
1
8
6
3
1
8
6
3
2
9
5
4
2
10
5
6
1
10
4
4
2
8
6
4
2
8
6
5
2
8
6
3
2
8
5
5
2
8
7
46
19
100
68
5
3
1
3
3
3
2
4
2
2
3
2
3
2
3
1
3
2
2
2
2
1
2
1
2
26
28
計
31
71
31
74
30
75
33
72
32
74
33
76
32
76
29
73
32
75
32
72
29
70
30
72
374
880
40
87
40
91
39
95
42
93
41
95
42
97
41
98
38
94
41
97
40
93
37
92
37
92
478
1,124
589
378
146
54
1,254
1,602
87
計
合計
初回加算
127
1
3
131
3
134
135
136
139
4
4
2
2
2
2
3
139
132
2
1
2
138
1
1
1
133
129
1
129
1,602
6
6
26
1
3
7
32
10
地域別登録者
男
女
計
男
女
計
単位:人
1
1
1
八
重
田
3
7
10
浪
打
花
園
港
町
戸
山
1
0
1
1
0
1
1
0
1
0
1
1
浅
虫
退院加算
野
内
1
東
造
道
1
1
造
道
4
6
10
月
見
野
0
2
2
は
ま
な
す
自
由
ヶ
丘
中
佃
佃
4
20
24
け
や
き
3
6
9
2
5
7
筒
井
幸
畑
長
島
新
城
0
3
3
鶴
ヶ
坂
4
6
10
横
浜
町
1
9
10
東
通
村
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
0
1
岡
造
道
3
6
9
小
柳
南
佃
松
森
古
館
奥
野
浜
館
桜
川
0
4
4
1
5
6
1
2
3
0
1
1
2
3
5
1
1
2
合
計
37
92
129
※現住所で集計、28.3.31現在
要介護認定調査実施件数(委託事業 青森市/東通村/横浜町)
単位:件
4月
5月
6月
7月
8月
9月
17
10月
15
16
11月
19
19
12月
17
19
1月
16
16
2月
18
16
3月
18
-51-
計
206
在宅介護支援センター和幸
〔1〕地域包括支援センターのブランチとして
平成 27 年度に在宅介護支援センターへ寄せられた相談件数は 109 件であった。前年度より 36 件多
く見られた。相談内容については、
「訪問介護サービス・通所介護サービス」に関する合わせが 81 件、
「施設入所」17 件「青森市高齢福祉サービス」5件、その他2件となっている。
相談者の内訳では関係機関からの問い合わせが最も多く 50.5%、次いで家族が 30.2%で本人からの
相談は 17%となっている。相談内容については、東部地域包括支援センター、東青森地域包括支援セ
ンター等からの予防プラン作成依頼や軽費老人ホームからの予防訪問介護サービス利用や申請代行依
頼があった。その他、民生委員の方からの介護相談なども見られた。
また、在宅介護支援センターで開催している「介護予防教室」と「介護予防出前講座」の際に、参
加された方から介護保険サービスや施設入所についての問い合わせもあり、わかりやすい説明を行う
ことにより、気兼ねなく相談が受けられるように努めた。
〔2〕一次予防事業実施状況
青森市の一次予防事業である「介護予防教室」を年4回実施。在宅介護支援センター和幸の単独事
業として地域の一人暮らし食事会や老人クラブなどの各団体に対し、
「介護予防出前講座」を年9回実
施し介護予防の啓発に努めた。
① 介護予防教室
H27. 5.26「運動と栄養」 講師:管理栄養士佐藤、作業療法士桑田(野内地区)参加者 19 名
H27. 6.23「フラワーアレンジメント」講師:横岡岩夫氏(野内地区)参加者 21 名
H27.10.21「フラワーアレンジメント」講師:横岡岩夫氏(宮田地区)参加者 25 名
H27. 3.12「運動と栄養」 講師:管理栄養士佐藤、作業療法士桑田(浅虫地区)参加者 18 名
② 介護予防出前講座
H27. 5.23「音楽療法」
講師:音楽療法士門崎(浅虫地区)参加者 11 名
H26. 7.25「認知症予防」 講師:東部包括保健師原田氏(浅虫地区)参加者 14 名
H26. 9. 5「健康体操」
講師:作業療法士桑田(三本木地区 )参加者 11 名
H26. 9.18「健康体操」
講師:作業療法士桑田(桐の沢地区)参加者 13 名
H26.11. 8「健康体操」
講師:作業療法士桑田(矢作地区 )参加者 8 名
H26.11.14「音楽療法」
講師:音楽療法士門崎(久栗坂地区)参加者 6 名
H26.12. 9「音楽療法」
講師:音楽療法士門崎(野内地区)参加者 7 名
H27. 1.20「音楽療法」
講師:音楽療法士門崎(宮田地区)参加者 17 名
H27. 2.20「運動と栄養」 講師:管理栄養士佐藤、作業療法士桑田(三本木地区)参加者 8 名
-52-
在宅介護支援センター和幸 調査資料
相談・手続き代行業務実績
項 目
相談者
単位:人
件数
本 人
家 族
民生委員
町会長
関係機関
その他
19
32
2
0
55
1
計
相 談
時間帯
相談の対象者の状態
109
108
1
開館時間内
時間外
計
109
12
0
0
各種代行申請
実態把握件数
包括から繋がれた件数
年 齢
男
10
12
4
0
0
3
27
43
11
1
1
12
37
55
15
1
1
15
要介護1~2
11
3
1
20
19
9
31
22
10
3
4
8
10
6
2
7
15
1
14
10
35
36
14
35
18
22
9
17
14
43
46
20
37
25
37
10
申請中
不 明
あ り
な し
不 明
独 居
高齢者のみ
家族と同居
その他
認知症
住形態
相談方法
相談内容
総合相談
支援
電話
介護給付サービス(施設)
介護給付サービス(在宅)
介護予防サービス
介護保険外福祉サービス
住宅改修等
福祉用具等
身体障害
精神障害
高齢者虐待
成年後見制度
消費者被害
権利擁護事業
金銭問題
その他の困難事例
計
団体の種別
来所
計
在介で対応
連絡
調整
計
内容
説明
その
他
計
17
78
3
7
1
0
1
2
0
0
0
0
0
0
4
10
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
10
17
2
7
1
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
14
27
2
7
1
0
1
2
0
0
0
0
0
0
6
30
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
18
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
6
48
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
82
2
25
109
15
39
0
54
37
18
0
55
開催数
招請数
8
1
0
3
12
開催数
包括参加数
0
0
0
0
0
招請数
0
14
0
14
計
代行申請
その
他
7
12
0
5
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
地域の関係 保健関係
機関との連 福祉関係
絡会等
医療関係
支援内容
計
内容
説明
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
一般からの依頼
包括センターからの依頼
訪問
ブランチで対応
連絡
調整
10
64
3
2
1
0
0
2
0
0
0
0
0
0
町会
地域活動へ 老人クラブ
の参加
NPO
その他
関係機関の種別
計
85歳~
75歳~84歳
65歳~74歳
64歳
不 明
要介護3~5
要支援1~2
自立・非該当
障害程度
女
包括参加数
0
0
0
0
件 数
包括参加割合
1
0
0
1
2
12.5%
0%
0
33.3%
16.6%
包括参加割合
0
2
0
2
支援内容
12
0
実態把握
12
市民からの依頼
包括センターからの依頼
その他の定期訪問等
計
-53-
0%
14.2%
0
14.2%
件 数
0
0
0
0
青森市東青森地域包括支援センター
〔1〕利用実績
1.新規相談件数
電
話
来
389
所
訪
55
問
地域の見守り等
13
合
7
計
464
2.新規ケースの相談された方に関する情報
本人
家族
96
近所
友人
192
の方
16
3
相談
協力
員
医療
機関
24
50
福祉
関係
行政
警察
15
2
者
70
その
合計
他
6
474
3.相談内容
生活困窮・金銭問
題
2%
成年後見・権利擁
護事業
0%
障害
2%
施設・住居
11%
その他
6%
介護保険サービス
49%
高齢者虐待
3%
認知症
6%
介護予防事業
2%
健康・医療面
9%
介護保険以外の福
祉サービス
4%
住宅改修・福祉用
具等
6%
4.権利擁護に関する対応件数
◇高齢者虐待対応件数
身体的虐待
経済的虐待
精神的虐待
介護放棄
性的虐待
その他
11
5
4
1
0
0
◇成年後見制度対応件数
対応件数
成年後見制度利用につながった件数
1
0
-54-
5.緊急対応件数
高齢者虐待に伴う訪問
利用者の安否確認
健康状態の悪化
合計
3
1
1
5
〔2〕総合相談支援・権利擁護
平成 27 年度における新規相談件数は 464 件となり、前年度より 4.5%増加している。そのうち医療関
係者からの相談が 12.5%、福祉関係者が 11.8%と増加している。医療関係者からの相談内容としては、
緩和ケアも含め退院後の在宅復帰に向けた支援の依頼が多く、医療連携の必要性が数字として現れた。
また、精神疾患のある方の支援や家族が精神疾患のケースの相談もあり、病院の連携室や他機関とも情
報共有しながら長期的な見守り訪問で対応した。福祉関係者からの相談内容は、介護保険の代行申請依
頼のほか、虐待ケースの通報も 14 件であった。平成 27 年度の虐待対応件数 21 件のうち 2/3 の数にあ
たり、福祉関係者における高齢者虐待の意識や気づきが高くなってきたものと思われる。全てのケース
が虐待ではなかったが、市役所と連携し、見守りやケアマネージャー支援を行っている。
〔3〕包括的・継続的ケアマネジメント
平成 27 年度の地域の介護支援専門員への情報提供支援は延べ 127 回、ケアプラン作成支援は 3 回、
困難ケースに対する助言や同行の支援が 16 回、介護支援専門員主催のサービス担当者会議への出席が
20 回であった。また、介護支援専門員支援会合は年 2 回開催し、延べ 36 名の介護支援専門員が出席し、
高齢者が抱える法律問題や、介護保険法で制度的に位置づけられた地域ケア会議の目的や必要性につい
て改めて学び理解を深めた。
ネットワーク構築活動では、高齢者介護相談協力員を対象に、防災や消費者被害等の研修会を開催し
たほか、警察や薬局等とも情報交換をし、高齢者が地域において自立した日常生活を安心して営めるよ
う、必要な支援体制の構築に努めた。
〔4〕介護予防ケアマネジメント
平成 27 年度の二次予防事業対象者は 11 名で、そのうち 5 名がリピーターで自身から参加希望された
方と定期的な様子伺いから再参加された方が約半数で、知人からの紹介が 1 名、その他は総合相談や高
齢者の相談会などでの基本チェックリストの記入によって把握された。通所型介護予防事業に参加され
た方は男性 1 名と女性 8 名の合計 9 名で前年に比べ 2 名増えた。参加者全てが運動プログラムの利用で
あった。参加者の平均年齢は 76.4 才である。また、訪問型介護予防事業の訪問は 1 名と前年より 1 名
減であった。まだ、二次介護予防対象者への取り組みが十分とはいえないため、今後も出張相談会や訪
問活動などによる実態把握を積極的に行いたい。
介護予防給付マネジメントについては、平成 27 年度の予防給付費請求者数は 3,519 件で前年度と比
較すると 186 件の増加であった。介護度別に見ると要支援 2 が 1,899 件で前年と同数であったが要支援
1 が 1,434 件で割合が前年度より 3.0%増えた。圏域人口の高齢化により、要支援の認定者が増えたた
め、昨年 12 月から徐々に委託する居宅介護支援事業所の数を 3 事業所増やし 7 事業所となり、平成 27
年度の委託件数は年間 928 件で請求者数に占める割合は 26.4%で、前年度より 4%増加した。
-55-
介護度別・給付費請求人数
350
要支援2
要支援1
300
250
143
143
155
165
164
1月
2月
3月
132
131
134
129
125
130
134
137
140
142
154
162
159
157
160
157
153
155
158
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
200
150
100
50
0
〔5〕認知症に関する取り組み
1.認知症高齢者への対応と認知症相談窓口の周知
当包括では青森市の認知症対策についてのチラシを作成し、介護予防教室や出前講座での配布、
周知をはかった。平成 27 年度は市役所からの広報掲載及び 12 月には青森市認知症ケアパスが毎
戸配布されたが、新規相談 464 人中 36 人と新規相談数の約 8%で前年度と比べて 1%増えた。
2.認知症の人や介護している家族、地域住民に対する取り組み
認知症の対応の困難さを身にしみて感じている家族の精神的な負担軽減や認知症に関心のあ
る人のため、認知症カフェを平成 27 年度は 2 回開催した。チラシを作成し、圏域内の事業所等
に配布し誘いの依頼や町内の回覧板で周知を図った。1 回目は参加者が 18 名、2 回目は 2 月開催
であったためか参加者が 9 名であった。2 回とも認知症の人とその家族の参加が 2 組あり、ご本
人を交えて音楽や認知症予防の体操を行い好評であったが、参加した家族からは「家族同士の話
がしたかった」
、
「認知症のことをもっと知りたかった」との声もあり、今後もカフェのあり方を
検討しながら継続して実施していきたい。
また、地区社協等から認知症の対応についての講話依頼があり、寸劇を交えて認知症の方の思
いや行動を伝え、その対応の仕方などを解説し好評を得た。
3.認知症サポーター養成講座
安心して暮らせる地域づくりのための活動として、認知症サポーター養成講座を 4 回実施。市
に申込みがあった中学校のPTAの方 25 名と調剤薬局の職員 5 名、団体から直接包括に依頼の
あった地域住民グループ 16 名とグループホーム職員と入所者の家族 10 名の計 56 名に認知症の
正しい理解と認知症の人への対応の仕方など学んでいだき地域の見守り体制の構築に協力を呼
びかけた。
-56-
4.物忘れ相談会の開催
認知症の早期発見、早期治療・対応のため、物忘れ相談会を 1 町内会で開催した。認知症の早
期発見と早期治療・対応の重要性について説明し、携帯端末のⅰパッドを使用した脳の健康チェ
ックを体験してもらい、物忘れ等の相談を受けた。参加者は 11 名であった。今後も各地域や団
体を定期的に周り、住民の物忘れの度合いの自覚を促したり、点数の把握と評価をしていき、地
域の認知症の疑いのある方の把握と早期発見・早期対応に繋げていきたい。
〔6〕独自活動、研修、会議の参加状況、実習生の受け入れ状況
1.独自活動
◇出張相談会・物忘れ相談会
H27. 7.10 「防災対策について」青森県防災士協会の協力・「i パッドの説明」
於唐橋町会集会所
H27. 7.25 「青森市もの忘れ相談会」 於元気プラザ
H27.10. 6 「青森市もの忘れ相談会」 於戸山市民センター
◇認知症サポーター養成講座
H27. 9. 9 佃中学校 PTA 於青森市立佃中学校
H27.10.29 たすけあいポケット、はまなす町会住民 於はまなす町会市民館
H28. 2.18 アイン薬局
於アイン薬局 つくだ店
◇在宅介護支援センター北翔・ふれあい 介護予防教室(健康料理教室)協力
H27. 7. 3、4 「効果的な食べ合わせは?」於ケーエム学院
H27. 9. 4、5 「野菜 de ヘルシースイーツ」於ケーエム学院
H27.12. 4、5 「効果的な食べ合わせは?」於ケーエム学院
H28. 3. 4、5 「野菜 de ヘルシースイーツ」於ケーエム学院
◇出前講座
H27.10.21 「高齢者の権利擁護」GH ミントつくだ、佃本町第三町会合同研修会
於ほろがけ福祉館
H27.11.12 「介護保険の改正のポイント、施設の種類について」 第一地区民事協
於矢田和幸園
H28. 1.19 「認知症の方との接し方」けやき地区健康教室 於白鳥プロパンけやき支店
H28. 1.23
「認知症から徘徊がある方への対応について講話と寸劇」小柳地区社会福祉協議会学
習会 於けやき会館
H28. 2.23 「口腔ケアについて」萬々カフェ学習会 於萬々カフェ
◇青森市高齢者介護相談協力員研修会
H27. 6.25 「最近の悪質商法の手口と対策について」於ほろがけ福祉館
H27.11.19 「防災対策と空家条例について」於ほろがけ福祉館
◇和カフェ(認知症カフェ)
H27.10.25 於デイサービスセンター和幸佃事業所
H28. 2. 7 於デイサービスセンター和幸佃事業所
◇一人暮らし食事会協力
H27. 7.11 けやき町会「地域包括支援センターの概要と介護保険について」於けやき会館
-57-
H27.10.24 第一地区社協「介護保険制度の改正点」於海扇閣
2.研修の参加状況
◇平成 27 年度第1回青森県認知症対策市町村等セミナー
H27. 5.25 於リンクステーション青森 参加:小田嶋 悟、舘 麻衣子、千葉 聖子、
千葉 あさ
◇「あおもりロコトレ」講習会
H27. 5.25 於リンクステーション青森 参加:小田嶋 悟、堤 智美子、舘
麻衣子、
千葉 聖子、千葉 あさ
◇平成 27 年度ボランティア活動実践セミナー
H27. 5.28 於県民福祉プラザ 参加:堤 智美子、千葉聖子、小田嶋 悟、舘 麻衣子
◇第1回在宅医療・介護連携推進事業に係る研修
H27. 6. 6 於青森県観光物産館アスパム 参加:鷹架 剛
◇平成 27 年度青森県地域包括・在宅介護支援センター協議会 会員研修会
H27. 6. 9 於ウェディングプラザアラスカ 参加:鷹架 剛
◇青森県生活困窮者支援ネットワーク会議
H27. 7. 27 於アップルパレス青森
参加:舘 麻衣子
◇ケアマネージャー研修会
H27. 8.21 於アピオ青森
参加:鷹架 剛、小田嶋 悟、堤 智美子
◇平成 27 年度一般社団法人青森県作業療法士会公開講座
H27. 9.12 於アピオ青森
参加:鷹架 剛
◇生活困窮者自立支援制度セミナー
H27.10. 2 於県民福祉プラザ 参加:堤 智美子
◇地域支援事業推進のための市町村情報交換会
H27.10.23 於青森県庁 参加:堤 智美子
◇認知症地域連携懇談会
H27.10.23 於青森県庁 参加:舘 麻衣子
◇青森県在宅看護推進セミナー
H27.10.24
於県民福祉プラザ
参加:鷹架
剛、小田嶋
悟、堤
智美子、舘
麻衣子、
千葉 聖子、千葉 あさ
◇平成 27 年度地域ケア会議運営に係る実務者研修
H27.10.26、27 於青森県労働福祉会館 参加:鷹架
剛
◇平成 27 年度権利擁護・成年後見制度セミナー
H27.10.30
於ウェディングプラザアラスカ
参加:鷹架
舘
剛、小田嶋
麻衣子、千葉 あさ
◇公益社団法人 青森県社会福祉士会 公開セミナー
H27.10.31 於青森国際ホテル 参加:鷹架 剛
◇秋山正子氏セミナー
H27.11. 3 於県民福祉プラザ 参加:鷹架 剛、堤
◇生活支援体制整備事業市町村等研修会
H27.11. 5 於青森県水産ビル 参加:小田嶋 悟
-58-
悟、堤
智美子、舘 麻衣子、
智美子、
◇認知症キャラバン・メイト養成研修
H27.11. 9 於ふれあいずーむ館 参加:舘 麻衣子
◇平成 27 年度日本司法支援センター青森地方事務局関係機関連絡協議会
H27.11.17 於法テラス
参加:鷹架 剛、小田嶋
悟
◇認知症疾患医療センター研修会
H27.11.20 於つくしが丘病院 参加:鷹架 剛
◇平成 27 年度認知症地域支援推進員研修
H27.11.26、27 於マリオス盛岡地域交流センター 参加:舘 麻衣子
◇平成 27 年度高齢者虐待対応現任者標準研修
H27.12. 1、3、4 於アピオあおもり 参加:小田嶋
悟
◇青森認知症オレンジネットミーティング
H27.12. 2 於ホテルクラウンパレス青森 参加:鷹架 剛、舘 麻衣子
◇認知症疾患医療連携協議会
H27.12. 4 於青森県立中央病院 参加:鷹架 剛
◇学園都市ひろさき高等教育機関コンソーシアム 6 大学合同シンポジウム
H27.12. 6 於土手町コミュニティパーク 参加:鷹架 剛
◇支援者のための若年性認知症研修会
H27.12. 9 於青森国際ホテル 参加:鷹架 剛、小田嶋 悟、堤 智美子、舘 麻衣子、
千葉 聖子、千葉 あさ
◇平成 27 年度青森市認知症キャラバン・メイト交流会
H27.12.16 於しあわせプラザ 参加:鷹架 剛、舘
麻衣子
◇青森市地域包括支援センター連絡会研修会
H27.12.22
於アピオあおもり
参加:小田嶋
悟、堤
智美子、舘
麻衣子、千葉
千葉 あさ
◇平成 27 年度中央学院大学看護学実習協議会
H28. 1. 7 於青森中央学院大学 参加:鷹架 剛、千葉 聖子
◇平成 27 年度第 2 回青森県認知症対策市町村等セミナー
H28. 1.13 於青森県庁西棟
参加:舘 麻衣子
◇平成 27 年度青森県地域包括支援センター職員研修
H28. 1.28、29 於ホテル青森 参加:鷹架 剛、堤
智美子
◇介護予防市町村職員研修会
H28. 2. 4 於青森県庁 参加:鷹架 剛、小田嶋 悟、舘 麻衣子、千葉 聖子
◇青森市障害者相談支援事業運営業務報告会議
H28. 2.10 於青森市役所 参加:鷹架 剛
◇平成 27 年度介護予防支援従事者研修会
H28. 2.10 於ホテル青森 参加:小田嶋 悟、舘 麻衣子
◇第2回認知症ケア研修会
H28. 2.13 於中央市民センター 参加:鷹架 剛、舘 麻衣子
◇平成 27 年度高齢者権利擁護研修会
H28. 2.15 於ウェディングプラザアラスカ 参加:小田嶋 悟
◇青森県立保健大学看護学科実習指導者会議
-59-
聖子、
H28. 2.16 於青森県立保健大学 参加:鷹架 剛
◇‘事例から学ぶ’多職種連携研修会
H28. 2.18 於アピオあおもり 参加:小田嶋 悟
◇社会福祉士部会研修会
H28. 2.19 於しあわせプラザ 参加:小田嶋 悟、舘 麻衣子、千葉 聖子、千葉 あさ
◇青森いきいき脳健康教室
H28. 3.19 於青森県観光物産館アスパム 参加:鷹架 剛、舘 麻衣子
◇平成 27 年度介護予防従事者研修会
H28. 3.28 於青森国際ホテル 参加:鷹架 剛
3.会議の出席状況
◇地域包括支援センター連絡会担当者会議
12 回 於しあわせプラザ 出席:包括職員
◇地域包括支援センター連絡会代表者会議
1 回 於青森市役所 出席:鷹架 剛
◇地域包括支援センター長会議
6 回 於しあわせプラザ等 出席:鷹架 剛
◇地域包括支援センター連絡会社会福祉士部会(班活動等含む)
8 回 於しあわせプラザ 出席:小田嶋 悟、舘 麻衣子
◇地域包括支援センター連絡会保健師・看護師部会(班活動等含む)
11 回 於しあわせプラザ 出席:鷹架 剛、千葉聖子
◇地域包括支援センター連絡会主任介護支援専門員部会
9 回 於しあわせプラザ 出席:堤 智美子
◇グループホーム運営推進会議
・善知鳥サニーライフ 5 回 ・サンライフ善知鳥 5 回 ・ミント佃 5 回
・グループ住宅さわやか 6 回 ・ふれあい 6 回 ・桃源 5 回
◇小規模多機能型居宅介護事業所運営推進会議
・なみうち 6 回
◇住宅型有料老人ホーム運営懇談会
・おうち 1 回
4.実習生の受け入れ状況
◇青森大学 ソーシャルワーク実習Ⅰ 1 名 5 日間(H27.6.15~19)
◇青森大学 ソーシャルワーク実習Ⅱ 1 名 19 日間(H27.11.10~12.7)
◇青森県立保健大学 ソーシャルワーク実習 2 名
◇東北福祉大学 体験学習
2 日間(H27.8.6~7)
1 名 4 日間(H27.8.24~27)
◇青森県立保健大学 地域保健継続実習 3 名 6 日間(H27.6.11、7.16、8.11、9.10、10.8、11.12)
◇青森中央短期大学 在宅看護論実習 10 名
10 日間(H27.7.28~29、8.19~20、9.2~3、9.8~9)
-60-
ケアハウス幸徳
〔1〕日
常
生
活
・ 入居後1ヵ月及び6ヵ月ごとの個別援助計画作成により、個々の援助方針に沿って統一した
サービスを提供することができた。今後も自主性・主体性を尊重した援助を継続していく。
・ 入居当初に本人・家族に対し、施設の機能と役割(限界も含めて)、法人内施設との連携を
説明し、理解に努め、面会時や、遠方のご家族にも「和幸園だより」や「幸徳だより」の発
行を通して、日常生活状況の情報共有を図った。
・ 高齢となり体力の低下が見られているが、地域社会の一員として他者との多様な関わりの機
会を提供するため、外出行事を計画したが、参加人数は減少傾向にある。
・ 身体機能の低下に伴い、転倒等の事故が5件あったが、行政への報告が充分ではなかった。
・ 1ヶ月に1回の各居室の排水溝除菌・年2回の大掃除週間を設け、施設内・居室の衛生管理
に努め、冬期間は施設内・居室の温度・湿度のチェックを行い、加湿器・バスタオル・霧吹
き等を活用、施設内の乾燥を防止した。
・ 冬期間は園内の活動に力を入れ、「鍋奉行の会」や「輪投げ大会」を月に1度開催した他、
チョコレートファウンテンやお好み焼き、また音楽療法の「こまどりの会」など多くの方に
参加して頂いたが、職員の工夫が足りず、廊下のウオーキング等への参加は少数であった。
〔2〕健
康
管
理
・ 年1回健康診断を受けていただくように働きかけ、施設で胸部X線撮影の機会を設け、毎月
の体重・血圧測定により異常の早期発見、家族・他部署の協力のもと、迅速な対応をするこ
とが出来た。
・ 全員がインフルエンザの予防接種を行い、掲示物や声掛けを通して、外出時のマスクの着用、
帰園時の手洗い・うがいを勧め、共有スペースの除菌を継続することで、インフルエンザ・
ノロウイルス等の発症は 0 件であった。
-61-
月
月
4
行
事
名
別 事
等
・ 懇談会(2ヶ月に1回)
・ 花まつり
・ 観桜会(合浦公園)
業
10
5
11
6
・ ドライブ (平松礼二展)
七戸 鷹山宇一記念美術館
12
7
・ 夏まつり(幸陽合同)
・ ドライブ (津軽富士見湖)
・ 夜間想定避難訓練
1
8
・ お盆墓参り
・ 納涼会
・ ドライブ (田んぼアート)
2
・ 敬老祝賀会 (アップルパレス青森)
・ マンドリンコンサート
(リンクステーション)
・ 夜間避難訓練
況
月
・ ドライブ (金平成園)
・ 大掃除週間
9
状
3
行
-62-
名
等
・ 紅葉狩り (城ヶ倉大橋、酸ヶ湯)
・ こまどりの会 (3 月まで毎月開催)
・
・
・
・
食事会
ドライブ (アップルヒル)
インフルエンザ予防接種
大掃除週間
・ クリスマス会 (~大正琴~)
・ 鍋奉行の会 (ほうとう鍋)
・ 初釜・新年会
・ 鍋奉行の会
(白菜とバラ肉のミルフィーユ鍋)
・ 輪投げ大会 (3月まで毎月開催)
・
・
・
・
節分
鍋奉行の会 (三平汁)
チョコレートファウンテン
お好み焼き
・
・
・
・
・
・
・
ひな祭り (さくら餅作り)
チョコレートファウンテン
お好み焼き作り
物故者慰霊祭(特養合同)
鍋奉行の会(鶏だんごの豆乳鍋)
夜越山洋ランまつり
地震想定避難訓練
カラオケ喫茶(4 月~11 月 月 2 回 12 月~3 月 毎週日曜日)
オンブズマン面談(年7回)
事
ケアハウス幸徳 調査資料
平成 28 年 3 月 31 日現在
入
退 園 調 べ
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
前月繰越者 男
5
5
5
5
5
5
5
5
4
4
4
4
56
女
15
15
15
15
15
15
15
15
16
16
16
16
184
男
1
入居者数
1
女
1
2
1
月別利用者 男
5
5
5
5
5
5
5
5
4
4
4
4
56
女
15
15
15
15
15
15
15
15
16
16
16
16
184
計
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
240
男
1
退居者数
240
1
480
2
2
女
月末利用者 男
5
5
5
5
5
5
5
4
4
4
4
4
55
女
15
15
15
15
15
15
15
15
16
16
16
16
184
計
20
20
20
20
20
20
20
19
20
20
20
20
239
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
初日利用者数
階
層 別 調 べ
階
年
1-2 2 3 4 5 6
男
19
12
12
女
100
12
12 12
計
119
24
12 24
性
7 8
9
10
11
12
13
1
14
9
1
3
21
12
3
21
12
9
15
16
別
17
18
3
計
56
3
齢 調 べ
年 齢
240
H27.4.1~H28.3.31
1
区分
478
12
184
12
240
H28.3.31 現在
60 歳~
70 歳~
80 歳~
85 歳~
69 歳
79 歳
84 歳
89 歳
1
3
男
90 歳
以上
計
平均年齢
(人)
( 歳 )
4
84.7
女
3
2
7
4
16
84.5
計
3
3
10
4
20
84.6
-63-
各種年金調べ
項 目
遺
国
性
民 厚
生 障
害 共
済 恩
族
給
別
併
計
そ の 他
(人)
受 給 者
5
2
男
0
4
1
女
8
11
7
4
30
11
計
8
15
8
4
35
13
入居者の主な疾患
※重複あり
区
男
女
計
骨格系・筋系 (骨・関節の疾患)
2
9
11
循環器系 (心疾患・高血圧・動脈硬化)
4
15
19
分
呼吸器系 (気管支炎・低肺機能疾患)
1
消化器系 (食道・胃・肝・膵臓疾患)
1
1
2
内分泌系 (甲状腺・糖尿病)
1
1
2
その他
2
6
8
10
32
43
計
介
護 度 調 べ
項
性
給
目
要支援1
要支援2
男
2
1
女
7
計
9
別
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
2
1
2
介護サービス利用状況調べ
自立
区 分
サービス
男
要介護5
女
※重複利用あり
要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
男
男
男
男
女
生 活 援 助
女
女
女
計
4
2
6
身 体 介 護
1
1
2
福祉用具貸与
1
1
2
複 合 援 助
デイサービス
1
1
1
計
1
7
1
-64-
3
4
13
申請中
男
女
ケアハウス幸陽
平成 27 年度の入退居状況は 8 名、平均年齢 88 歳、平均介護度 2.5、1日平均 28.4 名、在籍率
98.5%、介護給付率 94.7%で推移した。年間を通して、待機者はなく、入居者確保の為、認知症や
要介護 4、5 の重度の方も受け入れし、在籍利用者の重度化にも対応。又、2 名の看取りケアを実
施した。また、要介護 1~5 と幅広いニーズが混在している中、臨機応変で柔軟な対応が求められ、
「介護型」ケアハウスとしての過渡期であり、更なる重度化へ向けた準備の 1 年であった。
〔1〕日常生活
・ 利用者の心身の状況・援助の有無を把握し、施設サービス計画書を作成。利用者及び、ご家
族への説明・同意を得、それに基づいた援助を行うことで、安心し、快適な生活を提供でき
るよう努めた。
・ 6 月より、担当性を導入し、利用者理解・個別援助の充実と柔軟な対応が出来る様に努めた。
コミュニケーションの充実・担当利用者の理解等の向上は図る事が出来たが、職員間の連携
不足や職員個々の意識統一にまでは至らなかった。今後も検討・改善に向け取り組んでいく。
・ 行事・活動への参加の他、心身機能の低下により、介助がなければ居室にこもりがちとなる
利用者が増加傾向に有り、水分・おやつ摂取や軽作業、ビデオ鑑賞等を共有スペースで行う
ことで、職員を中心に利用者同士が交流できる機会を設け、活気ある生活を送って頂くこと
が出来た。
・ 可能なかぎり、おむつを使用しない援助に努めることは困難であったが、排泄表を活用し、
排泄パターンを把握することによって、適切な排泄介助と清潔を保つことができた。
・ 心身の機能に応じた入浴形態・補助用具を活用し、快適で、安全な入浴を提供する事が出来
た。又、看取り対象者や体調不良者へは清拭・更衣を行ない、清潔を保つ事が出来た。
・ 地域社会との交流の一環として、近隣への買い物・ドライブの他、特養での保育園慰問・矢
田盆フェスタ・軽費老人ホーム盆踊りに参加し、楽しい時間を提供する事が出来た。
・ 機能訓練、介護予防体操、施設内廊下のウォーキングを実施し、身体機能の維持に努めたが、
機能訓練の実施が充分とは言えなかった。
・ 施設内外の研修・勉強会に参加し、知識の向上や介護技術の習得に努めた。又、事業所内で
伝達研修を実施することで、周知徹底を図り、福祉専門職としての資質向上に取り組んだ。
・ 利用者意向調査にて、総合的に「ここは良いところ」との意見が 89%であったが、職員の声
掛け、態度については、満足して頂けるレベルには至らなかった。利用者の気持ちに沿った
ケアができるよう、接遇面の改善を中心に取り組んでいく。
-65-
〔2〕健康管理
・ 年1回のレントゲン撮影と定期健康診断、週 2 回の血圧・体温測定、月 1 回の体重測定を実
施し、健康状態の把握と管理をする事ができた。
・ 異常時は、かかりつけ医の指示、ご家族の協力を得ながら、適宜病院受診を行い、早期治療
に努めることができた。
・ 看取りケースでは、かかりつけ医指示のもと、家族と連携を図りながらサービスを提供し、2
名の方が穏やかに終末を迎えることができた。
〔3〕委員会の活動
感染症対策委員会
・ 2 ヶ月に 1 回開催し感染症予防・まん延防止に関する情報を共有。個々の健康管理、感染症に
対する正しい知識を周知し、予防に努めることができた。
・ 本人、家族の意向確認のもと、インフルエンザ予防接種の実施や、石鹸での手洗い、うがい
の励行に努め、温度、湿度の調整を図り、環境整備に努めた結果、インフルエンザ・ノロウ
ィルス等の感染症発症は 0 件であった。
・ 肺炎球菌ワクチン接種 3 名実施。
安全管理委員会
・ 2 ヶ月に 1 回開催し、アクシデント・インシデントレポートをもとに、事故の再発防止に向け
対策を講じた。
アクシデントレポート:91 件
青森市への事故報告は 5 件(骨折 2 件
インシデントレポート:11 件
裂傷・縫合 1 件
打撲等 2 件)
高齢者虐待防止・身体拘束廃止委員会
・ 年 2 回開催し、虐待・身体拘束廃止の理解に努めた。
・ 身体拘束対応者は 2 名であり、現在も継続中。
家族の強い希望によるベッド柵 4 本使用:1 名
2F 窓からの転落防止による開口制限:1 名
〔4〕運営推進会議・家族との連携
・ 面会時や電話の他、広報誌(和幸園だより 2 回、幸陽だより 2 回発行)により、日常生活、
状態についての情報共有や意見交換をし、家族との連携を図ることができた。
・ 運営推進会議を 2 ヶ月に 1 回(奇数月)開催。実績や日常生活、事故などの報告を行い、出
席者からの助言や意見を参考に、適正な事業運営に努めた。
・ 利用者の移動、認知症状の観点から、運営推進会議への参加が困難になっている。又、家族
参加の実績が 1 名と少ない結果であった。
-66-
月別事業状況
月
行 事 名
4 ・慰問「大正琴演奏」
・花見ドライブ
・春季避難訓練
等
月
行 事 名 等
9 ・敬老祝賀会
・秋季避難訓練
・電気器具周辺点検
・定期健康診断「特定健診」
・東保育園慰問(特養)
10 ・紅葉狩りドライブ
5 ・藤狩りドライブ
・防虫駆除
・大掃除週間
11 ・インフルエンザ予防接種
・防虫駆除
・大掃除週間
12 ・クリスマス会
・慰問「サックス演奏」
6 ・慰問「野内松風クラブ」
7 ・夏祭り「バーべキュー」
・ラッセランドドライブ
・レントゲン撮影
・夏季避難訓練
8 ・軽費ホーム盆踊り参加
・矢田盆フェスタ参加
・慰問「サックス演奏」
・介護予防体操
週2回
・手指活動
週1回
・健康喫茶パラダイス
月1回
・ビデオ鑑賞・花札トランプ・カラオケ
・散髪奉仕
月1回
・大相撲星取り
場所ごと
・血圧測定
週2回
1 ・初釜
・新年会(喫茶で実施)
2
・節分
3
・ひな祭り会
・物故者慰霊祭(特養)
・洋ラン祭り招待
・電気器具周辺点検
・冬季避難訓練
・頭と体の体操
・買い物
・かなりや倶楽部
月1回
・懇談会
・オンブズマン来園
・体重測定
-67-
週1回
週1回
月2回
月1回
年8回
月1回
ケアハウス幸陽 調査資料
平成28年3月31日現在
年齢別性別入所者状況
(人)
70~74歳 75~79歳 80~84歳 85~89歳 90~94歳 95~99歳
男
1
女
100歳~
1
3
4
10
7
3
計
平均年齢
2
86.0
27
87.7
計
0
3
5
10
8
3
0
29
87.6
比率(%)
0.0
10.3
17.2
34.5
27.6
10.3
0.0
100.0
最高97歳
最低75歳
1年未満
1年以上
3年未満
3年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
15年未満
15年以上
20年未満
20年以上
25年未満
男
0
0
2
2
女
7
7
13
27
計
7
7
15
0
0
0
0
0
29
比率(%)
24.1
24.1
51.7
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
100.0
在所期間入所者状況
(人)
入退所状況
退所者
月初
在所者数
月末
在所者数
計
(人)
4月
新規入所者
25年以上
5月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
3月
計
1
男
1
女
2
1
1
1
1
1
1
男
7
1
2
女
1
1
2
1
1
6
男
3
3
3
3
3
4
4
4
3
3
2
2
37
女
26
25
26
25
25
25
25
25
26
26
26
26
306
計
29
28
29
28
28
29
29
29
29
29
28
28
343
男
3
3
3
3
4
4
4
3
3
2
2
2
36
女
25
25
25
25
25
25
25
26
26
26
26
27
306
計
28
28
28
28
29
29
29
29
29
28
28
29
342
階層調べ
(人)
1
2
3
4
5
6
7
8
計
男
20
0
5
0
12
0
0
0
37
女
181
10
15
16
21
15
12
36
306
計
201
10
20
16
33
15
12
36
343
-68 -
年金加入状況
(人:重複あり)
国民年金 厚生年金 共済年金
恩給
新年金
国民厚生年金
企業年金
未登録
計
男
1
2
0
0
0
0
1
0
4
女
7
9
7
3
1
4
1
10
42
計
8
11
7
3
1
4
2
10
46
比率(%)
17.4
23.9
15.2
6.5
2.2
8.7
4.3
21.7
100.0
医療保険状況
(人)
国民健康保険
後期高齢者医療保険
未登録
計
男
0
2
0
2
女
1
17
9
27
計
1
19
9
29
比率(%)
3.4
65.5
31.0
100.0
月別処置者数
月
項目
単位:人
4月
5月
褥瘡
6月
7月
1
8月
9月
10月
2
3
4
11月
12月
1月
2月
3月
計
1
2
2
15
水虫・湿疹
95
104
100
105
110
110
116
130
144
170
173
193
1550
点眼
189
199
174
189
189
205
176
150
126
114
120
132
1963
湿布
82
116
133
147
160
168
176
160
168
160
160
168
1798
浣腸
2
2
3
1
2
3
3
2
2
2
1
23
坐薬(痔)
62
42
42
42
42
42
42
42
40
42
38
42
518
下剤投与
3
9
5
3
7
2
4
3
46
10
0
坐薬(緩下)
血圧測定
52
105
104
104
112
114
116
114
112
116
112
115
1276
体温測定
52
103
104
104
112
112
112
114
112
116
112
115
1268
体重測定
28
28
27
26
27
28
28
28
28
28
28
29
333
1
1
1
2
2
2
2
13
710
693
749
734
753
753
802
8803
血糖値測定
計
565
与薬状況
性別
区分
かかりつけ医
2
720
767
788
単位:人
男
女
2
専門医
計
26
28
1
1
27
29
無与薬
計
2
-69 -
769
専門医受診者
月
科別
単位:人
4月
5月
6月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男
内科
1 5
外 科 ( 脳 外 含
む)
1 4 3 2
整形外科
皮膚科
7月
5
2
6
2
5
3
1 4
4
1 2
3
3
4
5
1
2
1
1
1
1
1
眼科
5 1 6 1 9
2
肛門科
5
6
13
6
1
2
1
5
1
5
12
17
35
1
1
1
2
1
1
14
15
1
1
2
0
8
8
0
2
2
7
0
7
4
1
4
5
1
0
4
4
0
0
0
1
1
3 15 3 10 0 12 0 6 6 10 1 15 3 13 1 12 0 10 1 12 1 20 0 17
18
13
12
6
16
16
16
13
10
13
21
17
入所者の主な疾病
項 目
分 類
78
33
耳鼻科
計
75
2
1
精神科
3
3
1
泌尿器科
男
単位:人
女
計
2
9
11
神経科
脳血管性障害・脳変性疾患
循環器
高血圧・動脈硬化症・心不全
10
10
呼吸器
肺気腫・慢性呼吸不全
1
1
消化器
消化器潰傷及び癌・肝・膵臓疾患
3
3
代謝性
糖代謝障害・その他
1
1
運動器
骨疾患・関節疾患
2
2
1
1
27
29
その他
計
2
19 152 171
171
月別入院者数
月
科別
内科
4月
単位:人
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
1
1
3
1
1
1
整形外科
1
1
脳外科
計
計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男
外科
精神科
計
2 1 3 1 3
1
歯科
女
0 0 0 1 0 2 0 3 0 0 0 1 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0
1
2
3
0
1
2
1
0
0
0
0
-70-
女
計
2
5
7
0
0
0
1
0
1
0
2
2
0
0
0
3
7
10
10
ケアハウス幸陽 月別・介護度別利用給付状況
計
要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
1
4
30
120
1
5
31
155
1
5
30
94
1
4
31
80
1
4
6
123
1
4
30
120
2
4
57
124
1
4
54
120
1
4
31
124
1
4
27
124
1
5
29
145
1
5
31
155
13
52
387
1,484
1
8
30
240
1
9
31
261
1
10
30
242
1
11
31
302
2
9
62
279
2
9
60
270
1
9
30
279
1
9
8
270
0
9
0
279
0
8
0
248
0
7
0
203
0
7
0
217
10
105
292
3,090
1
10
30
270
1
8
31
248
1
9
30
255
1
8
31
238
1
9
31
240
1
8
30
211
1
7
31
217
1
8
7
213
1
8
31
248
2
8
31
248
1
8
29
232
1
8
31
248
13
99
343
2,868
0
2
0
60
0
3
0
93
0
3
0
90
0
3
0
93
0
4
0
124
0
4
0
120
0
4
0
124
0
5
0
121
0
5
0
155
0
5
0
155
0
5
0
145
0
5
0
155
0
48
0
1,435
-71-
0
1
0
18
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
31
0
1
0
29
0
2
0
47
0
5
0
125
3
25
90
708
3
25
93
757
3
27
90
681
3
26
93
713
4
26
99
766
4
25
120
721
4
24
118
744
3
26
69
724
2
26
62
806
3
26
58
806
2
26
58
754
2
27
62
822
36
309
1,022
9,002
稼働率
平均介護度
28
91.7%
2.5
94.5%
2.3
88.6%
2.3
89.7%
2.3
96.2%
2.5
96.7%
2.4
95.9%
2.4
91.1%
2.5
96.6%
2.5
96.1%
2.6
100.0%
2.6
98.3%
2.7
94.7%
2.5
798
28
850
30
771
29
806
29
865
29
841
28
862
29
793
28
868
29
864
28
812
29
884
345
10,024
軽費老人ホーム
和幸園
年間延べ利用者数は平成21年度より徐々に減少してきており、今年度は過去10年間で2
番目に低い実績となった。(平成27年11月より利用者数が増え始め、平成28年2月より定
員一杯の60名が利用している)
逆に低所得者の方でもできるだけ自己の年金で利用できるように、平成25年7月より実施
してきた法人独自による利用料軽減制度の利用者数は、年々増加の傾向にある。
今年度は生活保護受給者や当法人以外の事業所からの問い合わせや紹介が増えてきていると感
じている。
〔1〕生
活
支
援
入園者18名・退園者12名の入れ替わりがあり、様々な疾病や家庭事情を抱え配慮が必要な方や
年齢層・身体機能等の個人差も大きく感じられた。都度職員間で情報の交換・共有を図り、状態変化
があった際はご本人・ご家族と相談しながら、必要に応じて各種関連機関との連携や介護サービス等
の利用につなげ自立した生活を支援するとともに、施設の機能と限界を都度説明することで、ご家族
の理解と協力を得られるよう努めてきた。
自立から要介護2の方まで身体機能や年齢等個人差も大きくなっていることから、クラブ活動全般
の見直しや園内外の行事を見直し、多くの利用者に楽しんでいただけるよう配慮した結果、各自興味
のあるものへの参加が促され、参加人数の増加とともに活気が出てきているように感じられる。
年齢・身体機能等での個人差はある中でも、良好な集団生活を保ちながら安心快適にその人らしい
自立した生活を送っていただけるよう、今後とも利用者の生活支援に努めていきたい。
軽費老人ホーム和幸園 調査資料
延利用者数の推移
(平成18年度~27年度)
740
730
720
720
718
720
716
712
710
709
700
696
690
690
672
680
664
670
660
650
平成18年
19年
20年
21年
22年
-72-
23年
24年
25年
26年
27年
月別在園者数
(単位:人)
の
在
園
者
数
各
月
1
日
現
在
男
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
8
7
9
9
9
9
計
9 10 10 11 12 12
115
女 46 46 44 46 48 47 45 46 47 46 48 48
557
計 54 53 53 55 57 56 54 56 57 57 60 60
672
退園原因調
(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
自宅へ
男
特養ホーム
医 療
有料ホーム等
入所
(長期入院)
施設入所
1
女
計(人)
1
死 亡
1
1
3
1
4
1
4
2
4
1
その他
計(人)
3
9
0
12
年齢別調
(平成28年3月31日現在)
60~69歳
70~79歳
80~89歳
90歳以上
計(人)
男
1
4
6
1
12
女
3
5
26
14
48
計(人)
4
9
32
15
60
最高年齢 98 歳
最低年齢 65 歳
全体平均 84.1 歳
男性平均 80.9 歳
女性平均 84.9 歳
在園年数調
(平成28年3月31日現在)
1年未満
1年以上
2年以上
3年以上
4年以上
5年以上
6年以上
10 年
計
2年未満
3年未満
4年未満
5年未満
6年未満
10 年未満
以上
(人)
男
6
1
女
10
9
計
16
10
全体平均 4年9か月
1
1
6
5
1
6
6
2
男性平均
3年
男性最高 11年
-73-
2
1
12
2
5
10
48
2
7
11
60
女性平均 5年3ヶ月
女性最高 23年1ヶ月
階層別調
(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
階
層
区
分
1
男
73
女
427
3
36
21
5
36
4
13
計
500
3
46
21
5
36
4
16
17
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
計
(人)
~
21
10
3
9
8
9
12
8
4
8
4
8
115
557
12
672
単位:延人数
利用料軽減制度対象者
(平成25年度)
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
対象人数
延人数
15 17 17 17 17 18 16 16 16
149
(平成26年度)
対象人数
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
延人数
17 18 18 17 18 19 19 19 20 20 20 20
225
(平成27年度)
軽 減 額
(円)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
15,000
16
16
14
14
14
14
13,800
1
1
1
11,600
11,400
1
11
12
月
月
月
13
13
1
1
1
1
10,500
1
1
15
15
延人数
171
1
1
1
1
9
1
1
1
1
1
1
1
1
4
1
1
1
1
9
3
1
1
14
1
5,200
4,100
3月
3
1
1
2月
1
10,400
10,900
13
1月
3
1
1
10
1
1
1
1
1
1
1
1
1
9
3
3,000
1
1
1
1
1
1
1
1
1
9
2,900
1
1
1
1
1
1
1
1
1
9
1,600
1
1
1
1
1
1
1
1
1
9
20
20
20
19
19
20
21
22
22
241
対象人数
20
20
18
-74-
介護度調
(平成28年3月31日現在)
区 分
自立
要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
男
男
男
男
計(人)
年 齢
男
女
60歳~69歳
1
女
女
1
女
1
1
4
1
1
9
70歳~79歳
3
4
80歳~89歳
3
8
3
4
2
8
3
5
1
1
2
5
5 12
90歳以上
計
6 22
0
9
0
女
1
1
3
32
3
15
6
60
介護サービス利用状況調
(平成28年3月31日現在)
区 分 要 支 援 1 要 支 援 2 要 介 護 1 要 介 護 2
サービス
男
生
活
援
助
複
合
援
身
体
病
院
女
男
女
1
男
女
1
2
1
助
2
2
10
介
護
1
同
行
2
デイサービス
2
計
3
男
1
女
2
7
2
17
1
1
2
5
1
6
計
6
3
13
1
4
33
※2つ以上のサービスを併用している利用者 7名
クラブ活動及び運動状況調
区
喫
茶
分
ワ
10
245
い き い き ク ラ ブ
52
572
ひ
会
39
637
操
112
2,371
フラワーアレンジメント教室
12
95
か
会
34
455
筋 力 ト レ ー ニ ン グ
40
160
健
り
康
た
く
ド
参 加 延 人 数
ー
ば
ン
年 回 数
の
体
り
の
-75-
〔2〕健
康
管
理
感染症予防を重視し取り組んだ。青森県感染症発生情報を利用し、流行の状況を把握し利用者に
対しても健康教室等で注意を呼びかけた。感染症発生時、素早く対処できるように勉強会にて対処マ
ニュアルを確認しあい感染拡大防止の対策とした。感染症予防の基本である手洗い、手指消毒、うが
いの継続指導に努め今シーズンはインフルエンザ、ノロウイルスの感染者なく経過することができた。
また、利用者のみでなく職員自身の健康管理に留意し宿主にならないよう努めた。今後も感染予
防対策を継続していきたい。
今後の課題として、利用者の高齢化にともない虚弱者の増加、認知障害の出現にて症状の訴えが
乏しく異常の発見が遅れる可能性があり、日頃からの注意深い観察や個別的援助が必要となってきて
いる。また、利用者の心身機能の低下が目立ち、リスクを制御する力も低下してきているため安全を
確保しながら生活意欲と活動の必然性を支える援助が必要である。
入園者の主な疾患
平成28年3月31日現在 単位:人(重複あり)
区
男
女
計
5
18
23
骨 骼 系 ・ 筋 系 (骨、関節の疾患)
2
22
24
循 環 器 系 (心疾患、高血圧症、動脈硬化症)
9
44
53
呼 吸 器 系 (気管支炎、低肺機能疾患)
1
1
2
消 化 器 系 (食道、胃、胆、肝臓)
5
9
14
排
4
5
9
内分泌・代謝系 (甲状腺、糖尿病)
1
8
9
そ
他
1
6
7
疾 患 な し
0
2
2
28
115
143
神
経
分
系 (脳血管障害、脳変性性疾患)
泄
系 (腎臓、泌尿器、皮膚疾患)
の
計
定 期 健 康 診 断
区
検査科目
分
検 診 者 数 要精検者数 要治療者数 要観察者数
胸部レントゲン
51
心
49
2
25
22
血
49
4
9
36
血中脂質
49
17
32
肝 機 能
49
3
46
検
尿
5
月
49
1
48
11
月
48
48
聴打診
5
月
49
49
血
液
検
査
電
貧
図
3
異 常 な し
(治療なし)
48
-76-
〔3〕調
理
部
門
毎日の食事については、バランスの取れた食事内容を考え提供してきたが、予算内での食材選び
に偏りや、大量調理で出来るメニューも限られる為、献立内容のマンネリ化もみられ、食事懇談会や、
嗜好調査アンケートでの利用者の意見として、食事内容の変化を求める声もあり、少しずつではあっ
たが食事に変化をつけ提供してきた。食事内容を見直しした部分として、これまでに取り入れたこと
のない食材の使用や、年間行事に合わせた野外食の充実、ミニ運動会での手作り弁当の提供、好評で
あるパンの日を2ヶ月に1回の実施から、月1回に変更。パンの種類も増やしながら温かいパンを提
供した。
また、青森の新しいお米「青天の霹靂」を利用者に提供する際、「つがるロマン」と同時に味比べ
ができるよう、塩むすびを作り食べてもらった。それぞれの米に対する評価が、食事中の話題として
にぎわっていた。
これまでも厨房内に害虫を寄せ付けないよう、定期的に防虫駆除薬剤散布を実施。害虫の経路と
なる排水溝や下水層の汲み取りも徹底してきたが、平成27年3月~4月にかけゴキブリの異常発生
がみられたため、薬剤を変更し7月より厨房内に薬剤自動噴霧の機械を2台設置して、週2回の薬剤
散布を実施したところ、徐々にゴキブリの発生が少なくなり、数か月後には全く見られなくなった。
この薬剤散布によって他の害虫駆除にも効果があったため、現在も継続し使用している。
平均栄養給与量
種 別
熱量
蛋白質
カルシウム
鉄
(Kcal)
(g)
(mg)
4~6月
1614
68.5
7~9月
1594
10~12 月
1~3月
区 分
実
施
量
1日当り
平均給与量
1日当り
栄養基準量
ビタミン
B1
(mg)
ビタミン
B2
(mg)
ビタミン
C
(mg)
食塩
(mg)
レチノール
当量
(μg)
698
10.5
868
0.81
1.06
104
10.0
69.8
728
10.6
947
0.84
1.11
103
9.8
1685
73.7
753
11.3
925
0.85
1.18
105
10.0
1689
72.7
723
11.4
913
0.86
1.10
105
9.8
1646
71.1
725
10.9
913
0.84
1.11
104
9.9
1556
57.6
616
6.2
766
0.83
0.93
100
8.3
(g)
喫食数調
単位:食
4月
4595
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
計
4775
4491
4937
4890
4503
4578
4742
5059
5090
5027
5452
58139
-77-
行
事
食
調
月
日
行
4月 28 日 観桜会
事
献
(旧浅虫小学校校庭)
5月 3 日 憲法記念日
立
内
容
おにぎり・肉汁・漬物・花見団子(互助会より
協賛)
ミニケーキ
4 日 みどりの日
稲荷寿司・一口寿司・茶碗蒸
5 日 こどもの日
笹餅
17 日 厨房大清掃
(互助会より協賛)
外注弁当
のり巻寿司・たまご焼き
6月 17 日 ミニ運動会
身欠き鰊と竹の子炒め
骨つきウインナー・チリンチリンアイス
7月 15 日 納涼会
バーベキュー(カルビ・ホタテ貝焼き・トウモ
ロコシ等)他
24 日 土用の丑
ビール・デザート
うな丼・吸い物・浅漬け
8月3日 青森ねぶた祭り観覧
外注弁当(参加者のみ)
13 日 お盆
精進料理
19 日 盆おどり会
おにぎり・肉汁・胡瓜一本漬・模擬店
9月 21 日 敬老祝賀会
祝重・ビール・ジュース
10 月3日 炊き出し訓練
赤飯α化米・肉汁・じゃが芋ホイル焼き
12 日 体育の日
五目釜飯風・漬物・吸物・デザート
11 月1日 厨房大清掃
外注弁当
12 月3日 開設記念日
天ぷら盛り合わせ・刺身・紅白まんじゅう
24 日 クリスマス
海鮮ちらし・グラタン・から揚げ
ノンアルコール赤ワイン
28 日 もちつき
きなこ餅
31 日 年越し
年越しそば・口取り2段重・果物
1月1日~3日 元旦・正月三ヶ日
正月料理・雑煮・なまこ酢の物・けの汁
7日 新年会
外注弁当・ビール
11 日 鏡開き
おしるこ
2月17日 スポーツ大会(交流食事会)
3月3日 ひなまつり会
おにぎり・チキンから揚げ・卵焼き・汁物
刺身盛り合わせ・オードブル・蛤吸物・甘酒
21 日 物故者慰霊祭
精進料理
※毎月1回、どんぶりの日(選択メニュー)・パンの日(2 種類のパン準備)を実施。
※毎週日曜日・水曜日は麺類の日。 ※期間限定
温麺・冷麺選択、なべやきうどん実施。
-78-
〔4〕非常災害対策と予防
各種設備安全点検及び施設が実施予定の各種訓練については、計画通り全て行うことができた。
平成27年10月31日に実施計画された青森市総合防災訓練において、当園が福祉避難所として
の役割を果たすべく計画されており、市の担当者と複数回打ち合わせをしていたが、当日悪天候が予
想され中止となったのが残念である。
ただし、スケジュール表に基づき当園職員と打ち合わせを行ったことにより、福祉避難所開設から
解除までの手順等が把握できたことは収穫であった。
27年度 軽費ホーム事業状況調
会議・委員会・事業等
月
例
事
業
グループ活動・処遇・行事等
○職員会議
○介護員会議
○調理部門会議
○ケース検討会
○安全衛生委員会
○感染対策委員会
○事故防止検討委員会
○職員勉強会(内部研修会)
○電気設備保守点検
○昇降機保守点検
○オンブズマン来園
○浅虫地区一人暮らし老人給食サービス協
力
○医師回診
(週1回)
○体重血圧測定
(月1回)
○食事懇談会
(月1回)
○買い物の日
(月2回)
○喫茶ワンドー
(月1回)
○ひばりの会
(月4回)
○いきいきクラブ
(月3回)
○健康体操(介護予防)
(週2回)
○介護予防筋力トレーニング (週2回)
○かたくりの会(介護予防) (週1回)
○フラワーアレンジメント教室(月1回)
○散髪奉仕
(月1回)
○移動販売
(週1回)
○臨時郵便局開局
(月2回)
○衛生週間
(第1週目)
《処遇・行事等》
4
月
8日
15 日
20 日
22 日
・県議会議員不在者投票
・浴室大掃除
・利用者互助会総会
・ドライブ(合浦公園)
23 日 ・ドライブ(市内)
26 日 ・春を楽しむ会
28 日 ・お花見会(旧浅虫小学校跡地)
-79-
5
月
13 日 ・利用者結核健診
14 日 ・座談会と交通安全教室
17 日 ・厨房大掃除
19 日 ・利用者定期健康診断
25 日 ・ドライブ(市内)
6
月
3日 ・青森県知事選不在者投票
・大正琴慰問
5日 ・ドライブ(市内)
15 日 ・嗜好調査(一週間)
16 日 ・春季総合防災訓練
17 日 ・ミニ運動会
7
月
8日
14 日
15 日
18 日
・座談会と健康教室
・あさむしこども園ねぶた慰問
・納涼会
・浅虫町会ねぶた運行(19 日まで)
23 日 ・消防設備点検
24 日 ・夜間避難訓練
8
月
3日
5日
13 日
16 日
・ねぶた祭り招待
・浴室大掃除
・お盆墓参り
・お盆墓参り
19 日
20 日
22 日
29 日
9
月
2日 ・座談会
14 日 ・福祉サービス利用調査
・電気設備点検
15 日 ・ドライブ(田舎館村)
21 日 ・敬老祝賀会
10
月
1日
3日
14 日
17 日
20 日
21 日
23 日
27 日
11
月
1日 ・厨房大掃除
4日 ・座談会
11 日 ・園内外大掃除
16 日 ・浅虫防犯交通安全協力隊慰問
25 日 ・インフルエンザ予防接種
12
月
3日 ・開設記念日
4日 ・嗜好調査(一週間)
16 日 ・浴室大掃除
20 日 ・クリスマスパーティー(お茶会)
28 日 ・もちつき
30 日 ・御用納め
1
月
2日
4日
6日
7日
14 日 ・日常生活調査(一週間)
27 日 ・消防設備点検
2
月
3日 ・節分豆まき
11 日 ・初午式(纏振り)
15 日 ・避難訓練(地震想定)
17 日 ・スポーツ大会
3
月
3日 ・ひな祭り会食会
9日 ・座談会
・平内町議員不在者投票
14 日 ・サックス慰問
16 日 ・洋らん祭り招待
21 日 ・物故者慰霊祭
30 日 ・貯湯槽清掃(入浴中止)
・浅虫町内作品展示会参加
・炊き出し訓練
・紅葉狩りドライブ(市内)
・野内児童館慰問
・初笑い
・初釜
・座談会
・新年会
-80-
・盆踊り会
・お盆墓参り
・ボイラー定期整備検査(入浴中止)
・
「ゴッホのひまわり」測定会
・リンゴ狩り(平川方面)
・秋季総合防災訓練
・紅葉狩り(市内)
・食事付きドライブ
特別養護老人ホーム大野和幸園
平成 24 年 7 月 10 日開設から、
平成 28 年 3 月末で 3 年 8 カ月が経過した。
27 年度の入所稼働率は 97.2%
(対前年度比-0.7%)
、ショートステイ稼働率は 93%(対前年度比+2%)であった。入所については
転倒骨折による長期入院者が 2 名発生し、稼働率に影響を与えた。また、肺炎や胃瘻造設の入院者も見
られた。
入所待機者は 28 年 3 月末現在で 101 名。平成 27 年度の入所申し込み者数は 33 名であり前年度比で
12 名減であるが 28 年に入り申込み者は漸増傾向にある。申込される方は入院されている方が多く、地
理的な面と特養ホームのきめ細かいサービスを求めて申し込まれる方が多いようである。
退所者数は 5 名であり、死亡退所者は 4 名、看取り介護を実施した方は 2 名であった。入院中に鼻腔
栄養となり、ご家族が介護老人保健施設への入所を希望された方が 1 名いた。
胃瘻者は 5 名であり状態が比較的落ち着いているため、看護師対応には問題ない状況である。年間を
通しての平均介護度は 4.2 で前年度と殆ど変わりなく推移している。介護事故発生については、27 年
12 月にユニットでの転倒骨折による緊急手術事例が 1 件あり市に事故状況報告書を提出している。
地域交流に関しては、施設主催の夏祭りの開催や、南高校の文化祭、町会の秋祭りに出向き賑やかに
交流ができた。また、若芽保育園や大正琴等の慰問もあり交流を深めると共に社会資源としての理解を
深めていただくことができたと思われる。
・施設サービス計画については、評価記録表・支援経過記録を用い、他職種連携により評価・分析を行
い個々のニーズを明確にして個別ケアの充実に努めた。ケアカンファレンスは30回開催。新規入所
者については担当ケアマネージャーとご家族から可能な限り在宅での情報を集め、施設ケアに反映す
るよう努めた。24時間シートについては各ユニットにおいて作成中の段階であり、ケアの見直し等
の活用には至っていない。
・ユニット全体としては、利用者が安全・快適に生活できるよう個々に合った居住空間作り、環境調整
に努めた。昨年同様、年間を通して温度・湿度を計測。冬季は適正な湿度を維持するため、加湿器・
加湿タオルを使用し、居室の暖房調整をこまめに行った。冬期間の湿度は 40%前後と低い数値で推移
したが、入居者の感染症の発生には至らなかった。
・4 月~10 月の期間は積極的に外出を企画し、近くのスーパーへの買い物や散歩は日常的に行い、4 月
の桜ドライブでは、35 名の方が参加することができた。
・研修関係では27年度の研修計画に沿って施設内研修9回開催(参加者延べ69名)、施設外研修1
9回(参加者延べ26名)受講した。施設内研修では職員が講師となり看取り介護や高齢者虐待防止
等の理解を深めることができた。また、施設外研修では学んだことを業務に活かすため、研修復命書
を活用し情報共有に努めた。
・苦情受付は 2 件あった。内容はご家族が届けた食品の紛失と下着を誤って汚所へ流してしまったケー
スである。いずれもご本人とご家族へ謝罪し、対策を講じた。27 年度は会議で各ユニットの不適切ケ
アを取り上げ、改善に努めており今後も継続していきたい。
-81-
〔1〕健 康
管
理
・入所時は診断書及び診療情報提供書、看護サマリー等の提出を求め、前施設利用中の情報把握を行
い、異常の早期発見に努めた。
・週 1 回の嘱託医回診による健康管理が行われ、嘱託医指示による検査及び採血等を行い、適切な治
療につなげた支援ができた。
・夜間看護師不在のため、夜間対応マニュアルを活用し、異常時の報告・伝達もトラブルなく行われ
た。状態悪化時やターミナル時は看護師が夜間も対応し、利用者、家族、職員の不安の軽減に努め、
医療処置を行うことができた。
・利用者の状態変化時には、ご家族への情報提供をこまめに行い、情報共有が図れるよう努めた。
・感染対策として、年間を通して手すり、ドアノブ、食堂テーブル、台所周囲は塩素系消毒剤を使用
した。また、感染対策委員会と連携を図りマニュアルに沿った対応を実施した。27年度の感染症
の発生は、入居者インフルエンザはなかったが、職員 2 名の発症があった。また職員・入居者の感
染性胃腸炎の発症はなかった。面会者・職員ともマスク装着を必須とし、感染予防に努めた。
・退所者数は 5 名であった。うち 2 名が看取り介護を実施した。他 3 名は状態急変での死亡退所 2 名
と入院退所 1 名であった。
・救急車での搬送はショート利用者 1 名のみであり、夜間帯での搬送はなかった。
〔2〕短期入所者生活介護(楓)
・利用者の在宅での生活に準拠し、ご家族・他サービス提供者等と十分に情報交換を行いケアの提供
に努めた。
・随時心身の状態把握を行い、状態変化の際は担当ケアマネージャーとご家族に連絡することで異常
の早期発見・治療に速やかに移行できるよう努めた。
・継続利用者に関しては、機能訓練を実施し、身体機能の維持・向上に努めた。
・当法人の担当ケアマネージャーの割合は 29%、他事業所は 71%であった。
・「指定短期入所生活介護サービス重要事項説明書」に基づき、利用に当たってのハード、ソフト面
の環境を利用者、ご家族に説明し、同意を得たうえで利用して頂くよう努めた。
・利用者同士コミュニケーションがスムーズに図れるよう、リビング、ダイニング空間の雰囲気づく
り、充実を図った。
・全室個室のメリットを活用し、本人のペースで穏やかに過ごして頂けるよう配慮した援助を行うと
同時に、居室内での生活が主とならないよう、適切な離床アプローチに取り組んだ。
・利用者一人ひとりのリスクの把握とこまめな巡回を行い、居室内での事故、怪我の防止に努めたが、
転倒リスクが高い入居者の利用が重なり事故に繋がってしまう事があった。
〔3〕音楽療法
実施回数…1 階(檜・楓)11 回 2 階(椛・櫻)12 回
1 日平均参加者…1 階 13.6 名 2 階 16.3 名 全体 15 名
・前年度の 1 回平均参加者は 16 名だったが、今年度は 15 名に減少した。ADL低下に伴い離床が困
-82-
難となったことや、体調不良による入院も多く、参加人数が減少した。
・音楽療法を実践することで回想法を促し、懐かしそうに昔話を聞かせてくれる利用者が見られた。
・利用者一人一人の好きな曲を把握し、プログラムに取り入れることによって音楽クラブに参加する
ことを楽しみにして頂ける様になった。
・普段あまり感情を出さない方も音楽クラブに参加して涙を流したり笑顔が見られたりしていた。
〔4〕給
食
1.食事の提供について
・美味しく召し上がって頂けるようにレシピの修正、食材の見直し(品質、量)、仕込みや調理法の
見直し(やわらかめに仕上げる等)を都度行った。
・行事食(ひな祭りや夏祭り、敬老会、クリスマス会、正月等)では、行事にあった食事を提供し雰
囲気を盛り上げ、季節を感じて楽しんで頂けるよう努めた。
・コストを抑えながらも質の良いメニューを提供できるように心掛け、給食費を予算内に収めること
ができた。
2.嚥下食について
・介護度が重度の利用者が増加し、嚥下食は 17 名(入所者の約半分)に提供している。嚥下食の
摂取者が増加している為、嚥下食の見た目を並食に近付ける取組みをしている。行事の際は市販
の嚥下食を利用し、見た目もよく、無理なく作業できるように配慮した。普段の食事では、なる
べく手作りをし、肉の形の型を使用したり、並食と見た目が同じになるように成形の仕方を工夫
した。嚥下食の飲み込みが上手くいかない方が増えてきている為、とろみ食を検討となった。
3.栄養マネジメントについて
平成 28 年 3 月のスクリーニング結果は、低栄養状態の低リスク者 8 名(男性 1 名、女性 7 名)、
中リスク者 19 名(男性 1 名、女性 18 名)、高リスク者 2 名(男性 2 名、女性 0 名)だった。多職種
で利用者のケア内容について話し合い、栄養状態が改善するよう努めている。
4.食中毒・感染症の予防と衛生管理
・衛生教育を 6・11 月に実施し、衛生面に関する情報提供や知識を定着させるためのテストを行
った。
・毎月の検便・加熱調理の中心温度 85 度、配膳車タイヤのハイター消毒 1 日 3 回を継続してい
る。
5.インシデント・事故・苦情発生時の対応
平成 27 年度に発生した事故は 1 件(魚卵抜きの方にすじこを提供してしまう)、インシデン
トは 3 件(異物混入 2 件、お粥の予約確認ミス 1 件)であった。
6.非常食の確保と適正管理
非常食は利用者 29 名+SS10 名、職員 20 名、地域住民 30 名を 2 日分備蓄し、適宜賞味期限に
合わせて備蓄品の入れ替えを行っている。今年度は大幅な入れ替えを行った。
7.調理員の質の向上
・月に 1 回の給食会議の際に、行事食や日々の業務内容について話し合いを行っている。
・外部研修には管理栄養士が 1 つの研修に 1 名参加し、最新の情報を得て、日々の業務の見直し
-83-
を図ることができた。今後も適宜研修に参加し、業務改善や食事の質の向上に努めていきたい。
平 均 栄 養 給 与 量
種 別
エネル
蛋白質
カルシウム
鉄
ギー
区 分
レチノール
ビタミン
ビタミン
ビタミン
当量
B1
B2
C
食塩
(Kcal)
(g)
(mg)
(mg)
(μg)
(mg)
(mg)
(mg)
(g)
実
4~7 月
1530
61.7
752
10.8
673
1.82
0.97
83
10.0
施
8~11 月
1612
61.9
742
12.0
634
1.83
1.01
94
10.3
量
12~3 月
1640
61.9
766
11.7
691
1.84
1.03
100
10.2
1日平均給与量
1594
61.9
756
11.3
668
1.84
0.99
92
10.1
栄養基準量
1493
50.7
609
6.1
664
0.93
1.12
100
7.1
年 間 行 事 食
月 日
4月29日
5月3日
5日
7月 7日
20日
24日
8月13日
9月21日
23日
27日
10月12日
31日
11月3日
23日
12月 23日
24日
31日
1月1~7日
12日
2月3日
11日
14日
3月 3日
18日
21日
行
事
昭和の日
憲法記念日
子どもの日
七夕
夏祭り
土用丑の日
お盆
敬老会
秋分の日・彼岸
十五夜
体育の日
ハロウィン
寿司の日
勤労感謝の日
冬至
クリスマス会
大晦日
正月
成人の日
節分
建国記念日
バレンタインデー
ひな祭り会
彼岸
春分の日
献 立 内 容
甘鯛酒塩焼・和菓子
なめこおろしそば
炊き込みご飯・鯉のぼり和菓子
ちらし寿司・七夕ゼリー
焼きそば・バーベキュー・おにぎり・ピザ…他
うなぎ蒲焼き・吸物
精進料理(赤飯・煮〆・胡麻豆腐・酢の物)
祝い重
彼岸団子
きつねうどん・栗のムース
きのこごはん
かぼちゃババロア
握り寿司
栗ごはん
柚子の和菓子
チキンライス・フライドチキン・シチュー・マリネ
年越しそば
正月料理(赤飯、煮〆、口取り他)・茶碗蒸し・お汁粉等
いなり寿司と太巻き・吸い物
サーモンいくら丼・赤鬼和菓子
さつまいもご飯
バレンタインデザート
ちらし寿司・菜の花辛子和え・吸い物・甘酒・和菓子
精進料理(赤飯・煮〆・胡麻豆腐・酢の物)
・彼岸団子
ひじきごはん
※ 毎月1回誕生会を行い、利用者の嗜好を考慮したデザート、誕生者カードを提供。
※ 毎月2回カレー、月1回おにぎりを提供。毎週日曜日の昼は麺を提供。
※ 月2回夕食に刺身提供(7~9月は食中毒予防のため刺身の提供は中止)
。
-84-
平成27年度
大野和幸園行事記録
月/日
ユニット
内容
4月8日
全ユニット
花まつり
9日
楓ユニット
お菓子作り【フルーツポンチ】
23日
楓ユニット
お花見ドライブ
24日
椛ユニット
お花見ドライブ
27日
檜ユニット
お花見ドライブ
櫻ユニット
お花見ドライブ
28日
櫻・椛合同
チューリップ鑑賞ドライブ
5月7日
檜ユニット
コスモスの種を植えよう
11日
檜ユニット
チューリップ鑑賞ドライブ
14日
櫻ユニット
野菜・草花を育てよう
18日
椛ユニット
藤狩りドライブ
20日
楓・櫻合同
藤狩りドライブ
21日
櫻ユニット
藤狩りドライブ
26日
櫻・椛合同
藤狩りドライブ
28日
楓・櫻合同
藤狩りドライブ
楓ユニット
お菓子作り【ロールケーキ】
6月7日
椛ユニット
青森県知事選挙投票
12日
楓ユニット
ショッピング【イトーヨーカドー】
楓・椛
萱野茶屋ドライブ
19日
全ユニット
南高校文化祭
20日
全ユニット
夏祭り
27日
椛・櫻合同
ねぶた鑑賞ドライブ
28日
檜ユニット
ねぶた鑑賞ドライブ
31日
楓ユニット
ねぶた鑑賞ドライブ
8月29日
櫻ユニット
散歩・ショッピング【大野ユニバース】
31日
椛ユニット
散歩・ショッピング【大野ユニバース】
全ユニット
花火大会
9月6日
全ユニット
大正琴慰問
21日
全ユニット
敬老祝賀会
25日
全ユニット
御家族によるリサイタル
10月22日
楓・檜合同
紅葉狩りドライブ
28日
楓ユニット
ショッピング【イトーヨーカドー】
11月12日
全ユニット
楽団ふとり慰問
12月22日
全ユニット
若芽保育園慰問
24日
全ユニット
クリスマス会
1月4日
全ユニット
初笑い
2月3日
全ユニット
節分会
2月15日
全ユニット
楽団ふとり慰問
3月3日
全ユニット
ひな祭り会
7月4日
☆毎月 1 回
誕生会
☆毎月 2 回
音楽クラブ
☆夏季 施設周辺散策
-85-
特別養護老人ホーム大野和幸園 調査資料
平成28年3月31日
入 退 所 調 べ
4
入居者数
退居者数
月 末
利用者
年
齢
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
男
0
女
1
1
男
1
1
1
1
女
1
1
1
1
1
3
3
3
3
3
2
2
2
2
2
2
2
29
女
26
26
26
25
26
27
27
27
27
27
27
27
318
計
29
29
29
28
29
29
29
29
29
29
29
29
347
性別
5
4
男
調
5
5
347
べ
年齢
~64歳
65歳~ 70歳~ 75歳~ 80歳~ 85歳~
90歳
69歳
74歳
79歳
84歳
89歳
以上
計
平均年齢
(人) (歳)
男
0
1
0
0
1
0
0
2
80.7
女
0
1
0
1
3
10
12
27
88.3
計
0
2
0
1
4
10
12
29
87.6
介 護 度 調 べ
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
男
男
男
男
男
女
女
女
女
女
男
女
計
0
0
0
1
1
2
0
0
0
0
1
1
3
1
3
4
~ 64歳
65歳 ~ 69歳
1
1
70歳 ~ 74歳
75歳 ~ 79歳
1
80歳 ~ 84歳
85歳 ~ 89歳
1
2
90歳以上
計
2
0
合計
2
3
3
0
10
10
3
5
4
0
12
12
11
2
27
29
5
-86-
0
9
2
所得段階調べ
所得段階
第1段階
第2段階
男
第3段階
第4段階
計
1
2
1
女
1
16
2
8
27
計
1
17
2
9
29
各種年金調べ
項目
国 民
性別
厚 生
男
女
16
11
計
16
11
障 害
共 済
1
1
1
無年金
恩 給
計
併 給
その他
(人)
受給者
1
3
1
2
2
3
34
7
3
2
4
37
8
入所前の状況
男
分 類
居宅
女
計
18
18
医療機関
1
3
4
介護老人福祉施設
1
1
2
2
2
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
0
認知症対応型共同生活介護
0
特定施設入居者生活介護
その他
2
計
3
3
27
29
退所原因調べ
項 目
家族引取
男
医療機関へ
他施設へ
1
4
0
計
1
女
計
死亡
1
4
-87-
4
0
5
機能回復訓練年報
4月
訓練内容
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合計
日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人 日数 実人 延人
平行棒歩行
13
3 19 12
3 15 12
4 17 18
6 34 10
7 28
8
6 29 10
7 39
8
7 30
4
7 19
9
6 18
7
5 13 10
4 17
4
1
1
4
1
3
1
9
2
6
2
2
歩行訓練
7
1
7
5
1
5
5
1
5
7
2
7
5
1
5
上肢滑車
7
1
7
6
1
6
8
1
8
5
1
5
5
1
5
5 19
9
3 11
ホットパック
13
5 30 12
5 30 12
5 22 17
8
4
4 15
5
6
5
6 23
立位保持訓練
座位保持訓練
7
1
7
6
1
6
7
1
7
5
1
5
ストレッチ
2
1
2
6
1
6
4
1
4
1
1
1
個 ROM訓練
別
下肢筋力強化
訓
練 上肢筋力強化
-88-
イージーウォーク
13
4
1
4
5
1
5
5
1
5
4
9
5 20
6
1
6
5
1
5
3
2
3
4 12
1
2
9
4
9
5 18
1
4
7
3
7
8
5 14 10
1
3
4
9
5 22
1
4
7 50 12
6 23 11
4 22 18
4 27
7
4 11
8
4 15
7
6 23
7
7 22
4
7 13 10
9 28
7
9 32
9
8 36
3
1
3
5
1
5
5
4 16 10
4 28
5
4 17
4
2
6
1
4
1
2
1
1
3
1
4
1
6
3
7
4
6 13
5
2
8
2 15
5
2
8
6
6
4
2
4
4
3
4
9
13
6 40 13
6 30 12
6 27 14
7 39
8
6 25
8
4 17 11
5 27
9
5 25
4
6 18 10
5 15
7
4 14 10
4 20
立ち上がり訓練
9
2 10 12
2
1
6 10
2
6
7
1
6
1
2
2
1
3
1
4
1
4
3
1
2
移乗動作訓練
4
1
4 19
1
1
1
1
1
1
4
5
9
6
7
6
4
6
ボール蹴り
1
1
2
3
13
足底マッサージ
14 11 67 13 11 67 13 10 56 18 12 80 10 12 54
小 計
保 リハビリ拒否
留
通院のため中止
内
訳 体調不良による中止
小 計
合 計
4 29 14
3 21 12
2 14 15
4 22
9
3 13
6
3 12 10
4 17
8 12 54 10 14 71
8
6
6
1
握力強化訓練
自転車こぎ
3
3 13
9 14 59
3
3
7
日数 実人 延人
121
68
16
70
31
5
31
115
1
6
57
12
57
13
4
13
113
22
98
28
15
52
119
2
2
2
2
2
4
4
6
4
4
6
1
1
1
3
4
4
1
1
1
3
3
4
3
9
9
5
4
6
2
3
3
2
3
4
7
8
6
7
9
9
8 13
6
7 11
4
6
6
1
1
1
2
9 10 12 16 15 23 13 20 26 10 11 13
3
4
4
4
42 110
78
8 13 14
132
60 192 134
61 195 128
57 185 160
72 232
94
56 150
68
1
2
2
17
68
11
7
25
1
1
1
3
11
4
3
1
3
4
1
4
11
9
2
9
6
2
7
8
2
9
113
3
2
4
5
2
2
2
2
1
7 12
1
5
5
4 13 19
52 130
76
60 136
1
1
1
2
4
3
4
1
1
7
5 11
1
1
3
3
3 12
9 16
1
1
35
46
55 150
60
81
95
64 297
72
35 173
126 142 666
124 47 282 125 51 255 112 42 212 147 52 289 84 45 189 65 38 163 74 47 222 72 47 191 32 43 111 83 46 157 59 43 137 83 40 176 1060
1
75 302
55
1
7 12 38 10 10 45
57 236
6
4
4 12 32 10 12 43
65 278
541 2384
14
16
20
1
1
1
28
37
42
1
5
4
7
47
56
82
1
6
5
8
89 109 144
44 104
89
45 134 1149
650 2528
月別・介護度別利用状況
特別養護老人ホーム大野和幸園
介護度1
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
計
0
0
0
0
0
介護度2
介護度3
介護度4
2
5
6
60
150
150
1
6
6
31
186
155
1
7
6
30
210
151
1
7
4
31
216
124
1
6
6
31
185
163
1
6
7
30
180
196
1
6
7
31
186
217
1
6
9
30
180
249
1
6
10
31
186
235
1
6
9
31
186
234
1
6
9
29
174
233
2
5
9
62
0
14
0
427
427
155
0
72
0
2,194
2,194
279
0
88
0
2,386
2,386
-89-
介護度5
3
13
90
381
3
13
93
402
3
13
90
372
3
14
93
433
3
13
93
381
3
13
73
366
2
13
62
403
2
12
60
347
2
11
62
334
2
11
62
341
2
11
58
319
2
11
62
341
30
148
898
4,420
5,318
計
3
26
90
741
3
26
93
774
3
27
90
763
3
26
93
804
3
26
93
760
3
27
73
772
2
27
62
837
2
28
60
806
2
28
62
786
2
27
62
792
2
27
58
755
2
27
62
837
30
322
898
9,427
1日平均
29
27.7
831
29
27.9
867
30
28.4
853
29
28.9
897
29
27.5
853
30
28.1
845
29
29.0
899
30
28.8
866
30
27.3
848
29
27.5
854
29
28.0
813
29
29.0
899
352
28.2
10,325
ショートステイ 月別・介護度別利用状況
大野和幸園
要支援1 要支援2 介護度1 介護度2 介護度3 介護度4 介護度5
実人員
4月
延人員
実人員
5月
延人員
実人員
6月
延人員
実人員
7月
延人員
実人員
8月
延人員
実人員
9月
延人員
実人員
10月
延人員
実人員
11月
延人員
実人員
12月
延人員
実人員
1月
延人員
実人員
2月
延人員
実人員
3月
延人員
実人員
合計
延人員
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
計
1
3
1
3
2
3
5
10
2
2
8
9
3
2
7
3
3
2
9
6
1
1
4
5
3
1
7
3
2
1
5
3
2
1
4
3
1
1
5
3
1
1
3
3
1
1
2
3
1
1
0
0
0
0
0
0
1
0
3
3
1
2
1
6
7
21
15
59
48
107
-90-
1
4
30
75
1
4
31
83
1
4
30
78
1
4
31
81
1
4
31
91
2
4
32
81
2
4
62
89
2
4
60
98
2
5
62
95
2
3
62
76
1
3
29
74
1
4
31
109
17
47
491
1,030
1,521
4
120
4
124
4
120
1
1
30
11
1
1
31
14
1
1
30
7
1
5
31
130
1
4
31
107
1
4
30
103
1
3
31
89
3
70
2
58
2
62
2
58
2
62
0
39
0
1,103
1,103
1
1
30
11
1
1
31
31
2
1
56
31
3
1
87
29
3
1
67
31
17
8
485
165
650
1日
平均
計
4
12
65
216
4
11
70
230
5
11
67
208
5
11
71
217
3
9
66
203
6
10
69
190
5
8
98
181
5
9
94
182
4
9
98
187
5
8
121
175
5
7
118
164
5
7
99
202
56
112
1,036
2,355
16
9.4
281
15
9.7
300
16
9.2
275
16
9.3
288
12
8.7
269
16
8.6
259
13
9.0
279
14
9.2
276
13
9.2
285
13
9.5
296
12
9.7
282
12
9.7
301
168
9.3
3,391
月別処置者数
月
項目
単位:人
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
計
褥瘡
1
2
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
6
水虫
8
8
6
7
16
15
14
8
7
10
9
8
116
軟膏
31
34
30
31
24
30
32
32
32
32
35
35
378
点眼
10
9
8
10
13
13
12
16
14
13
14
10
142
湿布
3
5
4
4
2
2
2
2
2
2
2
4
34
浣腸
10
13
14
7
5
6
3
3
5
8
6
12
92
坐薬
1
0
0
2
0
3
0
2
2
1
2
0
13
下剤投与
22
23
25
23
20
19
22
23
23
24
23
25
272
摘便
2
2
3
1
3
2
1
1
1
4
1
1
22
血圧測定
209
193
218
186
145
221
248
241
175
204
166
158
2364
体温測定
94
60
120
56
87
138
156
94
50
72
35
109
1071
体重測定
35
36
38
37
35
35
36
37
34
36
37
39
435
PEG交換
0
3
0
0
1
0
0
3
0
2
0
0
9
採血
2
3
1
1
13
0
1
3
1
1
30
3
59
検尿
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
バルンカテーテル交換
4
4
4
4
4
3
3
3
3
2
3
3
40
膀洗
0
1
0
1
0
0
0
0
1
0
0
0
3
導尿
0
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
2
膣洗
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
432
396
472
371
369
488
530
469
350
411
363
407
5058
計
死 因
性別
死因別
単位:人
男
女
与薬状況
性別
区分
計
単位:人
男
女
計
肺炎及び気管支炎
0
0
0
嘱託医
4
28
32
急性呼吸不全
0
0
0
専門医
1
5
6
老衰
0
4
4
無与薬
0
0
0
病院搬送
0
0
0
計
5
33
38
その他
0
0
0
計
0
4
4
-91-
月別専門医受診者数
月
科別
4月
単位:人
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男
女
計
2
5
7
0
0
0
1
1
2
皮膚科
0
0
0
眼科
0
0
0
0
11
11
0
1
1
0
0
0
0
1
1
0
0
0
3
19
22
内科
1 2
1
1
2
外科
整形外科 1
歯科
1
2
2
耳鼻科
1
1
1
1
1
1
1
1
泌尿器科
精神科
1
婦人科
計
1 2 0 2 0 1 0 1 1 3 0 1 1 0 0 2 0 2 0 2 0 1 0 2
入所者の主な疾病
単位:人
項 目
分 類
男
女
計
2
12
14
神経科
脳血管性障害・脳変性疾患
循環器
高血圧・動脈硬化症・心不全
6
6
呼吸器
肺気腫・慢性呼吸不全
1
1
消化器
消化器潰傷及び癌・肝・膵臓疾患
2
2
代謝性
糖代謝障害・その他
3
3
運動器
骨疾患・関節疾患
3
3
0
0
27
29
その他
計
2
月別入院者数
月
科別
内科
単位:人
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
2月
3月
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
呼吸器科
計
計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 男
精神科
整形外科
1月
0 2 0 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 2 0 2 0 1 0 1
-92-
女
計
2
5
7
0
2
2
0
4
4
0
0
0
2
11
13
事故防止検討委員会
〔1〕活 動
・月 1 回定例会議を実施し、各ユニットリーダー及び相談員などにより、インシデント及びアクシデン
トレポートの内容を検討した。
・類似した内容の事故が多い利用者や危険が高い内容の事故報告書に対しては、ユニットリーダーによ
るSHEL分析を実施。会議にてさらに内容の分析を深め、有効な対策案を提示した。
〔2〕平成 27 年度のインシデント、アクシデントの件数
・ インシデント件数⇒54 件
・アクシデント件数⇒138 件
☆病院受診に至ったレベル 3 についての概要
1 件⇒離床時靴下を履かせた際、右足第 5 指~付け根に掛け広範囲に紫斑・腫脹・熱感あり。湿布
貼付行う。翌日にも継続して熱感・腫脹見られ、病院受診。CT 撮影し、骨には異常なしとの
診断。
1 件⇒夕食後ダイニングに座り過ごされていた。他利用者対応後ダイニングに戻ると、居室前で両
手を床に付き転倒されている。左大腿部に痛みの訴えありボルタレンゲル塗布。夜間も継続
して痛みの訴えが聞かれ、翌日病院受診し骨折の診断あり入院される。
1 件⇒夜間のトイレ誘導時、立位保持確認後腰部を支えながら車椅子を引いた際、膝折れし左側臥
位にて転倒される。両膝に発赤あり軟膏塗布。翌日中痛みの訴えないも、自動運動できず病
院受診。両膝打撲との診断。
<ユニットごと発生件数>
楓
檜
椛
櫻
インシデント
17
8
22
7
アクシデント
38
39
28
33
計
55
47
50
40
〔3〕まとめ
昨年度に比べアクシデント 30 件、インシデント 16 件増加。年々アクシデントが増加してしまって
いる。介護員の確認不足・技術的な部分での未熟さからのアクシデントも多く、事故内容や対策をユ
ニットや委員会を通し再検討していった。また、
「ユニットケア」=「個室でのケア」ゆえの死角も
あり、事故が発生している要因とも言えるが、ハード面での課題をソフト面で補える様、柔軟な発想・
対策を持って事故を減少していきたい。
-93-
■インシデント・アクシデント発生件数
計
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
54
1
4
5
2
5
2
5
11
8
4
1
6
17
1
1
0
0
0
1
3
5
2
0
0
4
138
8
12
6
6
12
8
16
10
16
13
13
18
38
3
1
1
1
0
5
3
5
9
1
2
7
※SS=ショートステイ利用者
インシデント(SS含む)
SSのみ
アクシデント(SS含む)
SSのみ
■アクシデントの詳細について
レベル内訳
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
レベル1(処置なし)
7
9
5
5
12
8
11
8
11
10
9
13
レベル2(処置あり)
0
3
1
1
0
0
5
2
4
3
4
4
レベル3(病院受診 *1)
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
レベル4(死に至る)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
8
12
6
6
12
8
16
10
16
13
13
18
*1 嘱託医の指示を仰いだもの含む
計
時間別発生件数
1時
~
2%
0時~
0%
午前(計77件)
3時~
0%
11時~
22%
10時~
20%
22時~ 2%
2時~
4%
4時~
5時~ 5%
5%
6時~
12%
午後(計61
件)
21時~ 5%
23時~ 1%
20時~ 4%
19時~ 8%
12時~
23%
18時~ 4%
13時~ 7%
17時~ 9%
7時~
15%
14時~ 14%
16時~ 10%
9時~
10%
15時~ 13%
8時~
5%
事故発生場所
利用者の状況・ケアの内訳
浴室・脱
衣室
16%
その他
4%
その他 就寝
14%
12%
ベッド
サイド
22%
トイレ
7%
ケアなし
19%
居室内
23%
ダイニン
グ・リビ
ング
28%
入浴・
着脱
15%
移動・歩行
2%
事故内容
その他
26%
報告ミス
3%
皮膚トラブ
ル
爪トラブル
12%
4%
食事
12%
モーニングケア
ナイトケア
排泄
10%
オムツ 移乗時
13%
3%
転倒
9%
転落
打撲
7%
0%
誤薬
7%
*2 事故内容「その他」内訳
・義歯未使用に食事摂取
・義歯をしたまま就寝
・胃瘻トラブル
・BTトラブル
・他のユニットに1人で行ってしまった
紫斑
24%
表皮剥離
8%
-94-
108
27
3
0
138
感染対策委員会
〔1〕活
動
・ 月1回の定例会議を開催した。主に県内、国内の感染情報を提供し周知した。
・ 暖房使用時は業務時マスクの装着を必須とした。また加湿対策を講じ、加湿環境の提供に努め
た。加湿対策をおこなったが、湿度 40~45%程度までしか維持できなかった。
・ 手すり、ドアノブは年間を通じて、塩素系消毒薬を使用した。
・ 体調不良時は、出勤しないよう周知し、蔓延防止に努めた。
・ インフルエンザ流行時期は、特に家族面会に留意しマスク装着・手洗いの励行を促した。
〔2〕当施設の感染症発生状況
1.インフルエンザ
・利用者⇒なし
・職員⇒2 名発症
※ 予防対策: 季節型インフルエンザワクチン接種 [11 月中に全員接種]
職員 30 名、シルバー人材派遣 3 名
計 33 名
利用者 入所 26 名
計 34 名接種
ショートスティ利用者 8 名
2.ノロウイルス
・利用者⇒なし
・職員:感染性胃腸炎 なし
※利用者、職員とも発症はなし。
冬期間は標準予防策を継続的に実施し感染防止に努めていく。
3.疥 癬
・利用者、職員発症なし。
4. 結 核
・利用者・職員発症なし。
(入居者 2 名要精検となられた為、後日村上新町病院受診。
検査結果よりいずれも結核は否定的であり、経過観察で問題なしとの所見があった)
※ 予防対策:利用者は入居時の肺レントゲン所見を必須とし異常の早期発見に努めた。
(保健所にて確認し、毎年定期に結核検診を全員実施としている)
〔3〕まとめ
インフルエンザ大流行の時期であったが、個々で体調管理に留意した事で職員のインフルエン
ザ発症は 2 件で抑える事が出来た。また、面会時のマスク装着を徹底することで、面会者の意
識を高め、外部からの感染を予防することも出来た。
-95-
褥瘡予防委員会
〔1〕活
動
・月 1 回定例会議を実施し、全フロア入居者及びショートステイ利用者のブレーデンスケールを
評価した。
・褥瘡発生者の報告より、現状の対策と治療状況の説明を行った。
・17 点以下の高リスク者は引き続き、状態の観察等を行い褥瘡発生を回避するよう努めた。
〔2〕平成 27 年度の褥瘡発生者
・ 添付資料参照
〔3〕まとめ
褥瘡発生者は 4 例であった。内 1 名は皮膚科通院行い、専門医の適切な指示を仰ぎ早期改善に
努めた。また他 1 名に関しては、難治性の潰瘍にて完治が難しい為、状態に応じた軟膏を選定し
処置を毎日継続。悪化なく経過されている。
褥瘡発生者全員が高リスク者であり、ブレーデンスケール内訳が 14 点/1 名、15 点/1 名、16
点/1 名、17 点/1 名であった。
発生部位は足部、仙骨部、臀部、背部、踵部であった。
早期改善を図る為、栄養改善のための栄養補給、患部の清潔保持、エアマットの設置、2 時間
毎の体位交換を徹底。また 1 名は寝具の圧迫により形成に至ってしまった為、離被架を使用し患
部への圧迫防止に努めた。スタッフ間で情報共有を図り統一したケアを提供する事で、4 名とも
褥瘡を治癒する事が出来た。
-96-
大野和幸園 褥創発生状況
褥創
スケー
ル
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
H28.3.31作成
4月
5月
6月
7月
8月
9月
2
2
1
0
1
2
11月
1
1
12月
1
1
左足背(1) 左足背(1) 左足背(1)
背部(1)
背部(1)
左臀部(1) 左臀部(1) 仙骨部(1) 右第1・2趾 右第1・2趾
左踵部(1) 左踵部(1) (1) 左 (1)
右第1・2趾 第1趾(1) 左第1趾(1)
(1) 左
第1趾(1)
園内2件
園内1件
部位
発生場所
10月
1
3
園内2件
園内1件
園内2件
園内4件
園内2件
1月
2月
3月
0
0
0
園内2件
左足背(Ⅱ)
H25.11.23~
-97-
背部(Ⅱ)
H25.4.24
~
H27.6.30褥瘡処置終了
H27.5.10治癒
臀部(Ⅱ)
H27.8.5~
仙骨部
(Ⅱ)
27.10.4~
H27.10.31治癒
H27.9.2治癒
治癒までの
期間
左踵部
(Ⅱ)
H27.9.
30~
右第1.2趾(Ⅰ)
H27.10.19~
H27.12.28治癒
H27.10.17治癒
左第1趾(Ⅱ)
H27.10.19~
H28.1.2治癒
身体拘束廃止委員会
〔1〕活
動
・ 月 1 回の会議を開催し、経過、対策について検討し、身体拘束解除に向けた取り組みや、
身体拘束には至っていないも検討する必要があるケア内容についての話し合いを行った。
・ ご家族に経過状況について適宜説明し、文書にて同意を得た。
・ 適宜ご家族の意向・ご本人の立場に立って検証し、一方的な身体拘束解除とならないよう
取り組んだ。
〔2〕当施設における身体拘束発生状況
〔3〕ま と め
・ 平成 27 年度身体拘束対象者は 1 名であり、拘束解除者は 1 名であった。
・ 9 月~10 月にかけての身体拘束は、胃瘻部への腹巻を着用した身体拘束であった。退院受
入れ時ミトン使用勧められるも、腹巻着用とし、上肢の動きを日々観察しながら身体拘束
の解除へ向け取り組んだ。
・ 入居者・ご家族の立場に立ったケアについて検討し、その方の持つ権利を侵害しないよう
なケアを追及していきたいと考える。また、転倒のリスクがある方に関しては徘徊コール
マットを使用しているが、安易に用具に頼るのではなく、用具の必要性についても見極め、
日々ケア内容の見直しを図っていきたい。
-98-
看取り委員会
〔1〕活動
・ 月 1 回会議を開催し、看取りケースについて状況報告を行った。
・ 看取りケースの実施、ケアカンファレンス施行(毎週月曜日)
・ 看取りに関する情報の共有を図った。嘱託医から家族へ説明時に看護師が同席し、家族の精神
面での支援を行った。またご家族面会時には、都度看護師より状態説明を行った。
〔2〕平成 27 年度当園での死亡動向
・ 園での死亡者総数は 4 名。いずれも老衰にて死亡されている。
・ 当園看取りケース
看取りケース 2 名、いずれも自然死であった。他 1 名は現在も看取りでの経過観察を行ってい
る。
〔3〕看取りケース 2 件
・ 看取り加算ケース 2 件
〔4〕まとめ
看取りケース 2 名とも、老衰による自然死であった。
病状説明を嘱託医からご家族へ行った後、看取り介護について十分に話し合い、ご家族が納得さ
れた上で看取り同意書へサインをいただいた。状態低下が見られた時点で、小まめにご家族へ状態
報告を行っていた事もあり、看取りに対しての受容もされていた。
施設内で看取りを希望されるのか、医療機関を望まれるのか、入所時に意向確認をしているが、
入居者の状態変化時にも再度意向の確認を行なっており、意向に沿った支援が提供出来る様、努め
ている。職員間でも看取りに関してより良いケアを提供出来るように、施設内研修実施の他、外部
研修へも参加し、援助者の質の向上を図っていく。
-99-
高齢者虐待防止委員会
〔1〕活 動
年 9 回委員会を開催し、高齢者虐待防止法の理解、虐待に関する考え方、防止の基本等を学んだ。
また、マスコミで報道された虐待も事例として取り上げ、日頃の業務を振り返り、不適切なケアに
なっていないか考察できた。施設内研修は職員全体研修を含め、年 2 回開催し虐待防止に関する理
解を深めた。
開
催 月
内
容
4月
高齢者虐待防止法について
6月
高齢者虐待調査について
8月
養介護施設従事者等による虐待
10 月
高齢者施設の虐待事例
12 月
認知症グループホームの虐待事例
1月
施設内研修・高齢者施設における虐待防止
1月
各ユニットの業務課題について
2月
施設における高齢者虐待事例
3月
介護施設従事者等による虐待の発生要因
〔2〕まとめ
今年度も高齢者施設での虐待事例を取り上げ、虐待はあってはならないということを改めて認識
できたと思う。虐待の底辺には日頃のささいな不適切なケアがあり、それが放置され蓄積されるこ
とによってエスカレートする状況がある。緊急やむを得ない場合以外の身体拘束を含め、不適切ケ
アを見逃さないために実際にケアにあたる職員だけでなく施設職員全体で虐待防止に取り組んで
いく必要がある。今後は委員会だけの議論で終わらないように現場へフィードバックして意識を高
めていきたい。
-100-
苦情受付・解決の状況
NPO法人セーフティネット青森の福祉オンブズマンに第三者委員を継続委託し、6ブロック延べ
11名の方々に相談・苦情に対応していただいた。利用者・ご家族の思いを率直に話していただくた
めに、毎月 1 回の施設訪問の際に面談したり交流を深め、行事にも参加してサービス向上へ結びつけ
るよう取り組んだ。平成27年度は下記のとおりの苦情受付状況でした。
・特別養護老人ホーム和幸園…… 1件
苦情内容(巡回時・意見箱等含)
申出者
解
ご家族より、利用者Aさんの顔の紫斑に
ついて、本人は職員に叩かれたと話してい
決 状 況
詳しく調査した結果、紫斑の原因としてオムツ
ご家族
交換で右側臥位になった時ベッドのサイドレー
る。今回で 2 回目だ(前回、顔についた食
ルにぶつけたか、もしくは冷えたパックジュース
後の汚れを拭いた際に表皮剥離形成)。事
を頬にあてた時に形成されたものと思われると
実を隠さずに教えてほしいとの要請有り。
のこと。叩くといった暴力行為はなかったことを
説明し、不快な思いをさせたことを謝罪する。
介護員のフロア換えと適切な指導と研修を行う
こととする。
・大野和幸園…… 2件
苦情内容(巡回時・意見箱等含)
ご家族が持参した漬物をユニットの冷
蔵庫に保管したが、タッパーごと紛失して
解
申出者
ご家族
しまった。どうなっているのか。
決 状 況
ユニット職員のいずれも破棄・処分はしていな
いとのことで不明であることを説明して謝罪、
了承を得る。また持ち込みは消費期限のはっきり
している物のみと限定し、生ものや家族が手を加
えた食品は持ち込みできないことをご家族に説
明するとともに職員にも周知させる。
誰にでもミスはあるが、申年限定の赤い
下着を紛失したと聞き、もうどこを探して
SS
利用者
ご家族
利用者Aさんの赤色の下着を手洗いしたが、う
っかりバケツの水ごと汚水捨てタンクへ下着も
も売っていないものなので、とても残念で
流してしまったことを説明し、新しい下着を購入
すとのこと。
して謝罪する。衣類を手洗いする場所を統一し
て、再発防止に努める。
-101-
・デイサービスセンター和幸佃事業所 …… 2件他 1 件
苦情内容(巡回時・意見箱等含)
今日外出行事に出かけた時に他の利用
申出者
解
利用者
決 状 況
職員は「他利用者の車いすを押そうとしており
者の車椅子を押そうとしたら、職員から
危険だと思ったので止めた」とのことで、不愉快
「やめて、やめて!そうして押せばまい
な思いをさせたことを謝罪し受け入れて頂く。
ね」ときつく言われた。楽しみにして行っ
今後言葉遣いに十分注意していくことを伝える。
たのに不愉快な 1 日となった。
A職員に爪切りを依頼したところ、切っ
利用者
A職員から、他の利用者の援助中に爪を切って
てもらえなかった。その職員には以前「嫌
と声を掛けられたので、別の職員に伝達し、その
いでしょ」と言われていた。なんでそんな
旨をB氏へ伝えた。またB氏が他の利用者と会話
ことをするのか、A職員から聞きたい。
している時にA職員の名前をだして「嫌いなの」
と話されていた。何度も同じことがあったので
「嫌いでしょ」とつい言ってしまったとのこと。
管理者からA職員に利用者さんに言ってはいけ
ない発言であることを注意する。B氏に管理者と
A職員から謝罪する。またB氏に職員には何を言
ってもよいという訳ではなく、職員も傷つくこと
があることを伝えて理解していただく。
・デイサービスセンター和幸…… 2件
苦情内容(巡回時・意見箱等含)
申出者
解
決 状 況
デイ送迎車が道路で利用者の乗降をし
地域
電話で注意があったので、運転手に指導するこ
ていたので、自分はその後ろで車両を待機
住民
と約束し謝罪する。改めて職員には、送迎時に地
していた。その後利用者が乗って発進した
域の方への挨拶や振る舞い等気を付けるように
とき、運転手からじろっと睨むよう顔をさ
指導する。
れ、不愉快であった。気持ちよい対応をし
てほしい。
いつも怒っているようで怖い職員が1
利用者
不愉快な思いをさせたことを謝罪し了承を得
名いる(A職員)。特に自分にはきついよ
る。A職員には利用者への対応や行動を含め、今
うに感じるので何とかしてほしい。
一度注意するよう指導する。
-102-
・ケアハウス幸徳…… 2件
苦情内容(巡回時・意見箱等含)
申出者
A氏より利用者の共同利用の冷蔵庫に
利用者
解
決 状 況
袋を破いている現場を見た訳でないので、利用
置いてあった漬物の袋が 20cm ほど切られ
者に呼びかけ不快な思いさせることはできない
て汁がこぼれていた。こんな悪戯をしない
ことをA氏に説明する。
ように皆に注意してほしい。
共同利用の冷蔵庫の使用を再検討し、利用希望
者 1 人 1 人に園で準備したカゴ 1 つの利用として、
管理は自己責任とすることをお話しする。
B氏より食堂テーブルの席替えについ
利用者
B氏の要請に応じて、席替えのルールについて
て、毎月くじ引きで決めているが、あまり
話し合いを設けるが、毎月のくじ引きはわずらわ
意味がないように感じる。職員が席を決め
しい気もするが、今まで通りでよいとの意見が大
た方がいいと思うので、皆に意見を聞いて
半であった。いろいろな人と話し合えたり気分転
欲しいとの要望有り。
換にもなるとのこと。
(2 か月続けて同じ人とテーブルが一緒
になったことからと思われる)
・和幸園ケアセンター …
1件
苦情内容(巡回時・意見箱等含)
利用者A氏から要介護1に変更となっ
申出者
解
利用者
決 状 況
要介護度が変更となり、金曜日の追加利用につ
たので、すぐに金曜日もデイサービスを利
いて検討会を開催後に開始となることをA氏に
用できると思っていたが、まだ無理と言わ
伝えていなかった。A氏が楽しみにしていたこと
れた。なぜなのか。
を知りながら配慮に欠けていたことを反省する
とともにA氏に謝罪し了承を得る。
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