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小エビ - 香川県

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小エビ - 香川県
日本人には欠かせない食材です!
日本はエビの大消費国です。世界中の約 50 カ国からエビを
輸入しており、国内でも多くのエビが漁獲されています。
【特徴】
エビは日本近海だけでも約 200 種も棲息しており、日
本はアメリカと並ぶエビの大量消費国です。国内産の
約 10 倍もの海老を世界中から輸入をしています。
国内では三河湾や有明海、瀬戸内海が天然物の産地で
す。養殖も沖縄や鹿児島、熊本などで盛んに行われて
います。
【香川県での特徴】
備讃瀬戸のような砂底ではサルエビ、播磨灘(はりまな
だ)・燧灘(ひうちなだ)のように泥底ではトラエビ、
アカエビが多くとれます。寿命は 1~2 年で、メスの
方が成長が速く大きくなります。小エビは一年中とれ、
味もあまり変わりませんが、初夏から秋に多く、特に
夏から初秋には新子(その年生まれのもの)が大量に漁
獲されます。
漁業方法(底引き網:エビこぎ網)
食べ方紹介(小エビの塩ゆで)
袋網
ひき網
←エビこぎ網の
取り上げ
エビこぎ網という小エビを主目的とした底びき
網の一種で主に漁獲します。
エビこぎ網では様々な底魚漁獲されますが、網
目の大きさを漁業者間で取決め、あまりに小さ
い小エビはとらないよう自主規制をして資源管
理に努めています。
エビこぎ網漁:底びき網の代表種。潮流と同じ方
向に1時間から数時間ひき、エビ、底魚などを漁
獲する漁法。
出荷時期(高松卸売市場)
30
t
月別取扱高(その他エビ)
エビはどのような調理法にも向きますが、小エビの大
きめのものは塩ゆでに、特に生きのいい物は殻をむい
て刺身にされます。小さめのものは、かきあげが一般
的で、郷土料理のばらずしにも欠かせない具です。
漁村では小エビがたくさん獲れたときは、頭の殻をの
けて冷凍保存したり、干しエビやエビせんべいといっ
た特産品にも加工したりしました。
干しエビは、そのままつまみにするほか、ピラフなど
の具としても重宝します。
小エビの豆知識
kg/円
2,000
1,500
20
1,000
10
500
0
三豊市にある宇賀神社では古くから春秋の大祭にど
ぶろくと地域の伝統料理が振る舞われてきました。
ここで振る舞われるエビ汁は古くから地域に伝わる
伝統料理で、皮つきのま
まのエビをすり潰して
入れた、白みそ仕立ての
みそ汁です。
0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
数量
単価
エビ汁→
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