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徳島県警察職員に係る交通事故の防止及び処理要領の制定について

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徳島県警察職員に係る交通事故の防止及び処理要領の制定について
徳島県警察職員に係る交通事故の防止及び処理要領の制定について
最終改正
平 成 26 年 11 月 21 日 徳 監 第 276 号
徳島県警察本部長から県本部各課(校)長,県下各警察署長
警察職員に係る交通事故は,職務上の特殊性にかんがみ社会に与え
る 影 響 が 大 き い 。従 来 ,こ れ が 防 止 に つ い て 通 達 し て き た が ,こ の 度 ,
次のとおり「徳島県警察職員に係る交通事故の防止及び処理要領」を
制 定 し ,昭 和 5 0 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る こ と と し た の で ,各 所 属 長 に
あつては,部下職員に周知徹底し,交通事故の絶滅を期するよう万全
を期されたい。
な お ,警 察 職 員 に よ る 交 通 事 故 防 止 に つ い て ( 昭 和 3 7 年 1 月 1 0 日
徳 務 第 9 号 甲 の A,徳 ら 第 8 号 ,徳 捜 一 第 1 号 通 達 ),警 察 職 員 に よ る
交 通 事 故 の 処 理 に つ い て (昭 和 44 年 7 月 14 日 徳 交 第 229 号 通 達 )及 び
警察車両の運転に従事する職員の運転適性および運転技能認定検査の
実 施 に つ い て (昭 和 42 年 1 月 23 日 徳 務 第 40 号 通 達 )は , 廃 止 す る 。
記
1
運用上の留意事項
(1)
第2(所属長の責務)関係
職 員 の 運 転 管 理 は ,警 察 車 両 は も と よ り 私 有 車 両 の 運 転 に つ い
て も 実 態 を は 握 し ,適 正 な 運 転 管 理 に 努 め ,ま た ,そ の 他 の 幹 部
に あ つ て も 所 属 長 を 補 佐 し ,各 種 会 議 等 を 通 じ て 職 員 の 交 通 事 故
防止についての指導教養を行うこと。
(2)
第 3( 安 全 運 転 管 理 者 及 び 副 安 全 運 転 管 理 者 の 設 置 並 び に 任 務 )
関係
ア
安 全 運 転 管 理 者 及 び 副 安 全 運 転 管 理 者 は ,道 路 交 通 法 施 行 規
則( 昭 和 3 5 年 総 理 府 令 第 6 0 号 )第 9 条 の 9 に 規 定 す る 安 全 運
転管理者等の要件に合致する職員をもつて充てるものとする。
イ
安 全 運 転 管 理 者 は ,警 察 署 に あ つ て は 副 署 長 又 は 次 長 を ,県
本 部 に あ つ て は 警 務 課 次 長 を も つ て 充 て る も の と す る 。た だ し ,
当 該 者 が 要 件 に 合 致 し な い 場 合 は ,警 部 補 以 上 の 階 級 に あ る 警
察 官 ( 同 相 当 職 以 上 の 一 般 職 員 を 含 む 。) の う ち か ら 選 任 す る
ものとする。
ウ
副 安 全 運 転 管 理 者 は ,警 部 補 以 上 の 階 級 に あ る 警 察 官( 同 相
当 職 以 上 の 一 般 職 員 を 含 む 。)の う ち か ら 選 任 す る も の と す る 。
エ
必要により県本部の所属に安全運転管理者及び副安全運転
管理者を置くことができる。
(3)
第 4( 安 全 運 転 管 理 補 助 者 の 設 置 及 び 任 務 ) 関 係
ア
安 全 運 転 管 理 補 助 者 は ,警 察 署 に あ つ て は ,原 則 と し て 各 課
長又は係長を警察署の実情に応じて必要者数を指定すること。
ま た ,警 察 本 部 に あ つ て は ,次 長 等 を 充 て る も の と す る が ,必
要により機動捜査隊等に置くことができる。
イ
安 全 運 転 管 理 補 助 者 は ,常 に 安 全 運 転 管 理 者 と 緊 密 な 連 絡 を
とり,その任務の遂行に努めること。
(4)
第 5( 運 転 責 任 者 等 の 指 定 ) 関 係
車両ごとに,運転責任者は 1 名,運転補助者は所属の実情に応
じて必要者数を指定し,その運用を図ること。
(5)
第 7( 運 転 責 任 者 等 の 任 務 ) 関 係
運転責任者等は,指定された車両の運転に従事するほか,日常
点検を確実に行うこと。
(6)
第 9( 運 転 適 性 検 査 ) 関 係
所属長は,職員の運転適性検査を積極的に活用し,職員の運転
に関する特性を把握すること。
(7)
第 10( 安 全 運 転 呼 称 ) 関 係
所属長は,車両ごとに安全運転呼称要領を備え付け,車両の同
乗者は,運転者の安全運転の補助者として安全確認を行うこと。
(8)
第 11( 私 有 車 両 の 任 意 保 険 ) 関 係
職員の私有車両(自動車及び原動機付自転車)の保険について
は ,交 通 事 故 被 害 者 の 賠 償 要 求 意 識 の 高 ま り と と も に ,損 害 賠 償
額 も 高 額 を 極 め て い る た め ,対 人 賠 償 保 険 及 び 対 物 賠 償 保 険 と も
に無制限の保険金が支出される内容の任意保険に加入するよう
指導すること。
(9)
第 13( 発 生 地 警 察 署 長 等 の 措 置 ) 関 係
発生地警察署長(高速道路にあつては高速道路交通警察隊長。
以 下 「 発 生 地 警 察 署 長 等 」 と い う 。) か ら 交 通 指 導 課 長 に 職 員 の
交 通 事 故 を 報 告( 速 報 )す る と き は ,交 通 事 故 事 件 簿( 交 通 事 故
速報)の様式により行うこと。
徳島県警察職員に係る交通事故の防止及び処理要領
第1
趣旨
こ の 要 領 は , 徳 島 県 警 察 職 員 ( 以 下 「 職 員 」 と い う 。) に 係 る 交
通事故の防止及び処理に関し必要な事項を定めるものとする。
第2
1
所属長の責務
所 属 長 は ,職 員 の 運 転 管 理 に 努 め ,常 に 交 通 事 故 防 止 に つ い て
の指導教養を行わなければならない。
2
所属長は,警察職員の運転技能検定実施要領の制定について
( 昭 和 50 年 3 月 25 日 徳 務 第 98 号 , 徳 企 監 第 43 号 , 徳 免 第 65
号通達)第6の項に定める運転資格を有する者でなければ警察車
両 ( 以 下 「 車 両 」 と い う 。) の 運 転 に 従 事 さ せ て は な ら な い 。
第3
1
安全運転管理者及び副安全運転管理者の設置並びに任務
道 路 交 通 法 ( 昭 和 3 5 年 法 律 第 1 0 5 号 。 以 下 「 法 」 と い う 。) 第
74 条 の 3 第 1 項 及 び 第 4 項 の 規 定 に 基 づ く 安 全 運 転 管 理 者 及 び
副安全運転管理者を該当所属に置く。
2
安全運転管理者及び副安全運転管理者の選任及び解任並びに
そ れ ら の 届 け 出 は , 警 務 部 警 務 課 長 ( 以 下 「 警 務 課 長 」 と い う 。)
が行う。
3
安 全 運 転 管 理 者 は , 道 路 交 通 法 施 行 規 則 ( 昭 和 35 年 総 理 府 令
第 60 号 ) 第 9 条 の 10 に 規 定 す る 事 項 を 処 理 す る ほ か , 職 員 の 私
有車両の安全運転管理に努めなければならない。
第4
1
安全運転管理補助者の設置及び任務
安 全 運 転 管 理 補 助 者 を 所 属( 副 安 全 運 転 管 理 者 の 置 か れ て い る
所 属 は 除 く 。) に 置 く 。
2
安全運転管理補助者は,所属長が指定する。
3
安全運転管理補助者は,安全運転管理者を補助する。
第5
運転責任者等の指定
所 属 長 は ,車 両 ご と に 運 転 資 格 を 有 す る 者 の う ち か ら 運 転 責 任 者
及 び 運 転 補 助 者 ( 以 下 「 運 転 責 任 者 等 」 と い う 。) を 指 定 す る 。
第6
1
運転責任者等指定カードの作成
所 属 長 は ,運 転 責 任 者 等 の 指 定 を し た と き は ,運 転 責 任 者 等 指
定カード(別記様式第1号)を2部作成し,1部は,徳島県警察
車 両 管 理 規 程 ( 昭 和 50 年 徳 島 県 警 察 本 部 訓 令 第 6 号 ) に 定 め る
車両カードとともに保管し,1部は,警務課長に送付しなければ
ならない。
2
所 属 長 は ,運 転 責 任 者 等 の 変 更 を し た と き は ,警 務 課 長 に 通 報
しなければならない。
第7
運転責任者等の任務
1
運 転 責 任 者 は ,指 定 さ れ た 車 両 の 運 転 に 従 事 す る ほ か ,常 に 点
検整備を行い,その性能の保持に努めなければならない。
2
運 転 補 助 者 は ,運 転 責 任 者 の 任 務 の 補 助 に 努 め な け れ ば な ら な
い。
第8
運転管理カードの作成等
1
職 員 は ,自 動 車 運 転 免 許 又 は 私 有 車 両 を 取 得 し た と き は ,運 転
管理カード(別記様式第2号)により必要事項を記載し,所属長
に届け出なければならない。
2
職 員 は ,運 転 管 理 カ ー ド の 記 載 事 項 に 変 更 が 生 じ た と き は ,そ
の都度,運転管理カード記載事項変更届出書(別記様式第3号)
により所属長に届け出なければならない。
3
所 属 長 は ,職 員 の 運 転 管 理 カ ー ド を 常 に 整 理 し ,当 該 職 員 が 他
の所 属に 転任 又は 配置 換え さ れ たと きは ,新 たな 所属 長に 送付 し
なければならない。
第9
運転適性検査
1
所 属 長 は ,自 動 車 運 転 免 許 を 取 得 し て い る 職 員 で ,運 転 適 性 検
査を 受け てい ない もの に対 して ,運 転適 性検 査を 受け させ なけ れ
ばならない。
2
運転適性検査は,交通部運転免許課長が実施し,その結果は,
運転適正(機械)検査等成績表により当該職員の所属長及び警務
課長に通知しなければならない。
3
運 転 適 性 検 査 の 通 知 を 受 け た 所 属 長 は ,そ の 結 果 を 当 該 職 員 に
告知し,運転管理カードとともに保管しなければならない。
4
運 転 適 性 検 査 の 通 知 を 受 け た 警 務 課 長 は ,人 事 記 録 カ ー ド と と
もに保管しなければならない。
第 10
職員の自動車運転心得
1
職員は,次に掲げる事項を遵守しなければならない。
(1)
一般的遵守事項
ア
イ
道路交通関係法令を厳守し,安全運転に努めること。
特権意識を排し,一般通行車両の模範となる運転をする
こと。
ウ
整 備 管 理 者 ( 徳 島 県 警 察 車 両 管 理 規 程 ( 昭 和 50 年 徳 島 県
警 察 本 部 訓 令 第 6 号 ) 第 2 条 に 規 定 す る 者 を い う 。) 又 は 安
全運転管理者と密接に連絡し,車両の構造及び性能の把握
に努めること。
エ
(2)
みだりに他人の車両を借りて運転しないこと。
緊急自動車の運用上の遵守事項
緊急自動車であっても無制限な優先通行権は与えられない
点に留意し,特に,交差点,踏切,横断歩道等の通過に際し
て は , 緊 急 自 動 車 運 用 要 綱 ( 昭 和 55 年 徳 島 県 警 察 本 部 訓 令 第
10 号 ) 第 7 条 の 規 定 を 遵 守 し な け れ ば な ら な い 。
2
職員が車両に同乗するときは,別添安全運転呼称要領により
運転者の補助者として安全運転に協力しなければならない。
第 11
私有車両の任意保険
職 員 は ,私 有 車 両 を 保 有 し た と き は ,任 意 保 険 に 加 入 す る も の と
する。
第 12
交通事故発生時の措置
職 員 が 交 通 事 故 の 当 事 者 と な っ た と き は , 法 第 72 条 第 1 項 に 規
定 す る 措 置 を 講 じ る ほ か ,次 に 掲 げ る 措 置 を と ら な け れ ば な ら な い 。
(1)
所属長に事故の状況を報告し,指示を受けるとともに,原
則 と し て 交 通 事 故 申 告 書( 別 記 様 式 第 4 号 )を 作 成 し ,所 属 長
に提出すること。
(2)
目撃者又は参考人の確保に配意し,現場保存に努めること。
(3)
被害者又はその家族に対しては,速やかに見舞い,弔問等
の誠意ある措置をとること。
第 13
1
発生地警察署長等の措置
職 員 の 交 通 事 故 は ,原 則 と し て 発 生 地 警 察 署 長 等 が 処 理 す る も
のとする。ただし,当該職員が発生地警察署(高速道路におい
て発生した事故にあっては,高速道路交通警察隊)に所属し,
その処理に公正を欠くおそれがあると認められるときは,交通
部 交 通 指 導 課 長 ( 以 下 「 交 通 指 導 課 長 」 と い う 。) に 隣 接 す る 警
察 署 長 等 ( 高 速 道 路 交 通 警 察 隊 長 を 含 む 。 以 下 同 じ 。) の 処 理 を
依頼するものとする。
2
職 員 の 交 通 事 故 が 発 生 し た こ と を 知 っ た と き は ,次 に 掲 げ る 措
置を講じなければならない。
(1)
当該職員の所属長及び交通指導課長に速やかに事故の概況
を速報すること。
(2)
幹部警察官を現場に派遣して事故の状況を調査させ,速や
かに交通指導課長に報告すること。
(3)
軽微な事故であっても速やかに調査を行い,関係記録を整
備しておくこと。
(4)
職員が被疑者となる場合において当該事件を送致し,又は
保 留 す る 方 針 を 決 定 し た と き は ,交 通 指 導 課 長 に 通 報 す る こ と 。
第 14
所属長の措置
所 属 長 は ,所 属 職 員 の 交 通 事 故 の 発 生 を 認 知 し た と き は ,次 に 掲
げるところにより処理するものとする。
(1)
幹部警察官を事故処理責任者に指定し,直ちに事故現場に
派 遣 し ,被 害 者 の 救 護 ,見 舞 い ,関 係 者 へ の 通 知 そ の 他 の 措 置
に当たらせること。
(2)
速やかに監察課長に通報した後,警察職員による交通事故
報 告 書( 別 記 様 式 第 5 号 )に よ り 報 告 す る こ と 。た だ し ,私 用
中の物件交通事故については,報告は要しないものとする。
(3)
被害者が死亡し,又は負傷しているときは,弔問,慰問等
について誠意をもって当たること。
(4)
公務中の事故の示談交渉は,監察課長と緊密な連絡をとっ
て行うこと。
(5)
事故についての刑事処分若しくは運転免許に係る行政処分
が あ っ た と き ,又 は 示 談 が 成 立 し た と き は ,そ の 結 果 を 監 察 課
長に報告すること。
(6)
第 15
1
運転管理カードに必要事項を記載すること。
警察本部における措置
交 通 指 導 課 長 は , 第 13 の 1 の 項 に 定 め る 警 察 署 長 等 か ら の 処
理の依頼を受けたときは,隣接する警察署長等に処理を指示す
ることができる。
2
交 通 指 導 課 長 は ,監 察 課 長 と 緊 密 な 連 絡 を と り ,迅 速 適 切 な 事
故処理に努めなければならない。
3
監 察 課 長 は ,警 察 職 員 に よ る 交 通 事 故 報 告 書 を 取 り ま と め ,事
故の概況及び処理経過を明らかにしておかなければならない。
別表及び別記様式第 1 号~別記様式第 5 号 省略
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